Nero Burning ROM

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Express、Nero BurnRights、Nero ControlCenter、Nero CoverDesigner、 Nero Blu-ray Player、Nero WaveEditor、Nero
SoundTrax、Nero BurnRights、Nero SoundTrax、Nero BackItUp、 Nero Video、Nero Recode、SecurDisc Viewer、Nero
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MediaHome、NeroKwik、Nero MediaHome WiFi Sync、Nero MediaHomeUnlimited、Nero MediaHome Burning、Nero MediaHome
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Nero Burning ROM
2
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その他の製品およびブランド名は個々の所有者の商標であり、所有者による提携、後援、または是認を示すものではありません。
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Nero Burning ROM
3
目次
目次
1
はじめに
8
1.1
このマニュアルについて
8
1.2
Nero Burning ROM について
9
1.3
Nero Burning ROM のバージョン
9
1.4
Nero Burning ROM を使用する
10
1.5
プログラムを起動する
11
1.6
必要動作環境
12
2
ユーザーインターフェース
13
2.1
メイン画面
13
2.2
[新規編集]ウィンドウ
16
2.3
選択画面
22
3
データディスク
27
3.1
CD、DVD、ブルーレイの書き込み
27
3.2
SecureDisc を作成
30
3.3
Nero DiscSpan を使用した書き込み
36
3.3.1
Nero DiscSpan オプションの設定
36
3.3.2
Nero DiscSpan で複数のディスクを作成する
38
3.3.3
Nero DiscMerge を使用したデータのコピー
41
3.4
Check Point Media Encryption CD/DVD
44
3.5
データトラックを保存する
44
3.6
マルチセッション設定
46
3.7
自動実行による書き込み
49
3.8
UDF 設定
49
3.9
ISO 設定
50
4
オーディオ CD とオーディオファイル
53
Nero Burning ROM
4
目次
4.1
オーディオ CD を編集する
53
4.1.1
オーディオファイルのプロパティをカスタマイズする
56
4.1.1.1
[トラックプロパティ]タブ
56
4.1.1.2
[インデックス、リミット、分割]タブ
57
4.1.1.3
[フィルタ]タブ
59
4.1.2
オプションを指定する
61
4.1.2.1
オーディオ CD 設定
61
4.1.2.2
CDA 設定
63
4.2
ミックスモード CD および CD エキストラ
65
4.2.1
CD エキストラ設定
66
4.3
Gracenote 音楽情報検出
67
4.3.1
オーディオファイルを識別する
68
4.4
オーディオ CD のリッピング
69
4.4.1
[オーディオトラックをハードディスクに保存]ウィンドウ
72
4.4.1.1
[ソース]タブ
72
4.4.1.2
[出力]タブ
74
4.5
オーディオファイルのエンコード
77
4.5.1
[ファイルのエンコード]ウィンドウ
78
4.5.2
AIFF および WAVE エンコードオプション
80
4.5.3
MP3 Lame エンコードオプション
80
4.5.4
MP3 および MP3PRO エンコードオプション
82
4.5.5
Nero AAC エンコードオプション
85
4.5.6
OGG Vorbis エンコードオプション
86
5
ビデオ
88
5.1
DVD ビデオの書き込み
88
5.2
AVCHD の書き込み
90
5.3
BDMV の書き込み
93
6
ブータブルディスクについて
97
Nero Burning ROM
5
目次
6.1
ブートの要件
97
6.2
ブータブルディスクのテンプレート
97
6.3
ブータブルディスクの書き込み
98
7
ディスクイメージからの書き込み
102
8
LightScribe
105
8.1
LightScribe ラベルを印刷する
105
8.2
[CD ラベルエディタ]ウィンドウ
108
9
Labelflash
111
9.1
[レーベル書き込み]ウィンドウ
111
9.2
Labelflash ラベルおよび DiskT@2 を印刷する
113
10
編集内容を書き込む
116
10.1
レコーダー設定
116
10.2
書き込み設定
118
10.3
書き込み処理
120
10.3.1
SecurDisc表面スキャン結果
123
10.4
ディスクイメージの作成と書き込み
125
11
ディスクのコピー
127
11.1
コピー方法
127
11.1.1
オンザフライコピー
127
11.1.2
イメージ経由コピー
128
11.2
ディスクのコピー
128
11.3
オーディオ CD をコピーする
131
11.4
方法と設定
134
11.4.1
イメージ設定
136
11.4.2
コピーオプション
137
11.4.3
読み込みオプション
138
12
[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ
142
Nero Burning ROM
6
目次
13
Nero SecurDisc Viewer について
144
13.1
Nero SecurDisc Viewer を起動する
144
13.2
データをハードディスクにコピーする
145
13.3
データの整合性を検証する
146
13.4
署名を確認する
147
14
Nero MediaBrowser
149
15
設定オプション
154
15.1
編集設定
155
15.2
キャッシュの設定
156
15.3
高度機能
157
15.4
ウルトラバッファの設定
159
15.5
LightScribe の設定
159
16
用語集
161
17
索引
166
18
お問い合わせ
170
Nero Burning ROM
7
はじめに
1
はじめに
1.1
このマニュアルについて
このマニュアルは、Nero Burning ROM での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザー
に向けた構成になっています。
内容はプロセスベースになっており、特定の目的を達成する方法を、手順ごとに説明してあ
ります。
このマニュアルを効果的に活用するために、以下の表記ルールに注意してください。
必ず守っていただきたい、警告、前提条件、または指示を示します。
補足的な情報や、注意メッセージを示します。
1. 最初に、…
行頭の番号は、必要な操作を示します。
番号順に、操作を実行してください。
途中結果を示します。
結果を示します。
OK
プログラムインターフェースに表示される、テキストの一部またはボ
タンを示します。 これらは、太字で表記されます。
「」を参照してく 他章への参照を示します。
ださい。
[…]
リンクと同様に動作し、下線付きの赤色文字で表記されます。
コマンドを入力するための、キーボードショートカットを表します。
Nero Burning ROM
8
はじめに
1.2
Nero Burning ROM について
強力な書き込みソフトウェア Nero Burning ROM を使用して、データ、音楽、
ビデオをディスクに書き込むことができます。 Nero Burning ROM では、書
き込みプロジェクトを独自の方法で完全に管理できます。ファイルシステム、ファイル名の
長さ、文字セットの定義などを行うことができ、ディスクラベルの変更も可能です。もちろ
ん、Nero Burning ROM ツールバーのカスタマイズやキーボードショートカットの変更も可
能です。
さまざまな機能が搭載されていながら、Nero Burning ROM は使い勝手のよい書
き込みプログラムで、ディスクをわずかな手順で作成できます。書き込むディスクの種類(
CD/DVD/Blu-ray)を選択、プロジェクトの種別を選択、必要なデータを追加し書
き込みを開始します。
Nero Burning ROM を使用して、オーディオ CD のオーディオファイルをハードディスクに
保存できます。このとき、ファイルはエンコード(コンピュータで読み取れる形式に変換)
されます。オーディオ CD は Gracenote で自動的に識別できます。タイトル、ジャンル、
トラックタイトルなどのメタデータが Gracenote Media Database から取得され、
トラックに関連付けられます。このようにして、エンコード処理後に、オーディオファイル
に正確で完全な名前が付けられます。
音楽認識テクノロジーおよび関連データは Gracenote® によって提供されます。
Gracenote は、音楽認識技術と関連情報配信の業界標準です。
詳細については、www.gracenote.com をご覧ください。
1.3
Nero Burning ROM のバージョン
Nero Burning ROM は、 Nero 2015 / Nero 2015 Platinum の一部としても、スタンドアロン
製品( Nero Burning ROM 2015 )としてもご利用いただけます。
どちらのバージョンもすべての機能を使用できますが、スタンドアロン製品として Nero
Burning ROM を使用する場合は、 Nero MediaHome がインストールされていないと、
Nero MediaBrowser にアクセスできません。
Nero Burning ROM
9
はじめに
スタンドアロンバージョンはいつでも Nero 2015 または Nero 2015 Platinum
にアップグレードできます(www.nero.com にアクセスしてください)。
Nero CoverDesigner は、 Nero 2015 とともには自動的にインストー
ルされません。ただし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは
Nero ControlCenter から無料でダウンロードし、 Nero 2015 とともに使用できま
す。詳細な説明は、 Nero CoverDesigner のユーザーマニュアルを参照してくだ
さい。
Nero WaveEditor は、 Nero 2015 とともには自動的にインストールされません
。ただし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは Nero
ControlCenter から無料でダウンロードし、 Nero 2015 とともに使用すできます
。詳細な説明は、 Nero WaveEditor のユーザーマニュアルを参照してください。
1.4
Nero Burning ROM を使用する
Nero Burning ROM の主な機能は、ファイルとフォルダを選択し、それらをディスクに
書き込むことです。これは、次に示す 3 つの基本的な手順で実行できます。
▬
[新規編集]ウィンドウのタブで、ディスクの種類とディスクフォーマットを選
択し、オプションを設定します。
▬
選択画面で、書き込むファイルを選択します。
▬
書き込みプロセスを開始します。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ メイン画面 →13
✒ CD、DVD、ブルーレイの書き込み →27
✒ オーディオ CD を編集する →53
✒ ミックスモード CD および CD エキストラ →65
✒ DVD ビデオの書き込み →88
Nero Burning ROM
10
はじめに
1.5
プログラムを起動する
Nero Burning ROM を起動するには、インストールされている製品や使用しているオペレー
ティングシステムなどの状況に応じていくつかの方法があります。
▬
Windows 7 およびそれ以前のバージョンの Windows では、次の場所から Nero Burning
ROM を起動できます。
▬
[スタート]([スタート]アイコン)>[(すべての)プログラム]>[Nero]
>[Nero 2015]>[ Nero Burning ROM ]
▬
[Nero 2015]デスクトップアイコン(
アプリケーションランチャー
)
Nero 2015 では、Nero の各種アプリケーシ
ョンへの簡単なアクセス、主な使用事例に関する情報、Nero が提供しているチ
ュートリアルやその他の役立ちそうな Web サイトへのリンクを利用できます。
▬
Windows 8 では、次の場所から Nero Burning ROM を起動できます。
▬
Nero 2015 を使用している場合、Nero 2015 タイル(Windows 8[スタート]
画面)または
▬
Nero 2015 のデスクトップアイコン(Windows 8 デスクトップ)
Nero Burning ROM 2015 などスタンドアロン製品を使用している場合、Nero Burning
ROM タイル(Windows 8[スタート]画面)または
Nero Burning ROM 2015
のデスクトップアイコン(Windows 8 デスクトップ)
ファイルやフォルダのコンテキストメニューから Nero Burning ROM
のタスクを開始することも可能です。
Nero Burning ROM
11
はじめに
1.6
必要動作環境
Nero Burning ROM は、インストールされた Nero 製品の一部です。
システム要件も同じです。このアプリケーションとその他のすべての Nero
製品のシステム要件について詳しくは、Nero の Web サイト(www.nero.com)
の「サポート」セクションで確認することができます。
Nero Burning ROM
12
ユーザーインターフェース
2
ユーザーインターフェース
2.1
メイン画面
Nero Burning ROM
のメイン画面から、すべての操作を開始します。ボタンとドロップダウンメニューを使用し
たメニューバーおよびツールバーで構成されています。
メニューとツールバーを含むメインウィンドウ
次のメニューを使用できます。
開く、保存する、閉じるなどのプログラム機能があります。また、編集の設
ファイル
定オプションを開き、編集を更新し、設定オプションを定義することもでき
ます。
編集
表示
切り取り、コピー、削除などの選択画面でファイルを編集する機能がありま
す。選択したファイルのプロパティを表示することもできます。
ユーザーインターフェースをカスタマイズする、およびファイルブラウザを
更新するオプションがあります。
レコーダーの機能があります。レコーダーの選択や、書き込み処理の開始、
レコーダー 書き換え可能ディスクの消去などを実行できます。また、ディスクを取り出
したり、ディスクに関する情報を表示したりすることもできます。
Nero Burning ROM
13
ユーザーインターフェース
特典
画面
ヘルプ
トラックをその他のフォーマットに変換する、およびオーディオ CD
の曲をハードディスクドライブに保存するオプションがあります。
編集エリアとブラウザエリアの位置を変更するオプションがあります。
ヘルプを開くなどのヘルプ機能があり、アプリケーションに関する情報が表
示されます。
メイン画面のツールバーでは、次の設定オプションが使用できます。
編集のタイプを選択する[新規編集]ウィンドウを開きます。また、このウ
ィンドウから編集の種類や、書き込みとコピーに関するオプションを設定で
きます。
既存の編集を開きます。
作業中の編集を保存します。
編集内で選択されている要素(選択範囲)を切り取ります。
編集内容から選択した項目をコピーします。
事前に切り取られた、またはコピーされた選択範囲を貼り付けます。
メディアファイルの検索、表示、アクセスを簡単に実行し、メディアファイ
ルをプロジェクトに追加できる、 Nero MediaBrowser を起動します。
ビデオ構造が Nero MediaBrowser によってサポートされていないため、
ビデオ編集(DVD ビデオなど)は利用できません。
ラベルとカバーを作成できる Nero CoverDesigner を起動します。
タイトル、番号、ファイルの名前などの現在の編集に関する情報はドキュメ
ントデータに組み込まれます。詳細情報は Nero CoverDesigner
マニュアルを参照してください。
この機能は、 Nero CoverDesigner がインストールされている場合にのみ利
用できます。
Nero Burning ROM
14
ユーザーインターフェース
Nero Express を起動します。 Nero Express は、 Nero Burning ROM
を基にしたウィザード駆動型のアプリケーションです。詳細情報は Nero
Express マニュアルを参照してください。
[書き込み]タブを含む[編集内容を書き込む]ウィンドウを開いて、書き
込み処理を開始します。
[書き込み]タブを含む[新規編集]ウィンドウを開いて、コピー処理を開
始します。
コンテンツ(ある場合)や容量など、挿入されたディスクの情報を表示しま
す。
選択したドライブを開きます。
ファイルブラウザの表示/非表示を切り替えます。
レコーダー
の選択メニ 使用可能なレコーダーを表示します。
ュー
書き込み処理に使用できるレコーダーをリストから選択できる[レコーダー
の選択]ウィンドウが開きます。
Labelflash DVD のラベルまたはデータ側に印刷するラベルを作成またはロー
ドできる[レーベル書き込み]ウィンドウが開きます。
このボタンは、LabelFlash
対応のレコーダーが接続されている場合にのみ表示されます。
Nero CoverDesigner を起動して、LightScribe ディスクのラベル側に印刷さ
れるラベルを作成またはロードします。
このボタンは、 Nero CoverDesigner がインストールされ、LightScribe
対応のレコーダーが接続されている場合にのみ表示されます。
Nero Burning ROM
15
ユーザーインターフェース
プログラムおよびバージョン番号に関する情報が表示されます。
Nero MediaBrowser と Nero Express へのアクセスは、Nero 2015 に付属する
Nero Burning ROM でのみ可能になります。
Nero CoverDesigner では、ディスク(CD、DVD など)
のカバーやラベルを作成できます。
Nero CoverDesigner は、 Nero 2015 とともには自動的にインストー
ルされません。ただし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは
Nero ControlCenter から無料でダウンロードし、 Nero 2015 とともにインストー
ルできます。詳細は、 Nero CoverDesigner のマニュアルを参照してください。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ [新規編集]ウィンドウ →16
✒ ブータブルディスクについて →97
✒ LightScribe →105
✒ Labelflash →111
✒ ディスクイメージからの書き込み →102
✒ [書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ →142
✒ 設定オプション →154
2.2
[新規編集]ウィンドウ
[新規編集]ウィンドウでは、ディスクの種類を選択し、ディスク形式のオプションを設定
します。 ウィンドウの外観は、基本的にすべてのディスクの種類で同じです。
唯一の違いは、使用できるタブです。 Nero Burning ROM
を起動すると、[新規編集]ウィンドウが自動的に開きます。
このウィンドウは、[新規作成]ボタンからも開くことができます。
Nero Burning ROM
16
ユーザーインターフェース
[新規編集]ウィンドウ
イメージレコーダーが有効になっていない場合、物理レコーダーでサポートされているディ
スクの種類のみがドロップダウンメニューに表示されます。
Nero Burning ROM を使用すると、装備しているレコーダーでは書
き込むことができない種類のディスク用に、イメージファイルを作成できます。
メニューから[ファイル] > [オプション] > [高度機能]を選択し、[Image
Recorder で Nero が対応するディスクをすべて有効にする]
チェックボックスをオンにすると、この機能を有効にできます。有効にすると、
[編集]ウィンドウのドロップダウンメニューで、対応するすべての種類のディ
スクを使用できるようになります。
選択リストでは、次の項目を使用できます。
あらゆる種類のファイルが書き込める、データディスクを作成
CD/DVD-ROM/Blu-
します。 書き込まれるデータは、UDF 規格で編成されます。
ray(UDF)
さらに、Nero DiscSpan 機能を使用して編集を複数のディスク
に簡単に書き込むことができます。
Nero Burning ROM
17
ユーザーインターフェース
オーディオ CD
標準的なオーディオ CD を作成します。これはすべての
(オーディオ)CD プレーヤーで再生できます。
データファイルと、オーディオファイルが収録されたCDを1セ
ッションで作成します。
通常、データファイルに続けてオーディオファイル(PC
ミックスモード CD
ゲーム用のサウンドトラックなど)が記録されます。
旧型のオーディオ CD プレーヤーには、
データファイルを識別する機能がないため、データファイルを
再生しようとすることがあります。
オーディオファイルとデータファイルの含まれるマルチセッシ
ョン CD を作成します。マルチセッション CD ではオーディオ
ファイルとデータファイルが 2 つのセッションで保存されま
す。 最初のセッションはオーディオファイルで構成され、2
CD エキストラ
番目のセッションはデータで構成されます。
一般的な CD プレーヤーでは、オーディオ CD として最初のセ
ッションが再生されます。 2 番目のセッションは、CD-ROM
ドライブのある PC のみで使用でき、通常の CD プレーヤー
では認識できません。
CD/DVD/Blu-ray
コピー元のディスクを、CD/DVD/Blu-ray
ディスクコピー
ディスクにコピーします。
CD/DVDROM(ブート)
CD/DVD-ROM/Bluray(ISO)
CD/DVDROM(UDF/ISO)
ブータブルディスクを作成します。
あらゆる種類のファイルが書き込める、データディスクを作成
します。 書き込まれるデータは、ISO 9660 規格で編成されま
す。
あらゆる種類のファイルが書き込める、データディスクを作成
します。 書き込まれるデータは、ISO 規格と UDF
Nero Burning ROM
18
ユーザーインターフェース
規格で編成されます。
データの整合性と再構成を含む SecurDisc ディスクを作成しま
CD/DVD-ROM/Bluray(SecurDisc)
す。 その他の SecurDisc 機能には、ディスクのデータを、
認証されていないアクセスからパスワードで保護する機能や、
ディスクをデジタル署名する機能、データの冗長性を設定する
機能などがあります。
ビデオファイルや画像ファイルを、DVD プレーヤー
で高品位に再生できる DVD を作成します。
DVD-Video
DVDビデオタイトルが用意されていれば(つまり、マスター作
成前のファイルを含む完全な DVD フォルダ構造が用意されてい
れば)、Nero Burning ROM を使用して DVD が作成できます。
カムコーダービデオファイルや画像ファイルを、DVD または
Blu-ray プレーヤーで高品位に再生できる AVCHD ビデオディス
AVCHD(TM)ビデオ
クを作成します。
マスター前のファイルを含む完全な AVCHD フォルダ構造が用
意されていれば、Nero Burning ROM を使用して AVCHD
ビデオディスクが作成できます。
ビデオファイルを、Blu-ray プレーヤーで高品位に再生できる
Blu-ray ムービー(BDMV)ディスクを作成します。
BDMV-Video
マスター前のファイルを含む完全な BDMV フォルダ構造が用意
されていれば、Nero Burning ROM を使用して BDMV-Video
ディスクが作成できます。
Nero Burning ROM では、ビデオファイルを DVD ビデオ、AVCHD ビデオ、
BDMV ビデオに変換することができません。ビデオファイルの DVD ビデオ、
AVCHD ビデオ、BDMV ビデオへの変換は、Nero Video などでは可能です。
Nero Video はフルバージョンの Nero 2015 に含まれています。Nero Video
Nero Burning ROM
19
ユーザーインターフェース
について詳しくは、Nero の Web サイト(www.nero.com)
を参照してください。また、ビデオ編集について詳しくは、『Nero Video
マニュアル』を別途参照してください。
実際に書き込み可能なディスク形式とディスクの種類(たとえば、[DVD])は
、選択したドライブにより異なります。
Windows 7 オペレーティングシステムでは、[ジャンプ リスト]が Nero
Burning ROM によって提供されます。この[ジャンプ リスト]から、
[オーディオ CD]などの編集タイプを選択できます。
次のボタンが使用できます。
Nero Express を起動します。 Nero Express は、Nero Burning ROM
Nero Express
を基にしたウィザード駆動型のアプリケーションです。
このボタンは、Nero Burning ROM に含まれる Nero 2015
でのみ利用できます。
ファイルブラウザを開きます。このブラウザから、保存した編集内
開く
容を見つけて開くことができます。
また、ディスクに書き込むイメージファイルを開くこともできます
。
新
キャンセル
選択された編集を作成し、選択画面を表示します。この画面から、
書き込むファイルを選択できます。
[新規編集]ウィンドウを閉じます。
[新規編集]ウィンドウのタブで、各ディスク形式のオプションを設定できます。
使用できるタブは、選択したディスクタイプによって異なります。
Nero Burning ROM
20
ユーザーインターフェース
次のタブが使用できます。
情報
マルチセッション
編集内容についての統計情報が表示されます。
マルチセッションディスクを開始および継続するためのオプション
を含みます。
Nero DiscSpan
機能をアクティブ化するためのオプションを含みます。
Nero DiscSpan
これによって、書き込むデータが大きすぎて 1
枚のディスクに収まらない場合に、編集内容を複数のディスクに簡
単に書き込むことができます。
自動実行
ディスクがディスクドライブに挿入されると自動的に実行されるフ
ァイルを選択するオプションを含みます。
ISO
ISO ファイルシステムを設定するためのオプションが表示されます
UDF
UDF ファイルシステムを設定するためのオプションが表示されます
レーベル
ディスクのラベルを指定します。
編集内容と、それに関連するファイルの日付/時刻を設定できます。
日付/時刻
ディスクの有効期限を指定することも可能です。
データへのアクセスは、指定された有効期間にかかわらず可能です
ファイルをバッファメモリに保存するかどうかと、どのファイルを
保存するかを指定します。 Lightscribe レコーダーを所有している場
合は、ここでラベルを作成したり、印刷される内容を選択したりす
その他
ることができます。 ディスクの種類が CD-ROM(ISO)の場合は、
ここで AVI ビデオ用のコードを Xvid/MPEG 4 または DivX
と互換性を持つように変換することができます。
コードの変換は、FourCC コードおよび AVI ビデオについて十分に
理解している場合にのみ行うことをおすすめします。
Nero Burning ROM
21
ユーザーインターフェース
オーディオ CD
CDA オプション
CD エキストラ
ブート
書き込み
オーディオファイルを設定するためのオプションが表示されます。
CD についての追加情報を入力することもできます。
コピー元のオーディオ CD の CD-DA ファイルを、Nero Burning
ROM が処理する方法を定義します。
アルバムを設定するためのオプションが表示されます。
ブータブルディスクを設定するためのオプションが表示されます。
書き込み設定用のオプションが表示されます。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ CD、DVD、ブルーレイの書き込み →27
✒ オーディオ CD を編集する →53
✒ ミックスモード CD および CD エキストラ →65
✒ DVD ビデオの書き込み →88
2.3
選択画面
メイン画面内に選択画面を表示するには、[新規編集]ウィンドウでディスクの種類と形式
を選択してから、[新規作成]ボタンをクリックします。
選択画面は、おもに編集エリアとブラウザエリアで構成されています。
基本的に、すべての選択画面は同じ構成になっています。
Nero Burning ROM
22
ユーザーインターフェース
選択画面
編集エリア([ディスク内容])は画面の左側にあり、関連する編集にちなんで名前が付け
られます。 このエリアで、書き込むファイルやフォルダを編集します。
右側のブラウザエリア([ファイルブラウザ])では、ディスクに書き込むファイルを検索
できます。右側のブラウザエリア([ファイルブラウザ])では、ディスクに書き込むファ
イルを検索できます。
ドラッグアンドドロップ機能を使ってプロジェクトにデータを追加でき、ファイルを[ファ
イルブラウザ]エリアから[ディスク内容]エリアにドラッグアンドドロップできます。
[ファイル参照]エリアが非表示になっている場合は、
ボタンを使用して再表示できます。
次の設定オプションが使用できます。
情報を紛失することなく別のディスクの種類を選択することが
できます。
[ディスクタイプ]ドロ ディスクの種類を変更するオプションは、ファイルにどれくら
ップダウンメニュー
いの容量が必要になるか不明なまま編集を開始する場合に便利
です。
このオプションを使用できるのは、データの編集のみです。
Nero Burning ROM
23
ユーザーインターフェース
書き込みを行う DVD の種類によって容量バーを拡張したり縮
選択リスト
小したりできます。 2 層 DVD(DVD DL)の場合は[DVD9
DVD9 (8.5 GB) /
(8.5 GB)]オプション、1 層 DVD の場合は[DVD5(4.7
DVD5 (4.7 GB)
GB)]を選択します。
このオプションはすべての DVD 編集で使用できます。
書き込みを行うブルーレイディスクの種類によって容量バーを
拡張したり縮小したりできます。
選択リスト
BD QL (BDXL) (128 GB) BD QL (BDXL) (128 GB)(4 層ブルーレイディスク用)、
/
BD TL (BDXL) (100 GB)(3 層ブルーレイディスク用)、
BD TL (BDXL) (100 GB) BD DL (50 GB) (2 層ブルーレイディスク用、BD DL用)、
BD DL (50 GB) /
BD (25 GB)
BD (25 GB) (1 層ブルーレイディスク用)。
これらのオプションは、BDMV-Video を除くすべてのブルー
レイディスクの編集で使用できます。
書き込み作業をすぐに開始します。
ボタン
書き込む前に書き込みオプションまたは編集オプションをもう
書き込む
一度確認または選択したい場合は、画面上部にある[書き込み
]ボタンをクリックします。
画面下部の枠には、データディスクの場合は MB または GB 単位、オーディオ CD
の場合は分(min)単位で容量メーターが表示されます。
目盛りの正確なサイズは、選択したディスクの種類によって異なります。
メディアフォーマットの実際の容量
DVD5、DVD9、BD DL、BDXL メディアフォーマットの実際の容量は、
ディスク製造元が公開している容量より少なくなっています。たとえば、4.7 GB
DVD5 の実際の容量は約 4.38 GB しかありません。
これは変換システムが異なることが原因です。DVD5 メディアフォーマットは
4.700.000.000 バイトを扱えますが、この数値はディスク製造元が公開している
4.7 GB と等価ではありません。バイトの正確な変換単位は、1000 ではなく
Nero Burning ROM
24
ユーザーインターフェース
1024 です。
1024 バイト = 1 KB
1024 KB * 1024 KB = 1 MB
1024 KB * 1024 KB * 1024 KB = 1 GB
DVD は 4.700.000.000 バイトを扱えます。
4.700.000.000 バイト = 4.589.843 KB = 4.482 MB = 4.377 GB
Nero Burning ROM の容量バーには、常に MB または GB
単位で測定されたバイト量が表示されます。
ファイルの編集中、容量バーには選択しているファイルの推定サイズとディスクの使用可能
領域が表示されます。
データがディスクに収まるかどうかは次の容量バーの色で確認できます。
緑色の容量バー
データはディスクに収まります。
データがディスクに収まらない可能性があります。
黄色の容量バー
データがディスクに収まるかどうかは、挿入したディスクのサ
イズによって決まります。
赤色の容量バー
データはディスクに収まりません。
(大容量ディスクを挿入した場合を除く)。
黄色および赤色の印は、市販されているディスクに合わせてあらかじめ設定されています。
正確なメーターの値は、選択したディスクの種類に応じて変化します。
★CD 記録可能ディスクの容量
たとえば、空の CD で使用できる容量は 650MB(74 秒)または 700MB
(80秒)になります。そのため、CD 用の黄色の目印は 650MB に設定され、
赤色の目印は 700MB に設定されます。
容量バーを表示する
容量メーターが表示されていない場合には、[ファイル]メニューから[オプシ
Nero Burning ROM
25
ユーザーインターフェース
ョン]を選択して、[編集]メニューにある[ステータスバーに編集サイズを表
示]チェックボックスをオンにすると、再表示できます。
Nero Burning ROM
26
データディスク
3
データディスク
3.1
CD、DVD、ブルーレイの書き込み
Nero Burning ROM を使用すると、あらゆるタイプのファイルやフォルダを編集して、
書き込むことができます。Blu-ray レコーダーを装備したコンピュータの場合は、データ
CD、データ DVD、およびデータ Blu-ray ディスクを書き込むことができます。CD
レコーダーを装備している場合は、データ CD の書き込みのみを実行できます。
どのデータ編集方法でも手順は同じです。
Image Recorder は、接続されているドライブがサポートしない種類
のディスクのイメージを作成する場合にも適しています。たとえば、DVD
ドライブをが搭載、または接続されていないコンピュータでも DVD イメー
ジを作成できます。その後は、イメージをいつでもディスクに書き込むことがで
きます。
データディスクを作成するには、次の手順を実行します。
1. 使用するディスク形式([CD]、DVD]、[ブルーレイ])を[新規編集]
ウィンドウのドロップダウンメニューから選択します。([新規編集]ウィンドウが開か
ない場合は、メイン画面の[新規作成]ボタンをクリックして開くことができます。)
➟ 選択リストには、書き込むことができる編集の種類が表示されます。
Nero Burning ROM
27
データディスク
[新規編集]ウィンドウ
メイン画面では、いつでも情報を失うことなく適切なディスク形式を選択できま
す。これは技術的には可能という意味で、たとえば、オーディオ CD は CD
に書き込む必要があります。ただし、たとえばデータ CD で作業を開始して、
後でデータ DVD に変更することはできます。ファイルにどのくらいの空き容量
が必要かがわからずに編集を開始した場合、ディスクの種類を変更するのに役立
ちます。
2. 選択リストからデータディスクの好みの編集タイプを選択します([CD/DVDROM/ブルーレイディスク(UDF)]、[CD/DVD-ROM/ブルーレイディスク
(ISO)]、または[CD/DVD-ROM/ブルーレイディスク(UDF/ISO)])。
➟ 選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。
3. 各タブで、必要なオプションを設定します。
書き込むデータのファイルサイズがディスクサイズよりも大きい場合や、ファイ
ルが 1 枚のディスクに収まるかはっきりしない場合は、[Nero DiscSpan]
を有効にすると便利です。Nero DiscSpan を使用すると、
ファイルは必要に応じて複数のディスクに書き込まれます。Nero DiscSPan は
Nero Burning ROM
28
データディスク
UDF 準拠のデータのみに使用できます。
書き込むデータのファイルサイズがディスクサイズよりもはるかに小さい場合や
、サイズがはっきりしない場合、あるいは編集がまだ完全には終わっていない場
合には、[マルチセッション]を有効にすると便利です。マルチセッションを使
用すると、後から内容を追加で書き込むことができます。
有効にできるのは、Nero DiscSpan と Multisession のいずれか一方です。
4. [新規作成]ボタンをクリックします。
➟ [新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が表示されます。
編集画面
5. [ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込むファイルやフォルダを選
択します。
6. 必要なファイルやフォルダを左側の[ディスク内容]エリアにドラッグします。
➟ 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、
ディスクにどれだけの領域が必要かが表示されます。
Nero Burning ROM には、マウスの右ボタンを押したままファイルまたはフォル
ダを編集エリアにドラッグすることによって、各ファイルまたはフォルダのフィ
ルタを定義するオプションがあります。たとえば、編集エリアでは、特定の種類
Nero Burning ROM
29
データディスク
のファイル(*.doc、*.xls、*.txt)にフィルタを適用したり、取得しないファイル
の種類を選択したりできます。
保護の強化やセキュリティ上の理由から、通常の表示ではファイルが表示されな
いようにしたいことがありますが、これは、データ CD や DVD の編集時に、
とても簡単にできます。非表示にしたファイルは、隠し(システム)ファイルと
同様に、初期設定では表示されませんが、簡単に表示させることができます。フ
ァイルを隠すには、目的のファイルを右クリックして[プロパティ]オプション
を選択し、[隠す]チェックボックスを有効にします。
Nero Burning ROM は、Windows Vista オペレーティングシステムの仮想検索フ
ォルダに対応しています。編集エリアに検索するフォルダをドラッグすると検索
が選択されます。検索フォルダのファイルを選択したい場合は、検索フォルダを
開き、そのファイルを編集エリアにドラッグする必要があります。
7. 追加するすべてのファイルに対して、前の手順を繰り返します。
➡ 以上で、データディスクの編集は完了です。この時点で、ここまでの編集
内容を書き込むことができます。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ 選択画面 →22
3.2
SecureDisc を作成
SecurDisc
とは、特殊な保護機能を備えたディスクを作成することができるテクノロジです。専用のハ
ードウェアは必要ありません。
Nero Burning ROM で[SecurDisc]編集タイプを設定して作成したディスクは、
データの整合性と再構築性を備えています。さらに SecurDisc には、ディスク上のデー
タをパスワードを使って不正なアクセスから保護したり、ディスクにデジタル署名したり、
データの冗長性を設定したりする機能も用意されています。
Nero Burning ROM
30
データディスク
保護されたデータをハードドライブにコピーしたり、データの安全性をチェックできるよう
にするには、Nero SecurDisc Viewer という専用のアプリケーションが必要になります。
Nero SecurDisc Viewer は SecurDisc ディスクに自動的に書き込まれます。また、
www.securdisc.net または www.nero.com から無料でダウンロードできます。
SecurDisc テクノロジについて詳しくは、www.securdisc.net
を参照してください。
SecurDisc ディスクを編集するには、次の手順を実行します。
1. 使用するディスク形式([CD]、DVD]、[ブルーレイ])を[新規編集]
ウィンドウのドロップダウンメニューから選択します。([新規編集]ウィンドウが開か
ない場合は、メイン画面の[新規作成]ボタンをクリックして開くことができます。
➟ 選択リストには、書き込むことができる編集の種類が表示されます。
2. 選択リストで、目的の編集タイプとして[SecurDisc]を選択します。
➟ 選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。
SecurDisc 編集
Nero Burning ROM
31
データディスク
3. すべてのファイルのパスワード保護を有効にするには、次の手順を実行します。
1. [SecurDisc]タブで[パスワード保護]チェックボックスをオンにします。
➟ [SecurDisc – データの保護]ウィンドウが表示されます。
2. [パスワード]入力エリアにパスワードを入力して、[OK]ボタンをクリックし
ます。
必要に応じて、パスワードの入力と選択の際、追加の[ヒント]ダイアログボッ
クスにアドバイスが表示されます。このウィザードは、パスワード入力中の品質
などのセキュリティレベルを表示します。
4. デジタル署名でディスクに署名するには、次の手順を実行します。
1. [SecurDisc]タブで[デジタル署名]チェックボックスをオンにします。
➟ [SecurDisc – デジタル署名]ダイアログボックスが表示されます。
Nero Burning ROM
32
データディスク
2. 作成済みのデジタルキーがある場合は、[参照]ボタンをクリックしてキー
を選択します。
3. デジタルキーを作成する場合は、[開始]ボタンをクリックします。
➟ [SecurDisc デジタルキーの作成]ダイアログボックスが開きます。
4. 表示された指示を確認して、[次へ]ボタンをクリックします。
➟ [SecurDisc キーの作成処理]ダイアログボックスが開きます。
5. キーの作成処理が完了するまで、マウスを適当に動かし続けます。
➟ Nero Burning ROM では、ランダムデータを使用して、SecurDisc キー
を作成します。作成処理の状況は、進行状況バーで確認できます。[次へ]ボタンは
、キー作成処理の完了直後に有効になります。
6. [次へ]ボタンをクリックします。
➟ [SecurDisc – キー作成完了]ウィンドウが表示されます。
7. 作成したキーのファイル名を入力し、[完了]ボタンをクリックします。
Nero Burning ROM
33
データディスク
➟ [SecurDisc – デジタル署名]ウィンドウが再度表示され、選択したキー
がドロップダウンメニューに表示されます。
8. [OK]ボタンをクリックします。
➟ 選択されたキーでディスクがデジタル署名されることを通知するウィンドウが表
示されます。
9. [OK]ボタンをクリックします。
適切な公開キーを受け取り側に渡すと、受け取り側で署名を検証できます。
5. データ冗長性を制限することで書き込み速度を早める
(データ冗長性を設定する)場合には、次の手順を実行します。
1. [SecurDisc]タブの[データ冗長性]チェックボックスをオンにします。
➟ ドロップダウンメニューが有効になります。
2. 目的の信頼性レベルを選択します。
[データ冗長性]チェックボックスがオフになっている場合、選択されたデータ
とチェックサムのコピーでディスクがいっぱいになってしまいます。編集画面の
表示パネルに現在の冗長レベルが表示されます。
冗長性レベルを 1.3 にすると冗長性がなくなり、9
にすると冗長性が非常に高くなります。
冗長性レベルは、少なくとも 2.5 にすることをおすすめします。
6. [新規作成]ボタンをクリックします。
➟ [新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が表示されます。
Nero Burning ROM
34
データディスク
SecurDisc 選択画面
7. [ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込むファイルやフォルダを選
択します。
8. 必要なファイルやフォルダを左側の[ディスク内容]エリアにドラッグします。
➟ 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、ディス
クにどれだけの領域が必要かが表示されます。
ファイルを個別に選択してパスワード保護を有効にすることができます。そのた
めには、編集画面で目的のファイルをマークして、[プロテクト]ボタンをクリ
ックします。
9. 追加するすべてのファイルに対して、前の手順を繰り返します。
➡ 以上で、目的に対応した SecurDisc
ディスクの編集は完了です。この時点で、ディスクに書き込むことができます。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ Nero SecurDisc Viewer について →144
Nero Burning ROM
35
データディスク
3.3
Nero DiscSpan を使用した書き込み
Nero Burning ROM を使用すると、
あらゆる種類のファイルとフォルダを編集して複数のディスクに書き込むことができます。
書き込むデータが大きすぎて 1 枚に収まらない場合は、[UDF]編集用の[Nero
DiscSpan]機能が便利です。
編集画面には使用されるディスクの枚数が表示され、ここでディスクの種類を変更できます
。ただし、書き込み処理中でも、最初に選択したディスクの種類にかかわらずディスクの種
類(CD、DVD、Blu-ray ディスク)を変更できます。
1 つのファイルがディスクの容量を上回る場合、Nero Burning ROM はそのようなファイ
ルを自動的に分割できます。さらに、[Nero DiscSpan]に統合された[SmartFit]
機能を使用すると、Nero Burning ROM によってファイルを複数のディスクに動的に分散
させることができます。使用可能なディスクスペースを最適に利用するためにファイルの順
序を少し再調整することで、ファイルは必要なディスク量が最小限ですむような方法で分散
されます。ファイル分割と SmartFit はいずれか一方を有効にできます。
Nero Burning ROM はリストアツールである Nero DiscMerge とファイルカタログをセット
の最後のディスクに書き込みます。Nero DiscMerge を使用すると Nero DiscSpan ディスク
の内容をコンピュータに簡単にコピーできます。Nero DiscMerge では分割ファイルをマー
ジして、SmartFit によって分散されたファイルを元の順序に復元することもできます。
3.3.1 Nero DiscSpan オプションの設定
[Nero DiscSpan]タブでは、Nero DiscSpan 機能の設定オプションを指定できます。
次の設定オプションが使用できます。
Nero DiscSpan 機能を有効にします。必要に応じて、
チェックボックス
Nero DiscSpan有効
編集内容を複数ディスクに書き込みます。
[マルチセッション]タブの[マルチセッションを使用しない
]オプションボタンが選択されている場合にのみ、Nero
DiscSpan が有効化されます。
オプションボタン/入力フ ディスク領域を満たす必要がある場合に、一定のファイルサイ
Nero Burning ROM
36
データディスク
ィールド
ズを超えたファイルを分割するオプションを有効にします。フ
次のサイズを超えたらフ ァイルの元の順序は維持されます。
ァイル分割
分割されたファイルやフォルダを結合するには、Nero
DiscMerge が必要になります。Nero DiscMerge では、
自動的に最後のディスクに書き込みます。
オプションボタン
Nero
DiscSpanにファイル分
割をさせない
純粋な DiscSpan 機能(複数のディスクへ編集を書き込む)
に分割やファイルの順序の再調整をさせません。
これにより、ファイルサイズはディスクサイズにより制限され
るのでご注意ください。
ファイルが複数のディスク間で動的に分散され、必ずしも元の
順序とはならないオプションを有効にします。
使用可能なディスクスペースを最適に利用するためにファイル
の順序を少し再調整することで、ファイルは必要なディスクの
チェックボックス
SmartFit有効
量が最小限ですむような方法で分散されます。したがって、1
つのフォルダのファイルが複数のディスクに存在する場合もあ
ります。
ファイルの元の順序は Nero DiscMerge を使用して簡単に復元
できます。Nero DiscMerge は最後のディスクに自動的に書き込
まれます。
Nero DiscMerge を最後のディスクに追加します。 Nero
DiscMerge を使用すると Nero DiscSpan ディスクの内容をコン
チェックボックス
Nero DiscMerge
ピュータにコピーできます。
Nero DiscMerge では分割ファイルをマージして、SmartFit
とファイルカタログをマ によって分散されたファイルの元の順序を復元することもでき
スターディスクに追加
ます。したがって、[ファイルを分割する]オプションまたは
[SmartFit 有効]オプションが有効な場合、Nero DiscMerge
は自動的に最後のディスクに書き込まれます。
Nero Burning ROM
37
データディスク
3.3.2 Nero DiscSpan で複数のディスクを作成する
Nero Burning ROM を使用すると、あらゆるタイプのファイルやフォルダを編集して、
複数のディスクに書き込むことができます。編集画面には使用されるディスクの枚数が表示
され、ここでディスクの種類を変更できます。
必要なディスクの量を最小限に抑えるには、大きなファイルを分割するか、使用できるディ
スクスペースを最適に利用するようにファイルの順序を再調整します。
Nero DiscSpan 機能を使用して UDF 編集を作成するには、次の手順を実行します。
1. 使用するディスク形式([CD]、DVD]、[ブルーレイ])を[新規編集]
ウィンドウのドロップダウンメニューから選択します。([新規編集]ウィンドウが開か
ない場合は、メイン画面の[新規作成]ボタンをクリックして開くことができます。)
➟ 選択リストには、書き込むことができる編集の種類が表示されます。
2. 選択リストから[UDF]編集タイプを選択します。
➟ 選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。
3. [Nero DiscSpan]タブをクリックします。
➟ [Nero DiscSpan]タブが表示されます。
Nero Burning ROM
38
データディスク
新規編集 - DiscSpan(UDF)
4. [Nero DiscSpan
有効]チェックボックスをオンにします。[マルチセッション]タブで[マルチセッショ
ンを使用しない]オプションボタンが選択されていることを確認します。
Nero DiscSpan 機能を使用するディスクは、マルチセッションディスクとして
作成できません。
Nero DiscSpan のオプション
[次のサイズを超えたらファイル分割]:特定のファイルサイズを超えるファイ
ルは、ディスクスペースを満たすために必要であれば分割されます。
[Nero DiscSpan にファイル分割をさせない]:
ファイル分割やファイルの順序の再調整のない純粋な Nero DiscSpan 機能
(複数のディスクに編集内容を書き込む)。
[SmartFit有効]:
ファイルは複数のディスク間で動的に分散されます。必ずしも元の順序とはなり
ません。
Nero Burning ROM
39
データディスク
5. その他のタブで必要なオプションを設定します。
6. [新規作成]ボタンをクリックします。
➟ [新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が表示されます。
選択画面 - DiscSpan(UDF)
7. [ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込むファイルやフォルダを選
択します。
8. 必要なファイルやフォルダを左側の[ディスク内容]エリアにドラッグします。
➟ 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、DiscSpan
編集にどれだけの領域が必要かが表示されます。左側の[情報]フィールドには、書き
込まれるディスクの枚数が表示されます。
Nero Burning ROM には、マウスの右ボタンを押したままファイルまたはフォル
ダを編集エリアにドラッグすることによって、各ファイルまたはフォルダのフィ
ルタを定義するオプションがあります。たとえば、編集エリアでは、特定の種類
のファイル(*.doc、*.xls、*.txt)にフィルタを適用したり、取得しないファイル
の種類を選択したりできます。
保護の強化やセキュリティ上の理由から、通常の表示ではファイルが表示されな
いようにしたいことがありますが、これは、データ CD や DVD
Nero Burning ROM
40
データディスク
の編集時に、とても簡単にできます。非表示にしたファイルは、隠し(システム
)ファイルと同様に、初期設定では表示されませんが、簡単に表示させることが
できます。ファイルを隠すには、目的のファイルを右クリックして[プロパティ
]オプションを選択し、[隠す]チェックボックスを有効にします。
9. 必要に応じて、ディスクの種類を変更できます。
➡ これで正常にデータディスクが編集され、この編集内容を書き込むことが
できます。書き込み処理中には、新しいディスクを挿入するように求めるメッセー
ジが必要に応じて表示されます。書き込み開始時にどのディスクタイプを選択して
いてもディスクの種類(CD、DVD、ブルーレイディスク)は変更できます。個々
のオプションを有効にしている場合、特定のサイズを超えるファイルは分割される
か、動的に複数のディスクに分散されます。
3.3.3 Nero DiscMerge を使用したデータのコピー
Nero Burning ROM は、Nero DiscMerge ツールをセットの最後のディスク
(いわゆるマスターディスク)に書き込みます。Nero DiscMerge は書き込まれた Nero
DiscSpan ディスクセットの内容に関する情報を含みます。ディスクの量、
およびどのファイルまたはフォルダがどのディスクに書き込まれるかも情報に含まれていま
す。Nero DiscMerge では、コピー処理が起動し、セットのうちの 1 つのディスクを挿
入するように求めるため、ファイルとフォルダをハードドライブに簡単にコピーできます。
Nero DiscMerge を使用すれば、すべてのファイルとフォルダがもれなく確実にコピー
されます。
また、コピー処理から個々のファイルを除外したり、コピー対象として特定のファイルを選
択したりすることもできます。
さらに、Nero DiscMerge では、分割ファイル機能の使用によって複数のディスクに書
き込まれているファイルとフォルダをマージできます。SmartFit 機能が使用されている
場合は、Nero DiscMerge を使用して分散されたファイルとフォルダを元の順序でコピー
できます(SmartFit 機能が有効な場合、1 つのフォルダのファイルが複数のディスクに存在
する可能性があります)。
したがって、Nero DiscSpan ディスクの内容をコピーする場合には、使いやすい Nero
DiscMerge を使用することをお勧めします。
Nero Burning ROM
41
データディスク
Windows Vista および Windows 7 で C:\Program files などの保護されたフォルダ
にファイルを保存するには、管理者権限が必要になります。そのため、これらの
オペレーティングシステムでは、管理者権限があるかどうかを尋ねる[ユーザー
アカウント制御]メッセージが表示されることがあります。
Nero DiscSpan ディスクの内容をコピーするには、次の手順を実行します。
1. マスターディスク(最後に書き込んだディスク)をドライブに挿入します。
➟ Nero DiscMerge が自動的に起動します。その内容、つまり Nero DiscSpan
ディスクセットのフォルダ構造とファイルが表示されます。
Nero DiscMerge
プログラムが自動的に起動しない場合は、Windows
エクスプローラでディスクを含むドライブを選択します。$Nero$
Nero Burning ROM
42
データディスク
フォルダにある NeroDiscMerge.exe ファイルをダブルクリックすると、Nero
DiscMerge を手動で起動できます。
2. [ターゲットパス]入力フィールドで、[参照]ボタンをクリックしてコピー
先を選択します。
3. コピーしたいフォルダまたはファイルの前にあるチェックボックスをオンにしま
す。左側でフォルダを選択すると、右側にそのフォルダ内のファイルが表示されます。
4. [データのコピー]ボタンをクリックします。
➟ [コピー状況]ウィンドウが表示されます。
➟ 最初に書き込まれたディスクを挿入するよう求めるメッセージウィンドウが表示
されます。
5. 現在のディスクを取り出して、最初に書き込まれたディスクをドライブに挿入します。
6. [OK]ボタンをクリックします。
➟ メッセージウィンドウが閉じ、コピー処理が開始します。情報エリアには、
現在の作業段階に関する情報が表示されます。進捗バーには、進捗状況が表示されます
。このディスクの内容が完全にコピーされると、ディスクが取り出されます。次のディ
スクを挿入するよう求めるメッセージウィンドウが再び表示されます。
7. Nero DiscMerge が要求するとおりに、
セットの各ディスクを書き込まれた順で挿入します。
➟ コピー処理が完了すると、「ディスクのマージが完了しました」というメッセー
ジが情報エリアに表示されます。[キャンセル]ボタンが[閉じる]に変わります。
8. [閉じる]ボタンをクリックします。
➟ [コピー状況]ウィンドウが閉じます。
9. [閉じる]ボタンをクリックします。
➟ Nero DiscMerge が終了します。
➡ 複数の Nero DiscSpan ディスクの内容がハードドライブに正常にコピー
されました。ファイルが分割されている場合は、マージされています。ファイルが
動的に複数のディスクに分散されていた場合、これらは元の順序で正しいフォルダ
に入れられています。
Nero Burning ROM
43
データディスク
3.4
Check Point Media Encryption CD/DVD
Nero Burning ROM と Check Point Media Encryption を使用して、特別な暗号でセキュ
リティ保護されたディスクを作成できます。
この機能は、次の要件をすべて満たしている場合にのみ使用できます。
(1)Check Point Endpoint Security Media Encryption のバージョン R73
以降がコンピュータにインストールされている。
(2)Check Point Media Encryption の CD/DVD の作成が許可されている。
(3)特別なシリアル番号を持っている。
Check Point Media Encryption ディスクの編集と書き込みを行うための手順は、
データディスクの編集と書き込みを行うための手順と基本的に同じです。[新規編集]ウィ
ンドウの[CD/DVD-ROM (Check Point)]項目を必ず選択してください。
書き込み処理を開始すると、Check Point Media Encryption で作成されたウィンドウが
開きます。Check Point Media Encryption 設定で定義した暗号化用パスワードなどのセキュ
リティ情報を入力すると、Check Point Media Encryption がデータを暗号化します。
暗号化が終了すると、ウィンドウが閉じられ、Nero Burning ROM が書き込み処理を継続し
ます。Check Point Media Encryption の定義に従って復号化ツールがディスクに書き込まれ
る ため、Check Point Media Encryption を持っていない他のユーザーでも、パスワー
ドを入力することでデータにアクセスできます。
このデータ暗号化は、Nero Burning ROM では行われません。Nero AG 社は、
このデータ暗号化/復号化ツールに対する責任を追わないものとします。この機
能は、Check Point Software Technologies 社が提供しています。
3.5
データトラックを保存する
Nero Burning ROM では、データディスクをイメージファイルとして保存できます。
このイメージファイルは後で記録可能なディスクに書き込むことができます。その結果、も
とのデータディスクをコピーできます。
Nero Burning ROM
44
データディスク
イメージファイルとしてデータディスクを保存するには、次の手順を実行します。
1. ドライブにデータディスクを挿入します。
2. メニューから[追加機能] > [データトラックの保存]をクリックします。
➟ [トラックの選択]ウィンドウが開きます。このトラックリストにはディスクで
見つかったセッションとデータトラックが表示されます。技術的な理由により、最初の
セッションの最初のデータトラックのみ保存できます。
トラックの選択
3. 最初のデータトラックを選択します。
4. [トラックの保存]ボタンをクリックします。
➟ [名前を付けて保存]ウィンドウが開きます。
5. ファイル名と保存する場所を選択します。
6. [別名で保存]ドロップダウンメニューで、イメージファイルを出力するフォー
マット(ISO または NRG)を選択します。
7. [転送開始]ボタンをクリックします。
➟ [進行状況]ウィンドウが開き、変換保存処理の進行状況が示されます。
保存が完了すると、ウィンドウは自動的に閉じます。
Nero Burning ROM
45
データディスク
➡ 以上で、データディスクからのイメージファイルの作成は完了です。
この時点で、イメージファイルをディスクに書き込むことができます。
3.6
マルチセッション設定
[マルチセッション]タブには、データディスク用にマルチセッションディスクを作成する
ためのオプションが表示されます。マルチセッションディスクは、ディスク容量の上限まで
、複数のセッションを書き込むことができます。セッションとは、それ自体で完結したデー
タエリアのことを指します。つまり、セッションは、リードイン(TOC を含む)、
複数のトラック、リードアウトで構成されます。また、セッションは 1 プロセスで書
き込まれます。オーディオ CD のように、マルチセッションのオプションがないディスク
は、単一のセッションで書き込まれます。
新規にマルチセッションディスクを開始すると、Nero Burning ROM はファイルの基点を
保存します(可能な場合)。この情報は、マルチセッションディスクを継続する際に使用さ
れます。
マルチセッションディスクが継続される場合、Nero Burning ROM はインポー
トされたセッションへの相互参照を自動的に設定します。すなわち、インポートされたセッ
ションの TOC が現在のセッションの TOC にコピーされます。
編集を開始する際にインポートするセッションを定義する必要があります。前回のセッショ
ンのファイルは保持され、引き続きスペースを使用します。Nero Burning ROM
は正しいマルチセッションディスクが継続用に挿入されているかどうかを検証します。正し
くない場合、そのディスクは取り出されます。
マルチセッションディスクを継続する際は、編集内容に新しいファイルを追加したり、編集
内容からファイルを削除したりできます。継続されるセッションからのファイルとフォルダ
は更新することもできます。つまり、ファイルの更新や削除など、フォルダ内の変更をその
編集内容に反映させることができます。いずれの場合でも書き込み処理の後、Nero Burning
ROM の編集で確認できた正しいファイルとフォルダに、
ディスクからアクセスできるようになります。
[書き込み]タブにある[ディスクをファイナライズする]チェックボックスを
オフにすると、そのディスクにはいつでも追加のセッションを書き込むことがで
Nero Burning ROM
46
データディスク
きるようになります。ただし、その場合には、最後のセッションだけが認識でき
るようになり、アクセスできるデータも最後のセッションに含まれたものだけに
なります。
マルチセッションディスク
マルチセッションディスクは、重要なファイルの定期的なバックアップに最適で
す。
[マルチセッション]タブ
[マルチセッション]エリアの[マルチセッション]タブには次のオプションボタンがあり
ます。
選択した編集内容を1つのセッションとしてディスクに書き込
マルチセッションディス
クを開始する
みます。
すでにセッションが含まれているディスクに対しても、このオ
プションを選択できます。その場合の既存のセッションは、イ
ンポートされることも、相互参照が設定されることもありませ
Nero Burning ROM
47
データディスク
ん。つまり、最後のセッションだけが表示され、アクセスでき
るデータも最後のセッションに含まれたものだけになります。
少なくとも 1
つの追加セッションをディスクに書き込むことで、マルチセッ
ションディスクを継続します。インポートされたセッションへ
の相互参照は書き込み処理中に設定されます。
マルチセッションディス このオプションを選択する場合、マルチセッションディスクを
クを継続する
ドライブに挿入する必要があります。次に継続するセッション
を定義する必要があります。編集画面にはマルチセッションデ
ィスク上に淡色表示されるファイルとフォルダが示されます。
編集画面で確認できるものはすべてディスクから後でアクセス
できます。
マルチセッションを使用しないで、ディスクを作成します。
ただし、マルチセッションなしのディスクでもファイナライズ
マルチセッションを使用 されない限りは継続できます。その後は、セッションはインポ
しない
ートされず、相互参照は設定されません。つまり、最後のセッ
ションのみ確認でき、その最後のセッションからのみデータに
アクセスできます。
[マルチセッションディスクを継続する]オプションボタンを選択すると、次のチェックボ
ックスを含む[オプション]エリアが利用できるようになります。
編集内容(および書き込み後のマルチセッションディスク上で
[セッションのインポー
ト時に編集内容を更新す
る]
アクセス可能なファイル)を更新できます。
マルチセッションディスクでは、Nero Burning ROM
によってファイルの発生元が保存されています(可能な場合)
。コンピュータ上でそのファイルにアクセスできる場合、Nero
Burning ROM はその編集を発生元に合わせて更新できます。
[編集のファイルを置き インポートされたセッションに、発生元で更新されているファ
Nero Burning ROM
48
データディスク
換える]
イルが存在する場合、編集内容の古いバージョンはその最新の
バージョンと置き換えられます。
[編集から削除されたフ
ァイルを削除する]
[新しく追加されたファ
イルを書き込む]
3.7
インポートされたセッションに、発生元で削除されているファ
イルが存在する場合、そのファイルは編集内容からも削除され
ます。
インポートされたセッションにフォルダがあり、その発生元で
ファイルがそのフォルダに追加されている場合、このファイル
も編集に追加されます。
自動実行による書き込み
[新規編集/編集プロパティ]ウィンドウの[自動実行]タブでは、ディスクが(Windows
システムの)ディスクドライブに挿入された際に自動的に実行されるファイルを選択できま
す。 さらに Windows Explorer 内でそのディスクを表すアイコンを選択できます。
アイコンは *.ico 形式にする必要がありますが、別の形式を選択しても Nero Burning ROM
によって変換されます。
ファイルとアイコンは[ディスク内容]エリアから、つまり実際の Nero Burning ROM
編集内容に既に追加しているファイルから選択されます。
そのため、まずはファイルを編集した後で、[ファイル] >
[編集プロパティ]をクリックして[編集プロパティ]ウィンドウを開く必要があります(
ウィンドウはタスクバーの[書き込み]ボタンをクリックしても開きます)。
これで自動実行されるファイルとアイコンを選択できます。
3.8
UDF 設定
[UDF]タブには、UDF(Universal Disc Format)
ファイルシステムを設定するためのオプションがあります。UDF 標準は、OSTA(Optical
Storage Technology Association)が DVD の要件に合わせて制定した規格です。
この規格は、あらゆるプラットフォームに対応しています。
Nero Burning ROM
49
データディスク
[オプション]ドロップダウンメニューでは、次の設定オプションが利用できます。
UDF ファイルシステム用のオプションを、
項目
自動設定
自動的に設定します。
この項目を選択することをおすすめします。
UDF パーティションタイプと、
項目
手動設定
ファイルシステムバージョンが手動で設定できるようになりま
す。
Xbox と互換性のあるディスクを作成します。
項目
この項目は、[マルチセッション]タブの[マルチセッション
Xbox 互換有効
を使用しない]オプションボタンが選択されている場合に使用
できます。
Xbox との互換性があるディスクはマルチセッションディスクとして作成できま
せん。
3.9
ISO 設定
[ISO]タブには、ISO ファイルシステムを設定するためのオプションが表示されます。
ISO 9660 は、システムに依存しない標準規格です。このファイルシステムは、
すべてのオペレーティングシステムで読み取ることができます。次の特徴があります。
▬
8 文字と 3 文字のファイル拡張子(レベル 1)か、31 文字(レベル
2)のファイル拡張子を含むファイル名が使用可能。
▬
8 文字までのディレクトリ名を許容。
▬
ディレクトリ階層の深さは、ルートフォルダを含めて最大 8 階層までに制限。
▬
使用できる文字は、A-Z、0-9、およびアンダーバー(_)。
[ISO]タブの[規制の緩和]領域で、選択したファイルシステムによって課される規制を
緩和することができます。たとえば、Joliet 名に対して、より深い階層や 64
Nero Burning ROM
50
データディスク
文字を超える文字数を許容することができます。
ディスクをすべてのオペレーティングシステムで読み取る必要がある場合は、フ
ァイルシステムとして ISO 9660 を選択し、[規制の緩和]
エリアのチェックボックスをすべてオフにします。
一部のオペレーティングシステムでディスクを読み取ることができない場合、[I
SO]タブの[情報]エリアに注意メッセージが表示されます。
ディスクの用途が主に Microsoft Windows コンピュータ用で、英子文字と、
英文字(英語)以外の文字をファイル名に使用したい場合には、ファイルシステ
ムに[ISO 9660 + Joliet]を選択してください。
[ISO]タブの[データ]エリアおよび[ファイル]エリアでは、次の設定オプションが使
用できます。
データのモードを選択します。[モード 1]と[モード
2/XA]を使用できます。最新のドライブは、モード 1 とモード
ドロップダウンメニュー
データモード
2/XA の CD を簡単に読み取ることができます。
ただし、一部の旧ドライブでは、モード 1
ディスクを正しく読み取ることができません。古いドライブで
もディスクを読み取れるようにするには、モード 2/XA
形式を選択してください。
データに使用するファイルシステムを選択します。
[ISO 9660 のみ]: ISO 形式だけを使用します。
[ISO 9660 + Joliet]: Joliet 規格で拡張した ISO
ドロップダウンメニュー 形式を使用します。
ファイルシステム
[ISO 9660:1999]: 最新の ISO
形式のアップデートが使用されます。この場合は、207
文字を使用でき、深いディレクトリ階層を使用することもでき
ます。
Nero Burning ROM
51
データディスク
使用できるファイル名の長さを指定します。[レベル
1]と[レベル 2]を使用できます。レベル 1
ドロップダウンメニュー
ファイル名の長さ
を選択すると、ファイル名に 8
文字と、ファイル名の拡張子(.doc など)に 3
文字まで使用できます。レベル 2
を選択すると、ファイル名に使用できる文字数が 31
文字までになります。
ドロップダウンメニュー
文字セット
ISO 名に使用される文字セットを指定します。
Nero Burning ROM
52
オーディオ CD とオーディオファイル
4
オーディオ CD とオーディオファイル
4.1
オーディオ CD を編集する
Nero Burning ROM を使用して、音楽ファイルを収録したオーディオ CD を作成できます。
作成した CD は、標準的なすべての CD プレーヤーで再生できます。 オーディオ CD
を編集するために、各種オーディオ形式のソースファイルは、書き込み前に、自動的にオー
ディオ CD 形式に変換されます。
一部の CD プレーヤーでは、CD-RW ディスクを再生できないことがあります。
オーディオ CD を作成する場合は、CD-R ディスクを使用してください。
オーディオ CD を作成するには、次の手順を実行します。
1. [新規編集]ウィンドウのドロップダウンメニューから、[CD]を選択します。
([新規編集]ウィンドウが開かない場合は、メイン画面の[新規作成]ボタンをクリッ
クして開くことができます。
2. 選択リストで、編集の種類として[オーディオ CD]を選択します。
➟ 選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。
Nero Burning ROM
53
オーディオ CD とオーディオファイル
オーディオ CD
3. タブで必要なオプションを設定します。
オーディオ CD は、常に[ディスクアットワンス]方法を使用して
書き込む必要があります。初期設定ではこの項目が選択されています。
4. [新規作成]ボタンをクリックします。
➟ [新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が表示されます。
5. 右側の[ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込むオーディオファイ
ルを選択します。 ハードドライブやオーディオ CD をオーディオファイルのソースとして
使用できます。
また、ソースとして M3U プレイリストも選択できます。
Nero Burning ROM
54
オーディオ CD とオーディオファイル
6. 左側の[ディスク内容]エリアに使用するオーディオファイルをドラッグします。
➟ 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。
容量バーには、ディスクにどれだけの領域が必要かが表示されます。
編集画面 - オーディオ CD
ここに表示されるタイトルは、ほとんどの場合ファイル名と同一ではありません
。
その代わり、メタデータに曲のタイトルが保存されている場合にはそれが使用さ
れます。 タイトルはオーディオ CD にCD Text として書き込まれます。 CD Text
は CD プレーヤーのディスプレイに表示されることになります。 そのため、CD
Text が表示できる文字セットは限られており、また文字数の制限もあります。
7. 追加するすべてのオーディオファイルに対して前述のステップを繰り返します。
8. オーディオファイルのプロパティを、用途に合わせてカスタマイズします。
➡ 以上で、オーディオ CD の編集は完了です。この時点で、
ここまでの編集内容を書き込むことができます。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ 選択画面 →22
Nero Burning ROM
55
オーディオ CD とオーディオファイル
4.1.1 オーディオファイルのプロパティをカスタマイズする
★オーディオファイルのプロパティを表示し、[オーディオトラックプロパティ]ウィンド
ウの[トラックプロパティ]、[インデックス、リミット、分割]、[フィルタ]タブから
プロパティを変更できます。★ウィンドウを開くには、オーディオ CD の編集画面にある
オーディオファイルをマークし、[プロパティ]ボタンをクリックします。
4.1.1.1 [トラックプロパティ]タブ
[トラックプロパティ]タブでは、[ソース情報]エリアに表示されたファイルについて、
基本的な情報を確認できます。 ウィンドウを開くには、オーディオ CD の編集画面にある
オーディオファイルをマークし、[プロパティ]ボタンをクリックします。
オーディオトラックプロパティ
[プロパティ]エリアでは、次の入力エリアが使用できます。
CD Text 形式で保存されるタイトルを指定します。 CD Text
入力フィールド
タイトル(CD
TEXT)
をサポートする CD プレーヤーには、ここに入力されたタイトル名
が表示されます。
CD Text に表示できるのはラテン文字のみです。 CD Text は、
ディスクアットワンスモードでのみ書き込みできます。
入力フィールド
CD Text として保存されるアーティストを指定します。
Nero Burning ROM
56
オーディオ CD とオーディオファイル
アーティスト(CD
TEXT)
このテキストボックスに入力したアーティスト名は、CD Text
対応の CD プレーヤーに表示されます。
CD Text に表示できるのはラテン文字のみです。 CD Text は、
ディスクアットワンスモードでのみ書き込みできます。
入力フィールド
ポーズ
入力フィールド
選択したオーディオファイルと、前のオーディオファイルの間に入
れるポーズの長さを、秒数またはフレーム数で指定します。
12 桁のデジタルコードを使用して、CD タイトルを識別します。
国際標準レコーディ 国際標準記録コード(ISRC)はサブコードに記録されます。
ングコード(ISRC
)
タイトルの ISRC が不明なときには、
この入力フィールドは空のままにしてください 。
オーディオ CD の対応するトラックに対して、
コピープロテクトビットを設定します。 CD 記録アプリケー
チェックボックス
プロテクション
ションのほとんどはこのビットを無視するため、コピープロテクト
を確実にかけることはできません。
コピープロテクトされているトラックが含まれているオーディオ
CD をコピーすると、警告メッセージが Nero Burning ROM
に表示されます。
チェックボックス
選択したオーディオファイルと、直前のオーディオファイル間のク
1 つ前のトラックと ロスフェードを指定します。クロスフェードの長さは、秒単位また
クロスフェードする はフレーム単位で指定できます。
4.1.1.2 [インデックス、リミット、分割]タブ
[インデックス、リミット、分割]タブでは、インデックスの設定や削除と、オーディオフ
ァイルを複数に分割した短いオーディオファイルの作成ができます。タブは、[オシロスコ
ープ]と[ポジション]エリアで構成されています。
Nero Burning ROM
57
オーディオ CD とオーディオファイル
[インデックス、リミット、分割]タブ
[オシロスコープ]エリアには、オーディオファイルがグラフィックで表示されます。[ポ
ジション]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
選択リスト
開始/終了
CD 上のオーディオファイルの開始時点と、終了時点を示します。
選択したポジションに新しいインデックスを設定します。CD
ボタン
プレーヤーは、このポジションから新しい曲の再生を開始し、この
新規インデックス
ポジションに直接ジャンプすることができます。ただし、この機能
に対応していない CD プレーヤーもあります。
ボタン
[トラックリミット制限の編集]ダイアログボックスを開きます。
編集
ボタン
削除
ボタン
分割
分割する位置を正確に入力できます。
選択したインデックスを削除します。
マークした位置でオーディオファイルを分割します。
Nero Burning ROM
58
オーディオ CD とオーディオファイル
ボタン
マークした位置から、オーディオファイルを再生します。
再生
ボタン
再生停止
ボタン
インデックスポジシ
ョンで分割
ボタン
ズームイン
ボタン
ズームアウト
ボタン
最大表示
再生中は、[再生停止]ボタンが表示されます。
オーディオファイルの再生を停止します。
再生を停止すると、再び[再生]ボタンが表示されます。
設定したインデックスポジションで、オーディオファイルを分割し
ます。
オーディオファイルのグラフ表示を拡大します。
オーディオファイルのグラフ表示を縮小します。
オーディオファイル全体のグラフを表示します。
4.1.1.3 [フィルタ]タブ
[フィルタ]タブには、音質を向上または変更するフィルタが含まれています。いわゆる非
破壊的な手法、つまり実際の録音には変更を加えず、いつでもキャンセル可能なフラグだけ
を設定するという方法が用いられます。追加のオーディオデータが作成されることはありま
せん。この処理中に、ハードディスク上のオーディオファイルに変更が加えられることはあ
りません。
Nero Burning ROM
59
オーディオ CD とオーディオファイル
[オーディオトラックプロパティ]ウィンドウ、[フィルタ]タブ
[オーディオトラックプロパティ]ウィンドウでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
平均化する
チェックボックス
デクリック
チェックボックス
ヒスノイズ削減
チェックボックス
フェードイン
チェックボックス
フェードアウト
チェックボックス
オーディオファイルの音量を、プリセットされた値に設定します
。このフィルタは、さまざまな音源から取り込んだ各ファイルの
音量を一定に調整するときに役立ちます。
アナログレコードのノイズのような、カチカチ、カリカリという
ノイズを除去します。
オーディオファイルのヒスノイズを削減、または除去します。特
定のしきい値(ヒスレベル)以下の周波数は、すべて除去されま
す。
オーディオファイルの音量を、ゼロから一定の音量まで徐々に上
げます。このフィルタは、ファイルを短くするときに役立ちます
。
オーディオファイルの音量を徐々に下げて無音にします。このフ
ィルタは、ファイルを短くするときに役立ちます。
オーディオファイルのステレオ効果を加減します。このフィルタ
Nero Burning ROM
60
オーディオ CD とオーディオファイル
ステレオワイド効果
チェックボックス
カラオケ
チェックボックス
エコー
チェックボックス
イコライザ
ボタン
は、音源がステレオ録音されていない場合には機能しません。
オーディオファイルのボーカルが聞こえなくなります。このフィ
ルタを使用すると、左右のステレオチャンネルに均等に振り分け
られた部分(ボーカル部分)が聞こえなくなります。
オーディオファイルにエコー効果を加えます。
イコライザを開き、各周波数帯でボリューム、バス、およびピッ
チを変更できます。
有効にしたフィルタを適用してオーディオファイルを再生します
選択したフィルタのテ 。再生中にフィルタの設定オプションを変更して、フィルタ効果
スト
を調整することができます。
4.1.2 オプションを指定する
4.1.2.1 オーディオ CD 設定
[オーディオ CD]タブには、オーディオ CD を設定するためのオプションがあります。
Nero Burning ROM
61
オーディオ CD とオーディオファイル
[オーディオ CD]タブ
[一般]エリアの[オーディオ CD]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
複数のオーディオファイルの音量を一定の音量にして書き込む
すべてのオーディオファ フィルタを使用可能にします。これは、オーディオファイルを
イルを標準化する
さまざまな場所から取り出す場合に特にお勧めです。
オーディオファイル間の無音部分ができないように(ライブ録
音のように)、オーディオ CD を編成します。
チェックボックス
曲間に無音部分を作成し
ない
このチェックボックスがオフになっていると、オーディオファ
イル間に 2 秒の無音部分が入ります。
ディスクアットワンスモードを使用することを強くおすすめし
ます。
使用しない場合、ポーズの長さをゼロにしても、ドライブによ
っては対応していない場合もあり、また非常に短いカチッとい
Nero Burning ROM
62
オーディオ CD とオーディオファイル
うノイズがトラック間で聞こえたりすることがあります。
[CD Text]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
CD Text の書き込みオプションを有効にします。 CD Text
に対応した CD プレーヤーを使用すると、CD のタイトル、
チェックボックス
CD に書き込む
オーディオファイルの名前、アーティスト名がディスプレイに
表示されます。
CD Text は、ディスクアットワンスモードでのみ書き込みでき
ます。
入力フィールド
タイトル
入力フィールド
アーティスト
オーディオ CD のラベルを指定します。
アーティストを指定します。
プロデューサーやコメントなど、オーディオ CD
に関する追加情報を入力することもできます。
4.1.2.2 CDA 設定
[CDA オプション]タブでは、オーディオ CD に CD-DA ファイルを設定するためのオプ
ションが使用できます。[CDA ファイル取扱方法]エリアでは、録音元のオーディオ CD
から選択したファイルを、Nero Burning ROM がどのように処理するかを選択できます。
一般に、次に示す 2 通りの処理方法があります。
▬
オーディオファイルを読み込み、一時的にキャッシュに保存します。オーディオ CD
は、CD Text に対応するディスクアットワンスモードで書き込むことができます。
▬
オーディオファイルへの参照が作成され、その参照が書き込み直前に読み込まれ
ます(トラック参照方式)。オーディオ CD は、トラックアットワンスモード
でのみ書き込みできます。
Nero Burning ROM
63
オーディオ CD とオーディオファイル
録音元のオーディオ CD のトラックをオーディオ編集に追加する場合、
通常は次の方法をおすすめします。
録音元のオーディオ CD をハードディスクにリッピングします(「オーディオ
CD をハードディスクへコピー→ 69」を参照)。トラックは無劣化の FLAC
形式で保存するのが最適です。その後、オーディオファイルをオーディオ編集に
追加して作業を繰り返します。
[CDA ファイル取扱方法]エリアの[CDA
オプション]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
ドロップダウンメニュー
項目
ディスク空き容量方式(
初期設定)
ドロップダウンメニュー
項目
一時ファイル方式
オーディオファイルを一時的に Nero Burning ROM のキャッシ
ュに保存します。
ファイルをキャッシュするための空き容量がない場合には、オ
ーディオファイルへの参照が作成され、書き込みの直前に読み
込まれます。初期設定ではこの項目が選択されています。
オーディオファイルを一時的に Nero Burning ROM のキャッシ
ュに保存します。
使用できる空き容量がない場合には、エラーメッセージが表示
されます。
オーディオファイルへの参照が作成され、書き込み直前に、そ
ドロップダウンメニュー の参照が読み込まれます。録音元にできるドライブは CD/DVD
項目
ドライブのみで、レコーダー(書き込みドライブ)を録音元に
参照方式
することはできません。ディスクは、トラックアットワンスモ
ードでのみ書き込みできます。
ドロップダウンメニュー CD/DVD ドライブが装備されている場合には、
項目
デバイス依存方式
オーディオファイルへの参照が作成されます。それ以外の場合
には、一時ファイル方式が使用されます。
[ドライブ]エリアの[CDA
Nero Burning ROM
64
オーディオ CD とオーディオファイル
オプション]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
選択リスト
ドライブ
ドロップダウンメニュー
読み込み速度
認識されたドライブおよびレコーダーのリスト。
CD の読み込み速度を選択します。
チェックボックス
書き込む前にハードドラ 書き込む前に、オーディオファイルをキャッシュに保存します
イブ上へトラックをキャ 。
ッシュする
[拡張]エリアの[CDA オプション]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
個々のオーディオファイルの終端の無音部分を取り除きます。
これによって音楽のトラックの継ぎ目がスムーズになります。
チェックボックス
初期設定ではこのチェックボックスが選択されています。
オーディオトラックの末 意図しない効果が追加されないようにするには、このチェック
端の無音部分を取り除く ボックスをオフにするときにポーズの長さを 0 に設定します
(ポーズの長さの設定については、[トラックプロパティ]タ
ブ→ 56を参照してください)。
4.2
ミックスモード CD および CD エキストラ
Nero Burning ROM を使用すると、オーディオファイルとデータファイルの両方を含む CD
を編集できます。
次の編集方法が使用できます。
▬
ミックスモード CD
▬
CD エキストラ
Nero Burning ROM
65
オーディオ CD とオーディオファイル
ミックスモード CD は、1 つのセッションにデータファイルとオーディオファイルを含みま
す。CD エキストラは、最初のセッションにオーディオファイルを含み、2 つめのセッショ
ンにデータファイルを含みます。
オーディオファイルとデータファイルを編集する手順は、データ CD または音楽 CD
を編集する手順と基本的に同じです。[新規編集]ウィンドウの対応する項目を必ず選択し
てください。選択画面には、オーディオファイルとデータファイルそれぞれの編集エリアが
表示されます。編集を書き込めるのは、オーディオファイルとデータファイルの両方の編集
エリアにファイルが追加されている場合のみです。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ 選択画面 →22
✒ オーディオ CD を編集する →53
✒ CD、DVD、ブルーレイの書き込み →27
4.2.1 CD エキストラ設定
[CD エキストラ]タブには、アルバムを設定するためのオプションが表示されます。
[情報]領域では、次の情報が使用できます。
表示パネル
編集内容についての情報を表示します。
[アルバム]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
入力フィールド
アルバム情報認証
入力フィールド
アルバム名を指定します。これは、アルバムが複数の CD
で構成されている場合に役立ちます。
編集内容を収録するために必要なディスクの枚数を指定します
アルバムのボリューム数 。
入力フィールド
アルバムのシーケンス番 現在のディスクのアルバム番号を指定します。
号
Nero Burning ROM
66
オーディオ CD とオーディオファイル
[CD エキストラピクチャ]ウィンドウを開きます。
ボタン
画像
このウィンドウでは、CD の前面および背面ジャケット
画像の選択と、画像フォーマットの指定ができます。
[言語対応]領域では、次の設定オプションが使用できます。
表示パネル
言語
ボタン
タイトル]テキストボックスにアルバムのタイトルを追加でき
ます。言語ごとに別個のタイトルを付けることができます。
国リストから[新規言語]ウィンドウを開きます。このウィン
追加中
ボタン
削除
入力フィールド
アルバムタイトル
4.3
使用可能な言語を表示します。言語を選択すると、[アルバム
ドウでは、国のリストから新規の言語を選択できます。
選択した言語を削除します。
[言語]選択リストで強調表示された言語のアルバムタイトル
を追加します。
Gracenote 音楽情報検出
Gracenote MusicID を使用すれば、Nero Burning ROM で音楽ファイルを識別することが
できます。 Gracenote Media Database からアーティスト、タイトル、ジャンルなどのメ
タデータを取得し、Nero Burning ROM に表示します。
識別はシングルのオーディオファイルに対しても、完全なオリジナルのオーディオ CD
に対しても行うことができます。
オーディオ CD のメタデータがまだデータベースに登録されていない場合は、
そのメタデータを入力して使用可能な状態にすることができます。 メタデータが
Gracenote に送信され、データベースに追加されます。
Gracenote を使用すると、どのようなオーディオ編集形式からでもオーディオファイル
を識別できます。
Nero Burning ROM
67
オーディオ CD とオーディオファイル
これは特にオーディオファイルに名前がなかったり、一部しか名前が付いていない場合に便
利です。
このようにして、音楽トラックに対してすべての情報が正しくタグ付けされます。
次の操作を行うと、Gracenote MusicID を使用して Nero Burning ROM
でオリジナルのオーディオ CD を自動的に識別することができます。
▬
オーディオ CD をコピーする
▬
オーディオ CD から HDD へトラックを保存する
音楽認識テクノロジーおよび関連データは Gracenote® によって提供されます。
Gracenote は、音楽認識技術と関連情報配信の業界標準です。
詳細については、www.gracenote.com をご覧ください。
4.3.1 オーディオファイルを識別する
編集内容に追加したオーディオファイルを Gracenote で識別し、Gracenote Media
Database からアーティストやタイトルなどのメタデータを取得することができます。
これを行うには、次の手順を実行します。
1. 音楽 CD を作成する編集タイプを選択します。
➟ 編集画面が開きます。
2. ハードディスクのオーディオファイルを音楽の編集内容に追加します。
3. 編集内容から 1 つまたは複数のオーディオファイルを選択します。
4. 右クリックしてコンテキストメニューを開きます。
5. [メタデータ取得]を選択します。
➟ オーディオファイルが分析され、必要な情報が Gracenote に送信されます。
[メタデータ取得編集]ウィンドウが開きます。 Gracenote で受信したメタデータが
[新情報]エリアに表示されます。
Nero Burning ROM
68
オーディオ CD とオーディオファイル
[メタデータ編集]ウィンドウ
6. 必要に応じて、メタデータ(トラック番号、タイトル、アーティスト、
アルバムタイトル、年、ジャンルなど)を編集します。
7. [適用]ボタンをクリックします。
➟ [メタデータ取得編集]ウィンドウが閉じます。
➡ Nero Burning ROM にメタデータが表示されます。
[ファイル名をすべて合致]チェックボックスがオンになっている場合には、(技
術的に可能な場合は)ハードディスクのファイル名が変更されます。
4.4
オーディオ CD のリッピング
Nero Burning ROM を使用して、オーディオ CD のオーディオファイルをハー
ドディスクに保存できます。
このとき、ファイルはエンコード(コンピュータで読み取れる形式に変換)されます。
通常、オーディオファイルは圧縮されます。
Nero Burning ROM
69
オーディオ CD とオーディオファイル
Nero Burning ROM はタイトル、アーティスト、トラックタイトルなどのメタデー
タに関する情報を複数のソースから取得します。
オーディオファイルに書き込まれるメタデータをここで正確に確認できます。
オーディオ CD のメタデータは複数のソースから入手します。オーディオ CD の CD
Text、Gracenote Media Database、ローカルデータベースです。
▲
Gracenote Media Database は多数のオーディオ CD に関するメタデー
タを保持しています。 Gracenote MusicID に基づいて Nero Burning ROM
がオーディオ CD を識別し、Gracenote Media Database からメタデー
タを入手できます。
▲
多くのオーディオ CD には、CD のタイトル、オーディオファイル名、
アーティスト名などのメタデータを含む CD Text が記録されています。
▲
ローカルデータベースは PC に保存され、Gracenote を使って取り込みまたは
コピーした各オーディオ CD の情報が含まれています。
ローカルデータベースは、タイトルまたはアーティストを変更してもその変更を
Gracenote に送信したくない場合に便利です
(たとえばタイトルの変更が自分だけに意味を成すような場合)。
音楽認識テクノロジーおよび関連データは Gracenote® によって提供されます。
Gracenote は、音楽認識技術と関連情報配信の業界標準です。詳細については、
www.gracenote.com をご覧ください。
コピー保護されたオーディオ CD のファイルは保存できません。
オーディオファイルを保存するには、次の手順を実行します。
1. [エクストラ] > [オーディオトラックを保存] メニューをクリックします。
➟ [オーディオトラックをハードディスクに保存]ウィンドウが開きます。
2. オーディオ CD をドライブに挿入します。
Nero Burning ROM
70
オーディオ CD とオーディオファイル
➟ ディスクを解析しています。 Gracenote、CD Text、ローカルデータベー
スからメタデータ情報を取得し、もし該当するものがあれば表示の対象になります。
[オーディオトラックをハードディスクに保存]ウィンドウ
3. [CD]ドロップダウンメニューからオーディオ CD のメタデータ情報を選択します。
4. ハードディスクに保存するトラックを選択します。
5. [出力]タブをクリックします。
➟ [出力]タブが開きます。
6. [ファイルフォーマット]ドロップダウンメニューで、対象ファイルのオー
ディオ形式を選択します。
7. [ファイル名作成モード]ドロップダウンメニューで、
ファイル名の作成方法を選択します。
8. 希望に応じて他の設定を定義します。
9. [コピー]ボタンをクリックします。
Nero Burning ROM
71
オーディオ CD とオーディオファイル
➟ 変換が開始されます。
アルバム名の付いたフォルダが指定したフォルダ内に作成されます。
オーディオファイルがこのフォルダに保存され、選択した作成方法に従がって名前が付
けられます。
➡ 以上で、オーディオファイルの保存は完了です。
4.4.1 [オーディオトラックをハードディスクに保存]ウィンドウ
[オーディオトラックをハードディスクに保存]ウィンドウで、ハードディスクに保存する
オーディオファイルの設定を定義します。 このウィンドウを開くには、[エクストラ] >
[オーディオトラックを保存]メニューをクリックします。
次の設定オプションが使用できます。
タブ
入力元
タブ
出力
ボタン
コピー
オーディオファイルのソースの設定を指定します。
出力ファイルの設定を行います。
コピー処理または保存処理を開始します。
4.4.1.1 [ソース]タブ
[ソース]タブには、オーディオ CD に収録されたオーディオファイルが表示されます。
各コントロールボタンの機能は、一般的な CD プレーヤーのボタンと同じです。
Nero Burning ROM
72
オーディオ CD とオーディオファイル
オーディオトラックをハードディスクに保存 - ソース
次の設定オプションが使用できます。
ドロップダウンメニ
ュー
オーディオ CD を挿入したドライブを選択します。
読み込み元ドライブ
どのソースからメタデータが使用されるかを選択します:
ドロップダウンメニ
Gracenote Media Database
ュー
CD TEXT
CD
ローカルデータベース(それまでにオーディオ CD
の取り込みまたはコピーをしたことがある場合のみ)
タイトル選択リスト
オーディオ CD に収録されたトラックを表示します。
コピーするトラックを個別に選択するには、各トラックのチェック
Nero Burning ROM
73
オーディオ CD とオーディオファイル
ボックスをオンにします。
利用可能なすべての情報を再度取得します。 Nero Burning ROM が
Gracenote Media Database へ新規の問合せを送信し、
ボタン
データベース内に一致する項目が存在する場合は、オーディオ CD
更新
のメタデータ(アーティスト名、タイトル名、ジャンルなど)を読
み込むことができます。 また、CD Text およびローカルデータベー
スの情報ももしあれば、取得します。
入力フィールド
アルバム/アーティス
ト/年
選択リスト
ジャンル
ボタン
アルバム、アルバムアーティスト、および年に関するメタデータを
表示または指定します。
ジャンルの表示または指定を行います。
ハードディスクにあるカバーを読み込みます。
カバー
オーディオ CD のメタデータを変更した場合または新たに入力し
た場合は、Gracenote に送信され Gracenote Media Database
チェックボックス
に追加されます。
入力したメタデータ この情報はローカルデータベースにも保存されます。
を匿名で Gracenote ローカルデータベースは、メタデータを変更したが、その変更を
に送信
Gracenote に送信したくない場合に特に便利です
(たとえばその変更が自分だけに意味を成すような場合、または一
時的にインターネット接続がない場合)。
4.4.1.2 [出力]タブ
[出力]タブでは、作成するオーディオファイルのプロパティを定義できます。
Nero Burning ROM
74
オーディオ CD とオーディオファイル
[オーディオ CD をハードディスクへコピー]-[出力]
次の設定オプションが使用できます。
入力ウィンドウ
出力ディレクトリ
ボタン
参照
出力ファイルの保存先を選択します。
参照ウィンドウを開き、保存先を選択します。
ドロップダウンメニ
ュー
ファイル名作成モー
出力ファイルの名前の作成方法を選択します。
ド
チェックボックス
保存したオーディオファイルのプレイリストを作成します。
保存されたオーディ プレイリストとは、リッピングしたオーディオファイルを、正しい
オトラックのプレイ メタデータが登録された状態で正しい順序に表示したリストです。
Nero Burning ROM
75
オーディオ CD とオーディオファイル
リストを自動的に生 プレイリストを選択するだけで、リスト内のすべてのオーディオフ
成する
ァイルがオーディオ編集や再生アプリケーションに追加されるため
、プレイリストは非常に便利なツールです。
ドロップダウンメニ
ュー
プレイリストの形式を選択します。
プレイリスト形式
ドロップダウンメニ
ュー
ファイルフォーマッ
ト
選択したオーディオファイルの、出力オーディオファイル形式を選
択します。
選択したファイル形式は次回以降の初期設定となります。 Nero
AAC オーディオ、MP3 オーディオ、WAVE、AIFF、FLAC、Ogg
Vorbis から選択できます。
選択したオーディオファイル形式のビットレートを選択します。
ビットレートが低いと、転送されるデータ量が少なくなります。
そのため、ファイルは小さくなりますが、品質は低くなります。
ビットレートが高いと、転送されるデータ量が多くなります。
ドロップダウンメニ そのため、ファイルサイズは大きくなりますが、品質は高くなりま
ュー
す。 MP3 の標準値は CD の品質に相当する 128 です。 MP3
品質
オーディオファイル形式の場合、MP3 ファイルを作成するか、mp3
PRO ファイルを作成するかを選択することもできます。
このボタンは、[Nero AAC オーディオ]ファイル形式または
[MP3 オーディオ]ファイル形式が選択されている場合のみ使用
できます。
チェックボックス
強制iPod互換
チェックボックス
ID3v2 非同期無効
Nero AAC オーディオを iPod で使用できるようにします。
このボタンは、出力オーディオ形式として[Nero AAC
オーディオ]形式が選択されている場合のみ使用できます。
デコード処理中の ID3v2 非同期を無効にします。
ID3v2 非同期は、MP3 デコード処理の一部です。これによって、
Nero Burning ROM
76
オーディオ CD とオーディオファイル
ID3v2 をサポートしていない古いソフトウェアやハードウェアでも
MP3 ファイルを再生できる可能性が高くなります。ただし、ID3v2
をサポートするデバイスの中には、ID3v2
非同期をサポートしていないものもあります。非同期 ID3v2 で MP3
ファイルを再生する場合、そのようなデバイスでは、イメージやテ
キストのタグがうまく表示されないことがあります。このような問
題が発生した場合は、このチェックボックスをオフにしてください
4.5
オーディオファイルのエンコード
Nero Burning ROM では、オーディオファイルを別のフォーマットに変換、
つまりトランスコーディングすることができます(WAV から MP3 など)。
通常は以下のファイルフォーマットを使用できます(利用可能なフォーマットは、ソースの
フォーマットによって異なる場合があります)。
▬
AC3: このオーディオフォーマットでは、ビットレートを指定できます。
▬
AIFF:「AIFF エンコードオプション」を参照してください。
▬
FLAC: この無劣化のオーディオフォーマットでは、設定を指定する必要はありません。
▬
MP3(Lame Encoder): 「MP3 エンコードオプション→ 80」を参照してください。
▬
MP3/MP3PRO: 「MP3 および MP3PRO エンコードオプション」を参照してください。
▬
Nero AAC オーディオ: 「Nero AAC オーディオエンコードオプション→
85」を参照してください。
▬
OGG: 「OGG エンコードオプション→ 86」を参照してください。
▬
WAV: 「WAV エンコードオプション」を参照してください。
▬
WMA: このオーディオフォーマットでは、さまざまなプロファイルを指定できます。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ AIFF および WAVE エンコードオプション →80
✒ MP3 および MP3PRO エンコードオプション →82
Nero Burning ROM
77
オーディオ CD とオーディオファイル
4.5.1 [ファイルのエンコード]ウィンドウ
[ファイルのエンコード]ウィンドウでは、エンコードされるオーディオファイルが選択さ
れ、出力のプロパティが指定されます。このウィンドウを開くには、[追加機能]メニュー
から[ファイルのエンコード]を選択します。ウィンドウは、選択エリアと[プロパティ]
エリアで構成されています。
[ファイルのエンコード]ウィンドウ
選択エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
リスト
エンコードするファイ 選択されたファイルが表示されます。
ル
チェックボックス
フルパス表示
[エンコードするファイル]リストのファイルの、エンコード元
パスとエンコード先パスのフルパスを表示します。
参照ウィンドウが開き、エンコードされるファイルのリストにフ
ァイルを選択して追加できます。
ボタン
追加中
小さい三角形をクリックすると、Nero MediaBrowser
を使用してオーディオファイルを選択することができます。
Nero Burning ROM
78
オーディオ CD とオーディオファイル
ボタン
削除
ボタン
選択したファイルを削除します。
[エンコードするファイル]リストのファイルをすべて削除しま
すべて削除
ボタン
状態をリセット
す。
選択したファイルの状態を、[未完了]にリセットします。
[プロパティ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
ドロップダウンメニュ
ー
[出力ファイル形式]
ボタン
選択したオーディオファイルの、出力オーディオファイル形式を
選択します。
出力オーディオファイルのビットレートや周波数などを設定する
設定
表示パネル
ターゲットファイル
ボタン
参照
表示パネル
ソースファイル情報
ためのウィンドウを開きます。
出力ファイルの保存先が表示されます。
参照ウィンドウを開き、保存先を選択します。
選択したオーディオファイルの情報が表示されます。
エンコードプロセスでは、次のボタンを使用できます。
開始
閉じる
エンコード処理を開始します。
ウィンドウを閉じます。
Nero Burning ROM
79
オーディオ CD とオーディオファイル
4.5.2 AIFF および WAVE エンコードオプション
Nero Burning ROM では AIIF または WAV 形式でオーディオファイルをエンコー
ドできます。
[AIFF/Wave]ウィンドウでオプションを設定します。このウィンドウは、[設定]ボタン
を使用して[ファイルのエンコード]ウィンドウから開くことができます。[AIFF]また
は[Wave]が[出力ファイル形式]として選択されていることを確認してください。
[AIFF]または[Wave]ウィンドウでは、次の設定オプションが使用できます。
ドロップダウンメニ
ュー
周波数
ドロップダウンメニ
ュー
ビット
秒あたりのスキャンレート(スキャン周波数)を指定します。周波
数が高いほど、頻繁にスキャンが実行されます。
スキャン精度を指定します。これによって個々のスキャナの品質が
決定されます。ビット符号が高いほど、精度が上がります。
ドロップダウンメニ
ュー
どのチャンネルを記録するかを指定します。
チャンネル
4.5.3 MP3 Lame エンコードオプション
Nero Burning ROM を使用すると、Lame Codec を使用して[MP3]形式でオーディオファ
イルをエンコードできます。[MP3 設定]ウィンドウでこれらのオプションを設定しま
す。このウィンドウは[設定]ボタンを使用して[ファイルのエンコード]ウィンドウから
開くことができます。Lame MP3 Encoder が[出力ファイル形式]
として選択されていることを確認してください。
[設定]エリアでは、次のエンコードのオプションが使用できます。
ドロップダウンメニュ 固定ビットレートを指定します。オーディオファイル全体を通し
ー
て一定のレートが適用されます(ビットレートとは単位時間あた
Nero Burning ROM
80
オーディオ CD とオーディオファイル
固定ビットレート
りのデータフローと保存データの品質のことです)。ビットレー
トが低いと、転送されるデータ量が少なくなります。そのため、
ファイルは小さくなりますが、品質は低くなります。ビットレー
トが高いと、転送されるデータ量が多くなります。そのため、フ
ァイルサイズは大きくなりますが、品質は高くなります。MP3
の標準値は CD の品質に相当する 128 です。
可変ビットレートを指定し、オーディオファイルの強弱の変化に
ドロップダウンメニュ 適用させます(ビットレートとは単位時間あたりのデータフロー
ー
と保存データ量のことです)。たとえば、トラックのより静かな
可変ビットレート
ポイントでは、ビットレートを低くすることができます。
ドロップダウンメニューから、必要な品質レベルを選択します。
[エクスポート設定]エリアでは、次のエンコードオプションを使用できます。
ドロップダウンメニュ
ー
エンコード品質
エンコーダ品質を指定します。これらの設定によって、高速なエ
ンコード([最低品質/最高速])を優先するか、または優れた心
理音響効果的エンコーダモデルを使用してより良いエンコード結
果([最高品質/最低速])を優先するかを指定します
コピーとオリジナルを区別するオリジナルビットを音楽ファイル
チェックボックス
オリジナルビット
に設定します。
チェックボックスがオン: オリジナルビット = 1(オリジナル)。
オフにしたチェックボックス: オリジナルビット = 0、
つまりコピー。
チェックボックス
プライベートビット
チェックボックス
コピーライトビット
音楽ファイルにプライベートビットを設定します。ユーザー用に
予約されていて、情報提供の目的でのみ使用されます。
コンテンツが保護されているかどうかを識別するコピーライトビ
ットを音楽ファイルに設定します。
チェックボックスがオン: コピーライトビット =
Nero Burning ROM
81
オーディオ CD とオーディオファイル
1(保護されている)。
チェックボックスがオフ: コピーライトビット =
0(保護されていない)。
チェックボックス
CRCの書き込み
音楽ファイルにチェックサムを設定します。これによって転送エ
ラーが確実に特定されます。
4.5.4 MP3 および MP3PRO エンコードオプション
Nero Burning ROM を使用すると、[MP3]および[MP3PRO]形式でオー
ディオファイルをエンコードできます。オプションの設定は[MP3PRO]ウィンドウで行
います。このウィンドウは、[設定]ボタンを使用して[ファイルのエンコード]ウィンド
ウから開くことができます。必ず[出力ファイル形式]として MP3 または MP3PRO
を選択しておく必要があります。
[MP3PRO]ウィンドウ
[設定]エリアでは、次のエンコードのオプションが使用できます。
ドロップダウンメニュ
ー
エンコーダ品質を指定します。[高速]、[中速]、および[最
高音質]を使用できます。これらの設定によって、高速なエンコ
ード([高速])を優先するか、または優れた心理音響効果的エ
Nero Burning ROM
82
オーディオ CD とオーディオファイル
エンコーダ音質
ンコーダモデルを使用してより良いエンコード結果([最高音質
])を優先するかを指定します。
固定ビットレートを指定します。オーディオファイル全体を通し
て一定のレートが適用されます(ビットレートとは単位時間あた
りのデータフローと保存データの品質のことです)。ビットレー
トが低いと、転送されるデータ量が少なくなります。そのため、
チェックボックス
固定ビットレート
ファイルは小さくなりますが、品質は低くなります。ビットレー
トが高いと、転送されるデータ量が多くなります。そのため、フ
ァイルサイズは大きくなりますが、品質は高くなります。MP3
の標準値は CD の品質に相当する 128 です。
ドロップダウンメニューで、ビットレートに関する[オプション
]を選択します。スキャンレート(kBit/s)、スキャン周波数(H
ertz/s)、およびチャンネルから選択できます。
可変ビットレートを指定し、オーディオファイルの強弱の変化に
適用させます(ビットレートとは単位時間あたりのデータフロー
チェックボックス
可変ビットレート
と保存データ量のことです)。たとえば、トラックのより静かな
ポイントでは、ビットレートを低くすることができます。
ドロップダウンメニューから、必要な品質レベルを選択します。
一部のプレーヤーでは、可変ビットレートで記録した MP3
ファイルの長さを正しく表示できません。
次のエンコードのオプションが使用できます。
使用されるエンコーダ方法を指定します。チェックボックスをオ
チェックボックス
MP3PRO
を有効にする
ンにすると、MP3PRO ファイルが作成されます
(ファイル拡張子は *.mp3)。
チェックボックスをオフにすると、MP3 ファイルが作成されます
(ファイル拡張子は同様に *.mp3)。
ボタン
[拡張]エリアを開きます。このエリアでは、[高度機能]を設
Nero Burning ROM
83
オーディオ CD とオーディオファイル
拡張
定できます。
[高度機能]エリアでは、次のエンコードのオプションが使用できます。
コピーとオリジナルを区別するオリジナルビットを音楽ファイル
チェックボックス
オリジナルビット
に設定します。
チェックボックスがオン: オリジナルビット = 1(オリジナル)。
オフにしたチェックボックス: オリジナルビット = 0、
つまりコピー。
チェックボックス
プライベートビット
音楽ファイルにプライベートビットを設定します。ユーザー用に
予約されていて、情報提供の目的でのみ使用されます。
コンテンツが保護されているかどうかを識別するコピーライトビ
ットを音楽ファイルに設定します。
チェックボックス
コピーライトビット
チェックボックスがオン: コピーライトビット = 1(保護さ
れている)。
オフにしたチェックボックス: コピーライトビット = 0、
つまり保護されていない。
チェックボックス
CRCの書き込み
チェックボックス
強いステレオコーディ
ングを許可する
音楽ファイルにチェックサムを設定します。これによって転送エ
ラーが確実に検出されます。
方向性の情報とボリュームのみを保存する高周波の特殊コーデッ
クを使用します。
2 つのステレオチャンネルをミックスして 1 つのモノラル信号
チェックボックス
にします。このオプションは、出力データの品質が悪く、ステレ
ダウンミックスの許可 オ信号の質が期待できない場合に便利です。モノラルにダウンミ
ックスすると質の向上が期待されます。
ドロップダウンメニュ MP3 ブロックのパディングタイプを選択します。ISO
Nero Burning ROM
84
オーディオ CD とオーディオファイル
ー
規格に従って MP3 ブロックをパディングする ISO
パディング
パディングタイプをおすすめします。
4.5.5 Nero AAC エンコードオプション
Nero Burning ROM では、Nero AAC オーディオ形式でオーディオファイルをエンコー
ドできます。
オプションの設定は[Nero AAC エンコーダ設定]ウィンドウで行います。
このウィンドウは、[設定]ボタンを使用して[ファイルのエンコード]ウィンドウから開
くことができます。[Nero AAC]が[出力ファイル]形式として選択されていること
を確認してください。
Nero AACエンコーダ設定
[Nero AAC エンコーダ設定]ウィンドウでは、次の設定オプションを使用できます。
可変ビットレートを指定し、オーディオファイルの強弱の変化に適
ドロップダウンメニ 用させます(ビットレートとは単位時間あたりのデータフローと保
ュー項目
存データの量のことです)。たとえば、トラックのより静かなポイ
[可変ビットレート ントでは、ビットレートを低くすることができます。
]
[0]から[100]までの可変ビットレートを設定できます。[0]
は最も低い品質で、[100]が最も高い品質になります。
ドロップダウンメニ 平均ビットレートを指定し、オーディオファイルの強弱の変化に適
Nero Burning ROM
85
オーディオ CD とオーディオファイル
ュー項目
平均ビットレート
用させます(ビットレートとは単位時間あたりのデータフローと保
存データの量のことです)。ただし、平均ビットレートでは指定さ
れた値になる傾向があります。原理上、平均ビットレートは、帯域
幅のビット数が制限された可変ビットレートの一種で、可変ビット
レートと固定ビットレートの長所が組み合わさっています。
ドロップダウンメニ 固定ビットレートを指定します。オーディオファイル全体を通して
ュー項目
固定ビットレート
一定のレートが適用されます(ビットレートとは単位時間あたりの
データフローと保存データ量のことです)。
ビットレート(単位時間あたりのデータフローと保存データ量)を
指定します。
スライダー
品質
ビットレートが低いと、転送されるデータ量が少なくなります。そ
のため、ファイルは小さくなりますが、品質は低くなります。ビッ
トレートが高いと、転送されるデータ量が多くなります。そのため
、ファイルサイズは大きくなりますが、品質は高くなります。標準
値は CD の品質に相当する[128]です。
チェックボックス
書き込みファイルに. Apple によって定義された M4A オーディオファイル形式でオー
m4a
ディオファイルをエンコードします。
拡張子を使用する
4.5.6 OGG Vorbis エンコードオプション
Nero Burning ROM では、OGG Vorbis 形式でオーディオファイルをエンコードできます。
[OGG Vorbis 設定]ウィンドウでオプションを設定します。このウィンドウは、
[設定]ボタンを使用して[ファイルのエンコード]ウィンドウから開くことができます。
[OGG Vorbis]が[出力ファイル形式]として選択されていることを確認してください。
[OGG Vorbis 設定]ウィンドウでは、次の設定オプションを使用できます。
Nero Burning ROM
86
オーディオ CD とオーディオファイル
固定ビットレートを指定します。オーディオファイル全体を通して
一定のレートが適用されます(ビットレートとは単位時間あたりの
データフローと保存データ量のことです)。
チェックボックス
固定ビットレート
ビットレートが低いと、転送されるデータ量が少なくなります。そ
のため、ファイルは小さくなりますが、品質は低くなります。ビッ
トレートが高いと、転送されるデータ量が多くなります。そのため
、ファイルサイズは大きくなりますが、品質は高くなります。標準
値は CD の品質に相当する[128]です。
可変ビットレートを指定し、オーディオファイルの強弱の変化に適
用させます(ビットレートとは単位時間あたりのデータフローと保
チェックボックス
可変ビットレート
存データの量のことです)。たとえば、トラックのより静かなポイ
ントでは、ビットレートを低くすることができます。
[0]から[100]までの可変ビットレートを設定できます。[0]
は最も低い品質で、[100]が最も高い品質になります。
Nero Burning ROM
87
ビデオ
5
ビデオ
5.1
DVD ビデオの書き込み
Nero Burning ROM を使用すると、ハードディスクドライブに保存された DVD-Video
ファイルを DVD に書き込むことができます。作成した DVD は、ほとんどすべての DVD
プレーヤーで再生できます。
DVD-Video タイトルが用意されていれば(つまり、完全な DVD フォルダ構造が用意されて
いれば)、Nero Burning ROM を使用して DVD-Video が作成できます。
Nero Burning ROM では、ビデオファイルを DVD ビデオ、AVCHD ビデオ、
BDMV ビデオに変換することができません。ビデオファイルの DVD ビデオ、
AVCHD ビデオ、BDMV ビデオへの変換は、Nero Video などでは可能です。
Nero Video はフルバージョンの Nero 2015 に含まれています。Nero Video
について詳しくは、Nero の Web サイト(www.nero.com)
を参照してください。また、ビデオ編集について詳しくは、『Nero Video
マニュアル』を別途参照してください。
DVD-Video を編集するには、次の手順を実行します。
1. [新規編集]ウィンドウのドロップダウンメニューから、[DVD]を選択しま
す。([新規編集]ウィンドウが開かない場合は、メイン画面の[新規作成]ボタンをク
リックして開くことができます。)
2. 選択リストから、編集の種類として[DVD-Video]を選択します。
➟ 選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。
Nero Burning ROM
88
ビデオ
[DVD Video]タブ
3. 各タブで、必要なオプションを設定します。
4. [新規作成]ボタンをクリックします。
➟ [新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が開きます。
DVD-Video の編集画面
Nero Burning ROM
89
ビデオ
5. 右側の[ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込む DVD ビデオファイル
を選択します。
6. ビデオタイトル(VIDEO_TS)の既存の DVD フォルダ構造を左側の[ディスク内容]
エリアにドラッグします。
➟ 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、
ディスクにどれだけの領域が必要かが表示されます。
➡ 以上で、DVD-Video の編集は完了です。この時点で、
ここまでの編集内容を書き込むことができます。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ 選択画面 →22
5.2
AVCHD の書き込み
Nero Burning ROM
を使用すると、ハードディスクドライブまたはカムコーダーに保存された AVCHD
ビデオファイルを AVCHD ビデオディスクに書き込むことができます。AVCHD
ビデオディスクは、通常のように DVD に書き込むか、Blu-ray ディスクに書
き込むことができます。Blu-ray ディスクを使用すると、DVD より多く
の領域に書き込めるメリットがあります。
DVD に書き込んだ AVCHD ビデオは、Blu-ray
ディスクの仕様に対応します。ただし、すべての Blu-ray プレーヤーで再生できるという
保証はありません。
マスター前のファイルを含む完全なフォルダ構造が用意されていれば、Nero Burning ROM
を使用して AVCHD ビデオディスクが作成できます。
Nero Burning ROM では、ビデオファイルを DVD ビデオ、AVCHD ビデオ、
BDMV ビデオに変換することができません。ビデオファイルの DVD ビデオ、
AVCHD ビデオ、BDMV ビデオへの変換は、Nero Video などでは可能です。
Nero Video はフルバージョンの Nero 2015 に含まれています。Nero Video
について詳しくは、Nero の Web
Nero Burning ROM
90
ビデオ
サイト(www.nero.com)を参照してください。また、ビデオ編集について詳し
くは、『Nero Video マニュアル』を別途参照してください。
AVCHD ビデオディスクを編集するには、次の手順を実行します。
1. [新規編集]ウィンドウのドロップダウンメニューから[DVD]または
[ブルーレイ]選択します。([新規編集]ウィンドウが開かない場合は、メイン画面の
[新規作成]ボタンをクリックして開くことができます。)
2. 選択リストから、編集の種類として[AVCHD(TM)ビデオ]を選択します。
➟ 選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。
AVCHD(TM)ビデオ - [新規編集]ウィンドウ
3. [ディスク名]入力フィールドに、AVCHD ビデオディスクの名前を入力します。
4. [新規作成]ボタンをクリックします。
➟ [新規作成]ウィンドウが閉じられ、選択画面が開きます。
選択画面には、特定の AVCHD フォルダ構造が表示されます。
Nero Burning ROM
91
ビデオ
AVCHD ビデオ - 選択画面
5. 右側の[ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込むムービーを選択します。
6. プレマスタリングの済んだファイルが含まれる既存のフォルダ構造を、左側の
[ディスク内容]エリアにドラッグします。
➟ 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、
ディスクにどれだけの領域が必要かが表示されます。
➡ 以上で、AVCHD ビデオディスクの編集は完了です。この時点で、
ここまでの編集内容を書き込むことができます。
ファイルとフォルダ
AVCHD ビデオにはさまざまなフォルダが含まれています。
各フォルダに含めることのできるファイルには制限があります。ファイルがフォ
ルダに含まれていない場合は、次のように、正しいファイルを特定のフォルダに
割り当てる必要があります。
\BDMV\index.bdmv
\BDMV\MovieObject.bdmv\
BDMV\PLAYLIST\*.mpls
\BDMV\CLIPINF\*.clpi
\BDMV\STREAM\*.m2ts
\BDMV\AUXDATA\sound.bdmv
Nero Burning ROM
92
ビデオ
\BDMV\AUXDATA\*.otf
\BDMV\BDJO\*.bdjo(これらのファイルはオプションですが、フォルダが利用で
きる状態になっている必要があります)
また、\BDMV\META、\BDMV\JAR、および \CERTIFICATE フォルダも利用
できる状態になっている必要がありますが、中身は空のままでもかまいません。
\BDMV\BACKUP フォルダが利用できる状態になっている場合、
その中には、index.bdmv と MovieObjects.bdmv の各ファイルのコピー、および
PLAYLIST、CLIPINF、BDJO の各フォルダのコピーが含まれます。
また、AVCHD ビデオには AVCHDTN フォルダも含まれていることがあります。
このフォルダは、空の場合には利用できない状態になっている必要があります。
利用できる状態になっている場合には、次のファイルを含める必要があります。
\AVCHDTN\thumbnail.tidx
\AVCHDTN\thumbnail.tdt2
5.3
BDMV の書き込み
Nero Burning ROM を使用すると、ハードディスクドライブに保存された BDMV(Blu-ray
Movie)ファイルを BDMV-Video ディスクに書き込むことができます。作成した BDMVVideo は、ほとんどすべての Blu-ray プレーヤーで再生できます。
マスター前のファイルを含む完全な BDMV フォルダ構造が用意されていれば、Nero
Burning ROM を使用して BDMV-Video が作成できます。
Nero Burning ROM では、ビデオファイルを DVD ビデオ、AVCHD ビデオ、
BDMV ビデオに変換することができません。ビデオファイルの DVD ビデオ、
AVCHD ビデオ、BDMV ビデオへの変換は、Nero Video などでは可能です。
Nero Video はフルバージョンの Nero 2015 に含まれています。Nero Video
について詳しくは、Nero の Web サイト(www.nero.com)
を参照してください。また、ビデオ編集について詳しくは、『Nero Video
マニュアル』を別途参照してください。
BDMV-Video ディスクを編集するには、次の手順を実行します。
Nero Burning ROM
93
ビデオ
1. [新規編集]ウィンドウのドロップダウンメニューから[ブルーレイ]
を選択します。([新規編集]ウィンドウが開かない場合は、メイン画面の[新規作成]
ボタンをクリックして開くことができます。)
2. 選択リストから、編集の種類として[BDMV-Video]を選択します。
➟ 選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。
[BD ビデオ編集]ウィンドウ
3. [ディスク名]入力フィールドに BDMV-ビデオディスクの名前を入力します。
4. [新規作成]ボタンをクリックします。
➟ [新規作成]ウィンドウが閉じられ、選択画面が開きます。
選択画面には、特定の定義済みの BDMV フォルダ構造が表示されます。
Nero Burning ROM
94
ビデオ
BD ビデオの選択画面
5. 右側の[ファイルブラウザ]エリアから、ディスクに書き込むムービーを選択します。
6. 左側の[ディスク内容]エリアに、プレマスタリング済みのファイルを含む既存の BDMV
フォルダ構造をドラッグします。
➟ 編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、
ディスクにどれだけの領域が必要かが表示されます。
➡ 以上で、BDMV-Video ディスクの編集は完了です。この時点で、
ここまでの編集内容を書き込むことができます。
ファイルとフォルダ
BDMV-Video にはさまざまなフォルダが含まれています。
各フォルダに含めることのできるファイルには制限があります。ファイルがフォ
ルダに含まれていない場合は、次のように、正しいファイルを特定のフォルダに
割り当てる必要があります。
\BDMV\index.bdmv
\BDMV\MovieObject.bdmv
BDMV\PLAYLIST\*.mpls
\BDMV\CLIPINF\*.clpi
\BDMV\STREAM\*.m2ts
\BDMV\AUXDATA\sound.bdmv
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ビデオ
\BDMV\AUXDATA\*.otf
\BDMV\BDJO\*.bdjo(これらのファイルはオプションですが、フォルダが利用で
きる状態になっている必要があります)
また、\BDMV\META、\BDMV\JAR、および \CERTIFICATE フォルダも利用
できる状態になっている必要がありますが、中身は空のままでもかまいません。
\BDMV\BACKUP フォルダが利用できる状態になっている場合、その中には、
index.bdmv と MovieObjects.bdmv の各ファイルのコピー、および
PLAYLIST、CLIPINF、BDJO の各フォルダのコピーが含まれます。
Nero Burning ROM
96
ブータブルディスクについて
6
ブータブルディスクについて
Nero Burning ROM を使用すると、ブータブルディスクを作成できます。
このディスクでは、ハードディスクドライブへのアクセスなしに、コンピュータを起動でき
ます。このため、ブータブルディスクは、ハードディスクにアクセスできなくなったときに
コンピュータを起動するための、"非常用ディスク" として主に使用されます。
ブータブルディスクは、データディスクの構造を定義する ISO-9660 標準の拡張である "El
Torito" 規格に従って作成されます。この規格は、データディスクの構造を規定する ISO
9660 規格を拡張したもので、ブートイメージ部と ISO 部から構成されます。
ブートイメージには、オペレーティングシステムをロードし、コンピュータを起動するため
に必要なすべてのファイルが含まれます。ISO 部分には、ISO
方式でバックアップ可能な範囲で、いくつでもデータファイルを収録することができます。
6.1
ブートの要件
ディスクからコンピュータを確実に起動できるようにするには、ディスクドライブが最初の
起動ドライブとして扱われるように、コンピュータの BIOS で起動順序を設定する必要があ
ります(たとえば CD-ROM、C:、A: など)。SCSI CD-ROM ドライブの場合、
このドライブは、設定を変更可能な個別の BIOSで SCSI アダプタに接続されている必
要があります。(これは、IDE ハードディスクが存在しない場合にのみ動作します。IDE
ハードディスクは起動順序で SCSI アダプタより前に位置するためです。)
ディスクから起動する場合は、「MS DOS」や「Linux」のような、メディアへの
書き込みが実行されないオペレーティングシステムのみ起動できます。Microsoft Windows
2000 や Microsoft Windows XP は、起動時にメディアへの書き込みを実行します。
これはディスクに対しては実行できないため、起動処理はキャンセルされ、PC
を起動することはできません。
6.2
ブータブルディスクのテンプレート
Nero Burning ROM でブータブルディスクを作成するためのテンプレートは、
論理ドライブ(たとえば、C: ドライブ)か、ドライブのイメージファイル
(ドライブの内容をセクタごとのファイルとして記録したもの)のどちらかになります。ブ
Nero Burning ROM
97
ブータブルディスクについて
ータブルディスクのテンプレートを論理ドライブにすると、システム起動時にブータブルデ
ィスクが論理ドライブをエミュレートします。次に示すように、3 種類のエミュレー
トがあります。
▬
フロッピーエミュレーション:このブータブルディスクを作成するには、起動可能
なフロッピーディスクが必要になります。起動時、ブータブルディスクはフロッピーデ
ィスクをエミュレートします。起動処理中、ドライブ A: がブータブルディスクに対応
するように、ドライブ文字が変更されます。開始データのサイズは、フロッピーディス
クの容量(1MB など)に制限されます。
▬
[ハードディスクエミュレーション]:
ブータブルディスクを作成するためにブータブルハードディスクが必要です。起動時に
、ディスクはドライブ C をエミュレートします。ドライブ C のドライブ文字はすべて 1
つずつ増えます。開始データのボリュームは、CD (700MB など)または DVD
(8.5GB など)の容量で制限されます。たとえば、パーティションが 1 つ(200GB)
しかない 200GB のハードディスクドライブからは、
前もってハードディスクドライブを再パーティション化しなければブータブルディスク
を作成できません。
▬
[エミュレーションなし]:
このプロセスでは、ドライブ名は変更されません。これは、ブータブルインストール
CD に使用されます。この設定は、フロッピーディスクやハードディスクドライブをエ
ミュレートする必要がない場合、または独自のデバイスドライバをインストールしたい
場合などに適しています。
6.3
ブータブルディスクの書き込み
ブータブルディスクを作成するには、次の手順を実行します。
1. Nero Burning ROMメイン画面で[新規作成]ボタンをクリックします。
➟ [新規編集]ウィンドウが開きます。
Nero Burning ROM
98
ブータブルディスクについて
2. ドロップダウンメニューから、使用するディスクのフォーマットを選択します。
3. 使用する[ブート]編集タイプを選択します。
➟ ブータブルディスク用のタブが表示されます。[ブート]タブは前面にあります。
ブート設定
4. ブータブルディスクのテンプレートデータの原型を論理ドライブにするには、
次の手順を実行します。
1. [ブートイメージのソース]データエリアの[ブート可能な論理ドライブ]
を選択します。
2. ドロップダウンメニューから目的の項目を選択します。
目的の論理ドライブがドロップダウンメニューに表示されない場合は、ディスク
上で使用可能な容量よりもドライブの容量が大きいことが考えられます。Micros
oft® Windows® 2000 などのオペレーティングシステムでは、
ドライブに直接アクセスするためには管理者権限が必要で、ブータブルディスク
を作成する場合はこれらの権限が必要となることに注意してください。
5. ブータブルディスクのテンプレートデータの原型をイメージファイルにするに
Nero Burning ROM
99
ブータブルディスクについて
は、次の手順を実行します。
1. [ブートイメージデータのソース]エリアで[イメージファイル]オプションボ
タンを選択します。
2. [参照]ボタンをクリックして、目的のイメージファイルを選択します。
3. [拡張設定有効(上級者向け)]チェックボックスをオンにして、必要に応じて
[エミュレーションの種類]ドロップダウンメニューからイメージファイルのエミュレ
ーションの種類を選択します。
DosBootimage
Nero Burning ROM では、ブートイメージファイル DosBootimage.ima
を使用できます。イメージファイルへのパスは、初期設定で[イメージファイル
]フィールドに入力されています。また、[ブートロケール]ドロップダウンメ
ニューから、システムの起動時に表示される言語を選択したり、正しいキーボー
ドレイアウトを選択したりできます。
DosBootimage は、Caldera DOS ブートフロッピーディスクのイメージであり、
フロッピーディスクをエミュレートします。イメージには、ディスクドライブか
ら読み取るためのドライバが含まれ、FAT 32(読み取り/書き込み)および
NTFS(読み取り専用)が含まれます。ブータブルディスクの DosBootimage
を選択している場合、拡張設定が事前に定義されています。
ISOLINUX ブートイメージファイルを選択すると、ISOLINUX ブータブルディス
クに対する詳細設定が Nero Burning ROM によって自動的に設定されます。
6. 各タブから必要なオプションを選択します。
7. [新規作成]ボタンをクリックします。
➟ 選択画面が表示されます。
8. ブータブルディスクの ISO
部分に書き込むファイルやフォルダを選択して、[ディスク内容]エリアにドラッグしま
す。
Nero Burning ROM
100
ブータブルディスクについて
➡ ファイルやフォルダが[ディスク内容]エリアに表示され、それらがディ
スク上で占有する領域の大きさが容量バーに示されます。ブータブルディスクを作
成したので、書き込み処理を開始できます。
Nero Burning ROM
101
ディスクイメージからの書き込み
7
ディスクイメージからの書き込み
Nero Burning ROM は、ハードドライブに以前に保存したディスクイメージからディスクを
書き込むために使用されます。
保存されたイメージファイルをロードするには、次の操作を行います。
1. ドロップダウンメニューからレコーダを選択します。
2. メイン画面の
ボタンをクリックします。
➟ [開く]ウィンドウが開きます。
[開く]ウィンドウ
3. 目的のイメージファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
➟ [編集内容を書き込む]ウィンドウが開きます。
Nero Burning ROM
102
ディスクイメージからの書き込み
[編集内容を書き込む]ウィンドウ
4. 必要な書き込みオプションを設定します。
5. 技術的に可能であれば、ドロップダウンメニューでディスクの種類を変更できます。
6. [書き込み]ボタンをクリックします。
➟
書き込み処理が開始します。進捗バーには書き込みプロセスの進捗状況が表示され
ます。書き込みが完了すると、ディスクが取り出されます。
Nero Burning ROM
103
ディスクイメージからの書き込み
書き込み処理
➡ 書き込み処理が終了します。レコーダーから書き込まれたディスクを取り
出すことができます。
Nero Burning ROM
104
LightScribe
8
LightScribe
Nero Burning ROM と LightScribe 対応のドライブを使用すると、LightScribe
対応のドライブ内で CD または DVD
のラベル面に印刷できるラベルを作成したり、ロードすることができます。この機能は、開
始画面に表示される[LightScribe ラベルの印刷]オプションから単独で使用することも、
プロジェクトの作成および書き込み処理の中間ステップに組み込んで使用することもできま
す。
LightScribe テクノロジ対応ドライブが搭載、または接続されていない場合、
この機能はご利用いただけません。
8.1
LightScribe ラベルを印刷する
ラベルを印刷するプロセスは、書き込みプロセスに統合されます。まず、編集内容が書き込
みます。次に、ディスクを裏返してから、ラベルを書き込みます。
同じ LightScribe ディスクに複数回ラベルを書き込むことができます。
印刷されたラベルは調整されます。これによりラベルが暗くなり、多くの場合、品質が向上
します。また、別の書き込みプロセスで、新しい要素を使ってラベルを拡張することもでき
ます。
次の要件を必ず満たしてください。
▲ LightScribe レコーダーが選択されている。
編集内でラベルを印刷するには、次の手順を実行します。
1. [新規編集]ウィンドウで使用する編集タイプを選択します。
([新規編集]ウィンドウが開かない場合は、メイン画面の[新規作成]ボタンをクリッ
クして開くことができます。)
2. [その他]タブをクリックします。
Nero Burning ROM
105
LightScribe
3. [LightScribe]エリアの[ラベルを印刷する]チェックボックスをオンにします。
4. [作成]ボタンをクリックします。
➟ [CD ラベルエディタ]ウィンドウが開きます。
Nero Burning ROM
106
LightScribe
CDラベルエディタ
5. ラベルを作成するか、Nero CoverDesigner を使って作成した既存のラベルを開きます。
[CD ラベルエディタ]ウィンドウのインターフェイスと、
ラベルの作成手順は、基本的に Nero CoverDesigner と同じです。Nero
CoverDesigner のユーザーマニュアルには、プロ級のカバー
やラベルを作成する方法が詳しく説明されています。
6. 必要に応じてその他のオプションも設定します。
7. [新規作成]ボタンをクリックします。
➟ [新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が表示されます。
8. 書き込むファイルを選択します(「データディスクの編集→ 27」を参照)。
9. データ側を下に向けて空の LightScribe CD を挿入します。
10. [書き込み]ボタンをクリックします。
Nero Burning ROM
107
LightScribe
➟ 書き込み処理が開始され、編集内容が書き込まれます。進捗バーには書き込みプ
ロセスの進捗状況が表示されます。書き込みが完了すると、ディスクが取り出されます
。「LightScribe ディスクのラベル面を下にして、ドライブに挿入してください」
というメッセージ内容のウィンドウが表示されます。
11. LightScribe ディスクをラベル面を下にしてレコーダーに挿入し、[OK]
をクリックします。
➟ [LightScribe 印刷設定]ウィンドウが表示され、印刷プロセスが開始されます。
[LightScribe 印刷設定]ウィンドウの進捗バーには進捗状況が表示されます。
印刷処理が終了すると、「書き込み処理が完了しました」というメッセージ内容のウィ
ンドウが表示されます。
12. [OK]ボタンをクリックします。
➡ ディスクが取り出されます。編集内容が書き込まれ、LightScribe
ラベルが印刷されました。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ LightScribe の設定 →159
8.2
[CD ラベルエディタ]ウィンドウ
[CD ラベルエディタ]ウィンドウでは、ラベルの作成や読み込みを実行できます。
このウィンドウは、現在の編集の[その他]タブの[LightScribe]エリアにある[作成]ボ
タンをクリックすると表示されます。
[CD ラベルエディタ]ウィンドウのインターフェイスは、Nero CoverDesigner
と同じ原則で動作します。ラベルを紙に印刷するか、適切なディスク上に直接印
刷するかが異なるだけです。プロのような出来映えのカバーやレーベルを作成す
るための詳しい手順については、Nero CoverDesigner
ユーザーマニュアルを別途参照してください。
Nero Burning ROM
108
LightScribe
[ドキュメント - CD ラベルエディタ]ウィンドウ
次の設定オプションが使用できます。
内径
ラベルと内側の端からラベルまでの距離を指定します。
外径
ラベルとディスクの外側の端までの距離を指定します。
幅
印刷領域の幅を指定します。
ラベルをデザインするための様々なテンプレートが用意されていま
ラベルテンプレート
す。
選択したテンプレートは、必要に応じて編集したり、カスタマイズ
できます。
新規作成
開く
新しいラベルドキュメントを生成します。
Nero CoverDesigner
Nero Burning ROM
109
LightScribe
を使用して作成された既存のラベルを開きます。
名前を付けて保存
OK
プレビュー
キャンセル
作成したラベルを保存します。
作成したラベルを編集内容に加えて、ウィンドウを閉じます。
ラベルが LightScribe ディスクでどのように表示されるかを示す
[印刷プレビュー]ウィンドウが開きます。
作業を取り消して、ウィンドウを閉じます。
Nero Burning ROM
110
Labelflash
9
Labelflash
Labelflash 対応ドライブがあれば、Labelflash 対応の DVD のラベル面やデー
タ面にラベルを印刷できます。Labelflash の DVD には、最上位層と最下位層の間に特殊な
層があり、ドライブ内のレーザーをこの層に照射することにより、画像や文字が DVD
上に印刷されます。
[レーベル書き込み]画面のインターフェースは、基本的に Nero
CoverDesigner のインターフェースと同じです。ラベルを紙に印刷するか、
対応ディスク上に直接印刷するかが異なるだけです。
Nero CoverDesigner
のユーザーマニュアルには、プロ級のカバーやレーベルを作成する方法が詳しく
説明されています。
Labelflash テクノロジに対応しているドライブが搭載または接続されていない
場合、この機能はご利用いただけません。
9.1
[レーベル書き込み]ウィンドウ
[レーベル書き込み]ウィンドウでは、Labelflash 対応 DVD に書き込むラベルの作成、
読み込みができます。選択した印刷品質と回転速度についての情報は、このウィンドウの右
側に表示されます。
[ディスクタイプ]の下側の表示では、空のディスクをラベル面を下に挿入したのか、デー
タ面を下にしているのかが確認できます。ディスクのどちらの面を下にしてドライブに挿入
したかによって、Labelflash または DiscT@2 のどちらかのロゴが[レーベル書き込み]
ウィンドウに表示されます。
Nero Burning ROM
111
Labelflash
[レーベル書き込み]ウィンドウ
[レーベル書き込み]ウィンドウでは、次の設定オプションが使用できます。
入力フィールド
内径
入力フィールド
幅
印刷領域の幅を指定します。
[Labelflash 印刷プロパティ]ウィンドウが開きます。
ボタン
変更
ボタン
ラベルと内側の端からラベルまでの距離を指定します。
このウィンドウでは、印刷の品質とコントラストのレベルを変更で
きます。 変更結果は、印刷プレビュー画面に直接表示されます。
[印刷プレビュー]を開きます。 このウィンドウでは、Labelflash
Nero Burning ROM
112
Labelflash
プレビュー
選択リスト
ラベルテンプレート
ボタン
書き込み
ボタン
キャンセル
対応ディスクにラベルが印刷されたときの状態を確認できます。
ラベルをデザインするための様々なテンプレートが用意されていま
す。選択したテンプレートは、必要に応じて編集したり、カスタマ
イズできます。
書き込みプロセスを起動します。
作業を取り消して、ウィンドウを閉じます。
DiscT@2 を作成する場合には、Nero Burning ROM は初期設定で作成するラベル
用に利用できる印刷範囲(DVD のデータ面でデータが未使用の範囲)
のみを表示します。印刷範囲の半径を広げることはできません。
9.2
Labelflash ラベルおよび DiskT@2 を印刷する
ラベルの作成時、ラベル面に印刷するか、データ面に印刷するかによる基本的な違いはあり
ません。ラベルの印刷は、データの書き込み処理には組み込まれません。
DVD のラベル面には、いつでも印刷できます。
編集内容の書き込みが完了したら、最初にデータ面に印刷するようおすすめしま
す。印刷したデータ面に、データを書き込むことはできません。すでにデータを
書き込み済みの DVD をドライブに挿入すると、Nero Burning ROM はデー
タ面に残された印刷可能な領域を自動的に識別します。
DVD のラベル面に Labelflash ラベルを印刷したり、データ面に DiskT@2 を印刷するに
は、次の手順を実行します。
1. ラベル面に Labelflash ラベルを印刷する場合は、空の Labelflash 対応ディスクを、
ラベル面を下にしてドライブに挿入します。
➟ [レーベル書き込み]ウィンドウが開き、Labelflash のロゴが表示されます。
Nero Burning ROM
113
Labelflash
2. DiskT@2 をデータ面に印刷する場合は、空き領域のある Labelflash 対応ディスクを、
データ面を下にしてドライブに挿入します。
➟ [レーベル書き込み]ウィンドウが開き、DiskT@2 のロゴが表示されます。
3. 目的に合ったラベルを作成するか、Nero CoverDesigner で作成したラベルを開きます。
[レーベル書き込み]ウィンドウのインターフェースとラベルの作成は、基本的
に Nero CoverDesigner と同じです。Nero CoverDesignerのユーザーマニュアル
には、プロ級のカバーやレーベルを作成する方法が詳しく説明されています。
4. ラベルを印刷する範囲を変更したい場合は、[内径]と[幅]の入力フィールド
を使用します。
5. 印刷プロパティを確認または変更するには、次の手順を実行します。
1. [変更]ボタンをクリックします。
➟ [Labelflash印刷プロパティ]ウィンドウが開きます。
2. 印刷品質を変更するには、[印刷品質プロファイル]ドロップダウンメニューか
ら品質レベルを選択します。
3. [印刷品質プロファイル]ドロップダウンメニューから[カスタム]を選択する
と、コントラストのレベルと回転速度を変更できます。
4. [OK]ボタンをクリックします。
➟ [Labelflash 印刷プロパティ]ウィンドウが閉じ、変更が適用されます。
Nero Burning ROM
114
Labelflash
Labelflash 印刷プロパティ
6. [書き込み]ボタンをクリックします。
➟ 印刷処理が開始され、[Labelflash - 印刷中]または[DiscT@ 2 - 印刷中]
ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、印刷処理の残り推定時間と、印刷の進行
状況を確認できます。印刷処理が完了すると、それを通知するメッセージウィンドウが
開きます。
7. [OK]ボタンをクリックします。
➟ メッセージウィンドウが閉じられ、ディスクが取り出されます。
➡ 以上で、ラベルの印刷は完了です。
Nero Burning ROM
115
編集内容を書き込む
10
編集内容を書き込む
10.1 レコーダー設定
[ドライブの選択]ウィンドウで、書き込みに使用するレコーダを選択できます。このウィ
ンドウは、[ドライブ]ドロップダウンメニューの右側にあるボタンから開くことができま
す。このウィンドウには、レコーダが対応するディスク形式など、有用な情報が表示されま
す。拡張エリアでは、拡張オプションを設定できます。使用可能なオプションは、選択され
たドライブによって異なります。
ドライブの選択
[拡張]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
バッファーアンダー
ラン保護
チェックボックス
二層DVDで拡張リー
ドアウトを書き込む
バッファーアンダーラン保護機能を有効にします。
この機能は、特に CD の書き込みに役立ちます。
ダブルレイヤーマルチセッション DVD の 2 つめのレイヤーに 515
MB の拡張リードアウトを書き込みます(このエリアのデー
タが少ない場合に)。これによって読み取り互換性が向上します。
この機能は、ダブルレイヤー DVD ディスクでデータマルチセッシ
Nero Burning ROM
116
編集内容を書き込む
ョン DVD を書き込む場合に役立ちます。DVD をファイナライズす
る場合には不要です。
少なくとも直径 1.2 インチ(~ 30 mm、約 1 GB)まで、DVD
チェックボックス
DVD 高互換モード
を書き込みます。これは、編集に含まれるデータがこれより少ない
場合でも同様です。これによって DVD は DVD-Video の仕様に
合わせて書き込まれるため、読み取りエラーが抑えられます。
この機能は、特に DVD-Video の書き込みに役立ちます。
Blu-ray ディスクをディフェクトマネージメントモードで書き込みま
す。そのためには、書き込みエラーで損傷したデータを再び書き込
チェックボックス
BDディフェクトマ
ネージメント
むことができるように、バーナーがディスクの一部を割り当てます
。BD ディフェクトマネージメントを使用すると書き込み速度が下
がりますが、データの安全性は高まります。
この機能は、特にブルーレイディスクデータの書き込みや、ブルー
レイディスクへのバックアップの書き込みに役立ちます。
ドロップダウンメニ
ュー
ブックタイプの設定
DVD に対してブックタイプ設定を指定します。
この機能は、特に空の DVD への書き込みに役立ちます。
次に示すように、ブックタイプには 4 通りの設定があります。
[自動]: この DVD に最適なブックタイプを、自動的に選択します。
[DVD-ROM]: ブックタイプを DVD-ROM に設定します。DVD を複数の DVD
プレーヤーで再生する予定がある場合や、お使いの DVD プレーヤーでセルフ
書き込み DVD や DVD-、DVD+、または DVD-RW 仕様に関する問題が発生して
いる場合は、この設定を選択します。
[物理ディスクタイプ]: DVD に記録されているブックタイプを選択します。
[現在のドライブ設定]:レコーダに設定されたブックタイプを変更しません。
Nero Burning ROM
117
編集内容を書き込む
10.2 書き込み設定
[編集内容を書き込む]ウィンドウの[書き込み]タブには、書き込み処理のオプションが
あります。
有効になっているオプションの種類は、選択されている編集によって異なります。
[書き込み]タブ
[動作内容]エリアでは、次のチェックボックスが使用できます。
編集されたデータにアクセスできる速度をチェックし、選択
された書き込み速度を必要に応じて減速します。
チェックボックス
転送速度のテスト
これにより、バッファアンダーランを防止できます。
バッファーアンダーラン防止機能を搭載したドライブでは、
速度テストは不要です。
このオプションは、Nero Image Recorder で保存する場合は
、使用できません。
チェックボックス
書き込み処理をシミュレートします。
シミュレーションプロセスでは、ディスクへの書き込みまで
Nero Burning ROM
118
編集内容を書き込む
シミュレーション
含めたすべての処理を実行します(ただし、レーザー光の設
定は除きます)。
このテストによって、データの流れが停滞することがないか
どうかを判断できます。
チェックボックス
書き込み
[書き込み]ボタンを有効にします。
ディスクが閉じられ、ディスクに対する以後の書き込みがで
きなくなります。
チェックボックス
ファイナライズ
ディスク形式によっては、必ずファイナライズしなければな
らないものがあります。
Nero Burning ROM は、ディスク形式に応じて必要となるチ
ェックボックスを自動的にオンにします。
書き込み処理終了後に、ディスク表面の品質を検証します。
このオプションは特にバックアップやディスクを書き込む際
チェックボックス
SecurDisc表面スキャン
に使用すると、ディスク表面に問題がなく、書き込みがうま
くいったかどうかを確認できます。
このチェックボックスは[書き込みデータをベリファイする
]が選択されている場合にのみアクティブになります。
[書き込み]エリアでは、次に示す設定オプションを使用できます。
ドロップダウンメニュー
書き込み速度
ディスクの書き込み速度を選択します。
ディスクへの書き込み方法を選択します。
ドロップダウンメニュー
書き込み方法
次の方法が使用できます。
[トラックアットワンス]:
各オーディオファイル(トラック)を個別にディスクに書き
込みます。オーディオファイルごとにレーザー光のオンとオ
Nero Burning ROM
119
編集内容を書き込む
フが切り替わります。
[ディスク/セッションアットワンス]:
マルチセッションディスクの各セッションを個別にディスク
に書き込みます。
[ディスクアットワンス/96]:
ディスク全体を一度に書き込みます。書き込み時、オーディ
オファイルごとにレーザー光がオフにされることはありませ
ん 書き込み後にディスクがファイナライズされます。
入力フィールド
作成枚数
チェックボックス
バッファーアンダーラン保
護
チェックボックス
複数のレコーダーを使用す
る
書き込むディスクの枚数を指定します。 初期設定では 1
枚です。
バッファーアンダーラン保護機能を有効にします。
このチェックボックスは CD にのみ利用でき、
選択したバーナーが、バッファーアンダーラン防止機能を備
えている場合にのみ表示されます。
複数のディスクに編集内容を書き込みます。[書き込み]ボ
タンをクリックしたときに、使用するレコーダーを(複数)
選択できるウィンドウが開きます。その後、書き込みプロセ
スは、選択したレコーダーで同時に実行されます。
速度のテストとシミュレーションは、バッファーアンダーラン保護機能を備えた
レコーダーに対して実行する必要はありません。現在では、ほとんどのレコーダ
ーにこの機能が備わっています。
オーディオ CD は、常に[ディスクアットワンス]方法を使用して書
き込む必要があります。初期設定ではこの項目が選択されています。
Nero Burning ROM
120
編集内容を書き込む
10.3 書き込み処理
多くの CD プレーヤーは書き換え可能な CD(CD-RW)を読み取ることができま
せん。そのため、オーディオ CD の書き込みには通常の CD-ROM
を使用する必要があります。
書き込み処理を開始するには、次の手順を実行します。
1. メイン画面のドロップダウンメニューからレコーダーを選択します。
2. 適切な空のディスクを挿入します。
3. 技術的に可能であれば、ドロップダウンメニューでディスクの種類を変更できます。
メイン画面では、いつでも情報を失うことなく適切なディスク形式を選択できま
す。これは技術的には可能という意味で、たとえば、オーディオ CD は CD
に書き込む必要があります。ただし、たとえばデータ CD で作業を開始して、
後でデータ DVD に変更することはできます。ファイルにどのくらいの空き容
量が必要かがわからずに編集を開始した場合、ディスクの種類を変更するのに役
立ちます。
4. この編集タイプのオプションを確認または選択する場合は、次の手順を実行します。
1. メイン画面の[書き込み]ボタンをクリックします。
➟ [編集内容を書き込む]ウィンドウが開き、[書き込み]タブの内容が表示され
ます。
2. 各タブのオプションの内容を確認して選択します。
3. [書き込み]ボタンをクリックします。
5. すぐに開始する場合は、画面下部の[書き込む]ボタンをクリックします。
➟ [複数のレコーダーを選択]チェックボックスがオンになっている場合は、
[レコーダーの選択]ウィンドウが開きます。
6. ここでレコーダーを選択して、[OK]ボタンをクリックします。
Nero Burning ROM
121
編集内容を書き込む
➟ 書き込み処理が開始します。画面上の進行状況バーによって、書き込み処理の進
行状況が示されます。書き込み処理中に一部のオプションを使用できます。
書き込み処理
7. 書き込み後 PC をシャットダウンする(ことが技術的に実行可能な)場合は、
[完了後自動的に PC をシャットダウンする]チェックボックスをオンにします。
8. 書き込まれたデータを書き込み後に確認する場合は、
[書き込みデータをベリファイする]チェックボックスをオンにします。
9. 書き込み後、ディスク表面を検証する場合は、[SecurDisc 表面スキャン]
チェックボックスをオンにします。
➟ [SecurDisc 表面スキャン]チェックボックスがオンになっている場合は、
[SecurDisc 表面スキャン結果]ウィンドウが開きます。
Nero Burning ROM
122
編集内容を書き込む
[表面スキャン]ウィンドウ
➟ Nero Burning ROM により表面スキャンが開始されます。結果はリアルタイムで表示さ
れます。
➟ 書き込み処理が終了すると、メッセージウィンドウが開きます。
10. イベントログを含む拡張エリアを表示する場合は、[詳細]ボタンをクリックします。
11. 同じ編集を使用して別の書き込み処理を開始する場合は、[再書き込み]ボタン
をクリックします。
12. [OK]ボタンをクリックします。
➡ 書き込み処理が完了しました。レコーダーから書き込まれたディスクを取
り出すことができます。
10.3.1 SecurDisc表面スキャン結果
[SecurDisc 表面スキャン結果]ウィンドウに、リアルタイムで表面スキャンの結果が表示
されます。スキャンテストは、[SecurDisc 表面スキャン]チェックボックスがオンになっ
ている場合、書き込み処理後に実行され、[書き込み]タブ、または[書き込みプロセス]
Nero Burning ROM
123
編集内容を書き込む
画面に表示されます。
表面スキャンでは、セクタの完全性に関してディスクの質をチェックできます。テスト結果
は、グラフとグラフ下の表示パネル内に詳細が表示されます。
SecurDisc 表面スキャン
グラフには、各セクタが小さい四角形で示され、1 つの表内にディスクのすべてのセクタ
が表示されます。各四角、つまりセクタは、その状態に応じてさまざまな色で表示されます
。[表面スキャン]エリアには、テストの実行中にリアルタイムで、良好(Good)、破損
(Damaged)、不良(Bad)の 3 つのカテゴリで、それぞれのセクタのパーセンテー
ジが示されます。次の状態を示す色を使用できます。
緑
黄
赤
エラーのない読み取り可能なセクタ。
ドライブに内蔵されたエラー訂正機能を使用して読み取ることがで
きるダメージのあるセクタ。
訂正できないダメージがあり、結果的に読み取れないセクタ。
Nero Burning ROM
124
編集内容を書き込む
また、テストの実行中、[表面スキャン]エリアには次の表示パネルが表示されます。
進行状況
テストの進行状況、つまり、すでにスキャンされたディスクの割合
(%)を示します。
位置
ディスク上の読み取りヘッドの現在の位置を継続的に示します。
速度
スキャン速度を示します。
次の情報は、[表示パネル]ボックスの列にあります。
ファイル
ドライブにあるディスクのファイル名を一覧表示します。
位置
ディスク上のファイルの正確な位置を表示します。
長さ
各ファイルの容量を示します。
品質
ファイルの品質を指定します。このスコアは検出されたエラーの数
から計算されます。
10.4 ディスクイメージの作成と書き込み
Nero Burning ROM と Image Recorder を使用すると、あらゆる編集タイプでディスク
イメージを作成できます。NRG イメージファイル形式はいつでも選択できますが、ISO
イメージファイル形式は一部の編集タイプでのみ選択できます。Nero Burning ROMでは、
利用可能なイメージファイル形式だけが有効になります。
NRG イメージファイル形式は、Nero が開発しました。ISO とは異なり、NRG はあらゆる
種類のディスクとあらゆる編集タイプで作成できます。つまり、オーディオ CD やマルチセ
ッションディスクも NRG イメージファイル形式で保存できます。
イメージファイルを作成するには、次の手順を実行します。
1. [新規作成]ボタンをクリックします。
2. 目的に応じて新しい編集内容を作成します。
Nero Burning ROM
125
編集内容を書き込む
Nero Burning ROM を使用すると、装備しているレコーダーでは書き込むことが
できない種類のディスク用に、イメージファイルを作成できます。メニューから
[ファイル] > [オプション] > [高度機能]を選択し、[Image Recorder で
Nero が対応するディスクをすべて有効にする]チェックボックスをオンにする
と、この機能を有効にできます。有効にすると、[編集]ウィンドウのドロップ
ダウンメニューで、対応するすべての種類のディスクを使用できるようになりま
す。
3. 書き込むファイルを選択します。
4. 複数のレコーダーを装備している場合は、ドロップダウンリストから[Nero Image
Recorder]を選択します。
5. [書き込み]ボタンをクリックします。
➟ [編集内容を書き込む]ウィンドウが開き、[書き込み]タブの内容が表示されます。
6. [書き込み]ボタンをクリックします。
➟ [イメージファイルの保存]ウィンドウが開きます。
7. イメージファイルのファイル名および保存場所を指定し、[保存]ボタンをクリ
ックします。
➟ イメージファイルが作成され、指定した保存場所に保存されます。画面上の進行
状況バーによって、ファイル作成の進行状況が示されます。作成処理が終了すると、メ
ッセージウィンドウが開きます。
8. [OK]ボタンをクリックします。
➡ メッセージウィンドウが閉じ、イメージファイルの作成が完了します。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ 高度機能 →157
Nero Burning ROM
126
ディスクのコピー
11
ディスクのコピー
11.1 コピー方法
Nero Burning ROM は、ディスクのコピーに使用できます。ディスクのコピーには、
二通りの方式があります。
▬
オンザフライ
▬
イメージ経由コピー
どちらの方法にも長所と短所がありますが、目的によっては短所が長所になることもありま
す。
11.1.1 オンザフライコピー
オンザフライ方式を使用するには、コピー元のディスクをドライブに挿入して、記録可能な
ディスクをドライブに挿入します。ドライブ内のコピー元ディスクは、直ちにドライブ内の
空ディスクにコピーされます。オンザフライ方式を使用すると、非常に素早く余分なディス
ク領域を必要とせずにコピーが実行できます。
オンザフライ方式を使用するには、ディスク読み込み用ドライブと、書き込み用ドライブの
2 台のドライブが最低でも必要になります。読み込み用ドライブと書き込み用ドライブに
は、次に示す要件が適用されます。
▬
書き込み用ドライブには、バッファーアンダーラン保護の機能が必要です。または
、ドライブがデータを十分に速く送信できる必要があります。読み取り速度は書き込み
速度の少なくとも 2 倍でなければなりません。
▬
読み込みドライブには、セッションの数とセッションの種類についての情報を提供
する機能が必要です。この情報がないと、Nero Burning ROM で完全なコピー
を作成できないことがあります。
Nero Burning ROM
127
ディスクのコピー
オーディオ CD をコピーする場合は、読み込まれるオーディオファイルの品質がドライブに
よって低下する可能性があるため、イメージ経由コピー方式をお勧めします。
11.1.2 イメージ経由コピー
イメージ経由コピー方法では、まず元のディスクのイメージがファイルに保存されます。次
に、イメージファイルが空のディスクに書き込まれます。イメージ経由コピー方法でのコピ
ーには時間がかかりますが、ほとんどの場合、より優れた結果が得られます。
イメージ経由コピー方式を使用するには、十分な記憶領域が必要になります。
イメージ経由コピーは、次のような状況で特に効果を発揮します。
▬
利用できるドライブが 1 台に限られている場合。
▬
同一ディスクのコピーを複数枚作成する場合。
▬
コピー元の CD が(傷などで)読み込みエラーを発生させる可能性がある場合。
▬
コピーの再現性(特に、オーディオ CD のインデックスポジションや音声品質など)
を重視する場合。
11.2 ディスクのコピー
Nero Burning ROM では、ディスクをコピーできます。 つまり、コピー元ディスクの正確な
コピーを作成して、コピー先ディスクに書き込むことができます。
たとえば、コピー元ディスクがオーディオ CD の場合、コピーされたディスクもオーディオ
CD になります。
搭載、または接続されている書き込み用ドライブの種類に応じて、CD、DVD、または Bluray ディスクをコピーできます。
コピー先ディスクはコピー元ディスクと同じ種類のディスクにする必要があるため、たとえ
ば DVD は DVD にのみコピーできます。 どのような場合でも、Nero Burning ROM では、
ディスクの種類が一致しないときにはメッセージを表示します。
自分が著作権者ではないディスクを、著作権者の承認を受けずに無許可でコピー
すると、国内外の法律により処罰されます。
Nero Burning ROM
128
ディスクのコピー
コピープロテクトがかかっているディスクはコピーできません。ディスクがコピ
ー可能かどうか判断できない場合は、実際の物理的な書き込みを開始する前にシ
ミュレーションを実行してください。
ディスクをコピーするには、次の手順を実行します。
1. メイン画面で[コピー]ボタンをクリックします。
➟ [新規編集]ウィンドウが開きます。
[ディスクコピー]ウィンドウ
2. ドロップダウンメニューから、使用するディスク形式([CD]、[DVD]、[Blu-ray
ディスク])を選択します。
3. [読み込みオプション]タブの[プロファイル]選択ドロップダウンメニュー
から、コピーするディスクの種類(オーディオ CD、カラオケ CD、DVD-Video、
データディスク、Blu-ray ディスクなど)を選択します。
Nero Burning ROM
129
ディスクのコピー
[読み込みオプション]タブ
➟ 読み込みオプションは、特定の種類のディスクに対してオプションとして設定します。
4. [オンザフライ]方式でディスクをコピーするには、次の手順を実行します。
1. [コピーオプション]タブで、[オンザフライ]チェックボックスをオンにします。
2. [ドライブ]ドロップダウンメニューからソースディスクを含むドライブを選択
します。
3. 選択したドライブにソースディスクを挿入します。
4. 別のドライブに空のディスクを挿入します。
5. [イメージ経由コピー]方式でディスクをコピーするには、次の手順を実行します。
1. [コピーオプション]タブで、[オンザフライ]チェックボックスをオフにします。
2. [ドライブ]ドロップダウンメニューからソースディスクを含むドライブを選択
します。
3. 選択したドライブにソースディスクを挿入します。
Nero Burning ROM
130
ディスクのコピー
[コピーオプション]タブ
6. [コピー]ボタンをクリックします。
➟ コピーにドライブを使用している場合には、コピー処理が始まります。 コピーに Nero
Image Recorder を使用している場合には、[イメージファイルの保存]
メッセージウィンドウが表示されます。
7. イメージファイルの名前を[ファイル名]テキストボックスに入力します。
8. 保存場所を[保存する場所]ディレクトリツリーで選択し、[保存]
ボタンをクリックします。
➟ コピー処理または保存処理が開始されます。 1 台のドライブでコピーを実行すると、
イメージファイルの作成後、コピー元ディスクを取り出して、適切な空のディスクを挿
入するように促すメッセージが表示されます。
9. [次へ]ボタンをクリックします。
➡ 以上で、ディスクのコピーは完了です。
11.3 オーディオ CD をコピーする
オーディオ CD のコピーを開始すると、[CD 情報]ウィンドウが表示されます。
Nero Burning ROM
131
ディスクのコピー
オーディオ CD に書き込まれるメタデータをここで正確に確認できます。
[CD 情報]ウィンドウ
オーディオ CD のメタデータは複数のソースから入手します。オーディオ CD の CD
Text、Gracenote Media Database、ローカルデータベースです:
多くのオーディオ CD には、CD のタイトル、オーディオファイル名、
▬
アーティスト名などのメタデータを含む CD Text が記録されています。
Gracenote Media Database は多数のオーディオ CD に関するそのようなメタデー
▬
タを保持しています。 Gracenote MusicID を使用すると、Nero Burning ROM
が音楽ファイルを認識し、Gracenote Media Database からメタデータを入手できま
す。
▬
ローカルデータベースは PC に保存され、取り込みまたはコピーした各オーディオ
CD の情報が含まれています。
ローカルデータベースは、タイトルやアーティストを変更したが、その変更を
Nero Burning ROM
132
ディスクのコピー
Gracenote に送信したくない場合に便利です(たとえばその変更が自分だけに
意味を成すような場合、または一時的にインターネット接続がない場合)。
コピー処理中に、Nero Burning ROM はオーディオ CD に含まれる CD
Textのメタデータ、Gracenote Media Database のメタデータ、ローカルデータベー
スのメタデータを要求し、該当するものがあれば表示します。
コピー処理中にどのメタデータをオーディオ CD に書き込むかを選択できます。
メタデータを変更したり、新しい オーディオ CD メタデータを作成したりすることもでき
ます。 もうひとつの便利な機能は、Nero CoverDesigner を使用してこのオーディオ CD
用カバーの作成を開始すると、メタデータが引き継がれることです。
次の設定オプションが使用できます。
利用可能なオーディオ CD の情報を表示します。 CD Text と
Gracenote Media Database のメタデータは、もしあれば、
リクエストおよび表示の対象になります。 オーディオ CD に CD
CD リスト
Text が記録されていない場合、少なくともトラックタイトルと
再生時間は表示されます。
テキスト表示をダブルクリックするか[F2]を押すと情報を編集で
きます。
オーディオ CD に収録されたオーディオトラックを表示します。
現在選択しているC
Dのトラックリスト:
コピーしたオーディオ CD に使用される情報をここで詳細に確認
できます。
テキスト表示をダブルクリックするか[F2]を押すと情報を編集で
きます。
ボタン
カバー作成
チェックボックス
常に推奨されたCD
Nero CoverDesigner を開きます。 タイトル、トラック番号、オー
ディオファイル名などの情報がドキュメントデータに追加されます
このチェックボックスをオンにした場合、Nero Burning ROM
はオーディオ CD の情報を常に自動的に使用します。 最初に CD
情報を使用しこのメ Text が使用されます。 オーディオ CD に利用可能な CD Text
Nero Burning ROM
133
ディスクのコピー
ッセージを以後表示 がない場合、Gracenote にリクエストが送信され、Gracenote
しない
のメタデータが使用されます。
情報を自動的に適用するとコピーを速く実行できるというメリット
がありますが、コピーされた情報が正確にわからないというデメリ
ットもあります。
ボタン
選択したオーディオ CD のメタデータを使用して、オーディオ CD
OK
のコピーを継続します。
音楽認識テクノロジーおよび関連データは Gracenote® によって提供されます。
Gracenote は、音楽認識技術と関連情報配信の業界標準です。
詳細については、www.gracenote.com をご覧ください。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ [ソース]タブ →72
11.4 方法と設定
[新規編集]ウィンドウでは、コピー作業の開始時にコピー用のオプションを指定します。
メイン画面の[コピー]ボタンをクリックして、このウィンドウを開きます。[新規編集]
ウィンドウは、ドロップダウンメニューや、各種のボタンおよびタブで構成されています。
Nero Burning ROM
134
ディスクのコピー
コピー設定
レコーダーによってサポートされているディスクの種類のみがドロップダウンメニューに表
示されます。CD のみ書き込めるレコーダーを装備している場合は、
ドロップダウンメニューが淡色表示されます。
Nero Burning ROM を使用すると、装備しているレコーダーでは書
き込むことができない種類のディスク用に、イメージファイルを作成できます。
メニューから[ファイル] > [オプション] > [高度機能]を選択し、[Image
Recorder で Nero が対応するディスクをすべて有効にする]
チェックボックスをオンにすると、この機能を有効にできます。有効にすると、
[編集]ウィンドウのドロップダウンメニューで、対応するすべての種類のディ
スクを使用できるようになります。
次の設定オプションが使用できます。
ボタン
ディスク情報
ドライブに挿入されているディスクについて、内容(空のディスク
でない場合)や容量などの情報が表示されます。
Nero Burning ROM
135
ディスクのコピー
ボタン
コピー
ボタン
キャンセル
コピー処理を開始します。
[新規編集]ウィンドウを閉じます。
次のタブが使用できます。
イメージ
コピーオプション
一時イメージファイルのパス、およびハードディスクドライブの速
度に関する情報が表示されます。
コピー設定のオプションを表示します。
読み込みオプション コピー元ディスクの読み込み設定用のオプションを表示します。
コピー
書き込み処理の設定用オプションを表示します。
11.4.1 イメージ設定
[イメージ]タブには、[イメージファイル]と[ハードディスク速度情報]の 2 つのエ
リアがあります。[イメージファイル]エリアは[コピーオプション]タブにある[オンザ
フライ]チェックボックスをオフにした場合にのみ有効となります。
[イメージ]タブの[イメージファイル]エリアには、次の設定オプションがあります。
入力フィールド
一時イメージファイルのパスを表示します。
パス
チェックボックス
ディスクコピー完了後 一時イメージファイルを、コピー処理の終了後に削除します。
イメージを削除
ボタン
[名前を付けて保存]ウィンドウを開きます。このウィンドウか
参照
ら、一時イメージファイルの名前と保存先のディレクトリを選択
Nero Burning ROM
136
ディスクのコピー
します。
[ハードディスク速度情報]エリアの[イメージ]タブに、次の設定オプションが表示され
ます。
ドライブリスト
ボタン
速度テスト
空き領域のある使用可能なハードドライブを一覧表示します。
使用可能なドライブがどこまで利用できるかテストして、一覧に
検出した速度を追加します。
11.4.2 コピーオプション
[コピーオプション]タブ
[コピーオプション]タグでは、[一般]エリアで次の設定オプションを使用できます。
チェックボックス
オンザフライ
オンザフライ方式でコピーを作成します。
このチェックボックスがオフになっている場合、コピーはイメ
Nero Burning ROM
137
ディスクのコピー
ージ経由コピー方式で作成されます。
[コピーオプション]タブの[ソース]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
ドロップダウンメニュー
ドライブ
ドロップダウンメニュー
読み込み速度
ディスクの読み込みドライブを選択します。
イメージ経由コピーを作成する場合は、読み込みドライブにレ
コーダを選択するようお勧めします。
ディスクの読み込み速度を定義します。
11.4.3 読み込みオプション
[読み込みオプション]タブは、複数のエリアで構成されています。これらのエリアでは、
コピー元ディスクを読み取るためのオプションを設定できます。
[読み込みオプション]タブ
Nero Burning ROM
138
ディスクのコピー
[プロファイル]領域では、次の設定オプションを使用できます。
事前定義済みのコピー設定、またはユーザー定義の設定を選択し
ドロップダウンメニュ
ー
プロファイルの選択
ます。
事前定義済みのコピー設定を選択すると、Nero Burning ROM
によって設定オプションが自動的に設定されます。ユーザー定義
設定を選択して、独自の設定オプションを選択することもできま
す。
[CD]ディスクタイプでは、[データトラック]エリアで次の設定オプションを使用でき
ます。
コピー元ディスクで発生した読み込みエラーを無視して、読み込
チェックボックス
み処理を続けます。
読み込みエラーの無視 このチェックボックスをオフにすると、エラーの種類によって
Nero Burning ROM が書き込み処理を中断することがあります。
(読み込みエラーが発生して)破損したセクタを、そのまま書き
チェックボックス
込み処理に渡します。
不良セクタを書き込む このチェックボックスをオフにすると、破損したセクタは書き込
み処理に渡されず、空のままになります。
チェックボックス
RAWモードでセクタを PQ サブチャンネルデータを読み込みます。
読み込む
コピー時に、すべてのサブチャンネルデータを読み込みます。サ
チェックボックス
ブチャンネルデータは、追加情報を保存するために使用されてい
すべてのサブチャンネ ます。
ルデータを読む
すべてのサブチャンネルデータを読み込むことができるバーナー
を使用する必要があります。
Nero Burning ROM
139
ディスクのコピー
[CD]ディスクタイプでは、[オーディオトラック]エリアで次の設定オプションを使用
できます。
コピー元ディスクで発生した読み込みエラーを無視して、読み込
チェックボックス
み処理を続けます。
読み込みエラーの無視 このチェックボックスをオフにすると、エラーの種類によって
Nero Burning ROM が書き込み処理を中断することがあります。
オーディオファイルインデックスを読み込みます。オーディオ
チェックボックス
CD のコピーでは、オーディオ CD のすべてのインデックス位置
オーディオデータのイ が正しくコピーされるようになるため、このオプションが非常に
ンデックスを読む
役立ちます。ただし、コピー処理の開始前に行われるディスクの
分析に時間がかかるようになります。
コピー時に、すべてのサブチャンネルデータを読み込みます。サ
チェックボックス
ブチャンネルデータは、CD Text などの追加情報を保存するため
すべてのサブチャンネ に使用されています。
ルデータを読む
すべてのサブチャンネルデータを読み込むことができるバーナー
を使用する必要があります。
ディスクの種類が[CD]の場合は、[拡張]エリアで、次の設定オプションが使用できま
す。
チェックボックス
メディアカタログナン 編集内容に対して国際的に一意な番号であるメディアカタログナ
バーと ISRC
ンバーと、オーディオ記録物に対して国際的に一意な番号である
を読み込む(時間がか ISRC(国際標準記録コード)を読み込みます。
かります)
チェックボックス
ジッタ修正の使用
ジッタコレクタは、オーディオファイルおよびビデオファイルか
ら傷を取り除きます。
[DVD]および[ブルーレイディスク]では、[エラー訂正]エリアで次の設定オプショ
Nero Burning ROM
140
ディスクのコピー
ンを使用できます。
オプションボタン
読み込み訂正機能を有
効にして読み込む(速
度より安定性優先)
入力フィールド
読み込みリトライ回数
読み込み時にエラー訂正を実行します。この処理では、破損セク
タのチェックサムを調整して、そのセクタ内での矛盾をなくしま
す。
エラーを修正するための試行回数を指定します。
オプションボタン
エラー訂正無しで高速
読み込み(安定性より
エラーを訂正しない高速な読み込みを実行します。
速度優先)
[DVD]および[ブルーレイディスク]では、[訂正不可能な読み取りエラーの処理]エ
リアで次の設定オプションを使用できます。
チェックボックス
読み込みエラーの無視
コピー元ディスクで発生した読み込みエラーを無視します。
このチェックボックスをオフにすると、エラーの種類によって
Nero Burning ROM が書き込み処理を中断することがあります。
ビデオ CD やオーディオ CD など、特定のディスク形式では、読み込みエラー
が与える影響はほとんどないか、全くありません。そのようなエラーは、CD
の再生時に知覚できない程度のものです。
Nero Burning ROM
141
[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ
12
[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ
Nero Burning ROM を使用すると、書き換え可能なディスク(RW ディスク)
を消去できます(ただし、バーナーがこの機能に対応している場合に限ります)。
これには、次の 2 つの消去方法が使用できます。
クィック消去では、データは物理的にはディスクから削除されず、既存の内容への参照が消
去されるためにアクセスできなくするだけです。 データは復元することができます。
完全消去では、ディスクをゼロで上書きすることでディスクからデータが削除されます。
ディスクの内容はこれまでの方法で復元できなくなります。
繰り返し完全に消去することで、第三者がディスクの内容を再構築しにくくなります。
[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ
[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウでは、次の設定オプションが使用できます。
選択リスト
ドライブの選択
レコーダを指定します。
Nero Burning ROM
142
[書き換え可能なディスクの消去]ウィンドウ
チェックボックス
複数のドライブを使用す 複数のドライブに入っている CD や DVD を同時に消去します。
る
消去方法を指定します。 次に示す 2 つのオプションを選択
できます。
[書き換え可能なディスクの高速消去]では、ディスクのデー
タの物理的な完全消去はせずに、ディスク内容への参照のみを
消去します。
ディスクは、物理的にはデータがそのまま残されますが、空の
ディスクと認識されます。 この方法では、1 ~ 2 分間でディス
選択リスト
消去方法を選択
クを消去できます。
[書き換え可能なディスクの完全消去]方式では、ディスクか
ら物理的にすべてのデータを消去します。
ディスクの内容はこれまでの方法で復元できなくなります。
繰り返し完全に消去することで、第三者がディスクの内容を再
構築しにくくなります。
この方法は、もう一方の方法に比べるとディスクの消去に時間
がかかります(消去時間はディスクの種類によって異なります
)。
選択リスト
消去速度
ボタン
消去
ボタン
キャンセル
消去速度を設定します。
消去処理を開始します。
操作を取り消して、ウィンドウを閉じます。
Nero Burning ROM
143
Nero SecurDisc Viewer について
13
Nero SecurDisc Viewer について
Nero SecurDisc Viewer は、SecurDisc テクノロジプラットフォームの一部であるスタンド
アロンアプリケーションです。SecurDisc は、特殊な保護機能を備えたディスクを作成する
ための、Nero と HLDS によって開発されたテクノロジです。専用のハードウェアは必要あ
りません。
Nero SecurDisc Viewer は www.securdisc.net または www.nero.com から無料でダウンロー
ドできます。また、Nero Burning ROM または Nero Express で書き込まれる SecurDisc
ディスクにも自動的に取り込まれます。
Nero 製品で[SecurDisc]編集タイプを設定して作成したディスクは、デー
タの整合性と再構築性を備えています。さらに、SecurDisc ディスク上のデータは、
パスワードを使用することで不正なアクセスから保護することができます。データをデジタ
ル署名することもできます。Nero SecurDisc Viewerでは、保護されたデータをハー
ドディスクにコピーしたり、データの安全性をチェックしたりできます。
SecurDisc テクノロジについて詳しくは、www.securdisc.net
を参照してください。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ SecureDisc を作成 →30
13.1 Nero SecurDisc Viewer を起動する
Nero SecurDisc Viewer または Nero Burning ROM で書き込まれた SecurDisc
ディスクには、Nero Express が自動的に取り込まれます。SecurDisc ディスクをドラ
イブに挿入すると、Nero SecurDisc Viewer が自動的に開きます。
Nero SecurDisc Viewer は[NeroSecurDiscViewer.exeファイルをダブルクリックして開く
こともできます。このファイルは SecurDisc ディスク上にあります。www.securdisc.net
または www.nero.com からダウンロードすることもできます。
Nero Burning ROM
144
Nero SecurDisc Viewer について
メイン画面
13.2 データをハードディスクにコピーする
Nero SecurDisc Viewer を使用して、SecurDisc ディスクからハードディスクへファイルを
コピーできます。それらのファイルが不正アクセスから保護されている場合には、ここでパ
スワードを挿入できます。
これを実行する手順は、次のとおりです。
1. ハードディスクにコピーするファイルのチェックボックスを選択します。
2. [保存先]ボタンをクリックします。
➟ SecurDisc ディスクのデータがパスワードで保護されている場合は、
[パスワード保護]ウィンドウが表示されます。
3. テキストボックスにパスワードを入力し、[適用]ボタンをクリックします。
➟ エクスプローラーウィンドウが表示されます。
Nero Burning ROM
145
Nero SecurDisc Viewer について
4. 必要なフォルダを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
➟ 進行状況ウィンドウが表示され、ファイルがコピーされます。コピー
処理が完了すると、そのことを知らせるメッセージがすぐに表示されます。
➡ 選択したファイルが選択したフォルダにコピーされます。
13.3 データの整合性を検証する
Nero SecurDisc Viewer は、チェックサム機能を使った SecurDisc ディスクのデー
タ整合性チェックに使用することができます。データ整合性チェックでは、ディスク劣化に
よりディスク上のデータを別のディスクにバックアップする必要が生じた場合に警告します
。
これを実行する手順は、次のとおりです。
1. [整合性]ボタンをクリックします。
➟
進行状況ウィンドウが表示され、整合性チェックが実行されます。ステータスバー
と表示されるメッセージで進捗状況を確認できます。
➡ 整合性チェックが完了するとすぐに、チェックの結果について通知するメ
ッセージが表示されます。
Nero Burning ROM
146
Nero SecurDisc Viewer について
13.4 署名を確認する
SecurDisc ディスクがデジタル署名されている場合、Nero SecurDisc Viewer を使ってその
信頼性を検証することができます。これを行うためには、SecurDisc ディスクの作成者から
配付された公開鍵が必要です。公開鍵をチェックすることで、Nero SecurDisc Viewer
を使って、データが信頼できるもので、改ざんされていないことを確認できます。
これを実行する手順は、次のとおりです。
1. [署名]ボタンをクリックします。
➟ エクスプローラーウィンドウが表示されます。
2. SecurDisc ディスクの署名に使われた公開鍵(*.bpk)を選択します。
公開鍵
SecurDisc ディスクの作成者はディスク用の公開鍵を作成または選択します。
この鍵はディスクの作成者によって配布されます。
3. [OK]ボタンをクリックします。
Nero Burning ROM
147
Nero SecurDisc Viewer について
➟ エクスプローラーウィンドウが閉じ、[チェック]ウィンドウが表示されます。
➟ 署名がチェックされます。ステータスバーと表示されるメッセージで進捗状況を
確認できます。
➡ コピー処理が完了するとすぐに、チェックの結果について通知するメッ
セージが表示されます。
Nero Burning ROM
148
Nero MediaBrowser
14
Nero MediaBrowser
Nero MediaBrowser は、メディアファイルの検索、表示、アクセスを簡単に実行し、
プロジェクトに追加するために使用できるツールです。 Nero MediaBrowser を使用すれ
ば、Nero MediaHome によってインデックス付けされたすべてのメディアファイルを含
むメディアライブラリにアクセスできます。
Nero MediaBrowser とメディアライブラリは Nero MediaHome に付随し、
同時にインストールされます。詳細情報は Nero MediaHome マニュアルを参照
してください。
Nero MediaBrowser はいくつかの Nero アプリケーション内で使用できるように作られて
いますが、スタンドアロンアプリケーションとしても利用可能です。
Nero Burning ROM
149
Nero MediaBrowser
Nero MediaBrowser
Nero アプリケーション内で Nero MediaBrowser を使用するには、
ボタンから Nero
MediaBrowser を開きます。 メディアファイルをダブルクリック、または選択して Nero
MediaBrowser で[追加]ボタンをクリックすると、現在のプロジェクトにメディアファイ
ルが追加されます。
Nero MediaBrowser を Nero 以外のアプリケーションで使用するには、お使いのオペレー
Nero Burning ROM
150
Nero MediaBrowser
ティングシステムに応じて、Windows のスタートメニューもしくはタイルから Nero
MediaBrowser を開きます。 これで、目的のメディアファイルをアプリケー
ションにドラッグし、アクティブなアプリケーションにメディアファイルを追加できます。
Nero MediaBrowser でメディアファイルをダブルクリックすると、
既定のプログラムでファイルが開かれます。
Nero MediaBrowser は Nero MediaHome と同じカテゴリ([写真とビデオ]と[音楽])
を備えています。 各カテゴリには異なる項目が表示されます。一覧の上部にある項目の 1
つ(たとえば、[顔])をクリックすると、Nero MediaHome 内の同じタブをクリックし
たときと同じ項目が表示されます。 また、Nero MediaHome と同じスクロールバー
が使用されます。
これは標準スクロールバーかダイナミックスクロールバーのいずれかです。
[写真とビデオ]カテゴリには次の項目があり、Nero MediaHome の同じ項目を参照して
います。
すべての写真とビデ 作成日ごとに時系列で分類されたすべての写真およびビデオが表示
オ
されます。
人物の顔が検出され、名前が付けられている写真がすべてアルファ
顔
ベット順に表示されます。
顔はスタックにグループ化され、スタックの 1 つをダブルクリック
することでアクセスできます。
検索
アルバム
クエリーを作成できる既存のタグがすべて表示されます。
スマートアルバムのコンテンツ(たとえば[最近追加])とユーザ
ーが作成したアルバムが表示されます。
[音楽]カテゴリには次の項目があり、Nero MediaHome の同じ項目を参照しています。
アルバム
すべてのオーディオトラックがアルバムごとにアルファベット順で
並べ替えられて表示されます。
Nero Burning ROM
151
Nero MediaBrowser
アーティスト
ジャンル
タイトル
プレイリスト
上部タスクバーの
すべてのオーディオトラックがアーティストごとにアルファベット
順で並べ替えられて表示されます。
すべてのオーディオトラックがジャンルごとにアルファベット順で
並べ替えられて表示されます。
すべてのオーディオトラックがタイトルごとにアルファベット順で
並べ替えられて表示されます。
スマートアルバムのコンテンツ(たとえば[最近再生])とユーザ
ーが作成したプレイリストが表示されます。
ボタンをクリックすると、[オプション]
ウィンドウが表示されます。 このオプションは Nero MediaHome を直接参照します。
[ライブラリ]設定エリアが表示されます。
すべてのモニターされたフォルダが個々の[監視フォルダまたはド
ライブ]エリアに表示されます。
メディアフォルダを追加する場合は、[手動追加]ボタンをクリッ
クして、ナビゲーションツリーから目的のフォルダを選択します。
[自動追加]ボタンをクリックすると、コンピュータ上の新しいメ
ディアフォルダを Nero MediaHome が検索します。
フォルダから特定のメディアの種類(音楽、ビデオ、写真)を除外
ライブラリ
するには、フォルダの右側にあるそれぞれのボタンをクリックしま
す。
このアプリケーションの監視リストからフォルダを削除するには、
リストされているフォルダ上にカーソルを合わせて、
ボタン
をクリックします。
また、ファイルやフォルダを Nero MediaHome にドラッグすること
もできます。
ウィンドウが自動的に開き、フォルダをライブラリに追加するかど
うか確認するメッセージが表示されます。
Nero Burning ROM
152
Nero MediaBrowser
[一般]エリアでは、外部のプレイリスト(iTunes など)を Nero
MediaHome のナビゲーションツリーの項目として一
覧表示するように選択できます。
Nero Burning ROM
153
設定オプション
15
設定オプション
Nero Burning ROM での作業のオプションは、[オプション]ウィンドウで指定できます。
[オプション]ウィンドウ
次のタブが使用できます。
編集
キャッシュ
フォント
サウンド
編集画面と選択画面のオプションが表示されます。
キャッシュのオプションが表示されます。
フォントの選択オプションが表示されます。
書き込み作業に関連付けるサウンドの選択オプションが表示されま
す。
オーバーバーンおよび書き込みを設定するためのオプションが表示
高度機能
されます。
初期設定を変更しないようおすすめします。
Nero Burning ROM
154
設定オプション
データベース
オーディオ CD からハードディスクに保存されるオー
ディオファイルの初期設定の命名規則を選択します。
ウルトラバッファ
RAM バッファのサイズを指定します。
ファイルブラウザ
ファイルブラウザを設定するためのオプションが表示されます。
編集の作成、書き込み、データベース、ユーザーインターフェース
その他
、および拡張設定用のオプションが表示されます。
LightScribe 対応ドライブ用のオプション(印刷コントラスト
(品質)、初期設定のドライブやテンプレートなど)が表示されま
LightScribe
す。
このタブは、LightScribe 対応ドライブが搭載、
または接続されている場合にのみ表示されます。
15.1 編集設定
[編集]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
起動時に新規作成ダイアログを
開く
Nero Burning ROM を起動すると、[新規編集]
ウィンドウが自動的に表示されます。
前回編集したディスクの[ディスク名]を新規で編集
チェックボックス
するディスクに使用します。
最後に使用したディスク名を記
このチェックボックスがオフになっている場合は、新
憶
規で編集するディスクの[ディスク名]は[マイディ
スク]と設定されます。
チェックボックス
ステータスバーに編集サイズを
ステータスバーにファイルの記録容量を表示します。
Nero Burning ROM
155
設定オプション
表示
書き込み処理が終了するとすぐに、(ハードディスク
などから)ソースファイルのアーカイブビットをクリ
チェックボックス
ISO情報更新時に書き込まれるフ
ァイルのアーカイブビットをク
リア
アします。アーカイブビットのクリアは情報として価
値があり、ファイルがアーカイブされたことを示しま
す。
このチェックボックスが無効な場合、ファイルのアー
カイブビットは変更されません。
チェックボックス
Joliet ファイルシステムのファイル名に、
Jolietファイル名にセミコロンを セミコロンと、標準的な大文字小文字、Unicode
文字が使用できるようにします。
許可
チェックボックス
ISO編集でオリジナルのパスを表
示
編集画面の[オリジナル]列に、追加したファイルの
フルパスを一覧表示します。
15.2 キャッシュの設定
[キャッシュ]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
入力フィールド
キャッシュ用のパス
キャッシュメモリのパスを表示します。
手動でパスを入力することも、参照ウィンドウでパス
を選択することもできます。
参照ウィンドウを開きます。
ボタン
参照
入力フィールド
Nero
書き込み処理の前および処理中に、データがバッファ
されるフォルダを選択できます。
Nero Burning ROM によって使用しない、
キャッシュドライブ上の最小記憶域容量を指定します
Nero Burning ROM
156
設定オプション
が使用しないよう確保するハー
。
ドディスク容量
チェックボックス
ソースディスクから編集に追加されたファイルを一時
光学ドライブからコピーされた
ディレクトリに保存します。
ファイルを直ちにキャッシュす
このチェックボックスをオフにすると、書き込み処理
る
時に元のソースディスクの挿入が必要になります。
15.3 高度機能
[高度機能]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ディスクアットワンス CD
オーバーバーン有効
CD をオーバーバーンするためのオプションを有効にし
ます。
ドロップダウンメニュー/入力フ
ィールド
オーバーバーンサイズの絶対的/
CD でオーバーバーンできる容量を指定します。
相対的最大値
チェックボックス
DVD をオーバーバーンするためのオプションを有効に
[DVD オーバーバーン有効]
します。
ドロップダウンメニュー/入力フ
ィールド
DVD でオーバーバーンできる容量を指定します。
最大DVDサイズ
チェックボックス
このオプションをオンにすると、データを追加して CD
ショートリードアウトの生成を
に書き込むことができます。
Nero Burning ROM
157
設定オプション
有効にする
チェックボックス
書き込み完了後にディスクをイ
ジェクトしない
書き込み処理の終了時にディスクをドライブ内に残し
てイジェクトしないオプションを有効にします。
Image Recoder で対応しているすべてのドライブ形式
を使用可能にするオプションを有効にします。
チェックボックス
Image Recorder で Nero
が対応するディスクをすべて有
効にする
搭載、または接続されたドライブで書き込めない編集
を作成できるようになりました。たとえば、Blu-ray
に対応したドライブがなくても Blu-ray ディスクを
編集したり、Nero Image Recorder でイメー
ジファイルを作成したりできます。
ファイル拡張子を AVCHD 規格に合うように変更しま
チェックボックス
す。光学ディスクに AVCHD コンテンツを書き込む
AVCHD
ファイル拡張子を自動変更する
場合は、AVCHD ディスクとして認識されるように 4
文字の拡張子が必要になります。
シェルコンテキストメニューから Nero Burning ROM
エリア
を起動できるようにします。シェルコンテキストメニ
コンテキストメニューの Nero
書き込み機能
ューには、さまざまな関連情報が用意されており、Win
dows のエクスプローラでファイルまたはフォルダを
右クリックすると表示されます。
エリア/ボタン
リストア
すべての設定を工場出荷時の設定にリセットします。
オーバーバーン
オーバーバーンとは、規定の容量よりも大きいサイズのデータをディスクに書き
込むことです。オーバーバーンはリードアウトエリアを数秒に短縮することで実
現されており、ほとんどの場合に有効です。ただし、CD
Nero Burning ROM
158
設定オプション
規格に準拠していないため、使用しているドライブによっては記録エラーや再生
エラーが発生することがあります。
15.4 ウルトラバッファの設定
[ウルトラバッファ]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
Nero Burning ROM が RAM バッファとして使用するメ
モリ容量を設定します。
選択リスト
方法
ウルトラバッファは、ドライブ内の物理バッファを拡
張する、第 2 のメモリです。
メモリ容量を手動で入力できます。
入力フィールド
データバッファサイズ
この入力フィールドは、選択リストで[手動設定]が
選択されている場合のみ使用できます。
15.5 LightScribe の設定
[LightScribe]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
エリア
印刷品質を調節します。
印刷コントラスト
選択リスト
LightScribe 対応ドライブで使用するドライブを選択し
標準 LightScribe ドライブ
選択リスト
ジャンル
選択リスト
現在のテンプレート
ます。
ジャンルを指定します。
ラベルのテンプレートを指定します。
Nero Burning ROM
159
設定オプション
選択リスト
標準の印刷解像度(DPI)
印刷解像度を調節します。
LightScribe 対応ドライブを使って書き込みを行う
チェックボックス
際に、自動的に LightScribe ラベルを作成および
常にLightScribeラベルを作成す
る
書き込むためのオプションが表示されます。
このタブは、LightScribe 対応ドライブが搭載、
または接続されている場合にのみ表示されます。
Nero Burning ROM
160
用語集
16 用語集
AIFF
AIFF(Audio Interchange File Format)は、Apple® 社が開発した非圧縮のオー
ディオファイル形式で、Microsoft 社が開発した WAV 形式に相当します。
ファイルは圧縮形式を使用する場合と比べて大きくなりますが、品質は高くなります。AIF
C(AIFF compressed)は、AIFF を圧縮したものです。
AVCHD
AVCHD は、カムコーダーでハイビジョン動画を撮影するための形式です。AVCHD は DVD
に使用されますが、Blu-ray ディスクにも対応しています。
CD-R
CD-R(Compact Disc-Recordable)は、追記型メディアの技術です。オーディオデー
タやその他のコンピュータで読み取り可能なデータの保存に関しては、オレンジブックの標
準によって定義されています。
Joliet
Joliet は、ファイル名に関する ISO-9660 標準の拡張子を表します。Joliet は、
より多くの文字を表すために Microsoft によって開発されました。ファイル名は最大 64
文字まで指定でき、A-Z、a-z、ウムラウトに加え、中国語、日本語、
韓国語の文字を指定できます。
Labelflash
Labelflash
は、レーザーを使用してディスクのラベル面またはデータ面に画像や文字を書き込むことの
できるテクノロジです。
LightScribe
LightScribe
は、画像や文字をディスクのラベル面にレーザーで書き込むことのできるテクノロジです。
Nero Burning ROM
161
用語集
MP3
MPEG -1 Audio Layer 3 オーディオフォーマットは、オーディオファイルのサイズを、
音声品質を損なうことなく、元のファイルサイズの 10 分の 1 程度に圧縮するために使用
します。1 分間のデータが、元のファイルの 10 MB ではなく、約 1 MB になると推定でき
ます。サイズと音質は、オーディオ信号の複雑さによって大きく異なる場合があります。使
用されるビットレートは品質の基準と見なすことができます。ビットレートが高いほど、品
質が上がりますが、必要なメモリも多くなります。
mp3PRO
mp3PRO は、オーディオファイルより圧縮率が高いにもかかわらず、ビットレートが低く
て音質に優れた MP3 コーデックです。mp3PRO での 64 kBit/s は MP3 での 128 kBit/s
に相当します。
Nero AAC
各種の MPEG-4 ビデオとオーディオコーデックは、Nero AAC で照合され、MPEG-4
規格と完全な互換性があります。この方法により、高品質なマルチメディアデータの再生が
実現します。さらに、字幕などの追加機能も実装されました。
Ogg
Ogg コンテナ形式には、Vorbis 方式でエンコードされたデジタル圧縮マルチメディアファ
イルが格納されます。Ogg Vorbis はオープンソースのエンコーダです。
WAV
WAV オーディオ形式(WAVE または Waveform オーディオ形式とも呼ばれる)は、
Microsoft 社が開発したオーディオ形式で、データ圧縮を使用しません。WAV は、Apple
社の AIF に相当します。
アーカイブビット
アーカイブビットは、ファイルが編集されたかどうかを特定するために使用されます。ファ
イルが編集されていた場合には、次回のバックアッププロセス時に再保存のみが実行されま
す(その結果、アーカイブビットはリセットされます)。
Nero Burning ROM
162
用語集
イメージ
イメージとはディスク全体のイメージが含まれたファイルで、ハードディスクに保存されま
す。ディスクイメージを使用すると、書き込みプロセス中に問題が発生した場合や、ドライ
ブが PC に接続されていない場合に、後からメディアの正確なコピーをいつでも作成するこ
とができます。イメージは、コピー元のディスクのコンテンツと同じだけの空き容量をハー
ドディスクに必要とします。
キャッシュ
キャッシュとは、大きなデータボリュームに高速にアクセスするために、コンピュータのさ
まざまな領域で使用されている高速バッファです。キャッシュを使用すると、連続的なデー
タの流れが確保されます。
コーデック
コンプレッサおよびデコンプレッサは、デジタルでの書き込みや保存のためにデータをエン
コードし、次に再生のためにデコードします。Cinepak、Indeo、Quicktime、Video for
Windows など、さまざまなソフトウェアでのコーデックが利用可能です。ハードウェア
コーデックとしては、MPEG、H.261、Motion JPEG などが使用できます。
ジッタ
ジッタとは信号に意図せず突然発生する変化のことをいいます。その結果データに小さな隙
間が生じます。音声訂正は、セクタを重ね合わせることでデータを同期します。この方法に
より、ギャップは可聴ではなくなります。
セクタ
セクタはディスク上でアドレス付け可能な最小単位のことです。セクタは 2,352 バイトで
構成されますが、使用するディスクの種類によってユーザーデータに割り当てられるサイズ
が異なります。通常、セクタはヘッダ、同期ビット、およびユーザーデータで構成されます
。また、エラー検出とエラー訂正用のデータが含まれることもあります。
Nero Burning ROM
163
用語集
ディスクアットワンス
ディスクアットワンスとは、書き込み用ドライブのレーザーが、各トラック間でオフ/オン
しないで 1 つのパスでディスクを書き込む形式のことです。この方法は、
家庭用や車載用のステレオで再生するオーディオ CD の書き込みに最適です。
トラックアットワンス
トラックアットワンスとは、各トラックを個別にディスクに書き込む方法です。トラックを
書き込むごとに、書き込み処理をいったん中断します(レーザーはトラックごとに再び開始
されます)。この書き込み方法を使用すると、DVD に部分的に書き込み、
後から書き込みを続行することができます。トラック間には最低でも 27ms の無音部分がで
きるため、オーディオ CD には向かない場合があります。
バッファ
バッファとは、必要に応じて、すぐに処理できないデータを記録および提供する一時メモリ
のことです。バッファでは、連続的なデータフローも可能です。
バッファーアンダーラン
バッファアンダーランとは、内部メモリ(ドライブなど)のデータフローが中断されること
です。バッファアンダーランは、内部バッファへのデータフローが中断されることにより発
生します。バッファは、最終的に空になるまでデータを提供し続けます。書き込みを行う場
合、データの流れを一定に保つために、ドライブのバッファに連続してデータが送られます
。この一定のデータの流れが中断されると、メディアが使用できなくなります。ほとんどの
新型ドライブには、バッファアンダーラン防止機能が搭載されています。
ブータブルCD
ブート処理とは、コンピュータの起動時にオペレーティングシステムをロードすることです
す。通常、これはハードディスクから実行されます。ただし、なんらかの理由でハードディ
スクから起動したくない場合、またはブートできない場合は、ブート CD を使用してハー
ドディスクからオペレーティング環境をロードできます。
Nero Burning ROM
164
用語集
ブックタイプ
ブックタイプとは、DVD の規格(DVD-、DVD+、DVD-ROM など)を特定するものです。
正確に再生されるように、DVD の規格はブックに定義されているため、
すべてのメディアを正確に読み取ることができます。これらの規格は、いわゆるレインボー
ブックで定義されています(各規格は、イエローブックなど、それぞれの表紙の色によって
区別されています)。
フレーム
音楽 CD では、再生される音楽 1 秒あたり 75 セクタを使用します。セクタは 1 セクタあた
り最大 98 フレーム(フレームは 1 フレームあたり 24 データバイトと 9 コントロールバイ
ト)で構成されています。同じように、テレビとビデオでは、技術的に「フレーム」が 1
つのフルスクリーンを示します。連続した 2 つのハーフイメージが、インターレー
スによって 1 秒間に 1 つのフルスクリーンを形成します。
マルチセッション
マルチセッションとは、複数のサイクルでディスクを完成することです。最初のセッション
がディスクに書き込まれた後、ディスクはまだファイナライズされていないので、情報を別
のレコードに追加することができます。
レーベル
ラベルとは、ディスク上のラベルを意味します。LightScribe または Labelflash のテクノ
ロジを使用する一部のドライブでは、ラベルを特殊なメディアに直接印刷することができま
す。
Nero Burning ROM
165
索引
17
索引
選択画面
[書き込む]ボタン ...................................... 24
音楽
ブラウザエリア ............................................. 23
エンコーディングオプション ........................ 78
編集エリア .................................................... 23
オーディオファイルの変換 ........................... 78
容量バー ....................................................... 24
読み込み速度 ...................................... 138
画面
ドライブの選択 ........................................... 116
ファイルのエンコード .................................. 78
メイン画面 ...............................................13, 13
必要動作環境 ........................................ 12
編集
ユーザーインターフェース ........................... 13
[ジャンプ リスト]からの選択 ................... 20
新規編集 ....................................................... 16
AVCHD ビデオディスクの作成 ..................... 91
BDMV-Video ディスクの作成........................ 93
開始
CD エキストラの作成 ................................... 65
アプリケーションランチャーから ................. 11
DVD-Video の作成 ........................................ 88
コンテキストメニューから ........................... 11
Nero DiscSpan ディスクの作成 .............. 36, 38
作業の概要 ........................................... 10
オーディオ CD .............................................. 53
自動実行 ............................................... 49
書き換え可能なディスク
オーディオ CD の作成 .................................. 53
ディスクの種類を選択する ........................... 16
データディスク ............................................. 27
書き換え可能ディスクの消去 ...................... 142
消去方法 ..................................................... 143
データディスクを作成 .................................. 27
ミックスモード CD の作成 ........................... 65
書き込み
Image Recorder を使用............................... 125
オーバーバーン ........................................... 157
レコーダオプションの設定 ......................... 116
書き込み処理を開始 .................................... 121
アルバム ............................................... 66
イメージ
イメージからのディスクの書き込み ........... 102
イメージファイルの作成 ............................. 125
書き込みオプション
シミュレーション ....................................... 119
ディスクアットワンス ................................ 120
トラックアットワンス ................................ 120
イメージファイルをロードする .................. 102
データディスクから作成 ............................... 45
エンコーディングオプション
バッファーアンダーラン ............................. 120
AIF ................................................................ 80
ファイナライズ ........................................... 119
MP3 ........................................................ 80, 82
書き込み方法 .............................................. 119
Nero AAC オーディオ ................................... 85
設定オプション .................................. 154
Nero Burning ROM
OGG ............................................................. 86
WAV ............................................................. 80
166
索引
オーディオ CD
ディスクタイプ
1 つ前のトラックとクロスフェードする ....... 57
AVCHD ビデオ.............................................. 19
CD TEXT ...................................................... 63
BDMV-Video ................................................. 19
Gracenote による識別 .................................. 67
CD エキストラ .............................................. 18
オーディオファイルの標準化 ........................ 62
DVDビデオ.................................................... 19
コピーオプション ....................................... 140
Nero DiscSpan 機能 ...................................... 17
コピーのヒント ........................................... 128
SecurDisc ..................................................... 19
コピー用の読み取りオプション .................. 129
UDF ディスク ............................................... 17
コンピュータに保存 ...................................... 72
オーディオ CD .............................................. 18
ディスクアットワンスでの書き込み ............. 63
データディスク ............................................. 18
トラックアットワンスでの書き込み ............. 63
ブータブルディスク ...................................... 18
トラックプロパティ ...................................... 56
ミックスモード CD ....................................... 18
書き込みの注意 ........................................... 121
設定オプション ............................................. 61
オーディオCD
データディスク
ISO ............................................................... 50
Joliet: ............................................................ 51
オーディオ CD をコピーする ...................... 132
UDF .............................................................. 49
情報を編集してからコピーする .................. 133
Xbox 互換ディスク ....................................... 50
変換 .............................................................. 72
イメージ経由コピー ...................................... 44
キャラクタセットの指定 ............................... 52
オーディオファイル
Gracenote による識別 .................................. 67
インデックス ................................................ 57
タイトルを入力する ...................................... 74
デクリック .................................................... 60
ハードディスクに保存する ........................... 74
フィルタ ....................................................... 59
平均化する .................................................... 60
データディスクをコピーする ...................... 129
データトラック ............................................. 44
データモードの選択 ...................................... 51
ファイルシステムの選択 ............................... 51
マルチセッション ......................................... 46
自動実行 ....................................................... 49
ビデオ
別のフォーマットに変換する ........................ 77
AVCHD ビデオディスクの編集 ..................... 90
保存 .............................................................. 69
Blu-ray ディスクビデオの編集 ...................... 93
末端の一時停止を取り除く ........................... 65
DVD ビデオの作成 ........................................ 88
コピー
ファイルを隠す .............................. 30, 41
イメージ経由コピー .................................... 127
オーディオ CD をコピーする ...................... 132
オプションの設定 ....................................... 134
オンザフライ .............................................. 127
ジッタ修正 .................................................. 140
ディスクのコピー ....................................... 129
読み込みエラーの無視 ................................ 139
ジャンプリスト .................................... 20
ブータブルディスク
DosBootimage ............................................ 100
El Torito ........................................................ 97
ISOLINUX ................................................... 100
エミュレーションの種類 ............................... 98
バックアップパート ...................................... 97
ブータブルディスクの作成 ........................... 98
必要要件: ...................................................... 97
ブックタイプ設定 .............................. 117
Nero Burning ROM
167
索引
プログラム
プログラムの起動 ......................................... 11
プログラムの使用 ........................................... 9
Labelflash ........................................... 111
ラベルの作成 .............................................. 111
マニュアルの表記ルール ....................... 8
レーベル書き込み ....................................... 113
マルチセッション ................................ 46
LightScribe ......................................... 105
ディスクを開始する ...................................... 47
オプションの設定 ....................................... 159
バックアップ ................................................ 47
ラベルの作成 .............................................. 108
マルチセッションディスクの継続 ................. 46
レーベル書き込み ....................................... 105
マルチセッションディスクを継続する .......... 48
編集内の書き込み ....................................... 160
マルチセッションを継続して編集内容を更新す
る .................................................................. 48
Nero CoverDesigner ............ 16, 108, 111
ミュージック
オーディオ CD の編集 .................................. 53
メイン画面
Nero DiscSpan
Nero DiscMerge ............................................ 37
ツールバー .................................................... 14
メニューバー ................................................ 13
ライブラリ ......................................... 152
Nero DiscMerge の使用................................. 41
Nero DiscSpan ディスクの内容をコピーする 42
Nero DiscSpan有効 ....................................... 36
SmartFit ........................................................ 37
オプション .............................................. 36, 39
ディスクの作成 ....................................... 36, 38
CD エキストラ ..................................... 66
大きなファイルを分割する ........................... 37
Check Point .......................................... 44
Nero MediaBrowser ........................... 149
Nero SecurDisc Viewer ...................... 144
DiskT@2 ............................................ 111
SecurDisc ディスクからデータをコピーする145
データ整合性チェック ................................ 146
パスワード保護を解除する ......................... 145
開始 ............................................................ 144
Gracenote .......................... 9, 68, 70, 134
署名をチェックする .................................... 147
信頼性を検証する ....................................... 147
Image Recorder ................................... 27
イメージファイルの作成 ............................. 125
対応するフォーマットをすべて有効 ........... 158
iPod ...................................................... 76
SecurDisc
Nero SecurDisc Viewer ............................... 144
SecurDisc について .................................... 144
データ冗長を制限 ......................................... 34
デジタル署名 ................................................ 32
パスワード保護 ............................................. 32
説明 .............................................................. 30
Nero Burning ROM
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索引
Xbox
互換性のあるディスクを作成 ........................ 50
Nero Burning ROM
169
お問い合わせ
18
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Nero AG
Rueppurrer Str. 1a
インターネット:
www.nero.com
76137 Karlsruhe
サポート:
http://support.nero.com
ドイツ
Fax:
+49 721 6272 6499
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