新機能 PowerBuilder 12.0

新機能
PowerBuilder® 12.0
Document ID: DC00357-01-1200-01
Last revised: March 2010
項目
PowerBuilder Classic と PowerBuilder .NET
ページ
1
プ ラ ッ ト フ ォーム サポー ト
ADO.NET イ ン タ フ ェ ース の機能拡張
2
2
ラ ン タ イ ム パ ッ ケージ ャ の機能拡張
新 し いプ ロ パテ ィ 、 関数、 お よ びデー タ ベース パ ラ メ ー タ
9
10
廃止予定の機能
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PowerBuilder Classic と PowerBuilder .NET
PowerBuilder 12.0 では、 2 つの個別の IDE が イ ン ス ト ール さ れ ま
す。 PowerBuilder IDE は、 PowerBuilder Classic と い う 名称に変更
と な り ま し た。 新 し い IDE は、 PowerBuilder .NET と 呼ばれます。
PowerBuilder Classic IDE は以前の PowerBuilder リ リ ース と 同 じ 基
本機能を維持 し てい ます。PowerBuilder .NET IDE は、Visual Studio
Isolated Shell を ホ ス ト し 、.NET の共通言語仕様に準拠す る よ う に
設計 さ れてい ます。
PowerBuilder .NET には、1 つの新し い種類の タ ーゲ ッ ト (WPF ウ ィ
ン ド ウ アプ リ ケーシ ョ ン) と 2 つの新 し い種類のプ ロ ジ ェ ク ト
(WPF ウ ィ ン ド ウ と WCF ク ラ イ ア ン ト プ ロ キ シ) が含まれ ます。
PowerBuilder Classic ク ラ イ ア ン ト サーバおよ び Windows フ ォーム
タ ーゲ ッ ト は、 WPF ウ ィ ン ド ウ ア プ リ ケ ーシ ョ ン タ ーゲ ッ ト
ウ ィ ザー ド を使用 し て PowerBuilder .NET に移行で き ます。
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プ ラ ッ ト フ ォ ーム サポー ト
.NET ア セ ン ブ リ タ ー ゲ ッ ト の 種 類 は、 PowerBuilder Classic と
PowerBuilder .NET の両方で使用で き ますが、PowerBuilder .NET では完
全に .NET 準拠の言語機能拡張を利用で き ます。 ま た、 .NET アセ ンブ
リ タ ーゲ ッ ト を PowerBuilder Classic か ら PowerBuilder .NET に移行す
る こ と も で き ます。
PowerBuilder .NET の タ ー ゲ ッ ト お よ び プ ロ ジ ェ ク ト に つ い て は、
『PowerBuilder .NET 新機能ガ イ ド 』 マニ ュ アルを参照 し て く だ さ い。
プ ラ ッ ト フ ォ ーム サポー ト
PowerBuilder 12.0 は Windows 7 Professional 32 ビ ッ ト プ ラ ッ ト フ ォ ーム
をサポー ト す る よ う にな り ま し た。 ま た、Windows XP (SP3)、Windows
XP Tablet PC (SP 3) 、 Windows Server 2003 (SP 2) 、 お よ び Windows
Vista (SP 2) で も テ ス ト し ま し た。PowerBuilder 12.0 は、Windows Server
2008 (SP 2) への配布のサポー ト は継続 し てい ますが、 Windows 2000
への配布はサポー ト し な く な り ま し た。
ADO.NET イ ン タ フ ェ ースの機能拡張
PowerBuilder 12 ADO イ ン タ フ ェース は ADO.NET プ ロ バ イ ダ をサポー
ト す る よ う に拡張 さ れ ま し た。 こ れで、 実行時に ADO.NET 2.0 共通プ
ロ バ イ ダ モデルに準拠 し たすべてのデー タ ソ ー ス に接続で き る よ う
にな り ます。
DB プ ロ フ ァ イ ル設定 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スは自動的にシ ス テ ム上のす
べての ADO.NET プ ロ バ イ ダ を検出 し て一覧表示 し ます。それ以外、 こ
のダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス は以前のバージ ョ ン か ら 変わっ てい ません。 各
プ ロ バ イ ダのプ ロ フ ァ イ ルを同 じ 方法で定義で き ます。
ユーザは、 実行時に名前空間 DBParm で定義 さ れたプ ロ バ イ ダ名を指
定 し ま す。 PowerBuilder がプ ロ バ イ ダの ロ ー ド に失敗す る と エ ラ ーが
返 さ れ ます。
こ の節では、PowerBuilder アプ リ ケーシ ョ ン を ADO.NET プ ロ バ イ ダに
接続す る ための機能の変更点を説明 し ます。
2
•
Oracle 用の ADO.NET
•
Adaptive Server® Enterprise 用の ADO.NET
新機能
ADO.NET イ ン タ フ ェ ースの機能拡張
•
ADO.NET Microsoft SQL Server
•
SQL Anywhere® 用 ADO.NET
•
Informix 用 ADO.NET
•
DB2 用の ADO.NET
Oracle 用の ADO.NET
こ の節では、PowerBuilder での Oracle Data Provider for .NET(ODP.NET)
接続のサポー ト に関す る 変更点を説明 し ます。
ODP.NET ド ラ イバの
更新
以下の ODP.NET バージ ョ ン の ド ラ イ バが更新 さ れま し た。
•
Oracle 10g では、 Oracle.DataAccess.dll ド ラ イ バがバージ ョ ン
10.1.0.301 か ら 2.102.2.20 にア ッ プグ レー ド さ れま し た。
•
Oracle 11 では、 Oracle.DataAccess.dll バージ ョ ン 2.111.6.20 ド ラ イ
バが追加 さ れ ま し た。
ど ち ら の ド ラ イ バ も ADO.NET 2.0 互換です。
注意 PowerBuilder ADO.NET イ ン タ フ ェ ー ス に Oracle ODP.NET 9i の
ド ラ イ バが含まれな く な り ま し た。 そのプ ロ バ イ ダのユーザは、Oracle
ODP.NET 10g に移行す る 必要があ り ます。
Oracle 10.2 以前の
ODP.NET 2.0 の新機
能
以下の新機能がサポー ト さ れます。
•
ク ラ イ ア ン ト 識別子 : ク ラ イ ア ン ト 識別子 は Oracle ア プ リ ケ ー
シ ョ ンの コ ン テ キ ス ト 名前空間、USERENV のために事前に定義 さ
れた属性です。 プ ロ キ シ認証 と 同様に、 ク ラ イ ア ン ト 識別子を使
用 し てユーザ ID を追跡で き ます。 ただ し 、 プ ロ キ シ認証 と は異な
り 、 ク ラ イ ア ン ト 識別子ではプ ロ キ シ ユーザ と エ ン ド ユーザに個
別のセ ッ シ ョ ン は必要あ り ま せん。 ま た、 ク ラ イ ア ン ト 識別子は
デー タ ベース ユーザであ る 必要はな く 、 任意の文字列に設定で き
ま す。 最 も 重要な のは、 ク ラ イ ア ン ト 識別子 を 使用す る こ と で、
ODP.NET の 開発者 が ア プ リ ケ ー シ ョ ン コ ン テ キ ス ト と Oracle
Label Security を使用で き る こ と 、ま た Oracle Virtual Private Database
(VDP) を よ り 簡単に設定で き る こ と です。
DB プ ロ フ ァ イ ル設定 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス の ド ラ イ バ固有 タ ブ
で、Oracle ADO.NET デー タ プ ロ バ イ ダの ク ラ イ ア ン ト 識別子を設
定 し ます。
PowerBuilder 12.0 Windows
3
ADO.NET イ ン タ フ ェ ースの機能拡張
•
ADO.NET の Oracle デー
タ プ ロ バ イ ダは、 Oracle Real Application Clusters (RAC) イ ン ス タ
ン ス 全体の作業要求 を ロ ー ド バ ラ ン シ ン グ ア ド バ イ ザ リ と サー
ビ ス要件に基づいて負荷分散す る こ と で、 RAC デー タ ベース の接
続プー リ ン グ を 最適化 し ま す。 さ ら に、 ODP.NET 接続プールは、
Oracle RAC のサービ ス、 イ ン ス タ ン ス、 ま たは ノ ー ド が停止 し た
と き に切断 し てい る 接続に関連す る リ ソ ー ス を積極的に解放す る
こ と がで き ます。
RAC デー タ ベースの接続プールの最適化 :
ODP.NET 接続プールの最適化を ProviderString DBParm パ ラ メ ー タ
に引数 と し て指定 し ます。 DB プ ロ フ ァ イ ル設定 ダ イ ア ロ グ ボ ッ
ク ス の [接続] タ ブの一番下に ド ラ イ バ固有のパ ラ メ ー タ を入力
で き ます。
•
ラ ージ オブ ジ ェ ク ト の検索 : 選択 リ ス ト に主キー、 行 ID、 ま たは
固有キーが含ま れていな く て も 、 ラ ージ オブジ ェ ク ト (LOB: large
object) デー タ のカ ラ ム全体を検索で き ます。 こ の機能拡張を使用
す る には、 CLOB お よ び BLOB オブジ ェ ク ト の InitialLOBFetchSize
プ ロ パテ ィ の値を -1 に設定 し ます。
•
LONG 検索 :
•
XMLType:
選択 リ ス ト に主キー、 行 ID、 ま たは固有キーが含ま
れていな く て も 、LONG お よ び LONGRAW デー タ のカ ラ ム全体を検
索で き ま す。 こ の機能拡張を使用す る には、 InitialLONGFetchSize
プ ロ パテ ィ の値を -1 に設定 し ます。
Oracle XMLType デー タ 型は、 PowerBuilder の string 型に
以下の制約付 き でマ ッ プ さ れます。
•
XMLType は、 PowerBuilder 埋め込み SQL 文内の Where 句、 ま
たはデー タ ウ ィ ン ド ウ オブジ ェ ク ト では使用で き ません。
•
XMLType カ ラ ムは、 Oracle カー ソ ルで直接選択で き ません。
た と えば、 次の よ う にな り ます。
CREATE OR REPLACE Function p_Ora_sp_char_11
return types.cursortype
AS
l_cursor
types.cursorType;
begin
open l_cursor for select col1 from
t_Ora_sp_char_11;
return l_cursor;
end;
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新機能
ADO.NET イ ン タ フ ェ ースの機能拡張
上の文を PowerBuilder で使用す る には、以下の よ う に変更 し ま
す。
CREATE OR REPLACE Function p_Ora_sp_char_11
return types.cursortype
AS
l_cursor
types.cursorType;
begin
open l_cursor for select x.col1.getstringval ()
from t_Ora_sp_char_11 x;
return l_cursor;
end;
•
PowerBuilder は XMLType を string 型 と し てバ イ ン ド し ますが、
Oracle は そ の用法 を サ ポー ト し な い た め、 XMLType は、 プ ロ
シ ー ジ ャ ま た は 関 数 の パ ラ メ ー タ に は な れ ま せ ん。 次 の
SQLPLUS 文で説明 し ます。
declare
ss varchar2 ( 1000 ) ;
BEGIN
ss := '<Date>1994-08-07</Date>';
mysp2 ( ss ) ;
END;
•
プ ロキシ経由の ク ラ イ ア ン ト ア ク セス : プ ロ キ シ認証では、 一般に
エン ド ユーザが中間層 (フ ァ イ ア ウ ォ ールな ど) に対 し て認証 さ
れ、 こ れに よ り 、 プ ロ キ シ ユーザ と し てユーザに代わ っ てデー タ
ベー ス に ロ グ イ ン で き ま す。 デー タ ベー ス に ロ グ イ ン し た後、 プ
ロ キ シ ユーザはエ ン ド ユーザの ID に切 り 替え て、 そのユーザに
認可 さ れた権限を使用 し て操作を実行で き ます。
DB プ ロ フ ァ イ ル設定 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス の [接続] タ ブには、
[接続モー ド ] ド ロ ッ プダ ウ ン コ ン ト ロ ールがあ り ます。 プ ロ キ シ
接 続 を 作 成 す る に は、 事 前 に 定 義 さ れ た コ ン ト ロ ー ル 項 目
(Default、SYSOPER、お よ び SYSDBA) と は異な る 値を入力 し ます。
•
透過的ア プ リ ケ ー
シ ョ ン フ ェ イ ルオーバ (TAF) 通知に よ り 、 アプ リ ケーシ ョ ン接
続は、 その接続が切断 さ れ る と 自動的に別のデー タ ベース イ ン ス
タ ン ス に再接続 さ れ ま す。 フ ェ イ ルオーバが発生 し た と き に、 ア
プ リ ケーシ ョ ン が通知を必要 と す る 場合 も あ り ます。
透過的ア プ リ ケーシ ョ ン フ ェ イルオーバ通知 :
PowerBuilder 12.0 Windows
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ADO.NET イ ン タ フ ェ ースの機能拡張
新 し い DBParm であ る SvrFailover は、TAF 通知をサポー ト し ます。
デフ ォ ル ト では、 SvrFailover は 0 に設定 さ れてい ます。 SvrFailover
が 1 (true ま たは yes) に設定 さ れてい る場合、 フ ェ イ ルオーバが
発生す る と ト ラ ン ザ ク シ ョ ン オブジ ェ ク ト は DBNotification イ ベ
ン ト を起動 し ます。
Oracle 11g 用
ODP.NET 2.0 の新機
能
以下の新機能がサポー ト さ れます。
開発者は、 .NET アプ リ ケーシ ョ ン構成フ ァ イ ル
web.config お よ び machine.config な ど の構成 フ ァ イ ル を 使用 し て
ODP.NET を構成で き る よ う にな り ま し た。machine.config フ ァ イ ル
の設定は レ ジ ス ト リ 設定 よ り 優先 さ れ ま す。 アプ リ ケーシ ョ ン構
成フ ァ イ ル、あ る いは web.config フ ァ イ ルの設定は、machine.config
フ ァ イ ル内の値 よ り 優先 さ れます。
•
ODP.NET 構成 :
•
RAC および Data Guard のその他の接続プールの最適化 :
•
Windows 認証ユーザ接続プール :
•
接続プールのパフ ォ ーマ ン ス カ ウン タ :
O D P. N E T
は、デー タ ベース停止 イ ベン ト を RAC ま たは Oracle Data Guard か
ら 受信 し た と き に接続プール を ク リ ーン ア ッ プす る よ う にな り ま
し た。 こ れは、 ノ ー ド の停止、 サービ ス メ ンバの停止、 お よ びサー
ビ ス の停止な ど、 ODP.NET が以前に接続プールを ク リ ーン ア ッ プ
し ていた イ ベン ト に追加 さ れま し た。
Windows ア カ ウ ン ト 管理 を 使用
し て、オペレーテ ィ ン グ シ ス テ ム に認証 さ れた接続を ODP.NET 接
続プールの一部 と し て管理で き る よ う にな り ま し た。
ODP.NET は 接続 プ ー リ ン
グのパフ ォーマ ン ス カ ウ ン タ を発行 し ます。 こ れは、 Windows パ
フ ォーマ ン ス モニ タ を使用 し て表示で き ます。
PowerBuilder の場合、 カ ウ ン タ は Windows レ ジ ス ト リ ま たはアプ
リ ケーシ ョ ン構成フ ァ イ ルに設定で き ます。
以下の ADO.NET 1.1 機能はサポー ト さ れません。
•
Oracle ユーザ定義型 :
PowerBuilder は UDT (User-Defined Type) 型
をサポー ト し ません。
•
大量コ ピー操作 : ADO.NET 1.1 では、 アプ リ ケーシ ョ ン が大量の
デー タ を あ る デー タ ベー ス のテーブルか ら 同 じ ま たは異な る デー
タ ベース の別のテーブルに効率的に ロ ー ド で き ます。
PowerBuilder は大量 コ ピ ーを サポー ト し ま せんが、 テーブルの コ
ピー操作のためにパ イ プ ラ イ ン を使用で き ます。
6
新機能
ADO.NET イ ン タ フ ェ ースの機能拡張
Adaptive Server® Enterprise 用の ADO.NET
こ の節では、 Adaptive Server Enterprise ADO.NET デー タ ベース プ ロ バ
イ ダへの接続に関す る 変更点を説明 し ます。
ADO.NET ド ラ イバの
更新
以下の ADO.NET バージ ョ ン の ド ラ イ バが更新 さ れま し た。
•
ASE 12.5x ADO.NET ド ラ イ バ、 Sybase.Data.AseClient.dll は、 バー
ジ ョ ン 1.1.411.0 か ら 1.1.670.0 に更新 さ れ ま し た。
ASE 12.5x ADO.NET ド ラ イ バは ADO.NET 1.1 互換で、 ADO.NET
2.0 をサポー ト し ません。
•
ASE 15 ADO.NET ド ラ イ バは、Sybase.Data.AseClient.dll バージ ョ ン
1.15.50.0 か ら Sybase.AdoNet2.AseClient.dll 1.15.325.0 に更新 さ れ ま
し た。
ASE 15 ADO.NET ド ラ イ バは ADO.NET 2.0 互換です。
ASE 15 の新機能
ASE 15 ADO.NET ド ラ イ バは以下の新 し い ASE identity 型をサポー ト
し ます。
Bigint identity
Int identity
Smallint identity
Tinyint identity
符号な し bigint identity
符号な し int identity
符号な し smallint identity
ADO.NET Microsoft SQL Server
こ の節では、Microsoft SQL Server の PowerBuilder ADO イ ン タ フ ェース
に対す る 変更点について説明 し ます。
SQL Server 2005 以前
の新機能
以下の新機能がサポー ト さ れます。
•
大 き い値の型 :
varchar ( max )
nvarchar ( max )
varbinary ( max )
xml、varchar ( max ) お よ び nvarchar ( max ) は、PowerBuilder の string 型
にマ ッ プ さ れ ます。varbinary ( max ) は、PowerBuilder の blob 型にマ ッ
プ さ れます。
PowerBuilder 12.0 Windows
7
ADO.NET イ ン タ フ ェ ースの機能拡張
•
PowerBuilder は、 SQL Server デー タ ベース ミ ラ ー リ ン グ をサポー
ト し ます。 ま た、 フ ェ イ ルオーバが発生 し た際に DBNotification イ
ベン ト が起動 さ れ ます。
新 し い DBParm パ ラ メ ー タ 、FailoverPartner を使用 し て、SQL Native
Client (SNC) イ ン タ フ ェース の場合 と 同様に、 SQL Server のフ ェ
イ ルオーバ パー ト ナ サーバを設定で き ます。
ク エ リ 通知は SQL Server の PowerBuilder ADO イ ン タ フ ェー ス ではサ
ポー ト さ れ ません。
SQL Server 2008 の新
機能
以下の SQL Server 2008 の機能がサポー ト さ れます。
•
新 し いデー タ 型 :
date
time
datetime2
varbinary ( max ) (フ ァ イ ル ス ト リ ーム)
SQL Server の date、 time お よ び datetime2 デー タ 型は PowerBuilder
の date、 time お よ び datetime 型にマ ッ プ さ れ ます。 varbinary ( max )
(フ ァ イル ス ト リ ーム) は、PowerBuilder の blob 型にマ ッ プ さ れ ます。
time ま たは datetime2 の最大ス ケールは 6 です。
•
新 し い T-SQL コ マ ン ド のサポー ト :
MERGE ス テー ト メ ン ト
GROUPING SETS
行コ ン ス ト ラ ク タ
テーブル ヒ ン ト
新 し い T-SQL コ マ ン ド は、 SQL Server の PowerBuilder ADO イ
ン タ フ ェース で も SNC イ ン タ フ ェース の場合 と 同 じ よ う に動
作 し ます。
以下の SQL Server 2008 の機能はサポー ト さ れません。
8
•
datetimeoffset デー タ 型
•
テーブル値パ ラ メ ー タ
新機能
ラ ン タ イム パ ッ ケージ ャ の機能拡張
SQL Anywhere® 用 ADO.NET
iAnywhere.Data.SQLAnywhere プ ロ バ イ ダ を 使 用 し て SQL Anywhere
デー タ ベー ス に接続 し ま す。 PowerBuilder アプ リ ケーシ ョ ン は、 テー
ブルやプ ロ シージ ャ の よ う な SQL Anywhere デー タ ベース オブジ ェ ク
ト を参照 し た り 、 デー タ ベース ペ イ ン タ のデー タ を検索 し て更新す る
な ど、 すべてのデー タ ベース関連操作を実行で き ます。
Informix 用 ADO.NET
IBM.Data.Informix プ ロ バ イ ダ (Informix ク ラ イ ア ン ト SDK バージ ョ ン
3.5 以上) を使用 し て Informix デー タ ベース にア ク セ ス し ます。 デー タ
ベース ペ イ ン タ を使用 し て、 Informix デー タ ベース を参照 し 、 すべて
のデー タ ベース関連操作を実行で き ます。
注意 Informix の DATETIME HOUR TO SECOND 型は、PowerBuilder の
TIME 型 と し て処理 さ れま す。 ま た、 2 つの Informix DATETIME 型の
バ リ エーシ ョ ン は結果集合 ス キーマで区別で き ないため、 TIME 型カ
ラ ムはデー タ ベース ペ イ ン タ では DATETIME と し て表示 さ れます。
IBM.Data.Informix ド ラ イ バは BindSPInput dbparm を サ ポ ー ト し ま せ
ん。
DB2 用の ADO.NET
PowerBuilder は、 実行時 と デザ イ ン時の両方で、 System.Data.Odbc プ ロ
バ イ ダ を使用 し て DB2 をサポー ト し ます。
ラ ン タ イ ム パ ッ ケージ ャの機能拡張
PowerBuilder 12.0 では、 ラ ン タ イ ム パ ッ ケージ ャ が MSI フ ァ イ ルでは
な く 、 Microsoft マージ モジ ュ ール (MSM フ ァ イ ル) を生成で き る よ
う に機能拡張 さ れ ま し た。
PowerBuilder 12.0 Windows
9
新 し いプ ロパテ ィ 、 関数、 およびデー タ ベース パ ラ メ ー タ
[PowerBuilder .NET コ ンポーネ ン ト ] オプシ ョ ン を選択す る と 、 ラ ン
タ イ ム パ ッ ケージ ャ に よ っ て作成 さ れ る MSM フ ァ イ ル ま たは MSI
フ ァ イ ルに新 し い PowerBuilder .NET IDE で開発 し た アプ リ ケーシ ョ ン
に必要な ラ ン タ イ ム フ ァ イ ルが含 ま れ る よ う にな り ま し た。 ただ し 、
[PowerBuilder .NET コ ン ポーネ ン ト ] オ プ シ ョ ン で作成す る イ ン ス
ト ール パ ッ ケージの場合 も 、PowerBuilder Classic IDE で開発す る .NET
ア プ リ ケーシ ョ ン と コ ン ポーネ ン ト に必要な ラ ン タ イ ム フ ァ イ ルが
含ま れます。
ラ ン タ イ ム パ ッ ケ ー ジ ャ で は、 グ ラ フ ま た は デ ー タ ウ ィ ン ド ウ
データ を Microsoft Excel 2007 形式で フ ァ イ ルにエ ク ス ポ ート する
た め に 必 要 な DLL フ ァ イ ル を 含 め る オ プ シ ョ ン も 選 択 で き ま
す。 [MS Excel12 サポー ト ] チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス を オン に し て、 ラ ン タ
イ ム パ ッ ケ ー ジ ャ か ら イ ン ス ト ー ル パ ッ ケ ー ジ を 作成 す る と 、
Sybase.PowerBuilder.DataWindow.Excel12.dll と PBDWExcel12Interop120.dll
フ ァ イ ルが MSM フ ァ イ ル ま たは MSI フ ァ イ ルに追加 さ れ ます。ま た、
Microsoft Excel 2007 形式は .NET Framework 3.0 以降が必要ですが、
こ れはラ ン タ イ ム パッ ケ ージ ャ で生成し た パッ ケ ージ には含ま れな
いた め、 ラ ン タ イ ム コ ン ピ ュ ータ に個別にイ ン ス ト ールする 必要が
あ り ま す。
新 し いプ ロパテ ィ 、 関数、 およびデー タ ベース パラ メ ー タ
以下の新項目については、 PowerBuilder 12.0 のオ ン ラ イ ン ヘルプで説
明 さ れてい ます。
10
•
デー タ ウ ィ ン ド ウ オブジ ェ ク ト のボ タ ンお よ びピ ク チ ャ コ ン ト
ロ ール用の OriginalSize プ ロ パテ ィ
•
リ ッ チテ キ ス ト エデ ィ ッ ト コ ン ト ロ ール用の Clear(gridFlag)構文
•
リ ッ チテ キ ス ト エデ ィ ッ ト コ ン ト ロ ール用の ClearAll 関数
•
CloseUserObject、 OpenUserObject、 お よ び OpenUserObjectWithParm
関数はビ ジ ュ アル ユーザ オブジ ェ ク ト をサポー ト し ます。
•
Web サービ ス プ ロ キ シ オブジ ェ ク ト の PBAddCookie お よ び
PBGetCookies 関数
•
ク ッ キー プ ロ パテ ィ を取得お よ び設定す る ための
SoapPBCookie メ ソ ッ ド
11
個の
•
プロ キシ
サーバ バ イ パ ス条件を設定す る ための
SoapConnection メ ソ ッ ド
4
個の
新機能
廃止予定の機能
•
すべてのデー タ ベース接続のための GenerateEqualIsNull デー タ
ベース パ ラ メ ー タ
•
SQL Server (SNC) 接続のための NCharBind デー タ ベース パ ラ メ ー
タ
廃止予定の機能
COM ま たは COM+ コ ン ポーネ ン ト を構築す る 機能は、PowerBuilder の
バージ ョ ン 12.0 では使用で き ません。 ただ し 、 標準の PowerBuilder ク
ラ イ ア ン ト サーバ アプ リ ケーシ ョ ン か ら は、 依然 と し て COM お よ び
COM+ コ ン ポーネ ン ト に接続で き ます。
PowerBuilder 12.0 Windows
11
廃止予定の機能
12
新機能