取扱説明書 - 日本語 ServerView Suite ServerView Update Management ServerView Operations Manager V7.20 2016年9月版 DIN EN ISO 9001:2008 に準拠した 認証を取得 高い品質とお客様の使いやすさが常に確保されるように、 このマニュアルは、DIN EN ISO 9001:2008 基準の要件に準拠した品質管理システムの規定を 満たすように作成されました。 cognitas. Gesellschaft für Technik-Dokumentation mbH www.cognitas.de 著作権および商標 Copyright © 1998 - 2016 Fujitsu Technology Solutions. All rights reserved. お届けまでの日数は在庫状況によって異なります。技術的修正の権利を有します。 使用されているハードウェア名とソフトウェア名は、各メーカーの商標名および商標です。 目次 1 はじめに 8 1.1 コンセプト 8 1.2 前提条件 1.2.1 管理対象サーバでの要件 1.2.2 コネクションブレードの必要条件 1.2.3 MMBのアップデートの要件 1.2.4 オペレーティングシステム VMware ESXi を実行するシステムの要件(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4 経由のフラッシュ) 1.2.5 PRIMEQUEST サーバのアップデートの要件 1.2.6 TFTP サーバの要件 1.2.7 中央管理用サーバ(CMS)での要件 1.2.7.1 アップデート管理ログイン(OS = Windows) 1.2.7.2 アップデート管理の設定(リポジトリなど) 1.2.7.3 アップデートデータ 1.3 管理用サーバに関する注記 1.3.1 シャットダウンと再起動 1.3.1.1 無計画なリブート後のステータス 1.3.1.2 エラー修復の手順 1.3.2 再起動が必要なコンポーネントを含む管理用サーバのアップデート 1.3.3 複数の管理用サーバ 1.3.4 Support Package 11 11 12 13 13 14 14 15 16 17 17 18 18 18 18 19 19 19 1.4 サーバリストからサーバを削除する際の注意 19 1.5 以前のマニュアルからの変更点 20 1.6 ServerView Suite リンク集 20 1.7 ServerView Suite のマニュアル 22 1.8 表記規則 22 2 概要 23 3 アップデート手順 25 3.1 オンラインアップデート 25 3.2 TFTP サーバによるアップデート 26 3.2.1 ハードウェアシステムのアップデート 3.2.2 VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するシステムのアップデート (cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4 によるフラッシュ) ServerView Update Management 27 29 3 目次 3.3 アップデートデータへのアクセス 30 4 ServerView Update エージェントのインストール 32 4.1 管理対象サーバへのインストール 32 4.1.1 インストールの要件 4.1.2 アンインストールの要件 4.1.3 Update エージェントV6.0(またはこれ以降)のインストール 4.1.3.1 Windowsでのインストール 4.1.3.2 Linuxでのインストール 4.2 TFTP サーバへのインストール 4.2.1 Windowsでのインストール 4.2.2 Linuxでのインストール 32 33 33 33 35 37 37 38 5 ユーザインターフェース 39 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 39 5.1.1 ツリー構造 5.1.2 「サーバ詳細」タブ 5.1.3 「アップデート詳細」タブ 5.1.4 「ジョブ詳細」タブ 5.1.5 ダイアログボックスとウィザード 5.1.5.1 「ログオン」ダイアログボックス 5.1.5.2 クリーンアップウィザード 5.1.5.3 「サーバ詳細」ダイアログボックス 5.1.5.4 ジョブ作成ウィザード 5.1.5.5 「アップデート詳細」ダイアログボックス 5.1.5.6 「PSP詳細」ダイアログボックス 5.1.5.7 ジョブコピーウィザード 5.1.5.8 「ジョブ詳細」ダイアログボックス 5.1.5.9 「ジョブの編集」ダイアログボックス 5.1.5.10 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックス 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 5.2.1 ツリー構造 5.2.2 「アップデート」タブ 5.2.3 「ユーザ定義」タブ 5.2.4 ダイアログボックス 5.2.4.1 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックス 5.2.4.2 「リポジトリコンポーネントのインポート」ダイアログボックス 5.2.4.3 「リポジトリコンポーネントのインポート」 - 結果ダイアログボックス 5.2.4.4 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログボックス 5.2.4.5 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」 - 結果ダイアログボックス 5.2.4.6 「リポジトリコンポーネントの削除」ダイアログボックス ServerView Update Management 41 45 50 53 56 57 59 63 67 75 78 79 87 90 91 92 93 94 97 100 100 103 106 107 109 110 4 目次 5.2.4.7 「リポジトリコンポーネントの削除」 - 結果ダイアログボックス 5.2.4.8 「PSP詳細」ダイアログボックス 5.2.4.9 ユーザ定義の作成(ダイアログボックス) 5.2.4.10 ユーザ定義の編集(ダイアログボックス) 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ 5.3.1 ツリー構造 5.3.2 「スケジュール」タブ 5.3.3 「タスク」タブ 5.3.4 「ログ」タブ 5.3.5 ダイアログボックス 5.3.5.1 ダウンロードサーバタスクの追加ダイアログボックス 5.3.5.2 ダウンロードサーバタスクの編集ダイアログボックス 5.3.5.3 ダウンロードサーバタスクの有効化ダイアログボックス 5.4 設定のメインウィンドウ 5.4.1 「一般設定」タブ 5.4.2 「メール設定」タブ 5.4.3 「ダウンロード設定」タブ 5.4.4 設定ウィザード 5.4.4.1 「開始」ステップ(設定ウィザード) 5.4.4.2 「リポジトリ」ステップ(設定ウィザード) 5.4.4.3 「その他」ステップ(設定ウィザード) 5.4.4.4 「ダウンロード設定」ステップ(設定ウィザード) 5.4.4.5 「メール設定」ステップ(設定ウィザード) 5.4.4.6 「適用」ステップ(設定ウィザード) 5.5 フィルタダイアログボックス 5.5.1 標準(フィルタダイアログボックス) 5.5.2 文字列(フィルタダイアログボックス) 5.5.3 整数値(フィルタダイアログボックス) 112 113 114 116 117 118 118 120 122 123 123 125 127 129 129 131 133 134 135 135 138 139 141 143 144 144 144 145 6 アップデートの管理 147 6.1 アップデートマネージャ 147 6.1.1 アップデートマネージャを開く 6.1.2 アップデートマネージャを閉じる 6.1.3 サーバへのログオン 6.1.4 サーバの Update エージェントのリセット 6.1.5 サーバのアップデートログの表示 6.1.6 アップデートに関する詳細情報の表示 6.1.7 ジョブの管理 6.1.7.1 ジョブの作成 6.1.7.2 ジョブのコピー ServerView Update Management 147 147 148 148 150 150 150 150 152 5 目次 6.1.7.3 ジョブのリリース 6.1.7.4 ジョブの削除 6.1.7.5 ジョブについての詳細情報の表示 6.2 リポジトリマネージャ 6.2.1 リポジトリマネージャを開く 6.2.2 リポジトリマネージャを閉じる 6.2.3 アップデートの編集 6.2.4 アップデートのリリース 6.2.5 ユーザ定義グループの管理(ユーザ定義) 6.2.5.1 ユーザ定義グループの作成 6.2.5.2 ユーザ定義グループの編集 6.2.5.3 ユーザ定義グループでのアップデートのリリース 6.2.5.4 ユーザ定義グループの削除 6.2.6 リポジトリの再初期化 6.3 ダウンロードマネージャ 6.3.1 ダウンロードサービスの調整 6.3.2 ダウンロードマネージャの一般情報 6.3.3 ダウンロードマネージャを開く 6.3.4 ダウンロードマネージャを閉じる 6.3.5 新しいダウンロードタスクの作成 6.3.6 ダウンロードタスクへのサーバの割り当て 6.3.7 ダウンロードタスクの編集 6.3.8 ダウンロードタスクの削除 6.3.9 ダウンロードタスクの監視 6.3.10 ログファイルの管理 6.4 設定 6.4.1 設定を開く 6.4.2 設定を閉じる 6.4.3 グローバルパラメータの設定 153 153 153 153 154 154 154 154 155 155 155 156 156 157 157 158 159 159 160 160 160 161 161 161 162 162 162 162 163 6.5 テーブルのフィルタリング 165 7 コマンドラインインターフェース 166 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) 166 7.1.1 呼び出しパラメータ 7.1.2 StartFlash(コマンド) 7.1.3 WaitForDone(コマンド) 7.1.4 Reboot(コマンド) 7.1.5 Cleanup(コマンド) 7.1.6 Cancel(コマンド) 7.1.7 結果ファイル ServerView Update Management 167 170 171 173 174 175 176 6 目次 7.1.7.1 StartFlash(イベント) 7.1.7.2 Ready(イベント) 7.1.7.3 Cancel(イベント) 7.1.7.4 SequenceError(イベント) 7.1.7.5 ParamError(イベント) 7.1.7.6 LogonError(イベント) 7.1.7.7 MemoryError(イベント) 7.1.8 バッチファイル(例) 7.1.9 CLI スタンドアロン 177 179 180 180 181 181 181 181 190 7.2 citfs.bat(バッチジョブ) 190 8 スクリプトツール(svupdcli.pl) 192 8.1 要件 192 8.2 構文 192 8.3 スクリプトオプション 194 8.4 構成パラメータ 197 8.5 アップデートのためにスクリプトを使用します 200 8.5.1 構成設定の読み取り 8.5.2 構成設定の書き込み 8.5.3 アップデートステータスのチェック 8.5.4 アップデートジョブの作成 8.5.5 アップデートジョブの実行と監視 200 201 201 202 202 9 トラブルシューティング 203 9.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ 203 9.2 ダウンロードマネージャのエラーメッセージ 207 9.3 設定ウィザードのエラーメッセージ 209 9.4 リポジトリマネージャのエラーメッセージ 211 9.5 シングルサインオンの問題 212 9.6 ログオンに関する問題 212 9.7 ツリー構造のエントリの問題 212 9.8 コンポーネントに関する問題 213 9.9 ファイバチャネル(FC)コントローラの問題 213 9.10 定期ダウンロードタスクのログファイルの問題 214 9.11 管理対象ノードのイベント ID 2370 214 9.12 アップデートマネージャを使用しないアップデート可能なコンポーネントのイン ストール/アンインストール 215 ServerView Update Management 7 1 はじめに ServerView アップデート管理により、サーバのファームウェアおよびソフトウェア コンポーネントのアップデートを管理することができます。アップデート管理は、 以下のアプリケーションで構成されています。 l l l l アップデートマネージャは、アップデートの管理と、管理対象ノードにアップ デートをインストールするためのメカニズムを提供します。 リポジトリマネージャは、リポジトリを管理するためのメカニズムを提供しま す。 o リポジトリに含まれるアップデートのリストの表示 o 内容のプロパティの変更 o 管理用サーバのローカルリポジトリのアップデート o ユーザ定義の作成 ダウンロードマネージャは、利用可能なアップデートを確認し、管理対象ノード のための新しいアップデートを富士通 Web サーバから管理用サーバのローカル リポジトリへダウンロードするメカニズムを提供します。 「設定」は、以下の設定を行うためのメカニズムを提供します。 o アップデートマネージャ o リポジトリマネージャ o ダウンロードマネージャ 1.1 コンセプト アップデート管理はデータベースのコンセプトに基づいており、GUI とサービスは データベースを通じてのみ通信します。 1. GUI を使用してサービスのジョブを定義し、これらのジョブをデータベースに書 き込みます。 2. サービスはジョブをデータベースから取得し、バックグラウンドで処理して結果 をデータベースに書き込みます。 3. GUI はデータベースからの結果を表示します。 さまざまなサービスによって実行されるタスクについて、以下に説明します。 インベントリサービスは PRIMERGY サーバのインベントリを読み取り、結果を データベースに書き込みます(インベントリには PRIMERGY サーバのハードウェ アとソフトウェアの構成データ全体が含まれます)。 ServerView Update Management 8 1.1 コンセプト ダウンロードサービスで、ダウンロードサーバからリポジトリにアップデートをダ ウンロードできます。 ダウンロードサービスによるダウンロードの他に、ServerView Update DVD からリポジトリマネージャを使用して、リポジトリにアップデートをインポー トすることもできます。 PRIMERGY サーバを初めてアップデートする場合は、まず ServerView Update DVD からアップデートをロードします。そうしないと、データ量が 多いため、このプロセスに非常に長い時間がかかります。DVD はほぼ毎月発 行されているため、最新のアップデートが収録されていないことがあります。 その場合は、ダウンロードサービスを使用して最新のアップデートをダウン ロードしてください。 ダウンロードサーバからアップデートをダウンロードする以外に、いわゆるリ ポジトリサーバを経由して分散方式でリポジトリを保持することもできます。 リポジトリサーバについては、『ServerView Update Repository』マニュア ルを参照してください。 アップデートサービスは以下のタスクを実行します。 1. インベントリとリポジトリに基づいて各 PRIMERGY サーバで使用できるアップ デートを検出し、結果をデータベースに返して GUI で表示できるようにしま す。 2. GUI で定義したジョブを使用して、リポジトリから PRIMERGY サーバにアッ プデートを転送します。 この相互関係を、以下の図で示します。 ServerView Update Management 9 1.1 コンセプト 図 1: アップデート管理のさまざまなサービス間のインタラクション 富士通 Web サーバから直接アップデートをダウンロードする他に、リポジトリサー バでは、ファームウェアコンポーネントのリポジトリを分散して維持できます。 図 2: リポジトリサーバ リポジトリサーバは、Fujitsu Software ServerView Suite のアップデート管理 ツールである、ServerView embedded Lifecycle Management(eLCM)、 ServerView System Monitor、ServerView Update Manager のリポジトリを提 供するためにも使用できます。 ServerView Update Manager の場合、管理用サーバが管理対象ノードとして機能 します(上の図を参照)。 ServerView Update Management 10 1.2 前提条件 1.2 前提条件 ServerView Agents、ServerView Update エージェント、ServerView Operations Manager アプリケーションが必要です。これらは以下から取得できま す。 l ServerView Suite DVD 2(サーバ本体にバンドル) l 富士通 Web サーバの「Download」セクション : http://support.ts.fujitsu.com 1.2.1 管理対象サーバでの要件 オンラインサーバで OS を実行中にのみコンポーネントをインストールできます。 l l l ServerView Agents for Windows または ServerView Agents for Linux がイ ンストールしてあること ServerView Update エージェント(Windows >=V5.10.02、Linux >=V5.10-01)がインストールしてあること 管理対象ノードのファイアウォール設定で、以下のポートを有効にすること o 161(snmp) o 3171(ServerView Update エージェント) o 3172(SCS) セキュリティの設定 管理対象サーバのアップデートを実行する前にセキュリティ(アカウントチェック の設定)が必要な場合は、シングルサインオンを使用するか、またはユーザグルー プを指定する必要があります。 l シングルサインオン 要件: ServerView Agents V 5.0 以降 ServerView Update エージェント V 5.0 以降 管理サーバ(CMS)からの証明書を管理対象ノードにコピーする必要があり ます l ユーザグループの指定 Windows: ServerView Update エージェントのインストール中に指定しま す Linux: ServerView Update エージェントのインストール中にデフォルト設 定が指定されます ServerView Update Management 11 1.2 前提条件 デフォルトユーザグループ: GFUSER デフォルトユーザ: globalflash(パスワード: globalfl) LinuxFwuAgent.cfg ファイルを編集して、デフォルト設定を変更できま す。 インベントリ ServerView Agents がファームウェアを処理するための要件 l Broadcom LAN コントローラ Windows: PSP Broadcom_LAN_BACS/_E / … Linux: SV Update Agent l RAID コントローラ Linux: ServerView RAID l ファイバチャネルコントローラ(Emulex)と Linux オペレーティングシステム ファームウェアアップデートの要件は、以下のとおりです。 Linux が手動または ServerView Installation Manager 11.13.04 以前の バージョンを使用してインストールされた場合、以下の操作を実行する必要 があります。 o Emulex OCM パッケージのインストール(Core または GUI) o OEM ドライバ Ipfc、be2net、be2icsci のインストール o 32 ビットオペレーティングシステムの場合: HBA ツールを使用した 32 ビット libHBAAPI のインストール o 64 ビットオペレーティングシステムの場合: HBA ツールを使用した 32 ビット libHBAAPI のインストール 32 ビットライブラリ libnl.so.1 のインストール o 1.2.2 ServerView Agents V6.11 以上のインストール コネクションブレードの必要条件 アップデートマネージャによるアップデートのためにコネクションブレードを準備 するには、次のように設定します。 1. ブラウザなどを使用して、コネクションブレードのグラフィカルユーザインター フェースを開きます。 http://<コネクションブレードの IP アドレス> 2. セキュリティ > セキュアなシェル : 以下の値を設定します。 Admin Mode:Enable ServerView Update Management 12 1.2 前提条件 SSH Version 1:Disable SSH Version 2:Enable CMS 上の Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能 しません(オペレーティングシステム VMware ESXi や MMB や コネクショ ンブレードを搭載したBIOS/iRMCシステム)。 詳細は、138 ページの 「その他」ステップ(設定ウィザード) を参照してく ださい。 1.2.3 MMBのアップデートの要件 CMS 上の Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能 しません(オペレーティングシステム VMware ESXi や MMB や コネクショ ンブレードを搭載したBIOS/iRMCシステム)。 詳細は、138 ページの 「その他」ステップ(設定ウィザード) を参照してく ださい。 1.2.4 オペレーティングシステム VMware ESXi を実行するシステムの 要件(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4 経由のフラッ シュ) 前提条件 : l オペレーティングシステムのバージョン: ESXi 5.0 以上 l ServerView CIM プロバイダ V6.00.05 VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するシステムで、アップデートマ ネージャによるアップデートの準備をするには、以下のように設定します。 1. CIM プロバイダをインストールします。 2. システムに iRMC S3/iRMC S4(TX/RXnnnS7 向けファームウェア 6.53A お よび BX920/924 S3/iRMC S4 向けファームウェア 6.25G)が含まれている ことを確認してください。 3. システムと iRMC S3/iRMC S4 の両方がネットワークに接続され、管理者権限 を持つローカルユーザ(管理者または PEM)が設定されていることを確認しま す。 4. SSH が ESXi システムおよび iRMC の設定で有効になっていることを確認しま す。 5. ESXi システムで BIOS をアップデートする場合は、以下を確認してください。 ServerView Update Management 13 1.2 前提条件 l インストールする BIOS 版数は少なくとも以下を満たす必要があります。 o RX100 S7p、RX/TX300 S7、RX350 S7、TX120 S3p、TX140 S1p の場合は 1.10 以降 o RX200 S7 の場合は 2.1 以降 l BIOS アップデートの際は、Bitlocker をオフにしてください。 l サーバは保守モードにしてください。 CMS 上の Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能 しません(オペレーティングシステム VMware ESXi や MMB や コネクショ ンブレードを搭載したBIOS/iRMCシステム)。 詳細は、138 ページの 「その他」ステップ(設定ウィザード) を参照してく ださい。 1.2.5 PRIMEQUEST サーバのアップデートの要件 PRIMEQUEST サーバのアップデートの場合、以下の必要条件を管理対象サーバで 満たす必要があります。 l マネジメントボードを保守モードにしないこと。 l 対象サーバのパーティションが保守モードになっていないこと。 l 対象サーバのすべてのパーティションで、TPM モードを無効にしておくこと。 l l l マネジメントブレードのオンラインアップデートの場合、2 台目のマネジメント ブレードを取り付けること。 オフラインアップデートの場合、対象サーバのすべてのパーティションをあらか じめシャットダウンしておくこと。 ServerView Update Agent を管理サーバにインストールしてあること。 上記の要件を満たしていない場合、アップデートは中断され、対応するエラーメッ セージが表示されます。 PRIMEQUEST マネジメントブレードでは、管理用サーバは TFTP サーバと して機能し、ここに Update エージェントをインストールする必要がありま す。 1.2.6 TFTP サーバの要件 TFTP サーバは、コネクションブレード/マネジメントブレードのアップデートに必 要です。 l ServerView Agents for Windows または ServerView Agents for Linux >= V6.10 がインストールしてあること。 ServerView Update Management 14 1.2 前提条件 l ServerView Update Agent(Windows >=V6.10.02、Linux >=V6.3000)がインストールしてあること また、VMware ESXi オペレーティングシステム上の iRMC S3 /iRMC S4 ファー ムウェアおよび BIOS をアップデートする場合にも、TFTP サーバが必要です。 l l iRMC S3/iRMC S4 ファームウェアをアップデートするには、以下をインス トールする必要があります。 o ServerView Agents for Windows または ServerView Agents for Linux V7.20 以上 o ServerView Update Agent for Windows または ServerView Update Agent for Linux V7.20 以上 BIOS ファームウェアをアップデートするには、以下をインストールする必要が あります。 o ServerView Agents for Windows または ServerView Agents for Linux V7.20 以上 o ServerView Update Agent for Windows または ServerView Update Agent for Linux V7.20 以上 TFTP サーバ(Windows) l Fujitsu Technology Solutions PXE サーバ(<=1.13.0000、 >=1.15.0000)がインストールしてあること TFTP サービスのみを有効にしてください。 TFTP サーバを Windows にインストールする方法については、37 ページの Windowsでのインストールを参照してください。 TFTP サーバ(Linux) l libxml2 パッケージをインストールする必要があります。 RHEL <= V6, SLES <= V11 (x86): libxml2 RHEL <= V6, SLES <= V11 (x86_64): libxml2.i686 RHEL7/SLES12 (x86_64): libxml2 l TFTP サービスのソフトウェアパッケージ(ファイアウォール構成で TFTP が許 可されていること)がインストールしてあること TFTP サーバを Linux にインストールする方法については、38 ページの Linux でのインストールを参照してください。 1.2.7 中央管理用サーバ(CMS)での要件 中央管理用サーバでは、ServerView Operations Manager がインストールされて いる必要があります。 ServerView Update Management 15 1.2 前提条件 Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能しません (オペレーティングシステム VMware ESXi や MMB や コネクションブレー ドを搭載したBIOS/iRMCシステム)。 詳細は、138 ページの 「その他」ステップ(設定ウィザード) を参照してく ださい。 1.2.7.1 アップデート管理ログイン(OS = Windows) 設定 l ServerView Operations Manager のメニュー形式のインストール中の設定 「アップデート管理ログイン情報」ダイアログ l ServerView Operations Manager のサイレントインストール中 o ユーザアカウントは「Local System」に設定されています。 o ServerView Download Service は自動的に開始されません。 ユーザアカウントを手動で変更する必要があります。 l ユーザアカウントを変更する方法は 2 通りあります。 o ServerView Operations Manager 変更インストール >「アップデート管理 ログイン情報」ダイアログ または o サービス - ServerView Download Service - プロパティ - ログオン ユーザアカウントを変更した場合は、ServerView Download Service を再起動 する必要があります。 サービス - ServerView Download Service - 再起動 システムポリシー ServerView Operations Manager のインストール中にアカウントが設定された場 合、このユーザにはサービスとしてログオンする権限が自動的に付与されます。 アカウントが ServerView Operations Manager のインストール後に変更された場 合は、アカウントが存在するかどうか確認してください。存在しない場合は追加し てください。 管理ツール – ローカル セキュリティポリシー – セキュリティの設定 – ローカル ポリ シー – ユーザ権利の割り当て – サービスとしてログオン 以下のアプレットはこのログオンと ServerView Download Service を使用しま す。 l 設定ウィザード l ダウンロードマネージャ ServerView Update Management 16 1.2 前提条件 l リポジトリマネージャ アカウントの形式 l ローカルアカウント: .\<user> 推奨: .\Administrator l ドメインユーザアカウント:<domain>\<user> リモートデータベースではドメインユーザアカウントが必要です。 このユーザアカウントの要件: l Windows 管理者権限 l SV OM インストールディレクトリの読み書き権限 l ローカルリポジトリの読み書き権限(設定されている場合) l ダウンロード権限(Download Managerが設定されている場合) 以下の SQL Server インスタンスを使用している場合、Windows にあるマニュアル 『ServerView Operations Manager Installation』の「SQL Server 管理者権限 を持つユーザアカウントの追加」の章の記述に従って、このアカウント (Administrator など)を SQL Server に追加する必要があります。 1.2.7.2 l SQL Server 2008 以上 l リモートデータベース(バージョンおよびエディションに依存しない) アップデート管理の設定(リポジトリなど) アップデート管理の設定ウィザードを開始して、アップデート管理の初期設定を行 います。 l ServerView Operations Manager - 基本設定ウィザード - アップデート管理 または l ServerView Operations Manager - アップデート管理 – 設定 主に以下の設定に関連します。 l アップデートリポジトリ l TFTP サーバと Plink の設定 l ダウンロードサービス l プロキシとメール 設定ウィザードの最終段階で、アップデートデータはリポジトリにインポートされ ます。 1.2.7.3 アップデートデータ アップデートデータは、PRIMERGY サーバ用の BIOS 、ファームウェア、エー ジェント、ドライバなどの最新アップデートです。 このデータは、以下から取得できます。 ServerView Update Management 17 1.3 管理用サーバに関する注記 l ServerView - Update DVD ftp://ftp.ts.fujitsu.com/images/serverview l 富士通 Web サーバの「Download」セクション : http://support.ts.fujitsu.com リポジトリを最新のアップデートデータで維持する方法は 2 通りあります。 l 自動保守 ダウンロードマネージャで、ダウンロードタスクを定義します。 タスクは、インベントリデータを持つサーバの最新のアップデートをインター ネット経由で確認し、ダウンロードします。 l 手動保守 リポジトリマネージャで、最新の ServerView Suite Update DVD からアップ デートデータをインポートします。 1.3 管理用サーバに関する注記 1.3.1 シャットダウンと再起動 管理用サーバのシャットダウン/再起動は、アップデートマネージャの「サーバ詳 細」タブでジョブステータスが「実行中」のサーバがない場合にのみ実行できま す。ステータスが「待機中」(「ジョブ詳細」タブ)のジョブは、管理用サーバが 再起動された後、開始時刻になると実行されます。 管理用サーバのシャットダウン/再起動は、アップデートマネージャの「サーバ詳 細」タブでジョブステータスが「実行中」のサーバがある場合は、実行しないでく ださい。 1.3.1.1 無計画なリブート後のステータス 管理用サーバの無計画なリブート後、「ジョブ詳細」ダイアログボックスには以下 のエントリが表示されることがあります。 1.3.1.2 l ジョブステータス: エラー l エラーテキスト: マネージャ停止 エラー修復の手順 l 「サーバ詳細」タブのエージェントステータスが「レディ」の場合、ジョブをコ ピーして再生成できます(ジョブのコピー)。 ServerView Update Management 18 1.4 サーバリストからサーバを削除する際の注意 l 1.3.2 エージェントステータスが「エラー」または「ビジー」の場合、まずクリーン アップを実行してから、ジョブをコピーして再作成します(ジョブのコピー)。 再起動が必要なコンポーネントを含む管理用サーバのアップデー ト 管理用サーバの再起動中は、Web ブラウザ(ワークステーション)から Web サー バ(管理用サーバ)への接続は中断されます。 管理用サーバの再起動後に、この接続を再確立します(ワークステーションの F5 を押すなど)。 1.3.3 複数の管理用サーバ 1 つのネットワーク内で複数の管理用サーバを実行できますが、これらの管理用 サーバにはさまざまなサーバが割り当てられます。つまり、異なる管理用サーバ上 のサーバリストは異なっている必要があるということです。 1.3.4 Support Package Autonomous Support Package(ASP)と PRIMERGY Support Package (PSP)については、『ServerView Suite - Local System Update for PRIMERGY Servers』マニュアルを参照してください。 1.4 サーバリストからサーバを削除する際の注意 削除が拒否される場合... エージェントステータス = ビジーでジョブ詳細のステータス = 転送中、転送完了、 アップデート中またはアップデート完了のアップデートジョブがある場合、サーバ リストからのサーバの削除は拒否されます。 削除が拒否されない場合... エージェントステータス = 無しでジョブ詳細のステータス = 転送中、転送完了、 アップデート中、アップデート完了またはリブート中のアップデートジョブがある 場合、サーバリストからのサーバの削除は拒否されません。 エラー状況を回避するためには、以下の操作が必要です。 l l l 管理対象サーバで GlobalFlash エージェント/Update エージェントを確認し て、必要に応じて再起動します。 管理対象サーバで LAN 接続を確認して、必要に応じて修復します。 アップデートマネージャのコマンドラインインターフェースから、手動でクリー ンアップを実行します。 ServerView Update Management 19 1.5 以前のマニュアルからの変更点 状況に応じて、GFCLI –C(= クリーンアップ)または GFCLI –A –S(= 強制キャ ンセル)を使用する必要があります。 以下の場所でクリーンアップが実行されます。 l 管理対象サーバ l TFTP サーバ(MMB フラッシュの場合) 1.5 以前のマニュアルからの変更点 この版のマニュアルは、ServerView V7.20 のアップデート管理に対応し、 『ServerView Update Management - ServerView Operations Manager V7.00』(2014 年 10 月版)のオンラインマニュアルの更新版です。 本マニュアルには、次の変更が反映されています。 l 14 ページの TFTP サーバの要件の項が更新されました。 l 35 ページの Linuxでのインストールの項が更新されました。 l l l 新しい章として、192 ページの スクリプトツール(svupdcli.pl)が追加されま した。 「Plink configuration」オプション 138 ページの 「その他」ステップ(設定 ウィザード)。 「リポジトリサーバのインストール」の章は独自のマニュアルになっていまし たー22 ページの ServerView Suite のマニュアル を参照してください。 1.6 ServerView Suite リンク集 ServerView Suite リンク集により、富士通は ServerView Suite および PRIMERGY サーバに関するさまざまなダウンロードや詳細情報を提供します。 ServerView Suite には、以下のトピックに関するリンクがあります。 l サポートデスク l マニュアル l 製品情報 l セキュリティ情報 l ソフトウェアのダウンロード ServerView Update Management 20 1.6 ServerView Suite リンク集 ダウンロードには以下が含まれます。 o ServerView Suite の現在のソフトウェアステータスおよびその他の Readme ファイル。 o ServerView Update Manager により PRIMERGY サーバをアップデー トする場合、および ServerView Update Manager Express により個々 のサーバをローカルでアップデートする場合の、システムソフトウェアコ ンポーネント(BIOS、ファームウェア、ドライバ、ServerView エージェ ントおよび ServerView Update Agent)の情報ファイルおよびアップ デートセット。 o ServerView Suite のすべてのドキュメントの最新バージョン。 ダウンロードは富士通 Web サーバから無償で入手できます。 PRIMERGY サーバには、以下のトピックに関するリンクがあります。 l サポートデスク l マニュアル l 製品情報 l スペアカタログ ServerView Suite リンク集へのアクセス ServerView Suite のリンク集にアクセスする方法はいくつかあります。 1. ServerView Operations Manager から。 l 開始ページまたはメニューバーで「ヘルプ」–「リンク」を選択します。 2. 富士通マニュアルサーバの ServerView Suite のオンラインドキュメントの開始 ページから。 次のリンクを使用して、オンラインドキュメントの開始ページにアク セスします。 http://manuals.ts.fujitsu.com l l 左側の選択リストで「x86 Servers」を選択します。 右側で、「選択されたマニュアル」の「PRIMERGY ServerView Links」を クリックします。 3. ServerView Suite DVD 2 から l l PRIMERGY ServerView Suite DVD 2 の開始ウィンドウで、 「ServerView Software Products」を選択します。 メニューバーで「Links」を選択します。 ServerView Suite リンク集の開始ページが開きます。 ServerView Update Management 21 1.7 ServerView Suite のマニュアル 1.7 ServerView Suite のマニュアル マニュアルはインターネットから無料でダウンロードできます。インターネットの オンラインドキュメントは、 http://manuals.ts.fujitsu.comの「x86 Servers」 リンクをクリックすると入手できます。 ServerView Suite にあるマニュアルの概要およびファイル構造については、 ServerView Suite サイトマップを参照してください(ServerView Suite – ServerView Suite マニュアルアップデートリスト)。 1.8 表記規則 この マニュアルでは以下の表記規則を使用します: 表記 説明 データの損失やデバイスの損傷の可能性があるリスクを表示し ます。 追加関連情報とヒントを表示します。 太字 インターフェイス要素の名前を示します。 等間隔表示 パスおよびファイル名など、出力やシステム要素を示します。 太字の 等間隔表示 キーボードを使用して入力するテキストを示します。 青字の文字列 関連するトピックへのリンクを示します。 ピンクの文字列 既に表示したリンクを示します。 <abc> 実際の値と置き換える必要がある変数を示します。 [abc] [key] オプション(構文)を示します。 キーボード上のキーを示します。大文字のテキストを入力する 場合、[Shift] キーを指定します。たとえば、A を入力する場 合 [SHIFT] + [A] を押します。2 つのキーを同時に押す場合 は、2 つのキーをプラス記号で連結して示します。 画面 いくつかの画面はシステムに依存しているため、表示される詳細はシステムによっ て異なります。 また、メニューオプションとコマンドについて、システム固有の差 異がある場合があります。 ServerView Update Management 22 2 概要 ServerView アップデート管理では、BIOS、ファームウェア、ドライバの最新の アップデートをリモートよりサーバに適用することができます。 一般的な使用方法 1. アップデート管理を設定します(15 ページの 中央管理用サーバ(CMS)での 要件も参照)。 l 基本設定ウィザードを使用して、アップデート管理を設定する場合 ServerView Operations Manager の新規インストールの後、自動的に開き ます。 o 基本設定ウィザード – 「アップデート管理」ステップ n 「はい」を選択します。 n 「開始」をクリックします。 n 設定ウィザード: すべての必要な値を設定します。 注 : インベントリデータは、サーバリスト内のすべてのサーバについ て自動的に収集されます。 o l 基本設定ウィザード – 「インベントリ管理」ステップ n 「はい」を選択します。 n すべての必要な値を設定します。 n 項目 2 およびそれ以降の項目に進みます。 基本設定ウィザードを使用せずに、「アップデート管理」を設定する場合 o 項目 2 に進みます。 o アップデート管理アプレットを開きます。 o 設定ウィザード: すべての必要な値を設定します。 注 : インベントリデータは、サーバリスト内のすべてのサーバについて自 動的に収集されます。 o 項目 4 およびそれ以降の項目に進みます。 2. 管理対象サーバを ServerView Operations Manager のサーバリストに追加し ます。 3. インベントリデータを作成します。 2 つの方法があります。 l 自動保守 インベントリマネージャで、スケジュールされたインベントリタスクを定義 します。 ServerView Update Management 23 l 手動保守 インベントリマネージャで、手動で開始するインベントリタスクを定義しま す。 インベントリデータの収集と、インベントリデータとリポジトリ内のアップデー トデータとの比較に続いて、サーバリストのアップデートアイコン列およびアッ プデートマネージャ画面に結果が表示されます。 4. 「アップデートマネージャ」の「アップデート詳細」タブで、アップデートジョ ブを作成します。 ユーザがアップデートジョブを明示的に作成しないと、管理対象サーバはアップ デートされません。 ServerView Update エージェントにセキュリティ設定を定義した場合は、アッ プデートジョブを作成する前に要件を満たしていることを確認してください。 11 ページの 管理対象サーバでの要件を参照してください。 5. アップデートジョブが完了した後、自動的にインベントリデータとリポジトリの 比較が再度実行され、最新のアップデートデータが管理対象サーバに確実に適用 されたことが確認されます。 アップデート管理コンポーネントをアップグレードする際は、次の推奨事項に従 い、コンポーネントの接続の問題を防止してください。 推奨するアップデート順序: 1. ServerView アップデートマネージャ 2. 管理対象ノードでの ServerView Update エージェント 3. TFTP サーバでの ServerView Update エージェント ServerView Update Management 24 3 アップデート手順 アップデートマネージャにより、ドライバ、ServerView エージェント、Update エージェント、ファームウェアおよび BIOS を、グローバルに、またはサーバ上で ローカルにアップデートすることができます。以下に示すアップデート手順により 実現します。 どの特定のコンポーネントをどの手順でアップデートできるかは、ServerView Suite DVD 2 にある以下のファイルに説明されています。 Windows SVSSoftware\Software\ServerView\Windows\GlobalFlash\Agents\Onlin eFlash\primlist_win.htm Linux SVSSoftware/Software/ServerView/Linux/GlobalFlash/Agents/OnlineFl ash/primlist_lx.htm 3.1 オンラインアップデート この手順によって、現在実行中の OS(Windows、Linux)制御下において、コン ポーネントをアップデートできます。この場合、アップデートマネージャはソフト ウェアベンダーが提供するツールを使用します。 図 3: アップデート手順の図(オンライン) ServerView Update Management 25 3.2 TFTP サーバによるアップデート 1. インベントリマネージャは、サーバリスト内のすべてのサーバのインストールさ れたソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントの情報を収集し、この情 報をデータベースに格納してインベントリを作成します。インベントリマネー ジャは、インベントリをオンデマンドまたは定期的に作成できます。 2. アップデートマネージャは、データベースに格納されたインベントリをリポジト リ内のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントと比較します。この比 較で検出された差異に基づいて、アップデートが必要なコンポーネントとサーバ のリストを作成します。 3. グラフィカルユーザインターフェースからアップデートする場合は、アップデー ト対象のコンポーネントを選択します。CLI を使用している場合は、-U オプ ションを使用してアップデートデータの取得元のアップデートリポジトリを指定 します。 4. アップデートマネージャは必要なアップデートデータをアップデートリポジトリ から取得し、アップデートジョブを定義します。実際のアップデートデータの他 に、オンラインアップデートジョブにはそれぞれ、対象のコンポーネントのアッ プデートツールと、必要なパラメータを持つジョブ制御ファイルが含まれていま す。 5. アップデートジョブは Update エージェントに転送されます(ソケット通 信)。 6. Update エージェントはアップデートハンドラ(エージェントの補助ルーチン) を開始し、これによって対象のコンポーネントに必要なパラメータでアップデー トツールが開始されます。 7. アップデートツールから返される値はハンドラによって評価され、エージェント に返されます。 8. Update エージェントはジョブステータス情報をアップデートします。 9. アップデートマネージャは現在のステータスとエラー情報を取得して、グラフィ カルユーザインターフェースに表示するか、または CLI を使用している場合は結 果ファイルに格納します。 10. 要求固有のパラメータによっては、アップデート動作の終了時に管理用サーバが サーバをリブートして、アップデートしたコンポーネントを有効にする必要があ ります。 アップデートにコマンドラインインターフェースを使用する場合、リブートは自動 的には実行されません。コマンド GFCLI -R で明示的に実行する必要があります。 アップデート手順が完了します。 3.2 TFTP サーバによるアップデート Windows または Linux で使用できるアップデートツールではアップデートできな い、またはアップデートが非常に困難な PRIMERGY システムコンポーネントの アップデートに、この手順を使用します。また、これらの 2 種類の OS のいずれも ServerView Update Management 26 3.2 TFTP サーバによるアップデート 実行されていない自律的ハードウェアシステムのアップデートにも使用されます。 これらのシステムコンポーネントおよびハードウェアシステムは、TFTP サーバタ イプの ServerView Update エージェントを使用してアップデートされます。 システムコンポーネントとハードウェアシステムは、TFTP サーバからイメージを 取得できることと、それ自身をアップデートできることが必要です。以下の手段を 提供するインターフェースを備えている必要があります。 l l l 構成データを読み取れる(バージョン、名前、MAC アドレスなど)。 必須パラメータ(IP アドレス、パス名、TFTP サーバ上のイメージ名)を設定 できる。 アップデート手順を開始できる。 このために、以下のコントロールインターフェースがアップデートマネージャに現 在実装されています。 SNMP(読み取り)と HTTP(書き込み)と SSH アクセス マネジメントブレードまたはコネクションブレード、または VMware ESXi オ ペレーティングシステムを実行するサーバなどのハードウェアシステムをアップ デートする場合。 BX600 MMB S2 の場合、2 つの代替マネジメントブレード(マス ターとスレーブ)が動作していることがあり、アップデート用には共 通の 1 つのアップデート IP アドレスがあります。この場合、アップ デート手順が実施されると、両方のマネジメントブレードは常にこの アップデート IP アドレスを使用してアップデートされます。 3.2.1 ハードウェアシステムのアップデート マネジメントブレードを例にしたハードウェアシステムのアップデート (SSH 通信によるコネクションブレードのアップデートにも、同じ手順が適用され ます) ServerView Update Management 27 3.2 TFTP サーバによるアップデート 図 4: アップデート手順の図(TFTP サーバによるマネジメントブレード) l l l 管理用サーバのインベントリマネージャは SNMP コマンドを使用して、必要な インベントリデータをマネジメントブレードから取得します。グラフィカルユー ザインターフェースを使用してアップデートしている場合、データはグラフィカ ルユーザインターフェースに表示されます。 アップデートマネージャは、データベースに格納されたインベントリをリポジト リ内のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントと比較します。この比 較で検出された差異に基づいて、アップデートが必要なコンポーネントとサーバ のリストを作成します。 MMB (1) を使用する場合の特徴: l l l l l l l l l l MMB BX600 S3 の場合 : SNMP を使用して通信が処理されます。ログイ ンは不要です。 MMB BX400S1 と BX900 S1 の場合 : ServerView Operations Manager V6.10 まで、通信は SNMP を使用して処理されていました。 Operations Manager V6.11 以降、SSH ログインが評価されます。 マネジメントブレードのオブジェクト固有のアップデートジョブは、アップデー トマネージャによって生成されます。 アップデートマネージャはアップデートイメージとアップデートジョブ(アップ デートハンドラとアップデートツールを含む)を TFTP サーバに転送し、アッ プデートジョブを開始します(アップデートマネージャと TFTP サーバ上の Update エージェントとのソケット通信)。 Update エージェントはアップデートハンドラを開始し、これによって指定され たジョブ制御ファイルから必要なパラメータでアップデートツールが開始されま す。 アップデートツールはマネジメントブレードと通信し、必要なアップデートパラ メータを SNMP または SSH コマンドを使用して転送します。 これにより、TFTP サーバからのイメージのダウンロードとアップデート手順 は、マネジメントブレードによって完全に制御されます(TFTP 通信)。 対象のコンポーネントから返される値は、アップデートハンドラ経由でアップ デートツールから Update エージェントに、逆方向に転送されます。 Update エージェントはジョブステータス情報をアップデートします。 アップデートマネージャは現在のステータスとエラー情報を取得して、グラフィ カルユーザインターフェースに表示するか、または CLI を使用している場合は結 果ファイルに格納します。 アップデート手順が完了します。 ServerView Update Management 28 3.2 TFTP サーバによるアップデート 3.2.2 VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するシステムの アップデート(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4 によるフ ラッシュ) ESXi システムを実行するシステムのアップデート(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4 によるフラッシュ) 図 5: アップデートの図解(cURL を使用した iRMC S3/iRMC S4 による ESXi システム) 1. 管理用サーバのインベントリマネージャは CIM コマンドを使用して、必要なイ ンベントリデータを VMware ESXi ホストから取得します。(ServerView ESXi CIM プロバイダを事前にインストールしておく必要があります)グラフィ カルユーザインターフェースを使用してアップデートしている場合、データはグ ラフィカルユーザインターフェースに表示されます。 2. アップデートマネージャは、データベースに格納されたインベントリをリポジト リ内のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントと比較します。この比 較で検出された差異に基づいて、アップデートが必要なコンポーネントとサーバ のリストを作成します。 3. BIOS/iRMC S3/iRMC S4 ファームウェアのオブジェクト固有のアップデート ジョブは、アップデートマネージャによって生成されます。 4. ESXi ホストが保守モードで、シャットダウンされていることが前提条件になり ました。 アップデートマネージャはアップデートイメージとアップデートジョブ(アップ デートハンドラとアップデートツールを含む)を TFTP サーバに転送し、アッ プデートジョブを開始します(アップデートマネージャと TFTP サーバ上の Update エージェントとのソケット通信)。 5. Update エージェントはアップデートハンドラを開始し、これによって指定され たジョブ制御ファイルから必要なパラメータでアップデートツールが開始されま ServerView Update Management 29 3.3 アップデートデータへのアクセス す。 6. アップデートツールは iRMC S3/iRMC S4 と通信し、必要なアップデートパラ メータを cURL を使用して転送します。 7. iRMC S3/iRMC S4 ファームウェアアップデートの場合: アップデートツールは ファームウェアセレクタに従って iRMC S3/iRMC S4 を即座にリブートし、新 しいファームウェアを有効にします。 8. BIOS アップデートの場合: a. サーバ上の VMware ESXi システムが Maintenance Mode であるかどう か、内部的に確認されます(iRMC S4 が搭載されるサーバの場合)。 b. アップデートマネージャは ServerView データベースから認証情報を取得し て、VMware ESXi システムにアクセスします(iRMC S4 が搭載される サーバの場合)。 c. アップデートマネージャは VMware ESXi システムをリブートして、新しい システムボード BIOS を有効にします。 9. アップデート手順が完了します。 10. 対象のコンポーネントから返される値は、アップデートハンドラ経由でアップ デートツールから Update エージェントに、逆方向に転送されます。 11. Update エージェントはジョブステータス情報をアップデートします。 12. アップデートマネージャは現在のステータスとエラー情報を取得して、グラフィ カルユーザインターフェースに表示するか、または CLI を使用している場合は結 果ファイルに格納します。 アップデート手順が完了します。 3.3 アップデートデータへのアクセス 管理対象サーバをアップデートするには、対応するアップデートデータがアップ デートマネージャに必要になります。このデータは、リポジトリの以下のサブディ レクトリに格納されています。 Agent-Win Agent-Lx BladeSystem FibreChannelController LanController ManagementController MicroController PrimSupportPackWin RemoteServiceBord ScsiController Tools UMResources UpdateContentFiles 以下のオプションを使用して、このデータにアクセスできます。 ServerView Update Management 30 3.3 アップデートデータへのアクセス l l Update DVD の Firmware ディレクトリ。 富士通 Web サーバ。ここから、アップデートデータを管理サーバの任意のドラ イブに作成したリポジトリに保存できます。 このディレクトリは、ダウンロードマネージャを使用して、Fujitsu Technology Solutions の Web サーバから定期的にアップデートすることがで きます。 アップデートデータの内容 システムテストが正常に完了した後、新しいコンポーネントが追加されます。 公式リリースの後、新しいコンポーネント(BIOS、ファームウェア、エージェン ト、ドライバ)および新しいバージョンがリポジトリに追加されます。 ServerView Update Management 31 4 ServerView Update エージェントのインス トール サポートされるサーバや各種アップデート手順によってアップデートされるシステ ムコンポーネントを見つけるには、ServerView Suite DVD 2 の ServerView Suite – Software Products - ServerView – Maintenance & Update - Update (Supported Systems および Info 列)を参照してください。 ServerView Update エージェントは起動が完了するまでに約 3 分かかります。 4.1 管理対象サーバへのインストール 4.1.1 インストールの要件 l インストール順序: ServerView エージェントをインストールしてから、ServerView Update エージェ ントをインストールします。 ServerView エージェントがセットアップレベルがエキスパートで高度な セキュリティ設定を使用してインストールされている場合、 ServerView Update Agent をインストールするユーザは ServerView エージェント のセキュリティグループのメンバーである必要があります。 l l オンラインアップデートの場合、機能している LAN 接続のみが必要です。 TFTP サーバによるアップデートについては、37 ページの TFTP サーバへのイ ンストールの項を参照してください。 TFTP サーバでアップデートされるコンポーネントについて、以下の違いがありま す。 Windows または Linux OS システムが実行されていない自律的ハードウェアシステ ム(マネジメントブレードなど)の場合、管理対象サーバに Update エージェント をインストールする必要はありません。 マネジメントブレードとコネクションブレードは常に TFTP サーバによっ てアップデートされます。 ServerView Update Management 32 4.1 管理対象サーバへのインストール 4.1.2 アンインストールの要件 ServerView Update エージェントをアンインストールするには、関係するシステム (管理用サーバ、TFTP サーバ、管理対象サーバ)上のすべてのジョブが終了また は削除されていることを確認してください。 アンインストール順序: 1. ServerView Update エージェントをアンインストールする 2. ServerView エージェントをアンインストールする ユーザが正しいアンインストール順序に従わないと、複数のエラーが発生する 場合があります。 4.1.3 4.1.3.1 Update エージェントV6.0(またはこれ以降)のインストール Windowsでのインストール 以下の手順を使用してインストールできます。 l ASP(Autonomous Support Package)によるインストール l メニュー形式のインストール(FTASetup.exe) l コマンドラインインターフェースによるインストール(FTASetup.exe) ASP(Autonomous Support Package)によるインストール インストールパッケージ SVUpdateAgent_Win_ASP_<バージョン>.exe を使用し てインストールを開始します。このパッケージは、ServerView Update DVD の以 下の場所にあります。 Firmware - Agent-Win - SV-Update-Agent Update エージェントは以下のコマンドを使用してコマンドレベルでインストール できます。 start /wait SVUpdateAgent_Win_ASP_<vers>.exe メニュー形式のインストール(FTASetup.exe) FTASetup.exe ファイルを使用してインストールを開始します。このファイルは、 ServerView Suite DVD 2 に収録されています。 以下のようにしてメニュー形式のインストールを開始します。 ServerView Update Management 33 4.1 管理対象サーバへのインストール 1. FTASetup.exe ファイルをダブルクリックします。 2. ライセンス条件を確認します。 3. セキュリティ設定のパラメータを定義します。 図 6: セキュリティ設定 セキュリティ設定 アカウントチェック サーバにアクセスするときにアクセス権限を確認するかどうかを指定しま す。このオプションが有効な場合、証明書または標準のログインでアクセス 権限を使用できます。 アップデート用ユーザグループ ローカルユーザグループの名前。 l l このオプションは、標準のログインでアクセス権限を使用する場合に必 須です。 証明書を使用する場合、ユーザグループを入力する必要はありません が、証明書を使用できない場合や証明書の認証が失敗する場合のため に、Update エージェントを使用する場合は、ユーザグループの入力を 推奨します。 このグループ内のすべてのユーザは、アップデート手順を実行する権限があ ります。ユーザグループ「GFUSER」が事前設定されています。GFUSER グ ループを使用するには、Windows でこのグループを設定する必要がありま す。 ただし、別のユーザグループを使用することもできます。 アップデートインストールの場合、デフォルト値が既存の設定値に割り当てら れます。 ServerView Update Management 34 4.1 管理対象サーバへのインストール コマンドラインインターフェースによるインストール(FTASetup.exe) Update エージェントは以下のコマンドを使用してコマンドレベルでインストール できます。 FTAsetup -noaccountcheck {0|1} [-flashusergroup <ユーザグループ>] FTAsetup -GFAU オプションの意味は以下のとおりです。 -noaccountcheck { 0 |1} このオプションを使用して、パスワードクエリを有効(0)または無効(1)に します。 -flashusergroup <ユーザグループ> パスワードクエリを有効にした場合、このオプションを使用してローカルユーザ グループの名前を指定できます。このユーザグループ内のすべてのユーザは、 アップデート手順を実行する権限があります。このオプションを省略すると、 GFUSER がデフォルトになります。 -GFAU このオプションを使用して、エージェントのアップデートインストールを開始し ます。まったく新規のインストール(このオプションなし)とは異なり、 Update エージェントに設定済みのパラメータは維持されます。 アップデートインストールの場合、デフォルト値が既存の設定値に割り当てら れます。 4.1.3.2 Linuxでのインストール 以下のインストール手順を使用できます。 ASP によるインストール インストールパッケージ SVUpdateAgent_Lx_V<バージョン>.scexe を使用して インストールを開始します。このパッケージは、ServerView Suite DVD 2 に収録 されています。 Update エージェントは以下のコマンドを使用してコマンドレベルでインストール できます。 sh SVUpdateAgent_Lx_V<バージョン>.scexe rpm パッケージのインストール インストールパッケージ SMAWgfa-<リリース>-<バージョン>.rpm を使用してイ ンストールを開始します。このパッケージは、ServerView Suite DVD 2 に収録さ れています。 Update エージェントは以下のコマンドを使用してコマンドレベルでインストール できます。 ServerView Update Management 35 4.1 管理対象サーバへのインストール rpm {-i | -U --nopreun --nopostun} SMAWgfa-<リリース>-<バージョン>.rpm オプションの意味は以下のとおりです。 -i このオプションを使用して、初期インストールを開始します。 -U このオプションを使用して、アップデートインストールを開始します。 --nopreun --nopostun (アップデートインストールの場合のみ) これらのオプションは常に一緒に指定されますが、指定すると、アップデートイ ンストールが実行されたときにアンインストールルーチンが実行されません。 Update エージェントで設定済みのパラメータは維持されます。 Update エージェントの設定 ServerView Update Agent のインストール中に、/usr/sbin/useradd コマンド によって新しいユーザ globalflash が作成されます。このコマンドの内部では、 crypt(3) 暗号化パスワードが使用されます。 従来の DES-に基づく方法では、最大パスワード長 8(7 ビット)文字が使用 されます。最初のパッケージのインストール後に、パスワードを変更すること を強く推奨します。 コマンドを実行した後、パラメータには /opt/SMAW/SMAWgfa/cfg/LinuxFwuAgent.cfg ファイルのデフォルト値が割 り当てられ、これらを要件に応じて変更できます。 FlashUserGroup=<user-group> ユーザの /etc/passwd に入力された、プライマリユーザグループの名前。この グループ内のすべてのユーザは、アップデート手順を実行する権限があります (デフォルト GFUSER)。 ユーザ globalflash とパスワード globalfl の GFUSER グループがまだ存在 しない場合は、インストール中に自動的に設定されます。 このパラメータは、 NoAccountCheck = 0 の場合にのみ評価されます。 NoAccountCheck=<n> n = 0(パスワードクエリが有効、デフォルト値) n = 1(パスワードクエリが無効) TraceFile=<file> エージェントのアクションが TraceLevel > 0 の場合に記録されるファイル。 <file> で指定したディレクトリは、存在している必要があります。 デフォルトファイル名:/opt/SMAW/SMAWgfa/data/gf_agent.log ServerView Update Management 36 4.2 TFTP サーバへのインストール TraceLevel=<n> n = 0(トレースなし) n = 2(エラーのトレース) n = 3(コマンドのトレース) n = 5(詳細トレース) デフォルト TraceLevel = 2 パラメータの変更は、/etc/init.d/globalflash restart コマンドが実行された 後に反映されます。 アップデートインストールの場合、デフォルト値が既存の設定値に割り当てら れます。 Linux でのアンインストール アンインストールは、以下のコマンドを使用して実行します。 rpm -e SMAWgfa コマンド。 4.2 TFTP サーバへのインストール 他の PXE または TFTP サービスを使用している場合、2 つのサービスの並行使用 は障害をもたらす可能性があるので、PXE または TFTP サービスを停止する必要が あります。 ServerView Update Agent のインストール方法については、33 ページの Update エージェントV6.0(またはこれ以降)のインストールを参照してください。。 4.2.1 Windowsでのインストール インストール順序: 1. TFTP サーバ 2. ServerView Agents 3. ServerView Update エージェント TFTP サーバのインストールには、次のオプションがあります。 l PRIMERGY ServerView Suite DVD <dvd-root>:¥Setup¥WebUI¥FjPXEServer.msi を使用して、TFTP サービ スを TFTP サーバシステムにインストールします。 l Deployment Manager(Deployment Service) l ServerView Installation Manager > Remote Installation ServerView Update Management 37 4.2 TFTP サーバへのインストール 4.2.2 Linuxでのインストール インストール順序: 1. TFTP サーバ 2. ServerView Agents 3. ServerView Update エージェント TFTP サーバのインストール l l ソフトウェアパッケージ TFTP をインストールする TFTP を有効にする必要がある(ファイル /etc/xinetd.d/tftp: パラメータ disable=no) l ネットワークサービス xinetd が実行している必要がある l ファイアウォールが有効の場合、tftp を許可する ServerView Update Management 38 5 ユーザインターフェース アップデート管理のユーザインターフェースは、個々のアプリケーションのイン ターフェースで構成されています。アップデート管理を最初に開いたときに、設定 ウィザードが自動的に開始されます。このウィザードによって、すべてのアプリ ケーションのグローバル設定を指定できます。 l アップデートマネージャ l リポジトリマネージャ l ダウンロードマネージャ l 設定 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ メインウィンドウには以下の要素が含まれています(上から下の順)。 l ServerView Suite ヘッダー l ServerView Suite メニューバー l ワークエリア。左側にツリー構造、右側にタブがあります。 図 7: アップデートマネージャのメインウィンドウ ServerView Update Management 39 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ タブの表示方法は、ツリービューで選択したエントリによって決定されます。 以下 の組み合わせが可能です。 ツリー ビュー ワークエリアタブ サーバ詳細 サーバ サーバの リスト アップ デート アップ デートの リスト ジョブ ジョブの リスト アップデート詳細 ジョブ詳細 選択した サーバにつ いての情報 ツリー構造 のコンポー ネントリス ト(サーバ リストでの 選択内容に よる) コンポーネ ントリスト で選択され たコンポー ネントに対 するアップ デート 選択した サーバにつ いて存在す るジョブの 情報 選択したコ ンポーネン トに関連す るすべての サーバの情 報 ツリー構造 のサーバリ スト(アッ プデートリ ストでの選 択内容によ る) 選択した サーバに関 連するすべ てのコン ポーネント に対する アップデー ト 組み合わせ られません 選択した ジョブに関 連するすべ てのサーバ の情報 組み合わせられません ServerView Update Management 選択した ジョブにつ いての情報 40 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 5.1.1 ツリー構造 図 8: アップデートマネージャのツリー構造 ツリー構造はアップデートマネージャのワークエリアの左側にあり、ドメイン内の サーバのさまざまなグループがビューに分割されています。これらのビューをオブ ジェクトレベルおよびコンポーネントレベルにグループ化してフィルタできます。 ServerView Update Management 41 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ ツリー ビュー グループ サーバ ドメイン内のサーバの情報 すべてのサーバ ドメイン内のすべてのサーバ グループ サーバリスト アプリケーションで作成した、 カスタムグループ サーバまたはグループ記号(ブレードサーバ、仮 想システムなど)の前にあるアイコンは、その累 積的なアップデートステータスを示します。 アップデートは不要です アップデートが推奨されます アップデートが緊急に必要です ServerView Update Management 42 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ ツリー ビュー グループ サーバ (続き) アップデート必須 アップデートが緊急に必要なサーバ アップデート推奨 アップデートが推奨されるサーバ 「アップデート必須」および「アップデート推 奨」グループでは、アップデートステータスアイ コンではなく、サーバアイコンが表示されます。 グループの名前がグループ内のサーバのアップ デートステータスの名前と同一だからです。 アイコンの説明については、サーバブラウザ アプ リケーションのオンラインヘルプを参照してくだ さい。 1. サーバブラウザ アプリケーションを起動しま す。 2. 「ヘルプ」-「サーバブラウザのヘルプ」をク リックします。 サーバブラウザ オンラインヘルプが表示されま す。 3. 「ブラウジング」の項に、サーバアイコンの 説明があります。 未サポートのサーバ 現行のアップデートマネージャでサポートさ れていない既存のインベントリデータを持 つ、すべてのチェック済みサーバ。 不明なサーバ インベントリデータがないためチェックでき なかった、すべてのサーバ。 アップデート不要 アップデートが不要なサーバ。 ServerView Update Management 43 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ ツリー ビュー グループ アップデー ト サーバのソフトウェアおよびファームウェアコン ポーネント すべてのコンポーネント バージョンを問わないすべてのコンポーネン ト アップグレード アップグレードを利用できるコンポーネント ダウングレード ダウングレードを利用できるコンポーネント インストール済アップデート サーバにインストールされたすべてのコン ポーネント ユーザ定義 リポジトリマネージャで作成した、ユーザ定 義のコンポーネントグループ アップデートグループ ServerView Update Management 44 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ ツリー ビュー グループ ジョブ サーバのアップデートのために定義されたジョブ すべてのジョブ ステータスを問わないすべてのジョブ 待機中ジョブ 管理用サーバからサーバへのアップデート転 送待ちのジョブ 進行中ジョブ 現在アップデート段階のジョブ 完了ジョブ エラーなしで実行されたジョブ (アップデート段階の後にリブートが必要な 場合、このステータスはサーバがリブートさ れるまで表示されません) エラージョブ 失敗したジョブ 完了ジョブ エラージョブ 進行中ジョブ 待機中ジョブ 5.1.2 「サーバ詳細」タブ 「サーバ詳細」タブには、ツリー構造で選択済みの内容に従って、サーバに関する 情報が表示されます。 ツリービュー 「サーバ詳細」タブ サーバ 選択したサーバについての情報 アップデート 選択したコンポーネントが関連するサーバ ジョブ 選択したジョブが関連するサーバ タブを開くには、メインウィンドウの「サーバ詳細」タブをクリックします。 ServerView Update Management 45 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 図 9: 「サーバ詳細」タブ テーブルでは、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニュー を開くには、テーブルのエントリを右クリックします。 テーブル内の列の意味を以下で説明します。 列 アイコン 意味 サーバの全般的なアップデートステータス アップデートは不要です。 アップデートが推奨されます。 アップデートが緊急に必要です。 サーバの全般的なアップデートステータスを評価するために、次 のグループをチェックします。 l 適用不可アップデート l アップグレード l すべてのコンポーネント: リポジトリ内のすべての新しいアッ プデートがチェックされます。 「<列>のフィルタ」 ダイアログボックスが開き、テーブルに表 示する行を指定できます。 名前 サーバの名前 ネットワーク サーバの IP アドレス モデル サーバのモデル名 ServerView Update Management 46 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 列 意味 エージェントス サーバ上の Update エージェントのステータス テータス レディ サーバはアップデート段階の準備ができて います。 アップデート段階でエラーが発生しまし エラー た。 失敗したジョブについての診断を保存する 必要があります。この後、Update エー ジェントをクリーンアップ機能で初期化す る必要があります。 無し サーバに Update エージェントがインス トールされていないか、エージェントが実 行されていません。 ビジー サーバは現在アップデート段階にありま す。 不明 エージェントステータスを判定できませ ん。 現在 ServerView エージェントに SNMP を使用して接続できません。 管理不可 ServerView Update Management 47 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 列 意味 エージェントア サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス クセス 許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了し ています。サーバにアクセスできます。 不許可 サーバへのアクセスは現在制限されていま す。適切なユーザ ID とパスワードを使用し てサーバにログオンする必要があります。 制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要で す。 信頼 サーバにログオンの時点でアクセスできな かったため、ログオンデータは正しいもの として保存されました。 有効な証明書がインストールされていま す。 認証済 管理対象サーバにシングルサインオンでき ます。 認証未 有効な証明書がインストールされていませ ん。 管理対象サーバにシングルサインオンでき ません。 ジョブステータ サーバに指定された関連ジョブのステータス ス 完了 すべてのコンポーネントがアップデートさ れ、ジョブは完了しました。 レディ レディジョブは実行の待機中です(データ 転送が開始される前のステータスです)。 実行中 ジョブは現在実行中です。 考えられる理由 : エラー l l l l ServerView Update Management 少なくとも 1 つのコンポーネントの アップデートが失敗しました。 チェックジョブは成功しませんでした。 クリーンアップジョブは成功しませんで した。 ステータスを取得できませんでした。 48 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 列 意味 前回のチェック リポジトリとサーバインベントリとの前回の比較 <日付> 失敗 最後に成功したチェックの日付 前回のチェックが失敗しました。 詳細を表示するには、「詳細表示」をク リックして、表示されるダイアログボッ クスで「ログファイルを表示」をクリッ クします。 N/A このサーバに対してまだチェックが実行 されていません。 ボタン すべてアップデート 事前に選択したサーバでアップデートできるすべてのコンポーネントのリスト を、自動的に設定します。ジョブ作成ウィザードが開き、ここで特定したコン ポーネントのアップデートを開始します。 このボタンは、Administratorとしてログインしたときのみ有効になります。 ログオン 「ログオン」ダイアログボックスが開き、選択したサーバにログオンできます。 このボタンは、テーブルで 1 つまたは複数のサーバを選択したときのみ有効に なります。 クリーンアップ クリーンアップ機能を使用して、サーバ上の Update エージェントを定義した ステータスにリセットできます。この機能は、Update エージェントが別の管理 用サーバ(不法な構成)によってアクセスされた場合、またはジョブが予期せず 失敗した場合(ジョブステータス = エラー、エラーテキスト = Pending Job) などに、必要となることがあります。 詳細を表示 「サーバ詳細」ダイアログボックスが開き、選択したサーバについての情報が表 示されます。 このボタンは、サーバを選択した場合にのみ有効になります。 コンテキストメニューの追加の機能 強制チェック 名前「Check_xx」(xx = 連番)のジョブが作成されます。サーバインベントリ とリポジトリの比較(チェック)を、もう一度実行します。このジョブは「ジョ ServerView Update Management 49 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ ブ詳細」タブに表示されます。ダイアログボックスは自動的に閉じます。 ログファイルを表示 現在選択しているサーバのログファイルを表示します。 履歴 選択したサーバのアップデートログを表示する Web ページを開きます。 アップデートの表示 「アップデート詳細」タブが開き、選択したサーバに関するアップデート情報が 表示されます。 5.1.3 「アップデート詳細」タブ 「アップデート詳細」タブには、アップデートについての情報が表示されます。以 下の要素で構成されています。 l l アップデート詳細リスト(ツリー構造) サーバリストとアップデート詳細リストでの選択内容に一致するアップデートを 含むテーブル タブを開くには、メインウィンドウの「アップデート詳細」タブをクリックしま す。 図 10: 「アップデート詳細」タブ ServerView Update Management 50 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ テーブルでは、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニュー を開くには、テーブルのエントリを右クリックします。 アップデート詳細リストの内容は、ツリー構造で選択したエントリに依存します。 ツリービュー サーバ アップデート詳細リスト(「アップデート詳細」タブ) 選択したサーバに属するコンポーネントが表示されます。 アップデート詳細リストで、以下のグループに従ってテーブルに 表示されるコンポーネントをフィルタできます。 l l l l l l l l サーバ (続き) すべてのコンポーネント: サーバリストで選択したサーバに属 するすべてのコンポーネントを表示します。 アップグレード: サーバリストで選択したサーバに関連付けら れたアップグレードを表示します。 ダウングレード: サーバリストで選択したサーバのすべてのダ ウングレードを表示します。 インストール済アップデート: サーバリストで選択したサーバ にインストールされたアップデートを表示します。 適用不可アップデート: インストールできないアップデートを 表示します。アップグレードがインストールできない理由の説 明は、「詳細表示」ダイアログボックスに表示されます。この ダイアログボックスを開くには、「詳細表示」タブをクリック します。 リリース済アップデート: サーバリストで選択されたサーバに 関連する、リポジトリマネージャでリリースされているアップ デートを表示します。 インベントリ情報: サーバリストで選択されたサーバにインス トールされているすべてのファームウェアとドライバを表示し ます。リポジトリにないファームウェアやドライバも含みま す。 ユーザ定義: サーバリストで選択したサーバに対するユーザ固 有のアップデートグループを表示します。 一般に、基本のリポジトリに格納されたインストール済み のアップデートバージョンのみが、テーブルに表示されま す。 各アップグレードでは、最新バージョンのみがテーブルに 表示され、ダウングレードの場合は、リポジトリで見つ かった次に古いバージョンがテーブルに表示されます。 ただし、アップデートのバージョンは後でジョブ作成ウィ ザードを実行するときに選択できます。 ServerView Update Management 51 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ ツリービュー アップデート アップデート詳細リスト(「アップデート詳細」タブ) 選択したコンポーネントを含むサーバを表示します。 ジョブ 組み合わせられません テーブルでは、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニュー を開くには、テーブルのエントリを右クリックします。 テーブル内の列の意味を以下で説明します。 列 アイコン 意味 アップデートの重要性 アップデートが推奨されます。 アップデートが緊急に必要です。 アップデートは不要です。 「<列>のフィルタ」 ダイアログボックスが開き、テーブルに表 示する行を指定できます。 サーバ名 サーバの名前 カテゴリ コンポーネントが属するグループ コンポーネント コンポーネント名 インストール済 インストールされたアップデートのバージョン バージョン 新バージョン リブート インストールされているバージョンに代わるアップデートバー ジョン コンポーネントがアップデートされた後にサーバをリブートする かどうかを示します(必要/不要) 「必要」の場合、すべてのアプリケーションを終了/移動すること を推奨します。 環境依存 指定されたブート時間にアップデートマネージャによってサーバ が再起動される場合があることを示します。予防措置として、す べてのアプリケーションを終了/移動することを推奨します。 自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ) コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。 ジョブ名 アップデートがすでにジョブに割り当てられている場合、この ジョブの名前がここに表示されます。 ServerView Update Management 52 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ ボタン ジョブの作成 ジョブ作成ウィザードが開き、選択したアップデートにジョブを作成できます。 詳細を表示 「アップデート詳細」ダイアログボックスを開き、選択したアップデートの詳細 情報を表示します。 5.1.4 「ジョブ詳細」タブ 「ジョブ詳細」タブには、ツリー構造で選択済みの内容に従って、ジョブに関する 情報が表示されます。 ツリービュー 「ジョブ詳細」タブ サーバ 選択したサーバのジョブ情報 アップデート 組み合わせられません ジョブ 選択したジョブについての情報 タブを開くには、メインウィンドウの「ジョブ詳細」タブをクリックします。 図 11: 「ジョブ詳細」タブ ServerView Update Management 53 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ テーブルでは、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニュー を開くには、テーブルのエントリを右クリックします。 テーブル内の列の意味を以下で説明します。 列 アイコン 意味 現在のジョブのステータス すべてのコンポーネントがアップデートされ、ジョブは完了 しました。 ジョブは実行の待機中です(データ転送が開始される前のス テータスです)。 ジョブは現在実行中です。 考えられる理由 : l 少なくとも 1 つのコンポーネントのアップデートが失敗 しました。 l チェックジョブは成功しませんでした。 l クリーンアップジョブは成功しませんでした。 l ステータスを取得できませんでした。 「<列>のフィルタ」 ダイアログボックスが開き、テーブルに表 示する行を指定できます。 名前 ジョブの名前 サーバ名 サーバの名前 ServerView Update Management 54 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 列 意味 ステータス レディ ジョブは実行の待機中です(データ転送が開始さ れる前のステータスです)。 転送中 ジョブは現在転送中です。 転送完了 ジョブは正常に転送され、アップデート手順の開 始を待機しています。 アップデート ジョブは現在アップデート段階にあります。 中 アップデート アップデートがサーバで正常に実行されました。 完了 リスキャン中 サーバのインベントリが再確認されています。 リブート中 サーバは現在リブート中です。 PXE この特殊なステータスは、管理サーバ自体がアッ プデートされ、リブートが必要な場合に表示され ます。 完了 すべてのコンポーネントがアップデートされ、 ジョブは完了しました。 考えられる理由 : エラー l 開始時刻 重要度 少なくとも 1 つのコンポーネントのアップ デートが失敗しました。 l チェックジョブは成功しませんでした。 l クリーンアップジョブは成功しませんでした。 l ステータスを取得できませんでした。 アップデートのフラッシュが開始される時刻 ジョブに含まれるアップデートの累積されたステータス(最も重 要なステータスがそれぞれに表示されます) 推奨 アップデートが推奨されます。 必須 アップデートが緊急に必要です。 不要 アップデートは不要です。 リリース済 ジョブがリリースされたか(はい)、されていないか(いいえ) を示します。 説明 ジョブの説明(コメント) ServerView Update Management 55 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ ボタン ジョブのコピー ジョブコピーウィザードを開き、選択したジョブをその他のサーバにコピーでき ます。 詳細を表示 「ジョブ詳細」ダイアログボックスを開き、選択したジョブの詳細情報を表示し ます。 ジョブの編集 「ジョブの編集」ダイアログボックスを開き、選択したジョブのプロパティを変 更できます。 削除 選択したジョブを削除します。削除を実行する前に、確認のプロンプトが表示さ れます。 リリース 選択したジョブをリリースして、その他の PRIMERGY サーバで実行できるよう にします(たとえば、テストホスト上でエラーなしで処理された後など)。ジョ ブは「リリース済」として示されます。 5.1.5 ダイアログボックスとウィザード アップデートマネージャには、以下のダイアログボックスとウィザードがありま す。 「サーバ詳細」タブ : l 「ログオン」ダイアログボックス l クリーンアップウィザード o l 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックス 「サーバ詳細」ダイアログボックス 「アップデート詳細」タブ : l ジョブ作成ウィザード o l 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックス 「アップデート詳細」ダイアログボックス o 「PSP詳細」ダイアログボックス 「ジョブ詳細」タブ : l ジョブコピーウィザード ServerView Update Management 56 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックス o 5.1.5.1 l 「ジョブ詳細」ダイアログボックス l 「ジョブの編集」ダイアログボックス 「ログオン」ダイアログボックス 「ログオン」ダイアログボックスでは、ユーザ認証が必要なすべてのサーバにログ オンできます(エージェントアクセス = 不許可 または 認証未)。 ダイアログボックスを開くには、「サーバ詳細」タブでサーバを選択して「ログオ ン」をクリックします。 図 12: 「ログオン」ダイアログボックス ダイアログボックスのテーブルには、「サーバ詳細」タブで選択したすべてのサー バが表示されます。アクセスステータスが「不許可」または「認証未」のすべての サーバが自動的に選択されます。 アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバを選択した 場合、アップデートマネージャはこれらのサーバへのログオンの試行を無視 します。 列 意味 サーバ サーバの名前 管理可能 サーバの可用性 ServerView Update Management 57 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 列 エージェントアク セス 意味 サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス 許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了 しています。サーバにアクセスできま す。 不許可 サーバへのアクセスは現在制限されてい ます。適切なユーザ ID とパスワードを使 用してサーバにログオンする必要があり ます。 制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要 です。 信頼 サーバにログオンの時点でアクセスでき なかったため、ログオンデータは正しい ものとして保存されました。 有効な証明書がインストールされていま す。 認証済 管理対象サーバにシングルサインオンで きます。 認証未 有効な証明書がインストールされていま せん。 管理対象サーバにシングルサインオンで きません。 ユーザ認証 アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。 このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update エージェントがア カウントチェックで設定されている場合のみ必要です。 マネジメントブレードとコネクションブレードを TFTP サーバ経由でアップ デートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してハードウェアにアクセス します。 VMware ESXi オペレーティングシステムを実行しているシステム上の iRMC S3/iRMC S4 ファームウェアまたはシステムボード BIOS を TFTP サーバ経由 でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力して iRMC にアクセ スします。 (ESXi システムへのアクセスデータはチェック済みで、ServerView Operations Manager 内に格納されています。これらはアップデート管理で自 動的に取得されます。) ServerView Update Management 58 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ パスワードの確認と設定 ログオンデータを確認し、選択したサーバへのアクセス権を設定します(管理可 能 = はいの場合)。パスワードは現在のセッションについて有効です。 サーバにアクセスできない場合、ログオンデータは正しいものとして保存されま す(管理可能 = いいえの場合)。 一覧からサーバを削除 表示されているリストから選択したサーバを削除します。 5.1.5.2 クリーンアップウィザード このウィザードを使用して、エージェントのステータスが「エラー」の場合にサー バの Update エージェントをクリーンアップします。 Update エージェントのリセットは、ジョブがジョブステータス = エラーで停止し てエラーテキストにメッセージ「Pending Jobs」が含まれている場合に必要となり ます。ジョブのエラーテキストは、「ジョブ詳細」タブを選択して「ジョブ詳細」 ダイアログを開いて表示できます。「Pending Jobs」 が返されるのは、Update エージェントが既に他の管理用サーバからのジョブ、またはCLI 経由で実行された ジョブの処理を行っている場合です。 クリーンアップウィザードは複数のダイアログボックスで構成され、個々のステッ プのガイドが示されます。すべての必要なステップは、左側にツリー構造で表示さ れます。 クリーンアップウィザードを開くには、「サーバ詳細」タブでサーバを選択して、 「クリーンアップ」をクリックします。 「ログオン」ステップ(クリーンアップウィザード) 「ログオン」はウィザードの最初のステップです。 ここで、ユーザ認証が必要なす べてのサーバにログオンします(エージェントアクセス = 不許可または認証未)。 ServerView Update Management 59 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 図 13: 「ログオン」ステップ テーブルには、「サーバ詳細」タブで選択したすべてのサーバが表示されます。 ア クセスステータスが「不許可」または「認証未」のすべてのサーバが自動的に選択 されます。 アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバを選択した 場合、アップデートマネージャはこれらのサーバへのログオンの試行を無視 します。 列 意味 サーバ サーバの名前 管理可能 サーバの可用性 サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス エージェントアク セス 許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了 しています。サーバにアクセスできま す。 不許可 サーバへのアクセスは現在制限されてい ます。適切なユーザ ID とパスワードを使 用してサーバにログオンする必要があり ます。 制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要 です。 信頼 サーバにログオンの時点でアクセスでき なかったため、ログオンデータは正しい ものとして保存されました。 有効な証明書がインストールされていま す。 認証済 管理対象サーバにシングルサインオンで きます。 認証未 有効な証明書がインストールされていま せん。 管理対象サーバにシングルサインオンで きません。 ServerView Update Management 60 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ ユーザ認証 アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。 このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update エージェントがア カウントチェックで設定されている場合のみ必要です。 マネジメントブレードとコネクションブレードを TFTP サーバ経由でアップ デートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してハードウェアにアクセス します。 VMware ESXi オペレーティングシステムを実行しているシステム上の iRMC S3/iRMC S4 ファームウェアまたはシステムボード BIOS を TFTP サーバ経由 でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力して iRMC にアクセ スします。 (ESXi システムへのアクセスデータはチェック済みで、ServerView Operations Manager 内に格納されています。これらはアップデート管理で自 動的に取得されます。) パスワードの確認と設定 ログオンデータを確認し、選択したサーバへのアクセス権を設定します(管理可 能 = はいの場合)。パスワードは現在のセッションについて有効です。 サーバにアクセスできない場合、ログオンデータは正しいものとして保存されま す(管理可能 = いいえの場合)。 一覧からサーバを削除 表示されているリストから選択したサーバを削除します。 「TFTPの入力」ステップ(クリーンアップウィザード) 「TFTPの入力」はウィザードの 2 番目のステップです。 このステップは、クリー ンアップが TFTP サーバを使用して実行される場合にのみ表示されます(マネジメ ントブレードまたはコネクションブレードの場合など)。 図 14: 「TFTPの入力」ステップ ServerView Update Management 61 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ テーブルには、タブで選択したサーバのサブセットが表示されます。 ここで表示さ れたサーバに対して、クリーンアップは TFTP サーバを使用して実行されます。 列 意味 サーバ サーバの名前。 TFTPアドレス TFTP サーバの IP アドレス TFTP アドレス変更 このボタンをクリックして、選択したサーバの TFTP サーバの IP アドレスを変 更します。 「ジョブのスケジュール」ステップ(クリーンアップウィザード) 「ジョブのスケジュール」はウィザードの最後のステップです。ここで、クリーン アップを実行する時刻を指定します。 図 15: 「ジョブのスケジュール」ステップ クリーンアップを実行するサーバが、実行する時点で稼動していることを確認 してください。 ジョブ名 ジョブの一意の名前 デフォルト :CLEANUP_<連番、1 から開始> 説明 コメントとしてのジョブの説明(オプション) 実行時刻 ジョブを実行する開始時刻 ServerView Update Management 62 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 5.1.5.3 直ちに 「完了」をクリックしてウィザードを終了した直後に、ジョ ブを開始します。 後で ジョブを指定された時刻に開始します。 日付、時間、分を選択します。 「サーバ詳細」ダイアログボックス 「サーバ詳細」ダイアログボックスには、「サーバ詳細」タブで選択したサーバに 関する詳細情報が表示されます。 「未サポートのサーバ」または「不明なサーバ」グループのサーバを選択した 場合、このダイアログにはサーバデータは表示されません。 このダイアログボックスを開くには、「サーバ詳細」タブの「詳細を表示」をク リックします。 図 16: 「サーバ詳細」ダイアログボックス 名前 サーバのシステム名 ネットワーク サーバの IP アドレス ServerView Update Management 63 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 表示名 サーバの名前 スタンドアロンサーバの場合: <サーバ名> ブレードサーバの場合: <ブレードサーバ名>-<スロット ID> PRIMEQUEST の場合: <primequest 名>-<スロット ID> 仮想システムのホストシステムの場合: <仮想システムのサーバ名>-host 仮想システムのゲストシステムの場合: <仮想システムのサーバ名>-<サーバ名> アップデートタイプ アップデートの実行に使用される方法 オンライン アップデートは、オペレーティングシステムが実行されている 間に実行されます。 不明 以下の理由のため、アップデートタイプを判定できませんでし た。 l l 不正 l l サーバに接続できません。 サーバに Update エージェントがインストールされていませ ん。 Update エージェント V4.80 以上がサポートされていない サーバタイプに手動でインストールされています(オフライ ンサーバなど)。 サーバのモデル名を判定できませんでした。この場合、「モ デル」列にエントリはありません。 古いエージェ GlobalFlash エージェントV4.6x 以下がインストールされてい ます。 ント サーバに今後のアップデートを供給するには、先に GlobalFlash エージェントをアップデートする必要がありま す。 エージェントステータス サーバ上の Update エージェントのステータス レディ サーバはアップデート段階の準備ができています。 ServerView Update Management 64 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ エラー アップデート段階でエラーが発生しました。 失敗したジョブについての診断を保存する必要があります。 この後、Update エージェントをクリーンアップ機能で初期 化する必要があります。 無し サーバに Update エージェントがインストールされていな いか、エージェントが実行されていません。 ビジー サーバは現在アップデート段階にあります。 不明 エージェントステータスを判定できません。 現在 ServerView エージェントに SNMP を使用して接続で きません。 管理不可 エージェントアクセス サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス 許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了しています。サーバ にアクセスできます。 不許可 サーバへのアクセスは現在制限されています。適切なユーザ ID とパスワードを使用してサーバにログオンする必要があ ります。 制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要です。 信頼 サーバにログオンの時点でアクセスできなかったため、ログ オンデータは正しいものとして保存されました。 有効な証明書がインストールされています。 認証済 管理対象サーバにシングルサインオンできます。 認証未 有効な証明書がインストールされていません。 管理対象サーバにシングルサインオンできません。 アップデートステータス サーバの累積されたアップデートステータス(最も重要なステータスがそれぞれ に表示されます) 不要 アップデートは不要です。 推奨 アップデートが推奨されます。 必須 アップデートが緊急に必要です。 アップデートステータスの表示 ここでは、必要に応じて強制的に「アップデートステータス」の値を変更できま す。たとえば、アップデートが推奨されるときにこのサーバのアップデートジョ ブを明示的にスキップしたい場合には、「アップデートステータス」を「不要」 に変更できます。 ServerView Update Management 65 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 普通 「アップデートステータス」が強制的に「不要」になります。 推奨 「アップデートステータス」が強制的に「推奨」になります。 必須 「アップデートステータス」が強制的に「必須」になります。 自動 「アップデートステータス」の値がそのまま使用されます。 (デフォルト) チェックステータス 前回のチェックのステータス OK 失敗 前回のチェックは正常に実行されました。 前回のチェックが失敗しました。 詳細情報を表示するには、「ログファイルを表示」をクリッ クしてください。 ジョブステータス サーバに指定された関連ジョブのステータス 完了 すべてのコンポーネントがアップデートされ、ジョブは完了し ました。 レディ レディジョブは実行の待機中です(データ転送が開始される前 のステータスです)。 実行中 ジョブは現在実行中です。 考えられる理由 : エラー l 少なくとも 1 つのコンポーネントのアップデートが失敗しま した。 l チェックジョブは成功しませんでした。 l クリーンアップジョブは成功しませんでした。 l ステータスを取得できませんでした。 コメント 「説明」フィールド 前回のチェック リポジトリとサーバインベントリとの前回の比較結果 日付 失敗 最後に成功したチェックの日付。 前回のチェックが失敗しました。 詳細情報を表示するには、「ログファイルを表示」をクリック してください。 N/A このサーバに対してまだチェックが実行されていません。 ServerView Update Management 66 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 前回のインベントリ インベントリがサーバに作成された時刻 前回のリポジトリ リポジトリが前回インポートされた時刻 モデル サーバのモデル名 オペレーティングシステム OS についての情報 管理可能 サーバの可用性 必要 ServerView エージェントに SNMP で接続で きます。 不要 ServerView エージェントに接続できませ ん。 ボタン 強制チェック 名前「Check_xx」(xx = 連番)のジョブが作成されます。サーバインベントリ とリポジトリの比較(チェック)を、もう一度実行します。このジョブは「ジョ ブ詳細」タブに表示されます。ダイアログボックスは自動的に閉じます。 ログファイルを表示 現在選択しているサーバのログファイルを表示します。 履歴 選択したサーバのアップデートログを表示する Web ページを開きます。 5.1.5.4 ジョブ作成ウィザード このウィザードでは、新しいアップデートジョブを作成できます。ウィザードは複 数のダイアログボックスで構成され、個々のステップのガイドが示されます。すべ ての必要なステップは、左側にツリー構造で表示されます。 ウィザードを開くには、「アップデート詳細」タブでサーバとアップデートを選択 して「ジョブ作成」をクリックします。 「ログオン」ステップ(ジョブ作成ウィザード) 「ログオン」はウィザードの最初のステップです。 ここで、ユーザ認証が必要なす べてのサーバにログオンします(エージェントアクセス = 不許可または認証未)。 ServerView Update Management 67 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 図 17: 「ログオン」ステップ テーブルには、「アップデート詳細」タブで選択したアップデートの対象となる、 すべてのサーバが表示されます。 アクセスステータスが「不許可」または「認証 未」のすべてのサーバが自動的に選択されます。 アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバを選択した 場合、アップデートマネージャはこれらのサーバへのログオンの試行を無視 します。 列 意味 サーバ サーバの名前 管理可能 サーバの可用性 ServerView Update Management 68 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 列 エージェントアク セス 意味 サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス 許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了 しています。サーバにアクセスできま す。 不許可 サーバへのアクセスは現在制限されてい ます。適切なユーザ ID とパスワードを使 用してサーバにログオンする必要があり ます。 制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要 です。 信頼 サーバにログオンの時点でアクセスでき なかったため、ログオンデータは正しい ものとして保存されました。 有効な証明書がインストールされていま す。 認証済 管理対象サーバにシングルサインオンで きます。 認証未 有効な証明書がインストールされていま せん。 管理対象サーバにシングルサインオンで きません。 ユーザ認証 アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。 このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update エージェントがア カウントチェックで設定されている場合のみ必要です。 マネジメントブレードとコネクションブレードを TFTP サーバ経由でアップ デートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してハードウェアにアクセス します。 VMware ESXi オペレーティングシステムを実行しているシステム上の iRMC S3/iRMC S4 ファームウェアまたはシステムボード BIOS を TFTP サーバ経由 でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力して iRMC にアクセ スします。 (ESXi システムへのアクセスデータはチェック済みで、ServerView Operations Manager 内に格納されています。これらはアップデート管理で自 動的に取得されます。) ServerView Update Management 69 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ パスワードの確認と設定 ログオンデータを確認し、選択したサーバへのアクセス権を設定します(管理可 能 = はいの場合)。パスワードは現在のセッションについて有効です。 サーバにアクセスできない場合、ログオンデータは正しいものとして保存されま す(管理可能 = いいえの場合)。 一覧からサーバを削除 表示されているリストから選択したサーバを削除します。 「バージョンの変更」ステップ(ジョブ作成ウィザード) 「バージョンの変更」はウィザードの 2 番目のステップです。テーブルには、 「アップデート詳細」タブで選択したすべてのアップデートが表示されます。 図 18: 「バージョンの変更」ステップ 列 意味 サーバ名 サーバの名前 カテゴリ コンポーネントが属するグループ コンポーネント コンポーネント名 インストール済 バージョン 現在インストールされているバージョン 新バージョン インストールされたバージョンを置換するバージョン バージョンの変更 「アップデート詳細」ダイアログボックスが開き、別のバージョンを新しいバー ジョンとして選択できます。 ServerView Update Management 70 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 「ジョブ名の入力」ステップ(ジョブ作成ウィザード) ジョブ名の入力はウィザードの 3 番目のステップです。ここでは、ジョブに名前を 割り当てます。 図 19: 「ジョブ名の入力」ステップ ジョブ名 ジョブの一意の名前 デフォルト: JOB_<連番、1 から開始> 説明 コメントとしてのジョブの説明(オプション) Web ユーザ(PRIMEQUEST サーバのみ) Web サーバのユーザ名(中央管理用サーバ) Web パスワード(PRIMEQUEST サーバのみ) Web サーバのパスワード(中央管理用サーバ) 以下のフィールドの目的は、情報提供のみです。値は変更できません。 複数のサーバにジョブを同時に作成する場合、同じフィールドに表示されるパ ラメータの値が異なる場合があります。この場合、文字列「---」がこのフィー ルドに表示されます。 ServerView Update Management 71 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 例: ジョブが入力されたサーバでは、アップデート後にリブートが必要です(リ ブート = 必要)。その他のサーバではリブートは不要です(リブート = 不 要)。この場合、「リブート」フィールドには文字列「---」が表示されます。 同じフィールドに表示されるパラメータに同じ値が指定される場合は、この値 が表示されます。 サーバ アップデート対象のサーバ名 重要度 アップデートの重要性 推奨 アップデートが推奨されま す。 必須 アップデートが緊急に必要で す。 普通 アップデートは不要です。 1 台のサーバに対してジョブを作成する場合、ジョブに含まれるアップデートの 最高重要度が表示されます(必須 > 推奨 > 不要)。 リブート ジョブの実行後にリブートが必要か(リブート = 必要)、または不要か(リ ブート = 不要)を示します。 環境依存 コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示 します。 自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ) コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。 1 台のサーバについてジョブを作成した場合、少なくとも 1 つのアップデート でリブートが必要な場合はリブートが必要です。 ダウンロードサイズ(MB) 該当するサーバへのアップデートのインストールに必要な、空きメモリ容量 インストール時間(分) すべてのアップデートを該当するサーバにインストールするために必要な時間 「TFTPの入力」ステップ(ジョブ作成ウィザード) TFTP の入力はウィザードの 4 番目のステップです。このステップは、アップデー トが TFTP サーバを使用して実行される場合にのみ表示されます(マネジメントブ レードまたはコネクションブレードの場合など)。 ServerView Update Management 72 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 図 20: 「TFTPの入力」ステップ テーブルには、タブで選択したサーバのサブセットが表示されます。ここで表示さ れたサーバに対して、アップデートは TFTP サーバを使用して実行されます。 列 意味 サーバ サーバの名前 TFTPアドレス TFTP サーバの IP アドレス マネジメントブレードのアップデートに使用される一時的 な Flash アドレス(MMBS2 のみ) 一時的なFlashアドレ ス TFTPアドレス変更 このボタンをクリックして、選択したサーバの TFTP サーバの IP アドレスを変 更します。 Flashアドレス変更 このボタンをクリックして、マネジメントブレードのアップデートに使用される 一時的な IP アドレスを変更します(MMBS2 のみ)。 「ジョブのスケジュール」ステップ(ジョブ作成ウィザード) 「ジョブのスケジュール」はウィザードの最後のステップです。ここで、ジョブを 実行する時刻を指定します。 ServerView Update Management 73 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 図 21: 「ジョブのスケジュール」ステップ 管理用サーバとジョブを実行するサーバが、実行時に稼動していることを確認 してください。 転送開始時刻 ジョブのサーバへの転送開始時刻。 直ちに 「完了」をクリックしてウィザードを終了した直後に、転送を開始します。 後で 転送を指定された時刻に開始します。 日付、時間、分を選択します。 アップデート開始時刻 サーバでのアップデート段階の開始時刻。 転送後直ちに 転送直後にアップデートを開始します。 後で アップデート段階を指定された時刻に開始します。転送段階が指定した時刻 で終了していない場合、転送段階の終了直後にアップデートを開始します。 リブート開始時刻 サーバリブートの開始時刻( リブート= 必要、またはリブート = 環境依存 の場合 のみ)。 ジョブに含まれるすべてのコンポーネントが、リブートや自動リブート( リブー ト= 自動の場合) を必要としない場合、以下のオプションが無効になります(淡色 表示) 。 アップデート後直ちに アップデート段階の終了直後にリブートが開始されます。 ServerView Update Management 74 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 後で リブートを指定された時刻に開始します。アップデート段階が指定した時刻 で終了していない場合、アップデート段階の終了直後にリブートを開始しま す。 「リブート開始時刻」オプションは、マネジメントブレードとコネクショ ンブレードのブート開始時刻には影響ありません。 マネジメントブレード とコネクションブレードは、フラッシュ直後にブートされます。 5.1.5.5 「アップデート詳細」ダイアログボックス 「アップデート詳細」ダイアログボックスには、「アップデート詳細」タブのテー ブルで選択したアップデートに関する追加情報が表示されます。このダイアログ ボックスに表示されるパラメータは、「利用可能バージョン」以外は変更できませ ん。 サーバグループ「未サポートのサーバ」または「不明なサーバ」を選択した場 合、このダイアログにデータは表示されません。 このダイアログボックスを開くには、「アップデート詳細」タブの「詳細表示」タ ブをクリックします。 図 22: 「アップデート詳細」ダイアログボックス サーバ名 アップデート対象のサーバ名。 ServerView Update Management 75 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ カテゴリ コンポーネントが属するグループ。 コンポーネント コンポーネント名。 インストール済バージョン 現在インストールされているバージョン。 新バージョン インストールされたバージョンを置換するバージョン。 インストール済バージョンとの比較 「新バージョン」フィールドに表示されるバージョンを評価します。 最も新し 表示されたバージョンはインストール済みバージョンよりも新し く、リポジトリ内で最新です。 い 最も古い 表示されたバージョンはインストール済みバージョンよりも古く、 リポジトリ内で最も古いものです。 新しい 表示されたバージョンはインストール済みバージョンよりも新しい ものです。 同一 表示されたバージョンはインストール済みバージョンと同じもので す。 古い 表示されたバージョンはインストール済みバージョンよりも古いも のです。 補足バージョン ダウンロードマネージャで使用されるアップデートパッケージの内部バージョ ン。 リポジトリ内のコンポーネントは、Web サーバで見つかったアップデートバー ジョンで置換されます。 利用可能バージョン リポジトリ内のアップデートのすべてのバージョンが表示されます。 ダウンロードサイズ(MB) アップデートに必要なメモリ量(MB 単位)。 ベンダ重要度 各ベンダが指定したアップデートの重要度。 推奨 アップデートが推奨されま す。 必須 アップデートが緊急に必要で す。 普通 アップデートは不要です。 ServerView Update Management 76 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ カスタム重要度 ユーザが指定したアップデートの重要度。このパラメータを使用して「ベンダ重 要度」設定を上書きできます。 推奨 アップデートが推奨されま す。 必須 アップデートが緊急に必要で す。 普通 アップデートは不要です。 インストール時間(分) アップデートのインストール時間(分単位)。 適用可否 はい コンポーネントをインストールできます。 いいえ コンポーネントをインストールできません。 リブート はい ジョブの実行後、サーバをリブートする必要があります。 いいえ サーバをリブートする必要はありません。 環境依存 サーバはジョブが実行された後にリブートできます。 自動 (マネジメントブレードとコネクションブレードのみ) コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。 適用不可の理由 コンポーネントをインストールできない理由の説明。 依存関係 アップデートに関して注意が必要な依存関係を表示します。 ボタン リリースノートを表示 規定のブラウザが開き、最新のリリースノートが表示されます。 PSP詳細を表示(PSP = PRIMERGY Support Package) (PSP = PRIMERGY サポートパッケージ) 選択したアップデートに含まれるパッケージの情報を表示します。 ServerView Update Management 77 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 5.1.5.6 「PSP詳細」ダイアログボックス PRIMERGY Support Package(PSP)は、PRIMERGY サーバ上のドライバとソ フトウェア製品をインストールおよびアップデートするための基本要素です。 PSP には複数のパッケージがあり、それぞれには同じ種類の異なるバージョンのド ライバまたはソフトウェア製品が含まれています。 このダイアログを開くには、「アップデート詳細」ダイアログまたは「アップデー トのプロパティ編集」ダイアログの「PSP詳細を表示」をクリックします。 図 23: PSP詳細 ダイアログボックス 「PSP詳細」ダイアログには、個々のパッケージについての情報とその他のコン ポーネントとの依存関係が表示されます。 ヘッダーには、PSP の名前とバージョンが表示されます。 その下には、個々のパッケージの情報とその他のコンポーネントとの依存関係のブ ロックがあります。 パッケージには PSP 内での連番が付けられ、バージョンとと もに表示されます。 ServerView Update Management 78 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 依存関係 パッケージをインストールするには、すべての依存関係の要件を満たす必要があり ます。 インストールするパッケージについて、表示されるすべての依存関係を満たす 必要があります。 各 PSP について、すべての依存関係が満たされる最初のパッケージがインス トールされます。 Support 各コンポーネントグループについて、指定されたコンポーネントの少なくとも 1 つがターゲットシステム上に存在する必要があります。 OR 演算子で連結されたすべてのコンポーネントは、コンポーネントグループに 属します。 個々のコンポーネントグループは AND 演算子で連結されます。 Exclude 除外手順 「Exclude」でマークされたコンポーネントは、ターゲットシステムにひとつも 存在してはいけません。 除外されるすべてのコンポーネントは OR 演算子で連結されます。 Required 「Required」でマークされたコンポーネントは、ターゲットシステムにすべて 存在する必要があります。 すべての必要なコンポーネントは AND 演算子で連結されます。 5.1.5.7 ジョブコピーウィザード このウィザードを使用して、ジョブをドメイン内の任意のサーバにコピーできま す。ウィザードは複数のダイアログボックスで構成され、個々のステップのガイド が示されます。すべての必要なステップは、左側にツリー構造で表示されます。 ウィザードを開くには、「ジョブ詳細」タブでコピーするジョブを選択し、「ジョ ブのコピー」をクリックします。 「サーバの選択」ステップ(ジョブコピーウィザード) 「サーバの選択」はウィザードの最初のステップです。ここで、ジョブをコピーす る先のサーバを選択します。 ServerView Update Management 79 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 図 24: 「サーバの選択」ステップ 候補のサーバ ジョブのコピー先として利用可能なサーバのリスト。 選択されたサーバ ジョブのコピー先として選択されたサーバ。 >> 「候補のサーバ」リストのすべてのサーバを「選択されたサーバ」リストにコ ピーします。 > 「候補のサーバ」リストから選択したサーバを「選択されたサーバ」リストにコ ピーします。 < 「選択されたサーバ」リストから選択したサーバを「候補のサーバ」リストに移 動します。 << 「選択されたサーバ」リストのすべてのサーバを「候補のサーバ」リストに移動 します。 「ログオン」ステップ(ジョブコピーウィザード) 「ログオン」はウィザードの 2 番目のステップです。 ここで、ユーザ認証が必要な すべてのサーバにログオンします(エージェントアクセス = 不許可または認証 未)。 ServerView Update Management 80 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 図 25: 「ログオン」ステップ テーブルには、「サーバの選択」ステップで選択したすべてのサーバが表示されま す。 アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバを選択した 場合、アップデートマネージャはこれらのサーバへのログオンの試行を無視 します。 列 意味 サーバ サーバの名前 管理可能 サーバの可用性 ServerView Update Management 81 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 列 エージェントアク セス 意味 サーバ上の Update エージェントのアクセスステータス 許可 サーバへのログオンはすでに正常に完了 しています。サーバにアクセスできま す。 不許可 サーバへのアクセスは現在制限されてい ます。適切なユーザ ID とパスワードを使 用してサーバにログオンする必要があり ます。 制限無し サーバへのアクセスにはログオンは不要 です。 信頼 サーバにログオンの時点でアクセスでき なかったため、ログオンデータは正しい ものとして保存されました。 有効な証明書がインストールされていま す。 認証済 管理対象サーバにシングルサインオンで きます。 認証未 有効な証明書がインストールされていま せん。 管理対象サーバにシングルサインオンで きません。 ユーザ認証 アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。 このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update エージェントがア カウントチェックで設定されている場合のみ必要です。 マネジメントブレードとコネクションブレードを TFTP サーバ経由でアップ デートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力してハードウェアにアクセス します。 VMware ESXi オペレーティングシステムを実行しているシステム上の iRMC S3/iRMC S4 ファームウェアまたはシステムボード BIOS を TFTP サーバ経由 でアップデートする場合は、ユーザ ID とパスワードを入力して iRMC にアクセ スします。 (ESXi システムへのアクセスデータはチェック済みで、ServerView Operations Manager 内に格納されています。これらはアップデート管理で自 動的に取得されます。) ServerView Update Management 82 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ パスワードの確認と設定 ログオンデータを確認し、選択したサーバへのアクセス権を設定します(管理可 能 = はいの場合)。パスワードは現在のセッションについて有効です。 サーバにアクセスできない場合、ログオンデータは正しいものとして保存されま す(管理可能 = いいえの場合)。 一覧からサーバを削除 表示されているリストから選択したサーバを削除します。 「ジョブ名の入力」ステップ(ジョブコピーウィザード) ジョブ名の入力はウィザードの 3 番目のステップです。ここでは、ジョブに名前を 割り当てます。 図 26: 「ジョブ名の入力」ステップ ジョブ名 ジョブの一意の名前 デフォルト: JOB_<連番、1 から開始> 説明 コメントとしてのジョブの説明(オプション) Web ユーザ(PRIMEQUEST サーバのみ) Web サーバのユーザ名(中央管理用サーバ) Web パスワード(PRIMEQUEST サーバのみ) Web サーバのパスワード(中央管理用サーバ) ServerView Update Management 83 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 以下のフィールドの目的は、情報提供のみです。値は変更できません。 複数のサーバにジョブを同時に作成する場合、同じフィールドに表示されるパ ラメータの値が異なる場合があります。この場合、文字列「---」がこのフィー ルドに表示されます。 例: ジョブが入力されたサーバでは、アップデート後にリブートが必要です(リ ブート = 必要)。その他のサーバではリブートは不要です(リブート = 不 要)。この場合、「リブート」フィールドには文字列「---」が表示されます。 同じフィールドに表示されるパラメータに同じ値が指定される場合は、この値 が表示されます。 サーバ アップデート対象のサーバ名 重要度 アップデートの重要性 推奨 アップデートが推奨されま す。 必須 アップデートが緊急に必要で す。 普通 アップデートは不要です。 1 台のサーバに対してジョブを作成する場合、ジョブに含まれるアップデートの 最高重要度が表示されます(必須 > 推奨 > 不要)。 リブート ジョブの実行後にリブートが必要か(リブート = 必要)、または不要か(リ ブート = 不要)を示します。 環境依存 コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示 します。 自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ) コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。 1 台のサーバについてジョブを作成した場合、少なくとも 1 つのアップデート でリブートが必要な場合はリブートが必要です。 ダウンロードサイズ(MB) 該当するサーバへのアップデートのインストールに必要な、空きメモリ容量 インストール時間(分) すべてのアップデートを該当するサーバにインストールするために必要な時間 ServerView Update Management 84 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 「TFTPの入力」ステップ(ジョブコピーウィザード) TFTPの入力はウィザードの 4 番目のステップです。 ここでは、サーバに Update エージェントがインストールされていない場合に、TFTP サーバのアドレスを入力 します。 このステップは、該当するサーバに Update エージェントがインストール されている場合には表示されません。 図 27: 「TFTPの入力」ステップ テーブルには、タブで選択したサーバのサブセットが表示されます。 列 意味 サーバ サーバの名前 TFTPアドレス TFTP サーバの IP アドレス TFTPアドレス変更 このボタンをクリックして、選択したサーバの TFTP サーバの IP アドレスを変 更します。 「ジョブのスケジュール」ステップ(ジョブコピーウィザード) 「ジョブのスケジュール」はウィザードの最後のステップです。ここで、ジョブを 実行する時刻を指定します。 ServerView Update Management 85 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 図 28: 「ジョブのスケジュール」ステップ 管理用サーバとジョブを実行するサーバが、実行時に稼動していることを確認 してください。 転送開始時刻 ジョブのサーバへの転送開始時刻。 直ちに 「完了」をクリックしてウィザードを終了した直後に、転送を開始します。 後で 転送を指定された時刻に開始します。 日付、時間、分を選択します。 アップデート開始時刻 サーバでのアップデート段階の開始時刻。 転送後直ちに 転送直後にアップデートを開始します。 後で アップデート段階を指定された時刻に開始します。転送段階が指定した時刻 で終了していない場合、転送段階の終了直後にアップデートを開始します。 リブート開始時刻 サーバリブートの開始時刻( リブート= 必要、またはリブート = 環境依存 の場合 のみ)。 ジョブに含まれるすべてのコンポーネントが、リブートや自動リブート( リブー ト= 自動の場合) を必要としない場合、以下のオプションが無効になります(淡色 表示) 。 アップデート後直ちに アップデート段階の終了直後にリブートが開始されます。 ServerView Update Management 86 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 後で リブートを指定された時刻に開始します。アップデート段階が指定した時刻 で終了していない場合、アップデート段階の終了直後にリブートを開始しま す。 「リブート開始時刻」オプションは、マネジメントブレードとコネクショ ンブレードのブート開始時刻には影響ありません。 マネジメントブレード とコネクションブレードは、フラッシュ直後にブートされます。 5.1.5.8 「ジョブ詳細」ダイアログボックス 「ジョブ詳細」ダイアログボックスには、「ジョブ詳細」タブで選択したジョブに 関連する、明確で詳細な概要情報が提示されます。 サーバグループ「未サポートのサーバ」または「不明なサーバ」を選択した場 合、このダイアログにはデータは表示されません。 このダイアログボックスを開くには、「ジョブ詳細」タブの「詳細を表示」ボット ンをクリックします。 図 29: 「ジョブ詳細」ダイアログボックス このダイアログボックスでは、「リリース済」パラメータのみを変更できます。そ の他のパラメータは変更できません。 ジョブ名 選択したジョブの名前 ServerView Update Management 87 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 重要度 ジョブに含まれるアップデートの、累積した重要度。アップデートの最高の重要 度が表示されます(必須 > 推奨 > 不要)。 推奨 アップデートが推奨されま す。 必須 アップデートが緊急に必要で す。 普通 アップデートは不要です。 転送開始時刻 アップデートを管理用サーバから PRIMERGY サーバに転送する開始時刻 サーバ サーバの名前 リブート この設定は、ジョブが実行された後、少なくとも 1 台のアップデートされた サーバをリブートするか(リブート = 必要)、またはどのサーバもリブートす る必要がない(リブート = 不要)かを指定します。 環境依存 コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示しま す。 自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ) コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。 実行時刻 アップデート段階の開始時刻 ジョブステータス 現在のジョブステータス レディ ジョブは実行の待機中です(データ転送が開始される前のス テータスです)。 転送中 ジョブは現在転送中です。 転送完了 ジョブは正常に転送され、アップデート手順の開始を待機して います。 アップデート ジョブは現在アップデート段階にあります。 中 アップデート アップデートがサーバで正常に実行されました。 完了 リスキャン中 サーバのインベントリが再確認されています。 リブート中 サーバは現在リブート中です。 ServerView Update Management 88 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 完了 エラー すべてのコンポーネントがアップデートされ、ジョブは完了し ました。 考えられる理由 : l 少なくとも 1 つのコンポーネントのアップデートが失敗しま した。 l チェックジョブは成功しませんでした。 l クリーンアップジョブは成功しませんでした。 l ステータスを取得できませんでした。 マネージャ停 管理用サーバがジョブの実行中にリブートされました。18 ペー 止 ジの 管理用サーバに関する注記を参照してください。 インストール時間(分) 分単位でのインストール時間 リブート開始時刻 ブートプロセスの開始時刻(リブート = 必要、またはリブート = 環境依存 の場 合)。 ダウンロードサイズ(MB) アップデートに必要なメモリ量(MB 単位) リリース済 この設定は、その他の PRIMERGY サーバで実行するために、ジョブがリリース されたか(はい)、リリースされていないか(いいえ)を指定します。 TFTP アドレス TFTP サーバの IP アドレス 説明 ジョブの説明(コメント) エラーテキスト エラーが発生した場合、このフィールドには発生したエラーのエラーメッセージ が表示されます。 エラーメッセージについては、203 ページの アップデートマネージャのエラー メッセージの項で説明しています。 カテゴリ/コンポーネント/旧バージョン/新バージョン/ステータス ジョブに含まれるアップデートについてのバージョンおよびステータス情報を含 むテーブル ボタン ログファイルを表示 選択したジョブのログファイルを表示します。 このボタンは、完了または処理中のジョブに対してのみ有効になります。 ServerView Update Management 89 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 5.1.5.9 「ジョブの編集」ダイアログボックス 「ジョブの編集」ダイアログボックスでは、「ジョブ詳細」タブで選択したジョブ の、「ジョブ名」、「リリース済」、「説明」を変更できます。 「ジョブステータス」が「レディ」の場合のみ、「転送開始時刻」、「アップデー ト開始時刻」、および「リブート開始時刻」を変更できます。 このダイアログボックスを開くには、「ジョブ詳細」タブの「ジョブの編集」をク リックします。 図 30: 「ジョブの編集」ダイアログボックス ジョブ名 選択したジョブの名前. リリース済 この設定は、その他の PRIMERGY サーバで実行するために、ジョブがリリース されたか(はい)、リリースされていないか(いいえ)を指定します。 ServerView Update Management 90 5.1 アップデートマネージャのメインウィンドウ 説明 ジョブの説明(コメント) 転送開始時刻 ジョブのサーバへの転送開始時刻。 直ちに 「完了」をクリックしてウィザードを終了した直後に、転送を開始します。 後で 転送を指定された時刻に開始します。 日付、時間、分を選択します。 アップデート開始時刻 サーバでのアップデート段階の開始時刻。 転送後直ちに 転送直後にアップデートを開始します。 後で アップデート段階を指定された時刻に開始します。転送段階が指定した時刻 で終了していない場合、転送段階の終了直後にアップデートを開始します。 リブート開始時刻 サーバリブートの開始時刻( リブート= 必要、またはリブート = 環境依存 の場合 のみ)。 ジョブに含まれるすべてのコンポーネントが、リブートや自動リブート( リブー ト= 自動の場合) を必要としない場合、以下のオプションが無効になります(淡色 表示) 。 アップデート後直ちに アップデート段階の終了直後にリブートが開始されます。 後で リブートを指定された時刻に開始します。アップデート段階が指定した時刻 で終了していない場合、アップデート段階の終了直後にリブートを開始しま す。 「リブート開始時刻」オプションは、マネジメントブレードとコネクショ ンブレードのブート開始時刻には影響ありません。 マネジメントブレード とコネクションブレードは、フラッシュ直後にブートされます。 5.1.5.10 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックス 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックスで、使用する TFTP サーバの IP アドレ スを入力します。 ServerView Update Management 91 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 図 31: 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックス IPv4 Internet Protocol Version 4 フォーマットの IP アドレス。 IPv6 Internet Protocol Version 6 フォーマットの IP アドレス。 接続テスト "ping" 機能を使用して、指定された IP アドレスへの接続を確立できるかどうか をテストします。 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ リポジトリマネージャでリポジトリを管理できます。 ServerView Update Management 92 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 図 32: リポジトリマネージャのメインウィンドウ リポジトリマネージャのメインウィンドウには、リポジトリの現在のコンテンツが 表示され、以下の要素が含まれています(上から下の順)。 5.2.1 l ServerView Suite ヘッダー l ServerView Suite メニューバー l ワークエリア。左側にツリー構造、右側に各種タブがあります ツリー構造 ServerView Update Management 93 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 図 33: リポジトリマネージャのツリー構造 ツリー構造は左側に表示され、リポジトリマネージャで利用できるアップデートが 表示されます。ツリー構造で、「アップデート」タブおよび「ユーザ定義」タブの テーブルに表示するデータを選択します。 ツリー構造には以下のグループが表示され、関連するコンポーネントが一覧表示さ れます。 すべてのアップデート リポジトリ内のすべてのアップデート。 新しいアップデート ダウンロードマネージャがダウンロードしたか、インポート機能を使ってイン ポートした、リポジトリ内の新しいアップデート。これらのアップデートは、2 週間経過すると「新しいアップデート」 グループから自動的に削除されます。 「アップデート」タブの「リロード」を使用してリポジトリをリロードすると、 経過時間が 0 に設定され、時間カウンタが再度開始されます。 重要度別アップデート 推奨される(推奨)または緊急に必要な(必須)、すべてのアップデート。 リリース済アップデート ユーザによって明示的にリリースされたアップデート。このグループは、少なく とも 1 つの「リリース済」アップデートがある場合にのみ表示されます。 ユーザ定義 「ユーザ定義」タブで作成して管理できる、カスタマイズしたグループ。 このノードは、カスタマイズしたグループを定義していない場合には表示されま せん。 5.2.2 「アップデート」タブ ツリー構造で選択したグループに属するすべてのエントリが、「アップデート」タ ブのテーブルに表示されます。 ServerView Update Management 94 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 図 34: 「アップデート」タブ テーブルでは、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニュー を開くには、テーブルのエントリを右クリックします。 テーブル内の列の意味を以下で説明します。 列 意味 アップデートス アップデートの緊急度 テータス(アイ アップデートが推奨されます。 コン) アップデートが緊急に必要です。 アップデートは不要です。 カテゴリ コンポーネントグループの名前 「<列>のフィルタ」 ダイアログボックスが開き、テーブルに表 示する行を指定できます。 コンポーネント コンポーネント名 バージョン アップデートのバージョン OS OS の種類 アップデートの緊急度 重要度 推奨 アップデートが推奨されます。 必須 アップデートが緊急に必要です。 不要 アップデートは不要です。 ServerView Update Management 95 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 列 リリース済 意味 アップデートがその他の PRIMERGY サーバで実行できるように リリースされたか(必要)、リリースされていないか(不要)を 示します。 インストール時 アップデートのインストール時間(分単位) 間 アップデート後にサーバリブートが必要か(はい)、または不要 リブート要 か(いいえ)を示します。 環境依存 コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するか どうかを示します。 自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ) コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。 コメント アップデートに関するコメント ボタン 編集 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスが開き、アップデートの 「カスタム重要度」、「リリース済」、「コメント」パラメータを編集できま す。 インポート 管理用サーバのリポジトリをアップデートするには、「リポジトリコンポーネン トのインポート」ダイアログボックスを開いて、新しいコンポーネントを ServerView Update DVD または別の既存のリポジトリからインポートしま す。 指定したディレクトリ(サブディレクトリをすべて含む)にあるすべてのアップ デートコンポーネントが、管理用サーバの既存のリポジトリに(より新しい場合 は)追加されます。 リポジトリ全体を置き換える場合は、設定ウィザードを使用して行いま す。 エクスポート 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログボックスを開いて、選 択したディレクトリにエクスポートするコンポーネントを、リポジトリから選択 できます。 ServerView Update Management 96 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 削除 「リポジトリコンポーネントの削除」ダイアログボックスを開いて、必要なく なって削除可能なコンポーネントをリポジトリから選択できます。 コンポーネントの削除ができるのは、現在のリポジトリが、コンピュータ のローカル HDD パーティションまたは外部の USB ストレージデバイス にある場合のみです。 削除は、アップデートジョブに属さないコンポーネントについてのみ可能 です。このため、このようなコンポーネントをリポジトリから削除するに は、関連するアップデートジョブを先に削除してください。 リロード リポジトリをリロードし、データベースエントリをアップデートします。バック グラウンドで、すべてのサーバに対してインベントリデータの再収集が実行され ます。 リポジトリがリロードされると、ツリー構造の「新しいアップデート」グループ のアップデートの経過時間が 0 に設定され、時間カウンタが再度開始されま す。 リポジトリは、アップデートが手動で追加された場合にのみリロードする 必要があります。 コンテキストメニューの追加の機能 リリース 選択したアップデートをリリースして、その他の PRIMERGY サーバで実行でき るようにします(たとえば、テストホスト上でエラーなしで処理された後な ど)。 5.2.3 「ユーザ定義」タブ 「ユーザ定義」タブにある機能によって、カスタマイズしたアップデートグループ を作成して管理できます。ここで作成したグループは、ツリー構造の「ユーザ定 義」に表示されます。 グループを作成していない場合は、ツリー構造には「ユーザ定義」のノードはな く、タブも空白です。 ServerView Update Management 97 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 図 35: 「ユーザ定義」タブ テーブルでは、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニュー を開くには、テーブルのエントリを右クリックします。 ユーザ定義のエントリをダブルクリックすると、「アップデートのプロパティ 編集」ダイアログボックスが開きます(100 ページの 「アップデートのプロ パティ編集」ダイアログボックスを参照)。 テーブル内の列の意味を以下で説明します。 ServerView Update Management 98 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 列 名前 意味 ユーザ定義の名前とアップデートステータスの累積 「ユーザ定義」に、アップデートが推奨される 1 つ 以上のコンポーネントが含まれます。 「ユーザ定義」に、アップデートが緊急に必要な 1 つ以上のコンポーネントが含まれます。 「ユーザ定義」には、アップデートは必要なコン ポーネントは含まれません。 コンポーネントの名前とアップデートステータス アップデートが推奨されます。 アップデートが緊急に必要です。 アップデートは不要です。 バージョン アップデートのバージョン OS OS の種類 アップデートの緊急度 重要度 リリース済 推奨 アップデートが推奨されます。 必須 アップデートが緊急に必要です。 不要 アップデートは不要です。 アップデートがその他の PRIMERGY サーバで実行できるように リリースされたか(はい)、リリースされていないか(いいえ) を示します。 インストール時 アップデートのインストール時間(分単位) 間 リブート要 アップデート後にサーバリブートが必要か(必要)、または不要 か(不要)を示します。 環境依存 コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するか どうかを示します。 自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ) コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。 説明 コンポーネントの説明 ServerView Update Management 99 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ ボタン 作成 「ユーザ定義の作成」ダイアログボックスが開き、カスタマイズしたグループを 作成できます。 削除 タブで選択したグループを削除します。 編集 「ユーザ定義の編集」ダイアログボックスが開き、選択したグループの設定を編 集できます。 リリース 今後使用するため、選択したグループをリリースします。 5.2.4 ダイアログボックス リポジトリマネージャには、以下のダイアログボックスがあります。 l l 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックス o 「リリースノートを表示」ダイアログボックス o 「PSP詳細」ダイアログボックス 「リポジトリコンポーネントのインポート」ダイアログボックス o l 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログボックス o l 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」 - 結果ダイアログボックス 「リポジトリコンポーネントの削除」ダイアログボックス o 5.2.4.1 「リポジトリコンポーネントのインポート」 - 結果ダイアログボックス 「リポジトリコンポーネントの削除」 - 結果ダイアログボックス l 「ユーザ定義の作成」ダイアログボックス l 「ユーザ定義の編集」ダイアログボックス 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックス 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスには、「アップデート」タ ブで選択したジョブに関連する、明確で詳細な概要情報が提示されます。このダイ アログボックスのほとんどのパラメータは変更できません。アップデートの以下の プロパティは変更できます。 l リリース済 l カスタム重要度 ServerView Update Management 100 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ l コメント このダイアログボックスを開くには、「アップデート」タブの「編集」をクリック します。 図 36: 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックス カテゴリ コンポーネントが属するグループ。 コンポーネント コンポーネント名。 バージョン アップデートバージョン。 OS 該当する OS。 バージョン詳細 アップデートバージョンの詳細。 リブート要 アップデート後にサーバリブートが必要か(必要)、または不要か(不要)を示 します。 環境依存 コンポーネントがアップデートされた後にサーバを再起動するかどうかを示しま す。 ServerView Update Management 101 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 自動(マネジメントブレードとコネクションブレードのみ) コンポーネント自体でリブートが必要かどうかを判断します。 ダウンロードサイズ(MB) アップデートに必要なメモリ量(MB 単位)。 インストール時間(分) アップデートのインストール時間(分単位)。 ダウンロード時刻 アップデートが Web サーバからリポジトリに転送される時刻。 ベンダ重要度 各ベンダが指定したアップデートの重要度。 推奨 アップデートが推奨されま す。 必須 アップデートが緊急に必要で す。 普通 アップデートは不要です。 リリース済 選択したアップデートをリリースして(はい)、その他の PRIMERGY サーバで 実行できるようにするか(たとえば、テストホスト上でエラーなしで処理された 後など)、またはリリースしないか(いいえ)を指定します。 カスタム重要度 ユーザが指定したアップデートの重要度。このパラメータを使用して「ベンダ重 要度」設定を上書きできます。 推奨 アップデートが推奨されま す。 必須 アップデートが緊急に必要で す。 普通 アップデートは不要です。 コメント アップデートの説明(コメント)。 依存関係 アップデートに関して注意が必要な依存関係。 ボタン リリースノートを表示 規定のブラウザが開き、最新のリリースノートが表示されます。 ServerView Update Management 102 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ PSP 詳細を表示 (PSP = PRIMERGY サポートパッケージ) 選択したアップデートに含まれるパッケージの情報を表示します。 5.2.4.2 「リポジトリコンポーネントのインポート」ダイアログボックス このダイアログボックスを開くには、「アップデート」タブの「インポート」をク リックします。 リポジトリ全体を置き換える場合は、設定ウィザードを使用して行います。 図 37: 「リポジトリのインポート」ダイアログボックス ServerView Update Management 103 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ コンポーネントのインポートができるのは、現在のリポジトリが、コンピュー タのローカル HDD パーティションまたは外部の USB ストレージデバイスに ある場合のみです。 管理用サーバのリポジトリをアップデートするには、新しいコンポーネントを、 ServerView Update DVD または別の既存のリポジトリなどのローカルまたはリ モートリポジトリから、現在のリポジトリにインポートします。「インポートパ ス」フィールドに、インポートするアップデートコンポーネントを含むディレクト リを指定して「インポートの確認」をクリックしてください。 プロセスが終了すると、指定したディレクトリ(すべてのサブディレクトリを含 む)内のすべてのコンポーネントが左側の「コンポーネントの一覧」リストに表示 されます。より新しいアップデートのみを表示する場合、「新しいアップデートの みフィルタをかける」オプションを有効にします。 必要なすべてのコンポーネントを、左側の「コンポーネントの一覧」リストから右 側の「選択されたコンポーネント」リストにコピーして、「OK」をクリックしま す。 選択したすべてのアップデートコンポーネントが、管理用サーバの既存のリポジト リに(まだない場合)追加されます。コンポーネントの古いバージョンが存在して いる場合は、新しいバージョンが補足的にローカルリポジトリに追加されます。 リポジトリへのインポートの実行中は、プログレスバーが表示されます。 「キャンセル」をクリックしてプロセスを中断すると、インポートが停止し、結果 ダイアログボックスにすでにインポートされたすべてのコンポーネントが表示され ます。 ドライブのタイプ ローカル インポートパスはローカル管理用サーバ上にあります。 リモート インポートパスはネットワークの任意の場所にあります。このオプションは Windows 管理用サーバでのみ使用できます。 このオプションを有効にすると、「ユーザ」と「パスワード」の入力が必要 になります。 インポートパス インポートするディレクトリの絶対パス。このディレクトリは、既存のリポジト リのルート、または任意のサブディレクトリを指定できます。 管理用サーバで直接 ServerView Operations Manager を起動した場合 のみ、「参照...」ボタンは有効です。 ServerView Update Management 104 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ インポートの確認 「インポートパス」フィールドに定義されたディレクトリで、使用可能なコン ポーネントを確認します。検出されたすべてのコンポーネントは、左側の「コン ポーネントの一覧」リストに表示されます。 新しいアップデートのみフィルタをかける このオプションを使用する場合、より新しいアップデートのみ左側の「コンポー ネントの一覧」リストに表示されます。 コンポーネントの一覧 このリストには、インポート可能なすべての新しいコンポーネントが表示されま す。 コンポーネントは、ローカルまたはリモートリポジトリからインポートできま す。 選択されたコンポーネント このリストには、「コンポーネントの一覧」リストから選択したすべてのコン ポーネントが表示されます。 選択したコンポーネントは現在のリポジトリへインポートされます。 ServerView Update Management 105 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 5.2.4.3 「リポジトリコンポーネントのインポート」 - 結果ダイアログボックス 図 38: 「リポジトリコンポーネントのインポート」 - 結果 このダイアログには、コンポーネントを現在のリポジトリへインポートした結果が 表示されます。 カテゴリ コンポーネントグループの名前。 コンポーネント コンポーネントの名前。 バージョン アップデートのバージョン。 ServerView Update Management 106 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 結果 OK コンポーネントがインポートされました。 エラー インポートに失敗しました。 エラーメッセージ インポートの失敗原因について説明が表示されます。 5.2.4.4 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログボックス このダイアログボックスを開くには、「アップデート」タブの「エクスポート」を クリックします。 図 39: 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」ダイアログ ServerView Update Management 107 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ コンポーネントのエクスポートができるのは、現在のリポジトリとターゲット ディレクトリが、コンピュータのローカル HDD パーティションまたは外部の USB ストレージデバイスにある場合のみです。 左側の「コンポーネントの一覧」リストに、現在のリポジトリのすべてのコンポー ネントが表示されます。 最初に、目的のコンポーネントの、エクスポート先のディレクトリの絶対パスを選 択します。このディレクトリは、コンピュータのローカル HDD パーティションま たは外部の USB ストレージデバイスにあります。 エクスポートするコンポーネントを「コンポーネントの一覧」リストから「選択さ れたコンポーネント」リストにコピーします。 選択したコンポーネントをエクスポートするには、「OK」をクリックします。 コンポーネントのエクスポート中は、プログレスバーが表示されます。 「キャンセル」をクリックしてプロセスを中断すると、エクスポートが停止し、結 果ダイアログボックスにすでにエクスポートされたすべてのコンポーネントが表示 されます。 エクスポートパス 選択したコンポーネントの、エクスポート先のディレクトリの絶対パスです。 目的のディレクトリを選択するには、「参照...」ボタンを使用します。 コンポーネントの一覧 このリストには、現在のリポジトリに含まれるすべてのコンポーネントが表示さ れます。 選択されたコンポーネント このリストには、「コンポーネントの一覧」リストから選択したすべてのコン ポーネントが表示されます。 ServerView Update Management 108 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 5.2.4.5 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」 - 結果ダイアログボックス 図 40: 「リポジトリコンポーネントのエクスポート」 - 結果ダイアログ このダイアログには、現在のリポジトリのコンポーネントを、選択したエクスポー トディレクトリへエクスポートした結果が表示されます。 カテゴリ コンポーネントグループの名前。 コンポーネント コンポーネントの名前。 バージョン アップデートのバージョン。 ServerView Update Management 109 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 結果 OK コンポーネントがエクスポートされました。 エラー エクスポートに失敗しました。 エラーメッセージ エクスポートの失敗原因について説明が表示されます。 5.2.4.6 「リポジトリコンポーネントの削除」ダイアログボックス このダイアログボックスを開くには、「アップデート」タブの「削除」をクリック します。 図 41: 「リポジトリコンポーネントの削除」ダイアログ ServerView Update Management 110 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ コンポーネントの削除ができるのは、現在のリポジトリが、コンピュータの ローカル HDD パーティションまたは外部の USB ストレージデバイスにある 場合のみです。 削除は、アップデートジョブに属さないコンポーネントについてのみ可能で す。このため、このようなコンポーネントをリポジトリから削除するには、関 連するアップデートジョブを先に削除してください。 左側の「コンポーネントの一覧」リストに、現在のリポジトリのすべてのコンポー ネントが表示されます。 「コンポーネントの一覧」リストで削除するコンポーネントを選択し、「対象サー バ」リストにコピーします。 選択したコンポーネントを削除するには、「OK」をクリックします。 選択したコンポーネントの削除中は、プログレスバーが表示されます。 「キャンセル」をクリックしてプロセスを中断すると、削除プロセスが停止し、結 果ダイアログボックスにすでに削除されたすべてのコンポーネントが表示されま す。 リポジトリのパス 現在のリポジトリがある場所の絶対パスが表示されます。 コンポーネントの一覧 このリストには、現在のリポジトリに含まれるすべてのコンポーネントが表示さ れます。 選択されたコンポーネント このリストには、「コンポーネントの一覧」リストから選択したすべてのコン ポーネントが表示されます。 ServerView Update Management 111 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 5.2.4.7 「リポジトリコンポーネントの削除」 - 結果ダイアログボックス 図 42: 「リポジトリコンポーネントの削除」 - 結果ダイアログ このダイアログには、現在のリポジトリからコンポーネントを削除した結果が表示 されます。 カテゴリ コンポーネントグループの名前。 コンポーネント コンポーネントの名前。 バージョン アップデートのバージョン。 ServerView Update Management 112 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 結果 OK コンポーネントが削除されました。 エラー 削除プロセスは失敗しました。 使用中 アップデートジョブで使用されているため、コンポーネントは削除されませ んでした。 エラーメッセージ 削除プロセスの失敗原因について説明が表示されます。 5.2.4.8 「PSP詳細」ダイアログボックス PRIMERGY Support Package(PSP)は、PRIMERGY サーバ上のドライバとソ フトウェア製品をインストールおよびアップデートするための基本要素です。 PSP には複数のパッケージがあり、それぞれには同じ種類の異なるバージョンのド ライバまたはソフトウェア製品が含まれています。 このダイアログを開くには、「アップデート詳細」ダイアログまたは「アップデー トのプロパティ編集」ダイアログの「PSP詳細を表示」をクリックします。 ServerView Update Management 113 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 図 43: PSP詳細 ダイアログボックス 「PSP詳細」ダイアログには、個々のパッケージについての情報とその他のコン ポーネントとの依存関係が表示されます。 ヘッダーには、PSP の名前とバージョンが表示されます。 その下には、個々のパッケージの情報とその他のコンポーネントとの依存関係のブ ロックがあります。 パッケージには PSP 内での連番が付けられ、バージョンとと もに表示されます。 依存関係 パッケージをインストールするには、すべての依存関係の要件を満たす必要があり ます。 インストールするパッケージについて、表示されるすべての依存関係を満たす 必要があります。 各 PSP について、すべての依存関係が満たされる最初のパッケージがインス トールされます。 Support 各コンポーネントグループについて、指定されたコンポーネントの少なくとも 1 つがターゲットシステム上に存在する必要があります。 OR 演算子で連結されたすべてのコンポーネントは、コンポーネントグループに 属します。 個々のコンポーネントグループは AND 演算子で連結されます。 Exclude 除外手順 「Exclude」でマークされたコンポーネントは、ターゲットシステムにひとつも 存在してはいけません。 除外されるすべてのコンポーネントは OR 演算子で連結されます。 Required 「Required」でマークされたコンポーネントは、ターゲットシステムにすべて 存在する必要があります。 すべての必要なコンポーネントは AND 演算子で連結されます。 5.2.4.9 ユーザ定義の作成(ダイアログボックス) 「ユーザ定義の作成」ダイアログボックスで、カスタマイズしたアップデートグ ループを作成できます。これはアップデートマネージャ画面の「アップデート詳 細」タブ内「ユーザ定義」下に表示されます。 このダイアログボックスを開くには、「ユーザ定義」タブの「作成」をクリックし ます。 ServerView Update Management 114 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 図 44: 「ユーザ定義の作成」ダイアログボックス 名前 カスタマイズしたアップデートグループの名前。 説明 カスタマイズしたアップデートグループの説明(コメント)。 コンポーネントの一覧 選択できるコンポーネントグループ。 選択されたコンポーネント ユーザ定義のグループにコピーされたコンポーネントグループ。 >> すべてのコンポーネントグループをユーザ定義のグループに転送します。 > 選択したコンポーネントグループをユーザ定義のグループに転送します。 < 選択したコンポーネントグループをユーザ定義のグループから削除します。 << すべてのコンポーネントグループをユーザ定義のグループから削除します。 ServerView Update Management 115 5.2 リポジトリマネージャのメインウィンドウ 元に戻す ダイアログボックスで最後に実行した操作を元に戻します。 5.2.4.10 ユーザ定義の編集(ダイアログボックス) 「ユーザ定義の編集」ダイアログボックスで、カスタマイズしたアップデートグ ループを選択して編集できます。 このダイアログボックスを開くには、「ユーザ定義」タブの「編集」をクリックし ます。 図 45: 「ユーザ定義の編集」ダイアログボックス 名前 カスタマイズしたアップデートグループの名前(変更できません)。 説明 カスタマイズしたアップデートグループの説明(コメント)。 コンポーネントの一覧 選択できるコンポーネントグループ。 選択されたコンポーネント ユーザ定義のグループにコピーされたコンポーネントグループ。 ServerView Update Management 116 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ >> すべてのコンポーネントグループをユーザ定義のグループに転送します。 > 選択したコンポーネントグループをユーザ定義のグループに転送します。 < 選択したコンポーネントグループをユーザ定義のグループから削除します。 << すべてのコンポーネントグループをユーザ定義のグループから削除します。 元に戻す ダイアログボックスで最後に実行した操作を元に戻します。 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ ダウンロードマネージャでは、ダウンロードタスクを定義します。タスクを実行す る日時と頻度を設定し、選択したサーバを割り当ててダウンロードタスクを有効化 します。すでに実行したダウンロードタスクについての情報も表示できます。 ダウンロードサービスは定義されたダウンロードタスクを使用して割り当てられた サーバへのアップデートを検索し、アップデートをデフォルトリポジトリにロード し、ダウンロードタスクが有効にされているサーバ上でアップデートを実行する必 要があるかどうかを確認します。 図 46: ダウンロードマネージャのメインウィンドウ ダウンロードマネージャのメインウィンドウには、上から下に向かって以下のセク ションがあります。 ServerView Update Management 117 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ 5.3.1 l ServerView Suite ヘッダー l ServerView Suite メニューバー l ワークエリア。左側にツリー構造、右側に各種タブがあります。 ツリー構造 図 47: ダウンロードマネージャのツリー構造 ダウンロードマネージャの左側にはツリー構造があり、ドメインおよびカスタマイ ズされたグループ内のすべてのサーバが表示されます。 すべてのサーバ 現在アップデートマネージャでサポートされている、ドメイン内のサーバを表示 します。 グループ ユーザが定義したグループを表示します。 サーバアイコン サーバまたはグループ記号(ブレードサーバ、仮想システムなど)の前にあるア イコンは、対応するサーバ/グループの累積的なアップデートステータスを示し ます。 アップデート不要、または重要度 = 通常でアップデートが必要です。 重要度 = 推奨でアップデートが必要です。 重要度 = 必須でアップデートが必要です。 未定義。使用可能な既存のインベントリがありません。 5.3.2 「スケジュール」タブ 「スケジュール」タブには、現在使用できるすべてのダウンロードタスクが表示さ れます。新しいダウンロードタスクの作成、既存のダウンロードタスクの変更、削 除、有効化、無効化を実行できます。 ServerView Update Management 118 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ ダウンロードタスクを作成する際、ダウンロードタスクの実行日時と頻度、保存す る関連ログファイルの数を定義します。ダウンロードタスクを使用するには、「有 効化」機能を使用してから、後でアップデートの検索を実行するサーバを割り当て ます。 図 48: 「スケジュール」タブ テーブルでは、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニュー を開くには、テーブルのエントリを右クリックします。 有効 ダウンロードタスクに少なくとも 1 台のサーバが割り当てられているかどうか を示します。 スケジュール ダウンロードタスクに指定されたダウンロードスケジュールのサマリを表示しま す。 サーバ ダウンロードタスクに割り当てられたサーバの名前を表示します。 ボタン 追加... ダイアログボックスが開き、新しいダウンロードタスクを指定します。 編集... ダイアログボックスが開き、テーブルで選択したダウンロードタスクを変更でき ます。 削除 テーブルで選択したダウンロードタスクを削除します。 ServerView Update Management 119 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ ただし、サーバが割り当てられていない場合にのみ、ダウンロードタスクを削除 できます。 有効... ダイアログボックスが開き、テーブルで選択したダウンロードタスクに 1 台以 上のサーバを割り当てられます。 無効 テーブルで選択したダウンロードタスクを停止します。すべてのサーバがダウン ロードタスクから削除されます。 5.3.3 「タスク」タブ このタブには、ドメイン内の使用できるサーバの概要が表示されます。「スケ ジュール」列には、サーバがダウンロードタスクに割り当てられているかどうか と、割り当てられている場合は対応するタスクが表示されます。 特定のサーバまたはグループをツリー構造(左側)から選択すると、このタブに表 示するサーバ数を制限できます。 図 49: 「タスク」タブ テーブルでは、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニュー を開くには、テーブルのエントリを右クリックします。 テーブル内の列の意味を以下で説明します。 ServerView Update Management 120 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ サーバアイコン サーバまたはグループ記号(ブレードサーバ、仮想システムなど)の前にあるア イコンは、対応するサーバ/グループの累積的なアップデートステータスを示し ます。 アップデート不要、または重要度 = 通常でアップデートが必要です。 重要度 = 推奨でアップデートが必要です。 重要度 = 必須でアップデートが必要です。 未定義。使用可能な既存のインベントリがありません。 名前 サーバの名前を表示します。 グループ サーバグループの名前を表示します。 スケジュール ダウンロードタスクのダウンロードスケジュールのサマリを表示します。 ステータスアイコン このアイコンは、ダウンロードタスクのステータスを示します。 未定義 - ダウンロードタスクは実行されませんでした OK - 最後に実行されたダウンロードタスクが成功しました エラー - 最後に実行されたダウンロードタスクが失敗しました 実行中 - チェックまたはダウンロードの実行中です 前回の結果 アップデートの検索が最後に正常に実行された日時を表示します。 次回実行 アップデートの検索が次に実行される日時を表示します。 ボタン 直ちに一度だけ このボタンをクリックすると、テーブルで選択したサーバのアップデートの検索 が開始します。 無効 テーブルで選択したサーバを、割り当てられたダウンロードタスクから除外しま す。 ServerView Update Management 121 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ 5.3.4 「ログ」タブ このタブには、すでに完了したダウンロードタスクについての情報が表示されま す。 図 50: 「ログ」タブ テーブルでは、コンテキストメニューを使用できます。コンテキストメニュー を開くには、テーブルのエントリを右クリックします。 テーブル内の列の意味を以下で説明します。 ステータスアイコン OK - 最後に実行されたダウンロードタスクが成功しました エラー - 最後に実行されたダウンロードタスクが失敗しました 時刻 ダウンロードタスクの開始時刻を示します。 名前 サーバの名前を表示します。 ログ ログファイルの作成時刻を表示します。 グループ グループタスクのサーバグループ名を表示します。 ServerView Update Management 122 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ スケジュール このエントリに属するダウンロードタスクの説明が表示されます。 ダウンロードタスクのプロパティが変更されたり、ダウンロードタスクが削除さ れたりすると、説明は変化します。 エラー エラーが発生した場合に、ダウンロードタスクのエラー原因を表示します。 エラーメッセージについては、207 ページの ダウンロードマネージャのエラー メッセージの項で説明しています。 ボタン 表示 テーブルで選択したダウンロードタスクのログファイルを表示します。 削除 テーブルで選択したダウンロードタスクのログファイルを削除します。 全て削除 すべてのログファイルを削除します。 このボタンは、チェックまたはダウンロードの実行中は無効のままです。 5.3.5 ダイアログボックス ダウンロードマネージャには、以下のダイアログボックスがあります。 5.3.5.1 l ダウンロードサーバタスクの追加ダイアログボックス l ダウンロードサーバタスク設定の編集ダイアログボックス l ダウンロードサーバタスクの有効化ダイアログボックス ダウンロードサーバタスクの追加ダイアログボックス このダイアログボックスでは、ダウンロードタスクを実行する日時と頻度、関連す るログファイルを保存するかどうかを指定します。 ダイアログボックスは「スケジュール」タブで「追加...」をクリックすると開きま す。 ServerView Update Management 123 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ 図 51: ダウンロードサーバタスクの追加ダイアログボックス 開始日時選択 ダウンロードタスクを実行する日時をここで指定します。 直ちに実行 ダウンロードタスクが有効にされたら直ちに開始します。 実行時刻設 ダウンロードタスクを指定された時刻に開始します。 定 日付、時間、分を選択します。 実行間隔 ダウンロードタスクを実行する頻度をここで指定します。 1度だけ ダウンロードタスクを 1 度だけ実行します。 実行 時・分単 ダウンロードタスクを 1 時間ごとに実行します。 位で指定 (このオプションは現在使用できません。) 日単位で ダウンロードタスクを 1 日ごとに実行します。 指定 週単位で ダウンロードタスクを 1 週間ごとに実行します。「週単位で指 指定 定」を選択すると、「直ちに実行」オプションが無効(選択不 可)になります。 月単位で ダウンロードタスクを 1 か月ごとに実行します。「月単位で指 指定 定」を選択すると、「直ちに実行」オプションが無効(選択不 可)になります。 ServerView Update Management 124 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ ログデータの履歴 ここでは、ログファイルを保存するかどうか、保存する場合はファイル数を指定 します。 前回分のみ 最新のログファイルのみを保存します。 保存する最新のログファイル数を指定できます。 なし ログファイルを保存しません。 (このオプションは現在使用できません) 全て すべてのログファイルを保存します。 内部サーバグループ(VMware またはブレードサーバなど)のすべてのロ グファイルは、「ログデータの履歴」で指定した内容に関わらず保存され ます。 サマリ 指定された値のサマリがこの出力フィールドに表示されます。 ボタン 作成 ダウンロードタスクに入力された値を保存し、ダイアログボックスを閉じます。 閉じる 入力された値を破棄し、ダイアログボックスを閉じます。 ヘルプ 現在のダイアログボックスのヘルプを開きます。 5.3.5.2 ダウンロードサーバタスクの編集ダイアログボックス このダイアログボックスでは、ダウンロードタスクが実行される日時と保存する関 連ログファイル数の設定を変更できます。 以前選択したダウンロードタスクのダイアログボックスを開くには、「スケジュー ル」タブの「編集...」をクリックします。 ServerView Update Management 125 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ 図 52: ダウンロードサーバタスクの編集ダイアログボックス 開始日時選択 ダウンロードタスクを実行する日時をここで指定します。 直ちに実行 ダウンロードタスクが有効にされたら直ちに開始します。 実行時刻設 ダウンロードタスクを指定された時刻に開始します。 定 日付、時間、分を選択します。 実行間隔 ダウンロードタスクを実行する頻度がここに表示されます。 このダウンロードタスクにサーバが割り当てられていない場合にのみ、値を変更 できます。 1度だけ実行 ダウンロードタスクを 1 度だけ実行します。 時・分単位で指 ダウンロードタスクを 1 時間ごとに実行します。 定 (このオプションは現在使用できません。) 日単位で指定 ダウンロードタスクを 1 日ごとに実行します。 週単位で指定 ダウンロードタスクを 1 週間ごとに実行します。 月単位で指定 ダウンロードタスクを 1 か月ごとに実行します。 ログデータの履歴 ここでは、ログファイルを保存するかどうか、保存する場合はファイル数を指定 します。 ServerView Update Management 126 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ 前回分のみ 最新のログファイルのみを保存します。 保存する最新のログファイル数を指定できます。 なし ログファイルを保存しません。 (このオプションは現在使用できません) 全て すべてのログファイルを保存します。 内部サーバグループ(VMware またはブレードサーバなど)のすべてのロ グファイルは、「ログデータの履歴」で指定した内容に関わらず保存され ます。 サマリ 指定された値のサマリがこの出力フィールドに表示されます。 ボタン 作成 ダウンロードタスクに入力された値を保存し、ダイアログボックスを閉じます。 閉じる 入力された値を破棄し、ダイアログボックスを閉じます。 5.3.5.3 ダウンロードサーバタスクの有効化ダイアログボックス このダイアログボックスでは、ダウンロードタスクに 1 つまたは複数のサーバを割 り当てます。 このダイアログボックスを表示するには、「スケジュール」タブで編集するダウン ロードタスクを選択し、「有効...」をクリックします。 ServerView Update Management 127 5.3 ダウンロードマネージャのメインウィンドウ 図 53: ダウンロードサーバタスクの有効化ダイアログボックス ウィンドウ上部の出力フィールドには、ダウンロードタスクに指定された値の概要 が表示されます。 ウィンドウの左側にはツリー構造があり、ドメインおよびカスタマイズされたグ ループでの使用できるすべてのサーバが表示されます。 ダウンロードタスクに割り 当てるサーバをここで選択します。 ウィンドウの右側には、ダウンロードタスクに割り当てられたサーバのリストがあ ります。 ボタン >> 左側のリストから、右側のダウンロードタスクに割り当てられたサーバのリスト に、すべてのサーバをコピーします。 > 左側のリストで選択されたサーバを、右側のダウンロードタスクに割り当てられ たサーバのリストにコピーします。 < 右側のリストで選択されたエントリを、ダウンロードタスクに割り当てられた サーバのリストから削除します。 ServerView Update Management 128 5.4 設定のメインウィンドウ << ダウンロードタスクに割り当てられたサーバのリストからのすべてのエントリを 右側のウィンドウから削除します。 元に戻す ダイアログボックスで最後に実行した操作を元に戻します。 適用 現在の設定を保存してダイアログボックスを閉じます。 閉じる すべての変更内容を破棄してダイアログボックスを閉じます。 ヘルプ 現在のダイアログボックスのヘルプを開きます。 5.4 設定のメインウィンドウ メインウィンドウには以下の要素が含まれています(上から下の順)。 l ServerView Suite ヘッダー l ServerView Suite メニューバー l タブ付きのワークエリア 「メール設定」および「ダウンロード設定」タブは、ソフトウェアのアップ デートにリモートリポジトリを設定している場合には、無効(グレー表示)に されています。 これらのタブは、ローカルリポジトリをダウンロードサービス(ダウンロード マネージャ)経由でアップデートする際のみ必要です。 5.4.1 「一般設定」タブ 以下に示す設定パラメータが「一般設定」タブに表示されます。 プロパティを変更するには、「設定変更」をクリックします。 ServerView Update Management 129 5.4 設定のメインウィンドウ 図 54: 「一般設定」タブ リポジトリの状態 リポジトリの状態 OK ファイルシステムのリポジトリとデータベーステーブル UpdateRepository が完全です 不完全 ファイルシステムへのコピーが失敗しました。 リポジトリの場所 リポジトリの絶対パス。 デフォルトTFTPアドレス TFTP サーバの IP アドレス(マネジメントブレードやコネクションブレードな どの、TFTP サーバ経由でアップデートされるコンポーネントの場合)。 デフォルトブート完了時間 アップデートされたサーバがリブート後に再起動するまでにアップデートマネー ジャが待機する時間。ここに入力した時間は、アップデート中にサーバを使用で きなくなる時間に加算されます。この時間を超過した場合、ジョブのステータス は「エラー」に設定されます。 ServerView Update Management 130 5.4 設定のメインウィンドウ Windows 管理用サーバの場合のみ : リポジトリがローカル管理用サーバではなくネットワーク内の別のシステム上にあ る場合 : ユーザ リポジトリが存在する、ネットワーク内のシステムでのユーザ名。 パスワード リポジトリが存在する、ネットワーク内のシステムでのパスワード。 ボタン 設定変更 設定ウィザードを開始します。 5.4.2 「メール設定」タブ 「メール設定」タブは、ソフトウェアのアップデートにリモートリポジトリを 設定している場合には、無効(グレー表示)となります。 このタブは、ローカルリポジトリをダウンロードサービス(ダウンロードマ ネージャ)経由でアップデートする際のみ必要です。 「メール設定」タブには、ダウンロードサービス経由でダウンロードされた新規の アップデートについて通知を受けるユーザのメール設定が表示されます。 プロパティを変更するには、 「設定変更」をクリックします。 ServerView Update Management 131 5.4 設定のメインウィンドウ 図 55: 「メール設定」タブ 宛先 電子メールの受信者のアドレス。 複数のアドレスを入力した場合、これらはカンマで区切られます。 同報 追加の受信者アドレス。 複数のアドレスを入力した場合、これらはカンマで区切られます。 差出人 送信者の電子メールアドレス。 SMTPサーバ SMTP サーバの IP アドレス。 ポート番号 SMTP サーバのポート番号。 ユーザ メールサーバにログオンするためのユーザ ID。 ServerView Update Management 132 5.4 設定のメインウィンドウ パスワード メールサーバにログオンするためのパスワード。 ボタン 設定変更 設定ウィザードを開始します。 5.4.3 「ダウンロード設定」タブ 「ダウンロード設定」タブは、ソフトウェアのアップデートにリモートリポジ トリを設定している場合には、無効(グレー表示)となります。 このタブは、ローカルリポジトリをダウンロードサービス(ダウンロードマ ネージャ)経由でアップデートする際のみ必要です。 「ダウンロード設定」タブには、富士通 Web サーバへの接続の詳細が表示されま す。このサーバを使用して、ダウンロードサービスは新しいアップデートをダウン ロードします。 表示された設定を変更するには、「設定変更」をクリックします。 図 56: 「ダウンロード設定」タブ ServerView Update Management 133 5.4 設定のメインウィンドウ Webサーバアドレス ダウンロードサービスで使用される Web サーバの URL。 デフォルトは富士通 Web サーバです。 データ転送に使用するプロトコル Webサーバからのデータ転送に使用するプロトコルのタイプ コメントには、現在の接続の種類が表示されます。 以下のいずれかのメッセージが表示されます。 l l l ダウンロードマネージャは管理用サーバで定義されているプロキシ設定を使用し ます。 ダウンロードマネージャは設定ウィザードで定義したプロキシサーバを使用しま す。 ダウンロードマネージャのプロキシは現在設定されていません。 Windows 管理用サーバで事前定義されているプロキシ設定を検索する例 : 「スタート」 - 「コントロールパネル」 - 「インターネットオプション」 - 「接 続」 - 「LAN の設定」の順にクリックします。 サーバ名 プロキシサーバの名前または IP アドレス ポート番号 プロキシサーバで使用されるポートの番号 ユーザ名 プロキシサーバにログオンするためのユーザ名(ID) パスワード プロキシサーバにログオンするためのパスワード ボタン 設定変更 設定ウィザードを開始します。 5.4.4 設定ウィザード このウィザードを使用して、アップデート管理のグローバルパラメータを設定しま す。ウィザードには複数のステップがあります。必要なすべてのステップが、左側 にツリー構造で表示されます。 ServerView Update Management 134 5.4 設定のメインウィンドウ 「次へ」または「戻る」を選択して、ウィザードのステップ間を移動できます。ス テップに必須パラメータがある場合、必須の値を入力するまで「次へ」は無効に なっています。 このウィザードは、アップデート管理に最初にアクセスしたときに自動的に開きま す。 このウィザードは「設定変更」をクリックしていつでも開くことができます。 5.4.4.1 「開始」ステップ(設定ウィザード) 「開始」はウィザードの最初のステップです。 図 57: 「開始」ステップ リポジトリ 次のいずれかを指定します。 5.4.4.2 l リポジトリを新規作成 l 既存のリポジトリを使用 「リポジトリ」ステップ(設定ウィザード) 「開始」ステップでの選択内容(「既存のリポジトリを使用」または「リポジトリ を新規作成」)に応じて、このステップに表示されるフィールドは異なります。 ServerView Update Management 135 5.4 設定のメインウィンドウ 既存のリポジトリを使用 図 58: 「既存のリポジトリを使用」ステップ 管理用サーバ上のリポジトリ ローカル管理用サーバ上のリポジトリを指定します。 リポジトリの場所 管理用サーバ上のリポジトリの絶対パス。 Windows の場合の形式 : <ドライブ文字>:\<ディレクトリ名>\... Linux の場合の形式 : /<ディレクトリ名>/... リポジトリがある globalflash ディレクトリは、このパスには指定されてい ません。 管理用サーバで直接 ServerView Operations Manager を起動した場 合のみ、「参照...」ボタンは有効です。 ネットワークドライブ上のリポジトリ ネットワーク内の別のシステム上にあるリポジトリを指定します。 リポジトリの場所(UNC パス) ネットワークドライブ上のリポジトリの絶対パス。 Windows UNC 表記を使用します。 \\<サーバ名>\<共有名>\<パス> ユーザ リポジトリが存在する、ネットワーク内のシステムでのユーザ名。 パスワード リポジトリが存在する、ネットワーク内のシステムでのパスワード。 ServerView Update Management 136 5.4 設定のメインウィンドウ 「ネットワークドライブ上のリポジトリ」へ接続するためのユーザお よびパスワードが変更された場合は、次の手順に従います。 1. 管理用サーバのリブート 2. ServerView Operations Manager で「設定」アプレットを開き ます。 3. 「設定変更」をクリックします。 4. 「開始」ステップで「既存のリポジトリを使用」を選択します。 5. 「ネットワークドライブ上のリポジトリ」オプションを有効にし ます。 6. ユーザとパスワードを入力します。 重要 これらの手順を終了する前に他のアプレットを開かないでください。 接続テスト ネットワーク内のシステムへの接続をテストします。 Linux リブートのたびに、管理者が手動でリモートドライブをマウントする必要が あります。 //<絶対パス名> マウントポイント自体とそのディレクトリには、ユーザ svuser に対する読み取り/実行アクセス権が必要です。 リポジトリを新規作成 図 59: 「リポジトリを新規作成」ステップ ServerView Update Management 137 5.4 設定のメインウィンドウ 管理用サーバで直接 Operations Manager を起動する場合は、「参 照...」ボタンのみ有効です。 DVDからインポート ServerView Update DVD からリポジトリをインポートします。 インポート元のパス DVD 上でのインポートするリポジトリの絶対パス。 例 Windows Linux E:\Firmware /media/Firmware Webサーバからのダウンロード Fujitsu Technology Solutions GmbH の Web サーバから、またはリポジトリ サーバからリポジトリをロードします。リポジトリサーバについては、 『ServerView Update Repository』マニュアルを参照してください。 リポジトリの場所 管理用サーバ上のリポジトリの絶対パス。 指定したディレクトリが存在しない場合は、作成されます。 指定したディレクトリがすでに存在している場合は、警告が発行されます。続行 すると、指定したディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリが削除され ます。次に、指定したディレクトリ内にリポジトリが作成されます。 Linux ユーザ svuser には、リポジトリディレクトリとその下のサブ ディレクトリを作成する権限が必要です。 5.4.4.3 「その他」ステップ(設定ウィザード) ServerView Update Management 138 5.4 設定のメインウィンドウ 図 60: 「その他」ステップ デフォルトTFTPアドレス TFTP サーバの IP アドレス(マネジメントブレードやコネクションブレードな どの、TFTP サーバ経由でアップデートされるコンポーネントの場合)。 変更 「IP アドレスの変更」ダイアログボックスが開きます。ここで新しい TFTP ア ドレスを入力して、新しい TFTP アドレスへの接続の確立をテストできます。 デフォルトブート完了時間 アップデートされたサーバがリブートするまでにアップデートマネージャが待機 する時間。 ここに入力した時間は、アップデート中にサーバを使用できなくな る時間に加算されます。 Plink configuration Plink(PuTTY リンク)は PuTTY 用のコマンドラインツールです。PuTTY は ネットワークファイル転送アプリケーションです(SCP、SSH、Telnet、 rlogin)。 Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能し ません(オペレーティングシステム VMware ESXi や MMB を搭載し たシステム)。 Plink が設定済みの場合、設定 ウィンドウの 一般設定 タブにある Plink Configured エントリがオンになり、設定ウィザードの Configure plink for Update Manager は無効になります。 Configure plink for Update Manager オプションをオンにすると、有効化 ス テップで Plink の設定が開始されます(143 ページの 「適用」ステップ(設定 ウィザード) を参照)。 Plink ファイルのパスを指定します。 完全なパスを指定する必要があります。 Plink はアップデートリポジトリにあります。(CMSのオペレーティン グシステムに応じて; たとえば、 …\BladeSystem\PRIMERGY BX900 Management Blade S1\<vers>)。 5.4.4.4 「ダウンロード設定」ステップ(設定ウィザード) このステップでは、ダウンロードサービスのプロキシ設定を定義します。 ServerView Update Management 139 5.4 設定のメインウィンドウ 図 61: 「ダウンロード設定」ステップ HTTP/HTTPS Web サーバからのデータの転送に使用するプロトコルのタイプを選択します。 Webサーバ ダウンロードサービスの Web サーバの URL を入力します。デフォルトは富 士通Web サーバです。 リポジトリサーバをインストールするときに、リポジトリサーバの IP アド レスを入力できます。リポジトリサーバについては、『ServerView Update Repository』マニュアルを参照してください。 デフォルトに戻す Web サーバのアドレスをデフォルト値の富士通Webサーバにリセットしま す。これは、ユーザが自分の Web サーバをテストするために値を変更した 場合に役立ちます。 プロキシサーバを使用しない このオプションは、プロキシサーバを使用せずにダウンロードマネージャを使用 する場合に有効にします。ダウンロードマネージャはすべてのプロキシ設定を無 視します。 管理用サーバで定義されているプロキシ設定を使用 このオプションは、管理用サーバで定義されているプロキシ設定を使用する場合 に有効にします。 このオプションは、Windows の場合にのみ使用できます。 Windows 管理サーバ上に定義済みのプロキシ設定を見つけるには、「スター ト」 - 「コントロールパネル」 - 「インターネットオプション」 - 「接続」 - ServerView Update Management 140 5.4 設定のメインウィンドウ 「LAN 設定」の順にクリックします。 プロキシサーバを使用 このオプションは、ダウンロードマネージャに対してのみ定義されたプロキシ サーバを使用する場合に有効にします。 プロキシサーバのポートの詳細については、ネットワーク管理者に問い合わせて ください。 サーバ名 使用するプロキシサーバの名前または IP アドレス ポート プロキシサーバで使用されるポートの番号 ユーザ名 (事前)定義されたプロキシサーバにログオンするためのユーザ名(ID) パスワード (事前)定義されたプロキシサーバにログオンするためのパスワード 接続テスト Web サーバへの接続をテストします。 メール設定 このオプションを有効にすると、次のステップは「メール設定」になります。 「メール設定」に定義したユーザは、「ダウンロードサービス」でダウンロード した新しいアップデートについて電子メールで通知されます。 このオプションを無効にすると、次のステップは「適用」になります。 5.4.4.5 「メール設定」ステップ(設定ウィザード) このステップは、前のステップで「メール設定」オプションを選択した場合にのみ 表示されます。 ここでは、ダウンロードサービスでダウンロードした新しいアップ デートについて電子メールで通知されるユーザを定義します。 ServerView Update Management 141 5.4 設定のメインウィンドウ 図 62: 「メール設定」ステップ 宛先 電子メールの受信者のアドレス。 複数のアドレスを入力した場合、これらはカンマで区切られます。 同報 追加の受信者アドレス。 複数のアドレスを入力した場合、これらはカンマで区切られます。 差出人 送信者の電子メールアドレス。 SMTPサーバ SMTP サーバの IP アドレス。 ポート番号 SMTP サーバのポート番号。 ユーザ メールサーバにログオンするためのユーザ ID。 パスワード メールサーバにログオンするためのパスワード。 パスワード確認 確認のために、同じパスワードを入力します。 接続テスト SMTP サーバへの接続をテストします。 ServerView Update Management 142 5.4 設定のメインウィンドウ 5.4.4.6 「適用」ステップ(設定ウィザード) 「適用」はウィザードの最後のステップです。 図 63: 「適用」ステップ 適用 データベースのパラメータ変更を適用します。リポジトリを変更した場合は、す べてのサーバのインベントリデータが再作成されます。新しいリポジトリデータ がデータベースに読み込まれます。リモートリポジトリの使用を選択した場合 は、時間がかかります(ネットワークに依存します)。 新しいリポジトリデータがデータベースに読み込まれると、プログレスバーが表示 されます。 「Cancel」をクリックしてプロセスを中断した場合、リポジトリのステータスが 「不完全」 に設定されます。現在の設定が削除され、新しい設定が必要になりま す。 以前のリポジトリをもう一度使用するには、設定ウィザードを起動します。 「開始」ステップで「既存のリポジトリを使用」を選択します。 「リポジトリ」ステップで以前のリポジトリを指定します。 ServerView Update Management 143 5.5 フィルタダイアログボックス 5.5 フィルタダイアログボックス 「<列名> 列のフィルタ」ダイアログボックスのタブを使用して、テーブルに表示 するテーブルエントリを指定できます。テーブルにはデフォルトですべての行が表 示されます。テーブルは、列および以下の基準でフィルタできます。 l 特定の値(「標準」タブ) l 値範囲。複数の値を指定できます(「カスタム」タブ) ダイアログボックスを開くには、テーブルヘッダーのフィルタアイコン をクリッ クします。フィルタを実行できる各列に対してフィルタアイコンが表示されます。 5.5.1 標準(フィルタダイアログボックス) 図 64: フィルタダイアログボックスの「標準」タブ 「標準」タブでは、すべての値と選択した列での発生頻度を表示します。 5.5.2 全て選択 表示するすべてのテーブル行を選択します 全て非選択 すべてのテーブル行を選択解除します <値> 選択した値を持つすべてのテーブル行を表示します 文字列(フィルタダイアログボックス) 「カスタム」タブに、文字列を入力できます。選択した列において、この文字列と 一致するテーブル行が表示されます ServerView Update Management 144 5.5 フィルタダイアログボックス 図 65: フィルタダイアログボックスの文字列タブ <列名> 列のパターン 文字列はフィルタ条件として機能します。文字列には任意の英数字 と、以下のプレースホルダを使用できます。 ? 1 文字を表します * 任意の数の文字を表します ¥ 文字 * と ? を使用してフィルタリングできるワイルドカード文字です 例: ¥* は、フィルタリングされた列にアスタリスクを 1 文字含むすべて の行を示します。 フィルタ条件として、任意の文字数を入力できます。正規表現によるフィルタリ ングは実行できません。 5.5.3 整数値(フィルタダイアログボックス) 「カスタム」タブに、特定の数値範囲を入力できます。選択した列おいて、この数 値範囲と一致するテーブル行が表示されます。 ServerView Update Management 145 5.5 フィルタダイアログボックス 図 66: フィルタダイアログボックスの整数値タブ <列名> 論理演算子のリストと、範囲の開始値の入力フィールドがあり、条件の作成に使 用できます。 論理演算子 AND または OR AND 両方の条件を満たす必要があります OR 片方の条件を満たす必要があります <列名> 論理演算子のリストと、範囲の終了値の入力フィールドがあり、条件の作成に使 用できます。 ServerView Update Management 146 6 アップデートの管理 アップデート管理のアプリケーションを使用して、サーバとコンポーネントのアッ プデートを効率的に管理できます。 6.1 アップデートマネージャ アップデートマネージャにより、中央管理用サーバを利用した、サーバドメイン内 のファームウェアおよびソフトウェアコンポーネントのインストールおよびアップ デートを実施することができます。 ドライバと追加プロダクトについては、初回インストールが可能です。 以下のコンポーネントについてはアップデートが可能です。 6.1.1 l ファームウェア l BIOS l ドライバ l ServerView エージェント l ServerView Update エージェント l 追加プロダクト アップデートマネージャを開く アップデートマネージャを ServerView Operations Manager で開く方法は 2 つあ ります。 l l ServerView Operations Manager の開始ページで、「アップデート管理」の 「アップデートマネージャ」を選択します。 ServerView メニューバーで、「アップデート管理」の「アップデートマネー ジャ」を選択します。 メインウィンドウにアップデートマネージャが開きます。 6.1.2 アップデートマネージャを閉じる メインウィンドウを閉じると、アップデートマネージャが終了します。 l アップデートマネージャのメインウィンドウを閉じるには、ブラウザウィンドウ の「閉じる」アイコンをクリックします。 ServerView Update Management 147 6.1 アップデートマネージャ 6.1.3 サーバへのログオン サーバにアクセスするには、アクセスステータスが「不許可」または「認証未」の サーバにログオンする必要があります。 1. 「サーバ詳細」タブで、ログオンするサーバを選択します。45 ページの 「サー バ詳細」タブを参照してください。 2. 「ログオン」をクリックします。 「ログオン」ダイアログボックスが開きます。 3. このダイアログボックスの左側のテーブルで、選択内容をさらに絞り込めます。 アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバも選択し た場合、これらもテーブルに表示されます。 ただし、これらのサーバへ ログオンしても何も起こりません。 4. 「ユーザ認証」にユーザ ID とパスワードを入力します。 5. 「パスワードの確認と設定」をクリックします。 結果 : サーバへの接続が確立すると、管理可能 = はいとして示されます。 この場合、ログ オンデータがチェックされ、選択されたサーバについてアクセス権限が設定されま す。 アクセスステータスが「不許可」から「許可」に変更され、パスワードが現在 のセッションで有効になります。 サーバへの接続が確立できない場合、管理可能 = いいえとして示されます。 この場 合、ログオンデータは正しいものとして保存されます。 アクセスステータスは「不 許可」から「信頼」に変更されます。 サーバに再度アクセスできるようになると、 ステータスは「信頼」から「許可」に変更され、パスワードは現在のセッションで 有効になります。 6.1.4 サーバの Update エージェントのリセット サーバの Update エージェントが不明なステータスで終了した場合、クリーンアッ プ機能を使用してエージェントをリセットする必要がある場合があります。 Update エージェントは、ジョブがエラー「Pending Jobs」で終了した場合などは リセットする必要があります。 クリーンアップが正常に実行された後、Update エージェントは正常に動作するよ うになり、新しいアップデートジョブを実行できます。 1. 「サーバ詳細」タブで、該当するサーバを選択します。45 ページの 「サーバ詳 細」タブを参照してください。 ServerView Update Management 148 6.1 アップデートマネージャ 2. 「クリーンアップ」をクリックします。 クリーンアップウィザードが開き、最 初のステップ「ログオン」が表示されます。 サーバにアクセスするには、アクセスステータスが「不許可」または「認証未」 のサーバにログオンする必要があります。 3. このダイアログボックスの左側のテーブルにあるタブで、選択内容をさらに絞り 込めます。 アクセスステータスが「不許可」または「認証未」以外のサーバも選択し た場合、これらもテーブルに表示されます ただし、これらのサーバへログ オンしても何も起こりません。 4. 「ユーザ認証」にユーザ ID とパスワードを入力します。 5. 「パスワードの確認と設定」をクリックします。 結果 : サーバへの接続が確立すると、管理可能 = はいとして示されます。 この場合、 ログオンデータがチェックされ、選択されたサーバについてアクセス権限が設定 されます。 アクセスステータスが「不許可」(認証未)から「許可」に変更さ れ、パスワードが現在のセッションで有効になります。 サーバへの接続が確立できない場合、管理可能 = いいえとして示されます。 こ の場合、ログオンデータは正しいものとして保存されます。 アクセスステータ スは「不許可」(または「認証未」)から「信頼」に変更されます。 サーバに 再度アクセスできるようになると、ステータスは「信頼」から「許可」に変更さ れ、パスワードは現在のセッションで有効になります。 6. 「次へ」をクリックします。 「TFTPの入力」ステップが開きます。 このステップは、クリーンアップが TFTP を使用して実行される場合にのみ表 示されます。 7. テーブルでマネジメントブレードまたはコネクションブレードを選択します。 8. TFTP サーバの IP アドレスを「TFTPアドレス」フィールドで確認します。 設定ウィザードを使用して設定した値がデフォルトで表示されます。 TFTP アドレスを変更するには、「TFTPアドレス変更」をクリックします。 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックスが開きます。 使用する TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 「OK」をクリックして変更を確定します。 9. テーブルに複数のマネジメントブレードまたはコネクションブレードがある場 合、各マネジメントブレードまたはコネクションブレードについて手順 7 ~ 8 を繰り返します。 10. 「次へ」をクリックします。 「ジョブのスケジュール」ステップが開きます。 11. 「実行時刻」フィールドに、クリーンアップジョブを実行する時刻を指定しま ServerView Update Management 149 6.1 アップデートマネージャ す。 12. 「完了」をクリックしてクリーンアップジョブを完了します。 Update エージェントをクリーンアップするとき、すでに PRIMERGY サーバに転送されていたすべてのアップデートは削除されます。 6.1.5 サーバのアップデートログの表示 1. 「サーバ詳細」タブで、該当するサーバを選択します。45 ページの 「サーバ詳 細」タブを参照してください。 2. 「詳細を表示」をクリックします。「サーバ詳細」ダイアログボックスが表示さ れます。 3. 「履歴」をクリックします。Web ページが開き、サーバで実行されたすべての ジョブについての情報が表示されます。 6.1.6 アップデートに関する詳細情報の表示 1. 「アップデート詳細」タブで、詳細情報が必要なアップデートを選択しま す。50 ページの 「アップデート詳細」タブを参照してください。 2. 「詳細を表示」をクリックします。「アップデート詳細」ダイアログボックスが 開き、選択したアップデートに関する追加情報が表示されます。75 ページの 「アップデート詳細」ダイアログボックスを参照してください。 6.1.7 ジョブの管理 以下の手順では、ジョブの管理方法について説明します。 6.1.7.1 ジョブの作成 1. 「アップデート詳細」タブに移動します(50 ページの 「アップデート詳細」タ ブを参照)。 2. ツリー構造の「サーバ」タブまたは「アップデート」タブで、新しいジョブを作 成するグループを選択します。 3. 「アップデート詳細」タブの左側で、新しいジョブを作成するコンポーネントグ ループまたはサーバを選択します。 4. 「アップデート詳細」タブの右側で、新しいジョブを作成するサーバ固有のアッ プデートを選択します。 5. 「ジョブの作成」をクリックします。ジョブ作成ウィザードが開き、最初のス テップ「ログオン」が表示されます。サーバにアクセスするには、アクセスス ServerView Update Management 150 6.1 アップデートマネージャ テータスが「不許可」または「認証未」のサーバにログオンする必要がありま す。 6. このダイアログボックスの左側のテーブルにあるタブで、選択内容をさらに絞り 込めます。 アクセスステータスが「不許可」以外のサーバも選択した場合、これらも テーブルに表示されます。ただし、これらのサーバへログオンしても何も 起こりません。 7. 「ユーザ認証」にユーザ ID とパスワードを入力します。 8. 「パスワードの確認と設定」をクリックします。 l サーバへの接続が確立すると、管理可能 = はいとして示されます。この場 合、ログオンデータがチェックされ、選択されたサーバについてアクセス権 限が設定されます。アクセスステータスは「不許可」(または「認証未」) から「許可」に変更されます。 l サーバへの接続が確立できない場合、管理可能 = いいえとして示されます。 この場合、ログオンデータは正しいものとして保存されます。アクセスス テータスは「不許可」(または「認証未」)から「信頼」に変更されます。 9. 「次へ」をクリックします。「バージョンの変更」ステップが開きます。 10. 必要に応じて、別のバージョンのアップデートを選択します。 「バージョンの変更」をクリックします。 「アップデート詳細」ダイアログボックスが開きます。 「利用可能バージョン」リストから別のバージョンを選択します。 「閉じる」をクリックします。 11. 「次へ」をクリックします。「ジョブ名の入力」ステップが開きます。 12. 「ジョブ名」フィールドで、新しいジョブに名前を割り当てます。 13. 「説明」フィールドでジョブに説明を割り当てます(オプション)。 14. 「次へ」をクリックします。「TFTPの入力」ステップが開きます。このステッ プは、TFTP サーバを使用してアップデートされるコンポーネントに対してのみ 表示されます。 15. マネジメントブレード、コネクションブレード または VMware ESXi オペレー ティングシステムを実行するサーバを、テーブルから選択します。 16. TFTP サーバの IP アドレスを「TFTPサーバ」フィールドに入力します。 設定ウィザードを使用して設定した値がデフォルトで表示されます。 TFTP アドレスを変更するには、「TFTPアドレス変更」をクリックします。 「TFTPアドレス変更」ダイアログボックスが開きます。 使用する TFTP サーバの IP アドレスを入力します。 「OK」をクリックして変更を確定します。 ServerView Update Management 151 6.1 アップデートマネージャ 17. マネジメントブレード、コネクションブレード、または、VMware ESXi オペ レーティングシステムを実行するサーバが、テーブルに複数ある場合、それぞれ の行に対して手順15 ~ 16を繰り返します。 18. 「次へ」をクリックします。「ジョブのスケジュール」ステップが開きます。 19. 「転送開始時刻」フィールドに、ジョブをサーバに転送する時刻を指定します。 20. 「アップデート開始時刻」フィールドに、アップデート段階をサーバで開始する 時刻を指定します。 21. システムのリブートが必要なアップデートの場合のみ ( リブート= 必要、またはリブート= 環境依存 の場合に指定): 「リブート開始時刻」フィールドに、サーバをリブートする時刻を入力します。 22. 「完了」をクリックして新しいジョブを作成します。 6.1.7.2 ジョブのコピー この手順を使用して、ジョブを選択したサーバにコピーします。 1. 「ジョブ詳細」タブで、コピーするジョブを選択します(53 ページの 「ジョブ 詳細」タブを参照)。 2. 「ジョブのコピー」を選択します。ジョブのコピーウィザードが開き、最初の手 順「サーバの選択」が表示されます。 3. ジョブのコピー先のサーバを「候補のサーバ」リストから選択します。 4. 「>」をクリックします。選択したサーバは「選択されたサーバ」リストにコ ピーされます。 5. ジョブのコピー先の各サーバについて、手順 3 と 4 を繰り返します。 6. 「次へ」をクリックします。「ログオン」ステップが開きます。 7. ユーザ認証が必要なすべてのサーバにログオンします(エージェントアクセス = 不許可または認証未)。 8. 「次へ」をクリックします。「ジョブ名の入力」ステップが開きます。 9. 「ジョブ名」フィールドで、ジョブに名前を割り当てます。 10. 必要に応じて、「説明」フィールドでジョブに説明を割り当てます。 11. 「次へ」をクリックします。最後のステップ「ジョブのスケジュール」が開きま す。 12. 「転送開始時刻」フィールドに、ジョブをサーバに転送する時刻を指定します。 13. 「アップデート開始時刻」フィールドに、アップデート段階をサーバで開始する 時刻を指定します。 14. 「リブート開始時刻」フィールドで、サーバをリブートする時刻を指定します( リブート= 必要、またはリブート= 環境依存の場合のみ)。 15. 「完了」をクリックしてコピープロセスを開始します。 ServerView Update Management 152 6.2 リポジトリマネージャ 6.1.7.3 ジョブのリリース エラーが発生せずに処理できるジョブを確立した場合(テストコンピュータ上での テスト実行後など)、これらのジョブを「リリース済」と指定できます。この情報 は通知目的のみで、ジョブが各 PRIMERGY サーバで正常に実行できることを示し ます。 1. 「ジョブ詳細」タブで、リリースするジョブを選択します。53 ページの 「ジョ ブ詳細」タブを参照してください。 2. 「リリース」をクリックします。「確認」ダイアログボックスが開きます。 3. 「はい」をクリックすると、ジョブのリリースが確定します。 6.1.7.4 ジョブの削除 1. 「ジョブ詳細」タブで、削除するジョブを選択します。53 ページの 「ジョブ詳 細」タブを参照してください。 2. 「削除」をクリックします。 「確認」ダイアログボックスが開き、削除するジョブを確認する必要がありま す。 3. 「はい」をクリックすると、ジョブの削除が確定します。 6.1.7.5 ジョブについての詳細情報の表示 1. 「ジョブ詳細」タブで、詳細情報が必要なジョブを選択します。53 ページの 「ジョブ詳細」タブを参照してください。 2. 「詳細を表示」をクリックします。「ジョブ詳細」ダイアログボックスが開きま す。 ここでは、失敗したジョブの診断データも表示されます。 6.2 リポジトリマネージャ リポジトリマネージャには、以下の特徴があります。 l リポジトリ内の該当するアップデート情報を認識します。 l アップデート情報のプロパティ(重要度など)を変更できます。 l アップデートをリリースできます。 l Firmware ファイルディレクトリを ServerView Update DVD からインポート できます。DVD からの同じバージョンのコンポーネントをインポートすると、 リポジトリのコンテンツが上書きされます。 ServerView Update Management 153 6.2 リポジトリマネージャ 6.2.1 リポジトリマネージャを開く リポジトリマネージャを ServerView Operations Manager で開く方法は 2 つあり ます。 l l ServerView Operations Manager の開始ページで、「アップデート管理」の 「リポジトリマネージャ」を選択します。 ServerView メニューバーで、「アップデート管理」の「リポジトリマネー ジャ」を選択します。 メインウィンドウにリポジトリマネージャが開きます。 6.2.2 リポジトリマネージャを閉じる メインウィンドウを閉じると、リポジトリマネージャが終了します。 l 6.2.3 リポジトリマネージャのメインウィンドウを閉じるには、ブラウザウィンドウの 「閉じる」アイコンをクリックします。 アップデートの編集 個々のアップデートを編集できます。 1. ツリー構造でグループを選択します。 2. リポジトリマネージャの「アップデート」タブに移動します。94 ページの 「アップデート」タブを参照してください。 3. 編集するアップデートを選択します。 4. 「編集」をクリックします。 「アップデートのプロパティ編集」ダイアログボックスが開きます。 5. アップデートの必要なプロパティを変更します。 6. 「OK」をクリックして変更を確定します。 ダイアログボックスが閉じて、変更 されたプロパティがアップデートに適用されます。 6.2.4 アップデートのリリース 1 つ以上のコンポーネントでテストアップデートが正常な結果で完了したら、アッ プデートをリリースできます。 このコマンドは元に戻せません。リリースを元に戻すには、各アップデートを 編集する必要があります。 ServerView Update Management 154 6.2 リポジトリマネージャ 1. ツリービューで該当するグループを選択します。 2. リポジトリマネージャの「アップデート」タブに移動します。94 ページの 「アップデート」タブを参照してください。 3. リリースするアップデートを選択します。 4. 「リリース」をクリックします。リポジトリマネージャからダイアログが開き、 選択したアップデートのリリースの確認を求められます。 5. 「はい」をクリックしてリリースを確定します。ダイアログボックスが閉じて、 値「はい」がすべての選択されたアップデートの「リリース済」列に表示されま す。 6.2.5 ユーザ定義グループの管理(ユーザ定義) 以下の手順を使用して、ユーザ定義グループを管理できます。 6.2.5.1 ユーザ定義グループの作成 ユーザ定義グループを作成するには、以下の手順に従います。 1. リポジトリマネージャの「ユーザ定義」タブに移動します。 97 ページの 「ユーザ定義」タブを参照してください。 2. 「作成」をクリックします。 「ユーザ定義の作成」ダイアログボックスが開きます。 3. 「名前」で、新しいグループに名前を割り当てます。 4. 「説明」で、グループを説明するコメントを割り当てます。 5. 「>>」をクリックして、すべてのコンポーネントグループを「コンポーネント の一覧」リストから「選択されたコンポーネント」リストにコピーします。 6. すべてのコンポーネントグループをコピーしない場合は、新しいグループに追加 するコンポーネントグループを「コンポーネントの一覧」で選択して、「>」を クリックします。 7. 「OK」をクリックして、カスタマイズしたグループを作成します。ダイアログ ボックスが閉じて、新しいグループが作成されます。選択されたコンポーネント グループは、ServerView データベースの新しいグループに割り当てられます。 ユーザ定義グループの作成後に、選択したすべてのコンポーネントグループの 最新バージョンを表示できます。 6.2.5.2 ユーザ定義グループの編集 ユーザ定義グループを編集するには、以下の手順に従います。 1. リポジトリマネージャの「ユーザ定義」タブに移動します。97 ページの 「ユー ザ定義」タブを参照してください。 ServerView Update Management 155 6.2 リポジトリマネージャ 2. 編集するグループを選択します。 3. 「編集」をクリックします。 「ユーザ定義の編集」ダイアログボックスが開きます。 4. 必要に応じて、「説明」でグループに関するコメントを変更します。 5. グループを編集します。 6. 「OK」をクリックして変更を確定します。ダイアログボックスが閉じて、変更 が選択されたコンポーネントグループと ServerView データベース内のコンポー ネントに割り当てられます。 6.2.5.3 ユーザ定義グループでのアップデートのリリース ユーザ定義グループのコンポーネントでテストアップデートが正常な結果で完了し たら、アップデートをリリースできます。 このコマンドは元に戻せません。リリースを元に戻すには、各アップデートを 編集する必要があります。 1. ツリービューで、「ユーザ定義」で 1 つ以上のグループを選択するか、グルー プ自体を選択します。 2. リポジトリマネージャの「ユーザ定義」タブに移動します。97 ページの 「ユー ザ定義」タブを参照してください。 3. アップデートをリリースするグループを 1 つまたは複数選択します。 4. 「リリース」をクリックします。リポジトリマネージャからダイアログが開き、 「はい」をクリックしてアップデートのリリースの確認を求められます。 5. 「はい」をクリックしてリリースを確定します。 ダイアログボックスが閉じて、値「はい」がグループ内のコンポーネントのすべ てのアップデートに対する「リリース済」列に表示されます。 6.2.5.4 ユーザ定義グループの削除 ユーザ定義グループを削除するには、以下の手順に従います。 1. ツリービューで、「ユーザ定義」で 1 つ以上のグループを選択するか、グルー プ自体を選択します。 2. リポジトリマネージャの「ユーザ定義」タブに移動します。97 ページの 「ユー ザ定義」タブを参照してください。 3. 削除するグループを 1 つまたは複数選択します。 4. 「削除」をクリックします。 リポジトリマネージャからダイアログボックスが開き、「はい」を選択して削除 を確定します。 5. 削除を確定するには、「はい」をクリックします。 ダイアログボックスが閉じて、グループが削除されます。リポジトリマネージャ ServerView Update Management 156 6.3 ダウンロードマネージャ によって ServerView データベースに入力されたすべての割り当ても削除されま す。 6.2.6 リポジトリの再初期化 管理用サーバのリポジトリをアップデートするには、新しいコンポーネントを ServerView Update DVD または別の既存のリポジトリからインポートします。 リポジトリ全体を置き換える場合は、設定ウィザードを使用して行いま す。 1. リポジトリマネージャの「アップデート」タブに移動します94 ページの 「アッ プデート」タブを参照してください。 2. 「インポート」をクリックします。 「リポジトリのインポート」ダイアログボックスが開きます。 3. 「インポートパス」フィールドに、インポートするアップデートコンポーネント を含むディレクトリを指定します。 4. 「インポートの確認」をクリックします。 プロセスが終了すると、指定したディレクトリ(すべてのサブディレクトリを含 む)内のすべてのコンポーネントが左側の「コンポーネントの一覧」リストに表 示されます。より新しいアップデートを表示する場合のみ、「新しいアップデー トのみフィルタをかける」オプションを有効にします。 5. 必要なすべてのコンポーネントを、左側の「コンポーネントの一覧」リストから 右側の「選択されたコンポーネント」リストにコピーします。 6. 「OK」をクリックしてインポートを確定します。 選択したすべてのアップデートコンポーネントが、管理用サーバの既存のリポジ トリに(まだない場合)追加されます。古いバージョンのコンポーネントが存在 する場合は、新しいバージョンがローカルリポジトリに追加されます。 プロセスが完了すると、現在のリポジトリへのコンポーネントのインポート結果 が表示されます。 7. インポートの後、ダウンロードサービスを開始して、富士通Webサーバのダウ ンロードサイトから最新のアップデートをダウンロードします。 6.3 ダウンロードマネージャ ダウンロードマネージャにより、お使いのサーバのファームウェア、BIOS、ドライ バ、 ServerView エージェントの最新バージョンを簡単に入手することができま す。ダウンロードマネージャは、適切なアップデート情報の検索という手間のかか る作業を、ユーザの代わりに実行します。 ServerView Update Management 157 6.3 ダウンロードマネージャ サーバアップデートの情報とアップデートファイルは、富士通Web サーバ上にあり ます。ダウンロードマネージャは、まず情報ファイルをダウンロードディレクトリ にロードします。これらの情報ファイル内のデータを使用して、ダウンロードマ ネージャおよび PRIMERGY ServerView Suite のその他のコンポーネントは利用 できるアップデートの概要を取得します。 次のステップでは、必要なアップデートファイルが Web サーバから取得されます。 これには、ファームウェア、BIOS、ドライバ、または ServerView エージェントの アップデート情報が含まれており、アップデートマネージャはこれを関連するサー バに配布できます。この段階的な手順により、ダウンロードの時間が短縮されま す。 ユーザインターフェースにより、選択したサーバで使用できるアップデートを、指 定した間隔で検索するダウンロードタスクを定義します。ダウンロードマネージャ のダウンロードサービスは、必要なファイルを Web サーバから管理サーバ上のディ レクトリに自動的にロードします。 6.3.1 ダウンロードサービスの調整 並行して実行できるダウンロードタスク(並行ジョブ)の数を制限できます。 1. ダウンロードタスクが実行されていないことを確認してください。「タスク」タ ブのステータスアイコンを確認してください。 2. ダウンロードサービスを停止します。 3. DownloadServer.ini ファイルを編集します。 このファイルは以下のディレクトリにあります。 Windows: <scripts>/ServerView/Download Linux: /opt/fujitsu/ServerViewSuite/web/cgi-bin/ServerView/Download このディレクトリは管理用サーバ上にあります。 ConcurrentJobsAllowed パラメータの値を変更します。 デフォルトは Linux では 30、Windows 環境では 15 です。 最大値は 99 です。 値 0 は推奨されません。使用できる並行ダウンロードタスク数が無限になるた めです。 並行アクセス数が少ない、小規模データベースシステムを使用している場合、値 は 5 に設定してください。 4. ダウンロードサービスを開始します。 ServerView Update Management 158 6.3 ダウンロードマネージャ ダウンロードマネージャソフトウェアをアップグレードすると、 ConcurrentJobsAllowed パラメータの値はデフォルト値にリセットされま す。 6.3.2 ダウンロードマネージャの一般情報 ダウンロードマネージャを使用して、1 台以上のサーバのダウンロードタスクを定 義し、ダウンロードタスクを実行する日時と頻度を指定します。すでに実行したダ ウンロードタスクについての情報も表示できます。 少なくとも月に 1 度はダウンロードタスクを実行することを推奨します。これに よって、最新のアップデートマネージャ情報ファイルとバージョン情報管理データ ベースが毎月ロードされます。 ダウンロードマネージャのダウンロードサービスは、定義されたダウンロードタス クを以下のようにして自動的に実行します。 1. 富士通Web サーバで新しい情報ファイルを検索します。 2. すべての新しい情報ファイルをデフォルトのダウンロードディレクトリにロード します。 3. ダウンロードマネージャはロードされた情報ファイルを使用して、ダウンロード タスクが有効になっている各サーバでアップデートを実行する必要があるかどう かを確認します。 4. すべての必要なアップデートファイルを Web サーバからリポジトリディレクト リにロードします。 5. 定義された各サーバの結果がグラフィカルユーザインターフェースで表示されま す。 6.3.3 ダウンロードマネージャを開く ダウンロードマネージャを ServerView Operations Manager で開く方法は 2 つあ ります。 l l 「ServerView Suite」の開始ページで、「アップデート管理」の「ダウンロー ドマネージャ」を選択します。 ServerView メニューバーで、「アップデート管理」の「ダウンロードマネー ジャ」を選択します。 ダウンロードマネージャのメインウィンドウが表示されます。 ServerView Update Management 159 6.3 ダウンロードマネージャ 6.3.4 ダウンロードマネージャを閉じる ブラウザウィンドウの「閉じる」アイコンを使用して、ダウンロードマネージャの メインウィンドウを閉じます。 6.3.5 新しいダウンロードタスクの作成 最初の手順として、自分の要件に適したダウンロードタスクを作成します。このダ ウンロードタスクにサーバを割り当て、それらのサーバに対して指定した時刻に アップデートの検索を実行します。 1. 「スケジュール」タブに移動します。 2. 「追加...」をクリックします。 3. ダウンロードタスクの実行日時を「開始日時選択」で指定します。 4. ダウンロードタスクを実行する頻度を「実行間隔」で指定します。 5. 保存するログファイルの数を「ログデータの履歴」で指定します。 「サマリ」出力フィールドには、指定した値の概要が表示されます。 6. 「作成」をクリックすると、新しいダウンロードタスクが保存されます。ダイア ログボックスが閉じ、ダウンロードタスクが作成されます。 「閉じる」をクリックすると、処理がキャンセルされ、すべてのエントリは破棄 されます。 6.3.6 ダウンロードタスクへのサーバの割り当て ダウンロードタスクを使用するには、必要なサーバを割り当てます。 1. 「スケジュール」タブに移動します。 2. テーブルで、サーバに使用するダウンロードタスクを選択します。 3. 「有効...」をクリックします。 サーバを割り当てるためのダイアログボックスが表示されます。 4. 左側のリストで、ダウンロードタスクに割り当てるサーバを選択します。 5. 「>」をクリックします。左側のリストで選択したサーバが、右側のリストに表 示されます。 6. ステップ 4 と 5 を繰り返して、必要なすべてのサーバを右側のリストに表示さ せます。 7. 「適用」をクリックすると、ダウンロードタスクへのサーバの割り当てが保存さ れます。 「閉じる」をクリックすると、処理がキャンセルされ、すべての変更内容は破棄 されます。 ServerView Update Management 160 6.3 ダウンロードマネージャ 6.3.7 ダウンロードタスクの編集 1. 「スケジュール」タブに移動します。 2. 編集するダウンロードタスクをテーブルから選択します。 3. 「編集...」をクリックします。 l ダウンロードタスクの実行日時を「開始日時選択」で変更できます。 l 必要なログファイルの数を「ログデータの履歴」で変更できます。 l サーバがこのダウンロードタスクに割り当てられていなければ、ダウンロー ドタスクを実行する頻度を「実行間隔」で変更できます。 4. 「作成」をクリックするとダウンロードタスクが保存されます。 「閉じる」をクリックすると、処理がキャンセルされ、すべての変更内容は破棄 されます。 6.3.8 ダウンロードタスクの削除 ダウンロードタスクが不要になった場合は、削除できます。 ただし、サーバが割り 当てられていない場合にのみ、ダウンロードタスクを削除できます。 1. 「スケジュール」タブに移動します。 2. 削除するダウンロードタスクをテーブルから選択します。 3. サーバがまだダウンロードタスクに割り当てられている場合は、「無効」をク リックしてこの割り当てを解除します。 ダウンロードタスクに割り当てられているすべてのサービスが停止します。 4. 次に「削除」をクリックします。 テーブルで選択したダウンロードタスクが削除されます。 6.3.9 ダウンロードタスクの監視 「タスク」タブには、ドメイン内の使用できるサーバの概要が表示されます。 必要なサーバまたはサーバグループをツリー構造(左側)から選択すると、このタ ブに表示するサーバ数を制限できます。 サービスの開始 l サーバに対するアップデートを即座に検索するには、テーブルでサーバを選択し て「直ちに一度だけ」をクリックします。 サービスの停止 l サーバに対するアップデートの検索を停止するには、テーブルでサーバを選択し て「無効」をクリックします。ダウンロードタスクへのサーバの割り当てが解除 ServerView Update Management 161 6.4 設定 されます。 6.3.10 ログファイルの管理 「ログ」タブには、すでに完了したダウンロードタスクの情報が表示されます。 ログファイルの表示 l ログファイル全体を表示するには、テーブルでログファイルを選択して「表示」 をクリックします。 ログファイルの削除 l ログファイルを削除するには、テーブルで選択して「削除」をクリックします。 l すべてのログファイルを削除するには、「全て削除」をクリックします。 6.4 設定 「設定」ウィンドウでは、アップデート管理アプリケーションのグローバル設定、 オプション設定および必須の設定を指定できます。 現行の設定は「一般設定」タ ブ、「メール設定」タブ、「ダウンロード設定」タブに表示されます。 これらの設定を変更するには、設定ウィザードを使用します。 6.4.1 設定を開く 設定を ServerView Operations Manager で開く方法は 2 つあります。 l l ServerView Operations Manager の開始ページで、「アップデート管理」の 「設定」を選択します。 ServerView メニューバーで、「アップデート管理」の「設定」を選択します。 メインウィンドウに設定が開きます。 6.4.2 設定を閉じる 設定を閉じるには、メインウィンドウを閉じます。 l 設定のメインウィンドウを閉じるには、ブラウザウィンドウの「閉じる」アイコ ンをクリックします。 ServerView Update Management 162 6.4 設定 6.4.3 グローバルパラメータの設定 この手順を使用して、アップデート管理のグローバルパラメータを設定します。設 定ウィザードを使用してこの操作を実行できます。設定ウィザードは、アップデー ト管理に最初にアクセスしたときに自動的に開きます。 1. 「設定変更」をクリックします。設定ウィザードの「開始」ダイアログが開きま す。135 ページの 「開始」ステップ(設定ウィザード)を参照してください。 2. 「リポジトリ」で、新しいリポジトリを作成するか、既存のリポジトリを使用す るかを指定します。 3. 「次へ」をクリックします。「リポジトリ」ステップが開きます。 新しいリポジトリを設定するか、既存のリポジトリを設定するかによって、異な るパラメータが表示されます。 リポジトリがローカル管理用サーバ上にある場合のみ、Fujitsu Technology Solutions GmbH のダウンロードサーバから、または リポジトリサーバからアップデートをダウンロードできます。リポジ トリサーバについては、『ServerView Update Repository』マニュ アルを参照してください。 リポジトリを新規作成 4. 新しいリポジトリをロードする場所を指定します。 l ServerView Update DVD(DVD からのインポート) l Web サーバ(Webサーバからのダウンロード) 5. リポジトリを DVD からインポートする場合は、「DVDからインポート」を 選択して、「インポート元のパス」フィールドにDVD上のリポジトリの絶対 パスを入力します。 例: Windows : E:\Firmware Linux : /media/Firmware リポジトリをWebサーバからロードする場合は、「Webサーバからのダ ウンロード」を選択します。 6. 「リポジトリの場所」フィールドに、管理用サーバ上のリポジトリの絶対パ スを入力します。 指定したディレクトリが存在しない場合は、作成されます。 既存のリポジトリを使用 4. リポジトリの場所を入力します。 l ローカルの管理用サーバ(管理用サーバ上のリポジトリ) l ネットワーク内のシステム(ネットワークドライブ上のリポジトリ) ServerView Update Management 163 6.4 設定 5. 「リポジトリの場所」フィールドに、リポジトリの絶対パスを UNC 形式で 入力します。 6. リポジトリがネットワーク上の別のシステム上にある場合 : 「ユーザ」および「パスワード」フィールドに、システム上のユーザの名前 とパスワードを入力します。 7. 「次へ」をクリックします。「その他」ステップが開きます。 8. TFTP サーバの IP アドレスを「デフォルトTFTPアドレス」フィールドに入力し ます(マネジメントブレードやコネクションブレードなどの、TFTP サーバ経由 でアップデートされるコンポーネントの場合)。 9. アップデートマネージャが、アップデートされたサーバがリブートするまでに待 機する時間を「デフォルトブート完了時間」フィールドに入力します。ここに入 力した時間は、アップデート中にサーバを使用できなくなる時間に加算されま す。 10. Configure plink for Update Manager オプションをオンにすると、有効化 ス テップで Plink の設定が開始されます。Plink ファイルのパスを指定します。 Plink が設定されていない場合、一部のアップデートが適切に機能 しません(オペレーティングシステム VMware ESXi や MMB を 搭載したシステム)。 Plink が設定済みの場合、設定 ウィンドウの 一般設定 タブにある Plink Configured エントリがオンになり、設定ウィザードの Configure plink for Update Manager は無効になります。 11. 「次へ」をクリックします。「ダウンロード設定」ステップが開きます。 12. ダウンロードサービスが Web サーバからのデータ転送に使用するプロトコルを 選択します(HTTP/HTTPS)。 13. ダウンロードサービスの Web サーバの URL を「Webサーバ」に入力します。 あらかじめデフォルトの URL が表示されています。「デフォルトに戻す」ボタ ンを使用してこのアドレスをデフォルト設定にリセットできます(たとえば、 アップデート管理の新バージョンで変更された場合など)。 14. 新規ダウンロードに対して通知機能を設定するには、「メール設定」を選択しま す。 15. 「次へ」をクリックします。 「メール設定」オプションを選択した場合は「メール設定」ステップが開き、選 択しなかった場合は、「適用」ステップが開きます。この場合は、以降のステッ プを飛ばして 24 に進みます。 16. 「宛先」フィールドに受信者のアドレスを入力します。複数のアドレスがある場 合には、名前をカンマ(,)で区切って指定します。 17. 必要に応じて、その他の受信者アドレスを「同報」フィールドに入力します。 18. 送信者のメールアドレスを「差出人」フィールドに入力します。 19. SMTP サーバの IP アドレスを「SMTPサーバ」フィールドに入力します。 ServerView Update Management 164 6.5 テーブルのフィルタリング 20. SMTP サーバのポート番号を「ポート番号」フィールドに入力します。 21. メールサーバへのログオンに使用するユーザ ID を「ユーザ」フィールドに入力 します。 22. メールサーバへのログオンに使用するパスワードを「パスワード」フィールドに 入力します。 23. セキュリティのため、「パスワード確認」フィールドにパスワードをもう一度入 力します。 24. 「次へ」をクリックします。「適用」ダイアログボックスが開きます。 25. 「適用」をクリックして、データベース内の新しい設定を有効にします。デフォ ルトのリポジトリを変更した場合は、すべてのサーバのインベントリデータが再 作成されます。 6.5 テーブルのフィルタリング 特定の列で値または値範囲を使用して、テーブル内のエントリをフィルタリングで きます。テーブルヘッダーの右側のフィルタアイコンは、フィルタリングできる列 を示しています。 テーブル内のエントリをフィルタするには、以下の手順に従います。 1. 列の横のフィルタアイコンをクリックします。「列のフィルタ」ダイアログボッ クスが開き、「標準」タブが表示されます。144 ページの 標準(フィルタダイ アログボックス)を参照してください。 2. 1 つの値に基づいて列をフィルタするには、対応するテーブル行に表示する値を 「標準」タブで選択します。 3. 値範囲に基づいて列をフィルタするには、「カスタム」タブを選択します。 4. 「カスタム」タブで、この列に表示する値に対する条件を作成します。 5. 「OK」を選択してエントリを確認します。ダイアログボックスが閉じ、選択内 容に従ってテーブルエントリが表示されます。フィルタされた列に表示される フィルタアイコンが、濃い青に変わります。 ServerView Update Management 165 7 コマンドラインインターフェース アップデートマネージャのコマンドラインインターフェース(CLI)は、システムコ ンポーネントをアップデートするスクリプト環境を提供する、ServerView Operations Manager の一機能です。CLI はアップデートマネージャとともに自動 的にインストールされます。 コマンド ライン インターフェースは次の 2 つの部分で構成されます。 l l GFCLI: コマンドとパラメータ citfs.bat: 新しいサーバをアップデートし、そのサーバをサーバリストに追加す るためのバッチジョブ 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) CLI はユーザが操作することなく実行され(quiet モード)、必要な場合はログファ イルを作成し、さまざまな戻り値を返します。%errorlevel% システム変数 (Windows)または $? (Linux)または同様のスクリプトおよび言語要素を チェックするなど、これらの戻り値をテストしてください。 個々のコマンドの構造は、以下の形式に従います。 GFCLI <コマンド> <パラメータ> 各コマンドは、定数 GFCLI に <コマンド> パラメータが後続し、これはコマンドと後 続するコマンド依存パラメータを定義します。 パラメータ 説明 -S(StartFlash) バージョンチェックとアップデートを開始します。 このオプションは、新しいバージョンが見つかったシステムコ ンポーネントのみをアップデートします。 -O(StartFlash) バージョンチェックなしでアップデートを開始します。 -W アップデートジョブの終了を待機します。 (WaitForDone) -R(Reboot) -C(Cleanup) 明示的なリブートを開始します。 すべてのアップデートジョブが終了したかどうかをチェックし ます。終了している場合、アップデートジョブは削除されま す。 -A(Cancel) 終了していないアップデートジョブを削除します。 -H(Help) コマンド構文を表示します。 ServerView Update Management 166 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) 管理対象サーバがアクセス制御で保護されている場合、CLI を使用するときにパラ メータ -L と -P を指定する必要があります。これらのパラメータは、ステータスを 変更する StartFlash、Cleanup、Cancel コマンドに対してのみ使用されます。 CLI は詳細な結果を結果ファイルに書き込み、これによってアップデート手順を再 現できます。コマンドが呼び出されたときに結果ファイルのパラメータがなかった 場合、デフォルトのlogfile.txtファイルを使用します。 さらに、受け取った戻り値を使用して、さまざまな結果に対応するアップデートサ イクルのプログラムを作成することができます。 7.1.1 呼び出しパラメータ -S(StartFlash コマンド) バージョンチェックとアップデートを開始します。 このオプションは、新しいバージョンが見つかったシステムコンポーネントのみ をアップデートします。 -O(StartFlash コマンド) バージョンチェックなしでアップデートを開始します。 この場合、すべてのシステムコンポーネントが指定されたリポジトリの最 新バージョンでアップデートされます。バージョンが同じ、またはインス トールされたバージョンが新しい場合(ダウングレード対象となる)で も、バージョンチェックは実行されません。このため、このパラメータの 使用にはリスクがあります。指定されたリポジトリと、インストールされ たバージョン間の依存関係について、詳細な知識を持つ担当者のみが使用 してください(品質テストまたはサポート担当者など)。 -W(WaitForDone コマンド) アップデートジョブの終了を待機します(ジョブステータス = READY または REBOOT)。 -R(Reboot コマンド) 明示的なリブートを開始します。 -C(Cleanup コマンド) すべてのアップデートジョブが終了したかどうかをチェックします(ジョブス テータス = READY)。終了している場合、アップデートジョブは削除されま す。 -A(Cancel コマンド) 終了していないアップデートジョブを削除します。 ServerView Update Management 167 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) -H コマンド構文を表示します。 -D StartFlash は標準 Microsoft 認定システムコンポーネントのみをアップデー トします。このパラメータでは、認定されていないコンポーネントもアップデー トできます。 -N <システム> l 管理対象 PRIMERGY サーバの DNS 名または IP アドレス。 l -M オプションも使用する場合は MMB の IP アドレス。 l -B オプションも使用する場合はコネクションブレードの IP アドレス。 l -E オプションも使用する場合は iRMC S3/iRMC S4 の IP アドレス。 -U <パス> リポジトリの絶対パス。 -F <結果ファイル> アップデート手順の結果が書き込まれるファイル。 デフォルト: logfile.txt -L <ユーザ> アクセス制御のログインユーザ ID。 -P <パスワード> アクセス制御のログインパスワード。 -S Cancel コマンドの強制バリアント -M 管理対象システムがマネジメントブレードサーバであることを指定します。 TFTP サーバとの通信を有効にするには、パラメータ -T および -I も指定する 必要があります(パラメータ -I は、StartFlash コマンドにのみ必要です)。 -M オプションを使用する場合は、-B および -E オプションは使用できません。 ServerView Update Management 168 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) -B 管理対象システムがコネクションブレードサーバであることを指定します。パラ メータ -T および -Z も指定する必要があります。コネクションブレードサーバ のインベントリデータを収集して、マネジメントブレードサーバ経由で提供する ので、TFTP サーバとの通信を有効にするために -T、マネジメントブレード サーバの IP アドレスを指定するために -Z を指定します。 -B オプションを使用する場合は、-M および -E オプションは使用できません。 -E 管理対象システムに iRMC S3/ iRMC S4 を指定します。パラメータ -T と -Y も指定する必要があります。-T は TFTP サーバとの通信を可能にするため、-Y は VersionView.sav ファイルのデータがプログラムと外部インベントリに よって収集できないために必要です。 -E オプションを使用する場合は、-B および -M オプションは使用できません。 -Z <IP-addr> マネジメントブレードサーバの IP アドレス。IP アドレスは、コネクションブ レードサーバをアップデートする場合のみ必要です(オプション -B を参照)。 -T <IP-addr> TFTP サーバによるアップデートに使用する、TFTP サーバの IP アドレス(マ ネジメントブレードまたはコネクションブレードの場合など)。 -I {<IP-addr> | NO_ADDR} TFTP サーバによるアップデートに使用する、マネジメントブレードのアップ デート IP アドレス。このアドレスはネットワーク全体で一意にする必要があり ます。新しいバージョンのマネジメントブレードの場合(MMBS3 など)で IP アドレスの指定が不要の場合は、ここに NO-ADDR を指定します。 -Y <パス> 管理対象システムのインベントリファイル「VersionView.sav」の絶対パス。 管理対象システムがマネジメントブレードまたはコネクションブレードの場合、 または管理対象ノードが iRMC S3/iRMC S4 の場合、Linux で必須です。 ServerView Operations Manager がインストールされている場合、インベント リファイルはアップデートマネージャのワークディレクトリのサブディレクトリ 「versionviewsav/<MMB の名前>」内にあります。 -K <コミュニティ> public でない場合の SNMP コミュニティ文字列。 -V <IP アドレス> VMware ESXi ホストの IP アドレス。 -E オプションの他に、-u および -p オプションを共に使用できます。 ServerView Update Management 169 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) -u <ユーザ> VMware ESXi ホストのアクセス制御のためのログインユーザ ID。 -p <パスワード> VMware ESXi ホストのアクセス制御のためのログインパスワード。 7.1.2 StartFlash(コマンド) 構文 GFCLI {-S|-O} [-D] -N <system> -U <path> [-F <results file>] [-L <user> [-P <password>]] [-M -T <IP-addr> -I {<IP-addr>|NO_ADDR} [-K <Community>] | -T <IP-addr> [-K <Community>]] [-B -Z <IP-addr> -T <IP-addr>] [-E -T <IP-addr> -Y <inventory> [-V <ESXi-host-IP-addr> -u <user> -p <password>]] 説明 -S パラメータが使用されると、StartFlash は PRIMERGY サーバのインベント リを読み取り、すべてのコンポーネントは指定されたリポジトリのバージョンと比 較します。アップデートは、新しいバージョンがリポジトリで見つかった場合にの み開始されます。このパラメータではダウングレードは実行できません。 -O パラメータが使用された場合、バージョンチェックは実行されず、すべてのコン ポーネントが指定されたリポジトリで見つかった最新バージョンでアップデートさ れます。 パラメータ -O の使用にはリスクがあります。このパラメータは、使用される リポジトリとインストールされたバージョン間の依存関係についての詳細な知 識を持つユーザのみが使用してください。たとえば、リポジトリ内のコンポー ネントのバージョンがインストールされたバージョンよりも古い場合、インス トールされたバージョンはダウングレードされます。 コマンドは、アップデートを開始するすべてのステップが完了すると直ちに終了し ます。コマンドはアップデート手順の完了まで待機しません。 以前のアップデート手順が Cleanup コマンドで完了していない、または Cancel コマンドでキャンセルされていない場合、コマンドは SequenceError で終了しま す。この場合、上記で指定したジョブステータスのいずれかを持つアップデート ジョブはまだ存在します。 接続が確立できない場合、コマンドはタイムアウトで即座に終了します。 ServerView Update Management 170 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) 戻り値 0 アップデートはエラーなしで開始されました。 1 OK、古いコンポーネントは見つかりませんでした。 2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし)。 3 SequenceError - この段階ではコマンドは許可されません 4 アップデート段階が開始したときにエラーが発生しました。 5 GFI エラー 6 アクセス制御に必要なパラメータが存在しません。 7 アクセスが拒否されました。 10 パラメータエラー 11 メモリボトルネック 12 複数の CLI の開始が拒否されました。 13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。 14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした。 16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。 17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必 要です。 18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オ フラインサーバが古い)。 7.1.3 WaitForDone(コマンド) 構文 GFCLI -W -N <システム> [-F <結果ファイル>] [-M -T <IP-addr>] [-B –Z <IP-addr> -T <IP-addr>] [-E -T <IP-addr> -Y <inventory>] 説明 WaitForDone は、すべてのアップデートジョブが処理されたとき(エラーありま たはエラーなし)、戻り値として 0、4、8、または 9 を返します。 Cleanup コマンドとは異なり、このコマンドを実行したときにアップデート結果は 管理対象サーバから削除されません。WaitForDone は複数回実行でき、そのたび に結果ファイルはアップデートされます。 ServerView Update Management 171 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) 接続を確立できない場合、コマンドは最大 60 秒後にタイムアウトを返します。こ の場合、コマンドを再実行してステータスを問い合わせることができます。 戻り値 0 アップデート OK(ジョブステータスは READY) すべてのアップデートジョブはエラーなしで実行されました。 1 現在ジョブはありません(接続は確立済み) 2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし) 3 SequenceError - コマンドはこの段階では許可されません(ジョブステータス はPREPARED) GlobalFlash Agent V 4.71 またはそれ以前がシステムにインストールされて いる場合は、以下の追加説明を参照してください。 4 アップデートでエラー(ジョブステータスは READY) 少なくとも 1 つのジョブがエラーなしで実行できませんでした。 5 GFI エラー 8 アップデート OK(ジョブステータスは REBOOT) ジョブはリブートの実行を待機しています。 9 アップデートでエラー(ジョブステータスは REBOOT) ジョブはリブートの実行を待機しています。ただし、エラーなしで正常に実行 されてリブートが必要になったジョブの他に、エラーが発生したジョブもあり ます。管理対象サーバを再起動するか、または Reboot CLI コマンドを使用し て、リブートを明示的に実行する必要があります。 10 パラメータエラー 11 メモリボトルネック 12 複数の CLI の開始が拒否されました 13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。 14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした。 16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。 17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必 要です。 18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オ フラインサーバが古い)。 GlobalFlash Agent V 4.71 またはそれ以前を使用したアップデートジョブ アップデートジョブを開始するときに、管理対象サーバに以下のダイアログが表示 されます。 ServerView Update Management 172 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) ダイアログで「キャンセル」をクリックすると、コマンドd GFCLI -W (=WaitForDone)から値 3 が返されます。 <結果ファイル> に、メッセージ「Flash Cancelled by User」が記録されます。 管理対象サーバをクリーンアップするには、以下のコマンドを使用する必要があり ます。 GFCLI -A -S(=Cancel、強制バリアント) 7.1.4 Reboot(コマンド) 構文 GFCLI -R -N <システム> [-F <結果ファイル >] [-L <ユーザ> [-P <パスワード>]] (システムボード BIOS アップデートの場合のみ必要) [-E -T <IP-addr> -F <inventory> [-V <ESXi-host-IP-addr> -u <user> -p <password>]] 説明 Reboot は、少なくとも 1 つのジョブ(ジョブステータス REBOOT で示される) で必要なリブートを開始します。リブートが実行されると、これらのジョブのス テータスは自動的に READY に変更されます。 接続を確立できない場合、コマンドは最大 60 秒後のタイムアウトで返されます。 戻り値 0 リブートを直ちに開始しました 1 現在ジョブはありません(接続は確立済み) 2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし) 3 SequenceError - この段階ではコマンドは許可されません。 - Flash 起動ステータスが Online Reboot required ではない、または - ステータス REBOOT のジョブが見つかりません 5 GFI エラー ServerView Update Management 173 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) 6 アクセス制御に必要なパラメータが存在しません。 7 アクセスが拒否されました。 10 パラメータエラー 11 メモリボトルネック 12 複数の CLI の開始が拒否されました 13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。 14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした。 16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。 17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必 要です。 18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オ フラインサーバが古い)。 7.1.5 Cleanup(コマンド) 構文 GFCLI -C -N <システム> [-F <結果ファイル>] [-L <ユーザ> [-P <パスワード>]] [-M -T <IP-addr>] [-B –Z <IP-addr> -T <IP-addr>] [-E -T <IP-addr> -Y <inventory>] 説明 Cleanup は WaitForDone と同じステップを実行しますが、管理対象サーバのアッ プデート結果を削除し、アップデート手順を完了します。管理対象サーバは元のス テータスに戻り、アップデート結果はサーバ上からなくなります。 接続を確立できない場合、コマンドは最大 60 秒後のタイムアウトで返されます。 クリーンアップは、ジョブステータス = Ready のときのみ許可されます。 クリーンアップは、ジョブが転送され、実行を待機中の場合(ジョブステータス = Prepared)、または現在実行中の場合(ジョブステータス = Working)は、許可 されません。 このコマンドが実行された後、アップデート結果は結果ファイルに 1 回だけ書き込 まれます。最終アップデート結果を結果ファイルに複数回書き込むことはできませ ん。この点で、WaitForDone コマンドと異なります。 Cleanup は WaitForDone の後にも実行して(必要に応じて続けて Reboot を実 行)、アップデート手順を完了する必要があります。 ServerView Update Management 174 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) 戻り値 0 アップデート OK(ジョブステータスは READY) すべてのアップデートジョブはエラーなしで実行されました。 1 現在ジョブはありません(接続は確立済み) 2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし) 3 SequenceError - コマンドはこの段階では許可されません(ジョブステータス はPREPARED) 4 アップデートでエラー(ジョブステータスは READY) 少なくとも 1 つのジョブがエラーなしで実行できませんでした。 5 GFI エラー 6 アクセス制御に必要なパラメータが存在しません。 7 アクセスが拒否されました。 10 パラメータエラー 11 メモリボトルネック 12 複数の CLI の開始が拒否されました 13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。 14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした。 16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。 17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必 要です。 18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オ フラインサーバが古い)。 7.1.6 Cancel(コマンド) 構文 GFCLI -A -N <システム> [-F <結果ファイル>] [-L <ユーザ> [-P <パスワード>]] [-M -T <IP-addr>] [-S] [-B –Z <IP-addr> -T <IP-addr>] [-E -T <IP-addr> -Y <inventory>] 説明 Cancel は、管理対象サーバにすでに転送されたアップデートジョブの実行をキャ ンセルし、PREPARED アップデートステータスを削除します。PREPARED ステータ スは、別のユーザが GUI を使用して Prepare Updates を実行した後に Execute ServerView Update Management 175 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) Updates を実行しない場合、またはエラーが発生した場合にのみ発生する例外の場 合に、存在できます。 接続を確立できない場合、コマンドは最大 60 秒後のタイムアウトで終了します。 戻り値 0 エラーなし 1 アップデートステータスなし 2 タイムアウト(管理対象サーバへの接続なし) 3 SequenceError、この段階ではコマンドは許可されません - ジョブステータス PREPARED が存在しない、または - ジョブステータス READY/REBOOT が存在する(オプション -S が設定されて いない場合のみ) 5 GFI エラー 6 アクセス制御に必要なパラメータが存在しません。 7 アクセスが拒否されました。 10 パラメータエラー 11 メモリボトルネック 12 複数の CLI の開始が拒否されました 13 結果ファイル(オプション -F または logfile.txt)を開けませんでした。 14 GFLog.txt ログファイルを開けませんでした 16 インベントリをリビルド中です。後でもう一度試してください。 17 コマンドのチェックが成功しました。1 つ以上のコンポーネントに再起動が必 要です。 18 管理対象サーバのタイプがサポートされていません(仮想サーバであるか、オ フラインサーバが古い)。 7.1.7 結果ファイル アップデート手順のすべての結果は、指定された結果ファイルに書き込まれます。 この場合、結果が追加されるため、ファイルサイズが増加します。これらの結果 ファイルの管理(削除または名前変更)はユーザ自身が行う必要があります。情報 はファイル内にイベントブロックの形式で格納されています。 ServerView Update Management 176 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) StartFlash、Cleanup、および Cancel コマンドの場合、結果は GFLog.txt ログファイルにも書き込まれます。このファイルは以下のディレ クトリにあります。 Windows : <ServerView インストールディレクトリ>¥UpdateManager Linux : <ServerView インストールディレクトリ>/UpdateManager/log イベント 追加のサブイベント StartFlash Count Ready Result Cancel GFI Error SequenceError Timeout ParamError LogonError MemoryError コマンドの戻り値と同様に、結果ファイルにもアップデートされたオブジェクトと 結果についての情報が含まれています。 ジョブステータス 以下のステータスが、各結果ファイル内の個々のジョブについて記録されます。 7.1.7.1 PREPARED アップデートジョブはサーバに転送されました。 WORKING REBOOT アップデートジョブは現在実行中です。 アップデートジョブは正常に処理されました。ジョブステータス = READY にするには、リブートが必要です。 READY アップデートジョブが処理されました(正常またはエラーあり)。 StartFlash(イベント) StartFlash イベントには通常、Count サブイベントがあります。このサブイベント は常にヘッダーとして入力されます。このエントリで指定された数値は、アップ デート対象に選択されたオブジェクトの合計数を示します(新しいバージョンが利 用可能)。各オブジェクトには、Result サブイベントを伴う、固有の StartFlash イベントがあります。 Event.0=StartFlash イベント :StartFlash SubEvent.0=Count サブイベント:Count ServerView Update Management 177 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) CompCount.0=1 コンポーネント数(0 の場合もあり ます) NoError.0=0 Event.1=StartFlash エラー数 イベント :StartFlash SubEvent.1=Result サブイベント:Result ObjTypeName.1=MAH3091MC オブジェクトタイプ(コンポーネン ト) ObjName.1=Disk:PCI1.11.1.SCSI0.0.0 関連オブジェクト OldVersion FW.1=5207 オブジェクトの古い FW/BIOS バー ジョン NewVersion FW.1=5208 オブジェクトの新しい FW/BIOS バージョン LastCommand.1= CLI の最後のコマンド Error.1=0 エラーイベントのエラー数 ErrorText.1=ERROR[0]] faultless execution 戻り値の説明 コマンドの実行中に SVUMI.dll でエラーが発生した場合、結果ファイル内のエント リは StartFlash プロセスの現在の段階に依存します。LastCommand.# フィール ドには、以下のエントリが含まれます。 l AddJob l GetUpdatableComponentsS l StartUpdate l WaitForPreparedStatus l DoFlashBoot 例: AddJob の実行中にエラーが発生しました。リストには各コンポーネントのエラー コードが含まれます。 ServerView Update Management 178 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) Event.0=StartFlash SubEvent.0=Count CompCount.0=1 NoError.0=1 Event.1=StartFlash SubEvent.1=Result ObjTypeName.1=MAH3091MC ObjName.1=Disk:PCI1.11.1.SCSI0.0.0 OldVersion FW.1=5207 NewVersion FW.1=5208 LastCommand.1=AddJob Error.1=91 ErrorText.1=ERROR[91] couldn't build control file name StartUpdate の実行中にエラーが発生しました。エラーは StartUpdate GFI 要求 を参照しているため、コンポーネントリストはありません。 Event.0=StartFlash SubEvent.0=Error CompCount.0=2 LastCommand.0=StartUpdate Error.0=12 ErrorText.0=ERROR[12] flash file missing (can not copy file) 古いコンポーネント(アップデートリポジトリと比較した場合)が存在していない 場合、ヘッダーのみが表示されます。 Event.0=StartFlash SubEvent.0=Count CompCount.0=0 number of obsolete FW versions = 0 NOERROR.0=0 7.1.7.2 Ready(イベント) 起動した後に CLI がREADY ジョブステータスを検出すると、すべてのアップデート されたコンポーネントの戻り値が次のように表示されます。 Event.0=Ready イベント :Ready SubEvent.0=Count サブイベント:Count CompCount.0=2 コンポーネント数(0 の場合もあり ます) NoError.0=0 エラー数 ServerView Update Management 179 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) Event.1=StartFlash イベント :Ready SubEvent.1=Result サブイベント:Result ObjTypeName.1=DAC1164P オブジェクトタイプ(コンポーネン ト) ObjName.1=SCSIController:PCI6.8.1 関連オブジェクト Type.1=0 Status.1=5 Status (5) = READY Error.1=0 ジョブの戻り値 ErrorText.1=ERROR[0] faultless execution 戻り値の説明 Event.2=Ready エラーの説明 SubEvent.2=Result ObjTypeName.2=ST336704LC ObjName.2=Disk:PCI1.15.1.SCSI0.0.0 Type.2=0 Status.2=5 Error.2=0 ErrorText.2=ERROR[0] faultless execution 7.1.7.3 7.1.7.4 Cancel(イベント) Event.0=Cancel イベント :Cancel Error.0=0 エラーイベントのエラー数 ErrorText.0=ERROR[0] faultless execution 戻り値の説明 SequenceError(イベント) このイベントにはサブイベントはありません。このイベントは、アップデートマ ネージャのステータスが正しくないため、コマンドを実行できないことを示しま す。 例 ServerView Update Management 180 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) l l l アップデートステータスは、StartFlash が呼び出されたときには存在するこ とはできません。 Cleanup は、ステータスがREADY の場合にのみ可能です。 Cancel (パラメータ-Sなし)は、ステータスがPREPARED の場合にのみ可能で す Event.0=SequenceError コマンドが正しくない段階で呼び出されました(不正 なアップデートステータス)。 7.1.7.5 ParamError(イベント) このイベントにはサブイベントはありません。このイベントは、指定されたコマン ドで不正なパラメータが使用されたことを示します。すべてのパラメータは、CLI が呼ばれるたびにチェックされます。不正なパラメータが使用された場合、それぞ れの問題が発生した箇所を示すために 1 行が使用されます。 Event.0=ParamError 7.1.7.6 パラメータの数または組み合わせが正しくないか、 アップデートパスが不正です。 LogonError(イベント) このイベントにはサブイベントはありません。このイベントは、管理対象サーバへ のログオン試行が失敗したことを示します。 Event.0=LogonError 7.1.7.7 MemoryError(イベント) Event.0=MemoryError 7.1.8 アクセスが拒否されました。 メモリが足りません。 バッチファイル(例) 以下の例は、Windowsの場合です。 Linux シェルを使用している場合、CLI コマンドの戻り値をテストするためには Linux 変数 $?がWindows 変数%errrorlevel%の代わりにクエリされなければな りません。以下に例を示します。 GFCLI -S -N <システム名> -U <パス名> if [ $?= 0 ]; then .... ファイル 1 @echo off rem ******************************************************** rem * cli-exa.bat ****************************************** ServerView Update Management 181 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem ******************************************************** * Batch file to flash all components of PRIMERGY servers, supported by * GlobalFlash to their newest version. * All servers have to be listed in a ServerList.The firmware must be * available in local GlobalFlash FirmwareTree. * Two other batch files are called: * cli-init.bat:Check states and availibility of a server and execute * StartFlash for the server * cli-work.bat:Wait for completion of the flash for each server * ------------------------* Input-parameters: * The actual directory has to contain 2 Control-files for this batch: * 1.)ServerList-file "serverls.txt" * Each line consists of 3 fields:Server,user,password * If the line beginns with ";" in ServerList, the line will be ignored * 2.)File "fwpath.txt" with the absolut path of the FirmwareTree * Output-parameters: * 1.)File "oklist.txt" with the list of servers, which are updated with* out any errors or which are not flashed because they are actual * 2.)Result-Files <servername>.txt for each server ******************************************************* rem :start rem rem ******************************************************* rem * WaitServerlist initialisation rem * (WaitServerList:temporary subset of Serverlist) rem ******************************************************** rem if exist svwaitls.txt del svwaitls.txt if exist oklist.txt del oklist.txt rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem ******************************************************** * Check actual states of all server of the ServerList and StartFlash * Only State "No Flash states" expected - other states will be cleaned * or aborted first * Only for servers with "No flash states" "StartFlash" is executed * Thease servers were added to WaitServerlist (WaitForDone-cycle) * StartFlash is executed with Path of FirmwareTree contained * in file fwpath.txt * Batch-File cli-init.bat is called for each server with the parameters * of the fields in ServerList ***************************************************** rem for /F "eol=; tokens=1-3 delims=, " %%i in (serverls.txt) do call cli-init %%i %%j %%k rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem *************************************************** * WaitForDone cycle * The flashs are running * Now is time to WaitForDone (status ready - hopefully without any error) * All servers in flashingmode are listed in svwaitls.txt * Each server, returns with timeout is set in svtmpls and WaitForDone * is started again * Each server, which returns without errors, is set to oklist.txt * (After CleanUp) * Each server, which finished with errors will left be in error state * all information in the speziell result-file * Batch-File cli-work.bat is called for each server with the parameters * of the fields in WaitServerList (subset of ServerList) ******************************************************** ServerView Update Management 182 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) rem if not exist svwaitls.txt goto doneall :waitnxt if exist del svtmpls.txt for /F "eol=; tokens=1-3 delims=, " %%i in (svwaitls.txt) do call cli-work %%i %%j %%k if not exist svtmpls.txt goto doneall copy svtmpls.txt svwaitls.txt goto waitnxt :doneall @echo All activities done.Listed servers have returned flash without any error! @echo -----------------------------------------------------type oklist.txt ファイル 2 rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem ********************************************************* * cli-init.bat ************************ * **************************************************** * Batch File to check states of a special server * and to execute StartFlash if states are ok * -----------------------------------------------------* Input-parameters: * - cli-init server(%1) user(%2) Password(%3) * - File "fwpath.txt" with the absolut path of the FirmwareTree ******************************************************* rem :start @echo off rem rem ******************************************************** rem * Return-File initialisation rem ******************************************************** rem @echo off >%1.txt :start1 rem rem rem rem rem rem rem rem rem ******************************************************** * "WaitForDone" to check wether there are old flashs * (prepared, ready) or not * If there are states, they are canceled or ceaned * If server is not "online" Timeout occured * Only a server without flash-states will be token for flash * Means returncode 1 is the only one to go on for flash! ******************************************************** rem gfcli -W -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txt if %errorlevel%==1 goto nostates if %errorlevel%==2 goto timeout if %errorlevel%==3 goto statenok if %errorlevel%==4 goto errors if %errorlevel%==5 goto gfierror if %errorlevel%==6 goto nologop if %errorlevel%==7 goto noaccess if %errorlevel%==10 goto parerror if %errorlevel%==11 goto memerror if %errorlevel%==0 goto old-ok @echo. @echo Undefined returncode! ServerView Update Management 183 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) goto endchk rem rem ******************************************************** rem * Old Flashs (prepared) detected Cancel them rem ******************************************************** rem :statenok @echo. @echo Unknown Flash States or flash states "prepared" for server %1 available @echo Who has started them ?Please check! @echo After continue the old flashs are canceled pause @echo Cancel flash states for server %1 gfcli -A -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txt if %errorlevel%==1 goto nothtodo if %errorlevel%==2 goto timeout if %errorlevel%==3 goto statenok if %errorlevel%==5 goto gfierror if %errorlevel%==6 goto nologop if %errorlevel%==7 goto noaccess if %errorlevel%==10 goto parerror if %errorlevel%==11 goto memerror if %errorlevel%==0 goto cancok @echo. @echo Undefined returncode! goto chkend :cancok @echo. @echo All jobs canceled for server %1 goto start1 rem rem ******************************************************** rem * Old Flashs (ready) detected CleanUp them rem ******************************************************* rem :old-ok @echo. @echo Flash States "ready"(without errors) for server %1 available rem :old-nok @echo. @echo Flash States "ready"(with errors) for server %1 available goto cleanall rem :cleanall @echo Who has started them ?Please check! @echo After continue the old flashs are reseted pause @echo CleanUp flash states for server %1 gfcli -C -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txt if %errorlevel%==1 goto nothtodo if %errorlevel%==2 goto timeout if %errorlevel%==3 goto statenok if %errorlevel%==4 goto c-oldnok if %errorlevel%==5 goto gfierror ServerView Update Management 184 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) if if if if if %errorlevel%==6 goto nologop %errorlevel%==7 goto noaccess %errorlevel%==10 goto parerror %errorlevel%==11 goto memerror %errorlevel%==0 goto c-oldok @echo. @echo Undefined returncode! goto chkend rem :c-oldok @echo. @echo CleanUP - Jobs detected all ok goto start1 rem :c-oldnok @echo. @echo CleanUP - Jobs detected not all ok goto start1 rem rem ******************************************************** rem * Errors in Check phase rem ******************************************************** rem :nothtodo @echo. @echo CleanUp or cancel- No flash states ????? goto endchk rem :timeout @echo. @echo - Timeout goto endchk rem :statenok @echo. @echo CleanUp, cancel or StartFlash- Wrong state goto endchk rem :gfierror @echo. @echo Wait for done, CleanUp or Cancel - gfi error goto endchk rem :sferror @echo. @echo StartFlash - generic error goto endchk rem :gfierro1 @echo. @echo StartFlash - gfi error goto endchk ServerView Update Management 185 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) rem :nologop @echo. @echo - No logon parameters goto endchk rem :noaccess @echo. @echo - access denied goto endchk rem :parerror @echo. @echo - Parameter error goto endchk rem :memerror @echo. @echo - Memory error goto endchk rem :nostates for /F %%i in (fwpath.txt) do set fwp=%%i rem rem ******************************************************** rem * "StartFlash" for the server rem ******************************************************** rem gfcli -S -N %1 -L %2 -P %3 -U %fwp% -F %1.txt if %errorlevel%==1 goto nothtodo if %errorlevel%==2 goto timeout if %errorlevel%==3 goto statenok if %errorlevel%==4 goto sferror if %errorlevel%==5 goto gfierro1 if %errorlevel%==6 goto nologon if %errorlevel%==7 goto noaccess if %errorlevel%==10 goto parerror if %errorlevel%==11 goto memerror if %errorlevel%==0 goto stflok @echo. @echo Undefined returncode! goto endchk rem :nothtodo rem rem ******************************************************** rem * "StartFlash"- nothing to do !- All componentsare up to date rem ******************************************************** rem @echo Server %1:"StartFlash"- nothing to do !- All components are up to date @echo %1 -Nothing to do - Actual Firmware already installed >>oklist.txt goto endchk rem :stflok ServerView Update Management 186 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) rem rem rem rem rem ******************************************************* * "StartFlash"- ok -Flash process running - wait for done for this server * Server is added to WaitServerList ********************************************************* rem @echo Server %1:"StartFlash"- ok -Flashprocess running - Please wait for done @echo %1,%2,%3 >>svwaitls.txt rem endchk ファイル 3 rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem rem ******************************************************** * cli-work.bat ************************ * ****************************************************** * Batch File to check states after flash of a special server * If WaitForDone returned timeout, the server will be added to * tmp-list (=WaitServerlist for next schedule) * if WaitForDone returned with ready and no error the server will be * to oklist * -----------------------------------------------------* Input-parameters: * - cli-work server(%1) user(%2) Password(%3) ******************************************************** rem :start @echo off echo off >%1.txt gfcli -W -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txt if %errorlevel%==1 goto nothtodo if %errorlevel%==2 goto timeout if %errorlevel%==3 goto statenok if %errorlevel%==4 goto readynok if %errorlevel%==5 goto gfierror if %errorlevel%==6 goto nologop if %errorlevel%==7 goto noaccess if %errorlevel%==10 goto parerror if %errorlevel%==11 goto memerror if %errorlevel%==0 goto ready-ok @echo. @echo Undefined returncode! goto endwk rem rem rem rem rem rem ******************************************************** * Timeout in this phase is normal * - during Flash there will be more Timeouts * Server is set in tmplist to be scheduled next time ******************************************************** rem :timeout @echo. @echo - Timeout Server %1 - Go on waiting for a minute @echo %1,%2,%3 >>svtmpls.txt goto endwk rem rem ******************************************************** ServerView Update Management 187 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) rem * In case of error after flash, no Cleanup is done rem * Error situation has to be analyzed (see return-file) rem ******************************************************** rem :readynok @echo. @echo - Ready Server %1 - errors detected - Analysing necessary goto endwk rem rem ******************************************************** rem * Great!Flashs are ready (without error) CleanUp them rem ***************************************************** rem rem rem rem rem ******************************************************* * All component of the server were flashed without error * The jobs have to CleanUp ******************************************************* rem :ready-ok @echo. @echo Flash States "ready"(without errors) for server %1 available @echo CleanUp flash states for server %1 gfcli -C -N %1 -L %2 -P %3 -F %1.txt if %errorlevel%==1 goto nothtodo if %errorlevel%==2 goto timeoutc if %errorlevel%==3 goto statenok if %errorlevel%==4 goto c-oldnok if %errorlevel%==5 goto gfierror if %errorlevel%==6 goto nologop if %errorlevel%==7 goto noaccess if %errorlevel%==10 goto parerror if %errorlevel%==11 goto memerror if %errorlevel%==0 goto cu-ok @echo. @echo Undefined returncode! goto endwk rem rem rem rem rem ******************************************************** * All component of the server were flashed without error * Clean up is done - the Server is set to OK-list ******************************************************** rem :cu-ok @echo. @echo Server %1:All components are flashed without errors @echo %1 -All components are flashed without errors >>oklist.txt goto endwk rem :c-oldnok @echo. @echo CleanUP - Jobs detected not all ok goto start rem rem ******************************************************** rem * Errors in Wait phase rem ******************************************************** ServerView Update Management 188 7.1 GFCLI(コマンドラインインターフェース) rem :nothtodo @echo. @echo CleanUp or WaitForDone- No flash states ????? goto endwk rem :timeoutc @echo. @echo CleanUp, - Timeout??? goto endwk rem :statenok @echo. @echo CleanUp or WaitForDone- Wrong state ??? goto endwk rem :gfierror @echo. @echo CleanUp or WaitForDone - gfi error ??? goto endwk rem :nologop @echo. @echo CleanUp or WaitForDone - No logon parameters ??? goto endwk rem :noaccess @echo. @echo CleanUp or WaitForDone - access denied ??? goto endwk rem :parerror @echo. @echo CleanUp or WaitForDone - Parameter error ??? goto endwk rem :memerror @echo. @echo CleanUp or WaitForDonep - Memory error ??? goto endwk rem :endwk Input File "ServerList (serverls.txt)": aster,Administrator,Password tulip,Administrator,Password rose,Administrator,Password carnation,Administrator,Password Input File "FirmwarePath (fwpath.txt)": H:\GlobalFlash\GF_Primergy_Firmware ServerView Update Management 189 7.2 citfs.bat(バッチジョブ) 7.1.9 CLI スタンドアロン 別製品として「UpdateManagerCLI」があり、これは ServerView Operations Manager がない環境用です。 ただしSVOM がないため、Linux 環境でマネジメントブレードまたはコネクション ブレードをアップデートしようとする場合、大きな制約が 1 つあります。 呼び出しパラメータ(Y オプション)の説明にあるように、マネジメントブレード またはコネクションブレードのインベントリはファイル(VersionView.sav)とし て存在し、Y オプションを使用して渡される必要があります。 ところが、SVOM がないため、実行されているインベントリサービスがなく、シス テム上にインベントリファイルが作成されません。 このため、その他の手段でインベントリファイルを提供しなければ、Linux ではマ ネジメントブレードまたはコネクションブレードをアップデートすることはできま せん。 7.2 citfs.bat(バッチジョブ) このツールは、Windows コマンド ライン向けにプログラムされており、新しい サーバをサーバリストに追加し、このサーバの BIOS、ファームウェア、ドライバを 最新バージョンにアップデートします。この後、新しいサーバは ServerView GUI を使用して通常どおり管理できます。 要件 ServerView Update エージェントがセキュリティ(アカウントチェック)付きで設 定されている場合、ユーザグループを指定する必要があります(11 ページの 管理 対象サーバでの要件および 15 ページの 中央管理用サーバ(CMS)での要件を参 照)。 ツールの使用方法 ツール CITFS(CLI Integration Tool For ServerView)は以下のディレクトリにあ ります。 <sv om installation path> ¥svom¥bin¥ServerView¥OnlineUpdate ツールを実行するには、コマンド プロンプトを開いて、指定されたディレクトリに 移動します(上記を参照)。 citfs.bat {<IP-Addr> <サーバ名> <コミュニティ>}[<ユーザ> <パスワード>] [force] パラメータの説明 IP-Addr ServerView Update Management 190 7.2 citfs.bat(バッチジョブ) 新しいサーバの IP アドレス。 サーバ名 新しいサーバの名前。 コミュニティ SNMP コミュニティ文字列 ユーザ/パスワード アクセス制御のログインユーザ ID およびパスワード。 このパラメータは、管理対象ノード上の ServerView Update エージェントがア カウントチェックで設定されている場合のみ必要です。 force アップデート後、管理者が操作しなくてもツールが再起動します。 ログファイル ログファイルは以下のディレクトリに作成されます。 <sv om installation path> ¥svom¥bin¥ServerView¥OnlineUpdate 制限 l リポジトリパスとしてネットワークパスを使用できません。 l 標準的な PRIMERGY サーバのみを組み込みできます。 l ブレードサーバまたは ESXi システムを組み込みできません。 戻り値 0 スクリプトが成功した。 1 サーバがサーバリストに既に存在します。 2 サーバにアクセスできません。 3 サーバが「管理不可」です。 4 リポジトリにアクセスがありません(制限を参照)。 5 SVOMディレクトリの表示ができません。 6 管理対象ノードにアクセスがありません。 7 サーバをサーバリストに追加しますが、アップデートはできません。 9 正しくない構文。 ServerView Update Management 191 8.1 要件 8 スクリプトツール(svupdcli.pl) CLI のコマンドに加えて、スクリプトツールを使用して富士通サーバをリモートで 簡単に更新できます。スクリプトツールはThe scripting tool is a standalone Perl script named svupdcli.pl というスタンドアロンの Perl スクリプトで、富士通 サーバの BIOS、ファームウェア、またはドライバをローカルまたはリモートで更新 します。 スクリプトツールは、SCCI API に基づいています(SSM で使用される)。富士通 サーバのすべてまたは一部を更新する、独自のバッチスクリプトを作成できます。 スクリプトが正常に実行された場合の終了コードは 0 で、それ以外の場合は 0 以上 になります。失敗すると、エラーメッセージが stdout に出力されます。 値(整数/文字列)がスクリプトから返される場合、値は stdout に出力されます。 スクリプトのフローをトレースするには、verbose オプションを 9 に設定する必要 があります。これによって、トレースメッセージが stderr に出力されます。 8.1 要件 スクリプトツールは、Windows および Linux で実行され、以下のソフトウェアが 必要です。 l l Perl V5.18 以上 Perl ライブラリ JSON V2.90 以上(このモジュールは最新の Windows OS で 配布済みです。 配布されていない場合は、 CPANからダウンロードできます) アップデートされる管理対象ノードには、ServerView Agent V7.00 以上がインス トールされている必要があります。スクリプトツールは、ServerView Agentless Service では動作しません。 8.2 構文 svupdcli.pl { -H |--host=<host> { [-P |--port=<port>] [-T |--transport=<type>] ServerView Update Management 192 8.2 構文 { -u |--user=<username> -p |--password=<pwd> } } | -I |--inputfile=<filename> [--inputdir=<dir>] { { --status | { --updstatus | --updcheckstatus | --updjobstatus } } | { --getconfig [-O |--outputdir=<dir>] | --getconfigarg --arguments=<key-list> [-O |--outputdir=<dir>] | --setconfig=<file> | --setconfigarg --arguments=<keyvalue-list> } | { --startcheck | --getchecklog } | --difflist [-O |--outputdir=<dir>] | --instlist [-O |--outputdir=<dir>] | --getreleasenotes | --getdiffreleasenotes | --getonereleasenote=<comp> } | { { --addjob=<file> | --listjob | --startjoblist [--jobstarttime=<timestamp in seconds>] } | { { --startjoball | --startjob=<file> } [--jobstarttime=<timestamp in seconds>] } | --getjobcomponentlog | --getjoblog | --canceljob | --cleanupjob } [-t |--timeout=<timeout in seconds>] [-v|--verbose=<verbose mode level>] }| [-h |--help] | [-V |--version] ServerView Update Management 193 8.3 スクリプトオプション 8.3 スクリプトオプション *** オプションは、アルファベット順になっています。 --addjob=<file> | アップデートされるコンポーネントのパスを <file> に指定して、アップデート ジョブを準備します。<file> には、difflist オプションの修正された出力 ファイルを指定して、アップデートするコンポーネントを選択することもできま す。 --canceljob 実行中のアップデートジョブをキャンセルします。アップデートジョブが WAITING または DOWNLOADING の段階にある場合にのみ、適用できます。 --cleanupjob 終了したアップデートジョブの結果、一時ファイル、データ構造を削除します。 アップデートジョブのステータスが DONE または ERROR の場合にのみ、適用 できます。 --difflist [-O|--outputdir=<dir>] コンポーネントの差分リストから最初の 10 件のエントリを表示し、指定された 場合は、ディレクトリ <dir> の出力ファイルのすべてのエントリを保存しま す。 ファイル: <dir>/<host>_DIFF.txt --getchecklog 最後のアップデートチェックのログファイルの内容を表示します。ファイル形式 は、アップデートマネージャによって指定されます。 --getconfig [-O |--outputdir=<dir>] アップデート構成の情報を表示するか、指定された場合は、「キー = 値」リス トとして出力ディレクトリに出力します。パスワード情報は表示されませんが、 出力されます。 ファイル: <dir>/<host>_CFG.txt 選択できる構成パラメータを返します。 --getconfigarg --arguments=<key-list> [-O|--outputdir=<dir>] エキスパート専用: 1 つの構成アイテムとして指定された、アップデート構成の すべてのパラメータを表示します(コンマ区切りリスト)。<outputdir> が指 定されると、すべての情報が「キー = 値」のリストで出力されます。 ファイル: <dir>/<host>_CFG.txt ServerView Update Management 194 8.3 スクリプトオプション すべての構成パラメータを返します。 --getdiffreleasenotes コンポーネントリスト内のすべてのコンポーネントのリリースノートで、インス トール済みのものより新しいものを取得します。 --getjobcomponentlog アップデートジョブのコンポーネントログファイルの内容を取得して、各ジョブ コンポーネントの関連するパラメータを stdout に出力します。 --getjoblog アップデートジョブの結果の XML ログファイルを取得します。ヒント: XML(updjobstatus データを参照)のパスには、この種の XML アップデートジョブ ログファイルを見やすくするために使用できる XSL ファイルがあります。 --getonereleasenote=<compPath> 指定したコンポーネントのリリースノートを取得します。<compPath> は、リ ポジトリ内のコンポーネントの相対パスを指定します (Tools\Primeup\1.17.03 など)。 --getreleasenotes インストールされたコンポーネントリスト内のすべてのコンポーネントのリリー スノートを取得します。 リリースノートの形式には大きな違いがあります。 形式: 各コンポーネントのブロックに、コンポーネント名のヒントを示す行が 1 行あり、続けて、リリースノートを中間に挟む <ReleaseNotes>...</ReleaseNotes> 行があります。 \r は、リリースの出力で代入されます。 -h|--help ヘルプテキストを表示します。 -H |--host=<name-or-ip> DNS 名または IP アドレスとしてアップデートされるサーバの名前。 このオプションは、SCS 呼び出し(ServerView Connector Service)に使用 され、事前チェックはありません。 -I |--inputfile=<file> [--inputdir=<dir>] <file> からホスト固有のオプションを読み取ります。-I 以外のすべてのオプ ションを <file> に設定できます。これらのオプションによって、コマンドライ ンオプションは上書きされます。inputdir を使用して、入力ファイルのディレ クトリパスを指定できます。入力ファイルが '/' で始まる場合、ディレクトリパ スは無視されます。 --instlist [-O|--outputdir=<dir>] インストールされたコンポーネントのリストから最初の 10 件のエントリを表示 し、指定された場合は、ディレクトリ <dir> の出力ファイルのすべてのエント ServerView Update Management 195 8.3 スクリプトオプション リを保存します。 ファイル: <dir>/<host>_INST.txt --listjob | addjob オプションでアップデートが準備されているコンポーネントを一覧しま す。 <file> には、修正された差分出力ファイルを指定して、アップデートするコン ポーネントを選択することもできます。 [-P |--port=<port>] 呼び出しの SCS のポート番号で、デフォルトは 3172 です。この番号の入力 は必須ではありません。 --setconfig=<file> <file> で定義されたアップデート構成のパラメータを設定します。<file> に は、修正された(コメント付き)行の -getconfig オプションによる結果ファ イルのコピーを使用できます。 --setconfigarg --arguments=<key=value-list> エキスパート専用: 1 つの構成アイテムとして指定された、アップデート構成の すべてのパラメータを設定します(コンマ区切りリスト)。 一部の構成パラメータはサポートされません。 --startcheck アップデートチェックを即座に開始します。このオプションからは、非同期 チェックの開始に関するヒントが返されます。アップデートの進行状況と結果を 監視するには、--updcheckstatus オプションを使用します。 --startjoblist [--jobstarttime=<timestampinseconds>] 準備されたアップデートジョブを即座に実行するか、指定した開始時刻 (1970-01-01 からの相対秒数)に実行します。 --startjoball | [--startjob=<file>] [-jobstarttime=<timestampinseconds>] 準備されたアップデートジョブを即座に開始するか、指定した開始時刻 (1970-01-01 からの相対秒数)に開始します。非同期ジョブ開始に関するヒ ントが返されます。アップデートの進行状況と結果を監視するには、-updjobstatus オプションを使用します。 [--status] | {--updstatus | --updcheckstatus | --updjobstatus } 以下のステータスタイプを表示します。 l ホストのアップデートサマリステータス l アップデートチェックのステータス l アップデートジョブのステータス その他のオプションからは、対応するアップデートステータスの情報が表示され ます。 [-T |--transport=<type>] ServerView Update Management 196 8.4 構成パラメータ 呼び出しの SCS の転送タイプ。値: http または https、デフォルト: https -t|--timeout=<timeout in seconds> スクリプト処理のタイムアウト。 -u |--user=<username> -p|--password=<pwd> http 要求の認証データ。 -v|--verbose=<verbose mode level> 冗長モードを有効にします(レベル: 1 ~ 9)。冗長レベル 9 で複数行の出力を生 成します。 -V|--version バージョン情報と使用方法のテキストを表示します。 8.4 構成パラメータ *** 構成パラメータについては、 ServerControl Command Interface(SCCI)仕様を 参照してください。 基本的に、スクリプトは Server Management Configuration のすべてのパラメー タを読み取りまたは書き込みできます(getconfigarg または setconfigarg オ プションを使用)。しかし、便宜上、16 進コードではなく、名前で書き込めるパラ メータのサブセットがあります。 サブセットは次のとおりです。 パラメータ HttpProxyServerUsage 意味 HTTP プロキシサーバの使用状況: 0 プロキシは使用しません。 1 システムプロキシの設定を使用します。 2 構成スペース設定を使用します。 HttpProxyServerAddress 外部 HTTP アクセスに使用されるプロキシ サーバの IP アドレスまたは DNS 名。 HttpProxyServerPort 外部 HTTP アクセスに使用されるプロキシ サーバのポート番号。 HttpProxyServerUserId 外部 HTTP アクセスに使用されるプロキシ サーバでの認証のユーザ名。 HttpProxyServerPasswd 外部 HTTP アクセスに使用されるプロキシ サーバでの認証のパスワード。 ServerView Update Management 197 8.4 構成パラメータ パラメータ 意味 UpdRepositoryPath リポジトリのルートへの URL または絶対 ローカルパス。 リポジトリの場所とアクセス。 UpdRepositoryAccess 0 ローカル、読み取り専用 1 ローカル、読み書き 2 リモート、読み取り専用 3 iRMC、読み取り専用 UpdUpdateCheckMode アップデートチェックの開始時期を定義しま す。 0 手動で開始します。 1 インベントリの変更後に開始します。 2 アップデートチェックスケジューラに よって開始します。 UpdDownloadMode 「Download after check」に設定すると、 ローカルリポジトリは、アップデートチェッ クが実行されるたびに、アップデート Web サーバから自動的にアップデートされます (この構成セクションでの指定に従いま す)。 ダウンロードモードは、読み書きモー ドのローカルリポジトリにのみ適用で きます。 UpdDownloadServerAddress リポジトリアップデートのダウンロードに使 用される、Web サーバの IP アドレスまたは DNS 名。 UpdDownloadRepositoryPath リポジトリアップデートのダウンロードに使 用される、Web サーバ上のダウンロードリポ ジトリの相対パス。 UpdDeleteBinaryAfterUpdate TRUE に設定すると、インストール後にアッ プデートパッケージがローカルリポジトリか ら削除されます。 ServerView Update Management 0 FALSE 1 TRUE 198 8.4 構成パラメータ パラメータ UpdScheduleDate UpdScheduleFrequency UpdDownloadProtocol UpdAlertNewUpdates UpdAlertJobFinished AlerterMailEnable AlerterMailSeverity AlerterMailSender 意味 アップデートチェックがスケジューラによっ て開始される日付と時刻(time_t)。 アップデートチェックが次にスケジューラに よって開始されるまでの日数。 FUujitsu Web サーバからファイルをダウン ロードするために使用されるプロトコルタイ プ。 0 HTTP 1 HTTPS 新たに使用可能になったアップデートの電子 メールアラートを有効または無効にします。 0 Disable 1 Enable 終了したアップデートジョブの電子メールア ラートを有効または無効にします。 0 Disable 1 Enable 電子メールアラートを有効または無効にしま す。 0 Disable 1 Enable 電子メールアラートを送信する際の重要度。 0 Unknown 1 Ok 2 危険 3 エラー 4 デバッグ アラータによって使用される送信者メールア ドレス。 AlerterMailSenderDescription アラータの送信者メールアドレスの説明(例: FJ Update Mgmt) ServerView Update Management 199 8.5 アップデートのためにスクリプトを使用します パラメータ 意味 AlerterMailRecipients アラータによって使用される受信者メールア ドレス。 AlerterMailRecipientsCC アラータによって使用される受信者 CC メー ルアドレス。 AlerterUmMailSubject ソフトウェアアップデート管理固有の電子 メールにアラータによって使用される、メー ルの件名。 AlerterUmMailMessage ソフトウェアアップデート管理固有の電子 メールにアラータによって使用される、メッ セージ部分。 AlerterSMTPServer 使用されるメールサーバのドメイン名/IP ア ドレス。 AlerterSMTPort SMTP サーバのアクセスに使用されるポート 番号。 8.5 アップデートのためにスクリプトを使用します 8.5.1 構成設定の読み取り 富士通サーバ(ここでは 172.17.167.199)のチェックとアップデートを開始す る前に、このサーバの現在の構成設定を知っておく必要があります。この後、アッ プデートプロセスに必要なすべてのパラメータが正しく設定されているか、チェッ クします。 管理サーバで、次のように入力します。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 --user=Administrator -password=abc.123 -–getconfig --outputdir=out メインのアップデート構成パラメータがファイル out\172.17.167.199_ CFG.txt に書き込まれます。 出力ファイルの内容は、次のようになります。 UpdRepositoryPath=C:\Program Files\Fujitsu\ServerView Suite\Agents\Server Control\Data\EM_UPDATE\UpdateRepository UpdRepositoryAccess=1 UpdUpdateCheckMode=0 UpdDownloadMode=1 UpdDownloadServerAddress=support.ts.fujitsu.com UpdDownloadRepositoryPath=DownloadManager/Globalflash UpdDeleteBinaryAfterUpdate=0 UpdScheduleDate=1440690300 UpdScheduleFrequency=0 UpdDownloadProtocol=0 ServerView Update Management 200 8.5 アップデートのためにスクリプトを使用します UpdAlertNewUpdates=1 UpdAlertJobFinished=0 HttpProxyServerUsage=2 HttpProxyServerAddress=proxy.pdb.fsc.net HttpProxyServerPort=81 #HttpProxyServerUserId= #HttpProxyServerPasswd= AlerterMailEnable=1 AlerterMailSeverity=3 [email protected] AlerterMailSenderDescription=admin_199 [email protected] #AlerterMailRecipientsCC= AlerterUmMailSubject=ServerView Update Management Alert from $(HostName) AlerterUmMailMessage=Information from Update Management module of ServerView System Monitor: $(UpdateMessage) Date: $(Date) $(Time) Host IPaddress: $(HostIPAddress) AlerterSMTPServer=172.17.167.111 AlerterSMTPort=25 8.5.2 構成設定の書き込み getconfig オプションの出力をペースとして使用して、構成設定を修正できます。 修正を終えるには、これらのパラメータを該当するサーバの構成スペースに書き戻 す必要があります。 管理サーバで、次のように入力します。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_ 172.17.167.199.txt –setconfig=out\172.17.167.199_CFG.txt これで、サーバの新しいアップデートおよびフラッシュアップデートコンポーネン トをチェックする準備ができました。 8.5.3 アップデートステータスのチェック コンポーネントをアップデートする前に、対応する富士通サーバに使用できる新し いアップデートがあるか、チェックする必要があります。このチェックは、次のよ うにして開始します。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_ 172.17.167.199.txt --startcheck このアップデートチェックの進行状況を、次のコマンドで監視できます。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_ 172.17.167.199.txt --updcheckstatus スクリプトから Done -OK または Done - Error が stdout に返されると、アッ プデートチェックが終了します。 チェックが失敗した場合、ログファイルをチェックして診断できます。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_ 172.17.167.199.txt --getchecklog ServerView Update Management 201 8.5 アップデートのためにスクリプトを使用します 8.5.4 アップデートジョブの作成 アップデートチェックの後、使用できる新しいアップデートコンポーネントを、次 のコマンドで読み取れます。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_ 172.17.167.199.txt --difflist --outputdir=out ファイル 'out\172.17.167.199_DIFF.txt' には、アップデートリポジトリでアッ プデートするための使用できる新しいコンポーネントのパスが格納されます。アッ プデートジョブを実行するための入力として使用されます。 このファイルを編集して行を削除すると、対応するコンポーネントは次のス テップでアップデートされません。 8.5.5 アップデートジョブの実行と監視 アップデートの実行を開始するには、次のように入力します。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_ 172.17.167.199.txt --startjob='out\172.17.167.199_DIFF.txt' ここで、ファイル 'out\172.17.167.199_DIFF.txt' に記載されているコン ポーネントがアップデートされます。 アップデート実行の進行状況は、次のコマンドで監視できます。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_ 172.17.167.199.txt --updjobstatus スクリプトから Done -OK または Done - Error が stdout に返されると、アッ プデート実行が終了します。 アップデートの結果ログファイルは、次のコマンドで読み取れます。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_ 172.17.167.199.txt --getjoblog アップデート実行でエラーが発生した場合、富士通サーバをクリーンアップする必 要があります。 svupdcli.pl --host=172.17.167.199 -I inputFile_ 172.17.167.199.txt --cleanupjob ServerView Update Management 202 9.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ 9 トラブルシューティング 9.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ 以下は、「ジョブ詳細」ダイアログボックスの「エラーテキスト」フィールドに表 示されるエラーメッセージの概要です(87 ページの 「ジョブ詳細」ダイアログ ボックスを参照)。 各メッセージについて、エラーを解決するためのアクションの説明があります。 APPL_CURRENTLY_RUNNING プログラム実行の内部的重複 Action l 「ジョブ詳細」ダイアログで、「ログファイルを表示」をクリックします。 開いたログファイルには、選択したジョブの診断ファイルを含む zip ファイルへの ハイパーリンクがあります。 l zip ファイルを保存して、弊社サポート担当者に送付します。 アップデートは正常に完了しても、インベントリマネージャのスケジュールタスク がこのサーバですでに実行中であるためにインベントリが作成されなかった場合 : l インベントリと、リストされたアップデートをアップデートマネージャで確認 します。 データがまだ古い場合 : l インベントリマネージャ -「サーバリスト」タブ - 「インベントリ更新」ボタン で、手動でインベントリを作成します。 ServerView Update Management 203 9.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ add job failed ジョブの初期化エラー cleanup failed ジョブを削除できません flash failed 管理対象サーバのアップデート中のエラー flash timeout ジョブ完了中のタイムアウト manager timeout アップデートマネージャの時間超過 prepare update failed ジョブ転送エラー reboot failed 管理対象サーバのブート中のエラー Action l 「ジョブ詳細」ダイアログで、「ログファイルを表示」をクリックします。 開いたログファイルには、選択したジョブの診断ファイルを含む zip ファイルへの ハイパーリンクがあります。 l zip ファイルを保存して、弊社サポート担当者に送付します。 could not transfer job(s) ジョブの初期化エラー pending jobs ジョブが進行中、またはクリーンアップされていない update process aborted CMS がブートされたため、アップデートプロセスが中止された Action l l CLEANUP 機能を実行してください(59 ページの クリーンアップウィザード を参照)。 エラーが発生したジョブをコピーして、再起動します。 ServerView Update Management 204 9.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ boot timeout ブートプロセス中のタイムアウト timeout wait for boot inactive Update エージェントのブート中のエラー Action l BIOS のブートシーケンスを確認し、必要に応じて修正します。 BIOS セットアップで、LAN/PXE をブートシーケンスの最初のエントリにしてく ださい。 l 管理対象サーバをリブートします。 agent offline Update エージェントが見つからない Action l 接続の問題を修正します。 l これで解決しない場合は、Update エージェントを再インストールします。 Flash Cancelled by User ユーザが「Flash Abort」ダイアログを「キャンセル」で中止した Action l アップデートするサーバのユーザと相談した後、アップデートをリブートしま す(「ジョブの作成」または「ジョブのコピー」を使用)。 適用 : o オペレーティングシステムが Windows の管理対象サーバ o 「Flash Abort」ダイアログで設定した GlobalFlash エージェント Win <=V4.71.xx o ユーザが管理対象サーバのコンソールにログインして、「Flash Abort」ダイ アログを「キャンセル」で中止しました。 ServerView Update Management 205 9.1 アップデートマネージャのエラーメッセージ jobs on same server not accepted: ”<ジョブ名>” is active 以前に開始したジョブがサーバですでに実行中 Action l 「ジョブの詳細」タブでこのサーバに関する実行中のジョブを確認します。 l 実行中のジョブが終了するまで待機して、新しいジョブを開始します。 サーバにて以前のジョブが予期せず中断 Action l l 手動でクリーンアップを実行します(「サーバ詳細」タブ > サーバを選択 > 「クリーンアップ」をクリック)。 クリーンアップジョブによってアップデートジョブと同じエラーが発生する場 合は、管理用サーバで次の手順に従います。 o ディレクトリ …¥ServerView¥ServerView Services¥scripts¥ServerView¥OnlineUpdate へ移動します。 o o ファイル <server>.lck があることと、その内容を確認します。 エラーメッセージで示される <ジョブ名> がファイル <server>.lck 内にあ る場合は、このファイルを削除します。 job canceled by second failover 高可用性クラスタの複数切り替えによるエラー Action l 「クリーンアップ」を実行します。 l ジョブをコピーして、再起動します。 ServerView Update Management 206 9.2 ダウンロードマネージャのエラーメッセージ ERROR_DC_DATA インベントリタスクによって発生した再スキャンエラー Action l インベントリマネージャアプレット > 「診断の管理」タブを選択し、インベン トリログファイルを確認します。 o ツリービューで対応するサーバ名を選択します。 o テーブルで、説明 = Inventory Dataのタスク「直ちに一度だけ実行」を選 択します。 o ログの選択: 対応する日付を選択します。 選択したログファイルの内容は、下の出力フィールドに表示されます。 o l DB のステータスを確認します。 DB のステータスに以下の値が報告される場合、インベントリは正常に作成さ れていますが、インベントリに変換されたデータが含まれています。 o データステータス = Incomplete o メッセージ = Non-Ascii data converted 9.2 ダウンロードマネージャのエラーメッセージ 認証情報がないなどの理由で Download Service が動作を停止すると、以下の状態 になります。 l スケジュールされているダウンロードタスクが開始されない l 直ちに一度だけのタスクが実行中の状態のままになる ServerView Download Service が再度開始された後、定義されたすべてのタスク が自動的に実行されます。 トラブルシューティングについては、209 ページの 設定ウィザードのエラーメッ セージを参照してください。 以下は、「ログ」タブの「エラー」列に表示されるエラーメッセージの概要です (122 ページの 「ログ」タブを参照)。 各メッセージについて、エラーを解決するためのアクションの説明があります。 Server not in database このタスクのサーバがデータベースにありません。 ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されませ ん。 Server not manageable このタスクのサーバを管理できません。 ServerView Update Management 207 9.2 ダウンロードマネージャのエラーメッセージ ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されませ ん。 Unsupported server 選択したサーバタイプにはダウンロードタスクがサポートされていません。 ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されませ ん。 No supported and manageable server in group ダウンロードタスクに割り当てられたサーバのグループに、サポートされる管理 可能なサーバがありません。 ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されませ ん。 Task aborted ダウンロードタスクが中止されました。 ログファイルは作成されない場合があります。 Task aborted due to timeout タイムアウトのため、ダウンロードタスクが中止されました。 Task time not determined タスク時間を決定できません。 ダウンロードアクションが開始されていないため、ログファイルが作成されませ ん。 Task time not in future 定義されたタスク時間が現在以降ではないため、タスクが開始しません。 ログファイルは作成されません。 Task not started。 タスクを開始できません。 ログファイルは作成されません。 Another task for this server already started 別のタスクがサーバのダウンロードを現在実行中です。 ログファイルは作成されません。 Task settings invalid タスク設定が無効なため、タスクを開始できません。 ログファイルは作成されません。 Initialization error ダウンロードアクションを正常に開始できませんでした。 ログファイルは作成されません。 考えられる理由 : ファイルシステムにアクセス許可がありません(workdir また はリポジトリディレクトリでのファイルおよびディレクトリの作成/移動)。 ServerView Update Management 208 9.3 設定ウィザードのエラーメッセージ Download error Web サーバからのファイルのダウンロードが失敗しました。 Uncompression error ダウンロードしたファイルの展開に失敗しました。 Network problems ネットワークの問題により、Web サーバからのファイルのダウンロードが失敗 しました。 Update check not started アップデートのチェックの開始が失敗しました。 Unsupported Server Model サーバモデルがサポートされていません。 No/Illegal Agent 管理対象ノードの Update エージェントがないか、無効です。 Missing Inventory インベントリがありません。 1. インベントリマネージャを起動します。 2. 「サーバリスト」タブをクリックします。 3. このサーバの「データの状態」列を確認します。 「データの状態」が OK ではない場合、このサーバのインベントリを再収集しま す。 4. タブからサーバを選択します。 5. 「インベントリ更新」をクリックします。 「データの状態」がまだ OK ではない場合 : 6. サーバの ServerView エージェントを確認します。 Remote Access to Repository failed リポジトリへのリモートアクセスが失敗しました。 Update Check Failed アップデートのチェックが失敗しました。 9.3 設定ウィザードのエラーメッセージ 設定タスクを有効にした後、以下のエラーメッセージが表示されることがありま す。 Configuration task has not been started on Central Management Station.Please, check if ServerView Download Service is stopped and restart the service.For more details, check system event log messages with source 'ServerView Update Manager'.It may be that ServerView ServerView Update Management 209 9.3 設定ウィザードのエラーメッセージ Download Service has no credentials for accessing database ServerViewDB. Windows CMS でのトラブルシューティング方法 : 1. イベントビューアでエントリを探します。 Windows ログ > アプリケーション >ソース ServerView Update Manager お よび MSSQL$SQLSERVERVIEW 2. 以下のようなメッセージを持つエントリがある場合 Login failed for user '…….'.[CLIENT: <local machine>] または Application=DownloadService Function=resetRepositoryState resetRepositoryState: am_openDB failed, errMsg=[Microsoft][SQL Native Client][SQL Server]Login failed for user '……..'. ServerView Download Service にはデータベース ServerViewDB にアクセス する認証情報がありません。 この場合、 l l l l ServerView Download Service のログオンユーザの認証情報を、15 ペー ジの 中央管理用サーバ(CMS)での要件の「アップデート管理ログオン」 の項に記載されているように変更します。 DownloadServer.exe プロセスがまだ実行中かどうか、タスクマネージャで 確認します。プロセスはデータベースへの接続を数回再試行し、停止するま で 15 分程度かかります。 DownloadServer.exe をタスクマネージャで停止させるか、または実行が停 止するまで待機します。 新しい認証情報を使用して ServerView Download Service を再起動しま す。 3. その他のエラー状態の場合 : l ServerView Download Service を再び開始します。 Linux CMS でのトラブルシューティング方法 : /var/log/messages でソースが ServerView Update Manager のエラーエントリ を見つけて、ServerView Download Server を再起動します。 ネットワークドライブ上のリポジトリを使用する Linux 管理用サーバ cifs タイプでマウントされた ntfs ファイルシステムでのエラーの場合 (Samba。SLES11 SP1、RHEL6 で発生) ServerView Update Management 210 9.4 リポジトリマネージャのエラーメッセージ Samba のマウントでは、Linux のカーネルバージョン/Samba バージョン/ファイ ルシステムのサイズに応じて、64 ビットファイルポインタを使用することがありま す。これによって、32 ビットアプレットに問題が発生することがあります。 リポジトリの内容が正しくても、「設定ウィザード」 > 「既存のリポジトリを使 用」 > 「ネットワークドライブ上のリポジトリ」での値の設定中に、次のエラーが 発生する可能性があります。 エラー「Remote path <value> does not contain repository」 解決策 : 追加オプション -o noserverino をネットワークドライブのマウントに使用しま す。 ローカル DVD ドライブを DVD からのリポジトリの初期化に使用した、 OS=RHEL6 の管理用サーバ リポジトリを DVD から初期化する場合、DVD を読み取るための適切な権限がない ため、失敗することがあります。 マウントポイント自体とそのディレクトリには、ユーザ svuser に対する読み取り アクセス権が必要です。 DVD をローカル DVD ドライブに挿入したとき、オートマウンタが自動的に /media/<DVD volume> にマウントします。 l このディレクトリの権限を確認します。 ユーザ root についてのみ読み取り権限がある場合 l l DVD ドライブをアンマウントします。 DVD ドライブをコマンド mount -t iso9660 -o ro,users,uid=svuser,gid=svgroup <device> <mountpoint> で再度マ ウントします。 9.4 リポジトリマネージャのエラーメッセージ リポジトリマネージャでアクションを有効にした後、以下のエラーメッセージが表 示されることがあります。 リポジトリのタスクは管理サーバ上で開始されていません。ServerView Download Service の停止を確認し、サービスを再起動してください。詳細については、ソー スが "ServerView Update Manager" のシステムイベントログのメッセージを見て ください。ServerView Download Service に ServerViewDB データベースにアク セスするための権限がない可能性があります。 リポジトリマネージャからのタスクは、中央管理用サーバの ServerView Download Service から実行されます。このエラーメッセージは、ServerView ServerView Update Management 211 9.5 シングルサインオンの問題 Download Service が動作を停止すると発生します。トラブルシューティングの詳 細については、209 ページの 設定ウィザードのエラーメッセージを参照してくださ い。 9.5 シングルサインオンの問題 ServerView Operations Manager V5.0 以上と ServerView Update エージェン ト V5.0 以上(アカウントチェックで設定) 管理対象サーバ上でのマネージャ証明書を検証するステップが失敗した場合(リク エスタとプロバイダ間の通信、リモートコネクタサービス)、管理対象サーバのア クセスステータスは「不許可」に設定され、ログオンによる認証(ユーザ/パスワー ド)が使用されます。 9.6 ログオンに関する問題 状況 VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するシステムでは、パスワード チェックが失敗して次のメッセージが表示された場合: "<server name>" returns: "cannot connect to target system" 解決方法 次の手順に従います。 l l VMware ESXi オペレーティングシステムを実行するシステムで、要件が満たさ れているかどうか確認します。 SV Operation Manager のリリースノートの「アップデート管理(ダウンロー ドマネージャを含む)」の章で、以下の項を参照します。 o ESXi システム上での iRMC ファームウェアアップデート o Update of BIOS on ESXi Systems 9.7 ツリー構造のエントリの問題 管理対象サーバがアップデートマネージャ/ダウンロードマネージャのツリー構造に 表示されていたが、チェック実行後、ツリー構造に表示されなくなる。 考えられる理由 管理対象サーバのマネジメントコントローラが機能していません。 ServerView Update Management 212 9.8 コンポーネントに関する問題 発生する問題 1. シャーシのインベントリの値が N/A になります。 これはアプレット インベントリマネージャ - インベントリ表示で確認できます。 2. サポートするモデルのチェックからサポートされていないモデルが返されます。 管理対象サーバがアップデートマネージャ/ダウンロードマネージャのツリー構 造から削除されます。 解決方法 管理対象サーバのマネジメントコントローラを修復します。 9.8 コンポーネントに関する問題 状況 l マネジメントブレードを 2 台搭載する BXxxx l これらのマネジメントブレードのうちの 1 台がデグレードした。 解決方法 マネジメントブレードのファームウェアをアップデートする前に以下を行います。 1. デグレードしたマネジメントブレードを修理する。 または 1. デグレードしたマネジメントブレードをシャーシから取り外す。 2. BXxxx のインベントリをもう一度収集する。 状況 l Linux オペレーティングシステムの管理対象ノード。 l インベントリがないため、ファイバチャネルコントローラのファームウェアアッ プデートが提供されない。 解決方法 11 ページの 管理対象サーバでの要件で、インベントリ、ファイバチャネルコント ローラ(Emulex)、Linux オペレーティングシステムを参照してください。 9.9 ファイバチャネル(FC)コントローラの問題 状況 Linux オペレーティングシステムの管理対象ノード。 ServerView Update Management 213 9.10 定期ダウンロードタスクのログファイルの問題 インベントリがないため、ファイバチャネルコントローラのファームウェアアップ デートが提供されない。 解決方法 管理対象サーバの要件を満たしているか確認します(11 ページの 管理対象サーバ での要件の項を参照) 。 9.10 定期ダウンロードタスクのログファイルの問題 状況 「ダウンロードサーバタスクの追加」ダウンロードボックスの「ログデータの履 歴」で「前回分のみ」を選択しても、内部サーバグループ(VMware またはブレー ドサーバなど)の、定期ダウンロードタスクに関連するすべてのログファイルが保 存されました。 解決方法 ダウンロードマネージャを使用して、内部サーバグループのログファイルを削除し ます。「ログ」タブのテーブルで削除するログファイルを選択して「削除」をク リックします。 9.11 管理対象ノードのイベント ID 2370 イベント ID 2370 関連 Windows: イベントビューア Linux: /var/log/messages /var/log/fujitsu/ServerViewSuite/SCS/ log.SVRemoteConnector 警告 :SSL が「ハンドシェイクテスト」に関するエラーを送信します。このリクエ ストは無視されます。暗号化されていないか、認証に関する問題があります。詳細 な技術情報については、以下のデータを参照してください。 IP=<ipadr> SOAP-ENV:Receiver SSL_ERROR_SSL エラー:140890B2:SSL ルーチン:SSL3_GET_CLIENT_CERTIFICATE:証明書が 返されなかった SSL_accept() が soap_ssl_accept() で失敗 ServerView Update Management 214 9.12 アップデートマネージャを使用しないアップデート可能なコンポーネントのインストール/アンイ アップデート管理によって、管理対象ノードでイベント ID 2370 が発生した 構成要件 : CMS : l ServerView アップデートマネージャ Win/LX(SV Operations Manager のア プレット)V 5.0 以降(1.06 より新しい Remote Connector Service を含 む) 管理対象ノード : l l l ServerView Agent Win/LX V 5.0 以降(1.06 より新しい Remote Connector Service を含む) ServerView Update Agent Win/LX V 5.0 以降 (アカウントチェックを使用 して設定) CMS の証明書が管理対象ノードにインストールされていません。 (=>アップデートマネージャ:エージェントアクセス = この管理対象ノードで認 証未。 それらのサーバでイベント ID 2370 を回避するには : l 管理対象ノードに CMS の証明書をインストールします(IP アドレスはイベン ト ID のエントリの内容) または l このサーバが必要ない場合、CMS の所有者はアプレット ServerList から削除 します 9.12 アップデートマネージャを使用しないアップデート可 能なコンポーネントのインストール/アンインストール 推奨 : ServerView Update Manager を使用してアップデート可能なコンポーネン トをアップデートします。 アップデートマネージャを使用せずにアップデート可能なコンポーネントをアップ デートした場合は、次の指示に従って、ServerView Operations Manager データ べース(アップデートマネージャ、インベントリマネージャ など)内のデータを アップデートしてください。 ServerView Update Management 215 9.12 アップデートマネージャを使用しないアップデート可能なコンポーネントのインストール/アンイ PRIMERGY Support Package(PSP)に含まれる「ドライバと追加プロダク ト」: 1. 管理対象ノード(PSP に関する)のリポジトリをアップデートします。 ServerView Update エージェント/GlobalFlash エージェントを再起動します (暗黙的に PrimeUp -reginit が実行されます)。 または ディレクトリ <inst-path>\PrimeUp\current\FSC_SCAN へ移動して PrimeUp -reginit を呼び出します。 2. 管理対象ノードのインベントリをアップデートします。 Windows の ServerView エージェント : エージェントを再起動します。 3. 管理用サーバのインベントリをアップデートします(暗黙的なチェックが実行さ れます)。 インベントリマネージャ : インベントリを更新します。 Firmware/BIOS 1. 管理対象ノードのインベントリをアップデートします。 Windows : Windows の ServerView エージェント : エージェントを再起動します。 Linux : Linux の ServerView エージェント : sh /etc/init.d/SVforceVV.sh 2. 管理用サーバのインベントリをアップデートします(暗黙的なチェックが実行さ れます)。 インベントリマネージャ : インベントリを更新します。 SV Update エージェント Win <=V4.81.02、Linux <=V4.80-07/GlobalFlash エージェント Win/Linux <=V4.71.01 1. 管理対象ノードのインベントリをアップデートします。 Windows : Windows の ServerView エージェント : エージェントを再起動します。 Linux : Linux の ServerView エージェント : sh /etc/init.d/SVforceVV.sh ServerView Update Management 216 9.12 アップデートマネージャを使用しないアップデート可能なコンポーネントのインストール/アンイ 2. 管理用サーバのインベントリをアップデートします(暗黙的なチェックが実行さ れます)。 インベントリマネージャ : インベントリを更新します。 ServerView Update Management 217
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