SoftLayer社、シトリックス製品をベー スに無限のスケーラビリティを持つオ ンデマンド型インフラストラクチャー を提供 「シトリックスとの提携は簡単 に決まりました。シトリックス が、企業やクラウドサービスプロ バイダーの意見にしっかり耳を 傾けていることは明らかでした。 シトリックスのソリューション は、この急成長中のITセグメント のニーズを超えるものでした」 Nathan Day氏 SoftLayer社 チーフテクノロジオフィサー SoftLayer 社は、クラス最高の接続性とテクノロジを誇る真の仮想データセンター により、グローバルなオンデマンド方式のデータセンターサービスおよびホス ティングサービスを提供している企業です。SoftLayer 社の IaaS(infrastructureas-a-service)ソリューションは、専用環境、クラウド環境、およびシームレスな ハイブリッド環境を提供する業界唯一のオンデマンド型インフラストラクチャー であり、顧客が自社のビジネスを開始時の状態からほぼ無限に拡張できること、 ビジネス要求に応えるために必要とするリソースをリアルタイムに購入および利 用できることを可能にします。SoftLayer 社は、完全なアクセス、制御、セキュリ ティ、スケーラビリティを顧客に提供し、適切な性能バランス、柔軟性、自社の ニーズに見合うコストを顧客が選択できるようにします。SoftLayer 社 は 2005 年に設立された後、急速に成長を遂げており、現在、25,000 台のサーバー、6,000 の顧客、700 テラバイトのストレージを擁しています。同社は、米国内の 3 ヶ所 (ダラス、シアトル、ワシントン D.C.)にデータセンターを持ち、170 名以上の 従業員を抱えています。SoftLayer 社 の顧客は、110 ヶ国を超える世界中の国々 に広がっています。 SoftLayer 社のチーフストラテジーオフィサーである George Karidis 氏は次のよ うに述べています。「弊社はオンデマンド型のインフラストラクチャープロバイ ダーです。我々は、データセンターやコンピューティング環境の運用に関連する IT サービスのすべてを提供しています。また、我々はそれを月単位のサービスと して提供すると共に、すべての物理要素を管理しています」。 SoftLayer 社は、エンタープライズクラスのビジネスインフラストラクチャーおよ びアプリケーションを、自社の従来型の分散コンピューティング環境では事前投 資が高額すぎるためにこれらのリソースを購入できなかった中小企業に対して提 供します。Karidis 氏は次のようにも述べています。「これらのサービスを月単位 で提供すれば、誰もがそのサービスを購入できるようになります」。これにより、 顧客は自分の予算をより良く運用できると共に、自社のリソースを効果的に管理 できるようになります。従来のように、$200,000 を事前投資してラック式のシス テムを購入して自社内にインストールした後、それが効果的に機能するか否かに かかわらず同システムを使い続けるのではなく、顧客は今や、エンタープライズ クラスの機能を数分で入手することができ、月単位で支払いを行い、必要に応じ て規模の拡張や縮小を行うことができます。しかも、いつでもサービスや支払い を停止できます。 www.citrix.com 課題:急速に拡大している仮想データセンターをサポートで きる最適なハイパーバイザーを選択すること 主なメリット 制限のないスケーラビリティ 管理のしやすさ 優秀なサポートチーム ネットワーク環境 Microsoft Red Hat Parallels McAfee ネットワークソリューション 災害復旧/高可用性 負荷分散 ファイアウォール コンテンツ配信ネットワーク Anycst NDS IDS/IPS デジタルトランスコーディング EVault経由のバックアップお よびレプリケーション iSCSIストレージ、スナップ ショット、レプリケーション FTP/NASストレージ ソフトウェア Citrix XenServer Citrix NetScaler Citrix Essentials TM 2008 年に、SoftLayer 社は、同社が計画した完全な仮想ホステッドデータセンター を構築するにあたって、どのハイパーバイザーを基盤として使用するかを決定し なければなりませんでした。SoftLayer 社はオプションに注目し、大規模なテスト ® を実施した後、同社のクラウド環境の基本的なハイパーバイザーとして Citrix ® XenServer を選択しました。Karidis 氏は次のように述べています。「我々はシト リックスのポートフォリオを調べた結果、我々は、シトリックス製品をベースと して、より多くの製品を市場に投入できると判断しました。我々が最初に投入し た製品は XenServer でした。XenServer を我々のベースとしたことは非常に大き な決断でした。XenServer は、我々の期待のすべてに見事に応えてくれました」。 XenServer は、ダラス、シアトル、ワシントン D.C.にあるデータセンター内で、 すべての仮想化されたワークロードやセッションを管理するエンジンとして機能 しています。XenServer を使用すると、これらのワークロードやセッションが同 一のラック内で生成されているかのような管理が行えます。XenServer はスケー ラブルでかつシンプルなサーバー環境を提供するため、SoftLayer 社は顧客に対し てオペレーティングシステムを含む専用サーバーを約 2 時間で、仮想環境を 1 時 間以下で、同社の製品を 15 分で提供することが可能となっています。SoftLayer 社 のサービ スは顧客 による自 由な規模 の拡張や 縮小を許 可してい ますが、 XenServer を使うことで SoftLayer 社が規模の拡張や縮小を行うことも可能と なっています。SoftLayer 社が 2006 年に所有していたサーバーは 1 台だけでした。 今や、同社の社員は 25,000 台ものサーバーを管理しています。「これは実に効率 的です」と、Karidis 氏は述べています。 シトリックスのポートフォリオ全体を活用 SoftLayer 社は、シトリックステクノロジの同社独自の利用を拡張することにより、 多くのシトリックスソリューションを同社のサービスの一部として提供していま ® ® す。Citrix NetScaler は、SoftLayer 社がアプリケーションの負荷分散をサービス として提供することを可能にしています。同社の顧客の多くは、ホストされてい る自分達の Web アプリケーションに関して負荷分散サービスを必要としていま す。以前の SoftLayer 社のソリューションは、複数の顧客がハードウェアとして の負荷分散のアプライアンスを共有している場合にのみ負荷分散サービスを提供 するというものでした。これは、個々の顧客向けに専用のアプライアンスを購入 することはコスト効率が悪いことが理由でした。しかし、顧客にハードウェアア プライアンスを共有させることは、顧客が同デバイスのすべての機能を使えない ようにすること、すなわちアプライアンスに関する完全な管理者制御を顧客がで きなくなることを意味していました。 NetScaler VPX の導入により、SoftLayer 社は、仮想アプライアンスとしての専用 のソフトウェアロードバランサーソリューションを顧客に提供することで、この 問題を解決しました。NetScaler VPX は、世界最大の Web サイトで使用されてい るものと同じロードバランサー(NetScaler MPX)に基づいているため、SoftLayer 社の顧客に強力でかつコスト効率のよいソリューションを提供します。また、こ れにより、顧客は、NetScaler 上で提供されているすべての機能を利用できると 共に、同デバイスに関する完全な制御を行えるようになります。 SoftLayer 社の共同設立者でありチーフテクノロジオフィサーでもある Nathan Day 氏は次のように述べています。「NetScaler VPX 仮想アプライアンスを我社 のクラウドベースサービスのポートフォリオに加えることができたのを誇りに思 います。NetScaler VPX により、SoftLayer 社は業界最高の負荷分散機能とアプリ ケーション最適化機能をオンデマンドのクラウドベースサービスとして提供でき るようになりました」。 2 SoftLayer | 導入事例 NetScaler をサービスとして自社の顧客に提供することに加えて、SoftLayer 社は、 NetScaler を同社自身のコアロードバランシングソリューションとして使用して います。SoftLayer 社は、同社の性能要件およびセキュリティ要件をより良くする ために、競合他社のソリューションを NetScaler MPX アプライアンスに置き換え ました。Day 氏は次のようにも述べています。「NetScaler MPX は卓越した性能 と管理のしやすさを提供します」。 シトリックスを選択した大きな理由:シトリックスチームの 存在 Karidis 氏は、また次のようにも述べています。「XenServer チームとの共同作業 は大きな差別化要因の 1 つでした。適切なスタッフを配置すること、適切なレベ ルの契約を交わすこと、問題点のテストや市場への製品投入方法、例えば、処理、 コストの削減、顧客が購入したくなる製品づくりなどに関して最後まで取り組む こと。これらのすべてのことが、シトリックスチームと協力することで非常に容 易に実施できました。他のハイパーバイザーベンダーと組んだ場合、こう上手く はいかなかったでしょう」。 「我々にとって最も大きなメリットは、素晴らしい Citrix チームとの良好な関係 を築けたことです。どんな時に誰に電話した場合でも、いつも的確な答えが返っ てきます。技術的な問題であれ、ライセンス上の問題であれ、ロードマップに関 する質問であれ、常に誰かが応えてくれます。我々は Citrix という会社全体を信 頼しており、Citrix が現在提供しているものだけではなく、同社が 6 ヶ月後、12 ヶ 月後に提供するものに関しても全幅の信頼を置いています」。 シトリックスはベンダーでありまた顧客でもある シトリックスと SoftLayer 社の関係はユニークです。シトリックスは SoftLayer 社にとってはベンダーです。シトリックスの製品は SoftLayer 社のシステムで使 われており、SoftLayer 社が提供するサービスにもシトリックスの製品が含まれて います。同時に、シトリックスは SoftLayer 社の顧客でもあります。シトリック スは、SoftLayer 社のインフラストラクチャーを使用してデスクトップ仮想化ソ リューションを提供しているためです。Citrix Virtual Demo Center は、基本から 積み上げてクラウド運用までを実現するようなアーキテクチャを持つよう設計さ ® ® れており、Citrix XenDesktop のデモ環境を管理するためのダッシュボードイン ターフェースを提供します。このデモ環境は、SoftLayer 社のインフラストラク チャーを使用してオンデマンドでプロビジョニングされます。シトリックスの セールスチームは、Virtual Demo Center を使用して、任意の場所からオンデマン ドで、完全なシトリックスデモ環境をクラウド内でプロビジョニングします。こ れにより、仮想環境が任意のインターネット接続を通じて利用可能となります。 Nathan Day氏は次のように述べています。「シトリックスとの提携は簡単に決ま りました。シトリックスが、企業やクラウドサービスプロバイダーの意見にしっ かり耳を傾けていることは明らかでした。シトリックスのソリューションは、こ の急成長中のITセグメントのニーズを超えるものでした」。 3 SoftLayer Technologiesについて テキサス州ダラスを本社とするSoftLayer社は、クラス最高のIaaS(infrastructure-as-a-service)プロバイダーです。同社 は、ダラス、シアトル、ワシントンDCにデータセンターを持ち、米国中にネットワーク用のポイントオブプレゼンス(POP) を配置しています。SoftLayer社はすべてのITエレメントを統合および自動化することにより、顧客が、単一インターフェー スを通じて管理可能なクラウド環境、専用環境、シームレスなハイブリッド環境を作成できるようにしています。あらゆ る規模の企業が、オンデマンド型のITソリューションにおいて、完全な制御、セキュリティ、スケーラビリティ、管理の しやすさを実現できます。詳細については、同社のWebサイトwww.softlayer.comを参照するか、866.398.7638までお問い 合わせください。 Citrixについて Citrix Systems, Inc. (NASDAQ:CTXS)は、企業がITをオンデマンドサービスとして配信できるようにする仮想コンピュー ティングソリューションのトッププロバイダーです。1989年に設立されたCitrixは、仮想化、ネットワーキング、クラウド コンピューティングを同社の完全な製品ポートフォリオへと結合することにより、ユーザー部門向けには仮想ワークスタ イルを、IT部門向けには仮想データセンターを可能とする企業へと成長しました。世界中で23万件を超える組織が、Citrix 製品を使用してよりシンプルでコスト効率の良いIT環境を構築しています。Citrixは、100ヶ国以上の1万社以上の企業と提 携しています。同社の2009年の年間収益は16億1千万ドルでした。 ©2009 Citrix Systems, Inc.All rights reserved.Citrix®、XenServer®、NetScaler®、Citrix Essentials™およびXenDesktop®は、 Citrix Systems, Inc.またはその子会社の登録商標であり、米国の特許商標局およびその他の国に登録されています。その他 の商標や登録商標はそれぞれの各社が所有権を有するものです。 1109 4
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