2ページ目 - Stereo Sound

どんなヘッドフォン/イヤフォンも鳴らし切る
こだわりに満ちた作りが凄い!
前述の通り、22 号付録ヘッドフォンアンプは「スマ
と。それだけ迫力のあるサウンドを楽しめるわけだ。
ホやポータブルプレーヤーとの組合せで『!』を感じら
もうひとつ、付録ヘッドフォンアンプにはアンバラ
れること」をコンセプトに開発されている。この大命
ンス端子専用のインピーダンスの切替え機構が備わっ
題をクリアするために盛り込まれたのが信号を “ 昇圧
ている。イヤフォンはインピーダンス 8 ~ 16 Ωあた
する ” という考え方だ。
りの製品が主流だが、やや高めの 32 Ω製品も目にす
スマホ
(ポータブルプレーヤーやPCも)
のヘッドフォ
るし、ヘッドフォンだと数百Ωというスペックも当た
ン / イヤフォン出力には、それほど大きなパワーはな
り前。こうした高インピーダンス製品を鳴らそうとす
い。普通に音楽を聴き流すだけなら不満はないかも知
ると、スマホでは厳しく、大きな音が出せないのだ。
れないが、お気に入りの曲をジックリ聴き込もうとす
おおむね 30 Ω以上のヘッドフォン / イヤフォンを聴
ると力不足を感じてしまう。そこで付録ヘッドフォン
く場合、インピーダンス切替えジャンパーピンを「H」
アンプでは、電源電圧を 5V から 13V へ昇圧する回路
側にするのがひとつの目安。これで「ボリュウムを上
構成を採用している。また 3300uF の大容量コンデン
げても、ちょっと音量が小さい」と感じるヘッドフォ
サーもプラス。早い話が、直挿しより大きなパワーで
ン / イヤフォンが、パワフルに鳴ってくれるはずだ。
ヘッドフォン / イヤフォンをドライブできるというこ
初期設定
L 側:低インピーダンス設定
22 号付録ヘッドフォ
ンアンプ基板上の昇
圧関連部分。特に低域
のパワーアップに効果
があるが、単に音のボ
リュウム感がアップす
るだけでなく、臨場感
や SN 比の向上ももた
スマートフォンなど
らしている
のイヤフォン端子と
ヘッドフォンアンプ
のアナログ入力端子
(3.5mm ス テ レ オ ミ
ニ)を ア ナ ロ グ ケ ー
ブルで接続
H
ヘッドフォン出力端子の上にある 2 つの
ジャンパーピンでインピーダンスの切替
えが可能。初期状態では内側(基板に「L」
と書かれている側)に差さっている。こ
れを外側(基板に「H」の文字あり)へと差
し替えることで、ハイインピーダンスの
ヘッドフォン / イヤフォンに対応する
AC アダプターで給電
PC のイヤフォン端子
とヘッドフォンアン
プのアナログ入力端
子(3.5mm ステレオ
ミニ)をアナログケー
ブルで接続
L
L
H
H 側:高インピーダンス設定
H
L
L
H
PC から給電
スマホ&ポータブルプレーヤー以外とも
自在に組み合わせてパワフルなサウンドを楽しめる
USB ケーブルで電源を供給する 22 号付録ヘッドフォンアンプだから、PC
との相性も GOOD。また RCA 入力端子を持つため、各種オーディオコンポー
ネントとの接続も容易だ。
スマートフォンなど
のイヤフォン端子と
ヘッドフォンアンプ
のアナログ入力端子
(3.5mm ス テ レ オ ミ
ニ)を ア ナ ロ グ ケ ー
ベイヤーダイナミックの
T1 2nd
ブルで接続
ボリュウムとアナロ
グ 出 力(RCA)を 持
つオーディオ機器
AC アダプターで給電
Generation(写真右)はイ
ンピーダンスが 600 Ω。ゼンハイザーにも HD800(300 Ω
写真左)や HD650(300 Ω)といったハイインピーダンス製
品がある。これらをスマホやポータブルプレーヤーで聴こう
とすると、再生機側のボリュウムを目一杯に上げても十分な
音量とならないこともある。そこで 22 号付録ヘッドフォン
アンプの出番。重量級のハイインピーダンス製品でも鳴らし
切る工夫が盛り込まれている
110
PC のイヤフォン端子
とヘッドフォンアン
プのアナログ入力端
子(3.5mm ステレオ
ミニ)をアナログケー
ブルで接続
PC から給電
オーディオ機器のア
ナ ロ グ 出 力(RCA)
とヘッドフォンアン
プのアナログ入力端
子(RCA)を ア ナ ロ
グケーブルで接続
ボリュウムとアナロ
グ 出 力(RCA)を 持
つオーディオ機器
AC アダプターで給電
AC アダプターで給電