細胞の運命と個性の源を探る - Thermo Fisher Scientific

ライフテクノロジーズ情報誌 NEXT 10 月号
2012 / October / No.15
NEXT Interview
細 胞 の 運 命と個 性 の 源 を 探 る
生 殖 細 胞 の エ ピ ゲ ノ ム 制 御 機 構 の 解 明と未 来
斎 藤 通 紀 氏( 京 都 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 生 体 構 造 医 学 講 座 教 授 )
P. 04
P. 05
P. 06
P. 07
P. 09
Ion Proton™ シーケンサ
QuantStudio™ 12K Flex リアルタイム PCR システム
SYBR ® Select Master Mix
Total Exosome Isolation シリーズ
Essential 8™ 培地 Interview
Invitrogen™
Applied Biosystems®
Gibco®
P. 10
P. 12
P. 13
P. 14
P. 15
Molecular Probes®
GeneArt ® Seamless PLUS Cloning and Assembly Kit
FLoid™ セルイメージング ステーション
pHrodo™ green bio particle/フローサイトメトリー新抗体
Tali™ イメージベースサイトメーター
安定発現細胞構築サービス/ Attune ® Auto Sampler
Novex®
TaqMan®
Ambion®
Ion Torrent™
NEXT Interview: Mitinori Saitou, M.D., Ph.D.
インタビュアー:ライフテクノロジーズサイエンスコミュニケーター 橋本裕子
「 iPS 細胞でマウス誕生。世界初、精子のも
とを作る。」約一年前の 2011 年 8 月、ちょっ
と刺 激 的な表 現で研 究 の 成 果が一 般 紙や
テレビを騒がせました。話題になったこの研
究を進めたのは、京都大学医学部教授の斎
藤通紀氏。当時、研究者やジャーナリストだ
けでなく、海外の不妊に悩む人たちからも
たくさんの問い合わせのメールが届いたそ
うです。
「この 成 果は純 粋な基 礎 研 究であ
り、ヒトへ の 応 用にはまだ長 い 道 のりが必
要であることを丁寧に説明しました」と当時
を振り返ります。そして「また、この 成 果は、
私たちが取り組んできた研究をさらに一歩
前進させたものでした。それまでの研究で、
胚体外胚葉(エピブラスト)と呼ばれるマウ
スの初期胚から始原生殖細胞を作り、精子
形成を確認していたんですよ」と一連の研
究の流れを説明します。斎藤氏の研究目標
は、
「エピゲノム制御の本質を理解し、細胞
の 分 化・増 殖・機 能を自由に制 御すること」。
一代限りの体細胞とは異なり、次世代へ受
け継がれる生殖細胞。そのゲノムに織り込
まれる制 御システムを解 明することで、多
様 な 形と多 彩 な 機 能を発 揮する細 胞 の 個
性の源を探ろうとしています。
実験成功への道は、
生体内の細胞系譜をたどること
iPS 細胞から、どうやってマウスは誕生した
のでしょうか? iPS 細胞や ES 細胞は、生殖
細胞を含むさまざまな細胞に分化できる能
力があるとされています。しかし実 際に体
外 培 養で精 子を作る始 原 生 殖 細 胞 の 作 成
に成功した例はありませんでした。
「私たち
の体の中では、始原生殖細胞の出現に先立
ち 、エピブラストと呼ばれる細 胞 集 団が形
細 胞 の 運 命と個 性 の 源 を 探 る
生 殖 細 胞 の エピゲノム 制 御 機 構 の
解 明と未 来
斎藤通紀 氏 (京都大学大学院医学系研究科生体構造医学講座 教授)
成されます。このエピブラストに BMP4 と
いう因子が作用することで始原生殖細胞が
誘導されます。以前の研究では、iPS 細胞や
ES 細 胞をエピブラストへ 分 化させる条 件
の検討が不十分でした。私たちは iPS 細胞
から、まずエピブラストを誘導し、次に始原
生殖細胞を誘導したんです」と今回の成功
に至る重要なポイントを指摘します。斎藤氏
の重要性を誰もが見逃しているような、そ
らは、iPS 細胞からエピブラスト様細胞を誘
んな研究分野を自ら切り拓いていきなさい、 きな可能性を秘めています。生殖細胞の研
導 、次に始 原 生 殖 細 胞 様 細 胞を誘 導・単 離
ということ。」その言葉を胸に、大学院で細
して、生殖細胞を持たない変異マウスの精
胞の構造と機能について研究した斎藤氏は、 熟・分化機構や、生殖細胞に起因した不妊症
とになっています。それでもこの 研 究は大
究は、ヒトの体内で進行する精子、卵子の成
巣に移植しました。そして移植後約 10 週間
留学先として英国ケンブリッジ大学のアジ
や先天性の疾患・治療方法の確立につなが
後に精 子を確 認 、採 取し、卵 子と体 外 受 精
ム・スラニー教授の研究室を希望します。ス
ることが期待されているからです。
させて得た受精卵を仮親の雌マウスに移植
ラニー氏は、マウスの受精卵で雌雄の前核
した結果、健常なマウスを得ました。しかも
の組み合わせと発生の関係性を研究し、ゲ
これらのマウスは正 常に発 達し、雌 雄とも
ノムインプリンティングという現象を発見し
に生殖能力があることが確認されています
た研究者です。斎藤氏は、そこで生殖細胞
(1)。それまでの研究成果に基づき論理的
の形成機構を分子レベルで解明することに
に行った実 験だったもの の 、実 際に iPS 細
没頭します。さらに日本に戻ってからも、単
胞から精子ができたのを確認した時、斎藤
一 細 胞に発 現する全 遺 伝 子を定 量 的に解
氏の驚きと嬉しさは非常に大きかったと語
析する技術開発などを行い、生殖細胞形成
ります。
過 程に関 与する全 遺 伝 子 の 発 現 動 態とそ
[参考文献]
1 Reconstitution of the mouse germ cell specification
pathway in culture by pluripotent stem cells. Hayashi K. et.al Cell, 146, 519-532(2011)
2 Germ cell specification in mice: Signalling,
transcription regulation and epigenetic consequences.
Saitou, M., and Yamaji, M. Reproduction, 139, 931-942.
(2010)
3 平成 22 年 5 月文部科学省生命倫理・安全対策質「ヒト ES 細胞
等 からの 生 殖 細 胞 の 作 成に関 する指 針 」
(5)まとめ の 内 容
lifescience.mext.go.jp/files/pdf/40_126.pdf
の制御機構を解明していきます(2)。過去
から蓄積されてきた生物の情報をゲノムと
過去と未来をつなぐ
いう形で保ちつつ、次世代の個体を作り出
生殖細胞研究に取り組む
す生殖細胞。新たな個体を作り出すために、
京 都 大 学 医 学 部で学 生 生 活を送った斎 藤
た修飾をすべて取り払い、
「まっさら」な状
生殖細胞は発生の一時期、ゲノムに施され
氏。大学の頃から、海外の研究室へ短期留
態になる必要があると言います。その時、生
学をしたりしながら、研 究テー マを模 索し
殖細胞は、どのような分子機構を駆使して
てきたそうです。
「そのころ先生方から、研
過 去と未 来をつなぐ作 業を行うのでしょう
究テーマについて言われたことがあります。 か。斎藤氏は非常に本質的だけれど、これま
それは、競争の激しい分野ではなく、本質的
で見過ごされてきた重要なテーマに取り組
だがまだ誰も手をつけていない、しかもそ
むことにします。
[ライフテクノロジーズに一言]
i P S 細 胞 からエピブ ラストへ の 誘 導 には 、
これからの研究へ向けて
「 ES 細胞や iPS 細胞を用いて生殖細胞をつ
A c t i v i n 、b FG F とともに G i b co ® の K S R
( KnockOut™ SR )を使用しました。ロッ
ト間の差が大きく、成分が不明な FBS を使
わずに済んだので、安定した結果が得られ
くる研 究は、モデ ル動 物 のマウスでようや
ましたよ。また単一細胞で生殖細胞と体細
くある程 度 論 理 的に始 原 生 殖 細 胞を誘 導
胞の遺伝子発現を比較する実験では、スー
できる段階となったところです。ヒト細胞を
パースクリプト逆転写酵素( invitrogen™ )
用 いた研 究は未 熟な段 階にあり、今 後 、霊
長 類 など、よりヒトに近 い 動 物 種でも研 究
の必要性があります」と、斎藤氏はこれから
の研究の方向性を考えています。ヒト細胞
に関する研究は、倫理的な問題が大きいこ
とから、文部科学省で適切な指針が随時検
討され、定められています。現時点では、基
礎的研究を目的とした ES 細胞等からの生
殖細胞の作成は容認されていますが、当該
生殖細胞からのヒト胚の作成は行わないこ
やリア ルタイム P C R システム( A p p l i e d
Biosystems ® )にお世話になりました。こ
れからもよろしく。
斎 藤 通 紀: 1 9 9 9 年 京 都 大 学 大 学 院 医 学 研 究
科 博士課程修了(医学博士)後、英国・Wellcome
Trust Travelling Research Fellow 、Senior
Research Associate を経て、2003 年 理化学研
究所 発生・再生科学総合研究センター チームリー
ダー。 2009 年 京都大学 大学院医学研究科教授に
就任現在に至る。2011 年8月よりJST 戦略的創造研
究推進事業 ERATO 研究 研究総括を務める。 04
Ion Torrent™
ついに出荷開始、1000ドルゲノムの実現に向けて大きく前進
■ Ion Proton™ シーケンサ
Ion Torrent™ の半導体シーケンサに Ion Proton™ シーケンサが加わり、ゲノム研究
の歴史に新たな一石が投じられました。ベンチトップサイズでありながら、高密度の半導体
センサーチップ Ion Proton™ I chip により、エクソーム 2 サンプル、10Gb のシーケンス
データ量を、わずか 4 時間、10 万円でシーケンス可能です。
またAmpliSeq™アンプリコンシーケンステクノロジーと組み合わせれば、Ion AmpliSeq™
Comprehensive Cancer Panel によるがん研究のための網羅的な体細胞変異解析や、
Ion AmpliSeq™ Inherited Disease Panel による遺伝病研究のための遺伝子解析を
強力に推進できます。ぜひ次世代シーケンサの新たな時代を体感してください。
特長
■ エクソーム 2 サンプルを約 4 時間でシーケンス
■ 1 ランで最大 10Gb のシーケンスデータ量
■ 1 ランのコストはわずか約 10 万円 (別途ライブラリ作製コスト要)
NEW!
▶ Ion Proton™ チップラインアップ
商品名
Ion Proton™ I chip
Ion Proton™ II chip*
*2013 年 3 月末販売開始予定。開発中製品につき、仕様は予告なく変更される場合があります。
1 x 35 bp
1 x 100 bp
1 x 200 bp
スループット
< 1.5 Gb
< 5 Gb
< 10 Gb
タグ数
> 50 M タグ
> 50 M タグ
> 50 M タグ
ラン時間
約 1 時間
約 2 時間
約 4 時間
スループット
< 1.5 Gb
< 30 Gb
< 60 Gb
タグ数
> 200 M タグ
> 200 M タグ
> 200 M タグ
ラン時間
約 1.5 時間
約 3 時間
約 6 時間
製品名
サイズ
製品番号
Ion Proton™ システム(テンプレート調製自動化システム付)
一式
PROTON-410
¥33,600,000
Ion Proton™ I chip
8枚
4476132
¥560,000
Ion Proton™ I chip
4枚
4476141
¥280,000
Ion Proton I Template OT2 Kit
8反応
4478851
¥120,000
Ion Proton I Sequencing Kit
8反応
4478850
¥120,000
Ion Proton™ Controls Kit
3反応
4478328
¥65,000
User's Voice
価格
あなたも User's Voice に出演しませんか?
ライフテクノロジーズでは、情報誌 NEXT やホームページの NEXTフォーラムで、弊社製品
のご活用事例を記事として掲載しています。
掲載ご希望の方は、①ご使用の製品名、②製品の活用事例、③ご自身の研究内容、④ご所属
の研究機関名、⑤研究室 URL 、⑥代表者連絡先を明記の上、タイトルを NEXT ユーザーズボ
イスとして、[email protected]までお知らせください。毎月数件のペースで、担当
者がインタビューに伺います。
TaqMan® / Applied Biosystems®
Ion PGM™ & Proton™ システムのデータ検証に最適 !!
■ QuantStudio™ 12K Flexリアルタイム PCR システム
特長
■ ca st P C R とデジタル P C R がこの 1 台 で ! さらにデジタル
castPCR も可能です !!
■ リアルタイム PCR ベースのデジタル PCR で擬陽性を排除
■ 1 ランあたり最大 12,000 データポイントを取得可能
■ 96 / 384 / 3,072 ウェル、または TaqMan ® Array Card
から最適なフォーマットを選択可能
■ 最 高 水 準 の 性 能・スピ ード・柔 軟 性 の 使 い 易 さを 追 求した
Applied Biosystems ® ブランドリアルタイム PCR システム
最上位モデル
レアバリアントの検出に最適な 2 つの新技術 !!
❶ castPCR 法
TaqMan ®
Mutation Detection Assay
Competitive Allele-Specific TaqMan ® PCR 法
の 略で、アレル特 異 性 の 高 い MGB ブロッカーオリゴに
特長
より、ターゲット外の非特異的反応を抑制することに成
■ castPCR 法を採用
功しました。0.1% までの変異アレルの検出が可能です。
■ 高感度( 0.1 ∼ 1 %の変異アレルを検出可能)
現在、Ion AmpliSeq™ Cancer Panel で検出可能な
■ 高い特異性
変異のうち、45 遺伝子 586 変異を TaqMan ® Mutation
■ 最短 3 時間の迅速操作
Detection Assaysとして提供しています。このアッセ
イは castPCR 法を採用しており、今後も続々とライン
ナップは増えていく予定です。
❷ デジタル PCR 法
試料の調製
試料の分配
PCR 反応
測定
これまでの定量 PCR 法では困難だった 2 倍以下の増幅
の 差や 、絶 対 定 量を可 能にする方 法 で す 。Ta q M a n ®
SNP Genotyping Assaysと組み合わせることで、原
理上、0.01% 以下のレアバリアントを検出できます。具
体的には、各ウェルにサンプル DNA を 1コピー以下にな
るように分注し、PCR 反応が進んだウェル数をカウント
することで定量します。
※ NEXT No.14( P.10 )i am TaqMan ® 参照
gDNA 、cDNA 、RNA 、血漿
試料は、多くの反応
陽性反応
wellに分割
陰性反応
おすすめアプリケーション
絶対定量
●ウイルスの絶対定量 ● 核酸
(スタンダードサンプル)の精度管理や絶対的定量
● 希少アレルの検出 ● Copy
Number Variation の検出
製品名
サイズ
製品番号
価格
TaqMan ® Mutation Detection Assays
150μ(
l 75 反応)
4465804
¥80,000
TaqMan® Mutation Detection Reference Assays
150μ(
l 75 反応)
4465807
¥80,000
QuantStudio™ 12K Flexリアルタイム PCR システム
1式
お問合せ
お問合せ
05
06
Applied Biosystems®
リアルタイム定量 PCR をもっと手軽に!
■ SYBR ® Select Master Mix
高感度と広いダイナミックレンジを保持したまま、
高い特異性と優れた再現性あるデータを提供する
リアルタイム PCR 用 MasterMix 、ついに登場です。
特長
■ 高い特異性および再現性:独自のホットスタートメカニズムと高精製の DNA ポリメラーゼにより非特異的なPCR産物を抑制
■ 高いパフォーマンス:広いダイナミックレンジで安定した増幅が可能
■ より強いシグナル:SYBR ® GreenER™ 採用
■ 安定性:リアルタイム PCR 反応系調整後、反応後の産物が 72 時間室温で安定
■ 高感度:デジタルPCR法でシングルコピーを検出
■ キャリーオーバーコンタミネーション・コントロール:熱感受性の高いUDGを使用
■ 広範な適応性:他メーカーの PCRシステムのスタンダードモードにも適応します
NEW!
▶ 広いダイナミックレンジと優れた定量性
SYBR ® SelectMasterMixを使用し、Applied Biosystems ® ViiA™ 7リアルタイム PCRシステムで実験を行いました。
様々な濃度に希釈した cDNA をサンプルにデータを取得。広いレンジで優れた直線性と識別性のあるデータが得られました。
ヒトcDNA を用いて得られた PGK1 増幅曲線。挿入図は検量線。
1ngと2ng の cDNA 使用量の違いを識別します。
PCR の阻害や効率低下を招くことなく最大 100ng の cDNAを測定可能。
▶ プライマーダイマーや非特異的増幅はありません!
SYBR Ⓡで増幅した PCR 産物のメルトカーブ
8 種類のターゲット遺伝子( A2M 、ACACA 、AOF1 、APOA1 、ARL1 、β-actin 、BMP2 、CCNB1 )
の結果を表示。各遺伝子ともシングルピークが観察され、単一の増幅産物であることが確認されま
した。
製品名
サイズ
反応数(20 μl)
製品番号
価格
SYBR ® Select Master Mix, Mini Pack
1 ml
100反応
4472903
¥7,700
SYBR® Select Master Mix, 1-Pack
1 x 5 ml
500反応
4472908
¥29,800
SYBR® Select Master Mix, 2-Pack
2 x 5 ml
1,000反応
4472918
¥57,800
SYBR® Select Master Mix, 5-Pack
5 x 5 ml
2.500反応
4472919
¥140,000
SYBR® Select Master Mix, 10-Pack
10 x 5 ml
5,000反応
4472920
¥272,000
SYBR® Select Master Mix, Bulk Pack
1 x 50 ml
5,000反応
4472913
¥272,000
Invitrogen™
NEW!
エキソソーム解析のためのエキスパート試薬登場 !
■ Total Exosome Isolation シリーズ
mRNA や miRNA 、タンパク質を細胞から細胞に運ぶエキソソーム。近年大きな注目を集めるその研究を促進する試薬シリーズ発売で
す! Total Exosome Isolation は、手間と時間がかかる超遠心法と同等品質のインタクトなエキソソームを短時間で抽出。その他、エ
キソソームからの RNA・タンパク質精製、特定タンパク質の濃縮試薬もラインナップ。エキソソーム解析が一段と身近になります。
▶ エキソソーム単離から解析へのワークフロー
❸ RNA 解析へ(リアルタイムRT-PCR など)
❶ エキソソーム単離
❷ RNAとタンパク質の精製
❸ タンパク質解析へ
Total Exosome Isolation
Total Exosome RNA &
Protein Isolation Kit
Exosome Immunoprecipitation
■作業時間わずか 20 分で抽出
■得られたサンプルは超遠心法と同等品質
■ 30-60 分で高純度な RNA を抽出
倍に濃縮可能
■細胞培養上清と血清の 2 種類のサンプルタイプに
■同一サンプルからタンパク質とRNA を回収可能
対応
■ Protein A/G で、ターゲットタンパク質を10 ∼ 50
■磁性ビーズを利用した、わずか 30 分のシンプルな
プロトコール
▶ Total Exosome Isolation で得られたサンプルは、超遠心法と同品質です!
エキソソームのサイズ分布と粒子サイズ
[Total Exosome Isolation 試薬]
miRNA の発現レベル
■ Total Exosome Isolation
■ 超遠心法
[超遠心法]
純度
純度
粒子サイズ
粒子サイズ
HeLa 細胞培養上清から Total Exosome Isolation 試薬と超遠心法でエキソ
ソームを抽出。Nanosight 社の LM10 を用いて、エキソソームのサイズと数を解
析しました。その結果、両法ともエキソソームのサイズ分布は同様で、粒子サイズは
全て 300nm 未満、ほとんどが約 50-150nm のサイズでした。
HeLa 細胞培養上清からTotal Exosome Isolation 試薬および
超遠心によりエキソソームを抽出。Total Exosome RNA and
Protein Isolation Kit で RNA を回収し、TaqMan ®プローブを用
いた定量 RT-PCR でmiRNA の発現レベルを解析。
製品名
サイズ
製品番号
価格
Total Exosome Isolation(細胞培養上清)
50ml
4478359
¥41,000
Total Exosome Isolation(血清)
6ml
4478360
¥38,000
Total Exosome RNA & Protein Isolation Kit
40反応
4478545
¥38,000
Exosome Immunoprecipitation( Protein A )*
1ml
10610D
¥22,000
Exosome Immunoprecipitation( Protein G )*
1ml
10612D
¥22,000
* 別途、目的に応じた抗体が必要になります。
07
08
Gibco®
おかげさまで 50 年。これからも夢を発見へつなげます。
ライフテクノロジーズでは、Gibco ® 50 周年を記念して、エッセイコンテストや高校生向け幹細胞実験教室を開催してきました。
10 月にはシンポジウム「 NEXTフォーラム2012 」も開催します(詳しくはP16をご覧下さい)。ぜひご参加ください。
またワールドワイドにGibco Hero of the Monthとして、細胞培養にゆかりある研究者のインタビュー記事を
特設サイトでご紹介しています。今回は9 月の HEROをご紹介します。 URL:www.lifetechnologies.com/gibco50
Gibco® Hero of the Month
研究者としてのキャリアを大学院生および
博 士 研 究 員としてスタートし、両 生 類 初 期
胚やマウス初期胚の発生生物学を研究しま
した 。これが1983年 英 国 ケンブリッジで
のマウス ES 細胞との出会いにつながり、こ
のとても 興 味 深 い 細 胞 株 を 使って自 分 の
研究室を立ち上げました。そして 1999 年に
京都大学再生医科学研究所に着任後、私の
研究室では 2003 年にヒトES 細胞株を樹立
し、研究用として多くの研究者たちに分配し
ました。これがきっかけで、この非常に重要
な細胞株を最大限に活用していくことを目
中辻憲夫 氏
指そうと、私の研究の方向性が定まりました。
京都大学 物質ー細胞統合システム拠点( WPI-iCeMS )拠点長
2007 年からは、真にグローバルな学際的研
初めてサイエンスに興味を持ったのはいつ
でしたか? きっかけは何でしたか?
私は、紀ノ川や森林など豊かな自然に囲ま
れた和 歌 山 県 の 小さな 町 で生まれました。
幼いころから植物や動物に興味があり、そ
れが高じて、その地域のほぼすべてのシダ
の標本を収集しました。高校では素晴らしい
生物の先生と出会い、仮説を立てて実験で
それを検証するといったいわゆる研究の方
法を教わりました。そしてサイエンスでは日
本でのトップクラスの京都大学理学部に進
学し、生物学研究の道に進むことにしました。
研究人生におけるハイライトを3つ教えて
ください。
究機関である京都大学 物質−細胞統合シ
ステム拠点( WPI-iCeMS )拠点長としての
職務に私の仕事時間の半分を充て、注力し
ています。とてもチャレンジングな仕事です
が、日本の次世代にとって新しいモデルとな
るような研究所を創るうえで、大きな仕事を
成し遂げつつあると感じています。
これからの 50 年の展望についてお聞かせ
ください。
世界中で不透明感が強まっている中、今後
50年を予 測・推 測 するのは極 めて難しい
ことで す 。地 球 上 から戦 争 や 自 然 災 害 が
少しでも減ることを心から願っていますが、
多くの 人 々や 国 々が真 剣に取り組まな い
限り、状況を楽観視できません。私の研究
Gibco ® 50 周年記念 高校生向け実験教室「幹細胞研究に挑戦しよう!」
8 月18・19日の二日間にわたって幹細胞実験教室を実施しました。当日は 12 名の高校生が、幹
細胞を培養したり、細胞の分化を二重染色で観察しました。また幹細胞とは何か、そしてこれ
からの医療にどのように貢献するかを考え、若手研究者との交流会ではたくさんの質問を投
げかけました。皆、学校では体験できない実験に真剣に取り組みました。この様子は、ホーム
ページで公開中です。ぜひご覧下さい。URL:www.lifetechnologies.com/nextforum
分野において言えば、ヒト多能性幹細
胞が、新薬開発の安全性の向上とコス
トの 削 減に役 立つとともに、治 療 困 難
な病気で苦しむ多くの患者さんたちの
治療に高価すぎないコストで使用され
るようになることを思い描いています。
Gibco ® へ一言お願いします。
私と Gibco ® の出会は、京都大学理学
部 の 大 学 院 時 代 、ちょうど 4 0 年 前 私
が 2 2 歳 のころ、同じ研 究 室 の 他 のグ
ル ープ が 、そ のころは 目 新しい 、マウ
ス の 胚 性 癌 腫 細 胞 株( e m b r y o n a l
carcinoma cell line )を使った研究
をしていて、彼らが Gibco 社製の培養
液を大事そうに使っていたことを思い
出します。その後マウスそしてヒト細胞
の培養が研究の不可欠部分となる中で、
Gibco のロゴはいつも身近な頼れる存
在でした。細胞培地は、これからも不可
欠で益々改 良され、重 要 性を失うこと
のない存在です。今後もグローバルス
タンダードとしての活躍を期待します。
中辻憲夫: 1972 年京都大学理学部卒業、1977 年京都大学
大学院理学研究科博士課程修了後、ウメオ大学、マサチュー
セッツ工科大学、ジョージワシントン大学、ロンドン大学を経
て、84 年明治乳業ヘルスサイエンス研究所主任研究員・研
究室長。その後、91 年国立遺伝学研究所教授、99 年に京都
大学再生医科学研究所教授、2003 年に同研究所所長に就
任。07 年に京都大学 物質−細胞統合システム拠点の拠点長
となり、現在に至る。
Gibco®
フィーダーフリー&ゼノフリーの完全合成培地
■ Essential 8™ 培地
ヒト多能性幹細胞培養に必要な8つの既知成分で合成された培地です。Guokai Chen 氏らに
よって開発され、Cellular Dynamics International 社による認証済み。またN 末端を切断し
た組み換えヒトタンパク質のビトロネクチン( VTN-N )を、Essential8™ 培地と併用することで、
ヒト多能性幹細胞の接着を支持し、野生型などのビトロネクチンよりも高い生存率を示します。
Essential 8™ 培地
(培地 500mLとサプリメント10mL で構成)
製品名
サイズ
製品番号
ESSENTIAL 8™ 培地
500ml
A14666SA
価格
¥19,800
ビトロネクチン( VTN-N )
1ml
A14701SA
¥5,000
Gibco ®のフィーダーフリー Essential 8™ 培地の魅力を語る。
Emile Nuwaysir, Ph.D.
Chief Operating Officer and Vice President / Cellular Dynamics International
8 つのコンポーネントのみで
構成されています
な機能を十分果たすことができる上、構造が
かし、GMP に準 拠しているということは、厳
シンプルなため、管理が容易で、必要最低限の
格に管 理された工 程で製 品が製 造されてい
フィーダーフリー培地は、現在、3 ∼ 4 種類が
装備で走るレースカーに例えられます。
製品化されていますが、それらは平均 25 種類
の成分が含まれています。多成分では安定性
に欠けるので、分泌量の測定や活性試験には
適していません。Essential 8™ の構成成分
BSA を含まないメリット
BSA は、科学的に重要です。しかし、培地には
本当に必要でしょうか?BSA は畜産業界の副
ることを意 味し、ユー ザ ーに自信をもたらし
ます。製品の購入時期やロットが違っても、成
分はほぼ同一で安定しています。ロット間の
差など、
「 安 定 性 の 問 題 」は現 代 の 科 学では
非常に重要です。GMP は、実験システムから
は細胞の成長に欠かせないと確認された 8 種
産物であり、安価で入手できるため、試薬とし
あらゆるノイズを排 除 する最 良 の 方 法で あ
類のみで構成されています。構成成分が少な
て実験全般に使われるようになりました。もし
り、そのため必ず必要とは言えなくとも大変
いので、管理が非常に簡単です。
今からやり直すとすれば、きわめて繊細な細
また、従来品に含まれる 25 種類の成分は、そ
胞培養実験に、大規模畜産工程から単離され
優れた手段だと言えます。つまりGMP 準拠の
Essential 8™ の発売は、業界にとって大き
れぞれ「相互作用」しています。そのため 1 成
た BSA を使う必要はないでしょう。
な進歩なんです。
分 を 除 去 すると、他 成 分 の 活 性 が 変 化しま
また BSA の生物活性を正確に評価できる検
Cellular Dynamic International( CDI )
す。ロット内の各成分は、他の成分の活性に影
査はありません。そのため BSA を 1μg/mL
は Essential 8™ を選択しました。当社の使
響を与えているのです。しかも BSA や脂質と
加えても、それが先週使った 1μgと同じ機能
命は、人体を構成するあらゆる細胞種を準備
いった性質が明らかでない不安定な成分が含
を果たすとは限りません。どのような成分が
し、冷凍保存用チューブで提供することです。
まれていると、管理は一段と難しくなります。し
混入しているかも不明で、汚染物質が混入し
異なる時期に異なる細胞株を使用して異なる
かし成分が 8 種類のみの場合、十分に注意すれ
ているかもしれません。これまで活性を損な
組織を製造する場合、重要なのは製造プラッ
ば管理できます。構成成分は 4 種類の生物製
うことを恐れて、BSA を除去しませんでした。 トフォームの安定性です。Essential 8™ は、
剤と4 種類の化学成分であり、前者は固定や製
しかし、ひとたび BSAと相互作用する物質や
造、管理が可能です。Essential 8™ は、必要
他の製品に比べてはるかに不安定要因が少
その真の働きが解明されると、それらを除去
なく、単 純で再 現 性に優 れています。たとえ
し、成長に本当に必須の 8 種類の成分のみを
ば、1 日当たり10 億個の心筋細胞を毎日製造
培地に残すことができたのです。そうすると、
する場合、均一性を確保するには、製造用幹
BSA は必要ないことがわかったのです。
GMP のメリット
細 胞 の 性 質を常に均 一に保つことが不 可 欠
です。これは MEF 用 培 地では現 実 的に不 可
能ですし、Essential 8™ が登場するまで使
通常、研究者は GMP を必要とせず、研究用の
用されていた最先端の複雑な培地でも困難
試薬が GMPに準拠する必要はありません。し
なことでした。
09
10
Invitrogen™
GeneArt®次世代クローニングテクノロジーに新製品が追加!
■ GeneArt ® Seamless PLUS Cloning and Assembly Kit
NEW!
最大 4 つの PCRフラグメントを室温 30 分の反応でクローニング可能な次世代クローニングテクノロジーです。
特長
■ 柔軟性:-20 ℃で保管可能なオールインワンの酵素・バッファーミックス。室温でも 1 時間は安定なので HTP ワークフローに最適です。
■ 対応サイズ:40kbまでのフラグメントサイズに対応できるので、様々なクローニングに利用できます。
■ 高効率:90% 以上のフローニング効率。大きなフラグメントの効率アップを図るため、pre-cloning のオプションがあります。
■ 多様性:ほとんどのグラム陰性バクテリアを複製可能。幅広く高キャパシティの接合性ベクター( conjugative vector )
■ スピーディー:通常半日程度のフラグメントアセンブリー
▶ シンプルかつ迅速なクローン作成
オーバーラップ例
DNA 断片、リニアにしたベクターおよび酵素ミックスをチューブに加え、室温 30 分の反
応後、One Shot ® Chemically Competent TOP10 E. coliを用いた形質転換を行
うだけ。独自の酵素ミックスの特性で、15 塩基のオーバーラップを認識して反応が進行。
余分な配列の付加、切断操作は不要で反応に必要な 15 塩基のオーバーラップは、カスタ
ムオリゴを使用した PCR の増幅で簡単に付加可能。
▶ より経済的な新製品 GeneArt® Seamless Cloning and Assembly Enzyme Mixも登場
必要最低限のオプションで構成された
経済的なオプションです。コンピテント
セル等いくつかの構成品が含まれてい
ません(右表参照)。
従来品との比較
クローニング効率
NEW
従来品
NEW
GeneArt ® Seamless
Cloning and Assembly
Enzyme Mix
GeneArt® Seamless Cloning and
Assembly Kit
GeneArt® Seamless PLUS Cloning
and Assembly Kit
>90%
90% - single 5kb DNA
>90%
70% - 4 Fragments, 1kb each
40% - 4 DNA Fragments, 2kb each
新 製 品 が 加 わった こと
で 、3 つ の オプション か
オールインワン酵素・バッファーミックス
○
−
○
らお選びいただけます。
ハイスループットに適しているか
○
−
○
同時にクローニングできるフラグメント数
Up to 4
Up to 4
Up to 4
対応可能なフラグメントサイズ(最大)
※ベクター含む
最大 13 kb
最大 13 kb
最大 40 kb
フラグメントアセンブリーの所要時間
通常は半日で済みます
1日
通常は半日で済みます
複製用宿主
E. coli
E. coli
E. coli
1反応当たりの単価
¥1,800
¥2,400
¥2,750
構成品
●
●
Linear cloning vector
Control inserts
Competent cells
● Enzyme mix
● Media
● OneShot TOP10 Chemically
Competent E. coli
●
●
●
●
●
●
●
Linear cloning vector
Control inserts
All-in-one, RT-stable
enzyme/buffer mix
Linear cloning vectors
Control inserts
All-in-one, RT-stable enzyme/
buffer mix
● Competent cells
● Media
● OneShot DH10B T1 SA Chemically
Competent E. coli
● Conjugative transfer vector
製品名
サイズ
製品番号
価格
GeneArt ® Seamless Cloning and Assembly Enzyme Mix
20反応
A14606
¥36,000
GeneArt® Seamless Cloning and Assembly Kit
20反応
A13288
¥48,000
GeneArt® Seamless PLUS Cloning and Assembly Kit
20反応
A14603
¥55,000
Invitrogen™
Technical Review
世界中で最も多くの使用例を誇る
トランスフェクション試薬、Lipofectamine ®シリーズ
Lipofectamine ®トランスフェクション試薬は、約 20 年にわたって多くの研究室で活用されてきました。文献引用数は 48,000 件以上に達し、最も広く使用さ
れているトランスフェクション製品です。ライフテクノロジーズでは常にトランスフェクション実験の簡便化に取り組んでいます。弊社 R&D 担当の Xavier de
トップサイエンティストからなるチームをリードし、
トランスフェクション実験成功に重要なファクターを明確にする課題に取り組んでき
Mollerat du Jeuは、
ました。彼らが新たに開発したプロトコールでは、特定された重要ファクターに注目することで、初心者でもベテランの方でも、
トランスフェクション条件の最
適化に要する時間とコストを抑え、実験をより簡単に成功に導くことができます。
ライフテクノロジーズ R&D 担当者
Lipofectamine ® シリーズ
Xavier が提案する
簡便性が向上した新プロトコール *
新プロトコール
*プロトコールの改良のみで、試薬成分に変更はありません。
DAY 0
トランスフェクション実 施
[トランスフェクション条件における重要ファクター TOP5 ]
時に、密度 70–90% で細胞
を播種。
1 細胞のタイプ
Opti-MEM ® 培地で 4 種類
細 胞 のタイプは、
トランスフェクションの 成 功 予 測に最も大きく影 響します。プラスミドの 導 入
の Lipo fectamine ® LTX
には Lipofectamine ® LTX と PLUS™ 試 薬を、siRNA/miRNA 導 入には Lipofectamine ®
試薬を希釈。
RNAiMAX 試薬が適しています。リポフェクション試薬では導入困難な細胞には、Neon ®システム
Opti-MEM® 培地を
を用いたエレクトロポレーションによる導入をお奨めします。
用 い て D N A を 希 釈し、
2 細胞の状態と継代数
Plus™ 試薬を添加。
生存率 90 %以上の細胞を使用し、継代数が 30 回未満の細胞をご使用ください。
DAY 1
Lipofectamine ® LTX 試薬
3 細胞密度
多くの細胞では、DNA 導入における最大のトランスフェクション効率は、細胞密度 70 ∼ 90 %で達成され
分 注チューブに、希 釈 DNA
を添加( 1:1 で混合)。
インキュベート。
ます。siRNA/miRNA 導入の場合は、60 ∼ 80 %で達成されます。ただある種の細胞では、低密度でト
ランスフェクションを行えるものもあります。細胞密度を最適化できれば、
トランスフェクション効率を
20 %程度向上させることも可能です。
D N A - 試 薬 の 混 合 液を細
®
4 Lipofectamine 試薬の濃度
胞に加える。
トランスフェクション効率にとって、試薬量はたいへん重要です。最適量は、細胞のタイプや細胞の
継代数によって異なります。そのため、お使いの細胞株及び増殖条件に最適な試薬量を特定するこ
導入後の細胞を観察・解析
DAY 2-4
とが重要です。弊社の新プロトコールを利用すれば、最適化のための試験回数を低減でき、初回の
トライアル結果を基に必要な試薬量を正確に特定できます。
5 DNA 濃度または siRNA/miRNA 効果
トランスフェクショングレードのキット(例:PureLink ® Plasmid DNA Miniprep Kit )を用い
トランス
て精製した DNA を準備し、濃度 0.5 ∼ 1µg/µl に調製します。DNA 濃度を最適化すれば、
フェクション効率が 15 ∼ 20 %向上します。また遺伝子サイレンシング実験の成功には、Silencer ®
Select siRNA もしくは mirVana™miRNA mimics 及び inhibitor などの効果の高い siRNA/
L i p o f e c t a m i n e ® の 新プロトコ ー ルに関 する詳 細 は 、製 品 添 付
の インサ ート、また はウェブ サ イト( l i f e t e c h n o l o g i e s . c o m /
lipofectamine )でご覧いただけます。
miRNAをご使用ください。
遺伝子導入セレクションガイド
製品名
Lipofectamine ®2000
Lipofectamine ®LTX
Lipofectamine ®RNAiMAX
Neon™ Transfection System
*2
多くの文献で引用されているロング
プラスミドの導入に最適なリポフェク
siRNA/miRNA の導入に最適なリポ
リポフェクションでは導入困難な細胞の
セラー製品
ション試薬
フェクション試薬
ためのエレクトロポレーション装置
DNA 導入
★★
*1
★★★
RNA 導入
★★
*1
★★★
★★★
トライアルサイズ
0.3ml
0.1ml
0.1ml
価格
¥23,000
¥8,500
¥8,800
¥900,000
製品番号
11668-030
A12621
13778100
MPK5000
特長
★★★
*1 DNAとsiRNA のコトランスフェクションにはLipofectamine 2000がお奨めです。 *2 タンパク質やデキストラン導入の成功例もあります。
11
12
Molecular Probes®
蛍光観察の
スタートダッシュをきる
■ FLoid™ セルイメージング ステーション
観察用の顕微鏡ユニットと画像取得と処理ソフトが一体化した
「イメージングステーション」。効率的な蛍光観察を目指すには
欠かせない観察時間の短縮と装置へのアクセスのしやすさを実
現します。
特長
■ 設置自由度が高く暗室不要 ■ 起動から観察までがわずか数分
■ 日本語表記で抜群の操作性
▶ 自由自在な倍率調整
ズーム機能による400% 表示(対物レンズ80 倍相当)/スケールバーは25μm
初期設定の倍率による表示(対物レンズ20 倍)/スケールバーは100μm
▶ 全くの初心者でもできる、美しい観察
100μm
■ マウスの腎臓の切片
WGA(緑)/アクチン(赤)/核(青)
100μm
■ HeLa 細胞
GFP(緑)/位相差画像(グレー)/核酸染色像(青)
100μm
■ BPAE 細胞
チューブリン(緑)/アクチン(赤)/核(青)
製品名
サイズ
製品番号
価格
FLoid™ Cell Imaging Station
1式
4471136
¥1,980,000
Molecular Probes®
NEW!
ファゴサイトーシス研究用 pHインジケータ−標識 Bio Particle
■ pHrodo™ green bio particle
pH センサー分子 pHrodo Green で標識した細胞は中性領域では蛍光が微弱ですが、
一旦細胞内に取り込まれ pH の低い食胞に入ると明るい蛍光を放出します。従来のほと
んどのセンサー分子は pH 低下で暗くなるのに対して、pHrodo は明るくなるため、ファ
ゴサイトーシス観察に最適です。★ FITC チャネルで使える新化合物が登場しました !
製品名
サイズ
製品番号
pHrodo™ Green Dextran, 10,000 MW, for Endocytosis
0.5 mg
P35368
価格
¥38,000
pHrodo™ Green E. coli BioParticles® Conjugate for Phagocytosis
5 x 2 mg
P35366
¥36,000
pHrodo™ Green S. aureus Bioparticles® Conjugate for Phagocytosis
5 x 2 mg
P35367
¥36,000
pHrodo™ Green Zymosan Bioparticles® Conjugate for Phagocytosis
5 x 1 mg
P35365
¥36,000
pHrodo™ Red Zymosan Bioparticles® Conjugate for Phagocytosis
5 x 1 mg
P35364
¥36,000
pHrodo™ Green Maleimide
1 mg
P35370
¥51,000
pHrodo™ Red Maleimide
1 mg
P35371
¥51,000
少量&お手ごろ価格でラインアップ拡充[第2弾]
NEW!
■ フローサイトメトリー新抗体
抗ヒト抗原
ターゲット
宿主
クローン
標識
製品番号
CD117
CD137
CD278
CD278
CD278
MOUSE
MOUSE
MOUSE
MOUSE
MOUSE
104D2
4B4-1
ISA-3
ISA-3
ISA-3
PE-Cy®7
PE
APC
PE-Cy®7
FITC
A14779
A14760
A14773
A14783
A14754
価格
¥15,000
¥17,000
¥15,000
¥18,000
¥16,000
ターゲット
宿主
クローン
標識
製品番号
CD278
CD45
SSEA-4
SSEA-4
MOUSE
MOUSE
MOUSE
MOUSE
ISA-3
HI30
MC-813-70
MC-813-70
PE
PerCP-Cy®5.5
PE
Alexa Fluor®488
A14767
A14796
A14766
A14810
ターゲット
宿主
クローン
標識
製品番号
CD44
CD45
CD45.1
CD45.2
CD45R
CD48
CD48
CD62L
CD8a
CD90.1
CD90.2
F4/80
IL-17A
IL-17A
IL-17A
IL-17A
KLRG1
Ly-6A/E
Ly-6A/E
Ly-6C/G
MHC
MHC
MHC
MHC
NK1.1
RAT
RAT
MOUSE
MOUSE
RAT
HAMSTER
HAMSTER
RAT
RAT
MOUSE
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
HAMSTER
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
MOUSE
IM7
30-F11
A20
104
RA3-6B2
HM48-1
HM48-1
MEL-14
53-6.7
HIS51
53-2.1
BM8
17B7
17B7
17B7
17B7
2F1
D7
D7
RB6-8C5
M5/114.15.2
M5/114.15.2
M5/114.15.2
M5/114.15.2
PK136
PerCP-Cy®5.5
PerCP-Cy®5.5
PerCP-Cy®5.5
PerCP-Cy®5.5
PerCP-Cy®5.5
PE
PE-Cy®7
PerCP-Cy®5.5
PerCP-Cy®5.5
PerCP-Cy®5.5
PE-Cy®7
PerCP-Cy®5.5
PE-Cy®7
Alexa Fluor®647
PerCP-Cy®5.5
PE
APC
PerCP-Cy®5.5
PE-Cy®7
PerCP-Cy®5.5
FITC
PE
PE-Cy®7
APC
PerCP-Cy®5.5
A14791
A14792
A14794
A14795
A14793
A14758
A14777
A14797
A14786
A14798
A14778
A14800
A14782
A14807
A14804
A14765
A14772
A14803
A14781
A14801
A14753
A14763
A14780
A14771
A14802
価格
¥18,000
¥21,000
¥18,000
¥20,000
抗マウス抗原
ターゲット
宿主
クローン
標識
製品番号
CD11b
CD11c
CD127
CD127
CD127
CD127
CD144
CD150
CD150
CD150
CD16/32
CD1d
CD1d
CD24
CD24
CD274
CD278
CD279
CD279
CD279
CD335
CD335
CD3e
CD3e
CD4
RAT
HAMSTER
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
HAMSTER
RAT
RAT
RAT
RAT
RAT
HAMSTER
HAMSTER
RAT
M1/70
N418
A7R34
A7R34
A7R34
A7R34
BV13
9D1
9D1
9D1
93
1B1
1B1
M1/69
M1/69
MIH5
C398.4A
RMP1-30
RMP1-30
RMP1-30
29A1.4
29A1.4
145-2C11
145-2C11
RM4-5
PerCP-Cy®5.5
PerCP-Cy®5.5
PE
PerCP-Cy®5.5
Alexa Fluor®647
Alexa Fluor®488
APC
PE
FITC
APC
PerCP-Cy®5.5
Alexa Fluor®488
PE
PerCP-Cy®5.5
PE-Cy®7
PE
FITC
APC
FITC
PE
PE
FITC
PE-Cy®7
PerCP-Cy®5.5
PerCP-Cy®5.5
A14787
A14788
A14759
A14799
A14806
A14809
A14769
A14761
A14751
A14770
A14789
A14808
A14757
A14790
A14776
A14764
A14755
A14774
A14756
A14768
A14762
A14752
A14775
A14784
A14785
価格
¥14,000
¥16,000
¥15,000
¥16,000
¥18,000
¥18,000
¥17,000
¥13,000
¥14,000
¥23,000
¥17,000
¥16,000
¥14,000
¥17,000
¥12,000
¥17,000
¥13,000
¥13,000
¥13,000
¥16,000
¥17,000
¥15,000
¥18,000
¥13,000
¥16,000
価格
¥18,000
¥14,000
¥14,000
¥12,000
¥14,000
¥16,000
¥17,000
¥15,000
¥13,000
¥13,000
¥21,000
¥19,000
¥20,000
¥18,000
¥18,000
¥23,000
¥14,000
¥14,000
¥22,000
¥14,000
¥13,000
¥14,000
¥15,000
¥21,000
¥13,000
13
14
Invitrogen™
安心でシンプルなトランスフェクション評価方法
■ Tali™ イメージベースサイトメーター
蛍光標識細胞の定量解析実験をサポートする優れた解析装置です。自動で蛍光画像の取得から画像解析を行い速やかに定量データが得
られます。全細胞中の生細胞かつ導入細胞が○○%といった具体的データがわずか 2 分間の計測で得られます。
特長
■ 安心のディスポーザブル専用チャンバー ■ タッチパネルの簡単操作
■ ハザード廃棄物としてチャンバーを処理できる安全設計 ■ 洗浄不要な閉鎖系検出
RFP Fluorescence
SYTOX Blue Fluorescence
RFPやGFPなどのレポーター遺伝子導入細胞
死細胞染色で生細胞と死細胞を判別
蛍光試薬を変えれば、全血細胞中の白血球とその生細胞数を計測可能。
バイオハザードサンプルの取り扱いも簡便
製品名
サイズ
製品番号
Tali™ イメージベース サイトメーター(スライド50 枚セット含む)
1式
T10796
価格
¥1,480,000
Tali™ Cellular Analysis Slides
50枚( 100サンプル相当)
T10794
¥20,000
Tali™ Cellular Analysis Slides
500枚( 1000サンプル相当)
T10795
¥170,000
User's Voice
菅野江里子氏 (岩手大学 工学部 応用科学・生命工学科 視覚神経科学研究室 特任准教授)
クラミドモナスがもたらす光で視覚機能再建へ
遺伝子治療の基礎研究をサポートする Tali™ イメージベースサイトメーター
を持っていて、網膜細胞に導入することで、その
ものハードルがあります。しかも共同機器として使
両方の機能を同時に働かせたいと思っています。
用する場合には、サンプルが感染細胞だと使いづ
そのために遺伝子を改変したり、導入に適したウ
らい面がありますね」と問題点を指摘します。そし
イルスベクターを選択したりと、様々な条件検討
て次のように語ります。
「その点、Tali™ イメージ
を日々行っているんですよ」。作成した様々なウ
ベースサイトメーターは、ベンチトップサイズなの
イルスは実験動物に感染させて評価するので、そ
で、感染細胞を扱う培養室内に設置して気軽に感
のためにはウイルスの力価をルーチンに確認す
染効率をチェックできます。まるでセルカウンター
る必要があります。
を使うような感覚で。しかも予算的にも助かりまし
「 ウ イ ル ス の 力 価 の 評 価 に は 、E L I S A 法 とフ
た」と語ります。
ローサイトメーターを使う方 法が一 般 的ですが、
日本での 失 明 者 数は、約 1 9 万 人にも上るそうで
「見えない人の生活は、想像もできないくらい大変
ELISA 法はウイルスの外皮タンパク質の量で評
す。さまざまなアプローチで基礎研究が治療法開
ですよね。そういう方が、もう一度光を感じる事が
価とするので、実 際 の 感 染 効 率を反 映しな い 場
発に貢献できること、そしてその研究に Tali サイト
できないか、そんなことを思いながら研究してい
合があります。現に私たちが用いるアデノ随伴ウ
メーターが役立つことを願ってやみません。 ます」と語るのは、菅野氏。同じ研究室の富田浩史
イルスでは、外皮タンパク質だけの空っぽの非感
教授と共に、クラミドモナスの眼点から単離された
染性ウイルスが存在し、この方法が使えないこと
チャネルロドプシン遺伝子を利用する遺伝子治療
がわかりました。また一般的なフローサイトメー
法の開発を目指して基礎研究を行っています。
「こ
ターは、操作が煩雑で、専任スタッフや使用前後
の遺伝子は光受容とシグナル伝達の両方の機能
の機器の調整や洗浄に時間がかかるなど、いくつ
参考資料
「 Tali™ イメージベースサイトメーターを用いたウイルスベク
ター力価計測」菅野江里子(ライフテクノロジーズ Voice of
Customer / URL: http://www.lifetechnologies.com/
nextforum )
Invitrogen™ / Applied Biosystems®
アッセイ用の細胞を短期間で構築
ゲノム上の 1 サイトへ
■ 安定発現細胞構築サービス
特異的に挿入
目 的 遺 伝 子 を 哺 乳 類 の ゲノムに存 在 す
トランスフェクション
るホットスポット( 偽 a t t P 部 位 )に安 定 か
つ 不 可 逆 的 に組 み 込 ん だ 安 定 発 現 細 胞
集 団を構 築します 。信 頼 の J u m p - I n ™
Gateway ® Expression System を
薬剤セレクション
利用!
J apan:国内ラボで安心対応
U niformity:均一性が高い細胞集団
M anufacture: ISO9001 で徹底管理
P osition:位置効果を軽減
トランスフェクション
細胞拡張
薬剤セレクション
ストック作製
発現解析
4 週間
1∼2 週間
2 週間
Jump-In™
細胞構築
I nexpensive: お手頃価格
N on Isolation:単離不要で納期が早い
通常の
約 8 週間
薬剤セレクション
クローン単離・細胞拡張・ストック作製
発現解析
4 週間
5∼6 週間
2∼3 週間
安定発現細胞構築
製品名
ターゲット数
納期
価格
安定発現細胞構築 サービス
1
8 週間
¥950,000
約 13 週間
※キャンペーン中です! 詳細はこちらから → http://www.invitrogen.jp/services/index.shtml ※ベクター構築(人工遺伝子合成、クローニング)も別途ご用意しています。
自動でもマニュアル同等のデータが得られます!
■ Attune ® Auto Sampler
▶ サンプル供給方法が違っても同等のデータが得られます!
Attune サイトメーターにサンプルを自動で供給・データ
®
取得をするためのオプションです。多数のサンプルのデー
タ取得中でも付きっきりになる必要がありません。
特長
■ 細胞に優しいアスピレーション撹拌
全 血 を 塩 化 ア ン モ ニ ウ ム で 溶 血 処 理 、各 マ ー カ ー 抗 体 で 標 識 後 、
Attune ® Acoustic Focusing Cytometer でデータを取得しました。
チューブ( A )、あるいはプレート( B )からサンプルは回収してポピュレー
ション解析したところ、同じ結果を得ました。
A
B
TUBE
Plate
■ キャリーオーバー 0.5% 未満で安心のデータ解釈
CD8 R-PE Fluorescence
■ スイッチ1つでチューブとプレートの切り替えOK
■ 96/384ウエル&ディープウエルに対応
CD8 R-PE Fluorescence
■ 操作性に優れたソフトウェア
CD4 FITC Fluorescence
CD4 FITC Fluorescence
Tube statistics
Plate statistics
CD8 +/CD4 –
24.5%
CD8 +/CD4 –
CD8 +/CD4 +
0.6%
CD8 +/CD4 +
0.6%
CD8 –/CD4 –
25.6%
CD8 –/CD4 –
24.7%
CD8 –/CD4 +
49.4%
CD8 –/CD4 +
50.1%
製品名
サイズ
製品番号
価格
Attune ® Acoustic Focusing Cytometer Auto Sampler Upgrade Kit
1式
4473927
お問い合わせください
24.6%
15
INFORMATION
NEXT No.15 / 2012 / October
ライフテクノロジーズ[
NEXT フォーラム 2012]
NEXTフォーラム 2012 は、ライフサイエンスに関わる研究者の方々のネットワークを広げ、最先端の技術情報を共有するためのイベ
ントシリーズです。2 回とも定員 150 名(参加費無料・事前登録制・先着順)です。お早めにお申し込みください。
[第 1 部]Ion Torrent™ シーケンスフォーラム
新発見を、つぎつぎと 半導体が切り拓く、シーケンサの未来形
10 月 3 日(水)東京カンファレンスセンター・品川ホール A(アレア品川 5 階)
講演者: 加藤菊也氏(大阪府立成人病センター研究所長)
服部正平氏(東京大学大学院 新領域創成科学研究科附属 オーミクス情報センター教授)
平尾一郎氏(理化学研究所 生命分子システム研究領域チームリーダー)
[第 2 部]Gibco ® 50 周年記念フォーラム
細胞から眺める生命らしさ 細胞社会、細胞創り、地球外生命探査
10 月 13 日(土)丸ビルホール(丸ビル 7 階)
講演者: 宮脇敦史氏(理化学研究所 脳科学総合研究センター 細胞機能探索技術開発チーム シニア チームリーダー)
笹井芳樹氏(理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 細胞分化・器官発生研究グループ グループリーダー)
木賀大介氏(東京工業大学大学院 総合理工学研究科 准教授)
井田茂氏(東京工業大学 理学部地球惑星科学科 教授)
イベントの詳細情報とお申し込みは、ホームページでご確認ください。→ http://www.lifetechnologies.com/nf2012
学会展示会・セミナー
セミナー・ワークショップ
最新情報は
ライフテクノロジーズジャパンでは最新技術のご紹介や、いろいろなテーマのセミナーや技術講習会を定期的に行っています。
http://www.lifetechnologies.com/events/
最新情報・詳細・お申し込みは
http://www.lifetechnologies.com/seminarsjp/
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NEXT アンケートにご協力ください。
「 NEXT 」10 月号( No.15 )は、いかがでしたか ? 今回の特集は、京都大学の斎藤通紀氏。すでに学部生の頃、アメリカへ短期留学。活動的な
お話を伺いました。表紙は、カメレオンのしっぽ。環境だけでなく、驚き、光、温度でも体色が変わるそうです。
NEXT へのご意見・ご感想をお寄せ下さい。抽選で 10 名様に2,000 円分の図書券をプレゼントします。
アンケートはこちらから → URL: https://www.surveymonkey.com/s/NEXT15
※ なお本誌は、電子ブックや PDF でもご覧いただけます。下記ページからアクセスください。
バックナンバーや抜粋記事も掲載しています。→ URL: www.lifetechnologies.com/nextforum
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