特別規則書 (PDF:584MB)

2015 年 大 会 規 則 書
モトルネッサンス事務局
初 版 2015 年 8 月 19 日
改 訂 2015 年 9 月 08 日
開 催 理 念 : モ ー タ ー ス ポ ー ツ は 紳 士 の 嗜 み (た し な み )で あ る 。
モータースポーツを愛する者が、自らの行動をもってそれを文化的な存在に
まで昇華せしめることを第一の目的とする。年齢ではなく、精神的に成熟した
オトナがモータースポーツへの愛情を発露する格調あるレースとして開催する。
したがって、言動や服装、身だしなみは言うに及ばず、間違ってもビーチサ
ンダルでパドックを闊歩するような御仁には参加をご遠慮願う。ルールに記述
されていなくとも、高いモラルのもと周囲を気遣い、後進の手本たる諸兄が集
う会とする。
フェアプレイの精神に則り、コース上で展開される熱戦が、諸兄の健やかな
リフレッシュメントとなり、レース翌週からの社会活動において生産的な源泉
となることを強く願う。また、我らのこの活動が、日本の優秀な選手が世界で
活躍する機会を育む一助となることを望む。
モトルネッサンス主宰
1
川野泰裕
参加の前提
第1章
大会規則
①クラブマンであること ※注
本大会は、MFJ国内競技規則の精神に基づき、MFJ承認競技会として開催する。す
②大人の良識を持っていること
べての参加者は、モトルネッサンスの開催理念および、2015 モトルネッサンス大会規則
③日常生活に支障をきたす負傷をしないこと
書、2015MFJ国内競技規則の内容を熟知した上で、参加するものとする。
※注:ここで言うクラブマンとは、格式、形態は不問だが、マナー指導などスポーツマンらしい縦の
序列があるクラブ、グループ、集団、家族に所属していることを意味する。
“Race is the Race”であるので、規則は大切な拠り所ではあるが、参加者ならびに同
伴者、関係者の高いモラルによって、少しでも規制やルールを減じ、成熟したオトナの趣
味のレースとして継続できるようすべての参加者、来場者、関係者に協力を求める。
目
次
第 1 章 大会規則
P.2
第1条 大会の名称と開催日
第2章 車両規則
モディファイドクラスの改造限度
ノーマルクラスの改造限度
モトルネッサンス フェーズ 2
P.5
P.5
第2条 主催者および事務局の所在地
各クラスの改造限度(カッコ内は略称など)
主催者:㈱モビリティランド ツインリンクもてぎ
1)Ever Greens T.T.- F1/Ever Greens T.T.- F3(F1,F3) P.7
2)T.T.- F4(4st 250 級、単気筒は 300cc 未満)
P.8
4)Over 還暦 Boys 60(OKB60)
、Over 50 Kids
P.8
5)Normal Singles2(NS2)
P.8
6)Modified singles2(MS2)
P.8
7)Air Cooled Twins(ACT)
P.8
8)Modified Twins1(MT1)
P.8
第3章 各クラスの改造範囲早見表
〒321-3533 栃木県芳賀郡茂木町桧山 120-1
P.7
3)SAMURAI Top Guns、SAMURAI(SAMURAI)
(英文表記:Moto Renaissance Phase2)
2015 年 11 月 21 日 土曜日
TEL 0285-64-0001
事務局:㈱オフィスとらくしょん モトルネッサンス事務局
〒112-0012 東京都文京区大塚 3-19-10 2F
TEL 03-5395-0616
第3条 開催場所
ツインリンクもてぎ 国際ロードレーシングコース
〒321-3533 栃木県芳賀郡茂木町桧山 120-1 TEL 0285-64-0001
P.9
第4条 大会組織
公式通知または大会プログラムにて示す。
第5条 開催クラスおよび MFJ ロードレースライセンス区分
(F:フレッシュマン、N:国内、I:国際)
□ Ever Greens T.T.-F1 :F、N、I
□ Ever Greens T.T.-F3 :F、N、I
□ T.T.-F4
:F、N、I
※本規則書に記載されていない事項は、2015MFJ国内競技規則に基づいて運用する。
2
□
□
□
□
□
□
□
□
SAMURAI Top Guns
SAMURAI
Over 還暦 Boys 60
Over 50 Kids
Normal Singles 2
Modified Singles 2
Air Cooled Twins
Modified Twins1
:I
:N
:F、N、I
:F、N、I
:F、N
:F、N、I
:N、I
:N、I
示、連絡事項は公式通知によって示す。
2.公式通知は参加申込み締切後に発表される。
3.公式通知は、大会開催日の前日までに参加者へ送達されるが、開催期間中
に発表されたものに関しては掲示板に掲示する。
第 12 条 ライダーの装備
2015MFJ国内競技規則 P.84 の該当要件記載に準ずる。
第 13 条 ライダーおよび車両の変更
2015MFJ国内競技規則 P.42 の該当要件記載に準ずる。
第6条 参加資格
第 14 条 ウォーミングアップおよび競技車両の移動
1.ライダーは前条の通り。ピットクルーは、当該年度有効なMFJピットク
コース上およびコースイン直前のピットロード待機時を除き、ウォーミング
ルーライセンス所持者。
アップならびにエンジンの始動は公式通知に定められたエリアでのみ認めら
※レース参加には1名以上のピットクルー登録が義務付けられる。
れる。また、パドック内での競技車両移動は手押しのみとし、自走は認めら
れない。この条項に著しく反するものは、退場を命じられる場合がある。
2.Over 還暦 Boys 60 は、当年満 60 歳以上のライダーに限られる。
3.Over 50 Kids は、当年満 50 歳以上のライダーに限られる。
※ピット内での過度の空ぶかし、子供や体調のすぐれない者の近くでの空ぶか
第7条 参加定員
しなどが無いよう大人の配慮を求める。
タイムスケジュール、その他の都合により制限を設ける場合がある。
第 15 条 出場受付
第8条 参加申込期間
参加者は、定められた時間内に所定の場所で出場受付を完了しなくてはなら
10 月 1 日から 10 月 20 日必着
ない。出場受付では、各ライセンスの提示と受理書、健康保険証、必要事項
第9条 参加料
が記入された車両仕様書の提示が義務付けられる。受理書に不備事項が記載
\27,500-(消費税を含む)
されている参加者は、出場受付で全ての不備事項を解消しなくてはならない。
※SAMURAI Top Guns は賞金レース
注)出場受付を完了しないと車検を受けられない。
※ツインリンクもてぎライセンス非会員は共済会費\7,000-別途必要
第 16 条 公式車両検査
第 10 条 参加受理、参加拒否
参加者は、定められた時間内に車検場において車両およびライダーの装具の
1.参加申込み締切後、参加者宛に正式受理書または拒否の通知を発送する。
検査を受けなければならない。スターティンググリッド上で車両とは別体の
2.参加を拒否された者に対しては、参加料および共済会費を返還する。
エンジンスターターを使用する場合は、そのスターターの検査も義務付けら
3.いったん受理された参加料および共済会費は一切返還しない。
れる。検査完了後に車検合格シールが車両に貼られる。
4.主催者は参加者に対して、その理由を明らかにすることなく申込を拒否ま
注)車検合格シールが貼られていない車両は出走できない。
たは無効とする権限を有する。
第 17 条 公式予選およびウエイティング
第 11 条 公式通知
1.決勝のスタート台数およびスタート位置を決定するための予選方法は、公
1.本規則に記載されていない競技運営に関する実施細則および参加者への指
式通知によって示す場合がある。
3
2.1レースの決勝出走台数は40台とする。
4.車両保管が解除されたら、その車両を当該チームのライダーもしくはピッ
3.ウエイティング願いの提出は、当該クラスの予選不通過者上位3名までと
トクルーが速やかに引き取らなくてはならない。車両保管解除発表後、主
し、暫定予選結果発表後 30 分以内に大会事務局へ提出できる。ただし、
催者およびオフィシャル、またはその関係者は保管車両への責任を一切負
ライダースブリーフィング開始時点で予選通過者からリタイヤ届が出され
わない。
ていなければ、ウエイティング願い提出者の繰り上げは無いものとする。
第 22 条 優勝者、入賞者順位および完走
第 18 条 ライダースブリーフィング
決勝結果に示す。
1.決勝へ出走するライダーは、本人またはチーム監督(代理人の出席も可)
第 23 条 暫定結果および正式結果
の出席が義務付けられる。また、ウエイティング願いを提出しているライ
1.レース終了後、暫定決勝結果が発表され、暫定決勝結果の発表から 30 分
ダーについても同様の義務が課せられる。
以上経過後、正式決勝結果が発表される。
2.ブリーフィング終了までに出席しなかった場合は失格とする。遅刻を繰り
2.正式結果に対する抗議は一切認められない。
返すものには失格を含むペナルティーが科せられる場合がある。
第 24 条 抗議
1.2015MFJ国内競技規則 P.46 の該当要件記載に準ずる。
注)ライダースブリーフィングに出席しないと決勝に出走できない。
3.ダブルエントリーの参加者は、いずれかに1回出席すればよいが、出欠確
2.車両の分解検査に要した費用は、その抗議が不成立の場合は抗議提出者、
認時にその旨を申告する必要がある。
成立した場合には抗議対象者が負担する。その際、車両の分解、復旧など
第 19 条 スタート前チェック
に要する費用は車検長が算定する。
決勝に出走する車両は、指定の時間内に所定のエリアでスタート前チェック
第 25 条 賞典
を受けなければならない。スタート前チェックを済ませた車両は、決勝スタ
公式通知に示す。国際ライセンス所持者は別賞典とする場合がある。
ート進行までウエイティングエリア外へ移動することはできない。
SAMURAI Top Guns、SAMURAI は水冷エンジン車と空冷エンジン車を別
第 20 条 決勝
章典とする。
1.スターティンググリッドは、公式予選の成績順により予選終了後、発表す
第 26 条 レースの延期、中止
る。
2015MFJ国内競技規則 P.44 の該当要件記載に準ずる。
2.スタート方式はクラッチスタートとする。
第 27 条 損害に対する責任
3.決勝周回数は公式通知によって示す。
2015MFJ国内競技規則 P.4 の該当要件記載に準ずる。
第 21 条 車両保管および最終車両検査
第 28 条 違反行為に対する罰則
1.レース終了後、入賞車両はただちに車両保管区域に暫定決勝結果発表後 30
2015MFJ国内競技規則 P.48 の該当要件記載に準ずる。
分以上保管される。
第 29 条 参加者の順守事項
2.保管した車両は必要に応じて分解検査を行なう場合がある。分解検査を行
2015MFJ国内競技規則 P.40 の該当要件記載に準ずる。
なう場合は、当該チームのライダーまたはピットクルーによって行なう。
第 30 条 燃料およびオイル
3.再検査により、規定違反が明らかになった場合、および、分解検査を拒否
2015MFJ国内競技規則 P.41 の該当要件記載に準ずる。
した場合には失格となることがある。
第 31 条 ピットロードのスピード制限
4
ピットロードの通行は 60km/h 以下とする。ピットイン、ピットアウトは
を鑑み、2015 年は開催しない。
2015MFJ国内競技規則 P.74 の該当要件記載に準ずる。
T.T.-F1、T.T.-F3およびSAMURAI Top Guns、SAMURAI
第 32 条 主催者の権限
については、参加者の負担を軽減するため、テイストオブ筑波ほか他社主催レースとの調
主催者は以下の権限を有する。
和を図る場合がある。その際は、その都度、公式フェイスブックページなどを通じて事前
1.参加申込の受付に際して、その理由を明らかにすることなく、参加者、
に告知する。
ライダー、ピットクルーを選択あるいは拒否することができる。
URL:https://www.facebook.com/MotoRenaissance
2.大会スポンサーの広告を参加車両に貼付させることができる。
3.公式プログラムの印刷に間に合わなかったライダーの出場を許可するこ
モディファイドクラスの改造限度
とができる。
(1)出場車両
4.招待したライダーを決勝に出走させることができる。
市販レーサーを除く一般生産型モーターサイクルを基に、改造規定に従い改造された車
5.すべての参加者、ライダー、ピットクルーの肖像権および、音声、写真、
両。
映像などを報道、放送、出版、Web 使用などに関する権限を有し、この
権限を第三者が使用することを許可できる(選手の車載カメラ映像を含
(2)改造の限度
む)
。また、参加車両の写真、映像、排気音などについても同様の権限
すべての車両は、基本仕様に適合しているもので、下記に示されている項目以外の改造、
を有する。
変更は自由とする。
第 33 条 本特別規則書の解釈
①フレームの基本骨格構造(補強およびステー類のカット、リアサスペンションのレイ
本競技規則の解釈および判断に混乱が生じた場合、2015MFJ国内競技規則
ダウンやサスペンション型式変更に伴う改造は可)
に基づいた大会審査委員会の解釈と判断を最終のものとする。
②エンジンの型式(T.T.-F4 は変更可)
解釈:GP マシンを除く市販車のフレームへ他モデルのエンジン搭載は可とする。
③シリンダーの数、吸排気バルブの数、過給機の追加装着
第2章 車両規則
④ピストンストローク(ACT、MT1クラスは変更可)
原則として、すべての車両は 2015 ツインリンクもてぎロードレース車両規則基本仕様
⑤シリンダー、シリンダーヘッド、クランクケース、およびギアボックスシェルの材質
(以下、基本仕様という)を満たしていなくてはならない。一部のクラスでは、必ずしも
(ただし競技専用車両のエンジンパーツは使用不可)
合致しにくい項目も含まれるが、すべての参加者の安全が担保されることを最低限のルー
⑥キャブレターおよびインジェクションの数
ルとする。
⑦タイヤは、一般市販されていて通常ルートで購入できる一般公道用オンロードタイヤ
なお、基本仕様に対し、以下の各クラスの車両規則の内容に齟齬(そご)がある場合、
のみ使用可。
⑧レーシングレインタイヤは使用可。摩擦限度を超えたもの、およびグルービング、カ
各クラスの仕様、車両規則を優先するものとする。出走可否の判断については、車検長お
よび競技監督によるものを最終判断とする。
ッティングは禁止する。
過去のモトルネッサンスにおいて開催されていたヴィンテージ、クラシックの両クラス
⑨下記の制限内で改造をおこなうことができる。
については、フルスロットル区間の長いコースの特性上、貴重な車両の動態保存への影響
ギアミッションは6速の範囲内でギアボックスシェルに変更を加えない限りギア段
5
数および変速比を変更できる。
造が認められる。リアはサスペンション本体の変更ならびに車高調整キットの取り
付けも認められる。イニシャルアジャスターの追加は認められる。
ノーマルクラスの改造限度
④ステアリングステム、リアスイングアーム
(1)出場車両
ステアリングステム、トップブリッジを含み変更は不可。ただし必要でないステー
市販レーサーを除く一般生産型モーターサイクルで、メーカー出荷時と同じ仕様を有す
類のカットおよびダストシールの取り外しは可。スタビライザーの補強はフロント
る車両。
のみ可。
(2)改造の限度
⑤ステアリングダンパー
すべての車両は基本仕様に示されている条件に適合しているもので、下記に示されてい
取り付け可。ただしステアリングストッパーとの兼用は不可。
る項目以外の改造、変更はできない。
(主として改造可能項目を記す)
⑥タイヤ
①エンジンおよび補機
一般市販されていて通常のルートで購入できる一般公道用オンロードタイヤのみ交
1.ジェット類、ニードル類のセッティングパーツの変更およびエアーファンネルの取り
換は可。ただし、摩耗限度を超えたもの、グルービング、カッティングは不可。レ
付けは可。
ーシングレインタイヤの使用は認められる。
2.キャブレター仕様車:キャブレターの変更が認められる。
⑦ホイール
3.インジェクション仕様車:インジェクションシステム(スロットルボディ・インジェク
ホイールの変更が認められる。ホイール変更に伴うカラーの変更およびキャリパーサ
ター・センサー)は車両出荷時のものとするが、セッティングの変更ならびにCPUの
ポートの追加が認められる。
変更、後付サブコンピューター(コントローラー)の取り付けが認められる。
⑧スプロケット、ドライブチェーン
4.エアークリーナーおよびボックス、エレメントの改造、変更および取り外しは可。
ファイナルレシオの変更は可。チェーンサイズの変更は可。
5.スパークプラグ、プラグキャップの改造、変更は可。
⑨ハンドルバー
6.アクセルワイヤー、アクセルグリップ部(ラバーR・L 含む)の改造、変更は可。
改造、変更は可。但し、基本仕様の項に従って処置されていなければならない。
7.クランクケースカバー(R・L)の改造、変更は可。
⑩メーター類
8.オイルクーラーおよび関連品の改造、変更ならびに着脱は可。
ケーブルを含む改造、変更は可。
9.ラジエーター、ラジエーターカバー、クーリングファン、サーモスタットの改造、変
⑪シート、シートカウル
更ならびに着脱は可。
改造・変更は可。
②フレーム
⑫サイドカバー
ゼッケンプレート、メーター、シート等の取り付けのためのステーの追加および必要
取り外しは可とするが、取り外さない場合は脱落しないような処置をほどこさなけ
でないステー類(シートレールの一部含む)のカットは可。シートレールについては、
ればならない。
フレーム本体に溶接されている場合はフレームとみなし、ボルトオンの場合はフレー
⑬フェンダー
ムとみなさない。
フロント、リアとも改造、変更は可。
③フロント、リアサスペンション
⑭ブレーキ
フロントはオイル粘度の変更、エアー加圧、カラーの挿入、スプリングの変更、改
フロントブレーキ、リアブレーキの変更が認められる。この項目で示すブレーキとは、
6
入力部分(レバー、ペダル)からキャリパー(パッド、ライニング含む)までの構成
4サイクルエンジン車は 400cc 未満、
2サイクルエンジン車は 250cc 未満とする。
部品、およびブレーキディスクまでを指す。
(2)改造の限度
⑮ワイヤーハーネス、ジェネレータ
すべての車両は、基本仕様に適合しているもので、下記に示されている項目以外の改造、
改造、変更、取り外しは可。
変更は自由とする。
⑯バッテリー
①オリジナルフレーム、オリジナルスイングアームの使用が認められるが、双方とも十
改造、変更は可。
分な強度と経年変化に対して十分な安全性が確保されていることを条件とする。ただ
⑰リミッター、スターター
し、その材質にチタン、マグネシウム合金の使用は認められない。
②エンジンの型式
改造、変更および取り外し可。
③シリンダーの数、吸排気バルブの数、過給機の追加装着
⑱ステップ
④ピストンストローク
改造、変更は可。
⑤シリンダー、シリンダーヘッド、クランクケース、およびギアボックスシェルの材質
⑲排気管
(競技専用車両のエンジンパーツは使用不可)
メーカー純正品または規定に基づく測定方法で 105db までの物とする。
⑳カウリング
⑥キャブレターおよびインジェクションの数
フロントカウリングの着脱ならびに改造・変更は可。シートカウルについては、そ
⑦タイヤは、一般市販されていて通常ルートで購入できる一般公道用オンロードタイヤ
の材質、形状ともに変更が認められる。
のみ使用可。
㉑互換性
⑧レーシングレインタイヤは使用可。摩擦限度を超えたもの、およびグルービング、カ
同一クラス同一メーカーの車両で一切の追加工無しで組み付け可能の単品、結合部
ッティングは禁止する。
品の交換は認められる。ただし、競技専用車両のパーツ使用は認められない。
⑨下記の制限内で改造をおこなうことができる。
この項目は、改造範囲で認められていない場合にも適用となる。
ギアミッションは6速の範囲内でギアボックスシェルに変更を加えない限りギア段
数および変速比を変更できる。
各クラスの改造限度
1)Ever Greens T.T.-F1/Ever Greens T.T.-F3
2)T.T.-F4
(1)出場車両
(1)出場車両
市販レーサーを除く一般生産型モーターサイクルを基に、改造規定に従い改造された車
市販レーサーを除く一般生産型モーターサイクルを基に、改造規定に従い改造された車
両。エバーグリーン(色あせない)クラスとして、往時のイメージを踏襲し、排気量に
両。4サイクルエンジン車で、メーカー出荷時の排気量が、単気筒モデルは 199.5cc
応じて、T.T.-F1、T.T.-F3の2クラスを設定する。600cc 車両は参加できない。
以上 300cc 未満、2気筒モデルは 250cc 未満の車両に限定される。今年についてはウエ
両クラスともゼッケン色は、赤ベースに白数字とする。
イトハンディ、吸気口径の制限は設けないが、車両間の性能差が極端に大きいと認めら
1.T.T.-F1
れる場合は、今後導入することを検討する。
4サイクルエンジン車は 750cc 未満、
2サイクルエンジン車は 500cc 未満とする。
(2)改造の限度
2.T.T.-F3
モディファイドクラスの改造範囲に準ずる。
7
4)Over 還暦 Boys 60(OKB60)
、Over 50 Boys
3)SAMURAI Top Guns、SAMURAI
出場車両、改造の限度ともにT.T.-F4クラスに準ずる。
(1)出場車両
(※ライダーはそれぞれ当年満60歳以上、当年満50歳以上に限定される)
市販レーサーを除く一般生産型モーターサイクルを基に、改造規定に従い改造された車
両。4サイクルエンジン車は 751cc 以上、2サイクルエンジン車は 500cc 級以上で、メ
5)Normal Singles2(NS2)
ーカー出荷時に鉄フレームの国産車に限定される。鉄フレームであればオリジナルフレ
4サイクル単気筒エンジン車で、メーカー出荷時の排気量が 126cc 以上、250cc 未満の
ームの使用が認められる。
(空冷エンジン、水冷エンジンで別賞典とする場合がある)
車両に限られる。ノーマルクラスの改造範囲に準ずる。
エンジン部分は左右両側から明瞭に見えなければならない。フルカウルの装着は認め
6)Modified singles2(MS2)
られない。
SAMURAI Top Gunsのゼッケン色は、赤ベースに白数字とする。
4サイクル単気筒エンジン車で、メーカー出荷時の排気量が 126cc 以上、250cc 未満の
※SAMURAIクラスは、上記ゼッケン色を使用は認められない。
車両に限られる。モディファイドクラスの改造範囲に準ずる。
※川崎重工業の気概に敬意を表し、NinjaH2-RおよびNinjaH2の参加を
7)Air Cooled Twins(ACT)
認める。SAMURAI両クラスとは別賞典とする。
(2)改造の限度
4サイクル空冷2気筒エンジン車で、メーカー出荷時の排気量が 390cc 以上の車両に限
すべての車両は、基本仕様に適合しているもので、下記に示されている項目以外の改
られる。モディファイドクラスの改造範囲に準ずる。
造・変更は自由とする。
①シリンダーの数、吸排気バルブの数、過給機の装着
8)Modified Twins1(MT1)
②シリンダー、シリンダーヘッド、クランクケース、およびギアボックスシェルの材質
4サイクル2気筒エンジン車で、メーカー出荷時の排気量が 751cc 以上の車両に限られ
(GP マシンのエンジンパーツは使用不可)
る。モディファイドクラスの改造範囲に準ずる。
③キャブレターおよびインジェクションの数
④タイヤは、一般市販されていて通常ルートで購入できる一般公道用オンロードタイヤ
のみ使用可。
⑤レーシングレインタイヤは使用可。摩擦限度を超えたもの、およびグルービング、カ
ッティングは禁止する。
⑥下記の制限内で改造を行なうことができる。
ギアミッションは6速の範囲内でギアボックスシェルに変更を加えない限りギア段
数および変速比を変更できる。
8
第3章 各クラスの改造範囲早見表
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