特集2 子育て支援 さらに働きやすい職場をめざして 百五銀行では、少子高齢化対策の一環として働く女性や男性が、仕事と子育てを両立できるような職場 こうした取組みが評価されて、平成28年1月15日に厚生労働大臣から「プラチナくるみん認定」を受けま ? 次世代育成支援対策推進法では、次代の社会を担う子どもたちの健全な育 成支援のための取組みを行う企業が、子育てサポート企業として、厚生労働 プラチナくるみん 認定とは? 大臣から受ける「くるみん認定」と、 「くるみん認定」を受けた企業が、さらに 高い水準の取組みを行い、一定の基準を満たした企業に対する特例認定の 「プラチナくるみん認定」の2つがあります。 当行はこれまで3回の「くるみん認定」を受 け、平成28年1月には「プラチナくるみん 認定」を受けました。 取組内容 1 産休・育休復帰者への 研修を充実 2 産休・育休取得者に 対する情報提供 3 男性行員へ育児休業の 取得促進 4 再雇用制度を拡充 これまでは、集合研修でし 行内文書および事務取扱 父親のための子育て支援 結 婚・出 産・育 児・介 護 たが、配属先へ講師を派 い の マニュアルを、自宅 制度に関するリーフレット を理由に退職した行員が、 遣し、直接、サポートする のパソコンで閲覧できるよ を、所属長経由で配付し、 一 定 の 条 件を満たした場 態勢に変更しました。 うにしました。 制度の周知と、取得促進 合、パート従業員を経て、 を図りました。 最 短1年で行 員 へ 復 帰 が できるよう制度を変更しま した。 障がい者雇用にかかる「特例子会社」認定について 平成28年2月、東海3県に本店所在地を置く地方銀行では初めて、グループ会社の百五管理サービスが、障がい者 雇用にかかる「特例子会社」の認定を受けました。 「特例子会社」認定とは、親会社の個々の職場環境では雇用が困難で あった障がい者の就労を可能とするため、子会社で障がい者雇用の環境を整備することで、障がい者の雇用の充実を 図るものです。 当行は、今後もグループ全体で、障がい者の方が働きやすい職場環境の整備に取り組んでいきます。 9 THE HYAKUGO BANK, LTD. ~「プラチナくるみん認定」~ 環境作りを行ってきました。 した。当行は今後も、仕事と家庭の両立支援へ積極的に取り組んでいきます。 仕事と家庭の両立支援とキャリアアップ 男性の育児休業 男性の育児休業取得者総数 男性の育児休業取得者数 産休・育休復帰者セミナー 63 当行では、産休・育休から復帰した行員に対し、仕事 と家庭の両立支援および今後のキャリアアップを形成し ていく目的で、 「産休・育休復帰者セミナー」を開催して います。 このセミナーでは、復帰者同士の座談会をはじめ、産 休・育休を経験した女性支店長や女性役職者の自らの経 験談を聞いたり、意見交換を行ったりすることで、復帰 8 者自身が今後のキャリアビジョンが描けるように取り組ん 平成26年度 平成27年度 でいます。 当行では、配偶者に子が生まれた男性行員に対して、 所属長経由で「父親のための子育て支援制度について」 というリーフレットを配付しています。本人はもちろんの こと、職場の上司も制度を理解することで、育児支援の 風土を職場全体で醸成するように取り組んでいます。 その結果、平成26年から、男性の育児休業取得者は、 休業取得者 児 聞く! に 育 大幅に増加しました。 次女が産まれたタイミングで、上司の後押しもあり、短期間ではありましたが育児 休業を取得しました。日頃から、沐浴や、着替えなどの育児をサポートしていたつもり でしたが、実際1日のなかで妻がどのように育児と家事を両立しているかを、肌で感じ ることができましたので、これまで以上にその大変さを痛感しました。今回、育児休業 を取得したことは、妻が一番喜んでくれましたし、また妻への感謝の気持ちも高まりま 資金証券部 吉田 剛 した。ぜひ、同僚や後輩にもすすめたいと思っています。 THE HYAKUGO BANK, LTD. 10
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