第3章 1 給水装置工事の施工管理 給水装置工事の施工管理の概要 1.道路上の給水装置工事の施工管理 給水装置工事の中で、配水管からの分岐工事は、道路上での工事を必要としているこ とから、適切な工程管理、品質管理、安全管理を行う必要がある。また、給水装置工事 主任技術者は、「給水装置の構造及び材質の基準に関する省令」(以下「基準省令」と いう。)や給水条例等を十分理解し、適切に作業を行うことができる技能を有する者((財) 給水工事技術振興財団の配管技能者講習会修了者等)を工事に従事させ、又は、その者 に当該工事に従事する他の者を実地に監督させる。 配水管への取付口から水道メーターまでの工事は、あらかじめ水道事業者の承認を受 けた工法、工期、その他の工事上の条件に適合するように施行しなければならない。 この場合の一般的な給水装置工事に際しての留意点を次に示す。 (1) 工程管理 常に工事の進行状況について把握し、予定の工事工程と実績とを比較して工事の円 滑な進行を図る。 (2) 施工管理 ① 工事に先立ち、水道事業者と打合せを行った施工計画に基づき工事の適正な施工 管理を行う。 ② 断水連絡、布設替、その他特に施工の時間が定められた個所については、水道事 業者や関連する事業者と事前に打合せを行い、指定時間内において円滑な工程の進 行を図る。 (3) 施工の確認 水道事業者が常に施工状況の確認ができるよう必要な資料の提出及び報告等適切な 処置を講じる。 (4) 現場付近住民への説明等 工事着手に先立ち、現場付近住民に対し、工事内容について、具体的な説明を行い、 工事の施行について十分な協力が得られるよう努める。なお、工事内容を現場付近住 民や通行人に周知させるための広報板等を使用し、必要な広報措置を行う。 (5) 障害物の取扱い 工事の施行中他の者の所管に属する地下埋設物、地下施設その他工作物の移設、防 護、切り回し等を必要とするときは、速やかに水道事業者や埋設物等の管理者に申し 出て、その指示を受ける。 (6) 公害防止 工事の施行に際し、騒音規制法、振動規制法、公害防止条例等関係法令等を遵守し、 住民等の安全を確保する。また、建設物、道路等の施設に障害を及ぼさないよう十分 に注意するとともに、沿道住民から騒音、振動、じんあい等による苦情が起こらない ように適切な措置を講じる必要がある。特に住宅地においては、低騒音型機械等の使 - 44 - 用により騒音を軽減させる。 (7) 応急措置 工事の施行に当たり、事故が発生し、又は発生するおそれがある場合は、直ちに必 要な措置を講じたうえ、事故の状況及び措置内容を水道事業者や関係官公署に報告す る。 2.宅地内の給水装置工事の施工管理 宅地内の給水装置工事は、一般に水道メーター以降末端給水用具までの工事であるが、 施主の依頼に応じて実施されるものであり、工事の内容によっては、建築業者等との調 整が必要となることもある。宅地内の給水装置工事は、これらに留意するとともに、基 準省令や給水条例等を十分理解し、工程管理、品質管理、安全管理を行う必要がある。 3.材料の管理 給水装置工事に使用する給水管及び給水用具は、直接水道水に接する材料であること から、保管場所においては、置場が衛生的でかつ、風雨にさらされない場所を選ぶ必要 がある。 4.配水管への取付口から水道メーターまでの使用材料について 水道事業者は、災害による給水装置の損傷を防止するとともに、給水装置の損傷の復 旧を迅速かつ適切に行えるようにするために、配水管の取付口から水道メーターまでの 間の給水装置に用いようとする給水管及び給水用具について、その構造及び材質を指定 することができる。したがって、給水装置工事を受注した場合は、配水管の取付口から 水道メーターまでの使用材料について確認すること。 2 給水装置工事の一般的な工程 給水装置には、新設、改造、修繕、撤去等の種類があり、それぞれの工事に適応した 工程表を作成し、適正な管理のもと工事を行う必要がある。 給水装置工事の工程の一例を示すと図3-1ようになる。 - 45 - 図3-1 給水装置工事の工程 工事の受注 現地調査 使用材料の打合わせ 設 計 水道事業者による設計審査 工事施行日の設定 材料の手配 構造・材質基準適合の確認 (道路工事を必要とする場合) 道路管理者との協議 ①道路占用許可申請 ②掘削許可申請書 警察署との協議 道路使用許可申請書等 工事着手 水道事業者への事前連絡 建築物の進捗状況に 合わせて配管工事 舗装取壊し 掘 各種給水用具の取付け 削 配管 サドル付分水栓設置 止水栓設置 各種給水用具の取付け等 検査 耐圧試験 水質試験等 水道事業者への しゅん工図の提出 水道事業者のしゅん工検査 クロスコネクション防止 逆流防止 通 水 引き渡し - 46 - 埋戻し 仮復旧工事 道路管理者の立会い 本復旧工事 完了届の提出 3 工程管理 1.工程管理 工程管理は、計画や図面に基づき、決められた工期の他、給水装置に求められる品質 及び工事の施工精度を満たすよう、効率的かつ経済的に工事を仕上げて行くことである。 2.工程計画 工程計画は、一般には給水装置工事の規模、内容、与えられた工期及び現場の環境に よって決定される。工程計画の基礎となるべき各工程の作業可能日数は、天候、その他 の作業不可能日を差し引いて推定する。また、道路管理者、水道事業者、建築業者等と の調整も工程計画を進めるうえでの大切な要素である。 4 品質管理 1.品質管理 品質管理は、調査から計画、施工、検査の全ての段階を通して、要求される品質・性 能の給水装置を完成させるために種々の手段を講じることをいう。 2.工程の各段階における品質管理 各工程における品質管理は、調査、計画、施工、検査の各段階で、基準省令、施主の 求める給水装置の性能、配水管から給水管を取り出す工事等で求められる水道事業者の 工事上の条件等を満足しているかどうかを確認することが必要である。 5 安全管理等 給水装置工事事業者は適正な施行に当たり、公衆災害等の防止のための必要な調査を 実施、関係諸法令を遵守、安全性の確保を十分検討した工法を選定する。また、事故を 防止するため交通保安対策、現場の整理整頓等に努めなければならない。 1.事故防止の基本事項 (1) 工事は、各工種に適した工法に従って施工し、設備の不備、不完全な施工等によって 事故をおこすことがないよう十分注意する。 (2) 工事の施工に当たっては、地下埋設物の有無を十分に調査するとともに当該埋設物 管理者に立会を求める等その位置を確認し、埋設物に損傷を与えないよう注意する。 (3) 埋設物に接近して掘削する場合は、周囲地盤のゆるみ、沈下等に十分注意して施工 し、必要に応じて当該埋設物管理者と協議のうえ、防護措置等を講ずる。また、掘削 部分に各種埋設物が露出する場合には、防護協定等を遵守して措置し、当該管理者と 協議のうえ、適切な表示を行う。 (4) 工事中、火気に弱い埋設物又は可燃性物質の輸送管等の埋設物に接近する場合は、 - 47 - 溶接機、切断機等火気を伴う機械器具を使用しない。ただし、やむを得ない場合は、 その埋設物管理者と協議し、保安上必要な措置を講じてから使用する。 (5) 工事中、内容に応じた適切な人材を配置するとともに、工事用機械器具は関係者に 特徴等の留意点を十分周知し、操作を誤まらないように使用する。 (6) 材料は荷くずれのないよう十分な処置を講じ、運搬、積みおろしには、衝撃を与え ないようていねいに扱い、歩行者や車両の通行に危険のないよう十分注意する。 (7) 工事用電力設備については、関係法規等に基づき次の措置を講ずる。 ① 電力設備には、感電防止用漏電しゃ断器を設置し、感電事故防止に努める。 ② 高圧配線、変電設備には危険表示を行い、接触の危険のあるものには必ずさく、 囲い、覆い等感電防止措置を行う。 ③ 仮設の電気工事は、電気事業法に基づく電気設備に関する技術基準を定める省令 (平成 9.3.27 通商産業省令第 52 号、平成 12.6.30 改正)等により電気技術者が行 う。 ④ 水中ポンプその他の電気関係機材は、常に点検、補修を行い正常な状態で作動さ せる。 (8) 工事中、その箇所が酸素欠乏若しくは有毒ガスが発生するおそれがあると判断した とき、又は関係機関から指示されたときは、「酸素欠乏症等防止規則」(昭和 49.9.30 労働省令第 42 号)等により換気設備、酸素濃度測定器、有毒ガス検知器、救助用具等 を設備し、酸欠作業主任者をおき万全の対策を講じる。 2.交通安全対策 工事施行中の交通保安対策については、当該道路管理者及び所轄警察署長の許可条件 及び指示に基づき適切に交通保安を施行し、かつ、通行者等の事故防止に努める対策を 図らなくてはならない。 保安施設の設置参考例は、以下のとおりである。 [片側通行] 作図例 例6参照 〃 [歩道部] 作図例 例7参照 〃 [通行止め] 作図例 例8参照 ① 保安施設設置例 ② ③ ④ 保安施設「工事標示板」 図3-2参照 ⑤ 保安施設「う回路標示板」 図3-3参照 給水装置工事の交通保安に重要と考えられるものを参考として、また、建設工事公衆 災害防止対策要綱(平成 5.1.12 建設省経建発第1、2号)を遵守し、施行しなければな らない。 3.現場の整理整頓 工事現場の掘削土砂、工事用機械器具及び材料、不要土砂等の集積が交通の妨害、付 近住民の迷惑又は事故発生の原因とならないようにそれらを整理し、又は現場外に搬出 し、現場付近は常に整理整頓しておく。また、工事現場付近の道路側溝の詰り、塀への 泥はね等がある場合は、速やかに清掃する。 - 48 - 4.後片付け 工事完了時は当該工事現場の跡片付けを行うとともに、速やかに機械類、不用材料等 を整理し、交通の妨害や付近住民への迷惑にならないようにする。 5.騒音防止 住宅地において騒音を発する機械類(ランマ、カッター、ブレーカ等)を使用する際 は、付近住民の了解を得ることが望ましく、低騒音型機械等の使用によりできるだけ騒 音を軽減させる。 6.その他 工事の責任者は、絶対に作業現場を離れることのないよう注意する。 - 49 - - 50 - 図3-2 工事標示板 図3-3 う回路標示板 - 51 - 6 給水装置工事施工管理基準 給水装置工事施工管理基準は、給水管及び給水用具のうち管理者が指定する材料を使用 した部分について、指定給水装置工事事業者が適正な施工管理のもとに施工し完成させる ことにより、将来にわたって適切な維持管理がまっとうできることを目的とする。 上記の目的確保を図るために、堺市上下水道局発行の「水道工事施工管理基準」から、 一部語句を下記のように読み替えるものであり、この基準のうち必要な項目において適用 するものとする。 水道工事 ⇒ 給水装置工事 堺市上下水道局が発注する水道施設の建設工事、それに伴う舗装道路本復旧工事等 ⇒ 堺市における給水装置工事 受注者 ⇒ 指定給水装置工事事業者 配水管布設工 ⇒ φ75㎜以上給水管布設工 現場代理人 ⇒ 給水装置工事主任技術者 工事番号 ⇒ 承認番号 また、「水道工事施工管理基準」への追加変更分は下記の網掛け分によるものとする。 品質管理基準表 耐圧 工 種 種 別 試験 (測定) 種目 耐圧 配管 水圧試験 管 試験(測定) の基準 理 基 準 品質規格 試験水圧 0.7 MPa~0.75 MPa 管内注入量 試験時間 0㍑ ~ 10㍑未満 30分間 10㍑ ~ 180㍑未満 60分間 90分間 配 管 施 工 箇 180㍑ ~ 360㍑未満 所毎 360㍑ ~ 500㍑未満 120分間 500㍑以上 120分間以上 * 管内注入量は、0.2 MPaから試験水圧まで の加圧時に管内に入った水量をいう。 * 試験器具は自記録水圧測定器を用いる。 - 52 - 備考 施工状況・出来形管理写真 工 種 区 分 種別 撮影項目 撮影時期 穿孔切屑排出状況 施工中 仕上り状況 (土被り) 施工後 コア挿入状況 施工前後 布設状況 (土被り) 施工後 給水管分岐工 出 来 形 給水管工事 給水管布設工 配管状況 止水栓(メーター) 逆止弁付パッキン まわり 設置状況 施工箇所毎 施工後 配管状況 出来形管理表 ① 出来形管理表(土工事) ② 出来形管理表(弁・栓類) 品質管理表(チェックシート) ① GX 形継手チェックシート(直管・P-Link) ② GX 形継手チェックシート(異形管・G-Link) ③ GX 形継手継ぎ輪チェックシート ④ NS形継手(φ75~250)チェックシート ⑤ NS形継手(φ300~450)チェックシート ⑥ NS形継ぎ輪(φ75~450)チェックシート ⑦ NS形継手(ライナ、異形管)チェックシート ⑧ K形継手チェックシート ⑨ 大平面座形フランジ継手チェックシート ⑩ 溝形フランジ継手チェックシート(メタルタッチの場合) ⑪ 溝形フランジ継手チェックシート(メタルタッチでない場合) ⑫ K形(離脱防止押輪)チェックシート ⑬ K形(二つ割離脱防止押輪)チェックシート ⑭ NS形継ぎ輪(φ75~450)(離脱防止押輪)チェックシート ⑮ 耐圧試験管理表 - 53 - 備考 ※お客様名及 びお客様番号 を記載する。 施工後(メ ーターボッ クス設置の 前後) 配管状況 メーター二次側の ※撤去した鉛管も 鉛管取替工 撮影する。 メーター移設工 撮影頻度 ※布設工は官 民境界部の土 被りを撮影す る。 (No. - 54 - ) (No. - 55 - ) (No. ) GX形継手 チェックシート(直管・P-Link) 工 工 事 配管主任 名 区 指 導 員 担 当 者 配 管 図 No. 測 点 No. 呼び径・管種 継手施工者( ) 管 No 管の種類 略図/ライナ No. - 挿し口突部の有無 - 継 手 清 掃 - 4・5 挿し口挿入量の明示 受口溝(ロックリング)の確認 爪、押しボルトの確認(P-Link) 全周チェック ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ① ③ ⑤ ⑦ 本数 受口端面~ゴム輪 間隔(b)※1 受口端面~白線(黄線) 間隔(a) 押しボルト 1・3 2・4 4 トルク確認 ライナの位置確認(d部)※2 5 マーキング(白線)位置の確認 ※3 判定基準 : ※1 判 定 備 考 - 受口端面~ゴム輪間隔(b)が表に示す合格範囲内であること。また、曲げ接合してチェックゲー ジがゴム輪位置まで挿入できない場合は、チェックできなかったことを記載する。 ※2 ライナが受口奥部に当たっていることを確認する。 ※3 接合直後にマーキング(白線)位置が全周にわたり受口端面の位置にあるか確認する。 - 56 - (No. GX形継手 チェックシート(異形管・G-Link) 工 工 配 測 名 区 管 図 No. 点 No. 平成 年 配管主任 指 導 員 ) 月 日 事 呼び径・管種 継手施工者( 担 当 者 ) 管 No 管の種類 略図 継 手 No. 挿し口突部の有無 注) 清 掃 滑 剤 挿し口挿入量の明示 爪、押しボルトの確認(G-Link) ゴム輪、押輪または G-Link の確認 ストッパ、ロックリングの確認 本数 T頭ボルト 箇所数 受口端面~ 隙間ゲー 施工管理用突部の隙間 ※ ジ確認 本数 押しボルト - - - - 1・2 3 4 5 5 6 トルク確認 判 備 定 考 判定基準 : ※1 - 受口端面と押輪または G-Link の施工管理用突部との間に 0.5 ㎜以上の隙間がないこと。 注)挿し口突部の無い挿し口を異形管受口と接合する場合は、G-Link を使用すること。 - 57 - (No. ) GX形継手 継ぎ輪チェックシート 工 工 配 測 事 名 区 管 図 No. 点 No. 呼び径・管種 継手施工者( 平成 年 月 配管主任 指 導 員 ) 管 No 管の種類 略図 継 手 No. 挿し口突部の有無 注 1) 清 掃 滑 剤 切管挿し口の白線Bの明示 ゴム輪、押輪または G-Link の確認 爪、押しボルトの確認(G-Link) ストッパ、ロックリングの確認 上 受口端面~ 右 白線の間隔 下 (L’)注 2) 左 上 両挿し口端の 右 間隔 下 注 2) (y1) 左 T頭ボルト 本数 箇所数 受口端面~ 施工管理用突部 の隙間 ※ 隙間ゲージ 確認 本数 トルク確認 押しボルト 判 備 定 考 判定基準 : ※ 受口端面と押輪または G-Link の施工管理用突部との間に 0.5 ㎜以上の隙間がないこと。 注 1) 挿し口突部の無い挿し口を異形管受口と接合する場合は、G-Link を使用すること。 注 2) 一方から順次配管していく場合にはL’寸法、せめ配管の場合はy1 寸法を記入すること。 - 58 - 日 担 当 者 (No. NS形継手チェックシート(φ75~φ250) 1 2 ) 平成 年 月 日 3 C 4 直管受口(ライナなし) 矢視 直管受口 8 6 屈曲防止リング 5 直管受口(ライナ使用) 7 矢視 異形管受口 管 No 管の種類 略図/ライナ 継 手 No. ― 清 掃 ― 受口溝(ロックリング)の確認 ― 受口端面~ゴム輪の最大寸法確認(C) 1 6 滑 剤 ― 全周チェック ① ② ③ 受口端面~ゴム輪 間隔(b) ④ 2 7 ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ① 受口端面~白線 間隔(a) ③ 4 ⑤ ⑦ ライ ナ 位 置の確認(d部) ※1 3 マ-キング(白線)位置の確認※2 5 8 屈曲防止リングの確認※3 8 判 定 ― 備 考 ― 判定基準 受口端面~ゴム輪間隔(b)<受口端面~ゴム輪の最大寸法(c) ※1 ライナが受口奥部に当たっている事を、4.5mmの隙間ゲ-ジにて確認する。 ※2 接合直後に、マ-キング(白線)位置が全周にわたり受口端面の位置にあるか確認する。 ※3 屈曲防止リングと挿し口外面に薄板ゲ-ジが入らないこと。 - 59 - (No. NS形継手チェックシート(φ300~φ450) ) 平成 年 月 日 管 No 管の種類 略図/ライナ 継 手 No. ― 清 掃 ― 滑 剤 ― 受口溝(ロックリング)の確認 ― バックアップリングの向き※3 6 受口端面~ゴム輪の最大寸法確認(C) 1 全周チェック ① ② ③ 受口端面~ゴム輪 間隔 (b) (mm) ④ 2 ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ボ ル ト 数 ― トルクN・m ― ① 押輪~受口端面 間隔※4 ③ 8 ⑤ ⑦ ① 受口端面~白線 間隔 (a) (mm) ③ 4 ⑤ ⑦ ① ゴム輪の 出入状態※5 ③ 9 ⑤ ⑦ ライ ナ 位置の確認(d 部) ※1 3 マ-キング(白線)位置の確認※2 5 8 判 定 ― 備 考 ― 判定基準 受口端面~ゴム輪間隔(b)<受口端面~ゴム輪の最大寸法(c) ※1 ライナが受口奥部に当たっている事を、4.5mmの隙間ゲ-ジにて確認する。 ※2 接合直後に、マ-キング(白線)位置が全周にわたり受口端面の位置にあるか確認する。 ※3 バックアップリングの向き :テーパー部は挿し口端面側、切断部は受口内面切欠き部をさけ た位置にあること。 ※4 押輪~受口端面間隔 :最大値-最小値≦5mm(同一円周上) ※5 ゴム輪の出入状況 :同一円周上に A、C または A、B、C が同時に存在しないこと。 - 60 - (No. ) NS形継ぎ輪チェックシート 年 工 工 配 測 名 区 管 図 No. 点 No. 月 事 配 管 主 任 呼び径・管種 継手施工者( 指 導 員 ) 管 No.および形状 略 清 滑 図 掃 材 受口溝(ロックリング)の確認 ① バックアップリングの向き 数 ② ボルト トルク N・m ③ 押輪~受口 間 隔 ④ ゴム輪の 出入状況 ⑤ 両挿し口端の 間 隔 (y1) ⑥ L′ 受口端面~ 白線の間隔 判 備 上 右 下 左 上 右 下 左 上 右 下 左 上 右 下 左 定 考 せめ配管 判定基準 ①バックアップリングの向き:テーパー部が挿し口端面側にあること。 ③押輪~受口間隔 :最大値-最小値≦5mm(同一円周上) ④ゴム輪の出入状況 :同一円周上にA、CまたはA、B、Cが同時に存在しないこと。 注) ⑤は、一方から配管する場合には記入不要。⑥は、せめ配管の場合には記入不要。 - 61 - 担 当 日 (No. ) NS形継手(ライナ使用、異形管)チェックシート 年 工 工 配 測 事 名 区 配管主任 指 導 員 月 日 担 当 者 図 No. No. 管 点 呼び径・管種 継手施工者( 管 No.および形状 略 図 清 掃 滑 剤 の 塗 布 抜 け 出 し チ ェ ッ ク ①バックアップリングの向 (1) き、 (2) 分割部の位置 ② 上 挿入位置の確認 右 下 左 ③ 上 押輪~受口間隔 右 下 左 ④ 上 ゴム輪の出入状態 右 下 左 ⑤ボルト 数 トル ク 判 定 判定基準 ①バックアップリングの向き、分割部の位置:(1)バックアップリングの羽根部がゴム輪 側にあること。(2)バックアップリング分割部とロックリング分割部が重ならないこと。 ②挿入位置の確認:現場で明示した白線上に受口端面があること ③押輪~受口間隔:最大値-最小値≦5mm(同一円周上) ④ゴム輪の出入状態:同一円周上にA、CまたはA、B、Cが同時に存在しないこと - 62 - ) (No. ) K形継手チェックシート 年 月 日 工事名 工 区 配管図 No. 測 点 No. 呼び径・管種 継手施工者( ) 管 No. および形状 略 継 図 手 No. 清 掃 滑 剤 数 ①ボルト トルク (N・m) 上 右 ②押輪- 受口端面間隔(a) 下 左 上 ③受口端面- 白線の間隔(A) または胴付間隔(X) 右 下 左 上 右 ④ゴム輪の 出入状態 下 左 判 定 判定基準 ②押輪-受口端面の間隔(a) ③受口端面-白線の間隔(A) :最大値-最小値≦5mm(同一円周上) :呼び径 75~250mmA ≦ 95mm 呼び径 300~600mmA ≦ 107mm または胴付間隔(X) :X≦表 2 の値 ④ゴム輪の出入状態 :同一円周上にA,C または A,B,C が同時に存在しないこと。 - 63 - (No. ) 大平面座形フランジ継手チェックシート 年 月 日 工事名 工 区 配管図 No. 測 点 No. 呼び径・管種 継手施工者( ) 製 品 名 および形状 製 品 No. 略 継 図 手 清 No. 掃 数 ①ボ ル ト トルク (N・m) ②ガスケットの位置 判 定 判定基準 ①ボルトの締め付けトルク ②ガスケットの位置 :表 3 の標準締め付けトルクによる。 :フランジ面が平行にかたよりなく接合されていることおよびガ スケットのずれがないこと。 - 64 - (No. 1 溝形フランジ継手チェックシート (メタルタッチの場合) 1 工事名 工 区 配管図 No. 測 点 No. 年 月 日 呼び径・管種 継手施工者( ) 呼び圧力 1 製 品 名 および形状 製 品 No. 略 図 継 手 清 No. 掃 接着剤使用の有無 上 ①すきまゲージ (1mm厚)に よるチェック 右 下 左 数 ②ボルト トルク (N・m) 判 ) 定 判定基準 ①すきまゲージによるチェック ②ボルトの締め付けトルク :フランジ面間の 1mm 厚のすきまゲージが入らないこと。 :60N・m 以上 - 65 - (No. 1 溝形フランジ継手チェックシート (メタルタッチでない場合) 工事名 工 区 配管図 No. 測 点 No. ) 1 年 月 日 呼び径・管種 継手施工者( ) 呼び圧力 1 製 品 名 および形状 製 品 略 継 No. 図 手 清 No. 掃 接着剤使用の有無 上 ①すきまゲージ (上限用と下限用) によるチェック 右 下 左 数 ②ボルト ゆるみ チェック 判 判定基準 定 ①すきまゲージによるチェック ②ボルトのゆるみチェック :表 4 に示した上限のすきまゲージが挿入できないので、下のすきまゲー ジが挿入できること。 :容易にゆるまないこと。 - 66 - (No. ) K 形 (離脱防止押輪) チ ェ ッ ク シ ー ト 年 月 日 工事名 工 区 配管図 No. 測 点 No. 呼び径・管種 継手施工者( ) 管 No. および形状 略 継 図 手 No. 清 掃 滑 剤 数 ①ボルト トルク (N・m) 数 ②押ボルト トルク (N・m) 上 右 ③押輪- 受口端面間隔(a) 下 左 上 ④受口端面- 白線の間隔(A) または胴付間隔(X) 右 下 左 上 右 ⑤ゴム輪の 出入状態 下 左 判 判定基準 定 ②押輪-受口端面の間隔(a) :最大値-最小値≦5mm(同一円周上) ③受口端面-白線の間隔(A) :呼び径 75~250mmA≦ 95mm :呼び径 300~600mmA≦107mm または胴付間隔(X) :X≦表 2 の値 ④ゴム輪の出入状態 :同一円周上にA,C または A,B,C が同時に存在しないこと。 - 67 - (No. ) K形継手チェックシート 二つ割離脱防止押輪 工 事 名 φ 管種・呼び径 図面No. 施工 平成 年 月 日 ③二つ割離脱防止押輪取付け ①T頭ボルト交換前 A a 既設のボルト 押しボルト ② 白線表示 T頭ボルト ① a (ロング) A 第2ナット ②T頭ボルト交換後 測定位置 上 第1ナット 呼び径 (mm) ゴム輪の出入り状態判定 右 左 T頭ボルト ① (ロング) A B C 下 T頭ボルト 締付トルク ボルトの (N・m) 呼び 75 M16 60 100~ 600 M20 100 700~ 800 M24 押しボルト 締付トルク ボルトの (N・m) 呼び M20 100 140 M22 120 継手No. 製造メーカ名 略 図 清 掃 ① T頭ボルト (ロング) 第1ナット 第2ナット 第1ナット 第2ナット 第1ナット 第2ナット 第1ナット 第2ナット 第1ナット 第2ナット T頭ボルト 交換前 T頭ボルト 交換後 T頭ボルト 交換前 T頭ボルト 交換後 T頭ボルト 交換前 T頭ボルト 交換後 T頭ボルト 交換前 T頭ボルト 交換後 T頭ボルト 交換前 T頭ボルト 交換後 本 数 締付トルク 本 数 ② 押しボルト 締付トルク 段差A 組立部 段差B 割面密着 ③ 組立ボルト 本 数 締付トルク 上 押輪-受口 間隔 (a) 右 下 左 上 白線-受口 間隔 (A) 右 下 左 上 ゴム輪 出入り状態 右 下 左 判 定 判定 ・間隔(a)の最大値と最小値の差は5mm 以下とする。白線-受口の間隔(A)は許容曲げ角度の半分以内で、ダク タイル管の接合 要領書 JDPA W 05 による。ゴム輪の出入り状態は、同一円周上でA,CまたはA,B,C が同時に存在しないこと。 ・測定項目は製造メーカによって異なるため、製造メーカの施工要領書により必要項目を測定すること。 - 68 - (No. ) NS形継ぎ輪(離脱防止押輪使用)チェックシート 年 工 工 配 測 月 事 名 区 管 図 No. 点 No. 呼び径・管種 管 No.および形状 略 図 押 輪 製 造 メ - カ名 清 掃 滑 材 受口溝(ロックリング)の確認 ① バックアップリングの向 き 数 ② T頭ボルト トルク N・m 数 ③ 押しボルト トルク N・m 上 ④ 右 押輪~受口 間 隔 下 左 上 ⑤ 右 ゴム輪の 出入状況 下 左 上 ⑥ 両挿し口端の 間 隔 (y1) 右 下 左 上 ⑦ L′ 受口端面~ 白線の間隔 判 備 右 下 左 定 考 判定基準 ①バックアップリングの向き:テーパー部が挿し口端面側にあること。 ④押輪~受口間隔 :最大値-最小値≦5mm(同一円周上) ⑤ゴム輪の出入状況 :同一円周上にA、CまたはA、B、Cが同時に存在しないこと。 注) ⑥は、一方から配管する場合には記入不要。⑥は、せめ配管の場合には記入不要。 - 69 - 日 (No. ) 耐圧試験管理表 工事名 主任技術者 施工管理担当者 配管工 承認番号 水圧試験は,新設管の洗管後,監督員の立ち会いのもとに試験区間を区切って,下記のとおり行うこと。 (1)試験水圧は,0.70MP a 以上0.75MP a以下とする。 (2)水圧測定位置は,試験区間の両端のうち標高の低い側とする。 (3)0.20MP a から試験水圧に達するまでの注入量により加圧時間を決定(品質管理基準表による)し,自記録水圧 測定器によりチャート紙に記録すること。また,記録終了後,0.20MP a まで圧力を抜き,注入量を再確認する。 さらに,自記録水圧測定器が0.00MP aを示すことを確認し,終了すること。 (4)試験合格後,耐圧試験管理表をすみやかに上下水道局に提出すること。 試験日 年 月 日 測 定 時 刻 時 分 ~ 時 分 工事場所 口 径 φ 概算延長 m 試験水圧 Mpa 0.2Mpaから0.7Mpa 以上までの注入量 ㍑ 試験時間 分間 水圧試験記録紙 別紙のとおり 判 定 合格 ・ 不合格 施工管理担当者名 堺 市 確 認 者 名 判断基準 試験時間の水圧が一定であること - 70 -
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