学部のパンフレットをダウンロードする - 大阪大学人間科学研究科/人間

OSAKA
(人間科学部)
大阪モノレール
北千里
千里中央
十三
阪神本線
南茨木
門真市
淡路
大阪
(梅田)
中之島センター
西梅田
JR環状線
淀屋橋
京橋
北浜
天王寺
J
R
大
和
路
線
動物園前
天下茶屋
関西空港
近
鉄
南
大
阪
線
線
本
海
南
線
和
阪
R
J
泉佐野
近鉄奈良線
鶴橋
なんば
JR難波
地下鉄中央線
至奈良
森ノ宮
地下鉄
堺筋線
地下鉄
御堂筋線
地下鉄
四つ橋線
本町
北大阪急行線
モノレール
阪急電鉄
その他の私鉄
バス路線
茨木市
至京都
阪急神戸線
JR神戸線
山田 バス路線
阪急千里線
至神戸
柴原
千里中央
大阪空港
北大阪急行線
阪
急
江坂
宝
塚
線
JR山陽新幹線
新大阪
JR京都線
阪大病院前
茨木
線
都
京
急
阪
石橋
線
本
阪
京
至宝塚
豊中キャンパス 箕面キャンパス 吹田キャンパス
*バスいずれも
「阪大医学部前」下車徒歩約5分。
JR 新幹線
JR
御堂筋線
四つ橋線
堺筋線
中央線
■吹田キャンパスマップ
医学部附属病院
レーザー
エネルギー学
研究センター
阪大本部前 BUS
バス停
福利厚生棟
生命科学図書館
(食堂・文具・書籍)
医学部
医学科
阪大医学部
病院前バス停
生命機能
研究科
BUS
テニス
コート
正門
モノレール
阪大病院前駅
BUS
阪大医学部前
バス停
テニス
コート
事務局
ICホール
吹田学生センター
国際教育交流センター
コンベン
体育館
情報科学 ション
研究科 センター
SCHOOL
of
HUMAN
SCIENCES
大阪大学 人間科学部
■人間科学部へのアクセス
■大阪モノレール
「万博記念公園」
から彩都線
のりかえ
「阪大病院前」下車
徒歩約10分
■阪急電車千里線
北千里駅
(終点)
から
徒歩約25分
■地下鉄・北大阪急行線
千里中央駅
(終点)
から
阪急バスで
「阪大本部前」
または
「茨木美穂ヶ丘」行き約15分*
■阪急電車京都線
茨木市駅から近鉄バスで
「阪大本部前」行き約30分*
■JR東海道線
茨木駅から近鉄バスで
「阪大本部前」行き約20分*
UNIVERSITY
万博
外周
道路
人間科学部
大学院人間科学研究科
大阪大学 人間科学部
TEL. 06 - 6879 - 8012
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-2
【URL】 http://www.hus.osaka-u.ac.jp
発行日:2016年7月 発行者:国立大学法人 大阪大学人間科学部
2016
未 来 共 創 センターは
新しい 出 会 いをつくる
未来共創センターは、学生と教員が協働して、新しい
出会いを演出します。
私たちの人間科学部では、人間と人間が営む社会、
つまり、人の心と体と暮らしをさまざまな視点から見つ
め、課題を発見し、現場に寄り添って、多様な学問領
域を融合させながら探究し続けています。私たちの人
間科学部には実に多様な学問領域があります。人文
社会科学から理系分野まで40を超える学問領域を
専門とする教員とその指導のもとで学生が学んでいま
す。
ですから、例えば
「助ける」
という一つのキーワード
で、
異なる研究領域の人たちが集い、
それぞれの
「知」
を語り、新しい
「知」
を創造することが可能です。
まさに
共創です。新しい知を本として文章で表現したり、
セミ
ナーで対話したりと種々の表現方法で社会に発信し
ます。
異なる学問領域の人たちとの出会い、
さまざまな
市井の人たちとの出会いや対話は新しい力を生み出
し、身につけることにつながるはずです。
キーワードは
一つではありません。
「食べる」
「老いる」
「遊ぶ」
など多
種多様です。
未来共創センターでは、学生と教員の協働作業で、
本の出版、
シンポジウムやセミナー、
サイエンスカフェ
などを開催しながら、新しい出会いを演出します。皆さ
んの積極的な参加を待っています。
学 際 的な知 の 探 究 から、
実 践 性と国 際 性を備えた 人 材を
《 沿 革 》
養 成します 。
現場に寄り添う姿勢とグローバルな視 点を!
人間の社会と文化は驚くほど多様です。
また、
グローバ
ル化の時代といわれる現代では、社会と文化もおおきく
変動しています。
社会内部と、
異なる社会や文化のあい
だの摩擦や紛争も増大しています。
それでも、地球に住
んでいる私たちはすべて同じ人間であり、相互に理解
が可能なはずです。
日本で最初の
「人間科学」
の看板
を掲げた学部として、1972年に誕生した人間科学部
は、創設以来、現在に至るまで一貫して
「人間とはなに
か」
という課題を学際的に研究することを目指してきまし
た。
本学部の特徴は、
大学という制度の内部で学問的な真
理を探究するだけでなく、大学の外で、生身の生きた人
間とかかわることを求める、実践性を設立の当初から
モットーのひとつとして掲げてきたことにあります。
実践性
には、方法論としてのフィールドワークを重視するという
立場と、
人間としてのよりよいあり方を模索するという、
ふ
たつの側面があります。
さらに、本学部の教育と研究が
対象としているのは、
日本の国内に限らず、世界規模の
人間全体です。
それゆえに、
国際性もモットーとして掲げ
てきたのでした。
つまり、
人間科学部は、
「学際性」
「実践
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
性」および「国際性」
の三つを柱として研究と教育を推
進してきたのでした。
本学部は、人間科学をより一層展開するため、
この4月
に大規模な改組を実行しました。
従来の行動学科目、
社
会学科目、教育学科目及び学部英語コース
(人間科学
コース)
に加えて、共生学科目を新設しました。既存のグ
ローバル人間学科目は学年進行に伴い、
発展的に解消
することになります。
また、附属の未来共創センターも新
たに設置されました。
この新センターは、大学と社会とを
つなぐ結節点になるべきもので、学生の主体的な参加
が期待されています。
この新体制で私たちが目指してい
るのは、
日本でも、世界のどこでも、
自分の目で物事を見
定め、
自分の頭で考え、
さまざまな他者とコミュニケート
し、
自分の足で歩けるような人材の育成です。
こうした
「人間科学版グローバル人材」
は、究極的には人間が
人間らしく生きていくことのできる世界の創造に貢献して
くれるはずです。
こうした人材を輩出できるような、
教育と
研究の体制の構築を目指しているのです。
皆さんが、
この人間科学部の新たな挑戦に参加してく
ださることを願っています。
人 間 科 学 部とは
大阪大学人間科学部長
栗本 英世
人間科学部は人間についての理解を深
めるための学部です。人間はさまざまな側
面を持っています。人間は特定の文化や
社会の中で、
遊び、
学び、
悩み、
そして成長
します。人間の全体像は、
これらのさまざま
な側面を総合的に理解してはじめてとらえ
られます。人間科学部では、
自然科学的手
法、社会科学的手法、人文科学的手法を
はじめとする人間を理解するためのありと
あらゆる手法を縦横に用いて個々の側面
に接近します。
さらに、
それらの成果を総合
することによって、科学的な新しい人間観
を社会に示し、人間の現実的な生活をよ
り充実させることを目指しています。
人間に関わる問題を学習するために、
驚くほ
ど幅広いカリキュラムが用意されています。
人間に接近するためのさまざまな研究を紹
介する講義はもちろん、実験、社会調査、
フィールドワークを含めた学生参加型の授
業が多くあります。
たとえば、
動物の行動の
観察や異文化を研究するためのフィールド
ワーク、
あるいは、
コンピュータを中心とする情
報処理演習、
また、
自分の専攻や将来の進
路と関連した就業体験をするインターンシッ
プにも参加できます。
このように幅が広く、
行
きとどいたカリキュラムは少人数制を取る本
学部の特色でもあります。
もちろん、
各授業を
担当する教員は新しい研究成果を世界に
向かって発信し続けている第一線級の研
究者たちです。
1972年
日本で最初の人間科学部が大阪大学に
誕生。心理学・社会学・教育学3部門9講
座(学生定員100名)
でスタート。
1975年
人間科学部が吹田キャンパスに移転。
1976年
大学院修士課程開設。
(学生定員20名)
1978年
大学院博士課程開設。
(学生定員16名)
1980年
人間科学部に、附属比較行動実験施設
を設置。
1996年
ボランティア人間科学講座を設置し、1学
科7大講座に改組し、学生定員が130名
になる。3年生編入学を開始。
1997年
大学院において社会人入試を開始。
1999年
大学院に臨床心理学講座(臨床心理士
養成コース)
を新設。
2000年
大学院重点化の実施。
2007年
大阪大学と大阪外国語大学の統合に伴
い、
グローバル人間学専攻を設置。大学
院学生定員が修士89名、博士42名に増
加。
2011年
人間科学部に英語コースを開設、学生定
員137名に増加。
2016年
学部改組に伴い、
グローバル人間学科目
を発展的に解消し、行動学科目、社会学
科目、教育学科目、共生学科目の4学科
目、及び学部英語コース
(人間科学コー
ス)
に再編。未来共創センターを新設。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
未 来 共 創 センターは
新しい 出 会 いをつくる
未来共創センターは、学生と教員が協働して、新しい
出会いを演出します。
私たちの人間科学部では、人間と人間が営む社会、
つまり、人の心と体と暮らしをさまざまな視点から見つ
め、課題を発見し、現場に寄り添って、多様な学問領
域を融合させながら探究し続けています。私たちの人
間科学部には実に多様な学問領域があります。人文
社会科学から理系分野まで40を超える学問領域を
専門とする教員とその指導のもとで学生が学んでいま
す。
ですから、例えば
「助ける」
という一つのキーワード
で、
異なる研究領域の人たちが集い、
それぞれの
「知」
を語り、新しい
「知」
を創造することが可能です。
まさに
共創です。新しい知を本として文章で表現したり、
セミ
ナーで対話したりと種々の表現方法で社会に発信し
ます。
異なる学問領域の人たちとの出会い、
さまざまな
市井の人たちとの出会いや対話は新しい力を生み出
し、身につけることにつながるはずです。
キーワードは
一つではありません。
「食べる」
「老いる」
「遊ぶ」
など多
種多様です。
未来共創センターでは、学生と教員の協働作業で、
本の出版、
シンポジウムやセミナー、
サイエンスカフェ
などを開催しながら、新しい出会いを演出します。皆さ
んの積極的な参加を待っています。
学 際 的な知 の 探 究 から、
実 践 性と国 際 性を備えた 人 材を
《 沿 革 》
養 成します 。
現場に寄り添う姿勢とグローバルな視 点を!
人間の社会と文化は驚くほど多様です。
また、
グローバ
ル化の時代といわれる現代では、社会と文化もおおきく
変動しています。
社会内部と、
異なる社会や文化のあい
だの摩擦や紛争も増大しています。
それでも、地球に住
んでいる私たちはすべて同じ人間であり、相互に理解
が可能なはずです。
日本で最初の
「人間科学」
の看板
を掲げた学部として、1972年に誕生した人間科学部
は、創設以来、現在に至るまで一貫して
「人間とはなに
か」
という課題を学際的に研究することを目指してきまし
た。
本学部の特徴は、
大学という制度の内部で学問的な真
理を探究するだけでなく、大学の外で、生身の生きた人
間とかかわることを求める、実践性を設立の当初から
モットーのひとつとして掲げてきたことにあります。
実践性
には、方法論としてのフィールドワークを重視するという
立場と、
人間としてのよりよいあり方を模索するという、
ふ
たつの側面があります。
さらに、本学部の教育と研究が
対象としているのは、
日本の国内に限らず、世界規模の
人間全体です。
それゆえに、
国際性もモットーとして掲げ
てきたのでした。
つまり、
人間科学部は、
「学際性」
「実践
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
性」および「国際性」
の三つを柱として研究と教育を推
進してきたのでした。
本学部は、人間科学をより一層展開するため、
この4月
に大規模な改組を実行しました。
従来の行動学科目、
社
会学科目、教育学科目及び学部英語コース
(人間科学
コース)
に加えて、共生学科目を新設しました。既存のグ
ローバル人間学科目は学年進行に伴い、
発展的に解消
することになります。
また、附属の未来共創センターも新
たに設置されました。
この新センターは、大学と社会とを
つなぐ結節点になるべきもので、学生の主体的な参加
が期待されています。
この新体制で私たちが目指してい
るのは、
日本でも、世界のどこでも、
自分の目で物事を見
定め、
自分の頭で考え、
さまざまな他者とコミュニケート
し、
自分の足で歩けるような人材の育成です。
こうした
「人間科学版グローバル人材」
は、究極的には人間が
人間らしく生きていくことのできる世界の創造に貢献して
くれるはずです。
こうした人材を輩出できるような、
教育と
研究の体制の構築を目指しているのです。
皆さんが、
この人間科学部の新たな挑戦に参加してく
ださることを願っています。
人 間 科 学 部とは
大阪大学人間科学部長
栗本 英世
人間科学部は人間についての理解を深
めるための学部です。人間はさまざまな側
面を持っています。人間は特定の文化や
社会の中で、
遊び、
学び、
悩み、
そして成長
します。人間の全体像は、
これらのさまざま
な側面を総合的に理解してはじめてとらえ
られます。人間科学部では、
自然科学的手
法、社会科学的手法、人文科学的手法を
はじめとする人間を理解するためのありと
あらゆる手法を縦横に用いて個々の側面
に接近します。
さらに、
それらの成果を総合
することによって、科学的な新しい人間観
を社会に示し、人間の現実的な生活をよ
り充実させることを目指しています。
人間に関わる問題を学習するために、
驚くほ
ど幅広いカリキュラムが用意されています。
人間に接近するためのさまざまな研究を紹
介する講義はもちろん、実験、社会調査、
フィールドワークを含めた学生参加型の授
業が多くあります。
たとえば、
動物の行動の
観察や異文化を研究するためのフィールド
ワーク、
あるいは、
コンピュータを中心とする情
報処理演習、
また、
自分の専攻や将来の進
路と関連した就業体験をするインターンシッ
プにも参加できます。
このように幅が広く、
行
きとどいたカリキュラムは少人数制を取る本
学部の特色でもあります。
もちろん、
各授業を
担当する教員は新しい研究成果を世界に
向かって発信し続けている第一線級の研
究者たちです。
1972年
日本で最初の人間科学部が大阪大学に
誕生。心理学・社会学・教育学3部門9講
座(学生定員100名)
でスタート。
1975年
人間科学部が吹田キャンパスに移転。
1976年
大学院修士課程開設。
(学生定員20名)
1978年
大学院博士課程開設。
(学生定員16名)
1980年
人間科学部に、附属比較行動実験施設
を設置。
1996年
ボランティア人間科学講座を設置し、1学
科7大講座に改組し、学生定員が130名
になる。3年生編入学を開始。
1997年
大学院において社会人入試を開始。
1999年
大学院に臨床心理学講座(臨床心理士
養成コース)
を新設。
2000年
大学院重点化の実施。
2007年
大阪大学と大阪外国語大学の統合に伴
い、
グローバル人間学専攻を設置。大学
院学生定員が修士89名、博士42名に増
加。
2011年
人間科学部に英語コースを開設、学生定
員137名に増加。
2016年
学部改組に伴い、
グローバル人間学科目
を発展的に解消し、行動学科目、社会学
科目、教育学科目、共生学科目の4学科
目、及び学部英語コース
(人間科学コー
ス)
に再編。未来共創センターを新設。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
広い視野と深い探究心を養う、
4つの研究領域
細胞からグローバル社会まで、人間科学の守備範囲は限りなく広い。
何をどのような方法で研究するのか。自分の人間科学をクリエイトしよう。
1 年 生
1 年 生
共通教育/専門基礎教育
豊中キャンパス
入学後の1年半は、他学部の学生ととも
に、幅広い知識を身に付ける共通教育
を受けます。同時に人間科学の基礎と
なる知識を学び、
自分がどの学科目に
進んで研究していくのかを考えます。
こ
の間の主たる教育の場は、図書館や運
動施設、生協、食堂などの充実した豊
2 年 生
2 年 生
中キャンパスで、吹田の人間科学部で
の開講科目はほとんどありません。
専門教育
2年生の後半以降は、同じ学年の約140名が、4つの学科目に分かれて学んでいきます。学科目
は、
それぞれの学生の希望に従って決められます。主たる学業の場は、教員や大学院生が多い
吹田キャンパス
吹田キャンパスに移ります。
社会・文化・思想を学ぶなら
行 動 学 科目
P.05
現代人の行動を心理学・神経科学・生物学・統計学などの
「サイエンスの目」
を通して、実証的かつ総合的に探究します。
研究分野
● 比較発達心理学
● 応用認知心理学
● 行動生理学
● 社会心理学
● 行動統計科学
● 臨床死生学・老年行動学
● 生物人類学
● 環境行動学
● 比較行動学
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
教 育 学 科目
P.09
社会は単なる人の集まりではない特有の力を持っていま
す。制度や組織、文化、思想など社会のさまざまな側面
を、専門的な知識と技法で探究します。
人間が生涯にわたって成長・発達する道筋と、
それを支
える教育・学習環境について、
さまざまな専門分野から
多角的に探究します。
研究分野
研 究 分 野
共 生 学 科目
P.11
文化やアイデンティティの多元性を互いに認め合い、対
等な関係を築きながら、
ともに生きる
「共生」
という課題
に対する理論的・実践的解を探究します。
研 究 分 野
● 文化グループ
● 福祉社会グループ
● 臨床心理学
● 教育文化学
● 理論グループ
● 人類学グループ
● 教育心理学
● 教育制度学
● 調査グループ
● 現代人間学グループ
● 教育コミュニケーション学
● 生涯教育学
● 教育工学
● 教育社会学
● 安全行動学
卒業論文
P.07
今を学び新たな学問を構築する
● 共生の人間学
● 国際協力学
● 共生行動論
● 多文化共生学
● 共生社会論
● 地域創生論
● 共生教育論
● コンフリク
トと共生
4 年 生
4 年 生
● 基礎心理学
社 会 学 科目
人間形成や教育について学びたい人は
3 年 生
3 年 生
人とヒトの行動を科学する
● 教育人間学
全員が卒業論文を執筆します。
これまでに学んだ知識と研究の成果を、1人1本の独自の論文としてまとめます。
大学院進学者にとっては、本格的な研究の出発点でもあります。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
広い視野と深い探究心を養う、
4つの研究領域
細胞からグローバル社会まで、人間科学の守備範囲は限りなく広い。
何をどのような方法で研究するのか。自分の人間科学をクリエイトしよう。
1 年 生
1 年 生
共通教育/専門基礎教育
豊中キャンパス
入学後の1年半は、他学部の学生ととも
に、幅広い知識を身に付ける共通教育
を受けます。同時に人間科学の基礎と
なる知識を学び、
自分がどの学科目に
進んで研究していくのかを考えます。
こ
の間の主たる教育の場は、図書館や運
動施設、生協、食堂などの充実した豊
2 年 生
2 年 生
中キャンパスで、吹田の人間科学部で
の開講科目はほとんどありません。
専門教育
2年生の後半以降は、同じ学年の約140名が、4つの学科目に分かれて学んでいきます。学科目
は、
それぞれの学生の希望に従って決められます。主たる学業の場は、教員や大学院生が多い
吹田キャンパス
吹田キャンパスに移ります。
社会・文化・思想を学ぶなら
行 動 学 科目
P.05
現代人の行動を心理学・神経科学・生物学・統計学などの
「サイエンスの目」
を通して、実証的かつ総合的に探究します。
研究分野
● 比較発達心理学
● 応用認知心理学
● 行動生理学
● 社会心理学
● 行動統計科学
● 臨床死生学・老年行動学
● 生物人類学
● 環境行動学
● 比較行動学
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
教 育 学 科目
P.09
社会は単なる人の集まりではない特有の力を持っていま
す。制度や組織、文化、思想など社会のさまざまな側面
を、専門的な知識と技法で探究します。
人間が生涯にわたって成長・発達する道筋と、
それを支
える教育・学習環境について、
さまざまな専門分野から
多角的に探究します。
研究分野
研 究 分 野
共 生 学 科目
P.11
文化やアイデンティティの多元性を互いに認め合い、対
等な関係を築きながら、
ともに生きる
「共生」
という課題
に対する理論的・実践的解を探究します。
研 究 分 野
● 文化グループ
● 福祉社会グループ
● 臨床心理学
● 教育文化学
● 理論グループ
● 人類学グループ
● 教育心理学
● 教育制度学
● 調査グループ
● 現代人間学グループ
● 教育コミュニケーション学
● 生涯教育学
● 教育工学
● 教育社会学
● 安全行動学
卒業論文
P.07
今を学び新たな学問を構築する
● 共生の人間学
● 国際協力学
● 共生行動論
● 多文化共生学
● 共生社会論
● 地域創生論
● 共生教育論
● コンフリク
トと共生
4 年 生
4 年 生
● 基礎心理学
社 会 学 科目
人間形成や教育について学びたい人は
3 年 生
3 年 生
人とヒトの行動を科学する
● 教育人間学
全員が卒業論文を執筆します。
これまでに学んだ知識と研究の成果を、1人1本の独自の論文としてまとめます。
大学院進学者にとっては、本格的な研究の出発点でもあります。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
行 動学科目
「行動の科学」によって、
人間の「生」を実証的に明らかにする
人間の行動理解への学習プラン
金澤 忠博
先生
(比較発達心理学)
日常的場面での人間の
行動と認知を研究する
集団行動や群集行動の
ダイナミックス
の希望を基に所属する研究分野を決めます。
3年生か
らは、
所属研究分野で専門的な知識や研究方法の習
得を目指します。
心の仕組みの発達と
起源を探る
▶基礎心理学
▶応用認知心理学
▶社会心理学
▶比較発達心理学
実験を用いて、錯視、顔の知覚、運動知覚、
両眼立体視、視覚芸術などの知覚心理学
を心理物理学的方法で研究し、心的イメー
ジ、記憶、学習、思考と判断、意思決定、動
機づけ、感情、感性などを認知心理学的方
法で研究しています。脳波や自律神経系な
どの生理反応の測定も行います。
人間の行動の背後にある周囲の環境から
の情報の獲得と処理について、
さまざまな
認知心理学的手法を駆使して研究し、
日常
的場面での認知と行動の関連性を解明し
ます。
その知見をもとに、行動を支援する技
術の開発や改善を目指します。
集団による怠け、事件・事故発生時のマス
コミの非難対象の変遷など集団や群集の
負の側面に注目しています。人の本性は逆
境において露になることが考えられます。人
間のポジティブな側面を理解するためにも
ネガティブな側面を知ることは大切だと考え
ています。
アタッチメントと母子関係、遊び・ケンカ・思
いやりと仲間関係、思春期・青年期の心身
相関、共同注意や心の理論と自閉症、
など
さまざまなテーマに取り組み、心の仕組みと
起源に迫ります。
老いと死の問題に
科学の目で挑む
望ましい環境の
創造に向けて
実社会に活かせる
研究をする
心を数式で表して
解析する
心と体のはたらきを
脳からみる行動生理学
▶行動生理学
「食べること、
味わうこと」
を基本テーマに、
人
間行動の生物学的基盤を、
さまざまな神経
科学的方法を駆使して、
おもに動物を対象
とした実験により追究しています。特に最近
は、
脳内報酬系の機能に着目しています。
▶行動統計科学
物を動かすエネルギーは見えませんが、数式
で表せます。
それと同様に、
目に見えない心
と行動との関係を数式で表して、行動科学
データを分析するための統計解析法を開発
しています。
ヒトの行動の起源を探る
サルの中にヒトを見る
▶比較行動学
▶臨床死生学・老年行動学
▶環境行動学
▶安全行動学
▶生物人類学
人間が避けることのできない老いと死に関
連する研究テーマを、人の生涯を視野に入
れながら解明します。関連諸領域の研究者
や実務家との協働に基づく学際的アプロー
チをとるので、
チームワークが求められます。
わたしたちの身の回りからより広域にわたる
環境問題を対象として、人々が幸福な生活
を営んでゆく上で、望ましい環境のあり方を、
人間行動とのかかわりの観点から考えてい
きます。
日常生活や働く場面などにおける安全性
や快適性を阻害する問題について、
それ
をどうすれば解決できるかを心理学的に明
らかにし、
その結果を実社会に還元する研
究を行っています。
霊長類の運動器系・神経系などの比較機
能形態学的研究を行っています。
ヒトを含む
現生霊長類の行動研究をあわせて行う機
能的人類学の立場をとっており、現代人の
運動機能に関する働態学的研究も扱って
います。
行動学科目ホームページ 内容を実体験し、
実験・観察・調査・面接など多角的な
アプローチに触れていただきます。
その後で、
みなさん
行動学科目では、人間が種として、個体として、社会集団として、
それぞれの段階で示す行動をめぐって、その発現機構、起源、変容、多様性などを追究しています。
実験から行動観察まで多様な研究方法を用いて、真に科学的なアプローチを身に付けることができます。
心の情報処理の仕組と法則を
実験で解明する
2年生後半の実習科目で、
すべての研究分野の研究
「野生ニホンザル」
と
「動物園で暮らす野生
動物たち」
の行動観察を通して、生きものの
行動の不思議を明らかにしながら、
ヒトの理
解を目指します。
「 動物とヒトの関わり」
も探
究しています。
http://behavior.hus.osaka-u.ac.jp/
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
行 動学科目
「行動の科学」によって、
人間の「生」を実証的に明らかにする
人間の行動理解への学習プラン
金澤 忠博
先生
(比較発達心理学)
日常的場面での人間の
行動と認知を研究する
集団行動や群集行動の
ダイナミックス
の希望を基に所属する研究分野を決めます。
3年生か
らは、
所属研究分野で専門的な知識や研究方法の習
得を目指します。
心の仕組みの発達と
起源を探る
▶基礎心理学
▶応用認知心理学
▶社会心理学
▶比較発達心理学
実験を用いて、錯視、顔の知覚、運動知覚、
両眼立体視、視覚芸術などの知覚心理学
を心理物理学的方法で研究し、心的イメー
ジ、記憶、学習、思考と判断、意思決定、動
機づけ、感情、感性などを認知心理学的方
法で研究しています。脳波や自律神経系な
どの生理反応の測定も行います。
人間の行動の背後にある周囲の環境から
の情報の獲得と処理について、
さまざまな
認知心理学的手法を駆使して研究し、
日常
的場面での認知と行動の関連性を解明し
ます。
その知見をもとに、行動を支援する技
術の開発や改善を目指します。
集団による怠け、事件・事故発生時のマス
コミの非難対象の変遷など集団や群集の
負の側面に注目しています。人の本性は逆
境において露になることが考えられます。人
間のポジティブな側面を理解するためにも
ネガティブな側面を知ることは大切だと考え
ています。
アタッチメントと母子関係、遊び・ケンカ・思
いやりと仲間関係、思春期・青年期の心身
相関、共同注意や心の理論と自閉症、
など
さまざまなテーマに取り組み、心の仕組みと
起源に迫ります。
老いと死の問題に
科学の目で挑む
望ましい環境の
創造に向けて
実社会に活かせる
研究をする
心を数式で表して
解析する
心と体のはたらきを
脳からみる行動生理学
▶行動生理学
「食べること、
味わうこと」
を基本テーマに、
人
間行動の生物学的基盤を、
さまざまな神経
科学的方法を駆使して、
おもに動物を対象
とした実験により追究しています。特に最近
は、
脳内報酬系の機能に着目しています。
▶行動統計科学
物を動かすエネルギーは見えませんが、数式
で表せます。
それと同様に、
目に見えない心
と行動との関係を数式で表して、行動科学
データを分析するための統計解析法を開発
しています。
ヒトの行動の起源を探る
サルの中にヒトを見る
▶比較行動学
▶臨床死生学・老年行動学
▶環境行動学
▶安全行動学
▶生物人類学
人間が避けることのできない老いと死に関
連する研究テーマを、人の生涯を視野に入
れながら解明します。関連諸領域の研究者
や実務家との協働に基づく学際的アプロー
チをとるので、
チームワークが求められます。
わたしたちの身の回りからより広域にわたる
環境問題を対象として、人々が幸福な生活
を営んでゆく上で、望ましい環境のあり方を、
人間行動とのかかわりの観点から考えてい
きます。
日常生活や働く場面などにおける安全性
や快適性を阻害する問題について、
それ
をどうすれば解決できるかを心理学的に明
らかにし、
その結果を実社会に還元する研
究を行っています。
霊長類の運動器系・神経系などの比較機
能形態学的研究を行っています。
ヒトを含む
現生霊長類の行動研究をあわせて行う機
能的人類学の立場をとっており、現代人の
運動機能に関する働態学的研究も扱って
います。
行動学科目ホームページ 内容を実体験し、
実験・観察・調査・面接など多角的な
アプローチに触れていただきます。
その後で、
みなさん
行動学科目では、人間が種として、個体として、社会集団として、
それぞれの段階で示す行動をめぐって、その発現機構、起源、変容、多様性などを追究しています。
実験から行動観察まで多様な研究方法を用いて、真に科学的なアプローチを身に付けることができます。
心の情報処理の仕組と法則を
実験で解明する
2年生後半の実習科目で、
すべての研究分野の研究
「野生ニホンザル」
と
「動物園で暮らす野生
動物たち」
の行動観察を通して、生きものの
行動の不思議を明らかにしながら、
ヒトの理
解を目指します。
「 動物とヒトの関わり」
も探
究しています。
http://behavior.hus.osaka-u.ac.jp/
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
社 会学科目
人間が社会をつくり、社会が人間をつくる
これまでの卒業論文のテーマ
わたしたちは社会について研究しています。歴史上の思想、人と人とを繋ぐコミュニケーション、
統計にあらわれるデータ、
より良い生活を目指す福祉、地球上のさまざまな文化、
そして「人間とは何か」
を問う哲学、それらの視点から研究をしています。
●
現代日本における占い
とは何か
●「女子力」
●
鉄道旅行の民族誌
●
ペットと家族
● ゾンビ論
●
学歴達成における出身階層の
●
時間について
影響力の変容
●
九鬼周造の他者論
●
古着屋の人類学的研究
● 日本的経営における長時間労働
牟田 和恵 先生
(文化グループ)
▶ 文 化グ ル ー プ
理論を通して人間を見る
▶ 理 論グ ル ー プ
データを通して人間を見る
▶ 調 査グ ル ー プ
● 日本競馬の考察
● ソーシャルメディア利用と日本文化
●
コミュニケーションを通して人間を見る
これまでの卒業論文のテーマ
高齢者の社会貢献意識と
を通じた人間の知覚
●「見たて」
シュヴェントカー
ヴォルフガング先生
ボランティア活動
●
信仰心がもたらす共同性のあり方
●
第二の近代における公共性
福祉を通して人間を見る
▶福祉社会グループ
文化を通して人間を見る
(現代人間学グループ)
哲学を通して人間を見る
▶ 人 類 学グ ル ー プ
▶ 現代人間学グループ
インドネシア・ジャワ島の人形劇
新ルーヴァンカトリック大学若手研究者とのワークショップ 2016年4月
文化グループは、社会学的な観点からさ
理 論グループは、社 会 学 理 論および 社
わたしたちはアンケート調査やインタビュー
福祉グループは、
さまざまな社会制度(社会
人類学グループは、理論とフィールドワー
現代人間学グループは、現代社会の諸
まざまな文 化 現 象とコミュニケーション・
会学思想の観点から、社会のさまざまな
調査などのさまざまなデータを用いて、社
保障制度、家族、市場、市民社会など)
が
クを通じて人間と文化の問題を扱います。
問 題を哲 学から取り組んでいきます。科
社会関係を研究します。研究対象には、
面について研究を進めています。18世紀
会のかたちを調べています。
この分野では
互いに関係し合うシステムとしてどのように
とりわけ、
グローバリゼーションの時代とし
学の哲学、自然や生命、芸術や医療、
そ
ポピュラー音 楽や 広 告などのサブカル
末に社会学が誕生して以来、展開されて
特に社会調査などの大規模なデータを解
私たちの生活の質に影響するのか、
またど
て現代を捉え、
その中における文化の役
して政 治や歴 史 、諸 文 明の交 流といっ
チャーも含まれますし、科学技術、医療、
きた社 会 学 理 論の検 討を出発 点にしな
析し、社 会 全 体を広い視 野で客 観 的で
のようなシステムが望ましいのかについて考
割を国際的視野で解明しようとしていま
たさまざまなトピックを扱います。
ときには
家庭と職場、
ジェンダー、
セクシュアリティ
がら、今日の社会現象を分析する研究分
科学的に捉えることに力を入れています。
えます。医療、介護や保育に対して家族が
す。儀礼、神話について研究するだけでな
自然 科 学や 医 学など他 領 域 の 研 究 者
など、幅 広い領 域を扱います。研 究のア
野です。特にグローバル化と個人化、国
そのため社会調査士の資格を取る学生
責任を持つべきなのか、市場で購入すべき
く、
わたしたちは、現代社会における技術
や実 践 者のもとでフィールドワークを行
プローチにも、
メディア論、
フェミニズム、
民国 家と市民権 、N G O / N P Oの活 動 、
が最も多い分野です。
なのか、
あるいは政府が保証するべきなの
の問題、紛争の問題をも研究対象として、
い、あるいは共同作業をする新しい形の
社会史、国際比較など、多彩な理論と方
2 1 世 紀 社 会における公 共 性 、移 民 問
研究の対象は、職業・家族・政治・宗教・
か。
「働かざる者食うべからず」
という考え方
文化について考えています。
哲学研究を提案しています。
法が用いられます。そのような領 域 横 断
題、
リスク社会、格差社会など、現代社会
教育・文化・福祉など幅広く、
それぞれの
は正しいのか。諸外国との比較や現代社
がかかえる問題を幅広く考察していくこと
学生の関心に合った対象を見つけること
会の変化と照らし合わせて今後のあるべき
を主眼としています。
ができます。
姿を考えます。
性がこのグループの特徴です。
文 化グループ の 授 業
理 論グループ の 授 業
調 査グループ の 授 業
福祉社会グループの授業
人類学グループの授業
現代 人 間 学グループの授 業
● メディア技術と社会
● 19世紀社会学の展開
● 社会調査設計と実施方法
● 社会福祉の国際比較
● グローバル化とコンフリクト
● 科学哲学入門 ● <家族>を超える社会学
● 第二次大戦後から今日までの社会学理論
● 学歴社会の社会意識論
● 福祉国家の発展と変容
● 芸術・ゲーム・文化
● 認知システムと社会
●「ジェンダー」
でよむ社会
● 社会システムの構造と変動
● 宗教を理解する
● NPOと福祉のまちづくり
● 人類学と国際協力
● 言語哲学
● 仕事と家庭の両立問題:
● 第二の近代における公共性
● 宗教における社会調査データの
● スウェーデンの福祉システム
●「みんぱく」
をフィールドワークする
● 近代化とはどのようなものか
● グローバル化と社会政策
● 科学技術と文化
● 空間と建築と環境
● 社会的排除と社会的包摂
● 先住民文化の保存と継承
● 精神分析と言語の現象学
● 社会保障を支える思想
● 未来の民族誌
● マックス・ウェーバーと同時代人
● 福祉社会とボランティア
● 芸術・身体表象・ジェンダー表現
● 賭博の哲学
日米比較を手がかりに
● メディア・コミュニケーションと関係性の変容
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
● グローバル化と移民問題
● 国際社会学
収集方法と分析方法
● 調査データの解析実習
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
社 会学科目
人間が社会をつくり、社会が人間をつくる
これまでの卒業論文のテーマ
わたしたちは社会について研究しています。歴史上の思想、人と人とを繋ぐコミュニケーション、
統計にあらわれるデータ、
より良い生活を目指す福祉、地球上のさまざまな文化、
そして「人間とは何か」
を問う哲学、それらの視点から研究をしています。
●
現代日本における占い
とは何か
●「女子力」
●
鉄道旅行の民族誌
●
ペットと家族
● ゾンビ論
●
学歴達成における出身階層の
●
時間について
影響力の変容
●
九鬼周造の他者論
●
古着屋の人類学的研究
● 日本的経営における長時間労働
牟田 和恵 先生
(文化グループ)
▶ 文 化グ ル ー プ
理論を通して人間を見る
▶ 理 論グ ル ー プ
データを通して人間を見る
▶ 調 査グ ル ー プ
● 日本競馬の考察
● ソーシャルメディア利用と日本文化
●
コミュニケーションを通して人間を見る
これまでの卒業論文のテーマ
高齢者の社会貢献意識と
を通じた人間の知覚
●「見たて」
シュヴェントカー
ヴォルフガング先生
ボランティア活動
●
信仰心がもたらす共同性のあり方
●
第二の近代における公共性
福祉を通して人間を見る
▶福祉社会グループ
文化を通して人間を見る
(現代人間学グループ)
哲学を通して人間を見る
▶ 人 類 学グ ル ー プ
▶ 現代人間学グループ
インドネシア・ジャワ島の人形劇
新ルーヴァンカトリック大学若手研究者とのワークショップ 2016年4月
文化グループは、社会学的な観点からさ
理 論グループは、社 会 学 理 論および 社
わたしたちはアンケート調査やインタビュー
福祉グループは、
さまざまな社会制度(社会
人類学グループは、理論とフィールドワー
現代人間学グループは、現代社会の諸
まざまな文 化 現 象とコミュニケーション・
会学思想の観点から、社会のさまざまな
調査などのさまざまなデータを用いて、社
保障制度、家族、市場、市民社会など)
が
クを通じて人間と文化の問題を扱います。
問 題を哲 学から取り組んでいきます。科
社会関係を研究します。研究対象には、
面について研究を進めています。18世紀
会のかたちを調べています。
この分野では
互いに関係し合うシステムとしてどのように
とりわけ、
グローバリゼーションの時代とし
学の哲学、自然や生命、芸術や医療、
そ
ポピュラー音 楽や 広 告などのサブカル
末に社会学が誕生して以来、展開されて
特に社会調査などの大規模なデータを解
私たちの生活の質に影響するのか、
またど
て現代を捉え、
その中における文化の役
して政 治や歴 史 、諸 文 明の交 流といっ
チャーも含まれますし、科学技術、医療、
きた社 会 学 理 論の検 討を出発 点にしな
析し、社 会 全 体を広い視 野で客 観 的で
のようなシステムが望ましいのかについて考
割を国際的視野で解明しようとしていま
たさまざまなトピックを扱います。
ときには
家庭と職場、
ジェンダー、
セクシュアリティ
がら、今日の社会現象を分析する研究分
科学的に捉えることに力を入れています。
えます。医療、介護や保育に対して家族が
す。儀礼、神話について研究するだけでな
自然 科 学や 医 学など他 領 域 の 研 究 者
など、幅 広い領 域を扱います。研 究のア
野です。特にグローバル化と個人化、国
そのため社会調査士の資格を取る学生
責任を持つべきなのか、市場で購入すべき
く、
わたしたちは、現代社会における技術
や実 践 者のもとでフィールドワークを行
プローチにも、
メディア論、
フェミニズム、
民国 家と市民権 、N G O / N P Oの活 動 、
が最も多い分野です。
なのか、
あるいは政府が保証するべきなの
の問題、紛争の問題をも研究対象として、
い、あるいは共同作業をする新しい形の
社会史、国際比較など、多彩な理論と方
2 1 世 紀 社 会における公 共 性 、移 民 問
研究の対象は、職業・家族・政治・宗教・
か。
「働かざる者食うべからず」
という考え方
文化について考えています。
哲学研究を提案しています。
法が用いられます。そのような領 域 横 断
題、
リスク社会、格差社会など、現代社会
教育・文化・福祉など幅広く、
それぞれの
は正しいのか。諸外国との比較や現代社
がかかえる問題を幅広く考察していくこと
学生の関心に合った対象を見つけること
会の変化と照らし合わせて今後のあるべき
を主眼としています。
ができます。
姿を考えます。
性がこのグループの特徴です。
文 化グループ の 授 業
理 論グループ の 授 業
調 査グループ の 授 業
福祉社会グループの授業
人類学グループの授業
現代 人 間 学グループの授 業
● メディア技術と社会
● 19世紀社会学の展開
● 社会調査設計と実施方法
● 社会福祉の国際比較
● グローバル化とコンフリクト
● 科学哲学入門 ● <家族>を超える社会学
● 第二次大戦後から今日までの社会学理論
● 学歴社会の社会意識論
● 福祉国家の発展と変容
● 芸術・ゲーム・文化
● 認知システムと社会
●「ジェンダー」
でよむ社会
● 社会システムの構造と変動
● 宗教を理解する
● NPOと福祉のまちづくり
● 人類学と国際協力
● 言語哲学
● 仕事と家庭の両立問題:
● 第二の近代における公共性
● 宗教における社会調査データの
● スウェーデンの福祉システム
●「みんぱく」
をフィールドワークする
● 近代化とはどのようなものか
● グローバル化と社会政策
● 科学技術と文化
● 空間と建築と環境
● 社会的排除と社会的包摂
● 先住民文化の保存と継承
● 精神分析と言語の現象学
● 社会保障を支える思想
● 未来の民族誌
● マックス・ウェーバーと同時代人
● 福祉社会とボランティア
● 芸術・身体表象・ジェンダー表現
● 賭博の哲学
日米比較を手がかりに
● メディア・コミュニケーションと関係性の変容
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
● グローバル化と移民問題
● 国際社会学
収集方法と分析方法
● 調査データの解析実習
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
教 育学科目
人間形成と教育を科学的に探究する
教育学科目では、幼児期から老年期まで、人間の生涯にわたっての成
ていた時には、
国語・社会・理科・体育
めぐる現象は複雑で多岐にわたりますが、教育学科目に属する研究分
といったように、
教育学は幅広い分野を
野では、
そこに主として2つの方向からアプローチします。
1つは、現場で
教育学科目では、人間が生涯にわたって成長・発達する道筋と、それを支える教育・
学習環境のあり方を、
さまざまな専門分野から多角的に探究しています。
扱うものだと思っていました。阪大の人
の実践を中心に据えて臨床的な経験知を蓄積していくアプローチ。
これ
間科学に来て20年目。人間科学として
は人間形成をいわばミクロな視点でとらえようとするものです。
もう1つは、
社会環境との相互作用を見出し理論構築をしていくアプローチで、
こち
らは人間形成をマクロな視点から理解する試みと言えます。
の教育科学が横よりもはるかに奥が深
小野田 正利 先生
いものだということを実感しています。
そ
(教育制度学)
の奥深さを、私たちといっしょに学びま
社 会調 査 データや統 計 資 料から
実証的にアプローチします
民主的で公正な社会を
実現することは、
生涯教
育の基本的課題です。
本分野では、生涯教育
についてさまざまな角度
からアプローチします
が、特に平等の実現や
不平等の是正という観
点から研究を行います。
教育社会学
一人ひとりが充 実した人生を
送るための生涯 教 育
マクロ
子どもの 成 長 発 達に
資するための
「学校」
の
なりたちや仕組みと問
題点を、法律学、政治
学 、経 済 学 、社 会 学 、
経営学、心理学、福祉
学などの多様な視点か
らとらえ、改善や改良の
ためのさまざまな方策を
考えます。
生涯教育学
学 校現 場に元 気と自 信を
教育文化とは、教育に
関する価値観、慣習、
制度などの総体のこと
です。
本分野では、
学校
や地域などの教育の場
に関わりつつ、教育文
化の生成・変容の過程
を明らかにし、
より良い
教育文化を構築する方
策を探ります。
教育制度学
文 化としての教 育を考える
日々の教 育 実 践が 教
育実践であるために従
わなければならない行為
の規則。
日々の教育実
践によって維持され作り
かえられていく行為の規
則。
いわば教育という行
為の文法。
これを解明
することがわたしたちの
課題です。
教育文化学
行 為を
﹁教育﹂
と呼んでいるのだろう?
わたしたちはそもそもどのような
例えばインターネットや
電子教科書は教育に
何をもたらすのでしょう。
情 報 技 術によって急
変する社 会 環 境に対
応しつつ、
しかし翻弄さ
れることなく、人間を中
心においたより良い教
育方法のあり方を探究
します。
教育人間学
テクノロジーから教 育の
未 来を構 想する
教育コミュニケーション学
分野では、人間の認知
特性を把握した上で、合
理的・創造的思考支援
のためのコミュニケーショ
ンを科学的に追究してお
り、認知心理学的な実証
研究から学習・教育に関
わる開発研究までの広い
範囲をカバーしています。
教 育工学
人間のコミュニケーションと思考を探究する
人 間 形 成 をマクロな
視 点 から 解 明 す る
社会における個人の発
達、つまずきとその回復
について実践的研究を
行います。情緒性・社会
性の発達に即した行動
変 化 のための 教 育 心
理 学 的 働きかけと、成
長を支える環境や体制
をどのように作っていく
のかが課題です。
教 育コミュニ
ケ ー ション 学
学びの場を作ろう、
活かそう
教育心理学
多 様な観 点から臨床 実 践と
研 究に触れる
人 間 形 成 をミクロな
視 点 から 解 明 す る
臨床心理学
ミクロ
せんか。
臨床心理学研究分野
はさまざまな心理的問
題の発生過程と克服
過程について、
あるい
はその本質や関連領
域との接点について多
様な観 点から実 践 的
研究を進めています。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
かつて私が教員養成系大学に勤務し
長、発達、学びにまつわる諸問題に取り組みます。
このような人間形成を
学校化社会と呼ばれる
現代では、社会生活の
多様な側面に教育が
関わりをもっています。
教 育 社 会 学の面白さ
は、社会科学の視点か
ら、
そうした教育と社会
の関係を広く、
また深く
解明していくところにあ
ります。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
教 育学科目
人間形成と教育を科学的に探究する
教育学科目では、幼児期から老年期まで、人間の生涯にわたっての成
ていた時には、
国語・社会・理科・体育
めぐる現象は複雑で多岐にわたりますが、教育学科目に属する研究分
といったように、
教育学は幅広い分野を
野では、
そこに主として2つの方向からアプローチします。
1つは、現場で
教育学科目では、人間が生涯にわたって成長・発達する道筋と、それを支える教育・
学習環境のあり方を、
さまざまな専門分野から多角的に探究しています。
扱うものだと思っていました。阪大の人
の実践を中心に据えて臨床的な経験知を蓄積していくアプローチ。
これ
間科学に来て20年目。人間科学として
は人間形成をいわばミクロな視点でとらえようとするものです。
もう1つは、
社会環境との相互作用を見出し理論構築をしていくアプローチで、
こち
らは人間形成をマクロな視点から理解する試みと言えます。
の教育科学が横よりもはるかに奥が深
小野田 正利 先生
いものだということを実感しています。
そ
(教育制度学)
の奥深さを、私たちといっしょに学びま
社 会調 査 データや統 計 資 料から
実証的にアプローチします
民主的で公正な社会を
実現することは、
生涯教
育の基本的課題です。
本分野では、生涯教育
についてさまざまな角度
からアプローチします
が、特に平等の実現や
不平等の是正という観
点から研究を行います。
教育社会学
一人ひとりが充 実した人生を
送るための生涯 教 育
マクロ
子どもの 成 長 発 達に
資するための
「学校」
の
なりたちや仕組みと問
題点を、法律学、政治
学 、経 済 学 、社 会 学 、
経営学、心理学、福祉
学などの多様な視点か
らとらえ、改善や改良の
ためのさまざまな方策を
考えます。
生涯教育学
学 校現 場に元 気と自 信を
教育文化とは、教育に
関する価値観、慣習、
制度などの総体のこと
です。
本分野では、
学校
や地域などの教育の場
に関わりつつ、教育文
化の生成・変容の過程
を明らかにし、
より良い
教育文化を構築する方
策を探ります。
教育制度学
文 化としての教 育を考える
日々の教 育 実 践が 教
育実践であるために従
わなければならない行為
の規則。
日々の教育実
践によって維持され作り
かえられていく行為の規
則。
いわば教育という行
為の文法。
これを解明
することがわたしたちの
課題です。
教育文化学
行 為を
﹁教育﹂
と呼んでいるのだろう?
わたしたちはそもそもどのような
例えばインターネットや
電子教科書は教育に
何をもたらすのでしょう。
情 報 技 術によって急
変する社 会 環 境に対
応しつつ、
しかし翻弄さ
れることなく、人間を中
心においたより良い教
育方法のあり方を探究
します。
教育人間学
テクノロジーから教 育の
未 来を構 想する
教育コミュニケーション学
分野では、人間の認知
特性を把握した上で、合
理的・創造的思考支援
のためのコミュニケーショ
ンを科学的に追究してお
り、認知心理学的な実証
研究から学習・教育に関
わる開発研究までの広い
範囲をカバーしています。
教 育工学
人間のコミュニケーションと思考を探究する
人 間 形 成 をマクロな
視 点 から 解 明 す る
社会における個人の発
達、つまずきとその回復
について実践的研究を
行います。情緒性・社会
性の発達に即した行動
変 化 のための 教 育 心
理 学 的 働きかけと、成
長を支える環境や体制
をどのように作っていく
のかが課題です。
教 育コミュニ
ケ ー ション 学
学びの場を作ろう、
活かそう
教育心理学
多 様な観 点から臨床 実 践と
研 究に触れる
人 間 形 成 をミクロな
視 点 から 解 明 す る
臨床心理学
ミクロ
せんか。
臨床心理学研究分野
はさまざまな心理的問
題の発生過程と克服
過程について、
あるい
はその本質や関連領
域との接点について多
様な観 点から実 践 的
研究を進めています。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
かつて私が教員養成系大学に勤務し
長、発達、学びにまつわる諸問題に取り組みます。
このような人間形成を
学校化社会と呼ばれる
現代では、社会生活の
多様な側面に教育が
関わりをもっています。
教 育 社 会 学の面白さ
は、社会科学の視点か
ら、
そうした教育と社会
の関係を広く、
また深く
解明していくところにあ
ります。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
共 生学科目
「多元性を互いに認め合い、対等な関係を
築きながら、
ともに生きる」実践と研究
共 生とは、
「 民 族 、言 語 、宗 教 、国 籍 、地 域 、ジェン
ダー・セクシュアリティ、世代、病気・障がい等をふくむ、
さまざまな違いを有する人々が、それぞれの文化やア
イデンティティの多元性を互いに認め合い、対等な関
係を築きながら、
ともに生きる」ことを意味します。
共生学科目の使命は、人間科学部が蓄積してきた教
育・研究活動の成果を土台として、一方では「人間が
人間らしく生きる」
とはどういうことかという原点に立ち
返り、他方では21世紀のグローバル社会の状況を反
映した、
「共生学」を構築することです。そして、新た
な学問を構築する営為を続けつつ、私たち全員が直
面している「 共 生 」という重 大な課 題に対する理 論
的・実践的解を、
アクティブに探究・案出できる人材の
養成をめざします。
未 来 共 生 学 講 座
現代社会のさまざまな人権・差別問題やその他の共生にかかわる諸問題に対して、
過去の現実を踏まえたうえで、
共通の未来に向けた斬新な共生モデルの構築をめざします。
▶共生の人間学
▶共生行動論
共生のフィロソフィーを探る
多様な言動が交差する現場から
共 生のメチエに対して必 要な哲
災害、高齢社会、多言語多文化
学的・思想的な基盤を、臨床や教
地 域 形 成などの現 場に赴き、現
育を含めた幅広い視点から、実践
への提言も含めて探ります。
場の当事者とともに実践を重ね、
共生の人間学の教員の著書
▶共生社会論
共生社会作りの教育課題を探求
多様な人的・社会的資産を認め
中 等・高 等 教 育 段 階を対 象に、
合い、協働することで社会的諸課
フォーマルとインフォーマルの両面
題を解決、共生社会の構築にむ
けた理論・方法論を探究します。
岩手県野田村仮設住宅での足湯
▶共生教育論
多様性に基づいた支え合う社会へ
共生学の
領域
現場に届く研究を進めます。
から、特に広義の共生 社 会に向
教員とゼミ生の集い
けての教育課題を探究します。
ゼミでの発表の様子
グ ロ ー バ ル 共 生 学 講 座
世界のさまざまな国と地域の「現場」における、
対立と共生をめぐるローカルな実践に注目しつつ、
グローバルな視点から共生のあり方を探究します。
▶国際協力学
▶多文化共生学
健康や教育、貧困問題と向き合う
Subjectivityの歴史と現在
途上国の開発課題について、
人び
歴史学と人類学の対話から多様な
との暮らしに寄り添いながら、教育
主体性と内在する他者性を、身体
学、国際保健医療学、人類学など
に基づく学際的な研究を進めます。
やジェンダー、中 国 系 の 移 動 、
ケニアの小学生への聞き取り調査
▶地域創生論
グローバルな世界を地域研究から
コンフリクトから共生を模索する
健康、福祉、食、環境、災害などの
人類のコンフリクト
(紛争、葛藤、
テーマを取り上げ、理論と実践、言
摩 擦 、利 害 対 立 )
を人 類 学や動
クにもとづく実証研究を行います。
香港北角、移住者の暮らし方の一つ
▶コンフリクトと共生
語運用能力をいかしたフィールドワー
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
Sinicization等の現象にとらえる。
物行動学に基づいて考察し、
その
被災したカンタベリー大聖堂広場
先にある共生を検討します。
儀礼における攻撃行動。南スーダン
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
共 生学科目
「多元性を互いに認め合い、対等な関係を
築きながら、
ともに生きる」実践と研究
共 生とは、
「 民 族 、言 語 、宗 教 、国 籍 、地 域 、ジェン
ダー・セクシュアリティ、世代、病気・障がい等をふくむ、
さまざまな違いを有する人々が、それぞれの文化やア
イデンティティの多元性を互いに認め合い、対等な関
係を築きながら、
ともに生きる」ことを意味します。
共生学科目の使命は、人間科学部が蓄積してきた教
育・研究活動の成果を土台として、一方では「人間が
人間らしく生きる」
とはどういうことかという原点に立ち
返り、他方では21世紀のグローバル社会の状況を反
映した、
「共生学」を構築することです。そして、新た
な学問を構築する営為を続けつつ、私たち全員が直
面している「 共 生 」という重 大な課 題に対する理 論
的・実践的解を、
アクティブに探究・案出できる人材の
養成をめざします。
未 来 共 生 学 講 座
現代社会のさまざまな人権・差別問題やその他の共生にかかわる諸問題に対して、
過去の現実を踏まえたうえで、
共通の未来に向けた斬新な共生モデルの構築をめざします。
▶共生の人間学
▶共生行動論
共生のフィロソフィーを探る
多様な言動が交差する現場から
共 生のメチエに対して必 要な哲
災害、高齢社会、多言語多文化
学的・思想的な基盤を、臨床や教
地 域 形 成などの現 場に赴き、現
育を含めた幅広い視点から、実践
への提言も含めて探ります。
場の当事者とともに実践を重ね、
共生の人間学の教員の著書
▶共生社会論
共生社会作りの教育課題を探求
多様な人的・社会的資産を認め
中 等・高 等 教 育 段 階を対 象に、
合い、協働することで社会的諸課
フォーマルとインフォーマルの両面
題を解決、共生社会の構築にむ
けた理論・方法論を探究します。
岩手県野田村仮設住宅での足湯
▶共生教育論
多様性に基づいた支え合う社会へ
共生学の
領域
現場に届く研究を進めます。
から、特に広義の共生 社 会に向
教員とゼミ生の集い
けての教育課題を探究します。
ゼミでの発表の様子
グ ロ ー バ ル 共 生 学 講 座
世界のさまざまな国と地域の「現場」における、
対立と共生をめぐるローカルな実践に注目しつつ、
グローバルな視点から共生のあり方を探究します。
▶国際協力学
▶多文化共生学
健康や教育、貧困問題と向き合う
Subjectivityの歴史と現在
途上国の開発課題について、
人び
歴史学と人類学の対話から多様な
との暮らしに寄り添いながら、教育
主体性と内在する他者性を、身体
学、国際保健医療学、人類学など
に基づく学際的な研究を進めます。
やジェンダー、中 国 系 の 移 動 、
ケニアの小学生への聞き取り調査
▶地域創生論
グローバルな世界を地域研究から
コンフリクトから共生を模索する
健康、福祉、食、環境、災害などの
人類のコンフリクト
(紛争、葛藤、
テーマを取り上げ、理論と実践、言
摩 擦 、利 害 対 立 )
を人 類 学や動
クにもとづく実証研究を行います。
香港北角、移住者の暮らし方の一つ
▶コンフリクトと共生
語運用能力をいかしたフィールドワー
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
Sinicization等の現象にとらえる。
物行動学に基づいて考察し、
その
被災したカンタベリー大聖堂広場
先にある共生を検討します。
儀礼における攻撃行動。南スーダン
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
キャンパスライフ
学生生活や研究活動をサポートするため、図書室やITの環境を整備し、安全管理や健康相談の充実を
図っています。2011年、2012年の2年をかけて本館の改修工事を行いました。
2013年春からは模様替えが終わった新しい人間科学部で学生生活を送っています。
図書室
リフレッシュル ーム
人間科学部の図書室には、和洋合わせて約5万6千冊の
図書が収められています。
その内容は、人間科学部の学際
的な性格を反映して、
自然科学、社会科学、人文科学と多
彩です。
また、約600タイトルの定期刊行物を受け入れ中
です。大阪大学全体では約392万冊もの蔵書があります
が、
こうした資料を取り寄せるサービスも利用することができ
ます。1万5千タイトル以上の電子ジャーナル、7千タイトル
以上の電子ブックの利用も可能です。
本館2階と3階に学生の
集いの場としてリフレッ
テニスコート
人間科学部の建物のすぐ近くに学生用テ
ニスコート
(2面)
があります。
シュルームがあります。飲
料 の 自 動 販 売 機 やコ
ピー機を備えており、友人
たちとの語らいや自習の
場として利用できます。
本学部の図書室では、
ほとんどの蔵書が自由開架式となっ
ていますので、書架の間を歩いて今まで知らなかった知の
世界に触れてみてください。
楠 本 賞・人 間 科 学 部 賞
サイバ ーメディア 室
「楠本賞」
は大阪大学第2代総長であった楠本長三郎先生の名
を冠したもので、大阪大学の各学部・学科の優秀な卒業生に授
サイバーメディア室では、専門の職員が常駐し、
ネットワークや IT 活
与されます。
用に関する相談に応じています。
また、人間科学部・研究科の学生
「人間科学部賞」
は行動、社会、教育、共生の各学科目の優秀な卒
なら誰でも使うことができる学習用パソコンと、大阪大学情報教育シ
業生1名に授与されます。毎年、卒業式当日に、人間科学部で卒業
ステムの分散端末を設置した計算機室を運営しています。公式ホー
生、教員が出席して、授与式が開催されます。
ムページでは、広報委員会と連携して人間科学部・研究科の研究
内容等についての情報を常時発信しています。
▶http://cmo.hus.osaka-u.ac.jp/
インターナショナル・カフェ
安 全 衛 生 推進室「リスクのくすり」
健康相談
安全衛生推進室は、安全かつ衛生的な教育・研
保健センターが豊中・吹田・箕面の3キャン
究環境の整備や、
その仕組みづくりのために設置
パスに設置されています。定期的な健康診
されました。人間科学部が独自で作成した安全衛
断の他に、救急措置や疾病治療の指導が
生マニュアル
「リスクのくすり」
を用いた安全教育、
受けられます。
また、悩みごとについての相談
外部講師を招いての講演会、室員による建物内
を受け、助言や指導を行うために、学生相談
巡視などを通して、大学生活における安全衛生の
室が3キャンパスに設けられています。
“インターナショナル・カフェ”
という名称の交流スペースが本館1
階にあります。学生達の休憩や昼食時などの憩いの場としてだ
けではなく、情報交換、語学やさまざまな学術向上の場、留学
生を含む異文化交流の場として利用できるよう、学生や教職員
に幅広く開放しています。
このスペースを利用した楽しいイベン
トや勉強会など、
さまざまな活動が企画・開催されています。
維持向上を推進しています。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
キャンパスライフ
学生生活や研究活動をサポートするため、図書室やITの環境を整備し、安全管理や健康相談の充実を
図っています。2011年、2012年の2年をかけて本館の改修工事を行いました。
2013年春からは模様替えが終わった新しい人間科学部で学生生活を送っています。
図書室
リフレッシュル ーム
人間科学部の図書室には、和洋合わせて約5万6千冊の
図書が収められています。
その内容は、人間科学部の学際
的な性格を反映して、
自然科学、社会科学、人文科学と多
彩です。
また、約600タイトルの定期刊行物を受け入れ中
です。大阪大学全体では約392万冊もの蔵書があります
が、
こうした資料を取り寄せるサービスも利用することができ
ます。1万5千タイトル以上の電子ジャーナル、7千タイトル
以上の電子ブックの利用も可能です。
本館2階と3階に学生の
集いの場としてリフレッ
テニスコート
人間科学部の建物のすぐ近くに学生用テ
ニスコート
(2面)
があります。
シュルームがあります。飲
料 の 自 動 販 売 機 やコ
ピー機を備えており、友人
たちとの語らいや自習の
場として利用できます。
本学部の図書室では、
ほとんどの蔵書が自由開架式となっ
ていますので、書架の間を歩いて今まで知らなかった知の
世界に触れてみてください。
楠 本 賞・人 間 科 学 部 賞
サイバ ーメディア 室
「楠本賞」
は大阪大学第2代総長であった楠本長三郎先生の名
を冠したもので、大阪大学の各学部・学科の優秀な卒業生に授
サイバーメディア室では、専門の職員が常駐し、
ネットワークや IT 活
与されます。
用に関する相談に応じています。
また、人間科学部・研究科の学生
「人間科学部賞」
は行動、社会、教育、共生の各学科目の優秀な卒
なら誰でも使うことができる学習用パソコンと、大阪大学情報教育シ
業生1名に授与されます。毎年、卒業式当日に、人間科学部で卒業
ステムの分散端末を設置した計算機室を運営しています。公式ホー
生、教員が出席して、授与式が開催されます。
ムページでは、広報委員会と連携して人間科学部・研究科の研究
内容等についての情報を常時発信しています。
▶http://cmo.hus.osaka-u.ac.jp/
インターナショナル・カフェ
安 全 衛 生 推進室「リスクのくすり」
健康相談
安全衛生推進室は、安全かつ衛生的な教育・研
保健センターが豊中・吹田・箕面の3キャン
究環境の整備や、
その仕組みづくりのために設置
パスに設置されています。定期的な健康診
されました。人間科学部が独自で作成した安全衛
断の他に、救急措置や疾病治療の指導が
生マニュアル
「リスクのくすり」
を用いた安全教育、
受けられます。
また、悩みごとについての相談
外部講師を招いての講演会、室員による建物内
を受け、助言や指導を行うために、学生相談
巡視などを通して、大学生活における安全衛生の
室が3キャンパスに設けられています。
“インターナショナル・カフェ”
という名称の交流スペースが本館1
階にあります。学生達の休憩や昼食時などの憩いの場としてだ
けではなく、情報交換、語学やさまざまな学術向上の場、留学
生を含む異文化交流の場として利用できるよう、学生や教職員
に幅広く開放しています。
このスペースを利用した楽しいイベン
トや勉強会など、
さまざまな活動が企画・開催されています。
維持向上を推進しています。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
留学 Q & A
世 界 に 広 が る学 びと文 化 交 流 のフィー ルド
留 学・国 際 交 流
Q 留学って
どれくらい行くの?
A
人間科学部には数多くの留学生や留学経験者が在籍しています。
グローバルな人間を目指して充実した大学生活を送りましょう。
デンマーク王国
コペンハーゲン大学
国際交流室とは?
国際交流や留学を奨励・推進するための組織で
す。海外への留学を希望する学生に対して情報
提供や相談などのサービスを提供したり、海外か
らの留学生に対して、生活、教育、研究に関する
きめ細やかなサポート体制で支援を行っています。
また、国際交流のための各種イベントを企画・開
催し、大学生活を楽しく充実して過ごせるよう支援
しています。
フィンランド共和国
国際交流室スタッフ
オーボアカデミー大学
ロシア連邦
スウェーデン王国
スウェーデン王立工科大学
サンクトペテルブルク大学
モンゴル国
カナダ
モンゴル国立大学
中華人民共和国
オランダ王国
清華大学
北京大学 他
グローニンゲン大学 他
連合王国(英国)
ブリティッシュ・コロンビア大学
マギル大学
トロント大学
マックスター大学
Q 留学先って
どうやって選ぶの?
A
アメリカ合衆国
シェフィールド大学
ノッティンガム大学 他
カリフォルニア大学
ワシントン大学
テキサスA&M大学 他
ベルギー王国
大学が提供する留学の期間は3週間
ぐらいのものから半年、
1年間などさまざ
まです。
まずは夏休み中に実施される3
週間の短期プログラムに参加してみ
て、
その後1年間の交換留学にチャレ
ンジすることもできます。
大阪大学は交換留学ができる大学間
交流協定校が100校以上あります。
ま
た、人間科学部の交流大学も数校あ
ります。海外で何を学びたいか、
どんな
ことにチャレンジしたいか相談しながら
選ぶことができます。
大韓民国
ルーヴァン
カトリック大学
延世大学校
ソウル大学校
釜山大学校 他
Q 留学先の
メキシコ合衆国
スペイン
台湾
マドリッドアウトノマ大学 他
メキシコ国立自治大学
授業料って高くない?
A
国立台湾大学 他
ペルー共和国
ローマ教皇庁立ペルー・
カトリック大学
ハンガリー
フランス共和国
ピエール・マリー・キュリー大学
(パリ第6大学)他
スイス連邦
スイス連邦工科大学
ローザンヌ校
ドイツ連邦共和国
ビーレフェルト大学
エトヴェシュ・ロラーンド大学
フィリピン共和国
オーストリア
共和国
Q 留学時に取得した
フィリピン国立大学 他
単位互換はできますか?
ウィーン大学
A
ベトナム社会主義共和国
タイ王国
チュラロンコン大学
マヒドン大学 他
ハノイ国家大学
オーストラリア連邦
オーストラリア国立大学
アデレード大学
モナシュ大学 他
大阪大学が交流協定を
結んでいる世界の大学(例)
インドネシア共和国
バンドン工科大学
ガジャマダ大学
交換留学であれば、大阪大学に授業料
を納めれば留学先の授業料を支払う必
要はありません。授業料の高いイギリス
やアメリカの大学でも心配ありません。
ブラジル連邦共和国
サンパウロ大学
留学先から帰国した学生の多くが単位
互換の申請を行っています。大阪大学
が主催する語学研修プログラムでは予
め単位が付与されているものもあります。
Q 留学しても
4年で卒業できますか?
A
オープンキャンパス
問題ありません。多くの学生が休学せ
ず4年で卒業しています。
留学経験者による発表
人 間 科 学 部 が 交 流 協 定を結 んでいる 大 学 部 局( 例 )
リンネ大学 ▼
社会福祉学部(スウェーデン王国)
◀
北京第二外国語学院
日本語学部
(中華人民共和国)
Tea Party
国際交流室が主催する国際交流パーティ
▲南デンマーク大学
人文学部
(デンマーク王国)
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
◀
パリ・ディドロ大学
(フランス共和国)
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
留学 Q & A
世 界 に 広 が る学 びと文 化 交 流 のフィー ルド
留 学・国 際 交 流
Q 留学って
どれくらい行くの?
A
人間科学部には数多くの留学生や留学経験者が在籍しています。
グローバルな人間を目指して充実した大学生活を送りましょう。
デンマーク王国
コペンハーゲン大学
国際交流室とは?
国際交流や留学を奨励・推進するための組織で
す。海外への留学を希望する学生に対して情報
提供や相談などのサービスを提供したり、海外か
らの留学生に対して、生活、教育、研究に関する
きめ細やかなサポート体制で支援を行っています。
また、国際交流のための各種イベントを企画・開
催し、大学生活を楽しく充実して過ごせるよう支援
しています。
フィンランド共和国
国際交流室スタッフ
オーボアカデミー大学
ロシア連邦
スウェーデン王国
スウェーデン王立工科大学
サンクトペテルブルク大学
モンゴル国
カナダ
モンゴル国立大学
中華人民共和国
オランダ王国
清華大学
北京大学 他
グローニンゲン大学 他
連合王国(英国)
ブリティッシュ・コロンビア大学
マギル大学
トロント大学
マックスター大学
Q 留学先って
どうやって選ぶの?
A
アメリカ合衆国
シェフィールド大学
ノッティンガム大学 他
カリフォルニア大学
ワシントン大学
テキサスA&M大学 他
ベルギー王国
大学が提供する留学の期間は3週間
ぐらいのものから半年、
1年間などさまざ
まです。
まずは夏休み中に実施される3
週間の短期プログラムに参加してみ
て、
その後1年間の交換留学にチャレ
ンジすることもできます。
大阪大学は交換留学ができる大学間
交流協定校が100校以上あります。
ま
た、人間科学部の交流大学も数校あ
ります。海外で何を学びたいか、
どんな
ことにチャレンジしたいか相談しながら
選ぶことができます。
大韓民国
ルーヴァン
カトリック大学
延世大学校
ソウル大学校
釜山大学校 他
Q 留学先の
メキシコ合衆国
スペイン
台湾
マドリッドアウトノマ大学 他
メキシコ国立自治大学
授業料って高くない?
A
国立台湾大学 他
ペルー共和国
ローマ教皇庁立ペルー・
カトリック大学
ハンガリー
フランス共和国
ピエール・マリー・キュリー大学
(パリ第6大学)他
スイス連邦
スイス連邦工科大学
ローザンヌ校
ドイツ連邦共和国
ビーレフェルト大学
エトヴェシュ・ロラーンド大学
フィリピン共和国
オーストリア
共和国
Q 留学時に取得した
フィリピン国立大学 他
単位互換はできますか?
ウィーン大学
A
ベトナム社会主義共和国
タイ王国
チュラロンコン大学
マヒドン大学 他
ハノイ国家大学
オーストラリア連邦
オーストラリア国立大学
アデレード大学
モナシュ大学 他
大阪大学が交流協定を
結んでいる世界の大学(例)
インドネシア共和国
バンドン工科大学
ガジャマダ大学
交換留学であれば、大阪大学に授業料
を納めれば留学先の授業料を支払う必
要はありません。授業料の高いイギリス
やアメリカの大学でも心配ありません。
ブラジル連邦共和国
サンパウロ大学
留学先から帰国した学生の多くが単位
互換の申請を行っています。大阪大学
が主催する語学研修プログラムでは予
め単位が付与されているものもあります。
Q 留学しても
4年で卒業できますか?
A
オープンキャンパス
問題ありません。多くの学生が休学せ
ず4年で卒業しています。
留学経験者による発表
人 間 科 学 部 が 交 流 協 定を結 んでいる 大 学 部 局( 例 )
リンネ大学 ▼
社会福祉学部(スウェーデン王国)
◀
北京第二外国語学院
日本語学部
(中華人民共和国)
Tea Party
国際交流室が主催する国際交流パーティ
▲南デンマーク大学
人文学部
(デンマーク王国)
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
◀
パリ・ディドロ大学
(フランス共和国)
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
学生サポート
就職・進学支援
人間科学部では、学生の皆さんを、学習面、
進路面、生活面といったさまざまな形で支援しています。
豊かで充実した学生生活を送ることができるように、
また、研究・学習環境が少しでも良くなるように、
いつでも気軽に利用できる相談窓口として、
専任教員が在室している学生支援室を設置しています。
学生支援室では、就職活動を行う学生を支援しています。
就職関連のガイダンスの開催や情報の提供、公務員試験情報の提供、
関連書籍やDVDの貸出、履歴書の無償配布、卒業生との連携、相談などを行っています。
また、人間科学部や大学院への進学(転編入を含む)、他学部・他大学への編入や
大学院進学についての情報の提供や相談なども行っています。
インターンシップ実習
キャリア 形 成 支 援
就 職活 動ガイダンス
■ 学生生活に関する相談窓口
学生支援室で受け付ける各種相談
生活上の諸問題に関する相談
(ハラスメント問題を含む)
学生支援室で利用できるもの
就職・進学・進路・公務員試験等
各関連文献(閲覧・貸し出し可)
就職に関する相談
就職関連情報(会社案内・求人案内)
進学に関する相談
卒業生リスト
進路に関する相談
大学院関連情報(大学院案内・募集要項)
インターンシップに関する相談
インターンシップ関連情報
卒業生訪問や卒業生との連携に関する相談
履歴書(無償配布)
民間企業、非営利団体、官公庁へのイ
キャリアデザインの授業を通して、
また、
人間科学部独自のガイダンスを開催し
ンターンシップ参加を支援しています。
進路や就職相談を通して、
キャリアにつ
ています。
規定の手順に従い、単位として取得す
いて考える機会を提供し、
そのキャリア
ることも可能です。
実現に向けて、
サポートを行っています。
取 得できる資 格・免 許
卒 業 生 の 進 路(平成2 5 年 度∼平 成 2 7 年 度 )
● 中学校教諭一種免許状(社会科)
● 高等学校教諭一種免許状(地理歴史、公民)
● 社会教育主事…社会教育、生涯教育の企画立案などを
行う教育公務員です。
● 認定心理士…心理学の基礎知識・基礎技術を習得したと認定された
人のことです。
● 社会調査士…社会調査の基礎能力を有する専門家です。
● 臨床心理士…大学院を修了し、心理テストや心理カウンセリングを行
う心理職専門家です。
進 路
例年、卒業生の2割程度が大学院に進学し、
5∼6割程度が
民間企業に就職、
1割程度が公務員になっています。
その他
教員
5.3%
1.9%
公務員
8.4%
大学院
進学
26.0%
企業・団体
58.4%
相談はいつでも受け付けています。予約は不要ですので、お気軽にお越しください。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
<平成27年度卒業生の進路内訳>
● 農業・林業/西垣林業
● 建設不動産業/大和ハウス工業、大和ライフネクスト、一条工務店、
イオンモール、
ザイマックスビルマネジメント、
ジェイアール西日本不動産開発
● 製造業
〈食品・飲料等〉
伊藤園、
UCC上島珈琲、
アサヒ飲料、
サントリーホールディングス、
伊藤ハム 他
〈印刷・製本等〉JR西日本あいウィル
〈化学工業等〉
カネカ、
クラレ、旭化成、三菱樹脂、住友ゴム工業、
出光興産、第一三共 他
〈鉄鋼・機械等〉
アイシン精機、山本金属製作所、中西金属工業、
マキタ、
ダイキン工業、
川崎重工業、
日立造船 他
〈電気・情報機器等〉
バンダイナムコゲームス、京セラ、
日立製作所、
NEC、
パナソニック、
ブラザー工業、三菱電機、
日本I
BM、
日本信号、富士通 他
〈他の製造業〉
トヨタ自動車、今治造船、
日産自動車、
ミズノ、
ライオン、旭硝子、任天堂 他
● 電気・ガス・水道業/エア・ウォーター、関西電力、
九州電力、大阪ガス
● 情報通信業/NTTデータ、
NTTドコモ、
サイバーエージェント、
ドワンゴ、熊本日日新聞社、
世界思想社教学社、西日本新聞社、朝日新聞社、帝国データバンク、
日本総合研究所、
毎日新聞社、
KDDI、
NTT西日本、
シティコム、
ソフトバンク、
ソフトバンクモバイル、
ソリトンシステムズ、学研プラス、京信システムサービス、関西テレビ、東京スポーツ新聞社、
日本放送協会(NHK)、
日立ソリューションズ、毎日放送、
NTTラーニングシステムズ、
クラシエホールディングス、
マッキンゼー・アンド・カンパニー、
ネオマーケティング、
富士通総合研究所 他
● 運輸/JAL、
JR西日本、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、阪急電鉄、西日本高速道路、
南海電気鉄道、
日本郵船 他
日鉄住金物産、
● 卸売・小売業/伊藤忠商事、丸紅、住友商事、小林産業、
セブン‐イレブン・ジャパン、
ニトリ、阪急阪神百貨店、西松屋チェーン、髙島屋、
イオンリテール、
ゲオホールディングス、
パル、
ライフコーポレーション 他
● 金融・保険業/あおぞら銀行、
かんぽ生命保険、
ジェーシービー、
みずほ銀行、
りそなホールディングス、伊予銀行、関西アーバン銀行、紀陽銀行、京都銀行、
三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、山陰合同銀行、商工組合中央金庫、池田泉州銀行、
イオンクレジットサービス、
ソニー損害保険、愛媛銀行、千葉興業銀行、京都信用金庫、
三井住友ファイナンス&リース、三井住友海上火災保険、三井住友信託銀行、
西日本建設業保証、静岡銀行、大和証券、明治安田生命保険、
アフラック、
朝日生命保険、明治安田生命保険 他
● サービス/日本総合研究所、阪大微生物病研究会、電力中央研究所、
NTTデータ関西、
シティコム、電通、野村総合研究所、
NTTコムウェア、
インテージ、
サイボウズ、
ニッセイ情報テクノロジー、
ノバシステム、三菱電機エンジニアリング、
新日鉄住金ソリューションズ、
日本ユニシス、
JTB西日本、
ロイヤルホテル、京都吉兆、
山の上ホテル、
JTB中部、
リクルートキャリア、大広、Cygames、
キョードー大阪、
セプテーニホールディングス、楽天、
ウィルグループ、
コーエーテクモホールディングス、
I.S.コンサルティング、
インテージ、地域ブランディング研究所、
リクルート、
ワークスアプリケーションズ 他
● 医療・福祉/国立病院機構近畿グループ
● 教育/大学職員
(国立・市立)、教員
(公立・市立)、
アップ、
ベネッセコーポレーション、
新学社、代々木ゼミナール、LITALICO、
こうゆう、
さなる九州、
トライグループ、
日本公文教育研究会、
ユーデック、
日本漢字能力検定協会、成基、類グループ 他
● 公務
〈国家〉横浜家庭裁判所、外務省、環境省、矯正局(法務省)、近畿地方整備局、
近畿中部防衛局、厚生労働省、国土交通省、裁判所事務官、大阪家庭裁判所、
大阪入国管理局、東京家庭裁判所
〈地方〉県庁・市役所、教育委員会多数
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
学生サポート
就職・進学支援
人間科学部では、学生の皆さんを、学習面、
進路面、生活面といったさまざまな形で支援しています。
豊かで充実した学生生活を送ることができるように、
また、研究・学習環境が少しでも良くなるように、
いつでも気軽に利用できる相談窓口として、
専任教員が在室している学生支援室を設置しています。
学生支援室では、就職活動を行う学生を支援しています。
就職関連のガイダンスの開催や情報の提供、公務員試験情報の提供、
関連書籍やDVDの貸出、履歴書の無償配布、卒業生との連携、相談などを行っています。
また、人間科学部や大学院への進学(転編入を含む)、他学部・他大学への編入や
大学院進学についての情報の提供や相談なども行っています。
インターンシップ実習
キャリア 形 成 支 援
就 職活 動ガイダンス
■ 学生生活に関する相談窓口
学生支援室で受け付ける各種相談
生活上の諸問題に関する相談
(ハラスメント問題を含む)
学生支援室で利用できるもの
就職・進学・進路・公務員試験等
各関連文献(閲覧・貸し出し可)
就職に関する相談
就職関連情報(会社案内・求人案内)
進学に関する相談
卒業生リスト
進路に関する相談
大学院関連情報(大学院案内・募集要項)
インターンシップに関する相談
インターンシップ関連情報
卒業生訪問や卒業生との連携に関する相談
履歴書(無償配布)
民間企業、非営利団体、官公庁へのイ
キャリアデザインの授業を通して、
また、
人間科学部独自のガイダンスを開催し
ンターンシップ参加を支援しています。
進路や就職相談を通して、
キャリアにつ
ています。
規定の手順に従い、単位として取得す
いて考える機会を提供し、
そのキャリア
ることも可能です。
実現に向けて、
サポートを行っています。
取 得できる資 格・免 許
卒 業 生 の 進 路(平成2 5 年 度∼平 成 2 7 年 度 )
● 中学校教諭一種免許状(社会科)
● 高等学校教諭一種免許状(地理歴史、公民)
● 社会教育主事…社会教育、生涯教育の企画立案などを
行う教育公務員です。
● 認定心理士…心理学の基礎知識・基礎技術を習得したと認定された
人のことです。
● 社会調査士…社会調査の基礎能力を有する専門家です。
● 臨床心理士…大学院を修了し、心理テストや心理カウンセリングを行
う心理職専門家です。
進 路
例年、卒業生の2割程度が大学院に進学し、
5∼6割程度が
民間企業に就職、
1割程度が公務員になっています。
その他
教員
5.3%
1.9%
公務員
8.4%
大学院
進学
26.0%
企業・団体
58.4%
相談はいつでも受け付けています。予約は不要ですので、お気軽にお越しください。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
<平成27年度卒業生の進路内訳>
● 農業・林業/西垣林業
● 建設不動産業/大和ハウス工業、大和ライフネクスト、一条工務店、
イオンモール、
ザイマックスビルマネジメント、
ジェイアール西日本不動産開発
● 製造業
〈食品・飲料等〉
伊藤園、
UCC上島珈琲、
アサヒ飲料、
サントリーホールディングス、
伊藤ハム 他
〈印刷・製本等〉JR西日本あいウィル
〈化学工業等〉
カネカ、
クラレ、旭化成、三菱樹脂、住友ゴム工業、
出光興産、第一三共 他
〈鉄鋼・機械等〉
アイシン精機、山本金属製作所、中西金属工業、
マキタ、
ダイキン工業、
川崎重工業、
日立造船 他
〈電気・情報機器等〉
バンダイナムコゲームス、京セラ、
日立製作所、
NEC、
パナソニック、
ブラザー工業、三菱電機、
日本I
BM、
日本信号、富士通 他
〈他の製造業〉
トヨタ自動車、今治造船、
日産自動車、
ミズノ、
ライオン、旭硝子、任天堂 他
● 電気・ガス・水道業/エア・ウォーター、関西電力、
九州電力、大阪ガス
● 情報通信業/NTTデータ、
NTTドコモ、
サイバーエージェント、
ドワンゴ、熊本日日新聞社、
世界思想社教学社、西日本新聞社、朝日新聞社、帝国データバンク、
日本総合研究所、
毎日新聞社、
KDDI、
NTT西日本、
シティコム、
ソフトバンク、
ソフトバンクモバイル、
ソリトンシステムズ、学研プラス、京信システムサービス、関西テレビ、東京スポーツ新聞社、
日本放送協会(NHK)、
日立ソリューションズ、毎日放送、
NTTラーニングシステムズ、
クラシエホールディングス、
マッキンゼー・アンド・カンパニー、
ネオマーケティング、
富士通総合研究所 他
● 運輸/JAL、
JR西日本、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、阪急電鉄、西日本高速道路、
南海電気鉄道、
日本郵船 他
日鉄住金物産、
● 卸売・小売業/伊藤忠商事、丸紅、住友商事、小林産業、
セブン‐イレブン・ジャパン、
ニトリ、阪急阪神百貨店、西松屋チェーン、髙島屋、
イオンリテール、
ゲオホールディングス、
パル、
ライフコーポレーション 他
● 金融・保険業/あおぞら銀行、
かんぽ生命保険、
ジェーシービー、
みずほ銀行、
りそなホールディングス、伊予銀行、関西アーバン銀行、紀陽銀行、京都銀行、
三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、山陰合同銀行、商工組合中央金庫、池田泉州銀行、
イオンクレジットサービス、
ソニー損害保険、愛媛銀行、千葉興業銀行、京都信用金庫、
三井住友ファイナンス&リース、三井住友海上火災保険、三井住友信託銀行、
西日本建設業保証、静岡銀行、大和証券、明治安田生命保険、
アフラック、
朝日生命保険、明治安田生命保険 他
● サービス/日本総合研究所、阪大微生物病研究会、電力中央研究所、
NTTデータ関西、
シティコム、電通、野村総合研究所、
NTTコムウェア、
インテージ、
サイボウズ、
ニッセイ情報テクノロジー、
ノバシステム、三菱電機エンジニアリング、
新日鉄住金ソリューションズ、
日本ユニシス、
JTB西日本、
ロイヤルホテル、京都吉兆、
山の上ホテル、
JTB中部、
リクルートキャリア、大広、Cygames、
キョードー大阪、
セプテーニホールディングス、楽天、
ウィルグループ、
コーエーテクモホールディングス、
I.S.コンサルティング、
インテージ、地域ブランディング研究所、
リクルート、
ワークスアプリケーションズ 他
● 医療・福祉/国立病院機構近畿グループ
● 教育/大学職員
(国立・市立)、教員
(公立・市立)、
アップ、
ベネッセコーポレーション、
新学社、代々木ゼミナール、LITALICO、
こうゆう、
さなる九州、
トライグループ、
日本公文教育研究会、
ユーデック、
日本漢字能力検定協会、成基、類グループ 他
● 公務
〈国家〉横浜家庭裁判所、外務省、環境省、矯正局(法務省)、近畿地方整備局、
近畿中部防衛局、厚生労働省、国土交通省、裁判所事務官、大阪家庭裁判所、
大阪入国管理局、東京家庭裁判所
〈地方〉県庁・市役所、教育委員会多数
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
地 域と関 わる
世 界とつながる国際教育
学外活動
人間科学部には、留学生を中心とする日本の普通高等学校以外の教育課程修了者を対象とした学位コースがあります。
このコースは文部科学省が推進していた国際化拠点整備事業(大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業)により
設置されました。多くの授業を英語で開講するとともに、国際教育の推進に先駆的に取り組んでいます。
人間科学部・人間科学研究科での教育・研究の成果を社会に還元するために、
学生や教員が社会に出かけて、
さまざまな取り組みを行っています。
社会と触れ、関わることで、実践力が養成され、新たな気づき、知の発見にも結び付きます。
▶「学部英語コース人間科学コース」科目を履修してみよう
公開講座
高校生への授業
「障がい児・者のこころと体をはぐくむ臨床動作法」
の公開講座
高校からの依頼に応え、
人間科学部の教員が高校に出むいて、
を行っています。人間科学部で毎月1回土曜日に心身に障がい
大学での講義内容に近い授業をします。
高校生の学びや進路選
バルな時代を生きるために必要な知識とスキルを身に付けることを目指す「Global Citizenship」、およ
を持つ子どもや成人、
それに障がい児教育の専門家、臨床心理
択に貢献します。
また人間科学部に来られる高校生のみなさんに
び批判的・多文化的観点から日本や日本文化、
日本と世界との関係を考える
「Contemporary
士や学生ボランティアがと
向け、教員が人間科学部の全
Japan」
の2つの専攻から構成されています。
コース生以外の人間科学部の学生も、英語力など必要
もに臨床動作法を実践し
体紹介や模擬授業も行ってい
な条件を満たせば同コースの授業を受講することができますので、ぜひチャレンジしてください。
学ぶ講座です。心身の緊
ます。8月のオープンキャンパス
張を取りながら、身体感覚
の折には、
すべての学科目から
を通したコミュニケーション
提供される授業を体験いただ
を促進し、
こころと体の成
けます。
このコースの名称は
「Human Sciences International Undergraduate Degree Program」
(学部
英語コース人間科学コース)
です。同コースは現代社会が直面するさまざまな問題を考察し、
グロー
▶「学内留学」できる時代!
世界各国で活躍してきた教員による英語での授業を受けられることは、
このコー
スの最大の特徴です。授業ではインタラクティヴな教育方法が活用され、受講生
全員がディスカッションに参加できる体制になっています。国際色豊かなコース生
とともに学ぶ教室はまさに
「学内留学」状態。学生の皆さんにとって大いに刺激に
なることでしょう。今、
日本の多くの
企業が、高度な英語能力を備え、
ものごとをグローバルな視野でとら
えることのできる人材を求めていま
す。
自分の専門分野の知識を深め
つつ、
これらの授業に積極的に参
加して、国際社会で活躍できる力
をぜひ身に付けてください。
長をはかります。
学部英語コース人間科学コース科目
(一部)
基礎的なスキルを学ぶ授業
● Academic Writing
● Presentation Skills
● Quantitative Research Methods
● Qualitative Research Methods
Global Citizenship・Contemporary Japan 関連授業
● Gender and Education
● Sociology of Migraition
● Seminar in International Labor Theory
● Issues in Anthropology
● Diplomacy, Economics and Politics in Japan
● Psychology of Perception and Cognition
● Popular Culture in Japan
● Food, Culture and Society
▶多彩な教員チームが待っています!
【Global Citizenship専攻】
【Contemporary Japan専攻】
CAVALIERE Paola (日本学)
もっと
「学部英語コース人間科学コース」
について知りたい人はホームページへ!
http://g30.hus.osaka-u.ac.jp
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
高校生への模擬授業
臨床動作法を指導する井村先生(中央)
ボランティア 活 動
社会支援活動
災害が救援から復旧、復興へと移行するにつれて、災害ボラン
教員は研究の一環として、現代社会に根ざした社会支援
ティアの活動も変化します。2004年新潟県中越地震で被災さ
活動を行っています。たとえば稲場先生は、研究と社会実
れた小千谷市塩谷集落では、
田植えを通じて、多くの人びとと交
践の接続につとめており、東日本大震災の直後には、その
流をはかりながら復興を目
(htt
活動を発展させて、宗教者災害救援ネットワークと 新潟県小千谷市塩谷集落での
田植えの手伝い
(中央は渥美先生)
指しておられます。毎年、
p://www.facebook.com/FBNE
人間科学部の学生も田
マップ(http://www.respec
RJ)
植え、稲刈りに、復興支援
を 立 ち 上 げ 、寺
t-relief.net/)
ボランティアとして参加す
院 、神 社 、宗 教 団 体 の 救 援 活
ることを通して、集落の復
動の情報などを集約・発信し
興に関わっています。
世 界に広がる母 子 健 康 手 帳
未来共生災害救援マップ
ています。
心理教育相談室
妊娠、出産、子どもの健康の記録が1冊にまとめられた母子健康
多様な観点から心に触れる
手帳が、
日本発の国際協力として注目されています。今、乳幼児の
大学院に進むと、臨床心理学分野には附属の「心理教育相談室」
が
死亡減少と妊産婦の健康向上を目指して、世界30か国以上で
あり、
カウンセリングやプレイセラピーなどの臨床実践を行っています。
母子健康手帳が導入されているの
臨床心理学分野の博士前期課程を修了し、所定の単位を取得すれ
です。国際協力学研究分野のメン
ば臨床心理士の受験資格が得られる一種指定大学院です。指導を
バーで1990年代に取り組みはじめ
受けながらケースを担当するのは大学院生
たインドネシアでは、
すでに全州で普
ですが、学部では実習などの授業において
及しています。バングラデシュやフィ
様々な心理検査や心理療法に触れる機会
リピンでは、人間科学研究科の留学
も持ちます。心理的問題の発生克服過程や
生が母子健康手帳を作成しました。
自分の母子手帳を大切にもつ
4歳の女児(インドネシア)
その本質や、関連領域との接点について多
様な観点から実践的研究をすすめています。
箱庭療法の実習風景
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
地 域と関 わる
世 界とつながる国際教育
学外活動
人間科学部には、留学生を中心とする日本の普通高等学校以外の教育課程修了者を対象とした学位コースがあります。
このコースは文部科学省が推進していた国際化拠点整備事業(大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業)により
設置されました。多くの授業を英語で開講するとともに、国際教育の推進に先駆的に取り組んでいます。
人間科学部・人間科学研究科での教育・研究の成果を社会に還元するために、
学生や教員が社会に出かけて、
さまざまな取り組みを行っています。
社会と触れ、関わることで、実践力が養成され、新たな気づき、知の発見にも結び付きます。
▶「学部英語コース人間科学コース」科目を履修してみよう
公開講座
高校生への授業
「障がい児・者のこころと体をはぐくむ臨床動作法」
の公開講座
高校からの依頼に応え、
人間科学部の教員が高校に出むいて、
を行っています。人間科学部で毎月1回土曜日に心身に障がい
大学での講義内容に近い授業をします。
高校生の学びや進路選
バルな時代を生きるために必要な知識とスキルを身に付けることを目指す「Global Citizenship」、およ
を持つ子どもや成人、
それに障がい児教育の専門家、臨床心理
択に貢献します。
また人間科学部に来られる高校生のみなさんに
び批判的・多文化的観点から日本や日本文化、
日本と世界との関係を考える
「Contemporary
士や学生ボランティアがと
向け、教員が人間科学部の全
Japan」
の2つの専攻から構成されています。
コース生以外の人間科学部の学生も、英語力など必要
もに臨床動作法を実践し
体紹介や模擬授業も行ってい
な条件を満たせば同コースの授業を受講することができますので、ぜひチャレンジしてください。
学ぶ講座です。心身の緊
ます。8月のオープンキャンパス
張を取りながら、身体感覚
の折には、
すべての学科目から
を通したコミュニケーション
提供される授業を体験いただ
を促進し、
こころと体の成
けます。
このコースの名称は
「Human Sciences International Undergraduate Degree Program」
(学部
英語コース人間科学コース)
です。同コースは現代社会が直面するさまざまな問題を考察し、
グロー
▶「学内留学」できる時代!
世界各国で活躍してきた教員による英語での授業を受けられることは、
このコー
スの最大の特徴です。授業ではインタラクティヴな教育方法が活用され、受講生
全員がディスカッションに参加できる体制になっています。国際色豊かなコース生
とともに学ぶ教室はまさに
「学内留学」状態。学生の皆さんにとって大いに刺激に
なることでしょう。今、
日本の多くの
企業が、高度な英語能力を備え、
ものごとをグローバルな視野でとら
えることのできる人材を求めていま
す。
自分の専門分野の知識を深め
つつ、
これらの授業に積極的に参
加して、国際社会で活躍できる力
をぜひ身に付けてください。
長をはかります。
学部英語コース人間科学コース科目
(一部)
基礎的なスキルを学ぶ授業
● Academic Writing
● Presentation Skills
● Quantitative Research Methods
● Qualitative Research Methods
Global Citizenship・Contemporary Japan 関連授業
● Gender and Education
● Sociology of Migraition
● Seminar in International Labor Theory
● Issues in Anthropology
● Diplomacy, Economics and Politics in Japan
● Psychology of Perception and Cognition
● Popular Culture in Japan
● Food, Culture and Society
▶多彩な教員チームが待っています!
【Global Citizenship専攻】
【Contemporary Japan専攻】
CAVALIERE Paola (日本学)
もっと
「学部英語コース人間科学コース」
について知りたい人はホームページへ!
http://g30.hus.osaka-u.ac.jp
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
高校生への模擬授業
臨床動作法を指導する井村先生(中央)
ボランティア 活 動
社会支援活動
災害が救援から復旧、復興へと移行するにつれて、災害ボラン
教員は研究の一環として、現代社会に根ざした社会支援
ティアの活動も変化します。2004年新潟県中越地震で被災さ
活動を行っています。たとえば稲場先生は、研究と社会実
れた小千谷市塩谷集落では、
田植えを通じて、多くの人びとと交
践の接続につとめており、東日本大震災の直後には、その
流をはかりながら復興を目
(htt
活動を発展させて、宗教者災害救援ネットワークと 新潟県小千谷市塩谷集落での
田植えの手伝い
(中央は渥美先生)
指しておられます。毎年、
p://www.facebook.com/FBNE
人間科学部の学生も田
マップ(http://www.respec
RJ)
植え、稲刈りに、復興支援
を 立 ち 上 げ 、寺
t-relief.net/)
ボランティアとして参加す
院 、神 社 、宗 教 団 体 の 救 援 活
ることを通して、集落の復
動の情報などを集約・発信し
興に関わっています。
世 界に広がる母 子 健 康 手 帳
未来共生災害救援マップ
ています。
心理教育相談室
妊娠、出産、子どもの健康の記録が1冊にまとめられた母子健康
多様な観点から心に触れる
手帳が、
日本発の国際協力として注目されています。今、乳幼児の
大学院に進むと、臨床心理学分野には附属の「心理教育相談室」
が
死亡減少と妊産婦の健康向上を目指して、世界30か国以上で
あり、
カウンセリングやプレイセラピーなどの臨床実践を行っています。
母子健康手帳が導入されているの
臨床心理学分野の博士前期課程を修了し、所定の単位を取得すれ
です。国際協力学研究分野のメン
ば臨床心理士の受験資格が得られる一種指定大学院です。指導を
バーで1990年代に取り組みはじめ
受けながらケースを担当するのは大学院生
たインドネシアでは、
すでに全州で普
ですが、学部では実習などの授業において
及しています。バングラデシュやフィ
様々な心理検査や心理療法に触れる機会
リピンでは、人間科学研究科の留学
も持ちます。心理的問題の発生克服過程や
生が母子健康手帳を作成しました。
自分の母子手帳を大切にもつ
4歳の女児(インドネシア)
その本質や、関連領域との接点について多
様な観点から実践的研究をすすめています。
箱庭療法の実習風景
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
人間科学部教員一覧
行 動 学 科目
■ 基礎心理学
■ 経験社会学
赤井 誠生 教授
■ 社会データ科学
人間の動機づけ
(特に内発的動機づけ)
の実験心理学的研究
■ 基礎心理学
入戸野 宏 教授
森川 和則 教授
篠原 一光 教授
日常的認知に関する実験的研究と認知工学的応用・評価研究
■ 社会心理学
釘原 直樹 教授
佐藤 眞一 教授
臨床・応用老年心理学、特に高齢期の生きがいとケアに関わる基礎と応用
■ 臨床死生学・老年行動学
権藤 恭之 准教授
高齢期の認知機能の特徴、超高齢期における心理的発達、長寿要因の研究
■ 環境行動学
三好 恵真子 教授
文理融合を基軸とする環境問題の学際研究、環境修復・リサイクル技術開発、食と環境
■ 環境行動学
青野 正二
准教授
環境問題の諸要因と人間行動、騒音制御、音響学、環境評価、環境デザイン
■ 環境行動学
小林 清治 准教授
「迷惑施設」の立地をめぐる紛争と合意形成に関する研究、環境問題と公共性
■ 安全行動学
臼井 伸之介 教授
日常・産業場面でのヒューマンエラー、
リスク管理に関する心理学的研究
■ 比較発達心理学
金澤 忠博 教授
母子関係・仲間関係・自閉症・ADHDの比較発達心理学
■ 比較発達心理学 日野林
俊彦
教授
乳・幼児期から思春期・青年期の発達心理学的研究【平成29年3月退任予定】
■ 行動生理学
志村 剛 教授
動機づけ行動の認知神経科学的研究【平成29年3月退任予定】
■ 行動生理学
八十島 安伸 准教授
学習・記憶・情動・行動選択の脳基盤についての行動神経科学的研究
■ 行動統計科学
足立 浩平 教授
多変量統計解析の行列モデルと解法の研究開発
■ 生物人類学
中野 良彦 准教授
運動と形態の系統発達から見た人類進化に関する研究
■ 比較行動学
中道 正之 教授
霊長類の行動発達と社会的認知に関する比較行動学的研究と動物園行動学
■ 比較行動学
山田 一憲 講師
霊長類の社会行動の至近要因・発達・適応的機能・進化に関する研究
社 会 学 科目
■ 社会学理論
友枝 敏雄 教授
社会変動論、社会秩序と公共性に関する研究【平成29年3月退任予定】
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
■ 教育心理学
牟田 和恵 教授
■ 教育心理学
辻 大介 准教授
スコット NORTH Scott
教授
山中 浩司 教授
斉藤 弥生 教授
高齢・障害者福祉、市民参画やボランティア活動に関する研究および
北欧諸国との比較社会研究
遠藤 知子 講師
社会福祉政策、
サードセクターと社会的経済、現代政治理論
■ 科学哲学
中山 康雄 教授
科学哲学、言語哲学、集団的認識の理論的研究、時間の哲学、心の哲学
■ 現代思想
村上 靖彦 教授
現象学、現象学的な質的研究
■ 比較文明学
シュヴェントカー ヴォルフガング SCHWENTKER Wolfgang 教授
グローバリゼーションの理論、文明論、比較思想史、文化と記憶
■ 比較文明学
鈴木 広和 准教授
歴史叙述の歴史、中世東中欧の歴史
■ 人類学
白川 千尋★ 教授
呪術と科学の関係に関する人類学的研究、国際協力活動の
人類学的研究、
アジア・オセアニア研究
■ 人類学
次下 利春人
ZGUSTA Richard 教授
北アジアの民族学に関する研究、東南アジア諸民族の歴史人類学
■ 人類学
中川 敏 教授
東インドネシアの民族誌的研究及び理論人類学的探究
■ 人類学
福岡 まどか 准教授
東南アジアの上演芸術研究
(音楽、舞踊、演劇、物語、
ジェンダー)
■ 科学技術と文化
森田 敦郎 准教授
科学技術の人類学、環境変動をめぐる科学/テクノロジー/
政治のダイナミズム、
タイ研究
教 育 学 科目
■ 教育人間学
藤川 信夫 教授
教育の哲学と思想史、教育・福祉のドラマトゥルギー
■ 教育人間学
岡部 美香 准教授
近代教育思想史、教育人間学、世代継承の歴史的教育人類学
■ 教育工学
三宮 真智子 教授
思考支援のコミュニケーションに関する教育・認知心理学的研究
医療社会学、臨床文化史、科学社会学、
テクノロジーの社会研究
■ 福祉社会論
野坂 祐子 准教授
■ 教育コミュニケーション学
分業論、共働き家庭における両立問題、労働社会学、法律と社会
■ 福祉社会論
藤岡 淳子 教授
被害体験による影響とその回復に関する研究
コミュニケーション論、
メディア研究
■ 文化社会学 ノース
西森 年寿 准教授
非行・犯罪の心理学と行動変化のための働きかけに関する研究
ジェンダー論、家族社会学、歴史社会学
■ 文化社会学
危機事態の集団行動、
リスク対応行動、集団のパフォーマンス
■ 臨床死生学・老年行動学
吉川 徹 教授
■ コミュニケーション社会学
知覚
(特に視覚)
と認知の実験心理学的研究
■ 応用認知心理学
■ 教育工学
テクノロジー活用などの学習環境のデザインに関する研究
計量社会意識論、社会階層論、学歴社会論
■ コミュニケーション社会学
心理生理学
(特に脳波)
、工学心理学、
「かわいい」の実験心理学
■ 基礎心理学
川端 亮 教授
社会調査法、宗教社会学、
テキストの計量的分析法
前迫 孝憲 教授
教育と情報システムおよびヒューマンインターフェースに関する研究
■ 臨床心理学
井村 修 教授
老松 克博 教授
宗教性、心身相関、
自己愛、人格系&発達系、
イメージ変容に関するユング心理学的、精神医学的研究
■ 臨床心理学
佐々木 淳 准教授
社会的場面における不安や恐怖への心理療法とその実証的研究
■ 臨床心理学
野村 晴夫 准教授
心理療法、生涯発達における語り
(ナラティヴ)
と記憶想起の機能の研究
■ 教育社会学
近藤 博之 教授
教育機会、教育と社会移動に関する計量的研究
■ 教育社会学
中澤 渉 准教授
教育と階層・労働市場に関する実証研究
■ 教育制度学
小野田 正利 教授
学校と保護者の関係づくりとトラブル対応に関する研究
■ 教育制度学
園山 大祐 准教授
EU/フランス教育政策・制度に関する比較国際研究
■ 生涯教育学
木村 涼子 教授
渥美 公秀 教授
■ 共生教育論 山本
ベバリー・アン YAMAMOTO Beverley Anne 教授
ジェンダー・セクシュアリティ研究、多文化社会の諸問題、教育の国際化研究
■ 共生教育論
バイサウス ドン
BYSOUTH Don 准教授
多文化コミュニケーション研究、教育の国際化研究、多文化社会の心理学的研究
■ 国際協力学
澤村 信英 教授
国際教育開発論、
アフリカにおける教育開発・協力に関する研究
■ 国際協力学
障がい児・者への臨床動作法の実践的研究、
統合失調症や筋ジストロフィーなどの認知障害の研究
■ 臨床心理学
■ 共生行動論
ボランティア行動を介した被災者・被災地との共生に関するグループ・ダイナミックス研究
中村 安秀 教授
国際保健医療、母子保健学、外国人医療と医療通訳、災害人道支援
【平成29年3月退任予定】
■ 多文化共生学
藤目 ゆき 教授
日本近現代史、
アジア女性史、
ジェンダー論
■ 多文化共生学
宮原 曉 教授(兼)GIセンター※2
東・東南アジアにおける中国系を中心とした人口移動と
文化変容に関する人類学的研究、法と法文化の人類学的研究
■ 多文化共生学
島薗 洋介 講師(兼)GIセンター※2
医療人類学、東南アジア民族誌、医療技術と身体・社会・文化に関する研究
■ 地域創生論
大谷 順子 教授
中国・中央アジア地域の社会開発、国際保健・人口学、国際災害社会学、研究方法論
■ 地域創生論
河森 正人 教授
東アジアの高齢者・障がい者福祉、
共生のコミュニティづくりに関する研究、地方創生、
タイ地域研究
■ 地域創生論
住村 欣範 准教授(兼)GIセンター※2
地域創生に関する研究、東南アジアにおける食の
近代化に関する研究、国際協力に関する研究
栗本 英世 教授
■ コンフリクトと共生
紛争と和解、
および共存・共生に関する人類学的研究
ジェンダーと教育に関する研究、
ジェンダーに関する歴史社会学
■ 生涯教育学
学 部 英 語コ ー ス( 人 間 科 学コ ー ス )
平沢 安政 教授
多文化教育と人権教育に関する研究
■ 生涯教育学
岡田 千あき 准教授
生涯スポーツ、
コミュニティとスポーツ、開発と平和のためのスポーツに関する研究
■ 教育文化学
髙田 一宏 准教授
学力保障論、
コミュニティ教育論、教育と福祉の連携に関する研究
檜垣 立哉
LAM Christie ラム クリスティ 特任講師(常勤)
Anthropology of Environment and Development, International Development
■
KIM Viktoriya キム ヴィクトリヤ特任助教(常勤)
Family Sociology, Migration, International Education
■
共 生 学 科目
■ 共生の人間学
■
STREICH Philip ストライク フィリップ特任助教(常勤)
Politics, Economics
■
教授
CAVALIERE Paola カヴァリエレ パオラ特任助教(常勤)
Japana Studies, Gender Civil Society, Sociology of Religion
共生の哲学思想、生命と生態学、生態的な文明・言語・芸術学的研究
■ 共生社会論
稲場 圭信 教授
利他主義・市民社会のアクション・リサーチ、
ソーシャル・キャピタルとしての宗教に関する研究
■ 共生社会論
志水 宏吉 教授
教育における排除と包摂、格差社会のなかの公正に関する研究
■ 共生社会論
千葉 泉 教授
ラテンアメリカの民衆文化、音楽を通じたコミュニケーション、
「自分らしさ」
に基づく共生社会の構築に関する研究
その他
■ 国際交流室
■ 学生支援室
安元 佐織 講師
前馬 優策 講師
※1 この一覧表は平成28年6月1日現在で作成しています。
※2 職名の
(兼)
は兼務を、職名のうしろの表記は所属を示します。
なお、
「GIセンター」
は、
グローバルイニシアティブ・センターの略。
※3 ★印を付した教員については、平成29年4月以降は
「科学技術と文化」へ移る予定です。
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
人間科学部教員一覧
行 動 学 科目
■ 基礎心理学
■ 経験社会学
赤井 誠生 教授
■ 社会データ科学
人間の動機づけ
(特に内発的動機づけ)
の実験心理学的研究
■ 基礎心理学
入戸野 宏 教授
森川 和則 教授
篠原 一光 教授
日常的認知に関する実験的研究と認知工学的応用・評価研究
■ 社会心理学
釘原 直樹 教授
佐藤 眞一 教授
臨床・応用老年心理学、特に高齢期の生きがいとケアに関わる基礎と応用
■ 臨床死生学・老年行動学
権藤 恭之 准教授
高齢期の認知機能の特徴、超高齢期における心理的発達、長寿要因の研究
■ 環境行動学
三好 恵真子 教授
文理融合を基軸とする環境問題の学際研究、環境修復・リサイクル技術開発、食と環境
■ 環境行動学
青野 正二
准教授
環境問題の諸要因と人間行動、騒音制御、音響学、環境評価、環境デザイン
■ 環境行動学
小林 清治 准教授
「迷惑施設」の立地をめぐる紛争と合意形成に関する研究、環境問題と公共性
■ 安全行動学
臼井 伸之介 教授
日常・産業場面でのヒューマンエラー、
リスク管理に関する心理学的研究
■ 比較発達心理学
金澤 忠博 教授
母子関係・仲間関係・自閉症・ADHDの比較発達心理学
■ 比較発達心理学 日野林
俊彦
教授
乳・幼児期から思春期・青年期の発達心理学的研究【平成29年3月退任予定】
■ 行動生理学
志村 剛 教授
動機づけ行動の認知神経科学的研究【平成29年3月退任予定】
■ 行動生理学
八十島 安伸 准教授
学習・記憶・情動・行動選択の脳基盤についての行動神経科学的研究
■ 行動統計科学
足立 浩平 教授
多変量統計解析の行列モデルと解法の研究開発
■ 生物人類学
中野 良彦 准教授
運動と形態の系統発達から見た人類進化に関する研究
■ 比較行動学
中道 正之 教授
霊長類の行動発達と社会的認知に関する比較行動学的研究と動物園行動学
■ 比較行動学
山田 一憲 講師
霊長類の社会行動の至近要因・発達・適応的機能・進化に関する研究
社 会 学 科目
■ 社会学理論
友枝 敏雄 教授
社会変動論、社会秩序と公共性に関する研究【平成29年3月退任予定】
OSAKA UNIVERSITY SCHOOL of HUMAN SCIENCES 2016
■ 教育心理学
牟田 和恵 教授
■ 教育心理学
辻 大介 准教授
スコット NORTH Scott
教授
山中 浩司 教授
斉藤 弥生 教授
高齢・障害者福祉、市民参画やボランティア活動に関する研究および
北欧諸国との比較社会研究
遠藤 知子 講師
社会福祉政策、
サードセクターと社会的経済、現代政治理論
■ 科学哲学
中山 康雄 教授
科学哲学、言語哲学、集団的認識の理論的研究、時間の哲学、心の哲学
■ 現代思想
村上 靖彦 教授
現象学、現象学的な質的研究
■ 比較文明学
シュヴェントカー ヴォルフガング SCHWENTKER Wolfgang 教授
グローバリゼーションの理論、文明論、比較思想史、文化と記憶
■ 比較文明学
鈴木 広和 准教授
歴史叙述の歴史、中世東中欧の歴史
■ 人類学
白川 千尋★ 教授
呪術と科学の関係に関する人類学的研究、国際協力活動の
人類学的研究、
アジア・オセアニア研究
■ 人類学
次下 利春人
ZGUSTA Richard 教授
北アジアの民族学に関する研究、東南アジア諸民族の歴史人類学
■ 人類学
中川 敏 教授
東インドネシアの民族誌的研究及び理論人類学的探究
■ 人類学
福岡 まどか 准教授
東南アジアの上演芸術研究
(音楽、舞踊、演劇、物語、
ジェンダー)
■ 科学技術と文化
森田 敦郎 准教授
科学技術の人類学、環境変動をめぐる科学/テクノロジー/
政治のダイナミズム、
タイ研究
教 育 学 科目
■ 教育人間学
藤川 信夫 教授
教育の哲学と思想史、教育・福祉のドラマトゥルギー
■ 教育人間学
岡部 美香 准教授
近代教育思想史、教育人間学、世代継承の歴史的教育人類学
■ 教育工学
三宮 真智子 教授
思考支援のコミュニケーションに関する教育・認知心理学的研究
医療社会学、臨床文化史、科学社会学、
テクノロジーの社会研究
■ 福祉社会論
野坂 祐子 准教授
■ 教育コミュニケーション学
分業論、共働き家庭における両立問題、労働社会学、法律と社会
■ 福祉社会論
藤岡 淳子 教授
被害体験による影響とその回復に関する研究
コミュニケーション論、
メディア研究
■ 文化社会学 ノース
西森 年寿 准教授
非行・犯罪の心理学と行動変化のための働きかけに関する研究
ジェンダー論、家族社会学、歴史社会学
■ 文化社会学
危機事態の集団行動、
リスク対応行動、集団のパフォーマンス
■ 臨床死生学・老年行動学
吉川 徹 教授
■ コミュニケーション社会学
知覚
(特に視覚)
と認知の実験心理学的研究
■ 応用認知心理学
■ 教育工学
テクノロジー活用などの学習環境のデザインに関する研究
計量社会意識論、社会階層論、学歴社会論
■ コミュニケーション社会学
心理生理学
(特に脳波)
、工学心理学、
「かわいい」の実験心理学
■ 基礎心理学
川端 亮 教授
社会調査法、宗教社会学、
テキストの計量的分析法
前迫 孝憲 教授
教育と情報システムおよびヒューマンインターフェースに関する研究
■ 臨床心理学
井村 修 教授
老松 克博 教授
宗教性、心身相関、
自己愛、人格系&発達系、
イメージ変容に関するユング心理学的、精神医学的研究
■ 臨床心理学
佐々木 淳 准教授
社会的場面における不安や恐怖への心理療法とその実証的研究
■ 臨床心理学
野村 晴夫 准教授
心理療法、生涯発達における語り
(ナラティヴ)
と記憶想起の機能の研究
■ 教育社会学
近藤 博之 教授
教育機会、教育と社会移動に関する計量的研究
■ 教育社会学
中澤 渉 准教授
教育と階層・労働市場に関する実証研究
■ 教育制度学
小野田 正利 教授
学校と保護者の関係づくりとトラブル対応に関する研究
■ 教育制度学
園山 大祐 准教授
EU/フランス教育政策・制度に関する比較国際研究
■ 生涯教育学
木村 涼子 教授
渥美 公秀 教授
■ 共生教育論 山本
ベバリー・アン YAMAMOTO Beverley Anne 教授
ジェンダー・セクシュアリティ研究、多文化社会の諸問題、教育の国際化研究
■ 共生教育論
バイサウス ドン
BYSOUTH Don 准教授
多文化コミュニケーション研究、教育の国際化研究、多文化社会の心理学的研究
■ 国際協力学
澤村 信英 教授
国際教育開発論、
アフリカにおける教育開発・協力に関する研究
■ 国際協力学
障がい児・者への臨床動作法の実践的研究、
統合失調症や筋ジストロフィーなどの認知障害の研究
■ 臨床心理学
■ 共生行動論
ボランティア行動を介した被災者・被災地との共生に関するグループ・ダイナミックス研究
中村 安秀 教授
国際保健医療、母子保健学、外国人医療と医療通訳、災害人道支援
【平成29年3月退任予定】
■ 多文化共生学
藤目 ゆき 教授
日本近現代史、
アジア女性史、
ジェンダー論
■ 多文化共生学
宮原 曉 教授(兼)GIセンター※2
東・東南アジアにおける中国系を中心とした人口移動と
文化変容に関する人類学的研究、法と法文化の人類学的研究
■ 多文化共生学
島薗 洋介 講師(兼)GIセンター※2
医療人類学、東南アジア民族誌、医療技術と身体・社会・文化に関する研究
■ 地域創生論
大谷 順子 教授
中国・中央アジア地域の社会開発、国際保健・人口学、国際災害社会学、研究方法論
■ 地域創生論
河森 正人 教授
東アジアの高齢者・障がい者福祉、
共生のコミュニティづくりに関する研究、地方創生、
タイ地域研究
■ 地域創生論
住村 欣範 准教授(兼)GIセンター※2
地域創生に関する研究、東南アジアにおける食の
近代化に関する研究、国際協力に関する研究
栗本 英世 教授
■ コンフリクトと共生
紛争と和解、
および共存・共生に関する人類学的研究
ジェンダーと教育に関する研究、
ジェンダーに関する歴史社会学
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学 部 英 語コ ー ス( 人 間 科 学コ ー ス )
平沢 安政 教授
多文化教育と人権教育に関する研究
■ 生涯教育学
岡田 千あき 准教授
生涯スポーツ、
コミュニティとスポーツ、開発と平和のためのスポーツに関する研究
■ 教育文化学
髙田 一宏 准教授
学力保障論、
コミュニティ教育論、教育と福祉の連携に関する研究
檜垣 立哉
LAM Christie ラム クリスティ 特任講師(常勤)
Anthropology of Environment and Development, International Development
■
KIM Viktoriya キム ヴィクトリヤ特任助教(常勤)
Family Sociology, Migration, International Education
■
共 生 学 科目
■ 共生の人間学
■
STREICH Philip ストライク フィリップ特任助教(常勤)
Politics, Economics
■
教授
CAVALIERE Paola カヴァリエレ パオラ特任助教(常勤)
Japana Studies, Gender Civil Society, Sociology of Religion
共生の哲学思想、生命と生態学、生態的な文明・言語・芸術学的研究
■ 共生社会論
稲場 圭信 教授
利他主義・市民社会のアクション・リサーチ、
ソーシャル・キャピタルとしての宗教に関する研究
■ 共生社会論
志水 宏吉 教授
教育における排除と包摂、格差社会のなかの公正に関する研究
■ 共生社会論
千葉 泉 教授
ラテンアメリカの民衆文化、音楽を通じたコミュニケーション、
「自分らしさ」
に基づく共生社会の構築に関する研究
その他
■ 国際交流室
■ 学生支援室
安元 佐織 講師
前馬 優策 講師
※1 この一覧表は平成28年6月1日現在で作成しています。
※2 職名の
(兼)
は兼務を、職名のうしろの表記は所属を示します。
なお、
「GIセンター」
は、
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OSAKA
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大阪モノレール
北千里
千里中央
十三
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門真市
淡路
大阪
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中之島センター
西梅田
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北浜
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大
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泉佐野
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都
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京
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「阪大医学部前」下車徒歩約5分。
JR 新幹線
JR
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四つ橋線
堺筋線
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BUS
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テニス
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(終点)
から
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(終点)
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■阪急電車京都線
茨木市駅から近鉄バスで
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茨木駅から近鉄バスで
「阪大本部前」行き約20分*
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万博
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道路
人間科学部
大学院人間科学研究科
大阪大学 人間科学部
TEL. 06 - 6879 - 8012
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-2
【URL】 http://www.hus.osaka-u.ac.jp
発行日:2016年7月 発行者:国立大学法人 大阪大学人間科学部
2016