スチール架台とアルミ架台の比較 2012.03.15 ㈱ 大栄金属 - 1 - 1. 素材特性の比較 項目 スチール架台 アルミニウム架台 重量(比重) 重量物 (1kWp当たり、約80㎏) 軽量物 (1kWp当たり、約25 ㎏) 耐腐食性 空気中の酸化による腐食に脆弱 → 腐食発生時に、重量の減少及び構造の欠陥が発生 半永久的な耐腐食性 耐候性 気候に影響を受けやすい → 高温多湿な地域に脆弱 気候に対する耐性が強い → 約30年間、素材の基本的な特性変化がない 環境性 リサイクル率が低く、めっき素材(亜鉛等)による環境汚染 100% リサイクル可能 DYC Installation System 軽いため、建築物への影響を最小化でき、現場での資材積載や取り扱いが容易です。 陽極酸化皮膜処理がされており、耐食性に優れています。 太陽光発電年限(25年)以上の耐候性 → 海岸、下水処理場などの場所にも設置でき、設置地域に制限がありません。 リサイクル性・リユース性の高い、とても環境的な構造材です。 - 2 - 2. 表面処理の比較 項目 スチール架台 アルミニウム架台 表面処理 溶融亜鉛めっき (Zinc Hot Dip Galvanizings) 陽極酸化皮膜 (アルマイト処理) 付着性 めっき処理後、素材間の付着性の低下により、めっき層 内部の腐食発生の可能性有り 金属表面に強制腐食皮膜処理を施すことで、高い付着 性を実現 耐摩耗性 砂や風による磨耗や持続的な腐食により、めっき部の 不良発生率が高い 砂や風に対する高い耐久性を保有 耐腐食性 塩分に弱い 塩分に強い 耐アルカリ性 アルカリによる着色の可能性が高い アルカリに強いため、着色及び表面腐食がされにくい DYC Installation System 付着性が高いため、表面破損時にも耐腐食性が維持できます。 落砂磨耗性テスト (砂漠、平地環境など) 塩水噴射テスト (海岸地域など) 耐アルカリ性テスト - 3 - 3. 施工性の比較 項目 スチール架台 アルミニウム架台 施工方法 ボルト締め及び溶接 ボルトを利用した簡単な締結 施工メリット 建物の屋根層等の施工時に制約が多く、費用がアップ 現場状況に迅速に対応可能、簡単な電動工具が必要 施工時間 資材切断、加工、溶接、クレーン等が必要になり、長時 間が所要 加工品が完全なキット(KIT)化とされているため、短時 間で作業員だけで施工可能 現場対応 溶接されているため、解体・修正が不可能 施工時のミスに、簡単な道具の使用で、その場で部材 加工・修正が可能 DYC Installation System 溶接工のような機能工無しで施工が可能(人件費の削減)です。 場所不問、簡単な施工、工数の節減、施工用の装置未使用などのメリットがあり、 大容量発電所建設において、工期短縮による施工経費の削減が可能です。 現場施工時に起こり得る施工ミスに容易く対応可能です。 - 4 - 4. 構造の比較 項目 スチール架台 アルミニウム架台 構造強度 強い強度を持つ 合金 (A6061, A6063等) 材を使用し、強度を補強する ことでスチールの圧縮/引っ張り強度に近接 外観 腐食による錆びなどで、建築物の美観に悪影響 綺麗な外観で造形物としても活用可能 DYC Installation System 社内での構造解釈・設計後、公認機関による構造検証を実施します。 → 積雪荷重、風荷重、地震荷重に対する規格に最適しています。 → 設計の最適化を通して価格上昇の要因を除去しました。 システムの設置だけでクリーンなイメージを構築できます。 - 5 - 5. コストの比較 項目 価格 施工時の 価格面メリット リサイクル面 スチール架台 アルミニウム架台 アルミ架台に比べて低い価格 スチール架台に比べて、Wp当たり小幅の上昇有り 重量物のため、メガソーラーの建設時に作業員の疲労 蓄積から来る作業能率の低下 軽量物のため、メガソーラー建設時に作業員の熟練度 向上による作業能率の上昇 大幅な工数増加と重装備等のレンタル費用の発生 重装備無しで、作業員のみで施工可能 撤去時に、撤去費用が発生 原材料価格の70%の回収と共に、原材料価格の持続 的な上昇で付加利益の創出可能 【米日鉄スクラップ価格変動推移】 単位 - USドル -日本百円 DYC Installation System スチール架台に比べ、アルミ架台の価格そのものは若干高めですが、 施工面が有利で工事費削減ができるため、より大きな収益が予想されます。 → 工期短縮を通して、工事費を減らせます。 残存価値面において、素材のスクラップを通して付随的な収入を得られます。 - 6 - 6. その他の比較 項目 スチール架台 アルミニウム架台 作業安定性 重量物施工時に落下物による事故の危険性有り 部材の最大重量が7㎏程で、事故の危険性が低い O&M費用 3~5年周期の塗装し直しによるメンテナンス費用発生 強い耐腐食性でメンテナンス費用が不要 長期間の発電時にモジュールの不具合が発生した場合、 アレイの変更時に簡単な道具で切断、修正加工が可能 構造物の取り替え費用が高い DYC Installation System 現場での事故発生の危険性が低く、安全な施工が可能です。 25年の運営期間中に発生する費用がセーブでき、投資費の早期回収が可能です。 - 7 - 7. Why DYC AL. Mounting System? 1. Designed by DYC - お客様のニーズに最適化した設計 - 多様な現場状況を反映したオーダーメイド式設計 - 迅速な設計対応 2. Produced by DYC - 自社設計による全工程(金型、押出、皮膜、加工)の Total Solution - 30年に渡り培ってきた技術力を生かし、高品質の製品 を生産 (ISO, JIS規格) - 安定した生産能力で、最短納期での対応 - JIS H 4100表面処理“A”級製品を供給 3. Service by DYC - Speedy (早い対応力) - Simple (設計~納期までトータル管理で単純な工程) - Trust (10年保証の高品質製品) - 8 -
© Copyright 2024 Paperzz