１ CD-ROM の使用方法付属の CD-ROM には、本誌の各企画に対応した解説講義等の音声ファイルが収録されています。付属 CD は、パソコン等で再生することができる音声ファイル（MP3 形式）を収録したデータ CD です。一般の CD プレーヤーで再生するオーディオ CD ではありません。パソコンをはじめ「MP3 対応」の CD プレーヤーなど、MP3 形式の音声ファイルを再生できるプレーヤーをご利用ください。ご利用方法イメージ CD をセット ※詳細は画面の指示に従ってください。音声ファイルを選択再生 2 音声ファイルのダウンロード方法社会保険労務士受験サポートサイト（http://m-sharoushi.chosakai.ne.jp/）から、毎号の付属 CD-ROMに収録されているのと同じ内容の音声ファイルをダウンロードすることができます。社会保険労務士受験サポートサイトにアクセスし、誌面に記載されているID とパスワード（10 月号から毎号掲載）をそれぞれ入力して音声ファイルをダウンロードしてください。 ※音声ファイルの提供方法など、変更になる場合がございます。 ※操作方法の詳細につきましてはホームページ（社会保険労務士受験サポートサイト）でご案内いたします。ご利用方法イメージ ID とパスワードを誌面で確認 ※詳細は画面の指示に従ってください。 HP で ID とパスワードを入力音声ファイルをダウンロード月刊社労士受験見本号 5 特集1 ねらわれる判例 30 選平成29年度本試験ねらわれるのはココだ！最高裁判例は、労基法や労災法を中心に異なるジャンルについて出題され社会保険労務士ていますが、未出題又は長期間出題のない重要判例も多数存在します。山川靖樹事件の背景と判決内容を学び、裁判事例問題の判断力を身につけましょう。（山川社労士予備校）判例１三晃社事件（最二判昭 52.8.9）過去10年未出題事件の背景退職金Ａ社転職入社ＸＢ社（Ａ社と同業） ①Ａ社の退職金規則には、もし退職後に同業他社に転職する場合には、退職金を自己都合退職の場合の 2 分の 1 とすると規定されていた。 ②Ｘは入社の際、Ａ社に対し、同業他社へ転職する際には会社の承諾を得る旨の誓約書を事前に提出していた。 ③その後、ＸはＡ社を自己都合で退職した際、所定の退職金を受領したのち、20 日後にはＡ社の同業他社であるＢ社に転職したにはＡ社の同業他社であるＢ社に転職した。 ④そこで、Ａ社は退職金規則に基づいて、Ｘそこで、Ａ社は退職金規則に基づいて、Ｘが既に受け取った退職金のうち 2 分の 1 の ●ココがポイント！返還を求めた。特集では、社労士試験に合格するために、ぜひ押さえておきたい知識やテク判旨Ｘの上告を棄却（つまり、Ａ社の主張が認められた）Ｘの上告を棄却（つまり、Ａ社のニックなどを学習時期に合わせて紹介しＡ社が営業担当社員に対し退職後の同業他社への就職をある程度の期間制限するこＡ社が営業担当社員に対し退職後の同業他ていきます！ 6 月刊社労士受験見本号〔ねらわれる判例 30 選〕 ● 10 月号「ねらわれる判例 30 選」のとをもって直ちに社員の職業の自由等を不当に拘束するものとは認められず、した当に拘束するものとは認められず、した内容についてがって、Ａ社がその退職金規則において、右制限に反して同業他社に就職した退職社員制限に反して同業他社に就職した退職社員て、支給額を一般の自己都合による退職のに支給すべき退職金につき、その点を考慮して、支給額を一般の自己都合による退職の判例問題は年々重要度を増しています。場合の半額と定めることも、本件退職金が功労功労報償的労報初学者はもちろん、中上級者でも、より多償的な性格を併せ有することにかんくの判例を押さえていく必要があります。がみれば、合理性のない措置であるとすることはできない。とはできない。限違反の就職をしたことにより勤務中のすなわち、この場合の退職金の定めは、制限違反の就職をしたことにより勤務中の本誌では、29 年度試験に出題されそうな判例 30 事例を 10 月号特集から１年かけて権利利そのものが一般の自己都合による退職功労に対する評価が減殺されて、退職金の権利の場合の半額の限度においてしか発生しないこととする趣旨であると解すべきであることとする趣旨であると解すべきである紹介していきます。から、右の定めは、その退職金が労働基準法上の賃金にあたるとしても、所論の同法上の賃金にあたるとしても、所論の同法 3 条（均等待遇）、16 条（賠償予定の禁止）、24 24 条（賃金賃金支払の賃金支払支払の支払の 5 原則）及び民法 90 条（公序良俗違反）等の規定にはなんら違反するものではない。ポイント解説 □退職金は、賃金の後払いであるという性格と、この判旨のとおり功労報償的な性格の両方を持ち合わせているという考え方をとっています。したがって、競業避止義務違反があった場合でも、退職金を減額又は不支給にすることは有効と解されています。 □事前に退職金規則に、競業避止義務違反の場合退職金を減額するという規定を定める条違反でなかとうのがＸの主張のことは、損害賠償額の予定なので、労基法 16 条違反でないかというのがＸの主張の一部ですが、判旨にもあるとおり、Ｘには半額の退職金の権利しか発生していないの ●年間の「特集１」テーマで、これには違反しないということになります。 10 月号：ねらわれる判例 30 選やすきの試験対策一言コメント！ 11 月号：労働基準法はコンメンタールから攻略せよ音声講義が付きます。 12 月号：本試験徹底分析9 年択一式で出題されたことがあります。労働基準法では過 □この判例は、過去に平成１月号：毎年出る！業務取扱要領去、択一式で出題された判例が、繰り返し択一式で出題されることが多いので、注意２月号：山川式「失敗しない選択攻略術」が必要です。３月号：今年出る改正法ベスト 10 ∼労働編∼ ４月号：今年出る改正法ベスト 10 ∼社保編∼ ５月号：国年法厚年法超整頓術（最二判平 9.2.28）過去未出題判例２第四銀行事件６月号：山川靖樹の横断対策講座事件の背景７月号：山川靖樹の縦断問題対策８月号：模擬試験９月号：試験直前濃縮要点を徹底暗記 ※テーマ、タイトルは変更することがあります。続きは 10 月号をご覧ください。月刊社労士受験見本号 7