第1629回 卓話 - 野々市ロータリークラブ

例会日
第 1629 回例会
9 月 4 日(水)
会場
於「金沢国際ホテル」
本日のプログラム
■
開会点鐘(18 時 30 分点鐘)
■
国歌斉唱(直江学美様)
■
ロータリーソング「手に手つないで」
会
長
挨 拶
本田英夫 会長
本日はソプラノ歌手の直江学美様にお越しいただいています。国歌斉唱の歌声もとてもすてきだなと聞き
惚れました。そこで今回は挨拶もそこそこに終わらせ、直江様のお話や歌を愉しませていただこうと思い
ます。よろしくお願い申し上げます。
誕生・結婚お祝い
誕生:瀬村様、宮森様、中島様、中村(俊)様
表 彰 伝 達 式
■R 財団・ロータリークラブ米山記念財団の表彰伝達式
・当クラブに米山功労クラブ(9 回目)感謝状
・マルチプル・ポールハリス・フェロー(1 回):本田会長
・マルチプル・ポールハリス・フェロー(2 回): 瀬村様
・米山功労者(第 4 回マルチプル)
:瀬村様
・米山功労者:宮川様
幹
事
報 告
宮口典久 副幹事
・ 例会終了後 19 時 40 分よりコディアックにて理事・役員会を開催いたします。
・ 10 月 5・6 日(土・日)地区大会(於;こまつドーム)の登録は 9 月 5 日(木)まで出欠変更が可能です。
委 員 会 報 告
2012-2013 年会計
松田 真一 様
・昨年度の3RC合同観桜会の収支について、本日の回覧で改めてご案内させていただきます。よろしく
ご確認のほどお願い申し上げます。
出席担当
石澤 康 様
・8 月の出席率のご報告
8 月は平均 91.29%でした。7 月よりもよくなっています。これからもよろしくお願い申し上げます。
例会日
■卓話者の紹介
第 1629 回例会
竹澤 勝治
9 月 4 日(水)
会場
於「金沢国際ホテル」
様
本日の卓話をお願いした直江学美さんは国立音楽大学声楽学科ご卒業後、金沢大学大学院教育学研究科を
修了されています。その後もプラハの音楽学校にて研鑽を積まれています。現在は金沢星稜大学准教授と
してこどもと音楽とのかかわりについて研究を進めるとともに演奏活動等を行っておられます。
卓
話
■ 卓話
金沢星稜大学 人間科学部 准教授 直江 学美様
「日本人と歌」
歌を始めたきっかけの高校生のときです。通学が遠く、毎日
疲れて体調をくずしていたところ、母親に「歌でもやってみれ
ば?」と勧められました。歌のレッスンに通いはじめると、どん
どん上達していくことが楽しく、高校 2 年生で歌の道を進むこと
を決めました。
音大生になったときに、知り合いを訪ねてプラハに行きました。
そこでまたよい先生を紹介してもらい、更に歌の世界にのめりこみ
ました。
音大卒業後、金沢大学で学ぶ機会をいただきました。以前は人前にでるのが緊張していやだったのです
が、この頃にはこれもおさまり、今ではみなさんの前で歌ったり、大学で生徒に教えたりしております。
大学で学生指導をしている際、進路の相談を受けることもあり
ます。目標にむかって人生をつくるキャリア教育が大事だという
風潮です。しかし、自分の経験上から「明日誰に会うかもわから
ない」ので本当はご縁や運や流れに乗って、人生を築いていくこと
も大切なのではないかと思っています。
さて、皆様は日本の歌と尋ねられてなにが思い浮かびますか?
私はチェコに行った際に現地の小学校で「日本の歌を紹介して」
と頼まれ、
(これまでイタリアの歌曲など学んでいたので)とっさに思いつきませんでした。結局「かえる
の歌」をその場では歌いましたが、この経験は自分にとって衝撃的なことでした。
また先日、小学校の先生方を対象にした教員免許更新時の講師をしました。その際にも日本の歌をあげ
てみてくださいとお願いしましたが、ヒントを差し上げてもなかなかとっさに思いつかない方が多かった
です。
日本には素晴らしい歌がたくさんありますので、意識してプログラムにいれ、歌っています。そのよう
な活動のなかで、より多くの方にその良さを味わっていっていただけると嬉しいです。
日本のうたというのは江戸時代ではハーモニーと言うより、リズムとメロディが組みあわさったお囃子
でした。現在のような近代的な音楽は明治になって入ってきました。西洋音楽は狩猟民族の飛び跳ねるよ
第 1629 回例会
例会日
9 月 4 日(水)
会場
於「金沢国際ホテル」
うなリズムとメロディですが、日本の歌は君が代に代表されるように、農耕民族になじむゆっくりとし
ていて動きの幅の小さいメロディですね。なお、このような音階をヨナ抜き音階といいます。ファとシが
ない音階ですが、日本の童謡曲だけでなくスコットランド民謡「蛍の光」や歌謡曲「北国の春」などもこ
の音階です。民族を問わず、人の耳に優しくなじむのでしょう。
君が代ができたのは、明治 13 年です。作曲者は古歌とありますが、実は奥好義氏という方です。彼が
20 歳の頃、雅楽部の見習いをしていたときに友人とつくったものです。最初は伴奏がもちろんありません
でした。当時の日本人には和音という概念がなかったのです。そこで、ドイツ人音楽家エッケルトが依頼
を受けて伴奏をつくったのです。エッケルトは日本のこれまでの感覚になじむような曲をつくりました。
しかし実は、いまの君が代になるまでに、西洋的なメロディの君が代もありました。
♪
2 曲 ご紹介 ♪
イギリスの軍楽隊長と薩摩藩の軍楽隊によって作曲されたものです。私はこの旋律が好きなのですが、
当時の日本人に馴染まなかったのかもしれませんね。
本日は日ごろ耳にしている現在の君が代の成立過程のお話などさせていただきました。
あたたかく聞いていただき、ありがとうございました。
ニコニコボックス報告
上田
会員
卓上の花:ベロペロネ 花言葉:ひょうきん・おてんば
卓上の花:上田、竹澤、本田、金子、山田
本田
直江学美様 ステキなお話を伺うことを楽しみにしております。
浜
直江様 本日はありがとうございました。
竹澤
直江さん ありがとう。
東
直江先生、悪天候の中を来ていただき、卓話をいただき有難うございました。
よい勉強になりました。
宮口
直江様 ようこそ!!
織田
直江様 本日はありがとうございます。
宮川
直江学美様 大変お忙しい中、貴重な卓話ありがとうございました。
村本
直江さん 素敵に歌い続けてください。
松田
直江様 音楽のお話、楽しみにしています。
金子
直江様 本日はありがとうございました。
下原
直江様 素敵な歌をありがとうございました!!
上田
直江様 本日ありがとうございます。
瀬村、中村(俊昭)、宮森、中島、舟元、兼田、元尾
本日の収入額
31,500 円
累計 212,500 円
■ 閉会点鐘(19 時 30 分)
記録:金子、写真:長門