e:cue programmer V3.3 アップグレードガイド

e:cue Programmer V3.3
e:cue Programmer V3.3
What's new?
Version 3.3 での主なアップグレード
Patching
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Quick Patch 機能がさらに進化しました。まずお手持ちの灯体を全てリストアップし、そ
れを「フライトケースに収納」する形でいつでも Programmer 上に出し入れすることがで
きます。ユーザー様の会社で現在使っている灯体だけがリストアップされるので、いちい
ちたくさんのメーカーの灯体から呼び出す必要がなく、必要な灯体の種類と数を DMX チ
ャンネル上に自由に配置することができます。また、DMX の必要チャンネル数は自動的
に計算されるため、バーチャルフライとケースから出したときに DMX スタートアドレス
を定義しておかなくても QuickPatch を使って未定義のまま Programmer ビューに移行し、
好きなときにパッチをくむことが可能です。
「フライトケースに移す」「フライトケースから灯体を出す」ときのショートカットはそ
れぞれ ALT+左キー、ALT+右キーでできるようになりました。
Wizards(ウィザード)
ProgrammerV3.3 のウィザード機能がマイナーチェ
ンジではありますがもっと使いやすく、パワフルかつ
ユニークなものにアップグレードされました。
• Scrolltext Wizard(スクロールテキストウィザ
ード)
Ver3.3 では Windows のフォントケースに収
められているすべてのフォントを使用できま
す。ただし、日本語フォントについては現状(2003/12/15 現在)確認がとれておりません。
• Bitmap Wizard(ビットマップウィザード)
ビットマップウィザードで作成したカラーマトリクスはメインビューの「プレビューウィ
ンドゥ」に表示されますが、修正したい
ところをマウスでクリックするだけでそ
こに該当する灯体をダイレクトに修正で
きるようになりました。
Action Pad(アクションパッド)
Action Pad は、あらかじめ設定したキューリス
トや各種アクションを一発リコールする便利な昨
日です。この機能を使えば、シーケンスされたキ
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ューリストに追加してライブでのプレイバックなどに効力を発揮します。また視認性に優れた
GUI インターフェースにより、専門の知識を持たない一般ユーザーでも簡単にプレイバックショ
ーが可能です。貼り付けできる機能は通常のキューリストのほか、各種オートメーション、マク
ロプログラムなど制限がなく、またパスワードによる保護も可能です。これにより、デザイナー
がプログラムおよびオートメーションショーを作成し、一般ユーザーはボタンを押すことだけで使用
するなどの使い方が可能になります。
e:cue 新製品ファミリーデバイスを全て追加
Version3.3 では、新たに追加された e:cue ファミリーの各種デバイスドライバーが追加されまし
た。
• Calypso – USB 対応 DMX インプットインターフェース(マージャー)
• e:node – 512Ch 対応 DMX スタンドアローン端末/イーサネット対応/キーパッド&
LCD ディスプレイを装備。
• e:link – DMX アウトプット端末/イーサネット対応/キーパッド&LCD ディスプレイ装
備。
• e:com – ネットワークユーザーターミナル/キーパッド&LCD ディスプレイ装備。
※サウンドファームではこれらの製品のデモ機を準備して皆様のご試用をお待ちしており
ます。
タイムコード制御の充実
V3.2 で寄せられたさまざまな情報をもとにマイナーチェンジを繰り返し、V3.3 では各種タイム
コードとの親和性が格段に向上しました。
キューリストプロパティでは、以下の 3 つのセレクションを選択することが可能です。
[x]
タイムコードマスター(Timecode Master)
タイムコードを喪失した場合、あるいは逆送した場合にはキューリスト
内の最初のキューにバックする機能です。
[x] タイムコードオート制御ウインドウ
(Timecode Auto Activation Window (Begin, End))
正常なタイムコードを受信し、かつタイムコードが制御範囲内にあれば
キューリストが自動的にスタートする機能です。
[x]
Auto release if timecode is outside window
受信したタイムコードが制御範囲外に達したときにキューリストプレイ
を自動的に停止する機能です。
(タイムコード自動制御機能は、トリガーが OFF になっているときには機能しません)
Show Properties(ショープロパティ)メニューでは、読み込むタイムコードすべてに関し
て読み込み(enabled)もしくは読み込み禁止(disabled)を選択できます。また、MIDI タイムコ
ード(MTC)のジェネレートに関しても読み込み/読み込み禁止の選択ができるようになりまし
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た。
• SMPTE を読み込む場合に外部のインターフェースが不要になりました。外部危機から出
力されるリニア SMPTE コードを Programmer が動作している PC の LINEIN に接続する
だけで読み込みが可能になります。(この機能を使用するには Media ドングルが必要にな
ります)
• タイムコードソースのアクティブ状況をステータスウィンドゥ(StatusWindow)に直接表示
されるようになりました。
デバイスマネージャ
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デバイスマネージャの表示方法が変わり、ツリー方式になり
ました。これにより、Programmer を中心に接続されたすべ
ての外部デバイスを効率的にブラウズし、必要なときにセッ
トアップすることができるようになりました。
RS232 インターフェース
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V3.3 からは Programmer より PC の COM ポート
send/receive に対し直接コントロールすることができます。
この機能は V3.2 では Mediaengine に飲みサポートされていた機能であったため、
mediaengine に頼らず PC の信頼性のみでさまざまなマルチメディアコントロールの実現
の可能性が出てきました。(この機能を使用するには Media ドングルが必要になります)
※Mediaengine は、PC に対する信頼性の観点から商業空間設置環境などの場合において
は必須とお考えください。
'Send Serial Data'アクションをコマンドに追加。RS-232C ポート経由で Programmer が
インストールされている PC から自由にストリングを送出することが可能です。
使いやすいログブックを装備。受信した ASCII ストリングの表示が行え、デバッグも簡単
に行えるようになりました。
MIDI インターフェース
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V3.3 では PC に実装された MIDI ポートに直接アクセスし、MTC(MIDI タイムコード)を
創出することが可能になりました。V3.2 では MIDI 信号を送出する事はできましたが
MTC は Mediaengine にのみ付加されている機能であったため、大きな進化です。
現在は MidiMan など USB ポート経由で MIDI ポートを付加できる環境であれば簡単に
MTC を生成することが可能です。(この機能を使用するには Media ドングルが必要にな
ります)
さらに付加された 2 つのログブックにより、デバッグも簡単に行えます。
AudioDSP
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サンプリングレートが向上し、オーディオデータの入力に対しての追従性が向上しました。
Decay スピードの調節が可能になりました。
従来手動で調節していた入力ゲインが AGC(Automatic Gain Control)の採用により簡素化
され、入力値を気にする必要がなくなりました。
メディアプレーヤーリモートコントロール
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Windows メディアプレーヤーとの連携が飛躍的に向上。今度は別 PC にある WMP をリモ
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ート制御できるようになりました。ネットワーク IP を指定すれば、LAN/WAN 上のメデ
ィアプレーヤーを自由にコントロールすることが可能です。
このリモートメディアプレイヤーは単体で機能するソフトウェアです。ネットワーク内に
ある別の PC にめでいぁファイルがあれば Programmer で呼び出し、コントロールするこ
とができます。
キューリストプログラミング
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“Stop Everything”コマンドに新たなオプション “Stop Everything except...”を追加。たと
えば複数キューが同時実行されている状態であれば特定のキュー実行だけを除外すること
が可能になります。
'Until end of cuelist...'キューリストの「マスター/スレーブ関係」を作る機能です。この
オプションをアクティブにすると、指定したキューリストが停止するまではキューを一時
停止させることができます。
キューエディットの簡素化:キューリストが実行中にキューをセーブするといったん
Programmer ビューがクリアされます。
ショートカットの追加。特定のキューをクリックし、さらに ALT+ダブルクリックで'Skip
to here...'つまり「ここにスキップ」が指定できます。
エフェクトエンジン“LiveFX”
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LiveFX の画面内でエフェクトのセッティングを他のチャンネルにコピーできるようにな
りました。
エフェクトのグループ化機能
ワンマウスクリック動作でピークレベルマトリクスが生成できます。
エイリアスネーム
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ファイルネームに「エイリアスネーム」を使用することで、メディアファイルの操作が飛
躍的に向上します。従前のメディアファイルのオリジナルの名前とは別に「仮の」ファイ
ル名称(これがエイリアスネーム)を付加し、メインウィンドウの「コマンドライン」でダ
イレクトに操作することができます。
スーパーバイザーモード
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V3.3 では新たに「ユーザーモード」「スーパーバイザーモード」が追加されました。ユー
ザーモードではグランドマスターレベルやサブマスターなどのプレイバック時における情
報以外のコントロールは不可になります。ビューモードは統一ですが、ユーザーモードの
場合新たなキューのレコードはできません。
マクロコマンドの追加
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'SystemShutdown' (システムシャットダウン)と 'SystemReboot' (システムリブート-再起
動)が WindowsOS に対して有効になりました。(この機能は WindowsXP に対してのみ
有効です)
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灯体のシングルチャンネルにダイレクトにアクセスできるようになりました。
“PlaySound()”コマンドを追加。WAV ファイルであれば内部メディアプレーヤーが動作中
でも重ねて再生することが可能です。また、再生時のタイムラグがほとんどないため、ベ
ース音楽などにジングルなどを重ねて再生するなどの場合に有効です。
その他の変更
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ツールバーやカラーリングが新しくなり、視認性を高めました。
'Reset' の定義が広くなりました。すべてのプレイバックを停止し、さらに実行しているオ
ートメーションを 5 秒間無効にします。
'Invert Selection'(現在の選択を反転する), 'Select None'(現在の選択を解除), 'Select
Next'(現在選択している次の灯体の選択)のアイコンを追加しました。
e:node に対するエクスポート処理時タスク成功の完了、もしくは失敗した場合考えられる
原因などをレポート表示するようになりました。
灯体の定義上 Intensity チャンネルでなくカラーミキシングチャンネル(RGB/CMY)のみを
持つ場合、グランドマスターその灯体のカラーミキサーに対して影響します。RGBW のと
うたいにかんしては白(W)チャンネルがグランドマスターに対して機能します。
ナビゲータ部分がマウスホイールで制御できるようになりました。
ナビゲータウインドウ内のページ変更がマウスクリックひとつでできるようになりました。
現在までマウス右クリック+で行っていた各種ビューの変更を一発でできるようにスクリ
ーンセレクションバーが追加されました。
ジョグユニットウィンドウが外されました。V3.2 まででは非常に好評の機能でしたが、
V3.3 からは使用頻度がぐっと下がるためです。
e:com ネットワーク接続時、Programmer の'Status/Visible Network Devices' 部分に出
現する e:com をクリックすると'Hi there from e:cue Programmer.'といったようなテスト
メッセージが表示されるようになりました。
内部メディアプレーヤーが CUE アクション経由でフルスクリーンモードに変更できるよ
うになりました。
e:nodes と e:links は Mediaengine との接続により増設 DMX 出力ディバイスとして機能
することができるようになりました。
fixture groups(灯体のグルーピング機能)の数が無制限になりました。
e:cue がオフィシャルサポートをしていない Windows バージョン(WindowsME 以前)のも
のに関しては、プログラム起動時に警告がなされます。
プレニューウィンドウに表示される灯体は従来の CMY/RGB カラー灯体に加えそれらのカ
ラー要素を持たない灯体も表示され、直接調整することができるようになりました。この
場合、プレビューウィンドウ上のドローイングは「インテンシティ」チャンネルを調整す
ることになります。
パン/チルトのコントロールは従来のマウス制御に加え、ALT+カーソルキーでコントロ
ールできるようになりました。フェーダーユニットがなくてもきめ細やかな調節が可能に
なります。
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