使用説明書 - BD Biosciences

BD バイオコートTM T細胞活性化プレート(抗マウスCD3)
製品説明
マウス脾細胞 増殖アッセイ
T細胞レセプター複合体抗体をコーティングしたプレートは、様々な動
物種のT細胞活性化誘導に使われています。BD バイオコート T細
胞活性化プレートは、高品質の抗CD3抗体(BD ファーミンジェン)
あらかじめ調製する緩衝液と培地
●
無血清培地: 2 mM L-グルタミン含有RPMI 1640(GIBCOカタ
●
完全培地:2 mM L-グルタミン含有RPMI 1640(10%FBS入り)
●
1XダルベッコPBS(DPBS; GIBCOカタログ番号: 14190-Xま
ログ番号: 11875-X)
でコーティングされています。BD バイオコート T細胞活性化プレート
は、ロット間の品質にバラツキがなく、プレートが使いやすいようにフ
タ付きで個別包装されています。全ロットは培養T細胞の増殖能に
たは21600-X)
ついて品質テスト済みです。
●
BD バイオコート T細胞活性化プレート(抗マウスCD3)の用途
●
T細胞の活性化
●
サイトカイン産生
ACK緩衝液: 0.15 M NH4Cl、0.01 M KHCO3、0.1 mM
Na2EDTA、pH 7.2∼7.4
500 mLの場合: 400 mLのdH 2 OにNH 4 Cl 4.01 gおよび
KHCO3 500 mgを添加。0.5 M EDTA溶液を100 µL加えます。
NaOHまたはHClで、pH を7.2∼7.4に調整します。
●
サイトカインmRNAの定量
●
Co-stimulation
マウス脾細胞の採取
●
T細胞機能におよぼす薬効の研究
1.
T細胞活性化プレート(抗マウスCD3)の品質保証
●
細菌、および真菌の陰性確認検査済み
●
マウス脾細胞増殖能について検査済み
マウスより無菌的に脾臓を取り出し、10 mLの無血清培地が
入った100 mmディッシュ
(BD ファルコン カタログ番号:
351029または351999)
に脾臓を入れます。一般に、100
mmのディッシュ1枚にマウスの脾臓を3つ入れます。
留意: 6週齢のマウスから回収できるリンパ球は、平均5∼15×107 個です。この数値は、
マウスの年齢、系統、性別、ストレスなどにより異なります。
2.
結合組織を切り離し廃棄します。
3.
無血清培地10 mL入りの清潔な100 mmディッシュに、脾臓
を移します。
4.
ピンセットとメスを用いて、脾臓をできるだけ細かく切り刻み懸
濁させます。培地は濁って赤みを帯びるはずです。
5.
10 ccシリンジと18ゲージ注射針を用いて、ディッシュの中で脾
臓懸濁液の吸引・排出操作を、ゆっくり3回行ないます。
6.
針を付けたまま、脾臓懸濁液をもう一回吸引し、BD ファルコ
ン遠心分離用50 mLコニカルチューブ
(BD ファルコン カタロ
T細胞活性化プレート(抗マウス CD3)でマウス脾細胞を2日間培養した後、細胞増
殖アッセイを4時間実施。
グ番号:352070または352098)
へ移します。
7.
ディッシュを10 mLの無血清培地でリンスし、残っている脾臓
懸濁液 をシリンジに吸引し、50 mLコニカルチューブに移し
ます。
8.
450×gで3分間遠心分離し、上清を捨てます。
9.
チューブに残った培地で細胞を静かに懸濁します。
10. ACK 緩衝液15 mL(採取脾臓1つに対し5 mL)
を加え、ピ
ペットで静かに吸引・排出操作を行ないます。
11. 室温で5分間インキュべートし、2∼3分間手で静かに混和し
使用説明書
ます。
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12. 採取した脾臓1つにつき5 mLの1X DPBSを加えて、細胞溶
解を止めます。直ちに、200×gで10分間遠心分離を行ない
ます。
13. 30 mLの1X DPBSで細胞を再懸濁します。200×gで5分間
遠心分離します。
14. 上清を捨てます。完全培地5.25 mLで細胞を再懸濁します。
ピペットで細胞懸濁液の上下操作を数回行ない混和します。
15. コールターのカウンターで、懸濁した細胞を数えます。細胞密
度1×107 個/mLに必要な容量を計算します。50 mLコニカル
チューブの中に、完全培地を必要な容量加えます。
製品リスト
製品
入数(ケース) カタログ番号
抗マウス CD3
96ウェル、透明、フタ付き
5枚
354720
コーティングなし、コントロールプレート
5枚
354730
96ウェル、透明、フタ付き
細胞増殖アッセイ
1.
適当な濃度(6.25×10 5個/mLから2.5×10 6個/mL)
の細胞
100 mLをT細胞活性化プレートに播種し、CO2インキュベー
入数(ケース) カタログ番号
354725
BD ファルコン 50 mLコニカルチューブ
ポリプロピレン、25本/ラック×20、滅菌
500
352098
BD ファルコン 50 mLコニカルチューブ
ポリプロピレン、25本×20
(ラックなし)
、滅菌
500
352070
長490 nmのODを測定します。
BD ファルコン 100 mmディッシュ
スタンダード100 mm×15 mm、滅菌
500
351029
(米国特許番号
* MTSテトラゾリウム化合物は、南フロリダ大学に特許が与えられており
、Promega Corporationに使用権が与えられています。
5,185,450)
BD ファルコン 100 mmディッシュ
100 mm×15 mm、滅菌、スタッカー
240
351999
BD ファルコン 5 mLピペット
200
357543
200
357551
50
353071
3-(4,5-dimethylthiazol-2-yl)-5-(3-carboxymethoxyphenyl)2-(4-sulfophenyl)-2H-tetrazolium(MTS* Promega カタログ
番号: G3581)20 mLを各ウェルに添加し、CO2インキュベータ
で37℃で4時間培養します。
3
製品
5枚
タに入れて37℃で45∼48時間培養します。
2
関連製品
マイクロプレート分光光度計で、対象波長700 nmで測定波
抗ヒトCD3
96ウェル、透明、フタ付き
BD ファルコンTM 製品
滅菌、個別包装
BD ファルコン 10 mLピペット
滅菌、個別包装
96ウェルプレート用フタ
滅菌、個別包装
BDファーミンジェン製品
BD OptEIATM ELISAセット、マウス IL-2
マウス IL-2ELISAセット、IL-2捕捉抗体、
2614KI
検出用ビオチン化抗体
BD製品
注意:
製品は受領後2∼8°Cで保管してください。
製品は発送後3ヶ月間安定。
研究以外の目的には使用しないでください。
10番メス替え刃
371110
シリンジ
10 cc シリンジ
309604
登録商標
BD バイオコート、BD ファルコンおよびBD OptEIAは、ベクトン・ディッキンソン社
の登録商標です。
使用説明書
カタログ番号:
354720、354730
メス替え刃
233