2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) 日本文化政策学会 第 7 回年次研究大会 開催要綱 2013 年 11 月 30 日(土)・12 月 1 日(日) 会場:青山学院女子短期大学 北校舎 研究大会テーマ 「グローバリゼーションと文化政策」 主催 日本文化政策学会 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) 参加申し込み方法 1.申し込み方法 申し込みは、下記の WEB からお願いします。 http://goo.gl/Uh0IgZ ※なお、WEB からの申し込みができない方、また WEB での申し込みをされたくない方は (1)お名前 (2)ご所属 (3)ご連絡先 (4)会員/非会員/学生の種別 (5)懇親会参加/不参加の意向 をご記入の上、メールか、ファックスでお申し込みください。 件名は、「2013 大会参加申し込み」としてください。 メールでの申込先:[email protected] ファックスでの申し込み: 03-5841-1251 申し込み期限:2013 年 11 月 25 日(月)17 時 ※当日受付も可能ですが、参加費が 1,000 円増になります。 2.参加費支払方法 以下の期日までにあらかじめお振込みください。 振込先はお申し込み完了の際にお知らせします。 振込期限:2013 年 11 月 25 日(月) ・大会参加費 ・懇親会費 会員 1,000 円・非会員 3,000 円・学生 1,000 円(※当日申込は各 1000 円増です) 一般 6,000 円・学生 3,000 円 念のため、当日は振込控えをお持ちください。 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) 大会趣旨 従来、文化政策は、国家(政府)によるナショナルな文化政策とさまざまなレベルのローカ ルな自治体文化政策が、国家の枠組みを前提にして、いわば国内問題として論じられるのが通 例であった。言うまでもなく、これまでも、一方では市場による膨大な文化商品の供給が行わ れており、他方、国家という単位を超える活動については、主として政府機関、準政府機関が 介在するインターナショナルな文化交流が行われて来た。しかしながら、文化政策の基本の枠 組みは、前述のごとく、ほとんど日本の国内問題としてとらえられてきたと言ってもよいであ ろう。 しかるに、経済や政治の問題がそうであるように、文化をめぐるさまざまな事象も、従来の 国民国家の枠組みの中で完結するものではないことは、もはや自明のこととなっている。 例えば、文化政策においてどのような価値の実現を目指すべきなのかについて、想定される 受益者たる国民(住民)の間に、かつてのような幅広い合意を得ることはほぼ不可能である。 今後は、少なくとも、ハイカルチャーによる卓越性とワイドカルチャーによる裾野の伸張とを 文化政策の目標として事足れりとするわけにはいかない。文化政策もまた、現に生起しつつあ る社会の課題と直接に向き合うものであることが求められるだろう。 文化はある範囲の共同体にとっての共有性、共感性に基づくものであるがゆえに、一方では、 ときに内外の区別をことさらに強調する傾向があらわれ、排他的な言動が対立感情を煽るよう な事態も現にあらわれている。また、知的財産権をめぐる議論が、多数の国家間の包括的な経 済交渉の場である TPP 参加交渉の中に包含され、国民国家単位で考えられて来た文化の自己決 定権に重大な影響を及ぼしかねないことも懸念される。さらには、国内の経済政策においても、 大がかりな景気浮揚策と東日本大震災後の「復興」との間に大きな跛行感を感じざるを得ない 現実もある。 これらの状況を踏まえ、今年度の大会では、グローバル化時代の日本またはアジアにとって の文化的アイデンティティの(再)形成と変容、世界的競争にさらされる知財戦略、文化統合 の象徴たる国家観をめぐる政治力学などの多様な視点から、グローバリゼーションの状況下に おける日本の、または、多様な主体にとっての「文化の自己決定(権)」をめぐる政策的課題に 関して議論を展開してみたい。 プログラム委員長 曽田修司 日 時 2013 年 11 月 30 日(土)午前・午後、12 月 1 日(日)午前・午後 会 場 青山学院女子短期大学 北校舎 参 加 費 会員 1,000 円・非会員 3,000 円・学生 1,000 円(※当日申込は各 1000 円増です) ※ポスターセッションのみの参加は無料です。 主 催 日本文化政策学会 特別協力 青山学院大学 大会に関するお問い合わせ先 大会プログラム委員会事務局 e-mail: [email protected] 大会以外のお問合せ先 日本文化政策学会事務局 〒113-0033 東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学大学院人文社会系研究科 TEL:03-5841-1251 Fax:03-5841-1251 e-mail: [email protected] URL: http://www.jacpr.jp 文化資源学研究室内 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) 大会スケジュール ○大会一日目 11 月 30 日(土) 09:30∼10:00 受付 10:00∼12:00 分科会Ⅰ- ①②③ 12:00∼12:50 理事会 13:00∼17:30 講演&シンポジウム 記念講演 伊藤裕夫( 子市/日本文化政策学会会長) 基調講演1: 「グローバル化と文化政策∼越境対話の促進に向けて」(仮) 岩渕功一(オーストラリア・モナシュ大学教授) 基調講演2: 「TPP をめぐる日本の知財戦略の課題」(仮) 福井健策(弁護士、日本大学芸術学部客員教授) ほか 18:00∼20:00 懇親会 会場:アイビーホール 参加費:一般 6,000 円 B2 階「サフラン」 学生 3,000 円 ○大会二日目 12 月 1 日(日) 09:30∼11:30 分科会Ⅱ- ①②③ 企画フォーラム I〔公募〕 11:30∼13:00 ポスターセッション コアタイム 12:20∼12:50 総会 13:00∼15:00 分科会Ⅲ- ①②/企画フォーラム II〔公募〕 15:10∼17:50 分科会Ⅳ- ①②/特別フォーラム ※特別フォーラムは 17:10 まで 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) ○大会一日目 11 月 30 日(土) 9:30∼10:00 受付 10:00∼12:00 分科会Ⅰ- ①②③ 分科会 I - ① 南田 アジアの文化政策 ※予定討論者については、決定次第発表します 座長:小林真理(東京大学) 明美(神戸大学国際文化学研究科博士課程前期課程) グローバル社会における多人種主義国家シンガポールの文化政策 ∼シンガポール交響楽団の「オーケストラ文化圏」形成を事例にして∼ 齋藤 梨津子 ブキット・ブラウン華人墓地保存運動にみるシンガポールの文化政策と市民社会の発展 馬 麗娜(九州大学大学院芸術工学府博士3年) 中国の上海市では創意産業の発展の必然性と可能性 5つの創意産業園区の事例を通して 分科会 Ⅰ- ② 前田 文化施設の課題 座長:松本茂章(静岡文化芸術大学) 厚子(慶応大学大学院研究生) 金沢 21 世紀美術館の地域社会における位置づけと多面的役割 ―地域の文化資源と人材のグロバリゼーションの視座より― 松本 桜子 公共の文化施設の問題点:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールを事例として 松本 麻未(静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科 修士課程 2 年) 地域文化施設における連携と協働の可能性 分科会 I ‒ ③ 日本の文化政策史 ―神戸市立灘区民ホールを事例として― 座長:新藤浩伸(東京大学) 井原 麗奈(神戸女学院大学大学院文学研究科) 戦前期の日本内地の公会堂と地域社会 天皇制との関係にみる公共性理解について 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) 土屋 絢子 演劇改良運動における「脚本」観をめぐる考察 水野 真由美(名古屋大学大学院教育発達科学研究科) アジア・太平洋戦争期における地域文化事業に関する一考察 ―農山漁村文化協会の文化施設実験村の実践を中心に― 12:00∼12:50 理事会 13:00∼17:30 講演&シンポジウム 13:00∼13:05 実行委員長・プログラム委員長挨拶 13:05∼13:35 記念講演 伊藤裕夫(逗子市/日本文化政策学会会長) (休憩 5 分) 13:40∼14:20 基調講演1: 「グローバル化と文化政策∼越境対話の促進に向けて」(仮) 岩渕功一(オーストラリア・モナシュ大学教授) 14:20∼14:40 代表質疑 コメンテーター:川崎賢一〔駒沢大学〕、聞き手:友岡邦之〔高崎経済大学〕 (休憩 10 分) 14:50∼15:30 基調講演2: 「TPP をめぐる日本の知財戦略の課題」(仮) 福井健策(弁護士、日本大学芸術学部客員教授) 15:30∼15:50 代表質疑 コメンテーター:桧森隆一〔嘉悦大学〕、聞き手:河島伸子〔同志社大学〕 (休憩 10 分) 16:00∼17:30 パネル・ディスカッション 岩渕功一、福井健策、河島伸子、友岡邦之 18:00∼20:00 懇親会 参加費:一般 6,000 円 会場:アイビーホール 学生 3,000 円 司会)小林真理〔東京大学〕 B2 階「サフラン」 (東京都渋谷区渋谷 4 丁目 4 番 25 号) 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) ○大会二日目 9:30∼11:30 分科会Ⅱ- ① 陳 12 月 1 日(日) 分科会Ⅱ- ①②③、企画フォーラム〔公募〕 アジアの文化政策 座長:熊倉純子(東京藝術大学) 怡如(神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程) 植民地政策と西洋音楽活動−台北音楽会を中心に− 張 依文(国立台湾芸術大学芸術管理と文化政策研究所博士課程) 自治体文化政策形成の仕組みについての再考 李 -台湾イラン県の「文化立県」への道- 知映(東京大学大学院人文社会研究科 文化資源学研究専攻文化経営分野博士課程 3 年) 韓国における米軍政期の文化政策 分科会 Ⅱ- ② 長嶋 文化政策の現代史 座長:川村陶子(成蹊大学) 由紀子(共立女子大学非常勤講師/ 早稲田大学演劇博物館招聘研究員) 1970 年代フランスの「文化アクション」と地域民主主義 ∼グルノーブル「文化の家」の活動を手がかりとして 松本 茂章(静岡文化芸術大学文化政策学部教授) 官民協働の対外文化政策 菅野 −パリ日本館の現状と課題− 幸子(国際交流基金情報センター プログラム・コーディネーター/ 東京大学大学院人文社会研究科文化資源学研究室文化経営専攻後期博士課程) 英国の文化政策における 1970 年代(仮題) 分科会 Ⅱ-③ 土屋 文化財・文化資源 座長:友岡邦之(高崎経済大学) 正臣(東京大学大学院博士課程 2 年) 戦後フィールドワークにおけるアカデミズムと在野 −野尻湖発掘参加者の多様化を中心として− 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) 須田 英一(法政大学現代福祉学部・兼任講師) 福井県勝山市の史跡平泉寺旧境内の整備・活用と街づくり 國盛麻衣佳(九州大学大学院芸術工学府環境・遺産デザインコース博士 3 年) 産炭地の矜持を再生する芸術創造に関する研究 企画フォーラム I ※会場は学外を予定しています。詳細は別途お知らせ致します。 「こどもの城、青山劇場、青山円形劇場を考える ∼文化政策の視点から∼」 企画代表者:中村美帆(東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻博士課程) 報告者: 高野しのぶ(現代演劇ウォッチャー) 有泉慶美(市民団体「こどもの城・青山劇場・ 青山円形劇場の存続を願う有志の会」共同代表)他 コメンテーター :曽田修司(跡見学園女子大学教授、 社団法人国際演劇協会(ITI/UNESCO)日本センター事務局理事) 参加費:無料(学会員・非学会員ともに) 11:30∼13:00 ポスターセッション コアタイム 12:20∼12:50 総会 13:00∼15:00 分科会Ⅲ- ①②/企画フォーラム〔公募〕 分科会 III - ① 阪本 文化政策の課題 座長:片山泰輔(静岡文化芸術大学) 崇(京都橘大学 現代ビジネス学部 准教授) 「コスト病」が民主的意思決定プロセスに与える影響についての一考察 佐野 直哉(青山学院大学大学院総合文化政策研究科修士課程) 文化事業に対する評価指針の再検討∼主成分分析に基づくパイプオルガン事業の芸術評価 吉田 隆之(愛知県庁・主任) アートプロジェクトは地域づくりに影響を与えられるのか ―「あいちトリエンナーレ長者町会場」と「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) の 2 事例の分析、比較を通して 分科会 III - ② 作田 自由論題 座長:藤井慎太郎(早稲田大学) 知樹(武蔵野美術大学非常勤講師) 芸術的表現への諸制約の国際的懸念からみた国内事例 渡部 春佳(東京大学大学院学際情報学府博士課程) 戦後日本の演劇活動と文化行政に関する一考察 鄭 仁善(東京大学大学院人文社会研究科文化資源学研究室博士課程) 日韓における外国映画輸入自由化と映画産業の構造変化比較 企画フォーラム II 「制作者ミーティングというフラットな場を通してコミュニティ・プログラムについて考える」 企画代表者:衣川絵里子(神戸市立灘区民ホール) 共同企画者:齋藤光國(神戸市立灘区民ホール) 予定パネリスト:(変更・追加になる可能性があります) 蔭山陽太(ロームシアター京都支配人、元 KAAT 神奈川芸術劇場支配人ほか) 戸舘正史(アーツカウンシル東京調査員、元袋井市月見の里ホール制作担当) ※学会への参加費のみで参加できます 15:10∼17:50 分科会 IV - ① 鈴置 分科会Ⅳ- ①②/特別フォーラム 自治体文化政策の課題 ※特別フォーラムは 17:10 まで 座長:伊藤裕夫(逗子市) 路子(静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科 修士課程) 地方中小都市における市民文化活動の支援のあり方 ∼地域振興のための人材育成の視点から∼ 滋野 浩毅(成美大学経営情報学部准教授) 住民自治組織と文化芸術活動団体との協働による自治体文化政策の可能性について -京都府京丹波町旧質美小学校活用の取組事例をもとに 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) 大前 研二(青山学院大学大学院総合文化政策学研究科 総合文化政策学専攻博士課程) 自治体・大学連携による演劇事業を通じた教育プログラムの研究 ∼岐阜県美濃加茂市・早稲田大学文化推進部の文化交流協定を事例として∼" 本田 洋一(大阪市立大学大学院創造都市研究科客員研究員) 地域文化資本・自然資本の新結合による地域イノベーションの可能性 ―鶴岡市における「食文化創造都市」への取り組みをふまえて 分科会 IV - ② 鈴木 自由論題 座長:藤野一夫(神戸大学) はるみ(青山学院大学大学院総合文化政策研究科修士課程) マイナースポーツのアスリートを支援する新組織の提案と効果の検証 ∼テキストマイニングによるアプローチ∼ 津村 大樹(首都大学東京大学院 システムデザイン研究科インダストリアルアート学域) 東京に於ける大道芸の実態と激化する路上規制 西島 央(首都大学東京准教授) 中学生の部活動と学校外スポーツ・芸術活動に関する社会学的考察 ―地域差と家庭環境差に注目して― 山口 典子(静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科 2 年) 現代舞踊家の経済的基盤に関する研究∼劇場・音楽堂等による舞踊家の活動促進の可能性∼" 特別フォーラム「東アジア文化都市をめぐって」 2014 年、 「東アジア文化都市」が横浜市にて開催されます。この「東アジア文化都市」とは、 文化芸術イベント等の実施により、東アジア域内の相互理解と連帯感を形成し、東アジアにお ける多様な文化の国際発信力を高めていくことを目指して、日中韓3か国において 2014 年か ら新たにスタートする文化事業です。事業開始年である 2014 年は1か国1都市の開催都市を 定め、1年を通じて文化イベントや日中韓3か国の共同事業を開催する予定であり、日本の開 催都市は横浜市、中国は泉州市、韓国は光州市が選ばれています。 日本、中国、韓国は、3 国の歴史において外交関係が最も困難な状況に陥っていますが、「東 アジア文化都市」の目的に掲げている「東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進」を実 現することができれば、東アジア3カ国の平和的な関係の構築にも大きく寄与することとなり ます。 2013.10.29 現在 (記載されている内容は追って更新されます) 日本文化政策学会では、「東アジア文化都市」の実施主体となる文化庁および横浜市の協力を得 て、このテーマに関して学術的かつ政策指向の議論を行う場を持つために特別フォーラムを開 催することにいたしました。 特別フォーラム趣旨説明:曽田修司(跡見学園女子大学教授、今大会プログラム委員長) 事業趣旨等説明:中野潤也(文化庁長官官房国際課 国際文化交流室長) パネル・ディスカッション コーディネーター:佐々木雅幸(大阪市立大学大学院創造都市研究科教授) パネリスト: 内村太一(文化庁長官官房国際課 国際文化交流室企画係長) 長谷川秀(横浜市文化観光局創造都市推進部東アジア文化都市担当課長) 川村陶子(成蹊大学准教授) 太下義之(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング芸術・文化政策センター長) ※学会への参加費のみで参加できます
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