ケルン国際ベビー・ヤング゙用品見本市 2007年9月13日(木)∼16日(日) ドイツ連邦共和国ケルンメッセ会場 −ファイナルレポート− ケルン国際ベビー・ヤング゙用品見本市2007 過去最高を記録 ● 来場者数、出展者数、総展示面積の全てが増加 ● 「Kind + Jugend イノベーション賞」、「安全の家」がコミュニケーションプログラムのハイライト 子供用品分野の世界最大の見本市である国際ベビー・ヤング用品見本市は、9月16日に成功裏 に閉幕し ました。前年に比べて来場者数は10%、出展者数は16%、展示面積は20%増加しました。 97ヵ国から1万5700人の専門バイヤーが来場し 、40ヵ国749社が発表した商品情報を収集しました。 外国からの出展者が78%、来場者が75%という数字は、ケルン国際ベビー・ヤング用品見本市がグ ローバルなビジネスの場であることを証明しました。「高い国際性、来場者数、出展者数、展示面 積の全てが大きく伸び、ケルン国際ベビー・ヤング用品見本市は世界で唯一つのグローバル取引 き市場の機能を果たした」と、ケルンメッセのオリバー・クアト副社長は総括しました。ケルン国際 ベビー・ヤング用品見本市では、国際色豊かな子供用家具、チャイルドシート、ベビーカー、繊維 製品、育児用品、玩具、ベビー用電器製品、ベビー・ヤング・ファッションやマタニティー・ドレスが 紹介されました。 子供用品の市場をリードする見本市としてのケルン国際ベビー・ヤング用品見本市の不動の地位 は、来場者の増加で証明されました。昨年1万4225人を記録した来場者数は、今年は97カ国1万 5700人に達しました。とりわけ北・中・南米、東ヨーロッパからの来場者数が記録的に増加しまし た。 出展参加は前年より100社以上も多い40ヵ国749社(2006年は644社)でした。そのうち581社が外 国企業、168社が国内企業でした。展示面積はホール10.1、10.2、11.1、11.2を合わせて8万㎡にの ぼり、前年より1万4000㎡増でした。 多くの著名企業の新規参入により玩具部門は大きく躍進しました。ある初出展企業の幹部は「見 本市の質の高さと国際的なバイヤー数によって得られた成果を高く評価します。来年の参加も視 野に入れています」と語りました。ファッション部門でも「ケルン国際ベビー・ヤング用品見本市は世 界のバイヤーとの出会いの場であり、出展の価値がありました。東欧やアジアからの沢山のホー ルセラーを迎えることが出来き、また新顧客とのビジネスも行えました。ドイツにはこの様なプラット フォームが他にないので、この見本市のファッション部門が再び拡大されることを望んでいます。来 年も参加します」とコメントした出展者がありました。 出展者側からだけでなく、来場者からもケルン国際ベビー・ヤング用品見本市は高く評価されまし た。会場で行われたアンケートによりますと、来場者の80%が満足、あるいは非常に満足と回答し ました。そして、95%がビジネスパートナーにケルン国際ベビー・ヤング用品見本市を推薦すると 語っていました。 安全、多機能性、モダンなデザインがトレンド 子供の安全がケルン国際ベビー・ヤング用品見本市の共通テーマでした。ベビー服では子供の体 温を一定に保ったり、紫外線から守ったり、オムツに取り付けられた運動報知システムが赤ん坊の 呼吸をチェックするような商品も登場しました。またオムツ替えの際に台からの落下を防止する特 殊な安全装置が公開されました。特にカーチェアではベルトが正しく着装されていないと警報音で 知らせるシステムを初め、様々な新しい安全商品が今年も紹介されました。カーシートを格納する リュックサックのような多機能性を持つ商品もトレンドの一つです。あるベビーカーはハンドルのグ リップを回すとタウンの散歩、公共交通機関使用時、自然の中への遠足用などに適した形に変わ ります。それにより親の行動範囲も広くなります。教育をサポートする知育玩具は新生児に刺激を 与え、幼児の発育も促します。多くの機能が集約されることはスペースの節約のみならず、消費者 にとっては経費の節約にもなります。 モダンなデザインも人気です。ユリカゴやハイチェアーは両親のモダンなライフスタイルに調和しま す。ストライプやロマンティックな花模様、そして強烈な色彩のべビーカーが路上を行き交います。 中身を連想させずデザイナーズバックにさえ見えるおむつバック。ここでは「パパ」がターゲットです。 特に男性用にデザインされているカモフラージュスタイルのおむつバック。フェラーリ風のチャイル ドシートやフォーミュラ・ワン・デザインのベビーカー。これらはファッションが「ママ」だけのものでは 無いことを示しています。 「Kind + Jugend イノベーション賞」 - 大人気のアトラクション 今年で三回目となる「Kind + Jugend イノベーション賞」が、国際ベビー・ヤング見本市の中で人気 のイベントとして定着しました。この賞の受賞は子供用品業界では非常に栄誉と見なされています。 そのため9月13日の開会式の中で行われた授賞式には出展者、来場者、プレスが大勢参加しまし た。今回は、高品質商品の開発とそのためのアイデア展開を目指す100社以上が応募し、6社が選 ばれました。 「安全の家」 - ビジネスに必要な多岐にわたる情報を提供 商品に加えて「安全の家」は安全に関する多彩な情報を提供しました。子供の事故防止を推進す るこの併催プログラムでは、あらゆる商品分野をカバーするプレゼンテーションが行われ、キッチン や子供部屋、車中での子供の最善の安全が提唱されました。このイベントは専門バイヤーだけで なく、助産婦や保育士などの分野の人々にも詳細な情報を提供しました。 メッセ・データ 出展者数 40ヵ国749社 (うち78%、581社が外国企業) 総展示面積 8万㎡ 来場者数 97カ国15,700人 (うち11,800人が外国人) 次回のケルン国際ベビー・ヤング用品見本市は、2008年9月11日(木)から14日(日)にケルンメ ッセ会場で開催されます。
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