ベーシック インフォメーション PROSTHETIC PROCEDURES Straumann® Bone Level Implant Line 目 次 1. 骨レベルに適用される Straumann のテクノロジー 3 2. 概要 4 2.1 CrossFit ® 2.2 補綴オプション コネクション 4 6 2.3 アバットメント一覧 2.4 カラーコード 10 3. 治療計画 12 3.1 ワックスアップ／セットアップ模型 12 3.2 X線テンプレート 12 3.3 ドリルテンプレート 13 3.4 サーモプラスチックドリルテンプレート 14 4. 軟組織マネジメント 15 4.1 軟組織マネジメント用ソリューション 15 4.2 ヒーリングアバットメント 16 4.3 Consistent Emergence Profiles™ 19 4.4 カスタマイズヒーリングアバットメント 25 4.5 テンポラリーアバットメント - ポリマーとチタン合金 27 5. 印象採得 34 5.1 印象採得のオプション 34 5.2 オープントレー印象 35 5.3 クローズトレー印象 39 5.4 バイトレジストレーション 43 6. 修復 45 6.1 CrossFit® プランニングセット／プランニング用アバットメント 45 6.2 アナトミックアバットメント 48 6.3 ゴールドアバットメント クラウン用 54 6.4 ゴールドアバットメント ブリッジ用 66 6.5 セメンテーションアバットメント 76 6.6 マルチベースアバットメント 6.7 バー用アバットメント 109 7. ツールおよびインスツルメント 116 8 91 7.1 SCSスクリュードライバー 116 7.2 ポリッシングエイド 117 7.3 ラチェットおよびトルクコントロールディバイス 118 7.4 ラチェットおよびトルクコントロールディバイスの組立 120 7.5 アバットメントの締め付け 122 8. 滅菌について 124 免責規定 ITI（International Team for Implantology）は独立した学術研究団体であり、これからも Straumann 社のパートナーとして 〈研究・奨学・教育〉 に関する活動を行っていきます。 Straumann ® ボーンレベルインプラント 126 本書について 1. Straumann® ボーンレベル インプラント 骨レベルに適用されるStraumannのテクノロジー 本書は、Straumann® ボーンレベル インプラントのための Straumann® ボーンレベル インプラントはストローマン社のテクノロジーと高い品質を備え、骨レベルにおける治療のソリューションを提供します。 補綴物の製作および装着に必要な手順を説明するものです。 このインプラントは、先端のテクノロジーとインプラント歯学の科学的根拠に基づいて設計されており、生物学的原理を考慮した、長期的な 機能と審美をもたらし、さまざまな症例において取扱が容易な製品です。 インプラント埋入および軟組織マネジメントについての詳細は、 『ベーシック インフォメーション SURGICAL PROCEDURES』を参照ください。 Consistent Emergence Profiles™ 注） 本書では、各手順をそれぞれの章毎にカラーコードで記してあります。 シンプルで一貫性のある軟組織マネジメント ラボサイド チェアサイド CrossFit ® コネクション セルフガイディング構造のフィット感 Bone Control Design™ 5つの生物学的要素による適切な歯槽骨頂の維持 Bone Control Design™ Consistent Emergence Profiles™ CrossFit ® コネクション 主要な生物学的要素と綿密な科学的研究に Straumann® セルフガイディング構造によりインプラントと 基づくBone Control Design™ は、骨頂の保存 コンポーネントは、天然歯に次ぐ審美性の高 アバットメントのコネクションが分かりやすく、 と安定した軟組織マージンをサポートします。 い 修 復を 容 易にするようにデザインされて コンポーネントの確実な装着を実現します。 ■ SLA® サ ーフェイスがも たらす 信 頼 ある います。アバットメントに対応するように設計 ■ 4つの軸ポジションとコニカル形状が可能 オッセオインテグレーション され て い る補 綴コンポ ー ネントは 、軟 組 織 ■ 生体力学的インプラント設計による骨へ マ ネジメントのプロセスを 通じて 一 貫した ■ インプラントとア バットメント の 直 角 な の適切な力の伝達 エマージェンスプロファイルを可能にします。 ■ マイクロギャップの 位 置を 骨 面から水 平 ■ 15° テー パ ー のコニカル 形 状が実現する ■ コニカルコネクションによるマイクロギャ 的に移動させ生物学的距離を考慮 ボーンレベルインプラントの補綴 にする容易なコンポーネント装着 かみ合いによる回転防止機能 柔軟な修復と長期の力学的安定 ップコントロールが微小動揺を減少 2 本書について 1. Straumann® ボーンレベルインプラント – 骨レベルに適用されるStraumannのテクノロジー 3 2. 概要 2.1 CrossFit ® コネクション Straumann® ボーンレベル インプラントは、セルフガイディング構造に より、インプラントとアバットメント間のコネクションが分かりやすく、 ポジショニングを容易におこなうことが可能です。コンポーネントの 確実な装着を実現し、回転の防止と長期的な安定性をもたらします。 図 3a：アバットメント装着 − ステップ2 図 3b：アバットメント装着 − ステップ3 4つの溝に合うまでアバットメントを回転させる アバットメントが最終位置に落ちる 正確さとシンプルさ ： 4つの軸ポジション CrossFit® コネクションの特徴に、補綴コンポーネントのリポジショニ ングのための 4つの溝があります。この構造には下記のような機能が あります。 ■ シンプルなインプラントの位置合わせ ■ 分かりやすいセルフガイディング構造によるコンポーネントの装着 ■ 角度のある補綴コンポーネントのフレキシブルな装着 ■ インプラント／アバットメントの 直角なかみ合いによって可能に なる回転防止機構 図 1：上から見たインターナルコネクション ； 4つの溝が見える 図 4： アバットメントが正しい位置にあり、インプラントとアバット メントが正確に、直角にフィットしている状態 信頼性と柔軟性 ： コニカルコネクション 優れた力学的性質を備えたコニカル形状を特徴とする CrossFit ® コネクションは、補綴に 更なる柔軟性をもたらします。 コニカルコネクションには下記の特徴があります。 4 2. 概要 ■ 微小動揺を低減し、マイクロギャップを最小限に抑える ■ 長期的な力学的安定性および適切な応力分散 図 2：アバットメント装着 − ステップ1 ■ 正確なインプラント／アバットメントの適合 アバットメントをインプラントの 4つの溝に合わせる ■ インプラントの位置が平行でない場合でも簡便な印象採得 2. 概要 5 2.2 補綴オプション ゴールドアバットメント クラウン用 スクリュー固定 バー用アバットメント ゴールド Straumann® CARES® アバットメント セラミック バー マルチベース アバットメント 単冠クラウン アナトミック アバットメント リムーバブルオーバーデンチャー カスタマイズバー ゴールドアバットメント ブリッジ用 ゴールドアバットメント クラウン用 アナトミック アバットメント セメント固定 Straumann® CARES® アバットメント セラミック テレスコープ ゴールドアバットメント クラウン用 Straumann® CARES® アバットメント チタン セメンテーション アバットメント ゴールドアバットメント ブリッジ用 スクリュー固定 マルチベース アバットメント ブリッジ アナトミック アバットメント ゴールドアバットメント クラウン用 セメント固定 Straumann® CARES® アバットメント セラミック Straumann® CARES® アバットメント チタン セメンテーション アバットメント 6 2. 概要 2. 概要 7 2.3 アバットメント一覧 アナトミック アバットメント ゴールドアバットメント クラウン用 ゴールドアバットメント ブリッジ用 Straumann® CARES® アバットメント セラミック Straumann® CARES® アバットメント チタン セメンテーション アバットメント マルチベース アバットメント バー用 アバットメントゴールド 単冠クラウン スクリュー固定 セメント固定 ブリッジ スクリュー固定 セメント固定 リムーバブルオーバーデンチャー テレスコープ リテンティブアンカー バー 印象採得 インプラントレベル アバットメントレベル 材質＊ 参照ページ チタン 金合金 金合金 48 54 66 ジルコニア チタン チタン チタン合金 金合金 76 91 109 ＊ 124ページ、 「滅菌について」を参照ください。 8 2. 概要 2. 概要 9 2.4 カラーコード Straumann® ボーンレベル インプラント ラインには、補綴コンポーネント、サージカル インスツルメントおよび付属品を素早く的確に見分けられる よう、分かりやすいカラーコーディングとレーザーマーキングが細かく施されています。このことにより、治療プロセスに携わる関係者同士の コミュニケーションが容易になります。 上記アプローチの詳細を下記の表に示します ： コネクション インプラント Ø ナロー CrossFit ® 3.3mm インスツルメント インプラント 封鎖スクリュー ヒーリング アバットメント 印象ポスト インプラントアナログ テンポラリー アバットメント アバットメント (NC) レギュラー CrossFit ® (RC) 4.1mm 4.8mm レーザーマーキング(NC/RC) カラーコード スクリューヘッド 10 2. 概要 スクリューヘッド 2. 概要 11 3. 治療計画 3.3 ドリルテンプレート インプラント治療には、慎重な治療計画が何よりも重要です。どのような症例にも、包括的 カスタムメイドのドリルテンプレートを使用するとインプラント床のプランニングや形成ができ、 ドリルを正確に使用できます。インプラント手 な術前診断と治療計画が必要です。これらにより、インプラント埋入手術だけではなく上部 術のためにこのテンプレートを製作する場合は、希望する補綴設計を基準におこなってください。 構造の設計に必要な情報も得ることができます。患者さん、歯科医師、技工士の密接なコミ ュニケーションがケースプランニングの基礎になります。 これらのパーツを使用することで、サージカル ドリル テンプレートを製作できます。 製品番号 3.1 ワックスアップ／セットアップ模型 製品名 049.810V4 サイズ ドリルスリーブ 高さ 10mm 外径 Ø3.5mm 内径 Ø2.3mm 3 次元的な位置や 軸 の方向性、インプラントタイプの選択が困難な ケースの場合、研究用模型上で診断用ワックスアップを製作し、その 後に上部構造のタイプを決定することが推奨されます。続いて、上部 049.818V4 ステップピン（ 049.810用） 高さ 16mm Ø2.2／ 3.5mm 049.816V4 チタンピン（ 049.810用） 高さ 16mm 構造のタイプを決めることができます。ワックスアップ／セットアップ 模型は、後でカスタムメイドの X線テンプレートやドリルテンプレート の製作のベースとして、さらにテンポラリーレストレーションのベース Ø2.2mm としても使用できます。 049.817V4 アバットメントは原則として常に軸方向に荷重がかかるようにして チタンピン（ 049.810用） 高さ 10mm Ø2.2mm ください。インプラントの軸の延長線上に対合歯の咬頭が一致する 049.819V4 のが理想的です。極端な咬頭形成は、非生理的荷重の原因となるため チタンピン（ 049.810用） 高さ 16mm Ø3.5mm 避けてください。 3.2 X 線テンプレート 利用可能な骨高径を簡単に把握するため、X線基準用の金属製ボール を備えた X線テンプレートの使用を推奨しています。選択したインプ ラントポジションを作業模型上にマークします。このマークの位置に 金属製ボールを固定し、この金属製ボールを装着した状態でテンプ レートを真空成形します。こうして撮影したX線写真およびCTには利用 可能な骨高径と粘膜の厚さが示され、インプラントの長さとタイプの 基準ポイントになります。 12 3. 治療計画 X線写真上のボールベアリングの直径を基に、実際の値 X 線基準用 のチタンピンを取り付けた真空成形テンプ ドリルテンプレート用のドリルスリーブを取り付けた が得られます。 レート 真空成形テンプレート 3. 治療計画 13 4. 軟組織マネジメント 3.4 サーモプラスチック ドリル テンプレート 製品番号 製品名 サイズ 040.526 サーモプラスチック ドリル テンプレートセット（単歯用）には下記が含まれます。 材質 Straumann® ボーンレベ ル インプラントは審 美 性を 重 視して 設 計されており、さまざまな 症 例において、軟 組 織 の 自然な形成およびメンテナンスを可能にするソリューションを提供します。容易で素早い製作が可能なポリマー製の 040.527 コンポーネントなど、多様なヒーリングおよびテンポラリーアバットメントの製品ラインが揃っています。 単独歯欠損用サーモプラスチック ＊ ドリル テンプレート（ V5） スリーブ高さ 10mm 内径 Ø 2.3mm チタン／ポリマー ＊ ガイドピン（ V5） 長さ 20mm Ø 2.3mm ステンレス 技工用ドリル Ø 2.3mm スチール サーモプラスチック ドリル テンプレートセット（遊離端用）には下記が含まれます。 遊離端欠損用サーモプラスチック ＊ ドリル テンプレート（ V5） スリーブ高さ 10mm 内径 Ø 2.3mm チタン／ポリマー ＊ ガイドピン（ V5） 長さ 20mm Ø 2.3mm ステンレス 技工用ドリル Ø 2.3mm スチール 軟組織治癒 暫間修復 最終修復 審美性の実現は優れた軟組織マネジメントにより可能になります。最適な軟組織マネジメントのため、ボーンレベル インプラントの補綴コンポーネントには、ヒーリングアバットメント、テンポラリーアバットメント、最終修復用 のアバ ットメントなど、Consistent Emergence Profiles™ （一貫したエマージェンス プロファイル）にもとづいた多様な製品が ＊ V5 ＝ 5個入りパック 詳しくは、 『サーモプラスチックドリルテンプレート ケースプランニングやインプラント床形成の効率アップに』を参照ください。 そろっています。このように、治療プロセスを通じて Consistent Emergence Profiles™ が適用されています（適切なアバ ットメントの選択に関しては19−24ページを参照）。 あらかじめ計画しておいたインプラント位置に作業模型上でインプラント軸をドリリングします。このスペースにガイド ピンを挿入してインプラントポジションを確認します。次に、テンプレートをお湯の中に入れて柔らかく透明になるまで 熱を加えます。柔らかくなったテンプレートをガイドピンに取り付け、模型の歯の上に圧接します。テンプレートは温度が 下がると硬 化します。硬 化した 後 消 毒すれば、Ø2.2mm の バイロットドリルを 正 確に使 用できるドリルテンプレートに 4.1 軟組織マネジメント用ソリューション なります。 ヒーリングアバットメント 単独歯欠損用ドリルテンプレート テンポラリーアバットメント 遊離端欠損用ドリルテンプレート ヒーリングアバットメント（チタン） カスタマイズヒーリング ポリマーとチタン合金 16-18ページ アバットメント（ポリマー） 27-33ページ 25-26ページ 14 3. 治療計画 4. 軟組織マネジメント 15 チェアサイド 4.2 ヒーリングアバットメント 4.2.1 コニカルヒーリングアバットメント ： チェアサイド 使用目的 ■ 軟組織マネジメント ■ サブマージ治療およびノンサブマージ治癒用のインプラントコネクションの封鎖 1 ステップ1 − 装着 ■ SCS スクリュードライバ ーを 用い てコニカルヒーリングアバット メント を 装 着します。フリクションフィット機 能によりヒーリング アバットメントをインスルツメントで把持し、安全に装着をおこなう 事が可能です。 ■ ヒーリングアバットメントを手で締め付けます。円錐が重なり合う デザインが、2つのコンポーネントをしっかりと連結させます。 特徴 シンプル ■ 一体型デザイン ■ カラーコードとレーザーマーキング ■ 解剖学的なエマージェンスプロファイルを有し、印象ポストおよび最終アバットメントに 適合（適切なアバットメントの選択に関しては19-24ページを参照） 信頼性 ■ 確実なコネクション 2 ステップ2 − 装着 ■ 軟 組 織を 合わ せ 、アバットメントの 周 囲でしっかり縫 合します。 チェアサイド：17-18ページ 16 4. 軟組織マネジメント 4. 軟組織マネジメント 17 チェアサイド 4.3 Consistent Emergence Profiles™ ヒーリングアバットメントとアバットメント − 適合一覧表 オプション ： ボトルシェイプ ヒーリングアバットメントおよびカスタマイズ ヒーリングアバットメント Straumann® ボーンレベルインプラント − NCプラットフォーム ボトルシェイプ ヒーリングアバットメントを使用すると、この 形状に 合った 粘 膜 形 態 で 治 癒します 。最 終 的 な 修 復 物を 装 着 することに アナトミック アバットメント より、一部の粘膜が外側に押し出され、良好な歯肉カントゥア獲得に 役立ちます。 Ø4.0mm NC 022.2102 022.2104 022.2152 022.2154 2.0mm 3.5mm 022.2410 製品番号 製品番号 GH 024.2222 2.0mm 024.2224 3.5mm 024.2226 5.0mm 024.2242 2.0mm 024.2244 3.5mm 024.2246 5.0mm ボトルシェイプ ヒーリング アバットメント 024.2234 3.5mm Ø3.3mm 024.2236 5.0mm 024.2270 – 024.2370 – カスタマイズ ヒーリングアバットメントは、形態を調整することにより カスタマイズされた軟組織マネジメントを可能にします。 ゴールド アバットメント クラウン用 コニカル ヒーリング アバットメント – Ø3.6mm コニカル ヒーリング アバットメント Ø4.8mm 注） カスタマイズ ヒーリングアバットメントを 6ヶ月以上使用しないでくだ さい。 ヒーリングアバットメントは未滅菌の状態で納品されます。使用前に 必ず滅菌してください（ 124ページを参照）。 カスタマイズ ヒーリング アバットメント Ø5.0mm テンポラリー アバットメント Ø5.0mm GH : 歯肉の高さ（ Gingiva Height） NC : ＝ 推奨する組合せ ＝ 特に推奨する組合せ ナロー CrossFit ® 注意 上記の表を参考に、最終修復物に用いるアバットメントにあわせて適切なヒーリングアバットメント、テン ポラリーアバットメントを選択してください。 ゴールドアバットメントとコニカルヒーリングアバットメントで CONSISTENT EMERGENCE PROFILE™ コンセプトを達成するためには、コニカルヒーリングアバットメントØ4.8mmを選択してください。 18 4. 軟組織マネジメント 4. 軟組織マネジメント 19 Straumann® ボーンレベルインプラント − NCプラットフォーム Straumann® ボーンレベルインプラント − NCプラットフォーム セメンテーション アバットメント セメンテーション アバットメント Ø3.5mm Ø5.0mm マルチベース アバットメント マルチベース アバットメント Ø3.5mm Ø4.5mm マルチ ベース アバット メント Ø4.0mm 022.2311 NC 022.2312 022.2313 022.2321 022.2322 022.2323 製品番号 コニカル ヒーリング アバットメント 製品番号 GH 024.2222 2.0mm 024.2224 3.5mm 022.2315 022.2316 022.2317 022.2325 022.2326 022.2327 1.0mm 2.0mm 3.0mm 1.0mm 2.0mm 3.0mm コニカル ヒーリング アバットメント Ø3.6mm コニカル ヒーリング アバットメント 022.2782 NC 製品番号 製品番号 GH 024.2222 2.0mm 024.2224 3.5mm 024.2226 5.0mm 024.2226 5.0mm 024.2242 2.0mm 024.2242 2.0mm 024.2244 3.5mm 024.2244 3.5mm 024.2246 5.0mm コニカル ヒーリング アバットメント 022.2741 022.2742 022.2744 1.0mm 2.5mm 4.0mm 1.0mm 2.5mm 4.0mm 2.5mm Ø4.8mm 5.0mm ボトルシェイプ ヒーリング アバットメント 024.2234 3.5mm 024.2234 3.5mm Ø3.3mm ボトルシェイプ ヒーリング アバットメント 024.2236 5.0mm Ø3.3mm 024.2236 5.0mm 024.2270 – 024.2270 – 024.2370 – カスタマイズ ヒーリング アバットメント Ø5.0mm Ø5.0mm 024.2370 テンポラリー アバットメント – Ø5.0mm GH : 歯肉の高さ（ Gingiva Height） NC : 022.2734 022.2786 024.2246 テンポラリー アバットメント 022.2732 Ø3.6mm Ø4.8mm カスタマイズ ヒーリング アバットメント 022.2731 Ø5.0mm ＝ 推奨する組合せ ＝ 特に推奨する組合せ ナロー CrossFit ® GH : 歯肉の高さ（ Gingiva Height） ＝ 推奨する組合せ ＝ 特に推奨する組合せ NC : ナロー CrossFit ® 注意 上記の表を参考に、最終修復物に用いるアバットメントにあわせて適切なヒーリングアバットメント、テン ポラリーアバットメントを選択してください。 注意 上記の表を参考に、最終修復物に用いるアバットメントにあわせて適切なヒーリングアバットメント、テン ポラリーアバットメントを選択してください。 20 4. 軟組織マネジメント 4. 軟組織マネジメント 21 Straumann® ボーンレベルインプラント − RCプラットフォーム Straumann® ボーンレベルインプラント − RCプラットフォーム ゴールド アバットメント クラウン用 アナトミック アバットメント Ø6.5mm 022.4102 RC 022.4104 022.4410 製品番号 コニカル ヒーリング アバットメント Ø4.5mm 製品番号 GH 024.4222 2.0mm 024.4224 4.0mm ゴールド アバットメント ブリッジ用 022.4152 022.4154 2.0mm 3.5mm – 022.4430 RC セメンテーション アバットメント セメンテーション アバットメント Ø5.0mm Ø6.5mm 022.4321 022.4322 022.4323 022.4331 022.4332 022.4333 022.4325 022.4326 022.4327 022.4335 022.4336 022.4337 1.0mm 2.0mm 3.0mm 1.0mm 2.0mm 3.0mm 製品番号 – コニカル ヒーリング アバットメント 製品番号 GH 024.4222 2.0mm 024.4224 4.0mm Ø4.5mm コニカル ヒーリング アバットメント 024.4226 6.0mm 024.4226 6.0mm 024.4242 2.0mm 024.4242 2.0mm 024.4244 4.0mm 024.4246 6.0mm ボトルシェイプ ヒーリング アバットメント 024.4234 4.0mm Ø4.4/4.7mm 024.4236 6.0mm 024.4270 – 024.4370 – 024.4244 コニカル ヒーリング アバットメント 4.0mm Ø6.0mm Ø6.0mm 024.4246 6.0mm ボトルシェイプ ヒーリング アバットメント 024.4234 4.0mm Ø4.4/4.7mm 024.4236 6.0mm カスタマイズ ヒーリング アバットメント 024.4270 カスタマイズ ヒーリング アバットメント – Ø7.0mm Ø 7.0 mm テンポラリー アバットメント テンポラリー アバットメント 024.4370 Ø7.0mm – Ø7.0mm GH : 歯肉の高さ（ Gingiva Height） GH : 歯肉の高さ（ Gingiva Height） ＝ 推奨する組合せ ＝ 特に推奨する組合せ R C : レギュラー CrossFit ® ＝ 推奨する組合せ ＝ 特に推奨する組合せ R C : レギュラー CrossFit ® 注意 注意 上記の表を参考に、最終修復物に用いるアバットメントにあわせて適切なヒーリングアバットメント、テン 上記の表を参考に、最終修復物に用いるアバットメントにあわせて適切なヒーリングアバットメント、テン ポラリーアバットメントを選択してください。 ポラリーアバットメントを選択してください。 ゴールドアバットメントとコニカルヒーリングアバットメントで CONSISTENT EMERGENCE PROFILE™ コンセプトを達成するためには、コニカルヒーリングアバットメントØ6.0mmを選択してください。 22 4. 軟組織マネジメント 4. 軟組織マネジメント 23 4.4 カスタマイズ ヒーリングアバットメント Straumann® ボーンレベルインプラント − RCプラットフォーム 使用目的 マルチベース アバットメント マルチベース アバットメント Ø4.5mm Ø6.5mm マルチ ベース アバット メント ■ 審美的な症例における個別の軟組織マネジメント ■ 治癒期間中のインプラントコネクションの封鎖 Ø4.0mm 022.4782 RC 製品番号 022.4741 022.4742 022.4744 022.4761 022.4762 022.4764 022.4786 コニカル ヒーリング アバットメント 製品番号 GH 024.4222 2.0mm 024.4224 4.0mm 024.4226 6.0mm 024.4242 2.0mm 1.0mm 2.5mm 4.0mm 1.0mm 2.5mm 4.0mm 2.5mm 特徴 シンプル ■ ポリマー素材なので、チェアサイドで素早く簡単に調整が可能 ■ 歯肉色で修正可能なポリマー素材のため、容易に審美性を実現 信頼性 Ø4.5mm ■ CrossFit ® コネクション 注） コニカル ヒーリング アバットメント 024.4244 4.0mm 024.4246 6.0mm ボトルシェイプ ヒーリング アバットメント 024.4234 4.0mm Ø4.4/4.7mm 024.4236 6.0mm 024.4270 – 024.4370 – 6ヶ月間以上使用しないでください。カスタマイズヒーリングアバットメントは垂直方向に 5mm以上短くしないでください。 Ø6.0mm カスタマイズ ヒーリング アバットメント Ø7.0mm テンポラリー アバットメント Ø7.0mm チェアサイド：26ページ GH : 歯肉の高さ（ Gingiva Height） ＝ 推奨する組合せ ＝ 特に推奨する組合せ R C : レギュラー CrossFit ® 注意 上記の表を参考に、最終修復物に用いるアバットメントにあわせて適切なヒーリングアバットメント、テン ポラリーアバットメントを選択してください。 24 4. 軟組織マネジメント 4. 軟組織マネジメント 25 チェアサイド 4.5 テンポラリーアバットメント − ポリマーとチタン合金 4.4.1 カスタマイズヒーリングアバットメント ： チェアサイド 1a ステップ1 − 形態修正 ■ 口腔内の状況に応じてアナログに装着した上でヒーリングアバット 使用目的 ■ 審美的な症例における個別の軟組織マネジメント メントを調整します。形態修正には、新しいカーバイドバーの使用 ■ スクリューまたはセメント固定テンポラリークラウン をお勧めします。 ■ セメント固定テンポラリーブリッジ 特徴 シンプル ■ ポリマー素材なので、 チェアサイドで素早く簡単に調整が可能 ■ 歯冠色で修正可能なポリマー素材のため、容易に審美性を実現 信頼性 1b ■ ポリマーの切削による発熱を防ぐため、バーの速度を調整します （回転数は低く、弱圧で作業してください）。 ■ チタン合金で補強されていることによる、 正確なフィットと高い安定性 ■ CrossFit ® コネクション 注） 6ヶ月間以上使用しないでください。 咬合負荷を与えないでください。 テンポラリーアバットメントは垂直方向に 6mm 以上短くしないでください。また 下 端では 0.5mm 以上（ NCテンポラリーアバットメント）および 1mm 以上（ RCテンポラリーアバット メント）、細くしないでください。 ラボサイド：28-33ページ チェアサイド：28-33ページ ステップ2 − 装着 ■ SCSスクリュードライバ ーを 使 用してインプラントにヒーリング アバットメントを 手で締 め付け、一 時 的にスクリュー のアクセス ホールをシールします（例 ：コンポジットレジンなどを使用）。 26 4. 軟組織マネジメント 4. 軟組織マネジメント 27 ラボサイド チェアサイド ラボサイド チェアサイド 4.5.1 テンポラリーアバットメント − 手順 オプション A ： スクリュー固定テンポラリークラウン 1a ステップ1 − 形態修正 ■ ■ 2a 口腔内の状況に応じてアナログに装着した上でテンポラリーアバ ステップ2 − テンポラリー修復物の製作 ■ SCSスクリュードライバーを用いてインプラントまたはインプラント ットメントを調整します。形態修正には、新しいカーバイドバーの アナログの上にテンポラリーアバットメントを手で締め付け、スク 使用をお勧めします。 リューのアクセスホールを一時的にシールします（例：コットンなど ポリマーの切削による発熱を防ぐため、バーの速度を調整します を使用）。 （回転数は低く、弱圧で作業してください）。 2b 1b 注） テンポラリー の前装をより確実にするには、アバットメントの上部を 粗面化またはサンドブラストするか、維持力を強める素材を付加して ください。 2c ■ 通法通り、テンポラリー修復物を製作します（例：クラウンフォーム、 バキュームシートテクニック）。 2d 28 4. 軟組織マネジメント 4. 軟組織マネジメント 29 ラボサイド チェアサイド ラボサイド チェアサイド オプション B ： セメント固定テンポラリークラウン 3 ステップ3 − 仕上げ ■ 1a 余分なレジンを取り除き、スクリューのアクセスホールを再度開 ステップ1 − 形態修正 ■ いてテンポラリー修復物を仕上げます。 口腔内の状況に応じてアナログに装着した上でヒーリングアバット メントを調整します。形態修正には、新しいカーバイドバーの使用 をお勧めします。 ■ ポリマーの切削による発熱を防ぐため、バーの速度を調整します （回転数は低く、弱圧で作業してください）。 4 ステップ4 − 装着 ■ 1b 注） 研磨したテンポラリー修復物を洗浄してインプラントの上に装 着し、 セメント固定テンポラリークラウンのより確実な接着には、アバット SCS スクリュードライバ ー、ラチェットおよびトルクコントロー ル メントの上部を粗面化するか、サンドブラストしてください。 ディバイスを使い、15Ncmから 35Ncm の間のトルクでスクリュー を締め付けます（ 122-123ページを参照）。 ■ 脱脂綿やガッタパーチャでスクリューヘッドを覆い、一時的にスク リューのアクセスホールをシールします（例 ：コンポジットレジン などを使用）。 30 4. 軟組織マネジメント 4. 軟組織マネジメント 31 ラボサイド チェアサイド 2a ラボサイド チェアサイド ステップ2 − セメント固定テンポラリークラウンの製作 ■ 3a 通法通り、セメント固定クラウンを製作します（例：既製のプラス ステップ3 − アバットメントの装着 ■ アバットメントをインプラントの上に装着し、 SCSスクリュードライバー、 ラチェットおよびトルクコントロールディバイスを使って15Ncmから チック歯を研削）。 35Ncmのトルクでスクリューを締め付けます（ 122-123ページを 参照）。 2b 3b ■ 脱脂綿やガッタパーチャでスクリューヘッドを覆い、一時的にスク リューのアクセスホールをシールします。 4 ステップ4 − テンポラリークラウンのセメント固定 ■ クラウンの内部にテンポラリーセメントを塗り、 テンポラリーアバット メントの上にセメント固定します。 32 4. 軟組織マネジメント 4. 軟組織マネジメント 33 5. 印象採得 5.1 印象採得のオプション 5.2 オープントレー印象 Straumann® ボーンレベルインプラントの印象は、下記 2つの手順のどちらでも採得することができます。 使用目的 ■ オープントレー法 クローズトレー法 オープントレー印象法 特徴 シンプル ■ コネクションに応じてカラーコード化されたコンポーネント ■ スペースの制限に対応しやすいスリムなデザイン ■ 手でも SCSスクリュードライバーでも締め付け可能なポジショニングスクリュー 信頼性 35-38ページ 39-42ページ ■ 印象コンポーネントの精度が高く、口腔内の状況を正確に再現 ■ 装着感がわかりやすく、コンポーネントの適切な配置の確認が可能 注） オープントレー印象手順には、穴のあいたカスタムメイドトレーが必要です。 フィット感や印象採得の精度に影響を及ぼしますので、印象ポストの再利用はおやめくだ さい。 Straumann® ボーンレベルインプラント どちらの方法で印象採得をおこなうかは、ユーザーの判断および症例によって決定します。それぞれの印象採得 方法については、 この後の章で説明します。 チェアサイド：36-37ページ ラボサイド：38ページ 34 5. 印象採得 5. 印象採得 35 チェアサイド チェアサイド 5.2.1 オープントレー印象 ： チェアサイド 1 ステップ1 − 印象ポストの設置 ■ 2a 歯肉のかみ込みを避けるため、インプラントへの十分なアクセス ステップ2 − 印象採得 ■ を 確 認します。ヒーリングコンポー ネントを 取り除くと、歯 肉 の 印 象ポストのポジショニングスクリューが突き出るよう、状況に 合わせてカスタムメイド印象トレーに穴を開けます。 形態が変わることがありますのでご注意ください。 ■ 印象手順の前に、インプラントの内部を洗浄してください（血液や 組織の除去）。 ■ 印 象ポストはインプラントの 中に正 確に装 着し、ポジショニング スクリューを手で締め付けてください。 ■ スペースがない場合は、ポジショニングスクリューを取り外した後、 印象ポストの長さをリテンション部一段階分削ることができます。 2b ■ 弾性印象材（ポリビニルシロキサンまたはポリエーテルラバー）を 用いて印象採得します。 注） ハイドロコロイド印象材は引張強度が小さいため使用できません。 2c ■ 印象材が硬化する前にスクリューを覆っている余剰の印象材を取り 除きます。 ■ 印象材が硬化したら、ポジショニングスクリューを緩め口腔内から 印象トレーを外します。 2d 36 5. 印象採得 5. 印象採得 37 ラボサイド 5.2.2 オープントレー印象 ： ラボサイド 1a 5.3 クローズトレー印象 ステップ1 − アナログの設置及び固定 ■ ポジショニングスクリューを使用してアナログを印象に取り付け ます。不適合を避けるため、スクリューを締める前にアナログを 印象ポストの溝に正確に合わせるようにしてください。 使用目的 ■ クローズトレー印象法 特徴 シンプル 1b ■ コネクションに応じてカラーコード化されたコンポーネント ■ スペースの制限に対応しやすいスリムなデザイン ■ トレーの特別な準備（穴あけなど）が不要 信頼性 ■ 印象コンポーネントの精度が高く、口腔内の状況を正確に再現 ■ 装着感がわかりやすく、コンポーネントの適切な配置の確認が可能 注） フィット感や印象採得の精度に影響を及ぼしますので、印象ポストの再利用はおやめくだ さい。 1c 注） ポジショニングスクリューを締める際は、印象ポストが回転しないよう にアナログの保持部をしっかりと握ってください。印象ポストを短く カットした場合には特に重要です。 2 ステップ2 − 作業模型の製作 ■ 通法に従い超硬石膏を使用して作業模型を製作します。エマージ チェアサイド：40-41ページ ェンスプロファイルが適切であることを確認するため、ガム模型材 ラボサイド：42ページ （歯肉再現用模型材）を常に使用してください。 38 5. 印象採得 5. 印象採得 39 チェアサイド チェアサイド 5.3.1 クローズトレー印象 ： チェアサイド 1a ステップ1 − 印象ポストの設置 ■ 2a 歯肉のかみ込みを避けるため、インプラントへ の十分なアクセス ステップ2 − 印象採得 ■ を 確 認します。ヒーリングコンポー ネントを 取り除くと、歯 肉 の 弾性印象材（ポリビニルシロキサンまたはポリエーテルラバー）を 用いて印象を採得します。 形態が変わることがありますのでご注意ください。 ■ 印象手順の前に、インプラントの内部を洗浄してください（血液や 組織の除去）。 ■ 印象ポストはインプラントの中に正確に装着し、SCSスクリュードラ 注） ハイドロコロイド印象材は引張強度が小さいため使用できません。 イバーを使ってポジショニングスクリューを手で締め付けてくだ さい。 注） ポストのフラット面が近遠心に向くようにしてください。 2b ■ 印象材が硬化したら、慎重にトレーを取り外します。ポリマーキャ ップは印象材の中に残るため、 トレーを取り外すことで印象ポスト から外れます。 1b ■ 固定した印象ポストの上にポリマーキャップを装着します。ポリマー キャップのカラーコードがポストのポジショニングスクリュー の カラーコードに対応しており、矢印が口腔前庭方向に向いている ことを確認してください。 ■ ポリマーキャップをカチッと音がするまで（根尖方向に）押し込み ます。これでポリマーキャップはしっかりと印象ポストに固定され ます。 40 5. 印象採得 2c ■ ポジショニングスクリューを緩めて印象ポストを取り外し、印象トレー と共にラボサイドに送ります。 5. 印象採得 41 ラボサイド チェアサイド 5.3.2 クローズトレー印象 ： ラボサイド 5.4 バイトレジストレーション 1a ステップ1 − アナログの固定および印象ポストの設置 ■ ポジショニングスクリューを用いて、アナログに印象ポストを固定 します。不適合を避けるため、スクリューを締める前にアナログを 印象ポストの溝に正確に合わせるようにしてください。 印象採得後のバイトレジストレーションを容易にするために、2種類の高さのプラスチック製バイトレジストレーション エイドを ご用意しています。作業模型上で設置する時のために、バイトレジストレーション エイドの側面はフラットになっています。 1 ステップ1 − 装着 ■ インプラントにバイトレジストレーション エイドを装着します。各コン ポーネントは、スナップ構造ではめ込みます。 1b 注） ポジショニングスクリューのカラーコードがアナログのカラーコードに 注） 誤飲させないよう気をつけてください（フロスなどを使用する）。 対応しており、アナログのカラーコードと印象材に取り込まれている ポリマーキャップのカラーコードが対応していることを確認してくだ さい。 1c ■ トレーの中で印象ポストを設置します。 ■ カチッ と音がするまで印象ポストを押し込みます。これで印象 トレーの印象キャップにしっかりと印象ポストが固定されます。 2 ステップ2 − 作業模型の製作 ■ 通法に従い超硬石膏を使用して作業模型を製作します。エマージ ェンスプロファイルが適切であることを確認するため、ガム模型材 （歯肉再現用模型材）を常に使用してください。 42 5. 印象採得 5. 印象採得 43 チェアサイド 6. 修復 6.1 CrossFit ® プランニングセット／プランニング用アバットメント 2a ステップ2 − 調整 ■ バイトレジストレーション エイドを必要に応じて短くし、咬合採得用 使用目的 ■ 修復物の口腔内および口腔外プランニング 印象材を取り付けます。口腔内から作業模型に咬合位置を確実に 反映させるため、咬合面とバイトレジストレーション エイドのフラ ットな側面を咬合採得用印象材でしっかりと覆うようにします。 特徴 注） シンプル バイトレジストレーション エイドは粘膜の上に出るようにしてください。 ■ カラーコードが施され、刻印が明確で読みやすいプランニング用アバットメント スペースが足りなくて短くする必要がある場合は、フラット面を削り ■ 全てのプランニング用アバットメントを含む包括的なプランニングセット 取らないように注意してください。 ■ SCSスクリュードライバーを用いた容易な取扱い 信頼性 2b ■ 分かりやすい補綴コネクションによりプランニング用アバットメントを適切に装着 ■ 滅菌可能なポリマー素材で製造されたプランニング用アバットメント 注） 口腔内使用後は、プランニング用アバットメントは洗浄して高圧蒸気滅菌してください。 カセットやその付属品を滅菌しないでください。 コネクションが機能しないプランニング用アバットメントは取り替えてください。 3 ステップ3 − 咬合器装着 ■ 咬合をトランスファーするには、バイトレジストレーションを作業 模型のアナログに取り付けます。バイトワックスを固定し、上顎と 下顎模型を咬合器にマウントします。 ラボサイド：46ページ チェアサイド：46-47ページ 44 5. 印象採得 6. 修復 45 チェアサイド ラボサイド チェアサイド 6.1.2 CrossFit ® プランニングセット／プランニング用アバットメントの選択 6.1.3 プランニング用アバットメントの洗浄および滅菌 CrossFit ® プランニングセットを用いることにより、口腔内および模型の上での修復物のプランニングが可能になります。歯科医と歯科技工士が ■ 口腔内で使用した後は、プランニング用アバットメントは水またはエタノールでしっかり洗浄してください。 協力してプランニングを行い、アバットメントの在庫数を最低限に抑えることができます。プランニングセットには、Straumann® ボーンレベル ■ 洗浄後、134° Cにセットした高圧蒸気滅菌器（オートクレーブ）でプランニング用アバットメントを18分間滅菌します。 インプラントに使える全てのプランニング用アバットメント（アナトミック、セメンテーション、ゴールド、マルチベース）の他、日本で販売されて ■ 滅菌装置については製造会社の使用説明書を参照ください。 いないプランニング用のアバットメントが一部含まれています。 1a ステップ1 − 正しいアバットメントの選択 ■ 注） プランニングセットを開け、プランニング用アバットメントを取り出 プランニング用アバットメントを 20回以上滅菌しないでください。 して SCSスクリュードライバーで保持します。 プランニング用アバットメントをγ線滅菌しないでください。 カセットやその付属品を滅菌しないでください。 1b ■ インプラントの上に（口腔内での使用）、或いはインプラントアナ ログの上に（口腔外での使用）プランニング用アバットメントを装 着します。ここで、サイズ（プランニング用アバットメントのリング は歯肉 の高さを示します）、軸方向、及び使用する可能性がある 修復物のスクリュー軸の確認ができます。 2 ステップ2 − アバットメントの発注 ■ 適切なプランニング用アバットメントが確定したら、プランニング セット内の割り当て表を使って対応するアバットメント（ゴールド、 チタン）を発注します。 46 6. 修復 6. 修復 47 ラボサイド 6.2 アナトミックアバットメント 6.2.1 アナトミックアバットメント ： ラボサイド アナトミックアバットメントを使用したセメント固定単冠クラウンの製作について説明します。 使用目的 ■ セメント固定修復物 1a ステップ1 − 作業模型およびワックスアップの製作 ■ 技工用アナログ付きガム模型材（歯肉再現用模型材）を含む作業 模型を製作します（ 34-44ページ「印象採得」を参照）。 特徴 シンプル ■ 粘膜マージンが設置されているため、研削が少なくて済む ■ 異なる高さの粘膜マージンが設置されているため、軟組織に適応させやすい ■ 天然歯のエマージェンスプロファイルに類似する楕円型の形状 信頼性 ■ 1b ■ CrossFit ® コネクション 審美性のプランニングのために、解剖学的形態を付与したワックス アップを製作します。 注） ポーセレンを直接焼き付けることはできません。 アバットメントの適切な安定性を保つには、アバットメントの粘膜マージンの上に最低 3mmの高さが必要です。 セメントマージンは粘膜下 2mm以内にしてください。 アバットメントの最終装着には新しいベーサルスクリューを使用してください。 1c ■ アバットメントの適切な形状を特定するために、シリコンコアを 採得します。 ラボサイド：49-52ページ チェアサイド：53ページ 48 6. 修復 6. 修復 49 ラボサイド ラボサイド 2a ステップ2 − アナトミックアバットメントの調整 ■ 3 ステップ3 − 上部構造の製作 アナトミックアバットメント（次頁参照）はチタン製で、必要に応じて 通 法 の 設 計 、キャストおよび前 装 方 法を 用いて、修 正したアバット 修正も可能です。 メントの上に上部構造を製作します。 ■ ポリッシングエイド或いはアナログの上に修正したアバットメントを 装着し、SCSスクリュードライバーを使ってスクリューを手で締め 付けます。 注） アバットメントの適切な安定性を維持するため、アバットメントの高さ は粘膜マージンより最低 3mm以上を保ってください。 2b 50 6. 修復 ■ ■ アバットメントの上にレジンコーピングを製作します。 ■ 解剖学的形態に合わせてワックスアップを仕上げます。 ■ シリコンコアでワックスアップを確認します。 修正後のアナトミックアバットメント 6. 修復 51 ラボサイド チェアサイド 6.2.2 アナトミックアバットメント ： チェアサイド 作業模型に装着された状態で最終修復物が歯科医院に納品されます。 4a ステップ4 − キャストおよび前装 ■ 従来の方法でフレームワークをキャストします。 ステップ1 − 準備 ■ ヒーリングアバットメント或いはテンポラリー 修 復 物を 取り外し ます。 ■ 作 業 模 型から上 部 構 造を 取り外し、アナログに取り付 けられ た ■ インプラントとアバットメントの内部を十分に洗浄して乾燥させます。 アバットメントのスクリューを回して外します。 4b ■ 前装する前にシリコンコアでフレームワークを確認します。 ■ 前装します。 ステップ2 − 最終装着 ■ 洗浄したアバットメントをインプラントに装着します。ラチェット、 トルクコントロールディバイスおよび SCSスクリュードライバーを 使って 35Ncmまでスクリューを締め付けます（ 122-123ページを 参照）。 ■ 脱脂綿やガッタパーチャなどを使い、スクリューのアクセスホールを シーリングします。こうすることで、後からクラウンの交換が必要 になった場合でもアバットメントの取り外しが可能になります。 52 6. 修復 ■ 上部構造をアバットメントにセメント固定します。 ■ 余分なセメントを除去します。 6. 修復 53 ラボサイド 6.3 ゴールドアバットメント クラウン用 6.3.1 ゴールドアバットメント クラウン用 ： ラボサイド 下記に、カスタムアバットメントテクニックによるセメント固定単冠クラウンの製作について説明します。 使用目的 ■ スクリュー固定、またはセメント固定クラウン ■ メゾストラクチャーによるセメント固定ブリッジ（カスタムアバットメント テクニック） ■ テレスコープクラウンおよびテレスコープブリッジ 1a ステップ1 − 作業模型およびワックスアップの製作 ■ 技 工 用アナログとガム模 型 材（ 歯 肉 再 現 用 模 型 材 ）を 含む 作 業 模型を製作します（ 34-44ページ「印象採得」を参照）。 特徴 シンプル ■ モデリングエイド（焼却可能なポリマー）による容易なワックスアップおよびスクリューのアクセスホールの保護 ■ エマージェンスプロファイルの付与および歯肉カントゥアマージンの調整により容易に審美を実現 1b ■ 信頼性 ■ 審美を考慮したプランニングのために、解剖学的形態を付与した ワックスアップを製作します。 メゾストラクチャーを設計することでセメントマージンを持ち上げることができ、 余分なセメントを簡単に取り除くことができます。 ■ CrossFit ® コネクション 注） 他のゴールドアバットメントとの連結には適していません。 スクリュー固定ブリッジには、ゴールドアバットメント ブリッジ用を使用する必要があります（ 66-75ページ、 「ゴールドアバットメント ブリッジ用 」 を参照）。 アバットメントの最終装着には新しいベーサルスクリューを使用してください。 1c ■ アバットメントの適切な形状を特定するために、シリコンコアを 採得します。 ゴールドアバットメント クラウン用は1.5mm以上短くしないでください。 ラボサイド：55-64ページ チェアサイド：65ページ 54 6. 修復 6. 修復 55 ラボサイド ラボサイド 3a 2a ステップ2 − ゴールドアバットメントの調整 ■ ■ ■ 個々の解剖学的形態に合わせてワックスアップを製作します。シリ アナログの上にゴールドアバットメントを装着し、SCSスクリュード コンコアで、アバットメント上に製作するセメント固定クラウンに ライバーを使って手で締め付けます。 必要なスペースを確認できます。 3b 2b ステップ3 − ワックス模型 ■ アバットメント上のワックスの層に十分な厚みがあることを確認 個々の状況に合わせ、咬合平面の高さまでモデリングエイドを短く してください（最低 0.7mm）。アバットメントのマージンをワックス します 。モデリングエイドを 使 用して 作 業を 進 めることにより、 で覆わないようにします。 スクリューのアクセスホールがきれいに仕上がります。 3c 2c ■ シリコンコアでワックスアップの形態を確認します。 2d 3d 注） 左記の図は、理想的なエマージェンスプロファイルを示す適切な形態 のアバットメントを 表しています。この 形 状でクラウンカントゥアを 歯肉カントゥアマージンに適応させるのが理想的です。衛生上の理由 から、セメントマージンが歯肉レベルより2ｍｍ以上低くならないよう にしてください。 ■ 作業模型外での作業を容易にするため、ゴールドアバット メントをポリッシングエイドに取り付けます。 56 6. 修復 6. 修復 57 ラボサイド ラボサイド ステップ4 − 埋没 ■ パターンクリーナー等は使わず、通法でアバットメントを埋没します。 ステップ5 − 鋳造及び埋没材の除去 ■ ■ アバットメントを鋳造します。 超 音 波 洗 浄 器 、ウォータージェット、ピックリング、或いはグラス ファイバーブラシを使って、アバットメントを慎重に取り除きます。 注） 鋳造合金のオーバーフローを避けるため、埋没前にアバットメントを 十分に洗浄してください（アルコールで湿らせた綿球或いはブラシで、 ワックス片、絶縁材を取り除きます）。 歯 科 用 鋳 造 合 金が辺 縁まで 流れにくくなります ので、キャストには モデリングエイドを必ず使用してください。 マ ージンにワックスを 残さないよう注 意してください 。急 速 加 熱 型 埋没材の使用は推奨しません。 注） 埋 没 材を 取り扱う際は、メーカー の 説 明 書に従ってください 。推 奨 サンドブラスト（最大圧力：2bar、最大アルミナ片のサイズ：50μm）を される混水比および焼却時間を必ず守ってください。 使用し、ゴールドアバットメント周囲の埋没材の除去の際は、ポリッシ ングエイドを使用して内部に砂が入り込まないよう保護する必要が あります。 ■ ワックスでポリッシングエイドの 隙 間を 埋 めることで固 定がしっ かりし、ゴールドアバットメント研磨面を保護します。 58 6. 修復 6. 修復 59 ラボサイド ラボサイド 6a ステップ6 − 研磨 ■ トリミングした後、 アバットメントを研磨します。 5d 5e ■ サンドブラスト後のゴールドアバットメント 注） ゴールドアバットメントの表面および内部はサンドブラストしないで 6b ■ ください。 アバットメントにセメント固定単冠クラウンの製作を行う準備が完了 です。 7a ステップ7 − セメント固定単冠クラウンの製作 ■ スクリューのアクセスホールをふさぎ、フレームワークを直接アバ ットメントの上にワックスします。 ■ 60 6. 修復 シリコンコアで修復物のためのスペースを確認します。 6. 修復 61 ラボサイド 7b ラボサイド ■ 通法でフレームワークをキャストします。鋳造体を調整後、メタル 鋳造欠陥および不適切な取り扱い クラウンがアバットメントに正しくフィットすることを確認します。 ワックスアップの厚み不足により 生じた鋳造欠陥 注） 補綴が長期的に成功するかどうかは、修復物の適合精度によって決ま ります。 ■ シリコンコアで前装のためのスペースを確認します。 下記の場合、全ての手順をやり直すことになります。 ■ Ceramicor® 表面が露出し、ポーセレンを直接焼き付けられない 場合。 （ Ceramicor® は、ポーセレンを直接焼き付けることのでき ない合金です）。 7c ■ 前装します。 失敗したキャスト ■ 鋳造メタルの鋳込み不足の場合。 ■ 鋳造メタルおよび鋳造突起がゴールドアバットメントのコネクション オーバーフローによる突起 部から取り除けない場合。 62 6. 修復 6. 修復 63 ラボサイド チェアサイド 6.3.2 ゴールドアバットメント クラウン用 ： チェアサイド 鋳接可能な Ceramicor コンポーネントと合金の併用 ® 作業模型に装着された状態で最終修復物が歯科医院に納品されます。 Ceramicor® はキャストオンの手順のみに適しています。 ポーセレンは、Ceramicor® コンポーネントに直接焼き付けることができません。この合金は ステップ1 − 準備 ボンディング用の酸化膜を形成しないからです。 ■ ヒーリングアバットメント或いはテンポラリー 修復物を取り外し ます。 鋳造メタルを選択する際は、Ceramicor® コンポーネントの高溶合金に対し鋳接可能である ■ ことを確認してください。鋳造メタルの溶融範囲は、1350° Cの液相温度を越えないように 作 業 模 型から上 部 構 造を 取り外し、アナログに取り付 けられ た アバットメントのスクリューを回して外します。 してください。 ■ インプラントとアバットメントの内部を十分に洗浄して乾燥させます。 適切な鋳造メタル ■ 高カラット金合金 ■ 金／白金系母材を 25%以上含む貴金属合金 ■ パラジウムを 50%以上含むパラジウム合金 ステップ2 − 最終装着 ISO 規格合金のタイプ オプション A： スクリュー固定クラウン 下記 ISO規格に沿った合金のタイプは、予め製作した Ceramicor® コンポーネントのキャスト ■ オン手順に適しています。 ■ ISO規格 9693 ■ ISO規格 1562 ■ ISO規格 8891 注） 合 金 の 取り扱いは、使 用する合 金メーカー の 指 示に従ってください 。合 金と Ceramicor ® 洗浄したアバットメントをインプラントに装着します。ラチェット、 オプション B： セメント固定クラウン ■ トルクコントロールディバイスおよび SCSスクリュードライバーを トルクコントロールディバイスおよび SCSスクリュードライバーを 使って 35Ncmまでスクリューを締め付けます（ 122-123ページを 使って 35Ncmまでスクリューを締め付けます（ 122-123ページを 参照）。 ■ 洗浄したアバットメントをインプラントに装着します。ラチェット、 脱脂綿やガッタパーチャなどを使い、スクリューのアクセスホールを 参照）。 ■ 脱脂綿やガッタパーチャなどを使い、スクリューのアクセスホールを シーリングします。こうすることで、後からクラウンの交換が必要 シーリングします。こうすることで、後からクラウンの交換が必要 になった場合でもアバットメントの取り外しが可能になります。 になった場合でもアバットメントの取り外しが可能になります。 ■ メゾストラクチャーにクラウンをセメント固定します。 ■ 余分なセメントを取り除きます。 コンポーネントは界面での拡散現象により鋳接されるため、不適切な合金の使用は、強度の 低下や耐腐食性の減少、融解温度の低下などを引き起こす原因となります。 Ceramicor® はCendres & Metaux SA(スイス、Biel-Bienne)の登録商標です。 注） 左の図は、理想的なエマージェンスプロファイルとなる適切な形態の アバットメントを表しています。この形状でクラウンカントゥアを歯肉 カントゥアマージンに適応させるのが理想的です。衛生上の理由から、 セメントマージンは歯肉レベルより2mm以上深く下げないでください。 64 6. 修復 6. 修復 65 ラボサイド 6.4 ゴールドアバットメント ブリッジ用 6.4.1 ゴールドアバットメント ブリッジ用 ： ラボサイド 下記に、スクリュー固定ブリッジの製作について説明します。 使用目的 ■ スクリュー固定ブリッジ ■ スクリュー固定カスタマイズバー 1a ステップ1 − 作業模型およびワックスアップの製作 ■ 技工用アナログとガム模型材（ 歯肉再現用模型材 ）を含む作業 模型を製作します（ 34-44ページ「印象採得」を参照）。 特徴 シンプル ■ モデリングエイド（焼却可能なポリマー ）による容易なワックスアップ及びスクリューの アクセスホールの保護 ■ エマージェンスプロファイルの付与および歯肉カントゥアマージンへの調整により簡単に 審美を実現 信頼性 ■ セメントギャップなし ■ ひとつのスクリューによるソリューション 1b ■ 審美を考慮したプランニングのために、解剖学的形態を付与した ワックスアップを製作します。 注） 単冠クラウンには適していません。単冠クラウンには、ゴールドアバットメント クラウン用を お使いください（ 54-65ページ「ゴールドアバットメント クラウン用」を参照）。 アバットメントの最終装着には、新しいベーサルスクリューを使用してください。 ゴールドアバットメント ブリッジ用を 2.5mm以上短くしないでください。 1c ■ ブリッジの適切な形状を特定するために、 シリコンコアを作ります。 ラボサイド：67-74ページ チェアサイド：75ページ 66 6. 修復 6. 修復 67 ラボサイド 2a ラボサイド ステップ2 − ゴールドアバットメントの調整 ■ 3a アナログの上にゴールドアバットメントを装着し、SCSスクリュー ステップ3 − ワックス模型 ■ ドライバーを使ってスクリューを手で締め付けます。 ■ 個々の解剖学的状況に合わせてワックスアップを製作します。 アバットメント上のワックスの層に十分な厚みがあることを確認 してください（最低 0.7mm）。アバットメントのマージンをワックス で覆わないようにしてください。 2b ■ 個々の状況に合わせ、咬合平面の高さまでモデリングエイドを短く します 。モデリングエイドを 使 用して 作 業を 進 めることにより、 3b ■ シリコンコアでブリッジ のフレ ー ムワークを キャストする前 に スペースを確認してください。 スクリューのアクセスホールがきれいに仕上がります。 2c ■ コネクションのコニカルデザインが変形するのを防ぐため、模型外 での作業を行う際はゴールドアバットメントをポリッシングエイド に取り付けることを強く推奨します。 68 6. 修復 6. 修復 69 ラボサイド 4 ラボサイド ステップ4 − 埋没 ■ 5a フレームワークを埋没する前に、通法のブリッジテクニックを用いて ステップ5 − 鋳造及び埋没材の除去 ■ ブリッジのフレームワークを鋳造します。 ブリッジのワックス・フレームワークに張力がかかっていない状態 であることを確認してください。 ■ パターンクリーナー等を使わず通法でブリッジのフレームワーク を埋没します。 注） 補綴が長期的に成功するかどうかは修復物の適合精度によって決ま ります。63ページに挙げた例のように鋳造に失敗した場合は、手順全 体をやり直す必要があります。 注） キャストオン合金のオーバーフローを避けるため、埋没前にアバット メントを十分に洗浄してください（アルコールで湿らせた綿球或いは ブラシで、ワックス片、絶縁材を取り除きます）。 マ ージンにワックスを 残さないよう注 意してください 。急 速 加 熱 型 5b ■ 埋没材の使用は推奨しません。 埋没材の除去の前に鋳造したブリッジが冷めるまで十分に時間を おいてください。 埋 没 材を 取り扱う際は、メーカー の 説 明 書に従ってください 。推 奨 ■ される混水比および焼却時間を必ず守ってください。 超音波洗浄器、ウォータージェット、 ピックリング、或いはグラスファ イバーブラシを使って、ブリッジのフレームワークを慎重に取り除 きます。 サンドブラスト（最大圧力：2bar、細大アルミナ片のサイズ：50μm）を 使用し、ゴールドアバットメント周囲の埋没材の除去の際は、ポリッシ ングエイドを使用して内部に砂が入り込まないよう保護する必要が あります。 5c ■ ワックスでポリッシングエイドの隙間を埋めることで固定がしっかり し、ゴールドアバットメントの研磨面を保護します。 70 6. 修復 6. 修復 71 ラボサイド ラボサイド 5d 注） 6a ステップ6 − 前装前の準備 修復を成功させるためには、インプラントのインターナルコネクション ■ スプルーを取り外し、その部分を滑らかにします。 と補綴物 の適合精度が高いことが不可欠です。ブリッジを落とした ■ シリコンコアでスペースを確認します。 りしないように特に注意してください。ブリッジ構造は重量があるので、 ゴールドアバットメントのコネクションの精度に影響を及ぼす可能性 があります。もし落としてしまった場合は、それがどの段階であっても 全ての手順をやり直してください。 5e 6b ■ 作業模型上で張力のかからないフィットになるように調整します。 ブリッジに張力がかかって動いてしまう場合は、ブリッジを切断し、 張力がかからない状態に固定し直してください。 注） 作 業 模 型からブリッジを 取り外す際には、先ず 最 初にベ ーサ ルスク リューを全て外してください。 5f ■ ゴールドアバットメントの表面および内部をサンドブラストしないで 6c ください。 72 6. 修復 6. 修復 73 ラボサイド チェアサイド 6.4.2 ゴールドアバットメント ブリッジ用 ： チェアサイド 作業模型に装着された状態で最終修復物が歯科医院に納品されます。 ■ 患者さんの口腔内においてもフレームワークに張力のかからない ステップ1 − 準備 状態であることを確認してください。 ■ ヒーリングアバットメント或いはテンポラリー 修 復 物を 取り外し ます。 ■ 作業模型から上部構造を取り外し、アナログに取り付けられたブリ ■ インプラントとブリッジワークの内部を十分に洗浄して乾燥させます。 ッジのスクリューを回して外します。 ■ 患者さん の口腔内でブリッジワークを締め付ける前に、ブリッジ ワークに張力がかからないようにフィットをしているか確認します。 注） ブリッジワークに張力がかかっているせいで動いてしまう場合は、ブリ ステップ7 − 前装 ■ ッジを装着しないでください。 前装します。 ステップ2 − 最終装着 ■ 洗浄したブリッジワークをインプラントに装着します。 ■ ラチェット、 トルクコントロー ルディバイスおよび SCS スクリュー ドライバーを使って 35Ncmまでスクリューを締め付けます（ 122- 123ページを参照）。 ■ 脱脂綿やガッタパーチャなどを使い、スクリューのアクセスホールを シーリングします。こうすることで、後から交 換が必 要になった 場合でもブリッジワークの取り外しが可能になります。 74 6. 修復 6. 修復 75 6.5 セメンテーションアバットメント 6.5.1 セメンテーションアバットメントのコード ナロー CrossFit ® (NC) レギュラー CrossFit ® (RC) 使用目的 ■ セメント固定クラウンおよびブリッジ 直径 (D) 3.5mm 5mm （カラーコード : 青色） 5mm （カラーコード : 黄色） （カラーコード : 灰色） 6.5mm （カラーコード : 茶色） AH 4mm 特徴 マーカー : 黒 シンプル ■ インプラントまたはアバットメントレベルでの容易な印象採得 ■ 既製のコーピングの容易な取扱い ■ 調整作業の削減（高さの調整など） ■ カラーコードによる容易なコンポーネントの選択 信頼性 ■ CrossFit ® コネクション ■ 既製のコンポーネントによる確実なフィット ■ 装着感によって実証されるアバットメントレベルの印象キャップの適切なフィット AH 5.5mm マーカー : 白 注） セメントマージンは歯肉から2mm以上低くならないようにしてください。 修復物の適切な安定性および長期的な維持のためには、アバットメントの粘膜マージンの 上に最低 3mmの高さが必要です。 D＝ 直径 AH＝ アバットメントの高さ GH＝ 歯肉部分の高さ D ラボサイド：84-87、89ページ 4mm 5.5mm AH 1mm 2mm 3mm GH チェアサイド：78-83、88-90ページ 76 6. 修復 6. 修復 77 チェアサイド チェアサイド オプション A ： アバットメントレベルでの印象採得 ： チェアサイド ステップ1 − アバットメント装着 ■ CrossFit ® プランニングセットを使用してセメンテーション 2 アバット メントの適切なサイズを選びます（ 45-47ページ「 CrossFit ® プラン ステップ2 − アバットメントの調整 ■ 個々の状況に合わせて高さを調節します。黒／白マーカーの下端 まで削ることができます。 ニングセット／プランニング用アバットメントの選択」を参照）。 注） アバットメントレベルの印象には、アバットメントを調整した際の情報 は反映されません。印象はインプラントレベルで採得し、個々の状況 に合わせてアバットメントをカスタマイズするよう技工士に依頼する ことを推奨します。 アバットメントのカスタマイズは、クリアランスが十分にある場合は 最終クラウンを装着する直前に行うことを推奨します。歯科技工所に ■ インプラント内部を十分に洗浄して乾燥させます。 ■ インプラントにアバットメントを装着します。SCSスクリュードライ 研削するためのテンプレートを依頼してください。 バ ー 、ラチェットおよびトルクコントロ ー ル ディバイスを 使って 15Ncm から 35Ncm の 間 のトルクでスクリューを 締 め 付けます （ 122-123ページを参照）。 78 6. 修復 6. 修復 79 チェアサイド チェアサイド チェアサイドでのテンポラリー修復 3a ステップ3 − アバットメントレベルでの印象採得 ■ 印象キャップをアバットメントの上に カチッ と音がするまで押し 込みます。 ■ アバットメントの白いマーカーはアバットメントの高さ（ AH）を表す レーザーマーキングです。これは印象キャップ上部の矢印および 印象キャップ内部のクリッキング構造部（カチッとはまる部分）の色 に対応しています。 ポリマーテンポラリーコーピング ■ 保護キャップ 弾性印象材（ポリビニルシロキサン或いはポリエーテルラバー）を 使って印象を採得します。 4a テンポラリーコーピングの使用＊ ステップ4 − 準備 ■ 患者さんの口腔内のアバットメントの上にテンポラリーコーピング を カチッ と音がするまで押し込みます。 3b 注） 4b ■ ハイドロコロイド印象材は引張強度が小さいため使用できません。 状況に合わせて適切な高さに印をつけ、必要であればコーピング を短くします。 ■ ブリッジのテンポラリー修復をする際は、テンポラリーコーピング の回転防止機構は取り外してください。 注） アバットメントの表面にワセリンを使用しないでください。 ＊ 保護キャップの使用は83ページ、ステップ4を参照ください。 80 6. 修復 6. 修復 81 チェアサイド 5a チェアサイド ステップ5 − テンポラリー修復物の製作 ■ 6 一般的な手順でテンポラリー修復物を製作します（例：クラウン ステップ6 − テンポラリー修復物の装着 ■ フォーム、バキュームシートテクニック）。 ■ 脱脂綿やガッタパーチャなどを使い、スクリューのアクセスホール をシーリングします。 コーピングの維持リングが機械的結合を確実にします。コーピング ■ 下部の平坦部が、 レジンがアバットメントの下に流れ出るのを防ぐ コーピング内部にテンポラリーセメントを塗布し、アバットメントに セメントで固定します。 のに役立ちます。 注） テンポラリー修復物に咬合負荷を与えないようにしてください。 後からテンポラリー修復物を取り除く時のために、テンポラリーセメ ントを使用してください。 テンポラリーコーピングは 30日以上口腔内に入れたままにしないで 5b ■ ください。 硬化完了後、口腔内からテンポラリー修復物を取り出してアナログ の上に装着します。 4 保護キャップの使用 ステップ4 − 保護キャップのセメント固定 ■ 脱脂綿やガッタパーチャなどを使い、スクリューのアクセスホール をシーリングします。 5c ■ 均一なプロファイルを作るため、コーピング及び修復物のエマー ジェンスプロファイルを研削します。軟組織への刺激を避けるため、 ■ 保護キャップ内部にテンポラリーセメントを塗布し、アバットメント にセメントで固定します。 界面はスムーズかつ修復物と同一平面でなければなりません。 注） 後からテンポラリー修復物を取り除く時のために、テンポラリーセメ ントを使用してください。 保護キャップは30日以上口腔内に入れたままにしないでください。 82 6. 修復 6. 修復 83 ラボサイド ラボサイド オプション A ： アバットメントレベルでの印象採得 ： ラボサイド 1a ステップ1 − 作業模型の製作 ■ 印象に対応するアナログを カチッ と音がするまで押し込みます。 3 ステップ3 − 調整 ■ 個々の状況に合わせ、高さの調整を行うことが可能です（アバット メント表面の抗回転面を傷つけないでください）。 ■ 個々の状況に合わせ、アナログのアバットメント部分を個別に調整 します。 注） アナログのカラーコードが印象キャップのカラーコードに対応している ■ 研削するためのテンプレートを製作します。こうすることで個別の 調整を正確に患者さんの口腔内に移行することができます。 ことを確認してください。 アバットメントの白いマーカーはアバットメントの高さ（ AH ）を表す レーザーマーキングです。これは印象キャップ上部の矢印および印象 キャップ内部のクリッキング構造部（カチッとはまる部分）の色に対応 しています。 1b 注） 修復物 の適切な安定性と維持力を保つには、アバットメントの 粘膜 マージンの上に最低 3mmの高さが必要です。 2 ステップ2 − 準備 ■ 従来の方法で作業模型を製作します（ 34-44ページ「印象採得」を 参照）。 ■ 審美を考慮したプランニングのために、解剖学的形態を付与した ワックスアップを製作します。 ■ 84 6. 修復 修復物の適切な形状を特定するために、シリコンコアを作ります。 6. 修復 85 ラボサイド 4a ラボサイド ステップ4 − クラウンの製作 ■ 5a バーンアウトコーピングを選択し、アナログの上に装着します。 ステップ5 − 鋳造と前装 ■ 従来の鋳造方法で、フレームワークを鋳造します。 ■ アナログに装着できるようフレームワークを調整します。円を描く ように動かしてクランピングリングを除去します。回転面やマージン のフィットを損なわないようにしてください。 4b 4c ■ ■ 必要があれば長さを調整します。 5b ■ シリコンコアでスペースを確認します。 5c ■ 前装します。 従来の方法で、 （調整した）アバットメントの上に上部構造を製作 します。 4d 86 6. 修復 ■ シリコンコアでワックスアップを確認します。 6. 修復 87 チェアサイド ラボサイド チェアサイド オプション B ： インプラントレベルでの印象採得 作業模型に装着された状態で最終修復物が歯科医院に納品されます。 34-44ページ「印象採得」に従い、印象を採得します。 1 ステップ1 − 最終装着 ■ 従来の方法でテンポラリー修復物を取り除きます。 ■ 必要であれば、歯科技工士が製作した研削するためのテンプレート ラボサイド 1 を用い、必要とされるアバットメントの調整を行います。 ■ アバットメントを十分に洗浄し、残っているテンポラリーセメントを ■ クラウンをアバットメントにセメント固定します。 ■ 余分なセメントを取り除きます。 ステップ1 − アバットメント装着 ■ プランニングセットを使用してセメンテーションアバットメントの 適切なサイズを選びます（ 45-47ページ「 CrossFit ® プランニング 残さず取り除きます。 セット／プランニング用アバットメントの選択」を参照）。 ■ 2a 作業模型内のアナログの上にアバットメントを手で締め付けます。 ステップ2 − カスタマイズ ■ 個々の状況に合わせ、高さの調整を行います（アバットメント表面 の抗回転面を傷つけないでください）。 注） 修 復 物 の 適 切な 安 定 性と維 持 力を 保つには、アバットメントは粘 膜 マージンの上に最低 3mmの高さが必要です。 「アバットメントレベルでの印象採得」 （ 84ページ）を参照の上、対応 するステップに従ってください。 2b ■ トランスファーエイドをアバットメント上に取り付け、即時重合レジン で隣在歯上にインデックスを製作します。 ■ トランスファーエイド付きの調整されたアバットメントと最終修復 物を歯科医に納品してください。 88 6. 修復 6. 修復 89 チェアサイド 6.6 マルチベースアバットメント チェアサイド 使用目的 作業模型に装着された状態で最終修復物が歯科医院に納品されます。 1 ステップ1 − 最終装着 ■ ■ スクリュー固定ブリッジ ■ 下顎及び上顎における、バー構造を用いたオーバーデンチャー 洗浄したアバットメントをインプラントに装着します。ラチェット、 トルクコントロールディバイスおよび SCSスクリュードライバーを 使って35Ncmまでスクリューを締め付けます（ 122ページを参照）。 ■ より確実な装着のために、 トランスファーエイドを用いてアバット 特徴 メントを装着します。 ■ 脱脂綿やガッタパーチャなどを使い、スクリューのアクセスホールを シンプル シーリングします。こうすることで、後からアバットメントの 取り ■ インプラントまたはアバットメントレベルでの柔軟な印象採得 外しが可能になります。 ■ カラーコードによる容易なコンポーネント選択 ■ クラウンをアバットメントにセメント固定します。 ■ 30° のコーンおよびアバットメントの高さが低いことによる柔軟性 ■ 余分なセメントを取り除きます。 信頼性 ■ CrossFit ® コネクション ■ 既製のコンポーネントによる確実なフィット ■ 装着感によって実証されるアバットメントレベルの印象キャップの適切なフィット 注） 単歯修復物としてマルチベースアバットメントを使用しないでください。 最終装着には新しいオクルーザルスクリューを使用してください。 チェアサイド：93-97、106、108ページ ラボサイド：98-105、107ページ 90 6. 修復 6. 修復 91 チェアサイド 6.6.1 マルチベースアバットメントのコード オプション A ： アバットメントレベルでの印象採得 ： チェアサイド マルチベースアバットメント − ストレート ナロー CrossFit ® (NC) 1a レギュラー CrossFit ® (RC) ステップ1 − アバットメント装着 ■ 直径 (D) 4.5mm 3.5mm （カラーコード : 青色） 4.5mm （カラーコード : 黄色） サイズを選びます（ 45-47ページ「 CrossFit ® プランニングセット／ 6.5mm （カラーコード : 灰色） プランニングセットを使用してマルチベースアバットメントの適切な プランニング用アバットメントの選択」を参照）。 （カラーコード : 茶色） 1b マルチベースアバットメント − アングル 25° ■ インプラント内部を十分に洗浄して乾燥させます。 ■ インプラントにアバットメントを装着します。ラチェット、 トルクコント ロー ルディバイスおよび SCS スクリュードライバ ーを 使 用して、 ナロー CrossFit ® (NC) 35Ncmまでアバットメントを締め付けます（122-123ページを参照）。 レギュラー CrossFit ® (RC) 注） アバットメント自体を調整しないでください。 D＝ 直径 GH＝ 歯肉部分の高さ D 7.4 8.6 3.2 0.8 GH 1.0 GH GH 2.5 b a 4.6 0.8 7.0 1mm 2,5mm 4mm 92 6. 修復 a b GH 1mm 5.0mm 4.1mm GH 2.5mm 6.5mm 5.6mm GH 4mm 8.0mm 7.1mm 6. 修復 93 チェアサイド チェアサイド アバットメントのテンポラリー修復 ： チェアサイド 2a ステップ2 − アバットメントレベルでの印象採得 ■ アバットメントに、 カチッ と音がするまで印象キャップを押し込む、 或いはアバットメントに印象ポストを取り付けてください。アバット メント上で印象キャップを回転させることにより、装着が適切で あるかを確認してください。 ■ 印象採得を正確におこなうため、印象キャップ内部を傷つけない でください。 テンポラリーコーピング 2b ■ 弾性印象材（ポリビニルシロキサンまたはポリエーテルゴム）を使 3a 保護キャップ テンポラリーコーピングの使用 って印象を採得します。 ステップ3 − 準備 ■ アナログの上にテンポラリーコーピングを装着します。 ■ 個々の状況に応じて適切な高さに印をつけ、必要に応じてコーピ ングを調整します。 注） ハイドロコロイド印象材は引張強度が小さいため使用できません。 ■ チタンがむき出しになるのを避けるために、コーピングをサンド ブラストしオペークでコーティングします。 ■ 患者さんの口腔内でアバットメントにコーピングをスクリューで 留め、スクリューのアクセスホールをシールします（例：脱脂綿など を使用）。 3b 94 6. 修復 3c 6. 修復 95 チェアサイド 4a チェアサイド ステップ4 − テンポラリー修復物の製作 ■ 5 従 来 の 手 順でテンポラリー 修 復 物を 製 作します（ 例 ：クラウン ステップ5 − テンポラリー修復物の装着 ■ 研磨したテンポラリー修復物を洗浄してアバットメントの上に装着 フォーム、バキュームシートテクニック）。テンポラリーコーピング し、ラチェット、 トルクコントロールディバイスおよび SCSスクリュー 上に保持機構を付与することによりコーピングへ の 結合を確実 ドライバ ーを 使 用して 、15Ncmまでスクリューを 締 め 付 けます （ 122-123ページを参照）。 にします。 ■ 脱脂綿やガッタパーチャでスクリューヘッドを覆い、一時的にスク リュー の アクセスホ ー ルをシーリングします（例 ： コンポジット レジンなどを使用）。 注） テンポラリー修復物に咬合負荷を与えないでください。 4b 4c ■ 余分なレジンを取り除き、アクセスホールを再度開きテンポラリー 3 保護キャップの使用 修復物を完成させます。 ステップ3 − 保護キャップの固定 ■ SCSスクリュードライバーを使い、アバットメントに保護キャップの スクリューを手で締め付けます。 注） 保護キャップは 30日以上患者さんの口腔内に入れたままにしないで ください。 96 6. 修復 6. 修復 97 ラボサイド ラボサイド ブリッジ修復 ： ラボサイド 1a ステップ1 − 作業模型の製作 ■ 3a 印象に対応するアナログを カチッ と音がするまで押しみます。 ステップ3 − ブリッジの製作 ■ アナログの上にゴールドコーピングを装着し、SCSスクリュードラ イバーを使用してオクルーザルスクリューを手で締め付けます。 注） ワックス模型製作後にオクルーザルスクリューを緩める際に、 ワックス・ フレームワークに余分な圧力がかかるのを避けるため、バーンアウト コーピングを 使 用する際に、コーピングを 締め付けすぎないように してください。 1b 注） 3b ■ 個々の状況に合わせ、咬合平面の高さまでモデリングエイドを短く アナログのカラーコードが印象キャップのカラーコードに対応している します 。モデリングエイドを 使 用して 作 業を 進 めることにより、 ことを確認してください。 スクリューホールがきれいに仕上がります。 印象材がキャップの下に入りこむことがあります。その場合は、アナログ を取り付ける前に余分な印象材を取り除いてください。 2 ステップ2 − 準備 ■ ■ 従来の方法で作業模型を製作します（ 34-44ページ「印象採得」を 参照）。 ■ 3c 一 般 的な 模 型 製 作 方 法でアバットメントの 上に上 部 構 造を 製 作 します。 ■ アバットメント上のワックスの層に十分な厚みがあることを確認し 審美を考慮したプランニングのために、解剖学的形態を付与した てください（最低 0.7mm）。アバットメントのマージンをワックスで ワックスアップを製作します。ワックスアップのベースには、対応 覆わないようにします。 するゴールド或いはバーンアウトコーピングを使用してください （ここではゴールドコーピングを使用した手順を説明します）。 ■ 98 6. 修復 シリコンコアを作ることで、修復物の適切な形状を特定できます。 6. 修復 99 ラボサイド 3d ラボサイド ■ ■ ブリッジ のフレ ー ムワークを キャストする前 にシリコンコアで 4b 注） スペースを確認してください。 キャストオン合金のオーバーフローを避けるため、埋没前にコーピング シリコンコアでワックスアップを確認します。 を十分に洗浄してください（アルコールで湿らせた綿球或いはブラシ で、ワックス片、絶縁材を取り除きます）。 マ ージンにワックスを 残さないよう注 意してください 。急 速 加 熱 型 埋没材の使用は推奨しません。 埋 没 材を 取り扱う際は、メーカー の 説 明 書に従ってください 。推 奨 される混水比および焼却時間を必ず守ってください。 気泡を避けるため、コーピングのスクリューのアクセスホール およ び 内 部 形 状 を 、底 部 から 上 縁まで 、しっかり埋 没 材 で 4a ステップ4 − 埋没 ■ 4c 埋めるようにしてください（写真を参照）。 フレームワークを埋没する前に、通法に従ったブリッジテクニック を 用いてブリッジのワックス・フレームワークに張 力がかかって いない状態であることを確認してください。 ■ パターンクリーナー等を使わず従来の方法でブリッジのフレーム ワークを 埋 没します。 4d 100 6. 修復 6. 修復 101 ラボサイド ラボサイド ステップ5 − 鋳造および前装 ■ 5c ■ 一般的な方法で、 フレームワークをキャストし、埋没材を除去します 患者さんの口腔内においてもフレームワークに張力のかからない 状態であること確認してください。 （ 66-74ページ「ゴールドアバットメント ブリッジ用：ラボサイド」の の説明も合わせて参照）。 注） 補綴が長期的に成功するかどうかは修復物の適合精度によって決まり ます。63ページに挙げた例のようにキャストに失敗した場合は、手順 全体をやり直す必要があります。 5d ■ 5a ■ ■ 前装します。 シリコンコアでスペースを確認します。 作業模型上で張力のかからないフィットになるよう調整します。 ブリッジに張力がかかって動いてしまう場合は、ブリッジを切断し、 張力がかからない状態に固定し直してください。 注） 作業模型からブリッジを外す際は、先ず最初にオクルーザルスクリュー を全て外してください。 5b 102 6. 修復 6. 修復 103 ラボサイド ラボサイド バー修復 ： ラボサイド 1a ステップ1 − 作業模型の製作 ■ 2 印象に対応するアナログを カチッ と音がするまで押し込みます。 ステップ2 − 準備 ■ コーピングを装着する前に、SCSスクリュードライバーにオクルー ザルスクリューを固定することを推奨します。その後で、バー用の コーピングにオクルーザルスクリューを装着します。 ■ アバットメントにコーピングを固定し、SCSスクリュードライバーを 使用してオクルーザルスクリューを手で締め付けます。 1b 注） アナログのカラーコードが印 象 キャップまたは印 象ポストのカラー 3 ステップ3 およびそれ以降のステップ − バーの製作 ■ ゴールドバーのろう着については、111-114ページを参照ください。 コードに対応していることを確認してください。 印象採得後アナログを印象キャップに設置する際、アナログと印象 キャップの間に印象材をはさみこむ可能性があります。余分な印象材 を取り除いてからアナログを取り付けてください。 104 6. 修復 注） ゴールドバーのろう着には、必ずろう着用補助ピンを使用してください。 6. 修復 105 チェアサイド ラボサイド オプション B： インプラントレベルでの印象採得 34-44ページ「印象採得」に従って印象を採得します。 チェアサイド ブリッジおよびバー修復物 ： ラボサイド 作業模型に装着された状態で最終修復物が歯科医院に納品されます。 1 ステップ1 − 最終装着 ■ テンポラリー修復物を取り外します。 ■ アバットメントを十分に洗浄します。 ■ 患者さんの口腔内でブリッジワークやバーを締め付ける前に、張力 1a ステップ1 − アバットメント装着 ■ プランニングセットを使用してマルチベースアバットメントの適切な サイズを選びます（ 45-47ページ「 CrossFit ® プランニングセット／ プランニング用アバットメントの選択」を参照）。 がかからない状態でフィットしているかを確認します。張力がかか ■ 作業模型内のアナログの上にアバットメントを手で締め付けます。 っているために動いてしまう場合は、ブリッジワークやバーは装着 しないでください。 ■ ラチェット、 トルクコントロー ルディバイスおよび SCSスクリュー ドライバーを使用して、15Ncmまでオクルーザルスクリューを締め 付けます（ 122-123ページを参照）。 ■ ブリッジワークに関しては、脱脂綿、ガッタパーチャ或るいはコンポ ジットなどを使ってスクリューのアクセスホールをシーリングします。 こうすることで、後からブリッジワークの取り外しが必要になった 1b 場合にも対応可能になります。 ステップ2 およびそれ以降のステップ − ブリッジ／バーの製作 ■ ブリッジの製作については、 「ブリッジ修復：ラボサイド」 （ 98ページ） を参照の上、対応するステップの説明に従ってください。 ■ ゴールドバーのろう着については、111-114ページを参照ください。 注） ゴールドバーのろう着には、必ずろう着用補助ピンを使用してください。 106 6. 修復 6. 修復 107 チェアサイド 6.7 バー用アバットメント チェアサイド 作業模型に装着された状態で最終修復物が歯科医院に納品されます。 使用目的 1 ステップ1 − 最終装着 ■ ■ バー構造を用いたオーバーデンチャー 洗浄したアバットメントをインプラントに装着します。ラチェット、 トルクコントロールディバイスおよび SCS スクリュードライバーを 使 用して 35Ncmまでアバットメントを 締 め付けます（ 122-123 ページを参照）。 ■ 患 者さん の 口 腔 内でブリッジワークや バ ーを 締 め付ける前に、 張力がかからない状態でフィットしているかを確認します。張力 ■ 特徴 シンプル がかかっているために動いてしまう場合は、ブリッジワークやバー ■ 一体型ソリューションにより、様々な状況においてシンプルなバー修復を提供 は装着しないでください。 ■ 15° のコーンにより、連結した修復物にフレキシブルに対応（≦30° ） ラチェット、 トルクコントロー ルディバイスおよび SCS スクリュー ■ 軟組織レベルから7mm 離れているため、アバットメントの調整が容易 ドライバーを使用して、15Ncmまでオクルーザルスクリューを締 ■ め付けます（ 122-123ページを参照）。 信頼性 ブリッジワークに関しては、脱脂綿、ガッタパーチャ或るいはコン ■ 既製のコンポーネントを使用したろう着のためのフレキシブルなデザイン ポジットなどを 使ってスクリュー のアクセスホー ルをシーリング します。こうすることで、後からブリッジワークの取り外しが必要 になった場合でも対応可能になります。 注） アバットメントの最終装着には新しいベーサルスクリューを使用してください。 ラボサイド：110-114ページ チェアサイド：115ページ 108 6. 修復 6. 修復 109 ラボサイド ラボサイド 6.7.1 バー用アバットメント ： ラボサイド ゴールドバーのろう着 1 ステップ1 − 作業模型の製作 ■ 3 超硬石膏を使用して通法に従い作業模型を製作します。 ステップ3 − バーセグメントの取り付け ■ アバットメントの間にそれぞれのバーセグメントを取り付けます。 注） バーと歯肉の間には最低 2mmのスペースを空けてください。確実に 結 合させるた め、アバットメントとバ ー の 間 の すき間はできるだけ 小さくする必要があります。 2a ステップ2 − 準備 ■ 4a アナログの上にバー用アバットメントを装着し、SCSスクリュードラ ステップ4 − バーセグメントの固定 ■ イバーを使ってスクリューを手で締め付けます。 残留物のないバーンアウトプラスチックを使用してバーセグメント をアバットメントに固定します。 注） ベーサルスクリューを覆わないでください。 2b 110 6. 修復 4b 6. 修復 111 ラボサイド 5 ラボサイド ステップ5 − バーフレームワークの取り外し ■ ■ 6a ステップ6 − バーのろう着 スクリューを緩め、バーフレームワークを慎重に取り外します。 フレームワークをポリッシングエイドの上に装着し、スクリューを 手で締め付けます。ポリッシングエイドを使うことで、ろう着する際、 注） 確実にアバットメントをろう着用埋没材に正確に固定することが 予備加熱用ファーネスで硬化したろう着用埋没材を均一に加熱（ 500- できます。 C）することで、バーの歪みを防ぐことができます。 600° 6b ■ 埋没したバーの予備加熱後、通法に従いろう着をします。 ■ ろう着終了後、室温になるまで放冷します。 ■ バーを埋没材から取り出し、超音波洗浄器などで洗浄します。 ■ 酸溶液洗浄器の中で酸化物とろう着用フラックスを取り除きます。 注） フレームワークをサンドブラストしないでください。 6c ■ 適合を確認します。 注） スクリューを使用せずにアナログに無理なくフィットすることを確認し ます。 112 6. 修復 6. 修復 113 ラボサイド チェアサイド 6.7.2 バー用アバットメント ： チェアサイド 作業模型に装着された状態で最終修復物が歯科医院に納品されます。 6d ■ 必要であれば、バー用アバットメントの高さを調整して研磨します。 1 ステップ1 − 最終装着 ■ 洗浄したバーをインプラントに装着します。インプラント上でのバー の装着に圧力がかからないことを確認してください。 ■ ラチェット、 トルクコントロー ルディバイスおよび SCS スクリュー ドライバーを使用して35Ncmまでスクリューを締め付けます（ 122- 123ページを参照）。 6e ■ 完成したバーと4本の新しいベーサルスクリューを歯科医院宛に 送付します。 注） ろう着で 使 用したスクリュー は著しく酸 化しているた め、口 腔 内 の バーの固定に使用することはできません。 チェアサイドでの手順については115ページを参照ください。 114 6. 修復 6. 修復 115 7. ツールおよびインスツルメント 7.1 SCSスクリュードライバー 7.2 ポリッシングエイド SCS＊スクリュードライバーは、補綴パーツおよびヒーリングコンポーネントの固定に使用 ポリッシングエイドは、研磨およびラボでのそ の他の手順において、アバットメントの補綴 します。スクリュードライバー先端の星型形状は、 ヒーリングコンポーネントの上部及びアバ コネクションを保護および延長するツールとして使用できます。 ットメントのスクリューヘッドを保持し、それぞれを安全に取り上げて取り扱えるようになっ 025.4920 製品番号 ： 025.2920、 ています。 素材 ： ステンレス ＊ SCS＝Screw Carrying System SCSスクリュードライバー 製品 ： 極短、短、長 長さ ： 15mm、21mm、27mm 製品番号 ： 046.400、 046.401、046.402 素材 ： 116 ステンレス 6. ツールおよびインスツルメント 7. ツールおよびインスツルメント 117 7.3 ラチェットおよびトルクコントロールディバイス トルクコントロールディバイス ラチェットに取り付けられたトルクコントロールディバイスは、ストロー マン社製のアバットメントおよびスクリューを装着する際に、適切な トルク（ Ncm）の値を測定するために使用します。 ラチェット（製品番号 046.119）は、2つのパーツで構成されるインスツルメントで、回転方向 を変えるノブがついています。ラチェットにはサービスインスツルメント（製品番号 046.108） が付いてきます。ラチェットのナットを緩める場合に使用してください。緩めた後、ラチェット 目盛り ボルトはラチェット本体から取り外します。洗浄や滅菌をする場合は必ず分解してください。 アバットメントスクリューを特定のトルクで締め付ける際には、 トルクコントロールディバイス ハンドル （ 製品番号 046.049 ）、ホールディングキー（ 製品番号 046.064 ）およびラチェットを使用 します。 ラチェット ラチェットは、 トルクコントロールディバイスと共に全てのストローマン社製アバットメント およびスクリューを回転させるために使用します（ストローマン社のインプラントをマニュ アルで埋入する際に使用するラチェットと同じです）。 サービスインスツルメント 注） サービスインスツルメントは、ラチェットの組立、分解に使用します。 ラチェットとサービスインスツルメントはセットでのご提供となります。 ループエンド フレアーパート ナット ディレクション インジケーター ホールディングキー ホールディングキーのオープン側はラチェットの組立および分解に使用 ラチェット ラチェットを構成するパーツ します。ピンはアバットメントやスクリューを装着する際にドライバー を安定させる目的で使用します（インプラントを装着する際にも使用 します）。 ピン オープン側 118 7. ツールおよびインスツルメント 7. ツールおよびインスツルメント 119 7.4 ラチェットおよびトルクコントロールディバイスの組立 1a ステップ1 − 緩める ■ 3a 3b サービスインスツルメントまたはホールディングキーを使用してラ チェットのナットを緩めます。 ステップ3a − 挿入 ラチェット本体をトルクコントロールディバイスの中にはめ込みます ■ ステップ3b − 挿入 ■ （ラチェットにトルクコントロールディバイスの端がぴったり合わさ 1b ラチェットボルトをトルクコントロールデバイスの反対側の端部に 挿入します。手できつく締め付けます。 るようにします）。 4a ステップ4 − 締め付け ■ サービスインスツルメント或いはホールディングキーを使用して ラチェットのナットを締め付けます。締め付けすぎないように注意 してください。 2a ステップ2 − 取り外し ■ 2b 120 7. ツールおよびインスツルメント ラチェットボルトを回転させてラチェット本体から取り外します。 4b ■ これでラチェットとトルクコントロールディバイスの組立は完了です。 7. ツールおよびインスツルメント 121 7.5 アバットメントの締め付け 1 2 ステップ1 − 装着および締め付け ステップ4 − 適切な Ncmマークの位置 4 ■ アバットメントをインプラントに装着します。 ■ SCSスクリュードライバーを使用して手でアバットメントスクリュー 持ちます。ハンドルだけをつまんでトルクバーを 35Ncmまで動か を締め付けます。 します。 ■ ステップ2 − ラチェットの装着 ■ 片手でホールディングキーを持ち、もう一方の手でトルクバーを ステップ5 − ラチェットの取り外し トルクコントロー ルディバイスとの 組 立が終わったラチェットの ■ 35Ncmに到達したら、 トルクバーを最初の位置まで戻します。 ループエンドをドライバーハンドルに装着します。このときディレ ■ ホールディングキー、 トルクコントロールディバイスを取り付けた クションインジケーターは時計回りを指しています。そちらを指し ラチェット、およびドライバーを持ち上げて取り外します。 ていない場合は、ディスタンスインジケーターを引っぱり出し、反 対向きにしてはめ直してください。 注） ラチェットやトルクコントロールディバイスを確実に正しく機能させる ためには、適切なケアとメンテナンスが重要です。常に分解した状態 で洗浄し、滅菌してください。 これらインスツルメントの取り扱いに関する詳細な説明については、 それぞれの添付文書をご参照ください。 3 ステップ3 −ラチェットの安定 ■ ラチェットを 安 定させるためには、ホー ルディングキ ー のピンを ドライバーハンドルのホールに入れます。 トルク推奨値 122 7. ツールおよびインスツルメント 手締め 15Ncm 15–35Ncm 35Ncm 封鎖スクリュー テンポラリーコーピング テンポラリーアバットメント 最終アバットメント ヒーリングアバットメント コーピング 7. ツールおよびインスツルメント 123 8. 滅菌について ストローマン社製のアバットメントおよびコンポーネントは未滅菌の状態で納品されます。 下記手順に従って使用前に必ず滅菌してください。 材質 方法 条件 高圧蒸気滅菌（オートクレーブ） 134° Cで 18分 チタン、チタン合金 PEEK、チタン合金付ポリエーテル エーテルケトン（プラスチックPEEK） POM 金属合金 Ceramicor® 重量による配合 % ： 金 60%、パラジウム 20%、 プラチナ 19%、イリジウム 1% 注） 当初の状態から修正或いは調整されたパーツに関しては、異なる滅菌手順が必要な場合もあります。 PMMA製品の圧力によるひび割れを予防するため、下記は使用しないでください ： アルコール、紫外線、滅菌、1時間以上の浸漬（ 60° C以上の温度下）。 124 7. ツール及びインスツルメント 125 免責規定 ストローマンインプラントは一貫したコンセプトの一部であり、 本カタログに掲載されている製品は、下記のそれぞれの医療機器承認／認証／届出番号を得ています。 製造元による表示例 インプラントに付随するオリジナルパーツやインスツルメント類 を含め、ストローマン社の指示と忠告に従って使用してください。 ロット／製造番号 そうでない場合、ストローマン社および販売者は一切の責任を 負いません。ストローマン製品を他社製品と併用された場合は、 製品番号 ストローマン社の保証はすべて無効となります。 ガンマ線滅菌 ストローマン製品の使用に関する説明については、製品発売時 販売名 分類 承認／認証／届出番号 ストローマンインプラント・ヒーリングキャップ 高度管理医療機器 20900BZY00289000 ストローマンインプラントシステム 高度管理医療機器 20900BZY00970000 ストローマンインプラント（滅菌済） 高度管理医療機器 21400BZY00014000 ストローマンインプラントアバットメント 高度管理医療機器 21500BZY00490000 ストローマンインプラントアングルアバットメント 高度管理医療機器 21500BZY00558000 BL 封鎖スクリュー（滅菌済） 高度管理医療機器 22300BZX00107000 の最新情報を口述、書面、電子媒体またはトレーニングコースで ゴールドアバットメント 高度管理医療機器 22300BZX00108000 提供しています。 ストローマン Ti アバットメント 高度管理医療機器 22300BZX00111000 テンポラリー アバットメント 高度管理医療機器 22300BZX00113000 最低温度制限 ストローマン製品の使用者は、それぞれの患者様に対し、 どの製品 がどの 状 況に適 当 で あるか 否かを 決 定 する義 務を 負います 。 マルチベース アバットメント 高度管理医療機器 22300BZX00114000 専 門 的 判 断 の 誤りや 、ストロー マンインプラントの 使 用または ヒーリングアバットメント Type C 高度管理医療機器 22300BZX00139000 ストローマンインプラント・保護キャップ 管理医療機器 21800BZX10022000 最高温度制限 それに関連して発生した直接・間接的損害に対し、ストローマン社 および販売者は一切の責任を負いません。また使用者は、ストロー マ ンシス テ ムと そ の 使 用 方 法 に つ い て 定 期 的 に 学 ぶことを 強くお勧めします。 温度制限 ストローマン製品を口腔内で使用する場合は、誤飲のないように US 連 邦 法により、この 機 器 の 販 売は認 可された 歯科医師に対してのみ、又は認可された歯科医師 の指導の下で行うように規制されています。 充分な注意と対策を行ってください。 注意 ストローマン デンタル インプラント システムを使用する場合は、 再使用禁止（使い捨て用） 本書や製品に添付されている添付文書を熟読の上、ご使用くだ さい。さらに、十分な知識と使用経験のある歯科医師の指導を 受けることを強くお勧めします。 非滅菌 記載内容の有効性について 本書の発行により、旧版はすべて無効となります。 包装中の添付文書を参照 製品の購入について 本 書に一 覧 する製 品 の 中には国によってご購 入い ただけない ものがあります。 使用期限厳守 製品の販売について 本 書に記 載されてい るパ ーツやインスツルメントは歯 科 医 師 の注文にもとづき販売されることが規定されています。 ストローマン チタンコーピング 管理医療機器 223AABZX00025000 ストローマン ゴールドコーピング 管理医療機器 223AABZX00026000 ストローマン プラスチックコーピング 管理医療機器 223AABZX00027000 ストローマン プラスチック テンポラリーコーピング 管理医療機器 223AABZX00028000 synOcta1.5ゴールドコーピングバー用 一般医療機器 27B1X00104000100 SCSドライバー 一般医療機器 27B1X00104000101 ストローマンインプラント・印象システム（補綴） 一般医療機器 27B1X00104000115 ストローマンインプラント・挿入用インスツルメント 一般医療機器 27B1X00104000116 サーモプラスチックドリルテンプレート 一般医療機器 27B1X00104000147 ドリルテンプレート 一般医療機器 27B1X00104000148 ストローマン バーンアウト・コーピング 一般医療機器 27B1X00104000160 ストローマンインプラント・アナログ 一般医療機器 27B1X00104000161 ストローマン印象キャップ 一般医療機器 27B1X00104000162 ストローマン印象ポスト 一般医療機器 27B1X00104000163 ストローマン プラン用アバットメント 一般医療機器 27B1X00104000164 ストローマン トランスファーエイド 一般医療機器 27B1X00104000166 ストローマンろう着用補助ピン 一般医療機器 27B1X00104000167 直射日光・高温厳禁 その他説明書について ストローマン デンタル インプラント システムに関する詳しい説明 CE マークがついたストローマン製品は医療機器 指令 93/42EEC の要件を満たしています。 書については、弊社担当営業までお問い合わせください。 著作権 本文またはその一部を Institut Straumann AGの書面による許可 なくして複製または発行することはできません。 Straumann® Dental Implant SystemはInstitut Straumann AG社の 登録商標です。 Straumann® およびStraumann® 製品に使用されるロゴは、Straumann Holding AGの登録商標です。 取り扱い説明書を参照 SLA Sand-blasted, Large grit, Acid-etched サンドブラスト・ラージグリット・酸エッチング 本書に掲載されている製品、写真やイラストならびに表記、また、日本語や英語の表記や表現方法が、予告なく変更される場合もございます。 Straumann® インプラントの使用者は、製品に関する添付文書の確認ならびに、最新の情報に基づいて、製品の利用をお願いいたします。 Straumann® デンタル インプラント システムの使用に関するトレーニング・コースも提供しております。 トレーニング・コースに関する情報は www.straumann.jp をご覧いただくか、弊社担当営業までお問い合わせください。 126 127 * ストローマン・ジャパン 株 式 会 社 〒100-0005 東京都千代田区丸の内 1-7-12 サピアタワー16 階 [コールセンター] TEL.0120-418-995 FAX.0120-418-089 TEL 受付時間 ： 平日9：00〜17：30 *Straumann® Dental Implant Systemにのみ有効です。詳しくは、ストローマン製品保証プログラムをご覧ください。 本文またはその一部を Institut Straumann AGの書面による許可なくして複製または発行することはできません。 Straumann® Dental Implant SystemはInstitut Straumann 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