2012 年 9 月号 第 16 号 C O N T E N T S 1. 上海駐在員事務所便り ・ 【 新任のご挨拶 】 ・・・上海駐在員事務所長 河村 真二 2.アジア統括会社設立 加速 ・・・ グラントソントン太陽 ASG 税理士法人 国際税務パートナー税理士 宮島久美子 3. アジアビジネスを応援します ~アジア室より~ ・ 「みなとアジアサークル」第 2 回セミナー &名刺交換会の開催 【写真:8 月 23 日、「みなとアジアサークル」 第2回セミナー会場風景】 4.「アジア ラストフロンティア」 ~ミャンマーの現状~ ・・・ 法人業務部・アジア室 山本 裕行 5.最近のアジアニュース 6. アジア各国 外国為替・株式・金利相場 みなと銀行法人業務部アジア室 1.本資料記載の情報は、法律上、会計上、税務上の助言を含むものではありません。法律上、会計上、税務上の助言を必要とされる場合は、それぞれの専 門家にご相談ください。 2.著作権 本誌記載の情報の著作権は原則として弊行に帰属します。いかなる目的であれ、本誌の一部または全部について無断 で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、貸与等を行うことを禁止します。 3.免責 本誌記載の情報は、弊行が信頼できると考え る各方面から取得しておりますが、その内容の正確性、信頼性、完全性を保証するものではありません。ここに記載された内容は事前の連絡無しに変更され ることもあります。弊行は当該情報に起因して発生した損害については、その内容如何にかかわらず一切責任を負いません。また、本稿の中で、意見にわた る部分は、筆者の個人的意見であり、筆者の所属する組織の見解を代表するものではありません。 1 上海駐在員事務所便り 【新任のご挨 拶】 先 月 8 月 の人 事 異 動 で上 海 事 務 所 長 として赴 任 しております河 村 (カワムラ)でございます、どうぞ 宜 しくお願 い申 し上 げます。 私 事 ですが、以 前 、2006 年 から 1 年 ほど上 海 に駐 在 していた事 もあり、今 回 で 2 度 目 の上 海 赴 任 になります。 当 時 を思 い起 こせば、タクシーの初 乗 り料 金 が 10 元 に対 して現 在 は 14 元 (約 180 円 ) と 1.4 倍 になっています。その他 の値 段 を見 てみますと大 体 、6 年 前 に比 べ 1.4 倍 位 の物 価 上 昇 では ないのかなと感 じております。また、上 海 のインフラ、例 えば、地 下 鉄 ですが私 の記 憶 では当 時 、地 下 鉄 4 号 線 が工 事 中 だったと思 いますが、今 は 11 号 線 まであり、この発 展 のスピードには驚 いております。 しかしながら、乗 車 マナーは当 時 から変 わっておらず、地 下 鉄 に乗 る度 にどうかと疑 問 に思 うことがあり、 先 日 は、お母 さんが小 さな子 供 の手 を引 っ張 りながら、割 り込 み乗 車 をしているのを見 ていると、上 海 のインフラ発 展 と同 じ様 に早 く、人 々のルールやマナーと言 うソフト面 も進 歩 して欲 しいなと願 っていま す。 【写 真 : 当 事 務 所 近 くの「静 安 寺 」】 【写 真 : 右 側 が河 村 、左 側 がローカルスタッフの劉 】 また、この上 海 のインフラ発 展 スピードに関 して、私 的 な意 見 を述 べさせて頂 くと、2008 年 北 京 オリン ピック、「2 年 後 」の 2010 年 上 海 万 博 開 催 に対 して日 本 は 1964 年 東 京 オリンピック、「6 年 後 」の 1970 年 大 阪 万 博 であり、簡 単 には比 較 できないと思 いますが、発 展 スピードは中 国 の 1 年 が日 本 の 3 年 以 上 に相 当 するのではないかと感 じております。上 海 の地 下 鉄 は現 在 、11 号 線 までで 264 駅 、総 延 長 は 424 キロと世 界 一 であり、更 に 2020 年 までに 21 号 線 まで建 設 する予 定 との事 です。 さて、簡 単 に当 事 務 所 を紹 介 させて頂 きますと、当 事 務 所 は上 海 市 内 中 心 である静 安 区 にある「中 欣 大 厦 」(ユナ イテッドプラザ)48 階 建 ビルの 33 階 にあり、周 囲 には久 光 百 貨 店 (香 港 系 そごうの日 本 式 デパート)や 3 世 紀 、三 国 時 代 、 呉 の初 代 皇 帝 、孫 権 によって建 てられた「静 安 寺 」がござい ます。人 員 は私 とローカルスタッフの劉 (リュウ)の 2 名 で活 動 を行 っています。 ここで、当 事 務 所 の主 な活 動 内 容 ですが、「お取 引 先 へ の中 国 ビジネス情 報 発 信 」「お取 引 先 セミナー・懇 親 会 の開 催 」、「日 中 ものづくり商 談 会 の共 催 」など、所 謂 「よろず相 談 所 」的 な形 で、さまざまなご支 援 サービスを提 供 していくこ とでお取 引 先 の発 展 のお手 伝 いをさせて頂 きたいと思 いま すので、ご要 望 の際 には何 なりとお申 し付 け頂 ければと思 います。 最 後 に地 下 鉄 2号 線 「静 安 寺 」駅 から徒 歩 5 分 程 と、交 通 の便 が大 変 良 い場 所 にありまた、当 事 務 所 の応 接 室 から は浦 東 地 区 の東 方 明 珠 塔 (テレビ塔 )や上 海 環 球 金 融 中 心 が望 めますので、近 くにお越 しの場 合 には是 非 、お立 ち 【写 真 : 当 事 務 所 がある中 欣 大 厦 寄 り下 さい。 ビル(ユナイテッドプラザ)】 (上 海 駐 在 員 事 務 所 長 河村 真二 記) 2 アジア統括会社設立 加速 日 本 企 業 のアジア統 括 会 社 が急 激 に増 加 しています。海 外 における競 争 に打 ち勝 つために、 今 や グル ープ内 の 効 率 的 な 管 理 と迅 速 な 意 思 決 定 に よ る 業 務 の 最 適 化 、 グ ル ー プ全 体 の 総 合 的 なコスト 削 減 政 策 な どが必 須 と なっているためです。 さ ら に 、 2010 年 の 外 国 子 会 社 合 算 税 制 の 改 正 や 外 国 子 会 社 か ら の 配 当 益 金 不 算 入 制 度 の創 設 、アジア各 国 で進 められている外 資 規 制 緩 和 措 置 や地 域 統 括 会 社 に対 する優 遇 措 置 等 の外 資 誘 致 政 策 などがその 後 押 しをしている と考 えら れ ます。 1.地 域 統 括 会 社 の目 的 アジア地 域 統 括 会 社 の 設 立 国 第 1 位 はシンガポール、 第 2 位 はタ イであり( JE TRO 資 料 よ り) 、 いずれも地 域 統 括 会 社 に対 する税 務 上 の優 遇 措 置 が数 多 く用 意 されています。下 記 に示 すよ うに、地 域 統 括 会 社 の設 立 目 的 は税 務 上 のベネフィットのみではありませんが、再 編 時 の税 コス トおよ び再 編 後 のオ ペ レーションに かかる 税 コ ストの削 減 は企 業 にと って大 きな 課 題 とい え ます。 <シンガ ポ ール統 括 会 社 設 立 理 由 ( JETR O アンケー トよ り) > ①経 営 統 括 強 化 経 営 統 制 を 強 化 し 、迅 速 な意 思 決 定 、市 場 ニ ーズに即 し た経 営 を行 うため ②効 率 化 ・コスト削 減 地 域 内 のグループ企 業 に対 して経 営 支 援 機 能 を提 供 し、地 域 内 グループ企 業 全 体 で効 率 化 ・ コスト 削 減 を図 る ため ③金 融 面 効 率 化 為 替 リスクの集 中 管 理 、資 金 ・ 決 済 の一 元 管 理 をするた め ④グルー プ の税 務 戦 略 各 種 税 制 イ ンセンティ ブ を有 効 活 用 し、グル ープ 企 業 全 体 で 税 務 戦 略 を 高 度 化 する ため 2 . 現 物 出 資 による統 括 会 社 の 設 立 地 域 内 の複 数 外 国 子 会 社 の株 式 を現 物 出 資 することにより地 域 統 括 会 社 を設 立 する場 合 には、日 本 国 内 法 における適 格 現 物 出 資 の要 件 について注 意 が必 要 です。内 国 法 人 への出 資 に つ い て は 現 物 出 資 資 産 の 制 限 は あり ま せ ん が 、 外 国 法 人 へ の 出 資 の 場 合 に は 、 国 外 資 産 又 は負 債 に 限 定 さ れて います。 現 物 出 資 資 産 に非 適 格 資 産 が含 まれている場 合 には、当 該 取 引 全 体 が非 適 格 現 物 出 資 と なります。したがって、適 格 現 物 出 資 による簿 価 移 転 を実 現 するためには、適 格 資 産 および負 3 債 を現 物 出 資 した後 で、非 適 格 資 産 および負 債 を別 途 非 適 格 現 物 出 資 または時 価 譲 渡 する 等 の対 応 が 必 要 とな り ます。 ( 1 ) 適 格 現 物 出 資 資 産 の制 限 ( 法 法 2 条 1 2 の 14) 適 格 現 物 出 資 の定 義 において、外 国 法 人 に国 内 にある資 産 又 は負 債 として一 定 の資 産 又 は 負 債 の移 転 を行 うものが除 かれています。したがって、外 国 法 人 に対 して国 外 資 産 又 は負 債 を 移 転 した場 合 (他 の適 格 要 件 を全 て満 たしていることを前 提 とします)には、適 格 現 物 出 資 に該 当 すること になりま す。 ( 2 ) 国 内 資 産 又 は負 債 と国 外 資 産 又 は負 債 (法 令 4 の 3⑨、法 基 通 1-4-12) 国 内 資 産 又 は 負 債 と は 、 国 内 に ある 不 動 産 、 不 動 産 の 上 に 存 す る 権 利 、 鉱 業 権 お よ び 採 石 権 その他 国 内 にある事 業 所 に属 する資 産 又 は負 債 をいいますが、外 国 法 人 の発 行 済 み株 式 等 の総 数 の 2 5 %以 上 の 株 式 を有 す る場 合 に お けるその 外 国 法 人 の株 式 は国 内 資 産 又 は 負 債 か ら除 外 さ れ ています。 つまり 、保 有 割 合 2 5 %以 上 の外 国 株 式 は 外 国 資 産 と して適 格 資 産 になり ますが 、2 5 %未 満 の外 国 株 式 は 国 内 資 産 に 該 当 するた め非 適 格 資 産 になり ま す。 国 内 に ある 事 業 所 に 属 す る 資 産 又 は 負 債 に 該 当 す る か ど う かは 、 原 則 と し て 、 当 該 資 産 又 は 負 債 が 国 内 に ある 事 業 所 又 は 国 外 に あ る 事 業 所 の い ず れ の 事 業 所 の 帳 簿 に 記 載 さ れ て い る か により 判 定 します。 3 . 子 会 社 の本 店 所 在 地 国 に おけ る課 税 子 会 社 本 店 所 在 国 に恒 久 的 施 設 (PE)を有 しない外 国 法 人 の株 式 譲 渡 益 を課 税 対 象 とし ていない国 は多 く、また、マレーシアやシンガポールのようにキャピタルゲインに対 する課 税 を行 っ ていない国 もあります。 し かし 、 例 え ば 日 本 の よ う に 、 一 定 の 要 件 を 満 た し た 事 業 譲 渡 類 似 株 式 等 の 譲 渡 に つ い て は 、 PEの有 無 にかかわらず課 税 の対 象 としている場 合 もありますので、各 国 の国 内 法 および租 税 条 約 の確 認 は必 須 です。なお、子 会 社 の本 店 所 在 地 国 において株 式 譲 渡 益 に対 して課 された外 国 税 は、 日 本 の法 人 税 額 の計 算 上 、外 国 税 額 控 除 の 適 用 対 象 とな り ます。 お見 逃 し な く! 20 10 年 度 の 外 国 子 会 社 合 算 税 制 の 改 正 に よ り 、 租 税 特 別 措 置 法 に 規 定 す る 「 統 括 会 社 」 に対 する適 用 除 外 基 準 の要 件 が緩 和 されましたが、この規 定 の適 用 を受 けるためには、統 括 業 務 を行 う固 定 施 設 があり統 括 業 務 に従 事 する専 任 者 がいる等 、統 括 会 社 および被 統 括 会 社 が 共 に実 体 の ある事 業 を 行 っている ことが要 件 とされてい ま すので注 意 が必 要 で す 。 また、統 括 業 務 の対 価 として被 統 括 会 社 が統 括 会 社 に支 払 うマネジメントフィーやサービスフ ィーの損 金 性 について、被 統 括 会 社 の所 在 地 国 において疑 義 を生 じさせないための対 策 も重 要 です。 4 執筆者プロフィール 宮島久美子 グラントソントン 太陽 ASG 税理士法人 国際税務パートナー 税理士 Big4(四大監査法人)勤務および外資系大手企業コントローラーを経 て、現在国際税務を担当。国際取引を行う日本法人および外資系企 業に対する、税務コンプライアンスおよび税務アドバイスサービスを専 門とする。外国法人の日本進出および日本法人の海外進出に関する アドバイス業務にも従事。セミナーにおいて、海外進出企業の税務、タ ックスヘイブン対策税制、外国税額控除、国際源泉課税、租税条約な どのレクチャーを行う。グラントソントン インターナショナルのインターナ ショナルマネジャートレーニングプログラム参加。 グラントソントン太陽ASG税理士法人(グラント・ソントン加盟事務所)http://www.gtjapan.jp 国際・国内税務会計のコンサルティング専門集団として 1971 年の設立。毎年変更・改正され「複雑 化する税務問題」、適正な課税を求めて「一般化する税務訴訟」、ボーダレス化を背景に「多様化 する選択肢」に対応すべく、各種税務相談、税務戦略立案・実行から税務訴訟対応まで税のあらゆ る分野において総合的ソリューションを提供。 主なサービス:国際/国内税務、グループ税制・連結納税スキーム設計、グループ間取引設計、税 務リスク・スクリーニング、移転価格税制コンサルティング、企業再編・M&A トランザクション、中国ビジネス コンサルティング、税務訴訟、外資系企業に対する会計帳簿作成・給与計算、企業組織再編、クロスボ ーダー再編、株式公開 、資本戦略コンサルティング 、株価・事業価値評価、ファミリービジネス向け総 合コンサルティング、ファミリーオフィスサービス、事業承継対策、財団法人設立・運営コンサルティング、財 務・業務管理システムの導入・運用コンサルティング 太陽ASGグループ(グラント・ソントン加盟事務所)www.grantthornton.jp グラント・ソントンは、世界 100 カ国以上・500 拠点以上をネットワークする国際会計事務所グループ です。日本では、太陽 ASG グループ(太陽 ASG 有限責任監査法人、グラントソントン太陽 ASG 税 理士法人、グラントソントン太陽 ASG 株式会社、株式会社太陽 ASG アドバイザリーサービス、グラ ントソントン・マスターズトラスト株式会社)がグラント・ソントンの日本メンバーとして、国際水準の監査 のほか、会計、税務、企業経営全般のコンサルティングサービスを提供しています。 海外ジャパンデスク 世界主要都市に日本語対応可能なプロフェッショナルを配し、現地法人・支店等の監査をはじめ、 新規海外進出、進出後の税務・会計規則へのコンプライアンス、M&A、また海外展開を戦略的に 見直す場合のビジネスアドバイザリー等の幅広いサービスを日本語で提供。 中国(北京、上海、広州) 米国(NY、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス) 英国(ロンドン) シンガポール 台湾(台北) フィリピン(マニラ) ベトナム(ハノイ) 5 アジアビジネスを応援します ~アジア室より~ 「みなとアジアサークル」第 2 回セミナー&名刺交換会の開催 8 月 23 日 (木 )、「みなとアジアサークル」第 2 回 セミナ ー&名 刺 交 換 会 が神 戸 国 際 会 館 9F 大 会 議 室 にて開 催 され、会 員 企 業 47 名 が参 加 されました。 当 日 は株 式 会 社 フォーバル 執 行 役 員 有 賀 正 宏 氏 から「ミャンマー事 情 について」、有 限 会 社 ラガーコーポレ ーション 代 表 取 締 役 会 長 細 江 茂 逸 氏 から「カンボジア ものづくりビジネスの現 状 」について、それぞれご講 演 い ただきました。 また、当 行 の紹 介 により実 現 した海 外 ビジネスマッチン グ事 例 、海 外 ビジネスに携 わる会 員 企 業 の紹 介 、現 在 イ ンターンシップ生 として受 け入 れているベトナム人 留 学 生 2 名 の紹 介 や名 刺 交 換 会 も行 われました。 セミナーに関 するアンケートの集 計 結 果 によると、「自 身 の 経 験 による話 が非 常 に参 考 になった」、「苦 労 、失 敗 談 をあり のまま聞 け、大 変 有 意 義 だった」とのお声 をいただきました。 アジア ラストフロンティア 【写真: セミナー後の当行インタ ーンシップ生の紹介】 ~ ミャンマーの現状~ ミンゴンラバー!(こんにちは!) 民 主 化 への道 を徐 々に歩 み始 め、最 近 では新 聞 、ニュースで取 り上 げられる頻 度 も大 幅 に増 加 しているミャンマー。今 年 10 月 には成 田 ‐ヤンゴ ンの直 行 便 が就 航 、外 資 企 業 に対 する新 外 国 投 資 法 (国 内 企 業 の反 対 もあり当 初 制 定 時 期 より遅 れているようですが)も制 定 予 定 で日 系 企 業 にと ってますます目 が離 せない存 在 となっています。 そんなミャンマーの実 態 はどうなのか?今 年 8 月 の現 地 視 察 と現 地 駐 在 員 へのヒアリングからご紹 介 させて頂 きます。 【写真: ヤンゴン市内の風景 中心にあるのがパ ゴタ。英国領だったこともあり英国風の建物や教会も 目につく。川の左向こうには日本が全面的に支援する 建設予定のティラワ工業団地がある】 【写真左: ミャンマー最大の仏教の聖地 「シェタゴンパヤー」の僧侶】 (ヤンゴンの風 景 ) 空 港 から市 内 への道 路 は意 外 に整 備 されており、 東 南 アジアでよく見 られるバイクの集 団 などは全 く見 られません(バイクは渋 滞 を引 き起 こさないよう政 府 が規 制 しているとの事 )。代 わりに目 を引 くのが日 本 製 中 古 車 で、○○観 光 、○○株 式 会 社 と記 載 され た中 古 バス、中 古 車 が数 多 く走 っています(日 本 語 の記 載 さ れ た車 は性 能 が良 くブラン ド力 があると の 事 で す)。 ま た、 至 る とこ ろに バゴ タ と 呼 ばれ る 仏 教 寺 院 があり、この国 の仏 教 への信 仰 の深 さがうかが えます。 6 多 くの 男 性 、女 性 は 筒 状 の 一 枚 布 を腰 に 巻 き つける 伝 統 的 衣 装 「ロンジー」を着 用 し生 活 しているほか、「タナカ」 (ミャンマー語 )と呼 ばれる自 然 化 粧 品 は日 焼 け止 めとして 女 性 、子 どもが塗 っています。真 面 目 でおだやかな国 民 性 もあり東 南 アジアでよく見 られる所 謂 「ぼったくり」はタクシー に乗 ってもお土 産 を買 っても出 会 いませんでした。 (最 近 の変 化 ) ・以 前 まで度 々問 題 となった二 重 為 替 制 度 (ミャンマー通 貨 チャットに対 し、政 府 公 表 相 場 と実 勢 相 場 の2種 類 の相 場 が存 在 し 100 倍 以 上 の開 きがあった)は今 年 4月 に撤 廃 。 FEC(外 貨 兌 換 券 制 度 、外 国 人 専 用 兌 換 券 で現 在 はほ とんど見 る事 はない)は今 年 で廃 止 となる方 向 です。現 地 での両 替 はドル、ユーロ、タイバーツ等 が一 般 的 で日 本 円 は両 替 が難 しく、また、ニセ札 にも敏 感 でシワのある紙 幣 は交 換 してもらえないケースもあります。訪 問 時 には折 り曲 がっていないドル札 を持 っていくことをお勧 めします。 ・日 本 では車 検 を通 らないであろう古 い車 が現 役 で 走 っており、日 本 の自 動 車 の品 質 の良 さを改 めて 感 じますが、07 年 に輸 入 規 制 の緩 和 によって中 古 車 の購 入 ブームが起 きています。市 内 では以 前 は 見 られなかった渋 滞 が発 生 するようになり韓 国 製 、 中 国 製 の中 古 自 動 車 も目 立 つようになってきまし た。 ・外 国 製 品 を扱 うスーパーや大 型 のショッピングセン ターが次 々と開 業 しており従 来 の屋 台 や市 場 での 消 費 スタイルも変 わりつつあります。街 中 では日 本 の電 気 製 品 の広 告 もありますが、中 国 や韓 国 製 品 の広 告 も 目 立 っており 特 にメディア 戦 略 を 軸 に 市 場 に入 り込 む韓 国 企 業 の存 在 感 を感 じます。 【 写 真 :シ ェ タ ゴ ン パ ヤ ー 受 付 の 女 の 子 頬っぺに塗られているのは伝統日焼け 止 め 「 タ ナ カ 」】 【 写 真 :ヤ ン ゴ ン 市 内 の シ ョ ッ ピ ン グ セ ン タ ー お洒落な若者も増えてきています】 以 下 、ヤンゴン現 地 駐 在 員 からの情 報 を紹 介 します。これらの情 報 は必 ずしもミャンマー全 体 の現 状 を反 映 したものではなく、駐 在 員 の個 人 的 見 解 も含 まれておりますが、現 地 の生 の情 報 として参 考 頂 ければ幸 いです。 【写真: ヤンゴン市内でも停電は頻繁に 発生。信号機停電時には手旗信号で対応】 (インフラについて) (電 力 ) ・停 電 はよく発 生 する。当 社 およびホテルは自 家 発 電 があり問 題 ないが、ミャンマーに進 出 するの であれば自 家 発 電 は必 須 。ただし、最 近 は停 電 の頻 度 も減 少 傾 向 で、政 府 も発 電 所 建 設 を急 ピッチで進 めており今 後 に期 待 したい。 (通 信 ) ・インターネットの回 線 速 度 はまだまだ遅 く、日 本 で電 話 回 線 を利 用 してインターネットが普 及 し た頃 のような感 覚 になる。電 話 も度 々混 線 し、 つながりにくいケースや別 番 号 につながる事 も ある。途 中 で途 切 れる事 もしばしばある。 7 (水 道 ) ・イラワジ川 、メコン川 などの流 域 なので水 資 源 は豊 富 だ が、水 道 インフラの整 備 ができておらず、漏 水 がたびた び発 生 。雨 期 になると大 量 の水 が道 路 に漏 れ大 きな池 が発 生 することもある。 (物 流 ) ・中 心 部 については整 備 されており道 幅 も広 い。しかし一 歩外れると凸凹道が多く雨期に車に乗ると揺れがひどい。 ・ベトナム、タイとは東 西 回 廊 でつながっているが、タイ国 境 には紛 争 中 の少 数 民 族 の地 域 もあり、ほとんど使 わ れていない模 様 。タイとの流 通 がスムーズになるのはま だまだ先 の見 通 し。 【写真: ヤンゴンの路地裏 真ん中にはロンジー (従 業 員 について) を 纏う男性 多くの日本の中古車が走る】 ・ワーカー1 人 当 たりの賃 金 は 70 ドル/月 程 度 、ただしエ グゼクティブ層 については 500 ドル/月 支 払 っている。 真 面 目 で手 先 も器 用 だが、プライドが高 いため頼 まれた事 に 対 して NO と言 わない。当 日 頼 んだことが翌 日 できていない ケースもある。また、ミャンマー人 の性 格 なのか現 状 に満 足 す る傾 向 があり、向 上 心 はまだまだ少 ないのかもしれない。 ・僧 院 での教 育 制 度 (日 本 の寺 子 屋 のイメージ)があり、基 礎 教 育 は充 実 しており識 字 率 は 90%。英 語 学 校 の増 加 により 英 語 の熟 達 者 も多 い。 ・社 会 保 障 制 度 は 1956 年 に制 定 され、実 情 とあっていない事 もしばしばある。また、昨 年 10 月 に「労 働 組 合 法 」が制 定 さ れ組 合 活 動 が法 的 に認 められた影 響 からか当 社 でも今 年 初 めてストライキが起 こった。 (住 居 について) ・長 期 滞 在 用 のサービスアパートメントは数 件 あるが、最 近 の 進 出 ブームで大 きく値 上 がりしている。単 身 用 で 2,700 ドル 【写真: ヤンゴン中心部 /月 と他 のアジア諸 国 に比 べ異 常 な高 騰 。それでもキャンセ 右は多くの日系企業がオフィスを構える「サク ル待 ちは 100 人 程 度 と聞 いている。また、ホテルも昨 年 に比 ラタワー」最近は賃料も高騰している】 べ 3 倍 近 くになっている。 (治 安 について) ・怖 いイメージがあるが、アセアン諸 国 のなかでは最 も治 安 が良 いと言 われている。国 民 の 90%が敬 け んな仏 教 徒 で心 優 しい国 民 性 ならではと思 われる。また、外 国 人 への犯 罪 は自 国 民 への犯 罪 より重 い刑 罰 になることもあり、外 国 人 にとって非 常 に安 全 な国 と言 える。外 国 人 への犯 罪 はあまり聞 いたこ とがない。 ミャンマーはメコン地 域 とインドの中 間 に位 置 する地 理 的 優 位 性 に加 え、一 人 あたり GDP は 832 ドル(名 目 、 2011 年 )とアセアン加 盟 国 では最 も低 い水 準 のため 製 造 業 、流 通 業 が注 目 しています。 また、人 口 は 6,242 万 人 とアセアン人 口 の約 一 割 を 占 め、生 産 年 齢 人 口 は全 人 口 の 90%を超 えており、 消 費 市 場 としても目 が離 せない存 在 となっています。 インフラ、法 整 備 などまだまだ問 題 がありビジネスに ついては一 筋 縄 ではいかないようですが、熱 心 な仏 教 徒 、穏 やかな人 々を見 ていると日 本 人 が忘 れかけてい る“何 か”を思 い出 させてくれるかも知 れません。 【写真: お参りする人々 ミャンマーの人々に と っ て 絶 対 的 に 敬 う べ き 相 手 は 僧 侶 、先 生 、両 親 で 、 (法 人 業 務 部 ・アジア室 若 者 は 給 料 の 1 / 3 を 僧 院 に 寄 付 し 、1 / 3 を 両 親 に仕送りするそうです。】 8 山本 裕行 記) 最近のアジアニュース (ASEAN・日 中 韓 など 16 カ国 ) ASEAN・日 中 韓 など 16 カ国 、広 域 FTA 交 渉 入 りに合 意 、15 年 末 の妥 結 目 指 す 8 月 30 日 、ASEAN 加 盟 国 と日 本 、中 国 、韓 国 、インド、オーストラリア、ニュージーランドの 16 カ国 は、カンボジアで経 済 相 会 合 を開 き、アジア・太 平 洋 地 域 の広 域 的 な自 由 貿 易 協 定 (FTA)の交 渉 開 始 を年 内 に宣 言 することで基 本 合 意 した。2015 年 末 の妥 結 を目 指 す。 日 中 韓 と印 、豪 、ニュージーランドは ASEAN と FTA を締 結 済 みで、広 域 FTA はさらなる発 展 を横 断 的 に拡 充 していく構 想 。企 業 は、域 内 の生 産 拠 点 を効 率 的 に配 置 できるメリットを期 待 している。 (フィリピン) 人 口 密 度 308 人 と 10 年 前 から 21%増 国 家 統 計 局 (NSO)は、2010 年 の人 口 密 度 が国 内 平 均 で 1 平 方 キロメートル当 たり 308 人 と 2000 年 の同 225 人 から 21%、1990 年 の 202 人 から 52%増 加 したことを明 らかにした。東 南 アジア域 内 では、シンガポール 7,447 人 、ベトナム 265 人 、タイ 135 人 となり、フィリピンはシンガ ポールに次 ぐ水 準 となった。 中 でも最 も人 口 密 度 が高 い地 域 は、マニラ首 都 圏 の 1 万 9,137 人 で、国 内 平 均 を 62 倍 も 上 回 り、他 地 域 をはるかにしのぐ人 口 密 集 エリアが形 成 されていることを浮 き彫 りにした。因 み に、日 本 の国 立 社 会 保 障 ・人 口 問 題 研 究 所 によると、日 本 の人 口 密 度 は 2010 年 時 点 で 342 人 、最 も高 い東 京 都 が 6,016 人 となっている。 (ベトナム) ホーチミン市 で地 下 鉄 1 号 線 が着 工 へ ベトナム南 部 ホーチミン市 にて 8 月 28 日 、同 国 初 の電 化 鉄 道 となるホーチミン地 下 鉄 1 号 線 の着 工 式 が行 われた。総 事 業 費 約 2,300 億 円 に相 当 する大 規 模 プロジェクトとなる。ホーチ ミン市 中 心 部 のベンタインから北 東 部 のスオイティエまで 19.7 キロを結 ぶ地 下 鉄 1 号 線 は、 2017 年 中 に一 部 区 間 運 行 と 2018 年 に全 体 工 事 の完 了 が見 込 まれる。日 本 政 府 が円 借 款 を通 じて支 援 するほか、住 友 商 事 なども参 画 する。鉄 道 インフラの整 備 により、急 速 な経 済 成 長 に伴 い、深 刻 化 する交 通 渋 滞 や大 気 汚 染 等 の問 題 解 消 が期 待 される。 (中 国) 「AKB48」の上 海 版 「SNH48」に 3 万 8 千 人 応 募 殺 到 人 気 女 性 ア イド ル グル ー プ「 AKB48 」 の 海 外 姉 妹 ユ ニッ トで ある インド ネ シ ア ・ ジャカ ル タの 「JKT48」、台 湾 ・台 北 の「TPE48」に続 く 3 組 目 として、中 国 ・上 海 を拠 点 に活 動 を予 定 してい る「SNH48」の第 1 期 生 の応 募 に、中 国 全 土 から 38,066 人 の応 募 があった。募 集 初 日 の公 式 サイトへ申 し込 みが殺 到 し、システムが一 時 ダウンする騒 ぎもあったという。 9 アジア各国外国為替相場 6.5 13.6 中国(元/円) 中国(ドル/元) 6.44 13.2 元 安 6.38 ↑ 円 安 12.8 ↑ ↓ 6.32 ↓ 12.4 元 高 6.26 6.2 /8 11 20 円 高 12.0 11.6 1 2 0 /9 /1 /1 /1 11 11 11 11 20 20 20 20 /1 12 20 /2 12 20 /3 12 20 /5 12 20 /4 12 20 /6 12 20 /8 12 20 /7 12 20 /8 11 20 0 /9 /1 11 11 20 20 1 /1 11 20 /1 12 20 2 /1 11 20 /3 12 20 /2 12 20 /4 12 20 /5 12 20 /6 12 20 /7 12 20 /8 12 20 2.9 11.0 台湾ドル 香港ドル 2.8 10.7 円 安 10.4 円 安 2.7 ↑ ↑ 10.1 ↓ 2.6 9.8 円 高 2.5 9.5 /8 11 20 ↓ 円 高 2.4 0 1 2 /9 /1 /1 /1 11 11 11 11 20 20 20 20 /1 12 20 /2 12 20 /3 12 20 /4 12 20 /5 12 20 /6 12 20 /7 12 20 /8 11 20 /8 12 20 8.0 0 /9 /1 11 11 20 20 1 2 /1 /1 11 11 20 20 /1 12 20 /2 12 20 /3 12 20 /4 12 20 /5 12 20 /6 12 20 /7 12 20 /8 12 20 67.0 シンガポールドル 韓国ウォン (※1) 7.6 65.0 円 安 円 安 7.2 63.0 ↑ ↑ ↓ 6.8 円 高 円 高 6.4 59.0 6.0 0.95 20 12 /8 20 12 /6 20 12 /7 20 12 /5 20 12 /3 /8 12 20 /7 12 20 20 12 /4 /6 12 20 20 12 /1 /5 12 20 /4 12 20 20 12 /2 /3 12 20 20 11 /1 1 /2 12 20 20 11 /1 2 /1 12 20 20 11 /9 1 2 /1 /1 11 11 20 20 20 11 /1 0 57.0 0 /9 /1 11 11 20 20 20 11 /8 /8 11 20 ↓ 61.0 2.8 インドネシアルピア (※2) タイバーツ 0.92 2.7 円 安 円 安 0.89 2.6 ↑ ↑ ↓ ↓ 0.86 2.5 円 高 円 高 2.4 20 12 /8 20 12 /7 20 12 /6 20 12 /5 20 12 /4 20 12 /3 20 12 /2 20 12 /1 20 11 /1 2 20 11 /1 1 2.3 /8 11 20 20 11 /9 20 11 /1 0 0.80 20 11 /8 0.83 0 /9 /1 11 11 20 20 2 1 /1 /1 11 11 20 20 /1 12 20 /2 12 20 /3 12 20 /4 12 20 /5 12 20 /6 12 20 /7 12 20 /8 12 20 2 42 インドルピー ベトナムドン (※3) 1.86 40.5 円 安 円 安 1.72 39 ↑ ↑ ↓ 37.5 ↓ 1.58 円 高 20 12 /8 20 12 /7 20 12 /6 20 12 /5 20 12 /4 20 12 /2 20 12 /3 20 12 /1 20 11 /1 1 20 11 /1 2 20 11 /8 20 12 /8 20 12 /7 20 12 /6 20 12 /5 20 12 /4 20 12 /3 20 12 /2 20 12 /1 20 11 /1 2 1.3 20 11 /1 1 34.5 20 11 /9 20 11 /1 0 1.44 20 11 /8 36 20 11 /9 20 11 /1 0 円 高 DATE SOURCE : Bloomberg ※1 韓国ウォンは 100 通貨あたりの相場 ※2 インドネシアルピアは 100 通貨あたりの相場 ※3 ベトナムドンは 10000 通貨あたりの相場 10 アジア各国株式相場 2900 10500 中国 上海総合指数 日経平均 2700 9900 2500 9300 2300 8700 2100 8100 1900 7500 /9 11 20 0 /1 11 20 1 2 /1 /1 11 11 20 20 /1 12 20 /2 12 20 /3 12 20 /4 12 20 /5 12 20 /6 12 20 /7 12 20 /8 12 20 /8 11 20 0 /9 /1 11 11 20 20 1 /1 11 20 2 /1 11 20 /1 12 20 /2 12 20 香港恒生指数 /6 12 20 /7 12 20 /8 12 20 20 12 /5 20 12 /6 20 12 /7 20 12 /8 20 12 /5 20 12 /7 20 12 /8 20 12 /4 20 12 /2 20 12 /3 20 12 /1 20 11 /1 2 20 11 /1 1 20 11 /9 20 11 /1 0 20 12 /6 2350 20 11 /8 20 12 /8 20 12 /7 20 12 /5 20 11 /1 2 20 12 /6 6000 20 12 /4 15000 20 12 /2 6600 20 12 /3 17000 20 12 /1 7200 20 11 /1 1 19000 20 11 /9 7800 20 11 /1 0 21000 3400 4500 20 12 /2 20 11 /8 20 12 /8 20 11 /1 2 20 12 /7 2400 20 12 /5 1600 20 12 /6 2600 20 12 /4 1750 20 12 /2 2800 20 12 /3 1900 20 12 /1 3000 20 11 /1 1 2050 20 11 /9 3200 20 11 /1 0 2200 20 12 /4 シンガポール ST指数 20 11 /9 20 11 /1 0 20 11 /1 1 20 11 /1 2 韓国総合株価指数 20 12 /1 20 11 /8 8400 20 11 /8 /5 12 20 台湾加権指数 23000 1300 タイ SET指数 インドネシア ジャカルタ総合指数 4200 1200 3900 1100 3600 1000 3300 900 800 3000 /9 11 20 0 /1 11 20 2 1 /1 /1 11 11 20 20 /1 12 20 /2 12 20 /3 12 20 /4 12 20 /5 12 20 /6 12 20 /7 12 20 /8 12 20 550 /8 11 20 1 2 0 /9 /1 /1 /1 11 11 11 11 20 20 20 20 /1 12 20 /2 12 20 /3 12 20 /4 12 20 /5 12 20 /6 12 20 /7 12 20 /8 12 20 6100 ベトナム VNインデックス インド NIFTY指数 500 5740 450 5380 400 5020 350 4660 300 /8 11 20 /4 12 20 9000 25000 /8 11 20 /3 12 20 20 12 /3 /8 11 20 4300 2 1 0 /9 /1 /1 /1 11 11 11 11 20 20 20 20 /1 12 20 /3 /2 12 12 20 20 /4 12 20 /5 12 20 /6 12 20 /7 12 20 /8 12 20 /8 11 20 2 1 0 /9 /1 /1 /1 11 11 11 11 20 20 20 20 /1 12 20 /3 /2 12 12 20 20 /4 12 20 /5 12 20 /6 12 20 /7 12 20 /8 12 20 DATE SOURCE : Bloomberg 11 アジア各国政策金利等 日本 (%) 1.00 (%) 12.00 中国 1W-SHIBOR 1年物貸出金利 0.90 無担保コール翌日物 0.80 10.00 3Month-TIBOR 0.70 8.00 0.60 0.50 6.00 0.40 4.00 0.30 0.20 2.00 0.10 0.00 0.00 /8 07 20 /2 08 20 /8 08 20 /2 09 20 /8 09 20 /2 10 20 /8 10 20 /2 11 20 /8 11 20 /2 12 20 /8 07 20 /8 12 20 (%) 8.00 /2 08 20 /8 08 20 /2 09 20 /8 09 20 /2 10 20 /8 10 20 /2 11 20 /8 11 20 /2 12 20 /8 11 20 /2 12 20 /8 12 20 (%) 4.00 HKMA 香港ベースレート 台湾 中銀ディスカウントレート 7.00 3.50 6.00 3.00 5.00 4.00 2.50 3.00 2.00 2.00 1.50 1.00 0.00 1.00 /8 07 20 /2 08 20 /8 08 20 /2 09 20 /8 09 20 /2 10 20 /8 10 20 /2 11 20 /8 11 20 /2 12 20 /8 12 20 /8 07 20 /2 08 20 (%) 5.50 /8 08 20 /8 09 20 /2 09 20 /2 10 20 /8 10 20 /2 11 20 /8 12 20 (%) 韓国 オフィシャルレート 10.33 5.00 インドネシア リファレンスレート 4.50 9.45 4.00 8.56 3.50 3.00 7.67 2.50 6.78 2.00 5.89 1.50 1.00 /9 08 20 /3 08 20 /3 09 20 /9 09 20 /3 10 20 /9 10 20 /3 11 20 /9 11 20 5.00 /3 12 20 /8 07 20 /2 08 20 /8 08 20 /2 09 20 /8 09 20 /2 10 20 /8 10 20 /2 11 20 /8 11 20 /2 12 20 /8 12 20 /2 11 20 /8 11 20 /2 12 20 /8 12 20 (%) 16.00 (%) 4.00 ベトナム 翌日物金利 タイ翌日物金利 14.00 3.50 12.00 3.00 10.00 2.50 8.00 2.00 6.00 1.50 4.00 1.00 /8 07 20 2.00 /2 08 20 /8 08 20 /2 09 20 /8 09 20 /2 10 20 /8 10 20 /2 11 20 /8 11 20 /2 12 20 /8 12 20 /8 07 20 /2 08 20 /8 08 20 /2 09 20 /8 09 20 /2 10 20 /8 10 20 (%) 10.00 インド レポレート 9.00 8.00 ※ 表示期間 7.00 外国為替相場、株式相場は約1年間 6.00 金利相場は約5年間を表示 5.00 (韓国のみ約4年間) 4.00 /8 07 20 /2 08 20 /8 08 20 /2 09 20 /8 09 20 /2 10 20 /8 10 20 /2 11 20 /8 11 20 /2 12 20 /8 12 20 DATE SOURCE : Bloomberg 12
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