コロラドス プリングス空軍士官学 校 士官候補生 日本研修 2004 年 3 月 21 日∼2 7 日 主催:アメリカ合衆国コロラド州コロラドスプリングス空軍士官学校 協力:アメリカ大使館 横浜開港資料館 静岡県下田市 山梨県富士吉田市 (順不同) コーディネーター:財団法人ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター 1 コロラドスプリングス空軍士官学校 士官候補生日本研修 研修名:日米国交 150 周年記念日本研修 ∼下田や富士吉田(コロラドスプリングスの姉妹都市)を訪ねて∼ 参加者:日本語助教授 士官候補生 由美子・グアハルド ブライアン・M・フレドリクソン 士官候補生 士官候補生 士官候補生 テリ―・J・ギャレット ジョン・P・オブリー ジョセフ・M・ライス 士官候補生 キャサリン・ヤング 日程:2004 年 3 月 21 日(日)∼27 日(土) 訪問地:21 日 東京 22 日 23 日 東京・横浜 静岡県下田市 24 日 25 日 26 日 〃 山梨県富士吉田市 京都 27 日 京都・東京 主催:アメリカ合衆国コロラド州コロラドスプリングス空軍士官学校 協力:アメリカ大使館 横浜開港資料館 静岡県下田市 山梨県富士吉田市 (順不同) コーディネーター:財団法人ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター 2 全体のスケジュール 3 月 21 日 日曜日(雨) 日本到着及び、歓迎会 15:30 成田到着 ・JR パス変換、新幹線指定席購入 ・成田エクスプレス・タクシーで移動 19:00 浅草ビューホテル チェックイン 19:30 歓迎会 ≪浅草日本海庄や≫ ・参加者 19 名(カデット 5 名、日本学生 9 名、グアハルド先生、小原さん、他 3 名) ・空軍士官学校プレゼンテーションを行う 21:45 2 次会カラオケ ・ 参加者 9 名(カデット 4 名、日本学生 2 名、グアハルド先生、小原さん、由上) 22:45 2 次会終了 ・小原さんのご提案で浅草寺のライトアップを見に、帰りがてら散歩 23:00 ホテルへ帰宅 3 3 月 22 日 月曜日(雨) アメリカ大使館訪問、渋谷訪問、横浜開港資料館訪問 7:30 朝食 8:50 浅草ビューホテル出発 ・ 制服着用 (私服はスーツケースに入れ ANA ホテルに預かり) 9:30 溜池山王駅到着 10:00 アメリカ大使館訪問 11:15 ANA ホテル到着 ・私服に着替える 11:30 グアハルド先生・・・ 昭和女子大学教授高見沢先生 とミーティング カデット・・・ボランティア学生 2 名と渋谷訪問 (制服はボランティア学生が浅草ビューホテルまで届ける) 12:00 カデット渋谷にて買い物・昼食 14:00 東急東横線渋谷駅出発 14:45 みなとみらい線日本大通駅到着 15:00 横浜開港資料館訪問(休館日をご好意で開館) ・ 日米関係、開港の歴史の説明 ・ 展示物の説明 17:30 横浜開港資料館出発 タクシーで移動 18:00 均元楼にて夕食 (カデット 5 名、グアハルド先生、防衛大学生杉山さん、高橋、小林、由上) ・グアハルド先生の誕生日祝い(ご好意で前代ない誕生日ケーキを作成頂く) 20:00 みなとみらい線元町・中華街駅出発 21:30 浅草ビューホテル到着 4 3 月 23 日 火曜日(曇り) ・下田訪問 7:00 朝食 7:45 浅草ビューホテル チェックアウト 8:00 浅草ビューホテル 出発 タクシー3 台で移動 8:30 東京駅八重洲口到着 8:56 東京発 9:50 熱海着 こだま自由席に乗車 10:23 熱海発 踊り子号指定席に乗車 11:44 伊豆急下田駅到着 ・伊豆急線分を清算 ・下田市役所の方々のお出迎え ・荷物を車で市役所に運送 下田駅付近で各自昼食 13:00 下田市役所 観光ボランティアガイド中村さん 下田市観光 玉泉寺訪問 ・ ハリス記念館訪問 (ご好意で案内していただく。) ・ ロシア、アメリカのお墓訪問 了仙寺訪問 中村さんの喫茶店で一服 (ご好意で飲み物をご馳走になる) ・以降徒歩で観光 下田公園付近から海岸沿いを散歩 村上合掌造り民芸館訪問 16:00 下田市民文化会館着 ・ 制服に着替え 17:00 市役所にて 下田石井市長表敬訪問 ・ 自己紹介 ・ 記念品贈呈 ・ 報道 3 社 (24 日静岡新聞掲載) 5 17:30 夕食 19:00 下田ニューポート設立総会参加 ・ 記念品贈呈(カデットより代表者数名) (下田市振興公社渡辺さんより記念品、了仙寺住職より記念品をいただく) ・ 空軍士官学校のプレゼンテーション ・ 国際草の根交流センター、2004 年ボストン大会の説明 途中退席 着替え 20:00 ホストファミリー対面し、各自帰宅 6 3 月 24 日 水曜(曇り、雨) ・下田市観光 9:00 下田市役所集合 水族館訪問(ご好意で無料入場) 11:00 移動 12:30 ポーレポーレにてそば打ち体験 ・そば粉から練って作成 ・昼食は作成したそば 13:00 移動 隣町の 100 円均一ショップで買い物 下田市の古本屋と本屋で買い物 村上合掌造り民芸館訪問 ・ 村上さんより、民家や昔の家族形態の 話 ・ 日本語学についてお話 17:15 下田市役所到着 各自ホストファミリー宅へ 7 3 月 25 日 木曜日(曇り) ・富士吉田訪問、富士吉田市長表敬訪問 8:30 下田市役所集合 市長よりカデットに記念品を贈呈 伊豆急下田駅へ移動 ・ ご好意で、荷物をホストファミ リーの車で運送。 ・ 駅で記念撮影 9:04 伊豆急行線 伊豆急下田駅出発 10:38 熱海駅着 10:59 東海道本線 11:13 三島駅着 熱海駅発 富士吉田市国際交流課の渡辺さん、 羽田さん、呉さんがお出迎え 富士吉田市公用車で移動 13:00 立石茶屋にて昼食 14:00 北口本宮富士浅間神社にて 観光 14:50 渡辺さん宅にて制服に着替え 15:15 富士吉田市役所訪問 市長に表敬訪問 ・ 空軍士官学校プレゼンテーション ・ 記念品贈呈 8 16:00 会議室にて着替え 16:30 歴史民俗博物館訪問 17:45 市役所にてホストファミリー対面 9 3 月 26 日 金曜日(曇り、晴れ) ・京都観光、オブリー君誕生日 7:30 市役所集合 7:50 ビジネスホテル吉田出発 9:15 三島駅到着 9:50 新幹線ひかり 11:43 京都駅到着 三島駅出発 ・広島のボランティア保田さん 近鉄名店街にて昼食 お好み焼き 13:00 京都タワー前にて ジャンボタクシーで出発 ・関西外語大学、観光ボランティア石津さん、守田さん ・ 二条城、金閣寺、清水寺 17:00 タクシー2 台で三条河原まで 17:30 佐近太郎にて夕食 ・ オブリー君の誕生日祝い 19: 30 散歩 三条から四条まで商店街を 21:00 月真院到着 22:00 就寝 チェックイン 10 3 月 27 日 土曜日(曇り) ・成田空港より帰国 7:00 朝食(お粥、煮物、こんにゃく、漬物) 8:00 チェックアウト 八坂神社前まで歩き、タクシーで京都八条口へ お土産屋さんで自由時間 9:30 新幹線ひかり自由席に乗車 12:43 東京駅到着 13:03 成田エクスプレス 東京駅発 13:58 成田空港着 ・ 宅急便のスーツケースの引き取り ・ チェックイン 16:25 成田空港出発 11 ホストファミリー ・下田 1, ライスさん――進士家(しげき・たえこ・ともこ) 2, ヤングさん――荒井家(繁芳・ゆみこ・よど・さくらいとしえ) 3, オブリーさん――杉坂家(たろう・のりこ・のりあき) 4, ギャレットさん――野村家(ひろかず・えみこ) 5, フレドリクソンさん――楠山家(しゅんすけ・くにこ・じょうじ・ゆき・まりこ) 6, グアハルド先生――中村家(まさみ・ながひこ・はるみ・あらいてるまさ・あらいあつこ) 7, 由上――名高家(義彦・奥様・歩・ゆう) ・富士吉田 1, ライスさん――渡辺さん 2, ヤングさん――遠藤さん 3, オブリーさん――井出さん 4, ギャレットさん――トガワさん 5, フレドリクソンさん――宮下さん 12 ●○須賀久(3 月 22 日カデット制服運搬手伝い・渋谷観光ボランティア)●○ 3/22は私にとっても特別な日でした。 制服を着ている時のカデットのメンバーにはなかなか話しかけることができなく、スーツケースを届け るまでは緊張の連続でした。 しかし、渋谷で再び会った時の彼らの印象はうって変わってとても親しみ やすく、私の分かりづらい英語にも熱心に耳を傾けてくれました。 彼らの日本語の堪能なことにはとて も驚かされました。 彼らが日本語で話して私が英語で答える、というような変な会話でしたが…スポー ツや音楽の話等々。関心あることは私たちと変わらないのかなぁと思いながら、夢中になって話していま した。そのうちに時間がきてしまいました。 もう少し話したい気持ちも残りましたが、とても貴重な楽 しいひとときでした! 最後に彼らからもらったプレゼントには感激しました。 彼らはもう本国に帰って新たな生活を始めていることかと思います。彼らの健康を祈りながら、今回の ような機会を与えてくれた由上さん、関係者の方々に感謝致します。ありがとうございました。 須賀久 13 ●○下田市 ライス君のホストファミリー●○ 今回、下田へは初めてという事でしたのに、思いがけず寒い日が続き、天気があまりよくなくて、残念 でしたが、若い彼等は元気いっぱいという感じで安心いたしました。私どもがホストファミリーになるの は初めてではありませんが、毎回、新鮮な気持ちになります。 女性の私から見ると、日本人のお客様より、よほど気楽に接する事ができるのではないかと、いつも感じ ます。 我家ではホストファミリーになった時はいつも特別な事は一切いたしません。食事もいつもと同じですか ら、朝食のアジの干物は初体験だったようですが、私達の食べ方をまねて、ジョー・ライスはきれいに食 べてくれました。 ジョーの妹の名はサラ、と聞いていたので、皿に御飯を盛って「これが貴方の妹、サラ・ライスよ」とい って盛り上がって楽しい夜でした。 今回、一番感心した事は、帰った後の部屋を見た時でした。布団がきれいにたたまれて、しかも順序よく きちんと押入れに入っていました。日本人でもあのように、きれいにあと始末をして帰られる人はいませ ん。軍隊生活のせいか、人柄のせいか、とても心に残りました。 日本の文化の事もよく知っていて、感心しました。ジョーの日本語と私の英語が同じレベルだと思ってい たら、彼の日本語の方がはるかにじょうずでした。又、大阪に来られるそうですので、その時、再会でき たらと思っています。 私達はいつでも喜んで歓迎いたします。 ●○下田市 ヤングさんホストファミリー●○ カデットのホームステイについて感想をということでしたので、簡単に書かせていただきます。まず最初 にこのような機会を与えていただきました下田市及び草の根日米交流協会の皆様はじめ関係者の皆様にお 礼を申し上げます。楽しく 2日間過ごすことが出来ました。 私どもではキャサリン・ヤングさんにホームステイしていただきました。彼女は大変礼儀正しく、そして 明るい、お世辞抜きにすばらしい方でした。日本語も堪能で、特に発音が大変わかりやすく、驚きました。 お父様が宣教師として以前日本に滞在され、ヤングさん自身も関西に幼い頃数年いらしたこともあるそう で、今までに何人もホームステイを受け入れてまいりましたが、日系人の方を除いては、ヤングさんの日 本語能力は最も優れていると思いました。私の義母がお相手をしておりましたが、英語のまったく分から ない義母と楽しそうに話していたのが印象的した。 食事面でもまったく困らない方でした。我が家の経験では、日本食がだめだったり、食材を気にしたりす る方がかなりいましたので、毎回心配をするのですが、ヤングさんにつきましては、子供の頃に日本に滞 在していたこともあるのか、喜んで味噌汁も飲んでいらっしゃいました。ただ宗教上の理由からか、コー ヒーを飲まれなかったので少々驚きました。 話題としては、ヤングさんは近々結婚されるそうで、旦那様のことなども少しお聞きしました。テレビを 見ながらイラクのことなどもフランクに話しましたし、特に気にせずお互いに話が出来ました。空軍大学 のことや、軍隊のことも気軽にお話していただけたと思います。話は日本語と英語が半分ずつでした。2 日間という短い期間でしたが、有意義に過ごせたと思います。有難うございました。 14 ●○下田市 ギャレット君ホストファミリー●○ 素直な明るい青年で、気持ちよく過ごす事ができました。日本語も堪能で、英語も判りやすく、子供と もよくコミュニケーションがとれ、滞在中の親戚の子供は大変喜んでおりました。 礼儀正しく、きびきびしたところも、さすがは米国の士官候補生だと感じられました。 このようなお世話できる機会がありましたら、またお受けいたしたいと考えております。よろしくお願い 申し上げます。 来日の皆様にもよろしくお伝えください。 ●○下田市 オブリー君ホストファミリー●○ ジョンが来た最初の夜、私が、たった1曲のレパートリイ「月光の曲」を、そして妻が「ブラームスの ワルツ」を歓迎の曲として弾くと、それに応えてジョンは、私達が知らない現在の日本の歌を、それも篠 笛で、2 週間前つまりコロラドにいる時、インターネットで購入したというその笛で、吹いてくれました。 また、彼が最も興味をもっているという空手の型も見せてくれました。 彼のもの静かであまりでしゃばらない、それでいて芯がある、そんなアジア人の血に共感しました。そ して、彼が日本に、日本人に興味を持ち、日本を知ろうとする気持ちが強いこと、そして日本語で話せる ことが私達にとって嬉しいことでした。 2日目の夜、といっても翌朝はもうお別れとなる夜でしたので、2日早かったのですが彼の誕生日祝っ て「ハッピーバースデイ」を、私達と友人の Sさんと、勤務を終えるとすぐに東京から帰って来てくれ た息子と私達と、4人で歌いました。何年ぶりか?久しぶりに歌った「ハッピーバースデイ」でした。 翌朝は 8時半、市役所集合でしたが、その前に、まだ咲きはじめたばかりの「しだれ梅」を近くに見 に行きました。伊豆の田舎の風景をも見てもらいたかったからです。そしてもう一箇所、下田の八幡神社 の横にある忠魂碑のところにいき、その碑の裏面に刻まれている戦死者、そこ一杯刻まれている戦死者の なかから父の名前の部分を教え、このように町や村では祀っていることを彼に教えました。忠魂碑の前側 にまわると、息子と共に彼もまた合掌していました。それがすごく嬉しかった。 2泊 3日といっても、実際彼と私達家族等が共有できた時間は非常に少なかったのですが、それでも楽 しく充実した時間をもてたと私達は思っています。また短時間故に「一期一会」を別れの言葉として彼に 贈ったのですが、もしも彼がまた縁あって日本に来たならば、いつでも我が家に寄って欲しい、ジョンは いつでも我が家に泊まることができるということを伝えていただければと思っております。そしてその時 には我が家の温泉にゆっくりつかってほしい。かけ湯でなくてね。疲れがとれるから。無理にとはいいま せんが。 15 ●○下田市 フレドリクソン君ホストファミリー●○ 今まで何回かホストファミリーを経験していますが、ほとんどが「一期一会」の言葉のごとく、迎えて、 過ごして、送って、それで終わり、ということで、また会える可能性はないに等しいので、ステイしてい る時間はとても貴重だと思います。 今回のカデットの方は日本語が少し話せるので会話をするには楽でした。こちらの勉強にもなりますか ら、もう少し英語を話してくれてもいいのにと思うほど、気を使って日本語を話すよう努力してくれまし た。幸い大学生の息子も帰省しており、娘もおりましたので、いっしょに遊んだり、日本語の流行語を教 えてあげたり、大人だけではとてもできない時間を過ごすことができた良かったと思います。 追伸 ホストファミリーをもっと下田のいろいろな方が承ってくれればいいですね。うちも含めていつも同じよ うな人が頼まれていますから、ホストファミリーを捜すのはたいへんかもしれませんが、今後はそういう 家庭がふえていけばいいなと思います。 ●○下田市 グアハルド先生ホストファミリー●○ 十数年ぶりに日本に帰国された日本語教師の由美子先生がお泊りになりましたが、細い体には似 合わずエネルギッシュで、細やかな気配りに、生徒の方達の信頼が厚いのもうなずけ、素晴らしい 方で、同じ教える人間の立場からもとても良い刺激をうけ、楽しい一時を過ごさせて頂きました。 日本語を 4 年という短期間学んだだけで、会話は勿論、「ひらがな」「カタカナ」その上「漢字」 迄もマスターし、バスの中でも看板を見ては、単語の練習や、知らない言葉を、一生懸命かつ、と ても楽しそうに勉強している姿には只々感嘆してしまいました。 彼等の物事に対する真摯で、真面目な姿勢、そして素直さには、つい同世代の日本の若者の姿がオ ーバーラーップし、日本の将来に、いちまつの不安を感じてしまった程です。 日本語習得のコツは「パッション」にあるのみとか・・・ 英語を勉強している下田の中高生に彼等と話す機会がもてたらそれこそ素晴らしい刺激になったの ではないでしょうか? 16 ●○石津真友 (3 月 26 日 京都観光学生ボランティア)●○ 率直に楽しかったというのが一番です。彼らの日本語のレベルや文化、寺など、の知識にも感心しました し、一緒にご飯を食べてワイワイといろんなことを話したのも興味深かったです。彼らや海外の人たちが 日本のことを知りたいと思っていることは、すごくうれしいことですし、それにつられて私もアメリカの ことやその他の国のことをもっと知識として身につけてから外へ出ていかなければな、と励まされもしま した。今回の訪問は一日だけの出会いでしたけど、草の根の活動や高橋さんを通して、短時間でも一日で も様々な人たちに会えることは楽しめることだと気づきました。今回のことにもいろんな意味で感謝して います。本当にありがとうございました。 石津 真友 ●○守田佳奈恵(3月 26日 京都観光学生ボランティア)●○ 前々から国際交流をしてみたいと考えていました。 しかし、自分の英語力には自信がないし、実際どのようにすれば日本で海外の方と交流できるのかわから ずに悩んでいました。 そんな時にこのお話に参加することができました。 今回、いらっしゃる方々は日本語が話せると聞いていましたがやはり少しでも英語で会話しないと緊張し ていました。 はじめ私から声をかけることができず不安は募るばかりでしたが、向こうの方から日本語で声をかけてく れたときはかなりうれしく、そして緊張が解けていく感じがしました。 夕ご飯をいっしょに食べたときにはたくさん話ができました。皆さんはすごくまじめで、夢や希望があり、 日本のことについてかなり勉強していましていることを知り、同じ学生である私ももっとがんばらないと いけないと、反省もしました。 また、タクシーの運転手さんの話を聞いていると、日本人である私でも知らなかったことがたくさんあり、 とても勉強になりました。 教科書で歴史を勉強するのはかなり苦痛のわたしですが、実際にその建物を見ながら話を聞くことでより 記憶に残りました。 そして、みなさんと一緒に建物をまわっていて、皆さんが日本の文化に感動してもらえるとすごくうれし いきもちになりました。 皆さんがとても日本のことを好きなことがわかり、もっとたくさんのところに連れて行ってあげたくなり ました。 今度はもっと自分の言葉で説明がしてあげられるといいなとおもいました。 とてもいいボランティアに参加させていただきありがとうございました。 17 ●○由上彩子(国際草の根交流センター インターン、今訪問同行者)●○ 今回、私は全日程を同行しましたが、その中で、驚かされたのは候補生達の知的好奇心の強さで した。彼らは目にする物に関心を持ち、一度聞いた事は忘れませんでした。訪問の始めで一度だけ 教わった言葉や、京都観光の際に話した建築様式を最後まで覚えており、最終日にはそれらの言葉 で冗談を言う程でした。 また、「郷に入っては郷に従え」を実践し、日本人と相違ない程丁寧な振る舞いをしていました。 博物館訪問等では学校の授業内容を活かし、積極的に質問していました。その質問の専門性には 係員も言葉に詰まり、その質問の多さには予定時間が足りなくなる程でした。 更に、彼らの日本語はとても上手く、丁寧で、日本大学生には出てこない言葉も多数使っていま した。訪問の中で、彼ら自身が特に力を入れていたのが、日本の冗談でした。常にダジャレを考え、 「いるか」や「むし」を引っ掛けたダジャレを言い続けていました。 彼らはとても礼儀正しく、知的好奇心も強く、日本人の心をよく理解していました。皆で共有す る精神や、助け合いの精神は素晴らしく、どこへ行っても歓迎を受け、溶け込んでいました。 今後、彼らは空軍士官学校を卒業し、軍人として最低 5 年から 10 年間従事します。将来、今回の 訪問によって得た事が、彼らに良い影響をもたらし、日米間の発展へと繋がれば良いと心から願い ます。 最後に、今回の空軍士官学校候補生日本訪問研修は多くの方々のご好意と、協力無しにはできな かったことです。皆様の「草の根」精神を心より感謝しております。 国際草の根交流センター インターン 由上彩子 18
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