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ワークショップ : カスタムメイドする パーソナルコンピュータ (PC)

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ワークショップ : カスタムメイド する
パーソナルコンピュータ (PC)
情報環境工学科
情報環境デザイン学科
キーワード
笠原,大山,冬爪
斎藤
PC ,パーツのアセンブル,自作,インストール,秋葉原
1 はじめに
近年ではパーソナルコンピュータ (以下
PC) の普及に伴い,PC の価格の低下,製
品サイクルの短縮が非常に顕著になってき
ています.価格の低下は,非常に有難い話
ですが,それに伴いその製品の寿命が 10 年
以上前に比べ短くなってきています.Microsoft の Windows は有名ですが,新しい
版では 5 年程度昔の機械では動作すらしな
い場合もあり,仮に動作しても実用的では
ありません.
上の問題の解決策として,パーツを自ら
アセンブル (収集) して PC を製作する方法
が近年盛んになってきています.PC の製
作と申しましても,最近では秋葉原でパー
ツが容易に集められ,素人でも数時間で完
成させることが出来ます.これらは一般的
に自作 PC ,ホワイトボックスと呼ばれま
す.自作 PC のメリットとしては,細かく
パーツが選定できること,アップグレード
が容易であることがあげられます.メーカ
製の省スペース PC では数年後には粗大ご
みとなる運命がまっていますが,自作の場
合はパーツの交換をうまく行なえれば長期
間に渡り使用ができます.また,自作向け
のパーツには個性豊かな物が多く,幾つか
のパーツを組み合わせてオリジナルな PC
を組むことも可能です.
本テーマでは,PC のパーツのアセンブ
ルから始め,製作及び動作確認を目的とし
ます.これらの作業として,パーツのアセ
ンブル,秋葉原でのパーツの購入,PC の製
作,オペレーティングシステム (以下 OS)
の導入及びアプリケーションの導入及び動
作までを行なう予定です.
2
仕様決定
パーツのアセンブルを行なうにあたり,
どの様な物があるかを知らないといけませ
ん.ここでは,これらを簡単に説明します.
CPU (Central Processing Unit)
マ イクロプロセッサとも呼ばれます.
基本的に同じ名称のチップ では周波
数が高いもののほうが性能が良く,値
段も高くなっています.Intel の Pentium iii ,Pentium 4 ,Celeron や AMD
Athlon ,Duron が有名です.
図
1: CPU
CPU クーラ CPU を冷やすファン付
きのヒートシンクです.最近の CPU は
非常に多量の熱を放出しますので,巨
大で強力なものが必要となってきてい
ます.
図
2: CPU
クーラ
マザーボード CPU の周辺回路や PC
に必要な インタフェース等を備えた
ボードです.これは CPU の種類に対応
したものが必要となります.また,搭
載しているチップセットにより機能,速
度が異なってきます.
の 2 種類ありますが,AGP が一般的と
なっています.マザーボード に同等な
機能が装備されているものもあります.
図
3:
マザーボード
ビデオカード 映像を出力するための
カード です.搭載しているチップセッ
ト,メモリの種類によって解像度,速度
が異なってきます.バスインタフェー
スの種類としては現在は AGP と PCI
ビデオカード
LAN カード LAN を使うためのカー
ド です.インタフェースは通常は PCI
です.マザーに標準装備されている場
合もあります.
図
図
4:
5: LAN
カード
サウンド カード 音を出力するための
カード です.インタフェースは通常は
PCI です.マザーに標準装備されてい
る場合もあります.
HDD (Hard Disk Drive) ハード
デ ィスクと呼ばれる,大容量の固定デ
ィスクのことです.記憶容量やインタ
フェースにより価格,性能が異なって
きます.インタフェースは PC のもの
としては IDE が一般的で,マザーボー
ド に標準で装備されています.
図
FDD (Floppy Disk Drive) フロ
ッピーデ ィスクと呼ばれる 1.44MB 程
度記憶できる記憶媒体です.インタフ
ェースはマザーボード に標準装備され
ています.
6: HDD
図
CD-ROM ド ライブ 音楽等を再生
するための メデ ィアである CD を記
憶媒体にしたものです.ソフト の イ
ンストール等に必要となります.最近
では DVD の再生が可能である DVDROM ド ラ イブ や ,書き込みができ
る CD-R/CD-RW ド ライブ も主流と
なってきています.インタフェースも
IDE(ATAPI) のものが主流となってき
ており,マザーボード に標準装備され
ています.
図
7: CD-ROM
8: FDD
メモリ 記憶装置のことです.現在
は 128MB 程度のものが主流になって
います.種類は SD (Syncronous Dynamic) RAM ,DRD (Direct Rambus
Dynamic) RAM ,DDR (Double Data
Rate) SDRAM が一般的です.これら
はマザーボード に対応しているものを
購入する必要があります.SDRAM は
PC100 と PC133 等があります.
図
9: SDRAM
ケース 上のパーツを納めるケース
です.ATX ,Micro ATX ,Flex ATX ,
AT とマザーボード の形状に規格があ
りますが,それによりケースも異なり
ます.購入の時は,電源容量,扱い易
さも規準となります.
キーボード マウス 現在,インタフ
ェースについてですが PS/2 と USB で
2 種類あります.キーボード の配列は
101(英語) と 106(日本語) さらに Windows キーが付いたものがあります.マ
ウスも標準はボタンが 2 個ですが,ホ
イールや 3 ボタンのものもあります.
パーツの確認
始めに,秋葉原で購入してきたパーツ類
の確認を行なって下さい.マザーボード,
ケース等は梱包を解いて内包物の点検を行
なって下さい.問題がなければ次にいきま
しょう.
CPU の取り付け
ここでは CPU の取り付けを説明します.
CPU ソケットの確認を行なって下さい.ソ
ケットには CPU 取り外し用のレバーがあ
ります.これを上げて下さい.
レバーを上げた後,CPU を差し込むので
すが,向きがありますので注意して下さい.
うまくささりましたら,レバーを下ろし
ます.CPU が浮いていないかを確認し,し
っかり固定されていれば大丈夫です.
図
10:
キーボード とマウス
選定作業
今回は,部品選定を実際に行なってもら
い,予算の上限と最低限クリアしなければ
いけないスペックを指示致します.これら
の条件をクリアする仕様書をワープロで作
成して下さい.選定してもらったパーツの
中には組合せ不能なものもあるので,教員
が一度チェックを行ないます.不十分な所
があれば,訂正及び追加を指示致します.
OK がもらえたグループは,後日の秋葉原
買い出しに備えてもらいます.
3 製作行程
ここでは,簡単に製作の行程を説明しま
す.
次に CPU クーラを取り付けます.まず,
ソケットに引っかける爪があるかを確認し
ましょう.爪が確認できましたら,爪の片
側にクーラの金具を引っかけて下さい.次
に片側の部分を,もう一方の爪に引っかけ
ます.クーラを着ける時は,シリコングリ
スを塗ったほうがいいものもありますので
着ける前に確認して下さい.また,金具が
非常に硬いものもありますので注意して下
さい.最近は金具でマザーボートのプ リン
ト基板のパターンをカットしてしまい,破
損してしまうトラブルも多いので注意して
下さい.
メモリ
次に メモリを取り付けます.ここでは
DIMM の取り付けを説明します.まずソケ
ットを確認して下さい.ソケットには二つ
の爪がありますが,これを外側に向けて下
さい.次にメモリをどこの向きに挿すかの
を締めて固定します.
図
11: CPU
の取り付け
図
13:
マザーボード の取り付け
ビデオカード
図
12:
クーラの取り付け
確認を行なって下さい.メモリには切れ込
みがあって,逆挿しは出来ない構造になっ
ていますので,すぐ分かると思います.そ
の向きで挿して力いっぱい押して下さい.
最後にコネクタがしっかりささっているか
確認しましょう.
次にビデオカード を取り付けます.ビデ
オカード は AGP と呼ばれるコネクタがあ
りますから,そこに取り付けます.着ける
前に,スロットのめくら板を除去している
か確認しましょう.そしてネジどめし固定
します.最近はビデオ出力機能を装備した
マザーボードもありますので,その手のマ
ザーボードでは上の作業は必要ありません.
マザーボード の取り付け
ここでは,マザーボードをケースに取付
を行ないます.取付には,マザーボードを
固定するためにスペーサを取り付けること
になります.スペーサの取り付けはケース
により異なりますので注意して下さい.
ケースにスペーサを取り付けた後,ネジ
図
14:
カード の取り付け
ケーブル類の取り付け
ここで,ケーブル類の取り付けを行ない
ましょう.
はじめに,電源コネクタを確認し,電源
ケーブルを挿します.
ある場合は,HDD をプライマリのマスタ,
CD-ROM をセカンダ リのマスタにすると
良いでしょう.そして,両方に電源ケーブ
ルを接続して下さい.
次に電源 LED ,HDD LED ,電源スイッ
チ,リセットボタンのピンを確認し,ケー
ス側についているケーブルを結線します.
ピンの極性はマザーボード のマニュアルに
書いてあります.
最後に CPU クーラの電源を確認しコネ
クタをさして下さい.
通電テスト
図
15:
ストレージ類の取り付け
上の作業が完璧に終了すれば,一応はモ
ニタに画面が出てくるはずです.ここでは
画面を確認しここまでの作業に問題がない
か確認しましょう.
まず,ビデオカード からでているコネク
タ (DSUB15 ピン) にモニタのケーブルを
着けます.次に PC の電源コネクタにケー
ブルを着けます.
これで準備完了です.モニタの電源を入
れて,PC の電源を入れてみましょう.何
か映れば成功です.ここで,電源の LED が
点灯しているかも確認しておきましょう.
HDD,CD-ROM の取り付け
HDD
と CD-ROM は,最近のものでは
IDE インタフェースを用いるのが一般的で
す.IDE ではプライマリとセカンダリの二
つのインタフェースがあります.一つのイ
ンタフェースには,二つの機器を接続する
ことができます.これらを,マスタ/スレー
ブと呼びます.IDE のフラットケーブルが
一本しかない場合は HDD をマスタ,CDROM をスレーブにして接続します.2 本
FDD の取り付け
FDD
は専用のフラットケーブルを用い
て接続します.両端を見て,一部がひねっ
てあるほうに FDD を取り付けます.反対
の方端はマザーボードに取り付けます.そ
して,電源を接続して下さい.
BIOS 設定変更画面によるチェック
上 の スト レ ー ジ 類 を つ け 終 り ま し た
ら,電源を入れて,Del キーを押してみ
て下さい.しばらくすると,設定変更の
画面が現れると思います.この画面では,
HDD(CDROM) がどのように認識されて
いるか確認できます.また FDD のブート
時シークを有効にして,音がすれば正常に
動作しているか確認できます.
後,ふたをすれば機械は完成です.
OS のインスト ール
OEM 版の Windows のインストールを前
提にお話します.OEM 版の Windows は基
本的に CD-ROM から始めることが出来ま
す.
CD-ROM から始める場合は,BIOS 設定
変更画面で CD-ROM ブートを可能にする
設定にしなければいけません.設定したな
らば,CD-ROM ド ライブに,OS の CDROM を挿入して起動します.うまくいけ
ば,CD が動き出してインストール画面が
現れます.その後は,適切に設問に答え,
インストールを進めて下さい.
うまくいけば,最終的に Windows が立ち
上げるはずです.しかし,チップセットや
ビデオのデバイスド ライバが適切にインス
トールされていない場合があるので,附属
のド ライバディスクを用いてセットアップ
をする必要があります.導入されないハー
ド ウェアはダイアログでド ライバのインス
トールを求めてきますので,その指示に従
いインストールします.また,専用のセッ
トアッププログラムを用いるものや,Windows のハード ウェアウイザード を用いる
もの等があります.
4 さいごに
皆さん,如何でしたでしょうか.以上の
作業を通して PC の作り方がある程度マス
タできたと思います.今度は,予算を工面
して My PC を作ってみてはいかがでしょ
うか.
協力
佐藤,鈴川,庄司,高崎,谷光
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