特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律施⾏令 (平成⼗七年四⽉⼆⼗七⽇政令第百六⼗九号) 最終改正:平成⼆三年五⽉⼀⼋⽇政令第⼀四⼆号 内閣は、特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律 (平成⼗六年法律第七⼗⼋号)第⼆条第⼀項 及び第⼆ ⼗六条第⼀項 の規定に基づき、この政令を制定する。 (政令で定める外来⽣物) 第⼀条 特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律 (以下「法」という。)第⼆条第⼀項 の政令で定める外 来⽣物は、別表第⼀の下欄に掲げる種(亜種⼜は変種を含む。以下同じ。)に属する⽣物とする。 (個体に含まれるもの) 第⼆条 法第⼆条第⼀項 の個体に含まれる政令で定めるものは、胞⼦とする。 (政令で定める外来⽣物の器官) 第三条 法第⼆条第⼀項 の政令で定める器官は、別表第⼆の上欄に掲げる外来⽣物の種の区分に応じ、それぞれ同表の下欄に 定める器官とする。 (特定外来⽣物被害防⽌取締官の資格) 第四条 法第⼆⼗六条第⼀項 の政令で定める要件は、次の各号のいずれかに該当することとする。 ⼀ 通算して三年以上⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する⾏政事務に従事した者であること。 ⼆ 学校教育法 (昭和⼆⼗⼆年法律第⼆⼗六号)に基づく⼤学若しくは⾼等専⾨学校において⽣物学、農学、林学、⽔産 学、造園学その他⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関して必要な課程を修めて卒業した者⼜はこれと同等以上の学⼒ を有すると認められる者であって、通算して⼀年以上⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する⾏政事務に従事したも のであること。 附 則 抄 (施⾏期⽇) 第⼀条 この政令は、法の施⾏の⽇(平成⼗七年六⽉⼀⽇)から施⾏する。 附 則 (平成⼀七年⼀⼆⽉⼀四⽇政令第三六⼆号) (施⾏期⽇) 第⼀条 この政令は、平成⼗⼋年⼆⽉⼀⽇から施⾏する。ただし、次条の規定は、公布の⽇から施⾏する。 (経過措置) 第⼆条 この政令による改正後の特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律施⾏令(以下「新令」とい う。)別表第⼀の下欄に掲げる種(亜種⼜は変種を含む。以下同じ。)のうちこの政令による改正前の特定外来⽣物による⽣ 態系等に係る被害の防⽌に関する法律施⾏令(以下「旧令」という。)別表第⼀の下欄に掲げられていないもの及び新令別表 第⼆の上欄に掲げる外来⽣物の種の区分に応じそれぞれ同表の下欄に定める器官のうち旧令別表第⼆の上欄に掲げる外来⽣物 の種の区分に応じそれぞれ同表の下欄に定められていないものに係る特定外来⽣物についての特定外来⽣物による⽣態系等に 係る被害の防⽌に関する法律(以下「法」という。)第五条第⼀項の許可を受けようとする者は、この政令の施⾏の⽇(以下 「施⾏⽇」という。)前においても、その許可の申請をすることができる。 2 主務⼤⾂は、前項の規定により許可の申請があった場合には、施⾏⽇前においても、法第五条第⼀項の許可をすることが できる。この場合において、当該許可は、施⾏⽇にその効⼒を⽣ずる。 附 則 (平成⼀⼋年七⽉⼆⼀⽇政令第⼆四〇号) (施⾏期⽇) 第⼀条 この政令は、平成⼗⼋年九⽉⼀⽇から施⾏する。ただし、次条の規定は、公布の⽇から施⾏する。 (経過措置) 第⼆条 この政令による改正後の特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律施⾏令別表第⼀の下欄に掲げる 種(亜種⼜は変種を含む。)のうち、この政令による改正前の特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律施 ⾏令別表第⼀の下欄に掲げられていないものに係る特定外来⽣物についての特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に 関する法律(次項において「法」という。)第五条第⼀項の許可を受けようとする者は、この政令の施⾏の⽇(次項において 「施⾏⽇」という。)前においても、その許可の申請をすることができる。 2 主務⼤⾂は、前項の規定により許可の申請があった場合には、施⾏⽇前においても、法第五条第⼀項の許可をすることが できる。この場合において、当該許可は、施⾏⽇にその効⼒を⽣ずる。 附 則 (平成⼀九年⼋⽉三⽇政令第⼆四六号) (施⾏期⽇) 第⼀条 この政令は、平成⼗九年九⽉⼀⽇から施⾏する。ただし、次条の規定は、公布の⽇から施⾏する。 (経過措置) 第⼆条 アノリス・アングスティケプスに係る特定外来⽣物についての特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関す る法律(次項において「法」という。)第五条第⼀項の許可を受けようとする者は、この政令の施⾏の⽇(次項において「施 ⾏⽇」という。)前においても、その許可の申請をすることができる。 2 主務⼤⾂は、前項の規定により許可の申請があった場合には、施⾏⽇前においても、法第五条第⼀項の許可をすることが できる。この場合において、当該許可は、施⾏⽇にその効⼒を⽣ずる。 附 則 (平成⼀九年⼀⼀⽉⼀六⽇政令第三三⼋号) (施⾏期⽇) 第⼀条 この政令は、平成⼆⼗年⼀⽉⼀⽇から施⾏する。ただし、次条の規定は、公布の⽇から施⾏する。 (経過措置) 第⼆条 この政令による改正後の特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律施⾏令別表第⼀の下欄に掲げる 種(亜種⼜は変種を含む。)のうち、この政令による改正前の特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律施 ⾏令別表第⼀の下欄に掲げられていないものに係る特定外来⽣物についての特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に 関する法律(次項において「法」という。)第五条第⼀項の許可を受けようとする者は、この政令の施⾏の⽇(次項において 「施⾏⽇」という。)前においても、その許可の申請をすることができる。 2 主務⼤⾂は、前項の規定により許可の申請があった場合には、施⾏⽇前においても、法第五条第⼀項の許可をすることが できる。この場合において、当該許可は、施⾏⽇にその効⼒を⽣ずる。 附 則 (平成⼆⼀年⼀⼆⽉⼀⼀⽇政令第⼆⼋七号) (施⾏期⽇) 第⼀条 この政令は、平成⼆⼗⼆年⼆⽉⼀⽇から施⾏する。ただし、次条の規定は、公布の⽇から施⾏する。 (経過措置) 第⼆条 ムンゴス・ムンゴ(シママングース)に係る特定外来⽣物についての特定外来⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌ に関する法律(次項において「法」という。)第五条第⼀項の許可を受けようとする者は、この政令の施⾏の⽇(次項におい て「施⾏⽇」という。)前においても、その許可の申請をすることができる。 2 主務⼤⾂は、前項の規定により許可の申請があった場合には、施⾏⽇前においても、法第五条第⼀項の許可をすることが できる。この場合において、当該許可は、施⾏⽇にその効⼒を⽣ずる。 附 則 (平成⼆三年五⽉⼀⼋⽇政令第⼀四⼆号) (施⾏期⽇) 第⼀条 この政令は、平成⼆⼗三年七⽉⼀⽇から施⾏する。ただし、次条の規定は、公布の⽇から施⾏する。 (経過措置) 第⼆条 アノリス・アルログス、アノリス・アルタケウス及びアノリス・ホモレキスに係る特定外来⽣物についての特定外来 ⽣物による⽣態系等に係る被害の防⽌に関する法律(次項において「法」という。)第五条第⼀項の許可を受けようとする者 は、この政令の施⾏の⽇(次項において「施⾏⽇」という。)前においても、その許可の申請をすることができる。 2 主務⼤⾂は、前項の規定により許可の申請があった場合には、施⾏⽇前においても、法第五条第⼀項の許可をすることが できる。この場合において、当該許可は、施⾏⽇にその効⼒を⽣ずる。 別表第⼀ (第⼀条関係) 科名 種名 第⼀ 動物界 ⼀ 哺乳綱 (⼀) カンガルー⽬ クスクス科 トリコスルス・ヴルペクラ(フクロギツネ) (⼆) ⾷⾍⽬ はりねずみ エリナケウス属(ハリネズミ属)全種 科 (三) 霊⻑⽬ おながざる マカカ・キュクロピス(タイワンザル) 科 マカカ・ファスキクラリス(カニクイザル) マカカ・ムラタ(アカゲザル) (四) 齧⻭⽬ ヌートリア ミュオカストル・コィプス(ヌートリア) 科 りす科 カルロスキウルス・エリュトラエウス(クリハラリス) プテロミュス・ヴォランス(タイリクモモンガ)のうちプテロミュス・ヴォランス・オリイ(エゾモモンガ)以外 のもの スキウルス・カロリネンスィス(トウブハイイロリス) スキウルス・ヴルガリス(キタリス)のうちスキウルス・ヴルガリス・オリエンティス(エゾリス)以外のもの ねずみ科 オンダトラ・ズィベティクス(マスクラット) (五) ⾷⾁⽬ あらいぐま プロキュオン・カンクリヴォルス(カニクイアライグマ) 科 プロキュオン・ロトル(アライグマ) いたち科 ムステラ・ヴィソン(アメリカミンク) マングース ヘルペステス・ヤヴァニクス(ジャワマングース) 科 ムンゴス・ムンゴ(シママングース) (六) 偶蹄⽬ しか科 アクスィス属(アキシスジカ属)全種 ケルヴス属(シカ属)に属する種のうちケルヴス・ニポン・ケントラリス(ホンシュウジカ)、ケルヴス・ニポ ン・ケラマエ(ケラマジカ)、ケルヴス・ニポン・マゲシマエ(マゲシカ)、ケルヴス・ニポン・ニポン(キュウ シュウジカ)、ケルヴス・ニポン・プルケルルス(ツシマジカ)、ケルヴス・ニポン・ヤクシマエ(ヤクシカ)及 びケルヴス・ニポン・イェソエンスィス(エゾシカ)以外のもの ダマ属(ダマシカ属)全種 エラフルス・ダヴィディアヌス(シフゾウ) ムンティアクス・レエヴェスィ(キョン) ⼆ ⿃綱 すずめ⽬ ちめどり科 ガルルラクス・カノルス(ガビチョウ) ガルルラクス・ペルスピキルラトゥス(カオグロガビチョウ) ガルルラクス・サンニオ(カオジロガビチョウ) レイオトリクス・ルテア(ソウシチョウ) 三 爬⾍綱 (⼀) かめ⽬ かみつきが ケリュドラ・セルペンティナ(カミツキガメ) め科 (⼆) とかげ亜⽬ たてがみと アノリス・アルログス かげ科 アノリス・アルタケウス アノリス・アングスティケプス アノリス・カロリネンスィス(グリーンアノール) アノリス・エクエストリス(ナイトアノール) アノリス・ガルマニ(ガーマンアノール) アノリス・ホモレキス アノリス・サグレイ(ブラウンアノール) (三) へび亜⽬ なみへび科 ボイガ・キュアネア(ミドリオオガシラ) ボイガ・キュノドン(イヌバオオガシラ) ボイガ・デンドロフィラ(マングローブヘビ) ボイガ・イルレグラリス(ミナミオオガシラ) ボイガ・ニグリケプス(ボウシオオガシラ) エラフェ・タエニウラ・フリエスィ(タイワンスジオ) くさりへび プロトボトロプス・ムクロスカマトゥス(タイワンハブ) 科 四 両⽣綱 無尾⽬ ひきがえる ブフォ・コグナトゥス(プレーンズヒキガエル) 科 ブフォ・グタトゥス(キンイロヒキガエル) ブフォ・マリヌス(オオヒキガエル) ブフォ・プンクタトゥス(アカボシヒキガエル) ブフォ・クエルキクス(オークヒキガエル) ブフォ・スペキオスス(テキサスヒキガエル) ブフォ・テュフォニウス(コノハヒキガエル) あまがえる オステオピルス・セプテントリオナリス(キューバズツキガエル) 科 ゆびながが エレウテロダクテュルス・コクイ(コキーコヤスガエル) える科 あかがえる ラナ・カテスベイアナ(ウシガエル) 科 あおがえる ポリュペダテス・レウコミュスタクス(シロアゴガエル) 科 五 条鰭亜綱 (⼀) なまず⽬ イクタルル イクタルルス・プンクタトゥス(チャネルキャットフィッシュ) ス科 (⼆) かわかます⽬ かわかます エソクス・ルキウス(ノーザンパイク) 科 エソクス・マスクイノンギュ(マスキーパイク) (三) かだやし⽬ かだやし科 ガンブスィア・アフィニス(カダヤシ) (四) すずき⽬ サンフィッ レポミス・マクロキルス(ブルーギル) シュ科 ミクロプテルス・ドロミエウ(コクチバス) ミクロプテルス・サルモイデス(オオクチバス) モロネ科 モロネ・クリュソプス(ホワイトバス) モロネ・サクサティリス(ストライプトバス) パーチ科 ぺルカ・フルヴィアティリス(ヨーロピアンパーチ) サンデル・ルキオペルカ(パイクパーチ) けつぎょ科 スィニペルカ・クアトスィ(ケツギョ) スィニペルカ・スケルゼリ(コウライケツギョ) 六 くも綱 (⼀) さそり⽬ きょくとう きょくとうさそり科全種 さそり科 (⼆) くも⽬ じょうごぐ アトラクス属全種 も科 ハドロニュケ属全種 いとぐも科 ロクソスケレス・ガウコ ロクソスケレス・ラエタ ロクソスケレス・レクルサ ひめぐも科 ラトロデクトゥス・ゲオメトリクス(ハイイロゴケグモ) ラトロデクトゥス・ハセルティイ(セアカゴケグモ) ラトロデクトゥス・マクタンス(クロゴケグモ) ラトロデクトゥス・トレデキムグタトゥス(ジュウサンボシゴケグモ) 七 甲殻綱 えび⽬ ざりがに科 アスタクス属全種 パキファスタクス・レニウスクルス(ウチダザリガニ) アメリカざ オルコネクテス・ルスティクス(ラスティークレイフィッシュ) りがに科 みなみざり ケラクス属全種 がに科 もくずがに エリオケイル属(モクズガニ属)に属する種のうちエリオケイル・ヤポニカ(モクズガニ)以外のもの 科 ⼋ 昆⾍綱 (⼀) 甲⾍⽬ こがねむし ケイロトヌス属(テナガコガネ属)に属する種のうちケイロトヌス・ヤンバル(ヤンバルテナガコガネ)以外のも 科 の エウキルス属(クモテナガコガネ属)全種 プロポマクルス属(ヒメテナガコガネ属)全種 (⼆) はち⽬ みつばち科 ボンブス・テルレストリス(セイヨウオオマルハナバチ) あり科 リネピテマ・フミレ(アルゼンチンアリ) ソレノプスィス・ゲミナタ(アカカミアリ) ソレノプスィス・インヴィクタ(ヒアリ) ワスマンニア・アウロプンクタタ(コカミアリ) 九 ⼆枚⾙綱 (⼀) いがい⽬ いがい科 リムノペルナ属(カワヒバリガイ属)全種 (⼆) まるすだれがい⽬ かわほとと ドレイセナ・ブゲンスィス(クワッガガイ) ぎすがい科 ドレイセナ・ポリュモルファ(カワホトトギスガイ) ⼀〇 腹⾜綱 まいまい⽬ スピラク エウグランディナ・ロセア(ヤマヒタチオビ) スィダエ科 ⼀⼀ 渦⾍綱 三岐腸⽬ やりがたり プラテュデムス・マノクワリ(ニューギニアヤリガタリクウズムシ) くうずむし 科 第⼆ 植物界 ひゆ科 アルテルナンテラ・フィロクセロイデス(ナガエツルノゲイトウ) せり科 ヒュドロコティレ・ラヌンクロイデス(ブラジルチドメグサ) さといも科 ピスティア・ストラティオテス(ボタンウキクサ) あかうきく アゾルラ・クリスタタ さ科 きく科 コレオプスィス・ランケオラタ(オオキンケイギク) ギュムノコロニス・スピラントイデス(ミズヒマワリ) ルドベキア・ラキニアタ(オオハンゴンソウ) セネキオ・マダガスカリエンスィス(ナルトサワギク) うり科 スィキュオス・アングラトゥス(アレチウリ) ありのとう ミュリオフュルルム・アクアティクム(オオフサモ) ぐさ科 いね科 スパルティナ・アングリカ ごまのはぐ ヴェロニカ・アナガルリス―アクアティカ(オオカワヂシャ) さ科 備考 括弧内に記載する呼称は、和名である。 別表第⼆ (第三条関係) 種名 器官 アルテルナンテラ・フィロクセロイデス(ナガエツルノゲイトウ) 茎、根 ヒュドロコティレ・ラヌンクロイデス(ブラジルチドメグサ) 茎、根 ピスティア・ストラティオテス(ボタンウキクサ) 茎、根 アゾルラ・クリスタタ 茎 コレオプスィス・ランケオラタ(オオキンケイギク) 根 ギュムノコロニス・スピラントイデス(ミズヒマワリ) 茎、根 ルドベキア・ラキニアタ(オオハンゴンソウ) 根 セネキオ・マダガスカリエンスィス(ナルトサワギク) 茎、根 ミュリオフュルルム・アクアティクム(オオフサモ) 茎、根 スパルティナ・アングリカ 茎、根 ヴェロニカ・アナガルリス―アクアティカ(オオカワヂシャ) 根
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