行政の情報システム システムの目的 業務内容 システムの構成と仕組み 情報化によるビジネス環境の変化 情報力 競争に勝つため,情報を活用したビジネス戦略が必要となり,情報力が 企業の競争力となっている 新しいビジネスモデル 従来のビジネスの形態が変化している 異業種の参入を容易にしている 例:車の業界に,電池や情報の業界が参入してきている コンビニエンスストアにおける情報の活用事例 企業の情報の価値 1. • • 経営資源:人・物・金・情報・知識・ブランド 企業の力や規模の尺度 • 従来:従業員数,資本金 現在:知識,情報 経営の意思決定のスピード 従来:経験,勘 現在:情報の経営への活用 バーコードによる販売業務の効率化 2. • データベース 商品名,価格,販売量,在庫数,など 販売データの活用 3. • • どのような客が,どのような買い物をしているか 何時,何を,どの商品と組合わせて購入しているか コンビニエンスストアにおける情報の活用事例 4. 戦略的な仕入れと発注管理 • 商品と販売個数の集計から,製造メーカへ適切な数量を発注できる • 商品の販売数量の時間的変化を分析して,戦略的な仕入れを可能として いる 5. 配送業務の効率化と在庫の削減 • 販売データは配送センタにおいて,各店舗に必要な商品が必要な量だけ 補填することを可能にした • 無駄な在庫が無くなり,保管スペースを小さくすることができ,店舗面積を 効果的に使用することを可能 • 関連して,商品購入資金の銀行からの借入金を減らすことが可能となった 6. POSシステムによる売上傾向分析 • 販売データの分析 店舗の立地ごとに,どのような客層が,どの時間帯に,どのような商品を購入 するか 分析結果を販売戦略に利用する 7. POSシステムとお弁当の販売 • 適切な販売数量の見積り • 刻々と変化する販売データを分析して,販売数量をタイムリーに予測する コンビニエンスストアにおける情報の活用事例 8. POSシステムの販売データと製造メーカの戦略的活用 • POSシステムの販売出たから顧客情報の分析 • 新しい商品企画へ反映 想定した顧客層 地域性 家族構成 9. POSシステムと広告戦略 • どのような客層が,どのような時間帯に,どのような店舗で購入するか • この客層が,どのようなTV番組を見ているのかを知ることは難しい • どの番組で広告したときが最も宣伝効果があったかを推測することは 可能 • 参考:認知インタフェース,認知型宣伝 コンビニエンスストアにおける情報の活用事例 10. POSシステムと通信ネットワーク POSシステムのデータをデータセンターへ送る業務専用通信回線 通信回線の活用による新しいビジネス • • 公共料金の振込み,銀行ATM,チケット購入,ゲームソフトの販売,など 11. コンビニエンスストアとネットショッピング • • 商品と現金の受け取りを実施できる 既に,販売・流通・決済の機能を備えるコンビニエンスストアの強み 12.コンビニエンスストアのPOSシステムの進化 • • 初期:在庫の縮小,レジの省力化,正確性,発注業務の省力化,など 現在:戦略的な店舗の棚割り,商品仕入れ,新商品開発,出店計画, など 顧客情報の活用 顧客情報 1. 商品をより戦略的に販売するために,商品を誰が購入したかを把握 することは極めて重要 消費者の好みや商品の多様化に対応する • • CRM (Customer Relationship Management) 2. 顧客情報を管理し経営戦略に生かすシステム 顧客情報は,ポイントカードの入会時のデータ(氏名,住所,電話,メ ールアドレス,生年月日,性別,など)や,購入商品履歴情報からなる 顧客に対する高付加価値のサービスの必要性 • • • • 販売店員がどのような顧客にどのような商品を紹介するかという戦略に 必要 顧客情報管理の重要性 顧客情報の活用 3. ポイントカードやメンバーズカード • • 販売店が顧客の情報を得る方法 POSシステムとは異なり,顧客情報と販売情報を同時に得ることが出 来る 4. 顧客情報の管理 • • • 従来,消費者と製造メーカとの間に販売店が存在していた ネット販売は,販売店が介在しないダイレクト販売 販売後,商品のオプションを効果的に販売できる CTI (Computer Telephony Integration) CTIとコールセンター 1. • • • 発信者番号通知サービスの利用 コールセンター側では,氏名・住所・過去の取引情報・過去の 対応状況が,即座に表示されて,高いサービスを提供する 例:ビザの宅配 • 2回目以降は何も聞かれずに,相手が特定される 例:コンピュータメーカのお客様相談口 過去の対応情報が残っているために,対応する技術者が異なっ ても情報が共有化されるので,過去の経緯を説明せずとも,サー ビスを受けることができる ワンツゥワンビジネス One To One 1. 消費者一人一人の趣向や要望に基づいて欲しい商品やサービスを個別に提 供するビジネス 販売店の持つ専門知識や最新情報により、消費者が好みに合った商品の紹 介を得る→付加価値 例:Webで酒類を販売 2. 注文履歴の活用 購買意欲を高める 例:ホテル 3. 過去のサービス内容の履歴から、客の嗜好やグレードに合わせたサービス提供 ビジネスモデル ビジネスモデルの構築 1. 現在のビジネスのやり方を見直して、無駄をなくす 従来とは異なるビジネスのやり方を考案することが重要 コンピュータやネットワークが有効に機能する ビジネスモデル特許 2. ビジネスモデルを特許化し、競争的優位を保つ ビジネスの発展を阻害する懸念もある 例:プライスライン 3. 逆オークションの類 ビジネス環境の変化 腕時計会社の競合会社 カラオケ店の競合会社 1. 2. 例:コンビニエンスストア 例:音楽CDショップ 例:MP3 3. 4. 5. 1. 2. 従来のビジネスの形態を示し、それがどのような理由で、どのように変化 しているのかをまとめる コンビニエンスストアのATM インターネット銀行 情報ビジネス 情報ビジネスの階層構造 1. 情報システムの利用者 オペレータ 情報システムの構築 データの管理 ハードウェア データウェアハウス 2. 大量のデータを管理するビジネス 複数の地域で管理 現在、企業及び国の施策の大きな項目になっている 情報ビジネス 情報システムの構築 1. システム構築 ソフトウェアハウス(SIer) コンサルティングビジネス ソフトウェア開発 プロジェクトマネージャ システムエンジニア ネットワークスペシャリスト データベーススペシャリスト システム監査 2. 企画当初に設定したシステムの目的・性能・セキュリティ等の条件を満たしてい るかの監査を行うビジネス 安全性・効率性・信頼性・可用性・機密性・有用性・戦略性等が対象 情報ビジネス データ入力代行業務 1. 情報システムへのデータ入力 情報検索サービス 2. 情報公開が進み、様々な情報を入手できる 必要な情報を見つけるためには技術・知識が要る リサーチャー その他の情報ビジネス 3. セキュリティ監視と対策
© Copyright 2024 Paperzz