青森市観光アクションプラン(PDF:321KB)

青森市観光アクションプラン
こころ ハネる 青森
〜北海道新幹線奥津軽いまべつ駅・新函館北斗駅開業に向けて〜
2014〜2016
青森市観光振興会議
目
次
Ⅰ.AOMORIビジョン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1.テーマ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2.目指すイメージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
3.ビジョン策定の背景
〜ねぶたがつなぐストーリー〜・・・・・・・・
1
4.計画期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
5.中長期的な観光振興を目指した注力分野の設定・・・・・・・・・・・
2
Ⅱ.個人旅行誘客・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
1.青森市における旅行者の現状と課題・・・・・・・・・・・・・・・・
4
2.現状と課題を踏まえたアクションプラン・・・・・・・・・・・・・・
10
3.アクションプラン実現に向けた体制づくり・・・・・・・・・・・・・
15
4.定量調査による実態把握と効果検証・・・・・・・・・・・・・・・・
15
Ⅲ.MICE誘致・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
1.MICE領域における市場選択・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
2.継続的な取り組みが可能な顕在化市場
18
Convention・・・・・・・・・
3.新たな市場開拓に向けた中長期的取り組み市場
Incentive ・・・・・
21
4.スポーツ系MICEの推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
Ⅳ.最後に(まとめ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅴ.アクションプランシート
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
25
Ⅰ.AOMORIビジョン
1.テーマ
こころ ハネる 青森
2.目指すイメージ
年中いつでも!
ここでしか体感できない!
ねぶたのワクワク・ドキドキを感じられる青森市
〜ねぶたを愛する人達による、心に残るおもてなし、
ねぶたの街あおもりを感じる体験、
分かりやすい移動手段が整い、ターゲットに着実に届いている〜
3.ビジョン策定の背景
〜ねぶたがつなぐストーリー〜
ねぶた祭本番でエネルギーを爆発させる青森市民。しかし、ねぶた祭が終わったその日から来年のね
ぶた祭にはこうしたい、ああしたいと思いを巡らせ、山車づくりや囃子技術の練磨、あるいは跳人達が
集い心をワクワクさせている。ねぶたはいつでも青森市民の心にある「市民をつなぐキーワード」とな
っています。
また様々な調査結果で青森市の認知度第1位は「ねぶた」であり、内外ともに 青森市=ねぶた と
いうイメージが形成されています。
あらためて「ねぶたルネッサンス」としてねぶたが紡ぐ1年間のストーリーを構築、これを具体的に
楽しめる形にし、更には、ねぶたをフックとしながら自然、食、文化といった青森市ならではの魅力を
繋ぎ合わせ、これらを目指すターゲットに確実に届くプロモーションを展開することで、『内外の人に
年中、いつでも、ねぶたのワクワク・ドキドキ
を体感してもらいたい』というものです。
1
<これまでの検討経過>
2014年1月7日
第1回観光戦略策定部会:青森市の現状と課題、計画策定の重要性を共有
2014年1月24日
事務局打ち合わせ:今後の計画策定にあたっての進め方を決定
2014年1月29日
第2回観光戦略策定部会:プランの根幹となるテーマ、取組概要を議論
根幹となるストーリーは青森市民が夢中になる「ねぶた」に決定
2014年2月17日
事務局打ち合わせ:アクションプランの取りまとめ方の決定
2014年2月20日
第3回観光戦略策定部会:アクションプラン全体図(俯瞰図)の策定、
市民からのアイディアについての議論
2014年3月6日
第4回観光戦略策定部会:第3回の内容の精査
2014年3月20日
第5回観光戦略策定部会:アクションプランの精査
4.計画期間
青森市観光アクションプランでは、北海道新幹線(仮称)奥津軽・新函館駅開業による効果を最大限
に享受するとともに、青森県・北海道道南地区をエリアとしたデスティネーションキャンペーンを契機
として青森市の更なる観光振興を図ることを目的とし、計画期間を 2014 年から 2016 年の 3 ヵ年としま
す。
5.中長期的な観光振興を目指した注力分野の設定
これまで青森市における観光振興を図っていくための取り組みとして、個人旅行者の誘客はもちろん
のこと、教育旅行、外国人誘客、コンベンション誘致など多様な分野での事業を展開してきました。こ
れらの事業は引き続き展開しながらも、青森市の観光面での強みやチャンスを活かしながら当該アクシ
ョン計画期間内において、また長期的な視点から本市観光振興を図るため、特に注力する分野として次
のとおり設定しました。
1)個人旅行誘客
最小単位の「個人旅行」に合わせた仕組みを構築しておくことは、この仕組みを基盤として外国人誘
客(インバウンド)、教育旅行、コンベンション、インセンティブ旅行に代表されるMICE誘致など
多様な分野へ波及させる効果が期待されます。
全国的に高速交通体系が整備されていく中で、北海道新幹線開業というインパクトやJR各社による
デスティネーションキャンペーンなど様々な機会を有効に活用しながら、青森市がより多くの旅行者に
支持される魅力ある都市となるよう、今回のアクションプラン策定を契機に「青森市にわざわざ来て体
験する価値があるもの」を再度発掘・開発し、情報発信することで、他都市との差別化を再構築するこ
とを目指します。
2)MICE誘致
国内外や県内各地域とつながる交通の要衝として、また県内最大規模の宿泊収容能力や文化・スポー
ツ等多様なコンベンション施設など、青森市が持つ都市機能を活かしながらMICE誘致に向けたセー
2
ルス、受入態勢の整備を図っていきます。またMICEの中でも特に、着実な需要拡大が見込める「C
onvention」、新たな市場として需要増が期待される「Incentive」に注力していく
こととします。
〈青森市観光に関するSWOT分析〉
3
Ⅱ.個人旅行誘客
1.青森市における旅行者の現状と課題
アクションプラン策定にあたっては青森県の観光客実態調査、じゃらんリサーチセンターによるカス
タマーニーズ調査、青森市観光振興会議観光戦略策定部会での意見を基に、青森市の現状と今後に向け
た課題を次のとおり整理した。
1)旅行者実態(定量的な数値)からみるターゲット・商品(提供サービス)戦略
①青森市の来訪者実態(来訪経験)
青森市への来訪経験・頻度は函館市が最も高く、首都圏が最も低い結果となっているが、後段の「来
訪しない理由」から距離・交通利便性が大きく影響していることが推察される。本市への誘客を図る主
要な地域としては、「距離・交通利便性が高い地域=青森市から自宅まで概ね3時間程度」の居住者を
ターゲットとすることが必要だと考えられる。また、県内客と県外客では利用する交通機関が異なるた
め、既存の二次交通を有効に利用しながら、移動手段に合わせた楽しみ方を提案していかなければなら
ない。
また来訪しない理由として「旅行先として検討したことがない」との意見が 63.6%挙げられており、
あらためて本市の魅力とともに駅・港・空港・自動車道と交通利便性に恵まれた青森市は、「青森県の
魅力を網羅的に楽しめる場所」としての魅力の集積、発信が必要となる。
<青森への来訪経験>
Q1 あなたはこれまでに旅行で青森県青森市に行ったことがありますか。
行ったことのある方は回数をお答えください。
※修学旅行、林間学校など、学校行事やビジネスでの旅行を除いてお答えください。
※宿泊を伴わない旅行も含めてお答えください。
全体
全体
割付セル 札幌
函館
東北
首都圏
性年代別 男性・計
男性20〜34歳
男性35〜49歳
男性50歳以上
女性・計
女性20〜34歳
女性35〜49歳
女性50歳以上
1042
106
106
312
518
521
168
180
173
521
174
174
173
1回
21.0
21.7
18.9
23.1
20.1
20.9
20.2
20.6
22.0
21.1
15.5
20.1
27.7
2〜3回
4〜5回
14.0
13.2
31.1
19.2
7.5
15.2
10.1
15.0
20.2
12.9
12.1
14.4
12.1
4.1
5.7
13.2
5.4
1.2
4.0
2.4
3.9
5.8
4.2
3.4
2.9
6.4
6〜10回
1.8
0.0
9.4
1.9
0.6
1.7
1.2
1.1
2.9
1.9
0.6
3.4
1.7
11回以上
2.5
2.8
7.5
3.2
1.0
3.3
1.2
5.6
2.9
1.7
1.7
0.6
2.9
青森県青森
行ったことが
市を知らな
ない
い
55.9
0.7
56.6
0.0
19.8
0.0
47.1
0.0
68.3
1.4
53.7
1.2
62.5
2.4
52.8
1.1
46.2
0.0
58.0
0.2
66.7
0.0
58.0
0.6
49.1
0.0
<出典>じゃらんリサーチセンター
2013年7月実施 カスタマーニーズ調査
参考:青森市までの所要時間
自動車利用の場合:
(青森中央I.Cを基点に)岩手県奥州市・秋田県秋田市周辺まで 3 時間
新幹線利用の場合:東京⇔新青森間 約 3 時間 10 分
飛行機利用の場合:羽田空港⇔青森空港 約 80 分
※ただし、新幹線駅・空港までの移動時間が上記に加算されることを考慮する必要がある。
4
<居住地(県内・県外)から青森県内までの利用交通手段>
※モノレール、タクシー、市内電車は選択肢として設定したものの、回答者は0名であった。
出展:青森県観光入込客統計調査(平成24年度)
<青森市へ未来訪の理由>
Q5 旅行で青森県青森市へ行ったことがない人にお聞きします。
これまで青森県青森市に行かなかった理由は、以下のどれに当たりますか?(いくつでも)
青森県内の他の
他県に比べ距離
観光地として訪 青森市を旅行先
エリアを旅行先と
他県に比べ交通
が遠い(時間が
問する魅力が足 として検討したこ
して訪れたことが
費がかかるから
かかる)から
りなかったから
とがない
あるから
全体
全体
割付セル 札幌
函館
東北
首都圏
性年代別 男性・計
男性20〜34歳
男性35〜49歳
男性50歳以上
女性・計
女性20〜34歳
女性35〜49歳
女性50歳以上
582
60
21
147
354
280
105
95
80
302
116
101
85
<出典>じゃらんリサーチセンター
6.4
3.3
9.5
10.2
5.1
6.1
3.8
6.3
8.8
6.6
6.9
3.0
10.6
32.1
6.7
4.8
34.0
37.3
33.2
38.1
32.6
27.5
31.1
30.2
33.7
29.4
13.7
5.0
4.8
11.6
16.7
14.6
18.1
12.6
12.5
12.9
14.7
12.9
10.6
19.8
28.3
33.3
19.0
17.8
19.3
24.8
17.9
13.8
20.2
28.4
15.8
14.1
63.6
75.0
61.9
57.1
64.4
63.2
62.9
63.2
63.8
63.9
69.8
60.4
60.0
その他
5.5
6.7
14.3
5.4
4.8
5.4
1.9
6.3
8.8
5.6
1.7
5.0
11.8
2013年7月実施 カスタマーニーズ調査
【ポイント〜現状と課題〜】
*居住地・来訪経験別に提供内容を精査し、ターゲットにマッチする情報発信を行う必要がある。
*JRを中心にした回遊の仕組みを構築する必要がある。
*首都圏をターゲットにする場合、アクセスのよい他地域との差別化を十分に検討する必要がある
5
②青森市の来訪者実態(旅行同行者)
「平成 24 年青森県観光入込客統計調査」によれば、青森県への旅行者は年代別に
10 代 0.3%、20 代 7.7%、30 代 16.1%、40 代 16.5%、50 代 23.5%、60 代 26.1%、
70 代 8.9%、80 代 0.9%
となっている。
青森県における年代別シェアと同様の推移と仮定した場合、観光客のうち 50%を占める 50・60 代で
は「夫婦での旅行」が最も多く、
「50・60 代の夫婦旅行」は青森市として最大のターゲットと考えられ
る。また 20・30 代の女性は「家族で(親と)」の旅行割合(=母娘、娘と両親)が多く、その両親の世
代である 50・60 代かつ旅行先の決定権のある女性が喜ぶ過ごし方を構築する必要がある。
<青森市来訪の際の旅行同行者>
Q2 旅行で青森県青森市へ行ったことのある人にお聞きします。
どなたと旅行に行きましたか?(いくつでも)
全体
全体
割付セル 札幌
函館
東北
首都圏
性年代別 男性・計
男性20〜34歳
男性35〜49歳
男性50歳以上
女性・計
女性20〜34歳
女性35〜49歳
女性50歳以上
恋人と
453
46
85
165
157
235
59
83
93
218
58
72
88
<出典>じゃらんリサーチセンター
11.9
2.2
17.6
11.5
12.1
10.6
15.3
13.3
5.4
13.3
22.4
16.7
4.5
夫婦で
24.7
21.7
29.4
21.8
26.1
22.1
8.5
19.3
33.3
27.5
10.3
22.2
43.2
家族で(子ど 家族で(親 家族で(三世 友人と(2・3
もと)
と)
代で)
人で)
15.2
8.7
22.4
22.4
5.7
14.5
11.9
13.3
17.2
16.1
5.2
13.9
25.0
23.0
19.6
29.4
18.8
24.8
15.7
25.4
18.1
7.5
30.7
44.8
36.1
17.0
3.5
2.2
5.9
4.8
1.3
3.0
3.4
3.6
2.2
4.1
5.2
4.2
3.4
友人と(4人
以上のグ
ループで)
23.0
30.4
25.9
23.0
19.1
23.4
20.3
21.7
26.9
22.5
15.5
23.6
26.1
11.7
19.6
10.6
13.3
8.3
14.0
18.6
15.7
9.7
9.2
5.2
4.2
15.9
1人で
22.5
17.4
21.2
24.2
22.9
32.8
23.7
36.1
35.5
11.5
12.1
15.3
8.0
その他
5.3
8.7
8.2
4.2
3.8
5.1
1.7
7.2
5.4
5.5
5.2
4.2
6.8
2013年7月実施 カスタマーニーズ調査
<青森県への年代別 旅行者>
【ポイント〜現状と課題〜】
*青森県内を訪れる最大数の50・60代の恋人・夫婦(特に女性)を意識した「目を引く」「1回目
とは違う」青森を体感できる仕組みづくりが必要である。
*消費の決定権者であり、男性を旅行に連れてくる女性に選ばれる「女性目線のサービス」を青森市内
の女性を中心とするメンバーで検討し、実践していくことが必要である。
6
③青森市内における有望な資源
いくつかの立ち寄りスポットを抽出して、来訪経験を訪ねたところ観光物産館の他に浅虫温泉、八甲
田周辺への来訪経験者が多かった。またこれらの素材に対する来訪意向度では、「寿司やホタテなどの
新鮮な魚」
「浅虫温泉・酸ヶ湯温泉」
「八甲田」に集中しており、今後も有望な地域素材となる。しかし
一方では、どの地域でも共通の「食」
「温泉」
「自然」に資するものであり、いわば差別化がしづらい素
材とも言える。
また、市内のイベントを抽出した企画・イベント関心度の調査では、本アクションプランで定めた「ね
ぶた」に関し、祭そのものへの関心度が 74.9%と最も高く、その他にも ねぶた前夜祭 や ねぶた制
作見学 などねぶた関連への関心度が高くなっている。今後は、ねぶたへの高い関心度を活かしながら
「ねぶたを体感できる空間」としてのワ・ラッセの更なる活用法を議論し、ねぶたにまつわる暮らしや
人を体感できる仕組みを構築していく必要があると考えられる。
<青森市内の観光資源に関する認知度・関心度>
【青森県青森市の観光資源に関する認知度×興味度】
100
︻
普段使いのすし
75
陸奥湾の魚
貝焼き味噌
︵
興
味
度
︶
︼
興
味
が
あ
る
+
や
や
興
味
が
あ
る
帆立小屋
のっけ丼
酸ヶ湯温泉
青森りんご
浅虫温泉
青森ラーメン
八甲田
夜景
雪と灯かり
ワ・ラッセ
ねぶたの里
ざる中華
蛍の谷
50
青森ベイ
あおもりカシス
津軽三味線
三内丸山遺跡
トレッキング
地酒
棟方志功
森林博物館
八甲田雪中行軍
浪岡
25
土蔵のアトリエ
0
0
25
50
75
【 認知度(よく知っている+だいたい知っている+聞いたことがある)】
<出典>じゃらんリサーチセンター
2013年7月実施 カスタマーニーズ調査
7
100
<青森市内観光箇所への来訪経験>
Q4 旅行で青森県青森市へ行ったことのある人にお聞きします。
以下の観光スポットのうち、訪れたことのあるものをお選びください。(いくつでも)
古川市場
ねぶたの
A青森県観
みちのく
八甲田の
青森県立 棟方志功 青森県立 三内丸山 (青森魚
森林博物 青龍寺
八甲田丸 家ワ・ラッ FACTOR 光物産館
北方漁船
八甲田山 (酸ヶ湯)
郷土館
記念館
美術館
遺跡
菜セン
館
昭和大仏
セ
Y
アスパム
博物館
温泉
ターほか)
全体
全体
割付セル 札幌
函館
東北
首都圏
性年代別 男性・計
男性20〜34歳
男性35〜49歳
男性50歳以上
女性・計
女性20〜34歳
女性35〜49歳
女性50歳以上
453
46
85
165
157
235
59
83
93
218
58
72
88
16.6
8.7
24.7
17.0
14.0
21.7
11.9
26.5
23.7
11.0
6.9
13.9
11.4
13.0
8.7
24.7
11.5
9.6
13.6
13.6
12.0
15.1
12.4
6.9
12.5
15.9
5.5
2.2
11.8
5.5
3.2
5.1
6.8
4.8
4.3
6.0
3.4
8.3
5.7
35.3
32.6
51.8
41.2
21.0
34.0
30.5
36.1
34.4
36.7
25.9
48.6
34.1
6.0
4.3
12.9
3.6
5.1
6.8
6.8
3.6
9.7
5.0
1.7
4.2
8.0
12.6
13.0
15.3
8.5
15.3
12.8
3.4
7.2
23.7
12.4
5.2
5.6
22.7
7.7
0.0
11.8
7.3
8.3
7.2
6.8
6.0
8.6
8.3
8.6
6.9
9.1
23.6
15.2
28.2
27.3
19.7
23.8
28.8
18.1
25.8
23.4
25.9
25.0
20.5
7.7
0.0
8.2
10.3
7.0
7.7
5.1
9.6
7.5
7.8
6.9
2.8
12.5
3.1
2.2
1.2
1.2
6.4
3.8
6.8
1.2
4.3
2.3
1.7
2.8
2.3
2.0
0.0
2.4
2.4
1.9
1.7
1.7
1.2
2.2
2.3
0.0
4.2
2.3
1.8
0.0
1.2
3.0
1.3
1.3
1.7
2.4
0.0
2.3
3.4
2.8
1.1
24.1
26.1
24.7
19.4
28.0
28.5
18.6
27.7
35.5
19.3
17.2
19.4
20.5
八甲田
ロープ
ウェー
15.5
10.9
20.0
10.3
19.7
17.9
15.3
15.7
21.5
12.8
0.0
11.1
22.7
雪中行軍
ねぶたの
モヤヒル 観光りん
遭難資料
里
ズ
ご園
館
12.6
6.5
9.4
11.5
17.2
14.0
16.9
12.0
14.0
11.0
8.6
8.3
14.8
25.8
28.3
38.8
20.0
24.2
23.4
23.7
22.9
23.7
28.4
31.0
26.4
28.4
4.0
0.0
5.9
4.2
3.8
3.4
1.7
6.0
2.2
4.6
1.7
4.2
6.8
3.1
0.0
8.2
3.0
1.3
3.4
3.4
7.2
0.0
2.8
3.4
4.2
1.1
8.8
13.0
5.9
5.5
12.7
7.7
18.6
3.6
4.3
10.1
12.1
4.2
13.6
(後表へ)
(前表から)
浅虫温泉
全体
割付セル 札幌
函館
東北
首都圏
性年代別 男性・計
男性20〜34歳
男性35〜49歳
男性50歳以上
女性・計
女性20〜34歳
女性35〜49歳
女性50歳以上
常田健ア
浅虫水族
アップルヒ 国史跡浪
トリエ美術
その他
館
ル
岡城跡
館
38.0
34.8
56.5
38.8
28.0
37.0
22.0
41.0
43.0
39.0
22.4
43.1
46.6
26.7
15.2
54.1
33.3
8.3
24.3
20.3
28.9
22.6
29.4
25.9
36.1
26.1
0.7
2.2
0.0
0.0
1.3
1.3
1.7
1.2
1.1
0.0
0.0
0.0
0.0
3.1
2.2
5.9
3.6
1.3
3.0
6.8
2.4
1.1
3.2
3.4
2.8
3.4
2.9
2.2
3.5
3.6
1.9
3.8
5.1
6.0
1.1
1.8
3.4
0.0
2.3
10.8
8.7
7.1
11.5
12.7
9.4
5.1
13.3
8.6
12.4
10.3
13.9
12.5
<出典>じゃらんリサーチセンター
2013年7月実施 カスタマーニーズ調査
札幌・函館・東北・首都圏在住の20代以上の男女1,042名
マクロミル登録者によるWEBでのアンケート調査「来訪経験」「認知度・関心度」
<企画・イベントの興味度>
Q9.青森県青森市で、もし以下のようなイベントや企画があれば、興味がありますか?
[1 興味がある] [2 やや興味がある]
全体
全体
割付セル 札幌
函館
東北
首都圏
性年代別 男性・計
男性20〜34歳
男性35〜49歳
男性50歳以上
女性・計
女性20〜34歳
女性35〜49歳
女性50歳以上
1042
106
106
312
518
521
168
180
173
521
174
174
173
カタクリ祭 春フェス
31.7
23.6
26.4
31.7
34.4
27.6
28.6
16.7
38.2
35.7
27.6
36.2
43.4
りんご花 八甲田散 火の玉探 八甲田星 ねぶた前
ねぶた製
りんご狩
ねぶた祭
北畠祭り
山菜狩り
祭
策
検
空観賞
夜祭
作見学
り
38.5
29.2
46.2
38.8
38.6
33.4
39.3
30.6
30.6
43.6
40.2
46.6
43.9
46.1
38.7
51.9
42.9
48.3
37.4
38.7
31.7
42.2
54.7
52.3
55.7
56.1
54.9
41.5
48.1
53.5
59.8
50.9
47.6
44.4
60.7
58.9
47.7
62.1
67.1
座禅体験
宵宮(よ
みや)
無回答
27.8
22.6
25.5
23.7
31.9
25.1
27.4
23.3
24.9
30.5
29.3
35.1
27.2
49.4
37.7
56.6
49.4
50.4
42.4
41.7
47.2
38.2
56.4
58.0
60.9
50.3
7.8
8.5
7.5
5.1
9.3
11.1
13.7
11.1
8.7
4.4
4.0
4.6
4.6
26.7
24.5
29.2
23.7
28.4
29.0
31.5
31.1
24.3
24.4
24.7
28.2
20.2
62.6
59.4
63.2
63.5
62.5
55.3
52.4
58.3
54.9
69.9
67.8
73.0
68.8
54.0
50.9
61.3
55.8
52.1
50.9
44.6
48.9
59.0
57.2
53.4
56.9
61.3
74.9
73.6
76.4
78.8
72.4
69.7
60.7
71.7
76.3
80.0
79.3
80.5
80.3
43.6
41.5
43.4
45.2
43.1
39.9
35.1
36.7
48.0
47.2
38.5
51.7
51.4
28.2
20.8
31.1
25.0
31.1
26.9
23.2
26.1
31.2
29.6
27.0
31.0
30.6
62.0
50.9
68.9
59.6
64.3
56.8
58.3
53.9
58.4
67.2
69.5
68.4
63.6
44.1
28.3
46.2
39.4
49.8
42.2
43.5
39.4
43.9
46.1
43.7
47.7
46.8
田代平
40.3
27.4
34.9
41.7
43.2
38.8
36.9
31.7
48.0
41.8
35.1
48.9
41.6
(前表から)
湯めぐり
全体
割付セル 札幌
函館
東北
首都圏
性年代別 男性・計
男性20〜34歳
男性35〜49歳
男性50歳以上
女性・計
女性20〜34歳
女性35〜49歳
女性50歳以上
66.3
58.5
70.8
69.2
65.3
61.2
57.1
60.0
66.5
71.4
70.7
75.9
67.6
街てく
31.9
28.3
34.0
31.1
32.6
27.8
24.4
24.4
34.7
35.9
27.0
34.5
46.2
<出典>じゃらんリサーチセンター
2013年7月実施 カスタマーニーズ調査
札幌・函館・東北・首都圏在住の20代以上の男女1,042名
マクロミル登録者によるWEBでのアンケート調査「企画・イベントの興味度」
8
浅虫ス
雪中行軍
ノーハイ
ツアー
ク
28.9
23.6
21.7
26.6
32.8
30.5
24.4
30.6
36.4
27.3
21.3
29.9
30.6
22.0
10.4
17.9
21.5
25.5
24.2
31.0
21.1
20.8
19.8
22.4
19.5
17.3
樹氷ツ
アー
34.4
18.9
25.5
34.9
39.0
36.1
41.1
35.6
31.8
32.6
33.3
37.4
27.2
バックカン
お店めぐ
トリース 雪の回廊
り
キー
24.0
12.3
19.8
24.0
27.2
28.2
32.1
24.4
28.3
19.8
27.0
16.7
15.6
47.9
37.7
48.1
46.5
50.8
47.0
51.2
46.7
43.4
48.8
45.4
56.3
44.5
49.8
40.6
48.1
53.8
49.6
42.8
41.1
38.3
49.1
56.8
47.1
61.5
61.8
(後表へ)
(参考:旅行の動機・・・テーマ、ストーリーとなるもの)
※旅行目的はどの世代でも温泉、自然、食が上位3つを占めている。
<出典>公益財団法人日本交通公社 旅行者動向2013
国内旅行マーケットの実態と旅行者の志向
【ポイント〜現状と課題〜】
*ねぶた、りんごなどまさに青森市のイメージに直結するものに興味・関心が高いが、この「強烈な」
フックとなる2つの資源をいかに活用するかがポイントである。
*湯めぐり、八甲田は青森を代表する「天然の」恵まれた観光資源である。リピーターに対して、2度
目以降も来たいと思わせる仕掛けを再度検討することは必要である。
2)クルーズ客船寄港需要の拡大と受入体制の充実
市の中心市街地と隣接した青森港において、その立地条件やクルーズ客船専用バースの整備などによ
り、近年青森港への国内外のクルーズ客船の寄港数が増えている。引き続きクルーズ客船の誘致を進め
ながら乗船客や乗組員の受け入れ態勢の更なる充実を図っていく必要がある。
3)青森市における課題
ここまで数値から読み取れる青森市の現状・課題について触れたが、アクションプランを策定するに
あたり、再度「青森市の更なる集客における課題」を下記の通り整理することとする。
◆課題1:ねぶた・りんごなどビッグコンテンツを活かした仕掛けづくりが必要である
他県から青森県で体験したいものとしてもっとも要望が高いねぶた、りんごの2大コンテンツが挙げ
られるが、それぞれの旬の時期以外にその中心にある青森市に来る理由(=年中ねぶた、りんごを体感
できる仕組み)が求められる。
⇒旬の時期以外にも、特定の施設や青森のヒトを介することで、「青森市では年中ねぶた・りんごが楽
9
しめる」仕掛けを構築し、発信することが必要である。
◆課題2:青森市にある資源を再度見直し、ターゲットに応じた情報発信が必要である
青森市の資源で特に関心が高いのは、自然=八甲田、温泉=酸ヶ湯・浅虫、食=寿司などの海産物で
ある。他地域でも常に興味の上位に挙がる自然、食、温泉について、特に高い知名度・関心度を持つ上
記の素材を活かした集客にはまだまだ可能性が残されている。
⇒資源そのものをターゲットに合わせて、どのような発信をしていくか、新たな仕掛けができないかを
議論し、最大限この資源を活かす手法を確立することが必要である。またシーズンごとにどのような目
玉を作り上げるのかを検討する必要がある。
◆課題3:青森市の魅力・差別化を意識した上での広域連携が必要である
青森市の他地域に負けない、お客様にも分かりやすい差別化された「魅力」を明確にした上での周辺
他地域と広域で周遊する仕組みや情報発信を戦略的に実践することが求められる。
⇒今後、更なる広域連携を進めるにあたっては、他地域との「差別化」「青森市の魅力」を明確にした
上で、連携することで集客が見込める地域を見極めて、連携協定の締結、戦略の策定、誘客プロモーシ
ョンを効果的・効率的に実施することが必要である。
◆課題4:青森市民自らが楽しんで参加できるおもてなし・雰囲気づくりが必要である
青森市民が自ら楽しめる、他地域からの来訪者に対して「自分たちが楽しんでいる様子を紹介したく
なる」楽しい雰囲気やおもてなしの確立が求められる。
⇒観光関係者のみならず、「参加しやすい、取り組みやすい」テーマや取組に絞り、まずは青森市民が
楽しんでいる雰囲気を醸成することで、来訪者もその様子を感じ、楽しめるような青森市を目指すこと
が必要である。またそのためには観光案内板の充実などソフト面のみならずハード面での整備も検討し
ていかなければならない。
◆課題5:観光実態や取組の効果検証を行い、観光戦略に活かすための定量的な調査が必要である
観光施策の方向性の決定や魅力的な商品造成に際し、来訪者実態やニーズ等を把握するマーケット調
査を行い、継続的に分析が可能な定量数値の充実が求められる。
⇒定期的、継続的に同質の調査を実施することにより、来訪者動向、ニーズを正確に把握、分析し、そ
れらの根拠に基づいた対策、取組を立案、実行していくことが必要である。
2.現状と課題を踏まえたアクションプラン
旅行者実態からみるターゲット・商品(提供サービス)戦略から、アクションプランを整理する。
アクションプランの策定にあたっては、全体テーマである「ねぶたがつなぐ まち・ひと・こころ(仮)」
について、市内の関係者から意見集約を行いながら此処でしか体験できない・わざわざ青森に来る価値
のあるサービスを検討した。
1)提案素材(全体像)
関係機関と協力しながら、計画期間において構築すべきサービス(=アクションプラン)を次の
とおり整理した。また、当該アクションプランについては、事業を推進していく過程において常に
検証を加えながら、必要に応じて随時修正、見直しをし、また追加していくものとする。
10
ねぶたの街あおもりを感じられる(=此処でしか体験できない・わざわざ青森に来る価値もある)サービス
春
4月
5月
夏
6月
7月
8月
Aomori春フェス
ティバル
主な催事
01おもてなしスローガン・あおもりイメージロゴ制作
02駅到着ホームメロディーの『ねぶた囃子』
03 新青森駅での ねぶた お出迎え
おもてなし
雰囲気づくり
05ねぶた列車(車内放送での囃子・音頭)の運行
06街なか案内板等のねぶたデザイン
07街なか空き店舗(シャッター)へのねぶた絵装飾
08ねぶた動画・音頭などの動画公開
09青森りんご品種毎ジュースの自販機販売
秋
青森ねぶた祭
01
02
03
04ねぶた祭歓迎街なか装飾
05
06
07
08
09
9月
10月
冬
11月
12月
あおもり秋まつ里
2月
あおもり光のファンタジー
01
02
03
1月
01
02
03
05
06
07
08
09
10ねぶた林檎
11
参加型ねぶたツアー
13
青森ねぶたバックヤードツアー
14
15
ねぶたオプショナル(6h)ツアー
ねぶた祭ナイトクルーズ
05
06
07
08
09
12地域ねぶた体験ツアー
本物の!
ねぶたに触れる
14ワ・ラッセねぶた体験メニューの充実
15専門家ガイドプラン(ねぶた師体験)
14
16
17
八甲田
浅虫
ねぶた以外の
過ごし方
(既存の魅力
再発信)
18専門家ガイドプラン(八甲田ガイド)
19旅と健康トレッキング(八甲田)
21旅と健康トレッキング(浅虫)
22専門家ガイドプラン(あおもりの食)
18
19
20浅虫クルーズと蛍観賞
21
22
街なか
18
19
23
14
15
18
21
22
22
青森港ナイトクルーズ
24旅と健康トレッキング(街なか)
25専門家ガイドプラン(りんご)
26旬の魚と地酒クーポン
27あおもりの食体験メニューの開発
28専門家ガイドプラン(歴史・文化)
29野木和公園八十八箇所巡り
24
25
26
27
28
29
24
25
26
27
28
29
25
26
27
28
29
30八甲田トレッキングパス
31八甲田巡回バス
32あおもりフリーパス
33巡回バス周遊券
34観光ガイドタクシーぷらす
30
31
32
33
34
30
31
32
33
34
31
32
33
34
MICE
35おもてなし事業(アトラクション等)の充実
36インセンティブ旅行パッケージの充実
37MICEパンフレット(外国語版)制作
38MICE受入態勢の充実(研修・スキルアップ)
39県内大学、各種協会等との連携強化
35
36
37
38
39
35
36
37
38
39
35
36
37
38
39
推進体制
40定量評価・効果検証(実態調査)
41定量評価・効果検証(ニーズ調査)
42定量評価・効果検証(ヒアリング)
43推進体制充実
40
41
42
43
40
41
42
43
40
41
42
43
浪岡
食
歴史
文化
楽しむためのアクセス
3月
八甲田
ワォーク
2)当面取り組むべき事業
アクションプラン(全体像)から当面取り組む事業を抽出し、実現に向けたアクション、開始時期、
実施箇所、実施窓口、差別化ポイント等をアクションプラン事業シート(別添)として整理した。
おもてなしスローガン・あおもりイメージロゴ製作
年中いつでも!ここでしか体感できないねぶたのワクワク・ドキドキを感じられる青森を体
現する「市民になじむスローガン・ロゴ・キャラクター」を設定する。
駅到着ホームメロディの『ねぶた囃子』
青森市の玄関口である鉄道駅で出発・到着時にホームで流れるメロディに ねぶた囃子 を
おもてなし・雰囲気づくり
活用する。
ねぶたのお出迎え
四季の主要催事開催に合わせ、ミスねぶた、囃子、ハネト、ミニ山車を活用した賑いを創出
したお出迎えを実施する。
ねぶた列車の運行
四季それぞれに(多客期または閑散期)に期間限定列車としてねぶたをイメージしたラッピ
ング列車、列車内でのねぶたをイメージさせるイベントを実施しながら運行する。
ねぶた動画・音頭などの動画公開
青森ねぶた祭の勇壮華麗な運行の様子とともに、運行、囃子演奏、ハネトに関する ねぶた
ご当地情報
を盛り込みSNS等活用した青森を発信する。
青森りんごの品種別ジュースの自動販売機による販売
りんご王国青森を象徴するりんごジュースだけを販売する自動販売機を設置。青森=りんご
のイメージをより強固なものとする。
ねぶたに触れる
ワ・ラッセねぶた体験メニュー
囃子演奏&ハネト体験に加え、曳き手体験など多様メニューを開発。ワ・ラッセが生でねぶ
たを体感できる施設であることが明確に伝わるようにする。
ねぶた師体験(ガイドツアー・弟子入りプラン)
本物のねぶた師による青森の文化・歴史・食などの魅力をガイド。加えてねぶたの歴史や制
ここにしかないもの
作体験をしてもらうことにより、より本物の青森ねぶたに触れ合ってもらう。
青森りんごガイドツアー
青森りんごガイドツアーとして、りんごの選果現場など個人ではなかなか見学できない箇所
を案内する。
青森港ナイトクルーズ
あおもりの涼 を味わえる夏期限定のナイトクルーズを実施。青森の夜景を海から鑑賞す
アクセス
ることができるようにする。
Aomoriフリーパス
新幹線延伸を意識した津軽地域との回遊策。広域での交通手段がお得に楽しめるパス。この
パス限定でコミュニティバスに乗車することができ、地元との交流が楽しめるようにする。
12
3)項目ごとターゲット分布図
当面取り組む事業毎のターゲット分布を整理する。
プ
ラ ン
ワ・ラッセね
ねぶた師体
青森リンゴ
青森港ナイ
青森フリー
ぶた体験
験
ガイド
トクルーズ
パス
20〜30 代
●
−
−
●
●
40〜50 代前半
−
−
−
−
●
50 代後半〜
−
−
−
−
●
20〜30 代
●
−
●
●
●
40〜50 代前半
●
−
●
−
●
50 代後半〜
●
−
●
−
●
20〜30 代
−
−
−
−
●
40〜50 代前半
−
−
−
●
●
50 代後半〜
−
−
−
−
●
20〜30 代
−
−
−
−
●
40〜50 代前半
−
−
−
−
●
50 代後半〜
−
−
−
●
●
20〜30 代
●
●
●
−
●
40〜50 代前半
●
●
●
−
●
50 代後半〜
●
●
●
−
●
20〜30 代
●
−
−
●
●
40〜50 代前半
●
−
−
●
●
50 代後半〜
−
−
−
−
●
20〜30 代
●
−
−
●
●
ー
40〜50 代前半
−
−
−
−
●
プ
50 代後半〜
−
−
−
−
●
20〜30 代
●
●
●
−
●
40〜50 代前半
●
−
−
−
●
50 代後半〜
−
−
−
−
●
想定ターゲット
夫婦・恋人
小学生含
む家族
中高生含
む家族
大学生以
上家族
三世代旅
行
母と娘旅
行
友人・グル
一人旅
※地域での「おもてなし・雰囲気づくり」に関わる項目は青森への来訪者全員に当てはまるため、上
段の表からは除外した。
13
4)プロモーション
当面取り組む事業について、プロモーション手法を整理する。
プラン
ねぶた
ねぶた
ねぶた
ねぶた
りんご
ワラッ
ねぶた
りんご
ナイト
フリー
囃子
のお出
電車
動画
ジュー
セ体験
師ガイ
ガイド
クルー
パス
媒体名
迎え
ス
ド
パンフレット
●
テレビラジオ等
●
会員向け DM
SNS
●○
●○
●
●
●○
●○
●
●
●
●○
●○
●○
自治体 HP
旅行情報誌
●
●
イベント
旅行会社 HP
ズ
●○
●○
●○
●○
●○
フリーペーパー
観光案内所
●○
○
○
○
○
○
○
●○
●○
○
○
●:旅行前情報発信・入手 ○:旅行中情報発信・入手
5)長期的な課題に関する取組
今後 ねぶたのワクワク・ドキドキを感じられる青森市 を構築していく上では、次のハード面にお
ける取組も検討していく必要がある。
①市中での案内版設置(ねぶたデザイン)
ねぶたの時期だけでなく、通年でねぶたの街、青森らしさをアピールしていくために、ねぶたがデザ
インされた標識・案内版等を準備、青森市内を楽しく歩けるよう装飾し、見た目にも楽しい、商店街を
歩きたくなるハード面での整備も必要となる。青森市の玄関口となる青森駅前からはじまり、徐々に展
開エリアを拡大していき、青森市全体でソフト面、ハード面とも「ねぶた」を感じるまちへと時間をか
けて、確実に作り上げていくことが望まれる。また、あわせて近年の訪日需要の高まりを踏まえ、多言
語による標記の充実を図っていくことが望まれる。
②まちなか空店舗への展示とシャッターへの下絵装飾
青森駅前や新町通り商店街の空き店舗の再活用策、歩いて楽しいにぎやかな商店街を目指して、空き
店舗のシャッターを中心に歴代のねぶたの下絵を再現する。また、現在、一部のエリアで行われている
空き店舗内でミニねぶたや下絵などねぶたのこれまでの歴史、市民とのかかわりを感じさせるものを展
示し、いつでもねぶたが目につく空間を演出する。これらの取組により、観光客のみではなく、商店街
に市民が歩く仕掛けを充実していくことが望まれる。なお、中心商店街に隣接するラッセランドに設置
されるねぶた小屋の老朽化が顕著となっており、これらの課題についても検討していく必要がある。
14
3.アクションプラン実現に向けた体制づくり
アクションプランを具現化するにあたっては、受入体制を強固なものにしていく必要がある。
今後集客の基盤づくり、集客のためのセールスを行うにあたっては、次の点を明確にしながら「推進
体制の確立」を目指していくものとする。
1)受入窓口の明確化、強固な組織づくり
実際の来訪者、各旅行会社、企業等様々な個所からの問い合わせに対し、強い信頼感、高い利便性を
内外に感じてもらうため、受け入れ窓口については統一することが望ましい。その役割を担う個所とし
て、新たな組織を立ち上げる方法もあるが、内外への認知度、信頼度、実行のスピードの観点から、既
存の組織を強固な体制に成長させていくことが求められる。
集約の仕組みが整いつつある他地域においては、コンベンション施設やホテル案内、アクセス、コン
ベンション後の案内のすべてを観光協会等が一括で(=ワンストップ)担っている場合がほとんどであ
り、青森市においてもこのような体制をより充実させていくことが、内外に対してはなじみやすい仕組
み・体制として受け入れやすいと想定される。また、このような体制を整えるにあたっては、業務分担
の整理、効果的な人員配置、専門性の高い人財育成が必要である。
2)地域内ネットワークの形成(市民参加の場づくり)
地域内ネットワークの形成は、アクションプラン実現・市民のおもてなし・雰囲気づくりにおいて必
要不可欠である。そのために、上述のような受入窓口となる組織を中心として、関係者が集い、協議で
きる環境を整備し、事業内容と役割を整理する必要がある。
参加したい市民が参加したい回にのみ参加するというゆるやかなネットワークを形成し、「自分たち
が楽しいまち・青森」を作るためにどのようなことが必要かを話し合う環境の整備を検討する。
3)青森市外との関係づくり(送客力のある団体等との関係強化)
地域における体制基盤の構築、市内でのおもてなし・雰囲気づくりのためのネットワーク形成を進め
ることで青森市側の「受け入れ体制」を整備すると同時に、市外から「送客」力のある団体(旅行会社・
マスコミなど)との関係構築も必要不可欠となる。
この市外の関係者に対して青森市内の取組内容を伝え、エンドユーザーに対して発信できる関係を構
築することで、青森市側が特に発信したい情報を効果的に発信し、誘客に結び付けることが実現するこ
ととなる。
4.定量調査による実態把握と効果検証
青森市では、これまでに観光庁の統計基準に基づいて観光客入込数の調査を実施してきたが、宿泊者
数、旅行形態、来訪目的、移動手段など「観光客像」を明確にするための更なるデータの蓄積が必要と
なる。
青森市の「強み」となる素材を開発し、その素材が最大限効果を発揮できるマーケット、ターゲット
を見極めるための基礎データとなる調査が必要とされる。また、それらのデータは効果検証に活用する
と同時に、今後の青森市の観光戦略を策定する際の定量的な根拠として活用しなければならない。今後
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青森市において、これらの効果検証、戦略策定、実態把握等を目的に必要な調査と活動を下記のとおり
整理する。
1)実態調査
現に青森市を来訪する方の実像(年代、旅行形態、旅行同行者、旅行ルート、交通手段など)を明ら
かにするための調査である。多くの自治体では、観光関係者の経験や感覚による意見が多かったが、そ
れらを裏付けするための定量的なデータが必要である。
本調査は主に2種類の手法があり、状況に応じて調査手法を決定する必要がある。
1つは、宿泊施設・観光施設へアンケートを設置(留め置き)し自由に回答いただく方法、または当
該施設の担当者がお客様へ直接伺う方法である。これらは関係施設の協力を得ながら中長期的な期間、
継続的に定量的なデータを得ることが可能である。
2つは、多くの来訪者がある観光地に調査員を配しての対面式聞き取り調査である。これは時間・人
的資源を要するが、対面式であるがため、誠意ある確実なデータを得られる可能性が高くなる。
調査内容・項目としては、下記事項が掲げられる。次の項目・内容を定期的・継続的に調査すること
で、今後のプロモーション、連携すべき周辺市町村、注力すべき資源・分野などを明確にし、集客につ
なげることが期待される。
<主な調査項目:例>
・来訪者属性(年代・性別・居住地・同行者)
・旅行目的
・併せて旅行する地域
・来訪した場所
・滞在時間、滞在時間帯
・来訪のきっかけ(情報入手先)
・旅行の手配方法
・利用交通機関
・来訪しての満足度・紹介意向度
・その他自由回答
2)(潜在)ニーズ調査
現に青森市を来訪していない方、世間一般における青森市の認知度、関心度など広くイメージを明ら
かにすることで、青森市をまだ訪れていない、今後訪れる意向があるという「未来の青森市の来訪者・
ファンになる可能性」のある方々に対して、そのニーズを図るものである。
本調査においては、より有益な回答を得るため、次に掲げるステップを踏んで設計をする必要がある。
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<調査回答対象者絞り込み:例>
・青森市を今後訪れてみたいと考えている人
・青森市を知っている人
・青森市に興味がある人
<本調査:例>
・青森市のイメージ
・青森市の資源についての経験度・認知度・関心(意向)度
・青森市と併せて訪れたい地域
・青森市を訪れる場合の旅行手配方法
・青森市を訪れる場合の交通手段
・青森市の情報発信(パンフレット・HP等)へのイメージ
・その他自由回答
3)旅行会社(インターネットの宿泊サイト運営事業者・AGT)・マスコミ訪問でのヒアリング
上記の定量的かつエンドユーザーの意見についてのデータに加えて、これらの方々に情報発信する、
具体的な商品を作る旅行会社、マスコミ等への定期的なセールス、情報交換も必要不可欠である。これ
らの関係機関では、常にエンドユーザーの目に触れる雑誌、インターネット、旅行パンフレットなどの
媒体により、エンドユーザーのニーズを捉え、常に自身の商品と市場・ニーズのマッチングを行ってい
る。これらの情報を上手に取り込み、常に送り手側からの意見を吸収することで「青森市に求められて
いるもの」を明確にした上での受入体制づくり、エンドユーザー、情報発信者(広義でのインフルエン
サー)に対して有効な情報発信が実現でき、青森市への来訪者拡大を見込むことができる。
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Ⅲ.MICE誘致
1.MICE領域における市場選択
この章ではMICE(Meeting、Incentive、Convention、Event)のうち、青森市が強みや機会
を活かして効果的な取り組みが期待される2つの市場について、マーケティング戦略おける4つの
戦略(4P:製品 Product、価格 Price、チャネル Place、プロモーション Promotion)を軸に戦略
を構築する。
本分野においても青森市の強みである「ねぶた」を活用し、製品戦略に反映させていく。
<MICE 領域から見た青森市 SWOT 分析>
強み
弱み
・観光資源(ねぶた等)
・交通アクセス(大都市圏との比較)
・地元大学の中型学会が青森市で開催
・限られたコンベンション施設
・コンベンション施設(公的施設やホテル)
(大都市にみられる大型専門施設はない)
を活かして 5,000 人規模の学会・大会に
・観光とコンベンションが混在
対応可能
(専門特化されていない)
・韓国とのアクセス(ソウル便)
機会
脅威
・新幹線による仙台・首都圏からのアクセ
・地域間競争の激化(観光・コンベンション)
ス利便性向上
・国際関係の緊張(アジア等)
・台湾との連携強化
・函館との連携強化
・2018 年冬季オリンピック韓国平昌で開催
・国の政策強化
2.継続的な取り組みが可能な顕在化市場
Convention
これまでの取り組みを継続・強化し、着実な需要拡大が見込める Convention 市場を取り組むべき
1分野として、次の内容・手順での実施を目指し、段階的に着実な取り組みを進めていく。
1)Convention 分野におけるマーケティングミックス
①製品戦略
ⅰ.アトラクション(ねぶた)・グルメ・物産・観光等、メニューの充実
大会運営上の問題解決の他に、開催地ならではの、首都圏や他地方都市にはない魅力的な楽しみを演
出できるメニューの開発・提案が必要である。
昼食弁当はもとより、アトラクション(郷土芸能等)、特色のある懇親会メニュー(屋台・地酒コー
ナー等)、記念品やお土産品の他、夕食や観光など青森ならではの楽しみを演出するメニューを開発す
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るためには、地元関係諸機関(お弁当会社・ホテル・旅館・芸能団体・各種お土産品製造販売企業・飲
食店・旅行代理店等)との連携は必須となる。
関係諸機関との具体的な連携(サービス開発・向上を目的とした組織・委員会等の設立や賛助会員制
度による具体的なサービス企業の紹介を行う等)を行う必要がある。
例①:「ねぶた」を活かした「おもてなしメニュー」の充実
・「ねぶた囃子」演奏の他に、ハネト体験などホテルバンケットで出張実施が可能なアトラクションメ
ニューの開発
・学会等のオープニングや休憩中に会場スクリーンに流す、臨場感あふれたねぶたビデオを上映する。
・駅や青森空港でお出迎えのためのねぶた演出(ミスねぶた、囃子、ハネト、ミニ山車の活用)
例②:「青森りんご」ジュースによる学会・大会でのドリンクサービス
・学会会場や展示ブース等でのリンゴジュースサービス(自動販売機活用等)をパッケージ化
ⅱ.ワンストップサービス(空室状況など施設確保等)の実施
主催者からの大会開催に関わる様々な課題に対して即応する。
一般的には、会場に関する問い合わせを主催者から受けた時、大会規模にふさわしい会場施設を紹介
するのみである。大規模大会の場合、会場が複数必要で、計画する全ての施設に空きがなければ利用で
きない為、空室照会及び手配は煩雑である。各施設への問い合わせに関しては主催者が行っている。施
設の使い勝手等を勘案した会場使用計画のコンサルティング機能を充実させるとともに、施設の空き状
況や仮押さえを、主催者に代わりスピーディーに対応することで主催者の手間を削減できる。煩わしい
手配確認作業から、主催者が大会開催を断念するような機会損失を防止する。
ⅲ.施設利用の利便性向上(早期施設予約・ホールでの飲食許可・物販許可など)
大会規模によっては、数年前から会場計画の策定が必要なケースもあり、これに対応できない場合、
大型案件開催に支障をきたすこととなる。案件により 3〜5 年前でも仮押さえ等の予約が行えるよう施
設への働きかけなど例外対応支援が必要である。その他、「劇場形式のホールでは飲食不可の為、昼食
会場が確保できない」、
「例年午前 8:00 頃から大会がスタートする為、遅くとも 07:00 から施設に入り
たいが、会場を開けてもらえない」「物産展を開催し、地元産品の販売を行いたが、営利目的販売の許
可がおりない」などの不都合が起こりうる。これらの問題に対して、主催者ニーズに柔軟に対応した関
係機関に対する働きかけが必要となる。
②価格戦略
ⅰ.助成金制度の充実(助成金算定方法の見直しやシャトルバス補助金の新設)
宿泊者実績のみではなく(現実的に宿泊実績の集約が難しくなっている)、その他あらゆる角度から
経済波及効果を想定した助成金算定手法を検討し、主催者がより利用しやすい制度を検討する。また、
通常の助成金と合わせて、大型案件の場合にシャトルバス運行が必要な場合のバス利用に対する助成金
など、運営上の課題を解決するために必要な経費への助成金等も検討する必要がある。
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③チャネル戦略
ⅰ.地元大学との連携強化(ニーズ・問題点等の把握)
頻繁に学会・国際会議等を開催する大学関係者等、キーマンの把握と定期的な訪問セールスを実施す
る。青森市で開催が想定できる案件の運営上の問題点や要望を定期的に伺い、課題解決に向けた提案等
を継続的に実施する。
ⅱ.開催情報の収集と選択したターゲットに対するセールス展開
学会・国際会議に関わらず、想定規模や大会特性などから青森市に誘致可能性のある大会ターゲット
を選定し、地元組織団体や首都圏の組織団体本部、会議運営会社(PCO)や大手旅行会社等へのセール
ス活動を実施する。
各会場施設(公的施設、ホテル等)とは情報交換を頻繁に行い、顕在化されたターゲットには積極的
な働きかけ(助成金や各種支援メニューの案内)を行い、開催をより確実なものとする。
ⅲ.全国的知名度の高い地元有力者への働きかけ
地元大学の他、全国的に見ても著名な地元有力者をリストアップし、働きかけを行う。
④プロモーション戦略
ⅰ.主催者に向けた誘致促進
既に作成しているガイドブックの他、ホームページの充実やプロモーションビデオの作成を行う。ま
た、誘致の為の視察費(宿泊代や交通費)の助成制度なども検討する。
ⅱ.大会参加者に向けた情報発信強化
大会当日における地元消費拡大の為の需要掘り起こしを行う。宿泊施設の他、飲食店・土産店・観光
施設等のお得なクーポン設定など、情報発信による地元企業のサービス利用促進を図る。また、これら
の実施にあたっては、商工会議所、物産協会等各種組織間の連携を強化する。
ⅲ.地元関係者への啓蒙活動
大会・学会誘致が大きな経済波及効果を及ぼし、地域活性化に資することを理解していただく為の啓
蒙活動を各種会議・会合において積極的に行う。地域が一丸となって誘致とサービスが行えるよう意識
の醸成を行う。
2)組織体制イメージ
Convention 誘致を推進するにあたり、求められる組織体制、役割を整理する。
ⅰ.誘致担当
・地元大学との連携
・その他組織団体営業展開
・誘致の為のコンサルティング・ワンストップサービス(会場計画・関係施設交渉・助成金案内等)
・ホームページ等販促ツールの作成・整備
ⅱ.支援担当
・助成金制度担当(制度改善、申請手続き受付、審査等)
・開催決定後の主催者との各種相談窓口(各関係施設との交渉等)
・定期的な大会実行委員会への出席・アドバイス
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・観光パンフレット・歓迎看板、物産展、アトラクション、ボランティア斡旋等の斡旋調整
・賛助会員(サービス提供企業)との連携・紹介、商工会議所、物産協会との連携
ⅲ.共通業務:統括+誘致担当+支援担当
・地元関係者への啓蒙活動(セミナー開催等)
3)期待効果
顕在化している需要であり、取り組み易く、着実な需要の増加が期待できる。但し、他地域との競争
も激しく、差別化が図りにくい為、爆発的な需要の伸びは期待できない。
3.新たな市場開拓に向けた中長期的取り組み市場
Incentive
第2の分野として、「観光」を他地域と比較して相対的な青森の「強み」と捉え、「遊び」「地域の魅
力」をより重視する Incentive 市場を注力分野とする。この分野の推進においては青森市滞在を前提と
し、ハブ機能を活かした青森県全県との連携・協力による魅力的なインセンティブプログラムの開発推
進を目指すものとする。
この市場においても青森の「強み」である「ねぶた」を他地域にはない差別化が可能なインセンティ
ブプログラムとして製品研究・開発を目指すものとする。
またこの分野では上述の Convention の取り組みに付加して、以下のような戦略展開を実現・実行で
きるよう検討を進めていくこととする。
1)Incentive 分野におけるマーケティングミックス
①製品戦略
ⅰ.「ねぶた」等を活用したインセンティブプログラムのメニュー開発
青森ならではの体験素材(チームビルディング等)
・テーマパーティー(雪の利用など)
・地産地消の
食事メニュー・記念品など斬新で特色のあるメニューを開発する。旅行会社が企業等の組織団体に販売
しやすいパッケージプログラムを開発する。
メニュー開発には、関係諸機関(観光施設・ホテル・旅館・飲食店・観光施設・交通機関・旅行代理
店等)の協力が不可欠であり、連携して開発に取り組む。
例①:「ねぶた」を活かしたチームビルディングプログラム(案)
・跳人コンテスト/グループ単位で跳人の衣装に身をまとい、跳人踊りを学ぶ。懇親会等を発表の場と
して、各グループにより披露させ順位をつける。特賞としてねぶた本番で踊れる機会を用意する。
・山車の制作体験(下絵コンテストなど)
例②:テーマパーティー
・青森港における貸切船ディナークルーズ
・あおもり灯りと紙のページェントを活用した雪上パーティー
・高級リンゴ活用によるフルコースバンケットメニュー
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②価格戦略
ⅰ.リーズナブルな施設利用料金
メインターゲットは民間企業である。民間利用でも低価格な公的施設の利用を可能にするための条件
整備が求められる。
ⅱ.助成金制度の設定
誘致に向けて、参加者 1 人あたりにつき定額の助成金を設定したり、旅行代理店や主催者が現地事前
視察を行う場合に、助成金を設定するなど、コスト上の誘致支援策を検討する。
③チャネル戦略
ⅰ.首都圏及び海外の大手旅行代理店へのセールス力強化
企業コンベンションの営業は、大手旅行会社が中心に民間企業のキーマンに対して営業展開している。
旅行会社の顧客となる企業・組織団体に薦め易いインセンティブパッケージプログラムを武器に定期的
なセールス展開を国内外で実施する。
ⅱ.関係強化が見込まれる台湾・韓国との情報交換
関係強化が見込まれる台湾・韓国からの具体的な企業コンベンション誘致を行う。
ⅲ.青森空港発着航空各社との連携強化
航空各社とのタイアップによる施策の検討。斬新なディスティネーションとしての青森をアピールし、
航空会社の販売施策として検討いただけないか働きかける。
④プロモーション戦略
ⅰ.主催者向けホームページの充実
各種インセンティブプログラムを洗練されたイメージで紹介する。
ⅱ.旅行会社向け販促ツールの整備
パンフレット・ホームページ・プロモーションビデオ制作等
ⅲ.旅行会社向け現地招へい事業
国内外より旅行会社企画担当者・営業担当者を招へいし、開発したインセンティブプログラムを体験
していただき、青森の魅力を実感していたく。
ⅳ.斬新なイメージ戦略
他地域と違う魅力的なイメージを生み出す広告展開。一貫性をもったイメージに基づくブランド構築
をすすめる。
2)組織体制イメージ
上記の Convention 誘致・実施体制に加えて、個人・団体旅行の受け入れ体制と合わせて実施する。
3)期待効果
大都市では比較的積極的な取り組みを実施しているが、その他の都市で取り組んでいる事例は少ない。
コンベンション市場には、顕在化されたターゲットが豊富に存在するが、インセンティブ市場は、コン
ベンション市場と比較してターゲット情報の収集が難しい。大型のコンベンション施設をもった地方都
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市などはコンベンション市場に特化した取り組みを実施している。顧客開拓ができなければ、期待した
効果がでないリスクも混在する。
一方で、Incentive に特化した場合には、取り組み地域が少なく、競合相手が少ない市場ポジション
取りができ、成功すれば突出した市場におけるリーダーとなりうる可能性がある。国内外における企業
を相手にするため、裾野も広く、成功すれば大きな需要増が期待できる。
4.スポーツ系MICEの誘致推進
特別な機会として、2018 年冬季オリンピック・パラリンピックが韓国平昌で開催される。オリンピ
ック・パラリンピック前段での選手事前調整合宿地として、ソウル便を有しアクセスが便利な青森市へ
の各参加国からの誘致を推進する。また 2020 年東京オリンピック・パラリンピックについても合宿地
誘致を検討するものとし、これらの取り組みを契機としながらスポーツ系MICEの誘致を推進してい
く。
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Ⅳ.最後に(まとめ)
1)地域の歴史・生活文化・自然の魅力に気づき、「ねぶた」を核とした観光地域づくりの推進
青森市は「ねぶた」をフックとしながら自然、食、文化の魅力を繋ぎ合わせて、国内外から選ばれる
地域となるために、
・県内外の地域における先進地事例を参考にし、青森市の特性に合わせた観光地づくりへの取組
・観光地域づくりの主体となるプラットフォームの設立
・行政、観光関係団体のみならず、青森市民や関連団体の観光地域づくりへの参画
・「ねぶた」に関連する人、歴史、文化、背景を反映させた青森ならではの特性特色を活かしたコン
テンツの開発・育成・発信
・ねぶたの家ワ・ラッセや三内丸山遺跡等の文化観光の拠点づくり
を推進していくが求められる。
これは、来る北海道新幹線開業を契機に、北東北や北海道への国内旅行客を青森市に誘客するために
もしっかりとした体制を作っていくことが求められる。更に、道南地域との連携により、それぞれの観
光素材を活かした旅行商品造成や誘客キャンペーンの同時開催なども有効である。まずは、前述のアク
ションプランやプロモーションを着実に実行していき、ここでしかできない価値あるものにしていくた
めの検証・修正を繰り返しながらすすめていく必要がある。
2)想定ターゲットにあわせた情報の発信
前述のアクションプランごとに想定ターゲットを設定したが、ターゲットの特性を意識した誘客が大
事となってくる。国内においては、首都圏・東北・北海道(道南)・航空路線就航地等をメインターゲ
ットとし、観光や食、教育旅行やMICE関連で求められている情報を発信していく。外国においては、
東アジア地域を対象として嗜好に合わせた商品づくりと有効なセールスプロモーションが必要である。
3)観光客の満足度をアップさせる体制整備
ねぶたによるお出迎えや発着メロディーの実行は、観光客にとっても青森に来たことを実感してもら
えるものとして有効であるが、「ねぶた」を意識したデザインで観光客を出迎える案内板や空き店舗の
シャッターや空間を活用しながら歴史や文化を発信する仕掛けなど、長期的な課題として街なかでの案
内板等の充実も大切である。また、観光客の利便性・満足度をアップさせるうえで、先進事例の五能線
や八戸線でも導入され、多くの観光客集客につながっている観光列車や「Aomoriフリーパス」の
設定は誘客につながるものとして進めていく。そして、観光産業の成長つまり宿泊施設や観光施設のサ
ービス・受入体制の向上(外国人対応も含め)は、再び青森市を訪れてもらうためにも欠かすことので
きない部分であり、移動手段としてのタクシーや観光タクシーの充実も必要なところである。
最後に、通年観光ができるようこの3年間に様々な来訪者からのアンケートを集約し、その評価をも
とに新たな取組を模索して次へのステップとつなげていくこととする。青森市民−行政−観光関連団体
及び周辺団体が一体となって進めていくことが大事となる。
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Ⅴ.アクションプランシート
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おもてなし・雰囲気づくり
タイトル
01 おもてなしスローガン・あおもりイメージロゴ製作
年中いつでも!ここでしか体感できないねぶたのワクワク・ドキドキを感
じられる青森を体現する「市民になじむスローガン・ロゴ・キャラクター」
を設定する。
サービス・提供概要
<実施までのステップ>
①観光振興会議内に製作部会を立ち上げ、仕様(内容・ターゲット)決定
実現へのアクション
運用開始年度
②製作者の選定(市民・専門事業者)
③シンポジウム、フォーラム等での発表
④プレスリリース、広報、市のホームページにて発表
<運用開始年度>
2014年度
実施箇所
青森市内
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
差別化のポイント
他事例
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おもてなし・雰囲気づくり
タイトル
02 駅到着ホームメロディの『ねぶた囃子』
青森市の玄関口である駅において、出発・到着時にホームで流れるメロデ
ィに
ねぶた囃子
を活用し、青森らしさを体感していただけるようお客
様を
ねぶた囃子
でお出迎えする。
サービス・提供概要
<実施までのステップ>
①他地域での取組状況確認
②利用する音楽の選定・準備
(数種類あるねぶた囃子のパターン、アレンジの決定)
実現へのアクション
③利用する音楽の著作権、活用範囲の確認
運用開始年度
④実際に流れる音楽を宿泊施設、観光施設等で同様に流せる仕掛け
⑤青森市から鉄道機関への打診・交渉
同様に青森空港でも取り組むための検討を行う。
<運用開始年度>
2014年度
実施箇所
青森駅・新青森駅
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
ねぶた祭りを代表する音『ねぶた囃子』は、青森に来たと印象づけること
ができる。
差別化のポイント
他事例
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おもてなし・雰囲気づくり
タイトル
03 ねぶたのお出迎え
四季の主要催事開催に合わせ、ミスねぶた、囃子、ハネト、ミニ山車を活
用した賑いを創出したお出迎えを実施。歓迎の意を込めてノベルティや観
光情報パンフレットを配付し、限定感を演出。
サービス・提供概要
<実施までのステップ>
①演出パッケージの構築(それぞれのメニューの派遣、実施費の決定)
オプションでチョイスできる形式にて整理。
②ねぶたに関するおもてなし隊の発足
実現へのアクション
運用開始年度
③実施催事(日程)の選定
分かりやすい料金形態、条件にて有料での販売を目指す。
ミスねぶたのみ年間運用回数を限定する。
<運用開始年度>
2014年度
実施箇所
新青森駅
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
ミスねぶた、囃子、ハネト、ミニ山車等本物を見せることで、青森ねぶた
や青森らしさを印象づけることができる。また、ノベルティや観光情報を
提供することで、リピーターにつなげていく。
差別化のポイント
岩手県花巻市:花巻駅・新花巻駅
ユネスコ世界無形遺産に指定され、花巻市出身の宮沢賢治の童話にも
度々登場する鹿踊りを土日中心に電車の到着に合わせて披露。
他事例
鹿踊りは日常的に鑑賞できる施設はなく、本物に触れることができる貴
重な体験が可能である。
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おもてなし・雰囲気づくり
タイトル
05 ねぶた列車の運行
四季それぞれに(多客期または閑散期)に下記3つを実施。
①期間限定列車としてねぶたをイメージしたラッピング列車
②列車内でのねぶたをイメージさせるイベント
③沿線・駅でのねぶたにちなんだおもてなし
サービス・提供概要
を実施しながら運行。
<実施時期のイメージ>
・時期:ゴールデンウィーク ねぶた祭 秋まつ里 雪灯りまつり
・内容:車内BGMでの囃子演奏、囃子方による生演奏と乗客と一体とな
った掛け声(期間中各日1回)
<実施までのステップ>
1.ラッピング列車
①ラッピング列車のイメージ・仕様策定
②鉄道会社との交渉(費用・実施時期などの確認)
2.列車内でのイベント・おもてなし
①BGM、囃子など「音」の演出
実現へのアクション
②車内装飾など「視覚」の演出(金魚ねぶたの装飾など)
運用開始年度
③ねぶた列車利用者へのプレゼント検討(新たな商品開発)
3.沿線・駅でのおもてなし
①実施事項の検討・交渉(途中駅での手振り運動など)
②地域住民との協議の場設定、実施へ
<運用開始年度>
2015年度
ただし、車内装飾は2014年度に試験的な実施を目指す。
実施箇所
各路線
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
四季それぞれの期間限定列車には、青森ねぶたをふんだんに演出すること
で観光客を呼び込む素材となる。
差別化のポイント
JR東日本
他事例
東北新幹線内
大型キャンペーンやイベント時に専用臨時列車として運行される新幹線
の車内で東北管内のお祭りを披露。これまでにねぶたの跳人の他、秋田
県男鹿市のなまはげ、岩手県盛岡市のさんさ踊りなどが披露された。
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おもてなし・雰囲気づくり
タイトル
08 ねぶた動画・音頭などの動画公開
青森ねぶた祭の勇壮華麗な運行の様子とともに、運行、囃子演奏、ハネト
に関する
ねぶたご当地情報
を盛り込んだ祭の魅力を市民からの応募も
含めてSNS等活用し青森を発信する。
サービス・提供概要
発信する情報は扇子持ちと運行の連携・運行状況に応じた多様な囃子・跳
人の着付けと跳ね方などを想定。
<実施までのステップ>
①「市内の至るところで利用可能な」動画作成を目指し、運行団体、観光
施設より要望集約
実現へのアクション
運用開始年度
②動画イメージ・仕様の確定
例:市民参加型の動画プロモーション(大学生による作成など)
③利用するメディア(SNS を含む)の選定
ねぶたのみならず青森市全体の動画を作成。
<運用開始年度>
2014年度製作、2015年度より活用
実施箇所
SNS 等
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
青森ねぶたの映像をいつでもどこでも鑑賞することができる。
差別化のポイント
大阪府岸和田市:岸和田だんじり祭り
大阪府岸和田市では「祭都きしわだ」を標榜し、同市の公式ホームペー
ジにおいて「だんじり祭り」を動画とともにPRしている。また併せて、
他事例
岸和田の四季写真コンクールを開催し、まさに市を挙げて「だんじり」
をテーマにした情報発信を行っている。
参考URL:大阪府岸和田市ホームページ
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/danjiri/
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おもてなし・雰囲気づくり
タイトル
09 青森りんごの品種別ジュースの自動販売機による販売
りんご王国青森を象徴する青森県の全品種のりんごジュースだけを販売す
る自動販売機を設置。青森=りんごのイメージをより強固なものとする。
・設置箇所:各駅、観光案内所、市内主要観光施設
サービス・提供概要
・飲料調達:既存メーカー活用
・自販機
*現在5種類
:オリジナル自販機提供メーカー活用
<実施までのステップ>
①製造メーカー(飲料・自販機)との協議・交渉(手数料率)
②設置場所・規模の検討
実現へのアクション
ワ・ラッセ、新青森駅など数年後まで確定している箇所を除き、青森市
運用開始年度
内の観光施設を検討。
③自販機デザインの検討
<運用開始年度>
2014年度
実施箇所
青森市内各所
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
青森県産りんごののみの自動販売機での販売は、これまでなく、目をひき
ものがある。県産リンゴとジュースのPRも期待できる。
差別化のポイント
他事例
31
本物の!ねぶたに触れる
タイトル
14 ワ・ラッセねぶた体験メニュー
土・日開催のねぶた囃子生演奏&ハネト体験に加え、曳き手体験をメニュ
ー化、いつでも、だれでも、気軽に体験できるようにする。平日の囃子方
はボランティア囃子方を組織し、希望(事前申込)に応じて対応を予定。
サービス・提供概要
またねぶた師への弟子入りなどワ・ラッセだけが生でねぶたを体感できる
施設であることが明確に伝わるようにする。
想定ターゲット
小学生・中学生の修学旅行等の学校行事への提案
小中学生含む家族旅行のプランとして提供
<実施までのステップ>
①既存体験メニューの精査(内容・情報発信)
実現へのアクション
運用開始年度
②必要に応じた新規メニューの開発・利用者意見集約
利用者及びモニターツアー等参加者へアンケートを依頼
③職員・ボランティア等による囃子演奏
<運用開始年度>
2014年度
実施箇所
ねぶたの家ワ・ラッセ
実施窓口
ねぶたの家ワ・ラッセ
青森市内でねぶたの歴史や体験ができるのは当施設のみ。様々な体験メニ
ューを提供できれば、青森観光の情報発信基地となりうる。
差別化のポイント
青森県平川市:南田温泉ホテルアップルランド
予約の教育旅行団体を中心に敷地内に所有する平川ねぷたの運行体験、従
業員によるねぷた・ねぶた囃子の披露、跳人体験を提供している。
他事例
32
本物の!ねぶたに触れる
タイトル
15 ねぶた師体験(弟子入りプラン)
ねぶた師と一緒にねぶたの歴史や制作体験をしてもらうことにより、より
本物の青森ねぶたに触れ合ってもらう。
・時期:9 月〜3 月の毎週末
サービス・提供概要
・人員:20 名程度
・内容:ねぶた座学、ワ・ラッセ案内、囃子・跳人・曳き手体験、ねぶた
制作体験など
運用開始時は企業・団体などチームビルディング、修学旅行のプログラム
として提供。
仕組みが確立した段階で、
「職人」などテーマ性を持った情報媒体誌等にて
想定ターゲット
プロモーションを実施。
<実施までのステップ>
①ねぶた師ガイドツアー・弟子入り素案策定(コンベンション協会)
実現へのアクション
運用開始年度
②ねぶた師の選定・条件交渉
③関係者等による実証実験
<運用開始年度>
2015年度
実施箇所
ねぶたの家ワ・ラッセ、ねぶた制作現場
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
青森ねぶたの歴史とできあがるまでの過程を体感できるのは青森ならでは
差別化のポイント
のコンテンツ。さらに制作体験もできることは大きな素材である。
福岡県久留米市:久留米まち旅博覧会
植木職人に弟子入り
千葉県東葛地区:甲冑職人
体験
弟子入り
体験
それぞれ時期限定でのご当地職人に弟子入り体験するツアー。いずれも
他事例
1日のみの限定プランでの提供となっている。
参考URL:
<久留米まち旅博覧会>
http://hotomeki.blog68.fc2.com/blog‑entry‑80.html
<千葉県>
http://www.pref.chiba.lg.jp/kc‑toukatsu/event/2013/bus.html
33
ここにしかないもの
タイトル
23 青森港ナイトクルーズ
あおもりの涼
を味わえる夏期限定のナイトクルーズを実施。青森の夜
景を海から鑑賞することができる。
サービス・提供概要
・期間:7月20日〜8月6日
・内容:アスパム〜合浦沖周遊
3 便/18:00 頃(日没を目安に出航) 期間中無休
・料金:2,000 円(中学生以上)1,000 円(小学生)幼児無料
個人または小グループ
想定ターゲット
*団体旅行でもフリープランの場合はオプションで対応
<実施までのステップ>
①夏期の運行状況・内容を精査
実現へのアクション
運用開始年度
②運行ルートの検討
③船内での演出、提供内容を検討・交渉
<運用開始年度>
2015年度
実施箇所
陸奥湾内(アスパム〜合浦沖周遊)
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
夏祭り開始前から夏祭り会期中にかけて、港町あおもりを象徴する海の体
験と綺麗な夜景を堪能できる。
差別化のポイント
他事例
34
ここにしかないもの
タイトル
24 青森りんごガイドツアー(専門家ガイドツアー)
青森りんごガイドツアーとして、専門の職員からりんごの選果現場など個
人ではなかなか見学できない箇所を案内する。このほかに専門家によるガ
イドツアーとして、ねぶた師ガイド、八甲田トレッキングガイド、など、
各分野の専門家・ガイドを整理、育成し、青森の魅力を伝えらえる人を育
サービス・提供概要
てる。
<りんごガイドの例>
・期間:5 月〜11 月に毎月開催
・内容:農作業(受粉・実すぐり・袋かけ・袋はぎ・玉まわし・収穫)体
験、選果場見学・林檎倉庫見学、買物、林檎スイーツ付・
想定ターゲット
修学旅行等の学生団体、企業・行政などの視察ツアーへの提供
仕組みが確立した段階で、海外団体の視察ツアーとしての提供も検討
<実施までのステップ>
①既存のガイド組織・案内内容の精査(八甲田)
②専門家の選定とガイド教育
実現へのアクション
運用開始年度
候補者:農協職員(りんご)、中央卸売市場(魚)
③見学施設ルート、案内内容などの検討・交渉
④関係者の現地視察
<運用開始年度>
2015年度
実施箇所
りんごセンター、りんご園(浪岡地区)
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
青森を代表する農産物
りんご
のすべてを体験できる。選果場や林檎倉
庫は普段見ることができない場所であり、このツアーの特典である。
差別化のポイント
他事例
35
利便性の高いアクセス
タイトル
31Aomoriフリーパス
新幹線延伸を意識した津軽地域との回遊策。特に観光のメインとなる本州
の突端竜飛岬、日本唯一の階段国道、三内丸山遺跡、浅虫温泉など広く周
遊できる広域での交通手段がお得に楽しめるパス。このパス限定でコミュ
サービス・提供概要
ニティバスに乗車することができ、地元の方との交流が楽しめる。
・設定時期:通年
・交通機関:JR東日本(区間限定)、青い森鉄道(区間限定)、青森市
バス、コミュニティバス
個人または小グループ
想定ターゲット
*団体旅行でもフリープランの場合はオプションで対応
<実施までのステップ>
①鉄道機関・青森市バスへの打診・交渉
実現へのアクション
運用開始年度
②各市町村へコミュニティバスの参画打診・交渉
③各媒体での告知
<運用開始年度>
2015年度
実施箇所
各交通機関
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
青森市中心として各交通機関の共通フリーパス券を通常より低価格で提供
できることで、お客様への利便性を高める。
差別化のポイント
※通常はそこに居住する住民のみが利用できるコミュニティバスが使える
フリーパスは東北運輸局にも報告されている事例がなく、新たな取組とし
他事例
て注目されることが予想される。
36
MICE
タイトル
37MICEパンフレット(多言語版)作成
2013 年に策定したMICEパンフレットについて、多言語(英語)版を作
成し、海外への情報発信及びMICE誘致を推進します。
サービス・提供概要
・2014 年
英語版
・2015 年
以降、計画的に多言語版MICEパンフレット整備
※海外誘客を推進している東アジア圏の中でも
想定ターゲット
・国際定期便を有する韓国
・都市間交流を進める中国(大連)、台湾(新竹県)
が想定されるが、当面の目標として共通言語である英語標記を進める。
<実施までのステップ>
①ターゲットに沿ったコンテンツの検討
実現へのアクション
運用開始年度
②パンフレットの構成検討・仕様書作成
③発注
④作成
<運用開始年度>
2014年度
実施箇所
青森市内
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
Incentive に注力した場合取り組みにより、競合相手が少ない市場ポジショ
ンの獲得。国内外における企業を相手にするため、裾野も広く、成功すれ
ば大きな需要増が期待される。
差別化のポイント
他事例
37
MICE
タイトル
38MICE受入態勢の充実(研修・スキルアップ)
MICE誘致に関する現状や特に注力する分野として掲げた Incentive
についてのニーズと本市観光資源とのマッチングについて、市内の観光事
サービス・提供概要
想定ターゲット
業者を対象に専門家を招聘した研修機会を設けます。
※国内及び東アジア圏を対象とした研修機会を設ける。
<実施までのステップ>
①研修テーマ・対象者の整理
②講師(専門家)の抽出、打診
実現へのアクション
③日時、場所、研修内容の決定
運用開始年度
④広報
⑤研修開催
<運用開始年度>
2014年度
実施箇所
青森市内
実施窓口
青森市・青森観光コンベンション協会・青森商工会議所
Incentive に注力した場合取り組みにより、競合相手が少ない市場ポジショ
ンの獲得。国内外における企業を相手にするため、裾野も広く、成功すれ
ば大きな需要増が期待される。
差別化のポイント
他事例
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