津山工場(PDF:1.25MB)

東芝キヤリア㈱ 津山工場 サイトレポート情報
所在地 :岡山県津山市国分寺 555
敷地面積: 249,721 ㎡ 、建家面積:30,289 ㎡ 、緑化率: 53.3%
設立
: 1974年06月、従業員:187人(2016年8月現在)
主要製品:業務用空調機器
ISO14001認証取得:2007年2月26日、最新更新年月:2016年2月26日
(ISO認証番号: EC06J0258)
ごあいさつ
津山工場は、敷地面積(約25万㎡)の約53%が 池,竹/雑木林と“緑”に囲まれた
自然豊かな工場です。そこには、「トノサマガエル」,「メダカ」,「サクラタデ(多年草)」「イヌセ
ンブリ(1年草)」など絶滅危惧種の動植物が生息しています。
この自然と共存/保護しながら、省エネ・高効率製品を生産・供給することで、お客様の
環境対策・CO2排出量削減への取組みに貢献 していきたいと思います。
環境保全責任者 木本守英
2015年度の環境の主な取組み
☆ISO14001環境マネジメントシステム
・2007年2月に認証取得。2015年12月に更新審査終了(総合評価:向上)
☆環境保全体制の充実
・法令、条例の順守。現場管理の強化。専門部会設置(省エネ委員会、廃棄物委員会、生物多様性WG)
☆CO2排出量の削減
・2013年度から計画的に照明器具のLED化実施2015年度完了
高効率空調機導入、生産性改善による動力消費削減
・エネルギー起源CO2の生産高原単位を1990年度と比べて54%削減。
・講習会にて当社省エネ事例紹介(講師派遣)
☆廃棄物ゼロエミッションの継続
・廃棄物総発生量の生産高原単位を2000年度と比べて30%削減。 ゼロエミッション0%(2011年から連続達成)
・岡山県エコ事業所(ゼロエミッション事業所)認定2014年1月
☆生物多様性活動
・工場内第3回自然観察会開催:参加者30名(津山市2名) ・桜、コナラの植栽
・工場内絶滅危惧種指標植物
(サクラタデ、イヌセンブリ)移植拡大活動 ・DNP様との生物多様性活動担当者打合せ実施
製品・環境技術開発、環境配慮ポイントの紹介
(1)搬送動力の低減に貢献する編流量システム対応
(2)運転停止リスクの分散等に有効なモジュールinモジュール設計
(3)広い範囲で高効率運転を可能にした圧縮機制御方式
(4)高調波抑制機能を標準装備(高調波対策不要)
東芝グループサイト情報2016(2015/4/1~2016/3/31)
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環境方針
東芝キヤリア(株)津山工場 環境基本方針
東芝キヤリア株式会社 津山工場は「“かけがえのない地球環境“を、健全
な状態で次世代に引き継いでいくことは、現存する人間の基本的責務」を基本
理念とし、業務用空調機器の製造拠点として環境負荷の低減に配慮した生産
活動等を通じて社会に貢献することを目指します。
そして工場内の多くの自然緑地を活かし「人と自然が共生できる」環境保全活
動の推進をします。
1.環境への取り組みを経営の最重要課題の一つとして位置づけ、環境目的
および環境目標を設定し、環境マネジメントシステムの継続的な改善・向
上に全従業員で取り組みます。
2.環境に関する法令、及び当社が同意したその他の要求事項を順守すると
ともに、自主基準を設けて環境保全活動を推進します。
3.監査の実施や活動のレビューにより環境経営の継続的な改善を図ります。
4.当工場の活動、製品、サービスに関わる環境側面について、環境負荷
の低減や環境汚染予防をめざした環境保全活動を推進します。
1) 電気、ガス等エネルギー使用の合理化をし、CO2排出の削減を推進
します。
2) 資源の有効活用、廃棄物の排出制御と再資源化の推進を図り環境負
荷低減に取り組みます。
3) 冷媒ガス等温室効果ガスの管理により地球温暖化防止に努めます。
4) 野生生物と共生していくことのできる里山環境保全を推進します。
5.この環境基本方針の達成のため、当工場内の関連会社を含む全部門、
常駐会社の社員を含む全従業員をあげて環境管理を推進します。また、
この環境基本方針は広く一般に開示します。
平成27年 4月1日
東芝キヤリア株式会社 津山工場 環境保全責任者
木本 守英
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環境目的/目標
中計項目
地球温暖化防止
単位
2016年度
2017年度
2018年度
エネルギー起源CO2
原単位
t-CO2/億円
26.605
28.075
41.154
温室効果ガス
総排出量
t-CO2
76.789
82.685
118.249
原単位
t/億円
14.119
13.97
13.718
ゼロエミ
%
0
0
0
水投入量原単位
原単位
m3/億円
188.437
186.268
183.590
化学物質排出量
総量
t
6.645
6.885
7.201
廃棄物
資源有効活用
化学物質管理
環境負荷データ
エネルギー使用量(単位:KL)
CO2排出量(単位:トンーCO2)
2000
4000
1800
3500
1600
3000
1400
1200
2500
1000
2000
800
1500
600
1000
400
500
200
0
2000
2004
2005
2006
2007
電力
2008
2009
2010
2011
2012
2013
灯油
LPG
2014
0
2015
2000
2004
2005
2006
2007
2008
軽油
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
CO2
廃棄物総発生量(単位:トン)
廃棄物最終処分量と最終処分率(単位:トン、%)
1600
25
2.5
20
2
15
1.5
10
1
1400
1200
1000
800
600
400
5
0.5
200
0
0
2000
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
0
2000
2015
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
最終処分量
総排出量
2013
2014
2015
最終処分率
主な廃物名:金属屑、汚泥、木屑、プラスチック、廃油等
水の使用量(単位:千m3)
排水量(単位:千m3)
60
60
50
50
40
40
30
30
20
20
10
10
0
2000
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
市水
2011
2012
2013
2014
2015
0
2000
2004
2005
2006
2007
2008
浄化用地下水
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
排水量
化学物質削減対象物質の取扱量(トン)
化学物質削減対象物質の排出量(トン)
10
10
9
9
8
8
7
7
6
6
5
5
4
4
3
3
2
2
1
1
0
0
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2005
2006
2007
2008
2009
化学物質
2010
2011
2012
2013
2014
2015
化学物質
主な化学物質:塩化第2鉄、キシレン、トルエン等(2010年度から対象物質が変更され増加)
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遵法管理状況
<大気測定結果> (小型貫流ボイラー(ブタンエアーガス使用)2台)
NOx,SOx(塗装用ボイラー:2016年3月7日測定結果)
法規制値
自主管理値
実測値
測定頻度
NOx( volppm )
150
100
75
年2回
SOx( K値)
17.5
3
0.02未満
年2回
0.1
0.1
0.002
1回/5年
ばいじん( g/Nm3 )
<排水測定結果>(主な測定結果)(塗装前処理施設(酸又はアルカリ表面処理施設)河川(広戸川~吉井川)へ放流)
(2016年2月24日測定結果)
規制値
自主管理値
実測値
測定頻度
水素イオン濃度(pH)
6.0~8.5(市協定値)
6.1~8.4
7.1
連続計測
BOD(mg/㍑)
最大15(市協定値)
最大10
0.8
週1回
COD(mg/㍑)
最大30(県上乗せ基準)
最大20
2.0
週1回
最大50(市協定値)
最大30
0.5
1回/3ヶ月
最大120(県乗せ基準)
最大60
13
週1回
SS(mg/㍑)
全窒素(mg/㍑)
<騒音・振動境界線測定結果>(騒音・振動:特定施設(機械プレス))
(2016年3月3日測定結果)
測定場所:時間
規制値
自主管理値
実測値
測定頻度
敷地境界:昼
65
60
40
年1回
敷地境界:夜
50
50
37
年1回
敷地境界:昼
65
50
30未満
年1回
敷地境界:夜
60
50
30未満
年1回
騒音(dB)
振動(dB)
<環境事故・指導指摘・苦情の有無>
状況
環境事故発生の有無
なし
工場周辺や地域での環境問題発生の有無
なし
行政からの指導・指摘の有無
なし
近隣住民からの苦情の有無
なし
東芝グループサイト情報2016(2015/4/1~2016/3/31)
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環境コミュニケーションの紹介
<TCCグループ「環境一斉アクション」>
2016年度環境一斉アクション活動の一貫として(TCC)(津山)では昨
年に引き続き鶴山公園(津山城史跡)の清掃活動を行いました。今回は生
物多様性パートナーである大日本印刷㈱様から5名参加していただきました。
さくらまつり最終日であり多くのゴミが集まりました。清掃後地元ボラティアの案内
で津山史跡後を散策し歴史と自然を満喫しました。最後に桜の下で懇親会を
行い大日本印刷㈱様との親睦を深めることが出来ました。
(実施概要)
・日時:2016年4月15日
・参加人数:36名(本社(環境)1名、
大日本印刷㈱様5名)
<工場進入路 クリーンアップ活動>
当工場では、毎月10日に事業所進入路の清掃活動を8年にわたり
実施しています。当日は事業所を出発点に県道350号線を東西に約
1kmにわたる美化を実施しています。今後も地域活動の一環として
継続していく予定です。
(実施概要)
・日時:毎月10日(昼休憩時間0.5h)
・年間参加人数:200名(毎月担当部門別に実施)
生物多様性の保全への取り組み
<サクラタデ移植>
岡山県準絶滅危惧種に指定されているサクラタデは成子第1池上流
の湿地に約150株生殖している。生殖地が1箇所に集中していること
から、何らかの要因で絶滅する可能性があることから松尾池下流の湿
地へ約30株移植した。2015年4月
2016/6に約300株の新芽がでて増殖しています。今後柵の整備、
看板の設置を行い見学コースにしていきます。
2015/4 サクラタデ30株移植
2016/6 約300株に増殖
(TCC)(津山)で確認された絶滅危惧種(2013年調査)
分類
両生綱
甲骨魚綱
クモ綱
コウチュウ目
ハチ目
植物
岡山県レ ッ ト ゙ テ ゙ ー 第4次環境省
タ ー フ ゙ ッ ク 2009 レッドリスト
トノサマガエル
留意
準絶滅危惧
メダカ
留意
絶滅危惧Ⅱ類
コガネグモ
留意
-
マダラコガシラミズムシ
情報不足
絶滅危惧Ⅱ類
スジヒラタガムシ
-
準絶滅危惧
コガムシ
-
情報不足
ヤマトアシナガバチ
-
情報不足
コガマ
準絶滅危惧
-
サクラタデ
準絶滅危惧
-
イヌセンブリ
準絶滅危惧
絶滅危惧Ⅱ類
和名
イヌセンブリ
東芝グループサイト情報2016(2015/4/1~2016/3/31)
サクラタデ
5