2016年度研修日誌(pdf)

大阪大学外国語学部中国語専攻
2016 年
台湾研修日誌
2016/9/19~2016/9/29
台湾研修参加者一同
2016/10/15
9 月 20 日(火)~台湾大学国際華語研究所・原住民族電視台訪問~
《台湾大学国際華語研究所 一日目》
台湾研修の一日目は、台湾大学国際華語研究所での語学
の授業で始まりました。この日の授業の題材は大学生のア
ルバイト事情です。台湾の大学生に人気のアルバイトを紹
介する文章を読みながら、日本と台湾の大学生のアルバイ
ト事情の違いを学びました。中国語を学び始めたばかりの
1 年生にも理解できるように、先生の指示や説明を上級生
が通訳しながら授業を進めました。授業の後は、台湾大学
国際華語研究所の紹介と留学プログラムの説明を受けま
した。1,2 年生にとっては、留学を考えるうえで多くの情
報を得ることのできる貴重な機会となりました。
《原住民族電視台》
午後からは原住民族電視台を訪問しました。原住民
族電視台は、原住民族文化事業基金会が運営するテレ
ビ局です。このテレビ局では、原住民族語のニュース
や天気予報、教育番組、教養番組が制作され、放送さ
れています。今回の見学では、はじめに職員の方の案
内のもとスタジオを見学し、番組が制作される過程を
学びました。原住民族電視台では、様々な原住民族語
の番組を制作するため、番組ごとに異なる背景を合成
できるバーチャルスタジオを採用しているそうです。
私達も、画面を通して合成された天気図を確認し
ながら、天気予報の模擬体験をさせていただきま
した。その後、職員の方から原住民族文化事業基
金会の活動について説明を受けました。原住民族
文化事業基金会では、原住民族向けのテレビ放送
だけでなく、インターネットを通したコンテンツ
を配信や、基金会が主催する原住民族現代芸術の
芸術祭などを通して、台湾原住民族文化を世に広
める取り組みを行っているそうです。中国語を専
攻していても、あまり接する機会のない台湾の原
住民族の文化について学ぶ貴重な経験になりまし
た。
9 月 21 日(水)~台湾大学国際華語研究所・東呉大学との交流会~
≪台湾大学国際華語研究所 二日目≫
前日に続き、国際華語研究所での授業を受けました。
この日の授業の題材は「優先席が空いている場合に座る
ことの是非について」というものでした。台湾では優先
席のことを、中華思想の言葉である「博愛」を用いて「博
愛席」と呼ぶことなどを例に、台湾人が優先席をどのよ
うに捉えているかについて学びました。また、優先席は
空けておくべきなのか、譲るべき人をどのように判断す
るのか、というような日本でも見られる問題が台湾にも
存在していることも知りました。日本の優先席をとりま
く状況を中国語で紹介したり、自分の考えを発表したりし
ながら議論を深めることができました。
≪東呉大学との交流≫
午後からは、東呉大学の外双渓キャンパス
を訪問しました。このキャンパスは自然豊か
な環境に恵まれた場所にあり、日本語専攻が
あるビルの上階から見た景色はとても綺麗
でした。外語学院日本語専攻との交流会では、
はじめに大阪大学と東呉大学との交流で毎
年お世話になっている長田先生から東呉大
学の説明を受けました。
この交流会中のルールとして、教室では全員日本語を話
し教室を出た後の交流では全員中国語を話すというもの
が設けられ、皆このルールに従ってこの交流会に参加しま
した。日本語専攻の学生は 20 人程が参加してくれていて、
自由におしゃべりを楽しんだ後、グループごとに寸劇に挑
戦することになりました。内容は、「上手なアルバイトの
辞め方」「告白の断り方」「レポート提出が遅れた時の弁
解」「デートに遅れた時の言い訳」というユニークなテー
マに沿った日本版と台湾版の二つの寸劇を演じるという
ものでした。20 分の準備時間の後、日台の学生で協力し
ながら仕上げた寸劇を披露し合いました。どの班も面白い
ものばかりで、日台の違いなどを学びながらとても盛り上
がりました。
交流会の後半は、場所を大学近くの士林夜市に移し、グ
ループに分かれて夜市を散策しました。それぞれのグルー
プで夜市の屋台やゲームを楽しんだ後、士林夜市の中にあ
るレストランに集合し、食事会が開かれました。台湾人の
学生達と色々な話をして交流を楽しむことができました。
今回の交流会を通して、日本語がとても上手な東呉大学の
学生から、私たちももっと中国語を頑張ろうという刺激を
受けることができ、またお互いの国のについて学び合える
友人を作ることができました。
9 月 22 日(木)~企業訪問 微熱山丘・政治大学~
《微熱山丘》
午前中はパイナップルケーキの専門店 微熱山
丘(Sunny Hills)を訪問しました。微熱山丘は今
年で創業 8 年目の比較的新しい企業です。パイナ
ップルケーキ市場では新規参入組ですが、海外で
はシンガポール、上海、香港、東京(南青山)に
出店するなど、パイナップルケーキの高級ブラン
ドとして人気を集めています。
今回訪問した本店は、台北松山空港から徒歩 10 分
ほどの場所にあり、一見おしゃれなカフェのように
も見える落ちついた雰囲気のお店です。お茶とパイ
ナップルケーキをいただきながら、創業者の許銘仁
さんに微熱山丘の企業理念とブランド戦略について
のお話を聞きました。許さんは私達の質問にも一つ
ひとつ丁寧に答えてくださり、新国立競技場の設計
者である隈研吾氏に店舗の設計を頼んだときのエピ
ソードや、広告を使わない口コミでの販促戦略の裏
話など、興味深いお話を聞くことができました。
《政治大学》
午後は国立政治大学に移動し、台湾史研究所に
て、台湾史研究についての講義を受けました。台
湾における台湾史研究が進んだのは、実はこの
30 年ほどのことで、それまでは政治的な理由か
ら研究の中心は北米や日本であったそうです。講
義では、史前から現代までの台湾史研究について
網羅的に解説していただきました。日本で学んだ
欧米式の技法を用いて台湾の風景を描いた陳澄
波という画家についての話は、陳澄波觀光畫家や
二二八文化館を訪れる前の予備知識として大変
勉強になりました。講義の後は大学院生の案内で
大学内を見学しました。日本文化とも大陸文化と
も異なる地主の墓などを見て、改めて台湾文化の
複雑さについて考えさせられました。
政治大学での講義を終えると、台北から台
中への移動です。台湾には在来線である台湾
鉄道(通称:台鉄)と、高速鉄道(新幹線)
があり、この日は台湾鉄道の特急「自強号」
に乗って台中市に向かいました。夕飯は、電
車の中で台湾鉄道の名物「台鉄弁当」をいた
だきました。
台中市に到着し、ホテルのチェックインを済ませ
ると自由時間です。希望者を募って、昨年の台湾研
修でも好評だったという宮原眼科に行きました。宮
原眼科は日本統治時代に実際に眼科として使われ
ていた建物で、今は商業施設になっています。包装
がおしゃれなお土産を買ったり、様々な味を試食し
ながら選べるアイスを食べたりと、楽しいひと時を
過ごしました。
9 月 23 日(金)~台中一中訪問~
《台中一中訪問》
台中市にある「台中一中」こと国立台中第一高級中学は
日本統治時代の日本政府による同化主義教育に危機感を
覚えた林烈堂、林熊徴、林献堂、蔡蓮舫らが「吾台人初無
中学、有則自本校始(台湾人の中学を始める)」をスロー
ガンに掲げ、1915 年に台湾初の台湾人のための学校とし
て開いた高級中学(高校)です。
台中一中では班に別れて授業を参観しました。現在も各
界の著名人を排出し続けている台湾を代表する進学校と
いうだけあって、質の高い授業が行われていると感じまし
た。生徒の授業態度も素晴らしかったです。
授業参観が終わると、校史館(学校の歴史
館)に移動しました。校史館は日本統治時代
に建てられた台中一中に現存する唯一の建
物です。館内には教育勅語を収めていた金庫
や天皇の写真が収められていた場所がその
まま残っており、台湾における日本の統治の
一部を垣間見ることができました。
校史館の見学を終えると、台中一中の高校生による案
内で校内を見学しました。日本統治期の学生寮の日本人
寮監と学生とのトラブルが大規模な授業ボイコットに発
展した話や、戦前に建てられた石碑の昭和 7 年という元
号が、戦後に国民党の方針で民国二十一年に書き換えら
れたことなど、校内の至る所に日本統治時代にまつわる
様々なエピソードが残されていました。日本統治時代の
堅牢な建築物が評価され、校史館として大切に保存され
ている一方、日本統治時代の日本人の台湾人に対する不
平等な扱いまつわるエピソード等もまた大切に受け継が
れており、台中一中の見学を通して、台湾の人々の日本
統治時代に対する見方が単純な善悪の二項対立で捉えら
れるものではないことを再認識させられました。
~台中市内観光~
《台中公園》
台中公園は台中市のシンボル的存在で、台中市
の天気予報では必ずこの公園の景色の映像が使わ
れるそうです。台中の夏の日差しと暑さに負けて、
近づいて見ることは断念しましたが、湖に浮かぶ
ように見える建物は日本統治時代に建てられたも
のだそうです。台中一中で日本統治時代の建物が
大切に保存されていたのと同様に、台中市民の憩
いの場である公園でも、歴史的建造物が大切に保
存されていることを実感しました。
《台中市政府庁舎》
台中市政府庁舎を見学しました。ここは日本
統治時代に台中州庁として建てられた建物で、
今でも台中市政府庁舎として使われています。
白い壁が特徴的な洋風の建築は日本統治時代の
趣を感じさせます。業務中のため静かにするこ
とが条件ですが、庁舎の中も見学することがで
きます。芝生がよく手入れされた中庭で日本統
治時代の建築を鑑賞しながら静寂に包まれた一
時を過ごしました。
《春水堂》
台中市政府庁舎を見学し終えると、台中市で生
まれた台湾名物 珍珠奶茶(タピオカミルクティー)
発祥の店である春水堂に向かいました。店の入り
口には世界珍珠奶茶発祥の地と書かれています。
日本統治時代の古蹟が多く残されている台中市で
すが、春水堂では、新しい台湾文化の発信地とし
ての一面を見ることができました。
《国立台湾美術館》
国立台湾美術館では、抽象画や、コンピュー
ターグラフィックスを用いた現代アートなど、
台湾の現代芸術を鑑賞しました。台中市内観光
では、台湾の過去から現在までの様々な側面を
見ることができ、学びの多い一日となりました。
9 月 24 日(土)~鹿港見学・逢甲夜市~
研修6日目は、彰化県にある鹿港を訪れました。鹿港は昔、中国福建と交易する港町として栄え、中
国泉州からの移民が多く居住していた地域です。独特な建築様式や街の構造からも、その影響を感じる
ことができます。鹿港見学を通して、事前研修で学んだ台湾の「移民史」への理解を深めることができ
ました。
《天后宫》
鹿港に到着すると、まずは天后宫を参拝しました。
天后宫とは、媽祖が祀られている廟のことです。鹿
港の天后宫には、福建省から迎えられた台湾最古の
媽祖像が祀られています。本廟の中に入り天井を見
上げると、とても細かく色彩豊かな装飾が施されて
おり、その精巧さに感動しました。私達は、係員の
方に教えてもらいながら、現地の人たちに倣って参
拝し、おみくじを引きました。台湾のおみくじは日
本とは違って、実際に籤を引く前にいくつかの手順
を踏まなければならないことを知り、とても興味深
く思いました。
《九曲巷散策》
天后宫を参拝した後は、班ごとに九曲巷を散策
しました。港町である鹿港は、川に沿って村が開
発されたため、曲がりくねった道が多くみられま
す。壁や道が赤レンガで作られており、まるでタ
イムスリップをしたかのような不思議な感覚で街
を歩きました。
《龍山寺》
その後、龍山寺を訪れました。鹿港の龍山寺は、
台湾の一級古蹟に指定されています。日本の寺の様
子とはまた違った、優美で独特な建築様式をじっく
り眺め、台湾の宗教文化の奥深さを感じました。
《摸乳巷》
鹿港の野菜畑の一画に、摸乳巷と呼ばれる幅 70cm ほどしかない狭い路地が
ありました。摸乳巷という名前は、この狭い路地でもし女性とすれ違ったら
胸に触れてしまう、という発想からつけられたそうです。歴史を感じるレン
ガ造りの壁が特徴的なこの狭い路地を実際に通ると、その名前の由来の面白
さを実感することができました。
《鹿港民俗文物館》
鹿港民俗文物館は台湾の名門である辜氏の住居であ
った場所をそのまま活用した博物館です。1973 年に辜家
が社会還元として寄贈した土地、建物、家財道具、所蔵
品を鑑賞することができます。文物館は、閩南式の古風
館と、ルネサンス後期バロック風の洋館から成り、館内
の所蔵品は 6000 点に及びます。鹿港の昔の町並みを再
現したジオラマや、当時の写真、家財道具を鑑賞しなが
ら鹿港の歴史を学びました。
《東海大学》
東海大学は 1955 年に、台湾で最初に設立
された私立大学でミッション系の大学です。
芸術性の高い建築物として有名な礼拝堂(路
思義教堂)を見学しました。また、農学部で
とれる牛乳を使った乳製品も有名で、学内の
売店で売られているアイスやチーズケーキ、
チーズなど様々な美味しい乳製品を味わい
ました。
《逢甲夜市》
夜は台中最大の夜市である逢甲夜市を散策しました。
逢甲夜市は、台湾に数ある夜市のなかでも特に規模の大
きい夜市で、台北で散策した士林夜市や師大夜市とは比
べ物にならないほど多くの人で賑わっています。臭豆腐
や胡椒餅のような台湾グルメはもちろんのこと、世界各
国の屋台料理の店が立ち並び、多くの屋台で大行列がで
きていました。雑貨や衣料品なども売られており、買い
物を楽しめるのもこの夜市の魅力です。一時間半ほどの
短い滞在時間でしたが、まるで日本のお祭りのような熱
気に包まれた台湾の夜市文化と屋台グルメを堪能する
ことができました。
9 月 25 日(日)~阿里山へ移動~
この日は台中市内から阿里山のホテルまでバスに乗って 2 時間半ほど、約 150kmの長距離移動です。
阿里山までの道中、天長地久、奮起湖を観光しました。
《天長地久》
觸口にある天長橋と地久橋は、日本統治時代の
昭和 12 年(1937 年)に建設された二つの橋です。
天長節(天皇の誕生日)と地久節(皇后の誕生日)
を記念してこの名が付けられたそうです。私たち
は二つの橋のうちの地久橋を渡り、集合写真を撮
りました。近くのお寺では爆竹が鳴り響き台湾ら
しい風景を見ることができました。
《奮起湖》
奮起湖は阿里山森林鉄路の途中駅です。駅周辺の
「老街」では阿里山の特産品が販売されています。
駅弁のお店も多数あり、私たちはそのうちの一つで
ある「奮起湖大飯店」で昼食を取りました。お弁当
の種類は 1 種類のみで、店内で食べる場合はレトロ
なアルミの弁当箱に入れられています。よく煮込ま
れた甘辛い味付けの豚肉と鶏肉がご飯と良く合うお
弁当を食べた後、しばらく老街を散策しました。
《阿里山国家森林遊楽区》
阿里山国家森林遊楽区内にあるホテルに到着す
ると、辺りは一面霧に覆われていました。翌日の
日の出が見えるのか若干の不安でしたが、しばら
くすると霧も晴れて、景色が見えるようになりま
した。夕飯までの間に、阿里山森林鉄路の神木線
に乗って樹齢 1000 年を超える神木を見に行きまし
た。散策コースには普段目にすることのできない
巨木が立ち並び、阿里山の自然の雄大さに圧倒さ
れました。
9 月 26 日(日)~御来光・嘉義市内観光~
《御来光》
この日のメインイベントは海抜 2451m の祝山か
ら見る御来光です。夜が明ける前に阿里山森林鉄路祝
山線に乗って日の出が有名なスポットに向かいまし
た。この日は運良く晴れており、山の間から昇る朝日
と眼下に広がる雲海を見ることができました。
《嘉義市立野球場》
阿里山を離れて、まず向かったのは嘉義市立
野球場です。球場は嘉義市内中心部にあり、野
球が嘉義の人たちにどれだけ愛されているのか、
また、嘉義から広まり始めた台湾の野球の歴史
がどれほど長いのかを物語っていました。
《忠烈祠》
嘉義市立野球場から歩いて忠烈祠へ行きました。そ
の門構えは台湾の寺廟の佇まいと変わらないもので
したが、門を抜けると日本のお寺のような建築もあり
ました。日本が嘉義に及ぼした影響を目で見て、実際
に体で感じることができました。
《噴水鶏肉飯》
映画 KANO でもお馴染みの噴水の近くにある噴
水鶏肉飯というお店で昼食をとりました。ここ
は嘉義名物の鶏肉飯発祥の店です。鶏肉飯の醤
油の味と薄口の出汁が効いたスープが合わさり
とても美味しかったです。
《檜意森活村》
昼食の後、檜意森活村に行きました。映画
KANO の撮影に使われた檜意森活村は、日本様式
の建築物が立ち並び、とても風情のある場所で
した。撮影に使われていたセットは雑貨屋や、
喫茶店になっていました。撮影に使われたセッ
トが醸し出す日本時代の空気感はとても居心
地よく、お店の人と談笑したり、喫茶店でお茶
を飲んだりと、和やかな時間を過ごしました。
《陳澄波觀光畫家》
陳澄波觀光畫家では、二二八事件で犠牲になっ
た台湾人画家の陳澄波の絵画が道沿いに並べられ
ています。政治大学の講義で学んだ、日本ともゆ
かりのある陳澄波の絵画を鑑賞しました。
《二二八文化館》
陳澄波の絵画を鑑賞した後、二二八文化館を
訪れました。館長さんによる説明はすべて台湾
語で行われたため、林先生の通訳の助けを借り
ながら、二二八事件について学びました。館長
さんは、台湾でも長らく語ることの許されてい
なかった二二八事件の実態がどのようなもの
であったかを、とても詳しく説明してくださり、
戦後の台湾の歴史について理解を深めること
ができました。
《国立嘉義大学》
国立嘉義大学は映画 KANO の舞台である嘉義農
林学校を前身とする大学です。大学内には「天下
の嘉農」と書かれた大きなボールのモニュメント
がありました。かつて嘉義農林学校が甲子園に出
場したという歴史は、現在の嘉義大学にとっても
大切なものであるということを改めて感じました。
9 月 27 日(火)~研究発表会・小テスト・打ち上げ~
27 日、台風17号が台北に上陸。東呉大学の学生を迎え、台湾大学の教室で研究発表を行う予定でし
たが、予定を変更して大阪大学の学生と田上先生のみで、ホテルの一室で行われることとなりました。
《研究テーマ》
坂元捺生 ...........台湾地下鉄の飲食禁止ルール
見通将司 ............ なぜ台湾人は友好的なのか
古西香菜 .............. 日本と台湾の吉野家比較
柏木光太 ...........台湾の食品安全管理について
岸本直子 .........台湾と大陸の標準語の語句比較
小田原知生 ............ 台湾のコンビニについて
石津早穂 ...........パイナップルケーキについて
輿水凛 .................... 台湾の宗教について
宮田優香 .................. 台湾の交通規則
浦野晴菜 ................ 台湾原住民の絵本
清洲まどか .......... 台湾の化粧品について
細野周平 ...... 台湾で売られる日本の化粧品
小川史恵 ............ 台湾原住民族について
山下圭祐 .................... 台湾人の名前
中山芽英 ............ 台湾と沖縄諸島の文化
田辺恵子 ............ 台湾の本屋で見る日本
内藤真也 ............ 台湾高速鉄道について
当初予定されていた形での研究発表会ではありませんでしたが、ホテルの一室にすし詰めになりなが
らも、互いの発表を熱心に聞き、台湾研修での学びを共有しました。学生同士で質問も多く飛び交い、
有意義な時間になりました。
研究発表後は、今回の研修で学んだ内容の小テス
トが行われました。班対抗で早押しクイズ形式で正
解数を競い合います。小テストは大盛り上がりで、
台湾研修全体で起こったこと、学んだことを全員で
確かめ合い、思い出を共有する楽しい時間になりま
した。クイズ大会は二班が優勝、先生から素敵な景
品がプレゼントされました。
台風の影響で、外出することが出来ず、当初予定
していた打ち上げも中止になり、ホテルのビュッフ
ェで打ち上げをしました。
9 月 28 日(水)~自由行動~
研修の最終日は自由行動です。台風の影響で多くの施設が休業しており、予定を変更せ
ざるをえなくなった部分は多々ありましたが、それぞれ行きたい場所に行って自由行動を
満喫しました。
9 月 29 日(木)~帰国~