5 章 テクニック集 この章では、第3章で触れなかったその他のOSを使用する場合のインス トール手順を簡単にご紹介し、System Selector 3をより有効に活用するた めのテクニックのいくつかについてご説明致します。 各OSのインストール流れ図‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥196 System Selector 3をより便利に使うTips集 ‥‥‥204 5章 テクニック集 各 OS のインスト ール流れ図 ここでは、様々なOSのインストール手順について、必要最小限の手順を一目でご 覧いただけるように、フローチャートで説明しています。細かい操作方法などにつき ましては、第3章をご覧いただいた上で操作していただけますようお願いいたします。 また、OSの制限事項やインストールの具体的な操作手順につきましては、各OSのマ ニュアルを十分にご覧いただけますようお願いいたします。 ここでは以下のような内容をご説明いたします。 ・Windows NT/2000/XPを基本パーティションにインストールする ・Windows NT/2000/XPを論理パーティションにインストールする ・Windows 9x,Windows Meを1台目のHDDの基本パーティションにインストールする ・RedHat Linux8.0Jを論理パーティションにインストールする Windows NT、Windows 2000/XPを基本パーティションに インストールする ここでは、Windows NT、Windows 2000/XPを基本パーティションにインストールする 方法についてご説明致します。以下の手順を参考に操作してください。 基本パーティションにインストールするメリットは、Windows NT、Windows 2000/XP の起動に必要なすべてのファイルを、ひとつのパーティションにインストールできる ことです。このため、他のOSと完全に独立させてWindows NT、Windows 2000を扱う ことができるようになります。 注意 Windows NTをインストールする場合は、HDDの先頭から2GB以内に基本パーティションを作成し、インストールす る必要があります。Windows NTは、HDDの先頭から2GBを超えるパーティションからは起動できません。また、必 ずService Pack 4以上が適用されているWindows NTをお使いください。Service Pack 4以上が適用されていない Windows NTは、大容量HDDの扱いに問題があるため、本製品のサポート対象外となります。 注意 Windows NTをWindows XPと共存させる場合は、あらかじめWindows NTにService Pack 5以上を適用しておく必要 があります。 196 各OSのインストール流れ図 パーティションマネージャを起動します ▼ パーティションを縮小して空き領域を作ります (既に空き領域がある方はとばしてください) ▼ 4 よ く あ る お 問 い 合 わ せ 空き領域にFATまたはNTFSの基本パーティションを作成します ▼ パーティションマネージャで、作成したパーティション以外の パーティションを右クリックし、 「隠す」を選択します ▼ インストール対象となるパーティションを有効にします ▼ Windows NT / 2000 / XPのインストールCDを CD-ROMドライブに挿入してPCを再起動します 5 テ ク ニ ッ ク 集 ▼ インストーラの指示に従って進めます ▼ インストール先にパーティションマネージャで作成した パーティションを選択します ▼ 「現在のファイルシステムをそのまま使用(変更なし) 」を 選択します ▼ インストーラの指示に従ってインストールを完了してください 6 サ ポ ー ト に つ い て 197 5章 テクニック集 Windows NT、Windows 2000/XPを論理パーティションに インストールする ここでは、Windows NT、Windows 2000/XPを論理パーティションにインストールする方 法についてご説明致します。以下の手順を参考に操作してください。 論理パーティションにインストールするメリットは、4つしか作れない基本パーティシ ョンを消費しなくてすむことです。また、論理パーティションにインストールする場合 は、2台目のHDDにWindows NT、Windows 2000/XPをインストールすることも可能です。 デメリットは、Windows NT、Windows 2000/XPのブートローダ自体は、必ず1台目の HDDの基本パーティションにインストールされるため、他のOSやパーティションから 完全に独立することができないことです。たとえば、Windows NT、Windows 2000/XPの パーティションとはまったく関係のないパーティションを変更した場合でも、時として OSが起動しなくなってしまうことがあります。このため、論理パーティションにイン ストールした場合は、インストール後はHDDをなるべく変更しないように注意すること が重要です。 注意 Windows NTをインストールする場合は、ブートローダーをHDDの先頭から2GB以内にインストールしてください。 198 各OSのインストール流れ図 パーティションマネージャを起動します ▼ パーティションを縮小して空き領域を作ります (既に空き領域がある方はとばしてください) ▼ 4 よ く あ る お 問 い 合 わ せ 空き領域にFATまたはNTFSの論理パーティションを作成します ▼ Windows NT/2000/XPのインストールCDをCD-ROMドライブ に挿入してPCを再起動します ▼ インストーラの指示に従って進みます ▼ インストール先のパーティションに作成したパーティションを 選択します 5 テ ク ニ ッ ク 集 ▼ 「現在のファイルシステムをそのまま使用(変更なし) 」 を選択します ▼ インストーラの指示に従ってインストールを完了します 6 サ ポ ー ト に つ い て 199 5章 テクニック集 Windows 9x/Windows Meを1台目のHDDの基本パーティ ションにインストールする ここでは、Windows 9x/Windows Meを1台目のHDDの基本パーティションにインス トールする方法をご説明致します。以下の手順を参考に操作してください。 Windows 9x/Windows Meは、原則として1台目のHDDの基本パーティションにイン ストールしなければなりません。従って、Windows 9x/Windows Meをインストール する場合、以下の手順が標準的な手順になります。 「パーティションマネージャ」を起動します ▼ パーティションを縮小して空き領域を作ります (既に空き領域がある方はとばしてください) ▼ 空き領域にFATの基本パーティションを作成します ▼ ブートメニューの「ツール」から「セットアップ」を選択します ▼ 「セットアップ」ダイアログの中のアイテムから 「フロッピードライブA:からのブート」を右クリックします ▼ 右クリックメニューの中の「プロパティ」を選択します ▼ 「パーティションを隠す」タブを選択します ▼ インストール対象となるパーティション以外のパーティションを すべて隠します(作成した基本パーティション以外の パーティションを全て隠す) ▼ インストール対象となるパーティションを有効にします 200 各OSのインストール流れ図 Windows 9xの起動ディスクをFDDに挿入します ▼ Windows 9xのインストールCDを CD-ROMドライブに挿入します ▼ 4 よ く あ る お 問 い 合 わ せ ブートメニューから 「フロッピードライブA:からのブート」を選択します ▼ 表示されるメニューから 「Start Computer With CD-ROM Support」を選択します ▼ キーボードを選択します ▼ プロンプト上で、作成した基本パーティションがC:ドライブになっ ているか「dir C:」と入力して確認する 5 テ ク ニ ッ ク 集 ▼ プロンプト上でのCD-ROMドライブのドライブレターを確認します ▼ CD-ROMドライブに移動して「Setup / is」と入力します ▼ Windowsインストール中にインストール先を聞かれたら、 インストール先にC:ドライブを選択します ▼ インストーラの指示に従ってインストールを完了します 6 サ ポ ー ト に つ い て 注意 Windows Meをインストール完了後、System Selector 3ブートメニューが表示されない場合は、System Selector 3 の 「インストールCD(もしくはFD)」からPCを起動し「有効にする」または「更新・修復」を選んでください。 201 5章 テクニック集 RedHatLinux8.0Jを論理パーティションにインストールする ここではRedHatLinux8.0Jを論理パーティションにインストールします。 以下の手順を参考に操作してください。 RedHatに限らず、Linuxは論理パーティションからも起動することができます。また、 2台目のHDDにインストールすることも可能です。従って、他のディストリビューシ ョンのLinuxも、以下の手順でインストールすることがほぼ可能です。ただし、細か い部分で異なる場合があるので、詳細は各Linuxのマニュアルを十分に確認してイン ストールを行ってください。 なお、Linuxをインストール後、パーティションの順序が変わるようなパーティション 操作は行わないようにご注意ください。Linuxは、物理的に自身がどのパーティショ ンにインストールされているかを静的に記憶しているため、インストール後にパーテ ィションの順序を変更すると起動することができなくなります。 注意 Linuxをインストールするには、OS側の制限で、「/boot」か「/」をHDDの先頭から8GB以内にインストールしなけれ ばならない場合があります。詳細は各Linuxのマニュアルを確認してください。 パーティションマネージャを起動します ▼ パーティションを縮小して空き領域を作ります ▼ 空き領域にSwap用の領域を作成します (128MB程度のLinux Swapの論理パーティションを作成します) ▼ Linux本体をインストールするパーティションを作成します (Linux Ext2の論理パーティションを作成します) 。 サイズはフルインストール時で3GB程度あれば インストール可能です。 ▼ LinuxのインストールCDをCD-ROMドライブに挿入して PC を再 起動し、インストールを始めます。 ▼ 202 各OSのインストール流れ図 ▼ インストール途中で聞かれる「インストールの種類」では「カスタ ムシステム」を、 「ブートレコードインストールする場所」では「ブ ートパーティションの最初のセクタ」を選択してください ▼ 後はインストーラの指示に従ってインストールを完了してください 4 よ く あ る お 問 い 合 わ せ 注意 「サーバシステム」を選択すると、既存のパーティションが全てLINUXパーティションとなりますので、「カスタムシ ステム」を選択してください。 注意 パーティション構成において、論理パーティションの存在位置が非連続の場合、Linuxのインストーラが警告を表示 することがあります。「このディスクを初期化しますか?」と表示された場合は、必ず「いいえ」を選択してパーティ ション構成を変更して下さい(「はい」を選択すると、HDDの内容が全て消去されてしまいます)。 5 テ ク ニ ッ ク 集 6 サ ポ ー ト に つ い て 203 5章 テクニック集 System Selector 3 をより便利に使う Tips集 ここでは、マルチブート・パーティション管理を行う上で、知っておくと便利な各種 のテクニックを、フローチャート形式で説明します。各項目の細かい操作手順につい ては、第3章をご覧ください。また、ここでご紹介するテクニックには、必ずしも標 準的な使用方法とはいえない操作手順が含まれています。従って、実際にこれらのテ クニックを活用する上では、慎重な操作を心がけてください。 ここでは以下のような内容を説明します。 ・HDDからWindows 9x/Meをインストールする ・マルチブート環境のバックアップの参考事例 ・Windows 9x/Meを論理パーティション、または2台目のHDDにインストールする ・たくさんのOSをインストールする場合の参考事例 ・他言語版のWindowsをインストールする ・同じドライブに複数のWindowsをインストールする ・Windowsを別のパーティションにコピーしてブートする HDDからWindows 9x/Meをインストールする ここではWindows 98のインストールを例に、HDDドライブからWindows 9x/Meをイ ンストールする方法を説明します。 Windows 9x/Meのインストールは、通常起動ディスクからコンピュータを起動し、CDROMドライブからインストールを行います。ただし、CD-ROMドライブの種類によ っては、起動ディスクからCD-ROMドライブが認識できない場合が生じます。ここで 紹介しているテクニックは、このような場合に有効です。 次の手順を参考に操作してください。 204 System Selector 3をより便利に使うTips集 パーティションマネージャを起動します ▼ FAT32の基本パーティションを作成します ▼ ブートメニュー画面で「ツール」→「セットアップ」を選択します ▼ セットアップ画面で「フロッピードライブA:からのブート」を右ク リック→「プロパティ」を選択します 4 よ く あ る お 問 い 合 わ せ ▼ 「パーティションを隠す」タブを選択します ▼ 作成したパーティション以外を全て「隠す」に設定します ▼ インストール対象となるパーティションを有効にします ▼ System Selector 3のブートメニューに戻ります ▼ インストール対象となるパーティションにアクセスできるOSを 立ち上げて、Windows 98のインストールCDから Win 98フォルダを、作成したパーティションにコピーします 5 テ ク ニ ッ ク 集 ▼ Windows 98の起動ディスクをFDDに挿入してブートメニューか ら「フロッピードライブA:からのブート」を選択します ▼ 表示されるメニューから 「Start computer with CD-ROM support」を選択します ▼ プロンプト上で作成したパーティションがC:ドライブとなっている か「dir C:」と入力して確認します ▼ 「C:」と入力し、Win 98フォルダをコピーしたパーティション (=作成したパーティション)に移動して、 「cd win98」と入力し Win 98フォルダに入り、 「Setup.exe / is」と入力します ▼ 6 サ ポ ー ト に つ い て インストーラにインストール先を聞かれたら C:ドライブを選択します ▼ インストーラの指示に従ってインストールを完了します 注意 Windows Meをインストールする場合はWin 9xフォルダをコピーしてください。 205 5章 テクニック集 HDDのバックアップをとる ここでは、現在のマルチブート環境を2台目のHDDにバックアップをとる方法をご説 明致します。以下の手順を参考に操作してください。 System Selector 3自身には、バックアップの機能はありません。従って、ここで紹介 している内容は、パーティションの複写の応用事例です。一度作ったマルチブート環 境を、別のHDDにバックアップしておけば、何らかの障害が発生した場合でも、す べてのOSをインストールしなおす必要がなくなり、復旧が容易になります。 1台目のHDDのパーティション構成をそのまま2台目の HDDにコピーします。 (この時、基本パーティションは 基本パーティションにコピーし、論理パーティションは 論理パーティションへとコピーしてください。 また、コピーする時の順番、サイズも同じにしてください) ※System Selector 3 単独のパーティションがある場合は同時にコピーしてください。 ▼ 1台目のHDDが壊れたとき、1台目のHDDの代わりに 2台目のHDDをつないでください ▼ System Selector 3のインストールディスクをフロッピーディスク ドライブに挿入してPCを起動させてください ▼ System Selector 3を再インストールしてください (更新・修復をします) ▼ ブートメニューが表示されることを確認してください 全てのOSが起動することを確認してください ※コピー後、両方のHDDを接続した状態でPCを起動しないでください。 ※2台のHDDでマルチブート環境を構成している場合は、別に2台のHDDをご用意く ださい。 206 System Selector 3をより便利に使うTips集 Windows 9x/Meを論理パーティション、または2台目の HDDにインストールする ここではWindows 9x/Meを論理パーティション、または2台目のHDDにインストール する方法をご説明致します。以下の手順を参考に操作してください。 4 よ く あ る お 問 い 合 わ せ 「ブートメニュー」から「ツール」→ 「セットアップ」を起動します ▼ 「セットアップ」画面で「その他」→ 「Windows 9x/Me ウィザード」を選択します ▼ 「インストールの種類を選択する」画面で、 「新規のWindows 9x/ Meをインストールする」を選択し、 「次へ」をクリックします ▼ 「Windows 種類およびインストール用データ保存場所」を選択する 画面で、 「Windows種類」を「Windows Me」に設定します 5 テ ク ニ ッ ク 集 ※Windows Meの場合 ▼ 「インストール用データ保存場所」を「CD-ROM」に設定し、 「次へ」をクリックします (ハードディスクからインストールを行う場合は、 「ハードディスク (FAT)」を選択してください。 ) ▼ 「操作するパーティション」を選択する画面で、パーティションのリ ストから1台目のHDDにある基本パーティションを選択し、 「ブー ト域」ボタンをクリックします ▼ パーティションのリストから、Windows Meをインストールしたい パーティションを選び、 「システム域」ボタンをクリックします ▼ 6 サ ポ ー ト に つ い て 「次へ」をクリックします。 ※ ブート域に指定したパーティションがC:ドライブになります ▼ 207 5章 テクニック集 ▼ 最後に、インストールの構成を確認して、 「終了」ボタンを クリックします。 「セットアップ」画面に、 「Windows Me インストレーション」が追加されたことを確認してください ▼ System Selector 3ブートメニューに戻り、 「Windows Me インストレーション」を起動します ▼ 「Windows インストール」ダイアログが表示されたら、 「参照」ボタンをクリックして、Windows Meのsetup.exeを 指定します。 (CD-ROMドライブからインストールする場合は、CD-ROMの 「Win 9x」フォルダにあるsetup.exeを指定してください) 「ディスク検査を実行しない」は、 チェックしてください ▼ 全てよければ「OK」ボタンをクリックしてください ▼ インストールの途中、 「ディレクトリの選択」ダイアログが表示され ます。ここで「その他のディレクトリ」を選択し、テキスト入力ボ ックスのディレクトリ名を「D:¥WINDOWS」に変更してください ※インストール先がD:ドライブの場合 ※「Win 9x/Meウィザード」を使用するには、予めHDDにWindows 95/98/Meがイン ストールされている必要があります。 208 System Selector 3をより便利に使うTips集 たくさんのOSをインストールする場合の参考事例 たくさんのOSを、1台のコンピュータで動作させるには、かなりの工夫が必要です。 OSには、それぞれ起動領域の限界や、インストールできるパーティションの種類、フ ァイルシステムなどの制限があります。たくさんのOSを1台のHDDにインストール 4 よ く あ る お 問 い 合 わ せ するときは、各OSの制限事項を十分に検討してから操作を行う必要があります。 ひとつのコツとしては、制限の大きいOSからインストールしていくことが挙げられ ます。 制限の大きいOSとは、すなわちバージョンの古いOSで、Windows 95やWindows NT4.0などが挙げられます。マルチブート構成にこれらのOSを組み込む場合は、最 初の段階でインストールしておくと、あとの操作が楽になります。逆に、Linuxなど は、論理パーティションから起動できるなど、制限がゆるいので、後からインストー ルすることはそれほど難しくありません。 ここでは1台のHDDにWindows 98、Windows Me、Windows NT、Windows 2000、 Linuxをインストールする際の順序をご説明致します。このインストール順序は、あ くまでも例ですので、必ずしもこの通りにする必要はありません。 5 テ ク ニ ッ ク 集 注意 既に何らかのOSがインストールされているHDDに、OSをたくさん追加していく場合は、特に注意が必要です。場合 によっては、HDDを一度初期化してから、マルチブートを構築しなければならないこともあります。基本的には、3種 類以上のOSを一台のHDDにインストールする場合、一度HDDを初期化してからマルチブートを構築しなおすことを お奨めいたします。 6 サ ポ ー ト に つ い て 209 5章 テクニック集 System Selector 3をインストールします ▼ Windows NTを基本パーティションにインストールします ▼ Windows 98を基本パーティションにインストールします ▼ Windows Meを基本パーティションにインストールします ▼ Windows 2000を論理パーティションにインストールします ▼ Linuxを論理パーティションにインストールします 210 System Selector 3をより便利に使うTips集 日本語版Windows 9x/Meと他言語版Windows 9x/Meを共 存させる ここでは日本語版Windows 9x/Meと英語版、中国語版等の他言語版Windows 9x/Me を共存させる方法についてご説明致します。 4 よ く あ る お 問 い 合 わ せ Windows 9x/Meと同じ手順で他言語版の Windows 9x/Meをインストールします ▼ ブートメニューで「ツール」→「セットアップ」から「表示」→ 「オペレーティングシステム」を選択します ▼ 緑色で表示されている日本語版Windows 9x/Meを クリックします ▼ 右クリックで表示されるメニューから「プロパティ」を選択します ▼ 5 テ ク ニ ッ ク 集 「プロパティ」画面で「パーティションを隠す」タブを選択します ▼ 他言語版Windows 9x/Me がインストールされている パーティションを「隠す」に設定します ▼ ブートメニューで「ツール」→「セットアップ」から「表示」→ 「オペレーティングシステム」を選択します ▼ 緑色で表示されている他言語版の Windows 9x/Meをクリックします ▼ 右クリックで表示されるメニューから「プロパティ」を選択します ▼ 「プロパティ」画面で「パーティションを隠す」タブを選択します 6 サ ポ ー ト に つ い て ▼ 日本語版Windows 9x/Me がインストールされている パーティションを「隠す」に設定します ▼ 日本語版Windows 9x/Me、他言語版Windows 9x/Meの双方の OSが起動可能であることを確認してください 211 5章 テクニック集 同じドライブに複数のWindowsをインストールする ここでは同じドライブに複数のOSをインストールする方法についてご説明致します。 事例としてWindows Meを同じドライブにインストールします。 以下の手順を参考に操作してください。 「ツール」→「セットアップ」を選択します ▼ 「フロッピードライブA:からのブート」を右クリックし、 表示されたメニューから「プロパティ」を選択します ▼ 「パーティションを隠す」タブを選択し、インストール対象となるパ ーティション以外のパーティションを全て「隠す」に設定します。 ▼ インストール対象となるパーティションを有効にします。 ▼ Windows Meの起動ディスクを挿入し、 「ブートメニュー」から 「フロッピードライブA:からのブート」を選択します ▼ 「Start computer with CD-ROM support」を選択します ▼ キーボードを選択します ▼ プロンプト上で、作成した基本パーティションがC:ドライブになっ ているか「dir C:」と入力して確認します ▼ CD-ROMドライブのドライブレターを確認します ▼ ▼ CD-ROMドライブに移動します ▼ 「Setup / is」 と入力します ▼ インストーラの指示に従ってインストールを完了させてください ※この操作はFATパーティションでのみ可能です 212 System Selector 3をより便利に使うTips集 Windowsを別のパーティションにコピーしてブートする System Selector 3の「パーティションの複写」は、データ的なバックアップであ り、OSのインストールされているパーティションを複写した場合であっても、その OSが起動可能になるとはかぎりません。 4 よ く あ る お 問 い 合 わ せ ただし、以下のようなケースでは、可能なことを確認しております。 注意 複写元は、1台目HDDの基本パーティションに単独でインストールされたWindows 98/Me、複写先は、1台目HDDの 基本パーティションに限ります。 ・論理パーティションにインストールされたWindowsは、複写しても起動可能にはな りません。 ・Windows NT/2000/XPは複写しても起動可能にはなりません。 ・複写先のパーティションがWindowsの制限を越える位置にある場合、複写先の Windowsは起動可能にはなりません。 5 テ ク ニ ッ ク 集 ※System Selector 3の退避機能を無効にしてから複写を行った場合に限ります。 詳細は以下をご覧ください。 退避機能の無効について System Selector 3の動作中は、Windowsフォルダ、Program Filesフォルダが管理 されて別の場所に退避された状態になっています(FATパーティションの場合) 。従 って、Windowsを別のパーティションにコピーしても、システムファイルが所定の場 所に存在していないため、Windowsの起動はできません。 System Selector 3のパーティション複写機能を使って、Windowsを別のパーティ ションにコピーするには、Windowsフォルダ、Program Filesフォルダの退避機能を無 効にしておく必要があります。 6 サ ポ ー ト に つ い て 退避機能を無効にする方法を以下にご案内します。 213 5章 テクニック集 以下の操作手順は、Windows 98を例にして説明しています。 SystemSelector 3 を起動し、 「ツール」→「セットアップ」 を選択しセットアップ画面に移行します。 ▼ セットアップ画面で、メニューから「表示」→「オペレーティング システム表示」を選択します ▼ 「システム: Windows98」と緑色に表示されているところにカー ソルをあわせ、右クリックであらわれるメニューにある「プロパティ」 を選択します。 ▼ 「プロパティ」ダイアログで、 「ディレクトリー」シートを選択します。 ▼ 「ディレクトリ」シートに System Selector 動作中に退避されるフ ォルダの一覧("Windows"、"Progra˜1"等)が表示されます。 ▼ 「Start computer with CD-ROM support」を選択します ▼ 各フォルダにカーソルをあわせ、 「無効」のボタンをクリックします 以上の設定で、システムフォルダの退避が無効化されます。 「ディレクトリ」シートに表示されているフォルダ名がグレー表示になることを確認 してください。 「セットアップ」画面を終了し、ブートメニューに戻りましたら、 ブートセクターを更新するために、複写するWindows (Windows 98)を一度起動してください ▼ その後、パーティションマネージャで、パーティションがなにもない 部分( 「*** 空き」 )をつくり、パーティションを複写してください ※パーティション複写方法は、67ページをご覧ください。 ※複写先のパーティションは、必ず「基本パーティション」チェックボックスにチェ ックをいれて作成してください。 ※複写が終了しブートメニューに戻ると、ブートメニューにはもう1つWindowsが登 録されます。 214
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