2009 年 6 月 19 日 KRIMSON 報告書 経営学部経営学科 IT ビジネスコース 学籍番号 08-1-016-0080 井上 侑紀 テーマ:ネットゲームの現状と展望 ~無料制と有料制の様々な違いとは?~ 1. 調査の目的 本稿は、ネットゲームの現状と展望において調査した上で、ネットゲーム普及が日常化 になったこの次世代で、無料制と有料制の様々な違いに重点をおき、模索する。 2. 調査の概要 ネットゲームにおける今現在の課題とすれば、①コンピューター上での通信回線の伝達 速度の遅延や断線、②不正プログラム(主にチートや BOT と呼ばれる)ユーザーの駆除、 ③無料制のネットゲームから低年齢層の参加者がマナーの悪さからネットゲーム自体のイ メージ低下、などが挙げられる。解決策とは①ユーザー側と運営側に分かれ、ユーザー側 では回線の ADSL 化や光通信化に向上させ、無線通信は避け、回線速度の安定化、運営側 では多人数対策としてサーバーの強化、増設が必要になってくる。②ではネットゲームセ キュリティの強化などが課題として挙げられている。最後に③では無料制を有料制に切り 替えることにより手軽には手をだせなくなるかわりに低年齢層の参加が無くなることがわ かる。だが、これは解決できたと言えるのであろうか?よって新しいシステム、サービス、 収益性、年齢層の問題を重点的に考える。 3. 調査の方法 まずはネットゲームに関連するキーワードをもとに検索エンジンまず、 「Google」におい て検索を実施し、サイトの概要閲覧を行い、役立つサイトを抽出した。 次に、役立つサイトにおいて記事および資料の概要閲覧を行い、現状と展望の資料につい て、事実、課題、対策および効果の整理を行った。一通り検索を終えたところで無料制と 有料制の様々な違いを調べ、課題、対策、効果の整理を試みた。 4. 調査の計画 6/1 情報源の抽出 6/5 **** 記事の整理 **** 6/15 6/18 **** ************* 考察 5. 6/10 **** * **** ******** **** 調査の内容 -1 情報源の抽出(情報収集・検索) ネットゲームの現状と展望を調査するために、「ネットゲーム」 「オンラインゲーム」 「現状」「展望」「無料」 「有料」「有料制」「無料制」「儲ける仕組み」「年齢層」などのキー ワードをもとに検索し、検索エンジン「Google」において AND 検索を実施し、重要なサイ トに絞り込んだのち、サイト概要を閲覧し役立つサイトを添付資料1として抽出した。 -2 記事の整理(情報分析) 役立つサイトにおいて記事および、資料などの閲覧をし、ネットゲームに関わる情 報、無料制と有料制に様々な違いについて、テーマに沿っている記事については添付資料 2で整理を行った。 記事が多いため優先順位をつけて「課題-対策-効果」を整理し、図表化すると下の様 になった。 ~~~~~課題~~~~~~~~~~~~~対策~~~~~~~~~~~~効果~~~~ 通信回線の伝達速度の サーバー強化 イメージ UP、クライア 遅延や断線 プログラム強化 ントの増加 不正プログラム ユーザーの駆除 無料ネットゲーム自体 のイメージ低下 回線速度の安定性 無料制に対するイメー ジの向上 有料アイテムを減らし ゲームバランスを保つ 年齢層が高くなりプレ イしやすくなる ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以上の整理をふまえて、コンピューター上での通信回線の伝達速度の遅延や断線、不正 プログラム(主にチートや BOT と呼ばれる)ユーザーの駆除、無料制のネットゲームから 低年齢層の参加者がマナーの悪さからネットゲーム自体のイメージ低下を主に課題として 考察した。これらにおける対策は回線速度の安定化、無料制を有料制に切り替えること。 手軽には手をだせなくなるかわりに低年齢層の参加が無くなることがわかる。無料制と有 料制ネットゲームにおいてさまざまな違いが発見できたので考察に続く。 -3 考察(情報立案) 本稿では、無料制ネットゲーム人気が出て低年齢層にうけているということがわか る。それはなぜなのか?そこに重点を置き、有料制と無料制の違い、サービス、儲け方に ついて整理し、表作成法につき対策立案を作成した。(添付資料 3) これらにおける具体的対策について、効果、緊急性、実用性について多く欠けてる部分が あり、これらはまだまだ改善が必要であり今後調査を繰り返す必要がある。 ① 回線強化、セキュリティ強化、サーバ ー自体の性能性を上げる ② 無料ネットゲームイメージの向上 主体:ネットゲーム会社、広告宣伝会社、 主体:ネットゲーム会社、ネットゲーム 放送局、大企業 セキュリティ会社、サーバーの用 時期:来年から5年後 意 場所:国内 時期:随時更新が必要 方法:広告宣伝を一般メディアで行い、 場所:国内 大企業との連携、マナー違反がな 方法:新しいプログラムの開発や新機能 いように対策を取る の導入、全体的なメモリの軽量化 効果:ネットゲームのイメージ UP につ 効果:ネットゲームにおいて大きな進歩 ながり携帯ゲーム、家庭用ゲーム が望まれる と同じくらい親しまれていく このようにさまざまな対策を取ることによりネットゲームについて大きなイメージアッ プをはかれるがこれには前提条件が必要になり、今や一般家庭にも普及しつつあるネット環 境自体が問題となってくる。光通信と ADSL では大きくネットゲームの処理能力が変わる ことから全体としては普及率が上がるほど実現力に信憑性が増してくるのかと思われる。 記述した内容からみると強化関係はコストが必要になってくるものもあり、広告宣伝につい てはある程度名声というものが必要になってくるので今後対策を取ることが必要になった。 添付資料1:役立つサイト ① MMO 考察板 出所名:MMO 総合研究所 URL:http://www.mmoinfo.net/bbs/cbbs.cgi?mode=al2&namber=5187&no=2 概要: ネットゲーム参加者のリアルタイムの声が聞けるサイト。 ② アイティメディア株式会社 ITmedia 出所名:遅延はゲーム会社だけでは解決できない――“ネットゲーム”会社の悩み URL: http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0408/30/news052.html 概要: ネットゲームの遅延や断線は会社だけではダメという、利用者にも何かしらし てもらわないと向上は見込めない。 ③ 最新のオンラインゲームの現状とは!?「OGC 2009」開催 出所名:LOGIN Web Magazine URL: http://lwm.jp/special/archives/001292.html 概要: 最新のネットゲームの現状。最新のネットゲームは 4.5 等身のキャラクターを 使うなど大人のシェアと拡大するには?と書かれている ④ KOGIA、「2009 世界ゲーム市場展望セミナー」を開催 今年のトレンドは再びオンライン FPS か!? モバイルゲーム市場にも異変あり 出所名:GAME Watch URL: http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090212/korea_49.htm 概要: 韓国の新しいネットゲームに新風が巻き込んでいる。使用メディアが変わるな どさまざまな変化が見込まれている。 ⑤ 定額課金制のネットゲームvs無料ネットゲームのこと・・・ 出所名:So-net blog URL: http://kuro9.blog.so-net.ne.jp/2007-11-15 概要: 無料制ネットゲームと有料制のネットゲームの違いや意見が書かれている。 ⑥ オンラインゲームへの意識に“世代差” 出所名:アイティメディア株式会社 ITmedia URL:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/22/news040.html 概要: ネットゲームの年齢層について 10 代、20 代といった世代により意見が違う ことがわかるように書かれている。 ⑦ ネットゲームにはまる子供たちと、どう向き合うか 出所名:日経ビジネス ONLINE URL: http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20090522/195535/ 概要: ネットゲームの有料制と無料制についてわかりやすく書かれている ⑧ オンラインゲームの収益モデルの比較 - うさだ Blog 出所名:うさだ blog URL: http://lovelove.rabi-en-rose.net/blog.php?n=382 概要: ネットゲームの収益性つまり儲け方が詳しくかかれていてわかりやすいサイト 課金システムについて詳しい。 ⑨ オンラインゲームあなたは有料派?無料派? ちなみにわたしは有料派です。Yahoo! 知恵袋 出所名:YAHOO!japan 知恵袋 URL:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1315164878?fr=rcm d_chie_detail 概要: YAHOO!知恵袋の身近なユーザーの声が聞けていいです。 ⑩ 無料で遊べる仕組み其の 1(βテスト) 出所名:やっぱ無料ゲームしよっ URL: http://gamesiyo.com/play/play2.html 概要: 無料ネットゲームはなぜ遊べるのか?収益性について詳しく書かれている。 添付資料 2:記事の整理 (Ⅰ)オンラインゲーム 出所名:Wikipedia URL: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3 %83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0 コンピュータネットワークを介して専用のサーバーや他のユーザーのクライアントマ シン(パソコン、ゲーム機など)と接続し、オンラインで同時に同じゲーム進行を共有 することができる遊びを指す。そこでチートと呼ばれる不正行為の問題があり、ゲーム 提供側とチート行為者でのイタチごっこがいまだにつづけられている。これは永遠のゲ ーム会社の課題とも言われる。 (Ⅱ)オンラインゲームの収益モデルの比較 - うさだ Blog 出所名:うさだ blog URL: http://lovelove.rabi-en-rose.net/blog.php?n=382 概要: ネットゲームの収益性つまり儲け方が詳しくかかれていてわかりやすいサイト 課金システムについて詳しくかかれていて記事にはなっていないが有料制と無 料制の成り立つ理由がわかる。 (Ⅲ)無料で遊べる仕組み其の 1(βテスト) 出所名:やっぱ無料ゲームしよっ URL:http://gamesiyo.com/play/play2.html 概要:無料ゲームの年齢層さらに無料ゲームはなぜこんなにも人気がでているのか? なぜこんなに収益が上がっているのか?サイトにせまる。 添付資料 3:有料制と無料制の違い、サービス、儲け方について整理し、表作成法につき対 策立案を作成 無料ネットゲーム 有料制(課金制)ネットゲーム 利点 ・無料で手軽にはじめることができる ・月額課金制で毎月決まった額しか出費し ・飽きれば違うのに移りやすい ないので比較的安価 ・自分の分身(アバター)と言われるもの ・無料制とは違って年齢層が比較的高いの が自分のキャラクターになり個性あふれる でマナーとかは心配ない アバターが作れる ・幅広い年齢層と触れ合える ・時間を有効に使うことができる 欠点 ・アバターにお金がかかりすぎる。 ・1か月といった決まった期間お金を入れ ・サーバーが重くてまともに遊べない てしまっているので中毒性になってしまう ・ゲーム中のバグがある ・無料ゲームとは違って時間をかけないと ・レベルが上がるのが遅い 遊べないゲームが比較的多い ・不正をしているユーザーがいる ・何をするにしてもお金が必要になる 収益方法・サービス ・若い世代に受けるように可愛い、かっこ ・月額課金に追加拡張として落とし切り(1 いいアバターの服装などとお金で売ってい 回きりでの買い物)の機能の充実さを求め たりすることが多い。 るケースがある。 ・経験値増加アイテムがお金で買わないと ・月額課金のみで上げているのもある。 手に入らない場合が多い。 ・月額課金+パッケージ(付属商品として月 ・期間限定アイテムとして売っている場合 額課金がついている)で売りだし商品と同 がある。 時に売ることもある。
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