NAB

★☆★☆★ NABShow2016 出展社情報 ★☆★ ☆ ★
NAB Show 2016 は、4 月 16 日~ 21 日(木)
(機器展示会は 18 日~
21 日)の 6 日間にわたって、
ラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)
で開催された。日本のメーカー、輸入代理店扱いのメーカーの出展社からの
情報をまとめる。掲載は順不同。
グラフィックス装置などの主要製品群の Video over IP への対応
を進め、2016 年末から 2017 年にかけて新製品を提案していく。
各製品は、SMPTE2022-1/2 ( 圧縮 IP 伝送 )、SMPTE2022-
◆朋栄:www.for-a.co.jp( C5117)
5/6 ( 非圧縮 IP 伝送 ) といった SMPTE 国際標準規格に準拠させ
るとともに、ワークフロー構築に必要な規格を提唱する団体とも連
● VideooverIP 対応機器の開発方針について
携を深めていく予定。さらに、Video over IP と親和性の高い映像
圧縮コーデックの採用なども順次進めて行く。
株式会社朋栄は、2016 年 4 月 18 日、次世代制作環境の構築
なお、本発表は、朋栄がベースバンド機器の開発を止めてしまう
に向け、各種 Video over IP 規格へ順次対応を進めていくことを
ことを示唆するものではなく、これまでと同様に、次世代映像制作
発表した。
環境においてもベースバンド機器は重要なものと認識しており、新
信号処理 / 信号変換、ビデオスイッチャ、アーカイブ、クロマキー
技術を採り入れながら今後も継続して開発を続けて行くとしてい
処理、テロップ処理、マルチビューワ、アセット管理など、映像
る。
制作環境に必要な製品 / ソリューション群を開発、提供している。
朋栄製品はベースバンドでの伝送 / 映像処理をベースに展開し、
● NMI(NetworkMediaInterface)への参入について
数多くのユーザに活用されている。4K、8K 制作の現場において、
株式会社朋栄は、2016 年 4 月 18 日、ソニー株式会社が提唱
SDI ケーブル複数本を束ねて伝送することはケーブル本数 / 重量
している映像の IP 伝送規格である NMI (Network Media Inter-
やメンテナンス性の上でも実用的ではなく、12G-SDI でのベース
face) 規格に賛同し、同メンバーに参画したことを発表した。
バンド伝送への取り組みも加速させている。しかしながら、より
4K・8K 高解像度、ハイフレームレート、HDR(High Dynamic
長距離の映像伝送が求められる現場や、次世代映像に対応した施
Range)、WCG(Wide Color Gamut =広色域 ) など、次世代映像
設内の信号処理、ケーブル重量を軽減したい中継車などでは、IP
制作におけるデータ容量はますます増えていく傾向にある。こうし
伝送機器に対するニーズもよりいっそう増してきている。
た次世代環境においては、映像伝送におけるケーブルの高ビット
新たな取り組みとして、次世代制作環境において IP ネットワー
レート対応も不可欠となっている。朋栄では、すでに 12G-SDI で
クを活用した Video over IP 規格に対応していくことを発表した。
のベースバンド伝送への取り組みも加速させているが、より長距離
ベースバンド機器と組み合わせながら、より柔軟で、よりローコ
の映像伝送が求められる現場や、次世代映像に対応した施設内の信
ストな次世代制作の環境構築 / 環境移行の実現に向けた開発を進
号処理、ケーブル重量を軽くしたい中継車などでは、より安価な機
めて行くとしている。
器で、より速い伝送も可能で、より拡張性に優れる IP 伝送機器に
Video over IP 伝 送 規 格 に つ い て は 現 在、ASPEN、AIMS、
対するニーズも増してきている。
NMI、VSF、NDI など複数のグループがそれぞれの規格を提唱し
ソニー株式会社が提唱する NMI は、4K・8K、ハイフレームレー
ている。それぞれが現場の要望に応じた規格として策定を行って
ト、HDR など次世代映像フォーマットに非圧縮・圧縮の両方で対
おり、互換性はない。そのため、朋栄はより良い次世代環境が構
応可能な規格であり、損失パケットの回復やリファレンス信号同期
築できるよう、研究開発を継続している。朋栄の Video over IP
への対応など、IP でライブ伝送する際に必要な機能を備える拡張
対応機器に向けた取り組みとして、Evertz 社が提唱し、ベースバ
性の高い伝送インタフェース規格。
ンドからの移行に親和性が高く、映像を TS(Transport Stream)
NMI への賛同により朋栄は、
次世代映像制作環境に向け、
各グルー
化して伝送する規格 ASPEN に賛同し、2015 年 12 月に同グ
プパートナーの機器と IP 接続可能な機器を開発し、ユーザの皆様
ループに加盟した。さらに、2016 NAB SHOW においては、ソ
の利便性向上に努めて行く。今後、Video over IP 時代に向けた取
ニー株式会社が提唱し、4K・8K 高解像度、ハイフレームレート、
り組みを加速し、SMPTE 国際標準規格に則した製品として、ビデ
HDR など次世代映像フォーマットに非圧縮・圧縮の両方に対応可
オスイッチャ、マルチビューワ、各種プロセッサ、グラフィックス
能で、損失パケットの回復やリファレンス信号同期などに対応す
装置などの主要な製品群から開発を進めて行く。SMPTE2022-
る規格 NMI (Network Media Interface) への賛同と、メンバーへ
1/2 ( 圧縮 IP 伝送 )、SMPTE2022-5/6( 非圧縮 IP 伝送 ) の IP
の参画を表明した。( 後述参照 )
伝送規格に準拠させるとともに、各標準規格や次世代標準規格に
上記規格に対応した Video over IP 対応機器は現時点で発表で
も対応できるよう、FPGA(Field Programmable Gate Array) に
きる段階にはないが、来るべき Video over IP 時代に向けて取り
よる拡張性を持たせながら Video over IP 対応を進めるとともに、
組みを加速させ、次世代映像制作環境の構築に向けた製品開発を推
Video over IP と親和性の高い映像圧縮コーデックの採用なども順
進して行く。ビデオスイッチャ、マルチビューワ、各種プロセッサ、
次進めていく予定としている。
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FDI・2016・05
◆ Nevion(SU5510)
ネットワークエレクトロニクスジャパン取り扱い
業界が IP ビデオの標準化を目指し大きく変化し始めていることを
◆ソ ニー・ソニービジネスソリューション:NAB 2016
出展 4K や HDR、IP 伝送、アーカイブなど最新の映像
制作ソリューションを提案
実感できる展示会だったが、Nevion 社も今年の NAB 展示会では、
ソ ニ ー は、 国 際 放 送 機 器 展 NAB(National Associations of
IP ビデオ技術を前面に押し出して展示していた。AIMS(Alliance for
Broadcasting)2016」において、
「Beyond Definition ※」をテー
IP Media Solutions)、VSF(Video Services Forum) 等への参加を
マに出展します。4K など次世代放送を見据えた新製品および様々な
はじめ規格化への積極的な働きかけをアピールしていた。その中で
映像制作ソリューションを提案します。
近々発売されるであろう 4K ビデオの 1G/10G IP エンコーダの標
※「Beyond Definition」には、これまでの枠組みを超えて映像ビジネスの可能性を追求す
るチャレンジの意志を込めている。
準化、製品化が待たれるところだ。
会期中にプレゼンされていた内容では、10G Ethernet 回線によ
るブラジル(リオ・デ・ジャネイロ)- カナダ(トロント、
モントリオール)
【主な新商品展示】
間のオリンピック国際映像伝送用装置の受注をアナウンスしていた。
新商品として展示していたのは、Flashlink 光伝送、シグナルプ
ロセッサシリーズに IP インターフェースカードが登場した。非圧
縮 SDI やオーディオを多重化しリアルタイムで IP パケット化する
IP ゲートウェイ(IP パケットライザー)
、そして IP ビデオパケッ
トを遅延なくルーティングする Open Flow 対応 eMerge( イー・
マージュ)Ethernet スイッチとサードパーティー製品にも独自対
応可能でシステムの監視、操作、スケジューリング一元管理可能な
4 Kスーパースローモーションカメラシステム『HDC-4800』、『BPU-4800』
SDN(Software Defined Networking) 製品の VideoIPath( ビデオ・
アイ・パス)サーバーの展示が目を引いた。
かたや、SDI ベースバンドのコンパクトルーティングスイッチャー
の新製品 SLX2-3GHD6464 サイズを展示しておりフル IP ビデオ
化する現状の過程としてベースバンドビデオと IP ビデオのハイブ
リッドシステムを提案していた。
4 K対応マルチフォーマットプロダクションスイッチャー『XVS-7000』、『XVS-6000』
55 型 業務用 4K 有機ELモニター『PVM-X550
アライアンスやフォーラム、規格のロゴプレート多数
『PMW-F55』用ポータブルメモリーレコーダー『AXS-R7』
ベ ー ス バ ン ド ル ー タ ー と IP ビ デ オ ル ー
ター、IP シンク機能も新たに加わった
アーカイブカートリッジ『ODC-3300R』、ドライブユニット『ODS-D280U』
SDN web アプリケーションデモンスト
レーション
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FDI・2016・05
★☆★☆★ NABShow2016 出展社情報 ★☆★ ☆ ★
◆富士フイルム:http://fujifilm.jp/(C7125)
● 4K 対応の放送用ズームレンズとして世界最高(*1)107 倍ズー
ムを実現!クラス最高の広角 8.4mm(*2)から超望遠 900mm ま
でをカバー、スポーツやコンサート、ライブ中継に最適
「FUJINON UA107 × 8.4」新発売
富士フイルムは、4K 対応の放送用ズームレンズとして世界最高
(*1)107 倍ズームを実現した「FUJINON UA107 × 8.4」(以下、
「UA107 × 8.4」
)を、
「4K Premier(4K プレミア)
」シリーズ(*3)
として平成 28 年 5 月より発売。
「UA107 × 8.4」は、クラス最高
となる広角 8.4mm(*2)から超望遠 900mm までをカバーし、あ
らゆるシーンでの 4K 撮影ニーズに対応。
今回発売する「UA107 × 8.4」 は、4K 対応の放送用ズームレン
ズとして、世界最高 107 倍ズームを実現したレンズ。クラス最高と
なる広角 8.4mm から超望遠 900mm までの幅広い焦点距離をカ
バーし、スポーツ中継からコンサートやライブ中継まで、多様なシー
ンを 4K 画質で撮影することが可能となります。撮影距離に応じて複
数のレンズ群を制御する「フローティングフォーカス方式」により、
ズーム全域で高解像度の映像を実現。高画質で臨場感溢れる映像を制
作可能とした。さらに、独自の「光学式防振機構」により、足場の揺
れによる画面上の像ブレを補正し、安定した映像の撮影ができる。
*1 放送用 4K 箱型ズームレンズで世界最高。当社調べ。平成 28 年 4 月 14
日時点の公開情報に基づく。
*2 50 倍以上の放送用箱型ズームレンズにおいて、焦点距離 8.4mm は最も広
角。当社調べ。平成 28 年 4 月 14 日時点。
*3 4K の光学性能と倍率などの運用性を両立させたシリーズ。
*4 米調査会社 HIS テクノロジー調べ。ワールドワイドの出荷台数。
品名:放送用ズームレンズ「FUJINON UA107 × 8.4 BE」
発売時期:平成 28 年 5 月
主な製品特長:
①世界最高 107 倍ズームを実現!
超望遠 900mm までの高倍率と、4K 対応の高い光学性能を両立。
スポーツ中継などにおいて臨場感溢れる 4K 映像の制作を可能にする。
クラス最高となる広角 8.4mm から超望遠 900mm までの幅広い
焦点距離をカバー。コンサート・ライブ中継などで多彩なシーンを捉
えることができ、4K 映像の撮影において高い運用性を発揮。
撮影距離に応じて複数のレンズ群を制御する「フローティング
フォーカス方式」により、撮影距離の違いによる性能変化を極限まで
抑え、近距離から無限遠までの高解像度撮影が可能。
独自の多層コーティング処理「HT-EBC(High Transmittance
Electron Beam Coating)
」を施し、透過率や色再現性をさらに向
上させている。
② 9 枚絞り羽根採用による自然なボケ味を実現
9 枚絞り羽根を採用することで、円形に近い絞り形状を実現。より
自然なボケ味を生かした映像表現が可能になる。
③好評の光学式防振機構を搭載
高倍率ズームレンズに採用し好評の、独自の「光学式防振機構」を
搭載。足場の揺れによる画面上の像ブレを補正し、安定した映像の撮
影が可能。
④ 16bit エンコーダー(*5)を標準装備
ズームやフォーカスの位置情報などのレンズデータを高分解能で出
力できる 16bit エンコーダーを標準装備。CG 映像とライブ映像を
合成するバーチャルスタジオなど、さまざまなシステムと連携可能。
*5 位置情報をデジタル信号に変換するセンサー。16bit の精度で分割して、
ズーム・フォーカスの位置情報を電気信号で送出。
● 4K を超える解像力!(*1)高性能放送用ズームレンズ「4K
PlusPremier」シリーズ 2 種
超広角 4.5mm の撮影が可能なワイドズームレンズ
「FUJINONUA13 × 4.5」
1.2 倍エクステンダー(*2)搭載により望遠 864mm を実現する高
倍率ズームレンズ「FUJINONUA80 × 91.2xEXT」新発売
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FDI・2016・05
「UA13 × 4.5」の概要
品名:放送用ズームレンズ「FUJINON UA13 × 4.5 BE」
発売時期:平成 28 年 8 月
主な製品特長
① あらゆる撮影条件下で卓越した光学性能を発揮
4K を超える解像力と高コントラスト、高ダイナミックレンジで、
焦点距離 4.5mm の超広角撮影と最短撮影距離 0.3m を実現。
超高精度大口径非球面レンズ採用により、超広角の画角で生じやす
い画像の歪みや周辺解像力の低下を抑制。また、撮影距離の違いによ
る性能変化を極限まで抑え、近距離から無限遠までの安定した高解像
度撮影が可能。
独自の多層コーティング処理「HT-EBC(High Transmittance
Electron Beam Coating)
」を施し、透過率や色再現性をさらに向
上させている。
② 超広角 4.5mm からの 13 倍ズームで、あらゆるシーンの撮影が
可能。
超広角 4.5mm から望遠 59mm までの焦点距離を 1 本でカバー。
軽量・コンパクトなポータブルタイプのため、コンサート ・ ライブ
中継、屋内外での番組制作、報道などの多彩なシチュエーションにお
いて、4K を超える解像力で臨場感溢れる映像の制作に寄与する。
③ 9 枚絞り羽根採用による自然なボケ味を実現
9 枚絞り羽根の採用により、円形に近い絞り形状を実現。より自然
なボケ味を生かした映像表現が可能です。
④ 16bit エンコーダー(*6)を標準装備
ズームやフォーカスの位置情報などのレンズデータを高分解能で出
力できる 16bit エンコーダーを標準装備。
*6 位置情報をデジタル信号に変換するセンサー。16bit の精度で分割して、
ズーム・フォーカスの位置情報を電気信号で送出。
「UA80 × 91.2xEXT」の概要
品名:放送用ズームレンズ「FUJINON UA80 × 9 1.2x EXT」
発売時期:平成 28 年 5 月
主な製品特長
① あらゆる撮影条件下で卓越した光学性能を発揮
撮影距離に応じて複数のレンズ群を制御する「フローティング
フォーカス方式」により、撮影距離による性能変化を極限まで抑制し、
近距離から無限遠の撮影まで高解像度を発揮。ズーム全域で収差を極
限まで抑える独自のズーム方式と合わせ、あらゆる撮影条件下で 4K
を超える解像力と高コントラスト、高ダイナミックレンジを実現する。
独自の多層コーティング処理「HT-EBC(High Transmittance
Electron Beam Coating)
」を施し、透過率や色再現性をさらに向
上させている。
② 1.2 倍エクステンダーを内蔵し、4K を超える解像力でさらなる望
遠撮影が可能
内蔵の 1.2 倍エクステンダー使用時には広角 10.8mm から望遠
864mm までに対応し、スポーツ中継などにおいて、4K を超える
解像力で臨場感溢れる映像の制作に寄与する。
③ 9 枚絞り羽根採用による自然なボケ味を実現
9 枚絞り羽根の採用により、円形に近い絞り形状を実現。より自然
なボケ味を生かした映像表現が可能。
④ 好評の光学式防振機構を搭載
現行の高倍率ズームレンズでご好評いただいている、独自の「光学
式防振機構」を搭載。足場の揺れによる画面上の像ブレを補正し、安
定した映像を実現す。
⑤ 16bit エンコーダーを標準装備
ズームやフォーカスの位置情報などのレンズデータを高分解能で出
力できる 16bit エンコーダーを標準装備。CG 映像とライブ映像を
合成するバーチャルスタジオなど、さまざまなシステムと連携可能。
◆ FilmLight:www.filmlight.jp(SL3829)
Baselight 5.0 を発表、HDR のグレーディング機能をさらに強化
FilmLight は新しい Baselight のソフトウェア、バージョン 5.0
を発表。それには、まったく新しいカラーコントロールとこれまで
以上に洗練された直感的なグレーディングツールが含まれており、
プロのカラリストはもちろん制作プロセスにかかわるすべてのクリ
エイティブ・アーティストに新しいツールを提供。
この最新のリリースでは、HDR グレーディングと拡張したカラー
ガマットの両方に最適化された新しいツールセットが導入される。
FilmLight はここ数年にわたって HDR フィニッシングの最先端
に立ってきた。これは Baselight が持つ柔軟で、しかも安定した
レンダリングエンジンを活用して、HDR マスタリングに必要とさ
れる広範囲のテクニックを提供できたから。Baselight は Dolby
Vision のマスタリングを可能にした最初のカラーコレクション・
システムであり、これまで Dolby のみならず、HDR 技術の先駆者
であるソニー、NHK、BBC とも協力して SMPTE ST-2084 や
ARIB STD-B67 を含む HDR マスタリングの方式やフォーマット
の実装や改善に尽くしてきた。
HDR ディスプレイやプロジェクターは現在、これまで以上に入
手が容易になり、より黒い黒や輝くようなハイライト、そして広い
カラーガマットがマスタリングの課題となりつつ、従来のテレビ
やシネマ・プロジェクターも同時にサポートする必要があります。
NAB2016 において、FilmLight は、その業界トップの HDR 技
術とワークフローを幅広い製品群を用い、複数の 4K HDR 可能な
マスタリング・ディスプレイとともにデモし、HDR グレーディン
グによって得られる創造性を実演する。
「HDR のグレーディングとマスタリングにはいくつかの障壁があ
ります」と話すのは FilmLight の CEO、Wolfgang Lempp です。
「カラリストには、これまで以上のダイナミック・レンジを扱える
対話的で直感的な方法が必要です。自然なグレーディングも必要で
す。しかも、他のフォーマットの納品のために費やす努力は最小限
にしながら、HDR イメージから得られる経験にできるだけ近い高
品質に仕上げる必要があります。Baselight 5.0 のツールセットは、
これらの課題に真正面から向き合っています。」
Base Grade の新規導入
Baselight 5.0 の た め に 新 た に 開 発 さ れ た の が Base Grade
で、 人 間 の 目 が 色 を 捉 え る 方 法 を 正 確 に 模 し て い る。base、
exposure、tint の 3 つの要素によってイメージの色を調整するこ
とによって、その反応は直感的で予測可能なもので、HDR イメー
ジを自然にグレーディングすることが可能になる。exposure の各
ゾーンはイメージ全体のバランスを損なうことなく独立して調整す
ることができる。
Base Grade はカラーグレーディングに、より写真的なアプロー
チを導入するもので、exposure のストップ値やプリンターライト
によって、DoP(撮影監督)が期待しているものを実現することを
可能にする。
FilmLight の 主 導 開 発 者 で あ る Martin Tlaskal は「Base
Grade は、これまでに我々が開発したなかで最も進化したクリエイ
ティブやグレーディング機能。
ユーザーの『感じ方』は、選択しているグレーディング用カラー
スペースにかかわらず、常に一定になる。知覚的にリニアなスペー
スで動作するので、RAW フォーマットや OpenEXR、あるいは他
のシーン・リファードなデータにおいて、HDR でも SDR でも完
璧なグレーディング手法ということができます」と説明する。
拡張されたカラーマネージメント
Baselight 5.0 は、この新しく直感的な手法を FilmLight の比
類のないカラーマネージメントと広範囲の HDR 処理能力に組み込
むことになります。新しくカラースペース「ファミリー」の概念が
導入され、テレビ・映画・モバイルなどの異なる表示環境に対する
納品プロセスを単純化することができる。
複数の表示フォーマットの納品物が必要な場合、その仕上げプロ
セスは複雑で時間のかかるものになりますが、このパワフルな機能
によって、自動的に正しいレンダリング用の変換式を選択すること
によって、不確実性を取り除きます。いったんグレーディングに
OK が出たら、Baselight は「ファミリー」のなかの最適な変換式
を選択し、納品物がそれぞれの目的に最適化されていることを確実
にする。
新しいガマット最適化
さらに、新しいガマット最適化機能によって、Baselight 5.0 は
本質的で実現の用意なガマット・マッピング機能を提供します。こ
れは最新の HDR ディスプレイを構成す要素のひとつとなっている
広色域に対応するもの。
gammut compression の適用前(左)と適用後(右)
「新世代のハイエンド・カメラは究極的にパワフルで、しかしな
がら、それゆえに現在のテレビ画面には到底表示できないような色
までもキャプチャーしてしまいます」と説明するのは Lempp です。
「我々の新しいガマット最適化機能は、これを簡単に修正し、納品
フォーマットに最適な自然なガマット・マッピングを実現します。」
HDR イメージの色が規格のカラーガマットに収まらない場合、
新しい gamut compression 機能はきめ細かくガマットの内側に
引き戻します。これは外側のカラーボリュームを圧縮するもので、
内側のカラーボリュームには影響しません。明るく、サチュレーショ
ンの高い色はクリップされることなく、イメージの破綻を招くこと
がなくなります。このプロセスは非常に高速で、カラリストは単に
最後のチェックの段階で、必要な部分に処理を施すだけでよく、イ
メージを完全にする作業により多くの時間を費やすことができる。
◆報映産業取扱い各社出展情報
・Ultimatte
(SL5017)
UHD クロマキーヤ
クロマキーヤの専門メーカーとして 40 年の歴史を持つ Ultimatte
社から、待望の UHD 対応クロマキーヤ Ultimatte12 が発表される。
単なる 4K への対応だけでなく、アルゴリズムの改良により、定評の
ある“抜け”を更に向上させている。ブースでは実機でのデモンスト
レーションも行われた。
・IHSE
(SL13926)
KVM システム
安定した動作と優れた操作性で好評の、日本でも豊富な導入実績が
ある KVM システムです。4K 60P 対応のエクステンダー、
576 ポー
トの大型 MTX スイッチ等を出展する。
・Lasergraphics
(SL8824)
アーカイブ・フイルムスキャナー
先日、
(株)東京光音様に国内一号機を導入頂いたアーカイブ ・ フ
イルムスキャナー。5K イメージ・センサーを採用し、物理的なピン
・ レジの代わりに 2D オプチカル ・ ピン ・ レジストレーションの採用
とスプロケット・レスの走行系で、破損のある、そして丸まった古い
フイルムにも安定したスキャニングを実現している。
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★☆★☆★ NABShow2016 出展社情報 ★☆★ ☆ ★
◆アイティアクセス取り扱い海外ベンダ出展情報
◆パナソニック:NAB2016 にて参考出展
■ InterraSystems(SU7105)
http://nab16.mapyourshow.com/7_0/exhibitor/exhibitordetails.cfm?ExhID=531
・Baton - ファイルベースのワークフローに最適な自動 QC ソリュー
ション
業界 No.1 の総合的なコンテンツ品質検査ソフトウェア
MAM/DAM/ トランスコーダとのシームレスな連携
データ分析、エラー箇所レビュー、エラー補正機能
クラウド QC にも対応
・ORION - 高 QoS & 高 QoE を担保するためのリアルタイムモニタ
リングソフトウェア
総合的な HEVC/4K ビデオ品質モニタリング
一元管理ビューと全モニタリングポイントのマネジメント
問題検出 / 解決、規格準拠検査、詳細 A/V 品質検査を行うパワフ
ルツール
クローズドキャプション & SCTE-35 検証
Live/VoD/OTT サービス向け ABR パッケージの整合性とネット
ワークのパフォーマンス検査
・Vega - 規格適合性チェックとデバッグに最適なメディアアナライザ
ストリーム解析と互換性テスト用プラットフォーム
H.264、HEVC、MPEG-2 TS、VP9、Dolby Audio、MPEGDASH、Apple HLS 等幅広いフォーマットに対応
フレーム毎の詳細解析とエラーレポート機能
HEVC/4K/UHD ストリームのビデオ特性差分比較と品質検査機能
新開発 VideooverIPGateway で実証実験開始
■ Keepixo(SU9302CM)
http://nab16.mapyourshow.com/7_0/exhibitor/exhibitordetails.cfm?ExhID=5171911
パナソニック株式会社は、映像制作業界において 4K/8K 高画質コ
ンテンツ制作への関心が高まると同時に、IP ネットワークを利用し
た高画質映像の伝送の技術である Video over IP が注目されているの
を受け、放送と通信の融合による新たな価値を創造するため、業界規
格団体への参画や自社商品の開発、実証実験を長年行ってきた。その
提案をより具体的に示すため、新開発 Video over IP Gateway を用
いてキヤノン株式会社を始めとした放送映像機器会社との連携展示を
NAB2016 会場内で行う。
パナソニックは、映像制作分野における IP 技術は、オープン&
フレキシブルな考え方こそが業界全体への貢献、また新たな価値の
提供に不可欠であり、業界全体で VoIP の世界を作り上げていきた
いと考えている。その具体的な活動としてグラスバレー社との協業
(IBC2015 にて発表)に続き、2016 年 3 月 AIMS ※ 1 に正式加
盟しました。新しい仕組みづくりのためには、複数の企業が連携・協
力し各社得意分野の技術の衆知を集めることが必要と考え、更なるイ
ンタ―オペラビリティ―(相互運用性)を広げていくことを目指す。
また Video over IP での現実的な 4K 伝送には、映像圧縮技術が
不可欠です。そこでアライアンスが着実に広がっている intoPIX 社
※ 2 が開発した TICO
(ティーコ)
コーデックを採用した。TICO
(ティー
コ)は、ビジュアル・ロスレスを実現できる優れた軽圧縮技術で、繰
り返し圧縮での安定性も高いことに加え、最小遅延が 1 ラインの固
OTT/VoD 向けマルチフォーマット対応 Live/File エンコーダ
・Genova Live:1RU にて 4K までエンコード可能な Live エンコーダ
・Genova File:新機能の HDR を追加した 4K60 10bit 対応ソフト
ウェアエンコーダ
HEVC & H.264 HD エンコードでプレミアムビデオ品質
・Genova Manager:何百ものサービスの配備、設定、監視マネジ
メント & モニタリング
・Mosaic:チャンネルブラウジングとモニタリング用モザイクジェ
ネレータ
定遅延であることから、IP 伝送に非常に適している。この超軽量コー
http://nab16.mapyourshow.com/7_0/exhibitor/exhibitordetails.cfm?ExhID=653
資産価値の高いコンテンツを保護するための映像電子透かしソ
リューション
STB/OTT 向けプレミアムコンテンツの漏えい対策にも対応
・NexGuard Pre-release(B2B 向け)
事業者間のコンテンツ配布時の漏えい抑止
各種トランスコーダのプラグインとして映像電子透かし挿入
・NexGuard eScreener(B2B 向け)
コンテンツのプレビュー用にクラウド経由のファイル配布 / スト
リーミング時の電子透かし挿入
・NexGuard PayTV(B2C 向け)
有料テレビチャンネル用 STB での電子透かし挿入
・NexGuard Streaming for Premium VOD - UHD(B2C 向け)
プレミアム VoD(UHD 対応)ストリーミング用電子透かし
MPEG Dash、Smooth Streaming、HLS 対応
信号や、ネットワーク経由での時刻同期を可能にし、将来的にはこの
http://nab16.mapyourshow.com/7_0/exhibitor/exhibitordetails.cfm?ExhID=2243
・音声透かしによる TV 番組連動セカンドスクリーンアプリ採用事例
デモ
考えている。
■ NexGuard(旧 Civolution)
(SU3424)
■ Kantar Media(SU9806CM)
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FDI・2016・05
デックにより、リーズナブルで現実的な 4K Video over IP を実現し、
様々な用途での応用を可能にすると考る。
そしてパナソニックは、4K/60p のベースバンド信号を IP パケッ
トに変換し、TICO 圧縮を採用することで最大 3ch の 4K/60p を
10GbE ケーブル 1 本での伝送を可能にした VoIP 対応ゲートウェ
イを開発しました。SMPTE 2022, SMPTE 2059, SMPTE RDD
35 に準拠し 1U サイズで 2 系統の 4K/60p 信号又は 8 系統の HD
ゲートウェイ機能を製品単体に搭載し、映像制作機器が VoIP で繋が
る世界を築いていきたいと考えている。
この活動へ新たにキヤノン株式会社が賛同いただき、パナソニッ
クと 4K/60P 伝送を視野に入れた VoIP 実証実験を進めてきた。
NAB2016 では会場内の各ブースにおいて相互連携したシステム
展示を行う。具体的にはパナソニックブースとキヤノンブース間を
10Gbit イーサーケーブルで結びパナソニック開発の Video over IP
Gateway を用い、両ブースに設置された 4K カメラ及びパナソニッ
クブースに設置の 4K 映像サーバからの映像をスイッチングソフト
ウェアで自由な選択・表示が行える。長年培ってきた放送技術と IP
技術の融合が話題になり 10 年以上が経過した今、この Video over
IP への積極的な取り組みが、本格的な業界改革と技術革新を生むと
※ 1:Alliance for IP Media Solutions
※ 2:映像処理や暗号、マイクロエレクトロニクス分野の世界レベルの専門技
術と知識を持つ、ビデオ圧縮技術のリーディングプロバイダー。
◆計測技術研究所:www.keisoku.co.jp(SL2505)
◆AJA Video Systems:www.aja-jp.com(SL2505)
ProRes8K レ コ ー ダ・ シ ス テ ム「KRS-8K」 の NAB Show
2016 展示について
株式会社計測技術研究所は、2016 年 1 月に発表した ProRes8K
レコーディングシステム「KRS-8K」を、米国ラスベガスにて開催さ
れる NAB Show2016 において米 AJA Video Systems 社ブース
(SL2505)にて製品展示を行う。
「KRS-8K」外観
■展示概要
85 インチ超高精細大型モニタ「LV-85001」
(シャープ株式会社・
提供)を設置した。コンテンツは、キュー・テック株式会社と代理店
契約している主観評価用動画集「QT-8000」及び、株式会社 NHK
メディアテクノロジー製 8K コンテンツの 2 種類を「KRS-8K」に
て上映。ループ再生しており約 7 分のプログラム。
■「KRS-8K」とは
世界初※ 1 となる 7680x4320@60Hz を実現する KiPro Ultra
と記録再生用制御ユニットを組み合わせ、4 台を同期運転させること
で 1 台の VDR として制御し、ProRes 8K の記録、再生を行うレコー
ダ・システム。
KiPro Ultra が持つ各種機能はそのままに、制御ユニットによるパ
ネル制御、LAN 制御などの各種オペレーション機能を提供する。
■用途例
単なるサイネージ用レコーダとしてだけでなく、コンテンツの収録
やオンエア映像のバックアップなど、多岐にわたった運用が可能とな
る。
更に、KiPro シリーズの特徴である ProRes 形式の QuickTime に
よるファイル化により、映像編集のやりくりレコーダとしての活用も
可能となる。各種関連ツールソフトウェアも順次リリース予定。
■販売情報
発売日:2016 年 05 月 01 日
製品名:ProRes 8K レコーディング・システム
型名 :KRS-8K
標準価格(税別)
:¥4,500,000-(税別)
※ 2 予定価格
製品 Web サイト:
http://www.keisoku.co.jp/vw/products/recorder/krs-8k.html
http://www.keisoku.co.jp/vw/images/8Ksolution_2_light.pdf
(ソリューション 11 ページ)
※ 1 当社調べ。
※ 2 本プレスリリースに記載されている内容は発表時点での情報。予告なし
に内容が変更になる。
CION:CION ™ は 4K/UltraHD および 2K/HD プロダクション カ
メラ。リアルタイム編集に対応する Apple ProRes 4444(最高 4K
30fps)や ProRes 422(最高 4K 60fps)への直接収録、および
最高 4K 120fps での AJA Raw データ出力が行える。
RovoCam :RovoCam は 産業、企業、セキュリティ、オーディオ
ビジュアル業界、放送用アプリケーション向けに開発された、AJA
初のコンパクトカメラ。RovoCam の HDBaseT インターフェイ
スはカテゴリー 5e/6 のシングルケーブル経由で 4K/UltraHD ビ
デオのコントロール、給電、オーディオ、RS-232 を可能にする。
RovoRx-HDMI は RovoCam と同時に使用するレシーバーで、極め
て簡単に統合できる。RovoCam に HDMI 出力とステレオオーディ
オ出力を追加、コントロールを可能にし、電力の供給を行う。
FS シリーズ:FS シリーズは、コンパクトな 1RU サイズの中に、
AJA のハードウェア変換専門技術のすべてが結集されており、他に
類を見ない柔軟性を備えている。
IoXT/Io4K:Io シリーズは、デスクトップレベルの機能性を持ち
運びできるサイズで提供することによって、このような次世代のワー
クフローに対応し、編集ソフトウェア一式を実行できるパワーと現場
の厳しい状況にも耐える頑丈さを兼ね備えている。
KiProシリーズ :Ki Pro シリーズは、高品質なファイルをコンピュー
ターで扱いやすいメディアに作成する、ファイルベースのレコーダー
/ 再生デバイス。広範囲に及ぶビデオおよびオーディオ接続が可能な
ため、所有しているカメラやレンタルしたカメラがどのようなタイプ
であっても、ほぼそのすべてと連動可能であり、ポストプロダクショ
ンのハードウェアとシームレスに接続することができる。
KONA シリーズ :KONA シリーズは、Mac または PC での SD、
HD、3G、Dua l Link HD, 2K および 4K のポストプロダクション処
理、キャプチャ、プレビュー、編集、いずれの創造的プロセスにも最
適なエンジンを提供する。
KUMOシリーズ :コンパクトで堅牢な KUMO コンパクト SDI ルー
ターは、重要なプロダクション環境向けに構築されており、求めやす
い価格で SMPTE の標準規格を上回る柔軟性とクオリティを提供す
る。
ミニコンバーターシリーズ:最高レベルの信頼性と品質を兼ね備えた
AJA のミニコンバーターは、プロダクションからポストプロダクショ
ン、ライブイベントまで、コンパクトなボディであらゆる制作ニーズ
に対応する変換機能と、インフラストラクチャ ソリューションをス
タンドアローンで提供する。AJA のコンバーターは、用途に合わせ
て 4K、HD、SD のあらゆる変換機能を提供。
openGearシリーズ:openGear(R)は、Ross Video 社によって
開発されたモジュールフレームシステムで、AJA を含む様々な端末
メーカーに採用されているオープンアーキテクチャ。
Developer 製品:AJA Developer プログラムに加入し開発パート
ナーとなる企業は、AJA 製品を自社のシステムに導入することが可
能です。開発パートナーは実績のある既存の AJA ビデオ I/O デバイ
スを使用することで、AJA の専門知識を活用して彼らの技術開発を
支援することができ、さらにコストも削減できるため統合製品をより
早く市場に投入することが可能。
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FDI・2016・05
◆ス チューダー・ジャパン−ブロードキャスト:スイス
GHIELMETTI 製品をいよいよ販売開始
魅力的で信頼性の高い製品づくりに挑戦し続けることで、写真・映像文化の
発展に貢献していくとしている。
※ 1 キヤノン調べ。
※ 2 35mm フィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラにおいて。
2016 年 3 月 28 日現在。(キヤノン調べ)
※ 3 EF シネマレンズを含む。 2016 年 2 月現在。
▶ EOS ホームページ: canon.jp/eos
◆キヤノン:ENERGYSTAR(R) アワード2016 において
「Partner
oftheYear-ProductBrandOwnerAward」を受賞
スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト(株)では、STUDER 製品の
代理店業務から、現在では映像システム部を新しく発足し Grass Valley 製
品、NTT Electronics 製品の代理店業務だけではなく映像システム設計業務
も行っており、時代に合わせた映像と音声のソリューションを幅広く提供し
ている。
さらに InterBEE2015 の同社ブースにて初登場となっていたスイスの
GHIELMETTI 製品の販売をこの春より本格的に開始した。
AES オーディオモニタリング「GMS 1800 AD P」、コンパクトインカ
ムシステム「GCI S10」ラックマウント型、AES チェンジオーバー「GCS
3X2X1 422 MP」 ラ ッ ク マ ウ ン ト 型、AES チ ェ ン ジ オ ー バ ー「GCP
3X2X1 422 MP」リモートパネル、IP オーディオ /Dante インターフェー
ス、パッチベイなどが同社取り扱い製品である。
▶問い合せ:スチューダー・ジャパン - ブロードキャスト株式会社 - 映像シ
ステム部 TEL 03-5730-0780 www.studer.co.jp
◆キヤノン:13 年連続でレンズ交換式デジタルカメラの世
界シェアNo.1 を達成 ※ 1
キヤノンは、レンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼レフカメラおよ
びミラーレスカメラ)の世界市場において、2003 年から 2015 年までの
13 年連続で台数シェア No.1 を達成した。
キヤノンのグループ会社であるキヤノン USA は、米国環境保護庁(EPA)
が主催する ENERGY STAR アワード 2016 において、省エネルギー化
を推進し温室効果ガスの排出を抑制した貢献が認められ、「Partner of the
Year -Product Brand Owner Award」を受賞したと発表。
このたび、キヤノン USA は、ENERGY STAR アワード 2016 において、
「Partner of the Year Product Brand Owner Award」を受賞した。
キヤノンは、ENERGY STAR を 20 年以上にわたり推進しており、「省エ
ネモード」や自動両面印刷設定、「スリープモード」における消費電力の低減
など、製品の性能を損なうことなく、先進の環境テクノロジーを結集した多
くの製品が ENERGY STAR を取得している。
また 2015 年にキヤノン USA が発売した複写機・複合機、レーザープリ
ンター、インクジェットプリンター、大判インクジェットプリンター、イメー
ジスキャナーは、全ての製品が ENERGY STAR を取得している。
今回で、キヤノンの「 Partner of the Year - Product Brand Owner
Award」の受賞は、2010 年に続いて 2 回目となり、その他の賞を含めると、
ENERGY STAR アワードにおける受賞は、10 回目※となる。
キ ヤ ノ ン は、 キ ヤ ノ ン グ ル ー プ の 環 境 ビ ジ ョ ン で あ る「 Action for
Green」のもと、技術革新と経営効率の向上により、豊かな生活と地球環境
が両立する社会の実現を目指し、「つくる」「つかう」「いかす」という製品ラ
イフサイクル全体で、環境負荷の削減に今後も取り組んでいくとしている。
< ENERGY STAR とは>
米国環境保護庁( EPA)が定める省エネルギープログラムで、日本や EU
などでも採用しており、一定の省エネルギー基準をクリアした製品にロゴマー
クの表示が認められています。
※「Partner of the Year - Product Brand Owner Award」 を 2010 年、2016 年 に 受 賞。
そ の 他 の 賞 は、1996 年、1997 年、2001 年、2002 年、2003 年、2005 年、2008 年、
2011 年に受賞。
●キヤノン環境への取り組み:canon.jp/ecology
◆ AfterNABShow2016 開催概要決定
入場事前登録およびセッション聴講予約を開始します!
充実した基本性能を備えた
エントリーモデル「EOS Kiss X8i」
キヤノンは、レンズ交換式デジタルカメラのキーデバイスである CMOS
センサー、映像エンジン、および交換レンズを独自開発しており、これらの
最先端技術をプロ向けのフラッグシップモデルに搭載し、エントリーユーザー
向けの機種まで展開することで、幅広いニーズに応える強力なラインアップ
を構築し、世界シェア No.1 を堅守してる。
2003 年、黎明期におけるデジタル一眼レフカメラとして、画期的な小型・
軽量と低価格を実現したエントリーモデル「EOS Kiss Digital」を発売し、
市場拡大のきっかけを作るとともに圧倒的世界シェア No.1 を獲得した。そ
の後もプロ向けの「 EOS-1D」シリーズや、フルサイズセンサーに動画撮影
機能を搭載し、デジタル一眼レフカメラによる動画撮影を普及させた「EOS
5D」シリーズなど、エポックメイキングな製品を提案し続けてきた。
2015 年 6 月に発売した約 5,060 万画素の世界最高画素数 ※ 2 を誇る
「EOS 5Ds/5Ds R」をはじめ、一眼レフカメラの「EOS 8000D」および
「EOS Kiss X8i」(ともに 2015 年 4 月発売)や、ミラーレスカメラ「EOS
M3」(2015 年 3 月発売)などの強力な製品ラインアップによって、キヤノ
ンは 13 年連続で世界シェア No.1 を達成した。
また、2016 年 2 月には秒間 14 コマ / 秒の高速連写を実現する「EOS-1D
X Mark II」をはじめ、本格的な静止画撮影性能と動画撮影時における優れた
操作性を両立する「EOS 80D」を発表し、さまざまなユーザーや用途に合
わせた幅広い製品ラインアップをさらに強固なものとしていく。
加えて、2015 年 6 月に累計生産 1 億 1,000 万本を達成した EOS シリー
ズ向けの交換レンズ「EF レンズ」群は、現在 98 本※ 3 もの豊富な製品ラ
インアップを誇っており、その広範な撮影領域や豊かな表現力が、キヤノン
の大きな強みの一つとして EOS シリーズを支えている。
今後もキヤノンは光学技術を核に多様なイメージング技術に磨きをかけ、
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FDI・2016・05
4 月 16 日から 21 日に米・ラスベガスで開催される NAB Show の公認
イベントとして、NAB Show で披露された最新情報を一堂に集め、日本国
内のユーザにセミナープレゼンテーションと製品展示を行う「After NAB
Show」を、5 月 17 日(火)にグランフロント大阪にて、また、5 月 19 日(木)
と 20 日(金)の 2 日間、東京・秋葉原の UDX にて開催いたします。
主催は NAB 日本代表事務所(映像新聞社)および一般社団法人日本エレ
クトロニクスショー協会。
後援は NAB(National Association of Broadcasters/ 全米放送事業者
協会)。
4 月 18 日(月)より、公式 Website にて入場事前登録およびセミナー聴
講予約の受け付けを開始します。
◆◇公式 Website ⇒ http://clk.nxlk.jp/PZ7PAtTr
■業界トレンドをいち早く紹介■
After NAB Show では、米国 NAB Show では明かされなかった日本市場
へのリリースの時期や価格など、日本開催ならではの情報も提供される予定
です。
さらに、業界に精通したジャーナリストらによる NAB Show 報告なども
実施し、NAB Show の最新動向を把握していただけます。
今回の東京開催には 38 社、大阪開催には 19 社の企業が参加を表明して
います。
現在も出展を受け付けており、開催へ向けてさらに増加するものと見込ん
でいます。
期間中の来場者は、昨年を上回る東京開催 3,000 名(2 日間合計)、大阪
開催 800 名を見込んでいます。(昨年実績は東京 2,738 名、大阪 732 名)
■入場事前登録が便利です■
After NAB Show のご入場には、Website からの事前登録が必要です。
登録手続き完了メールに添付されている入場証をプリントアウトして会場
にお持ちいただくことにより、スムーズにご入場いただけます。
■お問い合わせ先:一般社団法人 日本エレクトロニクスショー協会
電話:(03)6212-5231 E-mail:[email protected]
◆パナソニック:VARICAM シリーズの 4K 映像収録、高速フレームレート
収録に対応 データ転送速度の高速化を実現した、新 expressP2 カード「B
シリーズ」を発売。新たに大容量 512GB の expressP2 カードをライン
ナップに追加 新 4K シネマカメラ「VARICAM LT」の出荷を開始
品名:メモリーカード「expressP2 カード」
品番:AU-XP0256BG・AU-XP0512BG
記録容量 256 GB・512 GB
メーカー希望小売価格:140,000 円(税別)・252,000 円(税別)
発売時期:2016 年 5 月
パ ナ ソ ニ ッ ク 株 式 会 社 は、 本 日、 世 界 最 大 の 放 送 機 器 展「NAB( =
National Association of Broadcasters)ショー」(米ラスベガス LVCC)
において、4K デジタルシネマカメラ「VARICAM シリーズ」用記録メディ
ア「expressP2 カード」の新ラインナップ「expressP2 カード・B シリー
ズ」2 機種を発表した。
長時間収録ニーズに対応する AU-XP0512BG(512GB 容量)と、AUXP0256BG(256GB 容量)は 2016 年 5 月末の発売を予定してる。
「VARICAM シリーズ」は、映画・ドラマ・CM などハイエンドの映像コ
ンテンツ制作のためのカメラレコーダーで、4K/120fps 収録に対応する
「VARICAM 35」、HD/240fps 収録に対応する「VARICAM HS」に加え、
より小型軽量で高画質の 4K/60fps 収録に対応した「VARICAM LT」も
2016 年 3 月末より出荷を開始している。
「expressP2 カード」はこれら「VARICAM シリーズ」用の記録メディア
として、AVC-Intra コーデックでの 4K 映像(最大 120fps)と HD ハイフ
レームレート映像(最大 240fps)の書き込みを保証しています。信頼性に
おいても実績のある P2 カードを踏襲し、一般的なフラッシュメモリの誤り
訂正では訂正できないセクター / ページの誤りデータを復活させる RAID シ
ステム同等の誤り訂正能力を実現。また、P2 カードコネクターは PC カード
をはるかに凌ぐ、抜差回数 30,000 回の耐久性を備えている。
さらに「expressP2 カード・B シリーズ」では、現行品「expressP2 カード・
A シリーズ」の約 4 倍のデータ転送速度最大 10Gbps ※ 1 のポテンシャル
を保有する。また新たにラインナップに追加した大容量 512GB「expressP2
カード」では 4K で 180 分※ 2 の長時間記録が可能となり、VARICAM LT
の登場により高まるドキュメンタリー用途での長時間記録ニーズに対応する。
※ 1 将来的な高速インターフェイスを持つカードリーダーを使用した場合。USB3.0 イン
ターフェイスの expressP2 ドライブ AU-XPD1 使用時は、
「expressP2 カード・A シリーズ」
と同じ最大 2.4Gbps になります。
※ 2 AVC-Intra4K422 23.98p 収録時。
▶問い合わせ先:パナソニック システムお客様ご相談センター
電話 0120-878-410(受付:9 時~ 17 時 30 分<土・日・祝日は受付のみ>)
◆パナソニック:新業務用 4K カメラレコーダー「UX シリーズ」を開発
品名:4K メモリーカード・カメラレコーダー
品番:AG-UX180, AG-UX90
メーカー希望小売価格:未定(北米地域:4000US ドル以下), 未定(北
米地域:3000US ドル以下)
発売時期:2016 年秋予定
パ ナ ソ ニ ッ ク 株 式 会 社 は、 本 日、 世 界 最 大 の 放 送 機 器 展「NAB( =
National Association of Broadcasters)ショー」(米ラスベガス LVCC)
において、新業務用 4K カメラレコーダー「UX シリーズ」の開発を発表しま
した。1 型 MOS センサー(有効サイズ)、光学 20 倍ズーム、UHD 60p 記
録に対応した「UX プレミアムモデル AG-UX180」、1 型 MOS センサー(有
効サイズ)、光学 15 倍ズーム、UHD 30p 記録に対応した「UX スタンダー
ドモデル AG-UX90」の 2 機種を 2016 年秋の発売に向け開発中。
「UX シリーズ」は、当社の業務用 AVCHD カメラレコーダー「AVCCAM
シリーズ」の後継として商品化。4K 映像コンテンツの需要の高まりを受け
て、プロの映像制作者の 4K 撮影機材の導入をより容易にし、また従来の
レンズ一体型による業務用ハンドヘルドビデオカメラ同様の高機動撮影や操
作性、ワークフローを踏襲できる本シリーズを企画した。従来シリーズで
は FHD(1920*1080)までの記録でしたが、本シリーズでは最大で 4K
(4096*2160、24p のみ)、UHD(3840*2160)での記録に対応している。
記録メディアは従来同様、SD メモリーカード※ 1 を採用している。
「UX シリーズ」としての最初の商品化は、2016 年秋に予定。高倍率光学
20 倍ズーム、4K(4096*2160)24p と UHD(3840*2160)60p 記録、
デュアルコーデック記録(UHD ※ 2/FHD)、IR 暗所撮影、3G SDI/HDMI
出力に対応した「UX プレミアムモデル AG-UX180」と、光学 15 倍ズーム、
UHD 30p 記録に対応した「UX スタンダードモデル AG-UX90」の 2 機種
です。両機種とも有効サイズ 1 型 MOS センサーを搭載し、従来のハンドヘ
ルドカメラ同等の感度を実現するす。
当社は、2015 年 9 月より 4/3 型大判センサーを搭載したレンズ一体型
4K/60p ※ 3 カメラレコーダー「AG-DVX200」を発売している。より大
型のセンサーを搭載した「AG-DVX200」は、制作市場向けハンドヘルドカ
メラレコーダー「DVX 4K」シリーズとして、本シリーズの上位シリーズと
しての位置づけとなり、また、当社は 4K 解像度、HDR 映像制作に応えられ
るフラグシップシリーズの「CINEMA VARICAM」シリーズも出荷しており、
新「UX シリーズ」を加えてハイエンドから普及帯まで幅広い 4K カメラレコー
ダーラインアップを展開※ 4 する。
※ 1:100Mbps 以上の動画撮影時は UHS スピードクラス 3(U3)対応の SD メモリーカー
ドが必要です。
※ 2:UHD 60p は除く。
※ 3:実際の周波数レートは 59.94Hz です。60p 時、UHD(3840*2160)解像度。
※ 4:2016 年 4 月現在、業務用カメラレコーダーとして VARICAM 35、VARICAM LT、
AG-DVX200 の 3 機種を発売。2016 年秋に AG-UX180、AG-UX90 を加えて 5 機種にな
る予定。
▶問い合わせ先:パナソニック株式会社 AVC ネットワークス社 イメージン
グネットワーク事業部 プロフェッショナルマーケティング部 マーチャンダ
イジング課 TEL:06-6901-1466(直通)FAX:06-6908-5969
◆アストロデザイン:プライベートショー 2016開催概要
アストロデザイン株式会社(本社:東京都大田区 鈴木茂昭社長)は、
来る 2016 年 6 月 16 日(木)、17 日(金)に本社(大田区南雪谷)
にて、例年恒例の「アストロデザインプライベートショー 2016」
を開催いたします。
日時:2016 年6 月16 日(木)・17 日(金)10:00 〜 17:30
会場:アストロデザイン本社ビル 東京都大田区南雪谷1-5-2
セミナー:後日、招待状、ホームページにて告知いたします。
*入場無料
(アクセス)東急池上線「雪が谷大塚」駅 徒歩 2 分
主な出展機器
■ 8K
・8K スーパーハイビジョンンカメラ [AH-4801-B]
・8K SSD レコーダ [HR-7518] 新製品
・55 インチ 8K 液晶モニタ [DM-3814] 新製品
・8K-DG フル解像度 8K コンバータ [SC-8215」 新製品
・デジタルビデオ信号発生器 [VG-876]
■ HDR
・4K ウェーブフォームモニタ [WM-3206-A]
■ MMT
・MMT-SI,TVL-SI エディタ [SP-5018] 新製品
・MMT シミュレータ [SP-5017] 新製品
■ 4K
.4K 低遅延切り出し回転装置 [GP-4020] 新製品
■ 2K
・フル HD 高解像度ビューファインダ [DF-3515] 新製品
■ HDMI
・HDMI2.0a/HDCP2.2 プロトコルアナライザ [VA-1842]
・HDMI テスタ [VA-1844] 新製品
この他、多数の新製品・新機能を展示します。
ホームページ: www.astrodesign.co.jp
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