H27年度「躍動」8号

-YAKUDOH-
平成27年度
発行者
編 集
第8号
小泉 和義
相模原市小学校体育研究会
平成27年
月
日(
)
★☆第2回 実技講演会(陸上運動)☆★ 講師 髙橋 誠 先生
梶川
十亀
日
種
会
時
目
場
洋平先生
慎也先生(法政クラブ)
平成27年 8月26日(水)午後6時00分~8時00分
陸上運動(リレー・ハードル走、走り高跳び、走り幅跳び)
法政大学多摩キャンパス14号館総合体育館
参加者数 103名(正会員50名、会員以外53名)
あいにくの雨模様でしたが、法政大学多摩キャン
パスの総合体育館を会場として、第2回目の実技講
習会「陸上運動」を実施しました。「リレー・ハー
ドル走」「走り高跳び」「走り幅跳び」のグループに
分かれ、それぞれの種目の指導方法や指導ポイント
を学びました。
○リレー(4×100mリレー)
①バトンパス
●スタート位置を決める。
・だいたい子どもの足で20足分。
・スタート位置を決めたら前走者も次走者も
全力で走り、調整していく。
●バトンをもらうとき
・次走者は、前走者が「はい!」
と言ったら、バトンをもらう
方の腕を後ろに出す。
・肩、肘、手首が一直線になる
ようにする。
・前走者に手のひらが見えるよ
うにし、親指以外の指が下に
向くようにする。
②リレーのオーダーに迷ったときに
1走…落ちついている児童(走力2番)
2走…体力に自信があり、ムードメーカー
(走力3番)
3走…協調性がある(走力4番)
4走…走力があり、最後まで走りぬける
(走力1番)
○ハードル走
①局面について
・ハードル走はスタートから踏み切り(アプローチ)、
空中姿勢(ハードリング)、インターバル、フィニ
ッシュの4つから成り立っている。
②アプローチについて
・減速しないように走る。
・踏み切り位置を確認する。
③ハードリングについて
・柔軟性を高める
・手と足の連動性を意識しながら、素早く動かす。
④インターバルについて
・ランニングに近づける。
○走り高跳び
①助走について
・最も大切なのは直線ではなく、弧を描くようにし
てバーに向かっていくこと。
・開始の位置はだいたいの位置を決め、そこを基準
に子ども自身が調整していく。
②踏み切りについて
・バーに対して真横に立って跳ぶことが大切。
・リード足の振り上げ、腕の振り上げを利用して
跳べるようにする。
③動きのポイント
・ 跳躍の時には力がしっ
かりと伝わるように、
常に姿勢をよくし、身
体がぶれないようにす
る。
・跳躍は身体全体を持ち
上げるように腕と足を
使う。
○走り幅跳び
①助走について
・姿勢を正しく保つ
・リズムを体に覚えさせる
・歩数は奇数でとるのが一般的(9~11歩)
7歩 (1234 123)
9歩 (1234 12 123)
11歩(自分がしっくりくる区切りを探す)
②踏み切りについて
・足の裏がスタンプだと思い、地面を押す。
・かかとから母指球までなめらかに着く。
③動きのポイント
・踏み切りの後は、体を引き上げるように腕と足を
使う。
■参加者の声■
◎バトンパスの手の出し方やリードの仕
方、ハードル走の着地点の適切な位置な
ど、ポイントを絞って教えていただけた
のがわかりやすく、2学期実践してみよ
うと思いました。
◎ 走 り 高 跳 び の 指 導 の な か で 、「 リ ズ ム よ
く 」 と い う 声 を か け に つ い て 、「 で き る
だけ足が地面についている時間を短くす
る 」と い う 意 味 に つ い て 教 え て い た だ き 、
今後の指導に役立てたいです。
◎ハードルでは、踏み切りの仕方やハード
リング、それに必要な股関節の柔軟性な
どより実践的な方法を教わり、得意でな
くてもハードルを跳びたいと思いました。