第五回目 - 小樽商科大学

American Life Report 5
------------------------------------------Introduction
-Life
-Study
-Postscript
-----------------------------------------氏名: 高澤 慧輔
所属: 小樽商科大学商学科
-IntroductionIntroductionもう3月ですね。こんにちは高澤です。日本の大学生の多くは春休みの真只中といった
ところでしょうか。僕は何かが新しく始まる瞬間が妙に好きで、学期初めの 4 月は何だか
少しワクワクしたものです。しかし、今年は 5 月に留学を終えて、日本に帰国するともう
新学期が始まっているという何とも節操のない日々になる予定です…とほほ。
はてさて、まだ僕の記憶には新しいのですが、パソコンが故障してレポートの提出サイ
クルが乱れてしまいました。そのため、最終回のレポートを帰国前に提出出来ない可能性
が出てきたので、今回はいつもより早めにレポートの制作に手をつけ始めたものの、いか
んせん筆が遅くていつも通りになってしまいました…う~ん、最後にどっとしわ寄せがや
ってきそうです。
今月のレポートの内容を大雑把にまとめてみると、生活面での大きなイベントは中間テ
ストを終えて始まった 10 日間の春休みでしょうか。勉強面では、前回に引き続き各クラス
の授業内容を噛み砕いてお伝え出来ればと思います。
(ベンジャミンフランクリン博物館にて)
-LifeLifeはてさて、元々色んな人と話すのが好きな性分で、以前もお話したようにこちらでは食
堂の従業員の方達や寮の清掃員の方達、金融課の従業員の方達と話をさせて頂いています。
食堂とはいっても、ファーストフードのようにカウンターでのオーダー制や、ビュッフェ
なのですが。ともかく、そんなことがきっかけで、何だか夕食にお呼ばれしたり、食堂の
おかずをサービスしてもらったりと色々良くもしてもらっています。よく昼ごはんも一緒
させてもらって、生い立ちやアメリカの話なんかを聞かせてもらって、感謝する次第です。
ここで少しこちらの一般学生の心理的な側面を交えてお話したいのですが、どうにも彼
らは僕がそういった労働者の方達と接するのが奇妙に感じるようです。その理由がどうに
も納得いかないのですが、
「年老いた人達や、清掃員のような仕事やあんなところで働いて
いる人達と話して何になるの?」というものでした。「ただあの人たちが好きだから話して
いるんだよ」と返したものの、
「ふーん、そうか」としっくりこない様子。確かに食堂のお
ばちゃん達も言ってくれるように「あんたが学校中で一番フレンドリーだよ」とのことで
した。周りを見れば思い返すまでもなく、食堂のおばちゃん達や清掃員と話している生徒
はいません。
簡単に言ってしまえば、従事する仕事と関連して社会的地位や身分といった物の見方と
結びつけて差別してしまっているのでしょう。正直なところ、学生の頃からこんな考え方
が染みついているようでは、誰にとっても住みよい国になるわけがないような気がしてい
ます。「まともに教育されていない人たち」といった言葉や、「クラッピー(くだらない)
人たち」といった言葉を笑いながら発する人達も中にはいて、そういった物の見方に対す
る罪の意識といったものもないようでした。
話をしてみれば面白いもので、食道のおばちゃんルイスはもう 67 歳にもなるのに、元気
でバリバリ働いているおばちゃんです。以前に誕生日を祝って頂いたり、クリスマスのプ
レゼントを頂いたりした時に一度紹介しましたね。宝くじやビンゴが趣味で、一緒に今度
当たりそうな番号を考えたりするのが、他愛もないかもしれませんが僕のちょっとした楽
しみです。
「家に居ても退屈だからね~」と言って、食道の清掃の他に家庭内暴力等で保護
された子供達をケアする仕事と、2つも仕事を掛け持ちしているこの人の気力に圧倒させ
られるばかりです。67 年間の人生を聞かせてもらうのもとても面白く、自分が 67 歳になっ
てどんな人生になっているのかなと考えることもしばしばです。ルイスは夫を3年前にな
くしていて、娘さん夫婦と孫と暮らしているそうです。それでも仕事を持って、宝くじや
ビンゴなどといった趣味を一人で見つけて生きる姿は、何だか僕の目にはとても立派に映
りました。
ルイスとコンビで清掃員をやっているのがエリザベスです。エリザベスは高校を卒業後、
保母さんの経験を経て、今は清掃員をやっているとのことでした。話を聞けば、父親は大
学の教授で、兄は法律家ということで「家族はお堅い仕事に就いているのに、私だけ随分
でしょ。でもこの仕事好きだよ。」と言っていたのが印象的でした。毎日午前 7 時から午後
3 時まで仕事をしながら、自分が将来やりたいことを探している姿は中途半端にただ大学に
通っている人達より一生懸命で、自分も頑張らなければならないということを痛感させら
れます。
留学前、アメリカのコミュニケーションの方法は広く浅く、日本のコミュニケーション
は狭く深く。単純に分けるとこのような形になると考えていました。しかし、アメリカの
コミュニケーションの「広さ」というのは、無差別ではないということを思い知りました。
人の外側についたものを省いて、一人の人として人を見ることが出来たらなぁと思う次第
です。
また、少し仕事といった観点を掘り下げてみると、こちらでは少し面白いことが見られ
ます。それは、仕事とそうでないものの境目に対しての態度とでも言いましょうか。言葉
がどうにも上手く出てこないので、具体例で説明させて頂くと、例えば食堂やレストラン
に行って食事をした際に、ある程度汚してしまった机を奇麗にするという行為はこちらの
学生達はまずしません。
「それが掃除する人の仕事でしょ」というなんとも資本主義的な考
え方に基づいた理由からです。同様にして、寮を掃除してくれているおばさん達に、僕は
「掃除してくれてどうもありがとう」と声をかけて話したりもするのですが、他の生徒達
に至っては「それが彼らの仕事でしょ」と感謝の気持ちが微塵もないような言いようです。
確かに、その仕事をした代わりの対価を彼らは受け取っていますが、それじゃ何だかあん
まりだよな…と思うのと同時に、日本人らしさというのはこういうところでもあるのかな
と思ってもいます。
(ベンジャミン~にてスターウォーズの展示)
はてさて、どうにもなにか説教臭い重苦しい内容が続いてしまいました。次は少し軽い
話題について、こちらでの映画というものの取扱いについてお話しましょう。
やはりアメリカと言えば、映画製作や映画による興行収入は世界一といったことで有名
で、こちらの人々の生活にも映画がよく浸透しています。寮での生活の最中に、よくある
娯楽の一つが映画を皆で見るといったものです。それももう5度、6度は見た映画を8人
ぐらいの友人達と一緒に観るというのです。
ここにもちょっとした文化の違いが見受けられますが、こちらの人は映画を観てる最中
にも話します。日本の場合だと多くの人が黙って映画を観るというのが、普通のスタイル
だと思いますが少し異なりますね。ちなみに映画館でも声を出して話している人はよくい
て、それが普通なんでしょうね。
そんな理由もあってか、結構好きな映画の DVD を持っているという人は多いですね。日
本のそれと比べると、10$や 15$ぐらいで DVD が買えてしまうので比較的安いというのが
ありますが、映画産業を支えるには DVD の売上も大切なのでしょう。
その DVD についてなんですが、もちろんレンタルもあります。しかし、今アメリカのレ
ンタルビデオ業界は熾烈な競争の真只中であるという話をこの間友人から聞きました。何
やら Netflix(ネットフリックス)という会社がこの競争の発端らしいのですが、この会社
はオンラインビデオレンタルという名目で、インターネットで手続きをしてレンタルビデ
オを宅配するというサービスの形態をとっているそうです。ビジネスモデルも面白いので
すが、月々7$つまり日本円だと約 750 円を支払うと本数無制限で DVD や VHS が借りられ
るようです。盗難などが多発するのではないかと考えられますが、クレジットカードの番
号を登録しなければならないのと、一度に借りられる制限本数がありそれを返却(ポスト
に返却)しなければ新たに借りることが出来ないというシステムで成り立っているようで
す。旧作料金や新作料金といったものもなく、予約リストを作ることによって自動で配達
されるといった点などもあり、3、4年前に現れてから今ではレンタルビデオ業界で猛威
を奮っているそうです。
時代は進んだなぁと感じると同時に、この Netflix(ネットフリックス)さえ危ういので
はないかというのが、映像コンテンツのダウンロードの成長ではないでしょうか。その分
野に関しては全く知識がないので、僕の勝手な想像になってしまいますが、そのうち一般
家庭のテレビでインターネットが出来るようになる時代が来るでしょう。そうなると、最
早映画を宅配してもらうという必要なくなり、ダウンロードをして映画を楽しむという形
になるのではないかなどと考えています。よもすると、10 年後ぐらいにはレンタルビデオ
ショップという業態が存在しなくなっているのではないでしょうか。
その変化についていけないレンタルビデオショップは潰れていくのでありましょうし、
変化に対応できたものだけが生き残ることが出来るのかと考えてみると、自分がこれから
先働くことになるビジネスの世界というのは怖いものだなぁというのが正直な感想です。
余談ですが、この Netflix(ネットフリックス)の登場で、アメリカの大手ビデオレンタル
ショップの 1 つはすでに倒産してしまったとのことでした。
(スターウォーズの展示は、作中の科学を学ぶ場にもなっていました。)
今回の生活の目玉イベントである春休み中は、フィラデルフィアのトム宅にお邪魔させ
て頂きました。フィラデルフィアではアイスホッケーのプロリーグ試合を見に行って、そ
のアメリカ人の観客のヒートアップ具合に驚かされたり、アメリカならではのスポーツエ
ンターテイメントの規模や企画に驚かされ、色々と面白い体験ができました。お邪魔して
いる最中にはアジアの食材店を自分で探しまわって、日本の食事をトム宅に振舞うことが
出来ました。
何度かアメリカ人の方々のお宅にお邪魔してみた際に、食事後の皿洗いや日常家事の手
伝いをするとひどく驚いて感心されることが多いです。日本人ならば、人のお宅にお邪魔
してお世話になるのであればやって当然であると思われることが、こちらではそうではな
いようです。特によく聞く言葉が、
「ゲストなんだから」という言葉です。それでも、お世
話になっている間は、せめてなにか少しでも自分が出来ることを探すというのが礼儀では
ないかなどと考えているのを振り返ってみると、自分が日本人だということをよくよく実
感します。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉が日本にはありますね。余談ですが、昔の
人は総じて現在の自分より遥かに賢かったように思えるから不思議なものです。温故知新
とは本当によく出来た言葉だなと、しみじみと感じます。
春休みを終えて、大学へ帰ってきて、友人の友人ということでアダムジンという子に会
いました。他大学で日本語を勉強し始めて1年になるんだということで、久々に人と日本
語で会話をする機会を得ました。そこでまず驚いたのが、彼の日本語が流暢すぎることで
す。思い返せば、会話の最中はあまりの驚きで、1年の学習でここまでものになるものな
のかという驚嘆の声ばかりあげていた気がします。アダムジンが言うには、
「小さい頃から
日本のアニメを見て育ちました。それで日本に興味を持って、日本語も勉強しようと思い
ました。」とのこと。僕は韓流ブームが日本で巻き起こって世の婦人達が「ヨン様!ヨン
様!」と言っている頃に、こういったドラマや映画といったものは見せかけのフレンドシ
ップを築くだけで、本当に国同士を近づけるきっかけになるのかという疑問を胸に抱いて
いましたが、こちらに来てみて日本に興味を持つ人達に会う度に、そういったものもきっ
かけとして十分なんだなと感じるようになりました。
話すのが遅れてしまいましたが、もう何か月か前からボランティア活動も始めました。
託児所のようなところで、児童の相手をしたり児童と一緒に古くなって壊れた自転車を解
体して部品を取り出し、新しい自転車を創るといったボランティアです。やってくる児童
は小学生から高校生ぐらいまでで家庭の事情で親がいない子なども中にはいるようです。
最近は、一人で出来ることは本当に些細なことだということをしみじみと感じます。その
些細な積み重ねでボランティアは成り立っているのですが、些細すぎて本当に役に立てて
いるのだろうかという疑問がボランティアには付きものなのではないかと考えています。
色々と細かいこともありますが、帰ってからお話します。
はてさて、そういえばアメリカは今選挙の話題で盛り上がっているところです。オバマ
かヒラリーかマッケーンかなんて話が繰り広げられる中、面白いのは家族の中で票が割れ
ている状況でしょうか。また、アメリカでは家族の中ではもちろんのこと、近所の人たち
とも「誰を支持するの」とかいった会話が交わされて、熱い議論になることもよくありま
す。特にこちらでは政治や宗教については、少し敏感になって慎重にしようと思っていた
ものの、自分の考えを率直に言い合う姿には圧倒されてしまいました。
生活面最後のお話は、時事問題に触れておきたいと思います。というのも、チベットと
中国の関係が悪化しているというニュースを耳にしました。ところがどっこい、その話を
こちらの生徒にしても誰一人知らないのです。日本人の学生は大学に入ってから、積極的
に新聞を読むようになるかと思いますが、こちらで新聞を読んでいる生徒を見たことがな
くて正直驚いている次第です。寮というのが関係しているのかもしれませんが、かといっ
てテレビニュースも見ないんですね。あくまでも僕のイメージですが、こちらの人達は自
分の国のこととヨーロッパの国々のことで頭が一杯である感じがあります。これは、僕が
やってきた頃の話ですが、
「日本からやってきました」と言ったところ「日本って中国の一
部?」と小声で友人に尋ねる他大学の生徒を見た時は言葉も出ませんでした。
(トムの兄弟のラクロスの試合を見に行きました。結果は残念ながら負けでしたが…。)
-StudyStudyさてさて、今回も Drawing のクラスについてからお話しましょう。特に新しいことがな
いのですが、最近は基礎項目である正と負の描き分けと、光について力を入れた授業が展
開されています。
簡単に言ってしまうと、正と負の描き分けというのは絵の中にしっかりと空間を創るこ
とでしょうか。紙という2次元舞台に空間が出来るのはこの正と負の描き分けによるもの
ですね。光について疑問はないと思いますが、明暗の区別をしっかりつけるということの
訓練でしょうか。明暗をつけることで、物質感を創ることが出来るというわけです。
これら二つの項目の学習を終えた後で学ぶのが、カラー絵を白黒絵に描き直すという工
程です。これがまた個人的に凄く面白い試みだと思うのですが、白と黒に色を感じる時と
いうのは皆さんもありますよね。凄くわかり易い例えとしては、白黒のはずの漫画である
にもかかわらず、何故か色を勝手に想像してしまうことがあると思います。そういったと
ころには、白と黒で色を表すという手法が使われているというわけですね。
次は Painting のお話をしましょう。個人的にはとうとうという感じですが、水彩画の授
業が終わりました。授業自体は時間にして、約2ヶ月だったのですが授業時間外に個人的
に作業をしていた時間を含めたらとんでもない時間数になりそうです。どうにも昔から要
領の悪くて、朝一番にクラスに来て最後にクラスから出て尚且つ授業時間外もやってきて
絵を描いてみて思ったことは、小学生や中学生だった頃の自分と何ら変わってないという
ことぐらいでしょうか。考えてみれば、小さい頃から美術やそういった関連で良い思い出
はないものの、よく嫌いになっていないな…と思います。しかし、真白な画布に自分で色
を作って徐々に出来上がっていくものを見るのには、何か他に代えられない喜びがありま
した。
この授業で個人的に面白いなと感じたことは、ペイントをする空間でしょうか。約2か
月に渡って静物はいつどのタイミングにきても、そこにあるわけです。なんというか、流
転する自分の生活と相反して、いつやってきても同じ形で同じ方向を向いている静物とい
うのは僕には面白くてしょうがありませんでした。更に、光のことも考慮してペイントを
する部屋は太陽光が入らないようになっているので、昼間でも電気をつけているので明る
さも等しいというわけです。2ヶ月間、何も変わらない部屋というのは言葉に表せないひ
どく不思議な感じがするものです。
個人的にペイントのクラスに出入りする内に、アートを専門としている生徒達と友達に
なることが出来ました。大体一日6時間は絵を描かなければならないらしく、その時の気
分や気持などもあるにも関わらず大変な世界だなぁと思ったのが正直なところです。
さて、授業は次回からは油絵に入るとのことで、少し新しいことを伝えていければなと
思います。
(トムと観に行ったプロのアイスホッケー。こちらの観客の反応もまた面白いものです。
)
非営利団体について勉強する Managing not for profit organ ですが、中間テストを終え
て今度はグループで NPO 組織のビジネスプランを書くプロジェクトと、NPO を訪問して
調査するプロジェクトが並行して行く中での、授業展開になりそうです。今回は、中間テ
ストを他の生徒と全く同じ条件で受けて、制限時間内で辞書も使わずに挑戦してみました。
結果は、大体8割だったのですがそれでもクラス最低点という結果には不甲斐無さを感じ
ました。もう少し細かい点を英語で説明する能力と分量を書く能力が足りていないようで
す。平均点にあと2点及ばない程度だったものの、落胆の色は隠せなかったのが本当のと
ころでしょうか。
授業の内容自体は、少し普通の組織と変わらないマネジメントの話や金融の話が中心に
なってしまったので、今回は自分が定期購読している NPO の新聞から学んだことを少しお
話することにしましょう。
こちらアメリカでも高齢化に伴って、看護士の数が足りないという現状を目の当たりに
して、その対策がとられるようになってきています。その舵取りを行っているのが、主に
国と企業達なんですが、日本の場合はフィリピン等から労働者を雇用するという形をとっ
ていますね。今こちらではジョンソン&ジョンソンといった企業達が寄付によって看護士
学校を設立したり、プログラムを設けたりするという努力をすることで、国内の看護士の
数を増やそうと努力をしています。また看護士という仕事を魅力的に見せるためのCMや
ポスターなどの政策といった費用も寄付金から出されています。
こういった一連の動きを見て思ったことは、人は有限であるというごく当たり前ですが
とても大切なことです。結局看護士になる人が足りないので、看護士という職業に人を集
めるということは、また違う分野で人手不足が起こるというになりうるのではないでしょ
うか。技術者になるであろう人が看護にいけば次は技術者不足といった問題が出てくるで
あろうし、農業者になるであろう人が看護にいけば次は農業者不足といった問題が出てく
る。こうしてみると、少子高齢化という問題は思っていたよりも様々な問題を引き起こす
要因になるであろうということを実感する次第です。
そもそも日本のように外国から看護士を獲得することによっても、様々な問題が生じて
いるわけであって、万事上手く回っているわけではないことは明らかです。考えてみれば、
看護士不足の問題と関連して根っこには少子化という現状があるので、こちらを改善する
手を考えなければ見通しは良くないのではないでしょうか。変な言い方ですが、看護士不
足対策というのは付け焼刃というか、応急処置にしかならないのかもしれないですね。
投資について学ぶ Entrepreneurial Policy & Strategy では、ベンジャミンフランクリン
という公的投資機関のロールプレイを終えて、今度は投資会社のロールプレイをする予定
です。今はその準備段階で、各投資会社の資料を読み漁ったり、ゲストスピーカーに来て
頂いて話を聞かせて頂くということをしています。
教わっている教授もそうなのですが、実際にミリオンダラーを動かす人達の話を直に聞
くというのは何か不思議な感じが未だにあります。
投資会社の仕組みを簡単に説明すると、投資家達から資金を募り、集めたお金でビジネ
スに投資をして、投資による利益を投資家達に還元するという仕組みです。ロールプレイ
では、投資会社の関係者2人、投資家4人という役割分担形式で行われ、その投資会社に
実際に投資するか投資しないかという判断をするために、ディスカッションをするという
形になります。
この授業は知識を体系化するのではなく、身体で覚えると表すのが適当なので、レポー
トに書くことにはほとほと困ってしまいます。また事例を使うのですが、それも並の教科
書2冊分程度の厚さで、それを読んだ上でないと理解出来ない話ばかりのため、この授業
については割愛させて頂きます。
(お世話になったトムファミリー)
-PostscriptPostscript残すところあと1ヶ月と少しの留学生活となってしまいました。そろそろ少しずつ荷物
の整理を始めたりしてみると、いよいよだなという感じがしてきます。帰国後のことを考
えると若干目眩を覚えますが、それでも楽しみでもあります。
今回のレポートの最後の方はやや端折ってしまった感じがありますが、いかんせん今現
在の記録をすることより、今出来ることを今のうちにやっておきたいという理由故です。
ご容赦下さい。
残すところのレポートは残り2回になることだと思います。事務的な目的や留学した者
の義務として大学側に提出する書類も待っているため、1回なりませんかね…なりません
ね。はい。頑張ります。
それでは今回はこの辺で。また次回お会いしましょう。