シンガポールへ輸出する際の 注意事項 輸入禁制品 主な対象品目 ・チューインガム(歯科治療・薬用チューインガムを除く) ・粗ダイヤモンド(コートジボアール原産のもの) <主管省庁、機関> 税関 http://www.customs.gov.sg ・ピストル型/リボルバー型のライター ・爆竹 <主管省庁、機関> 内務省 シンガポール警察 武器・爆薬ライセンス部 http://www.spf.gov.sg/ ・サイの角(加工品、未加工品、粉末等を含む) <主管省庁、機関> 農食品・家畜庁 http://www.ava.gov.sg/ 次に該当する品目はシンガポールへの輸入または携帯品としての持込が禁止されています。 ・ワシントン条約に該当する動植物及びその製品 ・規制薬物、向精神剤 ・猥褻な物品、出版物、ビデオ・テープ/ディスク、ソフトウェア ・知的財産権を侵害する複製された出版物、ビデオ・テープ、ビデオ CD、レーザーディスク、レコードやカセット ・シンガポールの治安を脅かす扇動的・反逆的物品 ・噛みタバコ、タバコ類似品 <主管省庁、機関> 税関 http://www.customs.gov.sg 現地において確認が必要とされる主な項目および規制 輸入ライセンスが必要な主な輸入管理品目 記録メディア・機器: 国内の情報管理 ・コンパクトディスク(CD)、CD-ROM、ビデオCD(VCD)、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)、 DVD-ROMのマスター製造機械、複製機械 ・粗ダイヤモンド (キンバリー・プロセス証明スキーム(KPCS:Kimberly Process Certification Scheme)の承認を受けたもの) <主管省庁、機関> 税関 http://www.customs.gov.sg 情報媒体: 国内の情報管理 ・カートリッジ、カセット、音楽用 CD (録音済のもの) ・フィルム、映画、ビデオ、レーザーディスク ・レコード ・出版物 ・テープ(録音済のもの) <主管省庁、機関> メディア開発庁(MDA : Media Development Authority ) www.mda.gov.sg/ 情報通信機器: 国内の情報管理 (1) 通信機器 ・無線通信機器(トランシーバーなどで IDA の承認を受けていないものに限る。 ただし、 GSM 方式で周波数帯域 890 ~ 915MHz 、 935 ~ 960MHz に対応した携帯電話、 ワイヤレススピーカー、ワイヤレスマイクは輸入禁止) ・有線通信機器(ファックス機、電話など) ・通信機能を有する放送受信機(アンプ、チューナーなど) (2) おもちゃのトランシーバー <主管省庁、機関> 情報通信開発庁( IDA : Infocomm Development Authority ) www.ida.gov.sg/ 食品関連: 食品安全管理 ・動物および鳥類の肉・同製品 ・魚介類・同製品(魚類、甲殻類、軟体動物) ・果実(生鮮品、冷蔵品に限る) ・野菜(生鮮品、冷蔵品に限る) ・朝鮮人参の根 ・飼料用脱脂粉乳、マレーシア(マレー半島部、サバ州、サラワク州)産のフレッシュミルク、 脱脂粉乳、殺菌牛乳 ・食料品(生鮮・冷蔵の野菜・果物を除く) ・食器・台所用品(陶磁器製、リード・クリスタル製のもの) <主管省庁、機関> 農食品・家畜庁 http://www.ava.gov.sg/ 動植物関連: 病害虫の侵入・まん延の防止 ・動物・鳥類および同製品 ・植物(土の有無は問わない)、花、種子 ・家畜用医薬品 ・有機肥料 ・ワシントン条約で規制対象となる材木・木材 <主管省庁、機関> 農食品・家畜庁 http://www.ava.gov.sg/ 米などの穀物: 価格が管理されているため ・米(米糠を除く) <主管省庁、機関> シンガポール国際企業庁(IES: International Enterprise Singapore) http://www.iesingapore.gov.sg 感染の恐れがある病原体: 国内への侵入防止 ・人の病原体(human pathogens) <主管省庁、機関> 保健省 バイオ安全法制部(BLB) www.biosafety.moh.gov.sg/ 医薬品・医療機器類: 国内の健康保全 (1) 医薬品管理センター 化粧品管理課( CCU : Cosmetic Control Unit ) ・チューインガム(歯科治療用) ・化粧品( HPR に管理されている薬用ローション、薬用クリーム(スキン/フェイス用)を除く) ・染髪用製剤・ヘアケア用製剤(有毒物質を含まないもの) (2) 健康製品規制グループ( HPR: Health Products Regulation Group ) ・チューインガム(薬用) ・染髪用製剤・ヘアケア用製剤(有毒物質を含むもの) ・薬剤、薬物、医薬品 (3) 医療機器部( MDB: Medical Device Branch ) ・コンタクトレンズ、診断装置を含む医療機器全般 <主管省庁、機関> 保健省 バイオ安全法制部(BLB: BioSafety Legislation Branch) www.biosafety.moh.gov.sg/ 保健科学庁( HSA : Health Sciences Authority )www.hsa.gov.sg/ 環境有害物品: 国内の環境保護 (1) 汚染物質関連 ・石綿セメント製品(アスベスト製品) ・一次電池(アルカリ電池、亜鉛電池、水銀電池) ・化学物質(毒物・危険物、殺虫剤) ・フロンガス(CFC) ・ディーゼル油、ディーゼル燃料 ・ハロン ガス ・表面活性剤(陰イオン性のもの) ・使用済み電池(亜鉛電池、カドニウム電池、水銀電池) <主管省庁、機関> 国家環境庁 汚染管理部(PCD) http://app2.nea.gov.sg/pollution_control_dept.aspx (2) 放射線関連 ・放射線照射装置 ・放射性物質 <主管省庁、機関> 国家環境庁 放射線保護・核科学センター(CRPNS) http://app2.nea.gov.sg/about_crpns.aspx 工業用品: 国内の職業安全 ・工業安全用ヘルメット ・工業安全用品(ベルト、ハーネス、命綱、安全綱、ネット) <主管省庁、機関> 人材省( MOM ) 職業安全保健局( OSHD : Occupational Safety & Health Department ) www.mom.gov.sg/ 建設資材: 安全性と信頼性の高い供給を確保するため ・砂、砂利、花崗岩 <主管省庁、機関> 建築・建設庁 ( BCA : Building and Construction Authority ) http://www.bca.gov.sg/ 治安を脅かすもの: 国内の治安維持 (1) シンガポール警察( SPF : Singapore Police Force ) ①ライセンス部( Licensing Division ) ・スロットマシン、ジャックポット機械 ②武器・爆薬ライセンス部 (A&E : Arms and Explosives Licensing Division) ・武器、爆薬 ・身体防護服(防弾チョッキを含む) ・手錠 ・鉄製ヘルメット ・ニトロ・セルロース(硝化綿) ・おもちゃの銃、ピストル、リボルバー ③公共娯楽ライセンス課 (PELU : Public Entertainments Licensing Unit) ・娯楽用機械(コインやディスクで稼動するもの。ピンボール台、シューティング・ギャラリー、撮影機などを含む) (2) 中央麻薬取締局( CNB : Central Narcotics Bureau ) ・ケシの種子( kaskas ) ・先駆物質( Precursor chemicals ) (3) 民間防衛庁( SCDF : Singapore Civil Defense Force ) ・可燃性物質( flammable materials ) ・石油 <主管省庁、機関> 内務省 (MHA : Ministry of Home Affairs) www.mha.gov.sg/ 化学物質: 国内の治安維持(化学兵器協約による) ・毒物、先駆物質( toxic &precursors ) <主管省庁、機関> 税関 国家官庁 (NA : National Authority) www.customs.gov.sg/ 輸入ライセンスについて 輸入管理品目の指定対象品目(57品目)を輸入する場合は、主管省庁及び機関より輸入ライセンスを取得する必要が あります。 ライセンスを取得するためには、シンガポールで会社を登記した際に発行される個別企業登録番号(UEN: Unique Entity Number)を税関に登録する必要があります。 UEN番号を取得するための手続き、及び詳細につきましては、シンガポール会計・企業規制庁(ACRA、旧企業登録局 [RCB])のサイトをご確認ください。 http://www.uen.gov.sg/uen/index.do その他注意点 【必要書類項目、規制事項を満たさない場合、シンガポール税関にて差し止め、品物の没収、 破棄および返送となる可 能性があります。】 ※地域により、条件・規制等が一部異なる場合があります。 ※上記記載項目以外にも禁止・規制品や輸送上の規制がある場合があります。 ※掲載情報につきましては充分に注意して掲載しておりますが、当該サイトにアクセス頂いた時点において、その内容が常に最新 で、かつ、実効性を保有していることを保証するものではございません。当情報が原因にて発生した損害につきましては、弊社では 責任を負いかねますので予めご了承下さい。(掲載情報取得日:2012.05.31) ※掲載情報に関わる最終的な法的解釈判断は、各国当局に帰属します。
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