「直近の対日投資企業の動向に関する調査研究」(PDF形式:1.1MB)

平成 16 年度内閣府調査
直近の対日投資企業の動向に関する調査研究
報 告 書
平成 17 年 3 月
< 調査目的 > .................................................................................................................... 2
< 調査方法 > .................................................................................................................. 2
< 調査内容 >
1. 対日投資全体動向............................................................................................. 4
2. 対日本企業へのM&A投資動向 ................................................................. 9
3. 対外国企業日本法人へのM&A投資動向............................................42
4. グリーンフィールド投資動向 .........................................................................44
5. 撤退・合弁解消動向 ........................................................................................51
データの見方 ......................................................................................................53
<調査目的>
対日直接投資は、外国企業の優れた技術、販売、経営ノウハウの導入や、内外企業による競争を生み
出し、わが国経済の活性化、新規事業の創造や、日本企業の生産性を高める効果をもたらす。対日直接
投資には、M&A投資とグリーンフィールド投資の 2 つの投資形態がある。日本を含め先進国への直接投
資の大部分はM&A投資を通じておこなわれており、わが国では近年、M&A投資件数が増加している。
本調査は、直近の対日投資企業の個別動向をデータ化し、企業の対日進出動向を調査・研究すること
により、対日直接投資促進のための基礎資料を提供するものである。
<調査方法>
企業の対日進出動向について、投資形態別、国別、業種別などに分類し、分析する。
● 対日投資データの内容
下記①∼③を「対日投資データ」という。なお、③はレコフが新たに構築した。
① 外国企業による日本企業へのM&A投資データ
② 外国企業による外国企業日本法人へのM&A投資データ
③ グリーンフィールド投資データ
* 参考調査 投資会社の売却動向、事例研究、撤退、合弁解消
(対日投資データの分類)
対日本企業
・
M&A投資
対外国企業(日本法人)
単独法人設立
・
グリーンフィールド投資
合弁法人設立
子会社設立
● 定義
・
M&A投資とは、既存の経営資源の活用を目的に企業や事業の経営権を移動することをいう。経営参
画につながる株式取得も含む。
・
グリーンフィールド投資とは、日本法人を新設することをいう。単独法人、合弁法人のほか、これらの法
人による子会社設立の 3 形態に分類する。
2
● 企業の国籍は、その企業の資本構成により判断する。
・
日本企業:日本資本が原則として 50%超の法人をいう。日本の証券市場に上場する上場企業、日本
法人で日本の証券市場に上場していない未上場企業、海外で法人登記をしている海外法人の 3 つに
分類する。
・
外国企業:外国資本が原則として 50%超の法人をいう。ただし、日本法人で日本の証券市場に上場
するものは日本企業とする。
● データの出典・作成と日付
・
出典:データは、ニュース・リリースや日経4紙、一般紙、専門紙などを端緒に取材を加え、作成してい
る。
・
日付:ニュース・リリース、新聞記事により外部に明らかになった日とする。
(その他の定義は「データの見方」を参照願います)
今回の調査研究では、収集した 2003 年∼2004 年の対日投資データ 505 件をもとに、直近の対日投資
企業の動向を、全体、対日本企業へのM&A投資、対外国企業日本法人へのM&A投資、グリーンフィ
ールド投資、撤退・合弁解消動向の 5 つにまとめ、その特徴と個別企業の動向などを調査、レポートする。
3
1. 対日投資全体動向
(1)
投資形態別
対日投資件数は、2003 年 230 件、2004 年 275 件、合計 505 件で、2004 年は前年比 45 件、19.6%
の増加となった。505 件の投資形態別内訳は、M&A投資 411 件、グリーンフィールド投資 94 件で、M&
A投資が 8 割超を占める。M&A投資のうち、対日本企業は 365 件、対外国企業日本法人は 46 件で、対
日本企業は、M&A投資の 88.8%、全体の 72.3%を占めている。
2003年∼2004年 対日投資件数内訳
形態
M&A投資
グリーンフィールド投資
年月
対日本企業
対外国企業(日本法人)
合 計
計
2003年
158
24
182
48
230
2004年
207
22
229
46
275
合計
365
46
411
94
505
構成比を年別でみると、03 年は、M&A投資のうち対日本企業が 68.7%、対外国企業日本法人
10.4%、グリーンフィールド投資 20.9%だったが、04 年はそれぞれ 75.3%、8.0%、16.7%となり、対日本
企業へのM&A投資シェアが 6.6%増加、全体に占める総M&A投資件数の割合は、83.3%と 8 割を超え
てきた。
対日投資形態別シェア
100%
20.9%
10.4%
16.7%
18.6%
8.0%
9.1%
グリーンフールド投資
M&A投資 対外国企業(日本法人)
M&A投資 対日本企業
50%
68.7%
75.3%
72.3%
2004年
2003年-2004年
0%
2003年
4
(2)
地域・国別
505 件を地域別でみると、北米が最も多く 266 件で、全体の 52.7%を占める。次いで欧州 130 件、アジ
ア 93 件、オセアニア 10 件、その他 6 件の順。国別では、アメリカが最も多く 262 件で 51.9%、1 カ国で 5
割を占める。次いで、イギリス 59 件、中国(香港を含む)38 件、フランス、ドイツ各 23 件、韓国 20 件の順。
年別で比較すると、2004 年にアメリカとイギリスがそれぞれ前年比 24 件、19 件増加しているのが目立つ。
これは、米国や英領バージン諸島などに登記する投資会社のM&A増加によるもの。
対日投資企業 年別 地域・国別件数表
地域
北米
欧州
アジア
オセアニア
国名
アメリカ合衆国
カナダ
計
オーストリア
ベルギー
デンマーク
スペイン
エストニア共和国
フィンランド
フランス
イギリス
ドイツ
オランダ
アイルランド
イタリア
リヒテンシュタイン
モナコ
ロシア
スイス
スウェーデン
計
中国
中国(香港)
インドネシア
インド
韓国
マレーシア
シンガポール
タイ
台湾
計
オーストラリア
西サモア
計
サウジアラビア
メキシコ
その他 モーリシャス共和国
パナマ共和国
トルコ
計
合計
2003年
件数
2004年
構成比
119
2
121
1
1
1
12
20
15
2
1
1
1
1
1
57
6
15
1
9
1
4
1
8
45
5
5
1
1
2
230
件数
51.7%
0.9%
52.6%
0.0%
0.0%
0.4%
0.4%
0.0%
0.4%
5.2%
8.7%
6.5%
0.9%
0.0%
0.4%
0.4%
0.4%
0.0%
0.4%
0.4%
24.8%
2.6%
6.5%
0.4%
0.0%
3.9%
0.4%
1.7%
0.4%
3.5%
19.6%
2.2%
0.0%
2.2%
0.0%
0.4%
0.0%
0.4%
0.0%
0.9%
100.0%
143
2
145
1
1
11
39
8
1
3
1
7
1
73
5
12
2
1
11
2
7
8
48
4
1
5
1
1
1
1
4
275
5
計
構成比
52.0%
0.7%
52.7%
0.4%
0.4%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
4.0%
14.2%
2.9%
0.4%
0.0%
1.1%
0.0%
0.0%
0.4%
2.5%
0.4%
26.5%
1.8%
4.4%
0.7%
0.4%
4.0%
0.7%
2.5%
0.0%
2.9%
17.5%
1.5%
0.4%
1.8%
0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.0%
1.5%
100.0%
件数
構成比
262
4
266
1
1
1
1
1
23
59
23
3
4
1
1
1
8
2
130
11
27
3
1
20
3
11
1
16
93
9
1
10
1
2
1
2
6
505
51.9%
0.8%
52.7%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.0%
0.2%
4.6%
11.7%
4.6%
0.6%
0.0%
0.8%
0.2%
0.2%
0.2%
1.6%
0.4%
25.7%
2.2%
5.3%
0.6%
0.2%
4.0%
0.6%
2.2%
0.2%
3.2%
18.4%
1.8%
0.2%
2.0%
0.2%
0.4%
0.2%
0.4%
0.0%
1.2%
100.0%
投資形態別では、M&A投資(対日本企業)は、北米 177 件、欧州 99 件、アジア 74 件、オセアニア 10
件、その他 5 件で、北米の構成比は 48.5%だが、グリーンフィールド投資では 63.8%で 6 割を超えている。
逆に、欧州、アジアのM&A投資(対日本企業)はそれぞれ 27.1%、20.3%、グリーンフィールド投資は
20.2%、14.9%で、M&A投資の構成率が高い。オセアニアは、グリーンフィールド投資は 0 件だった。
対日投資企業 形態別 地域・国別件数(2003年∼2004年合計)
地域
北米
国名
アメリカ合衆国
カナダ
合計
アイルランド
イギリス
欧州
M&A投資(対外国企業日本法人)
件数
構成比
合計
グリーンフィールド投資
件数
構成比
件数
構成比
175
47.9%
29
63.0%
58
61.7%
262
2
0.5%
-
0.0%
2
2.1%
4
51.9%
0.8%
177
48.5%
29
63.0%
60
63.8%
266
52.7%
-
0.0%
-
0.0%
-
0.0%
-
0.0%
52
14.2%
1
2.2%
6
6.4%
59
11.7%
4
1.1%
-
0.0%
-
0.0%
4
0.8%
-
0.0%
-
0.0%
-
0.0%
-
0.0%
オーストリア
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
オランダ
3
0.8%
-
0.0%
-
0.0%
3
0.6%
スイス
7
1.9%
1
2.2%
-
0.0%
8
1.6%
スウェーデン
1
0.3%
1
2.2%
-
0.0%
2
0.4%
スペイン
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
デンマーク
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
フランス
11
3.0%
6
13.0%
6
6.4%
23
4.6%
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
15
4.1%
3
6.5%
5
5.3%
23
4.6%
ベルギー
-
0.0%
-
0.0%
1
1.1%
1
0.2%
モナコ
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
リヒテンシュタイン
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
ロシア
-
0.0%
-
0.0%
1
1.1%
1
0.2%
25.7%
合計
99
27.1%
12
26.1%
19
20.2%
130
インド
-
0.0%
-
0.0%
1
1.1%
1
0.2%
インドネシア
3
0.8%
-
0.0%
-
0.0%
3
0.6%
シンガポール
11
3.0%
-
0.0%
-
0.0%
11
2.2%
-
0.0%
-
0.0%
1
1.1%
1
0.2%
タイ
3
0.8%
-
0.0%
-
0.0%
3
0.6%
韓国
マレーシア
13
3.6%
2
4.3%
5
5.3%
20
4.0%
台湾
15
4.1%
-
0.0%
1
1.1%
16
3.2%
中国
7
1.9%
-
0.0%
4
4.3%
11
2.2%
22
6.0%
3
6.5%
2
2.1%
27
5.3%
74
20.3%
5
10.9%
14
14.9%
93
18.4%
中国(香港)
合計
オーストラリア
9
2.5%
-
0.0%
-
0.0%
9
1.8%
西サモア
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
合計
10
2.7%
-
0.0%
-
0.0%
10
2.0%
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
サウジアラビア
その他
構成比
イタリア
ドイツ
オセアニア
件数
エストニア共和国
フィンランド
アジア
M&A投資(対日本企業)
トルコ
-
0.0%
-
0.0%
-
0.0%
-
0.0%
パナマ共和国
2
0.5%
-
0.0%
-
0.0%
2
0.4%
メキシコ
1
0.3%
-
0.0%
1
1.1%
2
0.4%
モーリシャス共和国
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
合計
総合計
5
1.4%
-
0.0%
1
1.1%
6
1.2%
365
100.0%
46
100.0%
94
100.0%
505
100.0%
6
(3)
業種別
505 件の業種別(大分類)の当事者 1(買い手)内訳は、製造業 142 件、商業 36 件、金融 207 件、非製
造業 120 件で、金融が最も多く、全体の 4 割を超えている。金融を年別でみると、03 年 83 件、04 年は 124
件で前年比 41 件、49.4%の大幅増となった。
505 件の業種別(中分類)では、その他金融 156 件、ソフト・情報 48 件、電機 46 件、証券 39 件、サービ
ス 29 件、化学 24 件、その他販売・卸 23 件の順。その他金融は、03 年の 53 件から 04 年 103 件と急増、
投資会社のM&Aの増加により、その存在感が年々増している。
対日投資企業 年別 業種別件数表
大分類
中分類
計
構成比
件数
構成比
-
0.0%
1
0.4%
1
0.2%
3
1.3%
3
1.1%
6
1.2%
食品
7
3.0%
2
0.7%
9
1.8%
繊維
1
0.4%
-
0.0%
1
0.2%
0.2%
医薬品
製造業 出版・印刷
-
0.0%
1
0.4%
1
12
5.2%
12
4.4%
24
4.8%
3
1.3%
2
0.7%
5
1.0%
-
0.0%
2
0.7%
2
0.4%
窯業
2
0.9%
2
0.7%
4
0.8%
非鉄・金属製品
-
0.0%
4
1.5%
4
0.8%
機械
4
1.7%
4
1.5%
8
1.6%
電機
26
11.3%
20
7.3%
46
9.1%
輸送用機器
9
3.9%
6
2.2%
15
3.0%
精密
5
2.2%
6
2.2%
11
2.2%
その他製造
3
1.3%
2
0.7%
5
1.0%
75
32.6%
67
24.4%
142
28.1%
食品卸
1
0.4%
-
0.0%
1
0.2%
その他販売・卸
9
3.9%
14
5.1%
23
4.6%
百貨店
1
0.4%
-
0.0%
1
0.2%
スーパー・コンビニ
2
0.9%
1
0.4%
3
0.6%
その他小売
4
1.7%
3
1.1%
7
1.4%
外食
-
0.0%
1
0.4%
1
0.2%
計
17
7.4%
19
6.9%
36
7.1%
銀行
6
2.6%
1
0.4%
7
1.4%
生保・損保
2
0.9%
3
1.1%
5
1.0%
証券
22
9.6%
17
6.2%
39
7.7%
その他金融
53
23.0%
103
37.5%
156
30.9%
83
36.1%
124
45.1%
207
41.0%
運輸・倉庫
1
0.4%
3
1.1%
4
0.8%
通信・放送
4
1.7%
5
1.8%
9
1.8%
不動産・ホテル
5
2.2%
9
3.3%
14
2.8%
アミューズメント
6
2.6%
10
3.6%
16
3.2%
ソフト・情報
25
10.9%
23
8.4%
48
9.5%
サービス
14
6.1%
15
5.5%
29
5.7%
計
55
23.9%
65
23.6%
120
23.8%
合計
230
100.0%
275
100.0%
505
100.0%
計
計
非製造業
件数
鉱業
化学
金融
2004年
構成比
農林水産
紙・パルプ
商業
2003年
件数
7
投資形態別では、M&A投資(対日本企業)は、製造業 89 件、商業 23 件、金融 192 件、非製造業 61
件で、金融の構成比が 52.6%と 5 割を超えるが、グリーンフィールド投資では 2.1%しかない。一方、製造
業、非製造業は、M&A投資(対日本企業)ではそれぞれ 24.4%、16.7%だが、グリーンフィールド投資で
は 43.6%、50.0%と比率が高くなっている。
対日投資企業 投資形態別 業種別件数表(2003年∼2004年合計)
大分類
中分類
農林水産
件数
構成比
件数
構成比
件数
構成比
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
6
1.6%
-
0.0%
-
0.0%
6
1.2%
1.9%
1
2.2%
1
1.1%
9
1.8%
繊維
-
0.0%
-
0.0%
1
1.1%
1
0.2%
紙・パルプ
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
15
4.1%
3
6.5%
6
6.4%
24
4.8%
医薬品
3
0.8%
1
2.2%
1
1.1%
5
1.0%
出版・印刷
1
0.3%
-
0.0%
1
1.1%
2
0.4%
窯業
4
1.1%
-
0.0%
-
0.0%
4
0.8%
非鉄・金属製品
3
0.8%
-
0.0%
1
1.1%
4
0.8%
機械
3
0.8%
2
4.3%
3
3.2%
8
1.6%
電機
27
7.4%
1
2.2%
18
19.1%
46
9.1%
輸送用機器
9
2.5%
1
2.2%
5
5.3%
15
3.0%
精密
6
1.6%
3
6.5%
2
2.1%
11
2.2%
3
0.8%
-
0.0%
2
2.1%
5
1.0%
合計
89
24.4%
12
26.1%
41
43.6%
142
28.1%
食品卸
-
0.0%
1
2.2%
-
0.0%
1
0.2%
16
4.4%
6
13.0%
1
1.1%
23
4.6%
百貨店
-
0.0%
-
0.0%
1
1.1%
1
0.2%
スーパー・コンビニ
3
0.8%
-
0.0%
-
0.0%
3
0.6%
その他小売
3
0.8%
2
4.3%
2
2.1%
7
1.4%
1
0.3%
-
0.0%
-
0.0%
1
0.2%
23
6.3%
9
19.6%
4
4.3%
36
7.1%
外食
合計
非製造業
0.3%
合計
7
その他販売・卸
金融
構成比
1
グリーンフィールド投資
鉱業
その他製造
商業
件数
M&A投資(対外国企業日本法人)
食品
化学
製造業
M&A投資(対日本企業)
銀行
7
1.9%
-
0.0%
-
0.0%
7
1.4%
生保・損保
2
0.5%
2
4.3%
1
1.1%
5
1.0%
37
10.1%
2
4.3%
-
0.0%
39
7.7%
証券
その他金融
146
40.0%
9
19.6%
1
1.1%
156
30.9%
合 計
192
52.6%
13
28.3%
2
2.1%
207
41.0%
運輸・倉庫
4
1.1%
-
0.0%
-
0.0%
4
0.8%
通信・放送
3
0.8%
5
10.9%
1
1.1%
9
1.8%
不動産・ホテル
12
3.3%
-
0.0%
2
2.1%
14
2.8%
アミューズメント
10
2.7%
2
4.3%
4
4.3%
16
3.2%
ソフト・情報
13
3.6%
2
4.3%
33
35.1%
48
9.5%
サービス
19
5.2%
3
6.5%
7
7.4%
29
5.7%
合計
61
16.7%
12
26.1%
47
50.0%
120
23.8%
総合計
365
100.0%
46
100.0%
94
100.0%
505
100.0%
8
2. 対日本企業へのM&A投資動向
(1) 日本企業のM&A動向(全体動向)
2004 年の日本企業のM&A件数は 2211 件で、史上最高件数を記録した。前年比で 483 件、28.0%の
増加で、初の 2000 件台乗せとなった。この 10 年で 4 倍と、驚異的な伸びを示している。日本企業は、独
禁法改正による持株会社の解禁、商法改正による株式移転・交換制度、会社分割制度の導入など、規制
緩和や法制度改革などの政策的後押しも受け、事業の再編・再構築を積極的に行ってきた。日本経済もこ
れを受けて底打ちし、回復基調にある中、企業がリストラ的M&Aから戦略的M&Aを強化する流れが強ま
っている。
M&A件数の推移
件数
2,500
2,211
2,000
1,635 1,653
1,752
1,728
2002年
2003年
1,500
1,169
1,000
500
418
382
1986年
1987年
260
523
754
645
638
483
397
505
531
1994年
1995年
621
753
834
1985年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2004年
1985年以降のマーケット別M&A件数の推移
マーケット
年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
IN-IN
件数
161
223
207
218
246
268
310
254
236
250
255
320
454
488
718
1,066
1,190
1,354
1,352
1,678
IN-OUT
構成比
61.9%
53.3%
54.2%
41.7%
38.1%
35.5%
48.6%
52.6%
59.4%
49.5%
48.0%
51.5%
60.3%
58.5%
61.4%
65.2%
72.0%
77.3%
78.2%
75.9%
件数
77
178
156
285
380
459
292
179
108
187
208
227
215
213
248
361
282
258
211
317
OUT-IN
構成比
29.6%
42.6%
40.8%
54.5%
58.9%
60.9%
45.8%
37.1%
27.2%
37.0%
39.2%
36.6%
28.6%
25.5%
21.2%
22.1%
17.1%
14.7%
12.2%
14.3%
9
件数
21
14
17
14
11
19
18
29
24
33
33
31
51
85
129
175
158
129
158
207
構成比
8.1%
3.3%
4.5%
2.7%
1.7%
2.5%
2.8%
6.0%
6.0%
6.5%
6.2%
5.0%
6.8%
10.2%
11.0%
10.7%
9.6%
7.4%
9.1%
9.4%
OUT-OUT
件数
1
3
2
6
8
8
18
21
29
35
35
43
33
48
74
33
23
11
7
9
構成比
0.4%
0.7%
0.5%
1.1%
1.2%
1.1%
2.8%
4.3%
7.3%
6.9%
6.6%
6.9%
4.4%
5.8%
6.3%
2.0%
1.4%
0.6%
0.4%
0.4%
合計
260
418
382
523
645
754
638
483
397
505
531
621
753
834
1,169
1,635
1,653
1,752
1,728
2,211
(2)
対日本企業へのM&A(OUT-IN)動向
2003 年の対日本企業へのM&A(以下:OUT-IN)件数は 158 件、04 年は 207 件で前年比 49 件 31%
の増加。1985 年以降の OUT-IN 件数では、史上最高件数を記録した。OUT-IN 件数は、1996 年まで 30
件台、M&A 総件数に占める割合は 5-6%前後で推移してきた。しかし、日本政府の外資誘導策や日本経
済の構造改革の時期ともぶつかり、97 年から増加基調に転じる。同年に 51 件、98 年 85 件と増加し、
M&A 総件数に占める割合も 10.2%と大幅に伸びた。99 年には 129 件と初めて 100 件台に乗せた。この
年は、仏ルノーの日産自動車、日産ディーゼル工業への資本参加など、大型投資が行われるとともに、米
リップルウッド・ホールディングスが特別公的管理中の日本長期信用銀行を買収するなど、外資系投資ファ
ンドが登場した。2000 年に 175 件まで増加したあと、01 年、02 年と減少。しかし、03 年に再び増加に転じ、
04 年は 207 件と史上最高件数を記録、総件数が初めて 2000 件台に乗せる中で、OUT-IN の総件数に
占める割合は 9.4%まで回復してきた。
OUT-IN件数の推移とM&A総件数に占める割合
250
12.0%
11.0%
OUT-IN件数
200
10.7%
10.2%
M&A総件数に占める割合
207
175
158
8.1%
150
6.5%
129
6.8%
6.2%
6.0%
10.0%
9.1%
9.6%
158
7.4%
9.4%
8.0%
129
6.0%
6.0%
5.0%
100
85
4.5%
3.3%
4.0%
2.7%
50
2.8%
1.7%
21
14
17
14
51
11
2.5%
19
18
29
24
33
33
31
2.0%
0
0.0%
1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年
1997年∼1999年 公表金額トップ12
順位
1
公表金額
当事者1(外国企業)
(百万円)
870,000 GEキャピタル(GEC)
国籍
当事者2(日本企業)
上場未上場
形態
発表日
未上場
営業譲渡
1999/1/23
上場
資本参加
1999/3/17
USA
日本リース、日本リースオート
2
643,000 ルノー
FRA
日産自動車、日産ディーゼル工業
3
220,000 トラベラーズ・グループ
USA
日興證券
上場
資本参加
1998/6/2
3
220,000 ドイツ交通銀行
GER
日本長期信用銀行
上場
営業譲渡
1998/6/13
3
220,000 ブリティッシュ・テレコム(BT)、AT&T
GBR
日本テレコム
上場
資本参加
1999/4/22
6
200,000 アクサ
FRA
日本団体生命保険
未上場
買収
1999/11/29
7
140,000 ゼネラル・モーターズ(GM)
USA
富士重工業
上場
資本参加
1999/12/8
8
121,000 リップルウッド・ホールディングス
USA
日本長期信用銀行
未上場
買収
1999/9/23
9
80,000 アソシエイツ・ファースト・キャピタル・コーポレーション
USA
ディックファイナンス
未上場
買収
1998/3/20
9
80,000 マニュライフ・ファイナンシャル
CAN
第百生命保険
未上場
営業譲渡
1998/11/20
11
75,000 バンカース・トラスト銀行
USA
クラウン・リーシング
未上場
営業譲渡
1997/6/6
12
55,200 ケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)
GBR
国際デジタル通信(IDC)
未上場
買収(TOB)
1999/6/10
10
1997-1999年 公表金額トップ12
OUT-IN
▼当事者1 USA / / その他金融 /
営業譲渡
GEキャピタル(GEC)
▲当事者2 JPN / 東京都 / サービス / 未上場
日本リース、日本リースオート
OUT-IN
▲当事者2 JPN / 東京都 / 輸送用機器 / 上場
▼株取得先
資本参加
資本参加
トラベラーズ・グループ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 証券 / 上場
▼株取得先
営業譲渡
ドイツ交通銀行
日付
金額
出資比率
1998/06/02
220000百万円
25
日付
金額
1998/06/13
220000百万円
出資比率
▼株取得先
OUT-IN
▼当事者1 GBR / / 通信・放送 /
資本参加
ブリティッシュ・テレコム(BT)、AT&T
▲当事者2 JPN / 東京都 / 通信・放送 / 上場
日付
金額
出資比率
1999/04/22
220000百万円
BT15、
AT&T15
英通信最大手のBTと米通信最大手のAT&Tは、JR系新電電の日本テレコムに15%づつ資本参加し、日米
欧を結ぶ巨大連合で世界の通信市場をリードする。
▼株取得先
OUT-IN
▼当事者1 FRA / / 生保・損保 /
アクサ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 生保・損保 / 未上場
日本団体生命保険
出資比率
36.8 22.5
独DGバンク傘下のドイツ交通銀行が、長銀の国際航空機・船舶融資部門を28億マルク(約2200億円)で買収
。長銀の同部門はロンドン・ニューヨークが拠点で、欧米の航空会社54社などに融資。
▲当事者2 JPN / 東京都 / 銀行 / 上場
日本テレコム
金額
643000百万円
米大手金融会社、トラベラーズ・グループは、日興に約2,200億円出資し、発行済み株式の25%を取得し筆頭
株主に。また、両社共同出資で、東京に法人向け証券会社を設立。世界の金融証券市場で勝ち残りを
目指す。
OUT-IN
▼当事者1 GER / / 銀行 /
日付
1999/03/17
フランスの自動車大手ルノーは、日産自動車に36.8%、日産ディーゼル工業に22.5%資本参加することで基本合
意、日産・ルノー連合は生産・販売台数で世界第3位グループとなる。 ルノーの日産自動車への出資額は
5907億円。このほか日産自動車は2159億円のワラント債(新株引受権付社債)を発行し、ルノーが新株引受
権を取得する。社債部分は国内金融機関が引き受ける。★データ追加 2001/10/16 ルノーは新株引受権
を行使し、日産自動車への出資比率を44.4%にまで高める一方、日産もルノーに15%程度出資する。将来
の持株会社化ををにらみ、経営戦略を共同で企画する新会社を欧州に設立し、経営統合を一段と進め
る。 ★データ追加 2002/02/28 ルノーは3月1日に1株400円で新株引受権を行使、出資比率は36.8%から
44.4%となる。
OUT-IN
▼当事者1 USA / / その他金融 /
日本長期信用銀行
出資比率
▼株取得先
▼当事者1 FRA / / 輸送用機器 /
日興證券
金額
870000百万円
世界最大のノンバンク米GEキャピタルは、会社更生手続き中の日本リース(東京)からリース事業と子会社の日
本リースオートを取得、総合リース事業で日本に本格進出する。
ルノー
日産自動車、日産ディーゼル工
業
日付
1999/01/23
▼株取得先
買収
日付
金額
出資比率
1999/11/29
200000百万円
95
仏大手保険会社アクサの日本法人アクサ生命保険と日本団体生命保険(東京)は共同持ち株会社を設立。
アクサはその持ち株会社に第三者割当増資などで95%出資し、事実上日本団体生命保険を子会社化す
る。
11
1997-1999年 公表金額トップ12
OUT-IN
▼当事者1 USA / / 輸送用機器 /
資本参加
ゼネラル・モーターズ(GM)
▲当事者2 JPN / 東京都 / 輸送用機器 / 上場
富士重工業
▼株取得先
買収
リップルウッド・ホールディングス
▲当事者2 JPN / 東京都 / 銀行 / 未上場
日本長期信用銀行
▼株取得先
預金保険機構
買収
アソシエイツ・ファースト・キャピタル・コーポレーション
▲当事者2 JPN / 大阪府 / その他金融 / 未上場
ディックファイナンス
OUT-IN
▲当事者2 JPN / 東京都 / 生保・損保 / 未上場
金額
121000百万円
出資比率
日付
金額
出資比率
1998/03/20
80000百万円
90
営業譲渡
日付
金額
1998/11/20
80000百万円
出資比率
カナダ最大手の生保、マニュライフ・ファイナンシャルは、生命保険中堅の第百生命保険(東京・調布市)と合弁生保
を設立、第百生命の営業権をその新会社に譲渡する。
▼株取得先
OUT-IN
▼当事者1 USA / / 銀行 /
営業譲渡
バンカース・トラスト銀行
▲当事者2 JPN / 東京都 / その他金融 / 未上場
日付
金額
1997/06/06
75000百万円
出資比率
バンカースは、自己破産した日債銀系ノンバンク、クラウン・リーシングの米国債やリース債権など、海外資産750億円
を一括譲り受ける。
▼株取得先
OUT-IN
▼当事者1 GBR / / 通信・放送 /
ケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)
▲当事者2 JPN / 東京都 / 通信・放送 / 未上場
国際デジタル通信(IDC)
日付
1999/09/23
▼株取得先
▼当事者1 CAN / / 生保・損保 /
クラウン・リーシング
20
米自動車会社、フォードの金融子会社、アソシエイツ・ファースト・キャピタルは、ダイエー傘下のディックファイナンス(本社・大
阪市)の株式90%を取得。
マニュライフ・ファイナンシャル
第百生命保険
出資比率
米投資会社リップルウッド・ホールディングスは、特別公的管理中の日本長期信用銀行(東京)を10億円で買収、
さらに1200億円出資し、新長銀を5∼7年後に再上場させる。 ★データ追加 2004/02/10 新生銀行(旧長
期信用銀行)は、2月19日付で東京証券取引所に再上場する。売り出し価格は1株525円。売り出し株数
は発行済株数の約35%の4億7630万株。株売却収入は約2200億円になる。一時国有化された銀行の上
場は初めて。
OUT-IN
▼当事者1 USA / / その他金融 /
金額
140000百万円
米ゼネラル・モーターズは、富士重工業の第三者割当増資と日産自動車の保有株の取得で資本参加し筆
頭株主になる。両社は四輪駆動システムや次世代環境技術などを融通し、世界規模で製造・販売を補完
する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / / その他金融 /
日付
1999/12/08
買収
日付
金額
出資比率
(TOB)
1999/06/10
55200百万円
97.69
C&Wは、IDC(東京)の大株主であるトヨタ、伊藤忠などから敵対的TOBで株式を80%追加取得し、IDCを買
収、アジアを中心とした国際通信事業を中核ビジネスと位置付け拠点を確保した。
▼株取得先
伊藤忠商事、トヨタ自動
車
12
(3)
形態別
1985 年以降 2004 年までのOUT-IN件数 1356 件を形態別にみると、合併 10 件、買収 497 件、営業譲
渡 275 件、資本参加 491 件、出資拡大 83 件で、買収、資本参加がそれぞれ全体の 36%超を占めている。
しかし、2004 年だけみてみると、買収は 61 件で前年比 3 件増えているももの、全体に占める構成比は
29.5%と下がっている。かわって、資本参加と出資拡大がそれぞれ 77 件、33 件と増加、件数、構成比とも
前年を上回っている。
OUT-IN 形態別件数表
年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
計
合併
件数
1
1
1
1
2
2
2
10
買収
構成比
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
2.0%
1.2%
0.0%
0.6%
0.6%
1.6%
1.3%
1.0%
0.7%
件数
4
5
7
8
5
7
4
11
14
12
15
13
18
37
43
58
63
54
58
61
497
構成比
19.0%
35.7%
41.2%
57.1%
45.5%
36.8%
22.2%
37.9%
58.3%
36.4%
45.5%
41.9%
35.3%
43.5%
33.3%
33.1%
39.9%
41.9%
36.7%
29.5%
36.7%
営業譲渡
件数
構成比
5
23.8%
1
7.1%
1
5.9%
0.0%
1
9.1%
0.0%
2
11.1%
3
10.3%
2
8.3%
7
21.2%
6
18.2%
5
16.1%
11
21.6%
22
25.9%
36
27.9%
45
25.7%
33
20.9%
27
20.9%
34
21.5%
34
16.4%
275
20.3%
形態別動向は次のとおり。
13
資本参加
件数
構成比
10
47.6%
7
50.0%
9
52.9%
6
42.9%
5
45.5%
10
52.6%
12
66.7%
14
48.3%
8
33.3%
14
42.4%
11
33.3%
11
35.5%
18
35.3%
21
24.7%
48
37.2%
67
38.3%
52
32.9%
44
34.1%
47
29.7%
77
37.2%
491
36.2%
出資拡大
件数
構成比
2
9.5%
1
7.1%
0.0%
0.0%
0.0%
2
10.5%
0.0%
1
3.4%
0.0%
0.0%
1
3.0%
2
6.5%
3
5.9%
4
4.7%
2
1.6%
4
2.3%
9
5.7%
2
1.6%
17
10.8%
33
15.9%
83
6.1%
合計
21
14
17
14
11
19
18
29
24
33
33
31
51
85
129
175
158
129
158
207
1,356
・ 買収
OUT-IN件数のうち、買収件数は 1997 年まで 10 件台以下で推移していたが、1998 年に 37 件と前年
比 2 倍に急増した。以降、年々増加し、2001 年にはこれまでで最高の 63 件を記録した。02 年は 54 件に
低下したものの、その後上昇、03 年 58 件、04 年は 61 件で、過去最高まであと 2 件まで追いついた。
一方、OUT-IN 全体に占めるシェアでみると、1993 年は 58.3%で、2 件に 1 件が買収ということになった
が、その後 94 年から 03 年まで 30∼40%台で推移した。ところが、04 年は 29.5%となり、1991 年以来 13
年ぶりに 20%台に低下した。
2003 年から 2004 年までの買収案件を公表金額上位でみると、1 位は、米リップルウッド・ホールディング
スの日本テレコム買収で 2613 億円、2 位は米サーベラスのあおぞら銀行(東京)買収で 1011 億円、3 位
は米コロニー・キャピタルの福岡ダイエー・リアル・エステート(福岡市)買収で 940 億円と、買い手のトップ 3
は投資ファンドが占めた。事業会社では、英スーパー最大手のテスコが、首都圏を中心に食品スーパー
「つるかめ」など約 80 店を展開するシートゥーネットワーク(C2)をTOBで買収した。3 年前に日本進出のた
めの市場調査に着手、中堅食品スーパーを中心に提携先を探していた。高収益のC2 買収を足がかりに
日本での全国展開を図る。テスコのような TOB による買収案件は 10 件中 3 件あった。
OUT-IN 買収件数とOUT-IN件数に占める割合の推移
70
63
58
60
50
45.5%
45.5%
41.2%
40
37.9%
36.8%
35.7%
36.4%
10
22.2%
19.0%
4
5
8
7
5
7
11
14
15
12
37
39.9%
70.0%
60.0%
41.9%
33.3%
35.3%
61
50.0%
43.5% 43
41.9%
30
20
54
58.3%
57.1%
58
36.7%
33.1%
29.5%
18
40.0%
30.0%
20.0%
13
10.0%
4
-
0.0%
1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年
件数
OUT-IN件数に占める割合
2003年∼2004年 OUT-IN 買収の公表金額トップ10
順位
公表金額
(百万円)
当事者1会社名
1
261,300 リップルウッド・ホールディングス
2
101,100 サーベラス
当事者1業種 当事者1国籍
その他金融
USA
当事者2会社名
日本テレコム[日本テレコムホールディングス]
その他金融
USA
あおぞら銀行
その他金融
USA
福岡ダイエー・リアル・エステート
73,700 永享銀行
銀行
CHN(HON)
5
モルガン・スタンレー・グループ、スターウッド・キャピタル・
50,100 グループ
証券
6
45,400 ゴールドマン・サックスグループ
7
45,000 日本ナドコ(スリーエム:日本法人)
8
31,049 テスコ
9
23,688 マース・エレクトロニクス・インターナショナル(MEI)
21,720 ゴールドマン・サックス証券、ダイナシティ
3
94,000 コロニー・キャピタル
4
10
当事者2業種
形態
発表日
通信・放送
買収
2003/5/27
銀行
買収(TOB)
2003/4/12
不動産・ホテル
買収
2003/12/3
浙江第一銀行(みずほコーポレート銀行中国
法人)
銀行
買収
2003/8/2
USA
サッポロホテルエンタプライズ[サッポロホールディングス]
不動産・ホテル
買収
2004/11/5
証券
USA
ホテルセントラーザ[ダイエー]など3社
不動産・ホテル
買収
2003/1/15
化学
USA
住友スリーエム
化学
買収
2003/1/8
スーパー・コンビニ
GBR
シートゥーネットワーク(C2)
機械
USA
日本コンラックス
証券
USA
近藤産業新設会社
14
スーパー・コンビニ
買収(TOB)
2003/6/11
機械
買収(TOB)
2003/2/17
不動産・ホテル
買収
2004/9/30
2003-2004年 OUT-IN 公表金額トップ10(買収)
OUT-IN
▼当事者1 USA / GBR / その他金融 /
買収
リップルウッド・ホールディングス
▲当事者2 JPN / 東京都 / 通信・放送 / 未上場
日本テレコム[日本テレコムホールディ
ングス]
▼株取得先
日本テレコムホールディングス
サーベラス
▲当事者2 JPN / 東京都 / 銀行 / 未上場
あおぞら銀行
▼株取得先
ソフトバンク
福岡ダイエー・リアル・エステート
▼株取得先
ダイエー
日付
金額
出資比率
(TOB)
2003/04/12
101100百万円
61.85
買収
永享銀行
▲当事者2 JPN / CHN / 銀行 / 海外法人
浙江第一銀行(みずほコーポレー
ト銀行中国法人)
▼株取得先
みずほコーポレート銀行
日付
金額
出資比率
2003/12/03
94000百万円
100
米投資ファンドのコロニー・キャピタルは、ダイエーの福岡事業にかかわる子会社、福岡ダイエー・リアル・エステート
(FDRE、福岡市)を2004年3月までに買収する。特別目的会社コロニー福岡有限会社(東京)を設立し、取得
する。取得価格は名目的な「備忘価格」。約790億円の債務を引き継ぐ。その後、コロニー側は、150億円の
増資を引き受ける。実質的な取得金額は940億円となる。これに先立ち、ダイエーは、子会社の福岡ドーム(
同)、ホークスタウン(東京)が運営・管理する「福岡事業」を会社分割によりFDREに統合する。福岡事業は球
団、球場、ホテルが三本柱。球団の保有は続ける。ダイエーと主力6行は「私的整理ガイドライン」に基づき、
FDREに対する260億円の債権放棄をする。ダイエーは、約1100億円の有利子負債を減らし、財務内容を
改善する。2005年2月期までの「新三カ年計画」に向け、本業強化を図る。「神戸事業」は米モルガン・スタンレ
ー・グループに譲渡する。
OUT-IN
▼当事者1 CHN(HON) / CHN / 銀行 /
100
買収
コロニー・キャピタル
▲当事者2 JPN / 福岡県 / 不動産・ホテル / 未上場
出資比率
米投資ファンドのサーベラスは、あおぞら銀行をTOBで今夏までに買収する。筆頭株主のソフトバンクから株式(
約49%)を譲り受ける。既に保有している約12%と合わせ出資比率は60%強となる。経営権を握り、早期の
株式再上場を目指す。既存株主に配慮し、50%を超える分の株式は他の米投資ファンドなどに売却する
見通し。買収については、三井住友フィナンシャルグループ、米GEキャピタル、独系ヒポ・フェラインス銀行も名乗りを上
げていた。サーベラスは当初5%保有していた。再生ビジネスなどを強化する。ソフトバンクは売却で得た資金をフ
゙ロードバンド通信事業に充てる。 ★データ追加 2003/07/01 TOBの詳細が決定した。金額は1株73円で、
合計金額は1011億円となる。公表金額を1000億円から1011億円に修正。 ★データ追加 2003/07/02
TOBに対し、あおぞら銀行側は意見表明書をまとめた。ソフトバンクの売却は歓迎しているが、地方銀行・
第二地方銀行などの既存株主に対し、TOBに応じて売却しないよう求めている。 ★データ追加
2003/08/30 外資系のUBSキャピタル、シリコンバレーバンク、第二地銀の島根銀行、静岡中央銀行、みなと銀行
の5社がTOBに応じた。サーベラスの出資比率は61.85%となる。出資比率を61%から61.85%に修正。 ★デー
タ追加 2003/09/05 ソフトバンクは9月5日付でサーベラスへの株式売却が完了した。売却代金は1011億円
で、連結決算で約100億円の投資有価証券売却損が生じる。単独決算では約500億円の売却益となる。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
金額
261300百万円
米投資会社のリップルウッド・ホールディングスは、日本テレコムホールディングスの全額出資子会社、日本テレコム(東京
)を買収する。データ通信事業をテコ入れし、固定通信網でも収益が上がる構造をつくる。日本テレコムホールデ
ィングスから株式を譲り受ける。同社は、英ボーダフォンの傘下だが、一部株式の保有を続け、日本テレコムとの
協力関係を維持する。日本国内では携帯電話3位のJ-フォンだけを傘下に残し、移動体通信事業に経営
資源を集中させる。売却により得た資金を欧州などで本格展開する第三世代携帯電話事業へ投資す
る。リップルウッドは、買収金額2600億円のうちほぼ7割を外部から資金調達する計画。 ★データ追加
2003/08/21 リップルは新設するファンドを通じて、全株を取得する。買収金額は2613億円で、現金2288億
円と償還型優先株式325億円で支払う。この結果、ボーダフォンもファンドに10-20%出資する形となる。現金
のうち2000億円はみずほ、三井住友、東京三菱、シティーグループなど内外の金融機関11行から融資を受
ける。米AT&Tや米モトローラの元幹部ら4人を取締役として派遣する。企業再生ファンドによる国内での買収
案件としては過去最大。リップルはデータ通信事業を強化し、日本テレコムの企業価値を高める。ボーダフォンは
携帯電話事業に集中する。公表金額2600億円から2613億円に修正。 ★データ追加 2004/01/06 日本
テレコムは日本IBM元副社長の倉重英樹氏を社長に迎える。暫定的に就任していたロナルド・レメイ社長は取
締役に戻る。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
日付
2003/05/27
買収
日付
金額
出資比率
2003/08/02
73700百万円
100
香港の永享銀行は、みずほコーポレート銀行(東京)の香港子会社、浙江第一銀行を9月をメドに買収する。
全株式を取得する。買収金額は48億香港ドル。251億円の売却益を得る。浙江第一銀行は、地場中小企
業との取引が多く、みずほは、今後の収益向上にはつながらないと判断した。
15
2003-2004年 OUT-IN 公表金額トップ10(買収)
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
モルガン・スタンレー・グループ、スターウッド・キャピタル・グルー
プ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 不動産・ホテル / 未上場
サッポロホテルエンタプライズ[サッポロホ
ールディングス]
▼株取得先
サッポロホールディングス
買収
ゴールドマン・サックスグループ
▲当事者2 JPN / 千葉県 / 不動産・ホテル / 未上場
ホテルセントラーザ[ダイエー]など3社
▼株取得先
ダイエー
買収
日本ナドコ(スリーエム:日本法人)
▲当事者2 JPN / 東京都 / 化学 / 未上場
住友スリーエム
▼株取得先
NEC
テスコ
▲当事者2 JPN / 東京都 / スーパー・コンビニ / 上場
シートゥーネットワーク(C2)
▼株取得先
稲井田会長ら
マース・エレクトロニクス・インターナショナル(MEI)
▲当事者2 JPN / 東京都 / 機械 / 上場
日本コンラックス
▼株取得先
既存株主
ゴールドマン・サックス証券、ダイナシティ
▲当事者2 JPN / 大阪府 / 不動産・ホテル / 未上場
近藤産業新設会社
▼株取得先
近藤産業
日付
金額
出資比率
2003/01/15
45400百万円
100
日付
金額
出資比率
2003/01/08
45000百万円
75
買収
日付
金額
出資比率
(TOB)
2003/06/11
31049百万円
94.54
買収
日付
金額
出資比率
(TOB)
2003/02/17
23688百万円
89.19
米の貨幣識別装置大手のマース・エレクトロニクス・インターナショナル(MEI)は、日本子会社MFHoldingsを通じて日
本コンラックスをTOBで買収する。買い付け価格は、1株710円。48.7%のプレミアムを加える。全株式の取得を目
指す。日本コンラックスは、自販機向け貨幣識別機では国内シェア7割を占める。共同して中国など新市場の
開拓にあたる。 ★データ追加 2003/03/17 TOBの結果、89.19%を取得した。公表金額265億5900万円か
ら236億8800万円に修正、出資比率追加。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
100
英スーパー最大手のテスコは、首都圏を中心に食品スーパー「つるかめ」など約80店を展開するシートゥーネットワ
ーク(C2)をTOBで買収する。同社の発行済全株式の買い付けを目指す。買い付け価格は1株3400円。約
35.1%のプレミアムを付ける。筆頭株主の稲井田安史会長など関係者が保有する株式41.02%については
売却の同意を得ている。、テスコは、2-3人の役員を派遣する。現経営陣は残留する。3年前に日本進出の
ための市場調査に着手、中堅食品スーパーを中心に提携先を探していた。高収益のC2買収を足がかり
に日本での全国展開を図る。外資系の流通企業が日本企業を傘下に収めるのは米ウォルマートの西友
に続く。 ★データ追加 2003/07/11 TOBの結果、所有株式数9132300株、所有割合94.54%、買付け金額
310億4900万円となった。公表金額328億円から310億4900万円に変更。C2は上場を廃止する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / 神奈川 / 機械 / 未上場
出資比率
米スリーエム(3M)の日本法人、日本ナドコは、住友スリーエム(東京)を1月8日付で買収する。米3Mが日本進出
した際に住友グループが支援した経緯があり、住友スリーエムの株主構成は米3M50%、NEC25%、住友電気
工業25%となっていた。NECは、本業でのつながりは薄く、資産圧縮のため3M側に購入を要請していた。
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / スーパー・コンビニ /
金額
50100百万円
米証券大手のゴールドマン・サックスグループは、経営再建中のダイエーの子会社で、ホテル運営のホテルセントラーザ(
千葉県浦安市)など3社を2月28日付で買収する。ゴールドマン・サックスの関連会社、ティー・エヌ開発(東京)を通
じてホテルセントラーザ博多、神戸メリケンパークオリエンタルホテル、なんばオリエンタルホテルの3ホテルを運営する3社の株
式を取得する。このほか、浦安中央開発から新浦安オリエンタルホテルの譲渡を受ける。ダイエーは、多角化で
手掛けた都市ホテル事業から撤退する。有利子の負債削減を進める。
OUT-IN
▼当事者1 USA / 東京都 / 化学 / 未上場
日付
2004/11/05
米モルガン・スタンレー・グループは、同グループ運営の不動産投資ファンドが出資する特別目的会社(SPC)、
MSREF TMK olding, LLCを通じて、サッポロホールディングス傘下で「ウェスティンホテル東京」を運営するサッポロホテル
エンタプライズ(同)を12月1日付で買収する。全株式を取得する。別の特別目的会社を通じて、同HD傘下の
恵比寿ガーデンプレイス(同)から同ホテルの土地、建物を取得する。金額は合計約501億円。ホテルの名称は変
更しない。サッポロHDは、約69億円の売却益を2004年12月期で特別利益に計上する。サッポロホテルエンタプラ
イスは、外国人利用客の減少などで3億6400万円の赤字に陥っていた。ホテル事業から撤退、酒類や飲料
など主力事業に集中する。★データ追加 2005/01/06 不動産投資の米スターウッド・キャピタル・グループは、
501億円の半分を出資した。当事者1に「スターウッド・キャピタル・グループ」を追加。
OUT-IN
▼当事者1 USA / 東京都 / 証券 / 未上場
買収
買収
日付
金額
2004/09/30
21720百万円
出資比率
米ゴールドマン・サックス証券は、ダイナシティと共同で、りそな銀行が再建支援する不動産会社、近藤産業(同)
が吸収分割でマンション分譲企業を分割する新会社(同)を2005年3月までに買収する。スポンサーとして再建
を支援する。両社はそれぞれ役員を派遣する。ゴールドマンは、りそな銀行などから285億円の債権を買い
取る。新会社もりそなから156億円分を承継する。ゴールドマンは、総額で200億円前後を投じる見通し。ダイ
ナシティの出資額は17億2000万円。近藤産業は、不動産賃貸事業への過剰投資で546億円の金融債務
があった。再生が見込めるマンション分譲事業を本体から切り離す。ダイナシティはコンパクトマンションが主力。ファミ
リータイプの近藤産業とのシナジー効果を図る。
16
・ 営業譲渡
OUT-IN件数のうち、営業譲渡件数は 1996 年まで一桁台で推移していたが、1997 年 11 件、98 件 22
件と前年比倍増した。99 年は 36 件、OUT-IN 総件数に占める割合も 27.9%で約 3 割を占めるまでとなっ
た。2000 年の 45 件をピークに、その後は減少し、03 年まで 30 件前後、シェアも 20%前後を推移した。
03 年と 04 年は 34 件と同件数だが、04 年はシェアが 16.4%まで低下している。00 年の 45 件中、14 件
は日本企業海外法人の売却案件だった。
2003 年から 2004 年までの営業譲渡案件を公表金額上位でみると、1 位は、米カーライル・グループ、京
セラ、KDDI 連合の、DDI ポケットからの事業譲り受け、2 位は、米メリルリンチの、三菱自動車の米国販売
金融子会社、ミツビシ・モーターズ・クレジット・オブ・アメリカ・インク(MMCA)などからのローン債権とリー
ス債権などの資産を譲り受け、3 位は、米リップルウッド投資先、新生銀行(東京)グループの、民事再生法
下で経営再建中のマツヤデンキ(大阪市)からの直営店舗譲り受けだった。事業会社では、5 位に韓国の
ブラウン管最大手サムスン SDI の、NEC からの有機 EL 事業譲り受けがあった。
OUT-IN 営業譲渡件数とOUT-IN件数に占める割合
50
25.9%
45
40
25.7%
23.8%
36
16.1%
11.1%
8.3%
5.9%
1
1
-
1
0.0%
-
2
27
25.0%
34
34
20.0%
21.5%
16.4%
22
3
6
2
15.0%
10.0%
11
7
5
20.9%
10.3%
9.1%
7.1%
33
20.9%
18.2%
25
20
5
-
21.6%
21.2%
35
30
15
10
30.0%
27.9% 45
5.0%
5
0.0%
0.0%
1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年
件数
OUT-IN件数に占める割合
2003年∼2004年 IN-OUT 営業譲渡の公表金額トップ10
順位
公表金額
(百万円)
当事者1会社名
1
220,000 カーライル・グループ、京セラ、KDDI
2
205,000 メリルリンチ
当事者1業種 当事者1国籍
当事者2会社名
通信・放送
証券
USA
ミツビシ・モーターズ・クレジット・オブ・アメリカ・インク(MMCA)、ミツ
ビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク[三菱自動車]
その他金融
営業譲渡
2004/11/27
家電量販店・HC
営業譲渡
2003/10/30
不動産・ホテル
営業譲渡
2003/12/3
2004/2/27
銀行
USA
マツヤデンキ
4
12,500 モルガン・スタンレー・グループ
証券
USA
新神戸開発、福岡ドーム
8,500 サムスンSDI
6,800 セイヤー・エクイティ・インベスターズ
7
4,000 モルガン・スタンレーグループ
8
3,750 ザイン・システムズ:日本法人)
9
3,400 ループ)
3,000 イシン・ホテルズ・グループ
10
日本ケイデンス・デザイン・システムズ(ケイデンス・デ
ベルモント・プロパティーズなど(モルガン・スタンレー・グ
発表日
DDIポケット
13,000 新生銀行グループ(リップルウッド日本法人)
6
形態
営業譲渡
USA
3
5
当事者2業種
その他金融
(会社分割 吸収分割)
2004/5/27
電機
KOR
NEC
電機
営業譲渡
その他金融
USA
ティアック・アメリカ(ティアック米国法人)
電機
営業譲渡
2004/3/7
証券
USA
丸玉観光
不動産・ホテル
営業譲渡
2004/12/12
その他販売・卸
HOL
イノテック
その他販売・卸
営業譲渡
2003/5/26
不動産・ホテル
USA
ホテルサンフラワー札幌など[近畿日本ツーリスト]
不動産・ホテル
営業譲渡
2004/9/23
不動産・ホテル
USA
東レエンタープライズ
不動産・ホテル
営業譲渡
2004/12/2
17
2003-2004年 OUT-IN 公表金額トップ10(営業譲渡)
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
★修正:カーライル・グループ、京セラ、KDDI
▲当事者2 JPN / 東京都 / 通信・放送 / 未上場
DDIポケット
▼株取得先
日付
金額
出資比率
2004/05/27
220000百万円
100
米投資ファンドのカーライル・グループは、KDDI傘下でPHS(簡易型携帯電話)最大手のDDIポケット(東京)を買収
する。KDDIから60%の株式を取得する。第2位株主の京セラも出資比率を13%から30%まで高める。京セラ
の分も合わせて株式取得総額は約2200億円とみられる。KDDIは10%を維持する。PHSは、高効率のデー
タ通信が可能となる特性が見直されているほか、中国などで普及が始まっている。KDDIを切り離すこと
で、同事業を強化する。将来は株式上場を目指す。KDDIは携帯電話「au」事業に集中する。★形態修正
、データ追加・修正 2004/06/21 カーライルグループ、京セラ、KDDIの3社がつくる受け皿会社が、DDIポケットから
会社分割により10月1日付で事業を譲り受ける。3社の出資比率は6:3:1。DDIポケットは解散する。形態1を
買収から営業譲渡に修正。第1当事者に京セラ、KDDIを、形態3に(会社分割 吸収分割・分社型)を追加。
出資比率を60%から100%に修正。株取得先のKDDIを削除。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
営業譲渡
(会社分割 吸収分割・
分社型)
営業譲渡
メリルリンチ
▲当事者2 JPN / USA / その他金融 / 海外法人
ミツビシ・モーターズ・クレジット・オブ・ア
メリカ・インク(MMCA)、ミツビシ・モータ
ーズ・ノース・アメリカ・インク[三菱自
動車]
▼株取得先
営業譲渡
新生銀行グループ(リップルウッド日本法人)
▲当事者2 JPN / 大阪府 / 家電量販店・HC / 未上場
マツヤデンキ
▼株取得先
営業譲渡
モルガン・スタンレー・グループ
▲当事者2 JPN / 兵庫県 / 不動産・ホテル / 未上場
新神戸開発、福岡ドーム
▼株取得先
サムスンSDI
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / 上場
NEC
▼株取得先
日付
金額
2003/10/30
13000百万円
出資比率
日付
金額
2003/12/03
12500百万円
出資比率
米証券会社のモルガン・スタンレー・グループは、ダイエー子会社の新神戸開発(神戸市)と福岡ドーム(福岡市)から
新神戸オリエンタルホテル、新神戸オリエンタルアベニュー、新神戸オリエンタル劇場の「神戸事業」の営業を12月2日付
で譲り受ける。モルガン・スタンレー・グループの関連会社が設立する特定目的会社が、債務承継額も含めて約
125億円で取得する。「福岡事業」は米コロニー・キャピタルに売却する。ダイエーは財務内容を改善し、2005年2
月期までの「新三カ年計画」に向け、本業強化を図る。
OUT-IN
▼当事者1 KOR / KOR / 電機 /
出資比率
米リップルウッド傘下の新生銀行(東京)グループは、民事再生法の適用を申請し、再建中のマツヤデンキ(大阪
市)から12月をメドに黒字の直営店舗を譲り受ける。スポンサー企業になる。金額は約130億円で、対象は
子会社も合わせて78店舗。社員650人以上も移る。新生銀行の子会社や傘下ファンドなどグループ企業が
出資する会社が受け入れる。売上高約550億円を目指す。マツヤデンキは、バブル期の株式・不動産投資な
どにより財務体質が悪化しており、産業再生機構の支援を受けて再建を進めている。 ★データ追加
2003/11/05 新生銀行グループの投資ファンドが全額出資で設立した「ニューMDパートナーズ」(東京)が12月5
日付で譲り受ける。社長には東芝出身の檜山健一郎氏が就任した。 ★データ追加 2003/11/27 12月1
日付で住友商事の全額出資子会社住商ドラッグストアーズの切石哲社長がマツヤデンキの社長兼CEOに就
任する。檜山氏は会長に就任する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / JPN / 証券 /
金額
205000百万円
米証券大手のメリルリンチは、三菱自動車の米国販売金融子会社、ミツビシ・モーターズ・クレジット・オブ・アメリカ・イン
ク(MMCA)と同全額出資子会社のミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インクからローン債権とリース債権などの資産
を譲り受ける。総資産4100億円(40億ドル)のうち約半分の2050億円(20億ドル)相当を順次取得する。両
社は、自動車ローンの債権回収などを行う合弁会社をメリルが過半数出資して年内に設立する。同社の信
用で資金調達を有利に進める。三菱自動車は資産圧縮、有利子負債の削減により財務体制強化を図
る。メリルリンチは、自動車販売金融への本格参入を図る。
OUT-IN
▼当事者1 USA / 東京都 / 銀行 /
日付
2004/11/27
営業譲渡
日付
金額
2004/02/27
8500百万円
出資比率
韓国サムスングループでブラウン管世界最大手のサムスンSDIは、NECから有機EL事業を3月末日までに譲り受
ける。有機EL関連特許のほか、両社の合弁会社「サムスンNECモバイルディスプレイ(SNMD)」(韓国)のNECの
保有株式49%が対象。同社は2001年に設立され、サムスン側が51%出資していた。金額は約85億円。NEC
は、非コア事業であるディスプレイ事業からの撤退を加速している。
18
2003-2004年 OUT-IN 公表金額トップ10(営業譲渡)
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
営業譲渡
セイヤー・エクイティ・インベスターズ
▲当事者2 JPN / USA / 電機 / 海外法人
ティアック・アメリカ(ティアック米国法人)
▼株取得先
営業譲渡
モルガン・スタンレーグループ
▲当事者2 JPN / 京都府 / 不動産・ホテル / 未上場
丸玉観光
▼株取得先
▼当事者1 HOL / 神奈川 / その他販売・卸 / 未上場
日本ケイデンス・デザイン・システムズ(ケイデンス・デザイン・
システムズ:日本法人)
▲当事者2 JPN / 神奈川 / その他販売・卸 / ジャスダック
イノテック
▼株取得先
▼当事者1 USA / 東京都 / 不動産・ホテル / 未上場
ベルモント・プロパティーズなど(モルガン・スタンレー・グループ
)
▲当事者2 JPN / 北海道 / 不動産・ホテル / 未上場
ホテルサンフラワー札幌など[近畿日
本ツーリスト]
▼株取得先
▼当事者1 USA / 東京都 / 不動産・ホテル / 未上場
東レエンタープライズ
▼株取得先
出資比率
日付
金額
2004/12/12
4000百万円
出資比率
米モルガン・スタンレー・グループは、丸玉観光(京都市)から京都パークホテルを譲り受けた。金額は約40億円とみ
られる。同社は経営不振により収益が悪化していた。同ホテルは客室数268。改装後に営業再開する。京
都のホテル取得は、先月の京都国際ホテルに続き2件目。
OUT-IN
営業譲渡
日付
金額
2003/05/26
3750百万円
出資比率
半導体回路設計ソフトウェア販売のオランダ、ケイデンス・デザイン・システムズの日本法人、日本ケイデンス・デザイン・シ
ステムズ(横浜市)は、半導体商社のイノテックから半導体設計部門を7月1日付で譲り受ける。国内大手半導
体メーカーに対し直接販売し、市場占有率を拡大する。両社は、1997年に10年間の代理店契約を締結して
いる。同事業部門の約50人が日本ケイデンス・デザイン・システムズに転籍する。
OUT-IN
営業譲渡
日付
金額
2004/09/23
3400百万円
出資比率
米モルガン・スタンレー・グループは、同グループが運営する不動産ファンドが出資するベルモント・プロパティーズ(東京)
を通じて、近畿日本ツーリストの全額出資子会社のホテルサンフラワー札幌(札幌市)から11月30日付で営業権
を譲り受ける。従業員は引き継ぐ方針。同ホテルやホテルポポロ東京の土地・建物は、同ファンドが出資する飯
田橋ホールディングス特別目的会社が取得する。サイパンホテルの全株式も米子会社が取得する。金額は合計
で約42億円。3社の処理で損失が発生するが、近ツーは、2004年に売却したクラブツーリズム事業の営業譲
渡益を充てる。旅行業に専念する。★データ修正 2004/12/29 サイパンホテルについては、ホテル業のアイエヌジ
ー軽井沢研究所(長野県軽井沢町)が購入した。公表金額を42億円から34億円に修正。
OUT-IN
イシン・ホテルズ・グループ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 不動産・ホテル / 未上場
金額
6800百万円
米投資ファンドのセイヤー・エクイティ・インベスターズは、ティアックの米国子会社、ティアック・アメリカから航空機搭載ビデオ
システム事業部門を譲り受ける。ライセンス供与、トレードマーク使用許諾の契約も結ぶ。譲渡価額は6150万ドル
(68億円)。同事業の売上高は57億2000万円。同事業は堅調だが、デジタル化対応のため追加投資が必
要となっていた。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
日付
2004/03/07
営業譲渡
日付
金額
2004/12/02
3000百万円
出資比率
米不動産投資ファンドのソロス・リアル・エステート・パートナーズと米ホテル経営のウェスト・モント・ホスピタリティ・グループが設
立したイシン・ホテルズ・グループ(東京)は、東レの不動産子会社、東レエンタープライズ(同)からシャンピアホテル赤坂(
同)などホテル3件を譲り受けた。金額は30-40億円。保有ホテルは計10件となった。国内のホテル網拡大を図
る。
19
・ 資本参加
OUT-IN件数のうち、資本参加件数は 1998 年まで 10 件∼20 件前後で推移していたが、1999 年に 48
件と前年比約 2.3 倍に増加した。2000 年は 67 件と、さらに 98 年の 3 倍に増加したあと、01 年 52 件、02
年 44 件、03 年 47 件と減少したが、2004 年は 77 件と急増している。00 年は、67 件中、「ソフト・情報」会
社が 12 件、コンサルティング会社などの「サービス」会社が 7 件を占め、件数を押し上げた。04 年は、77
件中、投資ファンドなどの「その他金融」が 59 件を占めている。
2003 年から 2004 年までの資本参加案件を公表金額上位でみると、1 位は、米ゴールドマン・サックスの
三井住友フィナンシャルグループ(MSFG)への資本参加で、同社は 1503 億円の転換型優先株を発行し
た。2 位は、米インテルなどによる半導体メーカー、エルピーダメモリ(東京)へ資本参加、3 位は、サウジア
ラビアの国営石油大手、サウジ・アラムコの昭和シェル石油への資本参加だった。
OUT-IN 資本参加件数とOUT-IN件数の推移
90
80
70
60
70.0%
66.7%
52.9%
67
52.6%
50.0%
42.4%
42.9%
50
40
33.3%
35.5%
48
35.3%
10
37.2%
33.3%
52
38.3%
47
40.0%
37.2%
34.1%
32.9%
29.7% 30.0%
44
24.7%
30
20
60.0%
50.0%
48.3%
45.5%
47.6%
77
10
7
9
6
5
10
14
12
18
14
11
8
20.0%
21
11
10.0%
-
0.0%
1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年
件数
OUT-IN件数に占める割合
2003年∼2004年 IN-OUT 資本参加の公表金額トップ10
順位
1
公表金額
(百万円)
当事者1会社名
150,300 ゴールドマン・サックス
2
62,800 インテル、キングストンテクノロジーなど
3
50,000 サウジ・アラムコ
当事者2会社名
当事者2業種
形態
発表日
証券
USA
三井住友フィナンシャルグループ
銀行
資本参加
2003/1/15
電機
USA
エルピーダメモリ
電機
資本参加
2003/6/4
鉱業
KSA
昭和シェル石油
鉱業
資本参加
2004/7/6
その他金融
USA
FDK
電機
資本参加
2004/1/20
証券
USA
エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)
その他金融
USA
西友
その他金融
GBR
ユニオンホールディングス
その他金融
GBR
ファイ
2,616 ノルテ インベストメント リミテッドなど
その他金融
SIN
ジェイ・ブリッジ(旧NDB)
カザナ、日商岩井[ニチメン・日商岩井ホールディン
2,500 グス]合弁投資会社
その他金融
MAS
宮津製作所
オークツリー・キャピタル・マネジメント・エルエルシー
4
8,100 (OCM)
5
5,000 リーマン・ブラザーズ証券
6
4,551 Holding GmbH(ウォルマートグループ)など
7
4,200 デイトナアセットインクなど
8
3,848 ネージメント アジア リミテッド、ジェイブリッジなど
9
10
当事者1業種 当事者1国籍
スター・キャピタル(ローンスターグループ)、Wyoming
ダイナミック ドラゴン ファンド、コメルツバンク アセット マ
コメルツバンク アセット マネージメント アジア リミテッド、ミ
20
ソフト・情報
資本参加
2004/10/26
スーパー・コンビニ
資本参加
2004/11/13
精密
資本参加
2004/5/13
ソフト・情報
資本参加
2004/10/22
運輸・倉庫
資本参加
2004/7/24
非鉄・金属製品
資本参加
2003/12/18
2003-2004年 OUT-IN 公表金額トップ10(資本参加)
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
資本参加
ゴールドマン・サックス
▲当事者2 JPN / 東京都 / 銀行 / 上場
三井住友フィナンシャルグループ
▼株取得先
三井住友フィナンシャルグル
ープ
資本参加
インテル、キングストンテクノロジーなど
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / 未上場
エルピーダメモリ
▼株取得先
エルピーダメモリ
資本参加
サウジ・アラムコ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 鉱業 / 上場
昭和シェル石油
▼株取得先
ロイヤル・ダッチシェルグループ
資本参加
オークツリー・キャピタル・マネジメント・エルエルシー(OCM)
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / 上場
FDK
▼株取得先
FDK
リーマン・ブラザーズ証券
▲当事者2 JPN / 東京都 / ソフト・情報 / マザーズ
エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)
▼株取得先
エム・ピー・テクノロジーズ
(MPT)
金額
62800百万円
出資比率
日付
金額
出資比率
2004/07/06
50000百万円
14.96
日付
金額
出資比率
2004/01/20
8100百万円
35.3
企業年金などの投資運営を行う米オークツリー・キャピタル・マネジメント・エルエルシー(OCM)は、運営するファンドが
100%所有する特定目的会社を通じ、富士通の子会社で電子部品製造のFDKに3月下旬に資本参加す
る。81億円の第三者割当増資を引き受け、35.33%の株式を取得、第2位株主となる。富士通の出資比率
は61.5%から39.78%に下がり、連結子会社から持分法適用会社となる。FDKは、富士通に対して、40億円
の議決権のない優先株を発行する。事業構造改革に伴い、特別損失が生じていた。財務体質の改善を
行う。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
日付
2003/06/04
サウジアラビアの国営石油大手、サウジ・アラムコは、昭和シェル石油に資本参加する。ロイヤル・ダッチシェルグループの
保有株式50%のうち9.96%の株式を取得する。サウジ・アラムコのオランダ法人が、ロイヤル・ダッチシェルグループのオラ
ンダ法人を買い受ける形を取る。欧州監督庁承認後、一定条件のもと、4.99%の株式を追加取得する。出
資比率14.96%で、第2位株主となる。取得金額は500億円以上の見通し。日本への直接出資は初めて。シ
ェルは筆頭株主を維持する。昭和シェルは、原油調達力を強化する。アラムコは日本国内への安定供給先を
確保する。★データ追加 2005/06/21 有効日に2005年6月21日を追加。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
出資比率
米インテルなどは、NECと日立製作所がDRAM事業を統合して設立した半導体メーカー、エルピーダメモリ(東京)
に第三者割当増資により10月に資本参加する。インテルの出資額は120億円(約1億ドル)。NECと日立製作
所が各95億円追加出資する。このほか米部品メーカー、国内の半導体製造装置メーカーや商社など約30社
が総額318億円出資する。一部は投資組合を活用する。インテルは技術面でも協力する。エルピーダは、無議
決権株式などを発行する。株式による調達資金は628億円で、融資分を合わせると1128億円となる。同
社広島工場の設備投資に使い、最先端製品の生産能力を5倍以上に引き上げる。 ★データ追加
2003/08/19 世界最大のメモリーモジュールメーカーの米キングストンテクノロジーは10月をメドに60億円の無議決権
株式をエルピーダから購入、最先端半導体メモリーの供給を受ける。エルピーダは、大口顧客との関係強化でシ
ェア回復を図る。当事者企業1にキングストンテクノロジー追加。 ★データ追加 2003/09/03 インテルは出資額を27
億円増額。当初の120億円から147億円になる。投資子会社、インテル・キャピタルが年内に株式取得手続き
を終える。エルピーダの製品供給能力に期待し、増額する。
OUT-IN
▼当事者1 KSA / KSA / 鉱業 /
金額
150300百万円
米大手証券ゴールドマン・サックスは、三井住友フィナンシャルグループに第三者割当増資で2月8日付で資本参加
する。同社は1503億円の転換型優先株を発行する。配当利回りは年率4.5%で発行後2年間は譲渡禁
止。増資により自己資本を充実する。このうち1000億円を三井住友銀行の普通株増資に充てる。同フィナ
ンシャルグループは、企業分割ノウハウなどの提供を受け、取引先企業の再生に役立てる。ゴールドマンは、日本
での企業再生や不良債権ビジネスを拡大する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 電機 /
日付
2003/01/15
資本参加
日付
金額
2004/10/26
5000百万円
出資比率
米リーマン・ブラザーズ証券は、エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)に資本参加する。11月までに約50億円の転換社
債型新株権付社債を引き受ける。MPTは調達資金を、加高速インターネット回線のゲストテック(Guest-Tek)買
収資金に充てる。
21
2003-2004年 OUT-IN 公表金額トップ10(資本参加)
▼当事者1 USA / 東京都 / その他金融 / 未上場
スター・キャピタル(ローンスターグループ)、Wyoming
Holding GmbH(ウォルマートグループ)など
▲当事者2 JPN / 東京都 / スーパー・コンビニ / 上場
西友
▼株取得先
西友
OUT-IN
資本参加
デイトナアセットインクなど
▲当事者2 JPN / 東京都 / 精密 / 上場
ユニオンホールディングス
▼株取得先
ユニオンホールディングス
ダイナミック ドラゴン ファンド、コメルツバンク アセット マネージメ
ント アジア リミテッド、ジェイブリッジなど
▲当事者2 JPN / 東京都 / ソフト・情報 / ジャスダック
ファイ
▼株取得先
ファイ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 運輸・倉庫 / 上場
ジェイ・ブリッジ(旧NDB)
▼株取得先
ジェイ・ブリッジ(旧NDB)
▼当事者1 MAS / 東京都 / その他金融 / 未上場
カザナ、日商岩井[ニチメン・日商岩井ホールディングス]
合弁投資会社
▲当事者2 JPN / 群馬県 / 非鉄・金属製品 / 未上場
宮津製作所
▼株取得先
宮津製作所
出資比率
日付
金額
2004/05/13
4200百万円
出資比率
資本参加
日付
金額
2004/10/22
3848百万円
出資比率
英ケーマン諸島の投資会社、ダイナミック ドラゴン ファンドなど8社は、ファイに11月13日付で資本参加する。総額
37億3680万円の第三者割当増資を引き受ける。ダイナミックドラゴンファンドは15.40%を保有する筆頭株主と
なる。英バージン諸島のトップエッジキャピタルとジェイ・ブリッジは、11月12日付で総額1億1200万円の新株予約
権を引き受ける。金額合計は38億4880万円。ファイは調達資金で体質改善を図る。
OUT-IN
▼当事者1 SIN / SIN / その他金融 /
コメルツバンク アセット マネージメント アジア リミテッド、ミノルテ
インベストメント リミテッドなど
金額
4551百万円
英バージン諸島の投資会社、デイトナアセットインクなどは、ユニオンホールディングスに6月10日付で資本参加する。総
額40億円の第三者割当増資と2億円の新株予約権を引き受ける。ユニオンホールディングスは、調達資金によ
り研究開発や他社との連携強化、財務体質の強化を図る。
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / その他金融 /
日付
2004/11/13
米投資会社ローンスターグループのスター・キャピタル(東京)などは、西友に12月2日付で資本参加する。総額45億
5100万円の第三者割当増資を引き受ける。このうち、筆頭株主のウォルマートは、持株会社Wyoming
Holding GmbHを通じて約4割を引き受け、出資比率を37.08%から37.31%に高める。ウォルマートは、2005年末
までに出資比率を50.1%に引き上げる権利をもつ。西友は2004年12月期で3期連続の連結赤字に転落
する見通し。9月末の連結株主資本は約2億円で、資本増強により今期末の最終赤字40億円を穴埋め
し、連結債務超過を回避する。
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / その他金融 /
資本参加
資本参加
日付
金額
出資比率
2004/07/24
2616百万円
5.36/1.69
シンガポールの投資会社、コメルツバンク アセット マネージメント アジア リミテッドなどは、ジェイ・ブリッジ(旧NDB)に8月11
日付で資本参加する。第三者割当増資により総額25億500万円の普通株と1億1160万円の新株予約
権を引き受ける。コメルツバンク アセットは出資比率5.36%の第3位株主となる。ジェイ・ブリッジは、既存の倉庫事
業から新規事業の企業再生投資事業へ業容を拡大している。投資資金や海外のM&A資金に充てる。
OUT-IN
資本参加
日付
金額
出資比率
2003/12/18
2500百万円
10
マレーシアの国策投資会社、カザナは、日商岩井(東京)と投資会社(同)を設立し、プレス金型メーカーの宮津製
作所(群馬県大泉町)に資本参加する。約25億円の第三者割当増資を引き受け、10%の株式を取得する
。現経営体制は維持し、海外事業展開を進める。部品設計から金型製造、エンジニアリングまでのサービスを
提供する総合メーカーとして事業展開を図る。同投資会社は、カザナが50%超出資する。同社は、海外での
事業強化を目指す自動車部品・設備メーカーへの投資を検討していた。
22
・ 出資拡大
OUT-IN件数のうち、出資拡大件数は 2002 年まで一桁台で推移していたが、2003 年に 17 件と前年比
8.5 倍に急増した。2004 年は 33 件で、さらに倍増している。投資ファンドなどの「その他金融」が 03 年は
17 件中 9 件、04 年は 33 件中 26 件を占めた。
2003 年から 2004 年までの出資拡大案件を公表金額上位でみると、1 位は、米投資ファンド、HBKマス
ターファンドのクラリオンへの出資拡大、2位は、貴金属触媒製造の米エンゲルハード コーポレーションの
エヌ・イー・ケムキャットへの出資拡大、3位は、米投資ファンドのOlympus Capital Holdings Asiaな
どのアリスタライフサイエンス(大阪市)への出資拡大だった。
OUT-IN 出資拡大件数とOUT-IN件数に占める割合
40
18.0%
33
15.9%
16.0%
14.0%
30
12.0%
10.8%
10.5%
9.5%
20
17
7.1%
6.5%
5.9%
9
4.7%
10
3.4%
2
1
-
-
-
-
2
1
-
0.0% 0.0% 0.0%
0.0%
3.0%
-
-
1
2
3
4
4
2
1.6%
8.0%
6.0%
5.7%
4.0%
2
2.3%
10.0%
2.0%
1.6%
0.0%
0.0% 0.0%
1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年
件数
OUT-IN件数に占める割合
2003年∼2004年 IN-OUT 出資拡大の公表金額トップ10
順位
公表金額
(百万円)
当事者1会社名
1
8,300 HBKマスターファンドなど
2
2,725 エンゲルハード コーポレーション
3
当事者1業種 当事者1国籍
当事者2会社名
当事者2業種
形態
発表日
その他金融
USA
クラリオン
電機
出資拡大
2003/3/12
化学
USA
エヌ・イー・ケムキャット
化学
出資拡大
(TOB)
2004/12/23
2,380 Palrolなど
その他金融
USA
アリスタライフサイエンス
その他販売・卸
出資拡大
2003/10/1
4
2,147 セムコープ・ロジスティクス
運輸・倉庫
SIN
フットワークエクスプレス
運輸・倉庫
出資拡大
2004/12/10
5
1,600 インテルキャピタルジャパン など
その他金融
USA
パイオニクス
6
1,000 ヴァレオ・クリマッティゼーション
輸送用機器
FRA
ゼクセルヴァレオクライメートコントロール(ZVCC)
Olympus Capital Holdings Asia、Korea
電機
出資拡大
2004/12/10
輸送用機器
出資拡大
2003/12/2
7
620 Research Rite Holding Limitedなど
その他金融
GBR
オープンループ
ソフト・情報
出資拡大
2003/9/9
8
248 Research Rite Holding Limitedなど
その他金融
GBR
オープンループ
ソフト・情報
出資拡大
2003/7/19
9
99 リーマン・ブラザーズグループ
証券
USA
イーラックス
電機
出資拡大
2003/6/10
9
99 リーマン・ブラザーズグループ
証券
USA
イーラックス
電機
出資拡大
2003/7/29
9
99 ア・リミテッド
証券
USA
イーラックス
電機
出資拡大
2003/11/5
リーマン・ブラザーズ・コマーシャル・コーポレーション・アジ
・ 合併
OUT-IN件数のうち、1985 年から 2004 年までの合併件数は 10 件。国内での外国企業日本法人と日本
企業との合併が 6 件、海外での外国企業と日本企業海外法人との合併が 4 件あった。
23
2003-2004年 OUT-IN 公表金額トップ10 (出資拡大)
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
出資拡大
HBKマスターファンドなど
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / 上場
クラリオン
▼株取得先
クラリオン
エンゲルハード コーポレーション
▲当事者2 JPN / 東京都 / 化学 / ジャスダック
エヌ・イー・ケムキャット
▼株取得先
エヌ・イー・ケムキャット
アリスタライフサイエンス
▼株取得先
トーメングループ
日付
金額
出資比率
(TOB)
2004/12/23
2725百万円
42.2
出資拡大
出資拡大
セムコープ・ロジスティクス
▲当事者2 JPN / 大阪府 / 運輸・倉庫 / 未上場
フットワークエクスプレス
▼株取得先
▼当事者1 USA / 東京都 / その他金融 / 未上場
パイオニクス
▼株取得先
OUT-IN
ヴァレオ・クリマッティゼーション
▲当事者2 JPN / 埼玉県 / 輸送用機器 / 未上場
ゼクセルヴァレオクライメートコントロール
(ZVCC)
▼株取得先
ボッシュオートモーティブシステム
出資比率
12
日付
金額
出資比率
2004/12/10
2147百万円
35.2
出資拡大
日付
金額
2004/12/10
1600百万円
出資比率
米インテルの投資会社インテルキャピタルジャパン(東京)などは、リチウムイオン電池開発ベンチャーのパイオニクス(大
津市)への出資比率を高めた。総額16億円の第三者割当増資を引き受けた。インテルは、電源回路の
設計技術に関する支援を行っている。パイオニクスは、ノートパソコン向け大容量リチウム電池の量産化につ
なげる。
OUT-IN
▼当事者1 FRA / FRA / 輸送用機器 /
金額
2380百万円
シンガポールの物流大手セムコープ・ロジスティクスは、オリックスグループの運送会社、フットワークエクスプレス(大阪市)
への出資比率を30.8%から35.2%に高めた。約21億4700万円の第三者割当増資を引き受けた。同社
は、調達資金を九州産交運輸(熊本市)の買収資金に充てる。
インテルキャピタルジャパン など
▲当事者2 JPN / 滋賀県 / 電機 / 未上場
日付
2003/10/01
米ファンドのOlympus Capital Holdings Asiaなどは、ライフサイエンス事業を手掛けるアリスタライフサイエンス(大
阪市)への出資比率を高めた。トーメンから保有株式を譲り受けるほか、アリスタの増資を引き受けた。
Olympusは出資比率を9.93%から12.00%にまで高めた。トーメングループの出資比率は現在の51.24%か
ら49.98%に下がり、持ち分法適用会社となる。
OUT-IN
▼当事者1 SIN / SIN / 運輸・倉庫 /
24.26
出資拡大
Olympus Capital Holdings Asia、Korea Palrolな
ど
▲当事者2 JPN / 大阪府 / その他販売・卸 / 未上場
出資比率
貴金属触媒製造の米エンゲルハード コーポレーションは、エヌ・イー・ケムキャットへの出資比率を38.84%から42.2%
に高める。同社から自己株式を取得、住友金属鉱山と同率筆頭株主となる。ケムキャットはこのために
自社株の公開買付けを実施する。買付価格は1株2352円、5%のディスカウントとする。買付総額は23億
3000万円。買付期間は12月24日-2005年1月13日。45.6%を保有する住友金属鉱山の応募を予定し
ている。ケムキャットは、エンゲルハードが中国で展開している自動車触媒生産事業に参画する。中国進出
の日系自動車メーカーとの関係を強化し、取引拡大を図る。★データ追加・修正 2005/02/07 エンゲルハー
ド コーポレーション(EC)は、全額出資子会社で持株会社の米イーシー デラウェア インコーポレーティド(ECD)と同社
傘下のイーエーピー ホールディングス エルエルシー(EAP)を通じてTOBを実施する。期間は2月7日-28日。金額
は約27億2553万円。公表金額を23億3000万円から27億2553万円に修正。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
金額
8300百万円
米の投資ファンド、HBKマスターファンドは、クラリオンへの出資比率を3月27日付で24.26%にまで高める。さら
に米投資ファンドなど11社も第三者割当増資に応じる。HBKは、フィデリティ投信を抜いて筆頭株主とな
る。非常勤役員を1人派遣する予定。HBKは、2001年3月に発行したユーロ円建て転換社債も購入して
いた。クラリオングループは、財務基盤の強化を図る。車載用の情報通信端末機器事業向けの開発、設
備投資に資金を活用する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 化学 /
日付
2003/03/12
出資拡大
日付
金額
出資比率
2003/12/02
1000百万円
50
仏自動車部品最大手のヴァレオ・クリマッティゼーションは、ボッシュオートモーティブシステム(ボッシュAJ)との合弁会社
で、自動車空調システム製造のゼクセルヴァレオクライメートコントロール(ZVCC、東京)への出資比率を12月1日
付で40%から50%にまで高めた。ZVCCの出資比率はボッシュAJ60%、ヴァレオ40%。ヴァレオは10%の株式を
買い受ける権利を行使した。ボッシュAJの株式売却益は10億円。連結子会社から持分法適用関連会
社となる。
24
2003-2004年 OUT-IN 公表金額トップ10 (出資拡大)
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / その他金融 /
出資拡大
Research Rite Holding Limitedなど
▲当事者2 JPN / 北海道 / ソフト・情報 / ヘラクレス
オープンループ
▼株取得先
オープンループ
出資拡大
Research Rite Holding Limitedなど
▲当事者2 JPN / 北海道 / ソフト・情報 / ヘラクレス
オープンループ
▼株取得先
オープンループ
出資拡大
リーマン・ブラザーズグループ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / ジャスダック
イーラックス
金額
248百万円
出資比率
日付
金額
2003/06/10
99百万円
出資比率
▼株取得先
イーラックス
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / ジャスダック
出資拡大
日付
金額
2003/07/29
99百万円
出資比率
証券の米リーマン・ブラザーズグループは、イーラックスの第三者割当増資を引き受け、8月14日付で出資比
率を高める。出資金額は約9999万円。
▼株取得先
イーラックス
OUT-IN
▼当事者1 USA / CHN / 証券 /
リーマン・ブラザーズ・コマーシャル・コーポレーション・アジア・リミ
テッド
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / ジャスダック
イーラックス
日付
2003/07/19
米証券のリーマン・ブラザーズグループは、イーラックスへの出資比率を第三者割当増資により6月26日付で
高める。
リーマン・ブラザーズグループ
イーラックス
出資比率
英投資会社のResearch Rite Holding Limitedとオープンループ駒井滋社長は、オープンループの第三者割
当増資を引き受け、8月5日付で出資比率を高める。それぞれ3.66%から10.87%、15.88%から18.77%と
なる。同社は、7月22日付でマーケティング推進室を新設する組織変更を行う。駒井社長が室長を兼務し
、派遣社員の管理・賃金支払システムの販売を進める。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
金額
620百万円
英投資会社のResearch Rite Holding Limitedなどは、オープンループの第三者割当増資を引き受け、9
月25日付で出資比率を高める。オープンループは6億2000万円を得る。Research Rite Holding Limited
の出資比率は7.66%から9.74%となる。オープンループは経営基盤の強化を図る。
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / その他金融 /
日付
2003/09/09
▼株取得先
イーラックス
出資拡大
日付
金額
2003/11/05
99百万円
出資比率
証券投資の米リーマン・ブラザーズの香港子会社、リーマン・ブラザーズ・コマーシャル・コーポレーション・アジア・リミテッド
は、イーラックスの第三者割当増資を引き受け、11月21日付で出資比率を高める。出資金額は9990万
円。
25
(4)
公表金額
1998 年以降のOUT-INの公表金額の推移をみると、1999 年の 2 兆 5100 億円をピークに 2000 年は 1
兆 4900 億円に減少、01 年は、英ボーダフォン・グループの日本テレコム、J-フォンへの 6523 億円の出資
拡大や米 AIG の千代田生命保険の買収(3200 億円)など、破たん生保や通信会社などへの大型M&A
が行われたため、2 兆 1600 億円まで回復したものの、その後は年々減少傾向にある。03 年以降、投資会
社によるM&Aが急拡大しており、03 年、04 年とも、公表金額上位は投資会社が目立つ。
OUT-IN 公表金額と公表率の推移
百万円
60.0%
5,000,000
46.3%
4,000,000
3,000,000
32.9%
50.0%
41.1%
38.8%
2,518,761
2,000,000
1,000,000
49.4%
49.6%
36.2%
30.0%
2,164,879
1,495,412
1,091,985
754,234
40.0%
993,758
20.0%
683,002
10.0%
0.0%
1998年
1999年
2000年
2001年
公表金額計
2003 年、2004 年の公表金額トップ 20 は次のとおり。
26
2002年
公表率
2003年
2004年
2003年 OUT-IN 公表金額トップ20
順位
公表金額
当事者1会社名
1
261,300 リップルウッド・ホールディングス
2
150,300
3
101,100 サーベラス
ゴールドマン・サックス
4
94,000 コロニー・キャピタル
5
73,700 永享銀行
当事者1業種
当事者1国籍
当事者2会社名
その他金融
USA
日本テレコム[日本テレコムホールディングス]
証券
USA
三井住友フィナンシャルグループ
その他金融
USA
あおぞら銀行
その他金融
USA
福岡ダイエー・リアル・エステート
銀行
CHN(HON)
浙江第一銀行(みずほコーポレート銀行中国法人)
6
62,800 インテル、キングストンテクノロジーなど
電機
USA
エルピーダメモリ
7
45,400 ゴールドマン・サックスグループ
証券
USA
ホテルセントラーザ[ダイエー]など3社
8
45,000 日本ナドコ(スリーエム:日本法人)
9
31,049
10
23,688 マース・エレクトロニクス・インターナショナル(MEI)
11
13,000 新生銀行グループ(リップルウッド日本法人)
銀行
USA
マツヤデンキ
12
12,500 モルガン・スタンレー・グループ
証券
USA
新神戸開発、福岡ドーム
その他金融
USA
ジーシー[プロミス]
その他金融
USA
クラリオン
13
10,000
テスコ
GEキャピタル・コンシューマー・ファイナンス(GECCF)(ゼネラル・
エレクトリック日本法人)
化学
USA
住友スリーエム
スーパー・コンビニ
GBR
シートゥーネットワーク(C2)
機械
USA
日本コンラックス
当事者2業種
当事者2
上場未上場
通信・放送
未上場
買収
2003/5/27
銀行
上場
資本参加
2003/1/15
銀行
未上場
買収(TOB)
2003/4/12
形態
発表日
不動産・ホテル
未上場
買収
2003/12/3
銀行
海外法人
買収
2003/8/2
電機
未上場
資本参加
2003/6/4
不動産・ホテル
未上場
買収
2003/1/15
化学
未上場
買収
2003/1/8
スーパー・コンビニ
上場
買収(TOB)
2003/6/11
機械
上場
買収(TOB)
2003/2/17
家電量販店・HC
未上場
営業譲渡
2003/10/30
不動産・ホテル
未上場
営業譲渡
2003/12/3
その他金融
未上場
買収
2003/7/19
電機
上場
出資拡大
2003/3/12
14
8,300 HBKマスターファンドなど
15
6,500 リップルウッド・ホールディングス
その他金融
USA
旭テック
鉄鋼
上場
買収(TOB)
2003/5/7
16
5,000
その他金融
USA
東栄
不動産・ホテル
未上場
買収
2003/6/25
17
4,000 カーライル・グループ
その他金融
USA
キトー
機械
ジャスダック
買収(TOB)
2003/7/18
その他販売・卸
ジャスダック
営業譲渡
2003/5/26
サービス
海外法人
買収
2003/4/25
非鉄・金属製品
未上場
資本参加
2003/12/18
当事者2業種
当事者2
上場未上場
形態
発表日
2004/5/27
ローンスター
日本ケイデンス・デザイン・システムズ(ケイデンス・デザイン・
その他販売・卸
システムズ:日本法人)
18
3,750
19
2,718 ヴィンテージ・フェーム・インターナショナル・リミテッド
20
2,500 弁投資会社
カザナ、日商岩井[ニチメン・日商岩井ホールディングス]合
HOL
イノテック
その他金融
GBR
アクション・サクセス・アセット・リミテッド(東海観光:英国法
人)
その他金融
MAS
宮津製作所
当事者1業種
当事者1国籍
2004年 OUT-IN 公表金額トップ20
順位
1
公表金額
当事者1会社名
220,000 カーライル・グループ、京セラ、KDDI
その他金融
当事者2会社名
USA
DDIポケット
通信・放送
未上場
営業譲渡
(会社分割 吸収分割)
その他金融
海外法人
営業譲渡
2004/11/27
不動産・ホテル
未上場
買収
2004/11/5
証券
USA
ミツビシ・モーターズ・クレジット・オブ・アメリカ・インク(MMCA)、
ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク[三菱自動車]
3
50,100 モルガン・スタンレー・グループ、スターウッド・キャピタル・グループ
証券
USA
サッポロホテルエンタプライズ[サッポロホールディングス]
4
50,000 サウジ・アラムコ
鉱業
KSA
昭和シェル石油
鉱業
上場
資本参加
2004/7/6
5
21,720 ゴールドマン・サックス証券、ダイナシティ
証券
USA
近藤産業新設会社
不動産・ホテル
未上場
買収
2004/9/30
6
10,000 ミングマネジメント
サービス
USA
東海(伊藤忠エネクス子会社)
その他製造
未上場
買収
2004/12/18
7
10,000 プ]
証券
USA
都築紡績グループ
繊維
未上場
買収
2004/4/22
2
205,000 メリルリンチ
モルガン・スタンレー不動産ファンド[モルガン・スタンレー・グルー
8
8,500 サムスンSDI
9
8,100
10
電機
KOR
NEC
電機
上場
営業譲渡
2004/2/27
その他金融
USA
FDK
電機
上場
資本参加
2004/1/20
7,400 Business Golf St.Andrews Limited
アミューズメント
USA
The Old Course Limited(廣済堂英国法人)
アミューズメント
海外法人
買収
2004/10/1
11
6,800 セイヤー・エクイティ・インベスターズ
その他金融
USA
ティアック・アメリカ(ティアック米国法人)
電機
海外法人
営業譲渡
2004/3/7
12
5,000 日月光半導体製造(ASE)グループ
電機
TPE
ASEジャパン[NEC山形]
電機
未上場
買収
(会社分割 新設分割)
2004/2/3
12
5,000 リーマン・ブラザーズ証券
証券
USA
エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)
14
4,551 GmbH(ウォルマートグループ)など
その他金融
USA
西友
15
4,244 ジーケーエヌ・ピーエルシー
輸送用機器
GBR
栃木富士産業
16
4,200
その他金融
GBR
ユニオンホールディングス
17
4,000 モルガン・スタンレーグループ
証券
USA
丸玉観光
オークツリー・キャピタル・マネジメント・エルエルシー(OCM)
スター・キャピタル(ローンスターグループ)、Wyoming Holding
デイトナアセットインクなど
ダイナミック ドラゴン ファンド、コメルツバンク アセット マネージメ
ント アジア リミテッド、ジェイブリッジなど
18
3,848
その他金融
GBR
ファイ
19
3,400 ベルモント・プロパティーズなど(モルガン・スタンレー・グループ) 不動産・ホテル
USA
ホテルサンフラワー札幌など[近畿日本ツーリスト]
20
3,000 GEキャピタル
その他金融
USA
エース総合リース[日産ディーゼル工業]
20
3,000 イシン・ホテルズ・グループ
不動産・ホテル
USA
東レエンタープライズ
27
ソフト・情報
マザーズ
資本参加
2004/10/26
スーパー・コンビニ
上場
資本参加
2004/11/13
輸送用機器
上場
買収(TOB)
2004/4/1
精密
上場
資本参加
2004/5/13
不動産・ホテル
未上場
営業譲渡
2004/12/12
ソフト・情報
ジャスダック
資本参加
2004/10/22
不動産・ホテル
未上場
営業譲渡
2004/9/23
サービス
未上場
買収
2004/4/1
不動産・ホテル
未上場
営業譲渡
2004/12/2
2003年 OUT-IN 公表金額トップ20
OUT-IN
▼当事者1 USA / GBR / その他金融 /
買収
リップルウッド・ホールディングス
▲当事者2 JPN / 東京都 / 通信・放送 / 未上場
日本テレコム[日本テレコムホールディ
ングス]
▼株取得先
日本テレコムホールディングス
資本参加
ゴールドマン・サックス
▲当事者2 JPN / 東京都 / 銀行 / 上場
三井住友フィナンシャルグループ
▼株取得先
三井住友フィナンシャルグル
ープ
サーベラス
▲当事者2 JPN / 東京都 / 銀行 / 未上場
あおぞら銀行
▼株取得先
ソフトバンク
コロニー・キャピタル
▲当事者2 JPN / 福岡県 / 不動産・ホテル / 未上場
福岡ダイエー・リアル・エステート
▼株取得先
ダイエー
100
日付
金額
2003/01/15
150300百万円
出資比率
買収
日付
金額
出資比率
(TOB)
2003/04/12
101100百万円
61.85
米投資ファンドのサーベラスは、あおぞら銀行をTOBで今夏までに買収する。筆頭株主のソフトバンクから株式(
約49%)を譲り受ける。既に保有している約12%と合わせ出資比率は60%強となる。経営権を握り、早期の
株式再上場を目指す。既存株主に配慮し、50%を超える分の株式は他の米投資ファンドなどに売却する
見通し。買収については、三井住友フィナンシャルグループ、米GEキャピタル、独系ヒポ・フェラインス銀行も名乗りを上
げていた。サーベラスは当初5%保有していた。再生ビジネスなどを強化する。ソフトバンクは売却で得た資金をフ
゙ロードバンド通信事業に充てる。 ★データ追加 2003/07/01 TOBの詳細が決定した。金額は1株73円で、
合計金額は1011億円となる。公表金額を1000億円から1011億円に修正。 ★データ追加 2003/07/02
TOBに対し、あおぞら銀行側は意見表明書をまとめた。ソフトバンクの売却は歓迎しているが、地方銀行・
第二地方銀行などの既存株主に対し、TOBに応じて売却しないよう求めている。 ★データ追加
2003/08/30 外資系のUBSキャピタル、シリコンバレーバンク、第二地銀の島根銀行、静岡中央銀行、みなと銀行
の5社がTOBに応じた。サーベラスの出資比率は61.85%となる。出資比率を61%から61.85%に修正。 ★デー
タ追加 2003/09/05 ソフトバンクは9月5日付でサーベラスへの株式売却が完了した。売却代金は1011億円
で、連結決算で約100億円の投資有価証券売却損が生じる。単独決算では約500億円の売却益となる。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
出資比率
米大手証券ゴールドマン・サックスは、三井住友フィナンシャルグループに第三者割当増資で2月8日付で資本参加
する。同社は1503億円の転換型優先株を発行する。配当利回りは年率4.5%で発行後2年間は譲渡禁
止。増資により自己資本を充実する。このうち1000億円を三井住友銀行の普通株増資に充てる。同フィナ
ンシャルグループは、企業分割ノウハウなどの提供を受け、取引先企業の再生に役立てる。ゴールドマンは、日本
での企業再生や不良債権ビジネスを拡大する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
金額
261300百万円
米投資会社のリップルウッド・ホールディングスは、日本テレコムホールディングスの全額出資子会社、日本テレコム(東京
)を買収する。データ通信事業をテコ入れし、固定通信網でも収益が上がる構造をつくる。日本テレコムホールデ
ィングスから株式を譲り受ける。同社は、英ボーダフォンの傘下だが、一部株式の保有を続け、日本テレコムとの
協力関係を維持する。日本国内では携帯電話3位のJ-フォンだけを傘下に残し、移動体通信事業に経営
資源を集中させる。売却により得た資金を欧州などで本格展開する第三世代携帯電話事業へ投資す
る。リップルウッドは、買収金額2600億円のうちほぼ7割を外部から資金調達する計画。 ★データ追加
2003/08/21 リップルは新設するファンドを通じて、全株を取得する。買収金額は2613億円で、現金2288億
円と償還型優先株式325億円で支払う。この結果、ボーダフォンもファンドに10-20%出資する形となる。現金
のうち2000億円はみずほ、三井住友、東京三菱、シティーグループなど内外の金融機関11行から融資を受
ける。米AT&Tや米モトローラの元幹部ら4人を取締役として派遣する。企業再生ファンドによる国内での買収
案件としては過去最大。リップルはデータ通信事業を強化し、日本テレコムの企業価値を高める。ボーダフォンは
携帯電話事業に集中する。公表金額2600億円から2613億円に修正。 ★データ追加 2004/01/06 日本
テレコムは日本IBM元副社長の倉重英樹氏を社長に迎える。暫定的に就任していたロナルド・レメイ社長は取
締役に戻る。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
日付
2003/05/27
買収
日付
金額
出資比率
2003/12/03
94000百万円
100
米投資ファンドのコロニー・キャピタルは、ダイエーの福岡事業にかかわる子会社、福岡ダイエー・リアル・エステート
(FDRE、福岡市)を2004年3月までに買収する。特別目的会社コロニー福岡有限会社(東京)を設立し、取得
する。取得価格は名目的な「備忘価格」。約790億円の債務を引き継ぐ。その後、コロニー側は、150億円の
増資を引き受ける。実質的な取得金額は940億円となる。これに先立ち、ダイエーは、子会社の福岡ドーム(
同)、ホークスタウン(東京)が運営・管理する「福岡事業」を会社分割によりFDREに統合する。福岡事業は球
団、球場、ホテルが三本柱。球団の保有は続ける。ダイエーと主力6行は「私的整理ガイドライン」に基づき、
FDREに対する260億円の債権放棄をする。ダイエーは、約1100億円の有利子負債を減らし、財務内容を
改善する。2005年2月期までの「新三カ年計画」に向け、本業強化を図る。「神戸事業」は米モルガン・スタンレ
ー・グループに譲渡する。
28
2003年 OUT-IN 公表金額トップ20
OUT-IN
▼当事者1 CHN(HON) / CHN / 銀行 /
買収
永享銀行
▲当事者2 JPN / CHN / 銀行 / 海外法人
浙江第一銀行(みずほコーポレー
ト銀行中国法人)
▼株取得先
みずほコーポレート銀行
資本参加
インテル、キングストンテクノロジーなど
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / 未上場
エルピーダメモリ
▼株取得先
エルピーダメモリ
買収
ゴールドマン・サックスグループ
▲当事者2 JPN / 千葉県 / 不動産・ホテル / 未上場
ホテルセントラーザ[ダイエー]など3社
▼株取得先
ダイエー
買収
日本ナドコ(スリーエム:日本法人)
▲当事者2 JPN / 東京都 / 化学 / 未上場
住友スリーエム
▼株取得先
NEC
テスコ
▲当事者2 JPN / 東京都 / スーパー・コンビニ / 上場
シートゥーネットワーク(C2)
▼株取得先
稲井田会長ら
マース・エレクトロニクス・インターナショナル(MEI)
▲当事者2 JPN / 東京都 / 機械 / 上場
日本コンラックス
▼株取得先
既存株主
金額
62800百万円
出資比率
日付
金額
出資比率
2003/01/15
45400百万円
100
日付
金額
出資比率
2003/01/08
45000百万円
75
買収
日付
金額
出資比率
(TOB)
2003/06/11
31049百万円
94.54
英スーパー最大手のテスコは、首都圏を中心に食品スーパー「つるかめ」など約80店を展開するシートゥーネットワ
ーク(C2)をTOBで買収する。同社の発行済全株式の買い付けを目指す。買い付け価格は1株3400円。約
35.1%のプレミアムを付ける。筆頭株主の稲井田安史会長など関係者が保有する株式41.02%については
売却の同意を得ている。、テスコは、2-3人の役員を派遣する。現経営陣は残留する。3年前に日本進出の
ための市場調査に着手、中堅食品スーパーを中心に提携先を探していた。高収益のC2買収を足がかり
に日本での全国展開を図る。外資系の流通企業が日本企業を傘下に収めるのは米ウォルマートの西友
に続く。 ★データ追加 2003/07/11 TOBの結果、所有株式数9132300株、所有割合94.54%、買付け金額
310億4900万円となった。公表金額328億円から310億4900万円に変更。C2は上場を廃止する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / 神奈川 / 機械 / 未上場
日付
2003/06/04
米スリーエム(3M)の日本法人、日本ナドコは、住友スリーエム(東京)を1月8日付で買収する。米3Mが日本進出
した際に住友グループが支援した経緯があり、住友スリーエムの株主構成は米3M50%、NEC25%、住友電気
工業25%となっていた。NECは、本業でのつながりは薄く、資産圧縮のため3M側に購入を要請していた。
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / スーパー・コンビニ /
100
米証券大手のゴールドマン・サックスグループは、経営再建中のダイエーの子会社で、ホテル運営のホテルセントラーザ(
千葉県浦安市)など3社を2月28日付で買収する。ゴールドマン・サックスの関連会社、ティー・エヌ開発(東京)を通
じてホテルセントラーザ博多、神戸メリケンパークオリエンタルホテル、なんばオリエンタルホテルの3ホテルを運営する3社の株
式を取得する。このほか、浦安中央開発から新浦安オリエンタルホテルの譲渡を受ける。ダイエーは、多角化で
手掛けた都市ホテル事業から撤退する。有利子の負債削減を進める。
OUT-IN
▼当事者1 USA / 東京都 / 化学 / 未上場
出資比率
米インテルなどは、NECと日立製作所がDRAM事業を統合して設立した半導体メーカー、エルピーダメモリ(東京)
に第三者割当増資により10月に資本参加する。インテルの出資額は120億円(約1億ドル)。NECと日立製作
所が各95億円追加出資する。このほか米部品メーカー、国内の半導体製造装置メーカーや商社など約30社
が総額318億円出資する。一部は投資組合を活用する。インテルは技術面でも協力する。エルピーダは、無議
決権株式などを発行する。株式による調達資金は628億円で、融資分を合わせると1128億円となる。同
社広島工場の設備投資に使い、最先端製品の生産能力を5倍以上に引き上げる。 ★データ追加
2003/08/19 世界最大のメモリーモジュールメーカーの米キングストンテクノロジーは10月をメドに60億円の無議決権
株式をエルピーダから購入、最先端半導体メモリーの供給を受ける。エルピーダは、大口顧客との関係強化でシ
ェア回復を図る。当事者企業1にキングストンテクノロジー追加。 ★データ追加 2003/09/03 インテルは出資額を27
億円増額。当初の120億円から147億円になる。投資子会社、インテル・キャピタルが年内に株式取得手続き
を終える。エルピーダの製品供給能力に期待し、増額する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / 東京都 / 証券 / 未上場
金額
73700百万円
香港の永享銀行は、みずほコーポレート銀行(東京)の香港子会社、浙江第一銀行を9月をメドに買収する。
全株式を取得する。買収金額は48億香港ドル。251億円の売却益を得る。浙江第一銀行は、地場中小企
業との取引が多く、みずほは、今後の収益向上にはつながらないと判断した。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 電機 /
日付
2003/08/02
買収
日付
金額
出資比率
(TOB)
2003/02/17
23688百万円
89.19
米の貨幣識別装置大手のマース・エレクトロニクス・インターナショナル(MEI)は、日本子会社MFHoldingsを通じて日
本コンラックスをTOBで買収する。買い付け価格は、1株710円。48.7%のプレミアムを加える。全株式の取得を目
指す。日本コンラックスは、自販機向け貨幣識別機では国内シェア7割を占める。共同して中国など新市場の
開拓にあたる。 ★データ追加 2003/03/17 TOBの結果、89.19%を取得した。公表金額265億5900万円か
ら236億8800万円に修正、出資比率追加。
29
2003年 OUT-IN 公表金額トップ20
OUT-IN
▼当事者1 USA / 東京都 / 銀行 /
営業譲渡
新生銀行グループ(リップルウッド日本法人)
▲当事者2 JPN / 大阪府 / 家電量販店・HC / 未上場
マツヤデンキ
▼株取得先
営業譲渡
モルガン・スタンレー・グループ
▲当事者2 JPN / 兵庫県 / 不動産・ホテル / 未上場
新神戸開発、福岡ドーム
▼株取得先
▼当事者1 USA / 東京都 / その他金融 / 未上場
GEキャピタル・コンシューマー・ファイナンス(GECCF)(ゼネラル
・エレクトリック日本法人)
▲当事者2 JPN / 東京都 / その他金融 / 未上場
ジーシー[プロミス]
▼株取得先
プロミス
OUT-IN
買収
クラリオン
▼株取得先
クラリオン
リップルウッド・ホールディングス
▲当事者2 JPN / 静岡県 / 鉄鋼 / 上場
旭テック
▼株取得先
日本ガイシ、旭テック
金額
12500百万円
出資比率
日付
金額
出資比率
2003/07/19
10000百万円
100
出資拡大
日付
金額
出資比率
2003/03/12
8300百万円
24.26
米の投資ファンド、HBKマスターファンドは、クラリオンへの出資比率を3月27日付で24.26%にまで高める。さらに米
投資ファンドなど11社も第三者割当増資に応じる。HBKは、フィデリティ投信を抜いて筆頭株主となる。非常
勤役員を1人派遣する予定。HBKは、2001年3月に発行したユーロ円建て転換社債も購入していた。クラリオ
ングループは、財務基盤の強化を図る。車載用の情報通信端末機器事業向けの開発、設備投資に資金を
活用する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / GBR / その他金融 /
日付
2003/12/03
米ゼネラル・エレクトリックの信販子会社、GEキャピタル・コンシューマー・ファイナンス(GECCF、東京)は、プロミスの全額出資
子会社で信販会社のジーシー(同)を8月6日付で買収する。金額は数百億円とみられる。GEの信販は個
品割賦が主体だったが、クレジットカード事業に本格進出する。ジーシーのカード会員は約310万人。GECCFは
1994年から日本で個人向け金融サービスを手がけている。今回で買収が4社目。プロミスは、消費者金融の
本業に特化する。
HBKマスターファンドなど
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / 上場
出資比率
米証券会社のモルガン・スタンレー・グループは、ダイエー子会社の新神戸開発(神戸市)と福岡ドーム(福岡市)から
新神戸オリエンタルホテル、新神戸オリエンタルアベニュー、新神戸オリエンタル劇場の「神戸事業」の営業を12月2日付
で譲り受ける。モルガン・スタンレー・グループの関連会社が設立する特定目的会社が、債務承継額も含めて約
125億円で取得する。「福岡事業」は米コロニー・キャピタルに売却する。ダイエーは財務内容を改善し、2005年2
月期までの「新三カ年計画」に向け、本業強化を図る。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
金額
13000百万円
米リップルウッド傘下の新生銀行(東京)グループは、民事再生法の適用を申請し、再建中のマツヤデンキ(大阪
市)から12月をメドに黒字の直営店舗を譲り受ける。スポンサー企業になる。金額は約130億円で、対象は
子会社も合わせて78店舗。社員650人以上も移る。新生銀行の子会社や傘下ファンドなどグループ企業が
出資する会社が受け入れる。売上高約550億円を目指す。マツヤデンキは、バブル期の株式・不動産投資な
どにより財務体質が悪化しており、産業再生機構の支援を受けて再建を進めている。 ★データ追加
2003/11/05 新生銀行グループの投資ファンドが全額出資で設立した「ニューMDパートナーズ」(東京)が12月5
日付で譲り受ける。社長には東芝出身の檜山健一郎氏が就任した。 ★データ追加 2003/11/27 12月1
日付で住友商事の全額出資子会社住商ドラッグストアーズの切石哲社長がマツヤデンキの社長兼CEOに就
任する。檜山氏は会長に就任する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / JPN / 証券 /
日付
2003/10/30
買収
日付
金額
出資比率
(TOB)
2003/05/07
6500百万円
67
米投資会社のリップルウッド・ホールディングスは、旭テックを買収する。TOBにより51%の取得を目指す。44億円を
投じる。筆頭株主で42.3%を保有する日本ガイシが応ずる。買い付け価格は1株145円。約24.9%のプレミアム
を加える。6月末に新社長として元いすゞ自動車専務の佐々木久臣氏を送り込む。7月に約20億円の第
三者割当増資により出資比率を67%に引き上げる。総投資額は約65億円となる。リップルウッドは日本企業
の成長・再生を支援している。旭テックの企業価値を高めるとともに自動車部品業界の中核会社に育て
る。旭テックは、最近業績が低迷していた。元ホンダ副社長の入交昭一郎氏が仲介した。 ★データ追加
2003/05/28 TOBは5月27日に終了。リップルウッドは48.48%を取得した。買い付け金額は約42億4800万
円。 ★データ追加 2004/04/21 リップルウッドが運用するファンド、ジャパン・キャスティングIV・エルピーは、旭テックの
株式を5月17日付で買い増しする。総額8700万円の第三者割当増資を引き受ける。旭テックは調達資金
を運転資金に充てる。
30
2003年 OUT-IN 公表金額トップ20
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
買収
ローンスター
▲当事者2 JPN / 北海道 / 不動産・ホテル / 未上場
東栄
▼株取得先
東栄
カーライル・グループ
▲当事者2 JPN / 山梨県 / 機械 / ジャスダック
キトー
▼株取得先
▼当事者1 HOL / 神奈川 / その他販売・卸 / 未上場
日本ケイデンス・デザイン・システムズ(ケイデンス・デザイン・
システムズ:日本法人)
▲当事者2 JPN / 神奈川 / その他販売・卸 / ジャスダック
イノテック
▼株取得先
アクション・サクセス・アセット・リミテッド(
東海観光:英国法人)
▼株取得先
東海観光
▼当事者1 MAS / 東京都 / その他金融 / 未上場
カザナ、日商岩井[ニチメン・日商岩井ホールディングス]
合弁投資会社
▲当事者2 JPN / 群馬県 / 非鉄・金属製品 / 未上場
宮津製作所
▼株取得先
宮津製作所
100
買収
日付
金額
出資比率
(TOB)
2003/07/18
4000百万円
100
OUT-IN
営業譲渡
日付
金額
2003/05/26
3750百万円
出資比率
半導体回路設計ソフトウェア販売のオランダ、ケイデンス・デザイン・システムズの日本法人、日本ケイデンス・デザイン・シ
ステムズ(横浜市)は、半導体商社のイノテックから半導体設計部門を7月1日付で譲り受ける。国内大手半導
体メーカーに対し直接販売し、市場占有率を拡大する。両社は、1997年に10年間の代理店契約を締結して
いる。同事業部門の約50人が日本ケイデンス・デザイン・システムズに転籍する。
買収
ヴィンテージ・フェーム・インターナショナル・リミテッド
▲当事者2 JPN / GBR / サービス / 海外法人
出資比率
投資の米カーライル・グループは、工場用クレーン製造のキトーをTOBにより買収する。66.7%の取得を目指す。買
い付け価格は1株270円。25.9%のプレミアムを付ける。カーライルが40億円出資するほか、金融機関からの融
資も行い、総額130億円を投資する。カーライルが日本の上場企業を買収するのは初めて。鬼頭信二郎社
長は続投し、カーライルから社外取締役3人を派遣する。カーライルのネットワークを活用し、中国や米国でのクレーン
販売を強化する。産業再生法の認定を受けた。キトーは上場廃止となる。海外向けの販売を拡大し、3-5
年後の再上場を目指す。 ★データ追加 2003/08/29 TOBの結果、90.94%の株式を取得した。残りの9%
については産業再生法の認定に基づき、金銭交付による株式交換を行う。キトーは、カーライルの完全子会
社となり、年内にもジャスダック上場を廃止になる。 ★データ追加 2003/09/08 11月1日付で株式交換後、
キトーを存続会社として合併する。
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / その他金融 /
金額
5000百万円
米投資ファンドのローンスターは、民事再生手続き中で繊維卸やホテル経営を手掛ける東栄(北海道旭川市)を
買収する。繊維卸部門やシェラトンホテル札幌、マルカツデパートなどを経営する。同社が100%減資した後に増資
し、ローンスター傘下の特別目的法人が全額を引き受ける。米コロニー・キャピタルと三洋パシフィック投資顧問も名
乗りを上げていたが、ローンスターが提示した買収額や雇用対策、再生実績などが総合的に判断された。ホ
テルとデパート事業に経営資源を集中し、収益改善を目指す。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
日付
2003/06/25
日付
金額
出資比率
2003/04/25
2718百万円
100
英投資持株会社のヴィンテージ・フェーム・インターナショナル・リミテッドは、東海観光の英国法人、アクション・サクセス・アセ
ット・リミテッドを4月25日付で買収した。東海観光は、同社を通じ、マレーシアの首都クアラルンプールに建設中のプ
ラザ・ダマス・ショッピングセンターヘの投資を行っていた。観光事業を強化するため、同社を譲渡しインドネシアのハ
゙リ島にあるホテルを取得した。
OUT-IN
資本参加
日付
金額
出資比率
2003/12/18
2500百万円
10
マレーシアの国策投資会社、カザナは、日商岩井(東京)と投資会社(同)を設立し、プレス金型メーカーの宮津製
作所(群馬県大泉町)に資本参加する。約25億円の第三者割当増資を引き受け、10%の株式を取得する
。現経営体制は維持し、海外事業展開を進める。部品設計から金型製造、エンジニアリングまでのサービスを
提供する総合メーカーとして事業展開を図る。同投資会社は、カザナが50%超出資する。同社は、海外での
事業強化を目指す自動車部品・設備メーカーへの投資を検討していた。
31
2004年 OUT-IN 公表金額トップ20
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
★修正:カーライル・グループ、京セラ、KDDI
▲当事者2 JPN / 東京都 / 通信・放送 / 未上場
DDIポケット
▼株取得先
日付
金額
出資比率
2004/05/27
220000百万円
100
米投資ファンドのカーライル・グループは、KDDI傘下でPHS(簡易型携帯電話)最大手のDDIポケット(東京)を買収す
る。KDDIから60%の株式を取得する。第2位株主の京セラも出資比率を13%から30%まで高める。京セラの分
も合わせて株式取得総額は約2200億円とみられる。KDDIは10%を維持する。PHSは、高効率のデータ通信
が可能となる特性が見直されているほか、中国などで普及が始まっている。KDDIを切り離すことで、同事
業を強化する。将来は株式上場を目指す。KDDIは携帯電話「au」事業に集中する。★形態修正、データ追加
・修正 2004/06/21 カーライルグループ、京セラ、KDDIの3社がつくる受け皿会社が、DDIポケットから会社分割によ
り10月1日付で事業を譲り受ける。3社の出資比率は6:3:1。DDIポケットは解散する。形態1を買収から営業
譲渡に修正。第1当事者に京セラ、KDDIを、形態3に(会社分割 吸収分割・分社型)を追加。出資比率を60%
から100%に修正。株取得先のKDDIを削除。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
営業譲渡
(会社分割 吸収分割・
分社型)
営業譲渡
メリルリンチ
▲当事者2 JPN / USA / その他金融 / 海外法人
ミツビシ・モーターズ・クレジット・オブ・ア
メリカ・インク(MMCA)、ミツビシ・モータ
ーズ・ノース・アメリカ・インク[三菱自
動車]
▼株取得先
モルガン・スタンレー・グループ、スターウッド・キャピタル・グルー
プ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 不動産・ホテル / 未上場
サッポロホテルエンタプライズ[サッポロホ
ールディングス]
▼株取得先
サッポロホールディングス
買収
資本参加
サウジ・アラムコ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 鉱業 / 上場
昭和シェル石油
▼株取得先
ロイヤル・ダッチシェルグループ
買収
ゴールドマン・サックス証券、ダイナシティ
▲当事者2 JPN / 大阪府 / 不動産・ホテル / 未上場
近藤産業新設会社
▼株取得先
近藤産業
▲当事者2 JPN / 愛知県 / 繊維 / 未上場
都築紡績グループ
金額
出資比率
50100百万円
100
日付
金額
出資比率
2004/07/06
50000百万円
14.96
日付
金額
2004/09/30
21720百万円
出資比率
米ゴールドマン・サックス証券は、ダイナシティと共同で、りそな銀行が再建支援する不動産会社、近藤産業(同)が
吸収分割でマンション分譲企業を分割する新会社(同)を2005年3月までに買収する。スポンサーとして再建を支
援する。両社はそれぞれ役員を派遣する。ゴールドマンは、りそな銀行などから285億円の債権を買い取る。
新会社もりそなから156億円分を承継する。ゴールドマンは、総額で200億円前後を投じる見通し。ダイナシティの
出資額は17億2000万円。近藤産業は、不動産賃貸事業への過剰投資で546億円の金融債務があった。
再生が見込めるマンション分譲事業を本体から切り離す。ダイナシティはコンパクトマンションが主力。ファミリータイプの近
藤産業とのシナジー効果を図る。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
モルガン・スタンレー不動産ファンド[モルガン・スタンレー・グル
ープ]
日付
2004/11/05
サウジアラビアの国営石油大手、サウジ・アラムコは、昭和シェル石油に資本参加する。ロイヤル・ダッチシェルグループの保
有株式50%のうち9.96%の株式を取得する。サウジ・アラムコのオランダ法人が、ロイヤル・ダッチシェルグループのオランダ
法人を買い受ける形を取る。欧州監督庁承認後、一定条件のもと、4.99%の株式を追加取得する。出資比
率14.96%で、第2位株主となる。取得金額は500億円以上の見通し。日本への直接出資は初めて。シェルは
筆頭株主を維持する。昭和シェルは、原油調達力を強化する。アラムコは日本国内への安定供給先を確保す
る。★データ追加 2005/06/21 有効日に2005年6月21日を追加。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
出資比率
米モルガン・スタンレー・グループは、同グループ運営の不動産投資ファンドが出資する特別目的会社(SPC)、MSREF
TMK olding, LLCを通じて、サッポロホールディングス傘下で「ウェスティンホテル東京」を運営するサッポロホテルエンタプライス
゙(同)を12月1日付で買収する。全株式を取得する。別の特別目的会社を通じて、同HD傘下の恵比寿ガーデ
ンプレイス(同)から同ホテルの土地、建物を取得する。金額は合計約501億円。ホテルの名称は変更しない。サッポ
ロHDは、約69億円の売却益を2004年12月期で特別利益に計上する。サッポロホテルエンタプライスは、外国人利
用客の減少などで3億6400万円の赤字に陥っていた。ホテル事業から撤退、酒類や飲料など主力事業に集
中する。★データ追加 2005/01/06 不動産投資の米スターウッド・キャピタル・グループは、501億円の半分を出資
した。当事者1に「スターウッド・キャピタル・グループ」を追加。
OUT-IN
▼当事者1 KSA / KSA / 鉱業 /
金額
205000百万円
米証券大手のメリルリンチは、三菱自動車の米国販売金融子会社、ミツビシ・モーターズ・クレジット・オブ・アメリカ・インク
(MMCA)と同全額出資子会社のミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インクからローン債権とリース債権などの資産を譲
り受ける。総資産4100億円(40億ドル)のうち約半分の2050億円(20億ドル)相当を順次取得する。両社は、自
動車ローンの債権回収などを行う合弁会社をメリルが過半数出資して年内に設立する。同社の信用で資金
調達を有利に進める。三菱自動車は資産圧縮、有利子負債の削減により財務体制強化を図る。メリルリンチ
は、自動車販売金融への本格参入を図る。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
日付
2004/11/27
買収
日付
金額
2004/04/22
10000百万円
出資比率
米モルガン・スタンレー・グループが運営するモルガン・スタンレー不動産ファンドは、2003年11月に会社更生法の適用を
申請した都築紡績(名古屋市)グループを買収する。資金支援は数百億円になる見通し。同グループの持つ紡
績工場やレジャー施設の運営や事業支援を進める。グループの負担総額は3050億円。
▼株取得先
32
2004年 OUT-IN 公表金額トップ20
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / サービス /
Tokai International Holdings,Inc(ミングマネジメント新
設会社)
▲当事者2 JPN / 東京都 / その他製造 / 未上場
東海(伊藤忠エネクス子会社)
▼株取得先
伊藤忠エネクス
営業譲渡
サムスンSDI
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / 上場
NEC
▼株取得先
資本参加
オークツリー・キャピタル・マネジメント・エルエルシー(OCM)
▲当事者2 JPN / 東京都 / 電機 / 上場
FDK
▼株取得先
FDK
買収
Business Golf St.Andrews Limited
▲当事者2 JPN / GBR / アミューズメント / 海外法人
The Old Course Limited(廣済
堂英国法人)
▼株取得先
廣済堂
営業譲渡
セイヤー・エクイティ・インベスターズ
▲当事者2 JPN / USA / 電機 / 海外法人
ティアック・アメリカ(ティアック米国法人)
▼株取得先
日月光半導体製造(ASE)グループ
▲当事者2 JPN / 山形県 / 電機 / 未上場
ASEジャパン[NEC山形]
▼株取得先
NEC山形
エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)
▼株取得先
エム・ピー・テクノロジーズ
(MPT)
▼当事者1 USA / 東京都 / その他金融 / 未上場
スター・キャピタル(ローンスターグループ)、Wyoming
Holding GmbH(ウォルマートグループ)など
▲当事者2 JPN / 東京都 / スーパー・コンビニ / 上場
西友
▼株取得先
西友
出資比率
日付
金額
出資比率
2004/01/20
8100百万円
35.3
日付
金額
出資比率
2004/10/01
7400百万円
99.8
日付
金額
2004/03/07
6800百万円
出資比率
買収
日付
金額
出資比率
(会社分割 新設分割・
分社型)
2004/02/03
5000百万円
100
資本参加
リーマン・ブラザーズ証券
▲当事者2 JPN / 東京都 / ソフト・情報 / マザーズ
金額
8500百万円
台湾の世界最大の半導体組立専業メーカー、日月光半導体製造(ASE)グループは、NECエレクトロニクスの100%子
会社、NEC山形(山形県鶴岡市)が同社の高畠工場を5月1日付で会社分割で新設するASEジャパン(山形
県高畠町)を5月31日付で買収する。全株式を取得する。金額は50億円前後。従業員860人はほぼ全て転
籍する。ASEジャパンは初年度で約1億6500万ドル以上の売り上げを見込む。ASEグループは日本での顧客
基盤を広げ、半導体後工程企業としての地位を確立する。NECエレクトロニクスは、半導体の組立、検査を今後
4年間ASEジャパンに委託する。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
日付
2004/02/27
米投資ファンドのセイヤー・エクイティ・インベスターズは、ティアックの米国子会社、ティアック・アメリカから航空機搭載ビデオシ
ステム事業部門を譲り受ける。ライセンス供与、トレードマーク使用許諾の契約も結ぶ。譲渡価額は6150万ドル(68
億円)。同事業の売上高は57億2000万円。同事業は堅調だが、デジタル化対応のため追加投資が必要とな
っていた。
OUT-IN
▼当事者1 TPE / TPE / 電機 /
78.25
米コーラカンパニーの子会社で、ゴルフ場経営の英国法人、Business Golf St.Andrews Limitedは、廣済堂の英
国法人で同業のThe Old Course Limitedを10月1日付で買収した。金額は74億円。同社の売上高は16億
7300万円、従業員111人。廣済堂は財務体質の強化を図る。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
出資比率
企業年金などの投資運営を行う米オークツリー・キャピタル・マネジメント・エルエルシー(OCM)は、運営するファンドが100%
所有する特定目的会社を通じ、富士通の子会社で電子部品製造のFDKに3月下旬に資本参加する。81
億円の第三者割当増資を引き受け、35.33%の株式を取得、第2位株主となる。富士通の出資比率は61.5%
から39.78%に下がり、連結子会社から持分法適用会社となる。FDKは、富士通に対して、40億円の議決権
のない優先株を発行する。事業構造改革に伴い、特別損失が生じていた。財務体質の改善を行う。
OUT-IN
▼当事者1 USA / GBR / アミューズメント /
金額
10000百万円
韓国サムスングループでブラウン管世界最大手のサムスンSDIは、NECから有機EL事業を3月末日までに譲り受け
る。有機EL関連特許のほか、両社の合弁会社「サムスンNECモバイルディスプレイ(SNMD)」(韓国)のNECの保有
株式49%が対象。同社は2001年に設立され、サムスン側が51%出資していた。金額は約85億円。NECは、非コア
事業であるディスプレイ事業からの撤退を加速している。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
日付
2004/12/18
米ライター販売大手カリコを傘下にもつ米ミングマネジメントは、伊藤忠エネクスの子会社で使い切りライター製造の東
海(東京)を2005年3月31日付で買収する。伊藤忠エネクスから78.25%の株式を取得する。金額は100億円強
の見通し。エネクスは東海を買収しており、90億円の売却損となる。東海は売上高193億9600万円、従業員
284人。製造拠点は国内3カ所、海外5カ所で、使い切りライターの最大手。二期連続の赤字だった。ミングは、製
造事業や海外展開に乗り出す。エネクスは、不採算部門を整理し、主力のエネルギー事業に集中する。★データ
修正・追加 2005/06/29 ミングマネジメントは新会社、Tokai International Holdings,Incを設立。同社を通じて、
東海を2005年7月下旬をめどに買収する。当事者1を「ミグマネジメント」から「Tokai International Holdings,Inc(
ミングマネジメント新設会社)」に修正。有効日2005年3月31日を削除。
OUT-IN
▼当事者1 KOR / KOR / 電機 /
買収
日付
金額
2004/10/26
5000百万円
出資比率
米リーマン・ブラザーズ証券は、エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)に資本参加する。11月までに約50億円の転換社債
型新株権付社債を引き受ける。MPTは調達資金を、加高速インターネット回線のゲストテック(Guest-Tek)買収資
金に充てる。
OUT-IN
資本参加
日付
金額
2004/11/13
4551百万円
出資比率
米投資会社ローンスターグループのスター・キャピタル(東京)などは、西友に12月2日付で資本参加する。総額45億
5100万円の第三者割当増資を引き受ける。このうち、筆頭株主のウォルマートは、持株会社Wyoming Holding
GmbHを通じて約4割を引き受け、出資比率を37.08%から37.31%に高める。ウォルマートは、2005年末までに出
資比率を50.1%に引き上げる権利をもつ。西友は2004年12月期で3期連続の連結赤字に転落する見通し。
9月末の連結株主資本は約2億円で、資本増強により今期末の最終赤字40億円を穴埋めし、連結債務超
過を回避する。
33
2004年 OUT-IN 公表金額トップ20
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / 輸送用機器 /
ジーケーエヌ・ピーエルシー
▲当事者2 JPN / 栃木県 / 輸送用機器 / 上場
栃木富士産業
▼株取得先
日付
金額
出資比率
(TOB)
2004/04/01
4244百万円
83.97
英自動車部品メーカー、ジーケーエヌ・ピーエルシー(GKN)は、栃木富士産業をTOBで買収する。スペイン子会社を通じ
て株式を取得、出資比率を33.3%から66.6%にまで高める。買付け価格は1株340円、15%のプレミアムを付ける
。買付け総額は42億4400万円の見通し。栃木富士の取締役会や創業者一族は同意している。創業者ら
が保有する960万株の株式について、GKN側が取得している予約完結権は放棄される。現経営陣に変更
はない。自動車の駆動力を増すトルク・システム分野で、GKNの持つ国際市場での営業網と栃木富士の技術
力を結びつける。★データ追加 2004/05/12 TOBの結果、ジーケーエヌ・ピーエルシーは50.45%を取得し、グループ
の保有株の割合は83.97%となった。出資比率を66.6%から83.97%に修正。★データ追加 2005/02/24 2004
年12月31日現在で、保有株の割合が90%超となった。栃木富士産業は5月1日に上場廃止となる予定。株
式移転により完全親会社を設立する。ジーケーエヌ・グループの完全子会社になる手続きの一環。
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / その他金融 /
買収
資本参加
デイトナアセットインクなど
▲当事者2 JPN / 東京都 / 精密 / 上場
ユニオンホールディングス
▼株取得先
ユニオンホールディングス
営業譲渡
モルガン・スタンレーグループ
▲当事者2 JPN / 京都府 / 不動産・ホテル / 未上場
丸玉観光
▼株取得先
ダイナミック ドラゴン ファンド、コメルツバンク アセット マネージメ
ント アジア リミテッド、ジェイブリッジなど
▲当事者2 JPN / 東京都 / ソフト・情報 / ジャスダック
ファイ
▼株取得先
ファイ
▼当事者1 USA / 東京都 / 不動産・ホテル / 未上場
ベルモント・プロパティーズなど(モルガン・スタンレー・グループ
)
▲当事者2 JPN / 北海道 / 不動産・ホテル / 未上場
ホテルサンフラワー札幌など[近畿日
本ツーリスト]
▼株取得先
資本参加
OUT-IN
営業譲渡
エース総合リース[日産ディーゼル工
業]
▼株取得先
日産ディーゼル工業
▼当事者1 USA / 東京都 / 不動産・ホテル / 未上場
東レエンタープライズ
▼株取得先
出資比率
日付
金額
2004/10/22
3848百万円
出資比率
日付
金額
2004/09/23
3400百万円
出資比率
買収
日付
金額
2004/04/01
3000百万円
出資比率
米GEキャピタルは、日産ディーゼル工業の全額出資子会社でトラックリースや割賦販売を手掛けるエース総合リース(
東京)を4月中をメドに買収する。GEグループのGEキャピタルリーシング、日産ディーゼル、エースの3社は、日産ディーゼル
の車両販売で業務提携する。GEグループの資金力、事業ノウハウを活用し、販売拡大を目指す。日産ディーゼル
が昨年打ち出した経営再建策の一環で、有利子負債を450億円圧縮する。
OUT-IN
イシン・ホテルズ・グループ
▲当事者2 JPN / 東京都 / 不動産・ホテル / 未上場
金額
4000百万円
米モルガン・スタンレー・グループは、同グループが運営する不動産ファンドが出資するベルモント・プロパティーズ(東京)を
通じて、近畿日本ツーリストの全額出資子会社のホテルサンフラワー札幌(札幌市)から11月30日付で営業権を譲
り受ける。従業員は引き継ぐ方針。同ホテルやホテルポポロ東京の土地・建物は、同ファンドが出資する飯田橋ホ
ールディングス特別目的会社が取得する。サイパンホテルの全株式も米子会社が取得する。金額は合計で約42
億円。3社の処理で損失が発生するが、近ツーは、2004年に売却したクラブツーリズム事業の営業譲渡益を充
てる。旅行業に専念する。★データ修正 2004/12/29 サイパンホテルについては、ホテル業のアイエヌジー軽井沢研
究所(長野県軽井沢町)が購入した。公表金額を42億円から34億円に修正。
GEキャピタル
▲当事者2 JPN / 東京都 / サービス / 未上場
日付
2004/12/12
英ケーマン諸島の投資会社、ダイナミック ドラゴン ファンドなど8社は、ファイに11月13日付で資本参加する。総額37
億3680万円の第三者割当増資を引き受ける。ダイナミックドラゴンファンドは15.40%を保有する筆頭株主となる。
英バージン諸島のトップエッジキャピタルとジェイ・ブリッジは、11月12日付で総額1億1200万円の新株予約権を引き
受ける。金額合計は38億4880万円。ファイは調達資金で体質改善を図る。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / その他金融 /
出資比率
米モルガン・スタンレー・グループは、丸玉観光(京都市)から京都パークホテルを譲り受けた。金額は約40億円とみら
れる。同社は経営不振により収益が悪化していた。同ホテルは客室数268。改装後に営業再開する。京都の
ホテル取得は、先月の京都国際ホテルに続き2件目。
OUT-IN
▼当事者1 GBR / GBR / その他金融 /
金額
4200百万円
英バージン諸島の投資会社、デイトナアセットインクなどは、ユニオンホールディングスに6月10日付で資本参加する。総
額40億円の第三者割当増資と2億円の新株予約権を引き受ける。ユニオンホールディングスは、調達資金により
研究開発や他社との連携強化、財務体質の強化を図る。
OUT-IN
▼当事者1 USA / USA / 証券 /
日付
2004/05/13
営業譲渡
日付
金額
2004/12/02
3000百万円
出資比率
米不動産投資ファンドのソロス・リアル・エステート・パートナーズと米ホテル経営のウェスト・モント・ホスピタリティ・グループが設立
したイシン・ホテルズ・グループ(東京)は、東レの不動産子会社、東レエンタープライズ(同)からシャンピアホテル赤坂(同)な
どホテル3件を譲り受けた。金額は30-40億円。保有ホテルは計10件となった。国内のホテル網拡大を図る。
34
(5)
投資会社の動き
投資目的と事業目的の動向
OUT-IN の中で、投資ファンドの存在感が増している。1998 年以降 2004 年までの OUT-IN 件数を、
外国企業が自ら日本市場で事業を行うための「事業目的」と、一定の期間内で資金投下後のリターンの獲
得を目指す「投資目的」に分類すると、「投資目的」件数が近年急増し、OUT-IN 件数を押し上げている。
98 年は 0 件だったが、99 年に米ローンスター、リップルウッドが登場、銀行や生損保など金融業を中心に、
破たんや経営不振に喘ぐ日本企業を買収した。2003 年は 49 件で前年比 4 倍に急増、米スティール・パ
ートナーズがユシロ化学工業、ソトーに対して TOB を実施し、外資系投資ファンドの敵対的 M&A が一躍
話題となった。04 年は 207 件中 97 件が「投資目的」で約半数を占めるまでとなった。「事業目的」は、2000
年の 168 件をピークに年々減少している。
OUT-IN 目的別件数内訳
250
200
50
175
7
129
150
100
207
投資目的
事業目的
158
158
12
129
3
97
11
49
85
168
146
126
118
109
110
2002年
2003年
2004年
85
1998年
1999年
2000年
2001年
投資会社の売却動向
日本企業に対する投資会社のM&Aは、1998 年に第1号が登場して以降、1999 年から 2002 年まで 2
桁台で推移し、03 年に 147 件と急拡大した。さらに 04 年は 297 件で前年比 2 倍、M&A総件数に占め
る割合も 13.4%で 1 割を超えた。
日本企業に対する投資会社のM&A件数の推移
350
300
250
200
150
100
50
0
297
16%
13.4% 14%
12%
97
10%
8%
6%
198
4%
2%
0%
2
147
8.5%
2
2 0.2%
1998年
11
3 0.9%
8
1999年
IN -IN
20
7 1.2%
13
2000年
OUT-IN
37
40
12 2.2%
25
11 2.3%
29
2001年
OUT-OUT
35
2002年
49
98
2003年
M&A総件数に占める比率
2004年
一方、投資回収の主な手法として、株式上場や他社への売却があるが、再生のめどがたったところで、
売却するケースが年々増加している。2000 年に第 1 号が登場、その後 02 年まで 1 桁台だったが、03 年
10 件、04 年は前年比 3 倍の 30 件に増加した。
株式上場では、みずほキャピタル(旧富士銀キャピタル)と組んだMBO上場第1号の日本高純度化学、
米リップルウッド・ホールディングス投資先の新生銀行(旧日本長期信用銀行)、ジャフコ投資先のトーカロ
(再上場)などにとどまる。
投資会社の売却件数の推移
40
30
30
3
4
20
10
10
23
2 1
2
1
0
2
7
1
2
2
2000年
2001年
2002年
IN -IN
IN -OUT
2003年
2004年
OUT-IN
2000 年から 2004 年までの売却案件 45 件のうち、外資系ファンドの売却件数(IN-OUT)は 7 件あった。
7 件の売却先はいずれも日本企業。7 件中 6 件は 03 年、04 年の案件だった。米リップルウッド・ホールデ
ィングスは、2003 年 5 月に日本テレコムを 2610 億円で買収、その後、2004 年 5 月にソフトバンクへ 3400
億円で売却している。
2003年∼2004年 外資系投資ファンドの売却案件 6件
当事者1企業名
関西銀行
みずほキャピタルパートナーズ(みずほCP)
ワタベウェディング
ソフトバンク
富士管財
総北海、カワムラ、北海道健誠社など5社
当事者1業種
当事者2企業名
関西さわやか銀行
銀行
(アジア・リカバリー・ファンド:日本法人)
バンテック
その他金融
(スリーアイ日本法人)
目黒雅叙園
サービス
(ローンスター投資先)
日本テレコム
その他販売・卸
(リップルウッド・ホールディングス投資先)
ソラーレホテルアンドリゾーツ
不動産・ホテル
(ローンスター投資先)
旭川ケーブルテレビ
出版・印刷
(ローンスター投資先)
36
当事者2業種
国籍
形態
公表金額
(百万円)
その他金融
USA
買収
38,400
運輸・倉庫
GBR
買収
サービス
USA
買収
500
マーケット
発表日
IN -OUT
2003/4/1
IN -OUT
2003/8/18
IN -OUT
2004/4/22
通信・放送
USA
買収
340,000
IN -OUT
2004/5/28
不動産・ホテル
USA
営業譲渡
90
IN -OUT
2004/9/2
通信・放送
USA
資本参加
10
IN -OUT
2004/11/20
2003-2004年 外資系ファンドの売却案件
IN -OUT
▼当事者1 JPN / 大阪府 / 銀行 / 上場
買収
関西銀行
▲当事者2 USA / 大阪府 / その他金融 / 未上場
関西さわやか銀行(アジア・リカバ
リー・ファンド:日本法人)
▼株取得先
アジア・リカバリー・ファンド
▼当事者1 JPN / 東京都 / その他金融 / 未上場
バンテック(スリーアイ日本法人)
▼株取得先
スリーアイ、PPMベンチャーズ
IN -OUT
買収
目黒雅叙園(ローンスター投資先)
▼株取得先
ローンスター
▼当事者1 JPN / 東京都 / その他販売・卸 / 上場
買収
日本テレコム(リップルウッド・ホールディ
ングス投資先)
▼株取得先
リップルウッド・ホールディング
スなど
▼当事者1 JPN / 北海道 / 不動産・ホテル / 未上場
IN -OUT
買収
ソラーレホテルアンドリゾーツ(ローンスター
投資先)
▼株取得先
▼当事者1 JPN / 北海道 / 出版・印刷 / 未上場
IN -OUT
旭川ケーブルテレビ(ローンスター投資
先)
▼株取得先
ローンスター
出資比率
64
日付
金額
出資比率
2004/04/22
500百万円
100
日付
金額
出資比率
2004/05/28
340000百万円
100
営業譲渡
日付
金額
2004/09/02
90百万円
出資比率
不動産賃貸の富士管財(北海道旭川市)は、ローンスターグループでホテル経営のソラーレホテルアンドリゾーツ(東
京)から旭川トーヨーホテルの営業権を譲り受ける。金額は約9000万円とみられる。ローンスター側がホテル運
営を受託、引き続きホテルとして営業する。ローンスターは、民事再生法手続き中の東栄から同ホテルを承
継していた。
IN -OUT
総北海、カワムラ、北海道健誠社など5社
▲当事者2 USA / 北海道 / 通信・放送 / 未上場
金額
ソフトバンクは、米投資会社リップルウッド・ホールディングス傘下で、国内固定通信3位の日本テレコム(東京)を11
月16日付で買収する。リップルや他の海外投資会社など6社から全株式を取得する。買収総額は約
3400億円で、普通株式1433億円は現金で支払い、残りを優先株325億円分と純有利子負債1640億
円の肩代わりでまかなう。買収額は2年半で回収可能としている。リップルは、日本テレコムを2003年8月
に約2600億円で買収していた。392億円相当のソフトバンクの新株予約権を引き受ける。日本テレコムは
、国内約17万社の法人顧客と約1万2000kmの光ネットワークインフラを持つ。ソフトバンク・グループは、連結売
上高1兆円規模で、NTTグループ、KDDIに次ぐ総合通信会社となる。事業規模の拡大を図り、個人・法
人向けに総合的な通信サービスを提供する「ブロードバンドNo.1カンパニー」を目指す。
富士管財
▲当事者2 USA / 東京都 / 不動産・ホテル / 未上場
日付
結婚事業大手のワタベウェディングは、米投資会社、ローンスター傘下で、高級結婚式場「目黒雅叙園」の運
営を手掛ける目黒雅叙園(東京)を買収する。ローンスターグループから、2004年5月と2005年1月の2回に
分けて全株式を取得する。買収額は、合計で5-6億円程度の見通し。主力の海外挙式に加え国内
挙式事業を強化する。知名度の高い結婚式場を傘下に収め、多様な挙式ニーズに対応する。目黒雅
叙園は、2002年に会社更生法の適用を申請していた。
ソフトバンク
▲当事者2 USA / 東京都 / 通信・放送 / 未上場
80
みずほキャピタルパートナーズ(みずほCP、東京)は、同社が運営するMBOファンドを通じて物流のバンテック(
横浜市)を8月中をメドに買収する。英投資会社のスリーアイとPPMベンチャーズが保有する64%の株式を
取得する。価格はスリーアイなどが取得した金額の3倍以上。バンテックの2003年の売上高は820億円。営
業利益は約30億円で、2001年3月期の3倍になった。日産自動車との取引は55%から35%程度に低
下した。経営基盤が整い、今後は事業の拡大を図る。2004年の株式公開を目指す。バンテックは2001
年にMBOで日産自動車から独立した。買収費用は約150億円。スリーアイは、日本の拠点を閉鎖し、投
資実績はバンテック1社にとどまっていた。
ワタベウェディング
▲当事者2 USA / 東京都 / サービス / 未上場
出資比率
2003/08/18
IN -OUT
▼当事者1 JPN / 京都府 / サービス / 上場
金額
38400百万円
三井住友フィナンシャルグループの関西銀行は、破たんした旧幸福銀行の受け皿会社で米アジア・リカバリー
・ファンドが中心に設立した関西さわやか銀行(大阪市)を買収する。同社の発行済み株式の50%超を
取得する。関西銀行と関西さわやか銀行は今夏をメドに合併し、中堅・中小企業取引の基盤を強化
して、地域金融機関として生き残りを図る。 ★データ追加 2003/04/11 関西銀行は7月に関西さわや
か銀行の80%以上の株式を譲り受ける。合併期日は2004年2月1日をメドとする。合併後の出資比率
は三井住友グループが52%、米投資ファンドが15%。大阪府内で、りそなグループの近畿大阪銀行に次ぐ2
位となる。出資比率50%超から80%に変更。 ★データ追加 2003/06/04 買収金額は384億円。アジア・リ
カバリー・ファンドは、関西銀行の発足時に240億円を出資しており、投資額を上回る資金を回収する。
公表金額、有効日7月1日追加。
みずほキャピタルパートナーズ(みずほCP)
▲当事者2 GBR / 神奈川 / 運輸・倉庫 / 未上場
日付
2003/04/01
資本参加
日付
金額
出資比率
2004/11/20
10百万円
39.2
印刷業の総北海(北海道旭川市)など5社は、米ローンスター投資先で民事再生手続き中の東栄グループ
の旭川ケーブルテレビ(同)に資本参加した。ローンスターから合計39.2%の株式を取得した。金額は数千万
円とみられる。東栄からローンスターに譲渡された約14億円の債権も引き継いだ。旭川ケーブルテレビは売
上高約7億290万円、加入件数約1万6300件。地元企業主導により、経営再建に取り組む。
37
日本テレコムの流れ
[事例研究]
1986年設立
鉄道通信
91年に東京デジタルホン設立
99年にJ−フォンに統一
J−フォン
1994年上場
日本テレコム
1999年
日本テレコム
2000年12月
日本テレコム
2001年2月
日本テレコム
2001年5月
日本テレコム
資本参加
米AT&T(15%)
英ブリティッシュ・テレコム(15%)
(第三者割当増資、計2,200億円)
資本参加
英ボーダフォン(15%)
(JR西日本、JR東海より取得)
(2492億円)
出資拡大
英ボーダフォン(25%)
(米AT&Tより取得)
出資拡大
英ボーダフォン(45%)
(46%に) (英BTより取得)
(計6,523億円)
J−フォン
2001年9月
日本テレコム
2002年8月
日本テレコム
ホールディングス
英ボーダフォン(66.7%)
(JR東日本より取得)
(3,120億円、総投資額は、1兆3,000億円)
買収(TOB)
新設分割
日本テレコム
米リップルウッド・ホールディングに売却
(100%) (2,610億円)
2003年5月
J−フォン
社名変更
英ボーダフォン
(96.0%)
社名変更
2003年12月
ボーダフォン
ホールディングス
公開買付け
ボーダフォン
ホールディングス
2004年6月
ボーダフォン
ソフトバンクに売却
(100%) (3,400億円)
2004年5月
社名変更
2004年10月
ボーダフォン
2005年8月
上場廃止予定
合併
2004年10月
38
米リップルウッド・ホールディングスの日本テレコム買収と売却の背景
米投資会社のリップルウッド・ホールディングスは、日本テレコムホールディングスの全額出資子会社、日本テ
レコム(東京)を買収した。買収金額は 2613 億円(現金 2288 億円、償還型優先株式 325 億円)。リップルウッド
は、固定電話市場停滞の現状においても、近々IP(インターネット・プロトコル)時代が到来し、法人向けデータ
通信事業に特化すれば、充分に収益を確保できると判断した。日本テレコムホールディングスは、移動体通信
事業に経営資源を集中し、売却によって得た資金を欧州などでの第三世代携帯電話事業などへ投入した。
2004 年 5 月、リップルウッドは、ソフトバンクに日本テレコムの株式を売却すると発表した。売却総額は約
3400 億円(普通株式の売却金額 1433 億円、優先株売却金額 325 億円、純有利子負債の肩代わり 1640 億
円)。総合通信事業へ参画し、事業拡大を目指すソフトバンクは、個人向けのプロバイダー事業などで業績を伸
ばしていたが、自前の通信回線を確保し、法人顧客を獲得する必要に迫られていた。日本テレコムは、12000
キロの光ファイバー網と 17 万の企業顧客を持つ。ソフトバンクは、大容量の映像配信などのデータ通信量の増
大に対応できる体制が整い、個人向け光ファイバー通信への事業展開が可能となった。さらに個人向けサービ
スが中心であった顧客基盤が 17 万人の法人顧客を獲得することで、飛躍的に拡大した。一方、リップルウッドは、
日本テレコム買収後、約半年で 800 億円の売却益を獲得した。
これまでの流れ
1986 年に設立した鉄道通信は、社名を日本テレコムに変更後、1994 年に株式上場した。1999 年 4 月に初
めて、外資(英ブリティッシュ・テレコム(BT)、米 AT&T)の出資を受けた。その後、2001 年 2 月、5 月に英ボー
ダフォンが AT&T と BT から日本テレコム株式を取得した。同年 10 月、ボーダフォンは TOB により、日本テレ
コムへの出資比率を 66.7%に高め、子会社化した。さらに日本テレコム子会社の携帯電話会社、旧 J-フォンに
も直接出資を行った。当初から狙いは移動電話事業であり、停滞していた固定電話事業は売却が検討されてい
た。2002 年 5 月にボーダフォン傘下で、グループの持株会社制度への移行により日本テレコムを傘下に置く日
本テレコムホールディングスと東京電力との間での日本テレコムの売却交渉が表面化した。しかし売却価格の開
きや、当時の原発トラブルの表面化などによって、同年 7 月に売却交渉は打ち切られた。その後、豊富な資金
力と米国流の経営ノウハウで 2000 年 3 月に旧日本長期信用銀行を買収して以来、5 件の日本企業を買収して
きたリップルウッドが、日本テレコムホールディングスと売却交渉を開始した。当初、リップルウッドは、約 3500 億
円の買収価格を提案したが、同社の買収資金調達先である外資系銀行がその金額に難色を示した。その後
2003 年 3 月に NTT 回線の使用料の値上げなど日本テレコムの収益予想にマイナスの要素が発生した。また、
リップルウッド以外の有望な売却先も容易に見込めないことから、結局 2003 年 8 月に買収価格 2613 億円で交
渉がまとまった。
その後、ソフトバンクは、2005 年 2 月に買収した総合通信事業のケーブル・アンド・ワイヤレス IDC(現日本テ
レコム IDC)を同年 5 月に通信事業(日本テレコム IDC)とデータセンター事業(ソフトバンク IDC)に新設分割し、
日本テレコムは、通信事業を行う日本テレコムIDCと同年 7 月 1 日付で合併し、現在に至っている。
一方、移動電話事業に特化していた英ボーダフォン傘下の日本テレコムホールディングスは、2003 年 12 月
に社名をボーダフォンホールディングスに変更し、2004 年 7 月に英ボーダフォングループが実施した TOB によ
って、同グループの持株比率が 96.1%となっている。現在は社名をボーダフォンに変更し、特定株主の比率が
証券取引所の上場基準を充たさないために、2005 年 8 月 1 日付で上場廃止となる。
39
(6)
地域・国別
OUT-IN件数を地域別件数シェアでみると、2003 年は北米 48.7%、欧州 26.6%、アジア 20.3%、オセ
アニア 3.2%、その他 1.3%。2004 年は北米 48.3%、欧州 27.5%、アジア 20.3%、オセアニア 2.4%、そ
の他 1.4%で、ほぼ前年と同じシェアで推移している。
OUT-IN 地域別件数シェアの推移
60.0%
60.0%
54.5%
56.5%
45.2%
48.7%
56.6%
35.7%
25.8%
24.2%
3.2%
3.2%
0.0%
1995年
1996年
48.7%
48.3%
29.5%
26.6%
27.5%
25.7%
23.5%
22.6%
21.2%
0.0%
32.9%
31.8%
31.4%
30.0%
47.3%
45.1%
15.2%
17.8%
1.9%
1.3%
3.9%
1.6%
12.0%
5.9%
3.5%
2.4%
0.0%
20.3%
20.3%
3.2%
1.3%
1.4%
7.0%
1.1%
0.8%
0.0%
1997年
1998年
1999年
北米
欧州
アジア
2000年
オセアニア
2001年
2002年
2003年
2.4%
2004年
その他
2004 年の国別の上位 5 カ国は、アメリカ 99 件、イギリス 35 件、中国(香港を含む)15 件、韓国、台湾各
8 件の順。
OUT-IN 上位5カ国 国別件数の推移
120
103
100
99
76
75
80
59
60
40
35
20
910
34
0
2000年
21
14
7
2
2001年
アメリカ合衆国
(7)
2002年
イギリス
15
8
8
17
14
57
12
10
51
2003年
中国
韓国
2004年
台湾
業種別
OUT-INを業種別(大分類)でみると、2004 年の当事者 1(外国企業)は、金融が最も多く 114 件、次い
で非製造業 41 件、製造業 38 件、商業 14 件の順で、金融が全体の 5 割超を占めた。投資ファンドが、
2003 年から日本企業への投資を活発化させており、OUT-IN件数増加の要因となっている。逆に、製造
業が年々減少している。2000 年には 83 件だったが、04 年は 38 件と半分以下に減少した。業種別中分類
40
では、その他金融 95 件、証券 17 件、サービス 12 件、電機、その他販売・卸各 11 件の順となった。
当事者 2(日本企業)は、製造業 83 件、非製造業 79 件、商業 32 件、金融 13 件だった。これまで、日
本の製造業が投資対象となってきたが、04 年は非製造業件数とほぼ並んでいる。業種別中分類では、ソ
フト・情報 21 件、その他販売・卸、不動産・ホテル各 20 件、電機 18 件、サービス 16 件の順だった。
OUT-IN 業種別件数表
当事者1(外国企業)
業種
年
製造業
商業
金融
非製造業
2000年
83
5
38
49
2001年
72
10
36
40
2002年
71
4
30
24
2003年
51
9
78
20
2004年
38
14
114
41
当事者2(日本企業)
計
175
158
129
158
207
製造業
71
72
71
68
83
商業
金融
17
20
14
21
32
21
14
17
19
13
非製造業
66
52
27
50
79
計
175
158
129
158
207
地域ごとに業種別(大分類)でみると、北米では、2004 年の 100 件中、金融が最も多く、70 件、次いで非
製造業 17 件、製造業 11 件、商業 2 件で、投資ファンドなどが全体の 7 割を占めた。欧州も 57 件中、金
融が 30 件あった。一方、アジアは、42 件中、非製造業 14 件、製造業、金融各 12 件、商業 4 件の順とな
った。
OUT-IN 地域別業種別件数表
地域
年
製造業
商業
北米
金融
非製造業
計
製造業
商業
欧州
金融
非製造業
計
製造業
商業
アジア
金融
非製造業
計
製造業
商業
オセアニア
金融
非製造業
計
2000年
2001年
38
1
34
32
105
33
3
3
6
45
11
1
1
8
21
1
1
2
2002年
34
5
22
16
77
25
2
10
15
52
12
2
3
7
24
1
1
1
3
2003年
30
2
21
8
61
25
1
7
5
38
12
1
2
8
23
4
1
5
41
2004年
17
2
50
8
77
20
3
16
3
42
11
4
9
8
32
2
2
1
5
計
11
2
70
17
100
12
8
30
7
57
12
4
12
14
42
1
1
3
5
130
12
197
81
420
115
17
66
36
234
58
12
27
45
142
9
1
3
7
20
3.対外国企業日本法人へのM&A投資動向
対外国企業日本法人へのM&A投資は、2003 年 24 件、2004 年 22 件、計 46 件あった。中には、生
命保険会社同士の大型案件もあるが、日本を舞台にした外国企業同士のM&A件数は、それほど多くは
ない。国別では、米国企業同士が 46 件中、25 件あった。
対外国企業(日本法人)へのM&A 国別件数表
当事者1国籍
(外国企業)
アメリカ合衆国
ドイツ
フランス
英国
スイス
スウェーデン
中国(香港)
韓国
当事者2国籍
(外国企業日本法人)
アメリカ合衆国
英国
フランス
ドイツ
中国(香港)
ドイツ
フランス
アメリカ合衆国
フランス
スペイン
アメリカ合衆国
スイス
スウェーデン
中国(香港)
韓国
計
対外国企業日本法人へのM&A 形態別内訳
合併
買収
2003年
16
3
2004年
14
2
計
30
5
2003年
2004年
13
3
1
1
1
1
3
1
24
営業譲渡
計
12
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
22
資本参加
2
5
7
25
1
1
1
1
4
1
1
2
1
1
1
1
3
2
46
出資拡大
1
1
2
計
2
2
24
22
46
形態別では合併が 30 件で、全体の 6 割超を占める。海外での親会社同士のM&Aなどにより、日本法
人同士を統合するケースなどが見受けられる。スウェーデンのサンドビック・ツーリングの日本法人、サンド
ビック(神戸市)は、切削工具メーカーでバレナイトの日本法人、バレナイト・ジャパン(東京)と合併した。バ
レナイトは 2002 年にサンドビックグループ入りした。
買収では生保の大型案件があった。米 AIG は、米ゼネラル・エレクトリックグループの日本法人で生命
保険の GE エジソン生命保険を買収した。同時に GE の米自動車保険・火災保険部門も買い取る。AIG
傘下の AIG スター生命保険とアリコジャパンに GE エジソン生命が加わり、生保部門の保険料収入は約 1
兆 1000 億円で国内 6 位、個人保有契約高は 40 兆円で 8 位となる。
最近の傾向としては、外資系投資ファンドの投資先企業が、さらに外資系投資ファンドに転売されるケー
スがみられた。米カーライル・グループは、米 J・P・モルガン・パートナーズの投資先で自動車用ジョイント
部品メーカーのリズム(東京)を買収した。金額は約 200 億円。同社は 2002 年に日産自動車から MBO で
独立した。
買収案件 5 件は次のとおり。
42
M&A投資(対外国企業日本法人) (2003年-2004年 買収 5件)
買収
▼当事者1 CHN(HON) / 東京都 / その他販売・卸
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
▲当事者2 CHN(HON) / 東京都 / その他販売・卸
ドッドウェルジャパン[リー・アンド・フン・
グループ:日本法人]
▼株取得先
リーアンド・フン・グループ
買収
ファイザー製薬[ファイザー:日本法人]
ファルマシア[ファルマシア:日本法人]
▼株取得先
買収
▼株取得先
買収
プルデンシャル生命保険(プルデンシャルファイナンシャル日
本法人)
あおば生命保険(アルテミスグルー
プ日本法人)
▼株取得先
タワー・エス・エイ
買収
カーライル・グループ
リズム(J・P・モルガン・バートナーズ投
資先)
▼株取得先
金額
出資比率
日付
金額
出資比率
2003/06/26
210000百万円
100
日付
金額
2004/09/22
20000百万円
出資比率
米プルデンシャルファイナンシャル日本法人のプルデンシャル生命保険(東京)は、仏アルテミスグループ日本法人子
会社のあおば生命保険(東京)を12月末までに買収する。同グループのタワー・エス・エイから株式を取得
する。金額は200億円。2004年度末までに合併する。あおば生命は、1997年に経営破たんした旧日
産生命保険の受け皿会社として設立された。1999年にタワー・エス・エイが買収していた。総資産7000億
円で、プルデンシャルは日本で9位の保険会社となる。★2005/2/2 データ追加 2004年11月1日付で買
収を完了、完全子会社化。2005年2月1日付で両社は合併した。
▼当事者1 USA / USA / その他金融
▲当事者2 USA / 静岡県 / 輸送用機器
日付
米保険大手のAIGは、米ゼネラル・エレクトリックグループの日本法人で生命保険を手掛けるGEエジソン生命
保険を9月末までに買収する。同時にGEの米自動車保険・火災保険部門も買い取る。金額は21億
から22億ドルとなる。AIG傘下のAIGスター生命保険とアリコジャパンにGEエジソン生命が加わり、生保部門
の保険料収入は約1兆1000億円で国内6位、個人保有契約高は40兆円で8位となる。当面はグループ
内の再編を行わず、3社それぞれに特徴を持たせた営業を展開させる。GEは日本の保険事業から
撤退し、法人向け金融事業を強化する。 ★データ追加 2003/08/30 8月29日付で全株を取得した。
新会長に戸国靖器AIGスター生命保険社長が就任。2004年1月をメドに「AIGエジソン生命保険」に社名
を変更する。金額2500億円から2100億円に変更、有効日追加。
▼当事者1 USA / / 生保・損保
▲当事者2 FRA / / 生保・損保
100
米ファイザーの日本法人、ファイザー製薬(東京都新宿区)は、米ファルマシアの日本法人、ファルマシア(同)を買
収する。両社は8月1日付で統合する。営業や開発など各組織を一体化する。親会社が4月16日付
で統合したのを受けた措置。
AIG
GEエジソン生命保険(ゼネラル・エレ
クトリック<GE>日本法人)など
出資比率
2003/04/18
▼当事者1 USA / USA / 生保・損保
▲当事者2 USA / 東京都 / 生保・損保
金額
4000百万円
自動車や産業機械を扱う香港系商社、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、香港の貿易会社リー・アンド・
フン・グループの日本法人で、機械専門商社のドッドウェルジャパン(東京)を買収する。伊フェラーリ・マセラティの
日本総代理店であるコーンズは、自動車部門の売り上げが頭打ちとなっており、産業機械部門の営
業力を強化する。
▼当事者1 USA / 東京都 / 医薬品
▲当事者2 USA / 東京都 / 医薬品
日付
2003/03/06
日付
金額
出資比率
2004/12/02
20000百万円
100
米投資ファンドのカーライル・グループは、米J・P・モルガン・パートナーズの投資先で自動車用ジョイント部品メーカー
のリズム現経営陣(静岡県浜松市)を買収した。全株式を取得した。金額は約200億円。社外取締役を
3人派遣する。リズムは売上高304億円。2002年に米J・Pモルガン・パートナーズと共同で日産自動車から
MBOにより独立した。日産グループ以外の販路を本格開拓、中国などアジアでの事業展開で、企業価
値を一段と高める。3-5年後の株式公開を目指す。
43
4.グリーンフィールド投資動向
(1)
形態別
グリーンフィールド投資件数は 2003 年 48 件、2004 年 46 件、計 94 件あった。うち、単独法人設立が最
も多く 69 件で、全体の 73.4%を占める。次いで、合弁法人設立 23 件、子会社設立 2 件。
2003年∼2004年 グリーンフィールド投資件数内訳
形態
単独法人設立
年月
・
合弁法人設立
子会社設立
計
2003年
35
12
1
48
2004年
34
11
1
46
合計
69
23
2
94
単独法人設立
単独法人設立 69 件のうち、資本金 1000 万円超は 15 件あった。資本金で最も高額は、リスクコンサルテ
ィングの米プロティビティの日本法人「プロティビティジャパン」の 120 億円。初年度約 30 社の顧客を獲得、
売上高 3 億 7000 万円を目指す。日本のリスクコンサルティング市場に参入する。
単独のうち、販売、営業支援目的が大多数を占めている。スポーツ用品の米プーマは、日本法人「プー
マジャパン」を設立した。資本金は 4 億 9500 万円。これまで、プーマブランドの靴を日本で販売してきたハ
ーゲマイヤN.V.(オランダ)の日本法人、コサリーベルマン(東京)が営業権をプーマに売却した。同ブラ
ンドのアパレル関連商品は今後も、ヒットユニオン(大阪市)が販売する。
単独設立事例
発表日
外国企業
2003/5/16 プロティビティ
2003/4/27 プーマ
2003/10/16 ビステオン
業種
国籍
日本法人
サービス
USA
プロティビティジャパン
繊維
GER
輸送用機器
資本金(百万円)
所在地
事業内容
12,000
東京都
リスクコンサルティング業
プーマジャパン
495
東京都
プーマブランド製品販売
USA
ビステオン・ジャパン
490
神奈川
自動車統合システム提供
166
神奈川
エレクトロニクス用途の研磨剤(CMP)スラリー事業
2004/8/24 デュポン エアープロダクツ ナノマテリアルズ
化学
USA
デュポン エアープロダクツ ナノマテリアルズ(DAナノマテ
リアルズ)
2003/6/20 ローデ&シュワルツ(R&S)
電機
GER
ローデ&シュワルツ・サポート・センター・ジャパン
125
東京都
計測器の営業支援・使用方法説明
ソフト・情報
USA
アイエニウェア・ソリューションズ
100
東京都
モバイル・ワイヤレス製品開発・販売・保守
ソフト・情報
USA
日本ステレント
90
東京都
コンテンツ管理ソフト販売
2003/4/10 南亜科技
電機
TPE
日本ナンヤ・テクノロジー
70
東京都
省電力DRAM販売
2003/6/19 ワルター
機械
GER
ワルタージャパン
50
愛知県
コンピューター数値制御工具研削盤の販売
2003/9/25 DGTインフォメーションシステムズ
ソフト・情報
CHN(HON)
DGTインフォメーションシステムズ・ジャパン
50
東京都
オフショアシステム販売
2004/5/10 北京用友軟件工程有限公司
ソフト・情報
CHN
日本用友エンジニアリング
50
東京都
ソフト開発・販売、ネットワーク構築
電機
KOR
アイリバー・ジャパン
30
東京都
製品輸入販売元
ソフト・情報
CHN
インターアクトテクノロジーズ
15
東京都
コールセンター開発支援、システム販売
非鉄・金属製品
GER
ハンスグローエジャパン
15
東京都
ディベロッパー営業強化、顧客サービスサポート
ソフト・情報
KOR
メイクショップ
15
東京都
ECサイトのひな型提供、構築支援
2003/2/3 アイエニウェア・ソリューションズ
2003/1/20 ステレント
2003/8/18 レインコム
2003/11/1 北京浩豊時代科技公司(BIT)
2004/3/3 ハンスグローエ
2004/11/8 コリアセンタードットコム
44
単独設立事例
▼当事者1 USA / サービス /
法人設立
日付
金額
2003/05/16
12000百万円
出資比率
ロバートハーフインターナショナル100%
プロティビティ
単独
▲当事者2
米リスクコンサルティングのプロティビティは、日本法人「プロティビティジャパン」(東京)を2003年1月17日付で設立
した。資本金は120億円。初年度約30社の顧客を獲得、売上高3億7000万円を目指す。プロティビティ
はロバートハープインターナショナルの100%子会社。日本のリスクコンサルティング市場に参入する。
/ /
▼当事者1 GER / 繊維 /
単独
プーマ
▲当事者2
/ /
▼当事者1 USA / 輸送用機器 /
/ /
▼当事者1 USA / 化学 /
日付
金額
2003/04/27
495百万円
出資比率
100
スポーツ用品大手のプーマは、5月1日付で日本法人「プーマジャパン」(東京)を設立する。資本金は4億
9500万円。これまでプーマブランドの靴を日本で販売してきたハーゲマイヤN.V.(オランダ)の日本法人、コサリ
ーベルマン(東京)が営業権をプーマに売却した。同ブランドのアパレル関連商品は今後も、ヒットユニオン(大阪
市)が販売する。
法人設立
単独
ビステオン
▲当事者2
法人設立
日付
金額
2003/10/16
490百万円
出資比率
100
米自動車部品大手のビステオンは、2003年10月15日付で日本法人「ビステオン・ジャパン」(横浜市)を設
立した。資本金は4億9000万円。急成長を続ける日本で、自動車メーカーに対し、グローバルサプライヤーと
しての総合力及びサービスの向上、サポート強化を図る。
法人設立
日付
金額
2004/08/24
166百万円
出資比率
100
デュポン エアープロダクツ ナノマテリアルズ
単独
▲当事者2
米デュポン、エアープロダクツの折半出資会社で研磨剤事業のデュポンエアプロダクツナノマテリアルズは、全額出
資の日本法人「デュポン エアープロダクツ ナノマテリアルズ」(DAナノマテリアルズ、神奈川県川崎市)を設立する
。米デュポンと米エアープロダクツは、それぞれ米EKCテクノロジーと米アシュランドからCMPスラリー事業を4月に
譲り受けた。半導体産業での地位を強化し、日本事業拡大を図る。
/ /
▼当事者1 GER / 電機 /
法人設立
日付
金額
2003/06/20
125百万円
出資比率
100
ローデ&シュワルツ(R&S)
単独
▲当事者2
独計測器メーカーのローデ&シュワルツ(R&S)は、2003年4月に日本法人「ローデ&シュワルツ・サポート・センター・ジャ
パン」(東京)を設立した。資本金は1億2500万円。1993年にアドバンテストと提携し、製品販売を委託し
てきた。今後もアドバンテストが引き続き販売を行う。日本法人は営業支援や製品の使用方法説明を
担当する。
/ /
▼当事者1 USA / ソフト・情報 /
法人設立
日付
金額
2003/02/03
100百万円
出資比率
100
アイエニウェア・ソリューションズ
単独
▲当事者2
データベース管理ソフトの米サイベースの子会社、アイエニウェア・ソリューションズは2003年2月5日付で日本法人「
アイエニウェア・ソリューションズ」(東京)を設立する。資本金は1億円。モバイル・ワイヤレス事業における日本市
場展開を本格化する。ブランドの市場認知度を高め、ビジネス強化を図る。
/ /
▼当事者1 USA / ソフト・情報 /
単独
ステレント
▲当事者2
法人設立
/ /
日付
金額
2003/01/20
90百万円
出資比率
100
コンテンツ管理ソフトの米ステレントは、日本法人「日本ステレント」(東京)を2002年12月20日付で設立した。資
本金は9000万円。1月20日から営業を開始する。「ユビキタス」社会の到来を見込んで、各種コンテンツを
一元管理するソフトの需要が拡大すると判断した。販売網や顧客企業の開拓強化を図る。これまで
は代理店を通し、販売していた。
45
単独設立事例
▼当事者1 TPE / 電機 /
法人設立
日付
金額
2003/04/10
70百万円
出資比率
100
南亜科技
単独
▲当事者2
台湾のDRAMメーカー、南亜科技は、日本法人「日本ナンヤ・テクノロジー」(東京)を設立した。資本金は
7000万円。AV機器・デジタルカメラ適応の省電力DRAMを日本企業に売り込む拠点とする。2004年に
売上高100億円を目指す。
/ /
▼当事者1 GER / 機械 /
単独
ワルター
▲当事者2
法人設立
/ /
▼当事者1 CHN(HON) / ソフト・情報 /
日付
金額
2003/06/19
50百万円
出資比率
100
独の工作機械メーカー、ワルターは、2003年1月に日本法人「ワルタージャパン」(愛知県安城市)を設立した。
資本金は5000万円。日本市場に本格進出する。本社・展示場を開設し、CNC(コンピューター数値制御)
工具研削盤やCNC工具測定器などの販売、サービスを開始した。5年後に売上高25億円を目指す
法人設立
日付
金額
2003/09/25
50百万円
出資比率
100
DGTインフォメーションシステムズ
単独
▲当事者2
中国のIT大手のデジタルチャイナ、米ゼネラル・エレクトリックとTISの香港の合弁会社、DGTインフォメーションシステム
ズは、日本法人「DGTインフォメーションシステムズ・ジャパン」(東京)を2003年12月に設立する。資本金は
5000万円。日本の営業拠点とする。
/ /
▼当事者1 CHN / ソフト・情報 /
法人設立
日付
金額
2004/05/10
50百万円
出資比率
北京用友軟件工程有限公司
単独
▲当事者2
中国のソフト開発アウトソーシングの北京用友軟件工程有限公司は、2004年1月15日付で日本法人「日
本用友エンジニアリング」(東京)を設立した。資本金は5000万円。日本企業の中国市場進出を目的とす
るソフト海外発注案件増加や低コスト開発ニーズがあるため。5月から営業を開始する。
/ /
▼当事者1 KOR / 電機 /
▲当事者2
法人設立
単独
レインコム
/ /
▼当事者1 CHN / ソフト・情報 /
日付
金額
2003/08/18
30百万円
出資比率
100
デジタルオーディオ製品開発・販売の韓国レインコムは、日本法人「アイリバー・ジャパン」(東京)を7月2日付で
設立した。資本金は3000万円。「iRiver(アイリバー)」ブランド製品の販売元として日本国内で販売、マー
ケティング、ユーザーサポート業務などを行う。ブランドの認知度向上を図り、2004年には月3万台販売を目
指す。
法人設立
日付
金額
2003/11/01
15百万円
出資比率
100
北京浩豊時代科技公司(BIT)
単独
▲当事者2
中国コールセンター開発の北京浩豊時代科技公司(BIT)は、2003年6月に日本法人「インターアクトテクノロジー
ズ」(東京)を設立した。資本金は1500万円。日本企業向けに中国でのコールセンター開設支援やシステ
ム販売を行う。2005年12月期売上高30億円を目指す。中国IT系ベンチャーの単独進出は初となる。
/ /
▼当事者1 GER / 非鉄・金属製品 /
法人設立
日付
金額
2004/03/03
15百万円
出資比率
100
ハンスグローエ
単独
▲当事者2
高級水栓金具の独ハンスグローエは、2003年3月に日本法人「ハンスグローエジャパン」(東京)を設立した。
資本金は1500万円。これまでTOTOの全額出資会社セラトレーディング(東京)を代理店に商品供給して
いた。日本市場規模が拡大すると判断、高級マンション、ホテル向けデベロッパー営業を強化する。2004年
度売上高3億円以上を目指す。
/ /
▼当事者1 KOR / ソフト・情報 /
法人設立
日付
金額
2004/11/08
15百万円
出資比率
コリアセンタードットコム
単独
▲当事者2
韓国の電子商取引サイト構築サービスのコリアセンタードットコムは、2004年9月22日付で日本法人「メイクショップ
」(東京)を設立した。顧客企業向けにECサイトのひな型を提供、構築支援をする。2005年度には
3000店舗の登録と売上高1億2000万円を目指す。
/ /
46
・
合弁法人設立
合弁 23 件中、主な事例 15 件は次のとおり。仏チーズ最大手のボングランは、協同乳業と、合弁会社「フ
ロマージュアソシエジャポン」を設立した。拡大が予想される日本チーズ市場の開拓を急ぐ。米靴小売チェ
ーン最大手、ペイレス・シューソースは、ニチメンと合弁会社「ペイレス・シューソース・ジャパン」を設立する。
資本金は 4 億 4000 万円。ペイレスが北米、中南米以外の地域に進出するのは初めて。
合弁会社設立事例
外国企業
業種
国籍
日本企業
業種
国籍
ボングラン
食品
FRA
協同乳業
食品
JPN
発表日
2003/10/1
ペイレス・シューソース
その他小売
USA
ニチメン(双日)
総合商社
JPN
ハンビットソフト
ソフト・情報
KOR
日立製作所
電機
JPN
2003/10/24
2004/11/20
シンメトリックス
電機
USA
サービス
JPN
LG・CNS
ソフト・情報
KOR
インテック、イーソリューションズ
ソフト・情報
JPN
サックス・フィフス・アヴェニュー
百貨店
USA
ASK PLANNING CENTER、サックス・インターナショナル・マネジメント・テクノロジーなど
サービス
JPN
2004/2/25
高知工科大学、TIS、
2003/2/13
2003/9/12
アイデントラス
サービス
USA
ソフト・情報
JPN
フォンズコーポレーション
電機
USA
ニッタ
ゴム
JPN
ロバート・ボッシュ
輸送用機器
GER
デンソー
輸送用機器
JPN
ソフト・情報
CHN
建設
JPN
マイクロソフト
ソフト・情報
USA
トランスコスモス
ソフト・情報
JPN
2003/2/20
日本システムディベロップメント(NSD)
2004/12/24
2003/4/15
浙大網新科技股份有限公司
2003/11/26
富士電機システムズ
2003/12/19
デュポン(米デュポン日本法人)
化学
USA
その他販売・卸
JPN
輸送用機器
USA
ゴム
JPN
ダッシュ・オプティマイゼーション
出版・印刷
GBR
MSI
出版・印刷
JPN
リバティメディア・インターナショナル
アミューズメント
USA
ゴム
JPN
2004/8/31
丸和バイオケミカル
スーパークアッド
2004/12/24
ニッタ
2004/6/30
2004/5/13
ニッタ
合弁企業名
所在地
事業内容
フロマージェアソシエジャポン
長野県
チーズ製造・販売
ペイレス・シューソース・ジャパン
東京都
靴小売業
ハンビットユビキタスエンターテインメント
東京都
オンラインゲーム事業
ネックスカードシステムズジャパン
高知県
非接触式ICカードシステム開発
INTEC LG CNS INC.
東京都
システム構築
エス・エフ・エー・ジャパン
東京都
直営店展開
日本アイデントラスト
東京都
電子認証の認証局設立・運営、アプリケーション提供
フォンズ・ニッタ・アジア・パシフィック
大阪府
光通信関連製品製造・販売
Advanced Driver Information
Technology
愛知県
LSI(大規模集積回路)設計
エス・アイ・エフ
東京都
ブリッジSE会社(ソフト開発の橋渡し役)
CODE(コード)
東京都
ブロードバンドコンテンツ配信事業
デュポン ファーム ソリューション
東京都
農業関連製品販売
アバンテ
大阪府
手動車椅子用レバー式ドライブ・ブレーキユニット製造・
販売
ダッシュ・オプティマイゼーション
千葉県
ソフト販売
ジュピターVOD
東京都
ビデオ・オン・デマンドサービス
・ 子会社設立
子会社設立 2 件は以下のとおり。米ヒューレット・パッカード(HP)は、新会社「日本 HP フィナンシャルサー
ビス」(東京)を設立した。資本金は 10 億円。日本 HP の金融サービス部門を独立させ法人とした。日本に
あったリース商品開発や販売を展開し、海外進出している日本企業向けコンピュータ機器のリースを集約し
て日本で対応する。
発表日
会社名
2003/11/4 ヒューレット・パッカード(HP)
2004/7/1 プジョー・ジャポン
国名
業種
USA
電機
FRA
新会社名
日本HPフィナンシャルサービス
その他小売 プジョー東京
47
所在地
資本金
(百万円)
比率
(%)
東京都
1,000
100
東京都
100
100
合弁会社設立事例
▼当事者1 FRA / 食品 /
法人設立
日付
金額
2003/10/01
900百万円
出資比率
ボングラン
合弁
▲当事者2 JPN / 食品 /
仏チーズ最大手のボングランは、協同乳業と合弁で新会社「フロマージェアソシエジャポン」(長野県梓川村)を
設立した。約9億円であづみ野工場を新設し、風味などを日本向けに調製し、拡大が予想される日
本チーズ市場の開拓を急ぐ。
協同乳業
▼当事者1 USA / その他小売 /
法人設立
日付
金額
2003/10/24
440百万円
出資比率
ペイレス・シューソース
合弁
▲当事者2 JPN / 総合商社 / 上場
米靴小売りチェーン最大手、ペイレス・シューソースは、ニチメンと2003年12月12日付で合弁会社「ペイレス・シューソ
ース・ジャパン」(東京)を設立する。2004年夏をめどに首都圏に日本1号店を出店する。全国展開する
予定。北米、中南米以外の地域に進出するのは初めて。2005年2月現在の資本金は4億4000万円
。
ニチメン(双日)
▼当事者1 KOR / ソフト・情報 /
法人設立
日付
金額
出資比率
2004/11/20
250百万円
71.43/28.57
ハンビットソフト
合弁
▲当事者2 JPN / 電機 / 上場
韓国オンラインゲーム大手のハンビットソフトは、日立製作所と合弁で新会社「ハンビットユビキタスエンターテインメント」
(東京)を設立する。資本金は3億5000万円。2005年から日本でオンラインゲーム事業を開始する。新型
の多人数参加型オンラインゲームを提供する。
日立製作所
▼当事者1 USA / 電機 /
法人設立
日付
金額
2004/02/25
192百万円
出資比率
シンメトリックス
合弁
▲当事者2 JPN / サービス / 未上場
半導体チップの米シンメリックスは、高知工科大学(高知県土佐山田町)、TISと合弁会社「ネックスカードシステ
ムズジャパン」(同)を2004年2月に設立した。資本金は1億9200万円。次世代メモリーを使った非接触式
ICカードシステム関連を開発する。シンメトリックスは、ネット関連の暗号特許で、高知工科大学は個人認証で
現物出資する。四銀キャピタルリサーチのファンド、四国ベンチャー育成第1号投資事業有限責任組合が3000
万円投資した。
高知工科大学、TIS、
▼当事者1 KOR / ソフト・情報 /
法人設立
日付
金額
2003/02/13
153百万円
出資比率
51/45/4
LG・CNS
合弁
▲当事者2 JPN / ソフト・情報 / 上場
韓国LG・CNSは、日本市場に進出する。情報システム大手、インテックと合弁会社「インテック・エルジー・シーエヌ
エス」(東京)を2003年3月に設立する。資本金は3億円。大型汎用機用システムをパソコンやサーバーなど
の小型機用として再構築する。大企業の多くが大型汎用機を維持しており、需要が高いと判断し
た。4月初めに営業を始める。会社はLG・CNSが51%、インテックが45%、インテック関連会社のコンサルタン
ト会社、イーソリューションズが4%出資する。
インテック、イーソリューションズ
▼当事者1 USA / 百貨店 /
法人設立
日付
金額
2003/09/12
120百万円
出資比率
サックス・フィフス・アヴェニュー
合弁
▲当事者2 JPN / サービス / ジャスダック
米高級百貨店のサックス・フィフス・アヴェニューは、日本法人「エス・エフ・エー・ジャパン」(東京)を設立する。資本
金は1億2000万円。持株会社、サックス、米コンサルタントのインターナショナル・マネジメント・テクノロジー、商業コンサルタン
トのASK PLANNING CENTERなど5社が中心となり設立する。日本での直営店舗展開や商標権の
ライセンス供与などを手掛ける。
ASK PLANNING CENTER、サックス・インターナショナル・
マネジメント・テクノロジーなど
▼当事者1 USA / サービス /
法人設立
日付
金額
2003/02/20
92百万円
出資比率
20/80
アイデントラス
合弁
▲当事者2 JPN / ソフト・情報 / 上場
米アイデントラス社は、日本システムディベロップメントと合弁会社「日本アイデントラス」(東京)を設立し、電子認
証事業に参入する。資本金は4億6千万円。認証に必要なサーバー運用のほか、認証に必要な与信
業務を担当する。銀行・企業・ITベンダーと業務提携等行いながらアイデントラス証明書の普及を図る。
日本システムディベロップメント(NSD)
48
合弁会社設立事例
▼当事者1 USA / 電機 /
法人設立
日付
金額
2004/12/24
60百万円
出資比率
50/50
フォンズコーポレーション
合弁
▲当事者2 JPN / ゴム / 上場
光ファイバー関連機器製造の米フォンズは、ニッタと光通信関連製品販売の合弁会社「フォンズ・ニッタ・アジア・
パシフィック」(大阪市)を設立する。資本金は1億2000万円。日本を含むアジア太平洋地域で高品質の
光ファイバー接続部品などの需要に対応する。
ニッタ
▼当事者1 GER / 輸送用機器 /
法人設立
日付
金額
2003/04/15
50百万円
出資比率
50/50
ロバート・ボッシュ
合弁
▲当事者2 JPN / 輸送用機器 / 上場
独ロバート・ボッシュとデンソーは、カーナビゲーションシステムに使うLSI(大規模集積回路)の設計会社「
Advanced Driver Information Technology」(愛知県刈谷市)を折半出資で2003年5月に設立する。
資本金は1億円。ロバート・ボッシュの子会社、ブラウプインクト社が出資する。基板技術を共通化し開発負
担を軽くし、デンソーは市場シェアの低い欧州向けの製品開発強化も狙う。
デンソー
▼当事者1 CHN / ソフト・情報 /
法人設立
日付
金額
2003/11/26
48百万円
出資比率
49/51
浙大網新科技股份有限公司
合弁
▲当事者2 JPN / 建設 / 未上場
中国の総合大学、浙江大学グループのITソリューション企業、浙大網新科技股份有限公司は、富士電機シ
ステムズ(東京)と合弁で新会社「エス・アイ・エフ」(東京)を設立する。資本金9800万円。システムエンジニアリンク
゙のソフト開発で業務提携した。2005年度売上高10億円を目指す。
富士電機システムズ
▼当事者1 USA / ソフト・情報 /
法人設立
日付
金額
2003/12/19
22百万円
出資比率
10/90
マイクロソフト
合弁
▲当事者2 JPN / ソフト・情報 / 上場
米マイクロソフトは、トランスコスモスと合弁で、新会社「コード」(東京)を設立した。資本金は2億2450万円。イン
ターネットサービスプロバイダーなどを対象としたブロードバンドコンテンツ有料配信事業を運営する。
トランスコスモス
▼当事者1 USA / 化学 /
法人設立
日付
金額
2004/08/31
22百万円
出資比率
75/25
デュポン(米デュポン日本法人)
合弁
▲当事者2 JPN / その他販売・卸 /
米デュポンの日本法人、デュポン(東京)は、農薬農業資材卸の丸和バイオケミカル(同)と農業関連製品販
売の「デュポン ファーム ソリューション」(同)を2004年10月1日付で設立する。資本金は3000万円。そのうち
2250万円をデュポンが出資する。同社は丸和に16.7%出資しており、共同開発などを行っていた。
丸和バイオケミカル
▼当事者1 USA / 輸送用機器 /
法人設立
日付
金額
2004/12/24
11百万円
出資比率
23/77
スーパークアッド
合弁
▲当事者2 JPN / ゴム / 上場
米スーパークアッドは、ニッタと新会社「アバンテ」(大阪市)を設立する。資本金は5000万円。2005年5月か
ら手動車椅子用レバー式ドライブ・ブレーキユニットの製造販売事業を開始する。2007年度売上高5億円を
目指す。
ニッタ
▼当事者1 GBR / 出版・印刷 /
法人設立
日付
金額
2004/06/30
10百万円
出資比率
ダッシュ・オプティマイゼーション
合弁
▲当事者2 JPN / 出版・印刷 /
英コンピューター関連出版会社、ダッシュ・オプティマイゼーションは、同業のMSI(千葉市)と合弁会社「ダッシュ・オプ
ティマイゼーション」を同区に設立した。資本金は1000万円。数理計画法に基づいた基盤ソフトの国内総
販売店とする。初年度売上高6000万円を目指す。
MSI
▼当事者1 USA / アミューズメント /
法人設立
日付
金額
出資比率
2004/05/13
1百万円
10/10/48/32
リバティメディア・インターナショナル
合弁
▲当事者2 JPN / 総合商社 / 上場
米リバティメディア・インターナショナルは、住友商事他2社と合弁で新会社、「ジュピターVOD」(東京)を設立する
。資本金は1000万円。ビデオ・オン・デマンドサービス関連事業を行う。
住友商事、ジュピター・プログラミング、ジュピターテレコム
49
(2)
地域・国別
グリーンフィールド投資の地域・国別件数表
地域
国名
北米
欧州
アジア
その他
(3)
2003年
件数
アメリカ合衆国
カナダ
計
ベルギー
スペイン
エストニア共和国
フィンランド
フランス
イギリス
ドイツ
アイルランド
ロシア
スイス
計
中国
中国(香港)
インド
韓国
シンガポール
タイ
台湾
計
メキシコ
トルコ
計
合計
30
1
31
1
2
5
8
2
2
3
1
1
9
48
2004年
構成比
62.5%
2.1%
64.6%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
2.1%
4.2%
10.4%
0.0%
0.0%
0.0%
16.7%
4.2%
4.2%
0.0%
6.3%
0.0%
2.1%
2.1%
18.8%
0.0%
0.0%
0.0%
100.0%
件数
構成比
件数
28
1
29
1
4
4
1
1
11
2
1
2
5
1
1
46
合計
構成比
60.9%
2.2%
63.0%
2.2%
0.0%
0.0%
0.0%
8.7%
8.7%
2.2%
0.0%
2.2%
0.0%
23.9%
4.3%
0.0%
2.2%
4.3%
0.0%
0.0%
0.0%
10.9%
2.2%
0.0%
2.2%
100.0%
件数
構成比
件数
58
2
60
1
5
6
6
1
19
4
2
1
5
1
1
14
1
1
94
構成比
61.7%
2.1%
63.8%
1.1%
0.0%
0.0%
0.0%
5.3%
6.4%
6.4%
0.0%
1.1%
0.0%
20.2%
4.3%
2.1%
1.1%
5.3%
0.0%
1.1%
1.1%
14.9%
1.1%
0.0%
1.1%
100.0%
業種別
グリーンフィールド投資の業種別件数表
大分類
中分類
食品
繊維
化学
医薬品
出版・印刷
窯業
製造業
非鉄・金属製品
機械
電機
輸送用機器
精密
その他製造
計
食品卸
その他販売・卸
商業
百貨店
その他小売
外食
計
生保・損保
金融
証券
その他金融
計
通信・放送
不動産・ホテル
非製造業 アミューズメント
ソフト・情報
サービス
計
合計
2003年
件数
1
1
1
9
3
1
2
18
1
1
2
2
1
19
6
28
48
2004年
2.1%
2.1%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
2.1%
18.8%
6.3%
2.1%
4.2%
37.5%
0.0%
0.0%
2.1%
2.1%
0.0%
4.2%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
4.2%
2.1%
39.6%
12.5%
58.3%
100.0%
6
1
1
1
2
9
2
1
23
1
1
2
1
1
2
1
3
14
1
19
46
50
合計
0.0%
0.0%
13.0%
2.2%
2.2%
0.0%
2.2%
4.3%
19.6%
4.3%
2.2%
0.0%
50.0%
0.0%
2.2%
0.0%
2.2%
0.0%
4.3%
2.2%
0.0%
2.2%
4.3%
2.2%
0.0%
6.5%
30.4%
2.2%
41.3%
100.0%
構成比
1
1
6
1
1
1
3
18
5
2
2
41
1
1
2
4
1
1
2
1
2
4
33
7
47
94
1.1%
1.1%
6.4%
1.1%
1.1%
0.0%
1.1%
3.2%
19.1%
5.3%
2.1%
2.1%
43.6%
0.0%
1.1%
1.1%
2.1%
0.0%
4.3%
1.1%
0.0%
1.1%
2.1%
1.1%
2.2%
4.3%
35.1%
7.4%
50.0%
100.0%
5.撤退・合弁解消動向
2003 年から 2004 年の 2 年間で、撤退が 3 件、合弁解消が 7 件あった。撤退の内訳は、M&Aによる株
式売却が 1 件、法人解散 2 件。
スウェーデンの保険会社スカンディアは、日本法人、スカンディア生命保険(東京)をミレアホールディング
ス傘下の東京海上火災保険(東京)に売却した。金額は 200 億円。スカンディア生命保険の総資産は 1014
億円、収入保険料 1617 億円。従業員数 134 人で 840 店の代理店を持つ。スカンディアは日本の生命保険
事業から撤退する。
米ゼネラル・モーターズ(GM)は、日本でのインターネットによる新車販売仲介事業から撤退した。スズキ、
富士重工業と共同で設立した「日本オートウェブサービス」(東京)を解散した。資本金は約 11 億円で GM
が 6 割出資していた。米国で成功した手法を導入し販売拡大につなげようとしたが、日本では購入時に車
庫証明が必要で、ネット上で販売契約を完結できず、利用者数が伸びず採算確保が難しくなった。
撤退事例
形態
会社名
業種
国籍
発表日
スカンディア生命保険
生保・損保
SWE
2003/12/23
法人解散
ゼネラル・モーターズ(GM)
輸送用機器
USA
2003/10/9
法人解散
ムーア・ストラテジック・バリュー・パートナーズ・ジャパン
その他金融
USA
2004/12/20
M&A投資
グリーンフィールド投資
合弁解消 7 件はすべて 2003 年の案件で、2004 年はなかった。フランスの酒類製造大手のペルノ・リカ
ールは、同社とキリンビールの折半出資会社で洋酒製造会社のキリンディスティラリー(静岡県御殿場市)の
保有株式をキリンに売却した。キリンは、ミネラルウオーターなど新規分野の生産拠点として有効活用する。
合弁解消事例
当事者1
会社名
当事者2
上場未上場
会社名
形態
上場未上場
株取得先
発表日
三菱化学
東証1部
エムシービー
未上場
買収
(合弁解消)
独BASFジャパン
2003/1/28
キリンビール
東証1部
キリンディスティラリー
未上場
買収
(合弁解消)
仏ペルノ・リカール
2003/4/17
三井化学
東証1部
三井サイテック
未上場
日本精工
東証1部
NSKトリントン
未上場
買収
(合弁解消)
米ティムケン
損害保険ジャパン
東証1部
損保ジャパン・シグナ証券
未上場
買収
(合弁解消)
米シグナ・グローバル・ホールディングス
2003/7/11
ダイヤモンドリース
東証1部
ダイヤモンドメディカルファイナンス(ダイヤモンド
リース、DVI,Inc合弁会社)
未上場
買収
(合弁解消)
米DVI,Inc
2003/8/15
三菱ガス化学
東証1部
エイ・ジイ・インタナショナル・ケミカル
未上場
買収
(合弁解消)
英BPグループ
51
営業譲渡 (合弁解消)
2003/7/1
2003/7/3
2003/11/12
合弁解消 (2003年-2004年 7件)
IN -IN
▼当事者1 JPN / 東京都 / 化学 / 上場
三菱化学
▲当事者2 JPN / 三重県 / 不動産・ホテル / 未上場
エムシービー
▼株取得先
BASFジャパン
キリンビール
▲当事者2 JPN / 静岡県 / 食品 / 未上場
キリンディスティラリー
▼株取得先
ペルノ・リカール
三井化学
▲当事者2 JPN / 東京都 / 化学 / 未上場
三井サイテック
▼株取得先
日本精工
▲当事者2 JPN / 東京都 / 輸送用機器 / 未上場
NSKトリントン
▼株取得先
ティムケン
▼当事者1 JPN / 東京都 / 生保・損保 / 上場
損保ジャパン・シグナ証券
▼株取得先
シグナ・グローバル・ホールディ
ングス
▼当事者1 JPN / 東京都 / その他金融 / 上場
IN -IN
ダイヤモンドメディカルファイナンス(ダイ
ヤモンドリース、DVI,Inc合弁会社)
▼株取得先
DVI,Inc
IN -IN
三菱ガス化学
▲当事者2 JPN / 東京都 / 化学 / 未上場
エイ・ジイ・インタナショナル・ケミカル
▼株取得先
BPグループ
金額
出資比率
100
営業譲渡
日付
(合弁解消)
2003/07/01
金額
出資比率
買収
日付
金額
出資比率
(合弁解消)
2003/07/03
17300百万円
98
買収
日付
(合弁解消)
2003/07/11
金額
出資比率
100
買収
日付
(合弁解消)
2003/08/15
金額
出資比率
100
ダイヤモンドリースは、同社と米医療機器ファイナンス、DVI,Incとの折半合弁会社、ダイヤモンドメディカルファイナンス(
東京)を買収する。DVI,Incの出資分を取得し、完全子会社化する。独自での医療機器分野取引を強
化する。
IN -IN
▼当事者1 JPN / 東京都 / 化学 / 上場
日付
2003/04/17
損害保険ジャパンは、米シグナ・グローバル・ホールディングスとの折半出資会社で確定拠出年金事業専門の
証券会社、損保ジャパン・シグナ証券(東京)を10月1日付で買収する。シグナから保有する全株式を取得
する。社名を損保ジャパンDC証券に変更する。経営の自由度を高め、グループとして確定拠出年金事
業の拡大を推進する。
ダイヤモンドリース
▲当事者2 JPN / 東京都 / その他金融 / 未上場
買収
(合弁解消)
日本精工は、米軸受け最大手ティムケン(旧トリントン)との合弁会社で、自動変速機などに使われるニード
ル軸受け製造のNSKトリントン(東京)を7月11日付で買収する。ティムケンが保有する全株式を取得し、出
資比率を49%から98%にまで高める。トリントンがティムケンに買収されたのを機に合弁を解消する。残り2%
は個人株主。社名をNSKニードルベアリングに変更する。ニードル軸受け事業をコア事業に育成する。ティムケ
ンとの営業・技術提携は継続する。NSKトリントンの同事業は国内シェア約8割を持ち、売上高は252億円
。2007年度に350億円に引き上げる計画。
損害保険ジャパン
▲当事者2 JPN / 東京都 / 証券 / 未上場
出資比率
三井化学は、三井サイテック(東京)から10月1日付で水処理事業を譲り受ける。同社は、三井化学と米
サイテックとの折半出資会社。合弁を解消する。塗料用硬化剤事業のうち油性分は三井化学が、水性
分は、サイテックがそれぞれ継承する。三井化学は受け皿会社として三井化学アクアポリマーを設立した。
各事業が自立できるまでに育ったのを契機に再編する。
IN -IN
▼当事者1 JPN / 東京都 / 機械 / 上場
金額
キリンビールは、グループの洋酒製造会社、キリンディスティラリー(静岡県御殿場市)を買収した。同社は、フランス
の酒類製造大手のペルノ・リカールと折半出資していたが、保有株式をすべて買い取った。ミネラルウオータ
ーなど新規分野の生産拠点として有効活用する。
IN -IN
▼当事者1 JPN / 東京都 / 化学 / 上場
日付
2003/01/28
三菱化学は、BASFジャパンとの折半出資会社で、資産管理を手掛けるエムシービー(三重県四日市市)
を1月28日付で買収する。三菱化学とBASFジャパンが、接着剤原料事業の合弁を解消したことに伴
うもの。BASFが67%出資するBASFディスパージョンの方は、同日付でBASFジャパンが完全子会社化した
。三菱化学は、エムシービーを3月24日付で吸収合併する。
IN -IN
▼当事者1 JPN / 東京都 / 食品 / 上場
買収
(合弁解消)
買収
日付
金額
出資比率
(合弁解消)
2003/11/12
2950百万円
100
三菱ガス化学は、英BPグループとの折半出資会社で、塗料などに使うイソフタル酸製造・販売のエイ・ジイ・
インタナショナル・ケミカル(AGIC、東京)を12月15日までに買収する。BP保有の50%の株式を29億5000万円
で取得する。AGICは、三菱ガス化学のメタキシレンの大口需要先。メタキシレン系事業の拡大強化を図る。
52
データの見方
M&A 投資データ
●金額
・当該M&Aを実行するために当事者1が当事者 2 に支払った
対価をいう。原則としてニュース・リリースや新聞に掲載されたもの
を表記している。一部、推計も含まれる。
・合併では公表日前日の株価と合併比率を基に算定している。
・買収では株式取得に要した金額。株式交換では公表日前日
の株価、交換比率を基に算定している。
・営業譲渡、資本参加、出資拡大では、株式取得や資産などの
取得に要した金額。
● 対象
日本企業が当事者となる M&A。ただし、グループ内 M&A は除く。
● M&A とは
M&A とは、既存の経営資源の活用を目的に企業や事業の経
営権を移動することをいう。経営参画につながる株式取得も含
む。資産、負債の移転を伴わない単なる業務提携は除く。
●M&A の形態
合 併 : 2 当事者以上が合併契約で 1 社になること。株式
移転、会社分割で持株会社をつくり統合する場合
を含む。
買 収 : 50%を超える株式の取得。増資引き受け、株式交
換、既存株主からの取得がある。会社分割の結
果、承継会社に対する保有株式が 50%超になる場
合も買収とする。
営業譲渡 : 資産、従業員、商権などからなる「営業」の譲渡。2
社間での既存事業の統合も含む。会社分割は原
則として営業譲渡に分類する。ただし、承継会社に
対する保有株式が 50%以下に限る。
資本参加 : 50%以下の株式取得。増資引き受け、既存株主か
らの取得による。初回の取得に限る。
出資拡大 : 資本参加をしている当事者による 50%以下の追加
取得。
(注)すでに 50%超を保有する当事者の株式の追加取得は買
収や出資拡大からも除く。
●業種
証券取引所の定める新業種分類(33 業種)をベースに、マール独
自の業種を加えた 40 業種に分類している。
● データの出典・作成と日付
出典・作成 :ニュース・リリース、日経 4 紙、一般紙、地方紙、専門紙、
経済誌などを端緒に取材を加え、作成している。
日
付 :ニュース・リリース、新聞記事等により外部に明らかに
なった日。
● 当事者企業欄の表記
当事者 1(2):国籍/所在地/業種/上場、未上場、海外法人別
(日本企業について)
● 外国企業(日本法人)の M&A データ
外国企業日本法人同士及び外国企業日本法人と外国企業が
当事者となる M&A。
●当事者企業
・合併では存続会社を当事者 1 とし、相手側を当事者 2 とする。
新設合併では、資産規模の大きい方を当事者 1 とする。
・買収、資本参加、出資拡大では株式の取得側を当事者 1 とす
る。対象企業を当事者 2 とする。既存株主からの株式取得の
場合、既存株主が判明していれば、株取得先に表記する。
・営業譲渡では、資産などの取得者を当事者 1 とし、相手側を
当事者 2 とする。既存事業の統合では、事業規模の上位の企
業を当事者 1 とする。
グリーンフィールド投資データ
● グリーンフィールド投資とは
外国企業が日本法人を新設することをいう。
●グリーンフィールド投資の形態
法人設立(単
独) : 外国企業が単独で日本法人を新設
すること。
法人設立(合
弁) : 外国企業が日本企業などと合弁で
日本法人を新設すること。
法人設立(子会社設立) : 上記の日本法人が、新たに日本で
子会社を新設すること。
●企業の国籍(日本企業、外国企業)と日本企業の分類
企業の国籍はその企業の資本構成により判断する。
日本企業:日本資本が原則として 50%超の法人をいう。
次の 3 つに分かれる。
・上場企業:日本法人で日本の証券市場(東証 1 部・2
部、ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスなど)に上場しているも
の。
・未上場企業:日本法人で日本の証券市場に上場し
ていないもの。本文中に括弧書きで本店所在地を表
記する。
・海外法人:海外で法人登記をしているもの。
外国企業:外国資本が原則として 50%超の法人をいう。ただし、
日本法人で日本の証券市場に上場するものは日本
企業とする。
(注)日本法人とは日本で法人登記をしているものをいう。
国籍の表記は IOC の略号を用いる。
●当事者企業
合弁では外国企業を当事者 1 とし、日本企業を当事者 2 とす
る。
●金額
法人設立の資本金。合弁の場合は、外国企業(当事者 1)の
出資額。原則としてニュース・リリースや新聞に掲載されたものを表
記している。
●出資比率
外国企業の出資比率。合弁の場合は、当事者 1/当事者 2 の
順で表記している。
●当事者企業の国籍、業種
M&A データに準拠
●M&A のマーケット
IN-IN
: 日本企業同士の M&A。
IN-OUT
: 日本企業が当事者 1、外国企業が当事者 2 とな
る M&A。
OUT-IN
: 外国企業が当事者 1、日本企業が当事者 2 とな
る M&A。
OUT- OUT :日本企業が買収した海外法人が当事者となる
M&A。以下の 2 つに分かれる。
OUT- OUT①: 海外法人が当事者1になる場合。
OUT- OUT②: 海外法人が当事者2になる場合。
● データの出典・作成と日付
M&A データに準拠
53
平成 16 年度内閣府調査
直近の対日投資企業の動向に関する調査研究 報告書
平成 17 年 3 月
株式会社レコフ
〒102-0083
東京都千代田区麹町 4-1-1 麹町ダイヤモンドビル
TEL 03-3221-4942