【参考資料】 監視対象設定手順 - たよれーる デバイスマネジメント

【参考資料】 監視対象設定手順
Apple Configurator 2 版
2016年2月1日更新
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はじめに
iPhone,iPad等(iOSデバイス)で、監視対象のご利用を想定されているお客様向け
「たよれーる デバイスマネジメントサービス(以下DMS)」をご利用いただきま
して、誠にありがとうございます。たよれーる DMS は、「監視対象」にして
いるiOSデバイスの管理が行えます。
iOSデバイスを監視対象にするためには アップルが、無償にて提供している
Apple Configurator が必要です。
本ドキュメントでは、 Apple Configurator 2 を利用しiOSデバイスを監視対
象にするための簡易的な手順を記載しております。
監視対象に行った後の設定に関しては、たよれーる DMSの「ご利用の手引き」
に掲載されている「管理サイトユーザーマニュアル」をご確認ください。
※本手順書の利用により、損害が発生しても一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
※本手順は Mac OS X 10.11.3 及び、Apple Configurator 2.1を用いて作成しております。
バージョンアップ等により画面や操作が異なる場合もございます事をご了承ください。
※Apple Configuratorに関する詳細は本ドキュメントには記載しておりません。以下のサイトに掲載されているドキュメントをご確認ください。
・ビジネスと教育-Apple Configurator (日本語)
https://www.apple.com/jp/support/ipad/business/
※ アップルのドキュメントに関してURLが変更される場合があります。その場合はブラウザの検索エンジン等で「Apple Configurator」を入力し探してください。
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Apple Configurator 2 を利用する前のご注意1
Apple Configurator 2 を用いて、iOS デバイスを監視対象にすると、以下の
動作をします。各動作を良くご理解の上、ご利用ください。
・監視対象にするためにiOSデバイスは、必ず初期化する必要があります。
→ 保存されているアプリやデータのすべてが消えて、工場出荷状態になります。
・監視対象から外すためにiOSデバイスは、必ず初期化されます。
→ 監視対処から外すと、アプリやデータのすべてが消えて、工場出荷状態になります。
Apple Configurator 2 で、監視対象設定を行う。
初期化
Apple Configurator 2 で、監視対象設定を解除する。
※復元機能利用時には
最新の iOSバージョンになります。
Apple Configurator 2 を用いて、重要なデータ等を消去された場合、データ等は戻す事ができませんのでご注意ください。
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Apple Configurator 2 を利用する前のご注意2
Apple Configurator 2 を用いて、iOS デバイスを監視対象にすると、以下
の動作をします。各動作を良くご理解の上、ご利用ください。
・何かしらの設定が行われているiOSデバイスを監視対象にする場合、必ず最新版の
iOSにバージョンアップされます。
→ 初期化されていないデバイスを監視対象にしたり、バックアップから復元する場合は最新
のiOSになる仕様です。アプリの動作に不具合があっても、
古いバージョンのiOSの状態で利用することができませんので注意ください。
Apple Configurator 2 を利用するにはMacが必要になります。
・Mac OS X 10.11 以上が動作するMac (iMac、Mac Book Pro、Mac mini等)を
お持ちでなければ、iOSデバイス管理専用のMacをご用意ください。
→ Apple Configurator 2 は Windows で利用できません。
・Macはインターネットに接続されている必要があります。
→ 最新のiOSを確認してダウンロードする仕様になっているためです。
インターネットに繋がなければ監視対象にすることができません。
一度、iOSをアップデートすると、古いバージョンには戻せない仕様ですので、ご注意ください。
他のデバイスで取得したバックアップを復元する場合、監視対象では無くなりますのでご注意ください。
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手順1 : Apple Configurator 2 のインストール
Dockにある「App Store」のアイコンをクリックするか、「アプリケーション」フォルダ内にある「App Store」を
ダブルクリックして起動させます。
「App Store」アプリの検索欄に「apple」を入力し「return」キーを押してアップルのアプリケーションを表示さ
せます。「Apple Configurator 2」を探し、「入手」ボタンを選択します。
Apple Configurator 2 の「入手」ボタンが、「Appをインストール」になるので、再度選択します。
サインインを要求されたら、Apple IDとパスワードを入力して「サインイン」を選択します。インストールが開始さ
れますので、しばらくお待ちください。
インストールが完了できましたら「アプリケーション」フォルダ内に「Apple Configurator 2」が表示されます。
※Apple IDの取得方法等の詳細は記載しておりません。詳細はアップルのサイトをご確認ください「http://www.apple.com/jp/support/mac/app-store/」
※Macのホスト名(コンピュータ名)が構成プロファイルの識別子に含まれますので、個人名を含むホスト名である場合は変更していただくことを推奨いたします。
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手順2 : Apple Configuratorの起動と初期設定
初回起動時のみ、使用許諾の画面が表示されます。「同意」を選択してください。
初期画面が表示されますので、メニューバーの「Apple Configurator 2」から「環境設定 」を選択ください。
手順の通りに組織情報の入力を行います。
企業名や部署名の情報を入力します。
この名前は、デバイス上に表示されます。
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※設定の過程で、Macの管理者アカウントとパスワードの入力を求められます。
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手順3 : 監視対象の設定を行う1
新規設定を作成するには、「ブループリント」ボタンをクリックし、「ブループリントを編集」を選択します。
「新規」ボタンをクリックし、任意の設定名を入力して「完了」ボタンをクリックします。
任意の設定名を入力します(監視設定用 等)
作成された設定を編集するには、「ブループリント」ボタンをクリックし、「ブループリントを編集」を選択します。
変更したい設定をダブルクリックすると、編集画面が表示されます。
※表示モードによって画面イメージが異なります
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手順4 : 監視対象の設定を行う2
「準備」ボタンをクリックし、設定を進めて行き、
[デバイスを監視]の画面で、「デバイスを監視」にチェックを入れます。
[iOS設定アシスタントを構成]の画面で、iOSデバイスの初期設定画面で表示させる項目を設定できますが、
スキップされた項目は [無効] の設定となります。[言語][地域][位置情報サービス]は有効にしていただく事をお勧め
いたします。
設定が終わりましたら、「準備」ボタンをクリックし、ブループリント設定画面で「完了」ボタンをクリックします。
「準備」をクリックします
「手動」を選択します
「MDMに接続しない」を選択します
「完了」をクリックします
「デバイスを監視」を選択します
設定した組織を選択します
デバイスの初期設定画面に表示する項目を選択でき
ます。スキップした項目は[無効]の設定になります。
MDMサーバの設定画面がありますが、これはDevice Enrollment Program (DEP) の為の機能となり、通常は利用できません。
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手順5 : iOSデバイスを初期化する
監視対象にする為には、 iOSデバイスを初期化し、工場出荷時の状態にする必要があります。
新品など、端末の電源を入れた時に「ようこそ」画面となる場合、この操作は不要です。
※「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行すると、端末は”初期化”され工場出荷時の状態に戻りますのでご注意
ください。ただし、iOSのバージョンが戻ることはありません。
※ iPhone (iOS 9) での操作例です
工場出荷状態へ
上記の作業を行うとiOSデバイスの初期化が開始されます。今一度初期化しても問題が無いか、バックアップを取得しているか、ご確認ください。
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手順6 : 監視対象にする
iOSデバイス と Mac をUSBケーブルで接続します。USBハブを利用して、複数台の接続も可能です。
Macと接続すると、そのデバイス情報が画面に表示されます。
また、Apple Configurator 2 で表示モードの変更を行えます。複数のデバイスへの設定を行うには、「リスト」表示
が適しています。
Mac OS X
USBケーブルで接続されたデバイスが表示されます
表示モードを変更します
USBハブ
Macの「写真」アプリや「iTunes」が自動的に起動します。必要はありませんので、これらアプリは終了してください。
アプリを終了するには、 Dock にあるアイコンを長押しし、「終了」を選択します。
表示されたデバイスを選択し、「ブループリント」ボタンから作成した設定を選択し、「適用」をクリックします。
※ iOSデバイスで何かしらの設定が保存されている場合は「復元」を求められますので、端末操作で初期化をしてから再実行してください。
デバイスを選択し、作成したブループリント設定を選択します。
(Shiftキーを押す事で、複数のデバイスを選択する事ができます)
「監視対象」が「はい」となれば作業は完了です。
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手順7 : 監視対象となったiOSデバイスの確認
初期化されたiOSデバイスは起動後の初期設定を行います。
ホーム画面が表示されて利用できるようになりましたら、「設定」を開き、「一般」の中にある「情報」をタップし
ます。
「名前」の下に設定した組織名が表示されていましたら、監視対象としてiOSデバイスの設定が完了した事になりま
す。
※ iPhone (iOS 9) での操作例です
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<参考> : 監視対象を解除したい場合
監視対象を解除する為には、 iOSデバイスを初期化し、工場出荷時の状態にする必要があります。
※「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行すると、端末は”初期化”され工場出荷時の状態に戻りますのでご注意
ください。ただし、iOSのバージョンが戻ることはありません。
※ iPhone (iOS 9) での操作例です
工場出荷状態へ
上記の作業を行うとiOSデバイスの初期化が開始されます。今一度初期化しても問題が無いか、バックアップを取得しているか、ご確認ください。
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