プログラム(pdf) - 混声合唱団「樹林」

運営 にご尽 力 いただきました関係者 の方 々
誠 にありがとうございます。 また、企画 ・
印礼 申し上 げます。 約 1年 をかけて企画され本番 を迎える区民手 づ くりのこのコン
ー
サ トは、 宮前 区誕生 3 0 周 年記念事業 の第 1 弾 となります。 短 い 時間でございます が、
心地よい 音楽 に浸 っていただき、 宮前 区民 の音楽 へ の造請 の深 さに誇 りを持 っていただ
けれ ば幸 いです。ど うぞ最後までごゆっくりお楽しみください。
宮前 区長 和 田 秀樹
指揮 箕輪 響 / 演
奏 宮前ウィンドオ ーケストラ
第1部 ヴェルディのオペラアリア集
ソプラノ高橋 維 テ ノール 濱松 孝行 バ リトン 井 口 達
歌 Zll「リゴ レット」 より
`Rigoletto"
Operaて
前奏 出
バ ッラー タ 「
あれか 、 これか」
い
慕 わし 人 の名 は
日曜 日は教 会 で
復讐 は俺 がや る
女 心 の歌 「
風 の 中 の羽根 の ように」
終曲
歌濠J 「椿 姫 」 より
Opera“La Traviata"
前奏 曲
ああ、 そは彼 の人 か
花から花 ヘ
プロヴァンスの海 と大地を
パ リを離れて
終曲
第 2 部 ソリストとの饗演
管 楽 5 重 奏 のための トリッチ ロトラッチ ロポルカ 」 . シュトラウス
Tritsch一
Tratsch Polka 」ohann Strauss/Kaori
クラリネット本墳 寿明 オ ーボエ 宮川 敦史 バ スーン榎戸 絢子
トランペ ット さつ き かほリ テ ュー バ 寺 山 香 澄
ラプソディロイン ロブルー G.ガ ーシュイン
Rhapsody in Blue George Gershwin/Eisaku Takeda
ピアノ 中川 佳彦 ク ラリネット本濱 寿明
「
スペ イン交響 曲」より 「
第 1楽 章」 E.ラロ
Symphonie Espagnole op.21 Edouard Lalo/01iver Briindl
ヴァイオリン 松岡 春佳
歌濠J 「ナ ブ ッコ」 より 「
行 け、 わ が思いよ、 黄 金 の 翼 に乗 つて」 G . ブェル ディ
“
om Opera“ Nabucco" Giuseppe Verdi/01iver Brundl
Va,pensiero,sull'ali dorate"■
村林」
指揮 仲子 誠一 合 唱 混声合唱団 「
ー
祝典 序 曲 1 8 1 2 年 P . チ ャイコフスキ
``1812"Overture Solennelle Petr llych Tchaikovsky/01iver Briindl
合 F 昌 混 声合 唱 団 「
樹林J
高橋 維
新 潟 県 出身。 東 京 学
芸 大 学 B 類 音 楽科 声 楽
専攻 卒業 、同 大学大 学
院音 楽 教 育 専攻 音 楽
コー ス修 了。 現在 、 東
京藝術 大学大学 院修 士
課 程 独 唱 専 攻 在 学 中。
第 4 4 回 新潟 県音楽 コン
クー ル 大 賞 受 賞。 これ
ま で に 声 楽 を横 山 和
彦、 小 宮 順 子、 佐 々
木典子 の各氏 に師事。
濱松 孝行
テ ノー ル
ソプ ラノ
桐朋 学 園大 学音 楽 学
部卒業。ロ ンドン ・ロイ
ヤ ル カ レ ッジ ・オ ブ ・
ミュー ジック演 奏 家 ディ
プ ロマ を 取 得c パ リ ・
エコー ル ノル マル 音 楽
院演奏 家 高等 資格 を審
査員 満 場 一 致 で取 得。
同音楽院 コンサーティス
トディプ ロマを取得。「
第
一 回 モ ロッココンクー
│ 1 佳彦 ル J で 第 一 位及 びリスト
中サ
ピア ノ 賞 を受賞。
寺 山 香澄
テ ュー タヽ
井回 達
ノミリトン
松 岡 春佳
ブァイオリン
榎戸 絢子
ファゴット
東 京 音 楽 大 学 卒 業。
2000年 水戸市褒賞 「
市
長賞J。 第 9回 、 第 10
回 日本 クラシック音楽 コ
ンクー ル 全 国大会 、 各
グランプリ。第 33回 茨
城 県新 人演 奏会奨励
賞。E u p h o n i u m T u b a
C o m p a n y メンバ ー。 茨
城 県 立 取手松 陽高等学
校非常勤講 師。 東京音
楽大学付属 高等学校 指
導助手。
長 野県 出身。 筑 波 大
学を経 て東京 藝術 大 学
音 楽 学 部 声楽科 卒 業。
卒 業 時 に同声 会 賞 受
賞。 現 在 同 大 学 修 士
課程 3年 。 芸大バ ッハ
カンター タクラブ にて研
鑽 を積 む。 声楽 を吉江
忠 男 、 多 田 羅 迪 夫、
吉 田浩 之 の 各 氏 に 師
事。
宮前 区出身。 東京墓
術大学音楽学部付属音
楽高等学校 卒業後単身
で 波 仏。 2 0 1 1 年 満 場
一致 の 首席 でパ リ 立
国
高等音楽院修 士課程卒
業。 フランス国 内外 で
の 国 際 コンクー ル にて
L 位 人 賞 を 果 た し、
日本でのリサイタル活動
も積極 的に行 つている.
国 立 音 楽 大 学 卒 業.
第 7 回 ル ー マニア 国 際
音 楽 ヨンクー ル 、 第 1 0
回 飛 騨 フレッシュア ー
ティスト・オ ー ディション
の それ ぞ れ で 第 1 位 受
賞。 これ まで に大阪セ
ン チ ュリー 交 響 楽 団、
ダ ー テ ィン トン ・フェス
ティバ ル ・オ ー ケストラ
( 英 ) と共演 。
本濱 寿明
クラリネット
神 奈川 県鎌 倉市 出
身。 東 京 藝 術 大 学 者
楽 学 部 声 楽 科 卒 業。
同大学院修 十課程独 唱
科 二 年 次 在 学 中。 第
15回 神 奈川 県高年学
校 文 化 連 盟 ソロ ・コン
テ スト専 門部 会 長 賞 受
賞。 第 5 8 回 全 日本 高
校 音 楽 コンクー ル 優 良
賞 受 賞。 これ まで に角
田和 子、 市 原 多 朗 の
各氏 に師事 。
仲子 誠 一
指揮
宮川 敦 史
横 浜 市 生 まれ 、 新 潟
県 上 越 市 育 ち。 洗 足
学 園大 学卒 業。 独 奏 、
室 内 楽 等、 各 地 で 演
奏 活 動 の他 、 オ ー ケス
トラ、 吹 奏 楽 の トレー
ナ ー とし て 活 動 中。
Bhtz Brass団
員。 全 日
本高等学校 オ ーケストラ
連 盟 サ マ ー クリニ ック
オ ー ボエ講 師。 ) │ 1 崎
市
在住。
オ ー ボェ
桐朋学 園大学音楽学
部 卒 業、 同研 究 科 修
了. 第 2 5 回 茨 城 県 新
人 演 奏 会 に出演 . 2 0 0
2 年 よ り TADヽ ヽ卜D
Sヽ
ヽl P H O ヽゝ メンノミー _
2010年
Tateshina
Bassoorl Quartet plus
Oneの メンバ ー として米
国 で 開 か れ た 国 際 ダブ
ル リー ド協 会 コンフ ァレ
ンスで リサイタル を行 う.
さつ き か ほ り
トランペット
東 京 藝 術 大 学器 楽科
卒 業。 大 阪 大 学 経 済
学 部 卒 業。 合 唱 指 揮
者 、ピ アニストなど幅 広
く活 動 。 オ ケ伴 合 唱 の
指 揮 。 また 「
樹 林 J定
演 で ハ イ ドン 「四 季 」
他 の翻 訳 字 幕、解 説
文 など作 成 。 東 京 六 甲
男 声 合 唱 団 指 揮 者、
日本 合 唱指 揮 者 協 会 会
員。
トランペ ットを井 ) │ 1 明
彦 、ロ ル フ ・スメドヴィ
グ、 マーカス・
プリンタッ
プの 各 氏 に師 事。 シド
ニ ー 、 ロサ ンゼ ル ス、
ウィー ン、 ルクセンブル
グ等 、 海外演奏旅行 の
経 験 を生かし、 全 国各
地 で楽器 講 習 会、 芸
術 鑑 賞教 室 、 コンサ ー
ト等 で活 躍 中。 アンサ
ンブル や 吹奏 楽 出の編
曲 も数 多 く手 掛 ける。
川 崎市在住。
箕輪 響
音楽監督 ・指揮
宮前 ウィン ドオー ケス トラ
1 9 9 3 年発足 した一般市民、学生 か らなるアマチ ュアの吹奏
楽団。定期演奏会 の他、 「
梶 が谷 まちづ く リコンサ ー トJ 「高
ー
ー
コ
フ
ン
ナ ト」 に出演。みやま え新春 コンサー ト
津 ァ ミリ
には初回か ら連続 出演 してい る。5 月 2 7 日 ( 日 ) 宮 前市民館
大ホールで第 2 6 回 定期演奏会 を予定 している。
混声合唱団 「
樹林」
1985年 宮前区で誕生。プ ロのオー ケス トラとの定期演奏会
を 18回 。海外 でも 1998年ザル ツブル グにて川崎市文化使節
として、2008年 にはプラハ 市 にて公演。 「
みや まえ新春 コン
ナー トJは 第 2回 か ら連続 出演。第 19回 定期演奏会 を 2013
年 5月 12日 に ミューザ川崎 シンフォニー ホールで開催予定
している。
第 1 部 ヴ ェルデ ィのオ ペ ラア リア集
「
リゴレット」より
第 2部
Gコ
ブ‐7pディ(181卜1901)
ヴィクトル ・ユー ゴー の原作。日 本でも、 浅草オ ペ ラ時代
からの人気作 品です。舞台は 16世紀 のイタリアのマントヴァ。
好色 のマントヴァ公爵 に仕 える道化 師リゴレットの愛娘 ジルダ
は、 教会 で知 り合 った青年 (実は公 爵)に なをします。彼
女をリゴレットの愛人 と勘違 いした廷 臣達は、日 頃 のリゴレッ
トの横暴な振る舞 いを恨 み、 ジル ダを誘 拐し公爵 に献 L。
愛娘を陵辱 された事実を知リリゴレットは 、 刺殺 師 に公 爵暗
殺を依頼。そ れを知 り、 ジル ダは彼 の身代わりに…。娘 を
殺されたリゴレットは、 恐ろしい復讐 の呪 いの報を自ら受け、
泣き伏す のでした。
(前奏 曲〉 暗 い雰囲気 の旋律が、 オペ ラの 中心を貫 いて
いるリゴレットの因果応報を表 しています。
“
あれか、これか〉 こちらの女もあちらの女も、どれも同じ3
〈
".
今 日誰か気に入つたら、 明 日は別の女 が好きになる一
女性達の品定めをする公爵 の性格を活写した軽快な曲。
“
(慕わしい人 の名は)貧 しい学生が公 爵だとも知らず、
想いを歌うコロラトゥラ・ソプラノの珠玉?ア リす ―
“
く日曜日は で 〉 教会でお祈りしてい′
"。
が目にとまりました… 恋 心を歌い t
ルダ.“娘よ、涙は父さんの胸に流幾 ↓
“
て
行 隼 櫨 構 が や る〉 恐 るlン
い行 攀
」 .シュトラウスエ世 (1825-1899)
ウィー ン少年合唱団、 運動会でもお覇‖
染み のこのポル カ
は、 小品ながら入念 に作 曲された軽 快 で愉快な曲です。“ト
"と
はドイツ語で、“女性 達がペ チャクチャと
リッチ ・トラッチ
ル
お喋りに熱 中している様 を意 味します。 どこからか 陽気な
井戸端会議 が 聞こえてくるようですね !?
ー シュイン (1898-1937)
ラプノディ ・イン ・ブル ー G.ガ
ー
(パリのアメリカ人)、 (ポギ とベ ス〉 で有名なアメリカを代
表するガ ーシュインは、 (ラプソディ ・イン ・ブル ー)で 圧
倒 的な成 功を収め、 ジャズを取り入れる事 によって、 全く新
しいクラシック音楽を確 立しました。サイレンのような気怠 いメ
ロディー に続 いて、 ピアノとオ ーケストラがジャズ的に絡み合
いながら躍動的な演奏 、 そして華や かなクライマックスヘ …。
ガー シュイン 自らピアノ演奏 の初演 には 、 ラフマニノフ、 スト
ラヴィンスキー 等 々鈴 々たる音楽家 が招待されました。当 時
の様子 について、 「
興奮と感動 に包まれて、 観衆 が電気 に
か けられたようになつた…」 と記されています。皆様 は如何
でしたでしょうか !?
E,ラ ロ (1823-1892)
ペ
ス
ス
ロ
ギ ー
イン系フラン 人のラ は、 1874年 にこの曲なスペ イン
│―.│ネ ン 交響 曲より
に│ ■十 1 を
不実なあの人にお慈悲を… 1"と 嘆願するジルダよ1凄
の中にも復讐する喜びを目に輝かせ、快活に歌う親しみや
―
すいアリア。
‐
“
〈
女心の歌〉 風の中の羽根のように、 いつも変わる女心
…"。第 3幕 で繰り返し歌われる名出中の名出。
「
椿姫」より
トリッチ ・トランチ ・ 力
ソ リス トとの 饗 演
G.プェルディ (1813-1901)
原題 は (ラ・トラヴィアー タ)。 「
道を踏み外した女 」 という
意味 のこの作 品は、 アレクサンドル ・デ ュマ 自らが体験 した
恋愛小説 をオペ ラ化。あらすじは、 パ リの社 交界 の花形だつ
た、白 い椿を愛 し 「
椿姫Jの 愛称を持 つ ヴィオ レッタは、
南仏 の 日舎貴族、 アル フレー ドに初めての真実の恋をし、
パ リ郊外で 2人 幸 せ に暮らします 。し かし父親 に娘 の縁 談に
障ると懇願 され、 パ リに去ります。何も事情を知らぬアルフ
レー ドは、 パ リの夜会 で再 会 したヴィオ レッタを面前 で罵倒。
数ヶ月後 、 真相を知 った彼 は、 以前 からの胸 の病で危篤と
なつたヴィオ レッタの枕元 に駆け付 けますが、 時は遅し。愛
するアルフレー ドに見守られて、 息を引き取るという、 純粋
で烈しい恋物語です。
(前葬 曲〉物悲しく、 甘く、 切ない旋律 の 中 に悲劇 の香 り
が色 濃く漂 つています 。
(ああ、 そはか の人か)“ 不思議だわ。 これが待 ち望んで
ル
いたなかしら… と、 真 の愛を知 つた喜び に浸ります 。
“
(花から花 へ )し かし恋 の幻想から目醒め、 馬鹿 げている
"と
わ。い つも自由に楽しみから楽しみ へ …
、ド ラマティッ
クに歌 い_上げます。
(プロヅァ の 海 と大地を)ヴ ィオ レッタに裏切 られたと怒
“
り悲 しむアルフレー ドに、 父親 は プ ロヴァンスの海 と大地
"と
を、 輝く太陽を思 い 出してごらん …
慰 める、慈 愛 に満
ちたノミリトンの名 アリア。
“
リ を離れて)全 てを知ったアルフレー ドは ノリ を離れ
(ノ
"
一
て 緒 に暮 らそう。 未来が二人 に微笑み かけるだろう…
美しい二 重唱 です。
音ヵ の 百 席
サ ラサ ー テ 席 株 t ギ 民 ∩歳 渦 ギ ィ 断 で名 古
―ン
協奏 曲でありながら、 よリシンフォニックな一 味達 ったヴァ
イじ ィ鶏 奏 曲を… という思 いで、 ラロは敢 えて交響 曲と名
付けました。お聴きいただ く第 1楽 章 は、 オーケストラによる
力強く亥Jむ様なリズムで始まり、 伸 びやかに思いのまま奏 で
■るヴァイオリンのスペイン的情緒溢れる色彩感豊かな旋律が
印象 的です。
行け、 わが思いよ、 黄金 の要に乗つて
G.プジ ディ
オ天 ラ 「
ナブッコ」 は旧約 聖書 に基 づいた題材 によるもの
で 、第 3幕 2場 、 バ ビロエア王ナブ ッコにより捕虜 としてバ
ビロニアに連行されたヘ ブライ人達 が 、 ユウフラテス川 のほ
とりで祖 国を懐 かしんで歌 う名 曲です。イタリアでは今 でも第
2の 国歌として愛されている、 心に染み入る美 しい歌声をお
聴き下さい。
祝典序曲 1812年
P,チ ャイコフスキー (1840-1898)
今から200年 前 の 1812年 に、 ナポレオン率いる60万 の
フランス軍が ロシアに進攻。こ の 曲は、ロ シアにとっての記
念す べ き勝利をテー マ に、 70年 後 の 1882年 に完成 。 第 1
部 の 冒頭 のロシア正 教会 の賛美 歌 〈
神よ汝 の民を救 い給 え〉
では、 ナポレオン軍に脅 かされるロシア国民 の 苦悩 が表され
ています。今回は珍しい合唱版でお聴き下さい。第 2部 で
は、 フランス国歌 (ラ・マルセイエーズ)、 帝政時代 のロシ
ア国歌、 大砲 の轟 が入 り乱れての戦闘描写。第 3部 ではロ
シア軍 の勝利 と栄光を讃 えて鳴り響く鐘 の音、高 らかに歌う
国歌。両 国の戦 いを見事 に描いた作 品です。コンサ ー トの
フィナ ー レを飾 る迫力ある聴き応 え充分 の 出です。
申原 綾子〉
( 解説 : 升
2 0 1 2 みやまえ新春 コンサ ー ト実行委 員
武本宏 一 ( 委員長) / 箕 輪 響 ( 音楽監督)
神原綾子 / 肥 田美奈子 / 古 川 セツ / 水 田充 / 米 林 あおい