住宅改修工事写真撮影要領 PDF形式

沖縄県介護保険広域連合住宅改修工事写真撮影要領
平成 25 年度改訂版
沖縄県介護保険広域連合
業
務
課
沖縄県介護保険広域連合住宅改修工事写真撮影要領
1.目
的
この訓令は、沖縄県介護保険広域連合介護保険条例施行規則(平成 15
年規則第 39 号。以下「規則」という。)第 24 条で定める様式第8号の8住宅改修
工事写真台帳(以下「写真台帳」という。)の工事写真の撮影等について必要な事
項を定める事を目的とする。
2.工事写真の分類
工事写真は次のように分類する。
①改修前及び改修後写真(既済部分写真等を含む)
②施工状況写真
③その他(支給対象外工事写真等必要となるもの)
3.工事写真の撮影基準
①撮影箇所
撮影箇所は別紙工事写真撮影箇所一覧表に示すものとする。ただし、
この表によりがたい場合は、保険者との協議による。
②撮影方法
改修前及び改修後の写真は、形状、寸法、位置、施工状況等がよく
分かるよう必要に応じ黒板等、測定尺(箱尺、スケール、リボンテープ等)を
使用し撮影する。
4.工事写真の規格等
写真の規格等は、次のとおりとする。
①写真は全てカラーとする。
②規格は次のとおりとする。
フィルム写真…………サービス版(89 × 127)を標準とする。
電子媒体による写真…サービス版(89 × 119)を標準とする。
電子媒体による写真については、必要な文字、数値等の内容の判読ができる
機能、精度を確保できる撮影機材を用いるものとする。
(有効画素 150 万画素
数以上)用紙に印刷した写真については必要な文字、数値等の内容の判読が
できる機能、精度を確保できる機材を用いる。(プリンターはフルカラー
300dpi 以上、インクは専用のものとする。)
③写真台帳…工事写真は規則第 24 条で定める様式第8号の8の写真台帳にて提
出することを基本とする。事業者により工事写真台帳を作成の際は、写真台帳
の様式に準じたものとし、事前に保険者の承諾を得るものとする。
5.工事写真の整理及び保管
①工事写真は、常に整理し、保険者の求めに応じ、直ちに提示できるようにして
おかなくてはならない。
②写真台帳にて提出した写真は、通常の使用条件のもとにおいて3年間程度で顕
著な劣化が生じないものとする。
6.留意事項等
別紙撮影箇所一覧表の適用について、次の事項に留意するものとする。
①改修前・改修後の写真は改修箇所毎に撮影し、日付入りとする。
②日付機能のない撮影機材の場合、紙や黒板に日付を記入して現場と一緒に撮影
する。
③改修前、改修後の確認ができるように同じアングルで撮影するなど、誰が見て
も分かりやすい写真を撮るようにする。
④踏み台の金具固定等、改修箇所により施工状況が分かる写真を撮影する。
⑤複数(夫婦)の被保険者の工事、保険給付適用外を含む工事については、該当
部分について注記する。
⑥工事番号とは
写真台帳、工事図面、工事内訳書、見積書、理由書、支給申請書等の申請書類
に統一して記載することにより、審査事務を円滑に行うことを目的とする。
付番方法
1)施工箇所毎に付番を行う。
2)付番は原則玄関から、改修箇所を動線に沿い連続して付番を行う。
※同一施工箇所の写真を複数枚撮る場合、写真台帳の工事番号に枝番を付す。
例)
手すりの取り付け
玄関
1本目
の場合
①
踏み台設置等で固定状況等の写真が必要な場合
②
踏み台設置全景
②-1
踏み台固定状況の撮影の撮影に枝番号を付す。
以降、玄関→便所→風呂場→等々
改修箇所を動線に沿って付番する。
⑦住宅改修に該当しない工事箇所に関しては、写真台帳に「適用外工事」の文言
を入れる。
附
則
(施行期日)
1
この訓令は、平成 25 年4月1日から施行する。
(経過措置)
2
この訓令の施行の前日までに、沖縄県介護保険広域連合介護保険条例施行規則(平
成 15 年規則第 39 号)第 11 条によりなされた手続きその他の行為は、それぞれに
この規則の相当規定によりなされたものとみなす。
別紙
工事写真撮影箇所一覧表
本工事写真撮影箇所一覧表は、住宅改修にかかる撮影の標準を例示したものである。
改修種類
撮影箇所
影
の
要
点
・設置箇所の全景を含める。分割可
・全景が困難な場合、手すり設置の両端から可
・設置位置(床面からの高さ)が把握できること。
・設置箇所
毎に1枚
・設置箇所
・施工箇所
・設置、施工箇所の全景を含める。
・段差(解消)の確認ができること。
※スケール等の写し込み
・踏み台の場合、固定状況を含める。
・設置箇所
毎に1枚
・踏み台固定
状況1枚
・施行箇所
・施行箇所の全景を含める。
全景が困難な場合は、施工面の状況が確認で
きること。
・設置箇所
毎に1枚
・施工箇所
・施行箇所の全景を含める。
・改修が必要な状況を確認できる。
開き戸から引き戸:引き戸の設置状況
引き戸の拡幅:開口幅が確認できる
ドアノブ変更:変更が確認できる
・設置箇所
毎に1枚
・施行箇所
・施行箇所の全景を含める。
・設置箇所
毎に1枚
・施行箇所
・①~⑤のどの改修の付帯工事か確認できること。 ・関連箇所
毎に1枚
③滑り防止
④扉取替
⑤便器取替
⑥付帯工事
その他
留意事項
撮影枚数
・設置箇所
①手すり取付
②段差解消
撮
・手すり取付など1撮影箇所に複数の設置箇所
を写すことがある場合、個別に引き出し線にて
注記する。
・屋内写真等広角(24mm等)にて全体の中で
どのように設置されることになるか分かるよう
に撮影する(設置箇所のみの撮影では、動線
保持や支持の関係が確認できないことがある)。
・ストロボ等の補助光源不足による撮影不良
等は工事写真として不適とする。
・金具等による固定状況等必要に応じ、拡大
撮影を挿入することも推奨する。
・保険給付対象外の施行部分は、対象外施工
部分を囲み注記する。