24 2012 年 6 月 15 日号 アポトーシス NEW アポトーシス in vivo 検出試薬 キット内容 ● NIR-FLIVO 690(#9112) ● NIR-FLIVO 747(#9114) ● Injection buffer 生きたままの動物でアポトーシスを観察できる試薬 ※ ネガティブコントロールとして,蛍光色素のみの Free Dye Control Kit(#9113,#9115)のご使用をお勧めします。詳細については, NEW 神経/イオンチャネル NEW NIR-FLIVO 690 / 747 in vivo Apoptosis Kit 高い細胞透過性を有する近赤外蛍光試薬 NIR-FLIVO を用い て,生きた動物におけるカスパーゼ活性を定量的に測定し,ア ポトーシスを観察できる試薬です。 ※本製品は研究用です。臨床用途には使用できません。 当社テクニカルサポート(試薬担当)までお問い合わせ下さい。 品 名 メーカー 商品コード 包装 / 価格(¥) in vivo Apoptosis Detection Kit, NIR 690, FLIVO (20 tests) ITL 9112 in vivo Apoptosis Detection Kit, NIR 747, FLIVO (20 tests) ITL 9114 1 kit / 64,000 1 kit / 64,000 NEW 特 長 神経/イオンチャネル ◆ FLIVO は活性型カスパーゼのみに結合し,細胞内に留まります。結 神経科学 染色試薬 合しなかった FLIVO は排出されるため(肝臓内には 3 ∼ 4 時間残存), 変性ニューロンの蛍光染色用キット 高感度で特異的な検出が可能です。 ◆ 経静脈投与を行い,血液循環により細胞内のカスパーゼ活性を蛍光 標識するため,生きたままの動物を用いた解析が可能です。 ◆ 波長の異なる 2 種類の製品があります*。近赤外波長は組織や生体物質 の自家蛍光の影響を受けにくいため,in vivo イメージングに最適です。 ◆ FLIVO は血液脳関門や血液網膜関門を通過できるため,脳細胞のア ポトーシスも観察できます。 ◆ ラジオアイソトープを使用しないため安全です。 ◆ マウス,ラット,鳥類(ニワトリ,スズメなど)などに使用できます。 ◆ 実験小動物イメージングシステム,蛍光顕微鏡,蛍光プレートリーダー またはフローサイトメーターを使用して定量的な解析が行えます。 * FLIVO キットは他にも,緑色蛍光(励起 492 nm /蛍光 520 nm) Fluoro-Jade C Ready-to-Dilute Staining Kit 変性ニューロンへ特異的に結合する蛍光色素を含む,蛍光染 色用キットです。対比染色用のニッスル染色試薬も添付されて います。いずれの色素も可視光で励起されます。 特 長 ◆ 変性の原因や細胞死のメカニズムに関わらず,すべての変性ニュー ロンを染色します。 本紙に掲載されている 製品はすべて研究用です を発する Green Kit,赤色蛍光(励起 565 nm /蛍光 600 nm)を ◆ 高い解像度およびシグナル/バックグラウンド比を示します。 発する Red Kit があります。詳細についてはフナコシホームページ ◆ 細胞体のほか,軸索,樹状突起,神経終末も染色できます。 (http://www.funakoshi.co.jp/contents/3474)をご覧いただく か,当社テクニカルサポート(試薬担当)までお問い合わせ下さい。 お問い合わせ先 キット名 商品コード 励起波長 蛍光波長 NIR Kit 690 9112 690 nm 709 nm NIR Kit 747 9114 747 nm 776 nm ◆ パラホルムアルデヒド固定またはホルマリン固定凍結切片,ホルマ リン固定パラフィン包埋切片など,様々な組織切片に適用できます。 ◆ 退色しにくく,他の組織染色法と組み合わせた多重染色にも適用で きます。 ◆ キットに含まれる試薬はすべて濃縮液となっており,希釈するだけ で使用できます。 ◆ 励起:青色光(Fluoro-Jade C),紫外光(DAPI) 試薬 FAX 03 5 - 684 1 - 775 TEL 03 5 - 684 1 - 620 癌モデルマウス 3 匹を,細胞死を誘導する 試 薬 で 処 理 し た 後,NIR-FLIVO 747 (#9114)を投与し,癌細胞がアポトーシ スを起こしている様子を観察した。 第Ⅰ層:Fluoro-Jade C(緑色)で染色した 変性ニューロンの軸策と神経終末 第Ⅱ層:DAPI(青色)で染色した顆粒細胞 第Ⅲ層:Fluoro-Jade C で染色した変性錐体 細胞と DAPI で染色した錐体細胞 脳 腫 瘍 モ デ ル マ ウ ス に NIR-FLIVO 690 (#9112)を投与した。脳腫瘍部位で高い シグナルが見られ,カスパーゼ活性が高い ことがわかる。 操作方法概略 1. DMSO に溶解した NIR-FLIVO と Injection buffer を混合し,経静 脈投与を行う。 2. 体内を循環させる(in vivo イメージングの場合:約 4 時間,組織切 片などの試料とする場合:30 ∼ 60 分間)。 ラット帯状皮質表層の蛍光染色像 カイニン酸(神経毒)で処理したラット帯状皮質の表層を,本製品を用いて観察した(励 起:落射蛍光)。 画像提供:Dr. Larry Schmued 品 名 メーカー 商品コード 包装 / 価格(¥) Degenerating Neuron Staining Kit, Ready-to-Dilute (RTD), Fluoro-Jade C BSS TR-100-FJT Trial Size 1 kit / 45,000 BSS TR-100-FJ 1 kit / 90,000 3. イメージングシステム,蛍光顕微鏡やフローサイトメーターを用い て解析を行う。 120615s_p24_k_n_i.indd 24 2012/06/01 16:04:20
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