環境用語集 る浄化槽を単独処理浄化槽という。 環境用語集 家電リサイクル法 カナ 家庭で不要となったテレビ、エアコン、洗濯機・衣 類乾燥機、冷蔵庫・冷凍庫の家電 4 品目について、家 電メーカーに回収とリサイクルを、消費者にその費用 負担を義務付けた法律。1998 年 5 月制定。経済産業 省・環境省所管。 ア行 参考:EIC ネット 環境用語集 アスベスト(石綿) 天然の鉱物繊維で、安価なうえに耐火・耐熱性、吸 音性、電気絶縁性等に優れているため、各種建材や工 業製品などに使用されていた。 繊維が非常に細かく、吸い込むと肺がん等の健康障 害の原因となるため、現在では輸入、製造、使用が禁 止されている。 環境家計簿 日々の生活において環境に負荷を与える行動や環境 によい影響を与える行動を記録し、必要に応じて点数 化したり、収支決算のように一定期間の集計を行った りするもの。 出典:EIC ネット アダプション・プラグラム アダプション・プログラムは市民と行政が協働で進 める、 「まち美化プログラム」で、アダプト(ADOPT) とは英語で「養子縁組する」の意味。一定区画の公共 の場を養子にみたて、市民がわが子のように愛情をも って清掃活動を行い、行政がこれを支援する。 エコアクション 21 1996 年 9 月の ISO14001 の発行に合わせて環境 庁(当時)から出された中小企業向けの環境保全活動 推進プログラムである。内容としては環境への負荷の 自己チェック、取組の自己チェックと環境保全計画の 策定及び環境活動レポートの公表からなる。 出典:EIC ネット 環境用語集 エコビジネス 環境保全の多様化と空間的拡大に対応して、環境保 全に役立つ商品やサービスの提供、社会経済システム を環境保全型に変えるために必要な技術の開発提供な どを行うビジネス。 出典:EIC ネット 環境用語集 エコワット(簡易型電力量表示器) コンセントに差込み家電製品をつなぐと、積算電気 料金、積算電力量、CO2 排出量、1 時間当たりの電気料 金の目安値が表示される電力量表示器。 越境大気汚染 大気汚染の原因物質が遠く離れた発生源から気流に 乗って運ばれ、特に国境線を越えるものを越境大気汚 染という。 日本では、偏西風に乗って土壌粒子(黄砂など)に 付着して運ばれる汚染物質として、硫黄酸化物(SOx) や窒素酸化物(NOx) 、残留性有機汚染物質(POPs) や重金属などがあり、環境に影響を及ぼすとされる。 参考:EIC ネット 環境用語集 カ行 環境用語集 環境基準 環境基本法の中で、 「環境基準とは、大気の汚染、水 質の汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条件に ついて、それぞれ人の健康を保護し、及び生活環境を 保全するうえで維持されることが望ましい基準を定め るものとする。 」と定義された基準。 環境マネジメントシステム(EMS) 環境管理とは、事業組織が法令等の規制基準を順守 するだけでなく、自主的、積極的に環境保全のために 取る行動を計画・実行・評価することであり、 (1)環 境保全に関する方針、目標、計画等を定め(Plan) 、 (2) これを実行、記録し(Do) 、(3)その実行状況を点検 して(Check)、(4)方針等を見直す(Action)という 一連の手続き(PDCA サイクル)を環境マネジメントシ ステム(環境管理システム)と呼ぶ。 国際規格として ISO14001 がある。 環境用水 健全な水環境を確保するため、水質、親水空間、修 景等生活環境又は自然環境の維持、改善等を図ること を目的とした用水。 規制基準 各種法令に基づいて、都道府県知事により指定され た指定地域で、事業活動を行う工場・事業場等が順守 しなければならない基準値。 グリーン購入 商品やサービスを購入する際に必要性をよく考え、 価格や品質だけでなく、環境への負荷ができるだけ小 さいものを優先的に購入することを指す。日本では、 グリーン購入の取組を促進するために、1996 年 2 月 に企業・行政・消費者による緩やかなネットワークと してグリーン購入ネットワーク(GPN)が設立された。 また、2001 年には国等による環境物品等の調達の推 進等に関する法律(グリーン購入法)が制定されてい る。 出典:EIC ネット 環境用語集 合併処理浄化槽 生活排水のうち、し尿と雑排水を併せて処理するこ とができる浄化槽。これに対して、し尿のみを処理す 用語集 - 1 建設リサイクル法 資源有効利用促進法 資源の有効利用や廃棄物の適正処理を推進するため、 建設廃棄物(建設工事で出る廃棄物)の分別・リサイ クルなどを定めた法律。2000 年制定。国土交通省・ 環境省所管。 資源の有効利用を促進するため、リサイクルの強化 や廃棄物の発生抑制、再使用を定めた法律。 「再生資源 利用促進法」(1991 年制定)を抜本的に改正し「資 源有効利用促進法」と名称を改め、2000 年に制定さ れた。経済産業省・環境省所管。 参考:EIC ネット 環境用語集 参考:EIC ネット 環境用語集 光化学オキシダント 自動車の排出ガス、工場の排出ガス等に含まれる窒 素酸化物や大気中の炭化水素が、強い紫外線を受け、 光化学反応をおこすことでオゾン、アルデヒド、パー オキシアセチルナイトレート(PAN)等の、刺激性を 有する物質を生成する。これらを総称して光化学オキ シダントという。大気汚染常時監視項目の一つ。 自然公園 すぐれた自然の美しい風景地を保護しつつ、その中 で自然に親しみ、野外レクリエーションを楽しむこと ができるように指定された地域のこと。 日本では自然公園法に基づき、国が指定する国立公 園と国定公園、都道府県が指定する都道府県立自然公 園などが整備されている。 公共用水域 出典:EIC ネット 河川、湖沼、港湾、沿岸海域その他公共の用に供さ れる水域及びこれに接続する公共溝渠(主に排水や給 水のための溝状の水路) 、かんがい用水路その他公共の 用に供される水路をいう。 ただし、下水道法に規定する公共下水道及び流域下 水道で、終末処理場を設置しているものは除外されて いる。 環境用語集 自動車リサイクル法 使用済自動車から出る部品などを回収してリサイク ルしたり適正に処分することを、自動車メーカーや輸 入業者に義務付ける法律。2002 年制定。経済産業 省・環境省所管。 出典:EIC ネット 環境用語集 コミュニティビジネス 市民公益活動団体 地域住民が主体となって、地域の資源を活用しなが ら、地域や社会の様々な課題の解決にビジネス手法で 取り組むもので、地域の活性化や雇用の創出にもつな がる地域貢献型のビジネス。 市民公益活動に組織的・継続的に取り組む団体。 市民公益活動とは、次のいずれもの要件を満たす活 動。 ①市民の自らの自由意志に基づいた自主的・自発的 な活動。 ②広く市民に開かれた活動であり、社会の利益の増 進に寄与する活動。 ③営利を目的としない活動。 ④特定の宗教活動及び政党活動並びに反社会的な活 動でないこと。 サ行 最終処分場 廃棄物の最終処分(埋立処分)を行う場所。廃棄物 は、リサイクル・リユース(再使用)される場合を除 き、最終的には埋立てか海洋投棄される。最終処分は 埋立てが原則とされている。最終処分場については、 構造基準と維持管理基準が定められている。 出典:EIC ネット 環境用語集 出典:和歌山市 つながり力 つれもていこら わかやまし ~市民公益活動団体と行政の協働指針~より 市民農園 都市の住民がレクリェーション、自家消費用野菜・ 花の生産、高齢者の生きがいづくり等の多様な目的で、 小面積の農地を利用して野菜や花を育てるための農園。 再生可能エネルギー 出典:EIC ネット 環境用語集 有限で枯渇の危険性を有する石油・石炭などの化石 燃料や原子力と対比して、自然環境の中で繰り返し起 こる現象から取り出すエネルギーの総称。 具体的には、太陽光や太陽熱、水力や風力、バイオ マス(持続可能な範囲で利用する場合)、地熱、波力、 温度差などを利用した自然エネルギーと、廃棄物の焼 却熱利用・発電などのリサイクルエネルギーを指す。 住工分離 生産・輸送等の都市活動が行われる場と住居とを分 離することにより、都市活動による環境への影響が軽 減される都市構造を実現していくことで、住工混在地 域(工場等と住宅とが混在する地域)に対して進めら れるまちづくりの手法。 市街化調整区域 生産緑地 都市計画法(1968)および関連法令の規制を受け るべき土地として指定される「都市計画区域」のうち、 市街化を抑制すべき区域。従って、市街化拡大の恐れ のない開発が特例として認められる以外、原則として 開発は認められない。また、区画形質の変更を伴わな いような建築行為も都道府県知事等の許可が必要とさ れている。 出典:EIC ネット 環境用語集 都市計画法(1968)に基づく「市街化区域」内に ある農地等のうち、良好な生活環境の確保に効用があ り、かつ、公共施設等敷地として適している土地で、 都市計画の「地域地区」のひとつ(生産緑地地区)と して定められた区域。 用語集 - 2 出典:EIC ネット 環境用語集 生態系 ある地域内の動植物群及びそれらを取り巻く気象、 土壌や地形などの環境との関係を総合的に捉えたもの をいう。環境問題が深刻になるにつれ、生態系の破壊 が懸念されている。 国で技術開発、普及が進められている。日本では、電 気自動車、圧縮天然ガス自動車、メタノール自動車、 ハイブリッド自動車等が実用化され、その普及のため の導入補助、税制優遇等支援施策が展開されている。 参考:EICネット 環境用語集 ナ行 生物多様性 いろいろな生物が存在している様子。生態系、種及 び遺伝子における多様性など、各々の段階でさまざま な生物が豊かに存在すること。 絶滅危惧種 さまざまな要因により個体数が減少し絶滅の危機に 瀕している種・亜種を指す。進化の過程では絶滅する ことも自然のプロセスだが、今日の絶滅は、自然のプ ロセスとはまったく異なり、さまざまな人間活動の影 響のもと、かつてない速さと規模で進んでおり、絶滅 の防止は地球環境保全上の重要な課題となっている。 出典:EIC ネット 環境用語集 そらまめ君(大気汚染物質広域監視システム) オンラインで収集した全国の大気汚染情報をリアル タイムにインターネットの地図上に表示し、提供する システム。 独立行政法人国立環境研究所がシステム運用を担当 し、 「空をマメに監視する」という意味をこめて「そら まめ君」という愛称がつけられている。 参考:EIC ネット 環境用語集 ハ行 ビオトープ 本来、生物が互いにつながりを持ちながら生息して いる空間を示す言葉だが、特に、開発事業などによっ て環境の損なわれた土地や都市内の空き地、校庭など に造成された生物の生息・生育環境空間を指して言う 場合もある。 このようなビオトープ造成事業では、昆虫、魚、野 鳥など小動物の生息環境や特定の植物の生育環境を意 識した空間造りが行われる。近年、都市的な土地利用 が急速に進行し、池沼、湿地、草地、雑木林などの身 近な自然が消失していることから、各地にビオトープ 整備が導入されている。 出典:EIC ネット 環境用語集 干潟 干潮時に沿岸域に現われる、砂や泥がたまった場所。 内湾や入江など、外海の波の影響が少なく、河川が流 れ込み砂や泥を運んでくる場所にできる。 出典:EIC ネット 環境用語集 タ行 微小粒子状物質(PM2.5) ダイオキシン類 ダイオキシン類は、これまで意図して製造や使用を されたことはないが、他の化学物質の製造や燃焼等に 伴って、副産物として生成している。ダイオキシン類 対策特別措置法では、ダイオキシン類とは、ポリ塩化 ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジ ベンゾフラン(PCDF)及びコプラナーポリ塩化ビフ ェニル(コプラナーPCB)であると定義されている。 生殖、脳、免疫系などに対して生じ得る影響が懸念さ れており、研究が進められているが、日本において日 常の生活の中で摂取する量では、急性毒性や発がんの リスクが生じるレベルではないと考えられている。 大気中に浮遊する粒子状物質であって、粒径が概ね 2.5μm 以下のものをいう。物の燃焼などによって直 接排出されるものと、硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化 物(NOx) 、揮発性有機化合物(VOC)等のガス状大 気汚染物質が、大気中で化学反応を起こし、粒子化し たものとがある。発生源としては、ボイラー、焼却炉 などのばい煙を発生する施設、コークス炉、鉱物の堆 積場等の粉じんを発生する施設、自動車、船舶、航空 機等、人為起源のもの、さらには、土壌、海洋、火山 等の自然起源のものもある。 微小粒子状物質は粒径が小さいことから、肺の奥深 くまで入りやすく健康への影響が大きいと考えられて いる。大気汚染常時監視項目の一つ。 中間処理施設 人為的に管理された環境の下で、物理・化学的また は生物学的な手段によって、廃棄物の形態、外観、内 容、特性等を変え、生活環境の保全や人の健康に支障 が生じないように処理を行う施設。 最終処分(埋立ておよび海洋投入)に至るまでに行 われる様々な無害化ないし安定化・減容化処理を行う。 参考:EIC ネット 環境用語集 低公害車 既存のガソリン自動車やディーゼル自動車に比べ、 窒素酸化物や二酸化炭素などの排出量の少ない自動車。 地球温暖化、地域大気汚染の防止の観点から、世界各 フロン類 フロンは、炭化水素の水素を塩素やフッ素で置換し た化合物(CFC、HCFC、HFC)の総称で、このうち 水素を含まないものをクロロフルオロカーボン (Chlorofluorocarbons; CFCs)と呼んでいる。 これらの物質は、化学的に安定で反応性が低く、ほ とんど毒性を有しない。また揮発性や親油性などの特 性を持っており、冷蔵庫などの冷媒、半導体などの精 密な部品の洗浄剤、ウレタンフォームなどの発泡剤、 スプレーの噴射剤などとして幅広く使用されてきた。 用語集 - 3 出典:EICネット 環境用語集 マ行 英数 メガソーラー A~Z 出力 1 メガワット(1,000 キロワット)程度以上 の大規模な太陽光発電、日照量の豊富な地域では、再 生可能エネルギーの基幹電源として期待されている。 IPCC (Intergovernmental Panel on Climate Change) モビリティ・マネジメント (→気候変動に関する政府間パネル) モビリティ(移動)が多様な交通施策を活用して社 会的にも個人的にも望ましい方向に自発的に変化する ことを促す取組の総称。具体的には、自家用車から公 共交通への利用の転換促進などがある。 ヤ行 各国の研究者が政府の資格で参加し、地球温暖化問 題について議論を行う公式の場として、国連環境計画 (UNEP)及び世界気象機関(WMO)の共催により 1988 年 11 月に設置されたもの。 温暖化に関する科学的な知見の評価、温暖化の環境 的・社会経済的影響の評価、今後の対策のあり方の 3 つの課題について検討している。 出典:EIC ネット 環境用語集 要請限度 ①騒音規制法(1968)に基づく自動車騒音対策に係 る行政措置。 ②振動規制法(1976)に基づく道路交通振動に係る 行政措置。 いずれも住居の集合地域や病院・学校の周辺地域の、 騒音規制法/振動規制法に基づく指定地域に指定され ている地域において、市町村長は、自動車騒音/道路 交通振動が一定の限度(これを「要請限度」という) を超え道路周辺の生活環境が著しく損なわれると認め るときには、都道府県公安委員会に対して道路交通法 に基づく交通規制等の措置を講じるよう要請できる。 また、市町村長は道路管理者に対して道路構造の改 善等について意見を述べることができる。 数字 3R 「ごみを出さない」 「一度使って不要になった製品や 部品を再び使う」 「出たごみは再生して利用する」とい う廃棄物処理やリサイクルの優先順位のこと。 「リデュ ース(Reduce=ごみの発生抑制) 」 「リユース(Reuse =再使用) 」 「リサイクル(Recycle=再資源化) 」の頭 文字を取ってこう呼ばれる。 参考:EIC ネット 環境用語集 用途地域 将来の都市の姿を考えて、住宅地、商業地、工業地 などの種類に分けて、それぞれ建てることができる建 物の用途を指定すること。 低層住宅地・商業地・工業地など市街地の類型に応 じて 12 種類あり、それぞれの類型毎に建物の種類、 大きさの制限も合わせて指定している。 ラ行 リサイクル率 年間総発生ごみ量(t/年)のうち、資源化された量 (t/年)の割合。 レッドリスト 環境省では、レッドデータブックの改訂作業に際し て、分類群毎にまず絶滅のおそれのある種のリストを 作成し、次に、このリストに基づいてレッドデータブ ックを編集するという 2 段階の作業を実施している。 リストは専門家による検討を踏まえ、絶滅の危険性を 評価し作成される。選定された絶滅のおそれのある種 のリストを「レッドリスト」と呼んでいる。 出典:EIC ネット 環境用語集 用語集 - 4 参考:EIC ネット 環境用語集
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