番号(マイナンバー)法施行に伴う退職共済制度への影響とその対応 及び

番号(マイナンバー)法施行に伴う退職共済制度への影響とその対応
及び社会福祉施設職員等退職手当共済制度の改正について
Ⅰ.退職共済制度における個人番号法の影響とその対応について
1.振興会が係る退職共済制度一覧
No.
制
度
1
退職手当共済制度(※)
2
振
3
興 会(現行制度)
〃
(第2種制度)
支払義務者
福祉医療機構
備
考
振興会が一部事務受託
共済契約者
〃
(※)社会福祉施設職員等退職手当共済制度
2.番号法の影響とその対応方法
✎ 支払者が税務申告する際、法定調書類に個人番号の記載が求められます。
【 影響-1】独立行政法人福祉医療機構による「退職手当共済制度」
・
「支払者」である機構は、請求者の個人番号が必要になります。
・法の施行により、個人番号が記載される申告書を振興会は取扱うことが出来なくなります。
・
「退職所得申告書」内に設けられる個人番号記入欄に、請求者本人(退職者)が個人番号を記
入します。
・振興会制度から給付される退職金は、申告書に反映させる必要があります。
ア.申告書への源泉徴収票の貼付け(添付)作業は原則請求者本人が行うものです。
イ.本来、源泉徴収票は、支払者である共済契約者(法人)が作成するものです。
しかし現実的な問題として難しい・・・
✔福祉医療機構の届出書に添付する源泉徴収票(振興会退職手当分)は、本来、受給者交付
用の源泉徴収票ですので、個人番号を記載する必要がありません。
従って、上記ア、イの原則論を踏まえたうえで、共済契約者(法人)において対応(添付)
していただくことが妥当と考えます。
注 1)源泉徴収票を共済契約者(法人)において添付する旨請求者の了解を得ること。
注 2)源泉徴収票の訂正等を行わないこと。
・共済契約者(法人)は、
「被共済職員退職届」
(様式第7号①)のみ作成し、請求者から「退職
手当金請求書・合算申出書と退職所得の受給に関する申告書/退職所得申告書」
(様式第7号②)
及び、
「本人確認貼付用紙」
(添付書類)の提出を受け、源泉徴収票を添付したうえで振興会に
提出します。
☞様式第7号①、②及び、添付書類、以上3点の「ホチキス止め」
(第三者の目に触れないため
の対応)を行い、その後、4枚目の書類として振興会分の源泉徴収票をホチキス止めしてく
ださい。
【影響-2】振興会の退職手当金(一時金)
・制度上「支払者」は共済契約者(法人)である事から、振興会は請求者からマイナンバーを取
得出来る立場にはないので変更点はありません。
✔退職所得申告書は、必ず本人から提出を受け、共済契約者(法人)が保管(7年間)します。
✔所得税/相続税/住民税に係る法定書類の作成及び、税額が発生した場合の納付手続きは共済
契約者(法人)が行います。
✔源泉徴収票の受給者交付分は請求者(退職者)に送付願います。
3.番号法施行に伴う事務フローの変更点《社会福祉施設職員等退職手当共済制度》
【これまでの事務フロー】
法人契約者・請求者(退職者)
福祉医療機構及び振興会に関する退職届等を作成し、2つの制度に関する届出書を併せて(同
時に)振興会に提出。
《福祉医療機構分届出書》
✔「退職手当請求書・被共済職員退職届」
(約款様式第 7 号)
・「退職所得の受給に関する申告書」
《振興会分届出書》
✔「退職届」
(共済様式第8号)・
「退職手当請求書」(共済様式第 12 号)
振興会
※法人契約者から提出された福祉医療機構と振興会の届出書を審査
①振興会分の退職手当金(返還金)の確定と送金手続き。
②法人契約者あて振興会退職手当金に関する「退職手当裁定通知書」と本会で共済
契約者に代わって作成した源泉徴収票を送付。
③請求者(退職者)あて振興会退職手当金に関する「退職手当裁定通知書」を送付。
④振興会の退職手当金確定後、本会において「退職手当請求書・被共済職員退職届
(約款様式第 7 号)と「退職所得の受給に関する申告書」に源泉徴収票(受給者交
付分)を添付し福祉医療機構へ提出。
福祉医療機構
※振興会から送付された届出書を審査
①退職者(請求者)への退職金の支払い。
②税務署への納税と支払調書の提出。
③源泉徴収票の作成と退職者(請求者)への交付。
【変更後の事務フロー】
重要①❢ 機構の退職金請求手続きは 振興会制度の退職手当裁定通知書到着後 に行ってく
ださい。退職手当裁定通知書と併せて振興会制度分の源泉徴収票をご送付いたします。
重要②❢個人番号等の取り扱いについては、法令に従った対応をお願いいたします。
法人契約者
これまで通り、福祉医療機構及び振興会に関する退職届等を作成していただきますが、送付す
る時期(振興会の届出書を先に提出。後日機構の届出書を提出)が異なります。提出先はこれ
まで通り振興会です。
手順③送付された振興会分の源泉徴収票(受給者交付用)を添付
《振興会分》最初に提出!
《福祉医療機構分》振興会確定後に提出!
✔「退職届」
(共済様式第8号)
✔ 「被共済職員退職届」
(契約者作成)
✔「退職手当請求書」
✔ 「退職手当金請求書・合算申出書」と
「退職所得の受給に関する申告書/退職
(共済様式第 12 号)
所得申告書」
「本人確認書類」(請求者作成)
手順①(振興会へ提出)
手順④(振興会へ提出)
手順②(契約者へ裁定通知書と源泉徴収票を送付)
振
※振興会の届出書を審査
①振興会分の退職手当金
興
会
※福祉医療機構の届出書
を審査
福祉医療機構
(返還金)の確定と送
①退職届のみ確認。
金手続き。
②ナンバリング
②法人契約者及び退職者
手順⑤(提出)
(請求者)あて振興会
★振興会ではマイナンバ
の退職手当金に関する
ーは取り扱わない。
「退職手当裁定通知
書」を送付。
★振興会が法人契約者に
代わって作成した源泉
徴収票を送付。
※振興会から送付され
た届出書を審査
①退職者(請求者)への
退職金の支払い。
②税務署への納税と支
払調書の提出。
③源泉徴収票の作成と
退職者(請求者)への
交付。
Ⅱ.福祉医療機構制度の改正ポイント
法案段階であり改正されていません。
改正内容(案)
①退職手当金の支給乗率を長期加入者に配慮したものに見直し(国家公務員と同じ給付率)
②合算申出の有効期間を2年以内から3年以内に延長
③障害者支援施設等に係る公費助成を介護保険施設等と同等の取り扱いに見直し
※制度変更年度以降新規加入者の掛金は 3 倍になりますが、既存加入者(制度改正となる基準日
の前日までに加入している職員)は退職時まで申出施設に異動とならない限り公的助成の対象
となります。
1.給付水準の見直し
社会福祉施設職員等退職手当共済制度支給乗率(案)
被共済
職員
現行
新
期間
千
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
0.5400
1.0800
1.6200
2.1600
2.7000
4.0500
4.7250
5.4000
6.0750
6.7500
7.9920
8.7840
9.5760
10.3680
11.1600
11.9520
12.7440
13.5360
14.3280
18.9000
19.9800
21.0600
22.1400
0.6000
1.2000
1.8000
2.4000
3.0000
3.6000
4.2000
4.8000
5.4000
6.0000
8.8800
9.7600
10.6400
11.5200
12.4000
15.3900
16.8300
18.2700
19.7100
23.5000
25.5000
27.5000
29.5000
被共済
経過措置
(87/100)
職員
現行
新
期間
0.5220
1.0440
1.5660
2.0880
2.6100
3.1320
3.6540
4.1760
4.6980
5.2200
7.7256
8.4912
9.2568
10.0224
10.7880
13.3893
14.6421
15.8949
17.1477
20.4450
22.1850
23.9250
25.6650
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
23.2200
30.3750
31.7250
33.0750
34.4250
35.7750
37.1250
38.2500
39.3750
40.5000
41.6250
42.7500
43.8750
45.0000
46.1250
47.2500
48.3750
49.5000
50.6250
51.7500
52.8750
54.0000
31.5000
33.5000
35.1000
36.7000
38.3000
39.9000
41.5000
42.7000
43.9000
45.1000
46.3000
47.5000
48.7000
49.9000
51.1000
52.3000
53.5000
54.7000
55.9000
57.1000
58.3000
59.5000
経過措置
(87/100)
27.4050
29.1450
30.5370
31.9290
33.3210
34.7130
36.1050
37.1490
38.1930
39.2370
40.2810
41.3250
42.3690
43.4130
44.4570
45.5010
46.5450
47.5890
48.6330
49.5900
49.5900
49.5900
25,000
20,000
15,000
新旧支給額比較
旧制度
新制度(経過措置適用)
10,000
5,000
0
※加入期間 43 年以降は給付率が頭打ちとなり、本俸が上がらないと支給額も頭打ちとなります。
30.0%
給付額増減率
20.0%
10.0%
0.0%
-10.0%
-20.0%
-30.0%
※現行制度を上回るのは加入期間 16 年~24 年。
2.公的助成の廃止について
(1)対象となる施設種別
以下「障害者支援施設」「障害福祉サービス」の施設種別は、共済法上の区分が「特定介護保険施
設等」と変更となり、公的助成の対象外となります。
① 児童福祉法第34条の3第2項の規定による届出がされた障害児通所支援事業
② 児童福祉法第35条第4項の規定による認可を受けた障害児入所施設
③ 社会福祉法(昭和26年法律第45号)第62条第1項の規定による届出がされた障害者の日常生活及
び社会生活を総合的に支援するための法律(平成17年法律第123号)に規定する障害者支援施設
④ 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第79条第2項の規定による届出が
された障害福祉サービス事業のうち居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、療養介護、生
活介護、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援又は共同生活援助を行う事業及び移動支援事業
⑤ ③及び④に準ずる施設又は事業であって政令で定めるもの
具体的に…
【障害福祉サービス事業】
*居宅介護
*行動援護
*重度訪問介護
*生活介護
*療養介護
*自立訓練
*共同生活援助(グループホーム)
*重度障害者等包括支援
*就労移行支援
*短期入所(ショートステイ)
*就労継続支援
*同行援護
【移動支援事業】 【地域活動支援センター】 【福祉ホーム】 【障害者支援施設】
ただし、措置を伴う「児童入所施設」については、措置入所状況によって公的助成の対象となりま
すので、措置入所児童数によって掛金が変わることとなります。
(対象職員届出上も項目追加)
例)重症心身障害児について、措置入所児 100%の場合→100%公助
〃
50%の場合→50%公助 (決定事項ではありません)
(2)対象となる被共済職員
対象施設に所属する職員全員が公的助成の対象外となるわけではありません。
制度改正となる基準日の前日までに加入している職員は公的助成の対象となります。
ただし、以下被共済職員は公的助成の対象となりません!
*制度改正以降に他共済契約者から継続異動してきた者
*
〃
契約対象外施設から復帰してきた者
*
〃
他施設を1度退職し合算申出してきた者
3.制度改正後の職員の取り扱いについて
前項で説明の通り、制度改正後は公的助成がなくなり掛金が3倍となる職員が発生します。そのため
制度改正後に加入資格を満たす職員について「加入させない」方法をとることが可能となります。
ただし、法人独自で「加入させない」判断はできません。所定様式「加入させない届出」の提出を
もってはじめて「加入させない」方法をとることが可能となります。
また、この手続きは制度改正前に行うものであり、手続き期間が終了した後は他様式「退職手当共
済契約部分解除」で手続きすることとなります。
(1)「加入させない届出」と「部分解除」の違い
制度改正以前に申請するものが「加入させない届出」、制度改正後に申請するものが「部分解除」
となります。結果は同じこととなりますが、「部分解除」手続きには以下の問題が発生します。
(a)制度改正初年度から部分解除の届出を行うまで掛金が発生する
→支払済み掛金の返還はありません
(b)届出時所属している制度改正後に加入した職員全員の同意(労使間の合意)が必要
→退職金の支給はなし
(2)「加入させない届出」をする場合に検証していただきたい点
本手続きを行うと、対象となる職員を加入させないことができますので、法人の掛金負担は減少し
ます。ただし、以下のような事例が発生することも考慮し、慎重に判断して決定して下さい。
①「継続異動」「合算申出」希望の職員を加入させることはできません。
継続異動希望者は異動前の共済契約者での退職、合算希望者は合算を申し出て退職した共済契約者
での退職となります。
②「契約対象外施設から復帰」することはできません。
③制度改正以降、公的助成の廃止対象施設の新設届出は任意となりますが、届出しない場合は既加入
者の配置換えができなくなり、「配置換え前日で退職」または「契約対象外施設への異動」となり
ます。復帰できる施設が同一法人内にない場合は、「配置換え前日で退職」となります。
④制度改正以降、公的助成の廃止対象施設の新設を届出する場合は、加入条件を満たす職員全員の加
入が必須です。
⑤制度改正後に新設した施設の部分解除を行う際は、施設の新設そのものがないという取り扱いとな
り、制度改正前に同一共済契約者内他施設で加入し配置換えとなって当該施設に所属している職員
についても「配置換え前日で退職」または「契約対象外施設への異動」となります。
また、制度改正後に加入した職員も加入そのものが取消扱いとなります。
Ⅲ.振興会第二種退職共済制度の有効活用について
制度改正により、退職金額の変動を考慮した場合、人事政策上の職員配置換え等を躊躇するケースや、
人材確保の面では新規採用、他法人からの継続異動・合算申出の職員を受け入れにくくする危惧があり
ます。
福祉医療機構制度の給付額を完全補てんすることは難しいですが、職場内での退職金格差等を少しで
も解消するために、本会第二種制度の特徴と仕組みを活用し、退職金の確保・人材の確保に役立ててい
ただければと考えます。
「第二種共済制度(以下「第二種制度」と略します)」は、機構が運営する「社会福祉施設職員等退職
手当共済制度」の代替制度として、平成 18 年4月に開始し、従来の退職年金制度の上乗せ部分として
の利用も可能です。
1.第二種制度の特徴と概要
(1)共済契約者の目的に合わせた利用方法と掛金額を選択できます!
○法人の経営状況及び職員の資質(人事考課)の状況、勤務年数等、共済契約者側で掛金額を設定
出来ます。
○掛金は、口数制の年払い(基準日4月1日)です。
☞基本口数 5 口、年額 51,200 円~151,200 円(15 口限度)の範囲で利用目的に併せて選択
出来ます。
(1,200 円はシステム等の事務的経費相当分)
☞毎年口数を変更することが出来ます。
☞被共済期間中に満 65 歳に達した場合は、その該当年度まで掛金を納付するもの。
*機構の代替※として利用する場合、機構の単位掛金の増減に応じた負担の
口数制のメリット
設定ができる
✔(例)機構代替制度として…機構未加入職員について5口(年額 51,200 円)
*人事考課を退職金の支給額に反映できる
*経営状況に応じた負担を設定できる
*給与体系変更の影響を受けないで積み立てできる
(2)制度のポイント
①掛金は全額事業主(共済契約者)の負担となります。
②毎年度 4 月 1 日(基準日)が退職の際の加入期間算定基準日となります。
②現行制度と第二種制度の退職金を併せて支給します。
③振興会の加入者ならどなたでも利用できます。
☞第二種制度は、振興会の現行制度に加入をしていることが原則であり、現行制度に加入をして
いない場合、第二種制度のみに加入をすることはできません。
☞現行制度と同様に施設・事業所ごとの任意包括加入となりますが、全職員の加入は必要ありま
せん。共済契約者が必要と考える職員(社会福祉施設職員等退職手当共済法の掛金助成対象外
となる新規職員)のみ加入させることもできます。
既存の被共済職員の加入も可能ですが、その場合は該当職員すべてを加入させなければなりま
せん。
✔どちらの場合においても法人内の就業規則又は給与規程等において、その旨明記すると共に、
対象職員に対しても周知徹底することが重要となります。
④運用は、積立方式で予定利率は 2%です。
⑤適用外の施設(第二種制度に加入をしていない施設)に異動した場合は、5 年間の据置き期間を
設け、5 年以内に適用施設(第二種制度に加入をしている施設)に復帰をすれば第二種制度を継
続することが可能です。
⇒5 年以内に適用施設に復帰をしない場合は、その時点で脱退扱いとなり、第二種退職一
時
金の支給(返還)はありません。
(3)第二種制度に加入した場合の事務的な流れについて
【例】年度途中 12 月1日で採用(加入)した職員の場合
❢現行制度に加入することが原則です。
平成 27 年度の掛金は発生しません。
加入後最初の年度当初H28.4.1(基準日)に在職していた
時点で、最初の掛金を確定し納付することになります。
H27.4.1(基準日)
12.1
H28.4.1(基準日)
平成 27 年度、年度途中で加入した被共済職員の最初の掛金額確
定日。《加入後最初の年度当初 4 月 1 日》
※上記の場合の年度途中で加入した被共済職員とは、H27.4.2 以降H28.3.31 までに採用された者です。
(4)第二種制度の退職手当金の算定方法について
【例】1年以上で退職した場合年度当初4月1日加入者の場合
(加入日:平成 26 年4月1日/退職日:平成 28 年 12 月 31 日)
(平成 26 年度掛金口数:5口/平成 27 年度掛金口数:6 口/平成 28 年度掛金数数:7口)
❢退職月の該当年度の4月 1 日(基準日)に在職し、その年度の掛金を納付している場合、退
職月の当該年度分まで、第二種退職一時金に算定されることになります。
❢退職月の当該年度の 4 月 1 日(基準日)からみて、退職月までの月数が 1 年未満の端数月数
であった場合でも、その年度の掛金額までを累計し、第二種退職一時金として給付します。
❢1 年未満の端数月数が生じて退職した場合は、その当該年度分の掛金に利息相当額は計算し
ないものとし、元本(掛金額)のみを累計し第二種退職一時金として給付することになりま
す。
上記例題
の場合
H26.4.1(基準日)
加
入
H27.4.1(基準日)
在 職
平成 26 年度掛金
1 年
在 職
平成 27 年度掛金
51,200 円納付
→
H28.4.1(基準日)
← →
退 職
平成 28 年度掛金
61,200 円納付
1 年
H28.12.31
71,200 円納付
← →
9 ケ月
←
✔毎年度掛金には事務費相当分を含んだ額で記載しております。
○被共済職員期間:2 年 9 ケ月(第二種退職一時金算出に適用される被共済職員期間:2年 9 ケ月)
○第二種退職一時金の算出方法
①平成 26 年度末での掛金納入額:50,000 円×1.02=51,000 円【A】
②平成 27 年度末での掛金納入額:
(【A】+ 60,000 円)×1.02=113,220 円【B】
③平成 28 年度の掛金納入額:70,000 円【C】※下記(注2)を参照
第二種退職一時金額:113,220 円【B】+70,000 円【C】= 183,220 円
注1)1.02 は、利息相当額分
注2)退職月が該当する年度(平成 28 年度)において、その年度の在職月数が 1 年未満の端数月数(9 ヶ
月)であった場合は、その年度に納付した掛金元本のみ第二種退職一時金に累計するものとし、その
該当年度の利息相当額は計算されません。
【例】1年以上で退職した場合年度途中加入者の場合
(加入日:平成 27 年 8 月1日/退職日:平成 28 年 9 月 31 日)
(平成 27 年度の掛金:無/平成 28 年度掛金数数:5 口)
❢年度途中で加入した被共済職員については、加入日以後最初に到来する年度当初 4 月 1 日
が、最初の基準日となることから、1 年以上の被共済職員期間があったとしても、最初の
基準日(掛金納入が発生した4月1日)からみて、1 年未満で退職する場合には、第二種
退職一時金の給付はありません。
上記例題
の場合
H27.4.1
H27.8.1
H28.4.1(基準日) H28.9.31
(基準日) 加 入
在 職
平成 27 年度掛金
納付無
→
8 ケ月
退 職
平成 28 年度掛金
51,200 円納付
←→
6 ケ月
←
✔毎年度掛金には事務費相当分を含んだ額で記載しております。
○被共済職員期間:1 年 2 ケ月(第二種退職一時金算出に適用される被共済職員期間:6 ケ月)
○退職日が算定基準日の平成 28 年 4 月 1 日(基準日)からみて、1 年未満(6 ヶ月)
であることから第二種退職一時金の給付はありません。
【1年未満で退職した場合について】
❢1 年未満の退職の場合は、第二種退職一時金の給付はありません。
年度当初 4 月 1 日(基準日)に在職し、当該年度の掛金を納付していた場合でも、1 年未
満の場合は第二種退職一時金の給付はありません。
※この一覧表は、毎年同額の掛金を納入した場合の一覧表となっております。年度毎に掛金額が変更
される場合は、その掛金額によって累計されることになりますのでご承知おき願います。
《第二種退職一時金にかかる、掛金額及び給付額表》
基本口数
掛金
5口
6口
7口
8口
9口
/年数
51,200
61,200
71,200
81,200
91,200
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
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2,755,747
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3,193,111
3,307,973
3,425,133
3,544,636
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61,200
123,624
187,296
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318,487
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454,978
525,278
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744,725
820,820
898,436
977,605
1,058,357
1,140,724
1,224,739
1,310,434
1,397,842
1,486,999
1,577,939
1,670,698
1,765,312
1,861,818
1,960,254
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2,374,085
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2,706,694
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2,939,669
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3,182,055
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3,564,119
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3,712,398
3,858,046
4,006,607
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4,312,702
4,470,356
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4,795,186
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81,600
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992,967
1,094,427
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1,303,473
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1,520,966
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1,747,245
1,863,790
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2,103,919
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2,482,424
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2,884,097
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4,409,195
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5,292,757
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185,436
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10口
11口
12口
13口
14口
101,200 111,200 121,200 131,200 141,200
102,000
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4,899,448
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5,723,724
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1,094,469
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5,833,768
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6,534,218
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7,024,845
7,277,541
7,535,292
7,798,198
8,066,362
122,400
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374,593
504,485
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909,956
1,050,555
1,193,967
1,340,246
1,489,451
1,641,640
1,796,873
1,955,210
2,116,714
2,281,449
2,449,477
2,620,867
2,795,684
2,973,998
3,155,878
3,341,396
3,530,623
3,723,636
3,920,509
4,121,319
4,326,145
4,535,068
4,748,170
4,965,533
5,187,244
5,413,388
5,644,056
5,879,337
6,119,324
6,364,111
6,613,793
6,868,469
7,128,238
7,393,203
7,663,467
7,939,136
8,220,319
8,507,125
8,799,668
132,600
267,852
405,809
546,525
690,056
836,457
985,786
1,138,102
1,293,464
1,451,933
1,613,572
1,778,443
1,946,612
2,118,144
2,293,107
2,471,569
2,653,601
2,839,273
3,028,658
3,221,831
3,418,868
3,619,845
3,824,842
4,033,939
4,247,218
4,464,762
4,686,657
4,912,990
5,143,850
5,379,327
5,619,514
5,864,504
6,114,394
6,369,282
6,629,268
6,894,453
7,164,942
7,440,841
7,722,258
8,009,303
8,302,089
8,600,731
8,905,345
9,216,052
9,532,973
142,800
288,456
437,025
588,566
743,137
900,800
1,061,616
1,225,648
1,392,961
1,563,620
1,737,693
1,915,246
2,096,351
2,281,078
2,469,500
2,661,690
2,857,724
3,057,678
3,261,632
3,469,664
3,681,858
3,898,295
4,119,061
4,344,242
4,573,927
4,808,205
5,047,169
5,290,913
5,539,531
5,793,122
6,051,784
6,315,620
6,584,732
6,859,227
7,139,211
7,424,796
7,716,092
8,013,213
8,316,278
8,625,403
8,940,711
9,262,325
9,590,372
9,924,979
10,266,279
※ ・各掛金には、事務的経費が含まれています。
・基本口数(5口)の場合、運用部分充当額は、@10,000円×5口=50,000円となります。
・年2%(運用利回り)による複利の積立方式です。
15口
151,200
153,000
309,060
468,241
630,606
796,218
965,143
1,137,445
1,313,194
1,492,458
1,675,307
1,861,813
2,052,050
2,246,091
2,444,013
2,645,893
2,851,811
3,061,847
3,276,084
3,494,605
3,717,498
3,944,848
4,176,744
4,413,279
4,654,545
4,900,636
5,151,649
5,407,682
5,668,835
5,935,212
6,206,916
6,484,054
6,766,736
7,055,070
7,349,172
7,649,155
7,955,138
8,267,241
8,585,586
8,910,297
9,241,503
9,579,333
9,923,920
10,275,399
10,633,907
10,999,585