コバシオートあぜ塗り機 安全頁必読 取扱説明書 当製品を安全に, また正しくお使いいただくために必ず本 取扱説明書をお読みください。誤った使いかたをすると, 事故を引き起こす恐れがあります。 お読みになった後も必ず製品に近接して保存してください。 0701-0292 岡山市南区中畦684 0142122 - 000 はじめに このたびはコバシオートあぜ塗り機ガイアをお買いあげいただきましてありがとうございました。 この取扱説明書は、オートあぜ塗り機ガイアの性能を十分に発揮させ、より安全で快適な農作業をして いただくためにも、ご使用前によくお読みいただき、正しい取扱いをしてくださるようお願いいたします。 又、オートあぜ塗り機ガイアを他の人に貸出しされる場合には、この取扱説明書も併せて貸出していただ き、正しい取扱いをしていただくようにご指導をお願いいたします。 なお、本製品については、不断の研究成果を新しい技術としてただちに製品に取り入れておりますので、 お手元の製品と本書の内容が一致しない場合もありますが、あらかじめご了承ください。 安全作業のポイント ◎安全な作業をしていただくためには、まず機械の使い方を十分理解し、正しい取扱いを することが基本となります。 ◎この取扱説明書では、特に、重要と考えられる取扱い上の注意事項について、次のよう に表示しています。 必ずお読みいただいて事故のない安全な作業をしてください。 危険…その警告文に従わなかった場合、死亡または重傷を負うことになるものを 示します。 警告…その警告文に従わなかった場合、死亡または重傷を負う危険性があるもの を示します。 注意…その警告文に従わなかった場合、ケガを負う恐れがあるものを示します。 取扱い上の注意…その警告文に従わなかった場合、機械の損傷を起こす恐れの ある操作を示します。 オートあぜ塗り機ガイアの使用目的・使用範囲 このコバシオートあぜ塗り機ガイアは水田のあぜ塗り用作業機です。 使用目的以外の作業や改造などは、決して行なわないでください。 目 次 安全に作業するために ……………………1 コントローラ操作方法及び注意事項 …………29 1 はじめに ……………………………………1 1 コントローラの各部操作説明及び注意事項…29 1. 2 作業の前に ………………………………1 2 手動操作方法 ……………………………31 2. 3 トラクタへの着脱 …………………………1 3 バルブ手動操作方法 ……………………31 2. 4 防護カバー類の取付け …………………2 M,Lの使い分け及び組換え方法 ………………32 5 装着時の前後バランスの確認 …………2 1 M,Lの使い分け …………………………32 4. 6 トラックへの積み・降ろし…………………2 2 MからLの組換え方法 ……………………32 5. 7 一般走行 …………………………………2 3 LからMの組換え方法 ……………………33 6. 8 圃場への出入り …………………………3 作業前点検 9 作業をしている時 …………………………3 1 各部のボルト・ナットのゆるみ …………33 10 作業中の点検 ……………………………4 2 ジョイントへのグリスアップ ……………33 11 トラクタを止めるとき………………………4 3 ギヤケースのオイル量 ……………………34 12 油圧シリンダの取扱い ……………………4 4 ジョイントのノックピン …………………34 13 その他 ……………………………………4 5 チェンへの注油 …………………………34 6 フロントフレームタンクのオイル量 ………35 7 空転、暖機運転 …………………………35 8 コントローラの動作確認…………………35 安全ラベルの取扱い ……………………5∼6 サービスと保証について …………………………7 各部の名称 ………………………………………8 オートあぜぬり機の開梱 …………………………9 ジョイントの取付準備 ……………………………9 1 切断方法 1. …………………………………9 2 取付方法 …………………………………10 2. 3 長さの確認 ………………………………10 3. 4 入力軸セフティカバーの取付け …………11 4. トラクタへの装着(日農工標準オートヒッチ0・1形)…11 1 装着前の準備 ……………………………11 1. 2 トラクタへの装着 …………………………13 2. 3 装着後のトラクタとの調整 ………………15 3. 4 トラクタからの取外し ……………………15 4. トラクタへの装着(日農工標準オートヒッチ1・2形)…17 1 装着前の準備 ……………………………17 1. 2. 2 トラクタへの装着 …………………………18 2. 3 装着後の調整 ……………………………20 2. 4 トラクタからの取外し ……………………20 トラクタへの装着(日農工特殊3Pヒッチ)……21 1. 1 トラクタへの装着 …………………………21 2. 2 トラクタからの取外し ……………………23 フロントウェイトの装着 ……………………………24 コントローラ取付け及び配線接続、取外し……25 1 コントローラ取付け ………………………25 1. 2 配線接続 …………………………………25 1. 3 バッテリハーネスASSY(オプション)取付方法 …26 1. ……………………………………33 9 油圧確認 …………………………………35 8. 圃場の準備 ………………………………………36 移動・圃場への出入り …………………………37 前進(直進) ・自動角塗り (旋回) ・後進作業方法 …38 1 前進(直進)作業 ………………………38 2 自動角塗り作業 …………………………45 3 後進(リバース)作業 ……………………47 作業後の手入れ …………………………………48 自動角塗り (旋回)作業のトラブルシューティング …49 部品交換方法と注意事項 ……………………51 1 シャーボルト ………………………………51 1. 2 耕うん爪 …………………………………51 2. 3 ドラム………………………………………53 2. 4 センサー …………………………………53 2. 保守・点検 ………………………………………54 保管・格納 ………………………………………58 点検整備一覧表 ………………………………59 電気配線図 ……………………………………60 油圧配管図 ……………………………………61 トラクタ別装着表 (Sヒッチ) ………………62∼66 トラクタ別装着表 (Lヒッチ) ………………67∼68 異常診断一覧表 …………………………69∼71 消耗部品 ………………………………………72 主要諸元 …………………………………73∼75 安全頁 安全に作業するために 安全に作業していただくために次のことを守ってください。 もし怠ると…傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります。 1 はじめに 1-1 取扱説明書をよく読み、機械の使い方をよく 1-6 次のような状態では運転しないでください。 覚えてからご使用ください。 ① 飲酒運転 トラクタの取扱説明書もあわせてよくお読み ② いねむり運転 ください。 ③ 病気や薬物の作用で正常な運転ができな 機械の操作を知らずに使用するとたいへん危 いとき 険です。 ④ 若年者 1-2 取扱説明書は、いつでも読めるように、機械 ⑤ 妊娠中の方 機械の操作に十分熟練し、必要な運転免許証 と一緒に大切に保管してください。 1-3 機械を他人に貸出しさ を携帯し、心 れる場合は、取扱説明 身ともに健康 書も併せて貸出してい な状態で運転 ただき、正しい取扱い してください。 1-7 共同作業者がある場合は、動作ごとに合図を をしていただくように、 徹底しましょう。 指導してください。 1-4 適応トラクタ以外への装着の禁止 1-8 使用目的以外の作業や、機械の改造は事故の 主要諸元表に適応トラクタ馬力を表示してい 発生、又は、機械の故障の原因となりますの ますので熟読の上、適応馬力内のトラクタに で、決してしないでください。 装着してください。特にトラクタ馬力が小さ 2 作業の前に い場合はトラク 2-1 機械の点検を タとの重量バラ ンスが悪くなり 各部のボルト、ナットなどのゆるみや、ピン 事故の原因とな の脱落がないか確認してください。作業中に ります。 ボルト、ナット、ピンなどが外れますと、作 1-5 服装には注意を払いましょう 業機やトラクタ 作業中の服装は、ヘルメット、丈夫な手袋、 の破損の原因及 すべらない靴、キチンとした作業服を着用し び事故の原因と てください。だぶついたズボンや上着など、 なります。 回転部分に巻き込まれやすい服装は、たいへ 3 トラクタへの着脱 ん危険です。ボタンもキチンととめましょう。 3-1 作業機の着脱及び調整は、平坦で十分な広さ があり地盤のしっかりした場所で行いましょ う。特に夜間の作業機の着脱は、安全で適切 な照明を用いる等、安全に留意して行ってく ださい。 1 3-2 トラクタを移動して作業機を装着する場合に 又、アタッチメント等を取付けて使用される は、トラクタと作業機の間に人が入らないよ 場合もバランスの確認を行い、フロントウエ うに注意してください。 イトを取付けてください。 3-3 トラクタと作業機の着脱に際しては、いつで 5-2 作業機に他のアタッチメントを取付ける場合 も逃げられる安全な態勢で操作し、このとき は、事前に必ずアタッチメントの取扱説明書 トラクタは必ずブレーキで止めておいてくだ を良く読んでください。 さい。 6 トラックへの積み・降ろし 3-4 二人以上で着脱を行う場合は、互いに合図し 6-1 積み・降ろしの場所は平坦で安全なところを あいましょう。 3-5 ジョイントのノッ 選びましょう。 6-2 すべり止めをした丈夫なアユミ板を確実に固 クピンが確実に PTO軸溝に、又、 定してください。傾斜角度、平行度を確認し 作業機入力軸溝に てください。 6-3 トラックは移動しないようにしっかりと車の はまったか確認し サイドブレーキをかけてください。 てください。 6-4 トラクタの左右のブレーキペダルを連結し、 3-6 取付各部のトメピンが全て確実に装着されて 脱輪しないように注意してください。又、途 中でクラッチを切ったり、変速を中立にしな いるか確認してください。 いでください。低速で積み・降ろしをしてく ださい。 6-5 作業機を装着しての積み・降ろしはトラクタ の重量バランスが 変わります。泥の 付着等もあり、十 4 防護カバー類の取付け 分注意して行って 4-1 ジョイントをはじめ、作業機のセフティカバ ください。 6-6 折りたためる作業機は折りたたみ、エクステ ー防護カバー類は必ず取付けてください。 ンションエプロンもたたみ、トラックの荷台 5 装着時の前後バランスの確認 よりはみ出さないように注意し、強度が十分 5-1 作業機とトラクタとのバランスの確認 あるロープで確実に固定してください。 作業機を装着すると機体の長さや幅が大きく 7 一般走行 なり、重量バランスが変わります。確認の上 7-1 トラクタは作業機を装着して公道を走行でき トラクタの前輪に20%以上のウエイトがかか るように、フロントウエイトを取付けてくだ ません。 さい。なお、作業機に泥が付着して、重たく (道路運送車両の保安基準) なる場合もありますので注意してください。 作業機を装着して走行すると、他の車や電柱 2 安全頁 安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります 安全頁 安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります などに引っかけて事故の原因になります。 7-2 トラクタ・作業機には運転者以外の人を乗せ 7-10 坂道では、クラッチを切ったり、変速を中 ないでください。 立にしないでください。 7-11 坂道では、スピードを落とし、低速で走行 してください。 7-12 坂道では、エンジンブレーキを使用し、急 ブレーキをかけないでください。 8 圃場への出入り 7-3 左右のブレーキペダルを連結して走行してく 8-1 圃場に入るときは、必ず前進で速度を下げて、 ださい。 うねや段差に対して直角に進んでください。 8-2 圃場から出るときは、傾斜しているうねはバ ックで上るか、又は丈夫なアユミ板を使用し てください。 7-4 作業機の回転を止めて走行してください。 7-5 作業機の落下防止装置を必ず使用して走行し てください。 7-6 必要以上の高速運転、急発進、急ブレーキ、 8-3 うねや段差に対して斜め方向に進むと、横滑 急旋回をしないでください。 7-7 旋回するときは、作業機に人や物が接触しな りや転倒する危険があります。作業機を低く いように注意してください。 して重心を下げ、直角に進めてください。 9 作業をしているとき 9-1 いねむり運転、わき見運転をしないようにあ らかじめ体調を整えてください。 7-8 作業機は左右がトラクタの機体幅より広いた 9-2 回転部分等、動く所には触れないでください。 9-3 作業中は、まわりに人を近寄らせないでくだ め、走行時は十分注意してください。移動時 さい。特に子供には十分注意してください。 は作業機の折りたためる箇所は折りたたみ走 補助作業者がある場合は、動作ごとに合図を 行してください。又、スタンドがついている かわしてください。 場合も必ず外してください。 7-9 路肩に草が茂っている所を走行するときは特 に路肩の強度に気を付けてください。 3 9-4 運転者が運転位置をはなれて作業機を調整す 10-3 ラジエーター、マフラーは高温になります る場合、又、爪軸等への草やワラのからみ付 ので、ヤケドに注意してください。 10-4 点検整備に必要な工具類は、適切な管理を きを取りのぞく場合等は、必ずトラクタの駐 車ブレーキをかけ、又、エンジンを停止し、 行い、正しい使用をしてください。 かつ、PTO軸への 動力の伝導が絶た 11 トラクタを止めるとき れていることを確 11-1 平らな場所に止めてから、作業機を降ろし 認した上で行って てエンジンを止め、駐車ブレーキをかけて ください。 ください。 9-5 作業機の下にもぐ 11-2 傾斜地に止める場合は、タイヤに必ず車止 ったり、足をふみ めをしてください。 こんだりしないで ください。 9-6 作業機のカバーは、土礫が飛散しないように 調節してください。 12 油圧シリンダの取扱い 12-1 絶対に分解したり、修理・改造・調整をし ないでください。 9-7 ぬかるみにはまっても作業機は絶対に外さな ・油が吹き出したり、異常動作してけがす いで、他の車に引き上げてもらってください。 る恐れがあります。 12-2 火気・熱気の中に投じないで下さい。 牽引点は低くしてください。 ・シリンダ内には可燃物である作動油が加 10 作業中の点検 圧されて入っているため、火災・爆発の 10-1 作業機の点検を行うときは、トラクタの駐 恐れがあります。 車ブレーキをかけ、又、エンジンを停止し、 かつ、PTO軸への動力の伝導が絶たれてい 13 その他 ることを確認した上で行ってください。又、 13-1 作業機指定のPTO回転数を守ってください。 油圧ロックも必ず行ってください。 低速回転用の作業機を高速回転で使用する と作業機が異常作動し危険です。 13-2 トラクタのエンジン始動時は、作業機が下 がっていることを確認してください。 作業機が不意に下がることもあり危険です。 10-2 点検のために外した防護 カバーは、必ず元の 通りに取付けて ください。 4 安全頁 安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります 安全頁 安全ラベルの取扱い 1 いつも汚れや泥をとり警告がハッキリと見えるようにしてください。 2 安全ラベルが損傷したり破損した時は、新しいものと交換してください。 3 安全ラベルを貼ってある部品を交換した時は、必ず新しい部品に、取外した部品と同 じ場所に安全ラベルを貼ってください。 コバシオートあぜぬり機には、次の安全ラベルが貼ってあります。よくお読みになって、 理解した上で作業してください。 ① ⑥ ② XR750,850 ② XR750F,850F ④ ③ ⑤ 5 ② コードNo.9993949 ③ コードNo.9993952 ④ コードNo.9993951 ⑤ コードNo.9993948 ⑥ コードNo.9992126 6 安全頁 ① コードNo.9993950 サービスと保証について 1 保証書について コバシオートあぜ塗り機には保証書が添付してあります。保証書はお客様が保証修理を受けられる際に 必要となるものです。保証内容は保証書をご覧ください。お読みになった後は大切に保管してください。 2 アフターサービスについて 機械の調子が悪いときに点検、処置してもなお不具合があるときには、下記の点を明確にして、お買い 上げ頂いた販売店、農協、弊社営業所までご連絡ください。 その際 ●機械の型式名と製造機械番号 ●ご使用状況(作業速度、回転速度はいくらで、どんな作業をしていたときに) ●どのくらい使用されましたか(約○○アール・約○○時間使用後) ●不具合が発生したときの状況を、できるだけ詳しくお教えください。 製造機械番号 補修用部品の供給年限について この製品の補修用部品の供 給年限(期間)は、製 造打切り後9年といた します。 但し、供 給 年限内であっても、特 殊 部品につきましては、納期等につ いてご相談させていただく場合もあります。 補 修用部 品の 供 給は、原 則 的には、上 記の 供 給 年 限で終了いたしま すが、供 給年限経 過後であっても、部品供 給のご要請があった場合に は、納期及び価格についてご相談させていただきます。 純正部品を使いましょう 補修用部品は、安心してご使用いただける純正部品をお買求めください。 市販 類似品をお使いになりますと、機 械の不調や、機 械の寿命を短く する原因になります。 7 各部の名称 XR750FT-3S リヤフレーム オフセットチェンカバー ドラムカバー フロントフレーム オートヒッチアーム ドラム スライドカバー サイドカバー センサカバー オフセットリンク センシングアームB オフセットアーム センサーA キャスタスタンド ドラム調整ハンドル オフセットシリンダ コントロールバルブ センカイシリンダ センサーB (リヤカバーB内部) リターンパイプ コールタ調整ハンドル リヤカバーB コールタ フロントギヤケース シールドカバー ガイドプレート リヤギヤケース 8 オートあぜ塗り機の開梱 ななななななななな 1. 開 梱 標準装備品 オートあぜ塗り機は、鉄枠梱包されていま 部 品 名 数量 摘 要 オートヒッチ 1 4S、3S、4L、3L のみ キャスタスタンド 2 ジョイント 1 ってください。鉄 枠 梱包には、スクリュウネ コントローラハー ネス用束線バンド 4 ジが使用されています。ネジの踏み抜きなど トリアツカイカード 1 コガタボルトM8×25 コガタ U ナットM8 10 天場コーウンジク用 シャーボルト予備 ボルト M10×35 U ナット M10 10 フロントシテンジク用 シャーボルト予備 シリンダプレート 1 ボルト M12×25 1 S ワッシャ M12 2 取扱説明書 1 すので開梱してください。 注意 開梱する時は、丈夫な手 袋を着用して行な ないように注意して開梱してください。 4S、3S、4L、3L のみ シリンダ位置の組替 え時に使用します ◆オートあぜ塗り機(XR)はトップマスト、ヒッ チブラケットを交換することにより、日農工標 準 3P 仕様、日農工特殊 3P 仕様(A-1 形、A-2 形、B 形)にすることができます。交換部品は 別途ご購入をお願いいたします。詳しくは販売 店、農協にご相談ください。 ジョイントの取付準備 取扱上の注意 長すぎるジョイントを装着しますと、トラクタ の PTO 軸と作業機の入力軸を突き破損させま す。又、短かすぎますと、ジョイントのカミ合 わせが不足して、チューブが破損します。 お願い 標準のジョイントがトラクタによって は、長い場合があります。トラクタ別装着表 (P.62 〜 P.68)を参照の上、切断長さを確認の 上、チューブとセフティカバーのオス側メス側 を切断してください。 1 切断方法 1. 長い分だけセフティカバーをオス、メス両 方切りとります。 9 2. 広角ジョイントの取付方法 2. 切りとったセフティカバーと同じ長さで チューブを、金ノコ、又は、カッターでオス、 3 セットの時に、広角ジョイントを取り付 メス両方切断します。 ける場合は、必ず、広角側をトラクタ PTO 軸にセットしてください。 トラクタ PTO 軸側 3. 切り口をヤスリでなめらかに仕上げ、切り 作業機入力軸側 3 長さの確認 粉を取除き、グリスを塗布して、オス、メ 1. トラクタの 3 点リンクにオートヒッチを取 スを組み合わせます。 付け、トップリンクの長さを指定の長さに 調節してください。 (3 セットの場合は、作業機を装着してから 次の確認を行います。) 2. 油圧をいっぱいに下げて、4 セットジョイ ントをセットしてください。 3. 徐々に油圧を上げて、ジョイントが一番縮 んだ状態でも、軸を突き上げないことを確 認してください。 4. 油圧を上下してカバーのスキマを確認して ください。 2 取付方法 1. ジョイントの、ノックピンを押しながら軸 に挿入、軸の溝にノックピンをはめ込み抜 け止めとします。 ノックピンが正確に軸溝にはまっているか 確認してください。ピンの「頭が 10mm 以上」 でているか、トラクタ側と作業機側のノッ クピンを確認してください。 5. ジョイントセフティカバーのチェンを固定 10mm 以上出ている のが正常です し、回り止めをします。この時油圧をいっ ぱいに下げてもチェンが緊張しないように たるみをもたせてください。 トップリンク 10 4 入力軸セフティカバーの取付け セフティーカバー 危険 セフティカバーを取り外して使用すると死 傷することがありますので、必ず取付けた ままで使用してください。 入力軸 トラクタへの装着(日農工標準オートヒッチ)S ヒッチ(0・1 形) 1 装着前の準備 オートヒッチアーム 1. トラクタの準備 本機の装着方法は標準 3 点リンク式のヒッチ です。もし、トラクタに特殊 3 点リンク式の ロータリを装着されている場合は、トップリ ンクを標準 3 点リンク用の長いトップリンク と付け替えてください。又、 ドローバーがジョ イントに干渉する場合は、ドローバーの位置 を変えるか、取外してください。 サポートプレート サポートバー 3. トラクタへのオートヒッチの取付け 警告 トラクタの駐車ブレーキをかけ、又エンジ ンを停止し、PTO 軸への動力が切れてい ることを確認してから作業してください。 ①トラクタのポジションコントロールレバー を下げ、ロアーリンクをいっぱいまで下げ 3 点リンクの取付位置は、本書のトラクタ ます。トラクタの PTO 軸にジョイントの 別装着寸法表(P.62 〜 P.66)ページを参 広角側を取付け、作業機入力軸側は地面に 照の上、トップリンク長さやリフトロッド 置いてください。 位置を確認、取付けてください。 2. オートヒッチアームの準備 4 セットで使用する場合は、オートヒッチ アームにジョイントをセットするサポート プレート、及び、サポートバーが確実に取 付けてあることを確認してください。 3 セットの場合はサポートプレート、サポー トバーがないことを確認してください。 11 ②オートヒッチを、トラクタのトップリンク ⑤ジョイントのラベル面を上にし、手でジョ に取り付けます。 イントを折り曲げ、軸の細い部分からサ ポートプレートの長穴にセットしてくださ トップリンク い。(4 セットのみ) トップリンクピンはトラクタの付属品を使 用してください。 ③左 右のロアーリンクにオートヒッチのロ アーリンクピンを取り付けてください。ト ⑥ジョイントセフティカバーのチェンを固定 ラクタの 3 点リンク規格により、内側セッ し、回り止めをしてください。 トと外側セットがありますので規格に合わ チェン せてセットしてください。 JIS 0 …内側セット JIS I …外側セット ロアーリンクピン(0形) チェン ⑦チェックチェンを張ってオートヒッチをト ラクタの中心に合わせてください。また、 ロアーリンクに左右の高さも均等にしてく ださい。 注意 装着が終わりましたら、各部のトメピンや トップリンクの抜け止めが確実になされて いることを確認してください。 ロアーリンクピン(1形) ④ト ラクタの PTO 軸にジョイントの広角側 を取付けます。 12 2 トラクタへの装着 注意 注意 ● スタンドの取付けは、作業機を「移動、格 納位置」にした状態で行ってください。 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかりし た場所で行ってください。 トラクタから外した際、作業機が転倒する おそれがあります。 2. 夜間の場合は適切な照明を用いてください。 3. トラクタと作業機の間には人が入らないよ ロックピン う注意してください。 4. 二人作業の場合は互いに合図しあって作業 をしてください。 1. 作業機を格納位置に 作業機を下図のように移動格納状態にし、 矢印を合わせた位置(→←)にしてください。 注意 キャスタスタンド 作業機は PTO を入れて稼働させるため、爪・ 3. オートヒッチフックのロックの解除 ドラムが回転しますので、周囲の安全を確認 装着前に、フックバネを起こしてロックを して行ってください。 解除し、レバーを真上に引き上げレバーの 移動・格納位置ラベル 凸部をレバーガイドに引っ掛けて、フック を開いておきます。 フロントフレーム の矢印 4. 取付け バックしてヒッチを合わせる トラクタの PTO の変速はニュートラルにしてお いてください。 オートヒッチを下げて、トラクタをゆっくり作 2. スタンドの取付け 業機に近づけ、作業機のマスト先端とオート 作業機の中央フレーム両端のブラケットに ヒッチのトップを合わせます。この時トラクタ キャスタスタンドを取付け、ロックピンで と作業機が直角になるようにしてください。 固定します。 13 レバー 5. フックを合わせてリフトアップ レバーガイド ポジションコントロールレバーを「上げる」 フックバネ 7. 広角ジョイントの取付方法 にして、作業機をゆっくりとリフトアップ 3 セットのときに、広角ジョイントを取付 すると、オートヒッチのロアーフックとジョ ける場合は、必ず、広角側をトラクタ PTO イントのクラッチ部は自動的に接続、ロッ 軸に取付けてください。 クされます。ジョイントが噛み合わなかっ たりした場合は、ポジションコントロール レバーを下げて一度前進、再度最初からや り直してください。 6. フックが確実にロックされたか確認してく ださい。 ジョイントセフティ カバーのチェンを固 定し、回り止めをし ます。この時作業機 をいっぱい下げても チェンが緊張しない ようにたるみを持た せてください。 フックが確実にロック 危険 注意 セフティカバーを取外して使用すると、巻 作業が終わって作業機を取り外すまでは、 き込まれて死傷することがありますので必 オートヒッチレバーには絶対に手を触れな ず取付けたままで使用してください。 いでください。ロックが解除し作業機が外 れます。 セフティーカバー オートヒッチアームのフック部に作業機の ガイドカラーが両側とも入っていることを 確認してから、オートヒッチアームのレバー を下げてフックを閉じます。 レバーについているフックバネをレバーガ イドに引っ掛けて、不用意に作業機が外れ ないように確実にロックしてください。 入力軸 8. スタンドは取外してください。 14 2. トップリンクの調整(前後の傾き) 取扱上の注意 作業機を接地させ、オフセットアームが地 面に対して水平になるようにトップリンク 1. 最初の装着時には、油圧をゆっくりあげな を調整してください。※ 水平になっていな がら、トラクタと作業機が干渉しないか確 い場合は、畦の土の量が不足して丈夫な畦 認してください。特に、キャビン付きトラ ができません。 クタの場合には、背面のガラスを割らない オフセットアーム ように注意してください。 2. トラクタによっては、スイッチ一つで自動 で最上部まで上昇する機構がありますが、 水平 必ず手動で干渉の有無を確認してから使 用してください。又、作業機が勢いよく上 がるため 10cm 以上の余裕を持って上げ規 制をしてください。 地面 3. ポジションコントロールレバーを徐々に 上げて、ジョイントが一番縮んだ状態でも ジョイントが突かないことを確認してく 注意 ださい。 トップリンクの調整は、作業機を接地させ て行ってください。トップリンクが抜けて 作業機が落下することがあり、危険です。 4. トップリンクやロアーリンクの取付位置 及び、リフトロッドやトップリンクの長さ を変えた場合にも干渉の有無を確認して ください。 3. リフトロッドの調整(左右の水平) 5. 左右の水平調節についても注意してくだ 作業機が水平になるように、トラクタのレ さい。 ベリングハンドル、又は、油圧スイッチを 操作し、調整してください。 4. ジョイントの異音について 3 装着後のトラクタとの調整 ジョイントは作業機の入力軸とが直線に近 1. チェックチェンの調整(左右の振れ) いほど異音は少なくなります。 作業機を持ち上げた状態で、作業機の入力 軸とトラクタの PTO 軸を合わせて、左右の 取扱上の注意 横振れが均等になるように確認して、横 振 〰〰〰〰 作業機を最上位置に上げた状態で回転させま すと、異音が発生し、ジョイントに無理がか かり、損傷の原因になります。回転しても振 動や、音がでない位置にポジションコントロー ルレバーのストッパをセットしてください。 れ が 5mm 以内になるように、左右均等に 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 チェックチェンを張ってください。 4 トラクタからの取外し 注意 1. 作業機を取外す場合は、平坦で地盤のしっ かりした所で、装着のためのスペースが十 分とれるところで行ってください。 2. スタンドの取付けは作業機を格納位置にし た状態で行ってください。トラクタから外 れた際、作業機が転倒する恐れがあります。 15 3. オートヒッチフックのロックの解除 1. 作業機を格納位置に 作業機を下図のように移動格納状態にし、 作業機をリフトアップしてから、フックバ 矢印を合わせた位置(→←)にしてください。 ネを起こしてロックを解除し、レバーを真 移動・格納位置ラベル 上に引き上げてレバーの凸部をレバーガイ ドに引っ掛けて、フックを開きます。 レバー フロントフレーム の矢印 フックバネ レバーガイド 4. 作業機を下げる ポジションコントロールレバーを「下げる」 にして、作業機を下げるとロアーフック部 は外れます。次にポジションコントロール レバーを下げながらトラクタをゆっくり前 進させると作業機は外れます。 注意 作業機は PTO を入れて稼働させるため、爪・ ドラムが回転しますので、周囲の安全を確認 して行ってください。 2. スタンドの取付け 作業機を持ち上げて、キャスタスタンドを ◆外れない場合は、場所が平坦でないとか、 ロックピンで固定します。(装着時と同じ状 トラクタがまっすぐ前進していないなどの 態に取付けします。) 原因がありますので、再度、動作をやり直 してください。 注意 トラクタから作業機を外し、オートヒッチを作 業機に取付けて格納する場合には、必ず落下防 止のフックバネをレバーガイドに引っ掛けて、 オートヒッチの落下防止をしておきましょう。 スタンドの取付け ロックピン スタンドの取付けは、作業機を「格納位置」 レバー オートヒッチアーム レバーガイド フックバネ にした状態で行ってください。 16 トラクタへの装着(日農工標準オートヒッチ)L ヒッチ(1・2 形) 1 装着前の準備 トップリンク 1. トラクタの準備 オートヒッチ 本機の装着方法は標準 3 点リンク式のヒッチ です。もし、トラクタに特殊 3 点リンク式の ボルト ロータリを装着されている場合は、トップリ ンクを標準 3 点リンク用の長いトップリンク と付け替えてください。又、ドローバーも外 してください。 リフトロッド トップリンク ロアーリンク サポートプレート (4セットのみ) 3. トラクタへのオートヒッチの取付け 警告 トラクタの駐車ブレーキをかけ、又、エン ジンを停止し、PTO 軸への動力が切れてい チェックチェン ることを確認してから作業してください。 ドローバー ロアーリンク ロアーリンク ①トラクタのポジションコントロールレバー を下げ、ロアーリンクをいっぱいまで下げ 取付位置は、本書のトラクタ別装着寸法表 ます。 (P.65 〜 P.66)ページを参照の上、トップリ ンク長さやリフトロッド位置を確認、取付 トラクタの PTO 軸にジョイントの広角側 を取付け、作業機入力軸側は地面に置いて けてください。 ください。 2. オートヒッチの取付け 4 セットで使用する場合は、オートヒッチ にジョイントをセットするサポートプレー ト、及び、ボルトが確実に取付けてあるこ とを確認してください。 3 セットの場合はサポートプレート、ボル トがないことを確認してください。 17 ②オートヒッチを、トラクタのトップリンク ⑥チェックチェンを張ってオートヒッチをト に取り付けます。 ラクタの中心に合わせてください。 トップリンク 又、ロアーリンクの左右の高さも均等にし てください。 注意 装着が終わりましたら、各部のトメピンや トップリンクピンの抜け止めが確実になさ れていることを確認してください。 オートヒッチ 2 トラクタへの装着 ③左右のロアーリンクにオートヒッチのヒッ チピンを取り付けてください。 ④ジョイントのラベル面を上にし、手でジョ 注意 イントを折り曲げ、軸の細い部分からサ 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり ポートプレートの長穴にセットしてくださ した場所で行ってください。 い。(4セットのみ) 2. 夜間の場合は適切な照明を用いてください。 3. トラクタと作業機の間には人が入らない よう注意してください。 4. 二人作業の場合は互いに合図しあって作 業をしてください。 1. ヒッチブラケットのガイドカラー、マスト サポートプレート のピン位置の確認 ラベル ヒッチブラケットのガイドカラーセット位置、 マストのピン位置を L ヒッチの状態にセット ⑤ジョイントセフティカバーのチェンを固定 しているか確認してください。 し、回り止めをしてください。 ピン (上の穴) チェン ガイドカラー (外側) 18 5. フックを合わせてリフトアップ 2. 落下防止の R ピンを外す 装着前にはオートヒッチアームに取り付け ポジションコントロールレバーを「上げる」 ている落下防止の R ピンを、必ず外してお にして、作業機をゆっくりとリフトアップす きます。外した R ピンは手前の穴に差し込 ると、オートヒッチのロアーフックとジョイ みます。 ントのクラッチ部(4 セットのみ)は自動的 に接続、ロックされます。 ジョイントが噛み合わなかったりした場合 は、ポジションコントロールレバーを下げて 一度前進、再度最初からやり直してください。 6. フックが確実にロックされたか確認してくだ さい。 Rピン (落下防止) を外す 3. オートヒッチのロックを解除 乗車してロックレバーを下げ、オートヒッチ のロックを解除し、フックを開いておきます。 レバー フックのロック状態 注意 作業が終わって作業機を取り外すまでは、レ バーには絶対に手を触れないでください。 ロックか解除し作業機が外れます。 7. スタンドを取外してください。 4. 取付け バックしてヒッチを合わせる 取扱上の注意 トラクタの PTO の変速はニュートラルにして 1. 最初の装着時には、作業機をゆっくりあげ おいてください。 ながら、トラクタと作業機が干渉しないか オートヒッチを下げて、トラクタをゆっくり 確認してください。特に、キャビン付きト 作業機に近づけ、作業機のマスト先端とオー ラクタの場合には、背面のガラスを割らな トヒッチのトップを合わせます。 いように注意してください。 この時トラクタと作業機が直角になるように 2. トラクタによっては、スイッチひとつで自 してください。 動で最上部まで上昇する機構があります が、必ず手動で干渉の有無を確認してから 使用してください。又、作業機が勢いよく 上がるため 10cm 以上の余裕を持って上げ 規制をしてください。 3. トップリンクやロアーリンクの取付穴位 置、及びリフトロッドやトップリンクの長 さを変えた場合にも干渉の有無を確認し てください。 4. 左右の水平調節についても注意してください。 19 3 装着後の調整 4 トラクタからの取外し 1. チェックチェンの調整(左右の振れ) 作業機を持ち上げた状態で、作業機の入力 注意 軸とトラクタの PTO 軸を合わせて、左右 の横振れを確認して、横 振れが 5mm 以内に 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 作業機を外す場合は、平坦で地盤のしっか りした所で、取り外しのためのスペースが なるように、左右均等にチェックチェンを 十分とれるところで行ってください。 張ってください。 2. トップリンクの調整(前後の傾き) 1. スタンドの取付け 作業機を接地させ、オフセットアームが地 作業機を持ち上げて、作業機両端のブラケッ 面に対して水平になるようにトップリンク トにスタンドを取付け、ロックピンで固定 を調整してください。※ 水平になっていな します。 い場合は、畦の土の量が不足して丈夫な畦 ができません。 オフセットアーム 水平 スタンド取付 地面 ロックピン 2. オートヒッチフックを取外し位置に 注意 作業機を持ち上げてロックレバーを下げ、 オートヒッチフックのリンクを解除位置に トップリンクの調整は、作業機を接地させ て行ってください。トップリンクが抜けて 作業機が落下することがあり、危険です。 して、フックを取外しの位置にします。 レバー解除 3. リフトロッドの調整(左右の調整) 作業機を持ち上げ、後方より見て、左右が 水平になるように、トラクタのレベリング ハンドル、又は、油圧スイッチを操作し、 調整してください。 取扱上の注意 作業機を最上位置に上げた状態で回転させ ますと、異音が発生し、ジョイントに無理 がかかり、損傷の原因になります。回転し ても振動や、音がでない位置にポジション コントロールレバーのストッパをセットし てください。 20 3. 作業機を下げる 注意 ポジションコントロールレバーを「下げる」 にして、作業機を下げるとロアーフック部 トラクタから作業機を外し、オートヒッチ は外れます。次にポジションコントロール を作業機に取付けて格納する場合には、必 レバーを下げながらトラクタをゆっくり前 ず落下防止の R ピンを差し込んで、オート 進させると作業機は外れます。 ヒッチの落下防止をしておきましょう。 ※外れない場合は、場所が平坦でないとか、 Rピン (落下防止) を差し込む トラクタがまっすぐ前進していないなどの 原因がありますので、再度動作をやり直し てください。 トラクタへの装着(日農工特殊 3P ヒッチ) (XR750-S、XR750-T、XR750-U(MU)、XR750F-S、XR750F-T、XR750F-U(MU)) 移動・格納位置ラベル いずれの型式も、トラクタに装着されている純正 ロータリと同様の手順で、作業機の取付け、取外し ができます。又、純正ロータリのオートヒッチ、トッ フロントフレーム の矢印 プリンク、ジョイントがそのまま使用できます。 ◆メーカーによりオートヒッチの呼び名が異なりま すので注意してください。 1 トラクタへの装着 注意 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり した場所で行ってください。 2. 夜間の場合は適切な照明を用いてください。 3. トラクタと作業機の間には人が入らない よう注意してください。 4. 二人作業の場合は互いに合図しあい注意 注意 して作業してください。 作業機 は PTO を入れて稼働させるため、爪、 1. 作業機を格納位置に ドラムが回転しますので、周囲の安全を確認 作業機を右図のように移動格納状態にし、 して行ってください。 矢印を合わせた位置(→←)にしてください。 21 2. トラクタの準備 オフセットアーム ロアーリンク、リフトロッドは、純正ロー タリと同じ位置(特3P)で、又、オートヒッ チはロアーリンクに取付けた状態で本作業 水平 機は装着できます。 3. スタンドの取付け 地面 注意 スタンドの取付けは、作業機を「格納位置」 危険 にした状態で行ってください。トラクタから外 セフティカバーを取外して使用すると、巻 した際、作業機が転倒するおそれがあります。 き込まれて死傷することがありますので、 作業機の中央フレーム両端のブラケットにス 必ず取付けたままで使用してください。 タンドを取付け、ロックピンで固定します。 注意 ロックピン 作 業 が 終 わ っ て 作 業 機 を 取 外 す ま で は、 オートヒッチのロックレバーには絶対に手 をふれないでください。ロックが解除し作 業機が外れます。 ※水平になっていない場合は、畦の土の量が不 足して丈夫な畦ができません。 キャスタスタンド 取扱上の注意 4. 作業機を装着姿勢に 入力軸を前傾にし、装着しやすいようにターン 1. 最初の装着時には、油圧をゆっくりあげな がら、トラクタと作業機が干渉しないか確 認してください。特に、キャビン付きトラ クタの場合には、背面ガラスを割らないよ うに注意してください。 2. トラクタによっては、スイッチひとつで自 動で最上部まで上昇する機構があります が、必ず手動で干渉の有無を確認してから 使用してください。又、作業機が勢いよく 上がるため 10cm 以上の余裕を持って上げ 規制をしてください。 3. トップリンクやロアーリンクの取付穴位 置、及びリフトロッドやトップリンクの長 さを変えた場合にも干渉の有無を確認し てください。 4. 左右の水平調節についても注意してくだ さい。 バックルの長さを調整してください。 (出荷時 290ミリ〜 315ミリ:機種によって異なります) 290mm 5. トラクタへの装着 トラクタにより、装着手順が異なります。お 手持ちの、トラクタ及び、純正ロータリの取 扱説明書に従って装着してください。装着後 にスタンドを取外してください。作業機を接 地させ、オフセットアームが水平になるよう にターンバックルを調整してください。 22 2 トラクタからの取外し 1. 作業機を格納位置に 作業機を下図のように移動格納状態にし、矢 印を合わせた位置(→←)にしてください。 移動・格納位置ラベル フロントフレーム の矢印 キャスタスタンド キャスタスタンド スタンドの取付けは、作業機を「格納位置」 にした状態で行ってください。 3. 取 外 し 純正ロータリの取扱説明書に従い同様な手 順で取り外してください。 注意 作業機を取外す場合は、平坦で地盤のしっ かりした所で、装着のためのスペースが十 分とれるところで行ってください。 注意 作業機 は PTOを入れて稼働させるため、爪、 ドラムが回転しますので、周囲の安全を確認 して行ってください。 2. スタンドの取付け 注意 スタンドの取付けは、作業機を「格納位置」 にした状態で行ってください。トラクタか ら外した際、作業機が転倒するおそれがあ ります。 作業機を持ち上げて、キャスタスタンドを ロックピンで固定します。(脱着時と同じ状 態に取付けします。) 23 フロントウエイトの装着 あぜぬり機はオフセット作業機です。トラクタ型式及び装着方式によりフロントウエイトが必要になります。 必ず、必要枚数、および重量をご確認の上、ご購入先にご相談ください。 フロントウエイト必要枚数(ロプス仕様は、下記数量より1枚追加してください。) ウエイト必要枚数 トラクタ型式 KL 装着方式 トラクタ側:W3P 作業機側:B (U) 左記以外の装着方式 270.270PC.280.300.310.330.330PC.340 5枚 (125kg) 3枚 (75kg) 360.380.410.410PC.430 2枚 (50kg) 1枚 (25kg) 460.500.500PC.550 2枚 (50kg) 不要 MZ 50.55.60 ̶ 不要 GM 49.56.60 ̶ 不要 ウエイト必要枚数 トラクタ型式 装着方式 328V EF US トラクタ側:特3P 作業機側:A2 (T) 左記以外の装着方式 2枚 (60kg) 2枚 (60kg) 330V.334V ̶ 2枚 (60kg) 338V.342V ̶ 1枚 (30kg) 650.655.660 ̶ 不要 301.361 ̶ 2枚 (60kg) 401.451.501.551.601 ̶ 不要 ウエイト必要枚数 トラクタ型式 装着方式 トラクタ側:特3P 作業機側:A1 (S) 左記以外の装着方式 27.27C 3枚 (75kg) 3枚 (75kg) 30.33C 3枚 (75kg) 2枚 (50kg) 37.41.41C.46.46C.50 ̶ 不要 TJ 55 ̶ 不要 TGS 55 ̶ 不要 AT ウエイト必要枚数 トラクタ型式 GO 装着方式 GV 左記以外の装着方式 28.30 (特3Pスーパーヒッチは除く) 6枚 (180kg) 5枚 (150kg) 32.34 (特3Pスーパーヒッチは除く) 6枚 (180kg) 5枚 (150kg) ̶ 5枚 (150kg) 34.37 3枚 (90kg) 2枚 (60kg) 40.46 ̶ 1枚 (30kg) 50 ̶ 不要 46.56 ̶ 不要 34K GX トラクタ側:デュアルヒッチ 作業機側:B (MU) 警告 1. トラクタ後部に作業機を装着したとき、かじ取り車輪(前輪)にかかる荷重が総重量の 25%以上になるようにバランスウエイトを装備し、使用してください。 2. 前部が軽くなりすぎると、操縦が難しくなり転倒事故のおそれもあります(詳細は購入先 にご相談ください)。 24 コントローラ取付け及び配線接続、取り外し 1 コントローラ取付け 〈取付け方法〉 1.取付け面の清掃、脱脂をしてください。 オートあぜ塗り機にはコントロール(制御) (テープの貼付けが良くなります。 ) ボックス等は無く、手持ちタイプのコント 2.マジックテープの保護フィルムを剥がし、コ ローラのみとなり、取付けは、コントローラ ントローラごと取付け面に押し付けます。 裏面のマジックテープで行います。 3.マジックテープの粘着面が剥がれないよう 〈取付け位置〉 に、ゆっくりとコントローラを剥がします。 安全に操作し易い場所へ取付してください。 4.取り付け面に残ったマジックテープを強く押 (例)フェンダやキャビン内のピラー(支柱) さえ、剥がれないようにします。 など 取扱上の注意 オートあぜ塗り機専用コントローラのた め、他機種への使用はできません。 2 配線接続 1. 作業機からハーネス ASSY を取り出し、ト ラクタ内に導入します。 注意 コントローラ 1. ぬれた手で接続作業をしないでください。 キャビンピラー 感電する恐れがあります。 2. 配線をトラクタ後部の取り出し穴より導入す る場合は、必ずゴムキャップの中を通してく ださい。ゴムキャップがない場合、配線が切 断されショートする恐れがあります。 3. ゴムキャップがふさがれている場合、穴又 は切り込みを開け、その中に配線を通し室 内へ導入してください。 4. 詳しくはお手持ちのトラクタ取扱説明書 マジックテープ をご覧ください。 2. トラクタ座席付近にある外部電源取出端子 へ電源ハーネスを接続します。 (取出端子が 2P カプラの場合) そのまま接続してください。 (取出端子が 1P カプラの場合) ハーネス 2 を外し、接続してください。 外したハーネス 2 は大切に保管してください。 取扱上の注意 コントローラ ハーネス 2(電気配線図(P.60)参照)はオー トあぜ塗り機専用ハーネスのため、他機種 への使用はできません。 25 3 バッテリハーネス ASSY 取付方法 (取出端子がない場合) 後に記載されたバッテリハーネス ASSY の 取付方法をご覧ください。 また、バッテリハーネス ASSY 及び固定用 取扱上の注意 束線バンドは購入して下さい。 ●バッテリハーネス ASSY 品目コード:7662493…1 ケ ●束線バンド 品目コード:7840059…10 ケ トラクタのキースイッチを OFF にしてもコ ントローラの電源は切れないので、必ずコ ントローラの電源を OFF にしてください。 警告 3. コントローラへハーネスASSYの18Pカプラを “カチッ”という音がするまで、差し込みます。 バッテリハーネス ASSY をバッテリに接 続するときは、 (+) (−) に注意してください。 4. 18P カプラを覆うように樹脂カバーをコン 逆に接続すると、ショートして火災になる 恐れがあります。 トローラにはめ込みます。 注意 1. バッテリハーネス ASSY が損傷している 場合は、絶対に使用しないでください。 (守 らないとショートする恐れがあります) 2. 接 続 で き る バ ッ テ リ 電 圧 は 12V で す。 24V のバッテリには絶対に接続しないで 樹脂カバー ください。あやまって接続すると、コント ローラ等を破損し、ショートする恐れがあ 5. 付属の束線バンドでヒッチなどに固定します。 ります。 3. ぬれた手でバッテリや接続部に触れない 取扱上の注意 でください。あやまって触れると、感電す る恐れがあります。 1. 作業機を上下させてもハーネスが引っ張 4. バッテリ(+)端子への取付け及び取外し られたり、折り曲げ、挟まり等がないか確 作業は、アース側の(−)側ケーブルがター 認してください。 ミナルから取外されていることを確認し 2. 作業機を上下させてもジョイント、可動部 た上で、行ってください。 分、タイヤ等に接触していないか確認して ください。 守らないと工具等がトラクタのボディに 当たった場合にショートして危険です。 5. 長期間使用しない場合は、必ずトラクタの バッテリからバッテリハーネス ASSY を 取外して保管してください。 守らないとバッテリハーネス ASSY を損 傷し、ショートする恐れがあります。 6. バッテリハーネス ASSY の取付け及び取 外し手順は、必ず取扱説明書通りに行って ください。守らないと工具等がトラクタの ボディに当たった場合にショートして危 険です。 26 1. バッテリへの取付け バッテリ 注意 バッテリハーネスASSY 束線バンド 1. トラクタの高温部箇所(マフラ等)には、 バッテリハーネス ASSY を取付けないで カプラ ください。高温でバッテリハーネス ASSY が溶けて危険です。 トラクタ座席 バッテリハーネスASSY スローブローヒューズ 2. 回転物(ファンベルト、冷却ファン等)や 可動するものに接触しないように取付け てください。バッテリハーネス ASSY が 切れてショートする恐れがあります。 束線バンド ①トラクタのエンジンを止め、電源を切って からエンジンキーを抜いてください。 ②バッテリに取り付けられているアース側の (−)側ケーブルをターミナルから取外して ください。 3. バッテリハーネス ASSY が鋭利なものに ③バッテリハーネス ASSY の (+) 側 (赤色線) 接触したり、カバー、シート、キャビンの 丸端子を、バッテリの(+)側のターミナル ドア等に挟み込まれないように取付けて のネジ部に取付けた後、確実に締まってい ください。ハーネスの被覆がはがれて危険 ることを確認してください。 です。 ④アース側の(−)ケーブルをバッテリの(−) 側ターミナルに取付け、バッテリハーネス ASSY の(−)側(黒色線)丸端子を、バッテ リの(−)側ターミナルのネジ部に取付けた 後、確実に締まっていることを確認してく ださい。 側 (+)側詳細図 黒 赤 赤 4. トラクタフレームの下側にバッテリハー ネスASSYが垂れ下がった状態にしないで 側 ください。障害物に引っかかりショートす る恐れがあります。 5. 油圧配管にバッテリハーネスASSYを固定 ⑤ハーネスがたるまないように付属の束線バ しないでください。 ンドでトラクタに固定してください。 27 油圧配管 ③バ ッテリに取付けられているアース側の (−)側ケーブルをターミナルから取外して ください。 ④バッテリハーネス ASSY の (+) 側 (赤色線) 丸端子を、バッテリの(+)側ケーブルから 取外した後、ネジを元通りに確実に締め付 けてください。 バッテリハーネスASSY 6. トラクタ可動部にバッテリハーネス ASSY を 固定しないでください。バッテリハーネス ASSY が切れてショートする恐れがあります。 7. 運転席の足元でバッテリハーネスASSYがたる まないように固定してください。たるんでいる と足に引っかかりショートする恐れがあります。 ハーネス部及びカプラ部は足で直接踏み付けら れるような場所に配線しないでください。また カプラ付近での固定を確実に行ってください。 ⑤バッテリハーネス ASSY の (−) 側 (黒色線) 丸端子をバッテリの(−)側ケーブルから取 外してください。 ⑥アース側の(−)ケーブルをバッテリの(−) 側ターミナルに取付けた後、ネジが確実に 締まっていることを確認してください。 ⑦束線バンドを取外してから、バッテリハー ネス ASSY を取外してください。 ⑥バッテリハーネスASSYのカプラを作業機の 電源ハーネスのカプラに取付けてください。 ○なおバッテリハーネスASSYでバッテリまで 届かない場合は、延長用のハーネスキット B を使用してください。 (オプション=品目コード: 7662496、 長さ :1.5m) 押すとカムが働き ロックがはずれます。 ※ハサミ等で切らないでください。 2. バッテリからの取外し ①トラクタのエンジンを止め、電源を切って からエンジンキーを抜いてください。 ②スイッチボックス側のカプラ部を取外して ください。 ⑧取外した部品は、安全な場所に大切に保管 してください。 3. スローブローヒューズについて ・ スローブローヒューズは、ショートした場 合に配線を保護するためのものです。 ・ もし切れた場合は、すみやかに購入された 販売店に相談し、切れた原因の確認と処置 を行ってください。 ・ 交換する時は、必ず純正部品を使用してく ださい。(品目コード:7662494,部品名: スローブローヒューズ 規格 60A) ・ ヒューズの交換は、必ずエンジンを停止し、 スイッチボックスの電源を切った上で行っ てください。 ・ 交換後は元通りにカバーを閉じてください。 注意 カプラを取外す場合 は、ロック用の爪部 分を押さえながら取 外してください。こ の時、絶対に配線を 引っ張って取外さな いでください。守らないとカプラが破損し、端 子が剥き出しになりショートして危険です。 28 コントローラ操作方法及び注意事項 1 コントローラの 各部操作説明及び注意事項 コントローラの操作を行う時は、必ず PTO を「1 速」に入れて行うようになります。 (油 圧方式を採用しているため、作業機に設置し ② ① ④ ③ ⑤ ⑥ ⑦ てある油圧ポンプを回さないと作動しませ ん。 )精密機器ですので、取扱には十分注意 ⑧ ⑨ してください。 ⑩ 注意 ⑫ ⑬ 1. 操作時は爪、ドラムが回転しますので、必 ⑪ ず周囲に人がいないか確認してから行っ てください。 ①電源ボタン ②電源ランプ ③作業ボタン ④格納ボタン ⑤作業、格納ランプ ⑥オフセット「外」ボタン ⑦オフセット「内」ボタン ⑧自動角塗りボタン ⑨自動角塗り可能ランプ ⑩停止ボタン ⑪ドラム「右」ボタン ⑫ドラム「左」ボタン ⑬リバースランプ 事故につながる恐れがあります。 2. 操作時は爪、ドラムが回転しますので、必ず 周囲の安全を確認してから行ってください。 事故につながる恐れがあります。 ⑭ 3. 移動中の操作は行わないようにしてくださ い。必ず停車して操作を行ってください。 ⑭キャップ (M、L切替スイッチ) 4. 圃場への出入りの際は、操作を行わないで ください。 5. 操作は急な坂道や不安定な場所等でなく、 平坦で地盤がしっかりした場所で行って ください。 ⑮ ⑮スピーカ 取扱上の注意 1. 直接水がかからないように注意してくだ さい。 2. 落としたり、踏みつけたりしないでくださ い。 3. PTO は必ず「1 速」で行ってください。2 速以上及び「逆転」にすると、作業機が破 損する恐れがあります。 ①電源ボタン 4. 高圧水をかけないようにしてください。 1 回押すと電源が「入」ります。再度 1 回押す と「切」れます。 (押す度に切り替わります。 ) ②電源ランプ 電源入り時、「点灯」、電源切り時「消灯」し ます。 ③作業ボタン 1 回押すと任意の状態から自動で設定された 前進作業状態(オフセット状態)になります。 29 あ (再度 1 回押すと停止します。) 注意 作動中はブザー音がなり、作業、格納ランプ が点滅します。 ※センシングアーム B が後方から見てドラムよ り内側にある時は作動しません。 作動させた(ブザーが鳴っている)状態で P TO を入れると急に作業機が動き出し大変危険です。 必ず先に P TO を入れ、周囲の安全を確認した 上で格納ボタンを押してください。 〈作業機の動作〉 1.オフセットが移動位置 (中央付近) に移動する。 2.ドラムが作業位置に移動する。 3.設定されたオフセット位置まで移動する。 注意 作動させた(ブザーが鳴っている)状態で P T O を入れると急に作業機が動き出し大変危険です。 必ず先に P T O を入れ、周囲の安全を確認した 上で作業ボタンを押してください。 ⑤作業、格納ランプ 「作業」 、 「格納」の自動動作中は「点滅」します。 ⑥オフセット「外」ボタン オフセットが畦側へ移動します。押すと動き、 手をはなすと止まります。 ⑦オフセット「内」ボタン オフセットがほ場側へ移動します。押すと動 き、手をはなすと止まります。 ⑧自動角塗りボタン 1 回押すと自動角塗り作業が開始されます。 (再度 1 回押すと停止します。) 作動中はブザー音がなり、自動角塗りランプ が点滅します。 ⑨自動角塗り可能ランプ 自動角塗り可能状態にある時は「点灯」し、 不可能状態にある時は「消灯」します。 取扱上の注意 1. ランプの消灯時は自動角塗り作業ができ ません。 2. 消灯時は点灯するまでオフセット 「外」 ボタンを 押し、 オフセットを畦側に移動してください。 3. 上記でも点灯しない場合、点灯するまでドラム 「左」 を押し、 ドラムを作業状態にしてください。 センシングアームB ④格納ボタン 1 回押すと任意の状態から自動で移動(格納) 状態になります。 (再度 1 回押すと停止します。) 作動中はブザー音がなり、作業、格納ランプ が点滅します。 ※センシングアーム B が後方から見てドラムよ り内側にある時は作動しません。 〈作業機の動作〉 1.オフセットが移動位置(中央付近)に移動する。 2.ドラムが作業位置に移動する。 ⑩停止ボタン 「作業」 、 「格納」 「 、自動角塗り」の全ての自動動作 が停止します。緊急停止する場合に使用します。 ⑪ドラム「右」ボタン ドラムが右回りに動きます。 ⑫ドラム「左」ボタン ドラムが左回りに動きます。 ⑬リバースランプ リバース状態の時に点滅します。 取扱上の注意 ランプ点滅時は自動角塗り、 「作業」、 「格納」、 ドラム回転「左」の各ボタンの操作はできません。 センシングアームB 30 ⑭キャップ(M ,L 切替スイッチ) キャップを取り外すと、M ,L 切替スイッチ があります。 3 バルブ手動操作方法 取扱上の注意 コントローラで、オフセットシリンダ、セン 1. スイッチ操作後は必ずキャップをしてくださ カイシリンダを動かせない場合は、以下の手 い。水、ゴミ等が浸入すると、コントローラー 順で操作を行って下さい。 が誤作動したり、破損する恐れがあります。 また、この症状が度々発生する場合は、販売 2. 無くした場合は速やかに部品を注文して 店等へご相談下さい。 左 右 ください。 ①バルブ側面にあるボタン(下図矢印)を確認 します。 M、L切替スイッチ M L 〈M,L 切替スイッチ〉 シリンダの取付け位置を変更した場合に調節し ます。M位置の場合はML切替スイッチ内(一 ②動作させたいシリンダを確認し、バルブの 番左側)のスイッチ位置が「上」 、L位置の場合 ボ タ ン を 押 す 位 置 を 決 め ま す。 そ の 後 は「下」にしてください。詳しくは M,L の使い PTO を入れ、作業機を回転させます。 分け及び組換え方法のページをご覧ください。 オフセットシリンダ 縮 ⑮スピーカ オフセットシリンダ 伸 「自動角塗り」、 「作業」、 「格納」の自動動作が 作動中に音が出ます。 2 手動操作方法 手動で作業機を作動させる時は以下の手順で 行ってください。 センカイシリンダ 縮 注意 センカイシリンダ 伸 ③細い棒状の様なもので、ボタンを押し込み、 操作時は爪、ドラムが回転しますので、必ず周囲 に人がいないか確認してから行ってください。事 故につながる恐れがあります。 動かしたい位置までシリンダがきたら、離します (下図はセンカイシリンダを伸ばす場合です) 。 ①P TO を「1 速」に入れ、エンジン回転速度 を 2000rpm 付近にします。 ②ドラム「右」ボタンを作業部が動かなくなる まで、押し続けます。(爪が後方左斜めに 向いている状態) ③オ フセット「内」 「外」ボタンでオフセット を任意の位置に移動します。 注意 ④また、他のシリンダを動作させたい場合は② ドラム部が②の状態にない場合はオフセッ トの作動範囲が限られますので、必ず②の 状態にしてください。 〜③の手順で同じ様に行います。 31 M,L の使い分け及び組換え方法 ナット (シリンダ位置) 1 M,L の使い分け カラー オフセットシリンダ トラクタの後輪外幅(旋回半径)によってシ リンダの取付け位置 M ← → L を切替え、オフ セットの出し量をかえます。 (下記の表を参 考にしてM、Lどちらか確認してください。 トラクタの種類によって例外がありますの で、購入先の販売店、農協、弊社営業所まで ご相談ください。 ) トラクタ後輪外幅 トラクタ旋回半径 (mm) (m) 2.0 〜 2.5 → 2.5 以上 注)M、L → どちらでも可 2.5 以上 → 1300 〜 1600 1600 〜 1900 シリンダピン シリンダ位置 ボルト (M10) 注意 M L オフセットシリンダがつながっていないため、 作業機が動く恐れがあります。ロープ等で 動かないようにして作業を行ってください。 4. 付属部品に同梱されているシリンダプレー ト、ボルト 2 ヶ、 S ワッシャ 2 ヶを取り出し、 フロントフレームに仮止めします。 ※出荷時はM位置になっています。 注)出来る限りM位置の方がベストです。 ボルト Lタイプにすると以下の長所、短所が出て来ま シリンダ位置 (L) すので、トラクタ走行位置、畦を作る位置を確 認の上選択してください。 (長所) 最大オフセット量約 150 mm増える。 (短所) オフセット量が後輪タイヤより内側の場合、 旋回作業できない場合がある(自動可能ラン プが点灯しない。 ) シリンダプレート ナット、Sワッシャ 2 M から L への組換え方法 注意 1. トラクタにマッチングした状態で、作業機 を水平の状態にして行ってください。 2. 急な坂道や不安定な場所等でなく、平坦で 地盤がしっかりした場所で行ってください。 1. PTO を「1 速」に入れ、 コントローラの「格 カラー 納」ボタンを押し、格納状態にします。 5. L位置の方にシリンダピンを入れ、ナット を仮止めした後、シリンダプレートのボル ト 2 ヶを増し締めします。 6. 再度シリンダピンを外し、カラー、オフセッ トシリンダを差し込み、ボルト、S ワッシャ、 ナットを入れ増し締めします。 2. PTO を切り、エンジンを切ってください。 3. シリンダピンを固定しているナットと S ワッシャを外し、下方にあるボルトを外し、 シリンダピン、カラーを抜きます。 32 3. シリンダピンを固定しているナットとザガ ネを外し、下方にあるボルトを外し、シリン ダピン、カラーを抜きます。 7. コントローラ裏面のキャップを外し M,L 切 替スイッチを先がとがったもので上から下 へスイッチを動かします。 (下図参照) M、L切替スイッチ シリンダ位置M 注意 M シリンダ位置L オフセットシリンダがつながっていないため、 作業機が動く恐れがあります。ロープ等で 動かないようにして作業を行ってください。 4. シリンダプレートを外し、M位置にシリン ダピンを入れ、カラー、オフセットシリン ダを差し込み固定します。 (シリンダプレー トは使用しません) 5. コントローラ裏面のキャップを外し、M ,L 切替スイッチを下から上へスイッチを動か します。 L 3 LからMへの組換え方法 1. P T O を 「1 速」 に入れ、 コントローラの 「格納」 ボタンを押し、格納状態にします。 2. オフセット「外」ボタンを押し、 少しオフセッ トを外側に動かします。 作業前の点検 2 ジョイントへのグリスアップ 作業機の正常な機能を発揮させるため、又、故障 を未然に防ぐには、機械の状態をいつもよく知っ ておくことが大切です。下記の始業点検は毎日欠 かさず行ってください。 ジョイントの各部にグリスアップしてください。 ①グリスニップル ②チューブ ③スプライン(入力軸) 注意 1. 点 検 は 平 坦 で 十 分 な 広 さ が あ り 地 盤 の しっかりした場所で行ってください。 2. トラクタのエンジンを止め、駐車ブレーキ をかけてから行ってください。 3. 作業機は地面におろしてから行ってくだ さい。作業機を持ち上げた状態で点検する 必要がある場合は、油圧をロックし、落下 防止をするとともに、台などを耕うん軸の 下に置き、作業機が絶対落下しないように してから行ってください。 グリスニップル グリスニップル グリスニップル グリスニップル 1 各部のボルト・ナットのゆるみ 各部のボルト・ナット類に緩みはないか、増し 締めしながら点検してください。特に耕うん爪 取付ボルトは緩み易いので点検が必要です。尚、 新品の場合は使用1時間で点検を 行ってください。又、ピン類 も全てそろっていることを 確認してください。 又、リンチピンのリングが 確実にロックされているこ ロック とを確認してくだ リング さい。 チューブ 危険 セフティカバーを取外して使用すると、巻 込まれて死傷することがありますので、必 ず取付けたままで使用してください。 33 3 ギヤケースのオイル量 5 チェンへの注油 (油溜式でない為、オイルは適量滴下してください。 ) フロントギヤケース、リヤギヤケースの検油ボル トをゆるめてオイルがあるか確認してください。 ドラムチェンカバー及びテンバチェンカバーの ボルト面よりオイルが少ない場合は、ボルト面ま キャップを外し、注油口よりチェンへ適量のオ で補給してください。 (ギヤオイル♯ 90) イルを注油 (滴下) してください。オフセットチェ (機体を水平にした状態で確認ください) (1)フロントギヤケース ンはカバーを外して適量注油してください。 (ギヤオイル♯ 90) 給油口 (1)ドラムチェン 注油口 検油ボルト (2)リヤギヤケース 給油口 (2)テンバチェン(XR750F のみ) 注油口 ドレンボルト 検油ボルト チェン オイル量の点検は、あぜ塗り機を水平にして行っ てください。 4 ジョイントのノックピン ノックピンが正確に軸溝にはまっているか確認 してください。ピンの「頭が 10mm 以上」出てい るか、トラクタ側、作業機側のノックピンを確 認してください。 10mm以上出ている のが正常です オフセットカバーを外した状態 警告 作業機を回転させながら注油しないでくだ さい。事故につながる恐れがあります。 34 6 フロントフレームタンクのオイルの量 ③オフセットの「外」 「内」ボタンを押し、オフ セットが動くことを確認してください。 ※必ず作業機を水平にし、点検して下さい。 フロントフレームのタンクのオイル量をオイル ゲージで確認ください。不足しているときは規定 取扱上の注意 量まで入れてください。 (VG46 相当) ドラムの向きによってオフセットが内側に 動かない場合があります。 オイルゲージ ④ドラム「右」ボタン、 「左」ボタンで作業部が 回転するか確認してください。 ⑤ 「格納」ボタンを押し、自動的にドラムが作 業方向、オフセットが格納位置に移動するか 確認してください。 9 油圧確認 (油圧シリンダのエアー抜き) 使用しない期間があるときシリンダにエアーを 噛む可能性があるため、エアー抜きを行います。 〈検油方法〉 以下の動作確認は PTO「1 速」に入れて、① 1.各油圧部品を作動させる。 から順に確認を行ってください。 2.あぜ塗り機を格納状態にする。 ①ドラム「右」ボタンを作業部が動かなくなる 3.オイルゲージはねじ込まない まで押し、続いて動かない状態で約 5 秒間押 でフレームの口元に置く。 し続けます。 4.ゲージの中間まで油面があれ ②ドラム「左」ボタンを作業部が動かなくなる ば OK。 まで押し、続いて動かない状態で約 5 秒間押 7 空転、暖機運転 し続けます。 作業前には空転させ、各部より異音が発生してい ③①②の動作を 2 〜 3 回繰り返します。 ないか確認してください。又、暖機運転を 5 〜 10 ④ドラム「右」ボタンを作業 部が動かなくなるまで動 分行ってください。 かします。 8 コントローラの動作確認 ⑤オフセット「内」ボタンを コントローラの動作確認は P T O「1 速」に入 オフセットが動かなくな れて、エンジンの回転速度を 2000rpm 付近 るまで押し、続いて動か まで上げ、①から順に確認を行ってください。 ない状態で約 5 秒間押し ① 「作業」ボタンを押し、自動的にドラムが作 続けます。 業方向、オフセットが所定位置まで移動す ⑥オフセット「外」ボタンを るか確認してください。 オフセットが動かなくな ②① の状態で自動角塗り可能ランプが点灯し るまで押し、続いて動か ていることを確認した後、自動角塗りボタ ない状態で約 5 秒間押し ンを押し、自動角塗り可能ランプが点滅、 続けます。 ブザー音が鳴ることを確認できたら、ただち ⑦④⑤の動作を 2 〜 3 回繰 に、 「停止」ボタンを押してください。 り返します。 ⑧ 「格納」ボタンを押し格納 注意 位置にします。 自動角塗りボタンを ON にすると、オフセッ トが自動的に内側へ移動することがありま すので、周囲の安全を確認してから行って ください。 35 圃場の準備 1. 仕上がりの良い畦を塗るため、畦草、飛散ワ 5. 圃場に水が溜まっている時は、水を落として ラを取り除いてください。また、石等の障害 適度の湿りになるまで、乾かしてから作業を 物がありましたら機械が傷み、故障、事故の 行ってください。 原因となりますので、取り除いてください。 6. 畦を築いた後で雨が降ると畦が柔らかくなり 2. 圃場は耕うんしないでください。耕うんする 崩れる恐れがありますので、作業を行う際は とトラクタが沈み込み直進性、旋回性が悪く 天候に十分注意して行ってください。 なります。また、土量が減り、堅い畦が出来 にくくなります(特に畦際が片培土された状 7. 重粘土質で水分の多い圃場、または極端に水 態) 。耕うんする場合は、下図のように、直進 分が少ない圃場、極度の砂質では畦づくりが 部はトラクタ後輪外幅、角部はトラクタ旋回 難しい、もしくは出来ません。 直径幅を残してください。 未耕地 注意 既耕地 下記条件下では、適切な自動角塗り作業が出 来ませんので、圃場状態を確認の上作業して ください。 1. トラクタのタイヤが 10cm 以上沈み込み、ま た、トラクタがスムーズに旋回出来ない圃 場。 2. 車速 0.2km/0.4km/h で前進作業した時、畦 3. トラクタの車輪(ラグ)跡がつくか、土を丸 のり面に 2cm 以上の凹凸が出来る圃場。 めて手のひらで転がしても崩れない程度が良 3. トラクタ走行部、角部付近が耕うんされて い畦がつくれます。 いる圃場。 4. 角部付近に凹凸があり、ワラ、土等が堆積 し盛り上がっている圃場。 5. 角部付近の元畦が極端に上がったり下がっ たりしている圃場。 6. 前進作業時、成形畦が土質等により容易に 出来ない圃場。 7. 角部が鋭角になっている圃場。 (塗り残しが 土を握って土塊をつくる 発生します。 ) 8. 石が多く作業機に振動が多い圃場。 手のひらでころがしても崩れない程度 4. 雑草、ワラ、石などは出来るだけ処理してく ださい。 (特に圃場の角付近) 36 移動、圃場への出入り 圃場への出入り及び移動する場合は、必ずコント 警告 ローラの「格納」ボタンを押し、ラベルの移動・格 納位置枠内にフロントフレームの矢印が入っている 転倒事故を防ぐために以下の内容を守ってく 状態で行ってください。移動・格納位置枠内でない ださい。 と、トラクタが転倒する恐れがあります。 1. 移動の際はあぜ塗り機を持ち上げ、油圧 ロックをし、左右のブレーキを連結し、 移動・格納位置ラベル チェックチェンも確実に張れているか確 認してください。 2. トラックへの積み込み、急な坂では、トラ フロントフレーム の矢印 クタの前輪が浮き上がるとハンドルが利か ず、危険です。フロントウエイトを着けて あぜぬり機を下げて登ってください。 3. 前後、左右に気を配り、安全を確認しなが ら走行してください。高速運転、急速発信、 急ブレーキ、急旋回はしないでください。 4. 圃場に入るときは、必ず前進で速度を下げ て畦や段差に対して直角に進んでくださ い。畦が高い時は丈夫で滑り止めのあるア ユミ板を使用し、傾斜角が 14 度以下にな るようにしてください。 5. 溝のある農道や両側が傾斜している農道 を通るときは路肩に注意してください。 取扱上の注意 1. ラベルの範囲内に矢印が極端に入っていな 注意 い場合は、センサの異常等が考えられます ので、購入された販売店、農協、もしくは 1. 圃場に入るときは、必ず前進、低速で畦や 弊社営業所にご相談してください。 段差に対して直角に進んでください。 2. 緊急を要する場合は、ドラム回転「右」を押 2. 傾斜している圃場から出るときはバック し、ドラムをある程度回転させ、オフセッ で上がるか、丈夫なアユミ板を使用してく ト「外」 、 「内」ボタンでラベルの移動・格 ださい。 納位置枠内まで移動させ、その後上記へご 3. 畦や段差に対して斜めの方向に進むと、横 相談ください。 滑りや転倒する危険があります。あぜぬり 3. コントローラの不具合で作動出来ない場合 機を低くして重心を下げ、直角に進んでく は、バルブの手動操作(P.31 参照)で移動・ ださい。 格納位置枠内まで動かした後移動してくだ 4. あぜぬり機を下げて前進しますと前輪が さい。その後、上記へご相談ください。 浮き上がりにくくなります。常に前・後輪 のバランスを考えながら移動、圃場への出 入りに注意しながらトラクタ操作をして ください。 5. 移動時にはトラクタの PTO を 「切り」 ニュー トラルにしてあぜ塗り機の回転を止めて 走ってください。 37 前進(直進) ・自動角塗り(旋回) ・後進作業方法 出荷時もしくは、長期保管後に使用する場合は、必ず油圧動作確認・エアー抜き(P.35 参照)を行ってください。 1 前進 (直進)作業 警告 トラクタ装着時、作業機は下図のように移動、 1. 作業中は大変危険ですから、トラクタ及び 格納状態になっています。 作業機の周辺には、補助作業者や他の人を 絶対に近づけないようにしてください。 2. 作業機を調整整備する場合、爪軸等への草、 ワラ等のからみつきを取り除く場合は、必 ずエンジンを切り、トラクタの駐車ブレー キをかけ、P T O 軸への動力伝達が切れて いることを確認した上で行ってください。 3. 傾斜地、凹凸がある圃場での急旋回は転倒 の恐れがあるため、行わないようにしてく ローラー ださい。 1. 畦とローラー高さが 20cm 程度になるまで、 油圧を下げます。 2. PTO「1 速」に入れ、 ドラム、 爪を回転させます。 取扱上の注意 3. コントローラの電源を入れ、 「作業」ボタン 1. PTO「2 速」以上及び「逆転」での作業はし を 1 回押し、設定されたオフセット量まで自 ないでください。作業機が破損する恐れが 動でオフセットします。 あります。 2. 土地条件に応じた作業速度、P T O 回転数、 作業機の調整を行ってください。 3. 石が多い圃場、畦が崩れやすい圃場では、 作業速度、P T O 回転数を遅くして作業を 行ってください。 4. メインシャーボルト、 天場シャーボルト(F 仕様)が切れた場合は、直ちにトラクタを 止めエンジンを切り、速やかに交換してく ださい。 4. コントローラの「内」 「外」ボタンでオフセッ ・前進(直進)作業とは、 ト量を微調整します。 トラクタを直進させながら、畦塗り作業を行うこ 5. 自動角塗り可能ランプが点灯していることを とです。自動角塗り作業の準備段階である重要な 確認してください。 作業です。 ・自動角塗り(旋回)作業とは、 前進作業時の角の塗り残し部分をトラクタを旋回 させながら畦塗り作業を行うことです。 ・後進(リバース)作業とは、 作業機を反転させトラクタを後進させながら、畦 塗り作業を行うことです。 38 注意 ドラム角 1. 操作時には爪、ドラムが回転しますので、 畦肩 必ず周囲に人がいないか確認してから 行ってください。事故につながる恐れがあ ります。 2. 操作時には爪、ドラムが回転しますので、 元畦 必ず周囲の安全を確認してから行ってく ださい。事故につながる恐れがあります。 (図1) 取扱上の注意 ドラム角 畦肩 1. ランプ消灯時は自動角塗り作業ができませ ん。 2. 消灯時は点灯するまでオフセット「外」ボ タンを押し、オフセットを畦側に移動させ 元畦 てください。 3. 上記でも点灯しない場合は、点灯するまで (図2) ドラム「左」を押し、ドラムを作業状態に してください。 ドラム角 畦肩 〈畦へのセット方法及び各部調整方法〉 1. 畦へのセット方法 ①トラクタを元畦と平行に配置し、P T O を「1 速」に入れ、 「作業」ボタンを押します。 元畦 ②畦を成形したい位置にオフセット「内」 「外」 ボタンで微調整しセットします。 (図3) ③エンジン回転数を 1800rpm 付近まで上げ、 PTO「1 速」 、ポジションレバーを最下げ、車 取扱上の注意 速 0.4km/h 付近、ドラム深さ:標準、コール ドラム後方にあるセンシングアーム B を側 タ深さ:標準(100mm)で数m試運転します。 溝、石等に接触させたり、引っ掛けないよう ④オフセットアームが地面に対して“水平”に に十分注してください。適切な自動角塗り なるように、 トップリンク(日農工標準ヒッチ) 作業が出来なくなります。 又はターンバックル(日農工特殊 3P ヒッチ) で調節します。 元畦と同じ位置に畦を作る場合(図 1) トップリンク ドラムの角を元畦の肩に合わせます。 オフセットアーム 元畦を太くする場合(図 2) ドラムと元畦の間隔を少し広めにして合わせま 水平 す。広めにし過ぎると畦が出来ません。 畦を細くする場合(図 3) ドラムと元畦の間隔を少し狭くします。 地面 39 ⑤チェックチェンの張りが適当かどうか確認し てください。 ⑥続いて各部の調整をします。 2. コールタの調整方法 コールタは作業機の深さ調整を行う装置です。 ※ハンドル右回りで「深く」 (コールタ上へ移 動) 、左回りで「浅く」 (コールタ下へ移動) になります。 ドラム調整ハンドル ※基本的には、トラクタのポジションレバーを 最下げにし、コールタで作業機の深さを設定 します。 (コールタが効かない場合はポジションで深 さ調節する場合もあります。 ) ※深さはラベル数字を目安にします。標準深さ は 100mm にセットしてください。 深さラベル ハンドル ラベル (標準位置) ドラム 爪 地面 (標準) コールタ 3. ドラムの調整方法 ドラムへの供給する土量の調整を行う装置です。 ※ハンドル右回りで「少なく」 (ドラム下へ移 爪 動) 、左回りで「多く」 (ドラム上へ移動)な ドラム ります。 地面 ※深さはラベル数字を目安にします。標準深さ (ドラムを下げる) ※土の量が少なくなります。 は“標準”位置にセットしてください。 注意 調整後すぐに土量は変化しないので、1 m ドラム ほど作業を行ってから、再度調整してくだ 爪 さい。 地面 (ドラムを上げる) ※土の量が多くなります。 40 6. サイドカバーの調整方法 4. スライドカバー調整方法 スライドカバーは、成形畦ののり面、天場への サイドカバーはスライドカバー内の土の飛散を 土量の調整を行う装置です。 防止する装置です。 ※のり面への土量が少ない時、下図の右方向へ ※ストッパでサイドカバーの上下の規制を行い、 絶えず天場上面を進行するように調節します。 スライドさせます。 ※のり面への土量が多い時、下図の左方向へス サイドカバー ライドさせます。 ※天場への土量を多くしたい時は、下図の左方 向へスライドさせます。 ※天場への土量を少なくしたい時は、下図の右 方向へスライドさせます。 スライドカバー 標準 ストッパ 左 右 取扱上の注意 1. サイドカバーに無理な力がかからないよう に調節してください。 2. 下図のような高畦を作業する場合、障害物 5. ガイドプレートの調整方法 等に接触する場合はサイドカバーを最上げ になるように調節してください。 ガイドプレートはドラム調整、スライドカバー 調整で土量を調節しきれない時に土量の調節を 行う装置です。ドラム、スライドカバーと併用 して使用します。 標準作業位置は B の位置になります。 ※のり面への土量が不足する場合(乾いた土質 の場合のみ)は、ノブボルトを緩め、A 位置 までガイドプレートをスライドさせ、カバー サポートと共にノブボルトで固定してくださ い。 7. EX ローラの調整方法 ※のり面への土量が多すぎる場合または水分の 天場(上面)の塗り幅の調整を行います。 多い場合は、C 位置で固定してください。 高畦、天場を狭くしたい場合は、下図の固定ボル (固定方法は A 位置と同じ) ノブボルト ト 2 本を外し、EX ローラ A を取外してください。 カバーサポート 取外したボルト、ローラは大切に保管してください。 ボルト 2ヶ M12×130 EXローラA EXローラ A B 120 C 122 260 ガイドプレート (標準) 41 120 138 (狭い) 取扱上の注意 取扱上の注意 EX ローラ、EX ローラ A の両方を取外してあぜ 合いマーク位置 0° (偏心量 40 ミリ) 、45° (偏心 塗り作業をしないでください。ドラム後方のセ 量 30 ミリ)は使用しないでください。自動角塗 ンサ等の破損の原因となります。 りに悪影響がでます。 8. ドラム偏心量の調整方法 9. 成形畦厚さの調整方法 条件によって成形畦が厚く(太く)なる場合に 注意 調整します。出荷時は標準位置です。 (通常は調 節しません。 ) 1. 使用しているとドラム先端が鋭利になり、 直接触れると手、腕等にケガをする恐れが (標準) あります。 (薄塗り) 2. ドラムに触れる時は丈夫な手袋をし、腕や 足に直接触れないよう注意してください。 成形畦の締まり具合を調節する時に偏心量を調 元畦 元畦 整します。 (特に車速を上げて作業する場合) 偏心量は、ドラムボスとドラムを取付ける位置 成型時 によって変わります。調整は EX ローラ、ドラ ※EX ローラ、ドラム、ドラムボスを外し、下図 ムを固定しているボルト 4 本を外して行います。 のようにカラーの位置に変えます。 ①工場出荷時は、下記の位置に取付けています。 0° 合マーク (8ミリの穴) 工場出荷時 (XR750、XR750F のみ) 90° (偏心量20ミリ) 合マーク (8ミリの穴) ②新畦の厚さを変える場合は、下図の様にカ ラーを調整します。 ドラムボス ドラム 135° (偏心量10ミリ) 出荷時180° (偏心量5ミリ) ドラムの合マークをドラムボスの合マークに対 して 90° 、135° 、180°の調整したい偏心量に回転 させた後ボルト 4 本で固定します。 42 10. 天場処理装置の調整方法(F 仕様のみ) 11. センシングアーム部の調整方法 天場の上面を削る又は簡単な草削りに使用する ドラムが標準の場合(750 ドラム)は、ドラム後方 装置です。 のセンシングアーム部固定位置は、図 1 のように スライドロッドの 8 ヶ所の穴で調整します。 なっています。850 ドラム(オプション)を装着 する場合は、ボルトを緩め、センシングアーム部 スライドロッド を右方向へずらして組付けてください。 (図 2) センシングアーム部 ボルト (750ドラム装着時) 図1 天場処理装置を使用しない時 ボルト (850ドラム装着時) 図2 天場処理 注意 調節の際は必ずエンジンを止め爪が回転 していない状態で行ってください。 取扱上の注意 1. 上面の削り量が 7cm 以上にならないように 調節してください。爪取付け部で耕うんして しまうため、機械の破損の原因となります。 2. 石等がある場合は取り除いてください。 3. シャーボルトが切れた時は、直ちにトラク タを止め、エンジンを切り、速やかに交換 してください。 そのままの状態で使用すると、機械の破損 の原因となります。 4. シャーボルトの交換は「シャーボルト交換 方法」のページをご覧ください。 5. 使用しない場合はロッドの一番外の穴を使 用し、天場処理機を最上げにします。 6. 削りたい量に応じて穴位置を変えていきます。 43 1. 元畦が低い場合 〈上手な畦塗りの仕方〉 ①ドラム:上げる(爪が深くなるよう調整) 畦塗り作業は圃場の状態(水分、土質)に大きく左 右されます。同じ圃場内でも変化します。以下 上記調整で天場に土が多すぎる(E X ローラ の調整を目安に作業を行ってください。 より土がこぼれる)場合は、 1. 作業速度(直進作業時) ②トラクタ車速:上げる 作業速度は、0.2km/h 〜 1.2km/h です。一般的に、 ③ガイドプレート:C 位置に調整 ●水分が多い場合: ④スライドカバー:標準より内側に調整 車速を早くし綺麗な成形を優先 ※ 調整しても畦が成形できない場合は、低ア ●水分が少ない場合: ゼ用ローラ (オプション) を使用してください。 車速を遅くし締め付けを優先します。 2. 天場に土が不足する場合 2. 畦高さ ①トラクタ車速:下げる 畦高さはドラムの種類及び EX ローラの種類 ②トラクタ P T O:回転速度を上げる(エンジ で決まります。目安は以下の通りです。 ドラム 750 ドラム (XR750:標準) EX ローラ 畦高さ(目安) 標準 20 〜 30cm 大径ローラ (オプション) 標準 850 ドラム (XR750:オプション) 大径ローラ (XR850:標準) (オプション) ン回転数上げる) ③ドラム:上げる(爪が深くなるよう調整) コールタ:上げる(爪が深くなるよう調整) 3. 畦のり面に土が不足する、畦肩が塗れない場合 ①トラクタ車速:下げる 15 〜 25cm ②トラクタ PTO:回転速度を上げる(エンジ ン回転速度上げる) 25 〜 35cm ③ドラム:上げる(爪が深くなるよう調整) 20 〜 30cm コールタ:上げる(爪が深くなるよう調整) ④スライドカバー:標準より内側に調整 4. 天場の締まりが悪い場合 3. 各部の調整 ①トラクタ車速:下げる 条件による各部の調整の目安は以下の通りです。 ②トラクタ水平制御:畦側に傾ける あ くまでも目安ですので、条件にあった調整を 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 (自動角塗り作業 2m 以上手前で必ず水平にする) 行 ってください 。 ③ドラム:上げる(爪が深くなるよう調整) 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰 調整方法は①から順番に調整してください。 取扱上の注意 コールタ:上げる(爪が深くなるよう調整) コールタ:上げる(爪が深くなるよう調整) もしくは ④ドラム:少し下げる(爪が浅くなるよう調整) また、下記調整前に、作業機姿勢が前後水 ※ドラムを下げすぎると土が足りなくなります。 平(P.15、20、22) チェックチェンの調整(P.15、 5. シールドカバー前に土が溜まる 20)が出来ているか確認してください。 ①トラクタ車速:上げる ②ポジションレバー:少し上げる ③ドラム:下げる(爪が浅くなるよう調整) コールタ:下げる(爪が浅くなるよう調整) 6. 畦が真っ直ぐ行かない(ハンドルが取られる) ドラム:下げる(爪が浅くなるよう調整) コールタ:下げる(爪が浅くなるよう調整) ※ ドラムを下げすぎると振動が増加し直進性 が逆に悪くなります。 44 2 自動角塗り (以下旋回)作業 範囲にしてください。 4. 前輪倍速ターン、水平制御を ON、後輪自動 前進作業で圃場の角まできたら、トラクタを旋回 ブレーキ ON させ、自動制御装置「ガイアマチック」で角まで ※後輪自動ブレーキが無い場合、片ブレー 仕上げます。トラクタは旋回しますが、作業機は キを踏んで下さい。 自動でまっすぐ直進し角まで畦を塗ってくれます。 5. ポジションレバー最下げ (圃場条件による) 6. 作業機の水平状態 取扱上の注意(旋回作業条件①) 旋回作業を行うためには旋回作業を開始する ※ 作業機を水平になるよう調整してください。 7. チェックチェンの調整 2m以上までに以下の作業機条件が必要となり ※トラクタと作業機がなるべく一体になる ます。 ようにしてください。 1. 自動角塗り可能ランプが「点灯」 ※ランプが点灯していないと旋回作業が 取扱上の注意 ON になりません。 1. 旋回作業は前進作業の延長の作業となります。 2m以上 2. 前進作業が最低 5m 以上(作業機が安定する までの距離を入れて)必要になります。 3. 前進作業が出来ないもしくは 5m 以上出来な い場合は旋回作業ができませんので注意し てください。 ※消灯している場合は点灯するまでオフ PTO とクラッチが連動と連動でない場合で少し セット「外」ボタンを押し、オフセット トラクタの操作方法が変わります。 量を調整してください。 ※オフセットの調整で点灯しない場合は、 〈PTO とクラッチが連動している場合〉 ドラム「左」を押して動かした後、再度オ ①コントローラの電源を入れ、前進作業を行い フセットを調節してください。 ます。 2. 成形畦がしっかり出来ていること。 ②角部付近から 2m 以内の距離になるまで、作 ※のり面に巣(穴) がなく、凹凸がない、しっ 業機、トラクタの条件が旋回作業条件①②に かりした畦が出来ていること又、まっす なるようにしてください。 (通常は車速の調整 ぐな畦ができていることを確認してくだ のみで条件にあうように前進作業します。 )そ さい。 のまま角まで前進作業をします。 3. コールタが地面にしっかりささっていること。 ③トラクタが角付近に来たら「自動角塗り」ボタ ンを押し(ブザー音: “ピー” “ピー”自動角塗 取扱上の注意(旋回作業条件②) りランプ点滅) 、すばやくハンドルを左回りに 旋回作業を行うためには旋回作業を開始する ます。旋回位置は右前輪の軌跡が下図のよう いっぱい切り(末切り) 、トラクタを旋回させ 2m以上までに以下のトラクタ条件が必要とな な軌跡がベストです。 ります。 出来るだけ次畦の近く 1. 作業速度 0.2 〜 0.4km/h で旋回してください。 ※0.4km/h より早い速度で作業している場 合、上記範囲にしてください。 2. PTO「1 速」で 380rpm 以上 次畦 ※油圧ポンプ仕様のため上記範囲外の場合 正常にシリンダが作動しません。 3. エンジン回転速度 1800rpm 以上 ※旋回作業中の出力低下を防ぐため、上記 範囲にしてください。 45 注意 取扱上の注意 1. 周囲の安全を十分確保してから、作業機を上 げてください。上げた時、チェックチェンや トラクタのたわみが逃げるため、オフセット アームが外側へ動くことがあります。 2. 周囲の安全が十分確保出来てから「作業」 ボタンを押してください。 3. 作業、格納ランプが点灯中(作動中)は危険 ですので作業機の動きが止まるまでトラク タを移動させないでください。 4. 移動中は必ず PTO を切ってください。 1.「自動角塗り」ボタンを押した時の方向へ作 業機が進んでいきます。 2.「自動角塗り」ボタンを押す前の畦塗り作業 は慎重に行ってください。 (ハンドルをむや みに切らない) 3. 旋回位置が次畦から離れすぎると塗り残し が多くなります。 ④ハンドルを左にいっぱい切った状態で旋回し 続け、ブザー音が“ピッピッピッピッ…”に変 化したら、クラッチを踏み、トラクタの旋回、 ⑧PTO を切り、次畦へ移動し位置合わせを行い PTO を止めます。 (ブザーは鳴っている状態) 前進作業します。 〈PTO とクラッチが連動していない(独立)場合〉 ①〜③〈PTO とクラッチが連動している場合〉 と同じ操作を行います。 ④ハンドルを左にいっぱい切った状態で旋回し続 け、ブザー音が“ピッピッピッピッ…”に変化し たら、クラッチを踏み、P T O を切り、トラクタ の旋回を止めます。 (ブザーは鳴っている状態) ⑤前輪をまっすぐに、トラクタの走行レバーを ニュートラルにし、動かない状態にしてから クラッチを離し、PTO を入れます。 ⑥爪あるいは天場処理装置(F 仕様)が角まで到 達したら PTO を切り、 コントローラの「停止」 ボタンを押してください。 ⑤前輪をまっすぐに、トラクタの走行レバーを ニュートラルにし動かない状態にしてからク ラッチをつなぎます。 ⑥作業機が横に動きさらに畦塗り作業をします。 爪あるいは天場処理装置(F 仕様)が角まで到 達してきたらクラッチを踏み、コントローラ の「停止」ボタンを押してください。 取扱上の注意 1. 爪あるいは天場処理装置が角まで到達した ら必ず停止してください。角以上進むと機 械の破損の原因となります。 2. 爪〜ドラムまでの距離分は畦塗りができません。 取扱上の注意 1. 爪あるいは天場処理装置が角まで到達した ら必ず停止してください。角以上進むと機 械の破損の原因となります。 ⑦〜⑧〈PTO とクラッチが連動している場合〉 と同じ操作を行います。 2. 爪〜ドラムまでの距離分は畦塗りができま せん。 ⑦作業機を上げ、クラッチをつなぎ、P T O を回 転させコントローラの「作業」ボタンを押し前 進作業状態にします。 46 固定ナット 注意 1. 周囲の安全を十分確保してから、作業機を上 げてください。上げた時、チェックチェンや トラクタのたわみが逃げるため、オフセット アームが外側へ動くことがあります。 2. 周囲の安全が十分確保出来てから「作業」 ボタンを押してください。 3. 作業、格納ランプが点灯中(作動中)は危険 ですので作業機の動きが止まるまでトラク タを移動させないでください。 4. 移動中は必ず PTO を切ってください。 ピン ⑤手動で作業部が止まるまで更に右回転させま す。 (この時ロッドは伸びます。 )リバースラ (慣れてきた場合) ④の操作時 PTO を切らずにトラクタ旋回のみ を止めます。作業機が動いていますのでその 間に前輪、走行レバーをニュートラルにし、 角まで塗ります。 ンプが点滅します。 ロッド ピン (Rピン) 3 後進 (リバース)作業 圃場条件等で角部が作業出来ない場合に使用する 補助機能です。 取扱上の注意 1. 切替え作業は必ず格納位置で行ってください。 2. リバースランプが点滅中は自動動作( 「作 業」 、 「格納」 、 「自動角塗り」 )及びドラム回 転「左」ボタンの操作はできません。 ⑥再度ピンを入れ、R ピンで固定します。 ⑦エンジンをかけ、P T O「1 速」に入れ、コン トローラのオフセット「内」ボタンを押し続 け作業機が止まるまで動かします。 注意 1. 手動操作中は必ず PTO を切ってから行っ てください。爪、ドラムが回転しますので 死傷事故になる恐れがあります。 2. 操作時は爪、ドラムが回転しますので、必 ず周囲の安全を確認してから行ってくださ い。事故につながる恐れがあります。 〈リバース状態〉 1. リバース状態への切替方法 取扱上の注意 ①作業機を接地しない範囲(なるべく水平)にし ます。 ②P T O「1 速」に入れ、コントローラの「格納」 ボタンを押し格納状態にします。 ③コントローラのドラム回転「右」を押し続け 作業機が止まるまで回転させます。 ④P T Oを切り、エンジンを止めてください。 ピンが動く状態まで工具で固定ナットを緩 め、R ピンを外し、ピンを抜きます。 1. 必ずリバースランプが点滅していることを 確認してください。点滅していないと機械 の破損の原因になりますので、速やかに販 売店にご相談ください。 2. リバースのオフセット量は基本的に固定です。 微調整は可能ですが、あまり動かすとドラム の向きが変わり、適切な作業が出来ません。 47 2. リバース作業の仕方 3. 前進作業状態、格納状態への切替方法 ①リバース状態にします。 ①作業機を接地しない範囲(なるべく水平)に ②リバース作業は前進作業の終わり約 1m 手前 します。 よりスタートします。 ②P T O「1 速」に入れ、コント ③前進作業で出来た溝にタイヤが落ちないよう ローラのオフセット「外」ボ にトラクタを少し離れた位置にバックでセッ タンを押し続け作業機が止 トしながら、ドラムの肩を畦に合わします。 まるまで動かします。 ④ドラムを畦に押しつけるようにハンドルを少 ③P T O を切り、エンジンを し切りながらバック作業をします。 止め、R ピン、ピンを抜きま ⑤爪あるいは天場処理装置(F 仕様)が角まで す。 到達したら終了です。 ④手動で作業部が止まるまで 左回転させます。 取扱上の注意 (この時ロッドは縮みま す。 ) 爪あるいは天場処理装置が角まで到達した ⑤再度ピン、R ピンを入れ、固 ら必ず停止してください。角以上進むと機 定ナット (対辺 36)をピンが 械の破損の原因になります。 動かなくなるまで工具で締め 込みます。 リバースランプ (リバースランプの消灯を確認してください。 ) ⑥エンジンをかけ、PTO「1 速」に入れ、コント ローラの「作業」もしくは「格納」ボタンを押し、 前進作業状態、格納状態にします。 作業後の手入れ 1. 洗車時の注意 高圧洗車機等による洗車の際は、バルブ、セ ンサ、電気配線、シリンダのシール部、ラベ ルに圧力水をかけないでください。電気部品 の故障の原因となります。 2. シリンダ部(銀色部)の汚れ除去及びサビ止 めをしてください。 3. 各部の注油及びグリスアップしてください。 48 自動角塗り(旋回)作業のトラブルシューティング 自動角塗り(旋回)作業がうまくいかない場合は、故障と思う前に、下記の確認作及び対応を行ってください。 〈成形畦の曲がり方向について〉 *右(方向) :後方から見て右方向。畦が細くなる方向。 *左(方向) :後方から見て左方向。畦が太くなる方向。 症状 確 認 事 項 対 方 法 旋回作業を知らせるブザー音が鳴っ ●コントローラの電源を入れてください。 ていない。 (ピーピー音) ●「自動角塗り」ボタンを確実に押してください。 ●自動角塗り可能ランプを点灯させてください。 開始直後に元畦 (P.30 を参照してください。 ) を押しつぶす 自動角塗り作業を知らせるブザー音 が鳴っている。 (ピーピー音) 成形畦が曲がる 応 ●コントローラの電源を旋回作業を開始する 3 分以上前に入れてください。 旋回作業する直前にコントローラの 電源を ON にした。 ●コントローラの電源を旋回作業を開始する 3 分以上前に入れてください。 ●作業中は常時電源を入れておいてください。 前進作業を始めてすぐ旋回作業をし ●前進作業を約 2 m以上行ってから旋回作業を してください。 た。 ●前進作業が約 2 m行えない場合はリバース作 業をしてください。 「自動角塗り」ボタンを押してハンド ルを左に徐々に切った。 ● 「自動角塗り」ボタンを押して、すぐハンドル をいっぱい左に切ってください。 (末切り) ハンドルを切ってから「自動角塗り」 ボタンを押した。 「自動角塗り」ボタンを押した時、右 方向または左方向に向いていた。 ● 「自動角塗り」ボタンを押した時の方向へ作業 機は進みますので、旋回作業直前はなるべく 真直ぐ走行してください。 車速 0.4km/h 以上で旋回作業した。 PTO 回転速度 380rpm 以下で旋回作業し た。 作業機が前後左右に傾いている。 ●車速 0.2 〜 0.4km/h にしてください。 ●PTO「1 速」で 380rpm 以上にしてください。 ●作業機の前後姿勢を水平にしてください。 (P.15 を参照してください。 ) ●コールタで左右姿勢を水平にしてください。 ●トラクタの水平制御を ON にしてください。 ●水平制御の中立を確認してください。 トラクタの調整が出来ていない。 ●チェックチェンを適切に張ってください。 (P.15、20 を参照してください。 ) センシングアームにゴミが絡み付いている。 ●土・ワラ等のゴミを取り除いてください。 49 症状 確 認 事 項 対 成形畦のり面に巣ができている 応 方 法 ●各部調整を行ってください。 (P.40、41 を参照してください。 ) 成形畦の肩ができていない 成形畦のり面に凹凸ができている ●水分が多い為発生しています。 水分状態が適切な時に作業を行ってください。 適切な圃場条件でない ●P.36 を参照してください。 トラクタがスリップしてなかなか旋回 ●水分状態が適切な時に作業を行ってください。 できない ●P.36 を参照してください。 旋回作業中シャーボルトが切れ、そ ●石等の障害物を取り除いてください。 のまま作業をした ●再度前進作業を 2 m以上してから旋回作業を 行うかリバース作業をしてください。 中央部が凹む オフセット量を後輪ツラ付近にした ●前進作業時にオフセットを出して旋回作業を 開始してください。 ●爪〜ドラム間の距離分は構造上塗り残しが発 角付近が少し残る 生します。 ブザー音が変化する前に停止ボタン ●P.46、47 を参照してください。 を押した トラクタの旋回半径が大きい ●前輪倍速ターンを ON にしてください。 後輪自動ブレーキが付いている場合は ON に してください。 (無い場合は片輪ブレーキをかけてください。 ) 角まで塗れない ●現状では塗残しが発生します。水分状態が適 トラクタがスリップしている 切になるかリバース作業をしてください。 (塗り残しが多い) ●トラクタをなるべく畦際につけ、オフセット量 オフセット量が最大である を減らしてください。 ●トラクタの右前輪がなるべく次畦付近を通るよ ハンドルを切るタイミングが早い うにしてください。 (P.45を参照してください。 ) トラクタの後輪の軸距を広くしている ●現状では塗残しが発生します。標準軸距に変更 するか、リバース作業をしてください。 ●現状では塗残しが発生します。リバース作業を 圃場の角が鋭角になっている してください。 以上の確認事項で解決出来ない場合は異常診断一覧表(P.69 〜 71)をご覧ください。 50 部品交換方法と注意事項 1 シャーボルト ④フランジの穴とスプロケットの穴を合わせ、 下方にナット、上からボルトを入れ、ボルトを 作業機に大きな衝撃がかかるとシャーボルトが切 締め込みます。 (ナットは回らないようになっ れ、機械を保護します。 ています。 ) 取扱上の注意 ⑤オフセットチェンカバーを取付けます。 1. シャーボルトが切れた時は、直ちにトラク タを止めエンジンを切り、ボルトの交換を してください。 2. シャーボルトはコバシ純正ボルト以外使用 しないでください。指定外のボルトを使用 すると、シャーボルトが早く切れたり、機 械が破損したりします。 3. シャーボルトが切れた場所にある石や障害物 シャーボルト を取除くか避けて作業を再開してください。 〈天場処理装置〉 1. 種類と本数 ①トラクタの駐車ブレーキをかけ、エンジンが 作業機に使用するシャーボルトの種類と本数は下 切れ、PTO が切れていることを確認します。 記の通りです。 ②フランジの穴と爪軸の穴を合わせ、爪軸側から ボルトを入れ、ナットを締め付けます。 (ボルト 型式:XR750(F) (ホンタイ) (メイン) オフセット (テンバ) ( 仕様のみ) 天場爪軸 F シャーボルトキット シャーボルトキット 場所 規格 は回らないようになっています。 ) コード シャーボルト M10×35 P1.5 11T U ナット M8 P1.25 シャーボルト M8×25 P1.25 7T U ナット M8 P1.25 シャーボルト 7560211 (10本入) 7560212 (10本入) 付属部品としてシャーボルト、U ナット各 10 ヶが入っ 2 耕うん爪 ています。 (F 仕様の場合は天場のシャーボルト、 爪が摩耗してくると、畦の仕上がりが悪くなりま U ナットが追加で各 10 ヶ入っています。) す。早めのコバシ純正への交換をお勧めします。 2. シャーボルト交換方法 注意 〈オフセット(メイン) 〉 ①トラクタの駐車ブレーキをかけ、エンジンが 1. 平坦で十分な広さがあり、地盤のしっかり 切れ、PTO が切れていることを確認します。 した所で作業を行ってください。 ②オフセットチェンカバーを外し(ノブボルト 2. トラクタの駐車ブレーキをかけ、エンジン 4 ヶ所) 、折れているボルト、ナットを取り除 を停止し、必ず油圧をロックし、作業用のス きます。 タンド(ウマ)などで作業機の落下を防止し ③前方部分に位置するフランジとスプロケット てください。 の間にフランジの穴からオイルを十分注油し 3. 作業は丈夫は手袋を着用して行ってください。 てください。 51 1. 種類と本数 作業機に使用する爪、ボルトの種類と本数は下記 の通りです。 型式:XR750(F) 場所 前処理部 ( 仕様のみ) 天場処理部 F 規格 コード 本数 ナタツメ BR3060RZ 67811 4 ハイドツメ AR31 49870 2 M12×30 P1.5 9011759 8T ボルト 6 ナット M12 P1.5 9140014 6 ワッシャ M12 9210012 6 バイドツメ M24R 60411 3 ボルト M10×20 P1.25 8T 9011156 3 ナット M10 P1.25 9140010 3 ワッシャ M10 9210010 3 ① ② 〈天場処理部 有〉 ①ハイドツメ (AR31) ②ナタツメ (BR3060RZ) 回転方向 2. 爪の交換方法 一度に全て外して交換するのではなく、1 本ずつ 外して交換していくと、爪の種類、配列の間違い を防げます。 〈前処理部〉 ①A のホルダにハイドツメ(AR31)を差込み、 ナットを六角穴に入れ、丸穴側からボルト、 ワッシャを入れて締め付けます。 ②B のホルダにナタツメ (BR3060RZ) を差込み、 ボルトを六角穴に入れ、ナット、ワッシャ で締め付けます。 ③全て交換し終わったら増し締めを行ってください。 天場処理有無で爪取付部の方向が異なります。 〈天場処理部〉 ①ホルダにナタツメ (M24R) を差込み、 ボルトを六 角穴に入れ、 ナット、 ワッシャで締め付けます。 ②全て交換し終わったら増し締めを行ってください。 取付ボルト、ナット、 ワッシャ シャーボルト、Uナット 回転方向 ① ② 〈天場処理部 無〉 ①ハイドツメ (AR31) ②ナタツメ (BR3060RZ) 52 3 ドラム ③ドラムを固定している M12 ボルト 3 本とス トップリングを外した後、最後のボルトを取 外します。ドラムの真正面に立ち、ドラムの 注意 左端と右端を持ち、右手側を手前に引き、斜 1. センササポートは絶対外さないで下さい。 め右後ろに引っ張り出します。 ガイアマチック誤作動の原因になります。 2. 使用したドラムは外周が鋭利になってお 取扱上の注意 り、直接触れるとケガをするため大変危険 ドラムボスが付いていると外れません。 です。必ず丈夫な手袋をし、体に接触しな いように注意をしてください。 ④新品ドラムをセンササポート、 ドラムカバーの間に 右後方から斜めに入れ、 ドラムボスへはめ込み ドラムの部品交換は必ず以下の手順で行って下 ます。 さい。 ドラムは合いマークを 180° 回転(最小 5mm 偏 ①M8 ボルト 2 ヶを外し、センシングアーム B 心、 P.42 参照) させて、 M12 ボルト (4 本)、 ストッ を取外します。 プリングで固定し、EX ローラ 2 個取付けます。 センサーサポート ガイドゴムをシールドカバーに M10 ボルト、 カラー (各 2 ヶ)で固定します。 ボルト センシングアームB ⑤センシングアーム B を取 付け方 向に注 意しな ②スライドカバーを取外し、シールドカバーに取付 がら M8 ボルト 2 ヶで取付けします。 いているガイドゴムを外し(M10 ボルト 2 本、 カ ラー)、垂れたガイドゴムを下図のようにハイド爪 4 センサ で挟み込み固定します。 ハイド爪 取付け手順がありますので、センサの脱着、交換、 シールドカバー 調整はむやみにしないでください。必ず販売店及 び弊社営業所にご相談ください。 注意 1. センサには決められた取付け方法がありま す。一度外した場合は、販売店及び弊社営 業所にご相談ください。 2. 取付け方法を誤るとセンサが破損し、機械 が誤作動を起こし、場合によっては機械が ガイドゴム 過大なる損害を受けたり、重大な事故につ ながる恐れがあります。 53 保守・点検 ②ト ラクタの PTO 軸と作業機の入力軸へも 機械を長持ちさせるためには、普段の保守、点検 が大切です。 グリスを塗布し、格納する場合はサビない ようにしてください。 注意 トラクタの駐車ブレーキをかけ、エンジン を停止して、油圧ロックを行い、かつ、台 などを作業機の下に置き、作業機が落下し ないようにしてから行ってください。 1. 作業終了後は、きれいに水洗いを行い、水分 を拭き取っておいてください。 入力軸 2. グリスの給油 ①ジョイントは分解して、チューブのかみ合 い部分及びノックピン部にグリスを塗布し てください。又、同時にグリスニップルの 部分にも適量注入 してください。 危険 セフティカバーを取外して使用すると、巻 き込まれて死傷することがありますので、 必ず取付けたままで使用してください。 ③オートヒッチのフックの支点部分にオイル を適量塗布してください。 取扱上の注意 特に 4 セットジョイントの場合は、スプラ イン部がサビたり、キズついたりします と、装着ができなくなりますので、必ず掃 除を行いグリスを塗布しゴミがかからな いようにしてください。 54 ④下記チェン及び支点部へ適量のオイルを注 ● 油圧シリンダ支点 油(滴下)してください。 (ギヤオイル♯ 90) チェン 給油シリンダ支点部 センサーアームB支点 ● オフセットカバーを外した状態 ドラムチェンカバー ● 注油口 オフセットリンク支点 油圧シリンダ支点 ● テンバチェンカバー ● 注油口 ドラム支点 センサーアームA支点 ● コールタ調整ネジ ● 55 給油口 スライドロッド ● 検油ボルト 3. 給油と交換 下記の基準で実施してください。 安全に 点検整備するときには、 1. トラクタを平坦な広い場所に置き、 2. エンジンを止め、駐車ブレーキをかけ、 3. トラクタの落下を防止する落下防止調整レ バーを回して油圧をロックし、 4. 更に安全性を確認してから行ってください。 XR750/F ドレンボルト 点検項目 種類 オイル量(目安) 点検・交換時期 フロントギヤケース # 90 P34 参照 毎作業前点検 のオイル量点検 リヤギヤケースの # 90 P34 参照 オイル量点検 0.7L 初回50時間、以後 150 時間で交換 リヤギヤケースの # 90 オイル交換 1.3L 〃 注) 3.2L 初 回 50 時 間、 以後 1 年又は 150時間で交換 (いずれか早い方) VG 46 〃 フロントギヤケース # 90 のオイル交換 フロントフレームタ ンクのオイル交換 ②リヤギヤケースのオイル給油と交換 ドレンボルトを外してオイルを出します。 ギヤオイル 90 番を給油口から検油ボルト まで入れてください。 (機体を水平にした状態で確認ください。) 給油口 注)フロントフレームタンクのオイル交換の際、その他 油圧機器の油も抜ける為、目安量入れた後、必ず 検油棒で確認し、適量追加して下さい。 フロントフレームタンクのオイルは、日本石油ファー ムギヤオイル又は同等品を使用してください。 ①フロントギヤケースのオイル給油と交換 ドレンボルト ドレンボルトを外してオイルを出します。 ギヤオイル 90 番を給油口から検油ボルト まで入れてください。 (機体を水平にした状態で確認ください。) ドレンボルト 56 検油ボルト ドレンボルトを外してオイルを出します。 B A スプリング ギヤオイル 90 番を給油口から規定量まで いれてください。 170mm ③フロントフレームタンク内のオイル給油と 交換及びオイルフィルタの交換 オイルゲージを外し、フロントフレームタン ク下にあるドレンボルトを外しオイルを出 します。オイルフィルタの交換もしくは洗 テンショナボルト 浄してください。 オイルフィルタ ● チェン伸びが発生し、上記方法で調整出来な い場合は、A、B を取り外し、矢印の方向へ 移動させて組付けてください。 124∼ 127mm オイルフィルタ (コードNo.7890222) オイルを目安量入れ、オイルゲージで検油 してください。(P.35 参照) スプリング また、交換後は、エアー抜き(P.35 参照)を 行ってください。 で 124 〜 127mm に調整してください。 4. オイルシールの組み替え ドラムの内側のスプリング長 (フック内 - 内) 整備などの目的でチェンケース等を分解さ 6. 油圧配管と配線 れる場合は、必ず新しいオイルシール、ゴ ム付座金パッキンと交換してください。オ 油圧配管、配線については、以下の基準で 点検及び交換をしてください。 イルもれの原因になります。 (油圧配管図、配線図を P.58、59 に記載し ています。) 5. チェンの張り調整(テンショナボルトの調整) 点検項目 オフセットチェンカバーを外し、チェンの張り をテンショナボルトでスプリング長さ(フック内 油圧ホースの劣化、亀 - 内)を170 ミリに調整してください。 裂、破損、油もれの確 点検時期 交換時期 毎作業前 2 年ごと 〃 〃 〃 〃 認(5 ヶ所) オフセットチェンカバー 耐油ホースの劣化、亀 裂、破損、油もれの確 認(2 ヶ所) 配 線 の 劣 化、つ ぶ れ、 断線の確認(2 ヶ所) ノブネジ (4ヶ所) 57 保 管・格 納 1. 格納する時は、必ず作業機を下図のように移 動格納状態にし、矢印を合わせた位置(→←) にしてキャスタスタンドを取り付けてから 行ってください。 オートヒッチアーム レバー 移動・格納位置ラベル フロントフレーム の矢印 レバーガイド フックバネ 5. 必ず屋内に保管してください。屋外での長期 保管は機械寿命を低下させます。 ロックピン キャスタスタンド 2. 平坦で地盤のしっかりした、屋根のある場所 に格納してください。 3. 格納後は、子供が触れないような処置をして ください。 4. オートヒッチをあぜ塗り機に取り付けて保管す る場合は必ず落下防止のフックバネをレバーガ イドに引っ掛けて、オートヒッチの落下防止を しておいてください。 (日農工標準 3P オートヒッチ 0・1 形) 58 点検整備一覧表 時 間 新品 使用始め 新品1時間使用後 新品 50 時間使用後 毎日の作業 前 項 目 ①ギヤケースのオイル量点検 34 ②フロントフレームタンクのオイル量点検 35 ③油溜式でない駆動チェンの注油点検 34 ①全部のボルト、ナットを増し締め 33 ②チェンの張りを調整(テンショナボルト調整) 57 ①ギヤケースのオイル交換 56 ②フロントフレームタンクのオイル交換 56 ③チェンの張りの調整 57 ①ギヤケースのオイル量、オイル漏れの点検 34・35 ②フロントフレームタンクのオイル量、オイル漏れの点検 35 ③油溜式でない駆動チェンの注油 34 ④耕うん爪の取付ボルトの増し締め 33 ⑤ジョイントのグリスニップルへのグリス注入 毎日の作業 後 参照ページ 33・52 ⑥地面から上げて空転での、異音、異常振動等、異常点検 35 ①洗浄後、水分拭き取り 48 ②ボルト、ナット、ピン類の緩み脱落の確認 33 ③耕うん爪・爪ホルダ等の摩耗、折損の点検 51 〜 53 ④入力軸へのグリス塗布 54 ⑤ジョイントスプライン部へのグリス塗布 54 ⑥ジョイントノックピンへの注油 54 ⑦シリンダ部(銀色部)汚れ除去 48 ⑧可動部(支点部含む)への注油及び、グリス塗布 54 〜 56 150 時 間 毎 又 は ①ギヤケースのオイル交換とオイルシール異常点検 56・57 シ ー ズ ン 終 了 後 ②フロントフレームタンクのオイル交換と、パッキンの異常点検 56 ③旋回支点部、チェンケース下部グリスニップルへのグリス注油 55 ④ジョイントのシャフトへのグリス塗布 54 ⑤シリンダ部(銀色部)へのサビ止め 48 ⑥無塗装部へのサビ止め 5・6 ⑦安全ラベルの剥がれの点検 シーズン 始め ⑧消耗部品の早期交換 71 ①チェンの張り調整 57 ②可動部(支点含む)への注油及び、グリス塗布 59 54 〜 56 電気配線図 60 油圧配管図 61 トラクタ別装着表(S ヒッチ) この表はあくまでマッチング表であり、トラクタ適応馬力を示すものではありません。トラクタ適応馬力の範囲内でご使用ください。 作業機側 トラクタ部の調整 トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 GL261・277・281 GL301E・321E GL268・280 GL300ES・320ES L27 GL-27 3 イ ヘ 720 A G GL261C・281C GL261Q・277Q L27Q GL-27Q 2 イ ヘ 670 C G GL281J・280J GL301・321・337 GL300・320・338 GL-27J,L33 GL-29・32・33 3 イ ホ 760 A G GL281Q・301Q・321Q GL337Q・338Q GL280Q・300Q・320Q GL281 J Q・280 J Q GL301C・321 C GL-27JQ・L33Q GL-29Q・32Q・33Q 3 イ ホ 790 C G GL367・417・467 GL367E・417E・467E L46 GL368・418 GL368ES・418ES 3 イ ホ 760 A G トラクタ型式 トップ トップ リンク リンク 長さ(mm) 取付穴 62 ヒッチ ピ ン 取付穴 ジョイント 切断寸法(mm) 4S TC71M 3S TC69 備 考 作業機側 トラクタ部の調整 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 GL367Q・417Q・467Q GL367EQ・417EQ・467EQ L46Q GL368Q・418Q GL368ESQ・418ESQ 3 イ ホ 780 C G GL350(Q)・400(Q)・430(Q) GL-35(Q)・40(Q)・43(Q) 3 イ ホ 710 A G GL470(Q) 〜 600(Q) GL-46(Q)・53(Q) 3 イ ホ 690 A G GM49・56・60 5 イ ホ 610 A G KL36(Q)・43(Q) KL360・430 5 イ ヘ 750 A G KL38(Q)・41(Q) KL380・410 KL41-PC KL410-PC 5 イ ヘ 700 A G KL46(Q)・50(Q) KL460・500・550 KL50-PC KL500-PC 5 イ ホ 720 A G L270D KL27 KL28 ロプス 4 イ ヘ 680 A G KL270 〜 340 L300D, 330D KL30(Q)・33(Q)・31(Q)・34(Q) KL28Q,KL27J(Q) 4 イ ヘ 730 A G KL27Q KL270-PC L270DQ 1 イ ヘ 680 A G KL33-PC,KL330-PC 2 イ ヘ 730 A G MZ50・55・60 4 イ ホ 600 A G US535・540・545・550 5 イ ヘ 570 A G 30 30 US535A・540A US545A・550A JD1320・1420 5 イ ヘ 610 A G 30 30 AF270(J)(R)(Q) 290(J)(R)(Q) AF28(J)(Q) 3 イ ホ 760 A G トラクタ型式 トップ トップ リンク リンク 長さ(mm) 取付穴 ジョイント 切断寸法(mm) トップ リンク 取付穴 63 ヒッチ ピ ン 取付穴 4S TC71M 3S TC69 備 考 TC74 に交換 青森仕様 ジョンデア仕様 作業機側 トラクタ部の調整 トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 AF310(J)(R)(Q) 330(J)(R)(Q) AF350(J)(R)(Q) AF400(R)(Q) 4 イ ホ 740 A G AF30(Q)・33(Q) 3 イ ホ 790 A G AF33J(Q)・35J(Q) 3 イ ホ 790 A G AF30(J)(Q)R・33(J)(Q)R AF35(J)(Q)R 4 イ ホ 770 A G RS27(Q) RS30(Q)・33(Q) RS270(Q) RS300(Q)・330(Q) 2 イ ホ 600 A G AF645 〜 660 4 イ ヘ 570 A US31(Q) ・35(Q) 3 イ ホ 550 US39(Q) ・45(Q) 3 ロ ニ US32(R)(Q)・36(R)(Q) 3 ロ US40(R)(Q)・46(R)(Q) US50(R) 3 AF328・330 トラクタ型式 トップ トップ リンク リンク 長さ(mm) 取付穴 ヒッチ ピ ン 取付穴 ジョイント 切断寸法(mm) 4S TC71M 3S TC69 TC84M に交換 TC80 に交換 G 30 30 A G 70 70 580 B G 50 50 ホ 590 A G 50 50 ロ ホ 570 B G 50 50 3 イ ヘ 750 A G AF333・336・339・342 4 イ ヘ 750 A G US328 US330・334 US301・361 2 イ ホ 590 A G 50 50 EF328 3 イ ヘ 740 A G EF330 〜 342 4 イ ヘ 730 A G AF645A 〜 660A 4 イ ヘ 610 A G EF650 〜 660 US401・451・501 US551・601 JD1520・1620 4 イ ヘ 610 A G TK46-FC 3 イ ホ 530 A G TG273-A 2 ロ ホ 550 A G 64 備 考 トップリンク ブラケットなし 作業機側 トラクタ部の調整 トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ トップ リンク リンク 長さ(mm) 取付穴 TK29・33 2 イ ホ 560 TG273(Q) 3 イ ニ TG27(Q)・29(Q)・31(Q)・ 33(Q) TG27L・31L、TG29H(Q) TG293(Q)・313(Q)・333(Q) TGS29(Q)・33(Q) 3 イ TG37(Q) 〜 53(Q) TG413(Q) 〜 553(Q) TGS37(Q) 〜 55(Q) 3 TG353・373 TK37・41・46, TGS37 ジョイント 切断寸法(mm) ヒッチ ピ ン 取付穴 4S TC71M 3S TC69 A G 60 60 630 A G ニ 620 A G イ ニ L=490 570 A G 3 イ ホ 550 A G TR45・55( メカ ) 4 イ ニ 610 A G TR45・55( マイコン ) 2 イ ニ 660 A G TGS46C 3 イ ニ L=490 570 A G AT27・30・33 3 イ ホ 610 A G AT37・41・46・50 AT41C・46C 3 イ ニ 670 A G AT27C・33C 3 イ ホ 620 A G TJ55 3 イ ニ 560 A G MT286・306・336 3 イ ホ L=491 660 A G MT286Q・306Q・336Q 1 イ ホ L=491 620 A G MT337(Q)・367(Q) 4 ロ ニ L=477 570 A G MT338・368 4 ロ ニ 550 A G GX34・37 5 ロ ニ 550 A G MT408・468・508 GX40・46・50 4 イ ニ 540 A G MT501・551・601 4 イ ヘ 570 A G トラクタ型式 65 備 考 ジョイント異音 時 PTO 切 30 30 作業機側 トラクタ部の調整 トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 MT271 MT291・311・331 GO28・30・32・34 3 イ ホ 720 A G MT400(Q)・460(Q) 3 ロ ホ 570 B G GV49・56 5 イ ホ 610 A G GV500・550・600 4 イ ホ 600 A G トラクタ型式 トップ トップ リンク リンク 長さ(mm) 取付穴 66 ヒッチ ピ ン 取付穴 ジョイント 切断寸法(mm) 4S TC71M 3S TC69 TC74 に 交換 50 50 備 考 トラクタ別装着表(L ヒッチ) この表はあくまでマッチング表であり、トラクタ適応馬力を示すものではありません。トラクタ適応馬力の範囲内でご使用ください。 作業機側 トラクタ部の調整 トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 KL46・50, KL460・500・550 5 ロ ト 710 C G GL-46・53, GL470 3 イ ヘ 680 A G GL530・600 3 イ ヘ 680 A G GM49・56・60 4 イ ヘ 600 A G MZ50・55・60 4 イ ヘ 570 B G US401・451・501・551・601 5 イ ヘ 600 C G EF650・655・660 5 イ ヘ 580 C G F475・535・605 4 イ ヘ 715 A G US45 3 ロ ニ 660 C G 50 US40・46・50 3 ハ ホ 650 C G 50 AF520 2 イ L=570 590 A G US535・540・545・550 5 イ ヘ 600 C G US535A・540A・545A・ 550A 5 イ ヘ 580 C G AF645・650 4 イ ヘ 590 A G 50 AF655・660 4 イ ヘ 570 A G 50 AF645A・650A・655A・660A 4 イ ヘ 560 A G 3(4) イ ニ 670 A G 3 イ ホ 520 A G トラクタ型式 AT41・46・50 TJ55 トップ トップ リンク リンク 長さ(mm) 取付穴 ジョイント 切断寸法(mm) 67 ヒッチ 4L ピ ン 取付穴 KUC79M 3L TC74 備 考 キャビン仕様は 上昇規制要 50 作業機側 トラクタ部の調整 ジョイント 切断寸法(mm) ヒッチ 4L 3L ピ ン 取付穴 KUC79M TC74 トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ トップ リンク リンク 長さ(mm) 取付穴 TG43・48・53 TG413・463・503・553 TGS41・46・55 3 イ ニ L=490 610 (600) A G TA467・527・607 TA410・415・455・505・450 3 イ ニ L=510 590 (580) A G TR45・55(メカ) 4 イ ニ 590 A G 30 TR45・55(マイコン) 2 イ ニ 600 A G 30 MT408・468・508 GX40・46・50 1 イ ホ 500 A G MT501 4 イ ヘ 590 A G 50 MT551・601 4 イ ヘ 570 A G 50 MT400・460 3 ハ ホ 650 C G 50 MT520 2 イ L=570 590 A G GV500・550・600 4 イ ヘ 570 B G GV49・56 4 イ ヘ 600 A G トラクタ型式 68 備 考 異常診断一覧表 使用中あるいは使用後の点検時に下表の異常が発生した場合、そのままにしておきますと故障、事故の原 因となります。再使用せず、直ちに対策を行ってください。 本体各部 症 状 原 因 ベアリングの損傷 ベアリング交換 ギヤーの損傷 ギヤー交換 ベベルギヤーのかみ合い不良 シムで調節 オイルシール、O リングの劣化、損傷 オイルシール、O リング交換 ケース取付ボルトのゆるみ ボルト増し締め オイル量の不足 オイル補給 ベアリングの損傷 ベアリング交換 チェンの緩みによるカバーとの干渉 テンショナ調節 チェンテンショナの破損 テンショナ交換 スプロケットの損傷 スプロケット交換 ベアリングの損傷 ベアリング交換 オイルシール、O リング、パッキンの オイルシール、O リング、パッ 劣化、損傷 キンの交換 ケース取付ボルトのゆるみ ボルト増し締め フタ取付ボルトのゆるみ ボルト増し締め オイル量の不足 オイル補給 ベアリングの損傷 ベアリング交換 軸受け部のベアリングの損傷 ベアリング交換 耕うん爪取り付けボルトのゆるみ ボルト増し締め 耕うん爪の変形によるカバーとの干渉 耕うん爪交換 耕うん爪軸の曲がり 耕うん爪軸交換 耕うん爪、爪軸へのワラ、草等のかかり ワラ、草等の除去 耕うん爪の配列不良 爪配列の点検 ギヤーの損傷 ギヤーの交換 チェンの折損 チェンの交換 駆動軸の折損 駆動軸交換 土のたまりすぎ 耕深が深い 耕深を浅く 振 動 の 発 生 爪の耕深よりドラムが下がりすぎ ドラムを上げる ドラム取付ボルトのゆるみ ボルト増し締め チェンの折損 チェン交換 駆動軸の折損 駆動軸交換 異 音 の 発 生 ギヤー ケース オ イ ル 漏 れ 異常な高温の発生 異 音 の 発 生 チェン ケース オ イ ル 漏 れ 異常な高温の発生 異 音 の 発 生 耕うん軸 振 動 の 発 生 軸 回 転 不 良 ドラム 対 策 回 転 不 良 69 本体各部 症 状 原 因 対 策 グリス切れ グリス注入 ジョイント折れ角が不適格 マッチング姿勢の矯正 作業機の上げすぎ リフト量の規制 た わ み 発 生 シャフトのかみ合い幅不足 長いものと交換 スプライン部のガタ ノックピンとヨークの摩耗 交換 電源ハーネスのヒューズ切れ ヒューズ(10A)交換後原因追及 異 音 の 発 生 ジョイント バッテリーハーネスASSY (オプション) スローブローヒューズ(60A) のスローブローヒューズ切れ 交換後原因追及(P.28 参照) ハーネスの断線(ショート) 、挟み込み ハーネス交換で対応出来ない 場合、コントローラ交換 電源が入らない バッテリの電圧低下 バッテリ電圧 10V 以下の場合、 充電又はバッテリ交換 トラクタ側のヒューズ切れ トラクタ取扱説明書参照 コントローラの浸水、落下 コントローラ交換 シリンダのエアー噛み 油圧シリンダのエアー抜きをし て下さい(P.35 参照)。 シリンダがつながっている継手 を少し緩めコントローラを操作 し油を少し出した後締める 制御部関係 タンク内の油が減っている し適量にした後原因追及 PTO 回 転 速 度 を 380rpm 以上に上げ てもシリンダの動き 油を補充する。ゲージで確認 油圧ポンプの故障 ポンプ下側のホースを外し PTO 軸を手で右回転させ油の が鈍い 吐出有無を確認し、吐出しな い場合油圧ポンプ交換 油が乳白色に白濁もしくは黒褐色に変 タンク内の油を交換してくだ 化しいる さい。 バルブの異常、故障 お買い上げいただいた販売店、農 協、弊社営業所へご連絡ください。 オフセット状 態 から シリンダの推力不足 作 業 機を持ち上げ、 E/G 回転数 (PTO 回転数)を ● 上げて操作して下さい。 格 納・作 業ボタンを 作業機を少し下げて操作して ● 押した 時、オフセッ 下さい。 トシリンダの 動きが 遅い。 70 本体各部 症 状 原 因 対 策 「自動角塗り」 「格納」 謝ってスイッチを動かしている。 コントローラ裏のキャップ内に 「 作 業 」ボタンが 効 ある M/L 切替スイッチの横に かない(動かない)。 あるスイッチを下側から上側へ 移動させて下さい。 ハーネスの断線(ショート)、挟み込み ハーネス交換で対応出来ない 場合、コントローラ交換 センサ A、B の周辺部品の変形、破損 お買い上げいただいた販売店、 ト「外」 「内」 、ドラム センサ A、B の調整不良 農協、弊社営業所へご連絡く 回転「左」 「右」 )が一 センサ A、B の故障 ださい。 油圧ポンプの故障 ポンプ下側のホースを外し 手動操作(オフセッ 部もしくは全て動か ない PTO 軸を手で右回転させ油の 吐出有無を確認し、吐出しな い場合油圧ポンプ交換 制御部関係 手動操作(オフセッ 油圧ホースの破損、亀裂 油圧ホースの交換 バルブの異常、故障 お買い上げいただいた販売店、農 協、弊社営業所へご連絡ください。 ト「外」 「内」 、ドラム 回転「左」 「右」 )が一 部もしくは全て動か リバースモードランプの点検 スイッチプレートを押してい るナットを増し締めする。 ない もしくはランプ消灯までリ ミットスイッチを押し込む。 ハーネスの断線(ショート) 、挟み込み ハーネス交換で対応出来ない 場合、コントローラ交換 自動操作 〈 「格納」 「作 センサA、B、C の周辺部品の変形、破損 お買い上げいただいた販売店、 センサ A、B、C の調整不良 農協、弊社営業所へご連絡くだ 業」 「自動角塗り」 〉 センサ A、B、C の故障 が出来ない。 リバースモードランプの点滅 さい。 スイッチプレートを押している ナットを増し締めするもしくは ランプ消灯までリミットスイッ チを押し込む。 71 消 耗 部 品 1. ドラム 2. ナタ爪 3. ハイド爪 4. フロントシテンシャフト用シャーボルト シャーボルトキット(ホンタイ) コード 7560211 ※シャーボルトは必ずコバシ純正品を 使用してください。 5. テンバコーウンジク用シャーボルト シャーボルトキット(テンバ) コード 7560212 ※シャーボルトは必ずコバシ純正品を 使用してください。 6. テンションプレート コード 7662204 7. ローラーチェン 72 主 要 諸 元 XR750T- XR750FT- XR750T- XR750FT- 4S,3S,0S 4S,3S,0S 0L,3L,4L 0L,3L,4L ※ 全 長(mm) 2080(1900) 2080(1900) 2320(1920) 2320(1920) 全 幅(mm) 1190 1190 1190 1190 全 高(mm) 1540 1540 1540 1540 4S/4L (kg) 380 403 416 438 3S/3L (kg) 379 401 404 426 0S/0L (kg) 346 368 356 378 型 式 機体寸法 機体質量 19.9 〜 44.1(27 〜 60) 注 1)軸距:1600 〜 2000mm 注 2)タイヤ外幅:1300 〜 1600[1600 〜 1900] 注 3)最小旋回半径:2.0 〜 3.0m 注 4)前輪倍速、水平制御装備車 適 応 ト ラ ク タ K W(PS) 装 着 装 置 の 種 類 日農工標準 3P 0・1 形 日農工標準 3P 1・2 形 最 大 タ イ ヤ 外 幅(mm) 1600 [1900] あ ぜ 高 さ(cm) 20 〜 30 標 準 作 業 速 度(km/h) 0.4 〜 1.0(自動制御中:0.2 〜 0.4) 作 業 能 率(分 /100m) 6 〜 15 入 力 軸 回 転 速 度(rpm) 540 ド ラ ム 外 径(cm) 75(ドラム形状:8 面段付ドラム) 天 場 処 理 装 置 オ フ セ ッ ト 方 法 — 標準装備 — 油圧式オフセット水平リンク無段階調節 ※( )寸法は OS、OL ※[ ]寸法はシリンダ L 位置 73 標準装備 主 要 諸 元 XR750- XR750F- S,T,U,MU S,T,U,MU ※ 全 長(mm) 2170(2130) 2170(2130) 全 幅(mm) 1190 1190 全 高(mm) 1540 1540 S (kg) 365 387 T (kg) 364 386 U / M U (kg) 363 385 型 式 機体寸法 機体質量 適 応 ト ラ ク タ K W(PS) 19.9 〜 44.1(27 〜 60) 注 1)軸距:1600 〜 2000mm 注 2)タイヤ外幅:1300 〜 1600[1600 〜 1900] 注 3)最小旋回半径:2.0 〜 3.0m 注 4)前輪倍速、水平制御装備車 装 着 装 置 の 種 類 日農工特殊 3P:A 1 形(S)、A 2 形(T)、B 形(U,MU) 最 大 タ イ ヤ 外 幅(mm) 1600 [1900] あ ぜ 高 さ(cm) 20 〜 30 標 準 作 業 速 度(km/h) 0.4 〜 1.0(自動制御中:0.2 〜 0.4) 作 業 能 率(分 /100m) 6 〜 15 入 力 軸 回 転 速 度(rpm) 540 ド ラ ム 外 径(cm) 75(ドラム形状:8 面段付ドラム) 天 場 処 理 装 置 オ フ セ ッ ト 方 法 — 標準装備 油圧式オフセット水平リンク無段階調節 ※( )寸法は M(MU) ※[ ]寸法はシリンダ L 位置 74 主 要 諸 元 XR850T- XR850FT- XR850T- XR850FT- 4S,3S,0S 4S,3S,0S 0L,3L,4L 0L,3L,4L ※ 全 長(mm) 2080(1900) 2080(1900) 2320(1920) 2320(1920) 全 幅(mm) 1230 1230 1230 1230 全 高(mm) 1540 1540 1540 1540 4S/4L (kg) 386 408 421 443 3S/3L (kg) 384 406 409 431 0S/0L (kg) 351 373 361 383 型 式 機体寸法 機体質量 19.9 〜 44.1(27 〜 60) 注 1)軸距:1600 〜 2100mm 注 2)タイヤ外幅:1300 〜 1600[1600 〜 1900] 注 3)最小旋回半径:2.0 〜 3.0m 注 4)前輪倍速、水平制御装備車 適 応 ト ラ ク タ K W(PS) 装 着 装 置 の 種 類 日農工標準 3P 0・1 形 日農工標準 3P 1・2 形 最 大 タ イ ヤ 外 幅(mm) 1600 [1900] あ ぜ 高 さ(cm) 25 〜 35 標 準 作 業 速 度(km/h) 0.4 〜 1.0(自動制御中:0.2 〜 0.4) 作 業 能 率(分 /100m) 6 〜 15 入 力 軸 回 転 速 度(rpm) 540 ド ラ ム 外 径(cm) 85(ドラム形状:8 面段付ドラム) 天 場 処 理 装 置 オ フ セ ッ ト 方 法 — 標準装備 — 油圧式オフセット平行リンク無段階調節 ※( )寸法は OS、OL ※[ ]寸法はシリンダ L 位置 75 標準装備 本 社 ・ 工 場 〒701-0292 岡山市南区中畦684番地 1(086)298-3112(代) 北海道営業所 〒071-1248 北海道上川郡鷹栖町8線西2号6番 1(0166)49-0070(代) 東 北 営 業 所 〒024-0004 岩手県北上市村崎野13地割35-1 1(0197)71-1160(代) 関 東 営 業 所 〒321-3325 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台47-1 1(028)687-1600(代) 新 潟 営 業 所 〒942-0041 新潟県上越市安江477-1 1(025)546-7747(代) 岡 山 営 業 所 〒701-0165 岡山市北区大内田727 1(086)250-1833(代) 九 州 営 業 所 〒861-2234 熊本県上益城郡益城町古閑107-11 1(096)286-0202(代) http://www.kobashikogyo.com お客様メモ 購入日 購入店名 平成 年 月 日
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