HP 3PAR SmartStart 1.2 ソフトウェア リリースノート 概要 本書の内容は、HP のお客様、パートナー、および HP のフィールド担当者を対象としています。 本リリースノートは、HP 3PAR SmartStart 1.2 に含まれている機能について説明しています。 HP 部品番号: QL226-96857 2013 年 6 月 © Copyright 2013 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 本書で取り扱っているコンピューターソフトウェアは秘密情報であり、 その保有、使用、または複製には、Hewlett-Packard Company から使用許 諾を得る必要があります。 米国政府の連邦調達規則である FAR 12.211 および 12.212 の規定に従って、コマーシャルコンピューターソフトウェ ア、コンピューターソフトウェアドキュメンテーションおよびコマーシャルアイテムのテクニカルデータ (Commercial Computer Software, Computer Software Documentation, and Technical Data for Commercial Items) は、ベンダーが提供する標準使用許諾規定に基づいて米国政府に使用許諾が付与 されます。 本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。 HP 製品、またはサービスの保証は、当該製品、およびサービスに付随する明示的な 保証文によってのみ規定されるものとします。 ここでの記載で追加保証を意図するものは一切ありません。 ここに含まれる技術的、編集上の誤 り、または欠如について、HP はいかなる責任も負いません。 商標について Intel®、 Itanium®、 Pentium®、 Intel Inside®、および Intel Inside ロゴは、米国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商 標または登録商標です。 Microsoft®、 Windows®、 Windows® XP、および Windows NT® は、米国における Microsoft Corporation の登録商標です。 Adobe® および Acrobat® は、Adobe Systems Incorporated の商標です。 Java および Oracle は、Oracle またはその関連会社の登録商標です。 UNIX® は、The Open Group の登録商標です。 保証 http://www.hp.com/go/storagewarranty (英語) 1.1 概要 本書は、HP 3PAR SmartStart 1.2 ソフトウェアのリリースノートです。 HP 3PAR SmartStart は、HP 3PAR StoreServ 7000 Storage System の簡単なセットアップを可能に する単独起動ツールです。 HP 3PAR StoreServ 7000 Storage プラットフォームを起動するために 必要なすべてのコンポーネントを、SmartStart のガイドを通じて、手順を追って構成します。 このドキュメントのコピーを入手するには、次の HP Storage 製品マニュアルサイトに移動して、 [3PAR StoreServ] リンクをクリックします。 http://h50146.www5.hp.com/products/storage/manual/ (日本語) SmartStart 1.2 では、Windows Server 2008 R2 に加え、Windows Server 2012 をサポートしてい ます。 1.2 機能 SmartStart は、以下の方法を手順を追って示します。 • HP 3PAR Service Processor のセットアップ • HP 3PAR StoreServ 7000 Storage System の初期化 • アプリケーションホストの構成 • 基本的なストレージの作成 • HP 3PAR Management Console のインストール 注記: SmartStart 1.2 では、HP 3PAR Management Console バージョン 4.4.0 がインストー ルされます。 1.3 HP 3PAR SmartStart の変更 今回のリリースでは、次の項目に対処しています。 問題 ID 項目 説明 80267 ディスクラベルにアポストロフィー SmartStart 1.1.1 では、Windows のディスクラベルにアポストロフィー が含まれていると、[Add Virtual が含まれていると、[Add Virtual Volumes to Windows] タスクが失敗して Volumes to Windows] が失敗する。 いました。 この問題は、SmartStart 1.2 で解決されました。 80034、 SmartStart がディスクのフォーマッ 85172 トとマウントに失敗し、"Failed to validate if Scheduled Job has finished"というエラーメッセージを 出力する。 リモートホストを構成するときに、SmartStart 1.1.1 はディスクのマウン トとフォーマットに失敗し、次のエラーメッセージを表示することがあ りました。 Failed to format and mount disk. Failed to validate whether the current task is complete. この問題は、SmartStart 1.2 で解決されました。 1.4 HP 3PAR SmartStart の既知の問題 1.4.1 SP4.1.0-GA85: ケージのファームウェアアップグレードに要する時間の予測 をより正確にする必要がある (バグ 86777) Storage System Setup Wizard の [Check storage system hardware configuration] ステップでは、 ファームウェアのアップグレードを完了するために必要な時間が示されます。 この値は、単なる 予測値です。 実際に必要となる時間は、構成内のデバイス数によって異なることがあります。 1.1 概要 3 1.4.2 SP Setup Wizard が、[Setup Progress] ページの [Set date and time] で止まる (バグ 86785) Service Processor Setup Wizard の [Setup Progress] ページで、[Set date and time] ステップが応答 しなくなったように見えます。 回避策: ページを更新します。 1.4.3 Storage System Setup Wizard でエラーメッセージ「Setup encountered an unknown error: 100010」が表示される (バグ 87916) Storage System Setup Wizard でストレージシステムの初期化プロセスが失敗し、次のエラーメッ セージが表示されることがあります。 Setup encountered an unknown error: 100010. Contact HP support for help. この後 [Cancel] をクリックすると、次のメッセージが表示されます。 Changing 3paradm password failed - Setup encountered an unknown error: 100010. Contact HP support for help. この問題は、パスワードの入力時にコピー & ペースト操作を行ったなど、印刷できない文字をパ スワード内に入力した場合に発生することがあります。 回避策: コピー & ペースト操作を使用せずに、パスワードをタイプ入力してください。 1.4.4 Storage System Setup Wizard を再実行できない (バグ 84161) [Set storage system network configuration] ステップが起動される前に、Storage System Setup Wizard が失敗またはハングアップすることがあります。 この場合、このウィザードを最初から起動する ことも、直前のセッションを再開することもできません。 回避策: SP をリブートします。 1.4.5 デフォルトのセキュリティ設定では、Service Processor Setup Wizard と Storage System Setup Wizard が Internet Explorer 10 で正しく表示されないことがある (バグ 88190) デフォルトの設定では、Service Processor Setup Wizard と Storage System Setup Wizard は、Internet Explorer 10 で正しく表示されないことがあります。 回避策: この 2 つのウィザードでは、Internet Explorer のアクティブスクリプトセキュリティオプ ションを有効にする必要があります。 指定されたサービスプロセッサーのアクティブスクリプト を許可するには、サービスプロセッサーの IP アドレスを信頼済みサイトのゾーンへ追加するよう に Internet Explorer から入力を求められたときに、[追加]ボタンを押します。 注記: ウィザードが正しく表示されないままの場合は、ブラウザーのページを更新してみてくだ さい。 すべてのアドレスに対してアクティブスクリプトを許可するという方法もあります。 Internet Explorer 10 では、次の手順を実行します。 1. [ツール]アイコンをクリックし、[インターネット オプション]をクリックしてから、[セキュリ ティ]タブをクリックします。 2. [インターネット]ゾーンを選択してから、[レベルのカスタマイズ]をクリックします。 3. [スクリプト]までスクロールダウンし、[アクティブ スクリプト]下にある [有効にする]を選択 してから、[OK] をクリックします。 4. [はい]をクリックして確認してから、[OK] をクリックして [インターネット オプション] ダイ アログボックスを閉じます。 5. ウィザードを再起動します。 注記: ウィザードが正しく表示されないままの場合は、ブラウザーのページを更新してみて ください。 4 1.4 HP 3PAR SmartStart の既知の問題 1.4.6 SmartStart が、特殊文字を使用するリモートフォルダー名の検証に失敗する (バグ 88780) リモートホスト上のフォルダーに対しては、英数字以外の一部の文字が名前に含まれている場合、 正しい検証が行われません。 回避策: [Add virtual volumes to Windows] ウィザードを使用してリモートホスト上のフォルダー にボリュームをマウントするときは、フォルダー名に次の文字が含まれていないことを確認して ください。 • バッククォート (`) • ドル記号 ($) • アポストロフィー (‘) • 引用符 (“) • 左角かっこ ([) と右角かっこ (]) 1.4.7 SmartStart が、複数の空白文字があるリモートフォルダー名の検証に失敗する (バグ 88779) リモートホスト上のフォルダーに対しては、連続する空白文字が名前に含まれている場合、正し い検証が行われません。 回避策: [Add virtual volumes to Windows] ウィザードを使用してリモートホスト上のフォルダー にボリュームをマウントするときは、連続する空白文字がフォルダー名に含まれていないことを 確認してください。 1.4.8 SmartStart はデフォルト以外の管理者アカウントではリモートホストに接続で きない (バグ 88371) [SmartStart host configuration] ウィザードと [Add virtual volumes to Windows] ウィザードは、ビル トインの管理者以外のユーザーとしてリモートホストに接続すると失敗します。 回避策: Windows Server のセキュリティポリシーにより、リモートホストを管理するときに、ビ ルトインの管理者以外のユーザーは管理特権を失うことがあります。 ビルトインの管理者ユーザー は、このポリシーの影響を受けません。 1.4.9 SmartStart は特定の名前のローカルフォルダーから実行されると、リモートホ ストに Host Explorer をインストールできない (バグ 86823) SmartStart は、英数字以外の一部の文字を含む名前のフォルダーから起動されると、Host Explorer のインストールに失敗します。 回避策: SmartStart を CD からハードドライブ上のフォルダーにコピーするときは、フォルダー 名に次の文字が含まれていないことを確認してください。 • アンパサンド (&) • 左かっこ (() または右かっこ ()) • 左角かっこ ([) または右角かっこ (]) • 左波かっこ ({) または右波かっこ (}) • 左シングルクォート (`) • 空白 ( ) 1.4 HP 3PAR SmartStart の既知の問題 5
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