P4S533-E (日本語)

Welcome!
ASUS(R) P4S533-E
マザーボードをお買い上げありがとうございます
P4S533-Eマザーボードをお買い上げありがとうございます
マザーボードをお買い上げありがとうございます!!
ASUS P4S533-E は、最新の技術を採用した、末長くお使い頂けるマザー
ボードです。ASUS(R) P4S533-E は、家庭用PCやワークステーションに
最適なマザーボードです。.
P4S533-E は、チップセットにSiS 645DXを採用し、最新のIntel (R)
Pentium(R) 4 プロセッサに対応しています。また、以下のような特徴があ
ります:
~ CPU サーマルプロテクション
~ DDR200/266/333 メモリ対応 最大3GB
~ 高性能グラフィックス対応 AGP 4X スロット
~ 3Dデジタル オーディオインターフェイス
~ RealtekTM LANコントローラ搭載
~ ASUS Post ReporterTM 搭載
~ USB標準2ポート+最大4ポート
ご使用になる前に、以下のチェックリストを用いて梱包内容を確認してください。
1.1 パッケージ内容
P4S533-E パッケージには以下が含まれています。ご確認ください。
ASUS P4S533-E マザーボード (ATXフォームファクタ: 12-in x 8.6-in)
ASUS P4S533-E サポートCD
ASUS 4ポート USB 2.0 ケーブル
UltraDMA/33/66/100/133 IDE用80芯40ピン フラットケーブル
IDE用40ピン フラットケーブル
3.5インチFDD用フラットケーブル
予備ジャンパ(袋入り)
1394 コネクタケーブル
1394 PCI カード
ユーザーガイド(本書)
万一、欠品や破損品があった場合は、販売店にご連絡ください。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
1
1.2
主な仕様
P4S533-E マザーボードは、最新の規格・標準に基づいて設計されていま
す。最新仕様のCPU・メモリに対応し、ユーザーのあらゆる要求にお応えす
ることができます。
最新の 533MHz P4 プロセッサに対応
プロセッサに対応: ソケット478 Intel Pentium 4
Northwood プロセッサに対応します。Pentium 4 プロセッサは、0.18
ミクロンプロセス、FC-PGA2パッケージ、最大クロック 2GHzという
特徴があり、Northwood プロセッサは、0.13ミクロンプロセス、
512KB L2キャッシュ、533 MHz FSB、動作クロック 2.2GHz以上
となります。Pentium 4 プロセッサは、オーディオ、ビデオ、インター
ネットに優れた性能を発揮します。
ノースブリッジ
ノースブリッジ:: SiS(R) 645DX を採用し、AGP 4X/2Xモード、 533/400MHz
フロントサイドバス(FSB)、333 MHzメモリバスに対応します。
サウスブリッジ
:: SiS(R) 962 / 962/L を採用し、UltraDMA133/100/66/
サウスブリッジ::
33、バーストモード最大データ転送速度133MB/秒、6ポート2ルート
ハブUSB コントローラに対応します。
PC 2700 / 2100 / 1600 DDR
メモリ
DDRメモリ
メモリ:: 3本のDIMMソケットは、DDR
(Double Data Rate)メモリを合計3GBまで搭載可能です。DDRメモ
リは、広帯域・ 低ウェイトという特徴があり、データ転送速度は、
166MHzDDRで 2.7 GB/秒、133MHzDDRで 2.1GB/秒に達します。
(P4S533-Eでは、DDR333メモリは4バンク、最大2GBまでとなります。)
UltraDMA133
対応
UltraDMA133対応
対応:: 各2ch対応のオンボードPCIバスマスターIDEコント
ローラにより、UltraDMA/133、UltraDMA/100、UltraDMA/66、
UltraDMA/33、PIO Modes 3 & 4 とバスマスターIDE DMA Mode
2、エンハンストIDEデバイス(DVD-ROM、CD-ROM、CD-R/RW、
LS-120およびテープバックアップ装置)をサポートします。
Multi-I/O チップセット
チップセット: ITE 8707F チップセットは、2個のUART準拠
高速シリアルポート、1個のEPPおよびECP対応パラレルポートを装備
しています。COM2ポートは、赤外線通信モジュールにも対応していま
す。また、スーパー I/OコントローラはFDD、PS/2キーボード、PS/2
マウスをサポートします。
Smart BIOS: 4MビットROM対応BIOSは、簡単な操作でマザーボードを
強力に制御・防御します。CPUコア電圧や CPU/メモリのクロックの変
更、ブートブロックの保護、ブート機器を HD/SCSI/MO/ZIP/CD/FD
から選択する、といったことが出来ます。
拡張性
拡張性:: AGP 4Xスロット×1、USBポート×4、COMポート×2、PCI スロッ
ト×6、SPDIFデジタルオーディオ、iPanel、フロントオーディオパネル、
SMB、IEEE-1394端子×3、スマートカード、CIR赤外線通信。
コネクタ
コネクタ:: パラレル、PS/2マウス、PS/2キーボード、USB×2、RJ45 (オ
プション)、マイクロホン/Line-In / Line-Outジャック、標準 ATX電
源、補助電源およびATX 12V電源コネクタ。
2
第 1 章: はじめに
1.3
ASUS
独自仕様
ASUS独自仕様
簡単なクロック設定
・ JumperFreeTM モードにより、BIOS設定でCPUのクロックを簡単に変
更できます。
・ FSB/メモリ/PCI クロック比を変更できます。
・ Stepless Frequency Selection (SFS) により、バスクロックを 1MHz
単位で変更できます。
・ BIOS内蔵の Turbo Mode で最適なパフォーマンス調整ができます。
ASUS EZ PlugTM
(P.37参照)
ASUS独自の EZ PlugTM 補助電源システムは、P4対応マザーボードで
従来のATX電源をそのまま利用できるようにしたテクノロジーです。
ATX電源のドライブ用4ピンコネクタをマザーボードで利用できるよう
にしました。ASUS EZ PlugTM を用いると Pentium 4 をより安定し
て動作させることができます。
ASUS EZ Flash BIOS
(P.49参照)
ASUS EZ Flash は、ファームウェアレベルでBIOSアップデートを行
う機能です。BIOSアップデートのためにフロッピーディスクから、
DOSを起動する必要がなくなりました。
ASUS POST ReporterTM
(P.29, 46, 70, 102参照 )
コンピュータの起動時に実行される Power-On Self-Tests (POST)に
音声メッセージを追加する機能です。POSTメッセージを「声」で聞く
ことができます。また、付属の Winbond Voice Editorを用いると、
日本語のメッセージに変更したり、ユーザーが録音した独自のメッセー
ジを使用することができます。
ASUS MYLogoTM
(P.92参照)
コンピュータの起動時にロゴを表示するスペシャルユーティリティで
す。コンピュータのPOST中に画像をフルスクリーンで表示します。画
像はあらかじめ用意されていますが、ユーザーが独自に作成することも
可能です。
ASUS Q-Fan
(P.78参照)
システムの状態に応じて、冷却ファンの回転数を自動制御する機能で
す。低騒音・省電力コンピュータを構築するのに役立ちます。
ASUS Multi-language BIOS
(P.63参照)
BIOSメッセージがマルチリンガル対応になりました。BIOSセットアッ
プをよりわかりやすく簡単に行うことができます。対応言語は、ASUS
のWEBサイトをご覧ください。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
3
1.4
各部の名称と機能
P4S533-E マザーボードをお使いになる前に、その構成と特徴を理解して
ください。マザーボードの各コンポーネント(部品)の取り扱い方法をよく理
解することにより、組立時のトラブルを防ぎ、また、将来のアップグレード
にも役に立ちます。
配置
対応プロセッサ ソケット478、Intel(R) P4TM プロセッサ ........................ 2
CPU設定用DSWスイッチ ............................................. 9
チップセット SiS(R) 645DX ノースブリッジ ...................................... 7
SiS(R) 962/L サウスブリッジ ...................................... 17
Speech モジュール .................................................... 13
4Mビットプログラマブル Flash EEPROM ............... 22
マルチ I/O コントローラ ............................................. 18
オーディオコントローラ .............................................. 26
メインメモリ 3× DDR SDRAM DIMM Sockets (3GB) .................. 4
拡張スロット 6× PCI スロット ........................................................ 24
Accelerated Graphics Port (AGP) 4X スロット .. 30
システム I/O フロッピーディスクドライブコントローラ .................... 6
2× IDE コネクタ (UltraDMA133 対応) ...................... 8
SMB Bus コネクタ ..................................................... 10
Smart Card コネクタ ................................................ 11
赤外線コネクタ ............................................................ 12
iPanel コネクタ ........................................................... 14
システムPANELコネクタ ........................................... 15
3× IEEE-1394 端子 ................................................... 19
USB増設用端子 (USB2, USB3) ................................ 20
パラレルポート ............................................................ 33
2× シリアルポート (COM1/2) .................................. 38
USB コネクタ(Port 0/1) ........................................... 39
PS/2 マウスコネクタ ........................................... (緑) 31
PS/2 キーボードコネクタ .................................... (紫) 40
ハードウェアモニター システム電圧モニター (ASUS ASIC内) .................... 16
特別仕様 オンボードLED ............................................................ 21
ネットワーク RJ45 コネクタ(オプション) ........................................ 32
Realtek 100/10 Mbps LAN PHY (オプション) ....... 28
オーディオ (音源搭載モデルのみ)
モデムコネクタ ............................................................ 23
オーディオコントローラチップセット ........................ 26
SPDIF入出力コネクタ ................................................. 25
フロントパネルオーディオ端子 ................................... 27
オーディオコネクタ ..................................................... 29
Game-MIDI ポート ..................................................... 34
Line Out ジャック ........................................... (黄緑
黄緑)) 37
Line In ジャック ............................................... (水色
水色)) 36
マイクロホンジャック ...................................... (桃色
桃色)) 35
電源 ATX 12V 電源コネクタ .................................................. 1
ATX 電源コネクタ .......................................................... 3
AUX12V1 EZ-Plug 電源コネクタ ................................. 5
フォームファクタ ATX
4
第 1 章: はじめに
1.4.1 部品配置図
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
5
1.5
その他の便利な機能
PCI オーディオ
オーディオ: オンボードにCMI-8738オーディオチップを搭載し、
Sony/Philips Digital Interface (S/PDIF)デジタルオーディオ、同軸
および光ファイバー出力に対応しています。3Dサラウンドシステムを簡
単に実現することができます。
スマートカードリーダー: スマートカードリーダー用の専用端子を持ちま
スマートカードリーダー
す。ICカードを利用した最新のオンラインセキュリテ技術を実現しま
す。
USB2.0: 最新のUSB 2.0規格に対応します。データ転送速度は、USB 1.1
の 12 Mbpsから 480 Mbpsへと大幅に向上しています。注意: USB
2.0 は Win98/WinME ではサポートされていません。
温度
温度・・ファン回転数
ファン回転数・・電圧モニター
電圧モニター: ハードウェア(ASUS ASIC)や添付ソフ
トウェア(ASUS PC Probe)により、CPUやシステムの電圧・温度、冷
却ファンの回転数などを簡単に監視・管理できます。
自動ファン制御
自動ファン制御:: スリープモード時には、冷却ファンの回転は自動で停止し
ます。
対応:: ACPI (A
ACPI 対応
Advanced Configuration and Power Interface)
は、OSが直接電源を管理するシステム(OSPM)のための節電機能を備
えています。
オンボードLAN
オンボード
LAN (オプション): マザーボード搭載の RTL8201 PHY チッ
プにより、10BASE-T/100BASE-TX Fast Ethernet インターフェイ
スを搭載しています。拡張カードなしで、ブロードバンドに対応しま
す。
コンカレント PCI: PCIバスマスタからCPU/メモリへのデータ転送を同時
処理します。
多機能電源ボタン:: BIOSで、電源ボタンの機能を「スタンバイ」または
多機能電源ボタン
「ソフトオフ」に切り替えることができます。 どちらのモードにおいて
も4秒以上押し続けると「ソフトオフ」として機能します。
ケース開放警報
ケース開放警報: コンピュータのハードウェア的セキュリティ機能を実現
します。ASUS ASIC により、盗難防止スイッチなどの状態を検出・記
録できます。
2.1
マザーボードの取り付け
作業の前に、お使いのケースにマザーボードが物理的に取り付け可能かどう
かを確認してください。P4S533-E は、ATXフォームファクタ、21.9 cm
×30.5 cmで、標準的なATXケースに取り付け可能です。
マザーボードの取り付け作業を行う場合は、電源コネクタを接続しない
でください。オンボードLEDが消灯していることを確認して、作業を
行ってください。
2.1.1 取り付け方向
ケースとマザーボードの向きを合わせます。シリアルポートなどの外部コネ
クタがある辺が、ケースの背面パネルに向くようにします。下図を参照して
ください。
2.1.2 取り付け穴
マザーボード上にある6ヶ所の穴を使用して、マザーボードをケースにネジ
止めします。
ネジは強く締めすぎないでください。マザーボードを破損する恐れがあ
ります。
こちらの辺が、ケー
スの背面になる向き
にします。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
7
2.2
マザーボード レイアウト
1394 および LAN は、搭載されていないモデルがあります。これら
のパーツは上図では灰色で示してあります。
8
第 2 章: ハードウェアセットアップ
2.2.1 レイアウト目次
CPU, メモリ および拡張スロット
1) Socket 478
p. 12 CPU
2) Heatsink
p. 14 ヒートシンク および ファン
3) Memory
p. 17 メインメモリ
4) PCI 1/2/3/4/5/6
p. 21 32ビット PCI バズ拡張スロット
5) AGP 4x
p. 23 AGPスロット
マザーボード設定 ((スイッチおよびジャンパ
スイッチおよびジャンパ
スイッチおよびジャンパ))
1) JEN
p. 24 JumperFree モード設定 (Disable/Enable)
2) DSW1-5
p. 25 CPUクロック周波数設定 (スイッチ 1-5)
p. 26 USBデバイス Wake-up (+5V / +5VSB)
3) USBV1, 2, 3
4) DDRVOL1
p. 27 DDR電圧設定 (2.5V, 2.7V, 2.9V)
p. 27 Bass Center 切り替え (Bass Center/Center Bass)
5) BCS1, BCS2
6) KBPWR1
p. 28 キーボード Wake Up (+5V, +5VSB)
7) VEN1
p. 28 CPU電圧設定 (CPU + 0.2V, Normal)
8) SPEECH
p. 29 スピーカ選択 (Buzzer / Lineout)
9) CLRCMOS1
p. 30 RTC RAM クリア
Connectors
1) PS2KBMS
p. 31 PS/2 マウスポート (6 ピン メス)
2) PS2KBMS
p. 31 PS/2 キーボードポート (6 ピン メス)
3) USB
p. 32 USBポート 0, 1, 2 & 3 (2x 4 ピン メス)
4) PRINTER
p. 32 パラレルポート (25 ピンメス)
5) COM1/ 2
p. 32 シリアルポート (9 ピン オス)
6) GAME_AUDIO
p. 33 Game/MIDI ポート(15 ピン)
7) AUDIO
p. 33 オーディオコネクタ (3x ミニジャック)
8) RJ45
p. 33 LANポート (4 ピンメス) (オプション)
9) IDELED
p. 34 IDEアクセス LED (2ピン)
p. 35 IDEコネクタ (4× 40-1 ピン)
10) PRIMARY / SEC. IDE
11) FLOPPY
p. 36 FDDコネクタ (34-1 ピン)
12) PWR, CHA, CPUFAN1 p. 36 電源、ケース、CPUファンコネクタ (3x 3 ピン)
13) ATXPWR, ATX+12Vp. 37 ATX/ASUS EZ PlugTM 電源(1×20-ピン, 2×4-ピン)
AUX+12V
14) USB2/3
p. 38 USB増設端子 (2×10-1 ピン)
15) CD1, AUX1, MODEM p. 38 内蔵オーディオコネクタ (3x 4-1 ピン) (オプション)
16) SPDIF1
p. 39 デジタルオーディオコネクタ (4-1 ピン)
17) CHASSIS
p. 39 ケース開放警報コネクタ (4-1 ピン)
18) IR1
p. 40 赤外線モジュールコネクタ(5-1 ピン)
19) SMARTCON1
p. 40 Smart Card コネクタ(14-1ピン)
20) LINE_IN
p. 41 オーディオライン入力端子 (5 ピン)
次ページへつづく・・・
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
9
21) ALOUT1
22) IAPANEL1
23) iPANEL
24) JTPWR
25) IEEE-1394_1, _2, _3
26) PLED
27) SPEAKER
28) MLED
29) SMI
30) PWRSW
31) RESET
2.3
p. 41 Line-out切り替えジャンパ (4 ピン)
p. 42 フロントパネルオーディオ コネクタ (10-1 ピン)(オプション)
p. 42 ASUS iPanel / 赤外線コネクタ (24-1 ピン)
p. 43 電源温度センサコネクタ (2ピン)
p. 43 IEEE-1394 端子 (3x10 ピン)
p. 44 システム電源 LED 端子(3-1 ピン)
p. 44 ビープ音スピーカ端子 (4 ピン)
p. 44 システムメッセージ LED 端子(2 ピン)
p. 44 システム管理割り込み端子 (2 ピン)
p. 44 ATX 電源スイッチ / Soft-Offスイッチ端子 (2 ピン)
p. 44 リセットスイッチ端子 (2ピン)
作業をはじめる前に
マザーボードの取り付け作業および設定を行う前に、以下の注意事項をよく
お読みください。
1. コンピュータ内部に触れる場合は、電源コンセントからプラグを抜
いて下さい。
2. アースされたリストストラップを用いてください。ない場合は、電源
シャーシ等金属部分に触れて、作業者の静電気を逃がしてください。
3. カード類を持つ時は、基板の端を持ち、基板や IC、コネクタ部分
に触れないようにしてください。
4. 取り外したカード類はアースされたパッドの上に置いてください。
例えば、カードが入っていた袋が利用できます。
5.
10
ATX
電源装置が
マザーボードの電源コネクタを接続する際には、
マザーボードの電源コネクタを接続する際には、ATX
ATX電源装置が
オフであることを確認してください。電源が入ったまま作業を行う
オフであることを確認してください。
と、マザーボードや他の部品が破損する恐れがあります。部品の取
り付けを行わない場合でも、誤って部品やコネクタに触れて短絡事
故などを起こす危険性があります。
第 2 章: ハードウェアセットアップ
2.4
CPU ((中央演算処理装置
中央演算処理装置
中央演算処理装置))
2.4.1 概要
本マザーボードは、478ピン ZIF(Zero Insertion Force)ソケットを持ち
ます。これは、478ピン Intel(R) Pentium(R) 4 /Northwood プロセッサ用
のソケットです。
Intel Pentium 4 プロセッサは、478ピン Flip-Chip Pin Grid Array 2
(FC-PGA2) パッケージに納められ、Intel NetBurstTM マイクロアーキテ
クチャをサポートします。これは、最新のハイパーパイプラインテクノロ
ジーを利用した高速エンジンで、FSB 533MHz および 400MHz、外部
キャッシュをサポートします。また、より高速なクロックに対応しデータ転
送スピードは、FSB 533MHzで4.3GB/秒、FSB 400MHzで3.2GB/秒に
達します。
金色の目印
CPUの上面には金色の印があります。この印はCPUの1番ピンを示してい
て、ソケットの1番ピンと向きを合わせる目印になります。
CPUを間違った向きに取り付けようとするとピンを破損する恐れがあり
ます。478ピンプロセッサは特にピンが折れやすいので注意してくださ
い。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
11
2.4.2 CPU
の取り付け
CPUの取り付け
以下の手順に従ってCPUを取り付けます。
1. 478ピン ZIFソケットの位置を確認し、取り付けの障害になるものがな
いか確認します。
2. ソケットのレバーを引き上げます。レバーは一旦横方向にスライドさせ
るとソケットから外れます。90∼100°の角度になるまで、引き上げま
す。
ソケット
レバー
ソケットレバーを 90∼100°の角度まで引き上げないと、CPUを正し
く取り付けることができません。
12
第 2 章: ハードウェアセットアップ
3. CPUとソケットの向きを合わせます。金色の矢印がレバーの根元になる
ようにします。
4. CPUをソケットに挿入します。
CPUは一方向にしか取り付けられないようになっています。間違った向き
に無理に取り付けようとすると、CPUのピンを折る恐れがあります。向き
が合っていれば、力を入れなくてもCPUはソケットに挿入されます。
金色の目印
5. レバーを閉じてCPUを固定します。レバーをソケットにロックします。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
13
2.4.3 ヒートシンクと冷却ファンの取り付け
478ピン Intel(R) Pentium(R) 4 /Northwood プロセッサには、冷却のため
の専用のヒートシンクとファンが必要です。
ボックス製品の 478ピン Intel Pentium 4 プロセッサには、専用のヒー
トシンクとファンおよびリテンションが付属しています。
バルク製品の場合、別途 Intel 認定のヒートシンクとファンを用意する
必要があります。
以下の手順で、ヒートシンクとファンを取り付けます。
1. ヒートシンクをCPUに乗せます。ヒートシンクがリテンションベースに
ぶつからないようにしてください。
リテンションベースはマザーボードに取り付け済みです。
CPUや他のパーツを取り付ける場合に、リテンションベースを取り外
す必要はありません。
CPU
ヒートシンク
リテンションベース
ボックス製品の 478ピン Intel Pentium 4 プロセッサには、CPU・ヒー
トシンク・リテンションの取り付けマニュアルが付属しています。CPU
付属のマニュアルと本書の内容が異なる場合は、CPU付属のマニュアル
に従ってください。
14
第 2 章: ハードウェアセットアップ
2. ファンとリテンション(一体化しています)をヒートシンクに取り付けま
す。リテンションの4つのフックが、リテンションホール(穴)に合うよ
うに向きを調節してください。
ヒートシンクとファン/リテンションは、必ずセットになったものを使用
してください。正しいものを使わないとリテンションのフックとホール
の位置が合わなくなります。
リテンションホール
リテンションロック
リテンションフック
リテンションの取り付け作業は、リテンションロックが開いた状態で
行ってください。
ASUS P4S533-E
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P4S533-Eマザーボード
15
3. リテンションロックを押し下げ、リテンションを固定します。
リテンションが正しい向きに取り付けられていないと、ロックできま
せん。
2.4.4 CPU
ファン電源コードの接続
CPUファン電源コードの接続
ファン・ヒートシンク・リテンションを取り付けた後に、CPUファンの電源
コードを接続します。電源コードのコネクタをマザーボードのCPU_FAN
コネクタに接続します。
CPU ファンコネクタ
(CPUFAN1)
CPUファンコネクタを接続しないと、ハードウェアモニタで警告が出ま
す。必ず接続してください。
16
第 2 章: ハードウェアセットアップ
2.5
メインメモリ
2.5.1 概要
本マザーボードは、DDRメモリ用のDIMM(Dual Inline Memory Module)
ソケットを 3本持ち、最大容量は 3GBです。対応メモリは、184ピン、
unbuffered、非ECC、PC2700/2100/1600です。
メモリモジュールおよびソケットには刻み目があり、一方向にしか取り付け
られないようになっています。間違った向きに無理に取り付けようとする
と、メモリモジュールとソケットを破損する恐れがあります。
DDRメモリは、1つのクロックで2回のデータ転送を行い、従来のPC66,
PC100, PC133 メモリに比べ2倍のデータ転送速度を持ちます。メモリバ
スクロックとデータ転送速度の関係は以下のようになります。
DDR データ転送速度
メモリバスクロック
2.7 GB/s
166MHz
2.1 GB/s
133MHz
1.6 GB/s
100MHz
DDRメモリは、SDRメモリと同じ形状ですが、ピンの数が 164ピンから
184ピンに増えていて、SDRメモリでは2つあった刻み目が、DDRメモリ
では1つになっています。このため、DDRメモリとSDRメモリには互換性
はありません。DDRメモリは、DDRメモリ専用スロットに取り付けてくだ
さい。
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P4S533-Eマザーボード
17
2.5.2 メモリの組み合わせ
本マザーボードは、64MB, 128MB, 256MB, 512MB および 1GBモジュー
ルのDDRメモリをサポートします。
DDRメモリは以下の組み合わせで用いてください。
DIMM
スロット
DIMMスロット
184
ピン DDR DIMM
184ピン
計
ソケット1 (Rows 0&1)
64MB, 128MB, 256MB, 512MB, 1GB
x1 =
ソケット2 (Rows 2&3)
64MB, 128MB, 256MB, 512MB, 1GB
x1 =
ソケット3 (Rows 4&5)
64MB, 128MB, 256MB, 512MB, 1GB
x1 =
合計メモリ容量 (最大
B)
最大.. 3G
3GB)
=
DDR333 メモリ動作確認リスト
本マザーボードでは、以下のPC2700 DDR333メモリの動作確認を行って
います。
ベンダー
モデル名
タイプ
タイプ//容量
Nanya
NT5DS16M8AT-6
PC2700/256MB
Samsung
K4H280838D-TCB3
PC2700/128MB
Samsung
K4H280838D-TCB3
PC2700/256MB
Micron
MT8VDDT1664AG-335B1 PC2700/128MB
Micron
MT16VDDT3264AG-335B1 PC2700/256MB
KINGMAX
MPMA82D-68KX3
PC2700/128MB
KINGMAX
MPM62D-68KX3
PC2700/256MB
上記のPC2700 DDR333メモリを使用してください。それ以外のもの
では、マザーボードの動作に支障がでる場合があります。最新の推奨品
リストについては、ASUSのWEBサイトをご参照ください。
18
第 2 章: ハードウェアセットアップ
2.5.3 メモリモジュールの取り付け
メモリを取り付け・取り外しする場合は、コンセントから電源プラグを
抜いて作業してください。電源が入ったままメモリを抜き差しするとメ
モリおよびマザーボードが破損します。
以下の手順に従ってメモリを取り付けます。
1. メモリソケットの両端のレバーを外側に押し開きます。
2. メモリモジュールとソケットの刻み目の位置を合わせます。
レバー
レバー((開いた状態
開いた状態))
3. メモリモジュールをソケットに押し込みます。最後まで押し込むと、
レバーが自然に元の位置に戻りロックされます。
レバー
レバー((ロックされた状態
ロックされた状態))
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P4S533-Eマザーボード
19
2.5.4 メモリモジュールの取り外し
メモリを取り外す場合は以下の手順に従ってください。
1. ソケット両側のレバーを同時に押し開きます。
メモリを取り外す場合は、メモリモジュールに軽く手を添えてくださ
い。メモリモジュールを無理に引き抜こうとすると破損の恐れがありま
す。
2. メモリモジュールが自然に飛び出してきますので、ゆっくりと引き抜き
ます。
20
第 2 章: ハードウェアセットアップ
2.6 拡張スロット
拡張スロットは、拡張カードと呼ばれる増設カード用のコネクタです。本マ
ザーボードには、PCIスロット×6、AGP(Accelerated Graphics Port)
スロット×1があります。以下を参照して拡張カードを取り付けてくださ
い。
拡張カードを取り付け・取り外しする場合は、必ず電源プラグを抜いて
ください。マザーボードと拡張カードを破損する恐れがあります。
2.6.1 拡張カードの取り付け
以下の手順に従って、拡張カードを取り付けます。
1. 拡張カードの説明書をよく読んで、必要に応じてジャンパ等のハード
ウェア/ソフトウェアの設定を行います。
2. コンピュータのカバーを外します(マザーボードがケースに取り付け済み
の場合)。
3. 使用するスロットのネジとブラケットを外します。ネジはあとで使用
します。
4. カードとスロットのコネクタの向きを合わせ、しっかりと押し込みます。
5. 上記で外したネジを用いて、カードを固定します。
6. コンピュータのカバーを取り付けます。
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P4S533-Eマザーボード
21
2.6.2 拡張カードの設定
拡張カードを取り付けたあと、いくつかの設定とソフトウェアの調整が必要です。
1. 必要に応じてBIOSの設定を変更します。詳しくは第4章を参照して
ください。
2. 以下の表を参考にして、拡張カードに IRQを割り当てます。
3. カードに必要なドライバ・ソフトウェアをインストールします。
標準
的な割り込みの割り当て
標準的な割り込みの割り当て
IRQ
0
1
2
3*
4*
5*
6
7*
8
9*
10*
11*
12*
13
14*
優先順位
1
2
N/A
11
12
13
14
15
3
4
5
6
7
8
9
15*
10
一般的な機能
システムタイマ
キーボードコントローラ
プログラム可能な割り込み
シリアルポート(COM2)
シリアルポート(COM1)
サウンドまたはパラレルポート2
フロッピーディスクコントローラ
パラレルポート(LPT1)
リアルタイムクロック
ACPI モード
PCIステアリング用IRQホルダ
PCIステアリング用IRQホルダ
PS/2マウス
コプロセッサ
プライマリ IDE
セカンダリ IDE
*これらのIRQは、通常PCIデバイス用のものです。
本マザーボードでの割り込み一覧表
PCI スロット1
PCI スロット2
PCI スロット3
PCI スロット4
PCI スロット5
PCI スロット6
オンボードUSBコントローラHC0
オンボードUSBコントローラHC1
AGP
オンボードオーディオ
オンボードLAN
オンボード1394
A
共有
共有
共有
-
B
共有
共有
共有
共有
C
共有
-
D
共有
共有
-
E/F/G/H
共有
共有
-
IRQを共有するPCI スロットに複数のカードを挿す場合は、そのカー
ドが「IRQ共有」に対応しているか、またはIRQを必要としないもの
かを確認してください。IRQが衝突すると、システムを不安定にした
り、そのカードが使えなくなったりします。
22
第 2 章: ハードウェアセットアップ
2.6.3 PCI スロット
本マザーボードは、6本の32ビット PCI スロットを持ちます。LAN、
SCSI などのPCI 準拠の拡張カードを利用できます。
以下の写真はPCIスロットにLANカードを取り付けた例です。
2.6.4 AGP スロット
本マザーボードは、AGP 4X/2X カード対応の Accelerated Graphics
Port (AGP)スロットを持ちます。
注意
注意!! AGP/AGP Pro カードを取り付け・取り外しする場合は、必ず
電源プラグを抜いてください。マザーボードとカードを破損する恐れが
あります。
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P4S533-Eマザーボード
23
2.7 ジャンパ
マザーボードの設定/カスタマイズは、いくつかのジャンパを用いて行いま
す。
マザーボードクロック周波数設定 (DSW スイッチ
スイッチ))
マザーボードのクロック周波数の設定はDSWスイッチを用いて行いま
す。以下の図は、工場出荷時の設定です。
DSWスイッチおよびジャンパの設定を変更する場合は、内容をよく理
解した上で本章に従って行ってください。
1. JumperFreeTM モード (JEN1)
このジャンパでJumperFree TM モードの有効/無効を切り替えます。
JumperFreeTMモードにすると、BIOSセットアップで設定を行えるよ
うになります(4.4章参照)。
24
第 2 章: ハードウェアセットアップ
2. CPU 外部クロック周波数設定 (DSW1 スイッチ 1-5)
クロック発生器が、CPU、メモリ、AGPおよび PCIバスに供給する周
波数を設定します。これは、CPUの外部クロック周波数に相当します。
このクロック周波数を規定倍したものが、CPUの内部クロックになりま
す。
MHz
CPU
100
100
100
100
100
105
108
112
133
133
100
DRAM
100
133
150
160
166
140
144
149
133
166
200
外部クロック設定表
DSW
1
2
3
[OFF] [OFF]
[OFF]
[OFF]
[ON]
[OFF]
[ON]
[OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF] [OFF]
[OFF]
[ON]
[OFF]
[OFF]
[ON]
[ON]
[OFF]
[ON]
[OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[OFF]
4
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[ON]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[ON]
5
[OFF]
[OFF]
[ON]
[ON]
[ON]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[OFF]
[ON]
警告
警告!! お使いのCPU および メモリに適したクロック周波数に設定して
ください。それ以外の設定を用いると、システムが不安定になったりハ
ングアップします。
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25
3. USB
デバイス Wake-Up (3x3
ピン USBV1, USBV2, USBV3)
USBデバイス
(3x3ピン
デフォルト設定 [1-2] (+5V) で、スリープモードからUSB機器を用い
ての復帰が可能です。[2-3] (+5VSB) に設定すると Wake-UP機能が
無効になります。
ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必要です。適切な電源をもちいな
いとシステム電源が入らなくなります。動作時およびスリープモードで
のUSBデバイスの消費電力が、ATX電源の+5VSBの容量を越えないよ
うにしてください。また、USB +5VSB のみが S3からの復帰をサポー
トすることに注意してください。
設定
USBV1
USBV2/3
26
+5V ((デフォルト
デフォルト
デフォルト))
[1-2]
[1-2]
+5VSB
[2-3]
[2-3]
第 2 章: ハードウェアセットアップ
4. DDR 電圧設定 (4 ピン DDRVOL1)
DDRメモリの電圧を変更できます。
設定
2.9V
2.7V
2.5V
VDDR
[3-4]
[2-3]
[1-2] (デフォルト)
注意
注意!! メモリの電圧を高く設定すると、メモリの寿命を縮める原因にな
る場合があります。
5. Bass Center 切り替え (2x3 ピン
BCS1, BCS2)
ピンBCS1,
6chオーディオシステムを使用する場合のスピーカ出力の設定を行いま
す。オスのオーディオジャックには標準がありません。そのため、ジャ
ンパをCenter/Bass から Bass/Center に切り替えて、内蔵の LineIn, Line-Out, Mic メスソケットのオーディオ信号を切り替える必要が
あります。サポートCDのオーディオドライバを用いてテストを行って
ください。
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27
6. キーボード
Wake Up (3 ピン KBPWR1)
キーボードWake
キーボードパワーアップ機能の有効/無効を切り替えます。デフォルトは
[1-2], +5Vで無効になっています。このジャンパを +5VSB にセット
すると、 キーボードのスペースバー(デフォルトの場合)で電源をオンす
ることができます。この機能を用いるには、ATX電源の+5VSB に最低
300mAの容量が必要です。適切な電源を用いずに、この機能を有効 に
すると電源が入らなくなります。また、同時にBIOSの設定が必要で
す。BIOSセットアップの「4.5.1 Power Up Control:Wake On PS2
Keyboard」と同時に設定してください。
7. CPU 電圧設定 (3 ピン VEN1)
CPU電圧を 0.2Vだけ高くすることができます。デフォルトの [2-3] は
CPUに過剰な電圧がかからないようになっています。[1-2] に設定する
とBIOSセットアップで CPU電圧を変更することができるようになりま
す。
注意
注意!! 高い電圧設定は、CPUにダメージを与える恐れがあります。デ
フォルトで使用することをお薦めします。
28
第 2 章: ハードウェアセットアップ
8. スピーカー選択 (3 ピン SPEECH)
ASUS POST ReporterTM(音声メッセージ)の出力先を設定します。12 に設定するとケース内蔵のスピーカー、2-3 に設定するとリアパネル
の Line Outジャックから出力されます。
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29
9. RTC RAM クリア (CLRCMOS1)
このジャンパをショートさせるとCMOS内のReal Time Clock (RTC)
R A Mをクリアできます。このメモリには、システムの日付・ 時間、
BIOSの各種設定、パスワードなどが記憶されています。システムに問
題があり、これらの設定を初期状態に戻したい場合、このジャンパを
ショートします。
RTC RAM クリアの方法:
1. コンピュータの電源を切りコンセントから電源プラグを抜く。
2. ジャンパキャップを [1-2] から [2-3] に付け替える。
3. 5秒間待ち、ジャンパキャップを [1-2]に戻す。
4. コンピュータの電源を入れる。
5. <Delete>キーを押しながら起動させ、BIOSを再設定する。
30
第 2 章: ハードウェアセットアップ
2.8
コネクタ
この項では、マザーボード上の内部および外部機器接続用コネクタに
ついて説明します。
警告
警告!! いくつかのコネクタのピンは、電源となっています。マザーボー
ド上では、これらは明確に区別できるようになっています。このピンに
ジャンパキャップを挿してショートさせないようにしてください。
重要
重要!! フラットケーブルは通常1番ピン側が赤や青に塗られています。
1. PS/2 マウスコネクタ ((緑色
緑色 6
ピン PS2KBMS)
6ピン
PS/2マウスが検出されると自動的にIRQ12が割り当てられます。PS/2
マウスを用いない場合は、IRQ12を拡張カード用に使用できます。
(「4.4 Advanced Menu」の「PS/2 Mouse Function Control」参
照)
2. PS/2 キーボード コネクタ ((紫色
紫色 6
ピン PS2KBMS)
6ピン
タイプ
ミニDINと呼ばれるPS/2キーボードコネクタを接続します。 AT
ATタイプ
の大きなコネクタは接続出来ません。変換コネクタを用いてください。
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P4S533-Eマザーボード
31
3. USB
ポート 1 および 2 (4
ピン×4 USB)
USBポート
(4ピン×4
USB機器用に 2個のUSBポートが使用可能です。.
4. パラレルポート コネクタ ((赤紫
赤紫 25
ピン PRINTER)
25ピン
パラレルポートのIRQは、 Onboard Parallel Port で設定できます。
」参照)
Configuration」
(「4.4.2 I/O Device Configuration
注意
注意!! USBプリンタはUSBポートに接続してください。
5. シリアルポート コネクタ ((青緑色
青緑色 9
ピン×
2 COM1, COM2)
9ピン×
ピン×2
マウスや他のシリアルデバイスのためのポートが2個あります。これら
のポートを有効にするためには「4.4.2 I/O Device Configuration」の
「Onboard Serial Port 1」をご覧ください。
32
第 2 章: ハードウェアセットアップ
6. Game/MIDI コネクタ
ピン GAME_AUDIO) (オプション
コネクタ((金色 15
15ピン
オプション))
ジョイスティックやMIDI機器を接続するコネクタです。
7. オーディオコネクタ ((ミニジャック×
ミニジャック×
3 AUDIO) (オプション
ミニジャック×3
オプション))
Line Out (緑)には、ヘッドホンやアンプ付きスピーカを接続します。
Line In (青)には、CDプレーヤーなどのオーディオ出力を接続し、コン
Mic (桃)には、音声入力のためのマ
ピュータで録音・再生ができます。Mic
イクロホンを接続します。
注意
注意!! 6chスピーカシステムを使用する場合、LINE INおよびMIC
ジャックはスピーカ出力用ジャックになります。(「5.9 マルチチャンネ
ルオーディオの設定」参照。)
8. Fast
イーサネットコネクタ (RJ45) (オプション
Fastイーサネットコネクタ
オプション))
USBコネクタ1,2 の上に RJ-45コネクタがあります。ハブなどに接続
するためのLANケーブルを接続します。
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33
9. IDE
アクセス LED (2
ピン IDELED)
IDEアクセス
(2ピン
ケースの IDEアクセスLEDをつなぐコネクタです。プライマリ/セカン
ダリコネクタに接続されている IDE機器が読み書きを行っている間、
LEDが点灯します。
いくつかのコネクタのピンは、電源となっています。マザーボード上
では、これらは明確に区別できるようになっています。このピンに
ジャンパキャップを挿してショートさせないようにしてください。
フラットケーブルは通常1番ピン側が赤や青に塗られています。ハー
ドディスクやCDドライブでは、通常電源コネクタ側が1番ピンと
なってますが、フロッピードライブは逆の場合があります。
34
第 2 章: ハードウェアセットアップ
10. IDE コネクタ (40-1
ピン IDE1 / IDE2)
(40-1ピン
IDE UltraDMA/100/66ドライブのフラットケーブルをつなぐコネクタ
です。ケーブルを青いプライマリコネクタ(推奨)、または、セカンダリ
コネクタにつなぎます。反対側の灰色のコネクタをUltraDMA/100/66
の スレーブドライブ、 黒のコネクタをマスタードライブに接続します。
1つのポートに2台のドライブを接続する時は、2台目がスレーブにな
るようにIDEドライブのジャンパを設定します。BIOSで、特定のドライ
ブからブートさせることができます。3台以上の UltraDMA/100/66ド
ライブを接続する場合は、別途追加の UltraDMA/100/66用ケーブルを
ご用意ください。2台のHDDを1台はプライマリ、もう1台をセカンダ
リのそれぞれマスターとして設定できます。
1. ケーブル側の20番ピンが埋められている場合がありますので、こ
のコネクタの20番ピンもありません。これにより、コネクタが間
違った向きに接続できないようになっています。
2. UltraDMA100/66ケーブルの青いコネクタ付近のケーブルの切れ
目は設計上故意に切断されたものです。
UltraDMA/100/66デバイスで、その性能を得るためには、 40ピン80
芯のケーブルを用いる必要があります。付属のケーブルは、
UltraDMA/100に対応しています。
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35
11.
フロッピーディスクドライブコネクタ (34-1 ピン FLOPPY)
11.フロッピーディスクドライブコネクタ
FDドライブのフラットケーブルを接続します。ケーブルのコネクタが
1つだけついている端をマザーボードにつなぎ、反対側をFDドライブ
につなぎます。 (誤接続防止のため、ケーブル側の 5番ピンが埋められて
いる場合がありますので、このコネクタの 5番ピンもありません。)
12. 冷却ファンコネクタ (3
ピン PWRFAN1, CPUFAN1, CHASFAN1)
(3ピン
各350mA(4.2W)または合計1A(最大12W)の12Vファンに対応していま
す。 拡張カードではなく、マザーボード上のヒートシンクに風があた
るように、ファンの向きを調節してください。ファンの種類により、取
り付け方や配線は異なります。通常、赤がプラス、黒がグラウンドで
す。 極性に注意してコネクタを接続してください。
マザーボードのヒートシンクに風があたるようにしないと、オーバー
ヒートを起こします。ファンの極性を間違えるとファンやマザーボード
このコネクタはジャンパではありません。
の故障の原因になります。このコネクタはジャンパではありません。
ジャンパキャップをはめないようにしてください。
36
第 2 章: ハードウェアセットアップ
13. ASUS EZ PlugTM および
ATX
電源コネクタ
およびATX
ATX電源コネクタ
(20
ピン ATXPWR, 4
ピン ATX+12V, 4
ピン AUX+12V)
(20ピン
4ピン
4ピン
ATX 12V電源装置用を接続するコネクタです。各コネクタは一方向に
しかささらないようになっています。正しい向きを確認してコネクタを
接続します。
本マザーボードには、20ピン ATXPWRコネクタの他に補助電源用のコ
ネクタがあります。4ピン ATX +12Vコネクタは、CPUに電力を供給
するために用いられます。
ATX +12V端子のない従来のATX電源をお使いの場合、ASUS EZ
PlugTMコネクタを利用します。周辺機器用の4ピンコネクタを接続して
ください。
電源装置の容量を確認してください。+12Vに最低 8A、+5VSBに最低
1Aの容量が必要です。ワット数は最低230W、マザーボードのすべての
機能を使用する場合は 300W必要です。電源容量が足りない場合、電源
が入りにくくなったり、システムが不安定になったりします。
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37
14. USB 増設端子 (10-1
ピン USB2/3)
(10-1ピン
USBコネクタの数が足りない場合には、この端子により2個のUSBポート
を増設できます。付属の2ポートモジュールのフラットケーブルをマザー
ボードのコネクタにつなぎ、モジュールを空きスロットに取り付けます。
15.
内蔵音源用コネクタ (4
ピン CD1, AUX1, MODEM) (オプション)
15.内蔵音源用コネクタ
(4ピン
CD-ROM、TVチューナ、MPEGカードからのステレオ入力用のコネク
タです。MODEMコネクタは、オンボード音源をボイスモデムのように
機能させることができます。また、オーディオおよびボイスモデムで
mono_in (電話)とmono_out (スピーカ)を共用することもできます。
38
第 2 章: ハードウェアセットアップ
16. デジタルオーディオコネクタ (6-1
ピン SPDIF1) (オプション)
(6-1ピン
オプションの SPDIFオーディオモジュールを接続するコネクタです。
SPDIFモジュールをケースに取り付け、モジュールに付属のケーブルで
接続します。高品質のデジタルオーディオを利用できるようになりま
す。
S/PDIFモジュールは別売りです。
17. ケース開放警報用コネクタ (4-1
ピン CHASSIS1)
(4-1ピン
ケースが開放されたことを検出するためのコネクタです。ケースのカ
バーや他の取り外し可能な機器に市販のトグルスイッチを取り付けて使
います。内部のパーツが取り外されるとスイッチが開放されマザーボー
ドにそのことが通報されます。さらにLDCM等のソフトウェアに通知し
ます。この機能を用いない場合は、ジャンパをはめて、「Chassis
Signal」と「Ground」をショートさせておいてください。コンピュー
タが起動できなくなります。
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P4S533-Eマザーボード
39
18. 赤外線モジュールコネクタ (5-1 ピン IR)
オプションの赤外線モジュールを接続する端子です。モジュールをケー
スに取り付け、付属のケーブルを接続します。ピンの割り当てを参照し
て向きを間違えないようにしてください。赤外線機能を用いる場合は、
UART2 Use As
BIOSセットアップの「UART2
As」を「UART2」に設定してく
ださい。(「4.4.2 I/O Device Configuration」参照。)
以下のピン配列図を参照して、マザーボードのSIRコネクタと赤外線モ
ジュールをフラットケーブルで接続してください。
ピン SMARTCON1) (オプション)
19. Smart Card Reader コネクタ (14-1
(14-1ピン
オプションのSmartCardリーダーを接続する端子です。SmartCard
リーダーを直接制御することができます。Smart Cardを用いると、電
子商取引、電話、旅行などの様々なアプリケーションを利用することが
できます。この機能を用いる場合は、「4 . 4 . 2 I / O D e v i c e
Configuration」の「Onboard Smart Card Reader」項目をを有効
に設定してください。
40
第 2 章: ハードウェアセットアップ
20. オーディオライン入力端子 (LINE_IN)
CD-ROM、TVチューナ、MPEGカードからのステレオ入力用のコネ
クタです。
注意
注意: デフォルトでは、1-2ピンと4-5ピンはショートされています。
本入力端子を用いる場合にのみ、ジャンパを取り外してください。
21. オーディオ
Line-out 切り替えジャンパ (4 ピン ALOUT1)
オーディオLine-out
デフォルトでは、ジャンパはショートされていて、オーディオ出力
は、リアパネルのLine Outジャックに出力されます。リアパネルにス
ピーカやヘッドホンを接続する場合は、この設定を用いてください。
IAPANEL(次ページ参照)に Intel Front Panel オーディオケーブルを
接続して用いる場合は、ジャンパを外します。リアパネルのオーディ
オ出力と Intel オーディオケーブル出力が自動で切り替わります。
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P4S533-Eマザーボード
41
22. フロントパネルオーディオコネクタ (10-1
ピン IAPANEL1) (オプション)
(10-1ピン
フロントパネルオーディオ用のコネクタです。ケースのフロントパネル
でオーディオ入出力端子を利用できます。
工場出荷状態では、1-2ピンおよび 5-6ピンにジャンパキャップがは
められています。
フロントオーディオを用いない場合は、このジャンパをショートさせ
たままにしておいてください。
23. ASUS iPanel / 赤外線コネクタ ((24
24
24--1 ピン iFPANEL
iFPANEL))
ASUS iPanel (オプション)接続用のコネクタです。ドライブベイに取
り付けて、I/Oコネクタ、監視LED、HDDのスペース確保に利用でき
ます。ASUS iPanelを使わない場合は、SIRコネクタにオプションの
赤外線モジュール、CIRとSIRコネクタに市販の赤外線コネクタを接続
でき ます。双方とも、外部の赤外線機器と通信することができます。
42
第 2 章: ハードウェアセットアップ
24. 電源用温度センサ コネクタ (2
ピン JTPWR)
(2ピン
温度監視機能付きの電源を使用している場合は、その温度センサのケーブル
をこの端子に接続します。
25. IEEE-1394 端子 (3x10 ピン IEEE-1394_1, _2, _3)
外部 IEEE-1394機器を接続するためのコネクタです。
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P4S533-Eマザーボード
43
Panel コネクタ
(20 ピン PANEL)
コネクタ(20
26-31項接続図
項接続図::
26-31
項接続図
26. 電源 LED
用端子 (3-1
ピン PLED)
LED用端子
(3-1ピン
ケースの電源LEDを接続する端子です。システムの電源入で点灯し、ス
リープ状態の時には点滅します。+/−の向きに注意してください。
27. ビープ音用スピーカ端子 (4
ピン SPEAKER)
(4ピン
ケース付属のスピーカに接続します。警報音やビープ音を聞くことがで
きます。極性はありますが逆向きにつないでも音は鳴ります。
端子 (2
ピン MLED)
28. システムメッセージ LED
LED端子
(2ピン
ファックスやモデムからのメッセージ表示用端子です。LEDは通常点灯
しており、メッセージがあると点滅します。この機能を用いるには、
ACPI対応OSとそのドライバが必要です。
29. システム管理割り込み
SMI
用端子 (2
ピン SMI)
システム管理割り込みSMI
SMI用端子
(2ピン
システムを手動でサスペンドモードや「グリーン」モードにする端子で
す。コンピュータを使っていない時の節電やパーツの延命措置に有効で
す。ケースのサスペンドスイッチの2端子のコネクタを接続します。
30. ATX
電源スイッチ用端子 (2
ピン PWRSW)
ATX電源スイッチ用端子
(2ピン
ケースの電源スイッチを接続します。AT電源とは違ってモーメンタリ型
(押している間だけオンになる)スイッチを使用します。スイッチを一度
押すと電源が入り、もう一度押すとソフト的にオフになります。電源
LEDによりオンオフ状態を確認できます。極性はありません。
31. リセットスイッチ用端子 (2
ピン RESET)
(2ピン
ケースのリセットスイッチを接続します。これもモーメンタリ型ス
イッチを使用します。システムの電源を切らずに再起動しますので、
電源ユニットの寿命を延ばすために適切な再起動方法です。極性はあ
りません。スイッチの故障などでショートしているとコンピュータが
起動できなくなります。
44
第 2 章: ハードウェアセットアップ
3.1
電源の入れ方
1.
2.
3.
4.
5.
すべての結線を確認し、ケースのカバーを閉じます。
すべてのスイッチがオフになっていることを確認します。
AC電源コードをコンピュータに接続します。
AC電源プラグをサージプロテクタ付きのコンセントに接続します。
以下の順番で機器の電源を入れます。
a. ディスプレイ
b. 外付けSCSI装置(コンピュータから遠い順番に)
c. コンピュータ本体。ATX電源の場合は、電源自身に電源スイッチ
があるものがあります。ケース前面のスイッチを入れる前に、こ
れをオンにします。
6. ケースの電源LEDが点灯します。ATX電源の場合は、ATX電源スイッ
チを押した時点で点灯します。システムはパワーオンテスト(POST)
に移行します。テスト中にBIOSはビープ音を発したり、画面にメッ
セージを表示します。電源投入後、30秒たっても画面に何も表示され
ない時は、パワーオンテストに失敗しています。ジャンパやコネクタ
の接続を再度チェックし、必要に応じて販売店にご相談ください。
ビープ音
(Award BIOS)
ビープ音(Award
ビープ音
意味
短い音1回
正常(エラーなし)
(ロゴ表示中)
長い音の繰り返し
メインメモリの異常
短い音3回
ビデオカードまたはビデオメモリ
+長い音1回
の異常
短い音の繰り返し
CPUのオーバーヒート
(コンピュータ稼働中)
(システム周波数を下げている状態)
ASUS POST ReporterTM を使用している場合は、ビープ音は鳴りま
せん。
7. 起動中に <Delete>キーを押し続けるとBIOSセットアップが起動しま
す。第4章を参照してBIOSの設定を行います。
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P4S533-Eマザーボード
45
3.2
POST
音声メッセージ
POST音声メッセージ
本マザーボードは、ASUS POST ReporterTM 対応 Winbondスピーチ
コントローラ機能を持ちます。これは、起動時の POSTメッセージを
「声」にして、その内容を知らせてくれる機能です。
POST音声メッセージは、サポートCDに収録されている Winbond Voice
Editor で編集することが可能です。ご自分で録音した音声を用いることも
できます。
以下の表は、POST音声メッセージの一覧です。デフォルトの音声メッセー
ジは英語です。
POST メッセージ
46
意味
意味//対策
No CPU installed
・ Pentium4 CPUがCPUソケットに
正しく取り付けられているか確認して
ください。
System failed CPU test
・ CPUテストで異常がありました。
・ CPUをチェックしてください。
ASUSサポートにご連絡ください。
(「ASUSサポート情報」参照)
System failed memory test
・ 184ピンunbufferedDDRメモリが
ソケットに正しく取り付けられている
か確認してください。
・ メモリの種類が正しいか確認して
ください。
(「2.5 メインメモリ」参照)
System failed VGA test
・ ビデオカードに異常があります。
・ AGPビデオカードをチェックして
ください。
System failed due to CPU
over-clocking
・ CPUのクロックオーバーです。
・ JumperFreeモードの場合は、
BIOSの設定を確認してください。
(「4.4 Advancedメニュー」参照)
・ Jjumperモードの場合は、DIP
スイッチの設定を確認してください。
(「2.7 ジャンパ」参照)
No keyboard detected
・ キーボードが接続されていません。
・ キーボードがリアパネルのPS/2
ポート(紫色)に接続されているか
確認してください。
(「1.4 各部の名称と機能」参照)
第 3 章: 基本操作
POST メッセージ
意味
意味//対策
No floppy disk detected
・ FDDが接続されていません。
・ FDドライブがマザーボードのFDD
コネクタに接続されているか確認
してください。
(「2.8 コネクタ」参照)
No IDE hard disk detected
・ IDE HDDが接続されていません。
ハードディスクがマザーボードの
IDEコネクタに接続されているか
確認してください。
(「2.8 コネクタ」参照)
CPU temperature too high
・ CPUの温度が上限を越えました。
・ CPUファンが動作しているか
確認してください。
CPU fan failed
・ CPUファンの故障です。
・ CPUファンの電源コネクタが
正しく接続されているか確認
してください。
CPU voltage out of range
・ CPUの電圧異常です。
・ ATX電源が正常に動作しているか
確認してください。
・ ASUSテクニカルサポートにご連絡
ください。
(「ASUSサポート情報」参照)
System completed Power-On Self Test ・ POSTが完了しました。
・ 確認メッセージです。対策は不要です。
Computer now booting from operating ・ OSを起動します。
system
・ 確認メッセージです。対策は不要です。
音声メッセージが必要ない場合は、ASUS POST Reporter を無効
にすることもできます。詳しくは、BIOSセットアップの「4.4.2 I/O
Device Configuration」を参照してください。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
47
3.3
電源の切り方
スイッチで電源を切る前にOSをシャットダウンしてください。
スタート 」ボタンをクリック
Windows 9XやWindows2000の場合、「スタート
Windows
の終了
電源を切れる状態にする
し「Windows
Windowsの終了
の終了」−「電源を切れる状態にする
電源を切れる状態にする」を選択します。
Windowsが終了すると同時にコンピュータの電源も自動で切れます。
WindowsNTやその他のOSの場合は、OSを終了させてから電源スイッ
チを用いて電源を切ります。
ATX電源を用いている場合は、「電源を切る準備ができました」とい
うメッセージは表示されません。
48
第 3 章: 基本操作
4.1
BIOS
の取り扱いとアップデート
BIOSの取り扱いとアップデート
再インストールに備えて、オリジナルの
オリジナルのBIOS
BIOSをブート可能なフロッ
オリジナルの
BIOS
ピーにバックアップすることを推奨します。
4.1.1 ASUS EZ Flash を用いる場合
ASUS EZ Flash は、BIOSに組み込まれたファームウェアで、簡単に
BIOSアップデートを行うことができます。起動用のFDを用いたり、
DOSを起動しなおしたりする必要はありません。EZ Flash を起動する
には、コンピュータの起動(POST)中に <Alt> + <F2> を押します。
以下は、ASUS EZ Flash を用いたBIOSアップデート方法です。
1. ASUSのWWWまたはFTPサイトから、BIOSファイルをダウンロー
ドし、フロッピーディスクに保存します。(詳細は「ASUS サポート
情報」参照。)
BIOSのファイル名を控えておいてください。EZ Flash の exact
BIOS file name でBIOSファイル名を入力します。
2. コンピュータを再起動します。
3. POST中に <Alt> + <F2> を押します。以下のメッセージが表示さ
れます。
ASUS EZ Flash V1.00
Copyright (C) 2002, ASUSTeK COMPUTER INC.
[Onboard BIOS Information]
BIOS Version
: ASUS P4T533 ACPI BIOS Revision 1002
BIOS Model
: P4T533
BIOS Built Date : 04/16/02
Please Enter File Name for NEW BIOS: _
*Note: EZ Flash will copy file from A:\, Press [ESC] to reboot
上記の画面写真は一例です。お使いの環境によりメッセージの内容は
異なります。
4. BIOSファイルの入ったフロッピーディスクをセットします。ドライ
ブにディスクがないと、エラーメッセージ「WARNING! Device not
ready.」が表示されます。
(次ページへつづく)
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
49
5. 「Please Enter File Name for NEW BIOS: 」プロンプトに対し、アッ
プデートしたいBIOSファイル名を入力して <Enter> を押します。
EZ Flash は、自動でドライブAからファイルを探します。ファイルが
あった場合は、以下のメッセージが表示されます。
[BIOS Information in File]
BIOS Version: P4T533 Boot Block
WARNING! Continue to update the BIOS (Y/N)? _
BIOSファイル名を間違った場合は「WARNING! File not found.」と表
示されますので、<Enter>を押し、正しいファイル名を再入力して
<Enter>を押します。
6. 上記のメッセージに対して Y を押すとアップデートが開始されます。
N を押すと、アップデートは中止され、コンピュータが再起動します。
Y を押した場合は、以下のメッセージが表示されます。
Flash Memory:
SST 49LF004
1. Update Main BIOS area
2. Update Boot Block area
(Y/N)? _
(Y/N)? _
7. 1の場合は「Update Main BIOS area,」に対して Y を押してください。
8. 2の場合は「Update Boot Block area,」に対して Y を押してください。
ブートブロックの書換中には、絶対電源を切ったりリセットしないでく
ださい。再起動不可能になります。
9. アップデートが完了すると「Press a key to reboot」と表示されます。
何かキーを押すと、コンピュータが再起動し、新しいBIOSが有効にな
ります。
50
第 4 章: BIOS セットアップ
4.1.2 AFLASH
とフロッピーディスクを用いる場合
AFLASHとフロッピーディスクを用いる場合
1. ブート可能なフロッピーディスクを作成するため、DOSプロンプトで
FORMAT A:/S を実行します。AUTOEXEC.BAT と CONFIG.SYS
コピーしない
は、コピーしない
コピーしないでください。
2. 上記のフロッピーにAFLASH.EXEをコピーします。
例: COPY D:¥AFLASH¥AFLASH.EXE A:¥ (D は、CD-ROMド
ライブのドライブレター) 。
注意
注意!! AFLASHは DOSモード専用です。WinodwsのDOSプロンプ
トやハードディスクから起動したメモリマネージャを含むD O S
(WindwosMEの起動ディスクを含む)では動きません。DOS 6.2,
WIN95 / WIN98のブートディスクをお使いください。
3. 上記のフロッピーでコンピュータを再起動します。
注意
注意!! 「BIOS セットアップ」の「boot sequence」メニューで、
「first item」にFloppyを設定しておいてください。
4. DOSプロンプトに対しA:¥AFLASH
<Enter>と入力します。
A:¥AFLASH <Enter>
重要
重要!! Flash Memory 項目に「unknown」と表示された場合、最新
版のAFLASHを用いてみてください。AFLASHは ASUSのサイトから
ダウンロードできます。
5. メインメニューで「1.
File」を選択し、
1. Save Current BIOS to File
Save Current BIOS To File」画面に
File
<Enter>キーを押します。「Save
切り換わります。
6. パスとファイル名を入力します。例)A:¥XX-XX.XXX
A:¥XX-XX.XXX<Enter>
A:¥XX-XX.XXX
(次ページへつづく)
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
51
4.1.3 BIOS
アップデート手順
BIOSアップデート手順
BIOSアップデートは、マザーボードに問題があり新しいBIOSでそれが
解決出来る場合に行ってください。不用意なアップデートは、問題をさ
らに拡大させる可能性があります。
1. ASUSのWWWまたはFTPサイトから、BIOSファイルをダウンロード
し、先に作成したフロッピーに保存します。(詳細は「ASUS サポート
情報」参照。)
2. そのフロッピーディスクでコンピュータを起動します。
3. A:¥>プロンプトに対し、AFLASH
AFLASH<Enter>と入力します。
AFLASH
4. Main Menu
Menuで 2 <Enter>と入力します。「Update
Update BIOS Including
Boot Block and ESCD
ESCD」画面に切り換わります。
5. 新しいB I O S のパスとファイル名を入力します。例: A : ¥ X X X XX.XXX
XX.XXX<Enter>
この操作を取り消すには、<Enter>を押します。
6. 確認メッセージに対して、<Y
Y>を押すとアップデート開始です。
52
第 4 章: BIOS セットアップ
7. フラッシュROMに新しいBIOSの情報が書き込まれます。ブートブロッ
クについては、必要に応じて自動で更新されます。これは、アップデー
ト失敗による再起動不能のリスクを最小限に押さえます。「Flashed
Successfully 」と表示されたら、プログラミング終了です。
8. 画面の指示に従って続けます。
アップデート中に問題が発生しても、絶対に
絶対に電源を切ってはいけ
絶対に
ません。再起動不可能になります。もう一度同じ手順を繰り返し
て(次ページへつづく)、それでも問題あるなら、保存してある元の
BIOSファイルを用いてください。BIOSファイルが完全に書き
込まれない状態で中断すると、コンピュータは起動できなくなり
ます。もし、この状態になった場合は修理が必要になります。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
53
4.2
BIOS セットアップ
本マザーボードは、書換え可能なEEPROMを用いており、「4.1 BIOS
の取り扱いとアップデート」で述べたツールでアップデート可能です。
このツールは、マザーボードの交換、システムの再構築、または「Run
Run
Setup
Setup」と表示された時に使います。この章では、このツールを用いたシ
ステム構築方法について述べます。
セットアッププログラムを使うように表示されない場合でも、将来コン
ピュータの設定を変える必要が出てくるかもしれません。例えば、セキュ
リティのためにパスワードを設定したり、省電力の設定を変えたりできま
す。システム設定を変更するには、BIOSセットアップを用いて、変更をコ
ンピュータに教え、EEPROMのCMOSメモリに書き込む必要があります。
マザーボードのEEPROM内にセットアッププログラムが内蔵されていま
す。コンピュータのパワーオンテスト(POST)中に、<Delete>キーを押す
ことにより、このプログラムを呼び出すことができます。もし、少しでも
キーを押すのが遅れた場合は、自己診断が続行されセットアッププログラ
ムを呼び出すことができません。
P O S T が終了したあとにB I O S セットアップを呼び出したい場合は、
<Ctrl> + <Alt> + <Delete>またはリセットボタンを押してシステム
を再起動してください。または、電源を一旦切って再起動してもいいです
が、これは、先の2つの方法に失敗した時にしてください。
セットアッププログラムは、できる限り使いやすいようにデザインされて
います。メニュー方式になっており、様々なサブメニューから目的の項目
を選択することができます。
BIOSは、常に最新のものにアップデートされているため、次ページか
らの画面は一例であり、お使いのものとは異なる場合があります。
54
第 4 章: BIOS セットアップ
4.2.1 BIOS メニューバー
BIOS画面の上部には、以下のメニューがあります。
MAIN
基本的なシステムの設定と変更
ADVANCED 詳細なシステムの設定と変更
POWER
電源管理・省電力の設定と変更
BOOT
起動デバイスの設定
EXIT
設定の保存方法についてとセットアップの終了
メニューを選択するには、左右の矢印キーを用いて、目的のメニュー項目
が強調表示されるようにします。
4.2.2 リジェントバー
画面の下端には、古い方式のメニューがあります。キー操作によって直接
セットアッププログラムを操作する方式です。以下は、キーのリストとそ
れに相当するメニューの機能の一覧です。
操作キー
<F1> or <Alt + H>
<Esc>
←または→ ((矢印キー
矢印キー
矢印キー))
↑または↓
↑または↓((矢印キー
矢印キー))
マイナス))
- ((マイナス
マイナス
プラス))、スペース
+ ((プラス
プラス
<Enter>
<Home> or <PgUp>
<End> or <PgDn>
<F5>
<F10>
機能の説明
ヘルプ画面の呼び出し(どのメニューからでも有効)
Exitメニューの呼び出し、または、親メニューに戻る
左右のメニュー項目(カテゴリ)の選択
上下のメニュー項目(カテゴリ)の選択
選択中の項目を1つもどす
選択中の項目を1つすすめる
選択項目の選択肢を呼び出す
最初の項目へ
最後の項目へ
画面に表示されている項目をデフォルトにもどす
保存して終了
ASUS P4S533-E
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P4S533-Eマザーボード
55
General help ((ヘルプ
ヘルプ
ヘルプ))
「Item Specific Help」ウィンドウに加え、BIOSセットアッププログラ
ムは、 General Help画面を持っています。この画面は、どのメニューか
らでも <F1> または <Alt> + <H> キーで呼び出すことができます。
General Help画面には、キー操作による操作方法が記されています。
Saving changes and exiting the Setup program
設定の保存と終了方法の詳細については「4.7 Exit メニュー」をご覧くだ
さい。
スクロールバー
ヘルプ画面の右にスクロールバーが表示された場合は、画面に表示しきれな
い項目があることを示しています。<PgUp> および <PgDn> 、または、
上下の矢印キーを用いると、画面をスクロールさせてすべての項目が見れま
す。< H o m e > キーで最初のページ、< E n d > キーで最後のページ、
<Enter> または<Esc>キーで終了、です。
サブメニュー
特定の項目に右矢印(左図参照)が表示されることがあ
ります。これは、この項目にサブメニューがある印
です。サブメニューにはその項目の追加項目があり
ます。サブメニューを呼び出すには、その項目を強
調表示させ<Enter>キーを押します。サブメニュー
が表示されます。サブメニュー内の操作方法は、メ
インメニューのものと同じです。<Esc> キーでメイ
ンメニューに戻ります。
どのキーが何の機能を持つのか、いろいろなメ
ニューやサブメニューについて、少し練習してみて
慣れてください。項目に間違った変更を加えてしまった場合は、<F5>キー
を押すと、デフォルト値に戻ります。セットアッププログラムでは、各項目
が強調表示されている時に右側のウィンドウにヘルプ画面(Item Specific
Help)が表示されます。これは、その強調表示されている項目についての
説明です。
各項目にある角括弧[ ] 内は、デフォルト値を表しています。また、
[Disabled] は無効、[Enabled] は有効、[Auto] は自動の意味です。
56
第 4 章: BIOS セットアップ
4.3
Main メニュー
セットアッププログラムを起動すると以下の画面になります。
System Time [XX:XX:XX]
現在の時刻をセットします。時、分、秒の順になっています。設定できる値
時が 00から23、分
分が 00から59、秒
秒が 00から59です。<Tab>
の範囲は、時
キーまたは<Shift> + <Tab>キーで、時分秒の項目間を移動できます。
System Date [XX/XX/XXXX]
現在の日付をセットします。月、日、年の順で、設定できる値の範囲は、月
月
日が 1から31、年
年が 西暦の4桁です。<Tab>キーまたは
が 1から12、日
<Shift> + <Tab>キーで月日年の項目間を移動できます。
Legacy Diskette A [1.44M, 3.5 in.]
フロッピーディスクドライブの種類を設定します。設定できる値は:
[None] [360K, 5.25 in.] [1.2M , 5.25 in.] [720K , 3.5 in.] [1.44M,
3.5 in.] [2.88M, 3.5 in.]です。
Floppy 3 Mode Support [Disabled]
NEC98シリーズの1.2MBフロッピーを読み書きする場合に設定します。設
定出来る値は:[Disabled][Enabled]です。
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P4S533-Eマザーボード
57
4.3.1 Primary&Secondary / Master
&Slave
Master&
(IDE
ドライブ
(IDEドライブ
ドライブ))
Type [Auto]
[Auto] を選択すると、IDEドライブを自動認識します。自動認識が成功す
ると、サブメニューに設定値(ジオメトリなど)が表示されます。自動認識で
きない場合は、そのドライブが古い形式のものか、または最新のものである
可能性があります。また、他のシステムで使用していたHDDの場合、間
違ったパラメータで認識される可能性があります。[User Type HDD]
を選択して手動でパラメータを入力してみてください。(詳しくは、次ペー
ジを参照してください。)
ハードディスクを手動で設定する場合は、ドライブに適した正しい値
を入力する必要があります。間違ったパラメータを設定した場合、そ
のドライブを使用することができなくなります。
58
第 4 章: BIOS セットアップ
[User Type HDD]
シリンダ・ヘッド・セクタの値を手動で入力します。ドライブ自身に書かれて
いる値を参照してください。
ハードディスクを実際に使用するためには、BIOSで設定を行ったあ
と、OSのユーティリティを用いて、FDISKでパーティションを確保
し、フォーマットを行う必要があります。また、起動ドライブのパー
ティションを「active」に設定する必要があります。
IDEドライブを使用しない場合や、取り外した場合は、[None] を選択して
ください。
「Type:」項目の他のオプション:
[CD-ROM] - IDE CD-ROM ドライブ
[LS-120] - LS-120(スーパーディスク)互換ドライブ
[ZIP] - ZIP-100 互換ドライブ
[MO] - IDE光磁気ドライブ(MO)
[Other ATAPI Device] - その他の IDEドライブ
このサブメニューで設定を行ったら、<Esc>キーでメインメニューにもど
ります。メインメニューにもどったら、IDEドライブの項目が設定した値に
変わっていることを確認してください。
ASUS P4S533-E
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P4S533-Eマザーボード
59
Translation Method [LBA]
ドライブの種類を設定します。LBAモードの場合、シリンダ・ヘッド・セク
タの値に関らず、28ビットアドレッシングが採用されます。504MB以上の
ドライブには、LBAモードが必要です。設定できる値は:[LBA] [LARGE]
[Normal] [Match Partition Table] [Manual] です。
Cylinders
シリンダ値を設定します。ドライブを参照して正しい値を入力してくださ
注:
Type 項目が [User Type HDD] に、
い。注:
注:この項目を変更するには、Type
Translation Method 項目が [Manual] に設定されている必要があります。
Head
ヘッド値を設定します。ドライブを参照して正しい値を入力してください。
注:
Type 項目が [User Type HDD] に、
注:この項目を変更するには、Type
Translation Method
Method項目が [Manual] に設定されている必要があります。
Sector
セクタ値を設定します。ドライブを参照して正しい値を入力してください。
注:
Type 項目が [User Type HDD] に、
注:この項目を変更するには、Type
Translation Method
Method項目が [Manual] に設定されている必要があります。
CHS Capacity
この項目は、設定したドライブ情報をもとに、BIOSが自動で計算した最大
CHS数が表示されます。表示のみで変更できません。
Maximum LBA Capacity
この項目は、設定したドライブ情報をもとに、BIOSが自動で計算した最大
LBA数が表示されます。表示のみで変更できません。
Multi-Sector Transfers [Maximum]
この項目は、ドライブがサポートする最大のブロックあたりのセクタ数が自
動でセットされます。これを手動で設定することもできます。自動で設定さ
れた値がドライブが最も性能を発揮する値とは限らないことに注意してくだ
さい。ハードディスク付属の資料を参考にして最適な値を設定してくださ
い。設定できる値は:[Disabled] [2 Sectors] [4 Sectors]
[8Sectors] [16 Sectors] [32 Sectors] [Maximum] です。
注:
Type が、[User Type HDD]に設定され
注:この項目を変更するには、Type
ている必要があります。
60
第 4 章: BIOS セットアップ
SMART Monitoring [Disabled]
S.M.A.R.T.の有効/無効を設定します。これは、Self-Monitoring, Analysis
and Reporting Technologyの略で、内蔵HDD診断プログラムです。リ
ソース節約のため、通常はDisabled(無効)になっています。設定できる値
は:[Disabled] [Enabled] です。
PIO Mode [4]
IDEデバイスのPIOモードの設定を行います。 値が大きいほど高速です。
設定できる値は:[0] [1] [2] [3] [4] です。
Ultra DMA Mode [Disabled]
Ultra DMAは、IDE完全互換のデータ転送高速化技術です。[Disabled] に
設定するとUltra DMA機能を無効にします。設定できる値は:[0] [1] [2]
注: この項目を変更するには、Type
Type 項
[3] [4] [5] [6] [Disabled] です。注:
目が [User Type HDD] に設定されている必要があります。
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P4S533-Eマザーボード
61
4.3.2 Keyboard Features ((キーボード
キーボード
キーボード))
Boot Up NumLock Status [On]
起動時のNumLockの状態を設定します。設定できる値は:[Off] [On]で
す。
Keyboard Auto-Repeat Rate [6/Sec]
キーを押し続けた時、連続で入力される文字のスピードを設定します。設定
できる値は: [6/Sec] [8/Sec] [10/Sec] [12/Sec] [15/Sec] [20/Sec] [24/
Sec] [30/Sec]です。
Keyboard Auto-Repeat Delay [1/4 Sec]
上記のオートリピートが開始されるまでの時間です。設定できる値は: [1/
4 Sec] [1/2 Sec] [3/4 Sec] [1 Sec]です。
62
第 4 章: BIOS セットアップ
(Mainメニューのつづき)
Language [English]
BIOSの言語バージョンを表示します。
Supervisor Password [Disabled] / User Password [Disabled]
パスワードの設定です。該当する項目を強調表示させ、<Enter>を押しま
す。パスワードを入力して<Enter>を押します。8文字の英字が有効で、
記号や他の文字は無視されます。確認のためもう一度入力して<Enter>を
押します。これで、パスワードが Enabled に設定されます。このパスワー
ドでBIOSのすべての設定が行えます。パスワードをクリアするには、 該当
する項目を強調表示させ、<Enter>を押します。上記の入力欄が表示され
ますので、何も入力せずに<Enter>を押します。これで、パスワードが
Disabled に設定されます。
パスワードについて
BIOSセットアップのメインメニューでパスワード入力が要求されます。正
しいパスワードを入力した場合のみ、BIOSセットアップに入ることができ
ます。大文字小文字の区別はありません。Supervisor password(管理者
用)と User password(ユーザー用)の2種類があります。パスワードを設
定しないと、誰もがBIOSセットアップを行うことができます。パスワード
を設定した場合、BIOSセットアップの起動時にSupervisorパスワードを
入力する必要があります。パスワードが正しければ、BIOSセットアップの
すべての項目を変更できるようになります。
Halt On [All Errors]
どのような種類のエラーでシステムを停止させるかを設定します。設定でき
る値は: [All Errors] [No Error] [All but Keyboard] [All but Disk]
[All but Disk/Keyboard]です。
Installed Memory [XXX MB]
システムが起動時に検出したメインメモリ容量を表示します。表示のみで変
更する必要はありません。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
63
4.4
Advanced ((詳細
詳細
詳細)) メニュー
CPU Speed [Manual]
JumperFreeTMモードの場合、CPUの内部クロックを設定することができ
ます。以下の2項目について設定したい場合は、[Manual]に設定します。
CPUの規定クロックより高い値に設定するとシステムがハングアップし
たり、クラッシュする危険性があります。
CPU Frequency Multiple (CPU Speed が [Manual]
の場合
[Manual]の場合
の場合))
倍率が変更できるCPUでのみ有効な項目です。それ以外の場合は、この項
目は変更できません。CPUの内部と外部クロックの倍率を設定します。
CPUに適した値に設定してください。
CPU/PCI Frequency (MHz) (CPU Speed が [Manual]
の場合
[Manual]の場合
の場合))
クロック発生器がシステムバスとPCIバスに供給するクロック周波数を設定
します。C P U に適した値に設定してください。この値を「C P U
Frequency Multiple」倍したものがCPUの内部クロック周波数になりま
す。
64
第 4 章: BIOS セットアップ
Memory Frequency Ratio [Auto]
メモリのクロック周波数を設定します。ポップアップメニューに表示される
内容は CPU Frequency (MHz)の設定と実装されているDDRメモリの種
類に依存します。なるべくノーマルな状態でお使いになることをお薦めしま
す。設定できる値は: [100MHz] [133Mhz] [166Mhz] [200MHz]です。
CPU VCore Setting [Auto]
CPU の Vcore電圧設定の自動/手動を切り替えます。デフォルトは [Auto]
で、CPU のVcore電圧は CPUにストレスがかからない範囲でパフォーマ
ンスが最大になるように設定されます。設定できる値は:[Manual] [Auto]
です。
CPU VCore [1.500V]
CPU VCore Setting 項目が [Manual] の場合、CPU の VCore電圧を
ユーザーが設定することができます。[Auto] の場合は、この項目は無効に
なります。設定できる値は:[1.500V] ...[1.850V] です (オプションは P4
CPU の種類により異なります)。
CPU Level 2 Cache [Enabled]
CPU内蔵の1次および2次キャッシュを無効にすることができます。通常
は [Enabled] ですが、[Disabled]にするとキャッシュが無効になります。
設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
BIOS Update [Enabled]
要求されたデータをBIOSがプロセッサに提供する機能を設定します。
[Enabled] の場合は、BIOSは起動時にすべてのプロセッサに更新された
データをロードします。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
PS/2 Mouse Function Control [Auto]
デフォルトは[Auto]で、起動時にPS/2マウスを検出します。検出されると
IRQ12が割り当てられます。検出されなかった場合は IRQ12を拡張カード
のために使用できます。[Enabled]にするとPS/2マウスが検出されなくて
も IRQ12が使用されます。設定できる値は:[Enabled] [Auto]です。
USB Legacy Support [Auto]
デフォルトの[Auto]の場合、起動時にマザーボード上のUSBポートに接続
されているUSB機器を自動で検出します。検出されるとUSBコントローラ
のレガシーモードが有効になり、検出されないと無効になります。
[Disabled]に設定すると、USB機器の有無にかかわらずレガシーモードは
無効になります。設定できる値は: [Disabled] [Enabled] [Auto]です。
OS/2 Onboard Memory > 64M [Disabled]
OS/2で、 64MB以上のメモリを搭載している場合は [Enabled]に、それ
以外は [Disabled]にします。設定できる値は: [Disabled] [Enabled]で
す。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
65
4.4.1 Chip Configuration
SDRAM Configuration [By SPD]
実装されているDDRメモリの最適なタイミングを設定します。デフォルト
は [By SPD]で、SPD (Serial Presence Detect)内の値により、以下の
4項目の値が決まります。メモリモジュール内のEEPROMに書き込まれて
いるメモリの種類・サイズや速度・電圧・バンク値などの臨界値に従って最適
なタイミングが設定されます。設定できる値は:[User Defined] [By
SPD]です。
注意
注意!! 以下の4項目(2∼5)は、SDRAM Configuration が [User
Defined] の時に有効です。
SDRAM CAS Latency [2.5T]
CAS遅延(CL):DDRメモリにアドレスを与えてから、実際に読み取りを行
えるまでの時間です。
SDRAM RAS to CAS Delay [3T]
RAS-CAS遅延時間(tRCD):行アドレスを与えてから列アドレスを与える
までの時間です。
SDRAM RAS Precharge Time [3T]
プリチャージコマンドが発行されたあとのアイドル時間です。
SDRAM RAS Active Time [6T]
DDR SDRAMパラメータ用の DDR SDRAMクロックを設定します。
66
第 4 章: BIOS セットアップ
SDRAM Command Lead-off Time [Auto]
[2T] の場合は、メモリアドレッシング(MA)の後に1クロックのread/write
コマンドを保証します。[1T] の場合は、コマンドとMAを同時に実行しま
す。設定できる値は:[2T] [1T] [Auto]です。
Graphics Aperture Size [64MB]
AGPがテキスチャマッピングのためにメインメモリを使用する容量です。
設定できる値は:[4MB] [8MB] [16MB] [32MB] [64MB] [128MB]
[256MB] です。
AGP Capability [4X Mode]
マザーボード上のAGPモードを設定します。AGP 4x モードの場合、最大
データ転送速度は 1066MB/秒です。AGP 4x は、上位互換性があります
ので、AGP 2x対応のビデオカードを用いる場合でも、デフォルトの[4X
Mode]で問題ありません。[1X Mode]に設定するとAGP 2x/4xビデオカー
ドを用いていてもデータ転送速度は 266MB/秒になります。[2X Mode]の
場合は、データ転送速度は 533MB/秒です。設定できる値は:[1X Mode]
[2X Mode] [4X Mode]です。
AGP Fast Write Capability [Disabled]
設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
Video Memory Cache Mode [UC]
USWC (Uncacheable, Speculative Write Combining) は、ビデオメ
モリのための新しいキャッシュ技術です。描画データをキャッシュすること
により表示速度を飛躍的に向上させます。この機能に対応していないビデオ
カードを用いる場合は UC (UnCacheable)にセットしてください。コン
ピュータが起動しなくなる場合があります。設定できる値は:[ U C ]
[USWC]です。
Memory Hole At 15M-16M [Disabled]
ISA機器が使用するメモリアドレスを予約します。システムが使用できないメモ
リ空間をリザーブし、拡張カードのみが16MBまでのアドレスを使用できるよう
になります。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
PCI 2.1 Support [Enabled]
PCI 2.1機能の有効/無効を設定します。PCI 2.1準拠のPCI カードを用い
る場合は、[ E n a b l e d ] に設定します。設定できる値は:[ E n a b l e d ]
[Disabled]です。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
67
Onboard PCI IDE Enable [Both]
オンボードの IDEコントローラを設定します。プライマリ、セカンダリ、
または両方を有効/ 無効に設定できます。設定できる値は:[ B o t h ]
[Primary] [Secondary] [Disabled] です。
IDE Bus Master Support [Enable]
I D E バスマスタ機能の有効/ 無効を設定します。設定できる値は:
[Disabled] [Enabled]です。
68
第 4 章: BIOS セットアップ
4.4.2 I/O Device Configuration
Floppy Disk Access Control [R/W]
[Read Only]に設定するとフロッピーにライトプロテクトがかかり、書き
込み禁止になります。デフォルト値は[R/W]で読み書き可能です。設定でき
る値は:[R/W] [Read Only]です。
Onboard Serial Port 1 [3F8H/IRQ4]
Onboard Serial Port 2 [Disabled]
オンボードのシリアルポートのIRQとI/Oアドレスを設定します。シリアル
ポートの1と2は、それぞれ別の値にしなければいけません。設定できる値
は:[3F8H/IRQ4] [2F8H/IRQ3] [3E8H/IRQ4] [2E8H/IRQ10] [Disabled]
です。
UART2 Use As [Disabled]
オンボードのUART2に割り当てるデバイスを設定します。[IR]および
Onboard Serial Port 2 項目
[Smart Card Reader] を用いる場合は、Onboard
で I/Oアドレスを設定してください。設定できる値は:[COM Port] [IR]
[Smart Card Reader]です。
Onboard Parallel Port [378H/IRQ7]
オンボードのパラレルポートのI R Q とI / O アドレスを設定します。
Parallel Port Mode とECP
ECP DMA Select
[Disabled]にすると、以下のParallel
設定も無効になります。設定できる値は:[Disabled] [378H/IRQ7]
[278H/IRQ5]です。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
69
Parallel Port Mode [ECP+EPP]
パラレルポートの動作モードを設定します。[Normal]は一方向の通常の速
度の通信、[ E P P ] は双方向通信、[ E C P ] は双方向でD M A モード、
[ E C P + E P P ] は双方向で通常の速度に設定します。設定できる値は:
[Normal] [EPP] [ECP] [ECP+EPP]です。
ECP DMA Select [3]
ECP
ECPモードで、パラレルポートが使用するDMAチャンネルを指定します。
Parallel Port Mode
Modeで[ECP]または[ECP+EPP]を選択した場合のみ有効
です。設定できる値は:[1] [3] です。
Speech POST Reporter [Enabled]
A S U S P O S T R e p o r t e r T M の設定です。これを利用する場合は、
[Enabled]に設定します。詳しくは「3.2 POST 音声メッセージ」をご覧
ください。設定できる値は:[Enabled] [Disabled] です。
70
第 4 章: BIOS セットアップ
4.4.3 PCI Configuration
Slot 1/5 IRQ, Slot 2/6, Slot 3, Slot 4 IRQ [Auto]
IRQをどのようにPCIスロットに割り当てるかを設定します。デフォルトは
[Auto]で、IRQは自動で割り当てられます。設定できる値は:[Auto] [NA]
[3] [4] [5] [7] [9] [10] [11] [12] [14] [15]です。
PCI/VGA Palette Snoop [Disabled]
MPEGビデオカードのような非標準のVGAカードでは、適切に色を再現で
きません。この項目を[Enabled]にすると、この問題を解決できます。それ
以外は [Disabled]に設定します。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]
です。
PCI Latency Timer [32]
性能と安定性のため、デフォルトの[32]のままにしておいてください。(値
を小さくすると性能重視、大きくすると安定性重視になります。)
Primary VGA BIOS [PCI VGA Card]
プライマリグラフィックスカードを選択します。 設定できる値は:[PCI
VGA Card] [AGP VGA Card] です。
USB Function [Enabled]
マザーボード上の Universal Serial Bus (USB) コントローラを設定しま
す。USBデバイスを用いる場合は [Enabled] に設定します。USB機器を
用いない場合は [Disabled] にします。設定できる値は:[Disabled]
[Enabled]です。
ASUS P4S533-E
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P4S533-Eマザーボード
71
USB 2.0 Function [Enabled]
オンボードのUSB 2.0 コントローラの有効/無効を設定します。USB 2.0
を用いる場合は [Enabled] に設定してください。USB 2.0機器を用いな
い場合は [Disabled] に設定します。設定できる値は:[Disabled]
[Enabled] です。
Onboard LAN Boot ROM [Disabled]
オンボードの LAN Boot ROM の有効/無効を切り替えます。[Enabled]
の場合は、この機能を有効にします。設定できる値は:[ D i s a b l e d ]
[Enabled] です。
4.4.3.1 Onboard PCI Devices Control
Onboard PCI Audio [Enabled]
[Auto] にするとモデム/オーディオ機器を自動検出します。検出されるとオ
ンボードのモデム/オーディオコントローラが有効になり、検出されないと無
効になります。他のモデム/ オーディオカードを使用している場合は
[Disabled]に設定します。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] です。
Onboard LAN [Enabled]
オンボードのLANコントローラの有効/無効を切り替えます。オンボードの
LAN機能を使用する場合は [Enabled] に設定します。PCI LANカードを
用いる場合は [Disabled] に設定してオンボードのLAN機能を無効にしま
す。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
72
第 4 章: BIOS セットアップ
Onboard 1394 Support [Enabled]
オンボードの IEEE1394 の有効/無効を切り替えます。この機能を用いる
場合は [Enabled] に設定します。別途 PCI 1394カードを用いる場合は
[Disabled] に設定します。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] です。
4.4.3.2 PCI IRQ Resource Exclusion
IRQ XX Reserved [No/ICU]
表示されているIRQの値がオンボードのレガシー(非PnP)ISAデバイスで使
用されることを示します。デフォルトでは、IRQは使用しない、またはICU
(ISA Configuration Utility)が自動で割り当てる、となっています。設定
できる値は:[No/ICU] [Yes]です。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
73
4.5
Power ((電源管理
電源管理
電源管理)) メニュー
Powerメニューは、省電力のための設定です。一定時間使われていない
ディスプレイやハードディスクの電源を自動でオフにします。
Power Management [User Defined]
以下の省電力設定を使う場合に有効にします。[Disabled]にすると他の項
目の設定に関らず省電力機能は働きません。[User Define]で独自の設定が
Suspend Mode
できます。[Max Saving]にすると最大に節電できます。Suspend
欄は、最大に節電できるようにあらかじめ設定されています。
この項目は節電機能の総合的な設定です。[Max Saving]では少しの時間で
節電モードに入ります。[Min Saving]は、[Max Saving]と同じ内容で節
電しますが、節電モードに入るまでの時間が長くなります。[Disabled]は
節電機能を無効にします。[User Define] は、各項目をユーザーがカスタ
マイズできます。設定できる値は:[User Define] [Disabled] [Min
Saving] [Max Saving]です。
サスペンド中のシステムの時計を維持するためには、Advanced Power
Management (APM) がインストールされている必要があります。DOS
環境では、CONFIG.SYS に DEVICE=C:¥DOS¥POWER.EXE の行が必要
です。Windows 3.x と Windows 95では、WindowsのAPM機能をイ
ンストールします。Windows 98以降では、APMは自動でインストー
ルされます。コントロールパネルの「電源の管理」アイコンをクリック
し「詳細」タブを選択して設定します。
74
第 4 章: BIOS セットアップ
Video Off Option [Suspend -> Off ]
ビデオ信号を自動でオフにするかしないかを設定します。設定できる値は:
[Always On] [Suspend -> Off]です。
Video Off Method [DPMS OFF]
ビデオ信号オフの内容を設定します。D P M S ( D i s p l a y P o w e r
Management System:ディスプレイ電源管理システム)は、DPMS対応
のディスプレイをBIOSがコントロールします。[Blank Screen] は節電機
能に対応していないディスプレイに使用します。
この場合、スクリーンセーバーに「模様なし」を選択します。スクリー
ンセーバーが働くとディスプレイは節電モードに入ります。
[V/H SYNC+Blank]は、さらに垂直水平同期信号もオフにします。設定で
きる値は:[Blank Screen] [V/H SYNC+Blank] [DPMS Standby]
[DPMS Suspend] [DPMS OFF] [DPMS Reduce ON]です。
HDD Power Down [Disabled]
この項目の時間だけ、オンボードのIDEコネクタに接続されたハードディス
クがアクセスされなかった場合、ハードディスクの回転を停止させます。
SCSIハードディスクや追加のIDEコントローラに接続されたハードディス
クには影響ありません。設定できる値は:[Disabled] [1 Min] [2 Min] [3
Min]...[15 Min]です。
ACPI Suspend To RAM [Disabled]
ACPI RAMサスペンド(STR)という節電機能です。ATX電源の+5VSBに
最低720mAの容量が必要です。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]で
す。
Suspend Mode [Disabled]
サスペンドモードに移行するまでの時間を設定します。設定できる値は:
[Disabled] [1∼2 Min] [2∼3 Min] [4∼5 min] [8∼9 Min] [20 Min] [30
Min] [40 Min] です。
PWR Button < 4 Secs [Soft Off]
[Soft off]に設定すると、ATX電源スイッチは、4秒以下押された時、通常
の電源オフボタンとして働きます。[Suspend]の場合は、4秒以下押され
た場合、スリープモードに移行します。どちらの場合でも、4秒以上押した
場合は、電源オフになります。設定できる値は: [Soft off] [Suspend]で
す。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
75
4.5.1 Power Up Control
AC PWR Loss Restart [Disabled]
AC電源が一旦切れて復旧した場合、システムをどうするかを設定します。
[Disabled]の場合はオフのままです。[Enabled] の場合は必ず再起動しま
す。[Previous State] の場合はAC電源が切れる前の状態に従います。
[Enabled]の場合、ATXの元電源を入れただけでコンピュータが起動しま
す。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] [Previous State]です。
Wake/Power Up On Ext. Modem [Disabled]
コンピュータがソフトオフの時、外付けモデム着信で起動するかどうか設定
します。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
コンピュータが起動を完了するまで、データ受信はできません。従って
最初のコールでは、接続できません。また、コンピュータがオフの時、
外付けモデムの電源を入れなおすと、モデムから初期化信号が入り、こ
れによってもコンピュータが起動してしまいます。
Power Up On PCI Card [Disabled]
[Enabled] に設定するとネットワークまたはPCI モデムからコンピュータ
の電源を入れることができます。ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必
要です。設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
76
第 4 章: BIOS セットアップ
Power On By PS/2 Keyboard [Disabled]
キーボードを用いてコンピュータの電源を入れたい場合、どのキーを使うか
を設定します。ATX電源の+5VSBに最低1Aの容量が必要です。設定でき
る値は:[Space Bar] [Ctrl-Esc] [Power Key]です。
Automatic Power Up [Disabled]
コンピュータを無人状態で自動で起動します。[Everyday]で 毎日の決まっ
た時間に、 [By Date]で 決まった日付の決まった時間に起動できます。設
定できる値は:[Disabled] [Everyday] [By Date]です。
ASUS P4S533-E
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P4S533-Eマザーボード
77
4.5.2 Hardware Monitor (ハードウェアモニタ
ハードウェアモニタ))
Q-FAN Function [Disabled]
ASUS Q-Fan はシステムの状態に応じて、ファンの回転数を制御する機
能です。設定できる値は:[Disabled] [Enabled] です。
MB Temperature [xxxC/xxxF]
CPU Temperature [xxxC/xxxF]
POWER Temperature [xxxC/xxxF]
マザーボード(MB)、CPU、電源の温度を自動で検出・表示します。
CPU Fan Speed [xxxxRPM] or N/A
Chassis Fan Speed [xxxxRPM] or N/A
Power Fan Speed [xxxxRPM] or N/A
CPU、電源、ケースの冷却ファンの毎分あたりの回転数をRPMで表示しま
す。ファンが接続されているかどうかは自動で検出されます。接続されてい
ない場合は N/A と表示します。
VCORE Voltage, +3.3V Voltage, +5V Voltage, +12V Voltage
マザーボードのレギュレータが発生する各電圧をモニターします。
78
第 4 章: BIOS セットアップ
4.6
Boot ((起動
起動
起動))メニュー
Boot Sequence
4種類の起動デバイスを選択できます。上下矢印キーで選択します。<+>
または<Space>で1つ上へ、<−>で1つ下に移動できます。上に表示さ
れているデバイスから順番に起動可能かをチェックしていき、起動可能であ
Removable Devices
ればそのデバイスから起動します。項目としては、Removable
Devices、
IDE Hard Drive
Other Boot Device があります。
Drive、 ATAPI CD-ROM
CD-ROM、Other
Removable Device [Legacy Floppy]
リムーバブルデバイスの選択です。設定できる値は:[Disabled] [Legacy
Floppy] [LS-120] [ZIP] [ATAPIハMO] [USB FDD] [USB ZIP] です。
IDE Hard Drive
ブートさせるIDEハードディスクを選択します。[Enter]キーを押すと接続
されているドライブ名が表示されます。
ATAPI CD-ROM
ブートさせるATAPI CD-ROMドライブを選択します。[Enter]キーを押す
と接続されているATAPI CD-ROMドライブ名が表示されます。
Other Boot Device Select [INT18 Device (Network)]
その他のデバイスです。設定できる値は:[Disabled] [SCSI Boot Device]
[INT18 Device (Network)]です。
ASUS P4S533-E
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P4S533-Eマザーボード
79
Plug & Play O/S [No]
プラグアンドプレイ(PnP)対応OSがBIOSに代わってPCIバスを設定できる
ようにすることができます。[Yes]に設定すると、OSが IRQを割り当てる
ようになります。PnP非対応OSや、OSによるIRQの再割り当てを行わな
い場合は [No]に設定します。設定できる値は: [No] [Yes] です。
Boot Virus Detection [Enabled]
ブートセクタに感染するウィルスの検出を行います。ウィルスが検出される
とシステムは停止し、警告メッセージが表示されます。そのまま続行する
か、ウィルス除去を行うか決めます。設定できる値は:[ D i s a b l e d ]
[Enabled]です。
Quick Power On Self Test [Enabled]
[Enabled]にすると、起動時の自己診断(POST)を簡単にします。例えば、
メモリチェックを通常4回行うところが1回になり起動時間を短縮できま
す。設定できる値は: [Disabled] [Enabled]です。
Boot Up Floppy Seek [Enabled]
[Enabled]にすると、起動時に、フロッピーディスクが40トラックか80ト
ラックかを検出します。80トラックのFDのみを用いる場合は、[Disabled]
に設定すると起動時間を短縮できます。設定できる値は:[Disabled]
[Enabled]です。
Full Screen Logo [Enabled]
[Enabled] に設定すると起動時にマザーボード固有の画像を表示します。
設定できる値は:[Disabled] [Enabled]です。
ASUS MyLogoTM をお使いになる場合は、[Enabled] に設定してくだ
さい。
Interrupt Mode [APIC]
APICは、Advanced Programmable Interrupt Controllerの略で、IRQ
を16個以上に拡張する機能です。PICは、Programmable Interrupt
Controllerの略で、従来の16個のIRQをそのまま用います。 APIC は
Windows 2000 および XP でサポートされています。設定できる値は:
[PIC] [APIC]です。
80
第 4 章: BIOS セットアップ
4.7
Exit ((終了
終了
終了)) メニュー
BIOSの各項目を設定したら、それを保存して終了する必要があります。
メニューバーで Exit を選ぶと以下のメニューが表示されます。
<Esc>では、このメニューから抜けることはできません。いずれかの
項目を選択するか<F10>で終了させます。
Exit Saving Changes
各項目で設定した値をCMOSメモリに書き込み終了する場合は、このメ
ニューを選択します。このメモリはバッテリーバックアップされていますの
で、コンピュータの電源を切ってもその内容は保存されています。確認メッ
セージが表示されますので、[Yes]を選んで保存終了します。
設定変更を保存せずにBIOSセットアップを終了しようとした場合も確
認メッセージが出ますので、保存する場合は <Enter>を押して設定変
更を保存します。
Exit Discarding Changes
設定変更を保存せずに終了する場合は、このメニューを選んでください。シ
ステムの日付・時刻、パスワードの変更以外の場合、確認メッセージが表示
されます。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
81
Load Setup Defaults
これは、各設定項目について、そのデフォルト(既定)値を読み込むもので
す。<F5>キーを押した場合も同様です。確認メッセージが出ますので、デ
Exit
フォルト値にもどしたい場合は、 [Yes]を選択します。このあと、Exit
Saving Changes で終了したり、改めて変更を加えて保存終了したりでき
ます。
Discard Changes
今回の設定変更を破棄し、変更前の値にもどします。確認メッセージが出ま
すので、前回の設定値にもどす場合、[Yes]を選択します。
Save Changes
終了せずに、変更値の保存のみを行います。続けて、BIOSセットアップの
作業を行うことが出来ます。確認メッセージが出ますので、ここで設定を保
存する場合、[Yes]を選択します。
82
第 4 章: BIOS セットアップ
5.1
OS
のインストール
OSのインストール
本マザーボードは Windows 98/ME/NT/2000/XP および OS/2 に対応し
ています。ハードウェアの最新機能を利用するには、各OSは最新バージョ
ンのものを用いてください。
5.1.1 最初に
Windows 98
を起動した時に
最初にWindows
98を起動した時に
マザーボードをセットアップしたあと最初にWindowsを起動した時に、
新しいハード
Windowsはプラグアンドプレイデバイスを検出します。「新しいハード
ウェアの追加
ウェアの追加」ウィザードに従って必要なドライバをインストールします。
いいえ
「再起動しますか?」に対して「いいえ
いいえ」を選択して、次章からの手順に従
いセットアップを行います。
マザーボードの設定やオプション、拡張カードには様々な種類がありま
す。次章からの説明は一般的な例で、お使いのシステムと異なる場合が
あります。
5.2
サポート
CD
について
サポートCD
CDについて
添付のサポートCDには、本マザーボードに必要なドライバ、ソフトウェア
およびユーティリティが含まれています。OSのインストール後に、必ずイ
ンストールしてください。
サポートCDの内容は、予告なしに変更される場合があります。最新情
報についてはASUSのWEBサイトをご覧ください。
5.2.1 サポート
CD
の起動方法
サポートCD
CDの起動方法
サポートCDを使うには、CD-ROMドライブにCDを挿入します。インス
トールメニューが自動起動します。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
83
5.3
P4S533-E
マザーボード サポート
CD
P4S533-Eマザーボード
サポートCD
注意
注意:: サポートCDの内容は、予告なしに変更される場合があります。
サポートCDを使うには、CD-ROMドライブにCDを挿入します。インス
トールメニューが自動起動します。メニューが起動しない場合は、 D:
¥ASSETUP.EXE (CD-ROMドライブがD:の場合)を実行します。
5.3.1 インストールメニュー
・ SiS Bus Master PCI IDE Driver: BUS/IDEサポートドライバをイン
ストールします。
・ SiS AGP Driver: ディスプレイドライバをインストールします。
・ C-Media Audio Driver and Application: マルチチャンネル対応オー
ディオドライバです。
・ SiS PCI LAN Driver: ネットワークドライバをインストールします。
・ USB 2.0 Driver: 最新のUSB 2.0 sドライバをインストールします。
・ Winbond Voice Editor: POST音声メッセージの編集を行うユーティ
リティです。
・ ASUS PC Probe Vx.xx
Vx.xx:: コンピュータのファン回転数・温度・電圧を監
視する「Smart」ユーティリティです。
・ Install ASUS Update Vx.xx: インターネット上から最新バージョン
のBIOSをダウロードするサポートユーティリティです。
・ Microsoft DirectX Driver: サウンドとビデオ用のドライバです。
・ PC-Cillin 2002: PC-cillinウィルス保護ソフトをインストールします。
詳しくは、オンラインヘルプを参照してください。
(右下の矢印をクリックすると次のページが表示されます。)
84
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
・ ADOBE Acrobat Reader: PDF形式のマニュアルを見るのに必要な
Adobe Acrobat Reader をインストールします。最新および他言語
のマニュアルが、PDF形式でASUSのサイトにあります。
・ ASUS Screen Saver: ASUS特製スクリーンセーバーです。
・ ITE GSM Editor: GSM SIMカード編集アプリケーションです。.
・ E-Color 3Deep: CRT および LCD 用のカラー調整アプリケーション
です。
・ Show Motherboard Information: マザーボードの情報、製品名、
BIOSバージョン、搭載CPUの種類を見ることができます。
・ Browse Support CD: サポートCDの内容を表示します。
・ ReadMe: サポートCDに含まれるファイルの一覧とサポート情報です。
・ Exit: インストールメニューを終了します。
サポートCDの各項目はお使いの環境に適合したものが自動で表示され
ます。 ITE GSM Editor は Advanced BIOS の I/O Device
Configuration サブメニューの UART2 項目が Smart Card Read.
に設定されている場合にのみ表示されます。
USB 2.0 ドライバは、Windows2000 および WindowsXP でのみサ
ポートされています。
ASUS P4S533-E
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P4S533-Eマザーボード
85
5.4
ASUS PC Probe
「ASUS PC Probe」は、コンピュータの重要な部品の電圧・温度および
ファンの回転数をモニタできる便利なユーティリティです。さらに「DMI
Explorer」を用いて、ハードディスクの空き量、メモリの使用状況、CPU
の種類、内部/外部クロックを知ることができます。
5.4.1 ASUS PC Probe をはじめよう
「ASUS PC Probe」を起動すると、オープニングビデオが始まります。
これは次回の起動時に表示しないようにもできます。表示しないようにする
Show up in next execution
には「Show
execution」のチェックを外します。
スタート
プロ
「ASUS
Probe」を起動するには、Windowsの「スタート
スタート」-「プロ
ASUS PC Probe
グラム
ASUS Utility
Probe Vx.xx
グラム」-「ASUS
Utility」-「Probe
Vx.xx」と選択します。
「PC Probe」のアイコン
がタスクバーに表示され「ASUS PC
Probe」が動作していることを示します。このアイコンにマウスポインタ
を重ねると、コンピュータの状態を表示します。
86
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
5.4.2 ASUS PC Probe を使う
Monitoring
Monitor Summary
モニタ中のアイテムの概要を表示
します。
Temperature Monitor
コンピュータ各所の温度です
警告上下限値を調整できます。
(スライダをドラッグして
上下限レベルを上下させます。)
Fan Monitor
各ファンの回転数を表示します。
警告上下限値を調整できます。
(スライダをドラッグして
上下限レベルを上下させます。)
Voltage Monitor
コンピュータ各所の電圧です。
ASUS P4S533-E
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P4S533-Eマザーボード
87
Settings
各上下限値を数値で設定できま
す。また、モニタリングの周期・
表示の更新間隔を変更できます。
CPU Cooling System Setup
ソフトウェアによるCPU冷却の設定で
CPU Overheated
す。「CPU
Overheated」が選択され
ると、CPU温度が上限を越えた場合、
この機能が稼働を始めます。
History
現在の状況を保存します。参考値
として保存しておく場合などに使
います。
Information
Hard Drives
ハードディスクの使用状況・空き容
量・ファイルアロケーションテーブ
ル(FAT)の状態・ファイルシステム
の種類などを表示します。
88
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
Memory
メモリの使用状況、仮想メモリの
状態などを表示します。
Device Summary
接続されているデバイスの概要を
表示します。
DMI Explorer
CPUの種類・内部/外部クロック周
波数、メモリ容量など、コン
ピュータに関する情報を表示しま
す。
Utility
「ASUS Probe」から別のプログ
ラムを起動する場合に用います。
「 Execute Program
Program」をクリッ
クします。
ASUS P4S533-E
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P4S533-Eマザーボード
89
5.4.3 ASUS PC Probe タスクバーアイコン
「PC Probe」アイコンを
右クリックするとメニュー
が現れ、ウィンドウを開い
たり、プログラムとモニタ
リングを終了させたり、再
開させたりできます。
「ASUS PC Probe」がコ
ンピュータに異常を発見し
た場合は、アイコンの一部
が赤く変わり、ビープ音が
鳴り、モニタ画面が開きま
す。
90
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
5.5
ASUS Live Update
「ASUS Update」は、マザーボードのBIOSとドライバを自動更
新するユーティリティです。これを利用するには、インターネット
に接続している必要があります。
1. Windows のスタートメニューか
ら 以 下 を 実 行 し ま す :
プログラム / AsusUpdate Vx.xx.xx
/AsusUpdate
ASUS Update画面が表示されま
す。
2. アップデート方法を選択します。
3. 「d o w n l o a d i n g f r o m t h e
Internet」を選択した場合、適当な
ASUS FTPサイトを選択するか
「Auto Select(自動選択)」を選択
します。
4. FTPサイトから、希望のBIOSの
バージョンを選択します。
「Next」をクリックします。
5. 画面の指示に従ってアップデートを
行います。ファイルからアップデー
トする場合、BIOSファイルが保存
されている場所を選択します。
BIOSファイルを選択し「保存」を
クリックします。画面の指示に従っ
てアップデートを行います。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
91
5.6
ASUS MyLogoTM
ASUS MyLogoTM は ASUS Update と同時に自動でインストールされま
す。インストールについては「5.3.2 インストールメニュー」を参照してく
ださい。
ASUS MyLogoTM を使用する前に、AFLASHなどを用いて現在のBIOS
のバックアップをとっておくか、ASUSのWEBサイトから最新のBIOS
をダウンロードしておいてください。
BIOSセットアップの「Full Screen Logo」を [Enabled] に設定し
てください (P.80参照)。
ASUS MyLogoTM の使い方:
1. ASUS Updateを起動します
(「5.5 ASUS Update」 参照)。
2. B I O S のアップデート方法で、
「Update BIOS from a file」
を選択します。
3. BIOSファイルの場所(FDなど)を
指定します。Next をクリックし
ます。
4. ロゴイメージの選択画面になりま
す。Next をクリックします。
自作のイメージ(GIF, JPG,
BMP形式)を使用することも
できます。
5. 選択したイメージは MyLogoTMス
クリーンに拡大表示されます。
92
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
MyLogoTM は複雑な画像に対応していません。もし、問題が発生した場
合はより簡単な画像を用いるようにしてください。また、レタッチソフ
トウェアを用いて、画像を1色 640x480ピクセルの背景に重ねて保存
します。この画像を用いると起動画面の中央に小さく表示されるように
なります。
6. B I O S イメージを新しいロゴイ
メージのものに書き換えます。
Flash をクリックします。
7. 書き換えが完了したら、Exit をク
リックします。コンピュータを再
起動すると、起動時に新しいロゴ
が表示されるようになります。
ASUS Update の代わりに ASUS MyLogoTM を直接起動して、ロゴ
イメージの書き換えを行うこともできます。この場合は、BIOSファイ
ルを書き換えた後、 ASUS Update を用いて、BIOSファイルを
EEPROM に書き込む必要があります。
ASUS P4S533-E
マザーボード ユーザーガイド
P4S533-Eマザーボード
93
マルチチャンネルオーディオを使用する場合は、サポートCD の
「C-Media PCI Audio Driver and Applications」をインストー
注意
ルしてください。注意
注意: この機能を利用するには、4chまたは6chの
スピーカシステムが必要です。
5.7.1 C-Media オーディオミキサー
1. タスクバーのC-Mediaア
イコンをクリックすると
C-Media Mixerが起動します。または、
Main
Windowsのスタートメニューの「Main
Program
m」の「 P C I A u d i o
Applications & Audio Rack
Rack」を選択します。
2. 「Tools
Tools」ボタンをクリックすると、
Tools
S/PDIF
S p e a k e rr、V
Volume
F、S
e、
Sound Effect
Effectメニューが有効になり
Speaker
ます。Speaker
Speakerメニューを用いてお使
いのスピーカシステムに合わせた設定
を行うことができます。4チャンネル
または6チャンネルシステムに応じ
て、Line-inとマイクロホンジャックの
機能を切り替えます。
5.7.2 C-Mediaアプリケーション
Main Program
PCI Audio
1 . スタートメニューの「M
m」- 「P
Applications
Multi-Channel Audio Demo」を起動すると
Demo
Applications」-「Multi-Channel
以下のアプリケー
ションを利用する
ことができます:
Audio Rack
「Audio
Rack」
C D P l a y e rr」
「C
MIDI Player
「MIDI
Player」
Mixer
MP3
「Mixer
Mixer」「MP3
Player
Player」
94
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
LiveUpdate
5.7 マルチチャンネルオーディオの設定
2. PCI Multi-Channel Audio Demo
Demoには、スピーカシステムを調
Demo
整するためのいくつかのDemo
Demoプログラムがあります。各プログ
Help
ラムについては、Help
Helpメニュー
を参照してください。「T V
b o x
x」 を ク リ ッ ク す る と
「S p e a k e r C h a n n e l
Configuration Menu
Menu」が起動
します。
Channel
3 . 「S p e a k e r
Configuration Menu」を用いる
Menu
とマルチチャンネルオーディオシ
ステムの各種設定を行うことがで
きます。
5.7.3 オーディオジャックの設定
以下の表は、3つのオーディオジャックをどのよう
に使用するかの設定です。「Line In」や「Mic」
ジャックをサブウーファやセンタースピーカ出力用
ジャックとして用いることができます。
コネクタの設定および機能
Headphone/ 4-Speaker
2-Speaker
6-Speaker
緑
Line Out/
Line Out/
フロントスピーカ フロントスピーカ
Line Out/
フロントスピーカ
青
Line In
リアスピーカ
リアスピーカ
ピンク
Mic In
Mic In
センタースピーカ,
サブウーファ
注意
注意:: センタースピーカとサブウーファの切り替えは「Bass/
Center Jumper」で行います。「2.7 ジャンパ」を参照してく
ださい。
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P4S533-Eマザーボード
95
5.8
3Deep Color Tuner
3-Deep Color Tunerは、CRT または LCD用のカラー調整アプリケーショ
ンです。とくにインターネットアプリケーションのオリジナルの色を再現す
るのに有効です。
5.8.1 3Deep Color Tuning
1. ディスプレイの種類を CRT また
は LCD から選択します。
2. 画面の指示に従って「ブライトネ
ブライトネ
ス(輝度
輝度))」を調整します。
3. RGB(赤・緑・青)各色について調整
できます。
96
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
4. 背景の色に近くなるようにカラー
マッチング調整を行います。
5. フルカラーについて
カラーマッチング
を繰り返します。
6. 調整が終わったら、左側のボタンをクリックしインターネットに接続
します。画面の指示に従って続けます。
5.8.2 The 3Deep Control Panel
Windowsのスタートメニューから 3Deep Control Panel | 3Deep
Applications を選択します。Color
Color Wizard が起動しますので、
Game Gamma と Tweak につ
いて調整します。
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5.9
ITE GSM Editor
ITE GSM Editor は GSM cell phone SIM card chip のデータを編集・
管理するユーティリティです。SIMカードを電話帳のように扱うことがで
き、名前と電話番号を追加・登録することができます。また、PIN(personal
identification number )管理機能により PIN カードロックおよびアンブ
ロックに対応します。
ITE GSM Editor の設定
マザーボードに smart card reader を接続します(接続方法は P.38 「ハー
ドウェアセットアップ」の「コネクタ」項目をご覧ください)。 BIOSセッ
トアップの Advanced BIOS メニューの I/O Device Configuration サ
ブメニューの UART2 Function Selection を[Smart Card Read]に設
定します。
コンピュータを再起動し、サポートCDをドライブにセットし、ITE GSM
Editor をクリックします。自動的にソフトウェアがインストールされ新し
いグループアイコンが登録されます:
ITE GSM Editor アイコンをクリックするとプログラムが起動します。
98
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
ITE GSM メニュー
メニュー::
ITE GSM Editor の基本操作
の基本操作::
1. 携帯電話の SIMチップを慎重に取り外しカードリーダーにセットしま
す。SIMチップ用の変換アダプタを用いる方法が便利です。
2. SIM カード内の電話帳にアクセスするには、以下のアイコンをクリック
します:
またはSIM Cardをダブル
クリックします:
3. データを編集するには、フィール
ドをダブルクリックし、<Enter>
を押します。名前または電話番号
を入力します:
OKをクリックします
4. 入力したデータが
表示されます:
5. データを保存するには保存アイコンをクリックします:
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P4S533-Eマザーボード
99
Command フィールドの使い方
フィールドの使い方::
1. Write All Entries into SIM Card, フィールド上のすべてのデータを
SIMカードに書き込みます。
2. Write Revised Entry into SIM Card, 更新されたデータのみをSIM
カードに書き込みます。データが更新されると、シリアル番号の前にア
イコンが表示されます。
3. Select Entry to Write into SIM Card, 選択したデータのみをSIM
カードに書き込みます。<Ctrl>キーを押しながらフィールドをクリッ
クすると複数のフィールドを選択することができます。
電話番号に有効な文字は: 「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, #, *, C, +」です。
「C」コマンドはダイヤル中に3秒間のウェイトをおきます(外線の発信
などに便利です)。「+」は、international head codeです。
100
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
PIN Manager
の使い方
Managerの使い方
の使い方::
1. Enable PIN Set-Up: PIN(personal identification number:個人ID
番号)をセットします。PIN set-up is disabled および SIM card is
not blocked.の場合のみ有効です。PINセットアップを行う前にPIN を
入力してください。デフォルトの PIN はSIMカードのユーザーマニュ
アルに記載されています。正しいPIN番号が入力されるとSIMカードは
リセット可能になります。PIN番号を3回間違うとSIMカードは自動で
blocked.になります。
2. Disable PIN Set-Up: PINセットアップを無効にします。PINセット
アップが有効かつ SIM が blocked でない場合に有効です。この機能
を用いるには最初に正しいPIN番号を入力する必要があります。正しい
PIN番号が入力されると SIMカードはリセット可能になります。PIN番
号を3回間違うとSIMカードは自動で blocked.になります。
3. Unblock SIM Card: SIM チップが ロックされている場合、以下の方
法で解除します:
ステップ1: SIMチップ固有のPUK (Personal Unblocking Key)
コードを入力します。これは、SIMカードのドキュメントに記載さ
れています。もし、PUKコードはわからない場合は、システム管
理者または販売店にお問い合わせください。
ステップ 2: 新しい PIN番号を入力します。
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P4S533-Eマザーボード
101
5.10 Winbond Voice Editor
Winbond Voice Editor は、POST音声メッセージを編集するユーティリ
ティです。インストール方法は「5.3.2 インストールメニュー」をご覧くだ
さい。
Winbond Voice Editor は ASUS PC Probe と同時に使用できませ
ん。リソースの衝突を起こします。
Winbond Voice Editorの使用方法:
プログラムの起動方法
デスクトップ上の「Winbond Voice Editor」アイコンをダブルクリック
するか、スタートメニューの プログラム / Winbond Voice Editor / Voice
Editor を実行します。
Winbond Voice Editor画面が表示されます。
デフォルト
メッセージ
POST
イベント
Wave ファイルの再生
音声メッセージ(Waveファイル)を再生するには、画面左側の POSTイベン
ト欄から再生したいメッセージを選択し「Play」をクリックします。
初期設定ではメッセージは英語です。
102
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
使用する言語の変更
1. 「Load」をクリックすると有効な
言語の一覧が表示されます。
2. 希望の言語を選択し「開く」をク
リックします。Voice Editor画面
のイベント欄に選択した言語が表
示されます。
ファイルのサイズの制限のため、言語によっては、一部のメッセージが
音声対応してない場合があります。
3. 「Write」をクリックします。変更
した結果がBIOSのEEPROMに書
き込まれます。
4. 確 認 画 面 が 表 示 さ れ ま す の で
「Yes」をクリックします。
次回の起動時から選択した言語が有効になります。
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P4S533-Eマザーボード
103
POST メッセージのカスタマイズ
希望の言語が一覧に表示されない場合や独自のメッセージを使用したい場
合、以下の方法でメッセージをご自分で録音することができます。
POST音声メッセージのカスタマイズ方法
1. Voice Editor 画面の左側にあるイベント一覧の内容をメモ用紙などに
控えてください。
2. 各イベントに対するメッセージを考えます。
メッセージのファイルサイズには制限があります。圧縮後のサイズで
メッセージ全部の合計が1Mビット以下です。メッセージはなるべく短
くしてください。
3. WAVEファイルを録音できるソフトウェア(Windowsのサウンドレコー
ダーなど)でメッセージを録音します。
4. メッセージはWAVE形式(.WAV)で保存してください。サイズを小さく
するために音質が劣化しない程度に圧縮してください。例えば、8ビッ
ト、モノラル、サンプリングタイム 22kHz が適当です。
保存するファイルは、専用のフォルダを作成し、そこに保存することを
お薦めします。
5. Voice Editor を起動します。
「Add」をクリックするとWAVE
ファイルの一覧が表示されます。
6. 作成したオリジナルのWAVEファ
イルを Voice Editor のデータベー
スにコピーします。
104
第 5 章: ソフトウェア リファレンス
7. Voice Editor 画面に戻り、変更し
たいP O S T イベントを選択し
「E d i t 」をクリックします。
Event Sound Editor 画面が表示
されます。
8. イベントに設定したいWAVEファ
イルを選択し「Voice1」の左側に
ある矢印をクリックします。選択
したファイルが右側のボックス内
に表示されます。
9. 「OK」をクリックし、もとの画
面に戻ります。
10.必要なだけ 7項から 9項を繰り返
します。
11.「Save」をクリックします。設定
の保存画面になります。
12.設定ファイルに名前をつけ保存し
.flh
ます。拡張子は「.flh
.flh」になりま
す。「Save」をクリックします。
13.「Write」をクリックします。変
更結果が BIOSの EEPROMに書
き込まれます。
14.確 認 画 面 が 表 示 さ れ ま す の で
「Yes」をクリックします。
ファイルサイズをオーバーした、というエラーメッセージが表示された場合
は、以下の1つ、またはすべてを実行してみてください。
・ メッセージの録音時間を短くします。
・ WAVEファイルの品質を低くして保存します。
・ あまり発生することのないイベント(FDD Detection, IDE HDD
Detectionなど)に対するメッセージは設定しないようにします。
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第 5 章: ソフトウェア リファレンス