Users Manual CX

Users Manual CX
第2章 PRICOMについて
第1節 PRICOM C‑700について
PRICOM C‑700 は、10BASE‑T 対応キヤノン・バブルジェットプリンタ専用ミニプリントサー
バです。
PRICOM C‑700 はキヤノンプリンタドライバのステータスモニタに対応していますので、印
刷中ジョブの状況やプリンタの状態をビジュアルに確認することができます。
※最新の対応機種については、弊社ホームページ(www.silex.jp)を参照していただくか、
弊社カスタマサポートセンターまでお問い合わせください。
■電波障害自主規制について
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)基準に基づく
クラスA 情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起
こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求される
ことがあります。
正しい取り扱いをしていただいていても、電波の状況によりラジオやテレビの受信に
影響を及ぼすことがあります。
このようなときには、次の点にご注意ください。
・PRICOM C‑700 とラジオ、テレビを十分に離してご使用ください。
・PRICOM C‑700 とラジオ、テレビを別のコンセントに接続してください。
PRICOMについて
2‑1
Users Manual CX
環境について
PRICOM C‑700 に必要な環境は、以下の通りです。
○ネットワークに接続するために必要な機器
・ネットワークケーブル(カテゴリー 3 以上)
・イーサネットハブ(HUB)
・プリンタ本体
○対応 OS
Windows 95/98/Me、Windows NT 4.0、Windows 2000、Windows XP
○動作環境条件
・温度:+10℃〜 +35℃
・湿度:20% 〜 80%RH(但し、結露状態でないこと)
○保存環境条件
・温度:‑10℃〜 +50℃
・湿度:20% 〜 90%RH(但し、結露状態でないこと)
○消費電流
5V ± 5% 250mA
○適合規格
VCCI Class‑A
FCC Class‑A
EN55022 Class‑A
EN55024
PRICOMについて
2‑2
Users Manual CX
機器の説明
各部の名称と働き
裏面
後面
プリンタポート
STATUS LED
ネットワークポート
(10BASE‑T)
電源コネクタ
LINK LED
Ethernet アドレス
(下6桁が製品番号(シリアル
No)になります)
(裏面)
・プリンタポート
プリンタのパラレルインタフェースポートへ接続します。
※プリンタのパラレルインタフェースポートの位置については、ご使用プリンタのマニュアルをご参照
ください。
・Ethernet アドレス
Ethernet アドレスが記載されています。下6桁が製品番号(シリアル No)になります。
参考
・Ethernet アドレス 00:80:92:18:0E:1A は 008092180E1A と表記されています。
製品番号(シリアル No)は 180E1A となります。
(後面)
・ネットワークポート(10BASE‑T)
ネットワークケーブルを接続します。
・LINK LED(緑)
10BASE‑T でネットワークが正常に接続されると点灯します。
・STATUS LED(橙)
通信中は点滅します。
・電源コネクタ
AC アダプタを接続します。
PRICOMについて
2‑3
Users Manual CX
取り付け方法
PRICOM C‑700をプリンタに取り付ける
注意
・PRICOM C‑700 の取り付けはプリンタの電源コードをコンセントから外した状態で行ってくだ
さい。
・PRICOM C‑700 を一度でも他のネットワークで利用された場合は、必ず工場出荷設定に戻して
ください。工場出荷設定は設定ユーティリティ(PRICOM User Software CX)で行えます。設
定ユーティリティの工場出荷設定手順については、
「第 3 章 PRICOM の設定①」をご参照くだ
さい。
1.プリンタの電源がオフであることを
確認して、プリンタの電源コードを
コンセントから抜きます。プリンタ
のパラレルインタフェースポートに
PRICOM C‑700 を接続します。
この時PRICOM C‑700にACアダプタが
接続されていないことを確認してく
ださい。
2.PRICOM C‑700 とプリンタの接続を
行った後、プリンタの電源スイッチ
がオフになっていることを確認して、
プリンタの電源コードをコンセント
に差し込んでください。
PRICOMについて
2‑4
Users Manual CX
ネットワークに接続する
PRICOM C‑700 をネットワークに接続するためには、以下のものが必要です。
イーサネットハブ(HUB)
ネットワークケーブル
1.PRICOM C‑700 に AC アダプタが接続さ
れていないことを確認し、プリンタ
の電源を OFF にします。
2.PRICOM C‑700 のネットワークポート
(10BASE‑T)にネットワークケーブル
を接続します。
3.イーサネットハブ(HUB)に、ネット
ワークケーブルのもう一方を接続し
ます。
4 . PRICOM C‑700にACアダプタを接続し、
プリンタの電源を投入して、プリン
タが正常に動作したことを確認して
ください。
・付属している AC アダプタ以外のものを使用しないでください。故障の原因となります。
注意
PRICOMについて
2‑5
Users Manual CX
その他の機能
PRICOM C‑700 のその他の機能を以下に示します。
機能
・DHCP、BOOTP、RARP による自動 IP 設定機能
DHCP/BOOTP について
PRICOM C‑700 は、DHCP/BOOTP プロトコルを搭載しており DHCP/BOOTP サーバが動作しているネットワーク内に
おいて、TCP/IP 関連の設定を行うことができます。
注意
・PRICOM C‑700 がサポートしている DHCP プロトコルは、RFC2131/2132 に準拠しています。
・PRICOM C‑700 の DHCP 機能をご利用になる場合は、ネットワーク管理者にご相談ください。
RARP について
PRICOM C‑700 は、RARP プロトコルを搭載しており RARP サーバが動作しているネットワーク内において、IP ア
ドレスの設定を行うことができます。
・PRICOM C‑700 の RARP 機能をご利用になる場合は、ネットワーク管理者にご相談ください。
注意
・Web ブラウザ機能
PRICOM C‑700 は、HTTP を搭載しており Web ブラウザから PRICOM C‑700 にアクセスしプリンタの状態表示や
設定の変更を行うことができます。ご利用のネットワークがインターネットに接続している場合はPRICOM C‑
700 のサポート情報を提供します。
注意
・Web ブラウザが、Internet Explorer3.0 以降および Netscape Navigator3.0 以降のバージョン
を推奨します。その他のブラウザをご使用になる場合は、少なくとも HTTP 1.0(RFC1945) と
HTML 2.0(RFC1866) に対応している必要があります。
・Webブラウザ機能をご利用になる場合は、PRICOM C‑700のTCP/IPプロトコル設定が有効であり、
PRICOM C‑700 に IP アドレスが設定されている必要があります。
・PRICOM C‑700 の初期設定(TCP/IP 関連未設定)時には Web ブラウザでの接続は行えません。
PRICOMについて
2‑6
Users Manual CX
仕様
ハードウェア仕様
・CPU
32bit RISC CPU(20MHz)
・メモリ
RAM
FlashROM
:512KByte
:512KByte
・ネットワークインタフェース
10BASE‑T 1 ポート
・プリンタインタフェース
アンフェノール 36 Pin
IEEE 1284 準拠パラレルインタフェースポート(双方向通信対応)
・その他
LED ランプ
PRICOMについて
:ステータス(橙)
、10BASE LINK(緑)の 2 個
2‑7
Users Manual CX
ソフトウェア仕様
対応プロトコル
TCP/IP、IPX Peer to Peer
TCP/IP 部
ネットワーク層
:ARP、RARP、ICMP、IP
セッション層
:TCP、UDP
アプリケーション層 :LPR、TELNET、BOOTP、SNMP、HTTP、DHCP、#9100
IP アドレス等は、設定ユーティリティ等で設定可能
弊社独自の設定プロトコルに対応
IPX Peer to Peer 部
弊社独自プロトコルに対応
PRICOMについて
2‑8
Users Manual CX
第2節 PRICOM C‑5100について
PRICOM C‑5100 は、10BASE‑T/100BASE‑TX 対応キヤノン・バブルジェットプリンタ専用ミニ
プリントサーバです。
PRICOM C‑5100はキヤノンプリンタドライバのステータスモニタに対応していますので、印
刷中ジョブの状況やプリンタの状態をビジュアルに確認することができます。
※最新の対応機種については、弊社ホームページ(www.silex.jp)を参照していただくか、
弊社カスタマサポートセンターまでお問い合わせください。
■電波障害自主規制について
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づく
クラス B 情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的として
いますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、
受信障害を引き起こすことがあります。
取り扱い説明書に従って正しい取り扱いをしてください。
正しい取り扱いをしていただいていても、電波の状況によりラジオやテレビの受信に
影響を及ぼすことがあります。
このようなときには、次の点にご注意ください。
・PRICOM C‑5100とラジオ、テレビを十分に離してご使用ください。
・PRICOM C‑5100とラジオ、テレビを別のコンセントに接続してください。
PRICOMについて
2‑9
Users Manual CX
環境について
PRICOM C‑5100 に必要な環境は、以下の通りです。
○ネットワークに接続するために必要な機器
・ネットワークケーブル(カテゴリー 3 以上)
・イーサネットハブ(HUB)
・プリンタ本体
○対応 OS
Windows 95/98/Me、Windows NT 4.0、Windows 2000、Windows XP
○動作環境条件
・温度:+10℃〜 +35℃
・湿度:20% 〜 80%RH(但し、結露状態でないこと)
○保存環境条件
・温度:‑10℃〜 +50℃
・湿度:20% 〜 90%RH(但し、結露状態でないこと)
○消費電流
5V ± 5% 500mA
○適合規格
VCCI Class‑B
FCC Class‑B
EN55022 Class‑B
EN55024
PRICOMについて
2‑10
Users Manual CX
機器の説明
各部の名称と働き
裏面
後面
プリンタポート
LINK LED
電源コネクタ
ON
OFF
1 2 3 4
ディップスイッチ(1‑4)
Ethernet アドレス
製品番号(シリアル No)
STATUS LED
ネットワークポート
(10BASE‑T/100BASE‑TX)
(裏面)
・プリンタポート
プリンタのパラレルインタフェースポートへ接続します。
・ディップスイッチ
各スイッチを操作することで、本製品の工場出荷設定および自己診断印刷を行うことができます。
・Ethernet アドレス
Ethernet アドレスが記載されています。下6桁が製品番号(シリアル No)になります。
1 OFF
OFF
2
ON
OFF
3
ON
4 OFF
通常
通常
工場出荷設定に戻す
通常
自己診断印刷を行う
通常
<工場出荷設定>
1. プリンタの電源を切り、PRICOM C‑5100 の AC アダプタが接続されていない状態で、ディッ
プスイッチの2番を ON にしてください。
2.PRICOM C‑5100 に AC アダプタを接続してから、プリンタの電源を入れてください。
数 10 秒で工場出荷設定は完了します。
3.PRICOM C‑5100からACアダプタを外してから、ディップスイッチ2番をOFFにしてください。
<自己診断印刷>
1. プリンタの電源を切り、PRICOM C‑5100 の AC アダプタが接続されていない状態で、ディッ
プスイッチの3番を ON にしてください。
2.PRICOM C‑5100 に AC アダプタを接続してから、プリンタの電源を入れると、自己診断印刷
が開始されます。但し、フォント搭載のプリンタでのみ出力可能です。
PRICOMについて
2‑11
Users Manual CX
注意
・PRICOM C‑5100 の工場出荷設定を行っている際は、LINK LED が点灯するまで PRICOM C‑5100
の電源は切らないでください。
・PRICOM C‑5100の自己診断印刷を行っている際は、自己診断印刷が完了するまでPRICOM C‑5100
の電源を切らないでください。
・通常印刷を行う際は、ディップスイッチが全て OFF になっていることを確認してください。
・工場出荷設定は設定ユーティリティ(PRICOM User Software CX)でも行えます。
設定ユーティリティの工場出荷設定手順については、
「第 3 章 PRICOM の設定①」をご参照くだ
さい。
・キヤノン・バブルジェットプリンタでは自己診断印刷をご利用いただけません。印字化けの原
因になりますのでディップスイッチ3番はご利用にならないでください。
(後面)
・ネットワークポート(10BASE‑T/100BASE‑TX)
ネットワークケーブルを接続します。
※ 100BASE‑TX 環境では、カテゴリー 5 以上をご使用ください。
・10BASE LINK LED(緑)
10BASE‑T でネットワーク接続が確立されると、点灯します。
・100BASE LINK LED(緑)
100BASE‑TX でネットワーク接続が確立されると、点灯します。
・STATUS LED(橙)
通信中は、点滅します。
・電源コネクタ
AC アダプタを接続します。
PRICOMについて
2‑12
Users Manual CX
取り付け方法
PRICOM C‑5100をプリンタに取り付ける
注意
・ PRICOM C‑5100の取り付けはプリンタの電源コードをコンセントから外した状態で行ってくだ
さい。
・ PRICOM C‑5100を一度でも他のネットワークで利用された場合は、必ず工場出荷設定に戻して
ください。工場出荷設定は設定ユーティリティ(PRICOM User Software CX)で行えます。設
定ユーティリティの工場出荷設定手順については、
「第 3 章 PRICOM の設定①」をご参照くだ
さい。
1.プリンタの電源がオフであることを
確認して、プリンタの電源コードを
コンセントから抜きます。プリンタ
のパラレルインタフェースポートに
PRICOM C‑5100 を接続します。
この時 PRICOM C‑5100 に AC アダプタ
が接続されていないことを確認して
ください。
2.PRICOM C‑5100 とプリンタの接続を
行った後プリンタの電源スイッチが
オフになっていることを確認して、
プリンタの電源コードをコンセント
に差し込んでください。
PRICOMについて
2‑13
Users Manual CX
ネットワークに接続する
PRICOM C‑5100 をネットワークに接続するためには、以下のものが必要です。
注意
・ 100BASE‑TX環境でお使いの場合は、
100BASE対応のイーサネットハブ(HUB)
とネットワークケー
ブル(カテゴリー 5 以上)をご用意ください。
イーサネットハブ(HUB)
ネットワークケーブル
1.PRICOM C‑5100 に AC アダプタが接続
されていないことを確認し、プリン
タの電源をオフにします。
2.PRICOM C‑5100のネットワークポート
(10BASE‑T/100BASE‑TX)にネット
ワークケーブルを接続します。
3.イーサネットハブ(HUB)に、ネット
ワークケーブルのもう一方を接続し
ます。
4 . PRICOM C‑5100 に AC アダプタを接続
し、プリンタの電源を投入して、プリ
ンタが正常に動作したことを確認し
てください。
・付属している AC アダプタ以外のものを使用しないでください。故障の原因となります。
注意
PRICOMについて
2‑14
Users Manual CX
その他の機能
PRICOM C‑5100 のその他の機能を以下に示します。
機能
・DHCP、BOOTP、RARP による自動 IP 設定機能
DHCP/BOOTP について
PRICOM C‑5100 は、DHCP/BOOTP プロトコルを搭載しており DHCP/BOOTP サーバが動作しているネットワーク内
において、TCP/IP 関連の設定を行うことができます。
注意
・PRICOM C‑5100 がサポートしている DHCP プロトコルは、RFC2131/2132 に準拠しています。
・PRICOM C‑5100 の DHCP 機能をご利用になる場合は、ネットワーク管理者にご相談ください。
RARP について
PRICOM C‑5100 は、RARP プロトコルを搭載しており RARP サーバが動作しているネットワーク内において、IP
アドレスの設定を行うことができます。
・PRICOM C‑5100 の RARP 機能をご利用になる場合は、ネットワーク管理者にご相談ください。
注意
・IPP 対応(TCP/IP)
PRICOM C‑5100 は、インターネット経由でのプリントアウトを実現する「インターネット・プリンティング・
プロトコル」(IPP Ver.1.0)に対応しています。IPP を使えば HTTP による Web アクセスと同様に遠隔地にあ
るプリンタに対して簡単にプリントアウトを行うことができます。
注意
・PRICOM C‑5100のIPP機能を利用してHTTP同様に遠隔地への印刷を行う場合にはPRICOM C‑5100
に設定する IP アドレスをグローバル IP アドレスにする必要があります。
詳しくはネットワーク管理者にご相談ください。
・Web ブラウザ機能
PRICOM C‑5100 は、HTTP を搭載しており Web ブラウザから PRICOM C‑5100 にアクセスしプリンタの状態表示
や設定の変更を行うことができます。ご利用のネットワークがインターネットに接続している場合は PRICOM
C‑5100 のサポート情報を提供します。
注意
参考
・Web ブラウザが、Internet Explorer3.0 以降および Netscape Navigator3.0 以降のバージョン
を推奨します。その他のブラウザをご使用になる場合は、少なくとも HTTP 1.0(RFC1945) と
HTML 2.0(RFC1866) に対応している必要があります。
・Web ブラウザ機能をご利用になる場合は、PRICOM C‑5100 の TCP/IP プロトコル設定が有効であ
り、PRICOM C‑5100 に IP アドレスが設定されている必要があります。
・PRICOM C‑5100 の初期設定(TCP/IP 関連未設定)時には Web ブラウザでの接続は行えません。
PRICOM C‑5100 は、ヒューレットパッカード社製プリントサーバ JetDirect シリーズの互換
機能を搭載しています。PJL 対応プリンタでは弊社製ステータスモニタがご利用になれます。
PRICOMについて
2‑15
Users Manual CX
仕様
ハードウェア仕様
・CPU
32bit RISC CPU(33MHz)
・メモリ
RAM
:2MByte
FlashROM :1MByte
・ネットワークインタフェース
10BASE‑T/100BASE‑TX 1 ポート(10/100BASE 自動認識)
・プリンタインタフェース
アンフェノール 36 Pin
IEEE 1284 準拠パラレルインタフェースポート(双方向通信対応)
・その他
ディップスイッチ:4 連スイッチ1個
LED ランプ
:ステータス(橙)、10BASE LINK(緑)、100BASE LINK(緑)の 3 個
PRICOMについて
2‑16
Users Manual CX
ソフトウェア仕様
対応プロトコル
TCP/IP、IPX Peer to Peer
TCP/IP 部
ネットワーク層
:ARP、RARP、ICMP、IP
セッション層
:TCP、UDP
アプリケーション層 :LPR、FTP、TELNET、BOOTP、SNMP、HTTP、DHCP、IPP、#9100
IP アドレスは、設定ユーティリティ等で設定可能
弊社独自の設定プロトコルに対応
IPX Peer to Peer 部
弊社独自プロトコルに対応
PRICOMについて
2‑17
Users Manual CX
第3節 PRICOM C‑6200Uについて
PRICOM C‑6200Uは、10BASE‑T/100BASE‑TX対応のUSB(1.1 Aポート)接続型ミニプリントサー
バです。キヤノン・バブルジェットプリンタ PIXUS シリーズ、CAPT搭載のモノクロ/カラー
レーザプリンタ 及び インクジェット複合機 PIXUS MP シリーズに対応しており、キヤノ
ンプリンタドライバのステータスモニタで、
印刷中ジョブの状況やプリンタの状態をビジュ
アルに確認することができます。また、PIXUS MP シリーズでは、印刷はもちろんスキャナ
機能やカードリーダ機能もネットワークで共有することができます。
参考
・PRICOM C‑6200U を利用すると、Windows 95 OSR2 以下及び Windows NT 4.0 でも USB インタ
フェース搭載プリンタをご利用いただくことができます。ただし、各OS用プリンタドライバ
が提供されている場合に限ります。
※最新の対応機種については、弊社ホームページ(wwww.silex.jp)を参照していただくか、
弊社カスタマサポートセンターまでお問い合わせください。
■電波障害自主規制について
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づく
クラス B 情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的として
いますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、
受信障害を引き起こすことがあります。
取り扱い説明書に従って正しい取り扱いをしてください。
正しい取り扱いをしていただいていても、電波の状況によりラジオやテレビの受信に
影響を及ぼすことがあります。
このようなときには、次の点にご注意ください。
・PRICOM C‑6200U とラジオ、テレビを十分に離してご使用ください。
・PRICOM C‑6200U とラジオ、テレビを別のコンセントに接続してください。
PRICOMについて
2‑18
Users Manual CX
環境について
PRICOM C‑6200U に必要な環境は、以下の通りです。
○プリンタをネットワークに接続するために必要な機器
・ネットワークケーブル(カテゴリー 3 以上)
・USB ケーブル
・イーサネットハブ(HUB)
・プリンタ本体
○対応 OS
Windows 95/98/Me、Windows NT 4.0、Windows 2000、Windows XP
○動作環境条件
・温度:+5℃〜 +35℃
・湿度:20% 〜 80%RH(但し、結露状態でないこと)
○保存環境条件
・温度:‑10℃〜 +50℃
・湿度:20% 〜 90%RH(但し、結露状態でないこと)
○消費電流
5V ± 5% 1.0A
○適合規格
VCCI Class‑B
FCC Class‑B
EN55022 Class‑B
EN55024
PRICOMについて
2‑19
Users Manual CX
機器の説明
各部の名称と働き
下面
上面
10BASE LINK LED
(緑)
Ethernet アドレス
(下6桁が製品番号(シリアル
No)になります)
STATUS LED(橙)
100BASE LINK LED
(緑)
右横面
後面
電源コネクタ
LAN
USB
DC5V IN
プッシュスイッチ
ネットワークポート
(10BASE‑T/100BASE‑TX)
USB ポート
(上面)
内部基板に実装されている LED が確認できます。
・10BASE LINK LED(緑)
10BASE‑T でネットワーク接続が確立されると、点灯します。
・100BASE LINK LED(緑)
100BASE‑TX でネットワーク接続が確立されると、点灯します。
・STATUS LED(橙)
通信中は、点滅します。
PRICOMについて
2‑20
Users Manual CX
(下面)
・Ethernet アドレス
Ethernet アドレスが記載されています。下6桁が製品番号(シリアル No)になります。
参考
・Ethernet アドレス 00:80:92:18:0E:1A は 008092180E1A と表記されています。
製品番号(シリアル No)は下6桁の 180E1A となります。
(後面)
・ネットワークポート(10BASE‑T/100BASE‑TX)
ネットワークケーブルを接続します。
※ 100BASE‑TX 環境では、カテゴリー 5 以上をご使用ください。
・USB ポート
USB ケーブルを接続します。
・電源コネクタ
AC アダプタを接続します。
(右横面)
・プッシュスイッチ
プッシュスイッチを押下することで、PRICOM C‑6200U の工場出荷設定および自己診断印刷を行うこと
ができます。
<工場出荷設定>
1.PRICOM C‑6200U に AC アダプタが接続されていないことを確認してください。
2.PRICOM C‑6200U のプッシュスイッチを押したまま、PRICOM C‑6200U の電源コネクタに AC アダプタ
を接続してください。PRICOM C‑6200U に電源が投入されると STATUS LED(橙)が1回点滅します。
3. そのままプッシュスイッチを押し続ける(約 2 秒間)と工場出荷設定が開始され、STATUS LED(橙)が
点灯状態になると、工場出荷設定が完了です。ここでプッシュスイッチから手をはなしてください。
<自己診断印刷>
PRICOM C‑6200U を通常使用中に、プッシュスイッチを約5秒以上押してから手を放すと、自己診断印
刷が開始されます。但し、フォント搭載のプリンタでのみ出力可能です。
注意
・PRICOM C‑6200U の工場出荷設定を実行中は、PRICOM C‑6200U の電源を切らないでくださ
い。
・工場出荷設定、自己診断印刷が終了した後に電源を再投入する際は、プッシュスイッチを
押さないでください。
・工場出荷設定は設定ユーティリティ(PRICOM User Software CX)でも行えます。
設定ユーティリティの工場出荷設定手順については、
「第 3 章 PRICOM の設定①」をご参照
ください。
・キヤノン・バブルジェットプリンタでは自己診断印刷をご利用いただけません。印字化け
の原因になりますので自己診断印刷はご利用にならないでください。
PRICOMについて
2‑21
Users Manual CX
取り付け方法
本製品を取り付ける
注意
・PRICOM C‑6200U を一度でも他のネットワークで利用された場合は、必ず工場出荷設定に戻し
てください。工場出荷設定は設定ユーティリティ(PRICOM User Software CX)でも行えま
す。設定ユーティリティの工場出荷設定手順については、
「第 3 章 PRICOM の設定①」をご参
照ください。
・PRICOM C‑6200U は USB ハブに接続して使用できません。
・100BASE‑TX 環境でお使いの場合は、100BASE‑TX 対応のイーサネットハブ(HUB)とネットワーク
ケーブル(カテゴリー 5 以上)をご用意ください。
PRICOM C‑6200U をネットワークやプリンタ、PIXUS MP シリーズに接続するためには、以
下のものが必要です。
イーサネットハブ(HUB)
ネットワークケーブル
USB ケーブル
1. PRICOM C‑6200U にネットワークケー
ブルを接続し、もう一方をイーサネッ
トハブ(HUB)に接続してください。
2. PRICOM C‑6200U に AC アダプタを接続
し、プリンタもしくは PIXUS MP シ
リーズの電源コードをコンセントに差
し込んでください。
3. PRICOM C‑6200U に USB ケーブル A タイ
プ、プリンタもしくは PIXUS MP シ
リーズに USB ケーブル B タイプを接続
します。
参考
・USBケーブルの2つのコネクタは、そ
れぞれ形状が異なります。
形状をよく確認して接続してくださ
い。
< USB ケーブルのコネクタ形状>
A タイプ
PRICOMについて
B タイプ
2‑22
Users Manual CX
4. プリンタ、もしくは PIXUS MP シリーズの電源を投入して、それらが正常に動作したこ
とを確認してください。
注意
・PRICOM C‑6200U に付属している AC アダプタ以外のものを使用しないでください。故障の原因
となります。
・PRICOM C‑6200U の USB ポートに接続する USB ケーブルにはプリンタ、PIXUS MP シリーズ以外
の機器を接続しないでください。
・USB ケーブルの抜き差しは、2秒以上の間隔をあけて行ってください。
・印刷中、スキャン動作中、メモリカード読み込み中および書き込み中は USB ケーブルを抜き差
ししないでください。
PRICOMについて
2‑23
Users Manual CX
その他の機能
PRICOM C‑6200U のその他の機能を以下に示します。
機能
・DHCP、BOOTP、RARP による自動 IP 設定機能
DHCP/BOOTP について
PRICOM C‑6200U は、DHCP/BOOTP プロトコルを搭載しており DHCP/BOOTP サーバが動作しているネットワーク内
において、TCP/IP 関連の設定を自動で行うことができます。
注意
・PRICOM C‑6200U がサポートしている DHCP プロトコルは、RFC2131/2132 に準拠しています。
・PRICOM C‑6200U の DHCP 機能をご利用になる場合は、ネットワーク管理者にご相談ください。
・RARP について
PRICOM C‑6200U は、RARP プロトコルを搭載しており RARP サーバが動作しているネットワーク内において、IP
アドレスの設定を自動で行うことができます。
・PRICOM C‑6200U の RARP 機能をご利用になる場合は、ネットワーク管理者にご相談ください。
注意
・IPP 対応(TCP/IP)
PRICOM C‑6200U は、インターネット経由でのプリントアウトを実現する「インターネット・プリンティング・
プロトコル」(IPP Ver.1.0)に対応しています。IPP を使えば HTTP による Web アクセスと同様に遠隔地にあ
るプリンタに対して簡単にプリントアウトを行うことができます。
注意
・PRICOM C‑6200U の IPP 機能を利用して HTTP 同様に遠隔地への印刷を行う場合には PRICOM C‑
6200U に設定する IP アドレスをグローバル IP アドレスにする必要があります。
詳しくはネットワーク管理者にご相談ください。
・Web ブラウザ機能
PRICOM C‑6200U は、HTTP を搭載しており Web ブラウザから PRICOM C‑6200U にアクセスしプリンタの状態表
示や設定の変更を行なうことができます。ご利用のネットワークがインターネットに接続している場合は
PRICOM C‑6200U のサポート情報を提供します。
注意
・H T T P の動作環境については、W e b ブラウザが、I n t e r n e t E x p l o r e r 3 . 0 以降および
Netscape Navigator3.0 以降のバージョンを推奨します。その他のブラウザをご使用になる場
合は、少なくとも HTTP 1.0(RFC1945) と HTML 2.0(RFC1866) に対応している必要がありま
す。
・Web ブラウザ機能をご利用になる場合は、PRICOM C‑6200U の TCP/IP プロトコル設定が有効であ
り、PRICOM C‑6200U に IP アドレスが設定されている必要があります。
・PRICOM C‑6200U の初期設定(TCP/IP 関連未設定)時には Web ブラウザでの接続は行えません。
PRICOMについて
2‑24
Users Manual CX
・スキャナサーバ機能
PRICOM C‑6200U は、製品に添付のユーティリティ PRICOM USB Utility をご使用いただくことにより PIXUS
MP シリーズのスキャナ機能をネットワークで共有することができます。
注意
・PRICOM C‑6200U のスキャナサーバ機能は Windows 2000/Windows XP でのみご使用いただけま
す。
・PRICOM C‑6200U に接続できる PIXUS MP シリーズは1台のみです。
・ストレージサーバ機能
PRICOM C‑6200U は、NetBEUI/NetBIOS プロトコルに対応しており、PIXUS MP シリーズのカードリーダ機能を
ネットワークで共有することができます。
注意
・NetBEUI/NetBIOS プロトコルを利用しての印刷には対応しておりません。
・PRICOM C‑6200U に接続できる PIXUS MP シリーズは1台のみです。
PRICOMについて
2‑25
Users Manual CX
仕様
ハードウェア仕様
・CPU
32bit RISC CPU(33MHz)
・メモリ
RAM
:8MByte
FlashROM :1MByte
・ネットワークインタフェース
10BASE‑T/100BASE‑TX 1 ポート(10/100BASE 自動認識)
・USB インタフェース
A ポート
・その他
プッシュスイッチ:1 個
LED ランプ
:ステータス(橙)、10BASE LINK(緑)、100BASE LINK(緑)の 3 個
PRICOMについて
2‑26
Users Manual CX
ソフトウェア仕様
対応プロトコル
TCP/IP、IPX Peer to Peer、NetBEUI
TCP/IP 部
ネットワーク層
セッション層
プレゼンテーション層
アプリケーション層
:ARP、RARP、ICMP、IP
:TCP、UDP
:WINS
:LPR、FTP、TELNET、BOOTP、SNMP、HTTP、DHCP、IPP、#9100、
NetBIOS over TCP
IP アドレスは、設定ユーティリティ等で設定可能
弊社独自の設定プロトコルに対応
IPX Peer to Peer 部
弊社独自プロトコルに対応
NetBEUI 部
SMB、NetBIOS
注意
・CAPT 搭載プリンタに接続時は、Windows 標準の LPR/IPP/FTP に対応しません。
PRICOM に付属している CD‑ROM にある PRICOM‑Print CX をご利用ください。
PRICOMについて
2‑27