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2002年1月 第316号のPDFをダウンロード(448KB)

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1
JIKEN CENTER NEWS
2002 JANUARY
平成14年1月15日発行 毎月1回15日発行(通巻316号) 昭和51年5月27日 第三種郵便物認可
自研センターのインターネット ホームページ
アドレスは、http://jikencenter.co.jp/です。
ご利用下さい。
目次
2002年の春を迎えて/グローバル化が進む中で
代表取締役 加田 康明 ・・・・・・2
リサーチチング ザ スケルトンズ:三菱エアトレック(CU2W・CU4W系) ・・16
リペア インフォメーションS:ホンダ フィット(GD-1)のインストルメント
テクノセミナー:日産プリメーラ 新開発マルチリンク式
パネル脱着作業時の注意点 ・・・・17
フロント サスペンション・・・・・・・4
バリヤショット一般公開のお知らせ ・・・・・・18
「構造調査シリーズ」新刊のご案内 ・・・・・・・・6
第37回ボデーリペア懇談会開催 ・・・・・・・・19
リサーチNOW:トヨタ車 ヘッドランプ補修用
ブラケット採用状況について・・・7
HONDA車の耐擦り傷クリヤー廃止と
自研センター来訪者一覧 ・・・・・・・・・・・19
第15回自研センター「一般提案」募集 ・・・・・・・20
付録 自研センターニュース新年特集:指数部の紹介 ・・
(1)
研修部の紹介 ・・
(2)
新採用について ・・・・11
お客様相談室レポート:新設追加指数項目の解説 ・・・12
2001年RCAR会議の技術発表一覧(その1)・・・・14
別冊
1 ∼□
8
新型車情報: スバル トラヴィック ・・□
2002年の新春を迎えて
グローバル化が進む中で
代表取締役 加田 康明
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、20世紀は国民国家形成の時代だったのですが、21世紀はどういう時代に
なるのでしょうか。昨今、政治、経済、文化、その他あらゆる面で“グローバル化”
と言われますが、21世紀は正にグローバル時代と言ってよいのではないでしょうか。
一寸余談になりますが、元来スポーツ観戦好き
(テレビが多いですが)の私にとっ
て未だ記憶に新しいのが、米国のワールド・シリーズのチャンピオンにダイヤモンド・
バックスが輝いた試合です。数々の迫力あるプレー、観衆の熱狂的な応援等々大
いにエンジョイすることできました。ご承知のとおりプレー・オフの全7試合が長い
球史の中でも特筆される名勝負の連続といって賞賛されました。なぜ私が米国の
大リーグにこれ程熱中するのか、いつの間にか熱中させられたわけですが、やはり
イチロー、新庄の挑戦で大リーグが連日テレビ放映され、より身近に感じた結果だ
と思います。また、イチローが米国のプロ野球であれだけ活躍でき、すばらしい実
績を残し、遂にアメリカンリーグのMVPにまで選ばれたことにより、本人だけでなく
我々にとっても米国の大リーグがより身近になったと思います。つまり、プロ選手の
移籍も含め、野球のグローバル化であるとも言えましょう。
また、最近印象に残ったのは、
“客が来た着た〈9000円スーツ〉作戦”という見出
しで報道されましたが、スーパーや百貨店が新しく企画した低価格の紳士用スーツ
の売れ行きが好調とのことであります。日本企業の海外進出などで海外の生産技
術が向上し、コストをかけずに「安くて品質の良い物」を実現できるようになったこ
とがその背景にあると思いますが、正に衣料品のグローバル化と言えるのでしょう。
2
自研センターニュース 2002年1月号
ところで、昨年の事件で何と言っても忘れられないのは、9月11日のアメリカの同
時多発テロであります。いかなる理由があろうとも人道上許されざるべき事件です
が、いろんな論評の中で、ある方が、この事件は正に21世紀の幕開けに起きた21
世紀的な特性を持った事件―その特性とは正にグローバル時代を反映している−
と指摘しています。つまり、相手は姿なき敵、国家なき敵であり、21世紀は国家崩
壊の時代となる可能性が大きいと言及しています。
いずれにしてもグローバル化は、可成前から進行しつつあるわけですが、21世紀
は本格的にグローバル時代になることをいろんな現象が物語っていると言えましょ
う。産業空洞化を懸念する声が強まってきていますが、グローバル化は止めようが
ないと思いますので、むしろ海外企業による日本への直接投資が少ないという現状
を踏まえ、海外企業が日本に入って来やすい環境を整えるべきではないでしょうか。
さて、翻ってグローバル時代において自研センターはどうあるべきか。ご承知のと
おり各国のリペア・リサーチ・センターの国際的な組織がRCARですが、2001年の
総会は昨年10月初旬韓国のKART
(Korea Automobile Insurance Repair Research
and Training Center)がホストとなり、ソウルで行われました。各国センターから40
以上の研究発表が行われましたが、テーマとしては、各センターの活動状況、自動
車盗難、むち打ち症、ハイブリッド・カー、リサイクル、修理工法等々多岐にわたりま
したが、ほとんどのテーマは大なり小なり世界各国が直面している課題であり、正
に共通の問題意識を持つことができます。その意味ではRCARは正にグローバル
な規模で情報交換できる場であるということができます。もちろん自動車産業の成
熟度、社会的・文化的な発展度合いによっていろんな問題への対応は違ってくると
思いますが、リペア・リサーチの追求する目的は同じであり、経済性を前提にすれ
ばクルマの損傷性、修理性の真理は一つではないかとさえ思えます。そういうよう
な観点から、私はRCARの総会だけでなく、日常的にもっとRCARのメンバーと交
流を持ち、また、あわせて日常業務の中でも、よりレベルの高い水準を目指す気概
を持って努力し、自研センターを世界に伍する水準の組織にしていきたいと考える
昨今であります。
皆様のご健康とご多幸を祈念しつつご挨拶とさせていただきます。
自研センターニュース 2002年1月号
3
TECHNO
SEMINAR
日産プリメーラ 新開発マルチリンク式
フロント サスペンション
1.はじめに
所であるサスペンション剛性の設定自由度の大きさとダブ
日産自動車は日本を始め、欧州そして世界で認められる
“次世代の本流”
となる車をめざして新型プリメーラP12
型を2001年1月に発表しました。
「見て、乗って、
走っていつ
ル ウイッシュボーン式の長所であるジオメトリ(*注1)
の設定自由度の大きさを兼ね備えています。
これにより、
各方向からの入力に対するサスペンションの
剛性、
ホイール ストロークや転舵に伴うアライメント変化
でも先進的」を商品コンセプトとしました。
全車新型マルチ リンク サスペンションを採用し、
操縦安
の設定を自由に行うことが可能となり、
ハンドリングと快適
性の非常に高い次元での両立を実現しています。
定性と乗り心地を高い次元で両立させました。
2.概 要
(*注1)
ジオメトリ(geometry):位置・大きさ・曲率の
新開発マルチ リンク サスペンションでは、
ストラットと
アッパ リンクを適切に配置した全く新しいサスペンション
幾何学的な位置関係(数値)。
サスペンションを構成する各リンクの配置。
形式とすることにより、
マクフアーソン ストラット式の長
図1
ストラットAss'y
サスペンション メンバ
アッパ リンク
ハブAss'y
トランスバース リンク
サスペンション クロス バー
スタビライザ
3.特 長
操縦安定性において、
サスペンションに求められるのは、
また、
操縦安定性とロード ノイズ(快適性)
の関係も同様、
操縦安定性から求められるインシュレータの剛性はジオメ
キャンバ角変化等の適切なアライメント変化と共に、
車両横
トリ(*注1)
の変化を抑え、
サスペンション剛性を高くす
方向の入力に対する横剛性とキャンバ剛性の高さ、
車両前後
るために堅くすることが求められます。
ロード ノイズ(快
方向の入力に対するキャスタ剛性の高さです。
また、
乗り心
適性)
から求められるインシュレータの剛性は、
柔らかくす
地(快適性)
に求められるのは前後方向入力の前後剛性の低
ることが求められます。
乗り心地(快適性)
も同じく、
路面か
さです。
従来構造のサスペンションでは、
これら左右方向と
らの入力をいなすコンプライアンス(*注2)
を得るため、
前後方向の剛性の独立したチューニングが困難であり、操
柔らかい剛性を必要とします。
縦安定性と快適性の両立は容易ではありませんでした。
4
自研センターニュース 2002年1月号
新型プリメーラに搭載されている
図2
車両前方からみた状態 車両側方からみた状態 新開発マルチ リンク サスペンショ
ンでは、
以下のような構造を取り入れ
ることによって、
操縦安定性と快適性
の両立という難題を克服しました。
(*注2)
路面からショックなど
が加わっても、
それを反発させる
のではなく上手に逃がしてしま
う。適合性。
4.構 造
(1)
ロア マウント アッパ リンクの採用(アッパ リンクの低位置化)
図3
サスペンション メンバは、
インシュレータを介して車体へ取り付
けられている防振構造です。
ストラットAss'y
本サスペンションでは、
アッパ リンクを含むすべてのリンクをサ
スペンション メンバに配置したことにより、
大幅なロード ノイズ低
減を可能としました。
アッパ リンクの配置を低位置化したことにより、
アッパ リンク長
ナックル アーム
エクステンション
アッパ リンク
を十分にとることが出来ました。
これにより対地キャンバ特性の有利なジオメトリ(*注1)
の実
現を可能にし、
高い旋回性能、
不整路での高い直進安定性を実現しま
した。
(2)
新構造サード リンク(ナックル アーム エクステンション)と
ストラット ロア マウントの採用
新構造のサード リンク(ナックル アーム エクステンション)
を
採用しました。
アッパ リンク取 付け点のピロ ボールの採用と、ス
トラットの新構造ロア マウントの組み合わせによって、
車両横剛性、
キャンバ剛性はアッパ リンクが受け持ちますが、
前後剛性、
キャス
トランスバース リンク
スタビライザ
キング ピン軸
タ剛性はストラットが受け持ちます。
これにより、
従来構造のサスペンシ
図4
図5
ョンでは困難であった車両横方向と
前後方向サスペンション剛性のトレ
ード オフ(*注3)
を解消し、
ハーシ
ュネス
(*注4)
等の不快な前後入力を
低減した乗り心地と直進安定性、高
ストラット
アッパ リンク
ナックル アーム
エクステンション
い旋回性能の両立を実現しています。
従来のP11用マルチ リンク式サス
ペンションの特徴を受け継ぎ、
キング
ピン軸を上下のリンクは独立した設
定を可能にしました。
これにより、
サ
スペンション アライメント(キング
ピン軸)
の設定自由度を大きくするこ
とが出来ました。
アッパ リンク
トランスバース リンク
内部構造(ピロ ボール)
自研センターニュース 2002年1月号
5
図7
ストラット式ショック ア
図6
ブソーバをサード リンク
(ナ
ックル アーム エクステンシ
ョン)
に取り付けることによ
り、
ホイール ストロークとス
トラット式ショック アブソ
ーバのストロークは、ほぼ
1:1となり、効率の良い減衰
ナックル アーム
エクステンション
ストラット
特性が得られました。
(*注3)
サスペンション剛性において、
どこかの剛性
(強
(*注4)
ハーシュネス(HARSHNESS):舗装路面の継ぎ
さ)
を高めたら他のところが低くなってしまうという状
目、
荒れた路面の突起や段差などを横切る時にタイヤか
態。
相反する性質を持つ両者の間のバランスを取る。
ら伝わって来るドンという音を伴ったショック。
不快感。
としています。
これにより、
ハイ アッパ ダブル ウイツシュ
(3)新構造メンバ インシュレータの採用
通常、
アッパ リンクをサスペンション メンバに取り付け
たロア アッパ ダブル ウイツシュボーン式(ロア マウント
ボーン並みの十分なキャンバ剛性、
横方向の確保、
ロード ノ
イズの低減を可能としました。
アッパ アーム)
の場合、
既存のハイ アッパ ダブル ウイツ
また、
メンバのロールを抑えることによって、
ロール ステ
シュボーン式(ハイマウント アッパ アーム)
サスペンション
ア、
トー変化を減少させ、
不整路での直進安定性を良くする
に比べて、
車両のキャンバ剛性、
横剛性は低くなってしまい
ことが可能になりました。
ます。
また、
ロア アッパ ダブル ウイツシュボーン式サスペンシ
ョンで、
防振タイブのサスペンション メンバを採用した場
図8
車両上下方向
合、
車両のキャンバ剛性は、
メンバ インシュレータの車両上
車
両
組
付
状
態
下方向剛性の影響を大きく受け、
車両横方向剛性の影響はほ
とんど受けません。
それと同時にロード ノイズを低減させ
部
品
単
品
形
状
るためには、
メンバ インシュレータの車両横方向剛性を低
車両横方向
く設定する必要があります。
従来構造のメンバ インシュレータでは、
以上のような要
新構造メンバ インシュレータ
求を満足する特性を設定することが不可能でした。
新開発のメンバ インシュレータでは、
従来不可能であっ
参考資料:日産自動車株式会社
新型車解説書 プリメーラP12型系車の紹介
た上下方向剛性を高く、
横方向剛性の低い特性の設定を可能
「構造調査シリーズ」
新刊のご案内
自研センターでは新型車について、損傷した場合の復元
No.
車 名
J-276
トヨタ エスティマ ハイブリッド
AHR10W
J-277
トヨタ アルテッツァ ジータ
JCE10W,15W,
GXE10W
J-278
トヨタ クラウン
(マイルド ハイブリッド)
型 式
修理の立場から見た車両構造、部品の補修形態、指数項目
とその作業範囲、ボデー寸法図など諸データを掲載した「構
造調査シリーズ」を発刊しておりますが、今月は右記新刊を
ご案内しますので、ぜひご利用ください。定価は各1,120円
です(税込み、送料別)。
お申し込みは自研センター総務企画部までお願いします。
TEL 047-328-9111
FAX 047-327-6737
6
自研センターニュース 2002年1月号
J-279
ニッサン スカイライン
JKS175
V35
RESEARCH
RESEARCH
リサーチ ナウ
トヨタ車 ヘッドランプ補修用
ブラケットの採用状況について
ヘッド ランプの取付け部のみが損傷した場合に、
ヘッド ランプ本体を交換することなく安価な修
理が可能になる補修用ブラケットの設定について、本誌 2001年3月号で紹介しましたが、
その後、補修
用ブラケットが多くの車種に設定されましたので紹介します。
車名・型式・採用時期
品名(品番)
補給部品形態
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
(81193-12010)310円
カローラ/フィールダー
CE121,NZE12#,
ZZZ12#
採用時期:00/08
カローラ ランクス/
アレックス
NZE12#,ZZZ123
採用時期:01/01
qw
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-12010)310円
er
12,200円
eヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
(81195-12010)240円
r ヘッドランププロテクタリテーナLWR LH
(81196-12010)240円
t ヘッドランプブラケットLWR RH
(81197-12010)280円
ty
y ヘッドランプブラケットLWR RH
(81198-12010)280円
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
qw
(81193-13010)370円
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
カローラ スパシオ
NZE121,ZZE123
採用時期:01/05
e
(81194-13010)370円
eヘッドランププロテクタリテーナLWR
(RH/LH 共通)(81196-13010)300円 ※ハロゲンランプ用
r ヘッドランプブラケット LWR(RH/LH 共通)
r
(81195-13010)260円
er
qw
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
(81193-17010)340円
MR-S
ZZW30
採用時期:00/05
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-17010)340円
eヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
(81195-17010)300円
r ヘッドランププロテクタリテーナLWR LH
(81196-17010)300円
自研センターニュース 2002年1月号
7
車名・型式・採用時期
品名(品番)
補給部品形態
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
(81193-47010)540円
プリウス
NHW1#
採用時期:00/05
qw
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-47010)540円
e ヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
(81195-47010)510円
er
r ヘッドランププロテクタリテーナLWR LH
(81196-47010)510円
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
(81193-20020)430円
セリカ
ZZT23#
採用時期:99/08
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-20020)430円
qw
e ヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
(81195-20020)430円
er
r ヘッドランププロテクタリテーナLWR LH
(81196-20020)430円
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
(81193-44010)380円
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
(81193-44020)380円
wr
e ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
qe
(81194-44010)380円
イプサム
ACM2#
r ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-44020)380円
tu
yi
t ヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
採用時期:01/05
(81195-44010)380円
y ヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
(81195-44020)380円
u ヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
(81196-40010)380円
i ヘッドランププロテクタリテーナLWR LH
(81196-44020)380円
qw
e
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
ナディア
ACN10,SXN1#
採用時期:01/04
(81193-44050)350円
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-44050)350円
e ヘッドランプリテーナ(RH/LH 共通)
(81196-44030)3,550円
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
(81193-44030)330円
ガイア
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
ACM10,CXM10,
SXM1#
(81194-44030)330円
e ヘッドランププロテクタRH
(81193-44040)410円
採用時期:01/04
r ヘッドランププロテクタLH
(81194-44040)410円
8
自研センターニュース 2002年1月号
er
qw
車名・型式・採用時期
品名(品番)
補給部品形態
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
qw
(81193-48010)170円
ハリアー
ACU1#,MCU1#,
SXU1#
採用時期:00/11
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-48010)170円
e ヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
er
(81195-48010)170円
r ヘッドランププロテクタリテーナLWR LH
(81196-48020)170円
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
qw
(81193-48020)690円
er
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-48020)690円
クルーガーV
ACU2#,MCU2#,
e ヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
(81195-48030)550円
r ヘッドランププロテクタリテーナLWR LH
採用時期:00/11
ty
(81196-48030)550円
t ヘッドランプブラケットLWR RH
(81197-48010)210円
y ヘッドランプブラケットLWR LH
(81198-48010)210円
q ヘッドランプブラケットRH
er
(81116-30860)380円
アリスト
JZS16#
w ヘッドランプブラケットLH
(81156-3A150)300円
e ヘッドランプブラケットRH
採用時期:97/08
(81118-30860)350円
r ヘッドランプブラケットLH
(81158-3A150)280円
qw
セルシオ
UCF3#
採用時期:00/08
RAV4
ACA2#,ZCA2#
q ヘッドランプブラケット RH
(81116-50010)660円
w ヘッドランプブラケット LH
(81156-50010)720円
e ヘッドランプブラケット (RH/LH共通)
(81117-50010)720円
r ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
(81193-50010)1,100円
t ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-50010)1,100円
y ヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
(81195-50010)1,100円
u ヘッドランププロテクタリテーナLWR LH
(81196-50010)1,100円
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
rt
qw
e
yu
qw
(81193-42020)350円
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
採用時期:00/05
(81194-42020)350円
自研センターニュース 2002年1月号
9
車名・型式・採用時期
品名(品番)
補給部品形態
qw
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
(81193-33030)710円
ウインダム
MCV30
採用時期:01/07
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-33030)710円
er
e ヘッドランププロテクタリテーナLWR RH
(81195-33010)710円
r ヘッドランププロテクタリテーナLWR LH
(81196-33010)710円
qw
q ヘッドランププロテクタリテーナUPR RH
カムリ
ACV30
採用時期:01/09
(81193-33020)540円
w ヘッドランププロテクタリテーナUPR LH
(81194-33020)540円
(部品価格は2001年11月現在)
参考)補修用ブラケットの取替作業要領
[例]イプサム(ACM2#)ヘッド ランプ プロテクタ リテーナ UPR LH
(1)取り付け部の破損箇所を切断後、サンドペーパー等で
整形する。
(2)ヘッド ランプ プロテクタ リテーナ UPR LHをスクリ
ュー2本で取り付ける。
※その他の部位・車種の取替作業要領および作業時の注意事項については、修理書を参照してください。
10
自研センターニュース 2002年1月号
HONDA車の
耐擦り傷クリヤー廃止と新採用について
本田技研工業(株)
の車種に採用されている耐擦り傷クリヤーの適用についての
最新情報(2001年11月現在)
は下記のとおりです。
1.耐擦り傷クリヤー廃止の車種、塗色とフレームNo.
機 種
適用廃止色
日本ペイント
R-507P
YR-524M
YR-531M
BG-40P
YR-528M
R-512P
R-517P
YR-537P
B-515M
アコード/トルネオ
アコード ワゴン
アヴァンシア
ストリーム
関西ペイント
アコード/トルネオ
BG-49P
NH-623M
B-96P
NH-624P
RP-31M
B-500M
G-505M
YR-534M
YR-535M
RP-36P
アコード ワゴン
アヴァンシア
ストリーム
アコード/トルネオ
BASF日本油脂
B-92P
B-502P
Y-59M
NH-629M
B-508M
アコードワゴン
アヴァンシア
ストリーム
フレームNo.
CF3-1301441∼
CF4-1300487∼
CF5-1300078∼
CL1-1100348∼
CL3-1100375∼
CF7-1300317∼
CF6-1301394∼
CL2-1100150∼
CH9-1200276∼
TA1-1053197∼
TA2-1050586∼
TA3-1050816∼
TA4-1050327∼
RN1-1041154∼
RN2-1006633∼
RN3-1047786∼
RN4-1007047∼
CF3-1301020∼
CF4-1300371∼
CF5-1300032∼
CL1-1100248∼
CL3-1100172∼
CF7-1300146∼
CF6-1300748∼
CL2-1100070∼
CH9-1200184∼
TA1-1053157∼
TA2-1050576∼
TA3-1050804∼
TA4-1050319∼
RN1-1038221∼
RN2-1006184∼
RN3-1045280∼
RN4-1006563∼
CF3-1302517∼
CF4-1300672∼
CF5-1300155∼
CL1-1100565∼
CL3-1100742∼
CF7-1300354∼
CF6-1301896∼
CL2-1100189∼
CH9-1200444∼
TA1-1053271∼
TA2-1050596∼
TA3-1050840∼
TA4-1050333∼
RN1-1045526∼
RN2-1007343∼
RN3-1051341∼
RN4-1008224∼
2.新しく、耐擦り傷クリヤーが適用された車種と塗色
インテグラ耐擦り傷クリヤー適用色一覧
B-96P
B-92P
B-507P
インテグラ
CD1-1000001∼
自研センターニュース 2002年1月号
11
お客様相談室 レポート
新設追加指数項目の解説
2.フロント コンビネーション ランプ単体脱着または取
本誌 2001年10月号(通巻313号)で新たに設定した指数
替(B041)・・・新設指数項目
9項目を発表しましたが、
ここでは、
9項目の内ボデー系4
この項目については、
外板板金修正を行う際にフロント
項目について、考え方と適用方法について紹介します。
1.
ヘッド ランプ(ユニット)
取替(B040)・・・追加指
コンビネーション ランプの脱着または取替を要する場合に
数項目
用いる単独作業指数項目です。
なお、
構造により異なります
この指数項目については、
これまで取替部品の補給形態と
がヘッドランプ脱着または取替作業やフロント バンパー脱
して、
ヘッド ランプAss’
yとヘッド ランプ ユニットとの2種
着または取替作業の指数で、
フロント コンビネーション ラ
類が設定されている場合は、ヘッド ランプAss’
y取替での
ンプの脱着が必要となる場合は、
フロント コンビネーショ
指数項目としていましたが、
2001年10月以降に発表される
ン ランプの脱着作業も含め設定している車種もありますの
車種からは、順次ヘッド ランプAss’
y取替指数とヘッド ラ
で、
本項目を使用する際は、
「車種別編」を十分理解し重複
ンプ ユニットでの取替指数を併記することとしました。な
にならないよう注意願います。
(図2)
お、
ヘッド ランプ ユニット補給の形態しかないものについ
ては、
従来どおりヘッド ランプ ユニットでの取替指数が表
示されます。
(図1)
図1
図2
B040
ヘッドランプAssy脱着または取替
B041
*ラジエータ グリルおよびヘッド ランプ リムを取外した状態から行う作業
フロント コンビネーション ランプ単体脱着または取替
*単独作業項目
*リトラクタブル ヘッド ランプはモータ&リンクまで含んだ状態で取外し、部品補給形
態通りに組替後、取付けを行う作業
●印の部品は当該作業範囲
●印の部品は当該作業範囲
*(補足参照)
(片側)
(両側)
指数に含まれる主な作業
*ヘッド ランプ焦点調整(片側の脱着または取替であっても、両側の焦点調整が含
まれる)
*パーキング&クリアランス ランプの脱着または取替
*必要範囲の付属品の脱着または取替
主な付属品
.ヘッドランプ リムまたはガーニッシュ(ヘッドランプに直接取付くタイプ)
.リトラクタブル モータおよびビラケット .リトラクタブル ガーニッシュおよびドア
補 足
*ヘッドランプ ユニットのみの補給の車種はユニットで設定しており、バルブ組替
えを含む
*P137 Q&A Q.13参照
*バルブ等を再使用してユニット組替を行う場合はその旨指数テーブルに表示して
いる
*フロント コンビネーション ランプ脱着または取替が単独作業の指数項目(B041)
として設定されている車種も有る
12
自研センターニュース 2002年1月号
補 足
*バルブ等を再使用してユニット組替を行う場合はその旨指数テーブルに表示して
いる
*単独作業で使用する指数項目
4.
バック ドアまたはトランク リッドのリヤ コンビネー
3.
リヤ コンビネーション ランプ単体脱着または取替
(B
ション ランプ単体脱着または取替(B4 0 8 )・・・新
407)
・・・新設指数項目
設指数項目
この項目についても、
外板板金修正を行う際にリヤ コン
ビネーション ランプの脱着または取替を要する場合に用い
この項目についても、
外板板金修正を行う際にリヤ コン
る単独作業指数項目です。
なお、
リヤ コンビネーション ラ
ビネーション ランプの脱着または取替を要する場合に用い
ンプの脱着または取替についても、
その組付け構造に応じて
る単体作業指数項目です。
なお、
この項目についてもその組
リヤ バンパ脱着・ 取替作業(B410、B420)
やクォータ パ
付け構造に応じてトランク リッドの脱着・取替作業やバッ
ネル取替作業、
ボデー ロワ バック パネルの付帯作業として
ク ドアの脱着・取替作業の付帯作業としてトランク リッド
クォータ パネル取替指数(B270)
やボデー ロワ バック パネ
の脱着・取替指数(B350・B360)やバック ドア脱着・取替
ル取替指数(B 290、
B300)に含め指数を設定しているもの
指数(B380,B390)
に含め指数を設定しているものもありま
もありますので、
本項目を使用する際は、
重複させないよう
すので、
本項目を使用する際は、
重複にならないよう注意願
注意願います。
(図3)
います。
(図4)
図3
B407
図4
リヤ コンビネーション ランプ単体脱着または取替
B408
バック ドアまたはトランクリッドのリヤ コンビネーション ランプ単
体脱着または取替
*単独作業項目
*単独作業項目
●印の部品は当該作業範囲
●印の部品は当該作業範囲
(含)
トリム
リヤコンビ
ネーション
ランプのみ
指数に含まれる主な作業
*必要範囲の付属品の脱着または取替
補 足
*リヤ コンビネーション ランプのみの補給の車種はユニットで設定しており、バル
ブ組替を含む
*バルブ等を再使用してユニット組替を行う場合はその旨指数テーブルに表示して
いる
*単独作業で使用する指数項目
*P139 Q&A Q.23参照
指数に含まれる主な作業
*必要範囲の付属品の脱着または取替
補 足
*リヤ コンビネーション ランプのみの補給の車種はユニットで設定しており、バ
ルブ組替を含む
*バルブ等を再使用してユニット組替を行う場合はその旨指数テーブルに表示して
いる
*単独作業で使用する指数項目
*P139 Q&A Q.23参照
以上、追加・新設指数項目の発表に合わせ内容紹介をいた
される対象部品の状況等は弊社発行の車種別「構造調査シ
しました。
なお、
指数の適用に当たっては、
対象車両の基本構
リーズ」
を参照されますと分かりやすく、
組付け構造も理解
造を十分に確認し適切な運用を願います。
また、
指数が適用
できることから参考資料としてお役立てください。
自研センターニュース 2002年1月号
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2001年RCAR会議の技術発表一覧
(その1)
2001年RCAR会議での技術発表内容の概要を、2号に分けてお伝えします。
Ⅰ.
修理技術
1)ウインドシールド接着剤の性能評価(KART−韓国)
Evaluation of the Performance of Windshield Adhesives
高性能ウレタン接着剤と、交換用に広く使われているシリコン接着剤の衝突事故時の性能を
比較し、前者のガラス保持性能が優れていることを確認した。
2)スポット溶接機の研究(CESVI France−フランス)
Study of Spot Welding Machines
スポット溶接と抵抗溶接を検討した結果、
最近の車には新式のスポット溶接機を使う必要が
あること、
および衝突テストにおいて新式スポット溶接機の有効性を確認した。
3)邪魔にならないジーゼルエンジン診断装置の開発(CESVIMAP−スペイン)
Development of a Non-Intrusive System for CESVIMAP Diesel Engine Diagnosis
セスビマップが開発したエンジン診断装置の紹介。クランクシャフトまたは関連する回転
体に取付けた電磁センサーにより、
トルク、
出力などの特性を計測する。
特長は、
計測時間の短縮、
テストベンチ外でも診断可能、
投資額が少ない、ポータブル。
4)リアフェンダー修理に対する接着剤使用の研究(JKC−日本)
Research on the Use of Adhesives to Repair Rear Fenders
リアフェンダー交換の費用低減を目的に、
接着剤を使用した半裁修理方法を研究した。
修理作業の基礎的な条件を明らかにすると共に強度の確認を行なった。
5)ぼかし塗装技法の見積り標準表(CESVI Argentina−アルゼンチン)
Fade Out Techniques Scheduled Tables
周辺部品との色合わせのコストを下げるため、ぼかし塗装の見積り標準表を作成した。
ぼかし塗装の時間表は時間とコストの2係数を決定するために作られている。これらの係数の
適用による年間の保険金節減額は$60,000。
6)ハイブリッド電気自動車の問題(ICBC−カナダ)
Hybrid-Electric Vehicle Issues
ホンダ・インサイトとトヨタ・プリウスのRCAR衝突テストを実施したが、
ホンダ・インサイ
トのエア・バッグが展開した以外は大きな問題はなかった。
しかし緊急対応時には高電圧装置と
電解液ヒーターへの注意が重要である。
7)修理工場の等級分け(CESVI Colombia−コロンビア)
Bodyshop Classification
狙いは保険会社の利益のために、修理工場の技術基準への適合性を保証すること。
8)塗装分野のソフトウェアの研究(時間と材料)
(CESVI Colombia−コロンビア)
Research Software in the Painting Area (Time and Material)
塗装コストを算出するためのソフトウェアの研究。
9)サッチャムの損傷修理コスト計算表(Thacham−イギリス)
Thacham's Damage Repair Cost Calculator
パネルの外観修理コスト見積りの指針となる計算表。
14
自研センターニュース 2002年1月号
10)ボディ損傷における交換頻度と補修部品(Folksam Auto−スウェーデン)
Replacement Frequency and Spare Parts in Body Damage
1年以上の期間にフォルクサムが実施した修理を分析した。約57,000件の修理と交換が行な
われた。部品交換は5グループの部品で全体コストの1/3を占めている。
修理コスト低減には、更に多くのプラスチック部品を修理可能となること、再接着のための作
業方法の開発、更に多くの中古OEM部品が使用可能となることが必要。
Ⅱ.損傷性/修理性
1)損傷性指標(CESVI Argentina−アルゼンチン)
Damageability Index
昨年発表した損傷性指数を色々な車について作成した。その結果、永久歪みが生じない最大
衝突速度および剛性・弾性指数は車両前部の部品形状に依存することが分かった。
2)エア・バッグ付き新バンパー・システムの評価(KART−韓国)
Evaluating New Bumper Systems With Airbag
エアバッグ・バンパーのテスト、理論的な背景および動特性を紹介。エアバッグ・バンパー
は損傷性と修理性を改善し、修理コスト低減に大きく寄与する可能性がある。
3)RCARとIIHSの低速衝突テストに対して設計されたパンパーの比較(IIHS−アメリカ)
Comparison of Bumpers Designed to the RCAR and IIHS Low Speed Tests
VW新ビートルの米国向けと欧州向けのバンパーの比較結果を報告。ショック・アブソーバ
ー式(米国向け)とクラッシュ・ボックス式(欧州式)の違いの詳細説明。
4)低速衝突テスト−乗用車−(NRMA−オーストラリア)
Low Speed Crash Tests -People MoversNRMAは1991年以降、ペンジュラムで40を超えるRCAR低速衝突基準のテストを行なって
きた。テストの目的はカー・メーカーに対する修理性と損傷性改善の支援。
5)衝突テスト、側面衝突テスト(AZT−ドイツ)
Crash Test Side Impact
ドイツでは、RCAR低速衝突テストは市場の平均的な修理費用を調査する目的には有効では
なくなった。 GDVのデータでは平均修理費は約$3,000であるのに対し、RCARテストでは
遥かに低い修理費となる。
(例:シトロエンC3の理論修理費は$800)RCAR前面衝突基準を
見直すべきである。またRCARテストにフロント・ドア中央に対する45度の衝突を追加すべき
である。
6)セスビマップの衝突テスト2000−2001年(CESVIMAP−スペイン)
CESVIMAP Crash Tests 2000-2001
セスビマップが実施した衝突テストプログラムの詳細説明。
7)衝突テスト2000−2001年(CESVI Brasil−ブラジル)
Crash Tests 2000-2001
セスビ・ブラジルが実施した衝突テストプログラムの詳細説明。
8)リア・モジュール構想に関する部品メーカーとの協力(CESVI France−フランス)
Co-operation With Equipment Manufacturers On A Rear Module Conception
15km/h後突の修理コスト低減を目的として共同作業を行なった。バンパーは、発泡材入り
のプラスチック部、組込みクラッシュボックス、プラスチックのプロテクターの3部分で構成。
修理コスト低減額は$13,000。
自研センターニュース 2002年1月号
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リサーチング ザ スケルトンズ
三菱 エアトレック(CU2W・CU4W系)
この「Researching The Skeletons」
では、
外部から確認
曲して衝撃エネルギーを吸収・緩和する構造を適所に配し
することができないフロント サイド メンバ内側のリイン
ています。
その特徴としてサイド メンバ内部の数カ所に節
ホースメント等の位置や板厚を分かり易く紹介していくも
状のリインホースメント(斜線部位)が取り付いています。
ので、
データは実際に自研センターで調査した内容を記載し
また、
不等厚鋼板を用いてキャビン寄りの板厚を増やすこと
たものです。
により衝突安全性の向上、
ボデーの軽量化が図られています
今回は三菱エアトレック(CU2W・CU4W系)
を取り上げ
(点線部位で板厚が変化しています)。
このような構造はラ
ます。
この車両はフロント サイド メンバの断面大型化およ
ンサー セディア(CS2A・CS5A 系)と酷似した構造とな
びストレート化を図ることにより、
前面衝突時には圧壊・屈
っています。
(左外側)
(左内側)
1.4mm
0.7mm
板厚変化部位
1.4mm
1.8mm
1.4mm
1.8mm
(右外側)
(右内側)
0.7mm
1.4mm
2.4mm
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自研センターニュース 2002年1月号
1.5mm
1.4mm
1.5mm
1.8mm
板厚変化部位
S
リペアインフォメーション
ホンダフィット
(GD−1)のインストルメント
パネル脱着作業時の注意点
ホンダ フィット(GD−1)
のインストルメント パネルは特殊な取付け構造のため、
脱着をスムーズ
に行うためには作業手順が重要です。
1.外装部品とインストルメント パネル取付けボルトとの
り付くボルトが片側3本あります。各調査作業終了後『ド
関係
アとフェンダを取り付けた状態で左側のインパネ取り付け
写真1に示すように、
この車両のインストルメント パネ
ボルトを取り付けようとしましたが、
ドアとフェンダに干渉
ル(以下インパネと略記します)
には、
ボデーの外側から取
してしまいボルトを取り付けることができませんでした。』
(写真1)
写真1
写真2
この件については、
本田技研工業(株)
発行の修理書に、
「ド
側のボルトが長くなっています。
ボルトは片側に3本ずつあ
アと干渉するのでボルトをボディに残しておく」
と記載され
り、
車両前方の一本はドアが取り付いた状態では、
脱着がで
ています。
きません。
作業のポイントは、
フェンダ、
ドアを取付ける前に、イン
パネ取り付けボルトを挿入しておくことです。
(参考)
この車両は、
インパネ リインホース(ステアリング ハン
写真2は、
ボルトを挿入した状態です。
今回は臨時の対応
策として、
上の写真の状態から上側ドア ヒンジのドア側ボ
ルト2本だけをゆるめて、
ドアとピラーとの間の隙間を作り
ボルトを取り付けました。
ガ ビーム)
の左側にアジャスト ナットがあり、
この分だけ左
2.“インストルメントパネルの脱着 ”
“インパネ取付けボ
ルト”
“アジャストナット”の関係について
インパネ取付けボルトは(写真3、図1)のようにアジャ
ストナットを介してステアリング ハンガ ビーム(インパネ
のスリーブ)に取り付いています。インパネ取付けボルトは、
通常の右ネジですが、アジャスト ナットは左ネジになって
います。
(1)
インパネの脱作業
ボルトがアジャスト ナットにねじ込まれた状態でボルト
を緩め方向(左方向)
に回すと(図1)
に示すように、
アジャ
自研センターニュース 2002年1月号
17
スト ナットは、
ステアリング ハンガ ビーム方向に移動し、
図1
車体(ピラー)
とアジャスト ナット(インパネ)
とのすき間
が出来ます。
この状態でインパネの取外しが可能です。
車体前方側のボルトはドアと干渉するため、
車体に残して
おきます。
アジャスト ナット
アジャスト ナットと車体との間に十分なすき間が出来ず
にボルトがアジャストナットから外れた場合、
21m m スパ
ナでアジャスト ナットを締めこみます。
(図1)
(修理書の注:ボルトのロック剤が磨耗しているため、ボ
21mm
ルトが外れた場合には再使用が出来ない。
)
(2)インパネの取付け作業
すとアジャスト ナットは車体方向に移動し、
ボデー部との
インパネを仮付け後に、
ボルトを締め方向(右方向)
に回
写真3
すき間が無くなります。
(写真3、図2)
図2
(すき間がなくなる)
ボデー部
スタリング
ハンガ ビーム
ステアリング ハンガ ビーム
ボルト
ボルト
(ボルトを締める)
アジャスト ナット
アジャスト ナット
バリヤショット一般公開のお知らせ
当センターのバリヤ テスト装置(衝突実験場)は、設備的に高いレベルの
ものです。バリヤ衝突実験の模様を関係業界(団体)各社を始めとした一般
(業界外)の皆様方にも見学いただけるように年10回『バリヤ ショット一
般公開日』を計画し、毎回多くの方々が見学されています。
バリヤ ショット一般公開日のご案内資料等用意していますのでご希望
の方は下記まで御連絡ください。
総務企画部 1 047-328-9111
18
自研センターニュース 2002年1月号
次回公開日の予定
2月21日(木) 午後 2∼3時
衝突形態:乗用車のバリヤ衝突ま
たは車対車衝突を予定
(注)衝突テスト形態は都合で変
更することがあります。
第37回ボデーリペア懇談会開催
2001年10月30日、
自研センターにおいて自動車メーカー
10社より20名、
合計36名が出席し、
今年度1 回目のボデーリ
ペア懇談会が開催されました。
まず自研センター 加田康明代表取締役より挨拶を行い、
この中で損保業界と自動車業界をつなぐ場として会議への
積極的な参加をお願いしました。
次に八束重宣 取締役総務
企画部長よりJKC活動概要報告を行い、
続いて下記テーマに
沿って懇談を行いました。
1.日本の車両保険の仕組み
行いました。
また指数作成時の修理性改善提案の取組みと実
日本の車両保険制度の歴史と現在の保険金支払い実績方
式による車両保険料率クラス制度および保険料算定方法に
績を説明し、今後の協力をお願いしました。
5.JKC提案制度について
ついて具体例をあげ説明しました。
知っているようで知らな
当社で毎年募集している一般提案の中から、
カーメーカー
かったテーマに皆様の反応は好評で、
保険料に及ぼす損傷
に対しての主な改善提案を説明し、
特に要望の多かった「コ
性・修理性の影響と当社の活動を理解して頂けたものと思い
ーションプレートの見やすさ改善」
に関して協力を要請しま
ます。
した。
2.RCAR報告
6.「損傷性・修理性改善への効果的なアプローチ手法」を
10月8∼12日に韓国で開催されたRCAR総会の模様を報
テーマにディスカッション
告しました。
自研センターは「急増する日本の車両盗難への
損傷性・修理性の研究は最終的には車両に反映していく
対策」
と「リヤフェンダー修理に対する接着剤使用の研究」
の
事が必要であり、
そのためには“自動車メーカーの事情を理
2テーマを報告しました。
解した適切な働きかけ”が大切であると考えています。
全体としては「車両盗難」
と「鞭打ち症防止」
に関するも
今回は、
まず現状認識のため各自動車メーカーの損傷性・
のが多く、
国際的に共通の重要課題であることがうかがわれ
修理性改善に対する取組み、
設計・サービス・部品部門等の連
ます。また(独)
アリアンツ・センターから現在のRCAR衝突
携について紹介をしていただきましたが、
貴重なノウハウは
テスト基準の妥当性に関する問題提起があり、
検討に着手す
当社だけでなく、
他メーカーにとっても大変参考になったと
ることになった事などを説明しました。
のご意見もいただいております。
3.技術部関連報告
以上のように会議は「損傷性・修理性の改善」という共通
今年度よりスタートした調査・研究プロジェクトの概要と
のテーマに沿って活発な意見交換が行われ、さらに今後の
9テーマの進捗を説明し、
今回「車体外板接着修理工法の研
よりオープンな懇談会を目指すことを約し好評のうちに閉
究」についての報告を行いました。
会しました。
4.指数部関連報告
2001年10月以降、
指数作成追加予定の9項目の詳細説明を
自研センター来訪者一覧
11月14日(水) 住友スリーエム
(株)
オート・アフター・マーケット製品事業部 松永次長
29日(木) 日車協連 新井課長 他1名
12月 5日(水) あいおい損害調査(株)ディーラー損調支援室
天野担当部長 他2名 学校法人 トヨタ東京整備学園
日本自動車整備専門学校教育部 中村教員
自研センターニュース 2002年1月号
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自研センターニュース 2002.1(通巻316号)平成14年1月15日発行 昭和51年5月27日 第三種郵便物認可 定価336円(消費税込み、送料別途)
C 発行所/株式会社自研センター Á272-0001 千葉県市川市二俣678-28 Tel(047)328-9111(代表) Fax(047)327-6737
発行人/加田康明 編集人/八束重宣 ⃝
※乱丁、落丁の場合はお取り替えいたします。
http://jikencenter.co.jp/
第15回自研センター
自研センターでは、2002年「一般提案」募集を行います。日
(4)損傷性、修理性の向上に関する提案
頃、損害調査業務を進める上で、損傷車の復元修理に関連
して気づかれた改善策、創意工夫、アイデア、実際の取り組
補給部品の形態、取り付け方法など。
2 募集期間
●
み例などをご提案願います。皆さんの現場の体験に基づい
平成14年1月7日∼2月末。
たあるいは日頃お考えになっているアイデアをお待ちして
送付先
おります。
1
●
3 応募資格
●
テーマ
損害保険会社の社員、損害調査会社の
(1)自由課題
アジャスターおよび社員。
ただし、損傷車の復元修理に関することに限ります。
(2)立会い・見積技法の改善提案
4
●
送付先
〒272-0001 市川市二俣678-28
損傷部位・範囲の確認方法、見積の適正化、迅速化な
(株)自研センター提案事務局
どに関するもの。
TEL 047-328-9123(総務企画部内)
(3)損傷車の復元修理についての改善提案
合理的な修理方法、工具、機具、治具などの改善案など。
*詳細につきましては本誌2001年12月号をご覧ください。
●編集後記●
「ある社員の初夢」
ある社員が見た初夢を語ってくれました。10年後の自研センターの姿は、リサーチ工場が輸入車を含めた
乗用車部門と大型トラックにも対応できるトラック部門、そしてガソリンに替わる新エネルギーや新素材に
対応した新しい車の整備部門で構成され、バリヤ装置の性能も世界に誇るレベルとなって国内に限らず海外
からの見学者も後を絶たない状態である。ここで調査研究の結果得られた情報・データは、自動車メーカー
のD&Rに関する新車開発の基礎データとして、また損保業界では料率算定上の基礎データとしてなくては
ならないデータとして活用されている。自研センターが公表するデータは、JKCの格付けとして広く認知さ
れ消費者がおおいに注目している。
自動車修理作業指数は国内で走行する自動車のほぼ全車種にわたり網羅され、新車発表と同時に指数テー
ブルも発表されることが定着している。研修部門では1級アジャスターの研修コースも多岐にわたり広範で
高度な研修が実施されている。自動車事故に係わる関係業界の方々の受講申込増加に伴い、コースの増設を
行い、早期に希望者全員が受講終了するようにしている等々。勿論今の設備・施設では間に合わず、新たな
敷地内に最新の技術を駆使した新しい建物、新しい工場、新しいバリヤ装置の施設があります、と言うもの
でした。
初夢を語ってくれた社員に一言。夢ならもっとでっかい夢を見て欲しかったと思いつつも、現実からの延
長線上の夢なら叶わぬはずはないと信じ、10年後にはこの中の1つでも2つでも現実のものであって欲しいと
ころであります。
2
自研センターニュース 1998年4月号
本誌の一部あるいは全部を無断で複写、複製、あるいは転載することは、法律で認められた場合を除き、著作者の
権利の侵害となりますので、その場合には予め、発行人あて、書面で許諾を求めてください。
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