2012/03/21 12:23 マスコミが報じていないこと::高木えつこの「滑川市議会... ウェブ全体 高木えつこの「滑川市議会ちゃどんなとこけ?」 Archives マスコミが報じていないこと Category 検索 Search Entry Status Monthly : 2012-03 2012-03-19 (Mon) Category : 議会報告 Comment : 5 Trackback : 0 New >> 反対討論文作成 今朝、市民会館大ホールの耐震診断指標が誤った数値で市議会に報告されていた件につい ての「調査内容の途中経過」が市当局から報告された。 平成20年3月に市民会館大ホールの耐震診断費用が市議会で承認されてから、今の3月 議会までの時系列を示した文書に基づき、耐震診断業者が作成した報告文書のごく一部や 「富山県耐震診断等評定委員会」の議事録の写しの一部や、耐震診断が確定した後に庁議 や議会で説明するための資料を耐震診断業者に作製させたものなど32ページの資料が提 示された。 上記の書類はその一部で、耐震診断業者が作製した耐震診断結果でいずれも「富山県耐震 診断等評定委員会」に提出されたものだ。 同じように見えるのだが、2枚を見比べていただければ違いが分かると思うのだが、右上 に「資料2」と記載された左側の書類は、平成20年12月頭に作製されたものだ。 文書に記された丸印やマーカーは、私が記したものではなく、市当局が所有しているもの に印がつけられていたものなのだが、右下の 「Cゾーン 1階(0.217)」 という記 載が見える。 一番最初の診断業者からの報告では、市民会館大ホールを分類して評価する時に建物の中 央部分をCゾーンと設定して、その部分のIs値と呼ばれる耐震診断の一つの指標を 0.217として計算をしていたのだ。 実はこの「0.217」という数値が、その後の市民会館大ホールのIs値として私たち に報告されていた数値なのだ。 << old 介護報酬の改定で… ただ、平成20年12月14日に開催された「富山県耐震診断等評定委員会」において、 診断結果を精査してもらったところ、「ゾーン分けの部分で、X方向のCゾーンの屋根過 重は、屋根ブレースを介してB・Dゾーンに伝達される。またCゾーンの耐力はほとんど ないので、Cゾーンは取りやめるべきである。」という指摘がされていて、Cゾーンの耐 力評価をB・Dゾーンに分散させてCゾーンは評価をしないという変更が加えられること になった。 その変更の結果、改めて提出された耐震診断結果が、右側の書類だ。 一番下に 「Aゾーン 1階(0.680)」 という記載が見えると思うが、これが現在 「正しい数値」として報告されているIs値だ。 この診断結果に対して、平成21年1月22日に、富山県耐震診断等評定委員会から「耐 震の診断は適切に行われているものと判定する。」というお墨付きが出された。 今、問題とされている「誤った数値(Is値0.217)」の報告の経緯として説明され たのは、1月26日~27日に市役所のまちづくり課の担当者から、耐震診断業者に対し て「耐震診断結果をA4の用紙1枚で説明できる資料を作成して欲しい」という指示が出 されたことに端を発した、担当者と診断業者とのやり取りだ。 実は、今年2月に市当局内部で問題を確認してから、診断業者に対して改めて診断結果を 確認するための文書提出を求めて、2月15日に受け取った文書(右下に文書の収受印が ある。)が下記の文書なのだが、「A4の用紙1枚で説明できる資料」という依頼を受け て、業者が作成した文書の第1号…というのは、下記の文書そのものなのだ。 文書をクリックしていただくと拡大表示されるのだが、建築に関して素人の私にしてみる と、「Is値がどうのこうの」「X方向にどうのこうの」「Y方向に…」という説明を聞 くよりも、建物全体についてのコメントで「開口部周りにヘアークラックが発生してお り、今後、コンクリートの中性化が進む恐れがある。補修が必要。」とか、「屋根の小屋 ブレースの耐力が無いので、大地震時に荷重を耐力壁に伝達できない。取替え又は追加が 必要 」とか「天井裏の高さが高く 大地震時に揺れやすく 天井材の損傷や落下の危険 http://namerikawa.blog38.fc2.com/blog-entry-2234.html 1 / 4 2012/03/21 12:23 マスコミが報じていないこと::高木えつこの「滑川市議会... ウェブ全体 検索 性がある。揺れに対する対策が必要。」とか「3階のCB壁は、大地震時に倒れる危険性 がある。仕上の変更又は転倒対策が必要。」と記されたコメントの方が、具体的でより建 物補強の必要性を感じられる文章に思われた。 ところが、この文章のどこが不都合だったのかは分からないのだが、まちづくり課の担当 者(固有名詞は明らかにされていない。)が6度にわたって「修正」を求めたということ だ。 私が今日の説明を聞いて質問をしたことであるのだが、今日提示連れた資料には 「どの ような指示が業者に出されたのか?」 という肝心の部分が表現をされていなかったの だ。 「素人にももっと分かる資料に作り直して欲しい。」という修正要望であれば何の問題も ない。 どんな指示を出したのかが「メール」で行われているということで、その送信日時も分 かっていて、業者には受信メールが残されているということであり、担当者が誰であるか が分かる部分まで公表は必要ないが、指示内容が分かる文面だけは公表が必要であると考 えた。 ただ、今日の市議会への報告ではすぐに回答されたわけではなく、今後何らかの形で報告 をしてもらわなければならない。 そして、最後の最後平成21年2月2日に業者が作成した文書が、私たち議会に対して報 告された文書となっていた。 それが上記のもので、なぜか突然「0.217」という数値が入り込んでいる。 その一方で、具体的にどの部分に補修が必要かという文言が見えなくなってしまった。 建築のプロでない皆さんが2つの文書をご覧になって、どちらの方が危機感を感じられる だろうか? 何のために、この様な下らない文書を求めたのかが理解できない。 今日の「報告」は「途中経過」であり、市当局とすれば今後、第三者委員会を作って3ヶ 月程度をめどに報告をしたいということであった。 市議会では報告を受けた後に意見をまとめて、3ヶ月では遅いので、6月議会が始まるま でには結論を出すように求めることとした。 その結果を受けて、場合によっては議会独自の調査を行うための100条委員会の設置と いうことも視野に入れなければならない…という意見だ。 新聞やテレビのマスコミでは、報道しきれていないことを報告したいと考えて今日は長文 となったが、今後も情報が入手され次第ご報告をしていきたいと考えている。 ツイ ート 2 いいね! 積水ハウスの「すまいすまいる」 - sumai-smile.net あなたの夢をプランニングしてみませんか?楽しく住まいづくりを学べるサイト 引越特集:友達を新居に招く前に - www.amazon.co.jp インテリアはそのままに新居の印象がガラリと変わる簡単テクをご紹介。 自宅で月収1000万円! - a-jpn.com 自宅にいながら月収1000万円を稼ぐ方法とは? Comment ポポ : 2012年03月21日(水) 12:09 URL edit オーバードホールのような施設を…、とまでは思いませんが、随分昔から「建て替え」の 議論はありましたよね。 ホールに限らず、庁舎も同様に…。 とりあえず学校関係の耐震はおおむね完了(?)したのかな?…。 役所を綺麗にする前に、若い世代の学び場を…、そこは誇りに思います。 耐震云々は阪神淡路の時点で市に限らず県の建築業界は県内全体の建造物の危険度をそれ ぞれ把握してたと思います。 阪神淡路をきっかけに建築基準法が変わったというのもあって余計…。 (おかげで審査が厳しくなったのも確かなはず…。) http://namerikawa.blog38.fc2.com/blog-entry-2234.html 2 / 4 2012/03/21 12:23 マスコミが報じていないこと::高木えつこの「滑川市議会... ウェブ全体 検索 防災の面においても!! そこに今回の地震があって、調べたらこんなのがあって、話題が勃発したって感じ?…。 今回の東北の地震は、耐震もですが、津波の恐ろしさと、原発の問題だと思います。 滑川市も原発こそありませんが、海に面してます。 幸い富山県は昔から北アルプスの強固な岩盤のおかげと言われ、河川の増水以外はあまり 酷い災害はなかったように思います。 その河川の増水も、砂防のおかげで今や解消! (冬場の除雪は今年も大変だったでしょうが…。) 今は正直耐震(耐震なんて既に当たり前の事と思ってます。)というよりも、景観…、美 化…、と言う観点から、新幹線が来る事もあり、県外の方々に気持よく観光して貰う為に も、老朽化してる建造物は建て替えて、また住んでる市民の方々にとっても気持ち良く、 またずっと住んでいたいと思えるような街にするよう滑川市は目指すべきなのではなかろ うかと、そう単純に思います。 もちろん、そのような街になって貰えればと言うのは、誰しも少なからず大なり小なりあ るとは思いますけどね。 変な例えですが、トイレットペーパーがなく、虫で溢れかえってる公衆トイレより、道の 駅のようないつも管理が行き届いてる公衆トイレの方が誰でも気持ちが良いのは確かな訳 でして…。 こう言う話をすると、必ず財源は?…、となりそうですが、北海道には及ばないものの自 然に恵まれた富山県です!! 古き良き時代の景観(県内で言えば合掌集落や散居村、何だかんだでずっと変わってない 今目の前にある当たり前の風景、地鉄で言えば通称大根にカボチャ電車…。)に癒され、 今の時代に見合った景観(富山駅完成後(青写真参考)の周辺や大和周辺、ライトレールの ような近代的なもの。)に活力を貰う…、私はそんなじいちゃんばあちゃん世代と、これ からの未来的な何だかワクワクするような感じの共存した街になればなぁ…、と、そう勝 手にですが思ってみたりなんかしています^^ ライトレールの岩瀬駅からライトレールが水橋を経由し、滑川駅前までライトレールがく れば、近辺は滑川に限らず人出が増すように思います。 エールや交流プラザも今以上に活性化する…、かも? 厚生連への足も出来る。 コミュニティバスとの連携で、市内全域の交通を網羅する。 タクシー会社との連携も視野に! つまり、コミュニティバスに乗れば山間に住んでる元気な高齢の方なら、平日にちょっ と、と、市内は勿論言えば大和にも行けちゃう。 (時間は要するでしょうが…。) 地鉄やJRは時間に限りがあり、また乗換えや乗り継ぎの手間も出ますが、ライトレール (路面電車)は数十分おき…、そこが魅力。 (距離が延びれば、そこは結果難しくなる話なのかもしれませんけど…。) 話が相当脱線してしまいました(笑) でも、そんな事も考えてみたりしながら、大好きな滑川に住んでます^^ 仮に理想論であっても、希望がわいてくれる人が一人でもいたら、これ幸い(笑) m(__)m 高木悦子(たかぎえつこ) : 2012年03月21日(水) 09:52 URL edit 押切橋さんの専門分野のことでしたか…。 「見た目が一番」とのアドバイスありがとうございます。 机上の計算ももちろん大切ですが、大きなクラックが走っていたり、コンクリートがもろ くなっているといった建物の表情が大切ということですね。 ありがとうございます。勉強になりました。 また、押切橋さんも新しい資格にチャレンジされるとのこと…合格をご祈念しておりま す。 高木悦子(たかぎえつこ) : 2012年03月21日(水) 09:48 URL edit ネハンさん、こんにちは。 耐震工事は建物そのものの崩壊を防ぐもので、東日本大震災の時に新しい建築基準法施行 後に建てられた『耐震基準を満たした』新しい建物であっても、体育館やプール、ホー ル…といった広い空間の建物を中心に天井や照明器具が落下している映像が、いくつも目 に飛び込んできました。 今回ブログで紹介した2月15日に診断業者から提出されていた耐震診断の内容報告書 は、先月の第一報の時には市当局は提示をしなかったものですが、その中には、市民会館 大ホールの危険性が明確に記されていました。 市民の皆さんに、誤った情報を出すことも問題ですが、正しい情報を提供しないことも同 じくらいに大きな問題だと思っています。 市民の皆さんをミスリードすることはあってはならないのです。 ネハンさんがご指摘の通り、市民会館大ホールは改修が必要なのです。 押切橋 : 2012年03月20日(火) 22:41 URL edit 遠くから失礼します。 私も、一級建築士です。若いころは、花の東京で構造技術者でした。 ここへきて、どちらもI.S値論争ですが、素人受けは、もちろんIS値0.6以上ですね。 しかし、基本は「見た目」が一番と思います。確かに色々な計算式がありますが、安全は 人の目が、一番だと思います。 これからの建築士は、人が造ったことがないようなデザインではなく、コスト・安全を重 視した設計が大事だと思います。 報告資料が 人の指示によって変わるなんてことは・・・・・それはないですよね。 http://namerikawa.blog38.fc2.com/blog-entry-2234.html 3 / 4 2012/03/21 12:23 マスコミが報じていないこと::高木えつこの「滑川市議会... ウェブ全体 検索 でも、高木先生専門外?(失礼) 資料を並べて、市民の方々にお知らせすること、すご い勉強家と思います。 人材は、財産といいますが、住民の皆さん幸せと思います。お体を大切にご活躍くださ い。 私も、先生の刺激を受けて?還暦まじかですが、4月から専門外の、一級土木試験受験の ため学校に通います。 勉強するこころ、H.Pをとおして、先生からいただきました。 感謝 ネハン : 2012年03月20日(火) 12:59 URL edit 市民が望むのは誰が悪いとか、誰が改ざんしたとかを明らかにすることではない。 数値がどうであれ、あの大ホールは改修が必要な建物であることは周知の事実である。 そもそも報告までに3ヶ月って。当時の関係者は何人いるの?? くだらない調査に時間と労力を使うより、1日も早く改修を着工できるように建設的な議 論が進むことを市民は望んでいる。 報道によると元市議の方々が威勢よく大声をあげているようだが、高木さんをはじめとす る現職の議員の方々には冷静かつ鋭い切り口でこの馬鹿げた茶番劇を終わらせて欲しいで す。市長の鼻息は荒いようだが、力の入れるところが違うような気がする。 そして今回高木さんが明らかにしてくれたような資料がもっともっとマスコミに取り上げ られて、改修の正当性が大々的に報道されることを望みます。 今の報道で、数値は改ざんされたものであり、正しい数値によると改修の必要はない。と いう短絡的な結論が市民に広まっていることが残念でならない。 Post a Comment 名前(必須) URI 本文(必須) Pass(後で修正/削除する場合に必要) Secret 管理者にだけ表示を許可 Trackback http://namerikawa.blog38.fc2.com/tb.php/2234-a1fb4846 << old : Next Door : New >> ▲ Copyright © 2005 高木悦子(たかぎえつこ) All Rights Reserved. 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