携帯機器向けLiイオンバッテリ・マネジメントシステム MB3838

新 製 品
携帯機器向けLiイオンバッテリ・マネジメントシステム
MB3838,MB39F101
ノートパソコン向けLiイオンバッテリ・マネジメントLSIです。保護IC
「MB3838」と,ローコストのフラッシュメモリ搭載スマートセンスIC
「MB39F101」を組み合わせることにより,バッテリの残量管理,充
電管理用データを本体側マイコンに送出します。
ッテリ・マネジメントシステムであるBMX *2 をご提案しています。
概
要
BMXは,これまでのバッテリ・マネジメントシステムと比べて,機能
を落とすことなくローコストで実現できるシステムです。
近年のノートパソコン,PDA,携帯電話などの携帯情報機器の
特
普及にはめざましいものがあります。そこで大きな役割を果たしてき
長
たのが,軽量で大容量のLiイオンバッテリです。
機器の携帯使用では電池の安全性・長稼働時間・残量表示
の明確さが必要であり,電池保護機能や電池残量管理などを行う
コンセプト
BMXのコンセプトは次のとおりです。
バッテリ・マネジメントシステムが存在します。ノートパソコンの世界
・パソコン本体で管理すれば電池パック内のマイコンは不要
では,Smart Battery System(SBS)が世界シェア70%(2001年)
・パック内機能は電池情報をパソコン本体側へ伝えるのみ
となっており,世界標準システムと位置づけられています。ほかに
・機能の付加価値はソフトウェアで行えばよい
もDUMBバッテリシステム*1がありますが,部品コストとしては有利
・機能はSBSと同等でコストはダウン
電池パック内マイコンレスで高機能のうえコストダウンが可能
でも機能面でSBSに劣ります。
このような状況のなか当社では,既存システムに代わる新たなバ
図1
図1にBMXの概略図を示します。
BMX概略図
AC アダプタ
電池パック
パソコン本体
2nd 保護
MB3838
コア
RAM
保護 IC
MB39F101
AD
I2C
Flash
BMX
FIND
Vol.21 No.2/No.3
2003
ファームウェア
充電 IC
マイコン
MB90370
PMU+KBC
ファームウェア
53
MB3838, MB39F101
BMXの構成は,電池パック内に保護IC「MB3838」
とスマートセ
コン側で工夫することなく電池パック単体時に出力をオフできるた
ンスIC「MB39F101」の2チップを,パソコン本体側にパワーマネジ
め,誤操作による出力短絡を防止でき,電池パック自体の取り扱
メント
(PMU)
とキーボードコントロール
(KBC)の両機能を併せ持つ
いが容易になります。
マイコン「MB90370*3」を配しています。保護ICとセンスICから得
また本製品は,VDDレギュレータやA/Dコンバータ用基準電圧
た電池情報を,I 2Cバス通信によりパソコン本体と通信を行う構成
源を備え,セル電圧モニタや電流モニタ機能を内蔵しています。
です。電池パックは電池情報をパソコン本体へ伝えるだけとなり,
次項でご紹介するMB39F101と一緒に使用することで,電池パッ
その制御はパソコン本体側のマイコンで行います。これにより電池
ク内蔵の残量監視システムを容易に構成できます。
パック内のマイコンを削除できるので,電池パックトータルのコストダ
本製品は3/4セルLiイオン電池パックに対応しています。
ウンが可能です。当社従来製品との比較では,総デバイス費の約
40%のコストダウン
(対SBS比)が可能となっています。
次に,当社製品のMB3838,MB39F101についてご説明します。
■特長
電源電圧範囲:6V〜25V
高精度過充電検出電圧:4.325V±25mV
*1:電池パック内が保護ICとメモリのみで構成されたシンプルなバッテリ監視シ
ステム。業界スタンダードな俗称。
過放電検出後の回路消費電流:0μA(標準)
*2:BMX:Battery Management project X
基準電圧源およびVDDレギュレータ内蔵
*3:MB90370:業界初のLPCバスとシリアルIRQを搭載した,ノートパソコン
セル電圧モニタおよび電流モニタ機能内蔵
向けパワーマネジメント機能付きキーボードコントローラ用16ビットマイコン
(本誌Vol.20 No.5で紹介)
。
擬似過放電機能内蔵
過放電出力遮断の事前警告機能内蔵
リモートオン/オフ機能内蔵
Liイオン電池パック制御用IC
MB3838
2段階の遅延時間を持つ過電流検出機能を内蔵:
Vth=110mV → 7ms(標準)
Vth=300mV → 500μs(標準)
■概要
Liイオン電池パック制御用ICのMB3836/3837に続いて,基準電
0Vセル充電復帰機能内蔵
パッケージ:SSOP-24P
圧源・VDDレギュレータ・セル電圧モニタ・電流モニタ機能を内
蔵したMB3838を開発しました。
本製品はMB3837と同様,3/4セル直列接続のLiイオン電池パッ
ク制御用ICです。12.6V/16.8V充電に対応し,過充電・過放
電・過電流・過電圧を検出して充放電を制御します。
充電器の異常などにより,電池パックへの印加電圧が過電圧検
出電圧以上になると充電を停止し,解除電圧以下になると再び充
電を開始します。
Liイオン電池の過放電を検出すると,放電を遮断する事前信号
を出力します。この機能により,ノートパソコンのメモリ上データを
ハードディスクに退避できます。そのうえ,電池をセルごとの過放電
レベルまで充分に使い切ることができるため,3/4セル分トータル電
写真1 MB3838外観
圧での過放電検出設定に対して,ノートパソコンの動作時間を長
くできます。
過放電検出後は,ICのすべてのバイアスを切断するため消費電
流はなくなります。そのため,過放電で出力が切断された状態で
電池パックが長期間放置されても,ICに電流が流れたり放電する
ことを防げます。長期間放置による自己放電などでセル電圧が0V
付近まで低下した電池も,再充電による使用が可能です。
また,過放電検出電圧以上のセル電圧状態においても擬似過
放電状態に設定できます。ノートパソコン出荷時に,電池パックか
らの放電を禁止できるうえICのバイアス源もオフできるため,電池
パックの保存期間を約3倍程度延ばすことができます。
さらにリモートオン/オフ機能により,外付け論理回路やノートパソ
54
写真2
MB3838チップ
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MB3838, MB39F101
■回路構成
図2
端子配列図(MB3838)
図2に端子配列図,図3にブロック図,図4〜図6に動作タイ
ミングチャートを示します。
(TOP VIEW)
本製品は,次に示す機能ブロックで構成されています。
■機能
OCV
1
24
AOUT2
COUT
2
23
D1
BAT4
3
22
D2
COVT
4
21
D3
BAT3
5
20
AOUT1
CPDT
6
19
SEL
BAT2
7
18
VS
COCT
8
17
VCC
BAT1
9
16
OUTON
DOUT
10
15
VDD
VIS
11
14
VREF
GND
12
13
PDWN
過充電検出部
電池の充電時に各セル電圧を監視します。図4に示すように,
いずれかのセル電圧が過充電検出電圧(4.325V標準)以上になる
と,COVT端子−GND間に接続されたコンデンサ(COVT)
による遅
延時間(23ms標準)後,COUT端子のオープンコレクタがオフして
H レベルになり,外付け充電制御用Pch MOS FETをオフして
充電を停止します。
過充電検出状態になったすべてのセル電圧が過充電解除電圧
(4.125V標準)以下になると,COUT端子が L レベルになり,外
付け充電制御用Pch MOS FETがオンします。
セル電圧が過充電検出電圧以上になっても,遅延時間(23ms
標準)内に過充電検出電圧よりも低くなると過充電検出状態にはな
りません。
セル電圧入力部
図4に示すように,過充電検出状態では,外付け充電制御用
(FPT-20P-M03)
Pch MOS FETがオフすると同時に,過充電検出値を越えたセル
のセル電圧入力部SWがオンし,セル電圧入力電流を流して電圧
が高いセルを低くするよう働きます。過充電検出が解除されると,
セル電圧入力部SWがオフします。
端子−GND間に接続されたコンデンサ(C OCT )による遅延時間
過放電検出・パワーフェイル部
(500μs標準)後,DOUT端子が H レベルになり,外付け放電
いずれかのセル電圧が過放電検出電圧(2.75V標準)以下にな
制御用Pch MOS FETがオフすることで放電を停止します。
による
ると,CPDT端子−GND間に接続されたコンデンサ(CPDT)
なお,過電流を検出するとVS端子の出力Pch MOS FETをオ
VS出力遅延時間(2s標準)後,VS端子の出力Pch MOS FETを
フします。放電を停止することによりOCV端子は L レベルになり,
オフします。CPDT端子−GND間に接続されたコンデンサ(CPDT)
本製品のバイアス源を完全にオフしてパワーダウン状態になります。
によるパワーダウン遅延時間(20s標準)後,DOUT端子が H レ
その状態から復帰するには,OCV端子を H レベルにして充電し
ベルになり,外付け放電制御用Pch MOS FETがオフして放電を
ます。
セル電圧モニタ部
停止します。
なお,放電を停止することによりOCV端子は L レベルになり,
本製品のバイアス源を完全にオフしてパワーダウン状態になります。
各セル電圧を切り替えて,GND基準の電圧値に変換し,AOUT1
端子に出力します。
その状態から復帰するには,OCV端子を H レベルにして充電し
電流モニタ部
ます。
電池セルに流れる電流を,外付け抵抗RSの電圧降下によりVIS
過電流検出部
端子で検出し,デコーダ部機能表に示すように電圧利得を切り替
図5に示すように,電流検出用VIS端子の電圧が110mV標準
えて,AOUT2端子に出 力します。VIS端子電圧が0V時に
以上になると過電流と判断し,COCT端子−GND間に接続された
AOUT2端子に2Vを出力するオフセットを設定しているので,充放
コンデンサ(COCT)による遅延時間(7ms標準)後,DOUT端子が
電両方向の電流値をモニタすることができます。
H レベルになり,外付け放電制御用Pch MOS FETがオフする
ことで放電を停止します。さらに,放電電流が大きい場合は図6に
示すように,VIS端子の電圧が300mV標準以上になると,COCT
FIND
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デコーダ部
D1,D2,D3端子にVDDレベルまたはGNDレベルの信号を入
力することで,セル電圧と電流モニタの切り替えが行えます。
55
56
B1セル
B2セル
B3セル
B4セル
9
7
5
3
RS
5 mΩ
11
VIS
GND
12
1k
BAT1
1k
BAT2
1k
BAT3
1k
BAT4
42 m/11 mV
100 k
100 k
100 k
100 k
+
−
FIND
24
AOUT2
【電流モニタ部】
×48/×125
利得
切換え
bias
ON/OFF
×1
×1
×1
×1
23 22 21 20
D1 D2 D3 AOUT1
36 bit
デコーダ
マルチ
プレクサ
VTH2
VTH1
+
−
+
−
【過電流検出部】
2.75 V
±2%
−
−
−
−
+
4.325 V
±0.6%
−
+
−
+
−
+
−
+
【過充電検出部】
COCT
8
COVT
遅延時間
(7 ms)
(500μs)
Latch3
リセット
4
リセット
Latch1
10
2
CPDT
6
PF出力
遅延時間
(2 s)
COUT
パワーダウン
遅延時間
(20 s)
【過放電検出部】
遅延時間
Latch2
(23 ms)
リセット
VCC-OCV>0.3 V
DOUT
1
VCC
600
PDWN
OUTON
VS
(24 ピン)
13
16
18
VREF
基準電圧源
14
5 V±1%
VDD
VDD
15
レギュレータ
5 V±2%
ON/OFF
【リモートオン回路部】
OCV
BATT−
BATT+
図3
【セル切換え回路部】
19
【セル電圧入力部】 【セル電圧 Amp 部】
SEL
VCC
17
470
MB3838, MB39F101
ブロック図(MB3838)
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MB3838, MB39F101
図4
動作タイミングチャート(過充電検出部,セル電圧入力部)
(MB3838)
他のセルは VTH を越えず,セル電圧入力電流および自己放電で電圧が低下した状態
VTH(4.325 V)
セル電圧
VH(0.2 V)
セル 1
セル 2
(4.125 V)
セル 1
セル電圧入力電流
セル 2
(45μA)
(0μA)
(45μA)
(0μA)
(VDD)
(3 V)
COVT 端子
COUT 端子
TD(23 ms)
図5
動作タイミングチャート(過電流検出部1)
(MB3838)
充電開始
(0.3 V)
VIS 端子
(0.11 V)
0V
(3 V)
COCT 端子
DOUT 端子
VS 端子
0V
TD(7 ms)
図6
内部バイアス:オフ
動作タイミングチャート(過電流検出部2)(MB3838)
充電開始
(0.3 V)
VIS 端子
(0.11 V)
0V
(3 V)
COCT 端子
DOUT 端子
VS 端子
0V
TD(500μs) 内部バイアス:オフ
FIND
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MB3838, MB39F101
フラッシュメモリ内蔵スマートセンスIC
MB39F101
図7
端子配列図(MB39F101)
(TOP VIEW)
■概要
MB39F101は,新規開発テクノロジの単層ポリシリコン・フラッシュ
AVREF
1
20
SDA
メモリテクノロジを用いることでプロセス工程を削減した,ローコスト
AN00
2
19
SCL
のフラッシュメモリ内蔵のスマートセンスICです。本製品は,ノート
AN01
3
18
VCC1
パソコン用3/4セル直列Liイオン電池パックに対応しています。保護
AN02
4
17
SLAVEADDRESS
ICより受け取った電池情報をデジタル化処理する10ビットA/Dコンバー
VSS
5
16
POWON
タ部,電池初期情報と制御情報を格納する1280ビット フラッシュメ
AN03
6
15
VCC2
CAN00
モリ,本体側マイコンとの通信を行うI2C制御回路で構成されてい
ます。
当社製品のMB3838( 制御用IC)
とセットで使用することにより,
電池パック内マイコンを削除することができます。SBSと同等機能で
ありながら,ローコストな電池残量監視システムを構成することがで
7
14
PORT3
WP
8
13
PORT2
NC
9
12
PORT1
NC
10
11
PORT0
きます。
(FPT-20P-M03)
■特長
単層ポリシリコン・フラッシュメモリテクノロジ採用でローコスト
なセンサICを実現
I2Cバスインタフェース準拠,E2PROM(2Kビット)互換
電圧測定・電流測定の同時A/D変換が可能
2電源方式により,電池から電源(Vcc1=5V)が供給されていな
くても,VCC2にHOST側から3.3Vを供給することでメモリ読出
I2Cインタフェースのプロトコル制御を行います。SLAVE-ADDRESS
としてのみ動作します。
10ビットA/Dコンバータ
逐次比較型10ビットA/Dコンバータです。A0〜A3の4入力のう
しが可能
ち1つを選択してA/D変換を行います。また,電流センスには
パワーダウン機能により待機時の消費電流が0μA
CAN00端子があり,アナログ入力のA/D変換と電流センスのA/D
パワーダウン時からのAuto Wake Up機能(SLAVE-ADDRESS
変換は同時に行うことができます。
1280ビットフラッシュメモリ
のマッチによる)
電池初期情報や状態などの記憶用の1280ビット フラッシュメモリ
■回路構成
です。
図7に端子配列図,図8にブロック図を示します。
図9にメモリマップを示します。
本製品は,次に示す機能ブロックで構成されています。
パワー部
内部回路の電源供給を行います。SLAVE-ADDRESSのマッチ
■機能説明
により,パワーダウンモードからのAuto Wake Upが可能です。
I2Cバスインタフェース制御部
写真3
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MB39F101外観
写真4 MB39F101チップ
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MB3838, MB39F101
図8
ブロック図(MB39F101)
[EXT_CLK]
[TSCL]
[BIT-ADDR(0:2)]
メモリ&
メモリ制御回路
(1280 ビット)
[CYCLING-TEST]
[HVD-TE]
[HVD-VPP]
WRITE-MODE
WRITE-MDATA
WRITE-START
WRITE-END
内部回路-I2C 間
RD-REQ
WD-ADDRESS(0:7) データ送受信
W-MDATA(8:15)
制御部
R-MDATA(0:7)
W-MDATA(0:7)
R-RDATA(0:7)
RCV-DATA(0:7)
DATA-RCVD
START
STOP
SLVAD-MATCH
READ
WRITE
SCL
I 2C
バス
インタフェース
制御部
DISABLE-RCV
DISABLE-ACK
SEND-ACK
SEND-DATA(0:7)
SDA
SLAVE-ADDRESS
WRITE-REG
[ANALOGOUT]
[INACTIVE]
WAKE-UP
[ANALOGIN]
VCC1
VCC2
PORT0/ANLOG-IN
PORT1/ANLOG-OUT
PORT3
PORT2
GPIO
5.0 V
3.3 V
POWON
POWER SAVE MODE
AV-REF
AN00
AN01
AN02
AN03
CAN00
WP
RESET5.0
RESET3.3
POWER
AD 変換回路
(10 ビット)
VSS
図9
メモリマップ
今後の展開
当社は今後もソリューション提案型ビジネスへの展開
00
を図り,残量管理や保護機能以外にも,新たな急速
02
充電システムなど次世代バッテリ・マネジメントシステム
04
の市場ニーズに応えるべく,さまざまなシステム提案を
06
行っていきます。また,新規テクノロジである単層ポリ
シリコン・フラッシュメモリを用いたメモリ入りアナログ製
品の展開や,3重拡散BiCMOS*4を用いることにより,
08
AD 変換結果 1 レジスタ L
AD 変換結果 1 レジスタ H
AD 変換結果 2 レジスタ L
AD 変換結果 2 レジスタ H
コマンド/ステータスレジスタ L
コマンド/ステータスレジスタ H
ポートレジスタ L
ポートレジスタ H
パワーステータスレジスタ L
パワーステータスレジスタ H
0A
未実装領域
アナログ分野全般に対して高精度・高機能・ローコ
スト製品の拡充に努めていきます。
■
*4:CMOSベースのテクノロジにNPNトランジスタを形成するこ
とにより,バイポーラの高精度とCMOSの安価なコストを併
せ持つBiCMOSテクノロジ。
40 保 未実装領域
守
50 用 フラッシュテストモードレジスタ(8 バイト)
Flash 制御用 ROM(8 バイト)
58
60 ユーザレジスタ領域 1(8 バイト)
68 ユーザレジスタ領域 2(8 バイト)
70 ユーザレジスタ領域 3(8 バイト)
78 ユーザレジスタ領域 4(8 バイト)
80
システムメモリ領域(128 バイト)
2 バイト単位(+CRC8 で合計
3 バイト)での読出し/書込み
未実装領域の書込みは正常終了で
書込みデータは無視される。
読出しデータは不定,保守領域は
試験モード時のみ書込み可能(そ
れ以外では未実装領域と同じ動作
をする)。
8 バイト単位での消去/書込み
ライトプロテクト対象外領域
8 バイト単位での消去/書込み
8 バイト単位での消去/書込み
ライトプロテクト対象領域
F8
お問い合わせ先【技術】:LSI事業本部 アナログ商品事業部 マーケティング部
TEL(03)5322-3390
FIND
Vol.21 No.2/No.3
2003
【営業】
:最寄りの富士通㈱
FAX(03)5322-3386
営業部(裏表紙をご参照ください)
59