61号 - 世界平和統一家庭連合 公式ホームページ

1
2015 年 8 月 30 日号
第 61 号
2
制作 / 世界基督教統一神霊協会・広報局 真の父母様との麗しい心情文化世界すごす
「真の父母様の伝統を相続し、新しい時代を切り
拓く摂理の主役となろう」――「VISION2020 第
3 回日本トップガン修練会」が 7 月 13 日から 8 月
3 日まで、土浦研修センター(茨城県土浦市)を中
心に行われ、牧会者 11 人をはじめ、青年学生の教
育担当者など二世圏の代表 39 人が参加しました。
この修練会の修了式は 8 月 2 日、真のお母様が主
管される中、韓国・清平の天正宮博物館で開催。そ
の中で真のお母様は「修練を通して決心したことを
大胆に推し進め、一つの世界を成すまで総進軍して
ください」と修練生を激励されました。修了式後は、
お母様が心を尽くして準備された食事を囲んで午餐
会が行われ、修練生にとっては永遠に忘れることの
出来ない時間となりました。
◇ ◇ ◇
「第 3 回日本トップガン修練会」開催
3 回目となった日本トップガン修練会は、真のお
父様の聖和記念行事を世界的に行う最後の機会とな
る聖和 3 周年記念式典を目前にした重要かつ非常
に慌ただしい時期に開催されました。
今回の修練会の特徴として、参加者 39 人のうち
11 人が牧会者で、そのうち 9 人が韓国牧会者でし
た。対象年齢の上限が 2 歳引き上げられ、46 歳以
下の公職者が参加し、最年少は現場からの強い推薦
を受けた 21 歳の特別研修生。25 歳の年齢差を超
え、国籍も超えた初めてのトップガン修練会となり
ました。
修練会のクライマックスは、8 月 2 日に天正宮博
物館で行われた修了式。第 1、2 回の修練生のつくっ
た“基台”があったこともあり、真のお母様は大変
喜んで下さいました。3 期修練生たちは、70 億人
類の救いのために一瞬一瞬を深刻な立場で歩んでお
られるお母様を、少しの時間でも慰労して差し上げ
ることができたのではないかと安堵しました。
第 1、2 回の修了式は、修練生たちが真の父母様
に様々な形で愛され、もてなして頂いた印象が強い
ものでした。今回は、真のお母様は修了式後すぐに
公務に戻られたため、修練生と共に過ごされた時間
は短かったのですが、み言を長く親しく語って下さ
り、
「これから機会があれば、若い皆さんに会いたい。
そうした機会をたくさん作りたい」と二度にわたっ
て話されました。(3 面に続く)
3
2015 年 8 月 30 日号
第 61 号
4
③
①
②
①
⑤
③
④
⑤
④
②
⑥
⑦
①修了式で修練生の代表から花束を受け取られる真のお母様(8 月 2 日午前、天正宮博
物館)
②感謝の言葉を述べる宋龍天総会長 ③修練生の代表が証しを行った ④決意
表明を行う修練生 ⑤「珍島アリラン」を披露する修練生 ⑥真のお母様がお好きな歌
「無条件」に合わせてダンスを披露 ⑦修了証を受け取った修練生(8 月 2 日午後、清心
ビレッジ)
もう一つ印象的な出来事がありました。午餐会の食事が始
まって間もない頃、お母様の目の前の丸テーブルに座っていた
20 代の最年少メンバーたちが、突然声をそろえて「オモニム、
マシッソヨ~(お母様、おいしいです)」と呼び掛けたのです。
お母様へのメッセージはみるみるうちに全テーブルに伝染
し、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長をはじめ責任者が座っ
ているテーブルに加え、お母様の両脇に座っておられた文善進
世界会長ご夫妻と文妍娥様までも、お母様にメッセージを伝え
られるシーンがありました。
「お母様に失礼にあたらないだろうか」と心配した参加者も
いましたが、お母様は修練生の呼び掛けに対し、「たくさん食
べなさい。(料理に使われている)ソーセージは、お父様が大
好きだったものです」などと笑顔で答えてくださり、会場はま
さに“家族団らん”という雰囲気に――。お母様に喜んで頂き
たい一心から発した言葉を切っ掛けに、その場にいる全員が、
真の父母様とともに同じ時間・空間で過ごすことの、どれほど
麗しく心満たされる心情文化世界であるかを痛感する瞬間とな
りました。
真のお母様に喜んで頂き、修練生全員も大きな充実感・達成
感を得ることができた背景を考えた時に、修練会の期間を通じ、
修練生同士の一体感が非常に強まり、家族のような雰囲気を育
んでいた点が挙げられます。
そうした“家族文化”を生み出した最も大きな要因が、韓国
牧会者が今回の修練会にもたらした心情文化でした。
天一国経典『天聖経』に次のようなみ言があります。
「真の父母が生まれた国も、永遠に変わりません。永遠に変
わらない国の国民と一つになることは、どれほど貴いでしょう
か。あらゆる結果的な存在は、永遠に変わらない本体と一つに
なりたいと思うのです、本体とより近いところと関係を結ぶこ
とが、心情世界の最高の願いです」(天一国経典『天聖経』38
ページ)
修練会が始まった当初、韓国牧会者の主体性の強さなどに戸
⑥
⑦
惑っていた日本人修練生もいましたが、韓国牧会者の深い心情
世界に触れていく中で、そうした不安は自然と消えていきまし
た。
家族文化を体恤する韓国牧会者が、修練生全体を一つにまと
める“核”となっていきました。特に、韓国牧会者の発案で修
練生の有志が毎朝 5 時から行ったサッカーは、修練生同士の
絆を深める原動力となったと言えます。
今回、修練生が真の父母様の前で披露したエンターテイメン
トの一つに「珍島アリラン」があります。韓国独特の打楽器の
生伴奏にパンソリ(歌、セリフ、身振りを織り交ぜた韓国伝統
芸能)を融合させ、それにあわせて韓国人牧会者が一つとなっ
て踊り、その後ろで日本人修練生が盛り上げる最高のパフォー
マンスとなりました。修練生全体が一つになった姿は、今回の
修練会を象徴するようなシーンでした。
宋龍天総会長によると、真のお母様の極めて多忙なスケ
ジュールの中で、ここしかないというタイミングで 8 月 2 日
⑧
①開会式に駆けつけた徳野英治・
日本統一教会会長と修練生(7 月
13 日、土浦研修センター)
②開
会式で講話を行う徳野英治会長 ③入教するまでの路程を証しした
久保木哲子先生 ④真の父母様と
の出会いを語った櫻井節子先生 ⑤教会草創期について語った横井
捷子先生 ⑥真の父母様の伝統に
ついて証しした柴沼邦彦先生 ⑦
4 日間にわたって原理講義を行った
中村惣一郎先生 ⑧真の父母様の
生涯路程を講義した可知雅之先生
に修了式が組まれました。文善進世界会長ご夫妻が主礼を務め
られた歴史的な「天宙聖和 3 周年記念特別祝福式」
(7 月 31 日)
の直後に、重要な摂理の間隙を縫った形で行われたのです。そ
の日はトップガン修練会が始まって 21 日目でした。
日本国内での修練会も、全て天の父母様に導かれたものでし
た。統一原理や真の父母様の生涯路程の講義、先輩家庭の証し、
ディスカッションなど様々なプログラムを通し、修練生の心霊
が最高に引き上げられた状態で渡韓する運びになったことが、
それを物語っています。そうした背景もあって、天正宮博物館
での修了式は修練生にとって最高に恩恵深く、永遠に記憶に残
る父母様との出会いとなりました。
同時に、修練生一人ひとりが天に召命されたトップガンとし
て、2020 年までの歩みの中で生涯最大の実績を立て、次に真
のお母様にお会いする時には、勝利の報告を行うことのできる
真の孝子・孝女となることを深く決意する機会ともなったので
す。
5
2015 年 8 月 30 日号
第 61 号
“真の父母様がおられるので、
世界は一つになることができる”
「第 3 回日本トップガン修練会」修了式における真のお母様のみ言
地上生活において、永遠なるあの世にある私たちの本郷苑
で暮らすことのできる資格を与えられるような姿にならなけ
ればなりません。ために生きる真の愛を実践し、70 億人類
に真の父母を広め、真の父母の懐で全員が孝子、孝女となり、
忠臣となることができるよう導く責任があります。そうする
ことで、天の父母様の前に孝子、孝女、忠臣となることがで
きるのです。
しかし問題はその蕩減を払って早く抜け出たいとしても、
そのような道がないということです。地上の真の父母様に侍
るこの時代は、地上生活がそれほどにも重要なのです。しっ
かりと暮らし、立派に死ななければならないということです。
そうするには絶対的信頼と信仰と愛を持ち、父母様と一体と
なって進まなければなりません。
先ほども言いましたが、皆さんと会う機会をもっと増やし
たいという話です。頑張ってください。熱心にやり、皆さん
が霊的に私を呼べば私は現れるはずです。どう行動するかは、
皆さんの責任です。分かりましたか?(はい)
以下のみ言は、8 月 2 日、韓国・清平の天正宮博物館で行われた「第 3 回日本トッ
プガン修練会」の修了式で、真のお母様が語られた内容を翻訳し、整理したものです。
皆さんの夢は何でしょう? もちろん真の父母様を中心と
した摂理の夢については、私たち皆が知っています。
しかし皆さん自身がお母様に望む夢があるとすれば何で
しょうか? 思いつきませんか? デートしたい?(はい)
そうするためには、皆さん全員が周りの食口に認められる
実力を磨き上げなければなりません。皆さんを通して環境創
造を広く大きくすることで、皆さんそれぞれの夢を叶えるこ
とができます。
皆さんは私よりも若いです。若い人と一つになるこのよう
な環境では、年をとった人も若くなれます。きょう皆さんの
目に映る私の姿はどうですか?(お若いです)皆さんと同じ
くらいでしょう?(笑)
だから今後、機会がある度に皆さんに会いたいと思いま
す。(拍手)そのような環境を私たちが世界の至る所に作り
ましょう。(はい)
今日、世界の至る所で人種、宗教、政治などの問題が起こっ
ていますが、どんな強大国でも、どんなにお金持ちの国でも、
それらを収拾することはできません。今の現実では、一つの
世界に行く道は遥か彼方です。
皆さんによって 70 億人類が真の父母様を知るようになれ
ばどうなるでしょうか。真の父母の思想が入っている所では
互いに疎通ができ、一つになります。そのような時代が来れ
ば、一つの世界は自動的に訪れますね?(はい)それが地上
天国です。皆さんがこの修練を通して決心したことを変わら
ず大胆に推し進め、地上天国、一つの世界を成すまで総進軍
してください。(はい)
伝統というものは恐ろしいものです。一世と二世、三世が
私たちの周りにいますが、皆さんは一つにならなければなり
ません。父母様がおられるので一つになることができるので
す。それぞれが苦労した面と、その精誠を共有することがで
きる互いを思う気持ち、そして為に生きる真の愛を実践する
気持ちが行動として現れる時、自然に一つとなっていくので
す。
1975 年、お父様は世界へ宣教師を送るとともに、アメリ
カを再び立たせようとされました。
「トップガン」
(86 年公開)
という映画がありましたが、非常に厳しい環境下で使命を全
【参加者の感想】
疎通と共有を実践して一つに
K・H(教会長、福島教区)
トップガン修練生にみ言を語られる真のお母様
(8 月 2 日午前、天正宮博物館)
て成功させるという内容で、お父様はとてもお好きでした。
お父様は、アメリカの若者もトップガンの精神を相続する
ことを願われ、修練をされました。そして修練を受けた人々
に「トップガン」と命名して下さったのです。その人々は現
在、70 歳を目前にしています。お父様が始められたことは
実を結ばなければなりません。お父様の聖和後、このみ旨を
引き継いで精鋭部隊として突き進む人材を育てようというこ
とで始まったのが、韓国におけるトップガン修練会です。こ
の歴史に残る、永遠に残る誇らしい精鋭部隊! 皆さんが中
心人物になるのです。
真の父母の歴史、祝福家庭の歴史は、永遠に続く系図とし
て私が作り上げてみせます。人類の希望は、真の父母に出会
う道です。真の父母に出会い、祝福を受けたということは、
堕落以前のアダムとエバの立場に血統転換をしたということ
です。そうだとすれば、神様に対するアダムとエバの責任が
あります。絶対服従、従順、真の愛で責任を果たさなければ
なりません。全祝福家庭は真の父母様の前に絶対的に一つに
ならなければならないのです。
また、彼らには氏族メシヤの責任があります。皆さんも中
断させてはいけません。善は繁殖しなければならないのです。
そしてもう一つ、立派に死ななければなりません。聖和の
文化は真の父母によるものです。
今まで出会ったことのない人たちと共に過ごすことがで
きたこのような修練会は、もう二度とないと感じました。こ
の期間は、宋龍天総会長が強調しておられる疎通と共有と
いうテーマを、言葉だけではなく、実際に行動に移し、実
践することのできた時間だと実感しています。
今回の修練会を通して、私たちは世代の違いも環境の違
いも超え、一つになることができるという答えを得ること
ができました。とても小さなサッカーボール一つを通して、
韓国と日本のメンバーが、命令されることなく協同・団結し、
職位も関係なく兄弟姉妹として一つになることができまし
た。今回のトップガン修練会に参加できる機会を下さった
真の父母様に心から感謝いたします。
未来を切り拓く真のお母様の親衛隊に
なったような雰囲気の中で、純粋に「お母様を喜ばして差
し上げたい」「お母様に希望を与えたい」という想いでパ
フォーマンスをすることが出来ました。その時の想いこそ
が真の父母様に対する孝の心情だったと感じます。
韓国牧会者から新しい情の世界を学ぶ
O・T(CARP)
修練会を通して、特にみ旨への希望を感じました。み言
に触れて、神様の愛とみ言の力を感じました。この大きな
愛と真理があれば私は変わっていけるし、み旨を進めてい
くことができると感じました。また、韓国のお兄さんたちの
姿を通して、新しい情の世界を知りました。み旨を歩むうえ
での関係性の面で新しい世界が開けたように思います。もっ
と心を開いてみ旨を歩んでいく必要があると実感しました。
ここで得た関係性を大事にして、これからもお兄さんたち
と交流していきたいと思います。
K・T (成和学生部長、福岡教区)
中村惣一郎先生の原理講義、可知雅之先生の「真の父母
様の生涯路程」を一通り学び、原理と私の関係性や真の父
母様の歩まれた道の偉大さを知的にも心情的にも感じまし
た。また、多くの先輩家庭の証しを通して、真の父母様に
対する絶対信仰の姿勢と、年を取っていたとしても、み旨
に燃えた草創期を忘れず、変わらずに歩まれる姿に尊敬の
想いが湧いてきました。先輩方のように純粋に情熱に燃え
ている青年が増えれば、できないことはないのだなという
ことを感じました。
そして今、お母様は草創期にお父様を支えた先輩家庭の
ような青年リーダーが現れてくれることを切に願っておら
れ、正に私たちに対して、お母様の親衛隊として未来を切
り開く指導者になることを願われていることを感じました。
これまで、私にとっての真のお母様はとても高い位置に
おられる方でした。しかし今回、午餐会に参加し修練生た
ちに語りかけられたお母様や、修練生の呼び掛けに答えて
くださるお姿を通して、本当にお母様は私たちの母親なの
だなということを実感しました。
お母様の前でダンスを披露する機会があり、今までの私
なら緊張していたと思いますが、その空間の全員が家族に
6
子女としてお母様に喜びと実績でお返ししたい
I・T(成和部長、西広島教区)
修了式でのお母様との出会いを通じて一番感じたことは、
私たちの父母であるということです。失礼な表現になるか
もしれませんが、私の中でお母様から「お母さん」に変わっ
た観がありました。親として、私たちを必要としているし、
期待している、そして愛しているよということが具体的に心
に染みわたりました。お母様は、自然な雰囲気でいらっしゃ
り、「あなた達が好きだから」とピザを準備され、ご自身も
召しあがっておられました。脂っこい料理ですから、普段
はあまりお口にされないと思いますが、一緒のものを喜ん
で食べておられる姿が印象的でした。
お母様が語られたみ言の中で一番印象的だったのは、「み
なさんとたくさん会いたいです」とおっしゃったことでし
た。お母様が、なぜそこまでトップガンメンバーに期待され、
愛されるのか。親として子を愛される心情を目の当たりに
し、私は子女としてお母様に何とか応えて差し上げたいと
いう心情が重要なのだと改めて感じました。このような心
を常に抱いて、喜びと実績をお返して差し上げたいと心か
ら思いました。
7
2015 年 8 月 30 日号
第 61 号
“すべての栄光は真の父母様へ”
8
真のお父様の生涯の願いを
果たす一念で歩まれる真のお母様
「国際祝福家庭の集い」に 630 人が参加
文妍娥様のメッセージ
このメッセージは 8 月 15 日、新宿教会で行われた「国際祝福家
庭の集い」で、文妍娥様が語られた内容を翻訳し、要約したものです。
ヒョウジン
①
②
④
③
ム ン ヨ ナ
文妍娥様をお迎えして、
「国際祝福家庭の集い」が 8 月 15 日、
東京・高田馬場の新宿教会で開催され、約 630 人が参加しま
した。
ホマンヤン
満亮教
第一部のエンターテインメントは、東京同胞教会の許
ムンヒョウジン
会長の司会で始まり、日本・フィリピン家庭が文孝進様の歌「ハ
ンマディ(ひとこと)」を、三重教区の可愛い二世の小学生 30
人の「混合合唱団ムジゲ」が美しい歌声を披露。また、国際家
庭の二世メンバーが、ヒップホップダンスで会場を盛り上げま
した。
さらに、日韓家庭の男女混声合唱団「セチョンジ」による「紫
の無窮花」「ベンノレ」の合唱に続き、コンゴ・日本家庭と日
韓家庭の二世がそれぞれ、讃美歌「アヴェ・マリア」とフルー
ト演奏を披露。最後は、韓国婦人が華麗にフラダンスを踊り、
会場全体が楽しい時間を過ごしました。
第二部では、まず徳野英治・日本統一教会会長が挨拶。真の
お父様が文孝進様の手を取って、「孝進! お前は本当にいい嫁
(妍娥様)をもらったんだね。こんなにいい嫁をもらったお前は、
本当に幸せな男だよ」とおっしゃるのを直接聞いたと語りなが
ら、文妍娥様を証ししました。
イ ヘ オ ク
次に、李海玉・全国祝福家庭総連合会総会長夫人が「長子の
①メッセージを語られる文妍娥様 ②約 630 人が参加した「国際祝福家
庭の集い」(8 月 15 日、新宿教会) ③三重教区の祝福二世による混合合
唱団「ムジゲ」 ④文妍娥様を囲む国際祝福家庭のメンバー
嫁として、とても大きな責任と任務をよく果たしておられます。
妍娥様は本が好きで、いつも勉強をして、自己啓発を怠らない
方です。そんな妍娥様を尊敬しています」と語りました。
主賓のメッセージで文妍娥様は、“孝”の生涯を送られた文
孝進様のみ言「人は自分の限界を知らなければならない。私は
過ぎていく人であり、すべての栄光は真の父母様にお返ししな
ければならない。いつも天の父母様、真の父母様がいらっしゃ
ることを忘れてはならない」を紹介しながら、“孝”とは何な
のかについて語られました。
その上で、「死ぬときも一緒に死に、生きても一緒に生きて
いきましょう。私達は食口だから、家族だから ・・・」と涙なが
らに真情を吐露。「金婚式を超えるほど長い歳月をお父様と共
に歩んでこられたお母様が、どれほどお父様の成そうとされた
み旨である『天一国』を完成して差し上げたいでしょうか。ど
れほど私達を愛され、『天の父母様の国をつくっておいてこそ、
子供達が保護される』と必死になっておられるでしょうか」と
語り、真のお母様のご事情と深い愛について証しされました。
最後の景品抽選会では、文妍娥様も抽選に加わられ、参加者
は歓喜を上げながら楽しいひと時を過ごしました。
皆さん、お会いできて本当に感謝です。25 年前に孝進様
がこの新宿教会を初めて聖別して下さった時の写真を見たの
ですが、こんなに歳月が経ったんだと思いました。
孝進様は 2008 年に聖和されました。生前、私が孝進様
と夫婦でいられた期間は 10 年にも満たないのですが、孝進
様はいつも音楽活動に心血を注いでおられたため、9 年間の
多くを、子供たちと過ごしました。今、振り返って見た時、
私たちが夫婦で過ごすことができたのは、ほんの数ヵ月くら
いなのかも知れません。
それでも、孝進様がどんな気持ちで取り組んでこられたか
を深く感じてきました。孝進様はよく「真の父母様のみ旨を
お手伝いしたい。音楽と文化とメディアを通じて、天のみ旨
を果たすのに役に立ちたい」と言っておられました。
私は文化も芸術もよく分かりません。でも、孝進様が果た
されたかった願いを叶えて差し上げたい。それが私の息子で
あれ、二世であれ、世の中の人であれ、孝進様の願いを果た
そうという人がいるなら、全面的に支えたい気持ちがありま
す。孝進様の聖和から 7 年過ぎた今も、その情熱は消えて
いません。9 年間しか共にいなかった私ですら、そうした思
いを抱いているのに、お母様はどれくらいの思いでしょうか。
50 年という長き歳月を、お母様は常にお父様の傍らで支
えてこられました。お父様が嬉しい時も、悲しい時も、苦し
い時も、常に思いを共にしてこられたのです。考えれば、お
母様に休息などなかったに違いありません。そのようなお母
様が、どうしてお父様のみ旨をお忘れになるでしょうか。ど
んなことがあってもみ旨を果たそうとされたお父様のお姿、
お父様の思いをお分かりにならないはずがないのです。
なぜお母様は今もなお、前進しようとされるのか。真の父
母の使命は終わり、今後は子女の責任時代だと言われてから
久しいのです。では、何のために? 結局は「父母だから」
という答えしか思いつきません。天の国ができていないのに、
み旨が果たされていないのに、どうして楽に休んでられるで
しょうか。
お母様はお父様の聖和後も、とても厳しい道を歩まれまし
た。どうしてそうされるのだろうとも思いました。孝進様の
聖和以降、私は子供の前で悲しみを表現しませんでした。長
男もアッパ(父親)が亡くなってから 4 年間、私の前でアッ
パの話をしなかったのです。彼は一番アッパと長く過ごしま
したし、アッパから愛された子でした。私がある時、「アッ
パのこと、思い出したりしないの」と聞くと、「アッパのこ
とを思い出すと心が痛い」と言いました。そうした辛い気持
ちを抱いている子供を見ながら、親は一緒に悲しんでいるこ
とはできないと思いました。
お父様の生涯の願いは、天の国を築いて一日でもそこで住
みたいというものでした。「VISION 2020」をお母様がす
べてを投入して成そうとされるのは、それがお父様の生涯の
願いだからです。
お母様は多くを語られません。全体の助けにならないこと
は語られないのです。そんなお母様が聖和 100 日の時、人
前でたくさん泣かれ、「今日はお父様がとても悲しんでおら
れます」と言われました。イエス様が再臨されなければなら
なかった理由は、地上で新婦を迎えることができなかったか
らです。真の母を探し立てるために、イエス様は「また来る」
と言われたのです。
私はお母様が誰かを批判したり、非難する言葉を聞いたこ
とがありません。なぜそうされるのか。親だからです。親が
子に残す最後の遺言があるとすれば、立派な兄弟には、幼い
兄弟を守り、導きなさいということです。
お母様は「共に行こう。許し、愛して、一つになろう」と、
親の心が分かる子女を立て、皆が一緒に行こうとされるしか
ないのです。真の父母様にとっては、祝福家庭であれ、70
億人類であれ、同じ子女なのだということを最近になって感
じるようになりました。だから、救われない子女たちがいる
ことを知っていて、気が休まる日はないのです。
お母様が皆さんにお伝えになりたいことがあるとすれば、
「苦労させてすまない。でも、最後まで止まることができない。
み旨を知っている者として、『天一国』を完成するまで一緒
に進んで行こう」ということだと思います。
私達は食口(家族)ですから、死んでも一緒に死に、生き
ても一緒に生きていきましょう。
お母様の心を皆さんが憶えていただき、お母さんとお父さ
んの心で、幼い後輩たち、弟や妹、子女たちをよく育てて下
さるようにお願いします。
9
2015 年 8 月 30 日号 10
第 61 号
文孝進様の歌を通じて“孝の精神”を相続
「SEIWA MUSIC FESTIVAL 2015」開催
⑥
⑦
⑤
⑨
①
⑧
②
ム ン ヨ ナ
8 月 16 日、文孝進様の令夫人、文 妍娥様をお迎えし、「孝
の精神の相続」をコンセプトに「SEIWA MUSIC FESTIVAL
2015」が 都内の会場で開催され、首都圏の青年・学生約
2000 人が集いました。奇しくも、この日は孝進様が天に精誠
を立てて勝利されたのを記念する「孝の精神」の記念日で、フェ
スティバルの模様は韓国・清平の天正宮博物館をはじめ、全世
界にインターネット中継されました。
プログラムは、上記コンセプトに沿った4つのテーマで構成。
各出演グループは「孝」を基本テーマに、「勝」「忠」「愛」の
サブテーマについて、オリジナルソングと孝進様が作詞された
歌で表現し、集まった参加者一人ひとりにメッセージを届けま
した。
オープニングは、真のお父様のみ言映像でスタート。お父様
の懐かしいお声が会場全体に響き渡ると、一瞬で 2000 人の
心が天の父母様と真の父母様に連結されました。
司会を立てず、すべて男女二人のナビゲーターによって、
「勝」
「忠」「愛」「孝」のテーマに沿ってプログラムが流れるように
進行するという斬新な演出がなされました。
「偶然ではなく、意味があってここに集められたとするなら
ば、どんな意味があるのだろう?」と投げかけた一言に、「神
③
様のもとの一つの家族となるために」「今日この場を通して私
達が相続すべきもの。そう、それは『孝の精神』」とのメッセー
ジが流れ、参加者の誰もが、単なるフェスティバルではないこ
とを理解し、天の父母様によって集わされた者たちであること
を自覚しました。
サブテーマ「勝」を担当した「Sound Roots」は、「父母を
慕う孝の精神があればこそ、父母の願いに応えたいという思い
が生まれ、だからこそサタンの誘惑に打ち勝つ決意が生まれる」
という力強いメッセージを届けました。
サブテーマ「忠」を担当した「FOUR ARROWS」は、真の
主人であり親である神様と真の父母様に対する真心を男性4人
が歌いあげました。
サブテーマ「愛」の場面では、「世界で一番純粋な愛、それ
は親子の愛、家族の愛。一人で生まれてきた人はいない。今日
この時、世界一純粋な愛を胸に一つになろう!」とのメッセー
ジを、
「West Youth Choir」などが透き通った歌声で歌い上げ、
会場を魅了しました。
続いて、孝進様が妍娥様のために作曲された「ひとこと」を
会場全体で歌い、盛り上がった中で妍娥様がご登壇。真の父母
様への思いを次のように語られました。
④
⑩
①「SEIWA MUSIC FESTIVAL 2015」の参加者 ②青年学生へのメッセージを語られる文妍娥様 ③「Hyo Jin Moon Band」をバック
に歌われる信興様と信汝様(左から) ④ステージと会場が一つになって盛り上がった ⑤真のお母様に向けて会場全体で「サラン
ヘ」を熱唱 ⑥文妍娥様、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長ご夫妻、徳野英治・日本統一教会会長ご夫妻(前列左から)
⑦文妍
娥様と子女様を中心に出演者らが記念撮影 ⑧ナビゲーターを務めた青年メンバー ⑨神様と真の父母様に対する真心を歌いあげた
「FOUR ARROWS」 ⑩ “ 家族の愛 ” を訴えるメッセージを透き通った歌声で披露
「愛する日本食口の皆さん、こんばんは! 私は真の父母様の
心情を伝えに来ました。皆さんは真の父母様の誇りです。そし
て心から愛しています。
私達は文化芸術の時代を生きています。その文化芸術が神
様、真の父母様が願われる通りに進んでいたら、どんなに良い
でしょうか。真のお父様は 20 数年前に若者たちの価値観に絶
対的な根がないと心配されていました。その現実の解決にとて
も苦心されたのです。
永遠に変わることのない絶対的根とは何か? 孝の模範に
なってくださるのは誰か? そうです。真の父母様はいつも一
番先頭にたって孝の姿を見せてこられたのです。
真のお父様が聖和される1年前、神様を中心に生きる生活基
準を語られました。ひとつの『伝統』、ひとつの『血統』、ひと
つの『似る』生活です。
ひとつの伝統は真の父母様から始まり、伝統は一つの血統と
なって受け継がれるのです。真の父母様が生涯をかけて見せて
くださった道を慕い、同じ道を行く群れとなりましょう!」
限られた時間の中で集った青年学生の心に真の父母様の願い
が届けられ、妍娥様から真の父母様の香りを感じる貴重な時間
となりました。
サブテーマ「孝」を担当した「Hyo Jin Moon Band」は、
孝進様から直接指導を受けたミュージシャンたちとオリジナル
メンバーで構成され、孝進様がステージ中央に降り立たれたか
のような錯覚を覚えるほどの迫力ある演奏が会場を飲み込みま
した。
ムンシニョ
信汝様が孝進様
次に、孝進様家庭の子女様方がご登壇。文
ムンシンフン
の曲「トルアイ(石となって)」、文信興様が「出世しろ!」を
孝進様の青年期を彷彿させる歌声で熱唱すると、会場の感動も
ピークに達しました。
歌われた孝進様の曲は全 12 曲。どの歌詞にも天の父母様と
真の父母様への孝の心が宝石のようにちりばめられ、「孝の精
神」の相続を決意するに相応しいフェスティバルとなりました。
最後は、来場者 2000 人がサインした 5 メートルの横断幕に、
文妍娥様やご子女様もサインされ、天の父母様と真の父母様へ
の孝道を約束。全体で「サランヘ」を熱唱し、天正宮博物館で
中継を見ておられた真のお母様に愛をお届して閉会。天の導き
と祝福を深く感じる大会となりました。
11
2015 年 8 月 30 日号 12
第 61 号
一人ひとりが立ち上がり、
伝道“革命”を引き起こそう!
全国の伝道の証し
VISION2020 の勝利、神氏族メシヤの使命完遂を目指し、伝道の最前線で歩んでい
る全国の祝福家庭・統一食口の証しを紹介します。
「タブレット戦略会議」開催
夫の 17 回忌が氏族伝道の活路に
中央北海道教区 札幌創成教会 H・N さん
8 月 7 日、東京・渋谷の松濤本部礼拝堂において、「1対1
伝道のためのタブレット戦略会議」 が開催され、全国でモデル
教会に設定された 20 教会の代表者が集まりました。
バンサンイル
タブレット端末を活用した伝道は、伝道教育局が方相逸局長
を中心に全国巡回をして行った「1対1伝道研修会」の中で、
全食口に“神氏族メシヤ”としての自覚を促し、霊の親が霊の
子に責任を持つ「1対1伝道」を推進する一環として提案。また、
CIG復興団を中心とした歩みの中で、堂々と教会を明かして
伝道するための“武器”としての役割も期待されています。ひ
と言で言えば、
「一人ひとりがタブレットを持って、真の父母様・
祝福・原理のみ言を紹介しながら、個人が成長し、関係性を深
めて伝道しよう!」というものです。
会議は冒頭で、徳野英治・日本統一教会会長が 「選ばれた
20 教会は、タブレット伝道におけるトップガンです。パイオ
ニアとして、チャレンジ精神もって頑張ってください。しかし
タブレットが伝道するのではなく、私の姿を通して伝道をする
のです。たくさんの食口が伝道に立ち上がればこのタブレット
をきっかけに大きな成果に繋がるでしょう。動画を持って紹介
し、教育すれば、タブレットは動く教育センターとなり、伝道
戦略における“革命”となるでしょう」 と語り、会議参加者を
激励しました。 かずなり
続いて、佐々木一成・本部教育部長が「年内までに全国1万
私が統一教会に導かれる前、既に私以外の 4 人の姉妹全員
いたいと思い、教会スタッフの方にお願いしました。私はたっ
と、私の娘 2 人、従兄弟や、その子供達に至るまで、多くの
た一人でも亡き夫の兄弟が参加してくれればいいと思ってい
氏族が伝道されていました。
ましたが、なんと兄弟 7 人全員が夫婦で参加してくれました。
私は最後まで妹達に激しく反対していました。そのような
氏族を合わせて 30 人、全体で 48 人の追慕礼拝となりました。
中で、私の夫が不慮の事故で亡くなり、私は大病を繰り返し、
私の妹達と従兄弟のほか、教会の方々が精誠を込めて準備
今こうして元気でいるのが不思議なくらいでした。そんな私
をしてくださり、夫の兄弟を迎えました。皆が席につき、聖
の命を心配した娘が、泣きながら私を伝道して導いてくれま
歌隊による歌で式典が始まり、続いて映像が流されました。
した。そこには、妹達をはじめ多くの氏族の祈りがあったこ
その映像は夫の生涯をまとめたもので、親や兄弟が映ってい
とを後に知り、私の命は神様によって救われたと実感してい
る懐かしい写真もたくさんあり、感動と涙の時間となりまし
ます。
た。
私の実家の氏族は、たくさん伝道されているものの、亡き
追慕礼拝が終わったあと、センター 8 階の真の父母様の生
夫の氏族は一人も伝道されていないことに申し訳ない思いで
涯展示場に連れて行くと、一番頑固な長兄が「立派な人なん
徳野英治会長を中心に記念撮影する参加者
いました。夫の兄弟は格式が高くプライドもあり、社会的に
だな。自叙伝も読んでみる」と、感想を言ってくれました。
台を目指して準備しています。モデル教会の皆さんと意見を交
換しながらコンテンツを整理し、モデル教会と共に取り組みを
進め、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長と徳野会長の願わ
れる伝道、礼拝定着に向けて頑張って行きましょう」と述べた
上で、「タブレット伝道の戦略」を発表しました。
午後からは、方相逸局長を中心に本部と現場との意見を交換
する時間を持ちました。各教会の取り組みの報告やコンテンツ
に対する意見・要望などを聞きながら、タブレットのより良い
活用方法を検討。参加した牧会者や伝道教育部長、伝道担当者
からも積極的に意見が上がり、参加者全員が新たな可能性を感
じながら会議は終了しました。
は成功者。私だけが異質のような存在でしたが、お正月やお
盆に大本家に集まるしきたりには、夫亡き後も欠かさずに参
加しました。
今年 4 月、土地の件で揉め事が起こり、兄弟夫婦が全員招
● 『
「 統一教会は悪い宗教と思われている』というイメージ
がありますが、実際伝道してみると意外と知らない人も
多いです。自分たちから真の家庭を前面に出し、祝福を
推進することが必要だと感じます。私の教会でオリジナ
ルの教会紹介映像を作ったところ、食口が喜んで活用し
ながら自信を持って歩んでいます。タブレットはそのよ
うな可能性がたくさんあります。私自身もタブレットを用
いて先頭に立って伝道します」(教会長)
「主人が『N子はあんなことやってたんだ。先祖の為にもやっ
てくれていた。H家にはいない嫁だ。本当に驚かせるやつだ』
と言っていたわよ」と話していました。
集されましたが、私は思わぬ誤解を受けて集中攻撃をされま
先日、夫の弟に会う機会かあり、何を言われるかと緊張し
した。私は兄弟夫婦の前で、我知らず、
「私は統一教会員です。
ましたが、その弟は「姉さんは幸せだな、孫もたくさんいて。
私には何の欲もありません、土地のお金は先祖のために使い
兄さんも幸せだ。姉さんは大したもんだ」と言うので、私は「あ
ます」と宣言してしまいました。
なたは、そのままでは幸せじゃないでしょ。孫を見ないとダ
すると突然、「誰かの声が聞こえた」と一人が言い出しま
した。私以外の兄弟全員がその場にいないはずの女性の声を
聞いたというのです。その場の雰囲気がガラッと変わり、私
【参加者の感想】
翌日、お礼を言うため長兄のお嫁さんに電話をしたところ、
が宣言した方向で話が導かれました。
今年は夫が亡くなって 17 回忌にあたります。私は夫の願
いだと言って教会で追慕礼拝をしようと一大決心をし、親戚
が大騒ぎするのを覚悟で案内状を出しました。同時に侍墓
1000 日期間で、夫の直系 210 代と母方 105 代まで先祖解怨
をし、さらに神氏族メシヤ修練会に参加して決意を新たに出
発しました。
追慕礼拝は教会の「札幌はなぞの総合研修センター」で行
メでしょ。独身の娘に私の娘のような(祝福)結婚をさせな
さい」と思わず言ってしまいました。
これから、どのような展開になるかわかりませんが、夫の
兄弟や親戚を幸せにできるように頑張っていきます。