インターネット集客術

インターネット商売の現場ですぐに役立つ
1 円も無駄にしない、インターネット集客術
有限会社ワイワイトップ「集客王子」
http://www.ohji.net
1. なぜインターネットで商売をやるのか?
みなさん、こんにちは。有限会社ワイワイトップ代表の山下です。
無料レポート「1 円も無駄にしない、インターネット集客術」をダウンロードしていただ
き、ありがとうございます。
インターネットでのビジネスは、手ごろに小予算で始められることから、過当競争状
態が続き、飽和状態になっているといえるでしょう。
中途半端にインターネット上で商売を開始しても、うまくいかないことは、誰の目に
も分かっていることです。
私もインターネット上で商売を開始したころは、大変苦労しました。
いろいろと試行錯誤をした上で得たノウハウを、このレポートであなたと共有したい
と思っています。
巷には、「無料でらくらくインターネット起業しましょう!」といった感じの情報が溢
れかえっています。
これらの情報がすべて間違っているとは言いませんが、すでに成功している人の方
法をそのまま真似ても、成功するのは非常に難しいでしょう。
まずは、なぜインターネットを使ってビジネスをするのか、あやふやにせず、今一度基
本に立ち返ってみましょう。
【インターネット商売のメリット・デメリット】
メリット
デメリット
・ 低予算で始めることができる
・ 競合が多く、中途半端では勝てな
・ 店舗を構えるような、維持コストが
い
ほとんどかからない
・ 信頼性が重要視されるため、顧客
・ 全国中の顧客を相手にできる
の財布の紐が固い
・ どんな商品でもインターネット販売
に向いているわけではない
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メリットからデメリットのマイナス分を差し引いてもメリットの方が大きいため、まだま
だインターネット商売の新規参入が衰えてはいません。
ここでデメリットの「どんな商品でもインターネット販売に向いているわけではない」と
いう部分だけ、整理しておきましょう。
ネット向き商品
ネット不向き商品
・ ブランド品など、顧客が型番で指 ・ コンビニやスーパーで手軽に手に
定してくるような「専門商品」
入れることが出来る「大量消耗商
・ 「若返りたい」「綺麗になりたい」な
品」
ど、人間の欲求に直接訴求するよ ・ 名産でもなんでもない、口に入れ
うな、健康食品や化粧品などの
るもの「食品・飲料品」
「欲求充足商品」
・ 手芸品や装飾品など、販売実績も
・ 家具やアクセサリーなど、顧客が
ないような「手作り商品」
一般的に比較検討して購入する
ような「買回り商品」
上記は大雑把に一般論的に分けましたが、いずれの商品にせよ、
・ 「オンリー1」もしくは「ナンバー1」の商品である
・ 明確な付加価値がある
・ どこよりも格安である
などの条件について、自信を持って示せれば、初めてそこにインターネット上で商売
を行う上での、ビジネスチャンスが訪れることになります。
ただ単に「自分が売りたい」と思っているレベルでの商品・サービスは、まず売れませ
ん。
もし自分が取り扱っている、また取り扱おうとしている商品・サービスについて、イン
ターネット上で販売されているのを見て、「自分は本当に買うかどうか」、客観的に
見つめなおしてみてください。
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2. お金を使うのか?頭を使うのか?
私はよく、「ホームページを立ち上げるのは簡単だけど、どのように見に来てもらう
ようにすれば良いか分からない」という相談を受けます。
一言で言えば、「お金も頭も、そして体も使わないと、正直しんどいです。」と、最近
は答えています。
もちろん、闇雲にということではありません。
それぞれのご商売の種類にもよりますが、たいてい以下の順番で進めることを、オ
ススメしています。
① 無料で宣伝できるツールをとことん使う
無料宣伝の王道といえば、下記の 3 つでしょう。
・メールマガジン
・ブログ
・ヤフーオークション(1出品 10 円だけかかりますが・・)
これらの活用方法については、たくさんの関連書籍が販売されていますし、ネッ
ト上にもノウハウがいろいろ転がっています。
重要なのは、「無料のツールについてどれを中心にやればよいか?」ということ
についてですが、可能ならば全部やるべきだということです。
ここでは、頭だけでなく、体力も必要になってくるでしょう。
しかし、いわゆる「フル・マーケティング」でいかないと、インターネット上の商売で
成功するのは、難しくなってきています。
最初から全部やるのは無理ですので、少しずつ初めて、常に改善・改良をして
いくのが良いでしょう。
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② 小予算で出来る広告を、少しずつ試してみる
無料でできることがある程度波にのってきたら、恐る恐る小額でできる広告を
やってみましょう。
ただ小額なら、何でも良いというわけではありません。
私は広告の出稿先を選定するときは、必ず人に聞くようにしています。
「こんな広告やってみようと検討中だけど、どう思いますか?」という感じです。
もちろんアナログな付き合いのある人だけでなく、メルマガの相互紹介など、ネ
ット上で知り合った方にも、とても親切に教えてくれます。
以前は飛び込みの営業電話による広告に手を出してしまったこともありました
が、そういうものはほとんど効果がないのが実情です。
また「○○やったら、かなり効果あったよ!」というような知人からの情報をキャ
ッチして、必ず検討するようにしています。
③ 費用対効果がある程度確信できるものに集中して広告投資する
少しずつ広告を出していると、自分の商売に合った広告というものが見えてき
ます。
合っているか合っていないか、その判断の基準は、やはり「費用対効果」という
言葉に集約されます。
どんなにお客さんが増えて売上が上がっても、広告出稿費の方がそれを上回っ
てしまうと、いわゆる広告倒れになってしまいます。
そうならないように、常に広告出稿費に対して、獲得顧客数などで割り算する
癖をつけましょう。
広告代理店などの言うままにしたりせず、あなた自身がきっちり費用対効果を
きっちり把握して、次の戦略に生かしてください。
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3. 誰もがやっている、基本は押さえておかないと
本気でインターネットを使って商売する方が、誰もがやっている基本的なところをカ
ンタンに確認しておきましょう。
詳しいノウハウは専門書に任せるとして、チェックリスト代わりに読み流してくださ
い。
① ホームページはテキストベースで、きれいなレイアウトのページを作成しましょ
う。
FLASH などの動画を、TOP ページに配置するようなことは最近流行りません。
小さな写真や画像を少し配置しながら、文字をきれいにレイアウトして、訪問者
が得たいと思っている情報に、スムーズに誘導してあげるホームページ作りを
心がけることが大切です。
ホームページは小学生でも作る時代ですから、初心者向けの本を 1 冊読めば簡
単に出来てしまいますが、明らかに素人が作ったと思われてしまうようなペー
ジでは、訪問者にすぐに逃げられてしまいます。
予算に余裕があれば、プロに頼むのがいいでしょう。
知り合いに頼むのもいいでしょうし、楽天ビジネスなどのビジネスマッチングサイ
トに見積もりを出せば、きっとあなたの条件にマッチした業者が見つかるでしょ
う。
② 独自のドメインを取得し、有料のサーバをレンタルしましょう。
プロバイダなどから提供される URL や、広告が挿入されてしまう無料レンタルサ
ーバの URL では、訪問者に「本気度が低く、不安なサイト」だと思われてしまう
可能性が高いです。
そしてレンタルするサーバ業者を選ぶときは、値段だけで判断せず、「サポートは
充実しているか?」などの点を、総合的に判断して決めるとよいでしょう。
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一つアドバイスするとしたら、日本国内にサーバを設置している会社が良いで
す。
これは私の経験則なのですが、海外にサーバを置いている会社を使って、良い思
いをしたことがありません。
③ SEO(検索エンジン最適化)対策をしましょう。
インターネットユーザーの実に 9 割以上の方が、ヤフーなどの検索エンジンを頼
りにして、目的のページへアクセスしています。
この事実を無視するわけにはいきません。
ただし検索エンジンに引っかかりやすくするという SEO 対策は、様々な説があり、
全て対応していこうとするときりがありません。
SEO 対策に夢中になって、コンサルをお願いしたはいいけれど、肝心なホーム
ページのコンテンツの充実や、ユーザビリティの向上などを無視してしまい、結
局売上げ向上にはつながらなかったということを、よく聞きます。
私は SEO 対策関連の本を何冊も読みましたが、共通して書かれている基本的
な部分だけを押さえることにしました。
・オーバーチュアの「キーワードアドバイスツール」を使って、自分の商売に関連す
るキーワードを厳選する。その際、類義語や「ゆれ」なども考慮する。
(例:アガリクス→アガリスク)
http://www.content.overture.com/d/JPm/ays/index.jhtml
・重要なキーワードはなるべく TOP ページの始めの方に出てくるようにする。
・<title>や<h1>∼<h2>、<strong>などのタグ内に、キーワードや重要なテキス
トを入れる。(やりすぎるとスパム行為とみなされるので注意。)
・画像リンクは<alt>属性を入れる。特にリンクをしている画像。
・TOP ページ以下の階層を深くしない。
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・有力サイトからの被リンクを狙う
この辺りを押さえておけば、SEO 対策の 8 割は完了したといえるのではないで
しょうか。
もちろん余力があれば、他の対策をしたほうがいいでしょうが、やり過ぎにとに
かく注意です。
サイトに訪問してくれた、ユーザー本位で作ることが大前提です。
④ ヤフービジネスエクスプレスを申し込みましょう。
これはヤフーのカテゴリーに登録してもらうための費用です。
現在商用サイトは、無料で登録してくれず、ヤフーに 52,500 円払って、登録を
お願いするしかありません(一部業種は 157,500 円)。
「殿様商売だなぁ。」と思うかもしれませんが、殿様には年貢を納めるしかありま
せん(年貢といっても一回きりですが)。
http://event.yahoo.co.jp/docs/event/bizexp/
⑤ PPC 広告を導入しましょう。
PPC(Pay Per Click)広告は、「キーワード連動型クリック課金広告」と呼ばれて
いて、下記の 2 つが代表的です。
【アドワーズ広告(google)】と【プレシジョンマッチ広告(overture)】です。
広告主があらかじめキーワードを選んで登録しておくと、ユーザーがキーワードを
入力して検索した時に、広告が表示され、クリックされると課金がされるという
仕組みです。
料金は1クリックいくらかで決められ、アドワーズ広告は最低金額 7 円、プレシ
ジョンマッチ広告は最低 9 円(一部 35 円)で、入札制となっています。
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アドワーズ広告はクリック率も上位表示に影響します。
先述したとおり、8 割以上が主に検索エンジンを利用してホームページにアクセ
スしていることを考えると、必要経費かと思います。
⑥ 相互リンク(相互紹介)を可能な限りお願いしましょう。
友人や知人にお願いするのが一番手軽ですが、ジャンルがまったく違うとあまり
効果はありません。
一見「ライバルサイトかな?」と思えるところでも、「お互いに紹介することによっ
て、WIN-WIN の関係を築けそうだな。」という見方ができるところがけっこうある
はずです。
そういうところへ、どんどん相互リンクのお願いのメールを送ってみましょう。
その際は丁寧すぎるくらい、丁寧な文章でお願いするようにしましょう。
実現したら、単にバナーを張り合うだけではなく、「私がお勧めするサイト
で・・・、」のように一言でもコメントを入れてもらうと、さらに効果が増します。
これは数少ない、無料でプロモーション可能な方法です。
また先述しましたとおり、他の複数サイトに、自分のサイトへのリンクが多いこと
は、検索エンジン上位表示に有利と言われています。
と、ここまでライバルは誰もがやっている、基本的な集客のための対策を書いてき
ましたが、費用的な面を簡単にまとめてみましょう。
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【初期費用】
ホームページ制作謝礼
50,000 円
ドメイン取得費用(年額)
4,000 円
レンタルサーバ初期費用
5,000 円
ヤフービジネスエクスプレス
合
計
52,500 円
111,500 円
【月額費用】
レンタルサーバ月次費用
3,000 円
PPC 広告費用
50,000 円
合
53,000 円
計
これらはあくまでも私の経験に基づく、ご参考的な金額であり、ホームページは
自分で制作すれば費用はかかりませんし、その他の部分もあなたが最適と判断
したものによって変動します。
以上がインターネットで商売をする上で、私が考える最低限押さえておきたい部分
ですが、もう少しだけ踏み込んで、ライバルに頭一つ、二つくらい抜け出すため
の手法を述べていきます。
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4. 宣伝の効果を把握していますか?
現在レンタルサーバを借りると、無料でアクセス解析が出来るところが多いです。
それを見て、「TOP ページのアクセスが増えた!やはりヤフーからのアクセスが多い
なー。」などと言って、それだけで満足してしまう人をよく見かけます。
アクセスを増やすこと自体を否定はしませんが、「何のために商売をしているの
か?」と考えた場合、アクセス増は一つの手段にすぎないと分かります。
やはり商品注文や資料請求などの完了画面、いわゆる「サンクスページ」まで訪問
者を誘導することが、一番の目的であることを忘れてはいけません。
そのために、「どの宣伝から、サンクスページまで誘導できたか」を測定することは、
非常に重要であることが分かります。
ここで私が「広告」ではなく、「宣伝」という言葉を使うのには訳があります。
お金を払って PR する「広告」だけでなく、無料で出来るメルマガやブログなどからの
アクセスも含めて「宣伝」と呼んでいるからです。
様々な宣伝からあなたのサイトへのアクセスをクリック数とし、そのうち何名を「サン
クスページ」まで誘導できたかを、成約率という言い方をします。
これを常に把握していれば、「A 広告は無駄だからやめよう」や「メルマガ B は反応
が良かったから、しばらくして他の商品でも同様のアプローチをしてみよう」などの
戦略を練ることができます。
競合が多いインターネット上の商売の世界、なんとなくアクセス数の増減で一喜一
憂しているだけでは、勝つのは難しいでしょう。
ただここで注意して欲しいのは、あまりに多角的に分析して、訳がわからなくなり、
それだけで疲れてしまって、次の戦略に生かせないような状態になることは避ける
べきです。
「何件クリックがあって、何件サンクスページに誘導できたか」、シンプルに考えて、
次の戦略を考えることに力を入れましょう。
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5. 顧客情報をデータベース化していますか?
顧客データベースと聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、要はインターネット経由
でアクセスしてきた顧客をエクセルで開けるように(CSV 形式)、データを保持する
ということです。
「うちは注文数がまだ少ないから・・・。」と、いまだにメールで注文を受けているサイ
トをみかけますが、少ないからこそ増やすために、早い段階で顧客をデータベース
化しておくべきです。
「ビジネスは顧客台帳に始まり、顧客台帳に終わる」という人がいます。
もし商売に陰りが出てきたとしても、顧客データベースがあるとないとでは大きな違
いが出ることは明白です。
定期的に蓄積されたデータを見て、男女別・年代別・地域別など、自分のサイトに
アクセスしてきた顧客の属性を分析し、次の戦略に役立てます。
また、メールアドレスをデータ形式で持っていれば、市販のメール一括送信ソフトで
一斉メールを送ることも可能です。
これを実現するために、一般的に CGI という技術を用いて、顧客からのアクセスを
CSV 形式でサーバにデータとして保存するやり方があります。
これには少し技術的な知識が必要になりますので勉強が必要です。
業者に発注すれば、要件によりますが、10 万円程度で CGI の受付フォームを作っ
てくれるところを探せると思います。
また、ショッピングカートをレンタルしてくれるところもありますが、売上げに応じてマ
ージンを取るところがありますので、コスト倒れにならないよう注意が必要です。
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6. メールマーケティングしていますか?
メールは無料で情報発信できる、非常に便利なツールです。
逆にただの広告メールを配信しても、誰も読んでくれないという難しさもあります。
そこで顧客の属性に応じて、配信するメールを分けて、そのメールの文章や時間帯
などを分析し、宣伝効果測定をし、次の戦略に生かしていくことを「メールマーケテ
ィング」と言います。
例えば、「リピート客に、一般公開前にキャンペーンの告知をしてあげよう。」や、
「30 代男性だけに送った場合と、30 代女性だけに送った場合とで、効果を比較し
てみたい。」など、メールを戦略的に活用することです。
メールを受け取った側も、「先日○○をお買い上げいただいた、○○様だけに・・・」
のような文章が届くと、つい読んでしまうものです。
もし貴方の業界のライバルが、無味乾燥な広告メールを送っているとしたら、これ
はチャンスです。
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7. 究極の「選択と集中」を求めて
ここまで私がインターネットで商売をする上で、「1 円も無駄にしないための集客術」
について、経験に基づいて述べてきました。
文中の各項目は詳しく述べようとすると、それぞれで 1 冊の本になってしまいます。
このレポートではインターネット集客の概要だけをチェックリスト的に、文中のそれぞ
れの詳しいノウハウは専門の書籍やサイトに譲ります。
ここで一つオススメのサイトをご紹介します。
御苑塾というサイトです。
http://www.gyoenjuku.com/
インターネット・ビジネスの世界で、費用対効果を高め、成長し続けるための、次の
一手をご提案するサイトです。
コラムの執筆陣は、ベストセラー作家の方もいて、とても内容の濃いノウハウを無
料で読むことが出来ます。
私も「メールマーケティング」の項目で執筆しています。
さて「1 円も無駄にしないための集客術」を考える際に、トライ&エラー(試行錯誤)
の中での、エラーは無駄金と言えません。
宣伝効果をきっちり測定し、二度と同じ過ちを犯さないようにすることが、「1 円も
無駄にしない」ということです。
「宣伝効果測定」・「顧客データ作成(フォーム作成)」・「メールマーケティング」の部
分につきましては、手ごろな値段で使いやすいシステムがなかったので、自分で作
ってしまいました(集客王子システム)。
このシステムは私のホームページ上でご案内し、皆さんにレンタルすることが出来
るようにしています。
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あなたが、インターネットでご商売をされるにあたって、どこにいくらお金をかけるか
という「選択と集中」をされる中で、「集客王子システム」が必要と感じられましたら、
ご導入をご検討ください。
また主宰しております「集客王子」サイトは、インターネットを中心にご商売されてい
る方向けに、有益な情報をご提供しようという思いで運営しております。
少しでも皆様のお力になれるよう、コンテンツを充実させて参ります。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆様のインターネット・ビジネスの成功と発展を心よりお祈りします。
有限会社 ワイワイトップ
代表 山下 義之
【集客王子∼メール配信・メールフォーム作成・広告効果測定・・・】
http://www.ohji.net
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