グローバル経済見通し -2015年5月

運用チーム・アップデート
2015年5月
グローバル経済見通し
フランクリン・テンプルトン債券グループ®
Christopher
Molumphy
Michael
Materasso
Roger
Bayston
本レポートの内容:
• 強弱が交錯する経済指標に取り組むFRB
• 多くの中央銀行が金融緩和を維持
• 欧州債券市場は一時的に下落
強弱が交錯する経済指標に取り組むFRB
2015年の米国経済は、第1四半期に実質的なゼロ成長に陥りました
が、それ以降は概ね改善が見込まれます。実際、第2四半期に入り
、西海岸の港湾ストや冬場の大寒波の深刻な影響を脱するにつれ
て、先行指標は成長の改善を示してきました。サプライマネジメント
協会(ISM)が発表した4月の非製造業景況感指数は57.8に上昇しま
した。これは景気の拡大と縮小の境目を示す50を大きく上回る水準
であり、米GDPで最大の比率を占めるサービスセクターの活動が引
き続き拡大していることを示しています。
同時にISMの製造業景況感指数はやや低下しましたが、これはお
そらく米ドル高の影響と考えられます。ドル高は、輸出の落ち込み
や米大手多国籍企業の2015年第1四半期決算の減益にもつながり
ました。一方、世界経済の成長率は引き続き予想を下回る水準で
推移し、米国のインフレ率は米連邦準備理事会(FRB)の中期目標を
大きく下回り、生産性の伸びは停滞しています。この結果、米国の
潜在成長率に疑問が生じています。
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Eric
Takaha
John
Beck
David
Zahn
一連の相反する動きが、FRBの金利正常化に向けての道のりを引き
続き非常に困難なものにしています。4月の米連邦公開市場委員会
(FOMC)の声明は、第1四半期の米経済の成長減速は「一時的」との
見方を示しました。ただ、成長率とインフレ率が制御不能に陥る兆候
はほとんどみられないことから、雇用創出が再び増加に転じ、インフ
レ率が2%の目標に近づくまで待ったうえで段階的な金融引き締めに
転じるというFOMCの意向は明らかに賢明と考えられます。
ただ、状況にはやや変化が生じているかもしれません。米国の輸出
にブレーキをかけていたドル高は4月終わりにドル安に転じ、一方で、
原油価格は多くの予想を大幅に上回るペースで上昇し、 1バレル=
70ドルに近づきました。これは1月の安値を50%超上回る水準です。こ
の結果、予想通りインフレ期待が上昇し、個人消費の拡大につなが
る可能性があります。米商務省経済分析局によると、小売売上高は3
月の個人消費落ち込みの後に再び4月に増加に転じる兆候を示しま
した。
さらに重要なのは、3月に大幅に減少した米非農業部門雇用者数が4
月に大幅増加に転じたという点です。
米労働省労働統計局(BLS)によると、4月の非農業部門雇用者数は
22万3,000人増加し、失業率は5.4%に低下しました。つまり、米労働
市場の改善は十分に定着しており、近いうちに「完全雇用」水準に
達する可能性を示しています。さらに失業率に関しては、最近のトレ
ンドを踏まえると、近くFRBが推定する自然失業率(長期)に相当す
る5.0%~5.2%に達する見通しです。
図 1: 米非農業部門雇用者数の推移
2013年1月–2015年4月
多くの中央銀行が金融緩和を維持
1,000人
500
米国が数ヵ月後の利上げを検討するなか、米国以外では利下げの
動きが続いています。これは世界経済がまだスムーズな成長軌道に
乗っていない兆候といえます。実際、一部の経済大国の減速幅は市
場関係者に驚きを持って受け止められました。原油価格の下落やす
べての先進国における積極的な金融緩和スタンスは、世界経済の成
長を支援するはずだと思われていたためです。
400
300
200
100
0
1/13
全体としては、世界経済の見通しは明らかに不透明であり、 2015年
末までの米国の見通しは雇用改善に対し、消費者がいかなる反応を
示すかが重要なカギを握ります。このなかには、賃金上昇の兆候や
ガソリン価格下落による貯蓄の増加が含まれます。したがって、きわ
めてプラグマティックな(実践主義的な)イエレン議長主導のもと、今
後数ヵ月間におけるFRBの金利正常化の判断は、引き続き「経済指
標次第」となります。ただ、最近の雇用統計の好調によって決定が前
倒しされる可能性もあると考えます。
4/13
7/13
10/13
1/14
4/14
7/14
10/14
1/15
4/15
Actual
実質
3ヵ月移動平均
3-Month
Moving Average
一般的なコンセンサス水準(推定)
Estimated
General Consensus of the Job
出所: 米労働省労働統計局(単位:千人)。2015年5月8日現在。いかなる予
想も実現するという保証はありません。
過去2年間、米国の雇用者数は大幅に増加しましたが、従業員の交
渉力は徐々に低下していることから、賃金の伸びには反映されてい
ません。フルタイム就業を希望しながら、パートタイムの仕事にしか
就けないというケースもあり、これも賃金の伸びを抑制する一因に
なっていると考えられます。4月末までの1年間の賃金の伸びは2.2%
と緩やかな上昇にとどまっており、一部のFRB当局者が健全な経済
における正常水準とみなす3.0%~3.5%を大きく下回ります。とはい
え、完全雇用が視野に入ってきたことから、近く状況に変化が生じる
可能性があります。その一方でBLSが発表した2015年第1四半期の
雇用コスト指数によると、民間部門の報酬コストは年率換算で2.6%
上昇しました。それ以前の2四半期間は2.2%の上昇にとどまっていま
した。同指数は2015年第1四半期に民間部門の賃金・給与が年率
換算で2.8%上昇したことを示しました。これは2008年以降で最も早い
ペースでの上昇となっています。
過去数ヵ月間に多くの国が利下げを実施し、4月終わりから5月初め
にかけての数日間に、タイ、オーストラリア、中国がこれに加わりまし
た。タイの利下げは前回のちょうど6週間後にあたりますが、同国の
景気回復が予想を下回るペースにとどまっていることに加え、インフ
レ率が一貫して低下トレンドをたどっているという状況を反映しました。
中国経済の減速がタイをはじめとする一部の東南アジア諸国の落ち
込みにつながり、韓国や台湾などの貿易収支に悪影響を及ぼしまし
た。中国の4月のインフレ率は、中国人民銀行(PBOC)の目標である
3%付近を大きく下回る一方で、中国税関総署によると同月の輸出入
総額は前年同月比で約11%の減少となりました。特に輸入の落ち込
みが深刻でした。中国は2015年第1四半期の経済成長率(年率換
算)を7%と発表していますが、これは2009年以降で最低の水準であり、
第2四半期に向けて、中国経済が勢いを失っていることを示唆してい
ます。PBOCはこの結果に対応し、5月11日に政策金利である1年物
銀行貸出金利と1年物預金金利をいずれも25bp引き下げました。こ
れは過去6ヵ月間で3度目の金融緩和となります。一方、オーストラリ
ア準備銀行(中央銀行)は今年に入り、2度の利下げを実施していま
すが、5月5日の2度目の利下げによって基準金利が同国で過去最低
の2%になりました。タイと同様に、同国もコモディティ需要を中心に中
国の経済成長減速の影響を被っています。2014年第4四半期の国内
総生産(GDP) 成長率は前年同期比+2.5%と長期トレンドを下回る水準
になりました。
図 2: 米雇用コスト指数
2013年3月31日–2015年3月31 日 (前期比)
3.0%
2.5%
2.0%
1.5%
1.0%
1Q13 2Q13 3Q13 4Q13 1Q14 2Q14 3Q14 4Q14 1Q15
出所: 米労働省労働統計局、データは2015年4月末現在
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2
図3: 2015年 の新興国と先進国のGDP成長率比較
10%
8%
先進国市場(G7*)の2015
年GDP成長率(予測)
6%
4%
2%
0%
-2%
-4%
-6%
出所: FactSet.、IMF
*G7 はカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の7ヵ国から構成されます。IMF予測は2015年4月現在。
欧州と同様にアジア各国の中央銀行も、不透明な成長見通しに取
り組むなか、金融緩和を維持しています。新興国の関係当局は、近
い将来実施が見込まれる米利上げへの対応を余儀なくされること
が予想されます。欧州中央銀行(ECB)と日本銀行が提供する流動
性は引き続き市場に浸透していく見通しですが、米ドル建て債務を
抱える国では、FRBの利上げによって、債券利回りの上昇、ひいて
は債務支払いコストの増大に直面する可能性があります。民間部
門および公的部門が高水準のドル建て債務を抱える国が最大の影
響を被ると考えられます。債務が低水準にとどまり、高水準の外貨
準備高を持つ湾岸諸国やアジア諸国は、成長減速を減税や歳出抑
制によって相殺できる可能性があります。ただ、これはすべての国
で可能というわけではありません。最近のコモディティ価格上昇で一
服したものの、特に南米の一部の国は、引き続き困難な状況にあり
ます。加えて中国でも、PBOCが最新の金融政策報告書のなかで、
「債務増大によって、中国は債務の返済や借り換えに多くの資源を
使用せざるを得なくなっている」一方で、財政拡大の余地は限られ
ていると警告しました。
欧州債券市場が一時的に下落
欧州は順調に回復を続けていると考えられます。EU統計局は2015
年第1四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)を前期比+0.4%と発表し、
欧州委員会は2015年のユーロ圏の成長見通しを従来の1.3%から
1.5%に引き上げました。同委員会は原油安、ユーロ安、金融緩和政
策(ECBの主要政策金利であるリファイナンス金利0.05%と月額600
億ユーロの量的緩和(QE)プログラムを含む)が域内経済の改善に
つながっているとの見方をしています。
図 4: ユーロ圏GDP成長率(前期比)
2012年3月31日–2015年3月31日
0.6%
0.4%
0.2%
0.0%
-0.2%
-0.4%
-0.6%
-0.8%
1Q12
3Q12
1Q13
3Q13
1Q14
3Q14
1Q15
出所: EU統計局(2015年5月13日現在)
それでも、ここ数週間、ユーロが対米ドルで上昇に転じ、原油価格は1
月の安値から50%超上昇するなど反転の動きがみられました。ユーロ
圏の債券市場でも予想外の動きがみられ、 3月ECBがQEを正式開始
するかなり前の時点で過去最低の水準に低下していた各国の国債利
回りが再度上昇(価格は下落)に転じました。ドイツ10年国債の利回り
は4月半ばには0.05%に低下していましたが、その3週間後には0.70%
近くまで上昇しました。
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3
図 5: 10年物国債利回り
2015年4月30日までの1年間
ベーシスポイント
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
4/14
5/14
6/14
7/14
8/14
9/14
10/14
11/14
12/14
Greece
10-Yr Bond Spread
ギリシャ10年国債スプレッド
Spain
10-Yr Bond Spread
スペイン10年国債スプレッド
Italy
イタリア10年国債スプレッド
10-Yr Bond Spread
Ireland
アイルランド10年国債スプレッド
10-Yr Bond Spread
1/15
2/15
3/15
4/15
Portugal
10-Yr Bond Spread
ポルトガル10年国債スプレッド
出所: ブルームバーグ(2015年4月30日まで) 過去の実績は将来の結果を保証するものではありません。
ドイツ国債と他のユーロ圏国債のスプレッド(クレジットスプレッドと
は、償還期限がほぼ同一ながら信用力の異なる2つの債券の利回
りの差)も拡大しています。今回の突然のシフトの背景に、必ずしも
懸念材料が存在するわけではありません。米国では、QEプログラ
ム開始前に米国債利回りが大幅に低下していましたが、FRBが同
プログラム開始直後に同利回りは上昇に転じました。ただ、現在の
ように多くの欧州国債がマイナス利回りに陥っているという状況は、
過去には例がありません。
4月終わりと5月初めにみられた短期的な利回りの上昇は、欧州の
見通し改善を反映したものだという楽観的な見方をする向きがある
かもしれません。こうした見方にECBのQEプログラムが相まって、
安全と認識されている国債から(一部はマイナス利回り)、高リスク
資産への投資家のシフトを主導してきました。一方、欧州の債券利
回りの一時的な上昇は、米国が金融引き締めに近づき、ギリシャと
国際債権団の資金支援交渉が山場を迎えるにつれ、市場が不安
定な局面入りする前触れであるとの悲観的な見方をする向きもある
かもしれません。
ただ、一部の投資家による集中ポジションの解消に加えて、原油価
格上昇と成長改善によるインフレ期待の上昇が今回の債券利回り
上昇(価格の下落)を促したというのが最もシンプルな説明と考えら
れます。一方、米国では2015年第1四半期の経済指標の下振れが
米ドル安、ユーロ高を促しました。ただ、欧州経済の回復を脅かす
可能性のある債券市場の劇的な大転換を懸念するのは時期尚早
かもしれません。すでに、4月の米雇用統計の改善が欧州債券価格
の下落を抑制する一方で、ユーロ圏の4月のインフレ率(年換算)は
0%(3月の-0.1%から改善)と、引き続きECBが掲げる2%というインフ
レ目標から大きくかけ離れた水準にとどまりました。
ギリシャ債務問題は依然、解決に至っていません。欧州各国の財
務相とギリシャ政府の交渉担当者は、2012年に決定された1,300億
ユーロに上る金融支援のうち、同国にとっては緊急度の高い最後
の72億ユーロの融資実行に向けて交渉が続けられています。これ
まで両陣営はいずれも強硬路線を取ってきました。
欧州連合(EU)側が、ギリシャ政府が現在の救済プログラムの条件で
ある予算削減を実行、完了した後に、支援を検討すると主張する一方
で、急進左派連合(SYRIZA)が率いるギリシャ政府は、一連の「レッドラ
イン(超えてはならない一線)」を設定し、これ以上の年金削減は実施
しないし、民間部門のレイオフを促す法律を成立させないという断固と
した姿勢を貫いています。これは各支持基盤、つまり、SYRIZAの場合
はギリシャの有権者であり、EUの場合は自国の有権者を納得させる
ことを目的としているのかもしれません。ギリシャのユーロ圏離脱は
(少なくとも短期的には)おそらくいずれの陣営にとっても有益ではあ
りません。ただ、特にEUとドイツの政策立案者が、ギリシャの現政権
に関し「1月の総選挙での勝利につながった公約のいずれも履行する
能力がないと立証された経験の乏しい政府」という批判を確信するよ
うになれば、ギリシャの離脱は実現する可能性があります。一方、今
後数ヵ月間のギリシャの厳しい返済スケジュール履行の支援を目指
す追加の救済プログラム(第3次)を巡る交渉は、まだ開始されていま
せん。
金融市場にとって(少なくとも短期的には)朗報となったのは、英国総
選挙における保守党の予想外の圧勝です。英国株と英ポンドはいず
れも上昇し、英国債の利回りは低下(価格は上昇)しました。保守党
の勝利は、世論調査での支持率低下という代償を払って財政再建プ
ログラムを推進してきた各国の政権与党に希望を与えるかもしれませ
ん。ただ、今後、保守派(および連合支持派)のイングランドと分離独
立派が大半を占めるスコットランドの間で対立が生じる可能性があ
り、市場参加者がこれをポジティブな材料として歓迎するとは考えにく
いでしょう。キャメロン首相が2017年までの実施を公約に掲げる英国
のEU離脱の是非を問う国民投票に関しても同じことがいえます。すで
に欧州大陸の指導者の間では、キャメロン首相が現在のEU各国との
つかず離れずの関係維持を可能にするためのEU条約改正を巡る
レースが始まっています。
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Global Economic Perspective
4
ユーロ圏実質 GDP、前年比
ユーロ圏マクロ経済データ
4%
最終産出
国内総生産 (GDP)1
1Q14
2Q14
3Q14
4Q14
GDP、前年比 (%)
1.1
0.8
0.8
0.9
民間最終消費支出、前年比 (%)
0.7
0.8
1.1
1.4
総固定資本形成、前年比 (%)
2.3
1.1
0.4
0.3
Dec 14
Jan 15
Feb 15
Mar 15
経済投入1
2%
0%
-2%
-4%
小売売上高、前年比 (%)
失業率 (%)
鉱工業生産、前年比 (%)
3.2
2.8
2.8
1.6
11.4
11.3
11.3
11.3
0.8
0.4
1.6
—
Jan 15
Feb 15
Mar 15
Apr 15
-0.6
-0.3
-0.1
0.0
0.6
0.7
0.6
0.6
Jan 15
Feb 15
Mar 15
Apr 15
20.21
21.71
20.97
20.50
4Q09
4Q10
4Q11
4Q12
4Q13
4Q14
4/14
4/15
出所: © European Union 1995–2015 (2014年12月現在)
消費者物価指数、前年比
インフレ& 賃金圧力
インフレ指標¹
消費者物価指数 (CPI)、 前年比 (%)
コア CPI、前年比 (%)
金融市場
ユーロ・ストックス50インデックス
(ユーロ)、実績PER2
4%
3%
2%
1%
0%
-1%
4/10
4/11
4/12
CPI
ECBリファイナンス金利 (%)3
0.05
0.05
0.05
0.05
10年債利回り—ドイツ国債 (%)2
0.30
0.33
0.18
0.37
Nov 14
Dec 14
Jan 15
Feb 15
(10億ユーロ)
20.87
24.15
7.59
20.27
3%
経常収支
1Q14
2Q14
3Q14
4Q14
2%
0.9
1.3
2.6
3.5
4/13
コアCPI
出所: © European Union 1995–2015 (2015年4月現在)
国際収支1,3
貿易収支
対GDP比(%)
日本のマクロ経済データ
1Q14
2Q14
3Q14
4Q14
5.1
-6.4
-2.6
1.5
民間最終支出、前期比、年率 (%)
9.2
-13.6
-4.3
0.4
固定資本形成、前期比、年率 (%)
25.8
-18.5
-0.6
-0.3
Dec 14
Jan 15
Feb 15
Mar 15
3.4
3.6
3.5
3.4
-0.1
-2.6
-2.0
-1.2
-0.9
-1.7
-1.2
—
2Q14
3Q14
4Q14
1Q15
企業の利益成長率 (%)7
4.5
7.6
11.6
—
日銀短観大企業製造業業況判断指数8
12
13
12
12
GDP、前期比、年率 (%)
-1%
4Q11
4Q12
4Q13
4Q14
出所: © European Union 1995–2015 (2014年12月現在)
日本の実質GDP、前期比、年率
経済投入
失業率 (%)5
鉱工業生産、前年比
1%
0%
最終産出
国内総生産 (GDP)4
対外貿易収支、対GDP比
(%)6
第3次産業活動指数、前年比 (%)6
企業活動
12%
8%
4%
0%
-4%
-8%
4Q09
4Q10
4Q11
4Q12
4Q13
4Q14
3/14
3/15
インフレ
インフレ指標5
Dec 14
Jan 15
Feb 15
Mar 15
消費者物価指数 (CPI)、前年比 (%)
2.4
2.4
2.2
2.3
CPI 生鮮食品を除く、前年比 (%)
2.5
2.2
2.0
2.2
Jan 15
Feb 15
Mar 15
Apr 15
20.0
21.2
21.1
21.4
2%
-0.005
0.000
0.005
-0.003
0%
0.278
0.335
0.405
0.342
-2%
Nov 14
Dec 14
Jan 15
Feb 15
金融市場2
日経平均、実績PER
3ヵ月物国庫短期証券(短期国債)利回り
(%)
10年国債利回り (%)
出所:経済社会総合研究所、内閣府
消費者物価指数、前年比
4%
国際収支
月次貿易収支7
(10億円)
経常収支9
対GDP比(%)
-631
-382
-864
-143
1Q14
2Q14
3Q14
4Q14
0.3
-0.1
-0.1
0.5
1. 出所: © European Union 1995–2015.
2. 出所: Bloomberg. P/E ratios of Dow Jones EURO STOXX 50 Price Index and Nikkei
225 Stock Average as calculated by Bloomberg.
3. 出所: European Central Bank.
4. 出所: Economic and Social Research Institute, Cabinet Office, Government of
Japan.
5. 出所: Ministry of Internal Affairs and Communication, Japan.
6. 出所: Ministry of Economy, Trade and Industry, Japan.
7. 出所: Ministry of Finance, Japan.
8. 出所: Bank of Japan.
9. 出所: Bloomberg Indexes.
(2014年12月現在)
3/10
3/11
3/12
CPI
3/13
CPI 除く生鮮食品
出所:出所: 総務省 (2015年3月現在)
貿易収支、対 GDP比
1%
0%
-1%
-2%
-3%
-4%
4Q11
4Q12
4Q13
4Q14
出所:財務省、経済社会総合研究所、内閣府 (2014年12月末現在)
For
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過去の実績は将来の結果を保証するものではありません。
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5
国内総生産 (GDP)、前期比、年率
米国のマクロ経済データ
6%
最終産出
国内総生産 (GDP)1
前期比、年率 (%)
4Q14
1Q15
2Q15E2
3Q15E2
4%
2.2
0.2
3.1
3.0
2%
経済投入
0%
消費/最終需要
所得/貯蓄1
-2%
Dec 14
Jan 15
Feb 15
Mar 15
個人支出、 前年比 (%)
3.7
3.6
3.4
3.0
個人所得、前年比 (%)
4.8
4.6
4.4
3.8
貯蓄率 (%)
-4%
1Q10
5.4
5.7
5.3
Feb 15
Mar 15
Apr 15
5.7
5.5
5.5
5.4
62.9
62.8
62.7
62.8
12%
201
289
266
306
85
285
223
284
8%
Dec 14
Jan 15
Feb 15
Mar 15
5.07
4.82
4.89
5.19
4.3
3.2
4.0
10.4
4Q14
1Q15E
2Q15E
3Q15E
4.2
0.5
-6.2
-2.5
Dec 14
Jan 15
Feb 15
Mar 15
4.6
4.4
3.6
2.1
設備稼働率 (%)
79.5
79.1
79.0
78.4
非住宅設備投資1
2Q14
3Q14
4Q14
1Q15
6.8
7.6
6.2
4.9
Dec 14
Jan 15
Feb 15
Mar 15
0.8
0.2
0.3
0.3
失業率 (%)3
労働参加率
(%)3
非農業部門雇用者数 (1,000人)3
新規失業保険申請件数、4週間平均
(1,000件)4
住宅5
中古住宅販売 (百万戸)
前年比 (%)
1Q12
1Q13
1Q14
1Q15
3/14
3/15
出所: Bureau of Economic Analysis (2015年3月現在)
4.9
Jan 15
雇用
1Q11
個人所得&支出、前年比
4%
0%
-4%
3/10
3/11
3/12
3/13
個人支出
個人所得
投資
企業利益6
利益、前年比 (%)
生産 & 稼働率7
鉱工業生産、前年比 (%)
前年比 (%)
インフレ &生産性
インフレ指標
個人消費支出 (PCE)、前年比 (%)1
1.3
1.3
1.3
1.3
消費者物価指数 (CPI)、前年比 (%)1
0.8
-0.1
0.0
-0.1
生産者物価指数 (PPI)、前年比 (%)3
コア生産者物価指数、前年比 (%)3
生産性3
労働生産性、前期比、年率 (%)
単位労働コスト、前期比、年率 (%)
1.6
1.6
1.7
1.8
-0.4
-3.1
-3.4
-3.2
1.8
1.5
1.5
2.0
2Q14
3Q14
4Q14
1Q15
2.9
3.9
-2.1
-1.9
-3.7
-1.0
4.2
5.0
金融市場
バリュエーション
S&P 5006のPER
FFレート7, 8
Mar 15 Apr 15E May 15E Jun 15E
18.30
18.45
—
—
0.25
0.25
0.13
0.14
Dec 14
Jan 15
Feb 15
Mar 15
-45.6
-42.7
-35.9
-51.4
国際収支
米貿易収支(月次)1, 9
(10億米ドル)
米経常収支
四半期別 (10億米ドル)1
年率 (対GDP比、%)10
非農業部門雇用者数&失業率
千
600
400
200
0
-200
4/10
4/11
4/12
4/13
1Q14
2Q14
3Q14
4Q14
-101.0
-97.3
-98.9
-113.5
-2.3
-2.2
-2.2
-2.3
1.
2.
3.
4.
5.
6.
出所: Bureau of Economic Analysis.
出所: Bloomberg Economic Forecasts、2015年4月末現在
出所: Bureau of Labor Statistics.
出所: Department of Labor.
出所: Copyright National Association of Realtors®. Reprinted with permission.
出所: Bloomberg. Corporate Earnings and P/E S&P 500 represented by
Bloomberg’s calculation of the earnings of S&P 500 Index components、2015年4
月末現在
Standard & Poor’s®, S&P® and S&P 500® are registered trademarks of Standard &
Poor’s Financial Services LLC.
7. 出所: Federal Reserve. At the 16 December 2008 meeting, the Federal
Reserve cut the main US interest rate to “a target rate” between 0% and 0.25%.
8. 出所: Chicago Board of Trade (30-Day Federal Funds Futures Rate for May
2015 and June 2015) 、2015年4月末現在
9. 出所: Census Bureau.
10. 出所: Bloomberg Indexes.
パーセント
12%
10%
8%
6%
4%
4/15
4/14
失業率 (右軸)
非農業部門雇用者数純増減
コア PCE、前年比 (%)1
コアCPI、前年比 (%)3
出所: Bureau of Economic Analysis (2015年3月現在)
出所: Bureau of Labor Statistics、季節調整後データ (2015年4月現在)
消費者物価指数、前年比
4%
3%
2%
1%
0%
-1%
3/10
3/11
3/12
CPI
3/13
3/14
3/15
1Q13
1Q14
労働生産性
1Q15
1Q13
1Q14
1Q15
コア CPI
出所: Bureau of Labor Statistics(2015年3月現在)
労働生産性&単位労働コスト、前期比、年率
15%
10%
5%
0%
-5%
-10%
1Q10
1Q11
1Q12
単位労働コスト
出所: Bureau of Labor Statistics (2015年3月現在)
米貿易収支(年率)、対GDP比
-2.0%
-2.5%
-3.0%
-3.5%
-4.0%
1Q10
1Q11
1Q12
出所: Census Bureau and Bureau of Economic Analysis (2015年3月現在)
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興国市場は、市場規模が小さいことや、流動性の低さ、また金融市場の支えとなる法的、政治的、商業的、また社
会的な体制の整備が不十分であることなどから、より高いリスクを伴います。また、フロンティア市場は、これらの社
会制度の整備で更に後れを取っており、極端な価格変動、流動性、証券取引の障壁、為替管理など様々な要因が
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