2016 年 11 月 1 日号 No.298 成田空港の運用状況 (2016 年 9 月 ) 区 分 航空機発着回数( 回) 国 際 線 旅 客 便 貨 物 便 そ の 他 国 内 線 旅 客 便 貨 物 便 そ の 他 航 空 旅 客 数( 人) 国 際 線 日 本 人 外 国 人 通 過 客 国 内 線 国際航空貨物量( t) 積 込 輸 出 仮 陸 揚 取 卸 輸 入 仮 陸 揚 給 油 量 ( kl) 7月 21,035 16,521 14,329 2,043 149 4,514 4,383 95 36 3,494,540 2,860,608 1,093,593 1,304,305 462,710 633,932 179,633 85,190 49,142 36,048 94,443 59,024 35,419 392,481 8月 21,455 16,816 14,636 1,980 200 4,639 4,485 101 53 3,718,078 3,033,973 1,462,836 1,178,237 392,900 684,105 172,502 81,521 45,615 35,906 90,981 56,456 34,525 397,084 (注)1.8月、9月は速報値。 羽田空港の運用状況 区 分 国 際 線(人) 日 本 人 外 国 人 国際航空貨物量(t) 積 込 取 卸 前年同月比(%) 103 105 106 101 100 97 96 123 136 102 104 105 105 94 97 104 106 101 114 102 98 110 99 9月 20,689 16,297 14,101 2,016 180 4,392 4,227 97 68 3,344,862 2,734,578 1,296,219 1,076,403 361,956 610,284 182,650 86,834 51,613 35,221 95,816 62,053 33,763 379,088 前年同月比(%) 104 106 106 103 108 99 98 120 148 104 105 99 114 107 98 109 112 109 117 106 102 114 100 日平均 690 543 470 67 6 146 141 3 2 111,495 91,153 43,207 35,880 12,065 20,343 6,088 2,894 1,720 1,174 3,194 2,068 1,125 12,636 2.国際航空貨物量は東京税関の資料による。 7月 1,299,106 712,960 586,146 36,231 16,552 19,679 8月 1,356,694 821,764 534,930 35,531 16,009 19,522 前年同月比(%) 116 111 124 130 123 135 日平均 43,764 26,509 17,256 1,146 516 630 115.76 ・国際旅客数は法務省、国際航空貨物量は東京税関の資料による。 航空機発着回数 外国人旅客数は、前年同月比 +14%の 1,076,403 人で、 前年同月比 +4% (886 回増、一昨年同月比 +7% )18 カ月 44 カ月連続で前年同月を上回り、9 月として過去最高と 連続で前年同月を上回り、9 月として過去最高となりました。 国際線発着回数は、前年同月比 +6%の 16,297 回となり 9 なりました。 月として過去最高となりました。 航空旅客数 国際航空貨物量 前年同月比 +9% (14,643 トン増、一昨年同月比 +6% ) 前年同月比 +4% (125,273 人増、一昨年同月比 +12% )18 となり、6 カ月連続で前年同月を上回りました。仮陸揚 カ月連続で前年同月を上回り、9 月として過去最高となりま 貨物量は、前年同月比 +15%の 68,984 トンとなり、9 月 した。 として過去最高となりました。 空港運営 2016 年 冬ダイヤスタート 成田空港の 2016 年冬ダイヤ(2016 年 10 月 30 日~ 2017 年 3 月 25 日)がスタートし、定期航空会社別ダ イヤが発表されました。 11 月 6 日~ 19 日までの 14 日間をベースに算出し た総発着回数は、4,610 回(2016 年夏に対し +96 回、 2015 年冬に対し +244 回)となり開港以来最高を記 録しました。国際線は、旺盛な訪日旅客需要を背景 に、新規就航やアジア方面を中心とした新規路線開 設、増便が相次ぎ、国内線においても新規路線開設 や増便により、国際線・国内線ともに開港以来最高 値を更新しました。 (単位:回) 週間発着回数 区分 2016年冬ダイヤ 定期航空会社別スケジュール発着回数 (1)国際線(旅客便・貨物便) 区分 第 1 P T B 北 ウ イ ン グ (単位:回) 週間発着回数 略号 航空会社名 第 1 P T B 南 ウ イ ン グ 2 2016 冬② ②-① ACI エア・カレドニア・インターナショナル 10 10 0 AFL アエロフロート・ロシア航空 14 14 0 AFR エールフランス航空 14 14 0 AMX アエロメヒコ航空 8 10 2 AZA アリタリア-イタリア航空 28 24 -4 CSC 四川航空 8 8 0 CSN 中国南方航空 36 36 0 CXA 厦門航空 DAL デルタ航空 GIA ガルーダ・インドネシア航空 HAL◎ ハワイアン航空 HVN ベトナム航空 JNA◎ ジンエアー KAL 大韓航空 KLM KLMオランダ航空 SHU◎ オーロラ航空 小計(16社) 旅 客 便 2016 夏① 第 2 P T B 旅 客 便 略号 航空会社名 2016 夏① 2016 冬② ②-① AAL アメリカン航空 52 56 4 AIC エア インディア 8 8 0 ALK スリランカ航空 8 8 0 AMU マカオ航空 14 14 0 ANG ニューギニア航空 2 4 2 BAW ブリティッシュ・エアウェイズ 14 14 0 BKP バンコク・エアウェイズ★ CAL チャイナエアライン 80 66 -14 CEB セブパシフィック航空 22 22 0 CES 中国東方航空 48 48 0 CHH 海南航空 6 6 0 CPA キャセイパシフィック航空 70 68 -2 CRK◎ 香港航空 ESR イースター航空 FFM◎ ファイアーフライ★ FIN HKE IBE◎ イベリア航空 JAA▲ ジェットアジア・エアウェイズ JAL 日本航空 LAN ラン航空★ MAS PAL PIA パキスタン国際航空 QFA カンタス航空 QTR カタール航空 SBI 28 28 28 28 0 フィンランド航空 14 14 0 香港エクスプレス 28 42 14 6 6 0 0 0 540 552 12 マレーシア航空 24 24 0 フィリピン航空 56 54 -2 4 4 0 14 14 0 14 14 0 S7航空 10 10 0 SCO スクート 14 28 14 28 28 0 4 4 0 8 8 0 244 172 -72 14 14 0 TAM TAM航空★ 14 14 TAX タイ・エアアジアX 48 0 THT エア タヒチ ヌイ 28 28 TNA トランスアジア航空 28 28 0 102 104 2 TTW タイガーエア台湾 36 34 -2 14 14 0 TWB ティーウェイ航空 14 28 14 2 2 UAE エミレーツ航空 14 14 0 548 520 -28 1,194 1,268 74 48 AAR アシアナ航空 56 56 0 ABL エアプサン 14 28 14 ACA エア・カナダ 22 20 -2 AJX エアージャパン 14 14 0 ANA 全日本空輸 532 540 8 ANZ ニュージーランド航空 18 14 -4 10 0 -10 AUA◆ オーストリア航空 BER エアベルリン★ CCA 中国国際航空 CDG 山東航空★ CSZ 深圳航空 DLH ルフトハンザドイツ航空 ETD エティハド航空 ETH エチオピア航空 EVA エバー航空 JAI ジェットエアウェイズ★ LOT LOTポーランド航空 6 6 0 MGL MIATモンゴル航空 6 6 0 MSR 72 第 3 P T B JJA チェジュ航空 28 42 14 JJP ジェットスター・ジャパン 40 42 2 JST ジェットスター航空 30 34 4 SJO Spring Japan 14 14 0 VNL バニラエア 98 98 0 210 230 20 52 3ビル合計(5社) 旅客便計(82社) 0 3,096 3,148 AAR ABW※ アシアナ航空 6 6 0 エアブリッジカーゴ 8 8 0 AHK※ エアホンコン 12 12 0 6 0 -6 14 0 AIH※◆ エアインチョン 6 6 0 AJX エアージャパン 14 14 0 14 14 0 ANA 全日本空輸 93 83 -10 6 6 0 CAL チャイナエアライン 10 10 0 42 42 0 CAO※ 中国国際貨運航空 6 6 0 CPA キャセイパシフィック航空 12 12 0 FDX※ フェデラルエクスプレス 84 86 2 GEC※ ルフトハンザカーゴ 12 12 0 エジプト航空★ ICV※ カーゴルックスイタリア 2 2 0 NLY ニキ航空★ KAL 大韓航空 12 12 0 SAA 南アフリカ航空★ MAS◆ マレーシア航空 4 0 -4 SAS スカンジナビア航空 14 12 -2 SIA シンガポール航空 42 42 0 SWR スイスインターナショナルエアラインズ 14 14 0 THA タイ国際航空 42 42 0 THY ターキッシュ エアラインズ 14 14 0 UAL ユナイテッド航空 UZB◆ ウズベキスタン国営航空 VAU ヴァージン・オーストラリア★ 14 72 2ビル合計(34社) 182 168 -14 4 0 -4 小計(27社) 1,144 1,130 -14 1ビル合計(43社) 1,692 1,650 -42 貨 物 便 NCA※ 日本貨物航空 106 124 18 PAC※ ポーラーエアカーゴ 42 44 2 UPS※ ユナイテッドパーセルサービス 46 46 0 貨物便計(15社 ※うち貨物専用9社) 475 477 3,571 3,625 54 510 518 8 国際線計(91社) 日平均 ・略号の欄で「◎」マークは、2016年夏ダイヤ当初と比較して増となった航空会社。 ・略号の欄で「◆」マークは、2016年夏ダイヤ当初と比較して減となった航空会社。 ・略号の欄で「▲」マークは、2016年夏ダイヤ、2016年冬ダイヤと2期連続で運航がなかった航空会社。 ・航空会社の欄で「★」マークは、 コードシェアのみ。 2 空港運営 (2)国内線(旅客便・貨物便) 区分 旅 客 便 (単位:回) 週間発着回数 略号 航空会社名 ANA 全日本空輸 APJ* IBX* JAL 日本航空 JJP ジェットスター・ジャパン SJO Spring Japan VNL バニラエア 168 168 0 ピーチ・アビエーション 98 98 0 IBEXエアラインズ 28 28 0 84 84 0 378 390 12 48 76 28 116 122 6 920 966 46 23 19 -4 23 19 -4 国内線計(7社 *うち国内線のみ就航2社) 943 985 42 日平均 135 141 6 旅客便計 (7社 *うち国内線のみ就航2社) 貨 物 便 2016 年度 上半期運用状況 ②-① 2016 冬② 2016 夏① ANA 全日本空輸 貨物便計(1社) ・略号の欄で「*」マークは、国内線のみ就航航空会社。 (3)総 計 (単位:回) 週間発着回数 区 分 2016 夏① 国際・国内線計 ②-① 2016 冬② 4,514 4,610 96 645 659 14 日平均 (単位:回) (4)2015年冬ダイヤ及び2016年夏ダイヤとの比較 週間発着回数 区 旅客便 国 際 線 貨物便 分 計 国内線 総 計 ③-② 2016 冬③ ③-① 2,950 3,096 3,148 52 日平均 421 442 450 8 29 計 499 475 477 2 -22 日平均 合 計 2016 夏② 2015 冬① 198 71 68 68 0 -3 3,449 3,571 3,625 54 176 日平均 493 510 518 8 25 計 917 943 985 42 68 日平均 131 135 141 6 10 4,366 4,514 4,610 96 244 624 645 659 14 35 計 計 日平均 成田空港の 2016 年度上半期の運用状況がまとま りました。 【航空機発着回数】 前 年 同 期 比 +4 %(5,221 回 増 ) 、総発着回数 123,026 回となり、5 期連続で最高値を更新しました。 これは、2016 年夏ダイヤ期間中における新規就航、 新規路線開設や増便等により国際線が好調だったた めです。国際線旅客便発着回数は、オーロラ航空、 香港航空、ジンエアー、ハワイアン航空の新規就航 に加え、韓国、台湾、香港等のアジア方面を中心と した新規路線開設や増便が相次いだことにより前年 同期比 +7%(5,702 回増)の 83,962 回となり、2 期 連続で最高値を更新しています。 【航空旅客数】 前年同期比 +3%(622,350 人増)の 19,933,522 人 となり、2 期連続で最高値を更新しています。国際 線外国人旅客数は、引き続き旺盛な訪日需要がある 韓国、台湾、香港等のアジア方面を中心に旅客が 増加したため、前年同期比 +9%(586,933 人増)の 7,135,154 人となり、3 期連続で最高値を更新しまし た。国内線旅客数は、那覇線が好調だったことに加 え、春秋航空日本(SJO) の札幌線/関西線新規開 設などにより、前年同期比 +0.4%(15,751 人増)の 3,565,915 人となり開港以来最高値を更新、LCC 就航 前の2011年 810,642人と比較し約 4.4 倍になりました。 【国際航空貨物量】 前年同期比 +5%(48,107トン増)、一昨年同期比 +3%(27,891トン増) の 1,046,331トンとなりました。 仮陸揚貨物量は、前年同期比 +13%(47,794トン増) の 409,073トンとなり、2 年ぶりに最高値を更新しました。 2016年度 上半期運用状況 定期乗り入れ航空会社数は、国際線・国内線合わ せて 93 社となり過去最高となりました。 就航都市数は、海外が 107 都市 110 路線(37 カ国 3 地域)、国内が 17 都市 18 路線、合計 124 都市 128 路 線となりました。 冬ダイヤ期間中においても新規路線開設が予定され ており、ANA は、2017 年 2 月に成田-メキシコシティ線 の開設を発表しています。 デルタ航空は、成田-グアム線、ニューヨーク線、 ロサンゼルス線、ミネアポリス線、バンコク線及び関 空線(国際線乗り継ぎ)の週 74 便が運休、成田-ホ ノルル線が週 2 便の増便となり合わせて 72 便の減便と なりました。 区 分 航空機発着回数(回) 国際線 旅客便 貨物便 その他 国内線 旅客便 貨物便 その他 航空旅客数(人) 国際線 日本人 外国人 通過客 国内線 国際航空貨物量(t) 積込 輸出 仮陸揚 取卸 輸入 仮陸揚 給油量(kl) 2016年度 上半期 (速報値) 2015年度 上半期 2014年度 上半期 前年 同期比 (%) 123,026 97,046 83,962 11,893 1,191 25,980 25,143 545 292 19,933,522 16,367,607 6,701,069 7,135,154 2,531,384 3,565,915 1,046,331 499,214 292,052 207,162 547,117 345,206 201,911 2,313,406 117,805 91,102 78,260 11,852 990 26,703 25,874 516 313 19,311,172 15,761,008 6,645,415 6,548,221 2,567,372 3,550,164 998,224 467,422 287,363 180,059 530,802 349,582 181,220 2,296,274 115,934 89,732 76,814 12,039 879 26,202 25,178 449 575 17,925,612 14,865,910 6,948,594 5,167,714 2,749,602 3,059,702 1,018,440 476,926 295,536 181,390 541,514 360,868 180,616 2,353,908 104 107 107 100 120 97 97 106 93 103 104 101 109 99 100 105 107 102 115 103 99 111 101 (注)1.航空機発着回数は回転翼機を除く。 2.国内線旅客数は回転翼機によるものを除く。 3.国際航空貨物量は東京税関の資料による。 3 空港運営 第 2PTB カーブサイド整備 第 2PTB ~第 3PTB 連絡バスルートとバス停位置変更 NAA は、10 月 25 日より第 2PTB から第 3PTB への連 絡バスのルートについて、構内道路を一部改良、第 2PTB 本館北側にバス停を新設することで、空港東通 りを経由しないルートになり、走行距離が約 2.5km か ら約 0.9km に、所要時間も約 11 分から約 4 分へ短縮 されました。また、ピーク時間帯の運行間隔も 5 ~ 8 分から 3 ~ 5 分と短縮されました。 これと同時に、バス乗降位置が第 2 レーン 24 番か ら第 1レーン 1 番に変わりました。 新設された 1 番バス停(左)、バス乗り場が追加されたトラック調の動線(右) 団体バス乗り場変更 NAA は、第 2PTB 到着階の団体バス乗り場につい て、第 1 レーン南側 2 台分と第 2 レーン北側 3 台 分を第 2 レーン北側に集約、新たに 22-A、22-B、 23-A、23-B 乗り場を 10 月 25 日供用し、従来のバ ス乗り場を閉鎖しました。 また、ホテルバス用バスプール 6 台分が同バス 停脇に新たに設けられました。 成田空港公式 WEB サイトより 第 1PTB 出国審査後のエリアに NAA 直営ラウンジ オープン 4 10 月 15 日、 第 1PTB 中 央 ビ ル 新 館 3 階 制 限 エ リア 26 番 ゲ ート脇 に、NAA 直営ラウンジ「Narita TraveLounge(ナリタ トラベラウンジ)」がオープンしま した。どなたでも出発まで利用できる有料ラウンジで、 座席数は 91 席、面積は 300 ㎡です。シンプルな内装 に洗練されたインテリアが配置され、窓からは航空機 の離着陸風景が望めます。 サービス内容は、コーヒーなど各種飲み物、新聞 や雑誌、無料 Wi-Fi の提供などで、追加料金にて食 事類やアルコール類も 提供しています。 営業 時 間は 6 時 30 分から 21 時 30 分、利 用料金は大人(12 歳以 上)が 1,200 円、 小人 (6 ~ 12 歳 未 満 ) が 600 円です。 NAA プレスリリースより 第 2 駐車場ビル南棟 1・2 階 床面補修工事 第 2 駐車場ビル南棟の 1 階及び 2 階の一部フロ アを閉鎖し、床面補修工事が行われています。閉 鎖は、12 月15 日(木)までの予定。工事中は、エ レベーターは 1 階が通過階となります。車両の階層 移動は、地下 1 階から 3 階間のスロープの通行が できません。南棟 3 階~ 5 階は出発階から入庫。 出庫は北棟を経由して 1 階へ下ります。 詳しい入退場ルートについては、NAA ホームペー ジをご覧ください。 第 1PTB 4 階に日本食が楽しめる 「NARITA Dining Terrace」 オープン 第 1PTB 中央ビル 4 階エアポートモールの中央に、 日本食の専門店 6 店舗を集めた「NARITA Dining Terrace (ナリタ ダイニングテラス) 」 が 11 月17日 (木) オープンします。 店舗は、らーめん、そば、和定食、とんかつ、寿司、 肉料理など種類豊富な有名店や人気店を集め、日 本人のお客様はもとより外国人のお客様にも「日本 食」を旅の目的のひとつとして楽しんでいただける よう充実が図られています。共用部は、床、壁、天 井、照明などをリニューアルし、明るく開放感のあ るスペースに生まれ変わります。 営業時間は、各店舗とも 8 時~ 20 時(ラストオー ダー)です。 NAA プレスリリースより 航空会社 ・ アクセス 運航スケジュール(2016年11月4日~12月25日) 成田→関西 エア タヒチ ヌイ 成田-タヒチ線 増便 エア タヒチ ヌイ(THT)の成田-タヒチ線は、2017 年 1 月17 日(火)から、現在の月、土曜日に水曜日 を加えた週 3 便で 3 月 29 日(水)まで運航します。 運航スケジュール(2017年1月17日~3月29日) 成田→タヒチ 便名 運航時刻 運航日 17:40 - 09:50 月・土 TN77 19:00 - 11:10 水 タヒチ→成田 便名 運航時刻 運航日 TN78 07:00 - 14:05 火・金・日 便名 IJ651 運航時刻 11:55 - 13:35 運航日 毎日 IJ655※ 関西→成田 17:30 - 19:10 金・土・日 便名 運航時刻 運航日 IJ652 14:35 - 16:00 毎日 19:50 - 21:15 金・土・日 IJ656※ ※は増便 京成線 ダイヤ改正 京成電鉄は、11 月 19 日(土)にダイヤを改正 します。 今回の改正は、朝の時間帯にスカイライナー 1 本が増発され、これにより京成上野発スカイライ ナ ー は、5 時 58 分 か ら 8 時 50 分 ま で、 ほ ぼ 20 分間隔運行となります。 フィンランド航空 また、アクセス特急は、上下 1 本が増発となり、 成田-ヘルシンキ線 増便 下りは京成上野発 5 時 18 分(成田空港着 6 時 14 フィンランド航空(FIN)は、2017 年 6 月 5 日(月) 分)、上りは成田空港発 19 時 16 分となります。 から成田-ヘルシンキ線を 1 日 1 便から週 11 便に スカイライナー時刻表 することを発表しました。増便されるのは成田発月・ ダイヤ改正後 火・木・土曜日とヘルシンキ発月・水・金・日曜日 時 分 5 58 増発列車 です。 6 20 40 使用機材は A350‐900 型機で、座席数は 297 席 20分の等間隔運行 7 00 20 40 (ビジネスクラス 46 席、 エコノミーコンフォート43 席、 8 00 25(26) 50 25分の等間隔運行 9 20 エコノミークラス 208 席)です。 運航スケジュール(2017年6月5日~10月27日) 成田→ヘルシンキ 便名 運航時刻 運航日 AY072※ 09:50 - 13:50 月・火・木・土 AY074■ 11:55 - 15:20 ヘルシンキ→成田 便名 運航時刻 毎日 運航日 AY071※ 16:45 - 08:05 月・水・金・日 AY073■ 17:20 - 10:00 毎日 ※は増便 ■は2016冬ダイ ヤ、機材はA330又はA340 春秋航空日本 成田-関西線を週末増便 ( )内の時刻は土曜・休日ダイヤ 成田空港~大崎駅結ぶ「成田シャトル」 運行開始 WILLER EXPRESS 北信越、京成バス及び千葉交 通は、10 月 31 日から「成田シャトル」の運行 を開始しました。 「成田シャトル」は大崎駅西 口バスターミナル~成田空港~芝山町を結ぶ低 価格高速バスで、1 日 43 便を運行します。 運賃は、片道大人 1,200 円、小人 600 円。ピー ク時には最短 30 分間隔の運行となります。 春秋航空日本(SJO)は、11 月 4 日(金)か ら 12 月 25 日(日)の金・土・日曜日、成田- 関西線を 1 日 1 便から 2 便に増便します。 同路線は、今年の 9 月 28 日に就航した路線で、 SJO にとっては広島、佐賀、新千歳に次ぐ 4 路 線目の国内線です。なお、12 月 9 日(金)は 機材繰りのため運休します。 NAA プレスリリースより 5 企業活動 ・ 航空行政 JAL、ブリティッシュ・エアウェイズ など 4 社で欧州線共同事業開始 JAL、ブリティッシュ・エアウェイズ (BAW)、フィ ンランド航空 (FIN)及びイベリア航空 (IBE) は、10 月18 日より日本-欧州路線において共同事業を開 始しました。 日本とロンドン、パリ、フランクフルト、ヘルシ ンキ、マドリードの直行便に加え、ロンドンから 欧州域内約 80 地点、ヘルシンキから欧州域内約 60 地点、マドリードから欧州域内約 80 地点、日 本国内約 40 地点が対象路線となりました。 日本初のパスポート発券から 150 年 外務省と JAL が記念イベント開催 外務省は、10 月17 日に第 2PTB3 階スカイリウム にてパスポート150 周年記念イベントを行いました。 会場には、現存する日本最古のパスポートのレプ リカと、次期パスポートの基本デザインが展示され、 パスポートの歴史について紹介が行われました。 また、日本最古のパスポートがパリへ向かう曲 芸団に発券されたことから、同日の成田発パリ行き JAL415 便搭乗者に記念品が配布されました。 訪日中国人向けビザ緩和 外務省は、10 月 17 日から中国人に対して発 給するビザについて、有効期間の延長や発給要 件の緩和等の措置を開始しました。これは、日 中間の人的交流を拡大し、政府の観光立国推進 や地方創生の取組みに資するためのものです。 具体的には、 (1)商用目的の者及び文化人、 知識人に対する数次ビザについて、ビザの有効 期限を現行の最長 5 年から 10 年に延長するほ か、発給対象者の要件が一部緩和され、また(2) 中国教育部直属大学に所属する学部生、院生及 びその卒業後 3 年以内の卒業生に対する個人観 光一次ビザ申請手続きが簡素化し、経済力が確 認できる書類は、在学証明書や卒業証明書へ代 替できます。 外務省は、本運用により日中間における人的 交流の一層の活発化が期待されるとしていま す。 6 航空貨物事業者 6 社 フォークリフト操作技術競う NAA は、10 月 6 日に「第 2 回成田国際空港貨物 地区フォークリフト & パレットビルディング競技会」 を開催しました。6 社 10 チームが参加し、パレッ トビルディング ( 貨物積みつけ作業 )とフォークリ フト基本操作の 2 種目で技術を競い合いました。 総合部門優勝は、JAL カーゴサービス A チーム、 準優勝は、国際空港 上屋 A チーム、3 位 は JAL カーゴサービ ス B チームでした。 ま た、 パ レ ット 競技会に参加されたみなさん ビル ディング 部 門、 フォークリフト基本操 作部門の優勝は、い ずれもJALカーゴサー ビス A チームが果た パレットビルディング競技の様子 NAA プレスリリースより しました。 サムスン電子の新型スマホ 日本でも機内持ち込み禁止 国交省は、 サムスン電子社製電子端末新型スマー トフォン(ギャラクシーノート7)の海外での発火事 案を受けて 10月15日から航空機内持ち込みを禁止 しました。これを受け、翌日より本邦航空会社は、 機内持ち込み並びに受託手荷物としての預かりを禁 止しました。 同製品は、9 月 9 日より受託手荷物としての預け 入れを禁止、機内への持ち込みは制限とされてい ましたが、今回の措置により電源を切り、バッテリー を外しても機内への持ち込みが禁止となりました。 9 月の訪日客 191.8 万人 日本政府観光局 (JNTO) は、2016 年 9 月の訪日外 客数が、前年同月比 19.0%増の 191 万 8 千人となり、 9 月として過去最高だった昨年の 161 万 2 千人を約 30 万人上回りました。 中国は、1 月からの累計が 9 月時点で 500 万 7 千 人に達し、昨年の年計 (499 万人 ) を 3 カ月早く超え ました。また、韓国は、前年同月比が 42.8%増と 高い伸びを記録しました。 統計 ・ 調査 2016 年海外旅行の現状についての調査 出典:JTB 総合研究所 株式会社 JTB 総合研究所は、全国に居住する 15 歳から 79 歳までの男女 4 万人へのインターネットア ンケート調査を実施し「2016 年海外旅行の現状について」の調査研究を発表しました。 1.2016 年の日本人海外旅行者数は 1,700 万人 日本政府観光局の発表によると、2016 年 1 ~ 7 月ま での日本人海外旅行者数の累計はおよそ 934 万人(前 年比 4.5%増) 。8 月のお盆期間中の各航空会社の国 際線が好調だったこと、為替の動き、先行予約状況な どを鑑みると、2016 年は 1,700 万人(前年比 4.9%増) になると推計できます。 2.関心ある旅のテーマ 首都圏は、 「歴史・史跡」 「世界遺産めぐり」が多く、 名古屋圏やその他地域では、 「ドライブ旅行」や「グル メ旅行」 「テーマパークめぐり 、 」が多い結果となりました。 地方では、世の中で話題になっていることに注目する 傾向がみられ、目的をもってテーマを深掘りすることに は価値を感じにくいようです。 アンケートによると、今年の観光目的の海外旅行の 平均回数は 1.59 回/人で 20 代 60 代に偏る結果となり ました。 3.海外の観光地から学べること 海外旅行に行かないと答えた人の理由で最も 多かったのは、 「海外旅行に行くほど長く休めない (35.3%) 」、次いで「国内旅行で行きたい場所があ る(19.0%)」 「旅行先での治安が心配(18.0%) 」で した。 今回の調査では、日本人が海外旅行をした際に、 「海外の観光地から学べると思ったこと」を自由に 回答してもらい、その結果、最も多かったのは「街 の景観を壊さない工夫」で、 「清掃、住民の親近感 など」 、 「交通機関の利便性やアイディア」 「言葉の通 じやすさ」が続きました。 国別では、アメリカでは国立公園などで人工物を 排除し自然景観を壊さない工夫がされていることや バリアフリーが徹底していること、フランスでは美 術館や博物館で自由に写真撮影ができること、台 湾では夜市など夜の時間帯に楽しめる魅力があるこ となどの意見がみられました。いずれの意見も日本 の観光地でも、旅行者の満足度を上げるためのヒン トとなりそうです。 〔調査概要〕 調査方法:インターネットアンケート調査 スクリーニング調査対象者:全国に居住する 15 歳~ 79 歳の 男女 4 万人へのインターネットアンケート調査 本調査対象者:スクリーニング調査対象者の中で、2014 年 1 月以降に絵画旅行(ビジネス、観光問わず)をした経験 者 3,399 名 調査期間:2016 年 5 月 16 日~ 5 月 20 日 7 他空港の動向 ・ その他 羽田 空港 でタ ーミ ナル 連絡 道路 トンネル工事 着手 羽田空港の国際線と国内線の旅客乗り継ぎの 効率化を図るため、両ターミナルを連絡する延長 1,705m の新トンネル工事が始まりました。 トンネルの出入口は、国際線貨物地区の A 滑走 路側と国内線は新整備地区の現行 GSE 車両置き場 に建設されます。 当該工事は、 2020 年東京オリンピッ クまでの供用開始を目指しています。 新トンネル位置図 国土交通省関東地方整備局の HP より 新型空港気象ドップラー レーダー 導入へ 成田航空地方気象台は、航空機に最新の気象情 報を提供するため、新型の空港気象ドップラーレー ダーを導入します。これに先立ち10月25日、 レーダー を覆うドームの交換作業が行われました。 これまで運用されていたレーダーは、1995 年 10 月に運用が開始されたもので、今回導入される新型 レーダーは、雨粒を立体的に捉えることが可能とな り、雨の強さなどをより正確に観測できるほか、風 向きや風 速を推 定する精度も向上 します。 これから機 材 の入 れ 替え、 調 整などが行われ 12 月から運 用が 開始されます。 8 交換作業で取り外された ドーム ( 左)と新ドーム(右) 米国大手旅行雑誌 魅力ある都市ランキング 東京第 1 位、京都第 2 位に 米国大手旅行雑誌「コンデ・ナスト・トラベラー (Condé Nast Traveler) 」が毎年秋に発表する「魅 力的な世界の都市ランキング (米国都市を除く)」に、 東京が第 1 位(前年 15 位) 、京都が 2 位(前年 9 位) に選ばれました。 同誌は、富裕層を読者に持つ米国大手旅行雑誌 のひとつで、月間発行部数は約 81 万部。今回のラ ンキングは「Readers’Choice Awards 2016」とし て 30 万人を超える読者からの投票で決定しました。 2016 年世界で最も魅力的な都市トップ 10 は、以下 のとおりです。 また、 これとは別の調査、 森財団の 2016 年度版 「世 界の都市総合ランキング」で、東京は 4 位から 3 位 に順位を上げています。 1 位:東京(日本) 2 位:京都(日本) 3 位:フィレンツェ(イタリア) 4 位:ルツェルン(スイス) 5 位:サン ・ミゲル ・ デ ・アジェンデ(メキシコ) 6 位:バンクーバー(カナダ) 7 位:ビクトリア(カナダ) 8 位:ザルツブルグ(オーストリア) 9 位:バルセロナ(スペイン) 10 位:ウィーン(オーストリア) パスポートの申請 成田市でも可能に 10 月 3 日、成田市と我孫子市にパスポート申請 窓口が開設されました。 これまで県内のパスポート申請・交付窓口は、 県運営の中央旅券事務所、東葛飾旅券事務所と県 内 9 カ所の地域振興事務所のみで行われていまし た。県は 2018 年度までの 3 カ年で全 54 市町への 権限移譲を目標にしています。 成田市に住民登録のある方は、成田市役所1階 市民課の窓口でパスポート(旅券)の申請・受け取 りが出来るようになりました。 お知らせ ・ イベント情報 CS セミナーのおしらせ 第 22 回 英語スピーチコンテスト 開催 振興協会では、10 月 8 日、成田市公津の杜コミュニティ 開催場所は全て第 2PTB2 階国際会議室(M2244)です。 センター“もりんぴあこうづ”にて「第 22 回成田空港周 「やさしい手話講座」 日 時 11 月 9 日(水) 辺中学生英語スピーチコンテスト」を開催しました。空 14 時 00 分~ 16 時 00 分 港周辺 9 市町から 26 校 120 名の生徒が参加し、日頃 講 師 キャリアエッセンス代表 の練習の成果を披露しました。 髙橋 加津恵 氏 会場では、静粛な空気の中、外国人の審査員を前に、 内 容 空港内ですぐに使える手話を基礎から楽 緊張しながらも堂々とスピーチする生徒たちの姿に、見 しく学べます。 学者から惜しみない拍手が送られていました。 「中国語セミナー」 今回は、成田市立吾妻中学校が初の「学校賞」優勝 日 時 11 月 29 日(火) を果たしました。なお、個人最優秀賞受賞者には、今 14 時 00 分~ 15 時 30 分 回より副賞として海外研修旅行が贈られました。 講 師 (一財)成田国際空港振興協会 栗栖 尚美 氏 コンテストの結果は次のとおりです。 テナント様向け超入門接客中国語 「並んでください」「少々お待ちくださ い」って何て言うの?接客に役立つ、超 入門者向けセミナーです。 「英語セミナー」 日 時 11 月 25 日(金) 14 時 00 分~ 15 時 30 分 講 師 成田国際空港㈱ 板橋 法子 氏 内 容 初級接客英語(敬語・施設案内編) 空港内でよく使うフレーズやご案内方法 を紹介します。 「接客マナー講座」 日 時 ①基礎編 11 月 22 日(火) ②応用編 11 月 30 日(水) ①・②とも 14 時 00 分~ 15 時 30 分 優勝した成田市立吾妻中学校のみなさん 講 師 ①㈱ノビテク 越山 揺巳香 氏 語学教室受講生 募集中 ②㈱ GMR 田井 暢子 氏 振興協会では、空港スタッフを対象とした語学教室の 【お問い合わせ】 (一財)成田国際空港振興協会 担当 : 松本・栗栖 受講生を募集中です。 TEL:0476-34-6333 Email: [email protected] 【学校賞】 優 勝 成田市立吾妻中学校 準優勝 栄町立栄中学校 第 3 位 成田市立遠山中学校 内 容 英会話初級クラスは、毎週受講曜日を選べる「曜日選 択制」です。詳細は下記までご連絡ください。 【募集クラス】 航空科学博物館のイベント ■やさしい航空のはなし 日 時 11 月 20 日(日)13 時 00 分~ 英会話初級 : 火曜日19:00-19:55(曜日選択可) 場 所 航空科学博物館 1 階多目的ホール 〃 : 水曜日18:00-18:55( 〃 ) 費 用 入館料のみ 内 容 元管制官の堀井不二夫氏が航空管制の仕組 〃 : 木曜日19:00-19:55( 〃 ) 英会話中級 :水曜日19:00-19:55 中国語初級 :木曜日18:00-18:55 中国語中級 :火曜日18:00-18:55 みと仕事の様子をわかりやすく紹介します。 ■クリスマス行事 日 時 12 月 23 日(祝・金) ① 12 時 00 分~ ② 15 時 00 分~ 受講料は各クラス月額 6,200 円。別途テキスト代必要。 場 所 航空科学博物館 西棟展示室 会場は、第 2 駐車場ビル南棟 3 階。 (一財)成田国際空港振興協会 公益推進部 語学教室担当 麻生・菊川・成毛 TEL:0476-34-6393 詳しくはこちら→ http://www.npf-airport.jp/ 費 用 入館料のみ 内 容 クリスマスソング中心のコンサートを開催 します。 【お問い合わせ】 航空科学博物館 TEL:0479-78-0557 9 第 28 回講演会のお知らせ 沢山の方々のご応募をお待ちしております。初参加の方でも お気軽にご応募ください。 13 時 30 分 14 時 00 分 場: 演: 開 開 11月 29 日 ( 火 ) 開催日:平成 28 年 氏 パックンマックン ~ 1 7時00分 タレント 1 5時30 分 氏 浩一 和田 ~ 15 時 10 分 題 演 ( 仮称 ) 国土交通省航空局 航空ネットワーク部長 14 時 10 分 題 演 第1部『首都圏空港を巡る最新情勢』 第2部『外国人へのオモテナシ』 援:成田国際空港株式会社 会 場:ヒルトン成田 参加費:無料 主 催:( 一財 ) 成田国際空港振興協会 後 お申込み・お問合せ先は TEL:0476-34-6397 3 航空機の騒音は、近年、エンジンの性能向上や小 型化で静かになったと言われている。航空機騒音は Lden(時間補正等価騒音レベル)で計算され、 その騒音のレベルによって、法律により移転、民家 防音工事、学校などの公共施設等防音工事などの対 策が取られている。 しかし、騒音下に住む人たちに対して騒音は十年 前に比べると五㏈、二十年前に比べると八㏈下がっ ているよと説明しても、中々納得してもらえない。 逆に「それならここに住んでみろよ」と怒られるこ ともある。それは、飛行コースの直下、側方、夏冬、 天 候( 晴 れ、 曇 り、 雨 ) 、 昼・ 夜・ 深 夜 と 同 じ 騒 音 レベルでも聞こえ方(音質?)がかなり違うからか もしれない。 B滑走路の防音堤の後ろに住んでいたブンちゃん から又苦情の電話が来た。彼は電気工事の職人で、 自分で騒音測定装置を作るほどの博識だ。ブンちゃ んの家にいくと、年老いた女の人が出て来た。 「公 団の人か。いつも息子が迷惑かけるね、私はね、昔 管制塔の食堂で働いていたんだ。あの頃は楽しかっ たなぁ」と懐かしそうに話し、「あんちゃんが帰る まで座敷で待っていてくれ」と六畳間に通された。 隣の部屋から子供のうめき声が聞こえてきた。お茶 をもってきてくれたので、「誰か病気ですか」と尋 ねると、障害をもった孫の具合が悪いのだそうだ。 その時、リバース音(エンジンの逆噴射音)が防音 堤を越えて響いてきた。いつも聞いているのと違っ て、攻撃でもされているように感じられた。その時、 私はアウェイにいたのだろう。 サッカースタジアムの声援でもアウェイとホーム では聞こえ方が全く違う。航空機騒音ならなおさら だ。アウェイになるには様々な要因があるだろうが、 空港は、騒音下の人々がホームになるよう地道な努 力を続ける必要があるだろう。 共生は永遠の課題のようだ。 (M・N)
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